【CPネタ・閲覧注意】アルベル×クエムを語るスレ

1二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:49:03

アルベルには恋愛感情がなさそう？
どちらにしろ離別end？
うるせェ！！　ベルクエを推すんじゃい！！

というわけでアルベル×クエムを語るスレです
捏造でも学パロでもなんでも構いません。ぜひ語ってください、お願いします

2二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:51:44

このふたり、一緒にダンスするのが凄く映えそうなデザインだといつも思う

3二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:55:15

【遊戯王SS】教導の護竜アルベル｜あにまん掲示板VBEX3でトドメを刺されたアルベル×クエム勢ですクエムが生きていた時代、深淵大陸にアルベルがいたら……という感じですかなりオリ設定、妄想、駄文注意ですbbs.animanch.com

教導の護竜アルベル　小さな木立の奥、大きく枝を伸ばした樹木の上、僕は牙を忌々しげに鳴らす。
「本当に、馬鹿馬鹿しい」

　竜王の血筋であるこの僕が、人間共の言いなりになるなどと。
　矮小なニンゲンと共生しなければならないなどと。
　それもこれも、こんな烏合の衆を守る『契約』を結んでしまったのが原因だ。

「――ここにいたのね、アルベル」
「……また来たのか、ニンゲン」

クエムと呼ばれる、一人のニンゲンのせいで。

『――竜王よ、この地を統べる赫の竜よ』
『……矮小なヒト如きが、我と対等に話せるとでも？』
『契約を。その万物の頂たるその爪と牙を、どうか我らの盾としてお使いください』
『ならば、貴様らは我に何を捧げれる？　生贄の数は百ですらとても足りぬぞ』
『いいえ。私達は、百の贄よりも価値のあるものを用意できます。いいえ、千の贄よりも、万の贄よりも遥かに素晴らしい対価を』
『……面白い。貴様を八つ裂きにして血で喉を潤す前に、それだけ聞き届けてやろう。言うといい』
『感謝いたします。それは』

「――安寧と平穏、か」
「ええ。どう？　とても素敵でしょう？」

　このニンゲンにうまく言いくるめられ、『契約』を結ばされてしまっ…telegra.ph

スレ主の過去スレと駄文も貼っておきます

4二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:56:26

>>2

舞踏会みたいに手を取り合って踊ってほしい

深淵アルベル君の方が少し身長高そうですき

5二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:59:40

TelegraphTelegra.ph is a minimalist publishing tool that allows you to create richly formatted posts and push them to the Web in just a click. Telegraph posts also get beautiful Instant View pages on Telegram.telegra.ph

えっちなのはこちらにお書きください

6二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 20:04:04

赫けし聖なる継承　掲げた剣を下ろす。空を見上げれば、もうマクシムスの異形は跡形もなく崩れ、雲ひとつない蒼穹が広がっていた。
「……エクレシア」

　美しき純白の竜の姿が、ゆっくりと光の粒子となって青空に解けてゆく。
　白髪の少年と、その手を握る金髪の少女が手を握り、ゆっくりと地面に降り立った。

「よかった……無事で」

　駆け寄ろうと足を踏み出すも、すぐに立ち止まってしまう。
　無理矢理押さえ込んでいたデスピアの力、六百を超える絶望がこの身を蝕み、黒く染め上げんと這い上がる。

「ぐうっ……が、あっ……」

　全身が罅割れ、亀裂が走るようだ。眠っていた聖女たちの魂が目覚め始め、纏っていた鎧も怪物のように変貌してゆく。
　視界が暗くなる。意識が、遠のいて――

「……ありがとう、フルルドリス」

　そっと、優しく包み込むように、首に手が回された。
　その女が誰かはわからなかった。だが、全てを慈しむようなその声は、自然と私を安心させた。

「この世界を護ってくれて……皆を、助けてくれて」
「あなたは……」

　体に走る激痛は、いつのまにか消え失せていた。それぞれの魂が、まるであるべき場所に戻ったかのように。

「ごめんなさ…telegra.ph

鉄と芸術の都　クエムを背に乗せ、僕は両翼で空を舞う。ケガが治った快気祝いに、彼女は鉄と芸術の都ゴルゴヌーザとやらへ行ってみたいと言い出したのだ。
「アルベル！　見えてきたわよ！」
「グルッ……」

　近くの街へ観光に行きたいなどと、そんな理由で竜を駆るのはこの人間くらいだろう。不満にぎりりと牙を鳴らすも、クエムは気に留めた様子もない。
　そうこうしている間にばさりと、街の門の横に降り立った。竜が来たというのに、街は騒ぐ様子もないのが少々癪ではあるが。

竜化を解くやいなや、クエムは僕の手を掴んで走り出す。

「わあ……」

きらきらと眼を輝かせながら、石と鉄造りの建造物で構成された街へとクエムは駆け出した。

「アルベル！　あれはなにかしら！」
「僕が知るわけないだろ」
「アルベル！　美味しそうなあれはなに！」
「だから僕は知らないって」
「アルベル！　あのおっきいのは！」
「知るか！！」

　ドラグマの集落とは比べ物にならないほどの大きさの建物が建ち並び、人々は機能性に優れてそうな衣服を身に纏っている。木と石造りの家に住まい、簡素な布を編んだだけのドラグマとは何もかもが桁違いだ。

「本当に、素敵なところね。連れ…telegra.ph

初代聖女と護竜「綺麗な景色ね……こんな場所があったなんて知らなかったわ。ありがとう、アルベル」
　人間の力では到底登りきれないような巨大樹の上、クエムは傾きかけた日の差し込む景色をじっと眺めていた。その横顔と瞳に映る景色を、僕はじっと見つめる。

「な、何かしらアルベル。そんなにじっと見つめて」
「いや……気になっただけだ」

　最近になって、僕は自分で自分のことがわからない。とても数えきれない程の時を過ごしてきたというのに、クエムと出会ってたった一年足らずで、僕の停滞した日々は粉々に打ち砕かれた。まるで自分が内側から作り変えられたようだ。

「……ねえ、ちょっと昔話でもしないかしら？　私達、もっとお互いのことを知るべきよ」
「そんなこと知って、いったい何になるんだ？」
「何かになるわけじゃないのだけれど……相手のことを知れたら、ちょっと嬉しくならない？　私はなるわよ、とっても」
「そういうものなのか……？」
「そういうものよ」

　うまく理解はできないが、一応の納得の意思を示して頷く。

「じゃあ、言い出しっぺの私から話すわね。ゴルゴヌーザが故郷なことは、前に話したわよね……」

　遠くを見るような目になったクエムは…telegra.ph

誰を探しているのか　栄華を築いた白亜の町は見る影もなく、その中心部には烙印の劇城が浮かぶ。
　その中心部、白いドレスを纏った少女は歩み、亡者の群れは舞踏を踏む。

「……クエム……なのか？」

　その魂を絶望に染め上げられ、惨劇の演者の一部とされた少女の骸が杖を握り、幾百もの同類を引き連れている異様な光景。まるで荒唐無稽な絵画のようだが、紛れもない現実だ。

「………………」

　昏き『ホール』の意匠が施された純白のドレスに、色素が抜け落ちたかのような白髪と、無感情な瞳。
　凶導の白聖骸、マクシムスが迎えた最後の聖女にして犠牲者。
　主人を失ったその肉体は、かつての聖女の依代となった。

　かつての、聖女の。

「……君は……誰なんだ？」
「……ぁ、ぅ」

　骸は、意思もないかのようにただ呟くのみ。
　その瞳は細められ、デスピアンの群勢を無感動に睥睨するだけ。
――遠い日の、あの少女の面影は、ただの幻だったようだ。

「……そうか。つまらない希望を抱いたものだな」

　ペルソナの翼を広げ、ホールを開く。ならば目的はただひとつ、竜の力を――

「……アルベル？」

　不意に、僕の名前が呼ばれた。そんなはずはない。この名を知るの…telegra.ph