- 1二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 15:54:16
ハルウララが結婚した
名前どおりのおだかやな春が訪れた日に
その式は行われた
俺とキングは帰りの道すがら感想を語りつくした
「まさかウララさんが結婚するだなんてね・・・私のベッドに毎晩のように潜り込んで来てたあの子が・・1人の男性の伴侶になるなんて・・想像もしなかったわ・・」
俺は時の流れをしみじみと感じ彼女に
あの頃はキングやスカイよりも幼かったウララが
君らより先に結婚するとは誰も思わなかったろうな・・
そう言うと
「ちょっと!それどう言う意味かしら!スカイさんはともかく私は昔から大人だったし・・・それに・・・・・・」
「私の結婚が遅れているのは誰のせいよ」
彼女はぼっそと最後にそう言ったが俺は聞こえないふりをした
「まあ・・なんにしても・・・ウララさんとても美しかったわね・・」
彼女はとても優しい顔をして少し涙ぐんだ
「あの頃を思い出すと・・なんだか少し寂しい気もするわ」
彼女は思い出に浸りながら
その表情はおめでとうと言いすぎるくらいに
祝福に満ちた顔だった
しばらく2人で静かに歩いていると
俺はふと例の件が気になり彼女に問いかけた
「え?・・あぁお母さまの件ね・・・断るつもりよ」
そう彼女は今は海外を拠点に仕事をする母親からある提案をされていた
結婚もしないなら、私の元である大きな仕事があるからその手伝いをしないか
というものだ - 2二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 15:55:27
「まあ・・あの人もようやく私の価値に気づいて助けを求めてきたみたいだから・・・一応は考えてみてはあげたけど・・・・・んもう!めでたい雰囲気だったのにそんな話思いださせないでちょうだい‼︎
昔の思い出に浸っていたのにっ‼︎」
過去は振り返らないが思い出は振り返るキングに怒られてしまったが
俺は何故か安堵した
「それより・・春だっていうのに少し冷えるわね・・・あっ思い出した・・・
おーーっほっほっほっ!久しぶりにこのキングに上着を貸す権利をあげるわ‼︎」
かなり前にもこんな事があった
あの頃より少し老けた俺から
大人になっても無邪気な所は変わらない彼女は上着を取り上げ
その後2人で駆け出していった
だがこんな2人のキングダムに
歪みが生じることを
俺はまだ知らなかった - 3二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 15:56:24
後日
俺は古い付き合いの後輩トレーナーの女性と話をしていた
内容は彼女が結婚する事になり
世話になった自分にスピーチや催しを是非やってくれというお願いだ
その会話をどこかで聞いていた他のトレーナーが勘違いをして何故か回り回ってキングの耳に入ってしまったらしい
俺がその後輩と結婚すると・・
彼女はムキなった
📱あなたから電話して来たってことは・・例の返事を聞かせてもらえるのかしら
「・・・・・受けてあげるわ・・その仕事」
📱・・・え?!あら・・・・そう・・・・彼と何かあったのかしら?
「何もないわ・・・・何も・・なかったのよ」
彼女は俺と連絡も取ってくれなくなった
もちろん会ってもくれない
しばらくして1通のメールが来た
お母さまの仕事を受ける事にしたので海外へ行きます
さよなら
と一言書いてあった
俺はなんとかしてキングに会おうと手を尽くした - 4二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 15:58:36
その頃
「スカイさん・・用って何かしら・・」
「おやぁ?・・キングにしては元気が無いみたいだけど・・何かありましたかなぁ」
「茶化さないでくださるかしら・・・もしかしてあなた・・もう知ってるの?」
「なんのことかなぁ・・私はただキングがトレーナーさんと喧嘩したって事くらいしか知らないよぉ?」
「はぁ・・・なるほど・・あなたに連絡を取り付けたのね・・あの人・・・・それに喧嘩じゃないわ・・」
「ねぇキングってさぁ・・昔からムキになると止まらない性格してるよねぇ〜」
「なっ‼︎・・何が言いたいのよっ‼︎」
「キングのトレーナーさんの結婚の話・・あれ勘違いらしいよ?後輩さんの式の事で相談されてただけみたいだけど・・」
「え⁉︎・・・・・・・・・・・嘘・・あなたのいつもの騙しじゃないでしょうね・・」
「にゃはっ流石にそんな嘘はつかないよ・・・」
「そんな・・・・私・・・なんて事を」
「ねぇキング・・・いつもならちゃんと本人に確認してたんじゃないの?そんな誤解すぐに解いてたと思うんだけど・・」
「・・・・それは・・」
「まぁわかるよぉ・・ウララのあんな幸せな花嫁姿見ちゃうとさ・・ちょっと焦るよね〜私たちはさ・・特に」
「・・・・・・・・・」
「早く仲直りしてくれば〜?2人ならまた直ぐにいつも通りに戻るでしょっ」
「もう・・・遅いのよ・・・・私の・・おバカ」
「これ以上意地張っても良い事ないよ〜」
「スカイさん・・ありがとう・・教えてくれて・・当分あなたとも会えないと思うけど・・・・あなたはちゃんと幸せにおなりなさい」
「・・・ちょっキング・・ほんとに海外行っちゃうの?・・・あっ‼︎ちょっと待ちなよ!」
キングは走って行ってしまった
「・・・・・・・キングのバカっ」 - 5二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 16:00:18
俺はスカイからキングと会う場所を聞きいてすぐさま走って向かっていた
すると何故か向こうからキングが走ってきた
キング‼︎っ
俺は思わず叫ぶ
「‼︎・・・・・・・・・」
キングは俺の顔を見るなり泣き出してしまった
「・・・・・・・本当に・・ごめんなさい・・」
いや謝るのは俺の方だ
いつまでも煮え切らない俺のせいで
キングはしなくてもいい誤解をしてしまったのだから
「勝手に勘違いして・・勝手にムキになって・・・今まで一緒に一流を目指して歩んで来たあなたを・・・疑った・・・とんだヘッポコよ私は・・」
誤解は解けたが彼女は責任を感じ
俺から離れてしまうのではないかと悟った
まだ俺たちはいくらでも一緒に一流になれる
俺は全く怒っていない事を彼女に伝える
「でも・・もう私・・・お母さまに・・・」
彼女は一度決めた事は最後まで責任を持ってやり通す性格だ
その一流の覚悟を何年も俺はこの目で見てきた - 6二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 16:02:35
「私が勝手に空回りしてこうなってしまったのよ・・責任はとるわ・・」
彼女が後に引けないのは分かっていた
ならば一流のパートナーである俺が愛する彼女にしてやれる事は・・
俺も一緒に行くよ!
俺の気持ちを彼女に伝えた
「!⁉︎・・・・・・あなたって人は・・ほんっとに・・・」
俺の決意は固かったが
彼女は
「ありがとう・・・でも・・ダメよ」
これは予想外だった
「あなたは一流のトレーナーでもあるのよ・・・あなたが私について来てしまったら・・学園にとって大きな損失なのよ・・・
あなたの覚悟を否定してるんじゃないの・・
嬉しいわよ・・・でもワガママを聞いてくれるなら・・禊として・・・
これは私1人に行かせてちょうだい・・」
俺にとって
これまでで1番キツいワガママかもしれなかった
彼女と離れるというのは本当にキツい
「それに・・・お母さまを手助けしたいって気持ちもないわけじゃなかったから・・あんな人でも力になってあげたいとも思うの」
彼女そういうところが昔から好きだ - 7二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 16:03:50
「もう一つワガママを言っていいかしら・・」
「私を・・待っててく」
彼女がそう言おうとした瞬間俺は間髪いれずに言った
君を待ち続ける権利をくれないか?
「‼︎・・・・・・・・お・・おーっほっほっほ‼︎仕方ないわね・・このキングを待つ権利をあげるわ‼︎・・・」
彼女は泣きながらいつもの勢いで言ってみせてくれた
「おーっほっほっほ‼︎じゃあ・・最後に・・私と抱擁を交わす権利をあげるわ‼︎」
両手を広げて彼女は言った。
恥ずかしさを隠しながらも明るく別れたいという彼女の気遣いのようにも思えた。
おれはゆっくりキングを抱き寄せようとした瞬間
キングのほうから勢いよく抱きつかれ
そのままキスされた
2人は夕日が沈む中 抱き合いながら回っていた
それはまるで輪舞のように - 8二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 16:06:18
- 9二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 16:06:35
どうでもいいけど画像のアス比が気になる
- 10二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 16:07:19
このレスは削除されています
- 11二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 16:09:38
今回は元歌の方がいいかもしれませんねぇ
Whitney Houston - I will always love you (Bodyguard Soundtrack)
いつものやつは再開を果たした時にとっておきましょう...
そう言いながら黄昏時に背を向けながら去っていった
栄華を極めた王国はこれからも歴史を刻んでいくだろう
悠久の時が経てども
王の帰還を待ちながら
- 12二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 16:11:25
セイウンスカイ編につづく
- 13二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 16:47:29
しゅきい…(デジ並感)
- 14二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 16:49:33
キングと一流トレーナーはもっと気軽に推していけ
- 15二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 17:27:18
年齢を重ねたトレーナーやウマ娘も良いものだ…
- 16二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 17:53:37
スカイ編はこのスレに
できれば今夜書きます‼︎
少々お待ちを - 17二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 19:15:04
- 18二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 19:16:46
キングヘイローが日本を離れ数年が経った
キングの元トレーナーは相変わらず
優秀なトレーニングでウマ娘達を導いてる
本当にあいつは昔から一流だ
そして俺はかつてトリックスターと共に
数々の大物を釣り上げた
そう
俺はセイウンスカイのトレーナー
その本質はどの立場にいようと変わらないのかもしれない
とある冬の夜
「おやおやっトレーナーさん!遅刻なんて珍しいですねぇ」
今日はセイウンスカイと夕食を共にする
彼女とはもう長い間、変わらずの関係が続いている
この日俺はトレセンでの仕事が少し長引いてしまい彼女との待ち合わせに遅れた - 19二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 19:18:04
「で?今日はどこに連れてってくれるんです〜?・・・えぇええ⁉︎静かな場所に行きたい⁉︎・・・トレーナーさん大胆ですなぁ」
違う違う
彼女が行きたがっていた熱帯魚の水槽に囲まれた静かな雰囲気のレストランバーに行く予定なのだ
こうやって揶揄われるのも毎度のことだ
だから俺はすぐに
ああ!君と2人っきりの静かな場所へ
といつものように切り返すと彼女はとっとっこ目的の店へ走ってしまった
「じゃあ今日は飲んじゃおっかなぁ・・・ここのお料理お酒に合いそうだし!トレーナーさんは何んにします?いつも通りとりあえずビールですか?」
しばらく2人で飲み食いし楽しく会話した
「ふわぁ〜やっぱりあまり飲み慣れてないから・・久しぶりに飲むとグッと来ますねぇ〜・・・・・今夜は悪いセイちゃんが現れるかもしれませんよぉ〜にゃっは」
彼女は普段あまり飲まない
いつも俺が飲むのを見て少し酔ったところを狙って揶揄ってくるのだが
おれもそこまで悪酔いはしないし
酒の力が加わって彼女への切り返しに磨きがかかるくらいがいつもの風景だ - 20二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 19:20:01
「今日はほろ酔いセイちゃんが相手ですよぉ?極悪ですよぉ?トレーナーさん油断してたら痛い目見ますからねっ!」
そういう君も見てみたいなと言った
彼女は黙ってしまった
しばらくすると酔いが回り彼女は話だした
「それはそうと・・最近みんにゃどんどんどん結婚していきますなぁ・・・同期でもぉ私とキング以外はみんにゃゴールインにゃー」
スカイは酒が回りすぎると猫になるのか
歳を重ねても彼女は可愛いかった
「トレーナーさんわぁ・・・結婚とかしないんにゃにゃにゃにゃにゃんにゃにゃ・・・」
わざとかもしれないが後半何を言っているか分からなかった
にしてもこれは手痛い事を聞かれた
なぜなら俺はスカイに全くアタックしてこなかったわけじゃない
それなりにアプローチはして来たつもりだ
「まぁまぁまぁトレーにゃんもいい歳になってきたんだから・・・いい人が見つかると・・・・にゃにゃにゃ」
俺はこれはチャンスだと思い
いい人か・・例えば目の前の猫ちゃんとかかな
そう言った
「トレーナーさんや!そそそろそろ出ましょっか‼︎夜風に当たりたいですじゃ・・・あっっあっ今日は遅刻した人がお支払いですからにゃ〜」 - 21二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 19:21:14
逃げられた
酔っているからなのか照れなのか
顔が赤らんだ彼女の後を歩く
すると慣れない酒が効いたのか彼女は座り混んでしまう
「トレーナーにゃん・・・・・・・・・・おんぶ」
やられた・・酒の力は恐ろしい
俺は負けじと彼女の頭をわしゃわしゃしてからおんぶした
しばらく背中に乗せて歩くと彼女はなにやら鼻歌交じりに揺れていた
「トレーナーさんの背中ってあったかいですねぇ・・・・っ今日は星が綺麗ですねぇ・・・」
月も綺麗ですね
と返した
彼女は少し怯んだが切り返して来た
「っそれって・・・・・プロポーズですかぁ」
ああそうだ
俺はっきりと言ってしまった - 22二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 19:23:05
俺ははっきりと言ってしまった
するとスカイはバタバタと俺から離れ
「っ・・・・・・・・・・・・・トレーナーさんはっ‼︎お酒の勢いでプロポーズすすするんですかっ!そそそそれにっ!指輪もないし!・・・・・・・・・帰ります!ご馳走様でした!」
俺は彼女が本気で怒ったのではないのはすぐにわかった
照れ隠しもありキツい口調になったのだろう
しかしやはり指輪もなしにプロポーズはまずかったかもしれない
ともかく逃げられてしまったおれは
夜空を仰いだ
今日は一段と星がトリッキーに光っているように見えたのだった - 23二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 20:14:02
「はぁ〜・・・なんでいつも素直になれなかなぁ」
「あら・・・こんな夜にこんな所で女性1人で・・・・危険じゃないの」
「‼︎?・・・・・・・・キング⁈いつ帰ってきてたの⁈」
「さっきよ・・・それよりスカイさん・・あなたの結婚式の招待場を向こうで今か今かと待ってたんだけど・・・なかなか来ないから痺れを切らして帰って来ちゃったじゃない」
「・・・・・・・あっはは〜・・とかなんとか言って・・一流のトレーナーさんに会いにきたんでしょぉ〜」
「っ・・・・・んもうっ!はぐらかさないの!・・・・・・いやまあ向こうでの仕事が一応は綺麗に終わったから・・・それはそうなんだけども」
「おやおやぁ・・・キング・・素直になったんだねぇ・・・うらやましいよ・・」
「・・・・・何よ・・あなたもしかしてまだあのトレーナーと相変わらずのイタチごっこしてるのっ⁉︎」
「・・・にゃはは・・ほらあたし達はその方が性に合ってるしさ・・」 - 24二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 20:15:28
「んもうっ!おバカ‼︎・・・・どうしてあんなに近くにいるのにそんななのよ!・・・・あなたも私ももう昔みたいに若い娘ってわけにはいかないのよっ!」
「キングにはわからないよ・・・・・っんまあ!色々セイちゃんも怖いんですよ〜にゃはは」
「怖いと言えるようになっただけ・・少しはマシになったみたいね・・・たしかに私にあなたの気持ちを完全に理解できるとは思わないわ・・・でもあなた私が日本を離れる前に言ったじゃない・・・」
『まぁわかるよぉ・・ウララのあんな幸せな花嫁姿見ちゃうとさ・・ちょっと焦るよね〜私たちはさ・・特に』 - 25二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 20:16:29
「あれはあなたと私には完全じゃなくても少しは分かり合える乙女心があるんだと思ったんだけど?」
「・・・・・まあ・・否定はしないよ」
「・・・・じゃあ!そんなあなたにこのキングからアドバイスを受ける権利をあげる!」
「うわっでた‼︎」
「スカイさんあなたは現役時代逃げが得意だったかもしれない・・それもとんでもなくトリッキーな・・私もよく騙されたものよ・・・でもね・・・人生では一つだけいかなる時も騙しちゃいけないものがあるのよ・・!」
「騙しちゃいけないもの・・・」
「自分の心よっ‼︎」 - 26二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 20:17:59
「・・・・・・でもキングは・・自分を騙して海外に行っちゃったじゃん」
「ええだから後悔したわよ・・うんとね・・
この数年苦しんだわ・・・私も勉強したってことね・・」
「・・・・・・キング」
「だからあなたには後悔して欲しくないわ・・・あなたは強いんだから・・たまには逃げるのをやめて追い込みなさいな・・」
「・・・・・・・・ありがとう・・キング」
「お〜ほっほっほ‼︎あなたにそんな素直にお礼を言われるようになるなんて・・このキングも成長したものねっ!」
「うん!じゃあまたね〜」
「っちょっとぉ‼︎もう少し噛み締めたらどうなのっ‼︎」
「にゃははっ・・帰りながら噛み締めますよ〜だ!じゃあねっ」
「まったく・・・気をつけてお帰りなさいよーーーーーっ‼︎」
(本当にありがとうね・・・キング)
(頑張りなさいよ・・スカイさん) - 27二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 21:04:05
俺は次の日
スカイにしっかりとプロポーズするために
策を練っていた
準備はできた
彼女をメールで呼び出した
いつもの釣り場で待つ
と
数時間待っても来なかったが俺は夜通しでも待ち続けた
するともう明け方にもなろうという時にスカイは現れた
「あはは〜やっぱり・・・いつかみたいに待ってたんですね・・」
しばらく彼女と釣りをする事にした
彼女は一言も話さず釣りつづけた
しばらくそんな時間が続くと
俺の釣り竿にとんでもなく強い引きが来た
俺はその大物に負けそうになると
「トレーナーさんっ‼︎」
スカイが一緒に竿を引いてくれた - 28二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 21:04:55
なんと2人で大物を釣り上げてしまった
俺とスカイは喜び手を握った
これは思いがけない自然がくれたプレゼントだと思い俺はスカイに言った
結婚しよう 俺たちならこんなふうに支えあって楽しくやっていける
「‼︎・・・・トレーナーさん・・・」
俺は彼女の手を掴んで引き寄せ
彼女の指にあるものを通した
「へ・・・・猫ちゃんのマグカップ・・」
そのマグカップは2つ合わせると
2匹の猫の尾がハートを作り出す仕組みになっている
夫婦マグカップだ
もう一つを取り出して彼女のマグカップと合わせた
「にゃはは・・・・トレーナーさん考えましたねぇ・・・・・指輪じゃなくてまさかマグカップの取手を通すなんて・・まあ・・この猫ちゃん先輩夫婦に免じて・・・受けてあげますよっ・・プロポーズ」
スカイは瞳をうるわせ
俺のプロポーズを受けてくれた
「でもでも!っちゃ〜んとっ・・指輪も買ってもらいますからねっ」
昔と変わらぬ無邪気なトリックスターの笑顔は俺の心を釣り上げた
今日ばかりは青雲の空を仰いで俺は負けを認めた - 29二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 21:06:43
- 30二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 21:07:45
- 31二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 21:16:53
完
長くなってしまいましたが
セイウンスカイ編は終わりです
ですがもうちっとだけ続くんじゃ・・
ウマ娘ちゃんをハッピーエンドにするまでは終わりませんよぉっ!
キング完結編
明日には投稿します! - 32二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 21:29:28
一応過去作貼っときます‼︎
良かったら是非
俺とドーベルは結婚式に参列した|あにまん掲示板某日、メジロブライトの結婚式が海岸沿いの趣のある式場で行われた。関係者一同がブライトと新郎のこれからを祝い末永い幸せを願った後俺とドーベルは近くの砂浜を2人で散歩していた。「マックイーンもアルダンもラ…bbs.animanch.com俺とマルゼンスキーは結婚式に参列した|あにまん掲示板式が終わり彼女の車 タッちゃんに乗りドライブがてら送ってもらう事になった。「ルドルフったら・・すっごい可愛い顔してたわよね〜・・会長だった時には見れなかった彼女が沢山見れて素敵な結婚式だったわ!」彼女…bbs.animanch.com駿川たづなは結婚式に参列した|あにまん掲示板※今回は本編でも明かされていない事実を創作で描いてますので御了承ください「マルゼンスキーさん・・素敵なドレス姿でした・・・とても素晴らしい結婚式でしたね」「同意‼︎トレセン学園理事長として彼女の晴れ姿…bbs.animanch.com - 33二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 22:18:49
過去作含めいい…
- 34二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 23:27:27
しゅき
- 35二次元好きの匿名さん21/11/28(日) 01:31:13
セイちゃんとお酒飲みたい
- 36二次元好きの匿名さん21/11/28(日) 13:11:27
はやくも5作できてて草
- 37二次元好きの匿名さん21/11/28(日) 21:26:12
あげ