- 1二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 19:21:19
- 2二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 19:21:59
(注意)
・コラ多発
・スレッタに若干擦レッタな妹がいたらif
・基本的にオリ主人公主体アイリス視点でスレッタとグエルが話の主体
・CPネタにならない程度の恋愛(アイリス→グエル)あり
・イラストのリクエストがあれば可能な限り受け付けます(誰か送って…！(切実))
・スタート地点は4.5話くらいです
・原作同様、流血表現あり
・partをいくつか立てる予定
落ちたスレのくだりを修正がてら移していきます - 3二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 19:24:19
このレスは削除されています
- 4二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 19:25:27
すごい好きな設定
続けて - 5二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 19:31:27
「また姉妹ができるわよ、エリー…」
ガンダムを撫でながらエルノラは語る。
「きっと貴方を愛してくれるパートナーになるはずよ」母が小さい娘に語りかけるような声音。
だが、ガンダムに話しかける、その声が優しい語りなほど異質な空間を作り上げている。
「あら、こんなこともあるのね…まさか最後の子たちが“双子”だなんてね…」
新しい二つの命がそこにあった。
- 6二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 19:35:11
――――
17年後。
「今すぐ会いに行くよスレッタ…」
そう言って少女は自身のMS内で自身の姉である人の名前を呼ぶ。
(もう液晶パネル越しじゃないんだ…本物のスレッタに会える…！)
ﾋﾟｯ
そして最新のスレッタ・マーキュリーの活躍をとられた動画を開く。
『スレッタ・マーキュリー…俺と…結婚してくれ！』
「……は？」
姉が求婚されていることなど聞いていない“アイリス・マーキュリー”は「はあああぁぁあ！！？」と絶叫した。
「聞いてない聞いてない聞いてない！！」
- 7二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 19:39:18
―――
(あれ？スレッタ…？)
マルタンは下校中に地球寮に着たばかりの少女と同じ姿をした後ろ姿を見つける。
「…スレッタどうしたの、その制服は？」
「…スレッタ？
…す、すす、スレッタを知ってるんですか！？」
マルタンの肩にしがみついて叫んでいた。
「ちょっ、え…何？？」
「知ってるのなら教えて、お願いします！」
「待って待って待って…！」
肩を揺さぶる手を止めるマルタン。
「…えと、きみ…スレッタ…じゃないの？」
- 8二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 19:39:32
――――
「スレッタ、きみにお客さん…なのかな？」
「え？」
呼ばれたスレッタはちょうどティコたちの世話をしていた、「お、お客さん？」そう、言い終わるや否や彼女の元に人影が飛び付いた。
「スレッタ……！！」
「う、ひゃああ！？」
「ちょっと、勝手に入らないでくださ…――」
「わ～スレッタ先輩が2人！」
「え、ええ！？？
もしかして……アイリス！？」
ようやく自分に抱きついていたのが知る人物と知るとスレッタは名前を呼んだことで、彼女はようやく手を離した。
「会いたかったよ…」
- 9二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 19:41:31
――――
地球寮との挨拶を済ませたアイリスは一旦は寮を出た。
「いろいろと話を聞けてよかった」
アーシアンの場所に行きなり押し掛けたことは不躾だったと反省し、学園内を見回っていた。
「授業の邪魔をした奴らね…」
話のなかで出てきたスレッタへの嫌がらせ行為を働いた生徒のことを考える。
「穏便に済ましておこう…それとグエル・ジェターク…ね…花婿を真っ当したいスレッタに告白なんてして…何のつもりだろう？
……実際会ってみるか…」
続く
- 10二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 19:46:03
アイリスって子コラ…？？
- 11二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:01:24
コラだよ、たまに貼ってきます
- 12二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:03:26
妹さん絶許案件
- 13二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:05:42
あれこの子いま不法侵入中？
それとも転入？ - 14二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:05:43
このレスは削除されています
- 15二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:07:41
- 16二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:13:03
グエルは早朝から寮内から少し離れた自販機に寄るところだった。
おはようございますグエル先輩」
「スレッ…！！？
スレッタ・…マーキュリー？」
そこにはここに来るはずがないスレッタがいた。
「朝早くからジョギングですか？
すごいです！」
「……？」
「あー、ここの自販機のコーヒー少し高いんですよね。
よかったらどこか飲みに…」
「何だ？お前は？」
- 17二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:13:41
このレスは削除されています
- 18二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:23:08
笑顔でいるが、中身に黒いものを感じた。
それはスレッタには決してないものだとグエルは知っている。
「なっ…！
こんなに早く気付かれるなんて…、さすがはグエル・ジェタークですね」
「質問に答えろ」
「初めまして、今日転入したアイリス・マーキュリーです。
うちの“姉がお世話”になったようで、伺いにきました。
妹としてご挨拶しようかな、と…」
「姉？スレッタ・マーキュリーの妹ってわけか…で、伺いに来てどうする？」
グエルはあえて次の言葉を待った、アイリスの表情から何を言われるかは自然と予想がついた。
「あなたに…決闘を申し込みに来ました」
「姉妹揃って初日の決闘相手が俺ってわけか
どうしてか、なんて野暮なことは聞かねえよ…理解はできるつもりだ」
続く
- 19二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:27:22
グエルはスレッタに敗北直後って自分を見つめ直してる時なんだろうなと思うから、「うらまれてもしゃーない」みたいに感じてそう
- 20二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:31:06
- 21二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:37:15
（おまけ）
「と、言うわけで
うちの妹、アイリスです！」
「どう見ても不審者だったぞこいつ…双子なんて聞いてねーし」
「急に押し掛けてしまってごめんなさい…でも、やっと長年会えなかった姉がいると思うと…つい」
「シスコンかよ…」ヌーノの言葉が全てを語っていた。
「シスコンだよ」アイリスは全てを認めた。
地球寮全員は思った。
（この子ヤバいな……）
- 22二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:37:26
でもグエルくん、プロポーズが原因だとは思ってなさそう
- 23二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:41:53
- 24二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:47:31
何ならラウダがそう言ってセセリアに（コイツマジか・・・）って顔されてほしい
- 25二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 21:43:33
アイリスの狂犬ぶりと、それを手懐けているということから、猛獣使いという異名をもらうことになるスレッタ。
- 26二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 21:49:49
- 27二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 21:54:37
- 28二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 22:17:21
- 29二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 22:25:32
スレ画すごくかっこいい
- 30二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 22:29:57
- 31二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 01:53:01
- 32二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 06:47:25
おっ、復活してるぅ！
スレが落ちててビックリしたから安心しますた。 - 33二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 07:40:17
ガンダム・キャリバン本当かっけぇ、最終回付近で覚醒して主人公機と共闘して欲しいくらい好き
- 34二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 08:56:41
- 35二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 09:14:17
- 36二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 09:18:13
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- 37二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 09:21:29
――――
―お前はしばらく決闘に出るな！―
父ヴィム・ジェタークの声が脳裏をよぎる、だが目の前の少女が真っ直ぐに見てきて現実に戻される。
「グエル先輩、僕は真っ向からあなたを確かめたい」
そんな言葉を躱せるほどグエルという男は器用ではなかった。
「……受けよう」
――――
「うえええ！？どうしてそうなったんですか！？」
「わからない、けど今から決闘を行うみたい、それだけ連絡がきて…」
「しかも、あの人を相手にだなんて！
連絡もとれないし…
とと、と、止めに行きますッ！！」
「落ち着きなさいよ、アンタの妹がどんなものか見せてほしいわ」
スレッタの妹、と言うことだけ知らないミオリネは会えてこれを知るチャンスと見て決闘を見守っていた。
- 38二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 09:23:13
「でも…」
「決闘が進行した今は結果を待つだけよ」
「だったらなおさら、勝手に決闘申し込みやがってアイツ！」
「ね、それも、大事ですけど！」
「きみはきみで大事な用事があるんだろうスレッタ？
どうするんだ、待ち合わせに間に合わなくなるぞ。」
「あ…！エラン…さん、どうしよ…心配だし…い、行けないかも…」
「はあ！？早く断りいれなさいよ！！」
「は、ははいぃ！」
――――
連絡が入ったエランは待ち合わせができなくなったことを聞く。
「そう…わかった…」ﾋﾟｯ
「妹…
君には家族がいるんだねスレッタ・マーキュリー…」
どこか諦め気な声でエランは独り言を言った。
- 39二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 09:26:12
このレスは削除されています
- 40二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 09:30:52
――――
「エラン先輩は本日お休みでしたので立会人はこのセセリア・ドートで～す
ではでは～
双方、魂をリーブラに
アイリス・マーキュリー、あなたはこの決闘に何を賭けます？」
「…あの、その前にすごく立会人がくつろいでるんですけど、皆こうなんですか？」
「気にするなコイツだけだ、それより早く言え」
「僕が勝ったら…“スレッタに本心を語って”あげてください」
「本心？
俺があいつに話すことはない」
「……
あれからスレッタ少しだけあなたの行動がわからなくて混乱してるみたいで…
だから決闘の結果なら白黒つけれるでしょ？
本当はミオリネ・レンブランとの婚約…ホルダーから降りてほしくて、ああ言ったとかなら正直に言ってしまっても構いません」
「……」
(…こいつは…それだけのために決闘を挑んだのか？
いや、こいつにとってそれだけ姉のことが…)
- 41二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 09:34:16
「“姉のため”か…
承諾した、お前が勝った場合、“嘘偽りない言葉”をお前の姉に伝える
ただしこの決闘は俺が勝つ！」
セセリアは半端呆れながら「え～本当に受けちゃったぁ」と小言を言う。
「ではグエル・ジェターク、あなたはこの決闘で何を賭けますぅ？」
「……
俺が勝ったら“3日に一度は焼きそばパン買って来てもらう”…！」
正直、何も望んでいないグエルは言い訳をするようにして賭けるものを挙げる。
「は！？」
「何だ毎日がいいのか？」
「いやっ焼きそばパンって…ふざけてんですか！？」
(やっぱイキりスイッチ入ったら止まらないわ～この人…
…いや？
前のそれとは違うような…？
何かグエル先輩楽しそう？
ま、どうでもいいか)
グエルが、この間のスレッタとの決闘からの変化をセセリアは気のせいとして片付ける。
- 42二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 09:51:55
――――
決闘前のMSのコクピットに乗り込むアイリスの元に連絡が入る。
『何をしているアイリス』
聞き慣れてるその声はゴドイだった。
「げ…」と、怪訝な反応にも無反応でゴドイは続ける、
『専用機がまだ到着していない今、決闘ゲームに興じる必要があるのか
お前ならグエル・ジェタークがディランザで挑められることはわかってるはずだ』
「…」
「デミギャリソンで勝てるはずがないのはわかるだろう』
「……」
『無駄な決闘でMSを無駄にするな』
「何？今更、“父親”面したいの？
お義父さん？」
「父親だったのは表面上の話だ、何度も言わせ――」
「…」ﾋﾟｯ
ゴドイからの連絡を無断出きった、その拒絶の言葉がどれほど辛いのかはもう知っている。
「……勝手だよ…
盗みも、人の殺し方も教えといて他人面だよ…」
- 43二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 09:55:20
過去の事を思い出す、双子の姉だったスレッタと4歳の時に引き離されて、地球で疑似家族を築いてオックス・アースを探った十数年を。
(無駄な時間だったな…)
――おとうさん、おとうさん、手をつないで――
――待って！がんばるから！もっとがんばるから！おいてかないで！――
――俺はお前の父親ではない――
だが、彼からの愛情を受けたことなどなく淡々と“親子ごっこ”をしていた。
ただ、諜報員の1人として技術を磨いていた毎日。
その中でも父性を求めてなかったと言えば嘘になる。
ｶﾞﾝｯ
「クソッ！！」
操縦席を殴ってアイリスは膝を抱えてうずくまる。
アイリスにとっては無駄に見える決闘であっても少しでも姉に尽くしたい、尽くさなければ不安が募りおかしくなりそうになる。
「行くよ、お姉ちゃんのためでしょアイリス・マーキュリー」そう自分に言って操縦機を握った。
「スレッタだけは僕を見てくれる…だから！」
アイリスはデミギャリソンを発進させた。
続く
- 44二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 09:58:43
ゴドイさんがオックスアースを調べてるなら疑似親子で潜入くらいはしてると信じてる
いまだ分かってないところ多すぎるのに好きなんだ…冷徹なところが特に - 45二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 10:17:17
- 46二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 10:24:17
グエルもアイリスも父と子の確執えぐすぎぃ…ヨキ
- 47二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 12:21:09
- 48二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 13:05:51
- 49二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 16:56:47
このレスは削除されています
- 50二次元好き匿名さん23/06/03(土) 17:02:12
- 51二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 17:10:06
このレスは削除されています
- 52二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 17:11:00
- 53二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 18:05:27
- 54二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 18:20:11
- 55二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 18:21:18
- 56二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 18:21:54
- 57二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 18:24:37
- 58二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 18:26:24
- 59二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 18:42:25
- 60二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 18:55:01
アイリスねえ。ノレアの中の人がそんなポケモンのキャラを演じてたっけ。
ポケモンマスターズではセシアの中の人にキャストが変わってたけど - 61二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 19:21:00
折角右腕がクローだしミカエリスとつかみ合いはやってほしいところ
- 62二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 19:31:38
尻尾のライフルにサーベル機能があればバルバトスルプスレクスみたいな立ち回りもできそうだな
- 63二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 21:22:29
コクピットの中でようやく連絡を取り合うことができたスレッタはどことなく不安げにしていた。
「アイリス…もう決闘行くん…だよね」
『勝ったらあの人はもう嘘もつかないよ、安心して！』
その言葉にスレッタはつい言葉が出た。
「安心とか…不安とか違うよ」
『えっ』
「あっえと、がんばって…じゃあ…」
連絡を切るとミオリネはスレッタに「ねえ、正直に“大きなお世話だ”って言えば？」と言うがスレッタはただ俯いていた。
「決闘したい…なら、止められないですから…」
「文句の一つくらい言いなさいよ、本当はあんたが妹に転入祝いのパフェ作ってんの知ってんのよ」
「もう…溶けちゃいました…私が下手に作ったから溶けやすくて…」
地球寮の古びた冷蔵庫のなかにはスレッタがはじめて作ったであろうパフェが残されていた。
- 64二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 21:23:43
――――
「兄さん、何故あんな水星女を相手に！？
決闘は禁じられてるのに！
しかもディランザでもない、あんな機体で…！」
「勝ちさえすれば、父さんだって文句はないはずだ！」
スレッタに負けて以降、ずっと考えていた。
自身が操縦するからこそジェターク社のMSの強さを発揮していたと思っていたが、MSが優秀だから強くいられたのかもしれない。
―僕は真っ向からあなたを確かめたい―
（俺もそれを確かめておかないといけない…だからこそ！）
――――
「LP042アイリス・マーキュリー、デミギャリソン出る！」
ﾄﾞｼｬｱ
「砂漠地帯」エリアについた先、相対したのは同じくデミギャリソンだった。
「KP001グエル・ジェターク、デミギャリソン出る」
「え…何？ディランザですらない…？」
- 65二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 21:44:09
「どういうつもりですか？
ジェターク寮生に借りればディランザほどのMS持ち込めたのに」
「お前がデミギャリソンで挑むと言ったからな…
ディランザだったら決闘どころの話にもならない
お前は、真っ向から俺を確かめるんだろ」
「だからって！！
手を抜くだなんて…」
『あのぉ、すいませーん、そろそろ決闘はじめないと外野がうるさくから』
アイリスは口をつぐんで「何故」「どうして」を頭のなかで彷徨わせるしかなかった。
『両者、向顔』
「……勝敗はMSの性能のみで決まらず」
「操縦者の技のみで決まらず…」
「「ただ結果のみが真実」」
――――
「フィックス・リリース」
続く
- 66二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 21:47:32
ガンダム・キャリバンはもう少し先の出番になるよ
今回は純粋なパイロットの腕の話にしたかったのでデミギャリソンブラーズになりました
次の話は今日の子の後か明日には上げる予定です - 67二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 21:48:29
おｋ楽しみだわ
- 68二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 21:55:17
不意打ちとはいえ190のマッチョを仰け反らせてお尻抑えさせる威力だからな。
- 69二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 22:21:31
アイリス(水星のクソ環境も大概だと思うけど。)
- 70二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 22:27:28
- 71二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 22:33:16
- 72二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 22:34:34
なんならソフィとバチクソに斬りあうのアイリスになりそう
- 73二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 22:34:43
- 74二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 22:41:17
- 75二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 22:44:25
- 76二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 22:54:26
アイリスとソフィ、二人そろってワンコみたいになっちゃうのか。
- 77二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 23:50:08
――――
「アイリス…がんばって…！」
地球寮と言うと、新入りの初戦ということで盛り上りを見せていた。
「MSで優劣つけないとか、大丈夫なのかな…
あれじゃ負けた方が自信を失くしちゃうよ…」
「俺はアイリスに賭ける！行け！2.3倍！！」
「ジェターク御曹司なんてやっちまえ！」
――――
(なんだ…それ…！
もしかして手加減しようとしてる…！？)
「舐めるなあ！」
それも全て避けていくグエルのデミギャリソンは近づいてブレードアンテナを正確に狙ってビームライフルを撃った。
そのライフルから右腕アームで庇ったが、それが仇となり右腕はぶっ飛んでいった。
「！？」
「もらった！」
更に近づいたグエルからのライフルがブレードアンテナ間近に光る。
「……！」
- 78二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 23:56:35
アイリスは一寸で思考を巡らせていく
―同じ種類のMSでこれだけの差を見せるなんて―
―どうしてわざわざ同じMSに下げてまで相手をしたのかようやく気付いた―
―この人の背負ってる責任という重圧がMSの妨げなしに伝わった―
(そうか…
この人は、死ぬほどの努力とプレッシャーを背負って…)
グエルのライフルの銃口に千切れた右腕アームを押し立てた。
(だからって、この生き方を否定はさせない)
ｶﾞｯ
「なっ！？」
銃口を塞いだことで、ライフル内が爆発を起こし両者のMSが吹き飛ぶ。
「くそっ視界が…！」
- 79二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 00:03:24
爆煙のなか、グエルの背後に回り込むようにしてライフルを突き付けたアイリスは(とった！！)と勢いで撃とうとした
ﾊﾞｷｨﾝ
が、その前にグエルのビームライフルがアイリスの頭部パーツを貫いていた。 - 80二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 00:07:46
――――
地球寮でオジェロとヌーノは話していた。
「あ～くっそ～！！」
「スレッタの妹だけど、その前に相手がグエルだったわ…
オッズの2.5倍はなしかぁ」
「それよりアイリスさん大丈夫ですかね？」
「……アイリス…」
ミオリネはスレッタの浮かぬ表情を見て「心配ならさっさと迎えに行ってやんなさい」と後押しした。
「はい！」
そう言って地球寮を出ていくと目の前エランがそこにいた。
「え、ええ、エランさん！？」
「スレッタ・マーキュリー、君が来れないと言うから来てみたよ」
「ちょっと！！何、地球寮にまで来てんのよ
待ち合わせはオジャンになったはずよ！」
スレッタはエランに電話で妹の決闘と、それが気がかりで行けないことを切り出していた。
「…君には妹がいたんだよね
スレッタ・マーキュリー…どうして君達はあんなにも似ているのか教えてほしい
あれは本当に“ただの妹”なの？」
- 81二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 00:12:08
操縦技量だとさすがに姉には劣るか
- 82二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 00:20:53
――――
アイリスは初日初戦の決闘は敗北に終わった。
コクピットから出て、ボロボロのデミギャリソンの前でアイリスは「どうして場所がわかったんですか？」と聞く。
グエルは先ほどの爆煙に紛れた彼女のデミギャリソンを返り討ちにしたことを言ってるとすぐにわかった。
「煙は黒いからな、砂漠地帯エリアは全体的に白い
すぐに通った煙に跡がついて把握したまでだ
咄嗟の判断はよかったが、割り振られた場所が悪かったな」
正直に自身にも運の作用があったことを認める。
そして自身の憧れの相手の言葉を口からひねり出す。
「お、お前も、強かった！
それだけだ…」
「………ふ」
（ああ…僕…焦りすぎてた
スレッタがとられる気がして、焦って…迷惑かけたな…）
「グエル先輩、僕はあなたを馬鹿にしていた…
ごめんなさい！」
アイリスは頭を下げて謝った。
いきなりの謝罪にグエルは「は、な、何だ急に…」としか言えなかった。
- 83二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 00:31:33
「やってみて、すごくがんばってる人なんだとわかって…
何も知らないで勝手に敵視して
だから…」
急に気恥ずかしくなったグエルが話題をそらす。
「もういいよせ！」
それより…俺が勝ったんだ、忘れるなよ焼きそばパンの件それだけは――」
その時、グエルのもとにフェルシーからの連絡が入り電話に出る。
『グエル先輩！！』
(大きな声だ…こっちにまで聞こえてきてるよ…)
「なんだフェルシー慌てて――」
『“水星女が…氷の君とデートを…！”
何か地球寮に直接行ってるて…』
「…」
「…フェルシー…」
「「場所はどこ(だ)！？」」
続く
- 84二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 00:35:21
あらやだ、この子4号と決闘する気かしら…
- 85二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 00:37:34
フェルシーちゃんからの「スレッタとエランがデート」しか耳に入ってないので一度聞いたはずの場所聞いてますこの2人
- 86二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 00:43:43
姉に比べて過去の因縁についてはだいぶ知らされてそうだけどプロスペラの事はどう思ってるんだろうか。姉に黙ってる事についても。
- 87二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 07:37:18
アイリスはしっかり謝れるしグエルも強い子は認めれる成長過程うれしい
- 88二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 10:05:57
- 89二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 10:14:59
- 90二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 13:01:04
今回だと初日初戦ということで、かなり5話時空を細かく書いてますが、話よって跳ばされる回もあると思います、たぶん二期からがまた細かくなる！
一期だとガンダム・キャリバンの戦闘できる回数はかなり限られますので、過去編書きます！
キャリバンとの関係とか機能とかコメを参考にさせてもらってるところあるかもしれません
アイリスにとってお母さんのことは「自分でもよくわからない恐怖の対象」です
でも愛してほしいし、捨てないでほしかった…みたいな
あの時期のグエルの決闘は負けてばかりでしたけど、敗北以降きっとスレッタの負けた方への健闘を称えるところに影響受けるんだろうと思ってます
4号にとっては「仲間かもしれない度」が加速してるんですよ…
- 91二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 13:03:13
姉妹なのは本当だけど実質エリクト12号と13号だからな・・・
- 92二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 13:06:18
クエタのVSソフィノレ戦が実質タッグマッチになったりするんだろうか
- 93二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 13:11:00
- 94二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 16:49:13
- 95二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 17:51:22
- 96二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 18:32:32
このレスは削除されています
- 97二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 19:57:27
- 98二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 20:02:38
[過去エピソード]
通信が入る。
『アイリス…』無機質な声だった。
『仕事の時間だ』
僕はそれが嫌いだった。
「うん、あと3分待ってて」
『早くしろ』
その一言で通信が切れる。
「急に戦闘しろだ、なんてこっちも困るよねえキャリィ？」
そう言うとコクピット内が光り「怒り」「怯え」が伝わった。
「よしよし…大丈夫、大丈夫だからね
これからすることはみんな“遊び”だからキャリバンは怖がる必要ない、ただ僕と遊ぶだけ」
「ね？」と言うとキャリバンからの信号は「喜び」「興奮」の感情に変わる。
「…よかった、ありがとう…」
――――
世間の秘密裏にオックス・アースの雇われの何人かでグループが形成され、計6名のルブリスがパイロットが宇宙を目指す。
「まさかヴァナディースの生き残りがいるとはな…」
『なあ……ジョセフ…今さら始末する必要があるのか？』
男2人が量産ルブリスに乗り込んで話をする。
- 99二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 20:05:29
「ヴァナディース事変は詳しくないが上からの命令だ
半信半疑なようだが十数名がターゲットだからな」
ジョセフと呼ばれた男は淡々としながらも(いつまでたっても仕事に恵まれないよなぁ…)と思う。
「……」
「トーマス…今までやって来た仕事よりかよっぽど楽な仕事だ」
「そうだな…」
ｺﾞｼｬｧｱア
廃墟を崩す轟音と共にやって来たのは黒く禍々しいガンダムが立ち塞がる。
「な、なんだ！？」
「が、ガンダム…！」
「ダメだよねえ、ルブリスを占領したいからってそれはないでしょ？」
「何だ？あのMSは…！？」
「あんなMS知らねえよ…」
キャリバンは、まるでバーナーのように外から人が乗る船の壁を焼き切る。
「お邪魔しまぁす」
船内がざわめき始める中、
あらかじめMSに乗っていたグループのリーダーだったジョセフが乗り込んだキャリバンに掴みかかり押し出しながら指示を出す。
「お前ら早くルブリスに乗れ！
俺がコイツを食い止める…！」
- 100二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 20:09:04
ルブリスのビームサーベルを構えて振りかぶるとキャリバンの右腕のアームから巨大なソードを出して受け流された。
(ダメだ…重量が…違いすぎる…！)
体勢を崩されるルブリスは隙だらけとなり黒いガンダムのクローがコクピットの一部を抉りとった。
ｶﾞｯ ｸﾞｼｬ
まるでヒグマが人の顔の皮を剥ぐほど簡単に
「………」
「ジョセフ！！
うおあぁぁああ！！
パーメットリンク3！！」
ガンダム・キャリバンの後方から、もう一機のルブリスがビームライフルを構えて撃とうとする。
が、その前にルブリスのコクピットは撃ち貫かれていた。
ライフルが取りつかれた、尻尾のようにうねっているアームが向けられているのを男は見て、悪魔そのものだと思って事切れた。
「うん、うん……いい子だねキャリィ……」
アイリスはキャリバンに対して子犬に話しかけ続ける「そう、楽しい…？」
キャリバンの感情は「喜び」だった。
「トーマス…ジョセフ……
うああ、ああぁぁあ！！！」
- 101二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 20:12:09
「……ごめんね…」
地獄はその後も続いた。
キャリバンはただアイリスと遊んでいるようにして満足するまで“遊んだ”。
「楽しそうだね、キャリィ…君みたいになれたら…」
――――
アイリスは浴室で膝を抱き震えていた。
帰還後、ずっとそうしている。
夢に毎度殺した相手を見てしまうらしく、睡眠もろくにとっていない。
ゴドイは黙って手を付けられない食事だけを置いていった。
「…」
この少女には殺した相手には名前があって人生があって愛するものがあったことを理解している、しすぎている。
そのことをゴドイは知っていた。
養父が何を思ったかはアイリスは知らない「軽蔑」「哀れみ」最悪は「失望」されているような気がして「待って…慣れる、慣れるよ」そう言って這い出た。
それから罪悪感を“スレッタのため”と言う感情で書き消すことで本当に慣れるなど、この時のゴドイは知るよしもなかった。
- 102二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 20:17:58
キャリバンは本当に純粋な動物なんだな…
- 103二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 21:34:30
暴れることが唯一の遊びのキャリバンを宥めながら罪悪感持ってたとか、どんだけ学園が天国だったかわかるな
- 104二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 23:20:37
地球寮で生きた動物に触れるアイリスを早く見たい
- 105二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 23:57:56
- 106二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 00:20:40
- 107二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 08:17:17
- 108二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 10:03:35
これもう動物が好きでも遠くで眺めてるだけでいいって生身を触ることに罪悪感で拒否しそう
- 109二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 18:48:06
今更ながら白状するとこのスレは元「偽スレッタ」とかいうシリーズでやってました
今までは2スレで終わらせてたけどこの双子世界線は書きたいこと多めだからpartがいくつも立つと思うよ
ルート分岐と別スレが多すぎて初見さんが入りにくくならないように貼らずにいました
A,Bルート分岐してるけど今回はかなり生い立ちから変えてMSの違いがある
（別世界線スレ）
あらすじ
偽者として潜入したさきで何やかんやあります
Aルート（前編）
ここだけグエルが主人公で偽スレッタが敵として出る｜あにまん掲示板偽ッタ「パーメットスコア4！ギャハハハッ！ロウソクみたいで綺麗！！母さんに刃向かうからだ、バカどもめ…！ぜぇ、ぜぇ…お母さん、全部片付けたよ…え、アスティカシアに私も？行きたい行きたい！あ…スレッタの…bbs.animanch.comAルート（後編）
ここだけグエルが主人公で偽スレッタが敵として出る2｜あにまん掲示板「僕は……『悪魔』ですよ？」https://bbs.animanch.com/img/1432518/2「１つだけでいい！！私は何かを手に入れたいっ！本物からもらったものじゃないたった１つを…！」bbs.animanch.comあらすじ
グエルと一緒に家出します
Bルート（前編）
スレッタの偽者 修正版 [彗星の悪魔]｜あにまん掲示板(注意: なんちゃって外伝っぽいの書きたかったんであげます。暴力、曇らせ展開あり。)【なりきり機動戦士ガンダム 彗星の悪魔】《なんちゃって導入》「馬鹿なやつら…」そう言って１人の少女は何人かの男たちの…bbs.animanch.comBルート（後編）
『閲注』スレッタの偽者 修正版 [彗星の悪魔]part２ (ルート分岐 イラリクあり)｜あにまん掲示板(なんちゃって予告)「スレッタ…これが悪魔、魔女と言われる人間の姿。だから…僕を見ててね。」https://bbs.animanch.com/img/1532347/189「僕は悪魔なんです。だからあ…bbs.animanch.com落ちスレ
(偽スレッタ)シリーズ Cルートpart1｜あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/img/1961478/111(注意)・スレッタに比較的逆な性格(若干擦レッタ)の妹がいたらif・CPネタにならない程度の恋愛あり・イラストのリクエス…bbs.animanch.comここの18スレ目に神絵師様がモグモさん風アイリスのキャラデザ描いてくれました
一生の宝物だぜ
- 110二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 20:00:33
ただただ悪魔なキャリバンくんがかわいいこわい
- 111二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 23:09:50
「まあまあまあ、ミオリネ」 「落ち着いて、見守りましょう」
「離してよ！スレッタ！！ロミジュリったら許さないんだからね！！」
ミオリネはアリヤやリリッケに連れられていく。
二人きりとなって緊張した空気となるスレッタとエラン。
「教えてほしい、君がどんな存在なのかを」
「え、ええ！？」
「あの妹は本当にただの妹なの？」
スレッタはその言葉の意図がわからず数秒かたまると「中身が似てない姉妹」と言ってるのだと思う。
「…あ、えと…確かに見た目が似てる分ちょっと変に思いますよね…
たまに私のほうが妹みたいで…
昔から、あの子は水星の大人に対しても恐がらなくて…」
「……」
「私が泣いてる時、怒ってくれたんです…」
「……」
エランはただじっと過去の経緯を聞いていた。何か裏があることを信じて。
「あ、あの…ごめんなさい、いきなりこんな話ばかり」
「お願いがあるんだ、エアリアルのコクピットに乗せてくれないかい？」
「えっ？」
- 112二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 23:18:10
――――
アスティカシアの道中を2人乗りバイクで走行するものがいる。
「クソッ！エランのやつ…！まさか地球寮にまで押し掛けてきやがるだなんて…」
「今から僕らも押し掛けるんですけどね」
苦々しい顔でグエルは無理に付いてきた、スレッタの妹を見る。
「行ってどうしましょう？
乗せてもらってる身で言えませんけど」
「……っ それは…」
本気で焦るグエルを見てアイリスはうれしくて「ほんとに好きなんですね」と一言言った。
「…！
違う、黙ってないと舌噛むぞ！！」
―――
――――
「いたエラン・ケレス！」
近づく地球寮の格納庫からエランが出てくる姿が目に写る。
何かスレッタと揉めてる様子ではあるが喧嘩にしてはスレッタは1人戸惑っていた。
「…？なぜ格納庫に…」
- 113二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 23:18:47
ｽﾞｼｬｱｱ
「スレッタ、もしかしてエアリアルを……」
そう言いかけてアイリスは言葉がでなかった。
姉の目には溢れそうな涙が浮かんでいるのを放心して見た。
「エラン…貴様こいつに…
…！？」
「……」
「こいつに何をした…？」
「グエル・ジェターク…君に決闘を申し込むよ」
- 114二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 23:19:04
――――
――――
あれからグエルとエランの決闘が行われた。スレッタは抗議したが、もう手が付けられないのは明確だった。
エランがスレッタに何を言ったのかまではアイリスは知らないが、あまりいい気持ちではない。
そう思うとわずかにグエルのディランザを気にする。
だが結果はグエルの惨敗だった。
黒いMSによって無惨なほど手足を捥がれたグエルのディランザのブレードアンテナは引きちぎられていくのを見た。
「………」
(おかしいな、何か…嫌な気分だ……)
(…いや、それよりも)
(まさかあれ…ガンダムか…？)
(いや、そんなはずは…だってガンダムは禁じられてるはず)
そこで根本的な矛盾に今さら気付く。
(禁じられてるって…じゃあエアリアルは？
そうだ…‘’エアリアルは鍵‘’だった…)
「……」
- 115二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 23:26:58
その時、スレッタの元に着信が来た。
『勝ったよ、次は君の番だスレッタ・マーキュリー…
僕が勝ったら、エアリアルをもらう』
「え！？」
「………ねえ、代わってもらっていい？」
「？ 代わる？」
貼り付けた笑顔を姉に向けて手をだし「エラン先輩にお話があるんだ」
どういうわけかわからないと言ったスレッタはとりあえず生徒手帳を渡す。
心配気に見る地球寮たちに微笑みかけて誰もいない場所に移動する。
『君に用はない』
「僕にはある、お話ししましょうエラン・ケレス」
- 116二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 23:27:19
――――
アスティカシアを囲む空のモニターが夜に変わり暗闇のなかで佇んでいた。
「あっ！エラン先輩こっちこっち！」
そう言うアイリスは敵であるエランに笑顔を振りまいていた。
「用って何？」
「まあまあ、話ながら散歩でもしましょうか」
「ただの散歩でここまで呼んだわけないよね？」
淡々とエラン・ケレスはそれを確かめると、「もちろん」はっきりと答える彼女が振り向く「エアリアルを受け取ってくれるって本当なの？」
「…？」
「僕はね、“君に勝ってもらってエアリアルを連れてってほしい”と思ってるんだ
だから…何か協力できることがあれば言ってほしい」
姉を裏切ることになっても、姉に嫌われることになっても、姉が汚れることだけは許せなかった。
「次の決闘、がんばって」
「君たち…本当に意味がわからないよ」
立ち去るエランの背中を見ながら思う「生きにくい人だな」とそう感じる他ない。
あのグエルに対する八つ当たりのような決闘はエランそのものの心を表していた。
ふと、アイリスは思い出した、スレッタの涙を見て奮起したグエルのことを
「………大丈夫かな？」
続く
- 117二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 23:32:02
このレスは削除されています
- 118二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 23:32:38
全て見越してるってのかこの妹…こわE
- 119二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 23:56:59
グエルとアイリス、何かいいコンビな感じになりそうだな
- 120二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 08:38:11
このレスは削除されています
- 121二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 08:57:42
4号と組んでコンビもいけそうだしグエルともコンビができそうな可能性ひらけてきたな
- 122二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 09:20:41
焼きそばパンの因縁があるんだ
三日に一度は関わることになるグエル - 123二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 09:59:49
- 124二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 13:40:53
- 125二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 14:09:41
画像なかなか見られず申し訳ありません！！
今、お問い合わせでできるようにしてもらってる最中です
何度も迷惑をかけます！ - 126二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 14:22:30
- 127二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 17:20:09
クオリティとは裏腹に焼そばパンの妖精すき
- 128二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 18:40:46
- 129二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 18:44:40
このレスは削除されています
- 130二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 18:48:46
- 131二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 19:49:50
- 132二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 21:09:48
- 133二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 23:29:57
- 134二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 23:43:00
- 135二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 08:00:41
先が気になる終わりかたしてる
- 136二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 08:09:39
- 137二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 08:53:29
このレスは削除されています
- 138二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 09:03:18
書き逃げを挑戦してみました！
今までの落書き多めに置いてありますが、皆さんに見てもらえるといいな
書き逃げ&落書き置き場A、Bルートのネタバレ少しあります。ためしに書き逃げを使用してみました。
https://bbs.animanch.com/img/1596256/4
https://bbs.animanch.com/img/1510804/76
https://bbs.animanch.com/img/1532347/136
https://bbs.animanch.com/img/1532347/138
https://bbs.animanch.com/storage/img/1596256/16
https://bbs.animanch.com/storage/img/1596256/15telegra.ph - 139二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 12:30:36
エアリアルはスレッタを危険から遠ざけたいけど、キャリバンはアイリスとずっと一緒にいたいんだろうな
中身が人間か動物かで凄く違ってくるんだな - 140二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 16:10:14
そういや今回のキャリバンもダムドと同じくデータストーム軽減効果はあるんだろうか
あったとしても動物実験なんか他にも何回もやられてそうだしキャリバンは”再現性のない成功例”なのかな
（成功かどうかすら定かではないけど） - 141二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 17:19:31
このスレだと地球寮付近でグエルとエランが対面してたからスレッタの涙見た地球寮がそれに怒ったグエル見て「いい人じゃね？」ってなってほしい
- 142二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 20:20:48
閲覧してくださってる方々に感謝感謝です！
続き行きます
画像に不具合がなければこのまま上げていこうと思っています
エラン編はいろんな影響があるので長めですが、それ以降の一期はかなりカットされる予定です
今回はアイリスにとって初めての日常回 - 143二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 20:33:53
――――
スレッタ・マーキュリー…
君は僕と一緒だと思ってた。
その期待を裏切ったのは君だ。
もし、君が僕たちと同じガンダムに苦しめられている人間だったら…
一緒に逃げてもよかったのに…
でもそれは叶わない、君には母親だって妹だって友達も夢も希望もあるんだろう？
だからこそスレッタ・マーキュリーの妹の手を取りたくない、取ったらガンダムの呪いを背負わない人間に負けてしまう
…僕は…
スレッタ・マーキュリー…君を否定する。
(そんなことに拘ってもしょうがないだろ)と言う心の声を抑え込んだ。
――――
姉の髪の毛をクシでといていく妹は何気なく聞く「スレッタはさ…エラン先輩のことどう思ってるの？」
「ど、どうって？」
「好き？」
背後から唐突な質問をされてスレッタは戸惑っている。
「わからない…、今はミオリネさんって花嫁さんがいるんだし」
ミオリネは花婿の弾除けとしてスレッタを選んだというらしいが、それなりの良好さからアイリスは静観を通していた。
挨拶をした時気の強いしっかりものな女性な印象が強くも威圧はなく、正直言ってアイリスにとって「バリキャリウーマン」と言った感じに素敵に見える。
（かっこよかったな…）
- 144二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 20:39:02
このレスは削除されています
- 145二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 20:39:33
このレスは削除されています
- 146二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 20:44:46
「ちょっとキツイこと言われちゃったんだっけ…？」
「でも…やっぱり、一人でいて楽しい人なんていないと思う…」
(意外と一人がいい人はいるけど、それがスレッタの感性だからなぁ…)
「進んでみなきゃなって…進めば二つ…だからいつかは…エランさんに…」
「………そっか」
「ね、ねえ…アイリス…ハッピーバースデーってキレイに歌った方がやっぱり嬉しいよね？」
「え…？」
「エランさんの誕生日…ないって
https://bbs.animanch.com//img/1524723/156
…だったら、その分 私が祝ってみようかな…って
練習した歌を聞いてもらいたい…とか…」
「ﾌﾌﾌﾌ…」
姉の純粋すぎる思いについ笑みがこぼれ「わ、笑うなんてひどいぃ！」と抗議された。
- 147二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 20:50:58
「やっぱり連絡は来ないか…」
全くの連絡のない生徒手帳を見ながらティコたちの家畜小屋の掃除をするアイリス。
「どうしたんだアイリス、君も待ち人なのかい？」
「ううん、ただの知り合いです」
「気晴らしに占いでもしようか」
そう言ってアリヤは占いブースを開きはじめる。
「え、占い？」
「うちではなんだぞ、たまにこうして練習してないと勘が衰えてしまうからな」
アリヤの手から石がいくつかころがり落ちる。
「うーん…きみは内面に強い面と弱い面の差があるようだ
家族を大事にする傾向があるな…それと…獣…ペットか？それの存在が大きい…大切にしすぎると…逆効果となるかもな
隠し事はほどほどにすると言いかもしれない
気を付けてくれ」
「…そう」
アリヤの真面目な顔付きには適当さはなく、占いと言うものに興味のなかったアイリスでも、それが何を指してるのか理解し、固唾を飲んだ。
――大切にしすぎる？それは大丈夫、だって僕は現に姉を裏切ろうとしてるんだから――
――それだけは忘れてはいけない――
続く
- 148二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 20:58:43
ミオリネの印象が想像より良くて安心
しかしだね17話という爆弾があるからして… - 149二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 21:59:50
アイリス、この時点でのスレッタよりは
ガンダム関連やお母さん周りの情報を持ってそうだけど
知らないことも多いから目隠しボクシング勢にならざる負えないんだな - 150二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 22:00:20
「ねえ、スレッタ妹」そこにいたのはミオリネだった。
「あんた、昨日夜遅くにどこ行ったわけ？」
「心配かけましたね、夜遊びはほどほどにします」
ミオリネは彼女のその笑顔を冷めた目で見ると「夜の散歩はほどほどにしときなさいよ」と言って去老とする背中に声をかける「あの…」
「姉のこと…どう思ってますか？
同世代の友達もはじめてのはずなんです、だから…結婚とか、よくわからないけど…結果がどうであれ仲良くしてください
お願いします」
「…そんなの、言われなくたってわかってるわよ
私とあんたの姉は約束してんだから」
――――
「おい見ろよ！この杭！どこから持ってきたと思うよ？」「え？それまさか！」
「そう！グエルがさっきテント張ってるところ発見してさ！それで一つとってきたのよ」
「マジで寮から追い出されたのか…」
てっぺんにいた人間の苦労がいかに愉快なのか杭一つを自慢する生徒たちはテンションが高ぶって人が通ったことすらも気付かなかった。
「この杭どうすっかなー…あれ？ない？
どっかで落としたのか？
ん～まあいいか…」
アイリスは男たちからくすねた杭を眺めていた。
「『この杭どうすっかなー』…普通に返そう」
アイリスは先ほどの生徒の台詞を真似てみたのだった。
- 151二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 22:04:08
――――
「グエル先輩、こんな堂々としたところにテントなんか立てるんですか？」
「隠れて暮らすのはしょうに合わん」
彼女がたどり着いた場所は寮から追い出されたグエルの場所だった。
彼はちょうどテントを張り始めているところで忙しそうにしている。
「何しに来た」
「そんな、焼きそばパンの条件出したのそっちなのに…持ってきましたよ」
そう言って焼きそばパンを渡すとついでに杭を差し出す。
「それとこれ」
「……！」
「落ちてましたよ」と嘘を吐いた。
「……さっきの奴らが盗んでったんだろ？」
「………え」
「わかりきった嘘を吐くな」
- 152二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 22:04:18
「……お礼…ってほどじゃないですけど
聞きましたよ、スレッタのために、あんなに――」
「違う」
「え、でも――」
「断じて違う」
「え、え～？」
(そう言えばスレッタは言ってたな『訳わかんない人！』それが今にしてわかったよ…)
アイリスは唖然とするしかなかった。
「そ、そうですか…じゃあ…」
「ま、待て…！」
「…？」
「あり……礼を言う…」
「ふふ…はい」
そのなんとか変わろうとあがいて見える彼を見てアイリスは”鍵”を任せられる気がした。
今やテント暮らしの彼にそのようなことは頼めるはずもないことを一瞬だけ忘れて。
続く
- 153二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 22:26:45
板挟みの中でのアイリスにとって逞しく生きてるグエルの存在は際立つな
- 154二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 23:40:00
グエルー！アイリスをキャリバンから救ってくれ、いやキャリバンもろとも救ってくれ
- 155二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 08:46:35
保守
- 156二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 18:43:15
「あり…」のとこの不器用さ一期グエル味していい
アイリスはちゃんとわかってるんだろうか
まさか「蟻？」はないよな…？ - 157二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 23:09:23
- 158二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 23:41:35
- 159二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 08:05:23
- 160二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 09:35:48
- 161二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 15:02:39
アイリスなら5号の前に、4号のフリした本物エランにもすぐ気づきそうだね
- 162二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 21:58:54
シャディク
「水星ちゃんに妹ねぇ、よろしく」
アイリス
「グラスレーの人ですね！」
シャディク＆アイリス
「………」
適度な距離をとって上辺スマイルのぶつけ合いありそう - 163二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 08:11:15
- 164二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 08:54:18
- 165二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 09:39:31
ゴドイさんから隠しきれないサリウス味、本編もそうだけどツンパパ多いからその類なのか
- 166二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 13:04:36
- 167二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 16:36:09
あの時のスレッタはずっとエランを待ってたもんな…迎えに来てくれる人が必要
- 168二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 20:18:29
うお…まさかの展開で興奮した
- 169二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 21:29:21
ツンデレ親子だなぁ
- 170二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:47:39
保守
- 171二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 01:47:18
- 172二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 09:10:17
２０分は話聞いてくれてたのかグエル(笑)
- 173二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 11:20:57
追加来た！
- 174二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 11:30:25
- 175二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 12:04:50
- 176二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 12:27:51
- 177二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 17:28:05
- 178二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 20:00:25
原作にでちゃったよキャリバーン
- 179二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 20:58:12
グエスレの応援と言うよりかは、「こんな人がいるんだぞ」という広告になってもらいたい感じそうですね妹は
今後、グエルに関しては結構関わります、見守ってやってください
プロスペラの背後は詳しく説明されてませんが工作員の何人かがいないと無理なことをしてると原作で見て判断してます
ガンダム・キャリバン……まさか本当に…！
ヤバイ、よりも何故か嬉しい！！
ガンダム・キャリバン
あれの出自もそれなりに考えてるつもりですが、せっかくなのでガンダム・キャリバン・○○を付けようかと思ってます
○○のところにいくつか候補がありますが
新ネームは「ガンダム・キャリバン・エイク」となる予定です
ache(エイク)は
（痛み）（痛む）（強く望む）（渇望）の意があります
この名前には、このスレ内のシン・セー関係者アイリス、プロスペラ、ゴドイの心情(という解釈)が反映されていたりします
そのうち、キャリバン・エイクとの出会いと名前の由来となるエピソードを作る予定です
- 180二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 00:32:01
保守
- 181二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 01:00:25
4号生存、グエル本格的味方入り(?)ルート来たわね
- 182二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 09:47:02
他候補あげます
ガンダムキャリバン・サースト
ガンダムキャリバン・ディザイア
を考えています
thirst サーストには「渇き、切望、渇望」などの意
desire ディザイアには「所望、願望、欲しがる、想い、希望、念願、渇き」などの意が込められてます
どちらにせよシン・セーとキャリバン、アイリスのいろんな思いが要り混ざってる名前となってます
どれだと覚えやすい、という意見があれば参考にさせていただきますコメントをお願いします！ - 183二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 10:04:20
- 184二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 10:55:55
- 185二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 12:43:23
可愛い！そしてかっこいい！
- 186二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 13:29:18
- 187二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 15:43:08
- 188二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 18:09:17
- 189二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 18:58:19
エリクトからアイリスへの感情が無限に気になる……
- 190二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 20:13:43
一時的にエアリアルに乗っていたのなら成長を見届けたスレッタほどではなくても愛情ありそうだよね
でも復讐はする - 191二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 21:14:09
本編スレッタは自分の道を定めれるようになったけど板挟みなアイリスはどうなるかな…
- 192二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 03:19:43
- 193二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 08:53:36
- 194二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 15:37:19
キャリバン・エイクならエアリアルを止めてくれると信じてる
- 195二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 19:30:36
現スレでラストになる書き逃げSS
・内容は主にグエルとの交渉
・キャリバン・エイクの秘密
※原作における世界の残酷さが顕著です、愛と罪と痛みと渇望が詰め込まれてます
悪魔と約束(僕はどんな手を使っても、姉から呪いを取り払う…そう…どんな手を使っても…)
グエルは目の前で頭を下げている彼女に問う。
「…何故、俺にそんなことを頼む？」
「姉のためです」
「俺はジェターク家の者だ、地球寮に入ることはできん、そのことはわかっていただろ？」
「わかってます…」
「地球寮には許可取ってあるのか？
そんなに地球寮に地球所属じゃない奴が出入りしたら寮の名前に傷が付くだろ」
(その通り…
やっぱり、人の好き嫌いでなびく問題ではなかった…
このアスティカシアにおいて確執がバランスをとっているのは変わらないか…
どうしたら…)
「……」
「もう今日は帰って――」
ｶﾞｻｯ
キャンプ場近くの草むらが揺れる気配がした。
「！」
グエル目掛けて拳１つ分の石が投げられたのをアイリスは庇うようにして咄嗟に前に出た。
ｺﾞｯ
「あがっ…」
嫌な音、ヤバい声がしたと思ったらアイリスはグエルの目の前でこめかみを抑えていた。
「おい！！」
「だ、大丈……怪我…ありませんか、グエル先輩…
…うわぁ、血が…
でも、いや見た目よりかは浅…」
「とりあえず抑えてろ！」
グエルはアイリスの抑…telegra.ph - 196二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 20:04:36
このレスは削除されています
- 197二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 20:09:57
- 198二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 20:31:20
- 199二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 21:17:02
たておつ！
- 200二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 21:24:47
たておつ
全員救われて