【水星の魔女】SS書きがリクエストにお応えするスレ その2

  • 1文字書き修行者◆PViypCT4gaKS23/06/07(水) 18:12:17

    我はスレを立てては落とし立てては落とすダメSS&ネタスレ主!……前スレも3日で落とした本当に本当にダメなスレ主!
    落とす理由はわかってる!毎日継続して投下しないから!あと土日ゴロゴロしてるから!
    毎日15分~1時間の短時間でどれだけ自分がSS書けるか試してみたくこのスレを立てさせてもらった!

    どんなネタでもCPでもネタでもなんでも気軽にリクするだけしてみてほしい!
    ティン\💡/と来たらMAX1時間で書いてみる!
    ただし助平ネタは夢中になりすぎて寝られなくなっちゃうから勘弁な!

    ルール
    ・15~60minクオリティ!
    ・ノープロット・ノー推敲・誤字脱字乱丁多発!
    ・朝早いので21時~22時でタイムアップ!
    ・各自地雷ネタ地雷CPは自衛よろ!
    ・スレ主以外のSS書きさんもお気軽にご参加ください!

  • 2文字書き修行者◆PViypCT4gaKS23/06/07(水) 18:16:44
  • 3文字書き修行者◆PViypCT4gaKS23/06/07(水) 18:17:07

    ひとまず前スレ9の書けなかったリクを書いてまいろう


    >ギャグ時空の闇の地球寮

    >本編が大分おつらいので平和な5ノレニカが読みたいです…


    ……遅きに失した感!でも書く!

  • 4文字書き修行者◆PViypCT4gaKS23/06/07(水) 19:03:11

    ●モア・ヘルシー!
    (1/4)

    ノレ「ねえ食事のリスト見せてくださいよ」
    5号「いや君ねえ、さっきもお菓子頼んでたよね?太るよ?」
    ノレ「暇なんですよそれ以外に楽しみないじゃないですか」
    ニカ「でも確かに全然動いてないから体悪くしそう」
    5号「そうだねえ……このテレビなんか運動の動画とか入ってないかな……ん?」

    【これであなたは身も心も羽のように!レッツ・YOGA!】

    ノレ「胡散くさ……」
    5号「まあまあ暇なんだしいいじゃないか」
    ニカ「確かにずっと座ってばっかりだしベッドもないし体バキバキに凝っちゃってるもんね」
    ノレ「フン……」

  • 5文字書き修行者◆PViypCT4gaKS23/06/07(水) 19:03:53

    (2/4)

    ~少年少女たち視聴中~
    5号「ふんふん、ここで手を合わせたまま体をこっちにこう」
    ノレ「あっつ……今まで存在さえ知らなかった筋肉が伸びてる……!」
    ニカ「このポーズも腕使う……パス」

    ~少年少女たち視聴中~
    5号「いや待って待ってこれ足も腕もキツイ!体重支えるの重い!」
    ノレ「この!ポーズ!呼吸!できない……!」
    ニカ「暇あ……早く腕治らないかな」

    ~少年少女たち視聴中~
    5号「え?」
    ノレ「は?」
    ニカ「うわ……」
    5号「え?待って今どこにどんな風に力込めたらこんな動き出来るの!?」
    ニカ「いや人間の関節明らかにこんな動かないよね!?」
    ノレ「なんですかこれ結局ビックリドッキリ人間動画なんですか?」
    5号「いや諦めないぞ」ずべっ。
    ノレ「ふっ、顔から!着地!無様ですねスペーシアン!」

  • 6文字書き修行者◆PViypCT4gaKS23/06/07(水) 19:04:40

    (3/4)

    ~少年治療中~
    サビ「お前たちは一体何をやっているんだ……」
    5号「いや体鈍らないようにってさ」
    サビ「まったくストレッチだのヨガだのは無理なくできる範囲で出ないと私みたいに夜中に股関節脱臼して医者に担ぎ込まれる羽目になるぞ」
    5号「あ、股関節やっちゃったんだ?」
    サビ「だってエオナが軽々やるんだもん……負けたくなかったんだ」
    5号「あー」
    サビ「今お前たちが負傷しても医者に連れていけない状況だからくれぐれも注意してくれ」
    5号「肝に銘じておくけどじゃあノレアどっかに隔離できない?」
    サビ「できない」
    5号「あっそう。じゃあ何か筋トレグッズくれよ。使ってないやつぐらい何かあるんだろう?」
    サビ「そうだな……このあたりに……」

    \ポリタンク 10L/どぉん

    サビ「さあ持っていけ」
    5号「待って待って待って」
    サビ「いざという時の水分にもなるだろう」
    5号「いやそうなんだけどさ、金属製のダンベルくらいあるよね!?」
    サビ「いいのか?」
    5号「何が」
    サビ「金属製のダンベルだと暴れたノレアが凶器にしかねないが……」
    5号「……………………。」

    5号「オキヅカイアリガトー!」
    サビ「どういたしまして」

  • 7文字書き修行者◆PViypCT4gaKS23/06/07(水) 19:05:27

    (4/4)

    5号「というわけでオモリ持って帰ってきたよ」
    ノレ「ポwリwタwンwクw……それ抱えてスクワットしてみてくださいよ」
    5号「どっこいしょー!」
    ノレ「あっはっは!無様ですねスペーシアン!」
    5号「うおおお!ここ出たら覚えてろよノレアアアアア!!!!」

    ~完~

  • 8文字書き修行者◆PViypCT4gaKS23/06/07(水) 19:13:16

    ギャグって何だったっけな……ちょっとキレが悪いな……

    気を取り直してお次!

    前スレの4・6が20話見た後でティン\💡/と来たので書きます!


    >り、リクしてもいいのか!?


    >それじゃあここはグエルと5号で ひとつ……

    >具体的にか それじゃあ「強化人士バレ後の5号とグエル」でどうですか

  • 9二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 19:13:30

    SSならギャグ時空の方が向いてるな
    じゃあ文化祭ネタでいくつかリクエスト
    ・寮対抗MSで叩いて被ってじゃんけんぽん!
    ・ジェターク寮伝統のBBQ大会
    ・ティコのミルクが大人気
    ・アス高女装ミスコン
    またおもいついたら書きます〜

  • 10文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/07(水) 19:14:22

    あとトリ間違えてたからちょっと修正
    ではしばし待たれよ
    合間合間に好き勝手リクエストや感想レスするがよい……

  • 11二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 19:20:23

    高度経済成長パロで
    スレッタは化けられる狸の1人で母狸プロスペラの命令によって里山を乱開発した戦争特需で儲けた成金デリングの学校に入るみたいな感じで
    ミオミオはデリングと化けられる女狐の間にできたハーフ狐人間的なヒロインで

  • 12文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/07(水) 19:51:49

    大体20話のせい!5号が延々グエルに恨み言言ってるだけ。

    ●うらみごとなきごとせかいごと

    「もううんざりだ」
     エラン・ケレスはそう言った。グエルの知る、二人目のエラン・ケレスは。
    「シャディクだって偉そうに、結局自分の目的のためにあの子を捨て駒にして……結局グエル・ジェターク、お前みたいに最初から恵まれてる奴だけが総取りするように世界はできてるんだ」
     最後に――最初に顔を合わせてからさして日は経っていなのに、随分と雰囲気が変わった。周囲の人間の死は人を揺さぶる。グエルはそれをよく知っている。
    「結局弱い奴は好き勝手利用されて、踏みにじられて、気分次第で殺されるんじゃないかってビクビク怯えて暮らすしかないんだ」
    「テロリストを擁護するのか?」
     グエルはわざとそう言ってみた。わかっている。あの少女のやったことは許されることではない。が。
     ――年下だったのだ。グエルよりも2年も。あの少女たちは。
    「誰かがあの子たちをガンダムに乗せたんだよ。誰かがモビルスーツを用意したんだ。……誰かが、モビルスーツを量産する金持った、孤児の命なんてどうだっていい連中がさ!」
     ――っは!ハハハ!
     全身でけたたましくエランは笑った。まるでビームライフルのような音だとグエルは思う。
    「自分たちの言うとおりにペーシアンを殺せって、そうしたら殺されるアーシアンを減らせるって、そう唆した連中がいるんだよ!……親を殺された子どもに!」
     グエルは今度は黙って聞いた。哄笑が嗚咽に変わっていくのも全部。
    「生きていたかったんだ。生きていてほしかったんだよ。僕も、あの子も。自分も、自分の大事な人も、殺されるなんて真っ平御免だったんだ。それだけだ。……それだけなんだよ」
     ノレア、震える声が小さくその名前を呼ぶのも。ずっと、何度も。

    「ペイル社の悪事について全部話しただろ?だから頼むよ」
     ペリドットグリーンの目が、ここにきて初めてグエルを捉えた。
    「――全部ぶち壊してくれ。もううんざりだこんな世界」

  • 13文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/07(水) 20:04:32

    ラウダと睨み合わせるパターンも考えたけど収集付かなくなりそうなのでこれで!

    グエル君うらみごとサンドバックになりがち。


    お、リクエストきてますな

    >>9

    ・アス高女装ミスコン


    なんか昔どこかのスレで書いたような気もする!

    しばし待たれよ

  • 14二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 20:06:13

    >>3

    前スレ9です!ありがとうございます!!

    20話でバキバキにされた脳がちょっと回復しました…

    5号ってなんでこう転けてるのが似合うんだろ

  • 15文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/07(水) 20:36:30

    ●うるわしのきみにささぐ

    「はーい会場の皆さん!いよいよミス???アスカティシアコンテスト結果発表です!」
     司会セセリアの進行に湧き上がる歓声。ラウダは遠い目をして過去のミス???アスティカシアを思い出していた。
     2年前、成長期に本格突入前のシャディクが優勝をかっさらっていった。あれはラウダも唸るほどの正統派ドール系美少女だった。シャディクはその後一年で身長が30cm伸びた。抜かれた。とても悔しい。
     1年前、ダイゴウ寮の寮長が見事なドラァグクイーンとなりフェロモンをまき散らして優勝した。普段の厳つく融通の利かないクソ真面目な刈り上げがああなるとは思わなかった。意表を突かれたせいもあってうっかりラウダも投票してしまった。
     そして、今年。ラウダは青いインドサリーを身に着けて舞台に立っていた。

    「優勝は……ジェターク寮長ラウダ・ニール!二位にダブルスコアを付けての優勝です!」

     寮長。そう、このイベントは寮長は強制出場である。あと寮長が道連れに選んだ生贄、もとい美少年または次期寮長候補たち。この場にいないブリオン寮長はさきほどミスター???アスカティシアをかっさらっていった。そもそも女優の母を持つ彼女は学生モデルとして本格的に活躍している学園一の洒落者である。
     ラウダが寮長でなければ。兄が寮長のままなら。今年こそ兄を優勝させるために万全のサポートをしていたはずなのに!こんな辱めを受けるとは……!
     え?兄が辱めを受けるのはいいのか?
    (兄さんは何着ても似合うからいいんだよ)
    「いや~やっぱり恥じらいと初々しさがキーポイントっすねぇ~!大体寮長になる生徒は入学年度から度胸試しにいろんなイベント引きずり出されるんですけどラウダ先輩の場合ずっとグエル先輩の後ろで見てるばっかりだったですからね~!それじゃあ、新たなるミス???アスティカシア、喜びのコメントをどうぞ」
    「覚えてろ貴様ら……」
    「う~ん!音割れギリギリの地獄みてえな極低音!ありがとうございました~」

  • 16文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/07(水) 20:41:41
  • 17文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/07(水) 20:50:37

    今日は>>11のアドステラたぬき合戦ぽんぽこで打ち止め!……ティン!ティンよ!どうした来ないのか!?

    15分粘ってティン!と来なかったらなかったらおうち帰って寝る!

  • 18二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 20:56:57

    スレ主お願い!子どもたちみんなが平和で幸せに暮らせる世界ください……!
    大人のツケが重すぎる!!!

  • 19文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/07(水) 21:23:39

    ●実は狗も猫も烏もいる学園

    「ちょっとアンタ、しっぽ出てるわよ」
    「へ?うわああああ!!!」
     拝啓お母さんへ。スレッタは初日からやらかしました……。
    「み、見ちゃいました?」
    「見たわよ」
     ウスバカゲロウみたいなお嬢さんは興味深げに私をジロジロ見てきます。
    「まさかこの学園に化け猫が入り込むなんてね」
    「猫じゃないです!たぬきです!」
    「え?たぬきのしっぽってシマシマじゃないの?」
    「それはアライグマです!たぬきのしっぽは短くて先っちょが真っ黒なんです!!!」
    「へー知らなかったわ」
     ゆ、由々しき問題!人間たちのたぬきのイメージが新参のアライグマに乗っ取られてる……!
     いやそれどころじゃなかった!
    「ううっ、どうしよう……こんなに早く人間に知られるなんて……!」
    「気にしなくても大丈夫よ。私だって半分はアンタたちとお仲間だもの」
    「え?」
     ふうっとお嬢さんが息を細く吹いた、と思ったら青い火がゆらゆらと揺れた。
    「き、狐火!うわあ初めて見ました!!!」
    「ミオリネ・レンブラン。……お母さんは化け狐なの。アンタみたいに化けたりは出来ないけどちょっとした術は使えるわ」
    「へーキツネさんって初めて見ました。うちの山、オロチとクマと野犬とイノシシと鹿はいたけどキツネさんはオロチのおじいちゃんと通りすがりの猫又美女をめぐって殺し合いしてからいなくなったって」
    「……キツネ皆殺しにしたオロチいるのやばいわその山」
    「昔は竜もいましたよ?」
    「マジで?」
    「戦前に山にトンネル通されてから怒ってインドネシアのマングローブ林に引っ越していったってオロチのおじいちゃんが」
    「あそこも今環境破壊大概じゃない……」
     拝啓お母さんへ。なんかうまくやっていけそうです!

  • 20文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/07(水) 21:45:47

    今日はココマデ!

    次は>>18から再開 ティン\💡/

    ちょうど同じようなSS書きたいと思ってあっためてたんだよね……アドステラの子らに幸いあれ

  • 21二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 21:59:49

    乙です
    サビーナとラウダでなんか見れたら嬉しい

  • 22二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 08:13:59

    本日は8時頃帰還

  • 23二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 15:12:43

    期待保守

  • 24二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 18:48:19

    乙ですの
    ラブコメ的な感じで5号→ノレアのなにかがみたいです

  • 25文字書き修行者◆jP9TsDofUgJC23/06/08(木) 20:06:55

    くっくっく……ただいま!

    今日はノパソ持ってこなかったからノートに小一時間書き殴らせてもらおうか……!

    帰ってからor明日清書うpさせてもらうぞ!


    >>21もティン\💡/

    書きやすい方から書いていくね!

  • 26文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/08(木) 21:08:47

    >>18 くっくっく

    ……ザクザク下書き文字書きたのちい!

    どうしてもノレアがルアになっちゃうわ

  • 27二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 21:32:51

    色々あったけど生存して平和になって新婚のアパートに越したらたまたま隣同士になった4スレと5ノレ

  • 28文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/09(金) 07:34:43

    朝のかけたとこまでぶつ切り投下!続きは夜に!
    先に謝っておきます。ごめん私にはこれ以外幸せにできる方法が思いつかなかった!
    時系列くんはちょっとジェンガ中。いっぱいCP乱立注意。

  • 29文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/09(金) 07:35:10

    ●夢見る子供の夢の夢(1)

    「♪世界中の子どもたちが一度に笑ったら~」
    スレッタは最近知った歌を歌いながら歩いていきます。スキップ寸前の軽い足取りで。
    「♪空も笑うだろう、ラララ海も笑うだろう~」
    「楽しそうだな、スレッタ」
    「あ、グエルさん!こんにちわ!」
    スレッタは元気よくとあいさつしました。ちょっと怖いけど、だいぶ怖いけど、わけわかんない人ですけど、でも悪い人ではありません。
    (……多分!)
    「何か御用ですか?」
    「用、そうだな、大事な用がある」
    グッと、力を入れて拳を握ったグエルは、突然頭を下げました。
    「スレッタ・マーキュリー!俺とデートしてくれ!」
    「ほわぁ!?」
    スレッタはびっくり仰天!ひっくり返るかと思いました。
    だってグエルがあんまりにも突然こんなことを言い出したのですから!
    「なな、な、なんで急にそんな」
    「俺はお前のことが好きなんだ」
    「ぴ」
    スレッタの思考回路はもうショート寸前です。動かない頭をぐるぐる一生懸命回してスレッタは反論しました。
    「グエルさん、こ、この前は全然好きじゃないって」
    「……すまない、あれは嘘だ。あの時は急にプロポーズしたり好きじゃないって言いだしたりして混乱させて本当に悪かった」
    グエルは真剣に真剣に謝りました。その様子を見ればスレッタにもグエルの言葉が嘘じゃないのはわかります。
    (グエルさんが私のこと好き?本当に?)
    真剣に、真剣に、グエルはスレッタの手を取りました。

  • 30文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/09(金) 07:35:53

    ●夢見る子供の夢の夢(2)

    「今すぐ恋人になってくれとはまだ言えない。でお、まずは俺のことを知ってほしい。だから頼む!俺とデートしてくれ!」
    「ひええズイズイ誠意で押し迫ってくる……」
    逃げ腰のスレッタですが本当に逃げたりはしません。グッと踏み留まりました。
    「あ、あのですね!今日は私エランさんとお話しする約束が!」
    「行っておいでよスレッタ」
    「エランさん!?」
    当のエランに背後から撃たれてスレッタは目を白黒させました。
    「その代わり、明日はデートの楽しい話聞かせてよ」
    「う……はい、わかりました!」
    仲の良い二人にグエルはむすっと口を尖らせます。
    「おい、いいんだな?」
    「いいよ。」
    「……随分余裕だな?」
    「君は必死だね」
    「あ?」
    一瞬空気がびりりと緊張しましたが。エランは目を伏せてグエルの視線を受け流します。
    「誰かにそんなに必死になれるのはいいことだと思う」
    「……相変わらずわけわからん奴だ」
    少し肩透かしを食らったグエルですが、ならば、と気持ちを切り替えてスレッタに向き直りました。
    「じゃあ行くぞスレッタ。どこがいい?あっちの湖畔か。向こうの花畑か。海でもいいし、月から地球を見るのもいい。それとも、お前ならモビルスーツ見る方が好きか?」
    「あっと、えっと、それじゃあ――」
    手を繋いだ二人は歩き去っていきます。その背中をエラン――いいえ、4号は微笑まし気に見送りました。
    「いーのかよ。ほかの男に渡しちまって。」
    「いいんだよあの子も楽しそうだし」
    「おひとよしだねえ」
    芝生に寝っ転がっていたエランーー本物のエランはやれやれと肩をすくめて立ち上がりました。
    「じゃあお前はちょっと俺に付き合えよ。やーっと大手を振って表に出て遊べるんだ」
    こんどは4号がやれやれのポーズです。でもどうしてかついついエランの言うことを聞き入れてしまうのは、彼の魅力の一つかもしれません。

  • 31二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 19:04:51

    保守

  • 32文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/09(金) 19:30:14

    くっくっく……!

  • 33二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 19:34:29

    >>26

    こういうのいいね

    見てる方もワクワクするぜ

  • 34文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/09(金) 20:28:20

    くっくっく!今日は11時過ぎまで小説書いて夜更かししちゃうぜくっくっく!
    ……金曜の夜にフィーバーしすぎて土日屍になっちゃうんじゃないかと思ったが気のせい気のせい!

    四半刻ほど待つが良い……その間に清書しよう……!

  • 35文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/09(金) 21:02:01

    ●夢見る子供の夢の夢(3)

    「おい5号!お前も来るだろ?」
    「行きたいのは僕も山々なんだけどね」
    たはは、と4号は力なく笑いました。5号をモデルに絵をかいていたノレアから苦情が飛んできます。
    「ちょっとその口閉じて元の表情に戻してください」
    「うーん、ノレアそろそろ一回休憩にしない?」
    「……嫌です。だって今休憩したらあなたそっちの人たちとどこか行ってしまうんでしょう?」
    「行かないよ。君がもういいって言うまで、ずっと一緒にいるからさ」
    「……仕方ないですね」
    パタン、とノレアはスケッチブックを閉じました。
    「なんだ5号お前いつの間に女の子捕まえたんだよ隅に置けねえなあ!」
    「もー、そんなんじゃないよエラン様」
    「えっ」
    「えっ?」
    じっとノレアは5号を見つめました。じっと。じいっと。見つめ合う二人の頬にさっと赤みが差していきます。
    「……そういうつもりでしたけど」
    「えっ!いいの!?」
    「いや~お熱いねえお二人さん!」
    「やめなよ、君それおばさん臭いよ」
    「おばっ……!?」
    眉をひそめて言い放った4号にエランは絶句しました。ずっと小母様たちとばっかり過ごしていた弊害です。
    「じゃあお兄さんたちあたしたちと遊んでよ!」
    いつの間にか近くに来ていた子どもたちの一群からふわふわの明るい赤毛の女の子がエランたちに声を掛けます。
    「ソフィー、そいつらも仲間に入れるのか?」
    「そうだよシーシア!みんなで一緒に鬼ごっこしよ!」
    手を引いていた黒髪の女の子にソフィーはにっこり笑いました。
    「仕方ねえなあ……ガキども!俺が鬼だ!」
    「キャー♪」
    がおー!と威嚇しながらエランは子どもたちを追い掛け回します。その背を見送った4号も、やがてその輪に加わりました。

  • 36文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/09(金) 21:16:21

    ●夢見る子供の夢の夢(4)

    「いや~、みんな楽しそうだねミオリネ」
    「そうね」
    大きな木の陰でミオリネとシャディクは涼んでいました。少し離れたところではシャディクの部下の女の子たちがニヤニヤと見守っています。
    「ねえシャディク。アンタ私に何か言うことあるんじゃないの?」
    「え」
    ピタリとシャディクの動きが止まりました。
    (そんな、ミオリネに隠してることなんて……山ほどある)
    どうしましょう。ダラダラとシャディクの背中を汗が幾つも伝います。
    (アレかな……コレかな……いやそれともソレのことか……?)
    いつまでも何も言わないシャディクにミオリネはプッツン!切れました。
    ガシッとシャディクの胸ぐらをつかんで引き寄せます。
    「いいから!とっとと私のことを好きだって言いなさいよ!バカ!」
    「えっ!?あっ!」
    シャディクは一瞬混乱しましたが、状況を把握すると同時に奮い立ちました。ここまで女の子に言わせて応えないなんて男が廃ります。今こそ一歩踏み出す時!
    「ミオリネ!君が好きだ!!!」
    「うっさいバーーーカ!!!!!」
    「あれえ!?」
    予想外の流れに愕然とするシャディク。ツン!とそっぽを向いた女王様が、ギロリと睨んで判決を言い渡します。何の罪に対してかなど言うまでもありません。
    「いい?一日三回計100万回私に愛してるって言いなさいよ!でないと絶対許さないんだから!」
    「そんな!1000年近くかかるよ!?」
    「そうよ一生私に愛してるって言い続けなさい!」
    「アハハ!シャディクがんばれー!」
    メイジーたちの無責任な声援を背中に受けて、シャディクはすっぽりミオリネを抱き締めました。
    「愛してる。愛してるよミオリネ」
    「待ちくたびれたわよ。バカ」

  • 37文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/09(金) 21:16:58

    ●夢見る子供の夢の夢(5)

    まったく、騒がしいな」
    「いいじゃないですか、こういうのも」
    眉間にしわよせるラウダの隣をにこにこしながらペトラは歩きます。
    「あ、でも……もっと静かになれるとこ、行きますか!?」
    ドキドキしながらペトラはラウダに提案します。が、応えはなかなか帰ってきません。
    「ラウダさん?どうかしたんですか?」
    ぼんやりと空を見上げていたラウダはハッとペトラに向き直りました。
    「うんごめん……今何かに呼ばれた気がして」
    「なんですかそれ!変なラウダ先輩」
    「そんなに笑わないでくれ。ペトラ。……今日はあっちの図書館にでも行こうか」
    「はい!」

    子どもたちはみんなみんなとっても楽しくて幸せで、今日の続きの明日が来ることをこれっぽっちも疑いもせず無邪気に信じていました。

  • 38文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/09(金) 21:18:18

    くっくっく!ひとまずこの話はここまで!
    これ続きとか書くの楽しくなっちゃったから今晩中に続き書いてスレ立てちゃう!

  • 39文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/10(土) 02:38:47
  • 40二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 12:50:02

    保守代わりにリク
    5号にティコがなついた時の話

  • 41二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 13:43:16

    >>18です……読みましたありがとう

    平和……!圧倒的平和……!ありがとう……!


    >>39のスレも見てきました

    とっても平和なアドステラですね

    絶対に許さない

    ハッピーエンドにしろ

  • 42二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 15:58:49

    リクまだ受け付けてるかな?
    監禁部屋のロックが解除された瞬間にダッシュで勝ち組ルーム行ってお菓子平らげる、もといアフタヌーンティーする5ノレニカが読みたいです
    監禁されてた理由は盗み食い常習犯だったからとか適当な理由でいいので是非…

  • 43二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 22:56:18

    ここはアスティカシア動物園(全員動物化ネタ)

  • 44二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 08:26:18

    グエライオンキング🦁みたいなやつ

  • 45二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 20:01:10

    保守

  • 46二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 06:53:47

    ほっしゅ

  • 47二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 16:33:58

    保守代わりにリク書いときます
    小さい頃のスレッタとエアリアルのお話
    自室代わりにしている操縦席で過ごす日々のあれこれとか

  • 48二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 18:39:28

    ハッピーエンドを見せてくれ……

  • 49二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 00:16:44

    リクまだ大丈夫だろうか……?

  • 50文字書き修行者◆xMNDkv7Lvwzu23/06/13(火) 06:52:52
  • 51二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 17:36:10

    >>50

    完走してて草

  • 52二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 18:00:21

    今夜こそ続き投下したいですね……ノパソ忘れたけど

  • 53二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 02:30:01

    本編で見られなそうだからデリングお義父さんとスレッタの絡み頼みたい

  • 54二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 04:12:24

    ドエロいシャディニカ

  • 55◆xMNDkv7Lvwzu23/06/14(水) 12:31:03

    (今日もしんどいので無理そう)

  • 56二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:44:46

    保守

  • 57二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 07:25:42

    無理せずのんびり頑張れ

  • 58二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 19:11:42

    ほしゅ
    ムリはすんなよー

  • 59◆xMNDkv7Lvwzu23/06/15(木) 19:37:13

    復活!今日は出来る!ノパソとドリンクバーが私に力を与えてくれる!

    明日もあるから9時10時頃までほどほどに頑張る!

    >>39は落としちゃったけど……orz


    以下ひとりごと

    >>50を見るに流行りのフェル&チュチュや話題のラウチュチュに乗りつつティルアリなどあにまんテンプレやティル過去の話題CPを取り入れたらノリと勢いでティル←ペトやカミ→ニカとかいう無から生成された胡乱CPでも笑ってもらえると確信

    問題は自分の本命推しCPでそれができるかどうかなんだよな……メインでブチ込むより添え物からじわじわと布教していくのが正解なのか……道は遠い

  • 60◆xMNDkv7Lvwzu23/06/15(木) 20:04:00

    >>21

    前にティン\💡/来てるって言って結局書いてなかったね

    コイツを最初に終わらせるでござる


    しばし待たれよ……

  • 61◆xMNDkv7Lvwzu23/06/15(木) 20:42:05

    >>21

    すまぬ、持病のラウダ・ニール曇らせ病が発症してしまった。

    シャディク&ガールズのバッドエンドIF。


    ●憧憬の躯(1/2)


    「お兄さん、聞いて。私もうすぐお姉ちゃんになるのよ」

    病室の中、ラウダの目の前でサビーナは笑った。あどけなく、無邪気に。


    ラウダがサビーナのことを意識しなかったと言ったら嘘になる。兄の後ろについて支えようとしていたラウダと、シャディクの副官として控えていたサビーナ。慕う相手は違っていても、親近感を感じていた。

    だから、多分、同じ寮の仲間たちを除けばラウダが一番彼女に対して注意を払っていたと思っている。頬のラインが丸いのを少し気にして時々人目を盗んであごの下をマッサージすること。柑橘系の甘味が好きで、オレンジキャンディーを口に含んだまま紅茶を飲むのが好きなこと。男女ともに人気の高いサビーナの、親しい人間しか知らないだろうそんな小さな仕草に気付いていることに、ひそかな優越感をラウダは覚えていた。


    「今日は髪を上げたんだね」

    しばらくぶりの、見慣れた髪型について触れれはサビーナははにかんだ。

    「お母さんの真似よ。お姉ちゃんになるんだもん、もう大人なの」

    テロ後に洗い出されたサビーナの個人データを思い出す。――サビーナは一人っ子だった。彼女の弟妹は生まれてこないまま、その母親は。

    なんとも言えない気持ちでラウダは唇を噛みしめた。

    (僕が、サビーナの何を知っていたっていうんだ)

  • 62◆xMNDkv7Lvwzu23/06/15(木) 20:43:04

    ●憧憬の躯(2/2)

    シャディクはグエルに討取られ、エナオはサリウス救出部隊に撃ち殺され、レネはドミニコス隊のMS一機を道連れに自爆。メイジーはイリーシャと爆薬で心中自決しようとし――そして土壇場でイリーシャに裏切られて突き飛ばされ、右半身の火傷と引き換えに生き残った。
    「イリーシャがね、最後に言ってたの」
    ぽつり、半面を包帯に覆われたメイジーは言った。いつも通りの笑顔を浮かべようとして、歪んだ半面で。
    「本当は、6人一緒でいられたらそれでよかったって。大義とか、本当はそんなに重要じゃなかったって。……もっと早く言ってくれてたら、そしたら私たち、あの子だけでも普通に暮らせるようにしたのにしたのに」
    「それじゃあ意味がなかったんだろ」
    ラウダがそういえば、虚を突かれたメイジーは力なく笑った。
    「そうだね、意味がないよね」
    ぐしゃり、笑顔がつぶれていく。ラウダはメイジーに背を向けた。ドアが閉まる寸前、血を吐くような嗚咽が耳を突く。
    「意味がないよ、意味がないんだよイリーシャ……!」
    一つ歯車が違っていれば、きっとラウダもこうなっていた。

    サビーナ、彼女はシャディクを守ろうと呪われたガンダムに乗り――そして、脳に深刻な損傷を受けた。もはや彼女の世界に苦しみはなく、おそらくはもっとも人生で幸せだった頃にその時間は巻き戻っている。
    「きっと弟だって、おじいちゃんそう言ってたの。私、きっと弟を守って見せるわ」
    不幸なんて夕食の野菜が苦いことくらいしか知らない、そんな今のサビーナの前で、ラウダは無言で弔った。自分の知っているサビーナを。
    (どうか、安らかに。僕の憧れた人。)

  • 63◆xMNDkv7Lvwzu23/06/15(木) 20:54:18

    くっくっく!……バッドエンドたのちい!(おめめぐるぐる)
    ……シャディクがガールズ生き残ってたら頼むってグエルに言った関係でラウダがちょくちょく見舞ってるって話入れ忘れたな……

  • 64◆xMNDkv7Lvwzu23/06/15(木) 20:56:19

    平日はノートにガリガリ→翌朝清書が一番健康にいい気がしてきたわ
    7時間睡眠取るのがなぜこんなに難しいのか……(switchピコピコ)

  • 65◆xMNDkv7Lvwzu23/06/15(木) 20:59:14

    >>44

    ざっと見て一番ティン\💡/来てるのがコレかな……?

    冷房直撃して寒いので今日はココマデ!

    みなさんリクありがとう!消化は亀の歩みですががんばりゅ

  • 66二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 07:24:13

    そうか、サビーナもメイジーちゃんのことわからなくなったから、メイジーちゃん1人になっちゃったんだ

  • 67二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 08:03:08

    リクエスト
    ヴィムがスポンサーからグエルがなんで学園でキャンプしてるの?と聞かれて困るギャグ。

    ヴィム目線だとこの人もグエルに振り回されてたんだよなー、と。

  • 68◆xMNDkv7Lvwzu23/06/16(金) 12:37:59

    (コソコソ)

    (ペタペタ)

    https://bbs.animanch.com/board/2042801

  • 69◆xMNDkv7Lvwzu23/06/16(金) 20:52:25

    寝る

  • 70二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 01:22:03

    乙み

  • 71二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 09:42:53

    保守

オススメ

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