【🎲】ガンダムビルドファイターズ水星の魔女2

[1 スレ主 23/08/07(月) 02:17:27]

前回

【ダイス】ガンダムビルドファイターズ水星の魔女｜あにまん掲示板

　水星の魔女をビルド系っぽい平和な世界観にしました。

　スレッタが色んなキャラとフラグ立ててます。

【色々崩壊注意】です。

　あと一応ダイススレだけど、SSスレっぽい感じになってます。

[2 二次元好きの匿名さん 23/08/07(月) 02:23:26]

たておつ

なんか前スレの映画デート、もう一組カップルいたな？？？

[3 スレ主 23/08/07(月) 02:27:03]

●これまでのあらすじ
　水星村とかいうド田舎から都会の『私立アスティカシアガンプラ学園』に転入したスレッタは、ガンプラバトルを通してさまざまな人達と絆を結んでいく。
　そんな中、実はスレッタのガンプラ『エアリアル』は彼女の姉エリクトがずっとアシムレイトによって操っているのではないかという可能性が浮上してきた。
　それはさておき、スレッタは誰と結ばれるかな？

●現在の親密度
ミオリネ2 グエル3 エラン4 チュチュ0
ニカ4 ソフィ3
(エリクトポイント1)

[4 スレ主 23/08/07(月) 02:51:16]

●キャラ紹介とおさらい
・スレッタ:主人公。2年生。わりとモテモテ。幼い頃に姉のエリクトが作ってくれたガンプラ『エアリアル』で戦う

・ミオリネ:攻略対象1。大体本編通りな感じ。ダブスタクソ親父が原因でガンプラバトルが嫌い。スレッタに出会うまでは農家になりたかった

・デリング:ベネリットグループとかいうガンプラを扱ってるところの総裁。アシムレイトは危険な力だからと排除しようとしていた

・グエルくん:攻略対象2。ダイスのせいでメスガキにガンプラバトルを指導してもらっている。原作よりスレッタとの親密度高めっぽい

・エラン(フォウ):攻略対象3。ケレス家六つ子の五男で、アシムレイトが使えるためペイル社CEOにこき使われている。スレッタに負けたけど、幸い命だけは保障されている模様

・ニカ:攻略対象4。まだ秘密が隠されている頼れる3年生。エアリアルラブ勢で、わずか3日以内にエアリアル用の新装備を(勝手に)作った天才ビルダー

・チュアチュリー:攻略対象5。でも親密度まだ0。スレッタとは友達の友達として知り合った感じ。仲間想いで他所者にはこわい

・ソフィ:攻略対象6。加古川のスラム生まれの謎のガンプラファイター。近い内にアスティカシアに転校してくるらしい。グエルを何故かボブと呼んでいる

・エリクト:25歳の美人OLとして月面調査のお仕事をしている。21年前、4歳で出場したガンプラ世界大会決勝を棄権して以来、その後二度と誰もファイターとしての彼女を見た事がないらしい。極めて高度なアシムレイトが使えるようで、エアリアルとも常時リンクしているらしい。攻略対象7(？)

[5 二次元好きの匿名さん 23/08/07(月) 03:07:07]

紹介おつ、攻略対象以外のキャラ説明もほしいです……

[6 スレ主 23/08/07(月) 03:15:57]

●キャラ紹介とおさらい2

プロスペラ:優しいお母さん。仕事もあるのに毎日朝食を作ってくれる。原作にあった例のマスクは一応着けている設定

ケナンジ:何故か香港でヤムチャしやがってたおじさん。これでもガンプラ世界大会を連覇しているチャンピオン。21年前の大会でエリクトの実力を目の当たりにしていた

シャディク:休日の取り巻きとのデートを邪魔されたりする可哀想な人。決闘委員会の会長で生徒会長でもある。まだ何も悪いことしてない

エラン(ファイ):ケレス家六つ子の六男。チャラい。ノレアと平和に付き合っている。デートの時はいつも待ち合わせ場所がクイズにされて苦労している

ノレア:実はソフィと同じ加古川のスラム出身。彼氏が待ち合わせ場所が分からず迷ってるのを待つ時間が楽しみ。何度かそのせいでデートができなかった経験があるが、それで彼氏に怒ったり失望した事は一度もない。浮気されたら怒るよりも悲しむタイプ

ヴィム:ジェターク社のCEOでグエルの父。カッコいいガンプラ大好きで、トライオン3が壊された時は本気でキレた。

ラウダ:大体原作通りで書く事ねぇ……フェルペトも同様。もちろんペトラとは付き合ってる。フェルシーについてはまだこれから春が来るはず

ヨーグルトソース派の教官:ガンプラ転売ヤーを許さない紳士。アスティカシアでも数少ない常識人教官で、富裕層寮の『すぺぇし庵』と平民層寮の『あゝし庵』に対しても差別しない。彼の淹れるコーヒーは絶品で、とても美人な恋人がいると噂がある

[7 二次元好きの匿名さん 23/08/07(月) 03:20:14]

キャラ紹介ありがとう……攻略対象以外はあっさり平和にカプ乱立してていいね……
そして教官で草

[8 スレ主 23/08/07(月) 03:25:57]

　さて、前回はフリータイムにエランと映画館デートした後で、残りのフリータイムでグエルとソフィと会う予定だが、グエルは何故かソフィと一緒に行動する事が増えているようだ。

　ソフィとグエルとはどんな感じで会うかな？

dice1d10=7 (7)

1〜4.ソフィとグエル一緒に

5〜9.グエルとソフィは別々

10.ソフィにはノレアがついていた

会う目的

dice1d3=3 (3)

1.偶然

2.遊び

3.ガンプラ関連

場所

dice1d6=1 (1)

1.学園内

2.ガンプラショップ

3.デパート

4.映画館

5.レストラン

6.ネットの中

[9 スレ主 23/08/07(月) 03:33:28]

(ソフィがガンプラ関連の目的で学園に？

今度こそ決闘でスレッタを奪うつもりかな？)

　どんなシチュかな？

dice1d6=2 (2)

1.ソフィが見学も兼ねて学園に遊びに来た

2.スレッタがガンプラバトルの腕を上げる為に呼んだ

3.スレッタがソフィのガンプラについて知りたくて呼んだ

4.ソフィがガンプラバトルの武者修行に来ていた

5.スレッタがソフィにハロを返す為に呼んだ

6.ソフィがスレッタに決闘を挑みに来た

[10 スレ主 23/08/07(月) 03:37:53]

(予想より時間かかってしまったのと、明日朝早いので、一旦ここまで)

[11 スレ主 23/08/07(月) 03:42:18]

(ちなみにソフィが勝手に決闘なんてしたら、シャディクが胃痛で苦しむ事になってた模様)

[12 スレ主 23/08/07(月) 06:38:52]

保守っておく

[13 スレ主 23/08/07(月) 17:01:45]

ほ

[14 スレ主 23/08/08(火) 02:09:58]

ソフィ「やっほー♪ 来たよー、スレッタお姉ちゃん」

スレッタ(はぁ……このお姉ちゃんって呼ばれるのクセになるなぁ)

　スレッタはソフィを学園内に招き入れてガンプラバトルの訓練を積む事にした。

スレッタ「私、ミオリネさんの為にも決闘で負けたくないんです。この間ソフィさんのハロに負けて思ったんです。もっと強くならないとって……」

ソフィ「うんうん、いい心がけだよ。じゃ、やろっか♪」

　せっかくだから先日のハロを使ってもらう。

ソフィ「このハロの特性は球体を生かした防御力と、塗料によるビーム耐性。エアリアルでこれを攻略するならどうする？」

スレッタ「え、えっと……中心を貫くように攻撃？」

ソフィ「でもこの間は当てられなかったじゃん。もっとシンプルな方法もあるよ」

スレッタ(どうすればいいんだろ？)

dice1d3=1 (1)

1.ホームランを狙う

2.掴んでビームサーベルをねじ込む

3.全体にビームを照射する

[15 スレ主 23/08/08(火) 02:26:08]

スレッタ「ホームランを狙う！」

ソフィ「弾き返すって事？　まぁ、正解かな。球体で転がりやすいからフィールドアウトを狙える事もあるし、復帰しようと羽や口を動かせば攻撃のスキができるからね」

スレッタ「なるほど！　ソフィさん賢いです！」

ソフィ「ガンプラファイターって色んな人がいるからね。これからは色んなパターンの敵を想定した方がいいよ」

　ソフィの言葉は、彼女が潜って来た修羅場の数を物語っているように、どこか重みが感じられた。

　ソフィとの親密度+1

　最後はグエルだ

dice1d3=3 (3)

1.グエルはひとり

2〜3.ペトラやフェルシーも一緒

会う目的

dice1d3=2 (2)

1.偶然

2.遊び

3.ガンプラ関連

場所

dice1d6=3 (3)

1〜2.動物園

3〜4.ガンプラショップ

5.グエルのテント

6.メスガキ懺悔室

[16 スレ主 23/08/08(火) 02:45:35]

グエル「……俺に何のようだ、田舎女」
スレッタ「あ、あの……グエル先輩とこの間みたいにショップ回って見たいなぁ……って。やっぱりダメでしたか？」
グエル「ふん、世界大会も近いんだ。今更目的もなくガンプラショップ行ってどうするんだ。……まぁ、いい気晴らしにはなるな」
スレッタ(こ、これってデートになるのかな？　でもグエル先輩、最近テント生活になって辛そうだし……)
　ちなみにフェルペトは興味津々でついて来た。
フェルシー「まさか水星女から誘ってくるなんて！」
ペトラ「これって両想い！？　両想いだよね！？　キャ、キャメラ用意しなきゃ！」

グエル「やはりストライクの造形と設計思想は大したものだな。量産機にまでその思想が受け継がれているのがまたいいものだ」
スレッタ「ストライクダガーの事ですか？　あれは別に……」
グエル「馬鹿。105ダガーだ」
スレッタ「え？　あ、ホントです。調べたらこんなのもあるんですね！　グエル先輩って博識ですね！」
グエル「ふん、俺はジェターク家の長男だぞ。幼少の頃から一通りのガンダムアニメは見せられているし、MSの知識も叩き込まれている」
　そんなやり取りをしばらく続けた後。
スレッタ「……この間はありがとうございました。エランさんに怒ってくれて」
グエル「……気にするな。俺はアイツにムカついただけだ。負けたしな……」
　最後にそれだけの言葉を交わして2人は別れた。

フェルシー(チューは！？)
ペトラ(なんで抱かないんですか、グエル先輩！？)

　グエルとの親密度が+1上がった

[17 スレ主 23/08/08(火) 06:26:50]

　フリータイムによる3回の親密度アップも加算した現在の状況

ミオリネ2 グエル4 エラン5 チュチュ0
ニカ4 ソフィ4
(エリクトポイント1)

まだ√分岐まで逆転のチャンスはある……はず(チュチュだけはキツいかも)

[18 二次元好きの匿名さん 23/08/08(火) 09:13:53]

ほしゅ

[19 二次元好きの匿名さん 23/08/08(火) 09:15:18]

いっそのことこれが本編でいいんじゃないかな（小並感）

[20 スレ主 23/08/08(火) 18:18:19]

ほ

[21 二次元好きの匿名さん 23/08/09(水) 00:57:24]

保守

[22 二次元好きの匿名さん 23/08/09(水) 09:20:35]

保守

[23 二次元好きの匿名さん 23/08/09(水) 09:25:59]

本編でもそうだけど、スレッタのこと気に入らないは気に入らないけど、それはそれとしてグエスレの応援はするフェルペト良いよね

[24 二次元好きの匿名さん 23/08/09(水) 20:18:24]

保守！

[25 スレ主 23/08/10(木) 03:53:51]

　放課後の中庭。

　ミオリネはいつものようにビニールハウスでトマトの世話をしていた。スレッタはその手伝いをさせられている。

スレッタ「ミオリネさん、この肥料はここに置いておけばいいですか？」

ミオリネ「えぇ、そこ置いといて」

スレッタ「さっき校門を出たら入れ違いでどこかの業者っぽい人達がたくさん来てました。どこか落ち着かないですね……」

ミオリネ「もうすぐガンプラ世界大会があるからよ」

スレッタ「え？　それとどういう関係が？」

ミオリネ「あら、知らないの？　アスティカシアガンプラ学園ができてから、世界大会と言えば毎回ここで開催されてるのよ」

スレッタ「………………」

　突然知った結構衝撃的な事実。

　つまりあと1ヶ月もしない内にこの学園内には世界中のファイターが集まるのだ。

　想像するととんでもない光景だった。

ミオリネ「クソ親父と大会主催のウォンさんは旧知の仲でね。私も何度か顔を合わせた事があって……スレッタ？」

スレッタ「そ、その人、遅刻したらグーパンチして来たりしませんよね？　暴力肯定の人ですか？」

ミオリネは……

dice1d6=2 (2)

1〜2.「せいぜい気をつけなさいよ」とニヤニヤしながら答えた

3〜4.「どっちかと言うとGガン寄りの人よ」と答えた

5.「いい人だから安心なさい」と答えた

6.「あの人にだけは逆らったらダメよ」と真剣な顔で答えた

[26 スレ主 23/08/10(木) 04:10:26]

ミオリネ「そうね。スレッタは転入初日に遅刻しかけたし、殴られないようせいぜい気をつけなさいよ」

　ミオリネは珍しいほどニヤニヤと笑いながら答えた。

スレッタ「えぇっ！？　それ冗談ですよね！？　ウォンさん、女の子殴ったりなんてしませんよね！？」

ミオリネ「さぁね。カミーユみたいな女らしい名前の男なら殴るんじゃないの？　アンタ女の子らしさ足りてないからアウトかも」

スレッタ「わ、私アウトなんですか！？」

　そんな感じで楽しく歓談しながら2人はトマトの世話をして放課後を過ごした。

　スレッタの帰り際、ミオリネはトマトの詰まった袋を差し出した。

ミオリネ「はい、これ。冷凍庫いっぱいだし、腐らせたくないから持って帰って。あと、こっちはニカ達の分。アイツらに渡しておいて」

スレッタ「あ、ありがとうございます！　このトマト、美味しくて好きになったんです！」

ミオリネ「そ、そう？　じゃあ……収穫できて余ったらあげるわ。あと……」

スレッタ「はい？」

　ミオリネは照れくさそうに目を逸らしながら、小さな声で言った。

dice1d6=6 (6)

1〜3.「今度、私のトマト料理食べに来ていいわよ」(親密度+1)

4〜5.「……ありがとう」(親密度+2)

6.「浮気くらい許してあげるけど、私のところに戻って来てくれないと……怒るからね」(親密度+3)

[27 スレ主 23/08/10(木) 04:35:28]

ミオリネ「浮気くらい許してあげるけど、私のところに戻って来てくれないと……怒るからね」
スレッタ「え、それって……」
ミオリネ「アンタとは最初ただの契約のつもりだったけど、今はそれくらい本気って事よ。…………恥ずかしいきら、二度と言わせないで……！」
スレッタ「あ、はい……」
　スレッタはドキドキしながら帰宅した。
　あと、悶々としていたせいで『あゝし庵』に届ける分のトマトも家に持って帰ってしまった。母の言葉で気づいて、また学園に戻る事になった。

マルタン「ありがとうな、スレッタ。こんな遅くにわざわざ戻って来てくれるなんて」
スレッタ「い、いえいえ！　元はと言えば私のミスですし！」
マルタン「しかし、ミオリネってトマト好きだなぁ。この間もなんかスナック菓子のトマト味が出るって話してたら飛びついてきてさ」
スレッタ「あ、そのシリーズっていよいよ新商品出るんですね。前から噂になってたそうですけど」
マルタン「あぁ、明日発売だって。だからさっそく明日、みんなの分も含めて買い出しに行くんだ。ミオリネの分もな。スレッタの分も買って来ようか？」
スレッタ「いいんですか！？　ありがとうございます！」

　しかし翌日、マルタンは目的のスナック菓子を1つも手に入れる事ができなかった。
　わかった事は、おそらく何者かがその新商品のスナック菓子だけを狙って買い占めたと言う事だけ。
　これが後々アスティカシア学園史において最大の悲劇として語り継がれる『フレッシュトマト事変』の始まりだった。

[28 スレ主 23/08/10(木) 05:02:10]

ミオリネ「どう言う事なの！？　私アンタにお金預けたわよね！？　みんなで食べられるようにって！」
マルタン「いや、落ち着いてよ……」
ミオリネ「これじゃさり気なくスレッタと1袋ずつ抱えて一緒に食べる予定が台無しじゃない！」
マルタン「……スレッタもここに来てるって、言おうとしたんだけどなぁ」
スレッタ「ミオリネさん、そんな事考えてたんですね」
ミオリネ「わ、忘れなさい！」

　責任感の強いマルタンは、時間と体力のある限り都会を彷徨って片っ端からコンビニやスーパーを訪ねて回ったらしい。
　しかしいずれの店舗からも「申し訳ございません。その商品は在庫切れです」との言葉。
　同じ発売日の別のお菓子は普通に陳列されているのに、不自然なほど件の菓子は見当たらなかった。

　結局ミオリネは怒りで顔を真っ赤にしながら理事長室へ帰った。スレッタも慰めようとついて行く。
　するとその理事長室の前にシャディクが立っていた。ミオリネを待ち構えるように。
シャディク「聞いたよ。新しいトマト味、手に入らなかったんだって？　たまたま俺はいくつか手に入ったんだ。よかったら分けてあげようか？」
スレッタ(えっと……これって)
ミオリネ(そんなたまたまがあってたまるかっての！)

レネ「ポリポリ……これ美味しいんだけどさ、倉庫いっぱいになるとか、いくらなんでも買い過ぎじゃない？　サクサク……」
サビーナ「ポリポリ……またいつものシャディクのワガママだ。私達が付き合ってやらないと誰が付き合うんだ。あぁ、しかし、これはやめられない。これ以上食べたら太るのに……サクサク……」

[29 二次元好きの匿名さん 23/08/10(木) 07:29:53]

トマト味再販して欲しいほしゅ

[30 スレ主 23/08/10(木) 17:57:52]

シャディク「俺達が偶然手に入れる事ができたトマト味、よければ10袋ほど分けてあげよう」
ミオリネ「……そちらのメリットは？」
シャディク「ないよ。俺は単に君達とお菓子が食べたいだけなんだ」
　嘘ではないが、何かを隠しているような胡散臭いシャディク。ミオリネもついに核心に踏み込んだ。
ミオリネ「もう一つ確認。トマト味を買い占めたのはアンタ？」
シャディク「……(あれ？　なんでバレたんだ？)」
ミオリネ「初めから、エアリアルを奪う為の取引き材料にするつもりだったのね」
シャディク「ち、違う！」
ミオリネ「まぁ、アンタの思惑がどうであれ、こうなったらやる事は一つよ」
シャディク「よせ……！」
ミオリネ「決闘よ！　買ったらアンタの持ってるお菓子全部貰うわ！」

スレッタ(ミオリネさん、すごく怒ってる……。やっぱりトマト味が楽しみだったんだ)

[31 スレ主 23/08/10(木) 18:19:51]

ラウダ「……と言うわけで決闘は6対6の殲滅戦を採用。賽は投げられた。以上」

ミオリネ「待ちなさい！　こっちにはファイト科の生徒なんてスレッタとチュチュくらいしかいないのよ！　しかも殲滅戦って何よ！　本編だとフラッグ戦だったじゃない！」

ラウダ「兄さんはどんな不利な条件でも勝ってきた」

ミオリネ「こんのブラコンが……！」

レネ「リリッケ・カドカ・……えっとリパティ？」

リリッケ「はい？」

レネ「アンタ必ず決闘に参加してよね。どっちが上かわからせてあげる」

リリッケ「はぁ……」

サビーナ(レネはやる気満々だけど、実はこれから転入してくる2人が参加する分、誰か2人抜ける事になるんだよな……)

　と言うわけで、シャディクと転入生2人で3枠埋まり、残り3枠にシャディクは誰を参加させるかな？

(被ったら1つ下ずらし)

dice3d6=2 6 1 (9)

1.サビーナ

2.メイジー

3.エナオ

4.レネ

5.イリーシャ

[32 スレ主 23/08/10(木) 18:22:09]

(あ、ダイス6面になってた。1つは振り直し)

dice1d5=1 (1)

1.エナオ

2.レネ

3.イリーシャ

サビーナとメイジーは参加確定

[33 スレ主 23/08/10(木) 18:32:41]

(今度は何故か3人しかいないのに5面ダイス使ってた。なんで？)

シャディク「よし、参加メンバーは俺と転入生2人、それからサビーナ、メイジー、エナオに頼む」

レネ「そ、そんな！　私リリッケ呼び出したのに！」

サビーナ「よしよし、可哀想にな……」

メイジー「あー、シャディクが女の子泣かせたー」

シャディク「え、そんな約束してたの！？　聞いてないよ！？」

　レネには後日別の方法でリリッケと因縁をつけてもらう事にした。

　レネとリリッケの因縁とは……

dice1d10=2 (2)

1〜5.キープくん120号の件

6〜7.ミスコンで負けた恨み

8〜9.なんとなくいい子過ぎて気に入らない件

10.実はレネがリリッケをいやらしい目で見ていた件

[34 スレ主 23/08/10(木) 18:49:03]

ニカ「話が違います！　どうしてあんな事を！」
シャディク「連絡役の君には知る必要がない事だ。もっとも、今回の君の仕事ぶりには感謝しているよ。トマト味の入荷店舗情報を集めてもらえた事と、ミオリネの動向を察知してくれた事。これがなければ今回の作戦は成り立たなかった」
ニカ「……くっ、私はこんな事……」
シャディク「俺を裏切るのは勝手だけど、スラム育ちの君がこの学園にいられるのは誰のおかげか考えるんだね。君はもう最初から裏切り者なんだよ。それは誰でもない、君自身が選んだ生き方だ」

　偶然ニカを追いかけていたスレッタは、この話を聞いてしまった。
スレッタ(ニカさんにも色々あるんだ……きっと。秘密にしておこう。いつか自分から話してくれるまで待とう)

[35 スレ主 23/08/10(木) 23:16:30]

　数日後、決闘を明日に控えたタイミングで1年に2人の少女が転入して来た。

ソフィ「ソフィ・プロネだよ！　よろしく！」

ノレア「ノレア・デュノク。一応付き合ってる相手いるんで、男子は近づかないでください。反吐が出るので」

　転入した教室の担任はしばらく胃痛に苦しむ事になりそうだ。

　そしてマルタンも同様だった。

マルタン「え、君達ウチの寮に来るの？」

ソフィ「うん！　プリンス……じゃなくてシャディクがそうしろってさ。私もスレッタお姉ちゃんいるし、こっちでいいよ」

ノレア「ソフィ、それは秘密だったでしょ。明日コイツらと決闘する事も含めて」

マルタン「えぇ…………」

　そう言えばグエルはどうしてるかな？

dice1d6=5 (5)

1〜2.現在修行中で失踪

3〜5.まだ普通に学校で過ごしてる

6.ソフィに拾われて『あゝし庵』に入る事になった

[36 スレ主 23/08/11(金) 09:12:12]

保守

[37 スレ主 23/08/11(金) 19:50:41]

(チーズ味ならまだ売ってた)

[38 二次元好きの匿名さん 23/08/11(金) 20:15:41]

保守

[39 スレ主 23/08/12(土) 00:59:04]

　そう言えば使用ガンプラどうしよう

シャディク

dice1d10=4 (4)

1〜6.ミカエリス

7〜9.00の天使系

10.ハシュマル

シャディク隊のみんな

dice1d10=3 (3)

1〜6.ベギルペンデ(名前の由来的に5機揃ってないとおかしいけど)

7〜8.ドム

9.ベアッガイ

10.もうみんなガンダムでよくない？

[40 二次元好きの匿名さん 23/08/12(土) 01:21:21]

無難オブ無難なダイスだね

[41 スレ主 23/08/12(土) 07:17:08]

ヌーノ「なぁ、本気でやるのかよ。あっちは全員ファイト科だろ？」

ミオリネ「やるに決まってるでしょ！」

オジェロ「けど、実力差的にキツいって！　俺も賭けれるなら向こうに賭けるって！」

ティル「勝算はあるの？」

ミオリネ「そんなもの、アンタ達次第よ。ビルダーの本気、あのスカした顔のシャディクに見せてやりなさい！」

スレッタ(ミオリネさん、そんなにトマト味食べたかったのかな……)

　ミオリネ陣営はどんな編成で行くかな？

dice1d6=1 (1)

1.無難にザク部隊(不利)

2〜3.エアリアルを主軸に戦術と連携を意識した部隊(若干有利)

4〜6.シャディクを確実に潰す為の手段を選ばない編成(勝ち確)

[42 スレ主 23/08/12(土) 09:40:15]

保守

[44 二次元好きの匿名さん 23/08/12(土) 23:11:01]

ミオリネまさかの+3！告白したようなものじゃない…！
保守！

[45 二次元好きの匿名さん 23/08/12(土) 23:24:14]

エラン４号激走、それにグエルが追撃かと思いきやまさかのミオリネがどこぞの三冠馬よろしく一気に追い込んでくるとは。あとチュチュパイセンがんばれ超がんばれ。

[46 スレ主 23/08/13(日) 02:47:53]

ミオリネ「じゃあ見せてもらうわ。アンタ達が出せる最高傑作のガンプラを」

　シャディク達との決闘で生半可なガンプラは役に立たない。付け焼き刃ではなく、すでに完成しているガンプラを使用するのがベストだと判断したミオリネだったが……

マルタン「俺はザクⅡ改しかないけど、いいかな？」

ヌーノ「デザートザクしかねーよ」

オジェロ「やっぱりジョニー・ライデンカラーの高機動ザクだよな！」

アリヤ「ザクウォーリア。コンセプトはアレックス(アスラン)が三馬鹿相手に善戦してた1話の頃を意識してる」

ティル「……ザクⅠしかない。なんかごめん」

オジェロ「いやいやいや！　その旧ザク最高じゃん！」

リリッケ「渋くて素敵です！」

チュチュ「なんだよ、あーしの使うガンプラそれで決まりじゃん」

ミオリネ「アンタ達ねぇ……」

　決闘の編成はエアリアルと愉快なザク達5機でやる事になった。

ミオリネ(これじゃあ戦術も組めない。なんで狙撃型や遠距離砲撃とか、工作特化型とかいないのよ！

　あと残る手段は助っ人を探すしか……)

　エラン(フォウ)を口説くのは容易いだろうけど、グエルはどうだろうか？　助っ人になってくれるかな？

dice1d6=4 (4)

1〜3.くれない

4〜5.くれた

6.くれたけど、厄介な条件を出された

[47 二次元好きの匿名さん 23/08/13(日) 04:20:16]

くれた！

[48 スレ主 23/08/13(日) 08:43:36]

ほ

[49 スレ主 23/08/13(日) 12:14:12]

ミオリネ「エラン、明日の決闘ヒトゴーサンマルからだから。遅刻したら⚫︎す。以上」
エラン「待って。なんで僕が興味のない君の為に決闘に参加しないといけないのかな？」
ミオリネ「シャディクにスレッタのお菓子取られたんだけど、それじゃあ理由にならない？」
エラン「十分なる。……シャディク、お前は存在してはいけない生き物だ……」
　ミオリネが軽く引く程度に静かな怒りを燃やすエラン。
　多分、ミオリネが決闘を取り下げる事があれば、彼が代わりにシャディクに挑んでいただろう。

[50 スレ主 23/08/13(日) 12:31:23]

スレッタ「助っ人！　助っ人！　助っ人！　助っ人！」
　鬱陶しい掛け声で校内を走るスレッタ。グエルとの遭遇は必然だった。
グエル「邪魔だ。田舎女」
スレッタ「あっ、グエル先輩！　よかったら明日の決闘……あ、そうですよね。禁止されてたんですよね？　お父さん、大事ですよね……」
　グエルはスレッタから目を逸らし、父の事を考えた。脳裏をよぎったのは幼き頃に父から受けたスパルタ英才教育の日々だった。

グエル「お父さん！　何周してもこのアニメ意味わかんないよ！　なんでこの人ベルリを目の敵にしてるの？　なんでこんな仮面付けたの？　なんでエンディングではみんな仲良しなの？　キャピタルアーミィとキャピタルガードってどう違うの？」
ヴィム「馬鹿者！　お前はまだそんな事が分からんのか！　それでもジェターク家の子か！！」
　父の厳しい叱責に心が耐えきれず、泣き出す幼きグエル。
　すると父はグエルの頭を優しく撫でた。
ヴィム「いいか、グエル。世界には色んな人間がいるのだから。クンタラ仮面が何故あんな事になったかは、彼の気持ちにならないと分からん事だ。さぁ、劇場版でもう一周だ。父さんも一緒に観てやる」
グエル「グスン……うん！」

　思い出から現在に帰ったグエルは、言い訳するように呟いた。
グエル「……色んな人間がいるなら、俺の間違いくらい許してくれるよな……？」
　グエルはスレッタをまっすぐに見据えた。
グエル「マスクを用意してくれ」
スレッタ「グエル先輩、風邪でもひいてるんですか？」
グエル「馬鹿言え。仮面の方のマスクだ。決闘禁止されてるのに、素顔で堂々と参加できるか」
　グエルの言葉に、スレッタは目を輝かせて喜んだ。

[51 スレ主 23/08/13(日) 21:39:14]

スレッタ「か、仮面！　なんかガンダムらしくてカッコいいですね！」
グエル「被るタイプのがいい。髪まで隠せばバレにくいだろうからな」
スレッタ「やっぱりシャアみたいな感じがいいですね」
グエル「形状はともかく、さすがにあのデザインは現代だと変態だろ」
　グエルの参戦が決まり、くだらない話をしていたスレッタとグエルだったが、そこに思いもよらない人物が現れた。
プロスペラ「あらあらまぁ。これは面白い偶然ねぇ」
グエル「誰だ！？」
スレッタ「お母さん！　どうして学園に？」
グエル「なっ！？　お前の親なのか！？」
　仮面を被ったプロスペラの姿にグエルが警戒するのも無理はなかった。
　プロスペラはクスクスと笑いながら、グエルに右手を差し出した。
プロスペラ「はじめまして、グエル・ジェタークさん。スレッタの母でベネリット・グループ参加のガンプラ企業『シンセー』のCEOをしているプロスペラ・マーキュリーよ。いつも娘がお世話になってるわ」
　グエルは少し戸惑いながら、プロスペラと握手を交わした。
グエル「はじめまして、プロスペラさん。……あの、『面白い偶然』ってなんですか？」
　他意はない。グエルは何故かそう思いたかった。
　しかしグエルの問いかけにプロスペラは不気味な笑みを浮かべて答えた。
プロスペラ「仮面、あるわよ。私が自分で実験的に被ってるのと同じ物がね。ちょうどスレッタにあげようと思って予備と一緒に持って来たら、まさか他にも似合いそうな子がいたなんて、面白い偶然でしょう？」
　

[52 スレ主 23/08/13(日) 21:49:13]

(途中で投稿ボタン間違って押しちゃったよ……)

　プロスペラの被っているマスクはいかにも機械仕掛けが施されているように見えた。
　スレッタも驚きを隠せない。
スレッタ「で、でもお母さん！　私仮面なんていらないよ？　それに何か仕掛けがあるの？」
プロスペラ「このマスクはね、プラフスキー粒子の流れを見る事ができるのよ。現状では公式ルールにも抵触しない……いいえ、そもそも公式ルールですら想定していない仕組みで作られているのよ。スレッタが世界一になる為にお母さん頑張っちゃったわ」
スレッタ「す、すごい！　エアリアルとそれがあれば、もう私無敵だよね！？　ありがとう、お母さん！」
　無邪気に喜ぶスレッタ。
　だがグエルはそのマスクから直感的に嫌な気配を感じるのだった。

[53 スレ主 23/08/14(月) 04:38:19]

保守

[54 スレ主 23/08/14(月) 15:52:21]

保守

[55 二次元好きの匿名さん 23/08/14(月) 18:51:57]

見てるぞ

[56 二次元好きの匿名さん 23/08/15(火) 05:47:06]

ほ

[57 スレ主 23/08/15(火) 10:36:23]

グエル(プラフスキー粒子が見えるマスク……。だが俺はそんなモノに頼りたくないな。しかし……)

dice1d3=2 (2)

1.グエルは何も言わずにマスクを受け取った

2.「その機能は切ってくれ」と断った

3.スレッタの為にも自分がそのまま着用して危険性を確認すべきと判断した

[58 二次元好きの匿名さん 23/08/15(火) 21:23:00]

続き楽しみです、応援してます！

[59 スレ主 23/08/15(火) 22:45:30]

(保守感謝)

グエル「ご好意には感謝します。ですがプロスペラさん、俺のマスクの機能はオフにしてもらえますか？」

プロスペラ「あら、どうしてかしら？　不安でも？」

グエル「俺のプライドの問題です。もし娘さんとまた決闘する事があれば、こんなズルみたいな機械は使いたくない。当然世界大会でもです。だからない方がいいんです」

プロスペラ「……そう。ならあなたの分は内部パーツを外しておきましょう。今夜中に除去作業は終わるから、明日の午前中にはあなたのマスクを届けられるわ」

　プロスペラは特に気にする様子もなく引き下がった。スレッタにマスクを1つ手渡すと、軽く踵を返した。

プロスペラ「じゃあね、スレッタ。せっかくだからお母さん、ミオリネさんにも挨拶してくるわ」

スレッタ「うん！　ありがとう、お母さん！」

　ミオリネがいるのは中庭のトマトハウスだ。

　プロスペラは……

dice1d2=2 (2)

1.それを察して中庭に向かった

2.それを知らずに理事長室に向かった

[60 スレ主 23/08/15(火) 23:04:41]

　意外とドジっ子なプロスペラは無人の理事長室へ行ったぞ。

　せっかくだから……

dice1d6=2 (2)

1〜3.「汚い部屋ね。これで嫁なんてやっていけるのかしら〜」と鬼姑ごっこしてみる

4〜5.花嫁であるミオリネの事を調べてみる

6.残念、理事長室には鍵がかかっていたので入れない

　一方その頃、中庭では。

ミオリネ「ついにアンタの目論見がわかったわ。アンタはわざわざ私の好きそうなスナック菓子を買い占めた。最初『一体何の為にそんな無駄な事を』と思ったけど、これは私への嫌がらせなんでしょ？

　アンタは自分の力を誇示したかった。私の生きがいを奪う事でアンタは私を自由にできる立場だってマウント取りたかっただけなのよ」

　シャディクはこれ以上なく狼狽していた。

シャディク(あ、あれ〜？　どうしてこんな事に？　俺はただ、ミオリネと一緒にお菓子を食べたかっただけなのに……)

ミオリネ「ふん、図星を刺されて困っているようね。やっぱりアンタも私をベネリットの可愛いペットくらいにしか思ってないのよ」

シャディク「ち、違う！　お、俺は本当は……！」

ミオリネ「近づかないで！」

　完全に拒絶されたシャディク。

　幼馴染なのに。あんなに一緒だったのに。

シャディク(どうして、こんな事になったんだ……)

　中庭をトボトボと去る途中、スレッタとすれ違った。

シャディク「花婿なら花嫁の暴走を止めてやれ。たかがお菓子の為に分の悪い決闘なんて正気じゃない」

スレッタ「……花婿なら、花嫁が受けた屈辱は晴らしてあげないといけないと思います」

　スレッタの思わぬ返答に、シャディクは初めて彼女を敵として認識した。

シャディク「なら、明日の決闘は容赦しない。君のエアリアルも破壊する。覚悟するんだな、スレッタ・マーキュリー」

[61 スレ主 23/08/15(火) 23:26:11]

　スレッタがトマトハウスに来た。
　どうやらプロスペラもミオリネに会いに来ていたはずらしいが、まだミオリネが会っていない。
　きっとプロスペラはミオリネに会えないまま諦めて家に帰っただろう。2人の間でそんな結論ができた。
　それからしばらく一緒に過ごしたスレッタが空が暗くなると共に家に帰った後、ミオリネは誰もいない理事長室へと戻った。
ミオリネ「ただいまー……って、誰もいないけど」
プロスペラ「お帰りなさい」
ミオリネ「！！！？？？」
　そこで待っていたのはプロスペラだった。
プロスペラ「まさか花嫁の部屋がこんなに掃除できていないなんて……あらあら、ここなんかこんなに埃が雪のように降り積もって、まぁ。これでは可愛い愛娘を預けるのも不安になるわぁ」
ミオリネ(え、コワッ！？　この人ガチで私の事スレッタから引き離そうとしてるの！？　そのために理事長室に忍び込んだの！？)

プロスペラ「ふふふっ、ミオリネさんの焦った顔、とても可愛らしかったわ。からかった甲斐があったわね」
ミオリネ「ぐぬぬ……せ、先日の会議ではお世話になりました」
　プロスペラがミオリネに挨拶に来ただけだと知り、ミオリネはからかわれた事に恥ずかしさを感じていた。
プロスペラ「まさかミオリネさんの口から、『それでも娘さんへの気持ちは本当です！』なんて素敵なセリフが聴けるとは思わなかったわ。あの日の『このクソ親父』とどちらが名言かしらね」

　それからプロスペラはミオリネと軽い世間話だけして帰った。
プロスペラ「また会いましょう、ミオリネさん。
　……えぇ、またきっと会えるわ。あなたとスレッタとの婚約関係がどうなろうと、私達とあなた達親子には切っても切れない縁があるもの」
　去り際に意味深長な言葉を残して。

[62 スレ主 23/08/16(水) 06:09:02]

(やっとシャディクとの決闘当日まで来た。今夜できるだけ一気に進めます)

[63 スレ主 23/08/16(水) 17:09:46]

(まだ本格始動できないので、ひとまず保守

ミオリネチームってスレッタ、チュチュ、リリッケ、マルタン、エラン、グエルの6人になるのか……

シャディクは御三家の2柱同時に敵に回してしまったわけだから、ソフィノレアいないとかなりシビアな状況だったかもしれない)

[64 スレ主 23/08/17(木) 02:47:33]

　ついにシャディクとの決闘の時が来た。
　決闘直前からさっそく一部では火花が散っている。
ソフィ「お姉ちゃん、今日は本気で行くからね」
スレッタ「は、はい！　頑張ります！　あ、いえ！　負けません！」

リリッケ「あ、あのー……レネさんは？」
サビーナ「(無言で観客席を指さす)」
リリッケ「なんか涙目で睨んで来てる！？」
サビーナ「よくわからないが、レネの仇は私が討つ事になった。悔いのない試合をしよう」
リリッケ「あ、はい(結局なんだったんだろう？)」

チュチュ「テメェら敵の癖にウチのシマで寝泊まりなんてよくできたなぁ？　ぶっ潰してやるよ！」
ノレア「……そう言えばチュアチュリーって名前、まるでGレコの金魚みたいな名前ですよね。親はよくそんな愉快な名前つけましたね」
チュチュ「テメェこそ、最終回でベルリに捨てられたクンタラ負けヒロインみたいな名前してるし」
ノレア「ノレドなら劇場版で救済されましたよ？　スレ主でさえ昨日やっと観たのに、知らないんですね(嘲笑)」

エラン(あの子、ファイの奴と交際してるんだっけ？　面倒だしあまり近づかないでおこう……)

[65 スレ主 23/08/17(木) 03:11:00]

　約束通りプロスペラはグエルのマスクを持って来てくれた。

　スレッタとグエルが出迎え、マスクを受け取る。

グエル「サイズはぴったりだ。感謝します」

プロスペラ「ご武運をね」

　グエルはマスクを被り、決闘の試合会場に向かった。

　スレッタもグエルの背中を追おうとしたが、その時母の呼び止める声がした。

プロスペラ「スレッタ、少し話があるの」

　いつもとは違う重みがある声。

　スレッタは緊張しながら母の言葉に耳を傾ける。

プロスペラ「調べてみたんだけど、あのソフィって子が使っているガンプラはね、実はデザインがエアリアルの盗作なの」

スレッタ「……えっ？」

プロスペラ「正確には、お母さんやお母さんのお友達がエリィの為に昔作ってあげたルブリスが元になってるわ。でも……21年前、ひどい事件が起きた」

　プロスペラの手にぐっと力が込められる。

プロスペラ「ルブリスが盗み出されたのよ。そして今、そのルブリスのデータを元に作られたガンプラが勝手に使われてる。とても悪い事だと思うでしょ？」

スレッタ「ひ、ひどいよ！　ソフィさんはまだ生まれてなかったから知らないかもしれないけど、そんなの……許されないよね！」

　スレッタの答えを聞くと、プロスペラは本当の魔女さながら妖艶な笑みを浮かべて、愛娘の耳元で囁いた。

プロスペラ「そうよ。あのガンプラは、あってはならない。そしてもうその設計図は残ってないはずだけど、それでも現物が残ってるのが実情よ。だからお願い、スレッタ。

　あのガンプラを、粉々に破壊して」

スレッタ「ガンプラを、破壊……」

　もちろんガンプラ同士をぶつけ合うガンプラバトルに破壊はつきものだ。だがそれはあくまで勝負としての範疇であり、無意味かつ過剰な破壊は禁忌とされている。あくまでもガンプラバトルは『愛好家』として『好き』をぶつけ合うものだ。

　スレッタは……

dice1d10=6 (6)

1.プロスペラの頼みを躊躇った(エリクトポイント+5)

2〜10.プロスペラに頷いた

[66 スレ主 23/08/17(木) 03:20:10]

　スレッタは頷いた。
スレッタ「うん！　任せて、お母さん！　悪いガンプラはなくしていかないとね！」
プロスペラ「よかったわ、あなたが素直ないい子で。じゃあ、いってらっしゃい。健闘を祈るわ」
スレッタ「うん、いってきます」
　スレッタも試合会場に向かって駆け出した。
　その背中を見送ってから、プロスペラも帰路に向かった。
プロスペラ「そうね。あなたはいい子だから、嫌がるかもしれないと思ったの。だから『保険』は残した。……許してね、スレッタ」

[67 スレ主 23/08/17(木) 03:35:43]

　今回の試合会場はいつも使用しているものよりもはるかに大きなアリーナだった。いわく、世界大会はここで行われているらしく、今年度も使われるらしい。
　なので、授業を終えた学園生徒達が観客席に大勢詰めかけ、さらに公開試合と聞いて見物しに来た外部の人間も数十人入り、それでもなお観客席はガラガラに空くほどに広かった。
　そして決闘に参加もせず、作戦指揮等の役割を持たないオジェロやヌーノ達も観客席で決闘開始を待つ事になった。
　そこへ恰幅のいいサングラスの男が現れた。
サングラスの男「君たち、隣りいいかな？」
オジェロ「は、はい(うわ、腹すげー。けどどっかで見た事あるような……)」
ヌーノ「お、選手入場の時間だぞ」
オジェロ「あ、あぁ。ついに来たか！　俺達のザクが壊されても賭けに勝てばお釣りが来るんだ！　頼むぞぉ！！」
サングラスの男(よし、誰も俺の完璧な変装には気付いてないな。さて、エリクトはどこかな？)

[68 スレ主 23/08/17(木) 04:03:55]

セセリア「レディース　アーンド　ジェントルメーン！　これより本日の決闘を行います！　実況は今年の世界大会でもナレーターを務めさせて頂く事になったこの私、セセリア・ドートが行います！

　そして、本日はゲストに3年のラウダ・ニールさんと、愉快な取り巻きをお招きしています！」

ラウダ「よろしく」

ペトラ「ちょっと！　なんで略したの！？」

フェルシー「雑に扱うくらいなら呼ぶな！」

モブ生徒A(マジかよ。今年の実況、メスガキに乗っ取られたのか……)

モブ生徒B(世界大会主催者は神かよ)

セセリア「では今回の決闘に参加される選手を紹介します！　まずは挑戦者サイド！

　１番　マルタン選手　使用機体は高機動ザク(JR)！

　２番　チュアチュリー選手　使用機体はザクⅠ！

　３番　リリッケ選手　使用機体はデザートザク！

　４番　エラン選手　使用機体はザクⅡ改！」

モブ生徒C(何これ？　ザク祭り？)

モブ生徒D(もう勝負捨ててるだろこれ)

セセリア「さらに……５番　仮面ファイター選手　使用機体はエアリアル！」

　プロスペラのマスクをつけたスレッタが入場する。

　だがホルダー専用学生服のせいで何者かはバレバレである。

モブ生徒E(あ、スレッタ・マーキュリーだ。なんでコスプレしてんの？)

モブ生徒F(ガンダムのお約束だよな、仮面)

サングラスの男(あれ？　エリクトは出ないのか？)

セセリア「そして最後に……６番　仮面ファイター2号選手　使用機体はザクウォーリアです！」

　ラウダは…… dice1d6=6 (6)

1〜5.当然気づいた　　6.気づかなかった

[69 スレ主 23/08/17(木) 04:22:25]

フェルシー「ちょっ！？　ラウダ先輩！　グエル先輩いたっすよ！？　まずいっすよ！」
ラウダ「？　何を言ってるんだ？　決闘禁止の兄さんがこんなしょうもない決闘に参加してるはずないだろう」
ペトラ「それにしても水星女もいませんね」
ラウダ「今日こそアイツがぎゃふんと言うところを見たかったが、まさか逃げの一手とは油断したか」
ペトラ「ラウダ先輩、寝坊しましたもんね」
ラウダ「少しだけだ。お前に起こされなくても十分起きれた」
フェルシー「え。」
　あんなに一緒だったのに。

[70 スレ主 23/08/17(木) 04:26:28]

(一旦ここまで。決闘開始まで割と長くなった……)

[71 スレ主 23/08/17(木) 09:05:36]

保守

[72 スレ主 23/08/17(木) 20:09:47]

シャディク「え、水星ちゃんだよね？　何その仮面？　コスプレ？」
スレッタ「ち、違う！　わたs…僕はファイター。仮面ファイターと名乗らせてもらう！」
シャディク「……で、グエルも来たわけだ」
グエル「俺は仮面ファイター2号だ」
シャディク(しまった、2人ともロールプレイエンジョイ勢だった。もうこの件には触れないでおこう)

セセリア「何故かスレッタ・マーキュリーと同じエアリアルを使う謎の仮面ファイター！　その正体、一体何者なんでしょうか！？」
ラウダ「確かに気になるな。エアリアルは2つあったと言う事か……まさか他にもあるのか？」
ペトラ「もしかしたら水星女は、ベネリットグループを脅かす巨大な悪の組織の尖兵に過ぎなかったのかもしれせんね」
フェルシー(もう考えるのはやめよう)

[73 スレ主 23/08/17(木) 22:10:43]

(今夜はこのまま寝落ちするので、とりあえず決闘始まったらスレッタが誰とぶつかるかダイスで決めておこう)

dice1d25=22 (22)

1〜5.さっそくシャディクとタイマン

6〜8.無謀にもサビーナ達3人の誰かが単騎で突っ込んでくる

9〜15.3人に囲まれる

16〜20.ソフィと対決

21〜24.ノレアと対決

25.何故かみんなエアリアル狙ってるんだが……

[74 二次元好きの匿名さん 23/08/17(木) 22:13:29]

まさかの本編でもほぼまともにぶつからなかったVSノレアか……どうなるか全く読めない……

[75 二次元好きの匿名さん 23/08/18(金) 08:55:17]

保守

[76 二次元好きの匿名さん 23/08/18(金) 20:08:43]

保守

[77 二次元好きの匿名さん 23/08/19(土) 02:32:35]

保守

[78 二次元好きの匿名さん 23/08/19(土) 06:02:25]

ほ

[79 二次元好きの匿名さん 23/08/19(土) 09:59:35]

ほ

[80 スレ主 23/08/19(土) 18:45:01]

(保守感謝します。ここ数日更新不安定になるかも)

[81 二次元好きの匿名さん 23/08/20(日) 00:22:33]

保守

[82 二次元好きの匿名さん 23/08/20(日) 06:42:41]

保守

[83 二次元好きの匿名さん 23/08/20(日) 17:07:57]

保守

[84 二次元好きの匿名さん 23/08/21(月) 03:23:27]

保守

[85 スレ主 23/08/21(月) 09:05:19]

(ひとまず生存報告)

[86 スレ主 23/08/21(月) 19:57:41]

(今夜は少し進められます)

[87 二次元好きの匿名さん 23/08/21(月) 21:44:18]

保守　待ってます

[88 スレ主 23/08/21(月) 23:42:02]

セセリア「さぁ、ついに始まりました！　ミオリネ隊とシャディク隊の決闘です！　各機一斉に散開！　ミオリネ隊はエアリアル以外全部近距離装備のザクなので戦術の立てようもないようです！」

ミオリネ「いい？　スレッタ。エアリアルがこの戦いの要だから、必ず長く生き延びて。いざとなったらマルタンを盾にして！」

マルタン「鬼かよ」

シャディク「エアリアルの相手は、ソフィ、ノレア、まずはどちらかに頼もうか」

ノレア「『まずは』、ですか。まるで私達でもしくじるような言い方ですね、プリンス。正直気に入りません」

シャディク「実際にエアリアルは強いからね」

ノレア「わかりました。なら、『まずは』私があのガンプラを壊しに行って来ます」

ソフィ「うん、私は他の子達で遊んでるね」

　ソフィは笑ってノレアのルブリス・ソーンを見送った。

シャディク「いいのかい？　スレッタとの勝負、楽しみだったんだろ？」

ソフィ「楽しみはとっておきたいし。それに、オモチャはいっぱいあるからね」

　ソフィは獰猛な眼でレーダーに映る他の敵機の反応を睨んだ。

スレッタ「！　あ、あれはまさか、ルブリスの！？」

dice1d6=3 (3)

1〜3.「間違いなく例のガンプラの1つだ！　壊さないと！！」

4〜5.「エアリアル？　どうしたの？」(エリクト+1)

6.「……いや、よく見たら全然似てないな」

[89 スレ主 23/08/22(火) 01:12:36]

スレッタ「ノレアさん！　そのガンプラ、どこで手に入れたんですか！？」

ノレア「？　あぁ、これですか。ガンプラ大会に勝ち進んでたら大人達がくれたものです。なんでも、20年くらい前の傑作をモデルにしたとか」

スレッタ「やっぱり！　そのガンプラはダメです！　ホンモノのルブリスを作ったのは私のお母さんで、それはルブリスの設計図を無断使用したものなんです！」

ノレア「……呆れました。たかが20年前の設計のオマージュじゃないですか。むしろ利用してもらえた事を感謝すべきです。どれだけ度量狭い親なんですか」

　ノレアは呆れたようにため息混じりにスレッタに答える。

　予想外の返答にスレッタは呆然とさえした。

スレッタ「……………やっぱり、分かってくれないんですね」

ノレア「あなたこそ、何故決闘に別の私情持ち込んでるんですか？　それこそ私には理解できません」

　……本当に強敵なのか？

　……どう見ても甘ったれの小娘ではないか？

　ノレアはシャディクの言葉を疑問に思い始めた、その頃だった。

　突然ノレアは、エアリアルから鬼気迫るようなプレッシャーを感じた。

　咄嗟にエアリアルへの接近をやめて回避行動を取るノレアのルブリス・ソーン。

ノレア(な、何！？)

スレッタ「お母さんから教わらなかったんですか？　人から盗まれた物を返さず使ってはいけませんって」

　スレッタが戦闘態勢に入った。

エアリアルの状態

dice1d5=3 (3)

1.不調気味。ルブリスの件で何か動揺しているようだ

2〜3.通常通り。長期戦なのでまだ本気は出せない

4.好調。アシムレイトは被弾しては元も子もないので、撃たれる前に撃つ

5.全力発揮。敵を見つけたので殲滅モードに移行

[90 スレ主 23/08/22(火) 06:19:00]

ほ

[91 二次元好きの匿名さん 23/08/22(火) 17:32:51]

しゅ

[92 スレ主 23/08/22(火) 17:44:55]

　エアリアルは全力こそ出せないが、十分に戦える状態だった。それに加えてスレッタはプロスペラのマスクでプラフスキー粒子の流れが見えていた。

　もはや並みのガンプラファイターでは相手にならないだろう。

　しかし目の前の敵は並ならぬファイターだった。

　ルブリス・ソーンはルブリスをモデルに改良されており、その性能はファラクトをも凌ぐ。

　そしてノレアもアシムレイトを使いこなせる熟練のファイターだった。

　勝負は必然的に過激さを極めた。

　全3回戦。ダイス目の差が10以下なら引き分け。

　51以上差が出た場合は中破する。

①

エアリアル　dice3d30=4 9 21 (34)

ソーン　　dice2d50=35 1 (36)

[93 スレ主 23/08/23(水) 03:36:20]

　なんと、スレッタにはプラフスキー粒子が見えているにも関わらず、ノレアは互角に戦った。

　スレッタは……

dice1d3=1 (1)

1.冷静に戦っている(±0)

2.焦りや恐れで動揺している(2回戦の判定に-20)

3.内から湧き出す凶暴な攻撃性を抑えられない(2回戦+20)

　ノレアは……

dice1d3=2 (2)

1.エアリアルの動きの癖を見切った(2回戦+30)

2.スレッタに対する怒りで冷静になれない(2回戦-20)

3.互角だが、よくない箇所に損傷を受けた(2回戦及び3回戦判定-20)

エアリアル　dice3d30=6 13 17 (36)

ソーン　　dice2d50=45 41 (86)

[94 スレ主 23/08/23(水) 03:44:36]

スレッタ「くっ、この人……今まで戦った誰よりも強いかもしれない！　でも！」

ノレア「『お母さんから教わらなかった』かって？　よくも、私にそんな事を言う！！」

　致命的なダメージは防げているものの劣勢に追い込まれたエアリアル。

　エアリアルはどうする？

dice1d6=1 (1)

1〜3.損傷を抑えながら一時退却する

4〜5.本気を出す

6.ダメージを受けたくないので同調をやめる

[95 スレ主 23/08/23(水) 04:00:11]

スレッタ「え、逃げるの？」

エアリアル「うん、もちろん簡単には逃してくれないかもしれない。けどまだこの決闘は始まったばかりだからね。無理せず退却しよう」

スレッタ「本当は早くあのガンプラを倒したいんだけど……」

エアリアル「なら無理のない程度に反撃して、隙を見て逃げるか、あるいは倒せそうならやっぱり戦おう」スレッタ「うん、わかったよ、エアリアル」

ノレア「誰と話している！！」

ミオリネ「本当に、どうしたの？　スレッタ」

　エアリアルは退却を優先するので次の判定で負けても撃墜にはならない。

　ただしそれでも51以上の差で負けた場合は中破する。

　そして2回戦の負け分含めて41以上の差で勝てなければ損傷は与えられずに戦闘終了となる。

③ エアリアル　dice3d30=17 29 30 (76)

ソーン　　dice2d50=11 18 (29)

[96 スレ主 23/08/23(水) 04:11:53]

セセリア「おぉっと！？　これまで劣勢だったエアリアル、後退から反撃に転じて一気に大逆転だ！　これは撃破のチャンスか！？」

ラウダ「ちぃッ！！　しつこいんだよ、水星女！！

　……あれ？　何故僕はあの仮面ファイターをスレッタ・マーキュリーと重ねて見ているんだ？」

フェルシー「そろそろ認めるべきっす」

ノレア「しまった！　私が隙を見せるなんて！」

スレッタ「プラフスキーの流れが教えてくれた……そこが弱点です！！」

　総合的に見ればエアリアルの逆転勝ちだった。

　そして奇跡的に得た撃破のチャンス。

　だがノレアにも意地がある。倒しに行けば手痛い最後の反撃が来るだろう。

　スレッタは……

dice1d6=5 (5)

1〜3.リスク覚悟で撃破しに行った

4〜5.大破まで追い込み退却した

6.中破まで追い込み退却した

[97 スレ主 23/08/23(水) 09:26:01]

保守

[98 二次元好きの匿名さん 23/08/23(水) 11:09:39]

熱い戦いだった。

[99 二次元好きの匿名さん 23/08/23(水) 19:46:42]

保守

[100 スレ主 23/08/23(水) 19:48:44]

　スレッタがノレアと交戦している間、誰が誰と交戦してたかな？

(各キャラのダイスを振り、数字の大きい順番に↓の順の敵キャラとマッチングする。数字が同じになった場合は共闘し、敵も同じ数だけ共闘。ただしシャディクの取り巻き女子3人とは共闘する(そうしないと描写が無駄に長引くので))

マルタン　dice1d100=25 (25)

チュチュ　dice1d100=6 (6)

リリッケ　dice1d100=40 (40)

エラン　　dice1d100=16 (16)

グエル　　dice1d100=63 (63)

対戦相手:シャディク>ソフィ>サビーナ=メイジー=エナオ

[101 スレ主 23/08/23(水) 19:52:40]

マッチング結果
グエルVSシャディク
リリッケVSソフィ

マルタン・エラン・チュチュ
VS
サビーナ・メイジー・エナオ

リリッケ、メスガキにモテモテっすね……

[102 スレ主 23/08/24(木) 03:09:51]

　さて、可哀想な話だがリリッケがただのデザートザクでソフィのルブリス・ウルに勝てるとは思えない。

　ぶっちゃけストーリーのセオリー的に誰かやられる噛ませ犬役に運悪く選ばれたのがリリッケだ。

　しかし噛ませ犬にも意地がある。もしかするとリリッケが奇跡を起こすかも？

　ミオリネの作戦で砂漠フィールドの中、黄色がかった茶色い砂に埋もれ擬態して安全を確保するリリッケ。

　そこへソフィが通りかかる。

ソフィ「ふふふ、どこかな〜♪ 早くガンプラ、ズタズタのボロボロに壊したいなぁ〜♪」

　果たして交戦結果は……

dice1d10=3 (3)

1〜5.残念ながらデザートザクは無惨な最期を遂げる

6.デザクはやられたが、ウルを中破させる事に成功する

7.デザクはやられたが、ウルを小破させた

8.ソフィがデザクに気づかず交戦しなかった

9.デザクとウル、激闘の末に相討ちになる

10.リリッケ大勝利！！

[103 スレ主 23/08/24(木) 03:45:09]

ソフィ「あ、み〜つけたぁ！　そこだ！」
リリッケ「きゃあっ！！」
　ルブリス・ウルのビームガトリングガンが砂塵を吹き飛ばしながらリリッケのデザートザクの胸部を撃ち抜いた。
リリッケ「どうして！？　擬態は完璧だったのに……」
ソフィ「完璧過ぎたからだよ。擬態のセオリー通り過ぎて、アタリがつけやすかったんだよね」
リリッケ(簡単に言うけど、この子……相当な経験を積んでる証拠だわ)
ソフィ「じゃあ、捕まえた事だし、始めようか。楽しいガンプラ解体ショーをね！」
　そこからはただただ凄惨な光景だった。
　ソフィはルブリス・ウルのビームサーベルをあえて使わず、ウルの両腕で行動が困難になったデザートザクを、撃墜判定が発生しないギリギリの範囲で破壊し続けた。
　腕をもぎ取り、銃創のある胸部を指先のマニピュレーターでこじ開けて晒し、装甲パーツを毟り取っては投げ捨て、膝関節を捻じ切った。

ヌーノ「アイツ……俺のデザートザクを……」
オジェロ「ひ、ひでぇよ……」
サングラスの男(あれは、まさか……)

モブ生徒A「おい！　もうやめろよ！」
モブ生徒B「そうだぞ！　勝負ついただろ！」
モブ生徒C「てめぇ、それでもガンプラファイターかよ！？　さっさと頭潰して終わらせろ！！」
　観客席の一部からブーイングが飛び始めた。
　しかし……
モブ生徒D「……すげぇ。ガンプラってあんなに壊せるのかよ。あんなにボロボロなのに撃墜になってないなんて」
モブ生徒E「壊れ方もなんか、見てて興奮しないか？　目が離せないんだけど」
　ソフィのインモラルなプレイに魅了される者も現れ始めていた。
　デザートザクがようやく壊れた時、観客席は怒号と歓声に満ち溢れていた。

[104 スレ主 23/08/24(木) 04:13:35]

セセリア「え、えっと……デ、デザートザク、戦闘不能です！　さっそく圧倒的な力を見せました、ソフィ選手！　デザートザクの残骸を投げ捨て、砂漠エリアを後にします！　ラウダさん、今のラフプレイをご覧になってどう思われましたか？」
ラウダ「……え？　あ、すまない。ついペトラに見惚れてしまってて……」
ペトラ「も、もう〜、ラウダ先輩ったら〜。後でいくらでも見せてあげますよ。ぽっ⭐︎」
フェルシー(もう帰りたいのだ。辛過ぎてフェルシーちゃんの自我がおかしくなってきたのだ……)

サングラスの男「……間違いない。あのソフィって少女はガンプラパンクラチオンの世界の住人だ。以前そこにあのガンプラらしきモノがあるという情報を得た」
オジェロ「ガ、ガンプラパンクラチオン！？　なんですかそれ！？」
サングラスの男「いわばガンプラバトルの地下世界、アンダーグラウンドだよ。そこは弱肉強食と堕落に満ちた無法地帯で、ガンプラバトルを勝敗の為ではなく、ガンプラを壊し合う事だけを目的にぶつけ合う残酷で恐ろしい闇の闘技だ」
オジェロ「す、すげぇ。そんなヤバい世界があったなんて……」
ヌーノ「アンタ、なんでそんな事を？」
　ヌーノの言葉に答えず、サングラスの男は冷たい声で続けた。
サングラスの男「そして……その恐るべきガンプラパクラチオンを戦い抜き、その頂点に立った少女を俺は2人知っている。
　ガンプラパンクラチオンの王者の事を人は、戦慄と恐怖を込めて、こう呼ぶ……
　『ガンダムブレイカー』と！！」

ヌーノ「それもはや別ゲーじゃね？」

　結論:ソフィとノレアはヤバい奴らだった。

[105 スレ主 23/08/24(木) 09:47:08]

保守

[106 スレ主 23/08/24(木) 19:53:36]

　シャディクとグエルの戦いは都市エリアで繰り広げられた。

　ミカエリスの性能はそこそこ高く、ザクウォーリアではグエルの腕を持ってしても対抗するのが精一杯だった。

シャディク「まさかこんな形で君と戦う事になるとはね。そんなに水星ちゃんが好きになったのか、グエル」

グエル「違う、俺は仮面ファイター2号だ。俺はスレッタ・マーキュリーが俺以外に負けると心がスッキリしないから戦うだけだ。別にアイツの事なんか全然好きじゃないんだからな！」

シャディク「……俺の前くらい本音で話してくれよ」

ペトラ「あの仮面、強くないですか？　もしかしてグエル先輩くらいの技量はあるんじゃ……」

ラウダ「バカな！　確かに上手いが、兄さんほどではない！　確かに上手いし、動きのスタイルや癖が兄さんに似てるが……。ん？　そう言えばフェルシーはどうした？」

セセリア「あの子なら、お二人のイチャイチャに耐えきれず、席を外しましたよ？」

ラウダ「イチャ……イチャ？　僕らが？」

ペトラ「私達、普通に会話してただけなのに」

レネ「ぐすん……シャディクのバカ……」

フェルシー「お前も、友達に裏切られたのか。隣、いいか？」

レネ「……好きにしなよ」

　さて、グエルとシャディクの決着は？

　多分2人の性格と立場的に退却はないぞ。

dice1d20=18 (18)

1〜4.シャディクの完勝

5〜7.シャディクの勝ち。でもミカエリスは大破

8〜9.シャディクの勝ち。ミカエリス中破

10〜13.相討ち

14〜15.グエルの勝ち。ウォーリア中破

16〜17.グエルの勝ち。ウォーリア大破

18〜20.グエルの完勝

[107 二次元好きの匿名さん 23/08/24(木) 20:46:39]

さすグエ

[108 スレ主 23/08/25(金) 02:31:54]

　ミカエリスに猛攻に防戦一方のグエルだが、次第にその特性を学習、順応し、一転攻勢を仕掛ける。
　その思い切りのよさはまさにシャディクにはないもので、想定外の動きに反応し切れず、一瞬一撃の内に決着した。

シャディク「ふっ……分かっていたさ。君がミオリネ側についた時点でこうなる事は。俺はさ、これでも君を信頼してたんだ。ミオリネを託せる唯一の男と見込んでな」
グエル「俺は……仮面ファイター2号だ」
シャディク(まだ続けるのか、それ)
グエル「だが、お前がミオリネを正直に求められるような奴だったら、まだこうはならなかったかもな。グエル・ジェタークならそう言うはずだ」
シャディク「……そうかもな」

サビーナ「は？　大将のくせにさっそく負けたのか。何してるんだ養子野郎」
メイジー(うわ、辛辣)
エナオ(レネ、すごく睨んでるな。私達がちゃんと護衛しなかったからか？　シャディクがグエルに単騎で勝負挑んだだけなんだけどなぁ)

[109 スレ主 23/08/25(金) 02:56:49]

　さてさて、残りはシャディク隊女子3人対マルタン、チュチュ、エランが障害物の多い岩山エリアでの集団戦だ。

マルタン「チュチュ！？　ザクマシンガン持ち方おかしいよね！？　それ鈍器にするの！？」

チュチュ「しゃあねぇだろ！　この旧ザク、予備弾倉ないから1回撃ち切ったらもう殴るしかないし！」

マルタン「ティル！？　どんな設計してるの！？　『戦場の絆』実装初期リスペクトしたの！？」

エラン「あー、あのゲームか。慣れると初期旧ザクでもスコア700くらい出せて面白かったよね」

マルタン「そんなニュータイプみたいなスコアが当たり前みたいに言わないでくれるかな！？」

リリッケ〈すみませ〜ん、やられちゃいました〜！〉

マルタン「は、早いよ！？」

チュチュ「にゃろう！　仇討ってやらぁ！！」

マルタン「先に現状なんとかしてからね！」

　シャディク隊に苦戦しつつもなんだか楽しげな3人だった。

　絡め手もクソもない近接格闘しかできないようなザク3機だ。結局ベギルペンデ3機と乱戦にならざるを得ない。

　なので、ダメージ表を使ったので各機ダイス振ります。性能差とか技量含めて調整。生き残った分だけ残して一時戦闘終了にします。

高機動ザクJR dice3d40=22 11 30 (63)

ザクⅠ dice3d35=4 24 7 (35)

ザクⅡ改 dice3d30=7 25 8 (40)

ベギル(サビーナ機) dice3d30=16 7 22 (45)

ベギル(メイジー機) dice3d30=24 19 22 (65)

ベギル(エナオ機) dice3d30=1 29 25 (55)

・ダメージ判定

3〜25.無傷　26〜35.小破　36〜50.中破

51〜65.大破　66〜99.撃墜

100〜撃墜及び他の友軍機にペナルティ追加

[110 スレ主 23/08/25(金) 08:58:33]

保守

[111 二次元好きの匿名さん 23/08/25(金) 19:02:29]

ほしゅだよ

[112 スレ主 23/08/26(土) 02:41:26]

サビーナ「くっ、敵は退いたか？」
メイジー「どうやらこっちの方が損害大きいのバレてみたいだね」
エナオ「立て直すのは厳しいか……。サビーナだけはまだ動けるだろう。先にソフィと合流してくれ」

セセリア「なんと言う番狂せでしょうか！
　シャディク隊、サビーナ機中破！　メイジー機とエナオ機大破！
　一方でミオリネ隊、JR大破！　ザクⅠ小破！　ザクⅡ改は中破で済んでいます！
　損害はありますが、まだやれる感じです！」
ラウダ「はっきり言って大破した機体は戦力外だ。せいぜい弱った敵にトドメを刺すか、ダメ元でカミカゼアタックを仕掛けるか、味方を支援するかくらいしかできない。頭数から外してもいいだろう」
ペトラ(というか……あの旧ザク、なんであんな装備で小破にダメージ抑えられてるの？)

・ここまでの残存戦力状況まとめ
エアリアル(スレッタ)小破
ザクウォーリア(グエル)損傷軽微
ザクⅠ(チュチュ)小破
ザクⅡ改(エラン)中破
高機動ザクJR(マルタン)大破

ルブリス・ウル(ソフィ)損傷軽微
ベギルペンデ(サビーナ)中破
同(エナオ)大破
同(メイジー)大破
ルブリス・ソーン(ノレア)大破

[113 スレ主 23/08/26(土) 03:46:06]

2回目のマッチング

(ただし今度は２番目に大きい数字のキャラは数字が近い方に合流する)

スレッタ　dice1d10=1 (1)

グエル　dice1d10=8 (8)

チュチュ・エラン　dice1d10=2 (2)

対戦相手:ソフィ>サビーナ(大破したメイジーとエナオの支援付き)

[114 スレ主 23/08/26(土) 09:01:22]

スレッタ・チュチュ・エランVSソフィ

グエルVSサビーナ　その他大破2機

(なんとなく負ける気がしないんだけど、ソフィ次第かな？)

[115 スレ主 23/08/26(土) 17:27:11]

ほ

[116 スレ主 23/08/27(日) 00:05:27]

グエル「そうか、ならお前達はスレッタと合流してくれ。アイツはリリッケがやられた地点に向かってるそうだが、ソフィはただものじゃない。援護は必須だろう」

エラン〈君にそこまで言わせるとはね。分かった〉

グエル「俺の方からはエアリアルまで少し遠い。合流よりも敵の増援への警戒に回る。ベギルペンデもまだ生き残りがいるはずだからな」

　エラン・チュチュとグエルはそうやって役割分担を決めた。

　ザクⅠとザクウォーリアの機動性比べたら多少遠くてもウォーリアの方が間に合うんじゃね？　とかいうツッコミはなしだ。多分ザクⅠはかなり機動性が高いのだろう。

グエル「どこにいるんだ、サビーナ達は。エランを追って背後から強襲を狙うなら、そろそろこの辺を通るはずだが……」

　鉱山都市エリアに着いたグエルはベギルペンデを探す。

　3機いれば見つけやすいが、散開して隠密行動していれば探しにくいだろう。一番損傷が少ないサビーナ機ですら中破しているだけに、慎重になっているはずだ。

　索敵結果

dice1d20=17 (17)

1〜3.グエルがすぐに3機を発見、奇襲を仕掛ける

4〜7.グエルがサビーナ機を発見、やや有利に戦闘開始する

8〜11.双方ほぼ同時に互いを捕捉する

12〜15.サビーナがザクウォーリアを発見、やや不利な戦闘になる

16〜19.サビーナに発見されるが、グエルは気づかず奇襲される

20.グエルは3機に待ち伏せされていた。もう助からないぞ♡

[117 スレ主 23/08/27(日) 06:15:38]

保守

[118 スレ主 23/08/27(日) 17:27:05]

セセリア「おーっと！？　仮面ファイター2号、先にサビーナ選手に捕捉されたようですが、この様子だと気づいてないのでしょうか！？」

ラウダ「気づいてなさそうだな。そら見ろ、間抜けめ。兄さんならこんなミスはしない。やはりアレは兄さんの足元にも及ばないだろう」

セセリア(この人ホントにグエル先輩大好きだなぁ)

サビーナ「まだ私達は気づかれてない。一気に仕留めるぞ。援護してくれ」

メイジー「オッケー！　さっきやられた分のお返ししちゃうよ！」

エナオ「倍返しでな」

　中破しているとは言えまだまだ危険なサビーナのベギルペンデだ。奇襲なら相手がグエルと言えど撃破も不可能ではない。

　無傷だったグエルに襲いかかる絶体絶命の危機！

　果たしてグエルの運命やいかに！？

ザクウォーリア　dice3d35=8 13 13 (34)

ベギル(サビーナ) 45+ dice1d40=17 (17)

(ザクウォーリアが無事でサビーナ機が撃墜の場合、大破した2機は無条件で制圧される)

・ダメージ判定

3〜25.無傷　26〜35.小破　36〜50.中破

51〜65.大破　66〜85.撃墜

86〜撃墜及び他の友軍機にペナルティ追加

[119 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 00:22:00]

ほ？

[120 スレ主 23/08/28(月) 03:45:51]

ザクウォーリア　小破

ベギルペンデ(サビーナ機) 大破

グエル「危なかったぜ。ソフィにしごかれていなければ今の不意打ちでやられていたかもな」

サビーナ「かわしただと！？」

メイジー「え〜、あれ耐えちゃうんだ(引き」

エナオ「なんなの、あなた……気持ち悪い！」

　グエルも3機を捕捉できた。不意打ちはできない。

　大破した3人にとってはグエルからは逃げられる状況でもなく、グエルにとっては3機にスレッタ達の邪魔をさせない為にもここで確実に屠る必要がある相手だ。

　つまり戦闘続行。

　双方決着をつけるべく攻め手を強める。

ザクウォーリア 34+　dice3d20=11 6 17 (34)

ベギル(サビーナ) 62+ dice1d40=8 (8)

ベギル(メイジー) 65+ dice1d40=11 (11)

ベギル(エナオ) 55+ dice1d40=13 (13)

・ダメージ判定

3〜25.無傷　26〜35.小破　36〜50.中破

51〜65.大破　66〜85.撃墜

86〜撃墜及び他の友軍機にペナルティ追加

[121 スレ主 23/08/28(月) 03:57:03]

セセリア「なんと！　仮面ファイター2号選手、ここでベギルペンデ3機と相討ちです！　見事な激戦でした！」
ラウダ「シャディク隊の3人も誇っていい戦果だ。大破した機体でギリギリまで攻撃を回避し続けていた。最期はかすり傷で落ちたようだったが、逆に言えばそれほど極限状態だったと言える」
ペトラ「でも3対1で相討ちに持ち込んだ2号さんもすごいですよね。敵の足止めという仕事は果たせたと言えます」

　戦闘を終えたグエルは深くため息を吐き、スレッタの方を見た。
グエル「俺のできる事はやった。あとは任せたぞ、スレッタ・マーキュリー」
『少しはお前に近づけただろうか』
　グエルはそう尋ねたい気持ちを堪えた。

　観客席からは、グエルと3人の健闘を讃える拍手が長く響き渡っていた。

[122 スレ主 23/08/28(月) 06:29:36]

(ソフィ対ボブなかったかぁ)

[123 スレ主 23/08/28(月) 17:22:37]

(保守
ソフィ戦終わったらようやく決闘終了。そして後少しでやっと共通√終わる予定。まだ逆転はありうる)

[124 二次元好きの匿名さん 23/08/29(火) 01:44:40]

全ルート個別に書いてもいいのよ（スレ主がしんじゃう
保守

[125 スレ主 23/08/29(火) 09:20:21]

(保守　今夜も進められないかもしれない)

[126 スレ主 23/08/29(火) 18:46:50]

(保守だけ)

[127 二次元好きの匿名さん 23/08/29(火) 22:41:00]

ほしゅ

[128 二次元好きの匿名さん 23/08/29(火) 22:48:14]

めっちゃいい戦いになってる続き気になる！

[129 二次元好きの匿名さん 23/08/30(水) 08:31:13]

☆

[130 二次元好きの匿名さん 23/08/30(水) 09:37:51]

ほ

[131 二次元好きの匿名さん 23/08/30(水) 20:41:36]

ほ

[132 スレ主 23/08/31(木) 00:53:33]

(明日こそ…)

[133 二次元好きの匿名さん 23/08/31(木) 04:11:52]

保守

[134 二次元好きの匿名さん 23/08/31(木) 14:50:31]

保守っとく

[135 二次元好きの匿名さん 23/08/31(木) 22:42:56]

保守！

[136 二次元好きの匿名さん 23/09/01(金) 06:37:31]

保守

[137 スレ主 23/09/01(金) 10:44:51]

(今晩続き更新できるけど、

保守兼ねて先にアレの数決めておこう

dice2d7=4 4 (8) )

[138 スレ主 23/09/01(金) 20:44:59]

　ジャブローを思い出してしまうような密林エリア。
　スレッタ達はそこでソフィと遭遇した。

ソフィ「あーあ、ボブやられちゃったんだ。楽しめると思ったのに、情けないなぁ」
スレッタ「グエル先輩は情けなくなんてないです！　シャディク先輩を倒した後に3対1で相討ちに持ち込んだんです！　これはもうグエル先輩が勝ったと言っても……」
ソフィ「相変わらず甘いんだね、スレッタお姉ちゃんは。相討ちだから十分仕事できた？　不意打ちさえ食らわなければここまで来れたかもしれないのに。ボブはね、腕はいいのにマヌケなミスをしたんだよ」
　チュチュはヒートホークをルブリス・ウルに向けて構えた。
チュチュ「つまんねぇ御託並べてんじゃねぇ！　もうまともな戦力はテメェ1機だ！　あーしにガンプラ壊されたくなけりゃ、さっさと投降しやがれ！」

　チュチュに合わせてスレッタとエランも武装を構える。少し離れた場所ではマルタンの大破した高機動ザクJRも援護すべく戦闘態勢に入っている。
　しかし、ソフィは不敵にも笑った。

ソフィ「なんだぁ……気づいてないんだ。1機だけなんて私言ってないんだけど？」
　突然、3機を囲むように周囲の川の中から8つの機影が現れた。MSのような人型のそれは、紛れもなくソフィの操るビットだった。
ソフィ「さぁ、始めようか、お姉ちゃん！　エアリアルも壊して、友達もメチャクチャにして、お姉ちゃんを私だけの家族にしてあげるね！！」

[139 スレ主 23/09/01(金) 21:35:13]

セセリア「え？　あれ、何が起きてるの？」
ロウジ「あのガンビット、合計したら公式規定で定められてる1機の装備上限超えてますね」
セセリア「え、えっと……」
ラウダ「ふん、ならばシャディク側不正による反則負けだろう。審判に言って決闘を中止させるか」
　ラウダは携帯端末で然るべき相手に連絡をする。
　だが決闘中止は受け入れられなかった。

審判「……決闘は中止できません」
サングラスの男「何故だ！？　あの2機は明らかに裏の世界のガンプラだ！　ガンプラマフィアにせよガンプラパンクラチオンにせよ、裏との関わりは世界ガンプラ協会で禁止されている！　今すぐシャディク・ゼネリ生徒を問い詰める必要があるくらいの大問題だぞ！」
ヨーグルトソース派の教官「こんな言い方したくはないんだけどねぇ。ここで君が不正なガンプラバトルを見過ごしては、今後の君の処遇も極めて残念な結果になりかねないんだ。中止できない理由があるなら、教えてくれないかね？」
審判「決闘は……中止できません」
　涙を浮かべて悲痛な顔で拒絶する審判。
　審判に決闘中止を訴えに来た男達も、その形相に慄き引き下がった。

ヨーグルトソース派の教官「ケナンジ、彼はきっと脅迫されているようだね。家族を人質にでも取られたか……あるいはそれ以上の何かか」
サングラスの男「シャディク・ゼネリの仕業だろうが、簡単には奴の仕業と立証できそうにないな。お前ほどの元ファイターがいながら見逃す奴だ。少なくとも俺たちが本気で奴を潰しに行っても世界大会開始までは逃げ切るだろうな」

　決闘は中止される事はない。
シャディク「残念だよ、水星ちゃん。君達が大人しく負けてくれれば、ここまでしなくて済んだのに。俺達の負けは確定だが、せめてこの決闘でエアリアルだけは壊させてもらうよ」

[140 二次元好きの匿名さん 23/09/02(土) 02:05:19]

保守

[141 二次元好きの匿名さん 23/09/02(土) 09:07:35]

ほ

[142 スレ主 23/09/02(土) 20:11:59]

(保守
昨日はまさかガチ寝落ちするとか思わなかった

今夜中にソフィ戦終わらせます)

[143 スレ主 23/09/03(日) 02:34:56]

チュチュ「ちぃっ！　なんだよこれは！？　こんなたくさんのGビットなんて聞いてねぇぞ！」

マルタン「も、もうダメだぁ！　おしまいだぁ！」

ミオリネ〈アンタ達、落ち着きなさい！　相手は的が大きいから撃墜は難しくないわよ！　スレッタを援護して、いざとなったら盾になってでも勝たせなさい！〉

　ミオリネが動揺する2人に指示を出す。

　エランだけは冷静で、すでにガンヴォルヴァへの迎撃態勢に入っていた。

スレッタ「ソフィさん！　そのガンプラは不正製造のものです！　どういう経緯でソフィさんが手に入れたかは知りませんが、今すぐ渡してください！」

ソフィ「んん？　じゃあ遠慮なく壊せばぁ？　楽しく壊しあおうよ、スレッタお姉ちゃん！」

　判定は全3回戦

●1回戦

エアリアル　20+ dice1d50=50 (50)

ウル　dice1d50=29 (29)

・ダメージ判定

3〜25.無傷　26〜35.小破　36〜50.中破

51〜65.大破　66〜85.撃墜

86〜撃墜及び他の友軍機にペナルティ追加

・味方損害

dice1d10=3 (3)

1〜2.チュチュ達は無事

3〜4.ザクⅠ中破

5〜6.ザクⅠ中破、ザクⅡ改大破

7.ザクⅠ中破、ザクⅡ改大破、ザクJR撃墜

8.ザクⅠ大破、ザクⅡ改とザクJR撃墜

9.ザクⅠだけ無事、他全滅

10.ザク全滅

・敵損害

ガンヴォルヴァ　dice1d8=8 (8) 機、撃墜！

[144 スレ主 23/09/03(日) 02:52:51]

　ルブリス・ウルとガンヴァルヴァのかつてない猛攻に晒されて、エアリアルは危機に瀕した。

エリクト(あ、ヤバ。これ同調切らないとこっちもガチでゲームオーバーしちゃう。ごめんね、スレッタ)

スレッタ「エアリアル！？　どうしちゃったの！？」

　突然機体制御が悪くなるエアリアル、眼前には壊滅的な弾幕。

　スレッタのエアリアルは成すすべなく撃墜された。

ソフィ「あははははっ！！　私の勝ちだね、お姉ちゃん！！　あとはエアリアルの残骸を修復不可能なくらいグチャグチャにして……え？」

　ルブリス・ウルは突然背後から首を誰かに掴まれた。掴んできたのはチュチュのザクⅠの右腕だった。

チュチュ「まだ終わってねぇだろ！　落とし前つけさせてもらうぞ！！」

エラン「ビットは全部は落とした。後は君だけだ」

　ガンヴァルヴァの攻撃のほとんどをエアリアルに向けていたせいか、ザクはほとんど無事だった。

ソフィ「あちゃー、雑魚だと思って油断したか。ボブを笑えないなぁ」

　そして今、生き残ったザクⅠの拳が光って唸った。

●2回戦

ウル　29+ dice3d20=8 8 15 (31)

・ダメージ判定

3〜25.無傷　26〜35.小破　36〜50.中破

51〜65.大破　66〜85.撃墜

86〜撃墜及び他の友軍機にペナルティ追加

・味方損害

dice1d10=5 (5)

1〜2.チュチュ達は無事

3〜4.ザクⅠ大破

5〜6.ザクⅠ大破、ザクⅡ改大破

7.ザクⅠ撃墜、ザクⅡ改大破、ザクJR撃墜

8.ザクⅠ大破、ザクⅡ改とザクJR撃墜

9.ザクⅠだけ無事、他全滅

10.ザク全滅

[145 スレ主 23/09/03(日) 02:58:26]

セセリア「なんと、これほどの激戦を繰り広げながらも、ザク部隊は大破のまま持ち堪えています！　一方でソフィ選手も3機の死力を尽くした総攻撃にギリギリ耐えています！　素晴らしいファイトです！」

ラウダ「仮面ファイターか、惜しかったな。Gビットの集中攻撃なんて受けなければ……」

　ラウダ少年は、念願のスレッタ敗北シーンを目撃できた事に気づいていない。

さて、ノレアは……

dice1d6=2 (2)

1〜4.なんとかソフィに合流できた

5.まだ間に合わない

6.密林エリアから離れたところでソーンが自壊した

[146 スレ主 23/09/03(日) 03:08:15]

ノレア「ソフィ！　よかった！　間に合った！」

ソフィ「遅いよー！　コイツら意外と強いし、一気にに潰すよ、ノレア！！」

　大破だらけのガンプラバトル！

　パーツポロリもあるよ！

●3回戦(全機大破のため特殊判定)

ザクⅠ dice1d6=6 (6)

ザクⅡ改 dice1d6=2 (2)

ザクJR dice1d6=4 (4)

ウル dice1d6=3 (3)

ソーン dice1d6=4 (4)

1〜3.大破のまま　4〜5.撃墜

6.味方を1機巻き込んでの撃墜

これで決着つかなければ制限時間切れ。

判定で勝敗が決まる予定。

[147 スレ主 23/09/03(日) 03:23:41]

セセリア「大激戦の末、生き残ったのはソフィ選手のルブリス・ウルのみでした！
　よって、今回の決闘の勝者はシャディク隊です！！」

観客「「「うぉおおおおおおおおっ！！！」」」

　大歓声に包まれた試合会場。
　一方でシャディクは、あまり喜ぶ様子もない。
ミオリネ「決闘、無効でいいわよね？」
シャディク「あぁ。不正は当人の間では誤魔化しようがないし、俺が落ちた時点で試合に勝っても勝ち誇る気になんてなれなかったさ。エアリアルを壊せたからむしろ満足だ。っと、そうだ……」
　シャディクはミオリネにカードキーを手渡した。
シャディク「倉庫の鍵だ。そこに君の大好きなフレッシュトマト味のスナック菓子が山ほどあるよ。じゃあね、ミオリネ」
　ミオリネから背を向けて歩き出すシャディク。
　ふと、ミオリネはある事に気づき、シャディクに声をかけた。
ミオリネ「そんなにこのスナックが欲しかったの？」
シャディク「……そんなものはどうでもいい。俺はただ、君と一緒にいたかっただけなんだ」
ミオリネ「そう……。私はもうアンタには興味ないけど、ここにいるみんなもその理由で今回の不正を納得してくれるかしら？」
シャディク「………ん？」
　シャディクが振り返ると、ミオリネは謎の集音器を取り出していた。
　シャディクの片想いが全校生徒に知れ渡った瞬間だった。

[148 スレ主 23/09/03(日) 03:42:42]

「「「勇敢なるミオリネ隊に乾杯！！！」」」

　アスティカシアの生徒達がコーラのジャッキをぶつけ合う。
　結局ミオリネが手に入れたトマト味のスナックは、当然ながら仲間内で食べ切れるものでもなく、観客達に振る舞う事にした。
　飲み物もミオリネの奢りである事から、彼女の上機嫌がどれほどのものか推して測れる。
　会場はいつしか宴の席になっていた。
モブ生徒A「いやぁ、あの軟派ヤロウがまさかお姫様にゾッコンだったとはね〜」
モブ生徒B「アイツいけすかないと思ってたけど、可愛いとこあるじゃん。あートマト味うめー」
モブ生徒C「俺、アイツに彼女取られたけどフラれてるの見てスカッとしたわ」

　一方、ソフィはトマト味をヤケ食いしていた。
ソフィ「勝ったのに！　決闘無効なんてあんまりだよね！？」
ノレア「まだチャンスはあるでしょ。別にいいんじゃない？　相手にはソフィの凄さ伝わったんだし。
　……そう言えばウルは？」

　ミオリネが探していたスレッタは、仮面をつけたまま、会場の片隅にいた。
　冷たい床に四つん這いの姿勢で一心不乱に何かをしているようだった。
ミオリネ「いたわね、スレッタ。……スレッタ？　スレッタ」
　ミオリネの呼びかけにも気づかない。
　ゴン、ゴン、と武骨な音がしていた。
　ミオリネはスレッタの正面にまわりこんだ。
　ようやくスレッタはミオリネに気づき、微笑んだ。
スレッタ「あ、ミオリネさん。負けてしまってごめんなさい。でも、次は勝ちますからね。ズルしたガンプラも、もう二度と戦えないようにしましたから」
　スレッタの手には金槌。床にはさっきまでルブリス・ウルだった粉々の残骸。
　ミオリネは初めてスレッタに怯えた。

「何を笑ってるのよ……ひとでなし……！！」

[149 二次元好きの匿名さん 23/09/03(日) 03:48:38]

ヒエッ（ヒエッ


グエルー早く来てくれースレッタがエライことにになっとるぞー

[150 スレ主 23/09/03(日) 03:55:00]

　では、シャディクと決闘も終わったので、各自親密度向上のダイスロールを行います。

　ニカとミオリネも何もしてないようで、実はバックアップしてくれてるので加点。

　最終局面まで残っていたチュチュとエランは少し大きめのダイスでカウントします。

　あと、エアリアルはこの後改修される予定。なのでエリクトポイントも結構増えます。

(……ひ、贔屓なんてしてないですよ？)

ミオリネ5+ dice1d4=1 (1)

グエル4+ dice1d4=2 (2)

エラン5+ dice1d5=4 (4)

チュチュ0+ dice2d4=1 3 (4)

ニカ4+ dice1d4=3 (3)

ソフィ4+ dice1d7=7 (7)

エリクトポイント1+ dice2d3=3 3 (6)

[151 スレ主 23/09/03(日) 08:56:48]

(↑ダイスのせいでダメの悪さにおどろいてるように見える)

[152 スレ主 23/09/03(日) 19:41:30]

現在の親密度
ミオリネ6
グエル6
エラン9
チュチュ4
ニカ7
ソフィ11

エリクトポイント7

最後のフリータイムでまだ逆転はありえる(チュチュ以外は)

[153 二次元好きの匿名さん 23/09/03(日) 19:43:20]

ウル破壊なのに遂にソフィトップとかいう
うーん妹力が強すぎるぞこの子

[154 スレ主 23/09/04(月) 02:28:34]

(保守ついでに

フリータイムの相手も決めておこう)

次のフリータイムの1人目は誰かな？

dice1d7=7 (7)

1.ミオリネ　2.グエル　3.エラン　4.チュチュ

5.ニカ　6.ソフィ　7.エリクト(エアリアル？)

[155 二次元好きの匿名さん 23/09/04(月) 09:24:41]

こうしてみると攻略対象多いな……

[156 スレ主 23/09/04(月) 09:42:04]

　シャディク達との決闘から翌日。

マルタン「はぁ………。俺たちのザク、まさか全滅なんてなぁ……」
オジェロ「その上賭けにも決闘にも負けたから、踏んだり蹴ったりだよ……」
ヌーノ「まー、言うほどすごいガンプラでもないだろ。それより問題は……スレッタ」
スレッタ「はい？」
　ヌーノの声に振り向いたスレッタ。
　ごく平然としていた彼女の様子に、一同はむしろ不安を感じずにはいられなかった。
ヌーノ「お前さぁ、エアリアル……直せるのかよ。大会までもうあまり時間ねーぞ？」
スレッタ「………お母さんも、無理って言ってました。
『お姉ちゃんの技術はとっくにお母さん達を超えてる』って。
　だからきっと、これはエアリアルに甘え続けてきた私への罰なんです。
　心配しなくても、大会までに新しいガンプラ頑張って作ります！　負けちゃうかもしれませんけど、それでも……」
　スレッタの言葉に、仲間達は少し安心したように微笑んだ。
　だが、それでもある事にだけはどうしても不安は拭えず、ようやくアリヤから指摘が入った。
アリヤ「ところで、君はいつまでそうやってスレッタにくっついてるのかな？」

　アリヤの言う『君』とはスレッタの事ではなく、すなわたスレッタの左腕にしがみついて離れない、自称妹ソフィ・プロネの事だった。
　彼女は気づけば朝からずっとスレッタと一緒に行動していたらしい。
ソフィ「いいじゃん。決闘は無効らしいけど私、個人的にはスレッタお姉ちゃんに勝ったんだし〜。
　ね〜、スレッタお姉ちゃん♡」
スレッタ「え？　あ、はい」
チュチュ「はい、じゃねぇ！　無効になった原因はテメェのチート行為だろ！」
ソフィ「勝ちは勝ちだし。
　ね〜、スレッタお姉ちゃん♡」
スレッタ「え、えっと……不正はダメですよ？」
ソフィ「はぁ……♡ お姉ちゃんの昨日の慈悲もないウルの壊しっぷり、本当に素敵だったよ。まだ興奮が止まらないくらいだよ。これからももっとガンプラ壊し合おうね……♡」
スレッタ「え、えっと……ガンプラバトルの楽しみは人それぞれです、よね？」
　困惑するスレッタとドン引きする一同。
　これでも今日はまだ穏やかな日だった。

[157 二次元好きの匿名さん 23/09/04(月) 09:53:04]

破壊したのが琴線に響いたんだ……まあソフィがいいならいっか……(通りすがりのソフィの親友並感)

[158 スレ主 23/09/04(月) 11:04:30]

　遡って前日。
「何を笑ってるのよ……ひとでなし……！！」
　怯えるミオリネの言葉に正気を取り戻したスレッタは、粉々に砕かれたルブリス・ウルの亡骸と自身の持つ金槌の意味に恐れを感じ始めた。

スレッタ(私、なんでこんな事を……。なんで他人のガンプラを破壊して平気なの？　身体の中から私の凶暴で攻撃的な一面が叫んでいる……。このマスクを付けていると、暴力の加減がまるでできなくなる)

　そこへすでにマスクを外していたグエルが駆けつけて来た。ミオリネの声にスレッタの異常を察知したらしい。
グエル「おい、水星女！　早くマスクを外せ！　自分でも異常だって分かってるんだろ、バカ！」
　グエルはスレッタのマスクを半ば強引に取り外した。
　マスクで狭まっていたスレッタの視界は開かれ、同時になくしていた感情が蘇って来た。
スレッタ「ミオリネさん……あの、私……」
ミオリネ「…………」
　謝らないといけない。
　スレッタは直感でそう思っていた。
　だが何をどう謝ればいいのか、言葉を探している内に、邪魔が入った。
サングラスの男「エリクト！？　何故エリクト・サマヤがここに！？　25歳でJKやってるのか！？」
スレッタ「ひぃいいっ！！」
　ズカズカとスレッタに歩み寄るサングラスの男。
　怯えるスレッタ。
　グエルは2人の間に割って入り、男に対して紳士的なボディブローを放った。
グエル「……彼女はエリクトではない」
サングラスの男「どけ、ジェタークのせがれ。お前に興味は……おっと」
　グエルの腹パンは男の脂肪にダメージを吸収されたが、その衝撃でサングラスが落ち、彼の素顔が露わになった。
グエル「ア、アンタは……ケナンジチャンプ！？」
ケナンジ「ちっ、変装が解けたかぁ」
モブ生徒A「え、マジ！？　チャンピオン！？」
モブ生徒B「ホントだ、世界王者いるじゃん！」
モブ生徒C「サインくれ！　いや、抱いてくれ！」
　その騒動に流され、スレッタとミオリネは対話の機会を逃してしまった。

[159 スレ主 23/09/04(月) 19:34:46]

　ケナンジへの誤解は解けたものの、結局仲直りもできず、翌日になっても互いに視線を逸らしながら心なきやり取りだけで済ませているスレッタとミオリネ。
　今日もまた、ミオリネと大した会話もできずに下校する。

　校門を出ると、ちょうどそのすぐそばにケナンジが待ち構えていた。
ケナンジ「君がエリクトじゃないのは分かっている。エリクト・サマヤは……あ、失礼。確か今はマーキュリーだったな。エリクト・マーキュリーは優れたファイターだった。そして君の昨日のファイトもすばらしかった。君なら、21年前に俺が本当にやりたかったガンプラバトルを実現させてくれる！　そう確信したんだ！　だから、スレッタ・マーキュリー！　俺とバトルしてくれ！」
　しかしスレッタは冷たい目でケナンジの横を通り過ぎる。
スレッタ「お姉ちゃんがどんなファイターだったかは知りませんが……私は、お姉ちゃんとは違います。それに、もうエアリアルもありません。さようなら」
　去り行くスレッタの背中に、ケナンジは叫んだ。
ケナンジ「君は、もうすでに俺以外にライバルがいるんだな！？　なら……せめて、そのライバルだけは失望させてやるなよ！　ライバルは、君を待っているんだ！　忘れる、スレッタ・マーキュリー！」

スレッタ(ライバル……)
　ケナンジの言葉で真っ先に思い浮かんだのはグエルだった。そしてソフィ、エラン、チュチュ……
スレッタ(でも、もう……エアリアルは……)
　今更になって、涙が溢れてきた。
スレッタ「ごめんなさい、お姉ちゃん……エアリアル……」

[160 二次元好きの匿名さん 23/09/05(火) 00:10:33]

保守

[161 二次元好きの匿名さん 23/09/05(火) 08:55:07]

ほ

[162 スレ主 23/09/05(火) 19:36:38]

保守

[163 スレ主 23/09/06(水) 06:24:41]

(保守ついでに。

レネとフェルシー、仲良くなれたかな？)

dice1d6=2 (2)

1.やっぱり喧嘩して終わった

2〜3.割と仲良くなった

4〜5.親友になった

6.付き合い始めたのだ

[164 二次元好きの匿名さん 23/09/06(水) 17:37:47]

保守

[165 スレ主 23/09/07(木) 00:49:45]

(保守　明日からぼちぼち再開予定)

[166 二次元好きの匿名さん 23/09/07(木) 08:32:27]

保守

[167 スレ主 23/09/07(木) 19:48:27]

(余談　姓のサマヤとマーキュリーについて
この世界では母の旧姓がマーキュリーで、一時期は夫婦同姓だったけど、後に夫婦別姓を選択した為、エリクトの姓が変わった……というのを今決めました。
　ぶっちゃ些細な話だけど、エリクト・マーキュリーって名前がしっくり来なかったので、原作通りサマヤでいてもらう感じにしたかった。
　父ナディムだけサマヤ姓のままだけど別に両親離婚したわけでもないし、深い意味はないです)

[168 スレ主 23/09/07(木) 20:15:00]

プロスペラ「たった一晩でよくここまでできたわね」
　接着剤で辛うじて原形を取り戻したエアリアルを見て、プロスペラは感嘆のため息を吐いた。
プロスペラ「わかってるとは思うけど、これではガンプラファイトは無理よ、スレッタ」
スレッタ「……わかってる。でも、エアリアルは捨てられないから……」
　スレッタの顔には涙の跡もまだ残っている。しかしその表情は真剣ながらも柔らかく、心の落ち着きが見てとれた。
スレッタ「本当に……修理はできないんだよね、お母さん」
プロスペラ「えぇ。ルブリスをモデルにエリィが作ったのがエアリアル。ルブリスの設計図ならあるにはあるけど、エアリアルの設計図なんて最初からどこにもなかったんだから」
　恐るべきはエリクト。なんと彼女は脳内で設計図を完成させ、どこにもメモを取る事なくエアリアルを完成させたのだ。まるでモーツァルトの作曲のように。
プロスペラ「もしエリィに頼ろうと言うなら、今回の大会は諦めなさい。
　予定では『スターゲイザー社』の月面探査隊は今日12時に大気圏突入ポッドで帰還する事になってるけど、パナマ沖着水後に乗組員はニューヨークの本社へ直行、1ヶ月間報告書作成など様々な業務をしなければならないわ。残念だけどエリィが帰って来れるのはまだ先の事よ」

　そんな話をしていた矢先、『スターゲイザー社』から電話がかかって来た。プロスペラとも顔馴染みのあるサヤカ・オオハラというスタッフからだ。
サヤカ「プロスペラ！　私達はエリクトに欺かれた！　まさかアンタの入れ知恵じゃあるまいな！？」
プロスペラ「落ち着いて、サヤカ。何があったの？　今日降下するポッドに何か問題でも？」
サヤカ「エリクト達のポッドの着水地点はパナマではない！　東京湾だ！」
プロスペラ「あら、それは大変ね」
スレッタ「た、大変だ……」
　テレビを点けると、東京湾内全ての船舶が避難する珍事が起きているとの報道があった。

　エリクトがいけしゃあしゃあと「ただいまー！　帰ってきたよー！」などと言いつつ元気に帰宅したのは、その数時間後の事だった。

※画像は代用品です。ちゃんと25歳のエリクトは大人の姿してます。

[169 スレ主 23/09/07(木) 20:46:52]

ジュン〈こちら、オペレーターのジュン・フクヤマ。月面調査隊に応答願う。現在の隊員は無事か？　オーバー〉
ナディム「こちら、月面調査隊のナディムだ。調査隊メンバー5名全員健在だ。体調不良を訴える者もいない。オーバー」
　地上基地からの通信にエリクトの父ナディムが応答する。
　いよいよ地球への降下だ。大気圏突入は極めて生命的リスクが大きい為、何度も確認が入る。
ジュン〈了解。手順を確認する。調査隊5名が乗り込んだ降下ポッドは予定時刻ヒトフタマルマルにステーションから切り離し、地球に降下。以後のポッドの操作はマニュアル321ページ通りに行い、断熱圧縮から身を守りながらパナマ沖の指定ポイントへ着水。そして……〉
エリクト「あ、それなんですが。こちらのデータではパナマ周辺に台風が来る模様です。このままでは降下に支障をきたす恐れがあるので、状況判断により、降下地点を変えますね。オーバー」
ナディム「エリィ……？」
ジュン〈……え？　台風？　聞いてないんですけど。いや、こちらの情報には……〉
エリクト「では時間短縮の為、予定時刻より早めて今から降下します。アウト(通信終了)」
ジュン〈ま、待ってください！　そんな勝手に！〉
　オペレーターの制止も聞かず、エリクトはポッドを切り離した。ナディムとエリクトを含めたクルー全員が地球の重力に魂と身体を引かれて始める。
　他のクルー達が困惑する中、ナディムにエリクトは笑って言った。
エリクト「妹が困ってるんだから、早く帰ってあげないとね！」
　自転と空気抵抗の影響を受けながらも無事ポッドは東京湾に落下した。

エリクト「ただいまー！　帰ってきたよー！」
プロスペラ「お帰りなさい、エリィ。ところで、お父さんの姿が見えないけど？」
エリクト「うん！　ボクにはエアリアルを直すって言う大事な使命があるからね！　本社の残業ならお父さんに押し付けてきた！」
プロスペラ「そう……。それで、東京湾が大騒ぎになってるのは知ってるかしら？」
エリクト「え、なになに？　ゴジラでも出たの？」
　エリクト・マーキュリー(25)はこの後メチャクチャお尻ぺんぺんされた。

[170 スレ主 23/09/08(金) 07:31:38]

保守

[171 スレ主 23/09/08(金) 17:49:20]

エリクト「いたたたぁ……。お母さんってば25歳の娘にひどい事するなぁ。赤ちゃん産めなくなくなったらどうするんだよ。ねぇ、スレッタ」

スレッタ「あ、あの……さすがに東京湾中に迷惑かけたのは許されないと思うよ？　むしろお尻ぺんぺんで済ませてくれたのって優しい方だよ？」

　ちなみに父ナディムはエリクトの暴走の責任を取って代わりに各方面へ謝罪中だ。

スレッタ「それで……どうしてお姉ちゃんはそこまで急いで帰って来たの？」

エリクト「決まってるじゃない。エアリアルを直せるのは世界でボクだけなんだ。大会開始までに使えるパーツかき集めて、新規パーツと組み合わせながらもっと強く作り直すよ、スレッタ！」

スレッタ「え……」

スレッタはその言葉に……

dice1d2=2 (2)

1.喜んだ

2.困惑した(エリクトポイント+2)

[172 スレ主 23/09/09(土) 04:43:13]

エリクト「あれ？　嬉しくないの？　スレッタ」
スレッタ「え、ううん！　嬉しいよ！」
エリクト「……スレッタはさ、まだガンプラバトルしたいんだよね？」
スレッタ「うん。私、ガンプラもガンプラバトルも好きだよ」
エリクト「……なら、やっぱりエアリアルいるよね。帰って来た甲斐があったよ」

スレッタ(なんでだろう……。エアリアルを直してくれるのは嬉しいはずなのに、どうして……)
　思い浮かんだのは、ソフィにエアリアルを破壊された時の悔しさと喪失感。
　そして何故か悲痛な顔でスレッタを非難したミオリネの声だった。

[173 スレ主 23/09/09(土) 15:01:12]

保守

[174 スレ主 23/09/09(土) 23:20:40]

(エアリアルのガンプラ、実際組んでみるとメチャクチャ難しい。今のガンプラってみんなこの難易度なの？)

[175 スレ主 23/09/10(日) 09:09:48]

保守

[176 二次元好きの匿名さん 23/09/10(日) 19:36:50]

保守

[177 スレ主 23/09/11(月) 00:54:38]

(保守　今スレもう少しで終わりだけど次スレで完結するかは微妙

更新減って最近保守ばかりになってしまったから、なるべく一気に終わらせたい)

[178 二次元好きの匿名さん 23/09/11(月) 09:11:21]

ほしゅ

[179 二次元好きの匿名さん 23/09/11(月) 16:08:36]

保守

[180 二次元好きの匿名さん 23/09/11(月) 22:21:49]

保ッツさん

[181 二次元好きの匿名さん 23/09/11(月) 23:06:41]

このままソフィ√かなー

[182 スレ主 23/09/12(火) 06:31:05]

保守

[183 二次元好きの匿名さん 23/09/12(火) 17:13:11]

ほしゅしゅ

[184 二次元好きの匿名さん 23/09/13(水) 00:32:12]

ほっしゅ

[185 二次元好きの匿名さん 23/09/13(水) 01:09:28]

保守

[186 二次元好きの匿名さん 23/09/13(水) 05:56:14]

ほ

[187 二次元好きの匿名さん 23/09/13(水) 14:18:19]

しゆ

[188 スレ主 23/09/13(水) 18:57:00]

　エアリアルが直せる。

　その事を聞いて一番喜んだのはニカだった。

ニカ「よかったね、スレッタ。これで世界大会もきっと上手くいくよ」

スレッタ「はい。お姉ちゃん曰く、まだ機動性とメインウェポンに改良の余地があるとか……。なんとかなりそうです」

　それからニカは視線を落とした。

　スレッタとニカの2人きりの状況だった。

　彼女は何かを躊躇うように悩んでいた。

　だがしばらくの沈黙の後、ニカは決意したように切り出す。

ニカ「ごめんね、スレッタ」

スレッタ「ニカさん？」

ニカ「本当は私、シャディクのスパイなんだ。色々、裏でよくない事やって来て……その見返りで学園通えてるんだ。この間の決闘も、元々あのトマト味を買い占めたのにも私、色々手伝いとかしてて……そのせいで、エアリアルは…………」

スレッタ「ニカさん……」

　俯きながら震えるニカ。

　スレッタは……

dice1d2=1 (1)

1.「気にしないでください」と励ました

2.「もういいんですよ」と彼女の肩を抱いた(+1)

[189 スレ主 23/09/13(水) 19:14:14]

スレッタ「だ、大丈夫ですよ！　エアリアルも直せますし、トマト味も手に入ってみんな喜んでますし、タカキもがんばってますし！　ニカさんが気にする事なんて何もありません！」
ニカ「ありがとう、スレッタ」
　スレッタの励ましにニカは顔上げてくれた。
ニカ「シャディクは何か悪い事を企んでる。きっと世界大会でやらかそうとしてるわ。今あるガンプラバトルの枠組みを揺るがすような、恐ろしい事を……」
スレッタ「それでも私達はガンプラバトルをするだけです」
ニカ「そうだね。……ミオリネさんと早く仲直りできるといいね」
スレッタ「……………はい、そうですね」
　ミオリネとはあれ以来普通に会話をしているが、どこか壁があるように感じられた。意図的にあの日の出来事についての話題は避け、他の話題についてもそっけなさがあった。
　あの中庭のビニールハウスに入るには、今のスレッタにとっては勇気が必要だった。

　ちなみにシャディクは、未だに『あと一歩踏み出せなかった男』として全校の男子達の間で笑い者にされている。
モブ男子生徒A「よっしゃあ！　命中率98%のハイパーオーラ斬りだぁ！(新聞紙ブレードで切り掛かる)」
モブ男子生徒B「踏み込みが足りん！(切り払う)」
　こんな茶番をシャディク本人の前でやられるのが日常と化した。
シャディク(笑いたければ好きにするがいいさ。だがもうすぐ俺の計画ですべてが終わるんだ……せいぜい、アスティカシア最後の日常を楽しむんだな)

[190 スレ主 23/09/13(水) 19:22:17]

(フリータイムは次スレ持ち越しかな……先に進めておきたい話もあるし)

[191 スレ主 23/09/14(木) 02:04:11]

(いつものセルフ保守
明日、エリクトの秘密と過去の話触れます)

[192 スレ主 23/09/14(木) 08:59:53]

保守

[193 スレ主 23/09/14(木) 19:39:33]

(とりあえずの保守
今夜中に3スレ目へ)

[194 スレ主 23/09/15(金) 01:22:06]

〜21年前〜

　まだ黎明期とも呼べるガンプラバトルの世界大会で、若きケナンジは躍進していた。
ケナンジ「ナディムと言ったな。いい勝負だったぜ。トーナメントの序盤にぶつかったのが惜しかったくらいだ。またやろうぜ」
　敗退したナディムに、ケナンジは握手を求める。
　しかしナディムは握手に応じなかった。
ナディム「……まだ、負けていない」
ケナンジ「はは、なんだそのジョークは？　アンタは俺にたった今……」
ナディム「まだ娘がいる！　ボクよりも君よりもずっと強い娘が！」
ケナンジ「娘？」
ナディム「見ていろ……君とエリィが対戦するのは決勝だ。だがエリィが必ず勝つ。せいぜい初めての敗北を楽しみに待ってるんだな！」

ケナンジ(まだ、幼いじゃないか……)
　ナディムの話に影響を受け、エリクトの試合を観に行ったケナンジは、予想外の小柄な少女の姿に困惑する。
ケナンジ「ま、世界大会の予選を突破できただけでも大したものか。しかしどうせ親バカ…………ん？」
　まだ4歳のエリクトが操縦するルブリスは、エリクトの身体の一部のように……否、それ以上の動きを見せた。
　ケナンジは全身の鳥肌が立つのを感じ、静かに歓喜の笑みを浮かべた。
ケナンジ「コイツはとんだ魔女だな。まだ小さいが、間違いない。エリクト・サマヤ、お前が俺のライバルだ」

[195 スレ主 23/09/15(金) 01:38:57]

母「おつかれ、エリィ。また勝てたわね。楽しかった？」
エリクト「うん！　ルブリスがね！　ボクを乗せて、びゅーんって飛んでくれるの！」
父「すっかり『ボク』が馴染んじゃったなぁ……」
　エリクトは紛う事なき天才だった。
　母と仕事仲間が試しに作ったガンプラ『ルブリス』を、エリクトに何気なく扱わせたところ、瞬く間に操縦を覚えた。今では両親の周囲にエリクトよりもガンプラバトルが強い人間などいない。
　その才能は世界大会でも活躍した。
　ほぼストレート勝ちを続けていたのだ。

母「エリィ、右腕の痛みはもうないって」
父「そっか、よかった。でも変だなぁ。怪我なんてしたようでもなかったのに。昨日の試合の後からだよね？」
母「ルブリス、昨日初めて被弾したわね。ちょうど右腕に」
父「え？　いや……まさか、思い込みの暗示とかそういう事なのかい？」
母「分からないわ。でも、そういう現象があっても不思議じゃないような……」
父「エリィは、ガンプラバトル始めた頃は何度も被弾してた。撃墜されても平気だった。きっと偶然だよ」
母「そう……よね。でも、もし……もしもだけど……ガンプラバトルがエリィを傷つけるような事があったら………」
父「考え過ぎだよ。大丈夫だって。エリィは負けない。強い子なんだから」

　その後、エリクトは準決勝も難なく突破し、世界チャンピオンの座に王手をかけた。
　しかしエリクトが世界王者になる事はなかった。
　決勝戦の日、その事件は起きた。

[196 スレ主 23/09/15(金) 02:06:19]

　汗だくのまま病院に駆けつけた母は、苦しそうに横たわる娘の姿を見て涙を流した。
母「エリィ……どうして……」
父「すまない、ボクがついていながら……」
母「何があったの？」
父「少し目を離した隙に、何者かがルブリスを壊して、データを盗んでいった」
母「エリィは！？　エリィは何かされたの！？」
父「……いや、医師の話だと、外傷もなく、内臓や脳への損傷も確認できない。薬品の類も検出されず、だそうだ。君の仮説が正しかったのかもしれない。ルブリスが壊された事が何か関係あるんだ、きっと」
　エリクトはそれから3日近く目を覚まさなかった。

[197 スレ主 23/09/15(金) 02:12:37]

審判「時間です」
ケナンジ「もう少し、待てないか？」
審判「残念ながら。すでに試合開始予定時刻から2時間も経過しています。現時刻を持ちまして、ケナンジ選手の不戦勝という事になります」
ケナンジ「そうか。勝手にしてくれ。俺は棄権する」
　ケナンジは退屈そうに踵を返すと、そのまま静かに試合会場を後にした。
　結局その大会はケナンジが優勝とされたが、後のインタビューにおいて彼は常にそれを否定している。

[198 スレ主 23/09/15(金) 02:23:33]

【🎲】ガンダムビルドファイターズ　水星の魔女3｜あにまん掲示板

[199 スレ主 23/09/15(金) 02:25:50]

埋め
(一度書き込んだのに、投稿ボタン押す寸前になんか消えたりして、無駄に疲れた……最近こんなんばっか)

[200 スレ主 23/09/15(金) 02:27:23]

投稿の秒数が素数ならフェルシーちゃんに春が来ます