- 1二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 09:57:23
前スレ
ワートリ×ウマ娘概念を語るスレ|あにまん掲示板読んで字のごとくワートリ×ウマ娘のクロスオーバーについて語るスレです。ヘッドカノン制を採用しているので、解釈違いを恐れずに、思った妄想を書き出していってください。前スレhttps://bbs.anim…bbs.animanch.com出発点
〇〇トレーナースレは大抵そのキャラがトレーナーになった時のみの妄想をする|あにまん掲示板この人の場合、何名かサブトレがついてくるbbs.animanch.com読んで字のごとくワートリ×ウマ娘のクロスオーバーについて語るスレです
主にワートリキャラがトレーナーになったらという妄想が語られています
例えば生駒さんシチートレ概念とか
最近だと三輪隊長ファイントレ概念とか
ヘッドカノン制を採用しているので、解釈違いを恐れずに、思った妄想を書き出していってください
- 2二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 10:00:29
建て乙
- 3二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 10:01:26
このスレでは、新規や出戻りも皆さんももちろん歓迎しています
仲良く幻覚を見ていきましょう - 4二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 10:02:40
また良質なss書きの皆さんがたくさんいます
- 5二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 10:20:35
心配なのは他国の王と三輪を会わせて国際問題にならないかということだが……
- 6二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 10:20:44
このレスは削除されています
- 7二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 10:21:54
太一とかでもない限り多分大丈夫なはず……
- 8二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 10:52:21
一国の姫と、擦れた復讐者って組み合わせ良いな……
- 9二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 10:58:30
実際、三輪はかなり自制効いてる方やろ
少なくとも、上層部が朝令暮改で空閑の入隊を認めたら、その後に出会っても「決まりだから」で諍いを避けてる
ネイバー関係ない部分での人当たりはそこまでキツくないし、国王が親ネイバー派で無い限り問題にならんはず - 10二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 12:22:25
前スレで修がメジロに献上されてたが、「トリガーオフ」なんて蛮行を犯すトレーナーに対してドーベルがキレるのもわかる
- 11二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 13:29:19
- 12二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 13:31:00
三輪隊長は平和な世界に生きていて欲しいので東さんからの焼肉の誘いとファインからのラーメンのお誘いでお腹タプタプになってダウンしてもらう
- 13二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 14:38:31
このレスは削除されています
- 14二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 14:39:58
アプリストーリー二話風 三輪ファイン
秀次くんはあまり話さない。
ファイン「ねぇ秀次くん、あのお城見て!私の実家にそっくり!どんなとこなんだろう?入ってみなきゃ」
三輪「あれは城じゃない。それより、ラーメン屋閉まるぞ」
ファイン「あっ、そうだった。私ったらいけない」
話しかければ返事はしてくれる。けど、自分からは話さない。あまり表情も変えない。けど
『ズズズズズ』
ファイン「うわぁぁ!!あ、ぁ、ぁ……」
三輪「ネイバー……殺す!!!」
穴から怪物が出てきて、私を食べようとすると、光るワカメで助けてくれる。その時だけ、少しだけ、頼もしい表情になって、普段見れないくらいにイキイキし出す。そんな秀次くんだけど
ファイン「ねぇ見て!シャカールが!シャカール、一着取りそう!!」
どこへ行く時も、ついてきてくれる。
ファイン「あぁ、やっぱりレースはすごい!シャカールはすごいよ!」
三輪「あぁ…あれがウマ娘のレースか…」
レース観戦が終わった後、ファインはずっとはしゃいでいた。テイエムオペラオーとエアシャカールの接戦。それには、レースを知らない俺にも胸にこみ上げてくるものがあった。
それをウマ娘のこいつが見たらこうもなる。
ファイン「何度でも思い出したくなっちゃう!最初はこう、抑えて走って……」
「あ、殿下!お待ちください!」
たまらず、走り出すファイン。
初めて見るそのフォームは、初めてとは思えないほどに美し、く、て……
三輪「ぁ……」
『秀次!ここまでおいで!』
『待ってよ姉ちゃん!』
『早く追い付かないと、置いてっちゃうぞー!』
「殿下!ど、どうなさったのです…全力疾走は固く禁じられております旨、お忘れですか!?」
ファイン「え?あ、ごめんあそばせ。私ったら、つい…………どうしたの秀次くん?何で泣いてるの?」
俺は多分、こいつの側にいてはいけない。 - 15二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 15:06:24
一度失った光を思い出して、その光に目をやられてる三輪くん…………
- 16二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 15:10:17
光るわかめで助けてくれるってお前それ風刃……?
まあアイルランドの王族の護衛ならそのぐらいするかな……おそらく大口のスポンサーの可能性あるし…… - 17二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 15:11:34
ファインと姉ちゃん重ねるってちょっとしんどすぎません…?
- 18二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 15:30:49
生きてたら、こんな感じで一緒に過ごしてたんだろうな、って思っちゃったんだな……
- 19二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 15:31:50
ワートリ世界の豆知識を教えてやろう
どんな曇らせ展開も人さんは見てる
あの人の精神よくもってるな? - 20二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 15:31:59
誤字、迅さん
- 21二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 15:35:31
もう既にぶっ壊れてて、今はただ最上さんエミュしてるだけかもしれんぞ
- 22二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 15:39:53
メンタルケア要員のウマ娘を充ててあげなきゃ……
急募:迅さんの担当 - 23二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 15:42:26
これは4スレ目にあったss
「ゆーいちは私のトレーナーになる!これはかくてーじこーなのだ!」
8年も前に交わした約束を今も覚えている、近所に住んでいた名家の令嬢、その時はまだ五歳だったから相当わんぱくだった。おれはあいつより六歳歳上だったからよく面倒を見ていた、あいつは小さかったから、おれと別れる未来が来るなんて思ってもいなかっただろう。でも、おれはその未来をもう見ていた、まだ会ったこともない人たちと見たこともない怪物たちから民間人を守るために剣を持って戦うおれの姿。物心ついた時からおれには何かが見えた。それが何かわかったのは、2年ぐらい前だった。
その日があいつと遊べる最後の日だった。母の仕事の関係で明日三門市に引っ越すことになっていた。あいつと遊んでいる中で、あいつの未来が見えた。未来のあいつはすごかった、今のわんぱく小娘からは想像もできないぐらい。
「なぁ、ルナ」
「なんだ?ゆーいち?」
「お前、将来はなにになりたい?」
あいつは満面の笑みを浮かべて、自慢げに、尊大に、それでいて無邪気に
「三冠ウマ娘!」
そう、己の夢を語った、すごいなぁってそう思った、成し遂げるって知っていたから。
「お前なら、きっとなれるさ」
そういうとあいつはどこか不貞腐れた。
「お前じゃないもん、ルナだもん」
「ハハッごめんな、ルナ、悪かった」
それでもあいつはムッとしたままで、けれども何か思いついたように笑いながら問うてきた。
「悪かったって思ってるなら、ゆーいちが将来なりたいものを教えろ!」
命令口調で偉そうにそう言ってきて、はて、どうしたもんかと悩んだ、そんなもの、あるわけがなかった、だって、なにをするのかはもう決まっていて、それを選ぶ以外の選択肢はないことを、わかっていたから。でも、それは、なりたいものではなかった。だから、
「なりたいものは─ないかな」
あいつはつまんなそうな顔をした、ていうか実際に「つまんないの」って言ってた、言ったあとであいつは面白い悪戯を考えついた時とおんなじ顔をして、
「じゃあさ、私のトレーナーになってよ」
そう、言った。
- 24二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 20:54:35
ルドルフで導くのもよい
似たような傷をもつフクを理解者として登用してもよい
ダスカで世話焼きオカン成分を摂取させてもよい
マルチロール歳上女性ムーブができる激マブで万全を期すのもよい - 25二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 20:58:17
そういえばレイジさんがブルボン、激マブ、ファル子、ナリブのチームをまとめるパーフェクトオールラウンドトレーナー概念が生まれていたので一つ
ブルボン「マスターの指示により、オペレーション『玉狛で待機』を実行します。ステータス『不用心』を確認。鍵ががら空きです」
ヒュース「中に人が残っているのだから鍵をかける必要はないそうだ」
ブルボン「む」
ヒュース「む」
ブルボン「ステータス『初対面』の人物を発見。この場における最適な行動を検索します。検索完了。オペレーション『自己紹介』を実行。日本トレーニングセンター学園高等部1年、マスター、木崎レイジ指揮下、チーム『木崎隊』所属、ミホノブルボンです」
ヒュース「ボーダー玉狛第二所属ヒュースだ。トレーナー登録はされていないので馴染みは薄いかもしれんが」
ブルボン「ステータス『疑問』を確認。何故あなたは電子レンジの前で立ち尽くしているのですか?」
ヒュース「これが急に動かなくなったからだ」
ブルボン「この状況下における最適解を検索、検索完了。何か適当なボタンを押せば……」 - 26二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 21:08:26
甘えんボーイと甘えんボーグが出会って大惨事になってるじゃねーか!
- 27二次元好きの匿名さん21/12/17(金) 01:25:16
スカイトレって今のところ東さんしか出てないな
東さん相手だったら恋愛弱者もへったくれもなさそう - 28二次元好きの匿名さん21/12/17(金) 12:22:12
迅さん思った以上にルドルフと合うな…
- 29二次元好きの匿名さん21/12/17(金) 12:38:21
東「秀次」
三輪「東さん」
東「どうした?何かを忘れようとするかのように訓練に打ち込んでたが。今日護衛はいいのか?」
三輪「あいつは今日は寮から出る予定がないので」
東「そうか」
そう言って東さんはスポーツドリンクを俺の横に置いた。
東「奢りだから気にするな」
三輪「ありがとうございます」
一気に流し込む。火照った身体に冷たい液体が染み渡る。
三輪「わからないんです」
東「何がだ?」
三輪「あいつが走ってるとこを見て、何と言うか、あいつには、これ以上に俺が近づかないほうがいい気がして」
東(姉の件か…)
東「……おそらくだが、走りたいんじゃないのか?」
三輪「走りたい、ですか」
東「あぁ、お前の護衛対象が走っている様子は、俺も見かけた。なかなかに素晴らしい走り方だったが、あれはおそらく生まれもった才能だけで出来上がったものではない。彼女の走りたいという願望が、イメージを作り上げ、それが投影されたのだろう」
言われてみれば、あいつはレースの話をしている時や、走ってる時だけ、目が輝いていた。
東「全力疾走は禁止なんだろう?適度にガス抜きさせてあげるといい」
三輪「………そうですね」
「お待ちください殿下。外出するなら三輪も呼びますので…」
ファイン「隊長、秀次くんは、今日は休ませてあげてくれませんか?」
「しかし……」
ファイン「何だか、ものすごく辛そうだったから……」
「………わかりました」
- 30二次元好きの匿名さん21/12/17(金) 22:50:15
三輪は癒されてくれ
- 31二次元好きの匿名さん21/12/17(金) 23:19:51
- 32二次元好きの匿名さん21/12/17(金) 23:42:58
いろんな世界があって良いんだぜ
- 33二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 09:54:40
保守
- 34二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 15:34:50
保守
- 35二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 19:55:53
ボーダー隊員に実はウマ娘だったとかいそうだな
カトリーヌとか、元々トレセン行く予定だったけどあの過去があったのでボーダー入ったみたいな - 36二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 20:49:28
殺伐としたファイ三輪も良いが、見てて微笑ましいイコシチは学園の癒しになってそうだなって
- 37二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 20:58:43
- 38二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 21:09:13
イラストスレ完走おめでとう
- 39二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 21:10:41
イコシチやカゲオグ等のウマ娘との絡みもいいけど、ヒト娘との絡みも見たい。
取り敢えず見たいのは何かしらあって、オッサム姉に睨まれて涙目の理子ちゃん。 - 40二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 23:23:12
「やれやれ、真面目なヤツはつらいねぇ……」
悩める三輪 秀次を遠目に眺めながら、米屋 陽介は困ったように呟いた。
「放っといて良いの? あの人、ヨースケの友達なんでしょ?」
隣のトウカイテイオーが、こちらを伺うように言ってくるのに対し、軽く返す。
「いーのいーの。あんまウチの隊長をナメんなよ。それに……」
「それに?」
「オレにお姫様の護衛なんて出来る訳ねーじゃん」
アッサリと言い放ったその言葉に、テイオーは呆れ半分、納得半分といった感じで「あぁー」と嘆息する。
実際問題、トリオン量やトリガー構成の関係で、米屋はあまり護衛には向いていない。ちょっとした用事程度なら肩代わり出来ても、本格的な要人警護となると無理がある。
「ま、いざとなれば透と章平呼んでチームで当たる事になんだろ。それまでは、チビテイオーのお守りでもしてるさ」
「むぅー」
チビ扱いにむくれるテイオーだったが、何かを思い付いたようで急にエッヘンと胸を張る。
「ま、あっちはオヒメさまだけど、ボクは未来の"皇帝"だからね。
ヨースケも、ハタラキ次第でホウビは思いのままだぞよ」
台詞こそふざけているが、その目は真っ直ぐで、自分の未来を欠片も疑っていないようだった。
「こんぐらい前向きなら、アイツももうちょっと楽だろーな」と思ったが、頭の中でコラージュしたお目々キラキラの秀次が気持ち悪かったので、即行で削除する。
悩める友人は頭の隅に追いやって、ひとまず自分の仕事をこなす事にした。
「んじゃ、未来の皇帝目指して、とりあえずアップから始めっか」
「うむ、苦しゅうない」 - 41二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 23:24:56
三輪『ファイン』
ファイン『んー?』
三輪『お前、本当は走りたいのか?』
ファイン『えっ……』
三輪『お前が走りたいというなら、俺はその背中を押すくらいはする。今の俺には、それしか』
隊長『自分の立場をわかっているのか!?三輪!!』
ファイン『たいちょ…』
隊長『危険に晒す頻度を増やしてどうするのだ!?もしまた殿下に危険が及んだ時、貴様には殿下を守れるという保証があるのか!?場合によっては、貴様自身が全てを失うことに……』
三輪『今更俺に、失うものなどない』
ファイン「何が……あったのかな……?」
隊長「失礼ながら殿下、あまり三輪に傾倒するのはおやめくださいませ。殿下は今まで同年代の異性と接したことがありませんが故に、テンションが上がってしまっているだけです」
ファイン「そうな……」
瞬間、地面が一瞬で遠くなった。
隊長「殿下!!」
首を少し後ろに向けると、あの、金色の目が見えた。それが、普段私を食べようとする生き物だと理解するのに、1秒もかからなかった。
隊長「待て!!銃は使うな!!殿下の御身に当たる危険がある!!体術で何とかするぞ!!」
「くっ…罅が入る程度か…やらないよりましだ!!」
「だが数が多すぎる!!」
下では、隊長達が怪物の身体に何度も蹴りを入れていた。私を咥えているの以外にも、大きい蟲みたいなのが何体かいた。怖い人が何人かかってきても、何事もなかったかのように制圧する隊長達が、苦戦している様子は、私の心を追い詰めるには十分すぎる光景だった。私はいつの間にか、一人の護衛のことを考えていた。
ファイン「助けて……秀次くん……」
落ちた。確かに自分が落下する感覚を感じた。
途中に、緑色の光が見えた。あの、光るワカメだった。
そして私は、落ちる前に誰かの腕に抱きとめられた。
ファイン「秀次…くん」
本物のお姫様のくせして、それが人生で初めてのお姫様抱っこだった。
下から見上げる秀次くんの顔は、真っ直ぐに怪物を睨み、口を開こうとしていた。あぁ、そして次には、「殺す」って、言うんだ。
三輪「ファインに…手出すな」
- 42二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 01:59:36
- 43二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 03:48:45
ヒェッ・・・生身のくせに素手でトリオン兵にヒビ入れてる···
- 44二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 04:21:52
皐月賞編
五月、弥生賞及びサウジアラビアRCを危なげなく勝利したルドルフと共に、三冠の一冠目、皐月賞に挑むことになった。
「そんで、お前がみた未来ではあいつが勝つ未来はどれだけあったんだ?」
エアグルーヴの付き添いできた太刀川さんにそう聞かれた、と言うかよく太刀川さんがトレーナーなんてできたな、まぁでもエアグルーブだからできているのかも、今も部屋を散らかしすぎて怒られてる未来が見えてるし、避けられないっぽいな、南無。
それはそれとして、
「まあ、普通にやれば普通に勝つよ、あいつが負けるなんてありえない」
そうだ、ルドルフは速い、誰よりも速い。
「そーとー担当にお熱だな、そんなに楽しそうなお前は、今まで見たことないかもしれん」
そうかもしれない、太刀川さんたちとやってたときとは少し違うけれど、叶えられない約束を叶えることができて、あいつが、ルナが隣にいて、ずっと昔に捨てはずのものが今ここにある。それが、何よりも嬉しい。
「では、会長そろそろ時間ですので、失礼します。おい、行くぞ」
涼やかで凛とした声が響く。エアグルーヴは、太刀川さんを連れて控え室から出ていった。
「悠一」
「なんだ、ルナ」
「わたしは、勝つよ」
「信じてるさ、誰よりも、ずっと」
例え未来が視え無かったとしても、ルナが負けるなんてあり得ない。
ルナはおれにとって、最高で、最強で、最速なんだ。 - 45二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 06:15:22
いい…すき…
- 46二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 13:26:05
- 47二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 16:55:50
米屋テイオートレ概念いいな
姫を護る三輪といい帝王を護る米屋といい、三輪隊ってもしかして騎士の集い? - 48二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 00:26:14
「あー!ヨースケ、はちみー飲んでる!」
突然の声に振り向いてみれば、トウカイテイオーがこちらに駆け寄ってくる所だった。隣には、友人であるマヤノトップガンも一緒だ。
何かと思ったが、テイオーの視線を辿って自分が飲んでる飲料の事だと気付く。
「おー、これか。来る途中で買ったんだが、けっこーうめーな」
「だよねー。なんたって、はちみーだもんね!」
飲料を褒めただけなのだが、何故かテイオーがエッヘンと胸を張る。そして、当然のように言葉を続けた。
「とゆーわけで、一口ちょーだい」
「『とゆーわけ』じゃねーだろ」
「いーじゃんいーじゃん。昔から言うでしょ、ヨースケの物はボクの物、ボクの物はボクの物」
「おいおい」
突然の剛田ニズム宣言に苦笑する。まぁ、ケチケチする事も無いかと思い、手に持ったカップを素直に差し出した。
「しゃーねーな。ほれ」
「わーい。いっただっきまーす」
「わわっ、テイオーちゃん、大胆!」
ストローに口を付けて美味しそうにドリンクを飲むテイオーを、マヤノが驚いたような顔で見つめる。
米屋とテイオーが揃って「?」を浮かべるのを見て、「あ、余計な事言った」と気付いたマヤノだったが、今更撤回も出来ない。少し悩んだ末、テイオーにボショボショと何事か耳打ちした。
瞬間、テイオーの顔がビヨンド・ザ・ホライズン色に染まる。そのまま、ギクシャクとカップを返してきた。
「よーすけ、アリガトネ」
「顔あけーけど大丈夫か?熱中症なら、もっと水分取った方がいーんじゃねーの?」
「ダ、ダイジョブ!ジャ、ぼくとれーにんぐノ準備アルカラ!」
言うが早いか、テイオーはロッカールームの方へと駆けていく。訳が分からない米屋に、マヤノが声を掛けてくる。
「ヨースケちゃん。マヤも喉渇いちゃったから、それ、ちょっとちょーだい?」
「お、おぉ」
マヤノの声色に言い知れぬ圧を感じ、言われるままにカップを差し出す。マヤノは受け取ったカップの蓋を外すと、口も付けずにそのまま返してきた。
「やっぱテイオーちゃんに悪いから返すね。じゃ、マヤもトレーニング行くから」
そう言うと、マヤノもロッカールームの方へ歩いて行った。後には、米屋だけが残される。
「なんだぁ、一体?」
蓋と一緒にストローも持って行かれたので、カップにそのまま口を付けて中身を飲む。はちみつドリンクは、妙に甘く感じた。 - 49二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 00:27:48
- 50二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 02:39:20
- 51二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 02:45:20
というより陽介はテイオーを異性としては見てないんだろう
- 52二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 02:57:29
- 53二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 09:29:20
「あ、テイオーちゃん。ヨースケちゃんが口付ける前に、ストロー回収しといたよー」
「えっ? …………アッ!!
…………ア、アリガト…………」
「というわけで、コレはテイオーちゃんにプレゼントフォーユー」
「エッイイヨイラナイヨモラッテモツカイミチニコマルモン」
「え、そーお? じゃ、捨てちゃおっか」
「フゥーッ……」
「ところでテイオーちゃん、ストローの『使い途』ってなーに?」
「!!?」
筆者は犬飼マヤトレ概念を応援しています。
- 54二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 13:37:17
い、犬飼、犬飼!なんてこと教えてるんだ犬飼!
- 55二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 22:46:02
保守だぜ保守
- 56二次元好きの匿名さん21/12/21(火) 01:11:27
トレーナールームには、意外な先客が居た。
「君は確か、陽介の担当バだったか」
「トウカイテイオーだよ。ヨースケのタイチョーの人だよね?」
「三輪 秀次だ。よろしく」
テイオーの中の三輪は『いつも眉間に皺を寄せてる人』のイメージが強かったため、穏やかな自己紹介に少し拍子抜けする。
ここに居ると言う事は、米屋に何か用事だろうかと考えた所で、当の本人がやって来た。
「おっし、チビテイオー、今日のトレーニ…… って、秀次じゃん。どったん?」
「トレーナー出向の経過レポート提出、今日までだぞ。出来てるのか?」
三輪の指摘に、米屋が「やっちまった」と言わんばかりに天を仰ぐ。
三輪がお小言を言い、米屋が謝るという遣り取りを、テイオーはつまらなそうに眺めていた。
平謝りしている米屋は、しかし何故か楽しそうで…… なんだかムカツク。自分を無視して会話を進める二人に割って入るように、米屋の上着の背中を引っ張った。
「ほら、サッサとトレーニング行くよ! ヨースケはボクのトレーナーなんだから、ちゃんと仕事してよね!」
「うぉっとぉ! わりぃ秀次、レポートは後で」
「はぁ…… データさえ送ってくれれば、後は俺と月見さんで体裁を整える。遅れるなよ」
三輪はお小言を続けようとはせず、言うべき事を言って去って行った。その背中にはなんだか余裕のような物が感じられ、それもテイオーには面白くない。
正体不明の怒りを抱えたままトレーニングに向かう途中で、そう言えば気になった事を尋ねる。
「そう言えば、レポートがどうとか言ってたけど、大丈夫なの?」
「あん? まあ、データ送るだけならすぐだしな。後は秀次が上手くやるだろ」
結構とんでもない事を言っているのだが、米屋はそれを疑ってもいないようだ。
その態度も、テイオーの癇にさわる。
何が面白くないのか自分でも分からないまま、テイオーは声を張り上げた。
「ヨースケのせいで遅れたんだから、サッサと始めよ! データ送るのが大変になるくらい、新記録出しちゃんもんね!」
「お、やる気だな、チビテイオー。期待してるぜ」
その日は滅茶苦茶タイムが伸びた。 - 57二次元好きの匿名さん21/12/21(火) 01:44:08
自分より三輪のほうが阿吽の呼吸みたいになっていることに対する無自覚な嫉妬……と推察
- 58二次元好きの匿名さん21/12/21(火) 10:41:37
奈良坂と古寺は師弟関係だから、奈良坂チーフトレーナーと古寺サブトレーナーっていうのを妄想した
- 59二次元好きの匿名さん21/12/21(火) 20:27:59
1スレ目がほぼ生駒隊の話だったみたいに、このスレはほぼ三輪隊の話になりそう
- 60二次元好きの匿名さん21/12/21(火) 20:54:07
よねテイは年齢差がちょうどいい感じで米屋が付かず離れずのフランクな感じなのがすごくテイオーからの矢印を際立たせていていい(語彙力漏出甚大)
- 61二次元好きの匿名さん21/12/21(火) 21:53:16
- 62二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 07:50:30
やたらとテイオーの扱い上手いなと思ったら、米屋って陽太郎のお守りしてたりで子供の扱い得意なんだ
- 63二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 17:10:54
理由を知ったらテイオーは拗ねるな
- 64二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 21:15:30
モールモッド三匹、バンダー二匹、バド四匹に、今風刃で倒したバムスター合わせて計十匹か……
三輪「下がっていろファイン」
ファインを下し、風刃を握りなおして突進する。
モールモッドの攻撃を躱し、眼球を切り裂く。これで一匹目。
隊長「お嬢様!」
バンダーがファインを狙うが、そいつに残りの風刃を全て飛ばし、バラす。これで二匹目。
背後からこちらを狙っていたモールモッドを振り向き様に斬る。これで三匹目。
三輪「風刃オフ!トリガー、オン!」
空にいるバドに鉛玉をブチ込み、すれ違い様にモールモッドを刺し殺し、後方から攻撃しようとしたバドとバンダーを頭上に撃ち上げた変化弾で突き刺し、
三輪「滅べネイバァァァァ!!!」
さっき落としたバドを弧月で切り裂いた。
隊長「あれが…ボーダーのA級……」
ファイン「うっ……ぐすっ……」
懐に温かいものを感じた。見ると、ファインが俺に抱き着いて泣いていた。
三輪「おい…」
ファイン「怖かった……」
絞り出されたその声を、俺は初めて聞いた。
今まで、こんな声、聞いたことがなかった。
そうだ。こいつは王女だった。
王家を、護衛を、国民を心配させないためにも、強くあらねばならない。おそらくこいつは、ずっとそう思っていた。
そういった気持ちが、ずっとこいつの弱い部分を隠していた。そしてその部分を抑えつけていたものが、今取れた。
多分こいつは、明日からも自分を抑え続けるのだろう。ならせめて今は、今だけは、こいつの好きにさせてやろうと思った。
三輪「泣きたいなら、好きなだけ泣け」
ファイン「うん…」
三輪「泣きたくなったら、俺が守ってやる」
- 65二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 07:08:53
保守
- 66二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 08:22:56
三輪ファイは癒やし
- 67二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 11:19:41
やめるのだ三輪…
これ以上殿下の性癖を歪めるのはやめるのだ…
殿下が前髪の長い復讐者しか婿にしなくなってしまうでしょうが… - 68二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 13:02:25
フラ辻なれそめで一本、フラッシュ視点です
トレセン学園がボーダーへの全面協力を表明してから数日。押し寄せるマスコミと学園側の死闘とも呼ぶべき会見が終わるとすぐに、ボーダーからの指令を受けて活動する「市街地美化委員会」なる組織ができました。
私も含めた数十名が選ばれ、ウマ娘の身体能力を生かして、戦闘が起こった際の民間人の避難や救助、瓦礫の撤去作業に従事する。それが、委員会の活動目的であると。
ボーダーの人達が嫌いなわけではありません。隊員の方々の尽力で私達が日常を送れていることだって、わかっています。ですが、どうしてとどこか腑に落ちないものが残っていて。
「三門市をともに守る……」
そんなスローガンを、眉をひそめて口にしてしまうのでした。 - 69二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 14:10:47
そうして迎えたボーダー隊員との初顔合わせ、配られた資料に、今回の会合に参加する防衛隊のメンバーが紹介されていました。
「嵐山隊、二宮隊、生駒隊……」
いくつかの部隊の名前。顔写真つきでその活躍も紹介されていました。ニュースに出ていた隊員さんもいて、学園の生徒達が、知ってる、とか、会ったことある、などと盛り上がっていました。すると、唐突に見覚えのある顔を見つけて、思わず、あ、と声が出まし
「フラッシュさん?知ってる人いるの?」
隣に座るファルコンさんがにこにこと問いかけてきます。
「はい、この方は―」
記憶が確かなら、コンビニでお会いしました。デザートの棚に2つ残ったバターどらやき、手を伸ばすタイミングが重なって、軽くぶつかった指。私が謝ると、慌てたように何かをもごもごと口にして、その人は立ち去ってしまったのでした。私の不注意で怒らせてしまったでしょうか。それとも、どらやきが2つ欲しかったのかもしれません。いずれにしても、私の中で引っかかっている出来事でした。
「へえー!男の人なのにどらやき好きなんだ、カワイイね♪」
「あの、なんだか楽しんでいませんかファルコンさん……?」
その時、会議室にボーダー隊員の方々が入ってこられました。先頭は看板部隊らしく嵐山隊、そして。
(あっ)
声にこそ出しませんでしたが、目が合って、お互いにそう思っていることが分かりました。写真の冷静そうな印象とはまた違う、温かみのある表情。気まずそうに目を反らされます。やっぱり怒っているでしょうか。それとも。
「よろしくおねがいします」
確かめましょう。あいさつが済んだら、思い切って。
それからあの時のおわびに、バターどらやきを買って、お茶をするのも良いかもしれません。だって
あの真っ赤に照れた顔が、なかなか可愛らしいと、そう思ったので。 - 70二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 14:11:31
以上です。
やっぱ会話がないといまひとつですね…? - 71二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 00:03:15
「ヨースケ、暇」
「ん? おぉ」
不貞腐れたトウカイテイオーに肩を揺すられて、米屋 陽介は手元の端末から顔を上げる。
レース後にテイオーの故障が発覚してはや数日。最初の頃はピーピー泣いていたのだが、いつの間にかケロッと復活していた。コイツも大概、バトル向きの性格をしている。
医者からは負荷の高い運動は止められているし、それでなくともレース明けの休養期間なので、暇だからと言ってトレーニングをする訳にも行かない。となれば、出来る事も限られてくる訳で。
「とりあえず、その辺ブラッとすっか」
「わーい」
米屋が差し出した腕に、テイオーがしがみ付いてくる。そのまま、米屋を支えにしてピョコピョコと歩き出した。空いた手に松葉杖を持ち、彼女に歩調を合わせるように米屋も歩き始める。この奇妙な移動方法も、大分慣れた感がある。
一度車椅子か何かを用意しようとしたのだが、「分かってないなぁ、ヨースケは」の一言で却下された。何が分かっていないのか今でも分からないが、まあテイオーが不便を感じていないならそれで良しとする。
あまり遠出も出来ないので、学園の周りを適当にぶらついて、テイオーに引っ張られるまま大きな公園に入った。ベンチで休む彼女に、スタンドで買ったドリンクを差し出す。
「ほれ」
「わーい、はちみーだー!」
ストローでドリンクを啜る彼女は、とても幸せそうだ。
一時は危ぶまれたメンタル面も、今の所は大丈夫そうだという事で、米屋もホッとした気分で自分のドリンクに口を付ける。
「いやしかし、思ったより楽しそうで安心したぜ」
「ん? ああ、ケガの事? まー、クヨクヨして治る訳じゃないしね。
それに、ポジティブな事を考えた方が、セロトニンジン? のぶんぴつがそくしんされてきゅーおーえるのこーじょーを――」
「むずかしーこと知ってんな。誰のパクリだ?」
「そりゃ、もちろんスズカ―― って、違うからね!?」
あっさりとバ脚を現した彼女にユサユサと揺さぶられながら、しばらく穏やかな時間を過ごした。
そうこうしている内に、風に冷たい物が混じりはじめる。身体を冷やす前に、戻った方が良いだろう。
「うし、そろそろ帰んぞ」
「ん――」
差し出されたテイオーの両腕を掴み、思い切り引っ張った。 - 72二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 00:36:36
いや、素晴らしいと思うぞ
- 73二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 05:44:30
つよがりテイオーかわいい…
- 74二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 13:45:55
いいよね…腕組むために車椅子じゃなくて松葉杖にするの……卑しいな
- 75二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:49:16
三輪が王家に婿入りすれば解決だぞ
- 76二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 08:25:22
- 77二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:03:23
しかしとりまるはクリスマスでもバイト入れてるのでは?
- 78二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:12:31
言われてみれば。かき入れ時だものな
- 79二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 19:33:42
ウオスカトレ諏訪さん概念があったから、諏訪さんもエライことになってそう
- 80二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 21:26:32
「ヨースケ、プレゼントちょーだい」
「お前、段々と遠慮がなくなってくんな」
トレーナールームに入るなり両手を勢いよく差し出すトウカイテイオーを見て、米屋 陽介は苦笑する。
困ったように笑いながら、米屋は赤い紙袋を差し出した。いかにも「クリスマスプレゼントです」と言わんばかりの様相に、テイオーも素直に受け取る。
「オレのセンスで選んだもんだから、あんま期待すんなよ」
「え、うん。アリガト」
テイオーとしてはプレゼントを期待していた訳ではなく、むしろ「どうせ用意してないだろうから、それをダシに食事でも奢らせよう」と思ってのことだったので、予想外の事に少し拍子抜けする。
紙袋の底には、やはり赤い包装紙に緑のリボンという、この季節にはありきたりな物体が鎮座していた。包装紙をビリビリと破いて中身を取り出すと、そこにあったのはガラス瓶に入った琥珀色の――
「生姜ハチミツ漬け?」
「お湯とか水で割ると、そのまま飲める奴だな。試食コーナーで試したが、けっこーうまかったぜ」
クリスマスにしてはロマンが不足しているような、こちらの好みを押さえていて嬉しいような。何とも米屋らしい、絶妙なバランスのプレゼントだ。実を言えば、このプレゼント自体が三輪隊オペーレーター月見 蓮の涙ぐましい説得で用意された物なのだが、流石にそれはテイオーの知る所ではない。
素直に喜ぶべきか、文句を付けてディナーゲットに動くべきか。自分の感情を図りかねて、テイオーはしばらく瓶を持ったままグルグルしていた。
「そういや、学食でクリスマスパーティやるみたいな事言ってたし、後で行ってみよーぜ」
「ブブー。ヨースケ、アウトー」
「何がだよ」
テイオーの中で微妙なバランスで揺れていた天秤は、米屋の一言でガタンと傾いた。やはり、後日なにか奢らせよう。
まあ、それはそれとして。
「どんな味か興味あるから、ヨースケ淹れてみてよ」
「へーへー。しゃーねーな」
貰ったばかりの瓶を放って寄越せば、米屋も慣れた所作で電気ケトルに水を入れる。
ソファにもたれながら、カップを二つ用意する米屋の背中を眺めていた。