- 1二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 22:08:55
トレーナーさんがミーティアに初めて会った時、既にミーティアはウマ娘でしたでしょう?
ウマ娘は先天的にそうあるものです。メジロの血統にかけて間違いありません。
ましてや失踪した私のトレーナーさんは殿方です。あり得ませんわ。
どこからそのような与太話をお聞きになったかは存じ上げませんが、トレーナーさんがいなくなったウマ娘の前であまり不快な冗談は仰らないでくださいまし。
……さて、どこから漏れているのか。
パーマーはしっかりと監視をつけておりますし、ミーティアが漏らした様子もない……
どんな手段も厭いません。ミーティアを……トレーナーさんを手に入れる為なら、どんな悪にも堕ちてみせます。私、『名優』ですもの。
このスレはトレーナーがメジロ化した存在である"メジロミーティア"を愛でるスレです。
ミーティアの由来↓
- 2二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 22:11:21
Q.メジロミーティアってどんな子?
A.トレーナーが後天的にメジロになった存在。概ね、同意無くメジロに仕立て上げられた存在であり最初のうちは脱走を企てたりマックイーンに逆らったりするけど、メジロ化が進むにつれ従順になりトレーナーとしての意識も消えていく設定が主流。
Q.マックイーン以外のメジロはそれをどう思ってるの?
A.大筋としては↓の通り。なお、ブライトについては何だかんだ大喜びで責めに参加しているのが主流。
Q.元トレーナーを助けてくれる人はいないの?
A.メジロパーマーと南坂トレーナーが反メジロの筆頭。特に、南坂トレーナーは力業で元トレーナーを奪還できる唯一のユニットとみなされています。
しかし、メジロでの調教が功を奏して、せっかく助けられた元トレーナー自らがミーティアとしてお屋敷に戻ってしまう…というところまで含めてワンセットが主流です。
Q.マックイーンの暴走をお婆様は静観してるの?
A.お婆様的な存在がメジロ化世界線にはいない、またはライアンへ既に家督を譲って隠居している説が有力です。
- 3二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 22:13:24
基本原則〉
・全ての創作は"ミーティア"を輝かせるために為されなければなりません。その輝かせ方があなたに与えられた裁量です。
その他
・ミーティアとドーベルは特に仲良しで、普段はドーベルがミーティアを過保護して二人きりになると途端にドーベルから甘えに行くというのが主流です。
・概ね、ミーティアはトレセン学園でも指折りのムチッ♥️ムチッ♥️ウマッ♥️で、元々デカかったものがメジロ家総出のスキンシップ(隠喩)で育てられたとみなされています。
スレ主的には、メジロ化世界線は可能性の世界なのでつるぺたミーティアがいる世界もありだと思います。
・メジロ化世界線ギャルゲ説が一部識者の間で囁かれており、パーマー闇堕ちやそもそも光じゃなかったルートなどが続々生み出されています。
・ほぼ完全にミーティアとなったにも関わらず、自ら疑問を抱いてメジロに立ち向かう少年漫画誌のようなルートも生み出されつつあります。
・メジロの"地下室"行きはヤバいようです。
・その他、これまで生み出された輝き(SS、性癖等)の数々は前スレを参照のこと。
メジロにされる?うふふ、トレーナーさんったら|あにまん掲示板記憶を取り戻すなんておかしいですわね。クスリの効きが甘かったか…或いは誰ぞの手引きによるものか?まぁ関係ありませんわ。拘束の手間が増えるだけのこと。どうか心静かに受け入れてくださいませ?今日こそは成功…bbs.animanch.comメジロにされる?うふふ、トレーナーさんったら part2|あにまん掲示板逃げようしても無駄ですのよだってほら、あなたの心の声をよく聞いて…ミーティアは何と言っていますの?うふふ…必死に頭を振って、まるで幼子のようで愛らしいですわねしかしあなたが口をつぐんだところで、私には…bbs.animanch.com・次スレは>>185さんにお願いします。
- 4二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 22:14:22
・最後に
先に述べたとおりメジロ化世界線は可能性の世界です。
仮に上記のテンプレに反する内容だったとしても、面白い限りそれは"アリ"です。
>>1では殿方としましたが、当然女トレからのメジロ化もいいと思います。
みんなも固定概念を捨てて楽しくメジロ化!
- 5二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 22:15:47
立て乙ですわ!!!
- 6二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 22:20:05
保守ですわ!
ミーティア、新スレ祝いのご馳走を作りますわよ
真剣に食材を選びなさい?後で貴女の体に盛り付けるのですから♥️ - 7二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 22:21:54
そろそろアルダンお姉さまにスポットを当てたいですわ
怪文書を出力するだけですわ!睡眠時間足りないですわ! - 8二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 22:21:58
「最後に」欄でちょっと性癖足すの正しい職権濫用って感じで芝ですわ
- 9二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 22:26:01
保守ですわ!
皆さんの性癖でネタ帳がめちゃくちゃですわ!それなのに怪文書を出力する時間が足りませんわ!
インプットとアウトプットの比率壊れますわ! - 10二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 22:36:43
保守ですわよ
- 11二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 22:55:11
ミーティアがパーマーと一緒にメジロに反旗を翻して最終的にメジロを滅ぼした後自らも何処ともなく姿を消す展開もありなんか?
- 12二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 23:07:58
さて、ソウルのメジロパーマーが一時期障害レースに出ていたことは知っていますね?
障害レースというのはハードル走のようなもので、途中の障害を飛び越えながら走るもの
G1レースの中山大障害などは、なんと4100m走りながら障害を何回も飛び越える必要があるのです
蓋し、脚に生傷が絶えない。
ウマ娘のパーマーお姉さまがもしこの経歴を辿っていたらどうでしょう?
きっと逃避行の時に軽々と障害物を飛び越えるパーマーお姉さま概念が生まれますね
ミーティアをお姫様抱っこで腕に抱き、軽やかに空を舞い鋭く走る麗しきパーマーお姉さま……
そして一通り逃げ、路地裏で優しくミーティアをおろして小休憩とするのですね
ですがミーティアはトレーナーの頃の残滓か、パーマーお姉さまの脚の古傷が開いているのに目敏く気付くのです
どこかへ軽く擦ったのでしょうか?それともミーティアを抱えた負荷から?
ミーティアにとってそれは重要ではありません 敬愛するお姉さまの怪我を一刻も早く癒すことが至上命題ですから
そして消毒液など持ち合わせるはずもなく、ミーティアは意を決して……パーマーお姉さまのおみ足に舌を這わせるのです
古来よりの民間伝承「唾液による消毒」です 無論医学的な見地から見れば危険な行為でありますが、同時に耽美でありましょう?
最初は戸惑い、何なら止めようとさえするパーマーお姉さまですが……
「古傷は神経が張り巡らされるので敏感になっている」のです
ミーティアの真摯な敬愛が、敏感なパーマーお姉さまの脚の、さらに過敏な部分である古傷を丹念に舐っていく……
路地裏の吹き溜まる汚れを厭わないミーティアの奉仕に、パーマーお姉さまはトレーナーさんのウマ娘への真摯さを見出すやもしれません
そして背徳感・耽美・敬愛・奉仕・法悦……複雑な感情がないまぜになりつつ、逃避行の夜は更けていくのです…… - 13二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 23:15:44
SSを 書く 能力は ない わたしは ここまで
- 14二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 23:33:04
- 15二次元好きの匿名さん21/12/22(水) 23:37:26
実はマルゼンさんと裏で通じているブライト説を推したい(小声)
- 16二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 00:36:42
つまり初めて自分から母性を出したミーティアを見て、自分にはおねだりしないとママってくれないのに…と掛かっちゃうドーベルが摂取できる…ってコト!?
それ見て素直に「仲良い姉妹だなー」ってふと思っちゃって曇るパーマーも摂取できる…ってコト!!??!??!!!?!!?(メジロ化強火オタク)
- 17二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 00:45:24
素晴らしすぎて書いてしまった……
メジロから逃げ出した私たちは今も追手に追いかけられていた……目の前には障害物だらけの道、いくらウマ娘と言ってのこれだけの障害物があると追いつかれてしまうかもしれない…そんなことを考えて戸惑っているとパーマーお姉様が不意に私の事をお姫様抱っこで抱き上げた。
「ミーティア、しっかり掴まって……いくよッ!」
「は、はい…パーマーお姉様」
私の事を抱き上げたパーマーお姉様が障害物をひょいと飛び越えて進んで行く…あっという間に追手の事を捲いて私たちは路地裏へと逃げ込んだ…
「ふーっ……ここまでくれば大丈夫かな……」
「ぁ……パーマーお姉様、足から血が出て……私の事抱えたから……すぐに手当てしないと……」
「ん……ほんとだ、古傷が開いちゃったかな……気にしないで、こんなの唾つけとけば治るからさ」
「唾を付けると……治るんですか……?それなら私が……」
「ちょっ……ミーティア、何してんの……汚いって」
「でも……私の事を抱えてくれたから……私のせいだから……だから私がパーマーお姉様の傷を治さないと……」
- 18二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 00:45:49
そう言って私は舌をパーマーお姉様の足へと這わせていく……私の事を守って一緒に逃げてくれるパーマーお姉様……助けてもらってばかりの私に出来ることはこれくらいしかないから……
「やめ……うっ…ほんとにこんなとこでなんて汚いから…んっ……」
「汚くなんか……無いです……パーマーお姉様に汚い所なんて……ありません」
「それに……お姉様のお怪我を……私に治させてください……」
「大丈夫……だからっ…んっ……あ……そんなこと……」
パーマーお姉様が擽ったそうに声を漏らす……普段はかっこよくて素敵なお姉様が漏らすその声にひどく背徳感を感じてしまう……
夢中でパーマーお姉様の怪我の手当てをしている内に二りぼっちの夜は深くなっていく…… - 19二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 05:54:52
アルダンお姉様のことを甲斐甲斐しくお世話するミーティアとてもよいですわ!
- 20二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 10:39:31
ブライトお姉様の、本人の意思とはややズレた感じで一切慈悲の無いお仕置きしてきそう感
本来は10倍に薄めて使うアレを原液で塗り込んだり、徐々に設定を強くして調節するソレを初めから最強にして押し当ててきそうな感 - 21二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 15:24:00
パーマーとの逃亡生活の途中、互いの不安を掻き消ように求め合った夜、ミーティアがめちゃくちゃ床上手で脳破壊されて欲しい…
その後屈託の無い笑顔で「とても素敵でしたわ、お姉様」と言われて完全に乙女の反応返して欲しい…
そして冷静になった後、自分はゆくゆくはミーティアをどうしようとしているのかを思い出し、様々な感情がない交ぜになった涙を1人流して欲しいィ~… - 22二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 15:38:03
ミーティアになったとはいえトレーナーとこんな事しちゃうなんて…って背徳感感じながら不安そうにしてるミーティアのことリードしようとしたのに逆にリードされちゃうのいいですわね…
ミーティアが寝たと思った所で耐えられなくなって涙を流してたら、それに気づいたミーティアに抱きしめられて優しかったトレーナーの面影感じながら慰められちゃうんだ…
- 23二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 15:41:38
クリスマスにお姉様達に送るプレゼントに悩んでクラスメイトに相談したら普段いっぱい可愛がられてる末っ子のミーティアならプレゼントは自分って言ってみたらとふざけて言われ、それを真に受けて当日にお姉様達にそれを実行してしまう純粋なミーティアはとても愛らしいと思いますわ
- 24二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 16:05:03
ミーティア「えへへ……私からのクリスマスプレゼントは、"私"ですっ」
(ミーティアがパジャマの上をはだけ、胸元に留めた小さなリボンを露にする)
お姉様方「「「「「………………」」」」」
(心の中で何かが切れたり崩れたり、沸騰したり溢れたり爆発したりする音)
- 25二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 16:22:41
悪い事してないのに地下室で可愛がられちまう〜!
- 26二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 17:17:33
パーマーがドン引きしてる姿が見えますわね…
- 27二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:52:27
パーマーにとってミーティアの意識は異物でトレーナーが好き
ミーティアにとってトレーナーの意識は異物でパーマーが好き
トレーナーは…… - 28二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 20:00:51
マック「見つけましたわよ…ミーティアをはやく返してもらえます?ミーティアがいないと屋敷の中が寂しいですわ…皆心配してますの…」
パーマ「ふざけるなよマックイーン。私が逃げたときは誰も探しに来なかったのにさ!よく言うよ!」
ミーティア「マックイーンお姉様!本当にパーマお姉様がいなくなった時誰も探しに行かなかったのですか!?」
マック「…(めんどくさいこと聞いてくんじゃねえよ…な顔)」
ミーティア「」 - 29二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 20:13:08
- 30二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 21:05:14
パーマーは大切にされるミーティアに嫉妬してるんだけど、ミーティア本人はお姉様達の中で一番自分のことを考えて一緒に逃げて守ってくれたパーマーお姉様のことが大好きなんだ…
- 31二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:01:20
パーマーとの逃避行中のある夜寂しさと心細さからお屋敷で断られた添い寝をお願いしてしまうミーティア、日に日に不安定になってきているミーティアの姿を見てそのおねだりを断ることが出来ずにそれから毎晩添い寝をしてしまうミーパマが見たいですわね…
- 32二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 03:25:02
マックイーンは周りに怪しまれないよう普段通りの学園生活とトレーニングをこなして、それ以外の時間全てをパーマーミーティア捜索とその指揮に充ててるからろくな休息を取れてなくてボロボロなんだよね……
そんな日々が続くようなら衰弱して死んでしまいそうなマックイーンを置いてパーマーと逃げ続けるのか、パーマーもミーティアも自由になるチャンスはもう二度と訪れないと覚悟したうえで、メジロ家に戻って元のように暮らすのか……選択を強いられるんだ…… - 33二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 07:15:28
「フーッ……フーッ……!」
「ねぇミーティア、落ち着こう……それじゃこの先保たないよ」
「お、落ち着ける筈ないじゃないですか…!なんでお屋敷の皆さんがパーマーお姉様に、あ、あんなッ!あんな物騒な物を向けたんです!?もし当たってたら、ぱっ、パーマーお姉様が……死ん……」
「そこまでそこまで……分かんないよ、脅しのつもりだったかもしれないし、実際撃たれはしなかったじゃん?」
「だからって!だからって、人に凶器を向けるなんて許されることじゃありません……!!何故!?あのお方のことをもっと知りたい、記憶を取り戻したいと願ってはいけませんの……!?」
「……とにかくさ、今日はもう休もう。ミーティアはベッド使いな、私は床で」
「待って!」
「……ミーティア?」
「お願い……1人にしないで……今日だけでも、一緒に眠って下さい……お願いッ……」
「あー……うん。分かったよ」
「あぁ……ありがとうございます……これで……あんしん……で……す……」
「……早っ。よっぽど疲れてたんだね。ミーティアも慣れない生活で……眠れてなかった、か、ら……」ハッ
「(バカ。違うでしょ……メジロミーティアなんて居ない。これはトレーナーがねじ曲げられた姿だ……私がそれを忘れたら、誰がトレーナーを助けられるの?)」
「……ぱーまー……おねぇさまぁ……」
「………………もう!そんな服のまま寝たら寝苦しいでしょーが!いや起こしたら可哀想か……ボタンだけ空けて……」
「おねぇひゃま~……」ギュウッ
「うわっ!?も~!手がかかる!!」
- 34二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 10:32:45
なんでこんなパーマー周りだけ闇が濃いんだよ……!?
- 35二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 11:17:31
いいですねぇ…!
パーマーが絆されかけてる自分を自覚しながらも腕の中で穏やかな寝息立てるミーティアを見てこの子は何も悪くないんだよね…って思いとトレーナーを助けなきゃって思いで板挟みになりながら頭撫でて寝かしつけてて欲しい
- 36二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 11:42:25
その情が災いして雁字搦めになって欲しい〜〜〜
- 37二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 12:09:57
- 38二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 12:25:00
俺は可愛い女の子には笑顔でいて欲しいんだ
だからトレーナーに戻れば自分が消えると知ったミーティアちゃんにも
「パーマーお姉様。トレーナーさんと幸せになってくださいね」って
涙を流しながら笑顔でいてもらうね……
- 39二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 12:33:51
トレーナーに戻ったときに担当への想いや心はもう無意識にマックイーンからパーマに移ってるんだよね…
パーマなしでは生きられない身体になっててパーマはち、ちが…そんなつもりじゃ…ってなるんだ… - 40二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 12:43:33
- 41二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 13:58:09
- 42二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 14:16:58
でも実質自分を殺されかけたわけだから、トレーナー側からマックイーンを避ける形になって、パーマーが奪ったという周囲の認識にはならないと思う
- 43二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 14:21:16
ミーティアの寝相が昔見たトレーナーの小さい頃の写真とそっくり概念
- 44二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 15:09:53
トレセン側から見ると唐突にミーティアが消息不明になって、失踪していたマクトレをパーマーが見つけて連れ帰ってきたと思ったらマックイーンからパーマーに担当変わってるってことになるんだよね
- 45二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 15:16:32
パーマーとマクトレが真実を話せばそこまで悪い扱いされなさそうじゃない…?パーマーがもう二度とメジロのお屋敷に戻れなくなりそうなのは避けられないけど
- 46二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 17:07:54
ミーティアの頃の影響でパーマーに惹かれるなら、メジロ家に恐怖を抱いてるか愛着を抱いてるかで分岐しそうですわね
- 47二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:04:34
ミーティアをトレーナーに戻す方法を知るために隠居しているお婆様を訪ねてメジロの別邸に行くのはありそうですわね
お婆様はかつては反発してメジロから家出したパーマーが頼ってきてくれて嬉しそうにするんですけど、パーマーの後ろには不安そうにしてる見たことも聞いたこともないメジロのウマ娘がいて驚いてマックイーンのしたことを知ってまだ家督を譲るべきじゃなかった…って思って曇って欲しいですわね… - 48二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:15:06
マクトレ「パーマ…パーマぁ…!俺っ…俺ぇ…!」
パーマ「あはは…よーしよし大丈夫だよお〜?」
マック「…」 - 49二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:17:23
「どうして私をそんなに信じられるの……?私は、ミーティアを殺そうとしてるんだよ?貴女に取り入ったのも、一緒に逃げたのも、今日まで優しくしてきたことは全部全部全部!トレーナーを取り戻すためなの!私は、ミーティアの敵なんだよ!!」
「何を仰るの?お姉様が教えてくれたんですよ。あのお方も私にとってかけがえのない一部分……いえ、あの方こそが、本来あるべき私なのだと」
「そう、そうだよ……!だから私は、ミーティアのことをちゃんと見てなかった……ミーティアを通してトレーナーの幻を見てた!わ、私には、お姉様なんて呼ばれる資格はないよ……」
「いいえ……今だからこそ分かります。メジロ家の皆さまは私にとてもよくしてくれたけれど、大切にされたのは『私』じゃない。皆、理想の『メジロミーティア』を見ていた。パーマーお姉様だけが、どんな形であれ現実の私と向き合ってくれていたんです」
「ミーティア……どうして、そこまで……」
「ふふ……ねぇ、お姉様?」
~以下√分岐~
- 50BAD END かけがえのない21/12/24(金) 23:20:12
「記憶を返してもらうだけでずいぶんと物々しいですね、お姉様」
「確かに、ちょっと酷いよね……いくらお婆様が掘り出してきた旧式のカプセルだからって……はは。緊急停止すら無しだって。ウチの地下にもこんな危険なの置いてないよ……ねぇミーティア、やっぱりちょっと考えよう?こんなの使ったら、トレーナーが帰ってきたとしてもミーティアがどうなるか……」
「あら、ミーティアの心配をして下さるのですか?お屋敷の庭で『ミーティアなんかいない!』と私に詰め寄ったのがウソみたいですわ」
「──っ。参っちゃうな。今、それ言う?」
「ええ、言いますとも。他にも言いたいことが山ほどありますのよ。だから……」スッ
「えっ?何ミーティア、近……んむっ!?」
「ん…………ふふ、ごめんなさいお姉様。はじめてのキスだけは、あの方にも譲れませんから」
「ぷぁ……ったく、毎晩これだけは頑なにしなかったくせに……この土壇場で、アンタって娘は……だ、だれが…………スイッチ押すと、思って…………」グスッ
「………………さ、始めて下さいな」
「いやだ……いやだよミーティア……こんな、お別れ……」
「まぁ、まるでミーティアが消えると分かってるかのよう!パーマーお姉様はひどいですわね」
「だって、だって……」
「……大丈夫。大丈夫ですよパーマーお姉様。きっと全部上手くいきます。今日までやってきたことを、無駄にするわけにはいきませんわ」
「…………ミーティアは、これでいいの……?」
「もちろんですわ。だって、私自身が願ったことです。あの方のことを知りたい……あの方の記憶を取り戻したい……あの方を、パーマーお姉様の下に返してあげたい。それが、私の本当にしたいことなのです」
「だから、お願い……パーマーお姉様」
「……………………分かった……」カチッ - 51BAD END かけがえのない21/12/24(金) 23:21:00
「くっ……!?こ、これは、なかなか、きつ……!!」
「ミーティア!?あ、ま、待って、今、とめっ!……何で電源落としたのに止まらないの!?止まって止まって止まって止まって……予備電源!?何でちゃんとあるんだよ、そんなものばっかり!!」
「大丈夫!大丈夫ですから……!!わ、私は消えてなんかいない……!わ、わたしは、め、めじろ、メジロ、????ぱーま、う、う?あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「おねえさま」
「だいすき」 - 52BAD END かけがえのない21/12/24(金) 23:21:40
「着いたよ~トレーナー。ほら、ここの出店のクレープがさ、超美味しくて!ミーティアはこういうの食べたこと無かったし……まだメジロ家の監視も緩かったからさ、ここに座ってのんびりと食べたワケ」
「…………美味しい。美味しいよパーマー」
「……ねっ。あんまし、感動的な味じゃないんだけどさ……でもミーティアは……もう一個、食べたいって……ったく、逃亡生活だからお金は限られてるって、言ったのに……まだ…………遠足かなんかだと、思ってんの…………」
「ごめん……パーマー……ごめん……」
「あは、ウケる……なんでトレーナーが謝るの?トレーナーは何も悪くないっしょ。悪いのは、わ、わたし、私が、こ、ころしちゃった。あぶないって分かってたのに。トレーナーに会えるって!きっとミーティアもだいじょうぶだって!!わけわかんないりくつたてて……ころしちゃった……ミーティアを…………ころしちゃったよぉ……」
「……パーマー」ギュッ
「どこいっちゃったの?ミーティア……またおねえさまってよんでよ……あいたいよぉ……」 - 53GOOD END 木漏れ日21/12/24(金) 23:25:18
「ミーティアは、パーマーお姉様のことをお慕い申し上げております」
「はっ!?な、ぁっ、急に何言ってんの!?」
「だって……毎晩あれだけ愛を囁かれたんですもの、きちんとお応えしなければと思って」
「だからって今言う!?もう!変なところばっかりトレーナーに似てくる!!」
「……お姉様」
「ひゃっ!?……ちょ、み、ミーティア!?か、顔が……近い……あ…………」
ザーッ『もしもし?こちら南坂ですが』
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?あ、あ、通信機!?はいこちらパーマー!取り込み中です!!どうぞ!!!」
『それは失礼しました。ですがこちらもそろそろ限界が近いので、お早めに用件を済ませていただけ』ドカーン
「爆発!?今何か爆発したよね!?もしもし南坂さん!!もしもーーーし!!!」
「まぁ、大変!お姉様、早くカプセルを閉じて下さいませ!スイッチもお願いします!」
「う~……もう!分かったよ!」ポチッ
「お姉様!」
「何!?」
「必ず、必ず2人で戻りますから!待っていて下さいまし!とりま祝勝会はクレープでよろです!」ゴウンゴウンゴウンゴウン
「はァ!?どこで覚えたんその言葉!?お姉様教えてないんですけど!ミーティア!?ミーティアーッ!!」プシューッ
「…………始まっちゃった。後は待つしかない、か。なるほど私達を送り出す時、トレーナーはこういう気持ちだったワケね……」 - 54GOOD END 木漏れ日21/12/24(金) 23:26:58
「パーマーお姉様~!貴方様~!こっちですわよ~!」
「ふふ、ねぇちょっとミーティアはしゃぎすぎだって!トレーナーが置いてきぼりになっちゃうよ~!」
「ぜー……ぜー……悪いなパーマー、本当、ヒトとウマ娘の差を実感するわ……ミーティアの体にいた頃は平気で出来てたことが、今じゃろくに出来ないよ……」
「やー、そりゃもうしゃーないって言うか。体はほとんど前のトレーナーを再現してるらしいけど。てかトレーナー、ミーティアだった頃の記憶もあるんだね」
「うっすらとな。いやぁ肩で風を切るってのはああいう感覚かと感動したよ」
「まぁもう2度と味わえませんけどね」
「こいつ……!」
「ねぇ、2人とも!早く早く!」
「おっとっと……ミーティア、加減してくれよ?ウマ娘の全力で肩引かれたら、簡単に外れるからな」
「だったら置いていかれないようキリキリ歩いて下さいませ!ほら、こっちですよ~!」
「あーもう転ぶよミーティア!待ちなってー!」
~fin~ - 55二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:29:20
- 56二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:57:59
- 57二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:59:14
- 58二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 02:23:12
もっと気軽にマクトレとミーティアが切り替わったり別れたり、同時に存在を維持できるなら違ったんだろうな
でも、この世界線ではそうはならなかった。ならなかったんだよ、マック…… - 59二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 02:32:57
- 60二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 02:33:35
それもまた良し!!!!
- 61二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 02:59:30
- 62二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 03:11:50
ウマ娘になったばかりの頃に耳が痒くなったミーティアがお姉様達にどうしたらいいかと聞きに行って耳かきしてもらう姿が浮かび上がってきてしまった
- 63二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 04:13:25
メジロ化は血縁を中心に広がる認識災害の側面も併せ持つ概念好き
何とか意識を取り戻したトレーナーが家族に連絡を取るんだけど、どういう訳か元々メジロ家の縁者だった事になってるしなんなら自分も生まれた時からウマ娘で本家に引き取られた事になってて絶望するんだよね
まぁその絶望も地下室でドロドロに溶けて無くなっちゃうんだけど - 64二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 04:51:42
家族に連絡してる姿を見たマックイーンがトレーナーから受話器取り上げて「何も問題ありませんわ、ミーティアも毎日しっかり励んでいますからご安心ください。」って言って家族を安心させて電話切ってから地下室送りにするやつだ…
- 651/321/12/25(土) 05:08:57
「……よかった。ミーティア、まだ起きてたね」
「パーマーお姉様? こんな夜更けにどうかされたのですか?」
「一から説明してる時間ないから結論だけ言うね。ミーティアを元の人間に戻す方法が見つかった。今からその場所に案内するよ」
「…………」
「玄関まで出たら南坂さんが車を出してくれるから、今はとにかく爆速でついてきて。いい?」
「あの、パーマーお姉様……時間がない、という事は。私がここでもたもたしていたら、その方法とやらは使えなくなってしまうのですか?」
「……うん。色々手は尽くしたけど、メジロのSPがもう動き出してるみたい。マックイーン達に気づかれるのも時間の問題。だから……」
「でしたら、私は全力でもたもたさせてもらいますね。ゆったり二度寝でもしようかしら」
「え……ちょ、ちょっと、だからそんな暇ないんだって! 急がないと場所も装置もメジロ家に抑えられちゃう! そうなったら、もう2度と……!」
「それは嬉しいです! この危機を乗り切れば、私が人間に戻る可能性は無くなるんですね」
「……何……言ってるの?」 - 662/321/12/25(土) 05:09:54
「うふふ……あはは。パーマーちゃん。私ね……」
「本当はトレーナーになんてなりたくなかったんだ。妥協して妥協して、本当の夢を諦めて、仕方なくトレーナーになったんだよ」
「トレーナー……? 嘘、そんな……ど、どこまで? どこまで覚えてるの!?」
「……ほとんど全部、だよ。物心ついた時から、このお屋敷に連れ込まれてメジロに迎え入れられたその時までね」
「じゃあどうして……戻りたくないの!? 無理矢理作り替えられたメジロの姿なんかじゃなくて、元のまっさらな姿に……!」
「……話を戻すけどね? 私、子供の頃からの大きな夢があったの。……ウマ娘になりたかった。力強くて、速くて、美しくて、自由なウマ娘に」
「でもなれなかった。人間はウマ娘になれないし、その逆も同じ。あはは、ここ以外じゃ当たり前だよね」
「……それは……普通、そうだけど」
「ウマ娘のトレーナーになれば何か考えが変わるかもって思ったんだけどね。全然駄目だったんだ。……より近くで私がなりたかった姿、私には永久にたどり着けない輝きを見せつけられる。何度も何度も。あはは、どんな気持ちだったと思う?」
「……分からないよ。だって、トレーナーは立派にっ」
「死ぬほど惨めなんだよ。君みたいな優しい子の言葉であっても、何の慰めにもならないくらいに」
「…………っ」 - 673/321/12/25(土) 05:10:33
「だから"私"のことはもう放っておいて。夢が叶って、ほんの少しずつあの惨めさを忘れられているから」
「でも……トレーナー……私、私は……」
「言い方を変えようか。どうかお願いだから、"私"の夢を、幸せを、奪わないで」
「…………」
「……こほん。……もしSPの方々がお怒りなら、私もフォローしましょうか? 出来ることなら誰もとがめを受けることなく、丸く収まってほしいですから」
「……いいよ。……夜中に起こしたりしてごめんね、ミーティア」
「それから……さよなら、トレーナー。私は……あなたを尊敬してたよ」
「……おやすみなさい、パーマーお姉様。また明日お会いしましょうね」 - 68二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 06:16:37
- 69二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 07:45:27
地下室の更に奥、隠し地下部屋では失敗作なメジロ化が封印され、ただひたすら新たなウマ娘を生み出すために生きている…っていう秘密をミーティアが知ってしまい、無意識のうちに助けようとするもあえなく捕まり、失敗作たちと同じようにされる最悪のバッドエンドもありそう
- 70二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 14:16:02
メジロ家の皆さんは優しいしお姉様達のことは大好きなんだけど、どうしても雰囲気に馴染めずどうすればいいのかと悩んでしまうミーティア、その悩みに対してアドバイスをくれた方に懐いてしまう展開が見たいですわー!
個人的にはコースを占拠してるシリウスシンボリの一団を見つけて「私もあんな風に自由になれたらなぁ…」なんて言ってる所を普段見ない顔で走りたそうに見つめてるって勘違いされて、そのまま流されてトレーニングすることになってトレーニング後に「いい顔になった、何悩んでたんだ」って言われて自分の悩みを吐露してしまい、そんなの自分らしくいればいいんだよってアドバイスに「無理です…そんなこと…」って溢しちゃえば「なら、これから毎日来いよ、私がお前のことも面倒見てやる」って言われて自分らしくいるシリウスに憧れて後ろを付いて回るようになって欲しいですわ!
その様子を見てマックイーンはミーティアに悪い友人と付き合うのは辞めなさいって言うんだ、それに対して憧れの先輩に言われたように自分らしくいるために嫌ですってはっきり意思表示しちゃうんだ!それを聞いて地下室送りにしようとするんだけど初めて抵抗されて逃げられちゃうんだ…ミーティアがここまで強くはっきりした自我を持ったことなんか無かったのにって思いながら会長に私の妹が不良に誑し込まれたって苦情を伝えて交渉になるんだ、いくらメジロ家のお嬢様のこととは言え"皇帝"サマが直々に出てくる事に違和感を感じてミーティアを返すなら君の行いも多少は見逃すし、取り巻きの子達の為のコースも用意しようって言われるとこれはとんでもない訳ありだって分かれば「ますます返せなくなった」って言ってミーティア連れてっちゃうことになると私性合ですわ!
誰か書いてくださらないですか!書いて下さらないなら私自らが書きますわ! - 71二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 14:37:50
楽しみにしておりますわ!この時期は全裸だと寒いですわ!
- 72二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 15:28:41
言いましたわね! いくらでも待ちますから書いてくださいまし!
- 73二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 15:35:38
この場合、ミーティアを得られずトレーナーいなくなっただけだからマックイーンも幸せになってないな
- 74二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 15:38:42
エロゲだと攻略失敗したらミーティアをそういう役目専用のウマ娘にして地下室に永遠に閉じ込めるルートがありそう
- 75二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 16:18:30
マクトレ「ウワーッ!…オェッ…なんか濃厚で里現実味のないのに凄いリアリティある夢見た…メジロ化ってなんだよ…唯一の良心がメジロパーマと南坂さんって…メジロパーマか………スカウトしようかな…」
- 76二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 16:36:01
俺の宇宙ではミーティアはB87W62H78で、フェイスラインはブライト似のスーパー小顔でおめめはアルダン似のぱっちりさんなんだけどさ(挨拶)
そんな顔の良い子が……両掌を顎の下で広げて……舌を下品に出して……マックイーンから溢れるそれを赤らめた顔で受け止める姿を想像するだけで……! - 77二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 18:14:44
うちのミーティアは地下室で何度もきつい折檻を受けた経験によって妙に打たれ強くなっているので、多少の痛い事や苦しい事なら愛情表現の一つとして受け取れる……要するにMですわ!
お姉様相手なら無理矢理押し倒されても叩かれても道具みたいに扱われても悦ぶドMですわ! なんなら噛まれたり絞められたりしても悦びますわ! それで残ってしまった傷跡を愛おしげに撫でては頬を赤らめるような子に違いありませんわ! - 78二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 18:17:18
トレーナーをメジロに迎えてからのマックイーンの成績と取り巻く環境の変化を考えたいですわ!
「名優」として深い関係だったトレーナーが突如失踪した悲劇のウマ娘を完璧に演じ切り、周りの同情を集められていたら私性合ですわ!
成績は上がっても下がってもおいしいですわね……全部パクパクですわ! - 79二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 20:14:18
マックイーンはトレーナーをミーティアとしてメジロに迎えて間もない時期から、自分のトレーニングを見学させては
「レースに不慣れな立場からの率直な意見を聞きたい」という建前でミーティアにコメントを求めるんだ。
第三者の、素人の目線だからこそ見えるものがあるかもしれないから、という具合に。
だけどミーティアの無意識にはトレーナーとして培ってきた知識や経験があるために、本人は「何となく」の感覚ながら適切な助言ができるんだよ。
だからマックイーンの成績は決して下がることなく、むしろ向上していくわけだ。
そしてミーティアをメジロに迎えてからしばらく経ち、レースやウマ娘としての感覚に慣れてきた頃には
それが常態化して建前も何もなく助言を得る、反映して成績を向上させていくサイクルができてる。
もちろんミーティア自身もそんなマックイーンに憧れて自分も良い成績を修めていくし、それによって得たものを
マックイーンにフィードバックしていくからふたりでひたすら強くなってついには無敵のメジロ姉妹になる。
周囲はというと、トレーナー失踪直後のマックイーンの成績向上がミーティアの助言によるものとは思わないし、
トレーナーの失踪にも折れることなく上を目指して結果を残す悲劇のウマ娘にして不屈のウマ娘として認識するわけだな。
何ならメジロの妹であり後輩でもあるミーティアの面倒を見る面倒見の良い子にも見えるし、
そのミーティアを自身に並ぶ強いウマ娘に育て上げる育成能力の高い子にも見えたりする。
トレーナーの失踪という醜聞になりかねないものをまんまと利用して自身の評価を上げると同時に
その自分が面倒を見ているということで周囲から見ればぽっと出のミーティアにある種の庇護も与えるなんてことまでこなす物凄い名優なんだ。
……ってのを思いついたんだけど、↑の皆の書き込みが凄いもんで自分のはちょっと自信ないわ。
でもせっかく思いついたから書いとく。
- 80二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 20:20:57
これを見てくれモルモットくん(パソコンカタカタ)
これが失踪したマックイーンのトレーナーの遺伝子
そしてこれが突然現れたメジロの新星メジロミーティアの遺伝子
これを照らし合わせると…ハハハッ!面白いことに99%一致するんだよ!!面白いとは思わないかい?
コンコン
おや、誰か来たようだね - 81二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 21:12:46
つ、強すぎる…… これは名優
- 82二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:04:26
- 83二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:12:21
私はなんでマンですわ!どうして婚姻等の穏便な手段でのメジロ入りをしなかったのか気になりますわ!
やはり既にトレーナーに婚約者がいた、というのが一番想像しやすいでしょうか… - 84二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:38:11
婚約指輪を買っているのを見て、婚約者がいるものと思い込み嫉妬心のあまりトレーナーをメジロ化させたマックイーン
その後トレーナーの部屋へ行き指輪を処分しようとしたが、指輪に掘ってあった名前が自分であることに気づき、取り返しの付かないことをしてしまったとその場で崩れ落ちるんだよね
- 85二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:48:54
Part1の頃はもっと情念に塗れた文章をスラスラ書けていたのに、最近少しスランプな気がしますわ
そこでPart1を見返していたら、ミーティアチョーカー付き概念があったことを思い出しましたの
ところで……少し上のレスで……シリウスシンボリミーティア奪取概念がありましたわよね…… - 86二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:50:08
「……ア。ミー…… ミーティア?」
「はっ!?は、はいお姉様!」
「もう、どうしましたの上の空で。呆けた貴女の顔も素敵だけれど、人の話はきちんと聞いていてくれなければ困りますわ」
「ひぇ……すみません、マックイーンお姉様ぁ……」
「ふふっ、いいんですのよ……さ、首をお出しなさい。チョーカーを首輪に付け替えなくては」
「はい、お姉さ……」ハッ
「ミーティア?首を押さえてどうし……見せなさい。首を見せなさいミーティア!!!」
「──ッ。何ですの……この……醜い歯形は……」
「……言え、ません」
「は……?よく きこえなかったわ もういちどだけ いいますわよ」
「どこのだれですの わたしが ぷれぜんとした ちょーかーに わたしの だいじな みーてぃあに こんなきたならしい かみあとを つけたのは?」ガシィッ
「ひっ!い、言えません!言えません!!!」
「…………そう」グググッ
「かひ──っ。おね……さま……くる、し、い」
「……飼い主の命令を聞けない犬は、首を落とされる。そうは思わないかしら。ミーティア?」
「(たすけ……しりうす……さま…………!)」 - 87二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:03:39
なんでお前さん方はそんなに素晴らしいネタを出せるんだ
しかもこれ程……バッドなルートからグッドなルートまで
今までは他人の書き込みでニヤニヤしておるだけだったが嫉妬が止まらぬ
これから私も何か考える - 88二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:16:07
シリウス「私の舎弟のミーティアをそんな扱いするなんて…もう容赦しない…ミーティアは私のものだ。取り戻させてもらう!」
- 89二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 01:43:13
そういえば最初の方のスレで、全ての「ウマ娘」の幸福の為にメジロとズブズブな会長概念のSSがありましたね…
シリウス&パーマー対ルドルフ&マックイーンの勃発…? - 90二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 03:01:00
>>87ですがこういったものは初めて書きましたわ……粗があっても許してくださいまし
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ミーティアが、マックイーンに紙袋を差し出す。
町中の、とあるケーキ屋の紙袋だ。学生の懐に優しく、値段の割に美味ということで人気がある。
反面、敢えて悪し様にいえばメジロの家で食べるには聊か格が低い。その店の紙袋を、ミーティアはマックイーンに差し出した。
これでお茶にしませんかと、ミーティアは不安げな声で言う。
ミーティアも、これがメジロとしては不釣り合いなものだという意識はあるのだろう。
そんなものをお姉様に出すのはどうかと考えているのか、自らの不安を誤魔化すように口早に続ける。
町中で見かけました。美味しそうだったんです。どうしてもお姉様と食べたいと思って、つい買ってしまいました。
マックイーンの答えを待つ間、言い訳でもするように言う。
マックイーンは、何も言わない。
ミーティアの中で、不安が膨らみ始める。
膨らんで、膨らんで、胸が張り裂けてしまいそうになる。
が、その不安は唐突に解消された。
マックイーンが、ミーティアを抱きしめたからだ。
優しく、愛おしげに。ミーティアが予想もしない形で、マックイーンはミーティアに答えた。
そして、マックイーンはミーティアに礼を言った。
礼だけでなく、嬉しいとも。是非、一緒にお茶にしたいとも。
ミーティアが望んだ言葉を、ミーティアが望んだ以上に優しい声音で言った。
ミーティアの中で膨らんだ不安が、そのまま喜びに――いや、不安よりも遥かに大きな喜びに変わる。
愛しのマックイーンお姉様に抱きしめられながら、ミーティアの顔に可憐な笑みが咲いた。
- 91二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 03:02:56
素晴らしいじゃないか……君の創作をもっと見せてくれ……
- 92二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 03:23:19
もうすぐ…もうすぐ完成しますわ…後少し待っていてくださいまし…
- 93一等星と流れ星 1/721/12/26(日) 04:05:59
「ミーティア、今日は貴女もオフでしょう?ライアン達と出かけるのですが一緒に行きませんこと?」
「え、えっと……ごめんなさい、お姉様……今日は自主トレーニングをするつもりで……お誘いはとても嬉しいのですけど……」
「……わかりました、貴女もメジロのウマ娘としての自覚が芽生えてきたようでとてもうれしいですわよ」
「ですが無理をしてはいけませんわ、休む時にはしっかりと休むことも大事ですわよ……?」
「分かっています……でも、今日はどうしても走りたくて……失礼します……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「(お姉様達は優しくて……お誘いはとっても嬉しいのですが……どうしても馴染めませんわ……自主トレなんて嘘言っちゃってコースまで来ちゃいましたけど……どうしましょう…あれは……?)」
「さあ走れ!止まるな、脚を動かせ!」
「あれは…シリウス先輩達…?今日もまた…いいなぁ…私もあんな風になれたらなぁ……」
「ん……?お前、見ない顔だな……ははっ、なんだ、そのつまらなさそうな顔は」
「つまらなさそうな顔……?そんな顔してませんわよっ!」
「いーや、してるね、だからこんな早くからコースに気晴らしに来た…違うか?」
「それは…確かに気晴らしに……来ましたけど…」
「なら、今日は私たちがお前の気晴らしに付き合ってやるよ、名前は?」
「…ミーティア……メジロミーティアですわ」
「へぇ……お前、メジロのお嬢様なのか」 - 94一等星と流れ星 2/721/12/26(日) 04:06:27
「今日はありがとうございました、シリウス先輩」
「おかげですっきりしました」
「随分いい顔するようになったな、ミーティア」
「それで、どんなことで悩んでたんだ?」
「それは…その…お姉様達とのことで……私、メジロの中でどうしても馴染めてないように思えてしまって……どうすればいいのかなって悩んでしまって……」
「お姉様達…ねぇ…別にそんな奴ら気にしなくてもいいんじゃないのか?ミーティア、お前はお前なんだから自分らしくしてればそれでいいだろ」
「そ、そんなこと……無理です……お姉様達を気にしないでいるなんて出来るはずないです…」
「お姉様、お姉様ねぇ……お姉様ばっかりでお前自身はどこにあるんだ?」
「私自身はどこに……?そんなこと考えたこと無かったです……」
「なら、お前自身が見つかるまでこれから毎日来いよ、私がお前のことも面倒見てやる」
「それに、多分今のままメジロにいてもずっと変わらないだろ?」
「そんな……いいんでしょうか……?お姉様達から離れてしまうなんて……」
「どうしたいか決めるのは“お前自身”だ、メジロミーティア」
「──っ、わ、私は…私自身を見つけたい……!」
「よろしくお願いします、シリウス先輩」 - 95一等星と流れ星 3/721/12/26(日) 04:07:02
「ごめんなさい、マックイーンお姉様達……その…今日もしりう……じゃなかった、友達にトレーニングに誘われていて…お誘いはとてもうれしいのですけど……」
「分かりましたわ…いい友人が出来たんですわね、ミーティア」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「シリウスせーんぱい、みんなのトレーニングメニュー考えてるんですか?」
「ん、ああ…ミーティアか……ここの所をどうすればいいかで悩んでてな……」
「そのメニューなら……そこはもう少し負荷を強めても良いと思います、最近はみんな今までのトレーニングには慣れてきてるみたいですし…少し上のレベルでも大丈夫だと思いますわ」
「ほお、なるほど…なら、そうしてみようか」
「そういう知識もやっぱりお姉様達から習ったのか?」
「い、いえ…そのなんとなくなんです……多分こうした方がいいな…って頭の中に浮かんできて……」
「頭の中に……?へぇ…そうなのか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ミーティア今日のメニューなんだが……こんな感じでどうだ?」
「少し変えた方がいいかもしれませんわ、昨日の様子を見てると着いてこれてない子が何人かいましたし……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「シリウス先輩、今日のメニュー持ってきましたよ」
「ありがとな、じゃあ、ミーティアはあっちのグループを見てやってくれ」 - 96一等星と流れ星 4/721/12/26(日) 04:08:15
「ミーティア、少しよろしいですか?」
「はい、マックイーンお姉様…何でしょうか?」
「最近あなたがシリウスシンボリさんの集団とよく一緒にいるようですが……自分が何をしているのか理解してるんですの……?」
「何をしてって…先輩たちのトレーニングのお手伝いをしているだけですよ……それがどうかしましたか?」
「どうかしたって……どうしてあんな人達と一緒にいるんですの……あんな人達といるとあなたに悪い影響があるから付き合いをやめてくださいませ」
「……ぃ……やです……」
「……ミーティア?よく聞こえませんわよ」
「…嫌です、何で私がしたいことをしているのに……お姉様にそんなこと言われなきゃいけないんですか…」
「ミーティア……?あなた……誰に何を言っているのかわかっていますわよね……?」
「そういう態度を取るのならこちらにも考えがありますわ、地下に行きますわよ……」
「やめてくださいっ…!私は…私は…マックイーンお姉様の人形なんかじゃありません……!」
「ミーティア、あなた……何言って……まさか……」
「待ちなさい……ミーティア、どこに行くつもりですの……?待ちなさい!」 - 97一等星と流れ星 5/721/12/26(日) 04:09:38
「それで私の所に転がり込んできたって訳か……」
「はい…ご迷惑をかけてすみません…シリウス先輩……」
「気にするなよ、可愛いミーティアの頼みだ…それに……」
「それに……?なんですか…?」
「いや……何でもない……ほら、早く寝るぞ」
「は、はい…わかりました……おやすみなさい……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「シリウス、それにメジロミーティア、二人とも少しいいだろうか?」
「"皇帝"サマが私達を直々に呼び出すなんて一体どういうつもりだ?最近はアンタに文句を言われるようなことはしてないだろ?優秀な右腕が見つかったからな」
「その右腕の事で話があるんだ、他でもない彼女の家から苦情が来ていてね……君に誑し込まれて都合よく利用されているのではないか……とね」
「そ、そんなことありません!私は自分の意志でシリウス先輩達の事を手伝っているだけです!」
「だとよ、本人がこう言ってるんだから話は終わりだな」
「君が彼女にそう言わせているということもあり得るだろう、メジロミーティア…怖がることはない…本当の事を話してくれないか?」
「本当の事って……さっき言ったことが全てです…嘘なんか言ってませんし言わされてもいません」 - 98一等星と流れ星 6/721/12/26(日) 04:10:28
「くどいぞ、ルドルフ…何が目的だ」
「何が目的かと言われてもね……私の目的は君も分かっているだろう?全ての「ウマ娘」の幸福、彼女の為を思ってこうして話し合いの場を設けているんだ」
「何が幸福だ…何がこいつの為だ…アンタの目的の為ならこいつがどうなってもいいって訳か…ふざけるなよ」
「彼女はメジロの屋敷に戻ることが幸福だと言っているんだ」
「こいつ自身がアンタの言う幸福な屋敷から抜け出してきてるんだがな…そこはどう説明するつもりだ」
「はぁ……どうやら埒が明かないようだ……なら、もう少し建設的な話をしようか、シリウス」
「建設的な話だと…私達はもうアンタと話すことなんかないんだがな…」
「なに、簡単な交渉さ…彼女を引き渡す代わりに君の行いを多少見逃そう、それに君の取り巻きの子達の為のコースも用意しよう。悪い条件ではないだろう?」
「はんっ、私にミーティアを売れってことか?見くびるなよ…ルドルフ」
「それにアンタの言う条件じゃ全然こいつに…私の右腕には釣り合ってないんだよ!」
「行くぞ、ミーティア話は終わりだ」
「待て、シリウス!話はまだ……」
「アンタがそんなに食い下がって来るなんてな…ますますこいつは手放せなくなったよ、じゃあな"皇帝"サマ」 - 99一等星と流れ星 7/721/12/26(日) 04:13:29
「シリウス先輩……」ギュッ
「ははっ、どうしたミーティア、まさか私がお前の事をアイツに売るつもりかもしれないなんて思ったのか?」
「いえ…そうじゃなくて……私なんかよりも……みんなの為のコースの方が……私一人が」我慢すればみんながいつでも使えるコースが手に入るのならその方が……」
「やっぱり……私、メジロのお屋敷に……」
「ストップだ、ミーティア……さっきもアイツに私が言っただろ?私の右腕…メジロミーティアはそんなものとなんかじゃ釣り合わないってな」
「そんな…私は出来ることをしただけで…」
「その出来ることに私達は随分助けられてるんだ、ミーティア…」
「それに……お前が"お前自身"を見つけるまで面倒を見るって約束したろ…?私にその約束守らせないつもりか…?」
「そんなこと…先輩……私は…その…」
「前にも言ったろ…決めるのは"お前自身"だ、メジロミーティア」
「私は…私はもっと…これからもずっと…先輩と……シリウス先輩と一緒にいたいです…」
「そうか…嬉しいよ、これからもよろしく頼む」
「私はもうお前の事…手放せなくなってるんだからな…」 - 100二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 04:24:14
めちゃくちゃ長くなって申し訳ないですわ、書き始めたら止まらなくなってここまで長くなってしまいましたわ。
この√だとミーティアはシリウスの右腕としてサポートをしながらトレーナーの残滓の影響で、競争ウマ娘からスタッフ研修生にコースを変えてトレーナーを目指すことになるんだろうなって気がしますわね - 101二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 05:48:48
ウワーッ!いよいよ百合ギャルゲの様相を呈してきてる!
- 102二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:45:50
子供向け雑誌の皮を被った一億総曇らせ界隈こと少女漫画を読んでたら、なんか……いっぱいインスピレーションが湧いてきちゃった……
…………悲恋。させたいなぁ。ミーティアに…… - 103二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:04:53
- 104二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 12:10:51
トレセンには素敵な方が多すぎるのがわるいんですわー!こんなの百合ギャルゲ展開にならない方がおかしいんですわー!!!
- 105二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 17:01:38
大丈夫?ライオン丸に摘まみ食いされる可能性ない?
- 106二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 17:34:32
そうか、ルドルフはメジロ側なのか
- 107二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 17:44:50
ルートによっては「すべてのウマ娘の幸せのために」が「たった一人の幸せのために」になったりしませんかね
組んでたメジロの家も裏切り敵対していた相手に頭下げまくってひたすらミーティアのために奔走するやつ - 108二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 17:49:58
まぁ会長は世界線によってはミーティアを助ける側に回る事もあるでしょ
というか普通は助けるよ(冷静) - 109二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 18:02:33
摘まみ食いされても自分の事はしっかり自分自身で決めるようになった今回のミーティアなら大丈夫ですわ!
それはそれとして「メジロにもシリウスにも君は勿体ない…私のものになるつもりはないかい?」って言われて摘まみ食いされる様子が浮かんできましたわ、トレーニングの開始時刻になっても姿が見えないミーティア…嫌な予感がして探し回り、もしやと思い会長の元へ行くと食べられた後のミーティアが泣いていて決定的に二人は対立することになるんですわ!
- 110二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 18:19:17
書き書きですわー!筆が乗って止まりませんわ!誰か助けてくださいまし!!!
- 111二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:13:49
シリウスルート、よくよく考えるとメジロ化は抑えられてても"雌"には加速度的になってますわね…?
- 112二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:27:01
「おや、メジロミーティア!本日も和気香風、実に良い気候だね」
「……シンボリ、ルドルフ!…………会、長」
「はっはっはっ!呼び捨てとは傷付くな。まぁそう固くならずに、これでも受け取ってくれたまえ」スッ
「……え……下、敷き?」
「うん。これで我々は、したしき仲になったというわけだ」
「は……?……な、なに?何なんですか……?」
「おやおや、いまいちだったかな?……なんて。ふふ!からかっただけさ」
「あ、あぁ……冗談、ですか。っはは」
「っ!やっと笑ってくれたね?」グイッ
「ひっ!?い、いや!離してください!」
「そう騒ぐな……いいかい?キミはメジロ家を振り切ってさぞ清々しいだろうけどね、私には毎夜毎夜、メジロ家の誰かしらから連絡が入るんだよ。『ミーティアはまだ説得できないのか?』とね」
「その対応には時間を取られるし、トレーナー君やエアグルーヴには要らぬ詮索をされるしでほとほと困っているのさ。そんな私に少しは良い思いをさせてくれてもいいのではないかな?」
「…………私に、何をしろと言うのです?」
「別にキミ自身をどうこうしようという気は無かったとも。これでも『全てのウマ娘の幸せ』を願っているものでね、1人のウマ娘へ過度な重責を負わせることは主義に反する。……のだが。──れろっ」
「ひいっ……!?」
「あぁ、うん、良い貌をする……ふふ。キミが悪いんだよ?まさかあのシリウスシンボリがたった1人にあれだけ熱をあげるとは思わなかったからね……法界悋気。私も、お手付きをしてみたくなってしまった」ギュッ
「────ッ」ゾッ
「さて。壁の染みでも数えていれば、などと月並みな事を言うつもりは無い。……色んな表情を、見せておくれよ?」 - 113二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:28:14
「キレイだったよ、私のティー。それでは」ガチャッ
「────おい、おいおいおいおい遅いと思ったら。何で、皇帝サマがミーティアの部屋から出てくる?」
「やぁ、シリウス!ちょうど良いところに来てくれた。まぁ、ひとつ……慰めてあげるといい」フワッ
「この……臭いッ!?ミーティア!!」
「……しりうす……さま……?」
「あぁ!私だミーティア、しっかりしろ!」ギュッ
「あぁ……本物だわ……ねぇ、シリウス様……わたし……汚れてしまいました…………」
「─────ころ、す。シンボリルドルフゥゥゥゥ!!!」
「待って!!」
「ダメ……私のために、貴女が手を汚してはいけません……貴女は、そのままの……気高い貴女でいて……?」ニコッ
「ミー、ティア……お前って奴はッ……」ボロボロ
「泣かないで……泣かないでシリウス様……私は……大丈夫だから…………」 - 114二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:30:37
自分のことをもう完全にシリウスの右腕だって認めてるから仕方ないですわ!
メジロから出奔してシリウスの庇護下にいるせいでトレーナーに戻す方法を知っているであろうパーマーはメジロってだけで近づけさせてもらえなさそうですし、他に何か知ってそうな会長とは敵対関係ですわ!…シリウスルートだとこれもうトレーナーに戻れませんわね - 115二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:32:25
マルゼンさんがブライト経由で何か知ってれば別ルートが見えてきそう
- 116二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:32:56
会長さんちょっと悪党になり過ぎではなくて!?
いやわたくしが諸悪の根源のスレだから今更な気はしますけども - 117二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:43:18
南坂トレーナーが強すぎるから会長をカウンターユニットとして配置したssを書いただけなのに、こんなに会長悪役説が根強く残るとは…このマックイーンの目を以てしても読めませんでしたわ。謝意っ☆
- 118二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:45:15
悪役ルートの会長はガチガチのウマ娘至上主義者ですわね……元人間のウマ娘の扱いが手酷くなるのも当然か…
それはそれとして初めて人間で同じ視座に立てるトレーナーを得て自分はラブコメしてて舞い上がってると私性合ですわ! - 119二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:48:53
ルート次第でございましょう
きっとマックや会長が、いい子なのにメジロ化せざるを得なかったり協力せざるを得なかったりするルートも観測できればあるはずですわ
……わたくしは力不足故観測できませんですわ - 120二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 20:01:47
そんな……ミーティアが「汚れた自分はシリウス様の傍にいられない」って距離を置こうとするんだけど、
やっぱり寂しくて部屋で泣いちゃってたらそこにシリウスがやってきて
ミーティア→汚れた自分はシリウス様の傍にいられない。いちゃいけない。
シリウス→そもそもミーティアは汚れてなんかいない。ずっと綺麗なミーティアだ。
って感じの問答が始まった挙句、シリウスが衝動的に「ミーティアに汚れたところなんかないんだ!」ってミーティアの身体に触れちゃうなんて……
していることは会長と同じようなことのはずなのに会長の時とは全然違う感覚にミーティアが戸惑いながらも溺れていくなんて……
ここで待ってれば、イメ損とか気にしない範囲でそういうあれやこれやが見られるSSを書いていただけるだなんて……(他力本願) - 121二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 20:20:43
この会長はシリウスが文句を付けに行って口論になったとして最後に「今度からは大切なものにはしっかりと自分のものだと印をつけておくといい、でなければまた誰かに好きに使われてしまうかもしれないよ」って挑発しそう…
- 122二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 20:21:01
ミーティアが総受け百合乙女ゲーと化している……
- 123二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 21:26:40
トレーナーが若年性の認知症になってしまい、もうマックイーンの力になれないと去ろうとする
引き止められ、「本当はずっと一緒にいたい」と泣きながら言うトレーナー
メジロ化すれば知識はそのまま病はなくなるが、今のトレーナーの記憶はほとんど思い出せなくなってしまうので気が進まないマックイーン
だがトレーナーは「このままどうせ全てを忘れてしまうなら、せめて君の役に立ちたい」と押し切る
とかどうだろう
思いつきだからツッコミどころはあるかもしれないが
- 124二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 21:46:51
- 125二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 21:51:07
- 126二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 21:55:29
もうミーティアが特級呪術レベルになってるんですが…
- 127二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 01:20:37
い、いつの間にかシリウスルートが開拓されておる…
- 128二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 05:00:44
カフェちゃんやマーベラスみたいな独特の視界を持つ子から見たミーティアってどうなんだろう?
ミーティアがどういうわけかマベマヤコンビと仲良くなってしまい、しょっちゅう何かを理解られてしまいそうになるので必死にそれを邪魔する胃痛マックイーン概念なんてほのぼのして良さそうじゃありませんこと? - 129二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 07:31:43
最も説得難易度が高い奴ですわ
- 1301/321/12/27(月) 07:45:05
「ごめん…なさい…シリウス様…私…汚れた私は…もう貴女にふさわしくない…貴女の傍には……」
「ミーティア…何言って…あの時の事ならお前は悪くなんか…」
「でも…私が一緒にいたら…きっとシリウス様に迷惑かけちゃうから…だから…」
「待て、ミーティアっ…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「なんかさ、最近シリウス先輩元気ないよね」
「ミーティアちゃんが来なくなった事と関係あるのかな?喧嘩でもしたのかな…?」
「えー、あんなに仲良しだったのにトレーニングに来なくなるくらいの喧嘩なんてするかな…あたしはもっと別の事だと思うなー」
「お前ら、何してんだ、突っ立ってないで脚を動かせ!」
「そんなこと言われても…もう先輩に言われたメニュー終わりましたし…」
「どっちかっていうと先輩の方がボーっとしてるじゃないですか!」
「そうか…私の方が…」
「ミーティアちゃんと何があったか知りませんけど喧嘩したなら早く謝っちゃいましょうよ!」
「喧嘩じゃないにしても顔くらい見に行ってあげた方がいいと思うなー、大事な"右腕"なんでしょ?」
「だけど…まだお前らのトレーニングが…」
「ミーティアちゃんが作ってくれたメニューがあるから大丈夫ですよ、行ってあげてください」 - 1312/321/12/27(月) 07:45:42
「これで……いいんだ……汚れちゃった私はシリウス様には……」ボロボロ
「傍にいちゃいけないのに……これでいいのに……なんで…なんで涙が止まらないの……」
「…会いたい……会いたいよ……シリウス様……」
「誰に会いたいって?」
「……っ、シリウス様……?なんで…今はみんなのトレーニング中じゃ……」
「あいつらに行けって言われてな…ミーティア……」
「だ、ダメ…来ないでください……私は…もう…貴女には……」
「相応しくない…か?どうしてそう思う…」
「だって……私はもう汚れて……」
「違うっ!お前は…ミーティアは汚れてなんかいない!ずっと綺麗なミーティアのままだ」
「そんな……そんなこと……だって……」
「お前に汚れたところなんかないんだ……もしそんなとことがあるとしたら……私が塗り替えてやる……そんな記憶忘れさせてやる……」ギュッ
「…シリウス様……んむっ……」
「ん…………アイツの事なんか…二度と思い出せなくしてやる……お前は…メジロミーティアは私の…私のものだっ……」 - 1323/321/12/27(月) 07:46:09
「あー…ミーティア……その…悪い…激しくしすぎた……夢中になるあまり首筋にそんな痕付けちゃって…」
「いえ……嬉しかったです……シリウス様に求められるの……」
「それならよかった……ミーティア、明日からまたトレーニング…来てくれないか…?」
「お前が必用なんだ……あいつらにも…私にも」
「はい…もちろんです、だって私はシリウスシンボリの"右腕"なんですから」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ご心配おかけしました、皆さん今日からまたよろしくお願いします」
「おかえりー、ミーティアちゃん、来なかったのはやっぱり先輩と喧嘩したの?」
「そんな感じです……でも、もう大丈夫ですから」
「よかった、ミーティアちゃんが来ないせいで先輩すっごく元気なかったんだから」
「そうそう…なんたって同じメニューを何回もやれって言ってたもんね」
「あれ……ミーティアちゃん…?そこの…首のそれってもしかして……」
「あ……これはその…シリウス様に……」
「……っ…!お前ら、そんなこといいから今日もトレーニング始めるぞ」
「「「ええーーー、もっと先輩とミーティアちゃんの話聞きたいのにーー」」」
「いいから行け!さあ走れ!止まるな、脚を動かせ!」
「シリウス様って案外恥ずかしがり屋さんなんですね」
「……そんなこと私に言うのはお前だけだよ、ミーティア」
「ふふ…嬉しいです、……シリウス様…大好きです」 - 133二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 07:49:35
求められているようなので書き上げましたわ、シリウス√の続きですわ!
- 134二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 08:16:39
そらこんなやり取りがあったらボケっともするし「首輪に付け替えようか」と言われたら抵抗もしますわね…
あーっ!!悲恋の匂いィ!!♥️♥️♥️たまりませんわ!!リレー小説パクパクですわ!!! - 135二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 08:23:45
書くの楽しいですわー!止まりませんわー!ずっと書いていたいですわー!
- 136二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 08:51:29
ここでギャグルートをひとつまみ…w
「……んー?ねぇマベちん、アレ、何かおかしくなぁい?」
「んん?どれどれ……マ、マーベラス☆★!?」
「……どうかしましたか?急に立ち止まっては……危ないですよ」
「あ、カフェさん!ね~え~見てよアレ!」
「メジロミーティアさん、ですね。……他の人を、アレ、だなんて呼んでは、いけませんよ」
「ノーーーーッ!良く『観て』カフェ!!アレは絶対におかしいよ!」
「と、言われても……? っ、お友達が……どうしたんですか、急に……ッ!?」
「ね!?ね!?絶対ヘンだよ~~~~~っ」
- 137二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 08:52:17
「あ、あの……私がどうか致しましたでしょうか?」
「…………メジロ、ミーティアさん」
「は、はい?」
「トレーナー、さん?」
「はいぃ……?」
「なるほど……では、失礼して」プチン
「あ痛!?」
「すみません……髪の毛を1本、拝借します。行きますよ、2人とも」
「ワォ☆カフェったらだいた~ん☆★☆」
「それどうするの!?ねぇそれどうするの!?お~し~え~て~よ~」
「な、何だったのですか……?」
「ということがありまして」
「ブッフォ!!」
「マックイーンお姉様!?」
「だ、大丈夫……ちょっと優雅が口から漏れただけですわ」 - 138二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 08:53:55
- 139二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 09:47:54
- 140二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 10:22:15
これから私が口止めしなければならないメンバーを紹介しますわ!
はっきりトレーナーさんの事を認識できているうえ、こちらからは観測できないお友達に守られているマンハッタンカフェさん!
恐らく水を得た魚のように研究を開始しており、隙あらばミーティアのデータ採取にやって来るであろう危険人物アグネスタキオンさん!
迂闊に交渉を仕掛ければこちらの意図を瞬間的に悟られてしまうでしょうし危機回避能力も高すぎるマヤノトップガンさん!
説得や記憶制御を仕掛けるどころか、こちら側がマーベられて何もかもご破算になりかねないマーベラスサンデーさん! 以上ですわ!
……胃がチクチクですわ!! 毎朝毎晩これですわ!!!! - 141二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 11:08:56
しかしねぇ…その胃痛の原因を作ったのは君なのだから…寧ろ君の"妹"を研究させてくれるだけで私は黙っていてその上でカフェのことも食い止めてあげるのだから感謝して欲しいくらいだねぇ…もっとも実験の最中でメジロミーティアからトレーナーに戻ってしまうかもしれないがねぇ…
- 142二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 12:09:22
「タキオンさん、検診の結果に変わった所はありましたか?もし何か異常があればお姉様に伝えなければいけないので……」
「いやいや心配は無用だとも。見たまえこの立派な数値を!どこに出しても恥ずかしくない健康体さ」
(何と言っても全ての数値が『平均値ぴったり』だ、まるで誂えたようにね……ン~興味深い。投薬と洗脳でここまで人間の在り方を変えてしまえるとは、旧家の秘伝も強ち馬鹿にできないねぇ)
(ドーピングありきの出走行為など白けるばかりだと思っていたが、宗旨替えしてしまいそうだよ……フフ)
「……あぁいや、1点だけ注意が必要な部分があったかな」
「まぁ!メジロ家での検査では問題なしでしたのに……一体どんな異常があったのです?」
「ふゥん?簡単な心理テストで発覚したのだから、本家が把握していないとは考えられないが。それは過失か、はたまた故意かな……?」
「タキオンさん……?」
「……メジロ家がどういう意図でそれを指摘していないか分からない以上、私が余計なことを言うべきではないか。いいかいメジロミーティア君。それではひとつだけ、キミにアドバイスをしておこう」
「は、はい」
「自己犠牲というのはね、気高いという見方もあるだろうけれど、それがもたらす結果は案外つまらないものだよ。ワガママを言える相手にはしっかりとモノを言った方が、まぁ一般的にはよいだろう」
「自己、犠牲……」
「……ふむ。まぁ、簡単に言うとだ」
「困ったら、いつでも相談したまえ。こちらもキミから得られるデータを研究に利用している身だ。ギブアンドテイクで行こうじゃないか?」 - 143二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 12:23:24
- 144二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 13:03:52
元がギャルゲやってたトレーナーである以上、ウマ誑しになるのは当然の帰結であった
- 145二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 13:33:46
シリウス√以降ミーティアをメジロの外に連れ出す風潮出来てていいですわ!もっともっと外の世界に触れて変わっていくミーティアを見せてくださいまし!!!
- 146二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 13:37:52
モルモットくんが嫉妬のあまり発光してしまう
- 147二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 13:47:41
モルモットくんをウマ娘にしようとしてミーティアを研究し始めたタキオンはあると思いますわ!でも結局ウマ娘にしたら今までの記憶が消えると分かると「モルモットくんは基調な実験対象だからね」ってミーティアの研究をぱったり辞めるんだ、そうなるとミーティア視点だとあんなに熱心に自分のことを知ろうとしてくれてたタキオンさんが急に私の相手をしてくれなくなった、私はもういらないんだって勘違いしちゃいそうですわね!甘えてもいいって言ってくれたタキオンに甘えるミーティア、モルモットくんに甘えるタキオン、結局二人の面倒を見ることになるモルモットくんって構図が閃きましたわ!
- 148二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 14:03:03
アグネスタキオンがひょんなことから「ミーティア=元マックイーン担当のトレーナー」の図式に辿り着いてしまった。それを知ったマックイーンは早々にタキオンの元を訪れ、交渉を持ちかける。
ミーティアの来歴をどうか誰にも口外しないで欲しい。リスクのある実験も、身体を詳しく調べ上げる行為も、控えてくれないかと。
虫の良すぎる話だとはマックイーンも理解している。知られてしまったのはそれほど大きな闇だ。そこで彼女は持ちかけた。……自分が代わりになる。自分ならどんな実験に協力しても構わないと。
その翌日から奇妙な姿のマックイーンが学園内で見られるようになった。髪の毛が1680万色に次々と変色したり、肌が青白く光ったり、目から炎が出たり……。
当然、不思議に思ったミーティアはその事について尋ねるが「ちょっとしたイメージチェンジです」「偉大な相手とは輝いて見えるものですわ」などとかなり苦しい言い訳ではぐらかされる。
メジロ家令嬢の奇態が学園内に知れ渡ってしまった頃。ミーティアは誰に指示されるでもなく、そして誰にも頼らず、自分だけの力でその原因を突き止めてみせた。
アグネスタキオン……得体の知れない研究に手を染めているという、トレセン学園問題児の一角。マックイーンは定期的に彼女の元へ通い、そして奇怪な不調を背負って帰ってくる。
とある日に、ミーティアはタキオンの研究室へと足を踏み入れた。その目には普段の彼女から想像もつかないほど冷たい感情を湛え、ポケットには1本のティーナイフを忍ばせて。 - 149二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 14:23:17
- 150二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 14:52:45
そうなったらミーティアはタキオンさんの大切なものを奪ってしまった…取り返しの付かないことをしてしまった…ってずっと背負って生きていくことになりそう…
- 151二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 15:52:54
ま、まだ突いてく突いてくするって決まったわけじゃないし…脅すだけかもしれんし…
それはそれとしてあの引っ込み思案で気弱で総受け気味なミーティアがお姉様の為となると暴力も辞さず、刃物を握りしめて精一杯凄む姿…愛らしいですわね… - 152二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 15:58:14
なんだい今日は?えらく神を見かけるが…
- 153二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 16:05:54
みなさんが盛り上がってる裏で書き溜めですわー!
性癖にしたがっていっぱい書きますわ!書くのとっても楽しいですわ! - 154二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 17:40:28
自分の好きな世界観で書いて良いのが気楽ですわ!
万一なにか原作や原作の原作と矛盾する描写をしてしまっても「私の宇宙ではそうなんですのよ!」で殴れるので失敗を恐れず書けますわ! - 155二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 19:23:44
「ブライトお姉様……少し、相談があるのですけれど……」
「あら、何かしら~?」
「その……私……好きな人ができた、かもしれません」
「まぁ!まぁまぁまぁまぁ、相手は何方なの~?」
「あの……それが、問題で……」
「えぇ~?どういう事かしら?」
「気になる方が、ふ、ふたり、いて……シリウスシンボリ様と、アグネスタキオンさんで……」
「まぁ~~~~!?ミーティアったら隅に置けないのね~!え、え、気持ちは伝えたの~?」
「………………」
「ミーティア?……も、もしかして~?」
「…………シリウス様とは、その。…………ね、寝屋を、共に」
「きゃあ~~~~~!?」
「お、お姉様!声、大きいですっ……!」
「だってだってだってぇ~!ふふ、そっかそっかミーティアったら。知らないうちに……」
「…………ちゃんと、『女の子』になってたのね~。ウフフ♥️」
「お姉様?」
「何でもないわ~♥️それで、どんなことが聞きたいのかしら~?デートの誘い方?それとも、夜のご相談~?♥️」
「お、お姉様ったら……♥️」 - 156二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 22:37:04
- 157二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 23:10:51
わがままを言ってもいいって、言ってくれたじゃないですか。
その言葉と共にミーティアがハグを要求してきた時、タキオンは何ともいえない表情になった。
快く応じるべきか。心苦しくも断るべきか。
果たしてどうするべきなのかと、本気で逡巡した。
単純な実利だけでいえば、後者を採っても何の問題もないはずだ。
何せ――言い方は悪いが――最早タキオンにとってミーティアは研究対象としての価値がない。
ヒトをウマ娘に変えるということには関心があったが、タキオン本来の研究には応用できないこともわかってしまったからだ。
ここでミーティアの要求を断って関係が悪化したとしても、実害は皆無。
むしろ彼女のバックにあるメジロの家などは、それで自分と縁が切れれば万々歳とさえ言うだろう。
が、それとは別に、タキオンの感情は前者を採りたいと訴えている。
ミーティアからデータを採取しているうちに、いつの間にか起きた心境の変化だ。
データではなく、ミーティアのことが知りたい。何を思い、何を感じているのか知りたい。
最初こそメジロ化についての興味と関心の延長と考えていたそれは、今にして思えばそんな言葉では説明できないものだった。
相手への執着。色気のある言葉を選べば、恋だ。
しかし恋を知らなかったタキオンには、それはある意味で毒だった。
身を焦がすような感情を、どうすればいいのかわからない。
今も、感情のままミーティアの求めに応じるべきか、抑えるべきなのかがわからない。
タキオンの頭脳は、自らの行動を決めかねてフル回転した。
時間にして一秒未満。だがその間にも、固まってしまったタキオンを前でミーティアの表情が曇りかける。
気が付けば、タキオンはミーティアの求める通りに――ミーティアが求めるよりも強く抱きしめていた。
ミーティアを曇らせることなんてできない。タキオンは、ごちゃごちゃ考えるよりも感情に身を委ねた。 - 158二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 23:12:38
わがままを言ってもいいって、言ってくれたじゃないですか。
その言葉と共にタキオンにハグを要求した時、ミーティアの心臓は高鳴っていた。
応じてもらえるか。断られるか。
努めて明るい笑顔を作り、タキオンの答えを待った。
正直なところ、応じてもらえる自信はあまりない。
ミーティアは、タキオンにとって自分がデータを採取する価値を失ってしまったことを理解している。
検診という名目ではあったが、タキオンにも利があったデータ採取。その利がなくなったことを、薄々ながらわかっている。
タキオンは自分に優しくしてくれたが、実利がなくとも優しくしてくれるかというと、そんな自信を持てるほどミーティアの自己評価は高くない。
だから、いつかタキオンが自分に言ってくれた言葉にすがる。
「わがままを言える相手にはしっかりとモノを言った方が良い」という言葉に縋り、触れ合うことを求める。
まだ幼いミーティアには自覚していないが、それは確かに恋と呼べるものだ。
ミーティアは紛れもなく、タキオンに恋をしていた。
しかし、タキオンはそんなミーティアに応えてくれない。
応じるべきか、断るべきかで逡巡している。タキオンに見られ、タキオンを良く見てきたミーティアだからこそ、タキオンの逡巡がよくわかる。
わかるだけに、曇り始める。
自分は駄目なことを言ってしまったんだ、という後悔の念がわいた。
タキオンは、自分とハグしたくない。だけど優しいから冷たく断ることもできない。タキオンの逡巡をそう判断し、努めて作った笑顔が崩れかけた。
崩れかけて――そんなミーティアを、タキオンが強く抱きしめた。
無理強いしてしまったか、とミーティアは一瞬思ったものの、それは違うとすぐにわかった。
何を迷っていたかはわからないが、タキオンは自らの意志で、快く応じてくれた。触れあう暖かさから、それははっきりと感じられた。 - 159二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 23:18:00
- 160二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 23:19:58
- 161二次元好きの匿名さん21/12/27(月) 23:22:33
- 162二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 00:25:59
- 163二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 00:58:46
自分で書いてて思ったのですがミーティアがメジロ家からシリウスの元に出奔したって聞いてトレーナーに戻すチャンスだと思いミーティアのことをシリウス達から預かろうとするパーマーはありですわ!
シリウスとミーティアは今どこにいるのって取り巻きの子達に聞きに行くんだけど、パーマーがメジロ家の一員だと知ると家から逃げたミーティアのことを連れ帰ろうとしてるって勘違いを起こしちゃうんですわ!そのまま口論になってる所に今日のトレーニングメニューを持ってミーティアがやってきて更にややこしくなるんですわ!パーマーが一緒に行こうって言うんですけどそれを見てあの優しかったパーマーお姉様までメジロに従うんだ…私のことを無理やり連れ帰ろうとするんだ…ってなっちゃってその日の夜は不安だからって言ってシリウス様と一緒に寝たいってお願いしちゃうんですわ!これですわ!これで書きますわ!
- 164二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 01:02:25
>>149からの話、自分で書いてみたけどミーティア関係なくなっちゃった…
正午のチャイムで我に返った。
このところどうにもぼんやりする時間が増えたように感じる。
受け入れたくない事実からは逃れられないのに。
『こんなところで……研究の歩みを止めちゃダメだ、タキオン……』
弁当を取り出す間にもトレーナー君の最期の言葉が何度も脳裏をよぎる。
ティーナイフといえど、ウマ娘の膂力で刺されれば致命傷にもなり得る。
彼が生き延びるためにはこの方法を取るしかなかった。
何度そう自分に言い聞かせても、心の底から納得することはできずにいる。
ミーティア君はすっかり塞ぎ込んでしまって、屋敷から出ることも出来ないそうだ。
身内から殺人者を出すことはできないというメジロ側の体面もあり、彼はメジロの秘法により変わり果ててしまい、「被害者」は文字通りいなくなった。
それが、今私の目の前にある弁当を作った「メジロフォトン」である。
私に合わせてか光子(こうし)の名を付けられた彼女は、彼の記憶をすっかり失っていた。
「あぁ…」
記憶は消えていても知識や技能はそのまま残っているようで、一口食べた弁当は今までと同じく美味しい。
フォトンは自分を記憶喪失だと思いこんでいるようで、マックイーンらに「トレセン学園に編入してすぐタキオンの研究に惹かれ、志願して助手になった」と吹き込まれたことでかつてのトレーナー君の代わりに実験台になってくれている。
私が笑顔を見せないのは事故死したことになっているトレーナー君のことを引きずっていると思っているようだ。
彼女は実験にとても協力的で、研究は今まで通り出来ているはずなのに、満たされない。
「トレーナー君…」
研究の成果を一番見せたかった彼はもういない。
水滴が何粒も弁当箱の中に落ち、弁当を塩辛くした。
─scenario 或る実験体の死 END─
- 165二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 02:40:55
なんかかわいほうになったから、分岐次第で>>164の後に続くタキオンが救われる差分も書いてみた
ここからミーティアを救済する道筋が見えず困ってる
てか、勝手にサイドストーリーのような何かを掘り下げた上、別のメジロ化トレーナーまで作ってしまって申し訳無い
思いついちゃったからもう書くしか無かったんだ
コンコン
部屋の戸を叩く音で現実に引き戻された。
「…入っていいよ」
「失礼します。タキオン先輩」
入室したフォトンは、すぐさま私の顔を伝う涙の筋に気づいたようで、
「すみません!お弁当美味しくなかったでしょうか!?」
と駆け寄ってきた。
「そういう訳ではないんだ、ちょっとね…」
「やっぱり、トレーナーさんの事ですか?私はトレーナーさんに会ったことはありませんけど、スカーレットさんもすっかり元気がなくなったと心配していましたよ」
「私の研究には、やはりトレーナー君がいなければ…」
力なく呟く私の肩を、急にフォトンが掴んだ。
「こんなところで研究の歩みを止めるなんて、トレーナーさんも嫌だと思うはずです!もちろん私も!」
「フォトンくん…」
「タキオン先輩のためならいくらでも試薬を飲みます!何日でも付き合います!」
彼が彼女になってから初めて真っ直ぐ見た彼女の瞳は、彼と同じ狂気を映し出していた。
「私じゃ、トレーナーさんの代わりにはなれませんか?」
そうだったんだ。
記憶が消えた程度で、彼の瞳に宿る狂気の炎を絶やすことなどできなかったのだ。
「…ククク、ハッハッハ」
「タキオン先輩!?」
「そうだな、そんなにやる気があるならこれを食べ終わったら早速実験といこうか!」
「はい!先輩!」
この瞳がある限り、彼はいつでもここにいる。
少ししょっぱくなった弁当を食べながら、そんな事を考えていた。
─scenario 或る実験体の再誕 END─
- 166二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 03:15:25
- 167二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 03:59:19
曇りタキオンさんも曇りのち晴れタキオンさんもたまりませんわね……美味ですわね……
ミーティアのその後については塞ぎ込んでしまっているけれど、あれだけの事をやってのけるクソデカ感情を見せた影響でマックイーンから今まで以上に愛されていたらいいですわね。私の性癖に合っていますわ。 - 168二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 04:13:12
こういう「失われてなお残るモノ」は大好物ですわ…!フォトンちゃんもパクパクですわ…!
それはそれとしてマックイーンの方はミーティアがやらかした事はともかく愛されてる実感ドバドバで嬉しいでしょうね……全力で庇い立てする様子が目に見えるようですわ!
- 169二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 10:07:22
自分が刺した相手は無事で傷跡も残ってないと聞かされるミーティア。
それ自体は疑っていないものの「やってしまった」という自責の念に苛まれるミーティア。
一度冷静になってみればタキオンにも刺した相手にも申し訳ないしメジロの家にも迷惑をかけてしまったとふさぎ込むミーティア。
せめて謝罪しなければ、と思っても自責の念が強すぎるあまり動くこともできずメジロの家の自室に引きこもるミーティア。
メジロでない者は言わずもがな、メジロの者ですらどうしていいかわからず結果的に誰にも構われずいるミーティア。
その中でただ一人、マックイーンお姉様だけに構われ、慰められるミーティア。
ひどい迷惑をかけてしまったのに、マックイーンには「自分を思ってのことだから」と責められもしないミーティア。
自分が悪いという意識はありながらも、そんな自分に優しくしてくれるお姉様に溺れていくミーティア。
い、いやじゃ……
そんな、お姉様に依存してずぶすぶになっていくミーティアなどみとうない……
わしは饅頭が怖いんじゃ…… - 170二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 10:52:14
「ウマ娘やその周辺の人々に危害を加える」っていうマクトレ人格の最大の地雷を踏んでしまって以来、安定していた拒絶反応も悪化して再発するし得体の知れない自己嫌悪が止まらなくなるんだよね……
- 171二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 11:09:04
謝らなきゃ…謝りにいかなきゃ…って頭の中に響く声に従ってタキオンの元に謝罪に行くミーティア、そこには前に見たモルモットくんの姿はなく見たことも聞いたこともないメジロの妹がいて…って展開ですかー?
ウワーッ!地獄!闇深い! - 172二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 11:32:12
フォトンもお屋敷に住むことになるだろうけど、意を決して自分の部屋から出てみるといつの間にか家族が増えてるなんてミーティアには理解できないだろうな
- 173二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 12:52:33
メジロにされた?
ミーティア、どの口が言うんですの?
フォトンが生まれることになった直接の原因のくせに今更被害者面ですか…? - 174二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 12:56:09
ふむ……新しい妹が生まれるとどうしても皆そっちをかわいがりがちですね
とするとミーティアの赤ちゃん返り概念が観測できるのでは?
私が文にするなら光の概念になりますので流れには合いませんな - 175二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 13:31:51
- 1761/521/12/28(火) 17:50:28
空にはどんよりとした鈍色の雲が立ちこめる。年の瀬も迫る時季に相応しく、身を切るように冷たく干からびた風が庭園の草花を揺らす。そんな、外出には不向き極まる昼下がり。
メジロマックイーンは姉妹の間で「いつもの場所」と呼んでいる庭の片隅を訪れていた。
整然と並んだテーブルが4台。テーブル1台につき椅子が4脚。多人数で集まってお茶会を楽しめるそのスポットには、今はウマ娘がたった1人だけ腰を下ろしている。
防寒具も何も身に着けておらず、寝間着そのままの格好。いつからまともに手入れをしていないのだろうか、髪はあらゆる方向へぼさぼさに跳ねている。感情が直接表れるという耳と尻尾はぴくりとも動かず、その姿勢と目線も同様。淀んだ瞳はどこにも焦点が合っていない。
マックイーンの足音さえ聞こえていないのか、そのウマ娘──メジロミーティアは俯き続けていた。目が開いている事を確認できなければ眠っているか、悪く考えれば死んでいるのではないかと思わせる虚脱ぶりだ。
とある事件の後始末に追われていたマックイーンは、1週間ほど屋敷に戻らず過ごしていた。その空白の期間に、ミーティアは見る影もないほどやつれてしまっていたのだ。
使用人たちは一体何をしていたのかと責める気持ちがマックイーンの中に一瞬芽生えたが、すぐに打ち消される。彼らに、その事件を起こした張本人であるミーティアのケアを完璧にしろと言うのも酷な話だ。
未だ何も言わず、ミーティアの方から気づくのを期待するように、マックイーンはミーティアの向かい側へ腰を下ろす。視界に入りやすくなるよう、テーブルの上で慎ましやかに手を組んだ。
彼女はそこでふと気づく。テーブルの上には何も置かれていないように見えていたが、違った。ポットも、ティーカップも、皿も茶菓子も、フォークも無い。──だが、たった1本のティーナイフだけがミーティアの目前へ無造作に転がっている。
「……ごきげんよう、ミーティア。浮かない顔ですわね?」
"浮かない"どころではない事くらい痛いほどに分かっている。しかし、あえて冗談めかしてマックイーンは話しかけた。
ミーティアの背筋がびくりと跳ねる。初めて神経が通ったように耳が絞られ、一切の感情が抜け落ちた顔が上げられる。2人の目が合った。特にミーティアの側が、敬愛する姉の存在をはっきりと認識した。 - 1772/521/12/28(火) 17:52:11
「お……姉、様。マックイーン、お姉様……?」
「かれこれ1週間……ミーティアったら、全く顔を見せないんですもの。ここ最近は何とも寂しく……」
「あ、ぁ、ぁぁ……! お姉様っ、身体は大丈夫ですか!? け、怪我はないですか!? どこか悪いとか、痛いとか……! 大丈夫ですか!? 大丈夫でしょうか!?」
堰を切ったようにこぼれ出したのは、マックイーンを心配する言葉の数々。いずれも呂律が回っておらず、何日も喉を潤していないかのように声色は掠れている。
『それはこちらの台詞では?』とは思いつつも、マックイーンは身を乗り出してきたミーティアを一旦押し返す。最近のミーティアは誰とも会話をせず、完全に沈黙している──と聞いていたがその話とはずいぶん違う。マックイーンが明確に特別扱いをされていると自惚れてもいいのだろう。
尤も、マックイーンとてミーティアを特別扱いするのは当然だが。今日はまさに、その話をしに来たと言ってもいいだろう。
「こちらも心配していましたのよ。何度も電話やUMINEで連絡しましたのに」
「っ……それは……。ごめん、なさい……でも……私」
溢れていた言葉が簡単にせき止められ、ミーティアは喉を締め上げられたかのように息を詰まらせる。
今更になってマックイーンが身に着けているトレセン学園の制服が目に入り、すぐに視線を背けてしまう。かき乱された脳裏の大半を罪悪感が占め、空っぽの胃がせり上がる。愛しの姉に対する無礼だけはすまいとあらゆる不調を抑え、ミーティアは言葉だけをぽつりぽつりと絞り出した。
「だめ、です……。私っ……私みたいな、えぇと……ごみ……ごみかすなんかと関わってるって知られたら、お姉様の品格まで貶めてしまいます……」
「……どういう事ですの?」
「ひっ……私……私。最低なウマ娘です……もっと……もっと方法があったはず、なのに。あんな、恐ろしい事して……自分を抑えきれなくて……こんな……め、メジロに相応しくない……」
1週間程度では気持ちの整理がつけられなかったか──はたまた、マックイーンと顔を合わせたことで負の感情が再燃したか。ミーティアは自罰的に頭をがりがりと?きむしる。
足の震えも止まらず、テーブルが揺らされると共にティーナイフが右往左往する。……その金属質な輝きの中に一片、血痕が混じっているのをマックイーンは見て取った。 - 1783/521/12/28(火) 17:53:18
「あれから……ずっと、おかしいんです! 私は最低で、どうしようもなくて、生まれてこない方が良かったって……辛い気持ちが止まらないのに……!」
叩きつけられた拳がナイフの動きを止める。2人以外誰もいない庭園に粗野な衝突音が響いた。
「心のどこかで……"誇らしい"……"お姉様を守る為に動けて良かった"って。もっともっと最低な気持ちが、どうやっても消えないんです……」
横向きとはいえ刃物に叩きつけられ、裂けた皮膚から血が薄くにじみ出す。その上に痛ましい涙が落ち、互いを薄め合うように混ざっていく。
罪悪感が有ることが問題なのではない。ミーティアが己の中で最も許せなかったのは、心の中身が罪悪感一色ではなかったことだ。
正当化してしまう自分が。愛する姉を言い訳にする自分が。本当は怒りに目が眩んだだけなのに、自己犠牲の聖人気取りでのうのうと罰を軽くしようとする自分が。
メジロミーティアには許せなかった。彼女の"誇り"そのものである最愛の姉を前にしては、もう生きていようと思えないほどに。
「お姉様……。私、もう……こんな自分に耐えられません……」
出血と痛みによって赤みを取り戻した手がティーナイフを掴む。
人間相手ならばともかく、ウマ娘相手であればあまりにも頼りない刃物。強い決意を持って命を絶つとしても、長い時間と苦しみを要するであろう凶器。
緩やかに衰弱していくよりもずっと晴れやかな気持ちなのだろう、ミーティアは涙でぐしゃぐしゃになった顔を笑みに変える。ティーナイフを順手に握りしめ、首筋に狙いを定めた。
「お姉様方と、メジロ家の方々と、タキオンさんと、そのトレーナーさん……皆様に『ごめんなさい』と伝えて下さると嬉しいです、マックイーンお姉様……。私はそれだけで十分で」
ミーティアが遺言を口走り始めたその時だった。……彼女の目の前を上から下へ、何かが素早く通り過ぎた。
直後、ナイフを握りしめたままの右手に衝撃が走る。平手が上から重ねるように叩きつけられていた。ほどなくして温かな赤色が、触れ合った肌の隙間に流れ始めた。 - 1794/521/12/28(火) 17:55:35
「は……ぇ……?」
「ぃっ……痛ぁ……! 想像、以上ですわね……っ!」
この場にいるのは2人だけだ。ミーティアが手を動かしていないならば、"それ"をやったのは消去法でマックイーンだということになる。……簡単な疑問に答えを出すまで、ミーティアは10秒以上もの時を要した。
握りしめた手が強ばってほどけない。マックイーンの細い指が手首へ絡みついている。その中心部を鈍い刃が貫いているにも関わらず、異様な執着を思わせる力強さでミーティアを離さない。
「……マックイーン……お姉、様……? それ……手……?」
「心配、無用ですわ。これは……貴方が味わった苦しみのほんの一部を……っ……私も、味わっている、だけ……」
「ぁ……あ……あぁぁぁぁっ! いやっ、お、お姉様っ! 手、手を離してください! お姉様ぁぁぁっ!」
自分の喉笛を自分で破るよりも、目の前で起きている事態の方が遙かに恐ろしい。そう思わせる悲鳴を上げ、ミーティアは立ち上がろうとする。誰かに助けを求める程度の判断力だけは辛うじて残されていた。
彼女の肩と背を、マックイーンはもう片手で抱きしめる。間を遮るテーブルを蹴り倒し、ミーティアが座る椅子へ2人で倒れ込むようにして。
手のひらを貫く激痛にも構わず、マックイーンは強く強くミーティアを抱きしめ続けた。寒風に晒されて体温は冷え切っており、温かみなどまるで感じられない。密着する感触だけを互いに享受する。
「ミーティア……よく聞きなさい。貴方は、私と一心同体の存在ですわ」
「ひ……い、一心、同体……?」
「心と体を1つに重ね、喜びも悲しみも、痛みも苦しみも全て2人で分け合い……お互いに体も、心も、命までも預ける。貴方とは……ずっと前からそんな関係であった筈ですわ」
深く抱きしめ合っているため、互いの表情は見えていない。だがミーティアは、嗚咽が混じったようなその声から──マックイーンが泣いているのだと理解した。
「私も同じなのです。ミーティア……貴方があの日、何をしたのか聞かされた時……心のどこかで思ってしまったのですわ。……"嬉しい"と」
「っ……おねえさまぁ……」
「貴方が犯した罪の重さ以上に……貴方の献身が。貴方の勇気が。私を救おうとしてくれた貴方の気持ちが……嬉しくて嬉しくてたまらなかったのです。……うふふ、最低ですわね、私……」 - 1805/521/12/28(火) 17:56:27
マックイーンは単に多忙なだけでミーティアと会わなかったのではない。彼女もまた、この日に至るまで寝食を忘れるほどに悩んで悩んで悩み抜いていたのだ。邪悪としか言いようのない本心とどう向き合うか。自分の本性が許せるのか。
ただ、彼女はミーティアに比べて平静を装うのが上手な気質であった──2人の差異はそれだけだ。
そして先刻、ミーティアが語った本心はマックイーンの本心と同じだった。喜ばずにいられるわけがない。嫌悪感などあるはずがない。有るのは純粋な共感のみ。
「はっきり分かりましたわ……私は、他のどんなものを犠牲にしてでも貴方に生きていてほしい……ずっと私の傍にいてほしいのです」
「わ……私もっ……お姉様がいてくださるなら生きていけます……! 何だって出来ますっ、あんな事も、何度だって……!」
「うふふふ……それは流石に。でも、そうですわね。ミーティアのためなら私も、どんな非道であろうと──」
涙と流血によって固く結び直された関係。"一心同体"以外の言葉では呼び表せない絆。
泣き顔は、やがて花開くような笑みに変わる。曇天の下に赤い雫を散らしながら、2人はこの時を以て1つとなる。誰にも知られず、例え知られたとしても決して理解されないように。 - 181二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 18:02:23
さいっこうですわ!!!
よきSSをありがとうございます! - 182二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 18:04:16
- 183二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 18:08:20
私も地の文使いこなせるようになりたいですわね!今書いてる次の作品からは試してみますわ!
- 184二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 18:56:06
さて、>>185の牽制し合いで作品の発表が止まっては私が困りますわね……
僭越ながら次スレも私が建てさせていただきますわ 文が書けない以上このくらいはやるべきでしょう
- 185二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 19:01:25
私は身柄を狙われています。
なぜ、誰に、身柄を狙われているのかはわかりません。
ただ一つわかることは、メジロの貴顕と関係があるということです。
マックイーンとライアンはメジロの一家。
他にもメジロが4〜5人以上。白いセンチュリーを所持。
行方不明の被害者をもう一度よく調べてみてください。生きています。
マックイーンのトレーナーさんの失踪は未知の薬品によるもの。
証拠のアンプルはこれです。
どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。
これをあなたが読んだなら、その時、私の意識はなくなっているでしょう。
…可逆性があるかないかの違いはあるでしょうが。
メジロにされる?うふふ、トレーナーさんったら part4|あにまん掲示板……おそらくタキオンさんからお聞きになったのですね?その口振りから察するに、それ以上のことも知っているはず。フォトン。貴女がどこまで知っているかでこれから話すことが変わります。貴女が知っていることをす…bbs.animanch.comを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。
それだけが私の望みです。
- 186二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 19:10:32
建て乙ですわ
それはそれとして親が奇特だと大変ですのね
血統が見てみたいですわ - 187二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 19:27:16
- 188二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 19:30:35
- 189二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 19:49:39
- 190二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 19:52:13
建て乙ですわ! いまいちスレ立ての手順を理解しておらず尻込みしてしまうので本当に助かりますわ! 感謝しかありませんわ!
- 191二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 19:53:04
立て乙ですわ!ありがとうございますわ!
- 192二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 20:09:53
- 193二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 21:49:43
旧スレを見返すと色んな発見がありますわ!
ハートがたくさん付いてる作品と現行の性癖を2、3見繕って合体させるとドロドロ感が跳ね上がって創作意欲ぶち上がりますわ!
毎秒これですわ! - 194二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 23:00:48
- 1951/221/12/29(水) 00:39:31
「もう、ほとんど傷痕はありませんわね」
マックイーンが、ミーティアの手を取り言う。
しばらく前に、愛する妹が自ら傷つけてしまった手。そこにあった傷痕は、よく見なければわからないほど薄れていた。
「はい。私としては、少し残念ですが。不謹慎ですが、お姉様とひとつになれた思い出でもあるので」
それに対し、ミーティアは少しはにかみながら答えた。
今は、この傷痕も愛しいお姉様との大切な思い出の一部。
本心からそう感じ、消えかけた傷痕を、あと数日もすれば完全に消えるそれを愛おしげに眺めた。
マックイーンは、そんな妹に仕方のない子だと溜息をつく。
ついて、妹の手に口づけする。
「いけませんわ。あなたの綺麗な身体に、傷痕なんて残しては……んっ」
「あ、お、お姉様……!」
余人が見ていれば不意打ちのように見えるだろうが、二人にとっては近頃の日課だ。
薄れていく傷痕を話題に出してから、一方が他方の手を取り口づけし、その手に舌を這わせる。
一方が終われば、今度は立場を入れ替えて同じことを繰り返す。
お互いがお互いを自分の物だと主張しあっては受け入れあう、いわば愛情を確かめ合う行為だ。
「お姉様……くすぐったいです……」
故に、ミーティアもそうは言いながら決して拒絶はしない。
むしろ抵抗しないことで、お姉様に与えられるのならくすぐったさも――あるいは他のどんな感覚も――受け入れると宣言しているに等しい。
事実ミーティアは、次の瞬間に自身を襲った感覚を、これまでの『日課』になかったマックイーンの不意打ちをも大人しく受け入れた。 - 1962/221/12/29(水) 00:40:42
「あ……っ」
ミーティアがマックイーンに与えられた感覚は、一言でいえば痛みだ。
痛みは、マックイーンに咥えられた――噛まれた指から生じている。
反射的に声は出たが、決して激しくもなければ不快感を催すものでもない。
いや。ミーティアにとっては、不快どころか快ですらある。
お姉様が、自分に与えてくれる。その事実ひとつで、ミーティアは指先の痛みに喜んでいる。
そしてその喜びは、マックイーンが自身の指を解放した時、ついた痕を見た時により大きくなった。
「お……お姉様! ありがとう……ありがとう、ございます……!」
「ふふ。そう喜んでもらえると、した甲斐があるというものですわ」
それは、傍から見れば意味不明なやり取りに違いない。
傷つけられた側が、傷つけた側に礼を言う。常識的に考えれば、どう考えてもおかしな話だと誰もが言うだろう。
しかし、ミーティアにとってはそうするだけの充分な理由があった。
マックイーンに傷をつけられたのは、左手の薬指。噛まれた痕は、指の周りを囲むようについている。
即ち、それはマックイーンからミーティアに贈られたこの世にたったひとつの指輪だ。
「あなたの綺麗な身体に傷痕を残してはいけないと思いましたが、思いついたからにはせずにはいられませんでしたわ……
……ミーティア。わたしと『指輪』を交換しませんこと?」
言いながら自分の手を差し出すマックイーンに、ミーティアは心からの喜びを感じる。
愛するお姉様が自分に『指輪』を贈ってくれると同時に、自分からの『指輪』を求めてくれる。
当然、その求めに応じられないわけがない。
ミーティアはマックイーンの手を取り、最大限の愛情をもって自らも指輪を贈った。 - 197二次元好きの匿名さん21/12/29(水) 00:56:47
ズブズブ一心同体ルートいいですわー!
- 198二次元好きの匿名さん21/12/29(水) 01:19:05
そろそろ書けそうですけど今投下すると中途半端になりそうなので次スレに回しますわ
- 199二次元好きの匿名さん21/12/29(水) 02:24:29
>それはマックイーンからミーティアに贈られたこの世にたったひとつの指輪だ。
ミ゛(絶命)
- 200二次元好きの匿名さん21/12/29(水) 02:29:11
200ならみんなメジロで一心同体