【🎲】ガンダムビルドファイターズ 水星の魔女5【グエスレ】

[1 二次元好きの匿名さん 23/11/22(水) 01:54:35]

　水星の魔女をビルドファイターズっぽい世界にした話のダイススレです。

　ダイスに決められた展開によってはスレッタがミオリネと疎遠になったり、5号がノレアとインドにロミジュリったりします。あと突然見知らぬ姉が増えたり血の繋がらない妹ができたりします。

　つまり【いろいろ崩壊注意】です。

　なお、すでにストーリーはグエル+ソフィ√に突入してます。

これまでのあらすじ

・水星村からアスティカシアガンプラ学園に転入したスレッタは、新ガンプラ『キャリバーン・マーキュリー』と共に世界大会に出場する

・しかし世界の壁は分厚く、第一次予選でまさかのグエルとソフィが敗退

・次々と現れるオリキャラのライバル達

・そしてついに現れた新メイジン・カワグチの正体はエリクトのクローンだった！

・辛うじて第一次予選を突破したスレッタは二次予選がチーム戦と知らされる

・考えがバラバラで作戦も立てられないチームに苦悩するスレッタは、敗退して傷心していたグエルを奮い立たせてチームの作戦指揮者をやってもらう事にした

・いよいよ試合だが、相手チームがまさかの全機Iフィールドガン積み編成で挑んでくる事をスレッタ達はまだ知らない……

最初

【ダイス】ガンダムビルドファイターズ水星の魔女｜あにまん掲示板

[2 スレ主 23/11/22(水) 02:02:36]

2つ目

【🎲】ガンダムビルドファイターズ水星の魔女2｜あにまん掲示板

3つ目

【🎲】ガンダムビルドファイターズ　水星の魔女3｜あにまん掲示板

4つ目

【🎲】ガンダムビルドファイターズ　水星の魔女4【グエスレ】｜あにまん掲示板

(『4スレ目』とか『5スレ目』とか書くとカップリングかと誤解されそうになる罠)

[3 スレ主 23/11/22(水) 02:13:30]

キャラ&ガンプラ紹介

⚫︎スレッタ・マーキュリー:言わずと知れた主人公。世界大会に向けて元々素質のあったアシムレイトの才能を開花させた。だが大会運営がアシムレイトを禁止したので使える程度は限られる模様。グエルに対して特別な感情を抱きつつある。ミオリネとは色々あって疎遠。

『キャリバーン・マーキュリー』:21年前にお蔵入りになったキャリバーンを改修して色々機能を追加したガンプラ。
　具体的にはブースター増設・光の翼・トランザム・ミーティアとの合体である。
　ちなみに当然ながらビットは積んでいない。
※第二次予選の試合ではチーム戦なのもあり、ミーティアは禁止

[4 スレ主 23/11/22(水) 02:23:20]

⚫︎グエル・ジェターク:一次予選で敗退してしまった攻略対象その1。
　今はスレッタを応援する事に徹すると決めたようだ。なお、気まずいので実家にも寮にも顔を出していない。……なら試合前夜はどこで過ごしたのかな？
　ダイスで寝床を決める必要があるね。
　少し前まで何故かソフィに弟子入りしてたらしい。
　もちろんあだ名は『ボブ』。
　ジェターク家の御曹司としてリーダーの素質は備わっているので、作戦指揮には適任である。
　ちなみに少し前にフェルシーに『グエル先輩ご悪いんスよ……』されて、一応まだ交際関係。

『トライオン3』:グエルのガンプラ。カッコいい。
　運悪く一次予選のバトルロイヤルでガチレズ狙撃手に目をつけられたせいで撃破され、今は修理中。
　でも10機ほどそれまでに撃墜してるのだから間違いなく強い。

[5 スレ主 23/11/22(水) 02:33:04]

⚫︎ソフィ・プロネ:一次予選で敗退した攻略対象その2。相手が正体隠してたメイジン・カワグチなんだからしょうがない。本当にしょうがない。
　元々ガンプラバトルの裏世界ガンプラパンクラチオンで非合法的に稼いでいたチャンピオンで、シャディクの企みによってアスティカシアに転入し、世界大会で悪さをする予定だった。
　しかしスレッタと出会って改心し(？)、今はスレッタの妹としてマーキュリー家で平和に過ごしている。
　もう満たされ過ぎてて特にドラマティックな展開とか起きそうにない。使用ガンプラは『エグザジム』。

『エグザジム』:キャリバーンと合体させてエクスキャリバーにできる仕様の、わりと地味に強いジム。
　二次予選でスレッタと同じチームで使えれば、きっと大活躍だったと思われる。おのれダイス神。

[6 スレ主 23/11/22(水) 02:46:04]

⚫︎エリクト・マーキュリー(旧姓サマヤ):25歳。
　スレッタの姉。今大会では母と同じマスクを被り、『仮面ファイター0号』を名乗って出場している。
　21年前、世界大会決勝戦の直前で『ルブリス』を破壊されてそのデータを盗まれた事で、母が心を病んでしまった事や心配させてしまった事に対してすごく悔いており、「ルブリスのパクリを一つ残らず破壊する」事を目標に行動している。
　極めて強いアシムレイトが使える為、スレッタが『エアリアル』を使っていた時も遥か38万kmの彼方からでも操縦に干渉できていた。
　その分欠点も凶悪で、21年前ルブリスが壊された時もガンプラバトル中ではないにも関わらず、極度のダメージを受け、プロスペラの心を狂わせる原因にもなった。

『エアリアル改修型』:強い。

[7 スレ主 23/11/22(水) 02:57:26]

⚫︎メイジン・カワグチ:唐突に彗星のごとく現れたラスボス候補。シナリオブレイカーその1。
　21年前ケナンジが世界王者に君臨するその以前から廃れてしまった『メイジン』を再び継承する者が現れた。
　その正体はプロスペラがエリクトの為の生体スペアパーツとして作った、エリクトのクローンだった。
　なので容姿はスレッタに近く、年齢は20歳前後。
　今大会では『21年前に決勝戦を棄権したエリクト』として白昼堂々とオリジナルを騙っている。
　ガンプラバトルを滅茶苦茶にしようと企むシャディクとは協力関係にあるらしい。
　愛機は『エアリアル・アメイジング』。赤いエアリアルである。

『エアリアル・アメイジング』:赤いエアリアル。エリクトがエアリアルを自力で作ったように、彼女もまた専用のガンプラを組み上げ、奇しくも同じ答えに辿り着いたのだった……という事にしておこう。

[8 スレ主 23/11/22(水) 03:12:06]

⚫︎ウィリアム・ツィマット:男の名前だけど、小柄な若い女性。シナリオブレイカーその2。ガチレズ。
　狙撃とヅダの扱いに特化しており、グエルのトライオンを撃破するほどの腕前を持つ。二次予選ではチームメイト。

『ヅダF・イェーガー』:95mm口径狙撃銃を装備した実弾狙撃型ヅダ。グエルだけを殺す兵器かよ

⚫︎ジョー・モリカワ:大会用数合わせライバルキャラその1。二次予選のチームメイト。
　元プロボクサーで、最近初めて観た『Gガンダム』に脳を焼かれて『ボクシングガンダム』を作った。
　特等少年院出身で、得意技はデンプシーロール。最近の好きな漫画は『メイド・イン・アビス』

『ボクシングガンダム』:ガンダム・マックスターをベースに組んだ格闘特化型のガンプラ。そのパンチは一撃辺りのダメージも高く、しかも連打できる

[9 スレ主 23/11/22(水) 03:33:42]

⚫︎キャプテン・ディルフィ:大会用数合わせライバルキャラその2。ブラジルで船長やってるらしい。
　根っからの冒険者気質で根っからの陽キャラ。
　二次予選のチームメイト。

『パイレーツガンダム』:クロスボーン系とAGE2ダークハウンドを組み合わせて作ったようなガンプラで、ラバー素材をところどころに使用する事で装甲を柔軟かつ強固にしている。あと腕がハイパーハンマーみたいに飛ばせる隠しギミック付き。

⚫︎ノゴロー・シゲ:大会用数合わせライバルキャラその3。
　元メジャーリーガーで右投げ右打ちのピッチャー兼4番打者。
　実は小学生の頃、試合で無茶をして肩を壊しかけたが、当時義父の熱い説得でかろうじて故障を免れ、そのおかげで夢の舞台へ辿り着けたという美談があるとかないとか。

『ガンダム・グランドスラム』:ノゴローが愛用するストライク系のガンプラ。もちろん『グランドスラム』なる巨大な剣も装備しているが、なにより最大の特徴はこのガンプラ、ガンプラ同士で野球をする為に作られたという事だ。もちろん素体として動きがいい。

[10 スレ主 23/11/22(水) 03:48:44]

⚫︎フェルシー・ロロ:今やメインキャラと化したグエルの後輩。グエルと付き合っている。今後、グエルやスレッタとどんな関係になって行くかはダイス神のみが知っている。
　愛機は『ディランザ』。二次予選のチームメイト。

⚫︎エラン(4):ケレス家五男。ハワイでこんがり焼かれている模様。

⚫︎エラン(5):ケレス家六男。ルブリス・ソーンでキャリバーンに自爆攻撃を仕掛けた後、ノレアと一緒にインドに駆け落ちしたカオス野郎。
　でもこれでペイル社の4BBAから追われる心配もなくなったし、ソーンが壊れたからノレアもシャディクに利用される事も裏切り者として狙われる事もなくなった。
　何気に最適解の行動しかしてない人生エンジョイ勢だった。

⚫︎ミオリネ:倒れた父デリングの看病中。今は父がエリクトに21年前行った非道に落ち込み、スレッタとは疎遠。

⚫︎デリング:実は妻がアシムレイトの弊害のせいで死期早めてしまった悲しい過去があり、アシムレイトをベネリットグループで取り締まりながらも、アシムレイトをより安全なものにできないか研究中。

⚫︎プロスペラ:デリングの元でアシムレイトの研究をしている。一方、盗まれたルブリスのデータで作られた模造品を駆逐したいと考えている。それ以外は優しいお母さん。

⚫︎チュチュ:ニカ姉退学のショックを乗り越えて、世界大会に出場中。愛機は『デミバーディング』

⚫︎シャディク:なんか企んでる。

[11 スレ主 23/11/22(水) 03:49:40]

(あらすじやキャラは大体こんな感じかな。
疲れたので続きは明日……)

[12 スレ主 23/11/22(水) 04:01:15]

(ちなみに強さ比べでいえば、ざっくりこんな感じ。
　ただし必ず勝敗が決まるとは限らない。
SSR エリクト　メイジン　ケナンジ
SR+ グエル　ソフィ　ウィリアム
SR ラウダ　ジョーとかオリキャラ勢
R フェルシー　チュチュ
C その他モブ

　スレッタはガンプラだけならSSR)

[13 スレ主 23/11/22(水) 04:03:58]

(何が起きるんだろう……
とりあえず秒数は素数か)

[14 二次元好きの匿名さん 23/11/22(水) 06:16:01]

ほっしゅ

[15 二次元好きの匿名さん 23/11/22(水) 08:32:43]

相変わらず最適解しか出さない5号で笑った

[16 スレ主 23/11/22(水) 13:15:00]

(保守も兼ねてダイス。まずは気になるグエルの寝ぐら問題だ)

　二次予選前夜。

　寮にも実家にも帰りづらく、ラウダに見つかると気まずいグエルはどこで休む？

dice1d6=5 (5)

1.堂々と学園内に置いてたテントに戻る

2.フェルシーの部屋に行く(もちろん他の寮生には内緒)

3.スレッタの家に行く

4.フェルシーと一緒にスレッタの家に行く

5.適当に休める場所を探して休む

6.実は不眠症になっていたので、寝床は気にしない

[17 スレ主 23/11/22(水) 17:31:57]

グエル「じゃあ俺、今夜適当なところで野宿するからな。また明日……」

　ガシッ、とスレッタとフェルシーが引き留める。

スレッタ「昨日まで失踪してた人をひとりにできるわけないじゃないですか」

フェルシー「またいなくなるんスか？」

グエル「明日の試合あるのに逃げるわけないだろ！」

スレッタ「で、でもひとりは寂しいですよ？」

フェルシー「夜にぼっちしてて、気分が落ち込んだ挙句、海に飛び込みたくなるかもしれないじゃないッスか」

グエル「お前ら……俺をなんだと……」

　……と言うわけでやっぱりグエルはひとりにしてもらえない。

　なので……

dice1d6=5 (5)

1〜2.それでもひとりで過ごす

3.フェルシーの部屋に行く(もちろん他の寮生には内緒)

4.スレッタの家に行く

5.フェルシーと一緒にスレッタの家に行く

6.チームメイト( dice1d3=2 (2) )の部屋に泊めてもらう

(1.ジョー　2.ディルフィ　3.ウィル子)

[18 スレ主 23/11/23(木) 03:35:48]

スレッタ「そうだ！　グエル先輩、行くところがないならウチへ来るのはどうですか？」
フェルシー「ダ、ダダダメに決まってるだろ！　お前とグエル先輩を一つ屋根の下にして、間違いが起きたら……！」
スレッタ「じゃあ、フェルシーさんも一緒にどうですか？」
フェルシー「行く！」
グエル「待て待て待て！！　勝手に2人で決めるな！　俺にだって寝床を決める権利だって……」
スレッタ「ないです」
フェルシー「逃げたら困るッス」

　明日の試合はどこへやら。
　チームのみんなはグエルの寝ぐらについて話題が沸騰し始めた。
モブA「マジで同棲なの……？」
モブB「チッ！　アンタらやっぱそう言う関係だったのかよ！」
モブ C「ちょっとバンシィに値しねぇか……？」
ウィル「てめぇやっぱオスかよ！」
グエル(何故か俺が悪いみたいな空気に！？)

[19 スレ主 23/11/23(木) 03:49:10]

　と言うわけで試合前夜、練習及び作戦会議を終えたスレッタとグエルとフェルシーは、マーキュリー家に向かった。
スレッタ「ただいま〜」
　スレッタが玄関を開けると、下着エプロンのソフィが出迎えて来た。
ソフィ「お帰り、お姉ちゃん！　あ、ボブも一緒だったんだ。久しぶり〜」
　ソフィの格好にいやらしい意味はない。
　女の子同士2人だけの生活で、今は真夏。
　男の目が無ければ服装がだらしなくなるのも仕方のない事だ。
　そしてグエルがスレッタとフェルシーに眼球を潰す勢いで目隠しされるのも仕方のない事だった。
フェルシー「先輩、なに見てるんスか！　見ちゃダメッスよ！！」
スレッタ「ソフィさん！　服！　服着て！！」
ソフィ「？　別にいいんじゃない？　ボブだし」
　ソフィはグエルを男として見ていなかったのだろうが、何気ないその一言にフェルシーとスレッタを困惑させた。
フェルシー「どういう事ッスか？」
スレッタ「そ、その……もしかしてグエル先輩とソフィさん、そういう……」
グエル「お前ら、それより手をどけろ！　いい加減痛いだろが！」
ソフィ「もっと近くで見せてあげよっか？」
スレッタ「やめなさい！」
フェルシー「やめるのだ！」

(ダイスの関係で明日は急遽、ラブコメ回になった。色々ダイス振るかも)

[20 二次元好きの匿名さん 23/11/23(木) 07:02:42]

ほ

[21 二次元好きの匿名さん 23/11/23(木) 08:18:55]

超展開

[22 二次元好きの匿名さん 23/11/23(木) 11:35:56]

しゅ

[23 二次元好きの匿名さん 23/11/23(木) 20:06:13]

スレソフィフェルグエ

これなんてハーレムラブコメ？

[24 二次元好きの匿名さん 23/11/23(木) 20:43:53]

一気にギャグになっとるｗｗｗ
修羅場だ☆んばばｗｗｗ

[25 二次元好きの匿名さん 23/11/24(金) 01:01:19]

ほ

[26 スレ主 23/11/24(金) 07:34:44]

(ごめん、インフルエンザの煽りで職場で地獄見てた。勤労感謝の日に過労でぶっ倒れるとか笑えないギャグだったな。
　そして今日も職場は修羅場なんだ……。今夜更新出来なかったら12割くらいインフルのせいだと思ってください)

[27 スレ主 23/11/24(金) 07:47:12]

(とりあえず仕事前にダイスだけでも)

　グエルとフェルシーを迎えたマーキュリー家。

　父も母も長女も不在なこの状況で、まず何が起きるかな？

dice1d12=9 (9)

1〜2.フェルシーの美味し過ぎる手料理に、グエルもフェルシーもヘブン状態になる

3〜5..ぶっちゃけグエルが臭かったので3人がかりで風呂に閉じ込めた

6.↑に加えてフェルシーがこっそり風呂に浸入

7.↑に気づいたスレッタもなんとなく風呂に乱入

8.↑ついにソフィもそこへ介入する

9〜12.健全にそれぞれ風呂と食事を済ませた後、キャリバーンの整備に取り掛かった

※ちなみにこのスレはR18な表現はなしの方針です。今更な告知ですみません

[28 二次元好きの匿名さん 23/11/24(金) 08:10:27]

おおう、リアルも修羅場とは……スレ主様お大事になさってくだされ。くれぐれもご無理なさらずに。

>>27

健全！そして健全！！

[29 二次元好きの匿名さん 23/11/24(金) 11:53:36]

保守る

[30 二次元好きの匿名さん 23/11/24(金) 19:53:26]

保守

[31 二次元好きの匿名さん 23/11/24(金) 22:50:22]

えっちな展開にならなくても、スレッタの家に招かれて美少女3人と生活って時点で……

こんなのグエルでなきゃ許されないね

[32 二次元好きの匿名さん 23/11/25(土) 05:58:35]

ほ

[33 二次元好きの匿名さん 23/11/25(土) 07:27:41]

し

[34 二次元好きの匿名さん 23/11/25(土) 12:01:17]

ゅ

[35 二次元好きの匿名さん 23/11/25(土) 17:34:22]

保守

[36 スレ主 23/11/26(日) 00:02:58]

(ぼちぼち少しずつ進める)

　特に混浴とかなく、順番にお風呂に入ったスレッタ達。一番汚れていたグエルが一番風呂だった為、風呂上がり後の時間でスレッタのガンプラの整備に取り掛かっていた。

グエル「すごいな、このガンプラ。よくこれだけの無茶な構造を破綻なく成立させたもんだ」

ソフィ「ふふーん。そこは私とスレッタお姉ちゃんがね……」

フェルシー「ふ〜。いい湯だったのだ〜。あ、グエル先輩。それスレッタのッスよね？」

グエル「あぁ。スレッタのは一次予選で撃墜寸前まで追い込まれてボロボロだったからな。ミーティアがなければやられてた」

フェルシー「なら、私もやるッス。明日はスレッタにも活躍してもらわないと、私も次に勝ち進めないッスから」

グエル「あぁ、頼む」

　スレッタがシャワーを浴びている間に、3人は明日の試合の為にキャリバーンの整備をずっと続けていた。

　さて、部屋割りだが……

dice1d6=3 (3)

1〜2.グエルだけエリクトの部屋で寝る

3.スレッタが気を遣ってグエルとフェルシーをエリクトの部屋で寝るようにする

4.スレッタとフェルシーとグエルで川の字になって寝る

5.みんなで州の字になって寝る(二画足りない？　ならぬいぐるみでも間に入れればよろしい)

6.間違いが起きないようにと、ソフィがグエルと寝て、スレッタがフェルシーと寝るようにする

[37 スレ主 23/11/26(日) 00:17:51]

ソフィ「いいの？　お姉ちゃん」

スレッタ「はい、グエル先輩はフェルシーさんとお付き合いしてるんです。今のグエル先輩はひとりにしてはいけませんし、フェルシーさんならいいかな、と」

ソフィ「ふーん」

エリクト「はっ！！(ニュータイプ的なSEが鳴る)」

プロスペラ「どうかしたの？　エリィ」

エリクト「わ、私の部屋がラブホテルにされてる予感が！！」

プロスペラ「…………あなた疲れてるのよ。ごめんなさい。私があなたを困らせるような話したせいで……。今日は休みなさい」

メイジン「私の部屋が！？　ヤリ部屋に！！」

シャディク「いやぁ……少なくともまだ君のではないよ？」

　そしてフェルシーとグエルは……

dice1d6=4 (4)

1.グエルの悩みについて語り合ってから眠った

2.明日の試合の話をしてから眠った

3.スレッタの事を話し合ってから眠った

4.ガンプラについて話し合ってから眠った

5.グエルが疲れ切ってすぐ眠ってしまったので、フェルシーはこっそり頬にキスして眠った

6.「グエル先輩が悪いんスよ」しちゃった

[38 二次元好きの匿名さん 23/11/26(日) 08:04:36]

健全

[39 二次元好きの匿名さん 23/11/26(日) 18:34:04]

保守

[40 スレ主 23/11/27(月) 00:11:13]

>>37

(やっぱり昨日凄まじく疲れてたらしい。

アホなミスやらかしてるけど、みなさんお気づきかな？(いつもやらかしてはいるけど))

　エリクトのお部屋を借りて就寝するフェルシーとグエル。

　消灯して暗くなった部屋の天井を見つめながら、フェルシーはグエルに話しかけた。

フェルシー「グエル先輩は、いつからガンプラを触るようになったんスか？」

グエル「そうだな……きっかけは父さんがくれたガンプラで……それがカッコよくて。それでその後すぐ、ガンプラはバトルができる事を知って、思わずそのガンプラを片手にバトルできるところを探しに行ったっけなぁ」

フェルシー「幼い頃のグエル先輩、なんと言うか……可愛いッスね」

グエル「……まぁ、すぐバトルでガンプラぶっ壊して泣いたんだけどな」

フェルシー「泣いたんスか？　意外ッス」

グエル「負けた悔しさもだけどな……何より、父さんからもらったオモチャをすぐに壊してしまった事がショックだったんだ。もっと大切にすればよかったって言うのもあった。父さんに怒られるんじゃないかって恐くなったのもあった。だけど……」

　グエルの声には懐かしむような、穏やかで嬉しそうな響きがあった。

グエル「……父さんは、俺の頭を撫でてくれたんだ。「お前はそのガンプラで精一杯遊んだだけだ。だから胸を張れ。そしてもっと楽しめ」ってさ」

フェルシー「……いいお父さんッスね」

　フェルシーの声にグエルは複雑な感情のこもった声で応える。

グエル「……あぁ。カッコいい父さんだよ」

　眠くなって来た。グエルは微睡の中で思い返す。

グエル(そう言えば……あの時、どんなガンプラで遊んでたんだっけ……)

　それをやっと思い出した頃、グエルは完全に眠りについた。

dice1d6=3 (3)

1〜2.ZZガンダム

3.デスルター

4.ゴッドガンダム

5.ガンダム

6.フルバレットザク(ジョニー・ライデンカラー)

[41 スレ主 23/11/27(月) 00:17:51]

グエル「むにゃ……デスルターをもっと強く……」

フェルシー「先輩？　……眠ったみたいッスね。じゃあ、おやすみなさい。グエル先輩」

　フェルシーもグエルの頬に軽くキスした後、眠りについた。

　さて、一方でスレッタ。

　フェルシーにグエルを譲ったものの、気にならないはずもなく……？

dice1d100=49 (49)

1〜10.まったく気にしてない

11〜40.少し気にはなるけど、問題なく眠れる

41〜60.結構気になっているが、なんとか眠れた

61〜80.壁に耳を当てたり落ち着かず、睡眠時間が減った

81〜95.かなり気になって少ししか眠れない

96〜100.一睡もできない

[42 スレ主 23/11/27(月) 06:16:10]

(せるほ)

[43 二次元好きの匿名さん 23/11/27(月) 16:41:58]

ほしゅどす

[44 二次元好きの匿名さん 23/11/28(火) 02:29:10]

保守

[45 スレ主 23/11/28(火) 03:48:28]

(ごめん。オルフェンズ見返してた。
　インフル落ち着いたから明日からペース上げて行きます)

　グエルと共同生活開始で一時はどうなるかと思いきや、割と平和にみんな休めたマーキュリー家。

　そしてついに第二次予選当日。
　一次予選通過者182名。この内の約半数が今日、脱落する事になる。
　スレッタ達は全9試合中の真ん中、5試合目で戦う事になる。

セセリア「白熱しております第二次予選、第3試合は赤チームの10名が2-1で逆転勝利です！　解説のスメラギさん、今の試合どう思われますか？」
　セセリアに促されて、本日のゲスト解説者スメラギ・李・ノリエガはウイスキーを飲む手を止めた。
スメラギ「とてもいい試合だったわ。でも青チームはきっとこのルールの元となった『戦場の絆』をやり込んでる人が多かった。むしろその経験が枷になったのかしらね」
セセリア「……と、いいますと？」
スメラギ「『戦場の絆』と今日のガンプラバトルは似ていてもまるで別物なの。私もガンダムの戦術ゲームではよく戦術予報をしているけど、今回の場合は『ガンプラは自由』である事を忘れてる選手が多かったように見えたわ。高機動な可変機も多く、マップも今日の試合用に拡張改造されてて、本家『戦場の絆』の常識に縛られていたら、対応できない事態が何十パターンも考えられるわね」
セセリア「なるほど。では、スメラギさん。続く第4試合の前に一度ウイスキー飲むのをやめましょうか」
スメラギ「いやよ！　今日はわざわざ馬鹿ビリーの結婚式の招待断って来たんだから！　せめて飲まなきゃやってられないのよ！　何よ、あの女ぁ！！」

フェルシー「婚期を逃すって恐ろしい事なのだ……」
スレッタ(今日の解説役の人、変な人だなぁ……)

[46 スレ主 23/11/28(火) 04:17:49]

(まだスレッタ達の前に1試合あるけど、そろそろ、例のダイスを振っておこう)

・スレッタ達の相手チームに発生する致命的な弱点

dice1d6=4 (4)

1〜2.全機に搭載したIフィールドの弊害で出力やエネルギー消費に影響

3〜4.ビーム耐性はともかく物理耐性が紙

5.Iフィールド発生中、自身が撃ったビームもフィールド内部で乱反射して自機を軽く焼きながら消滅する。そして試合が始まるまでそれに誰も気づいていない

6.急造のIフィールド発生装置取り付けに伴う構造的欠陥で、ガンプラのパーツ耐久性がボロボロ。少し過激な運動をしただけで自壊する

・その時不思議な事が起こった

dice1d10=7 (7)

1.ウォンが突然「二次予選の勝利チームから各自のスコアを計算し、各チームから上位4名のみを本戦に進出させます」とか言い出した

2.相手チームがさらに弱体化した

3.相手チームが弱点を克服した

4.何故か試合が10対10対10の三つ巴に変更された

5.メイジンがグエルに惚れた

6.スレッタが新たな力に覚醒した

7.ミオリネがよりを戻しに来た

8.ニカの密かな工作により、全てのルブリスモドキが全滅した

9.グエルがシャディクに刺された

10.何を思ったのかエリクトがマスクをグエルに譲渡。グエルは『仮面ファイター0号』として大会に復帰する

(やべぇ。このダイス、パルプンテ過ぎる)

[47 二次元好きの匿名さん 23/11/28(火) 09:10:40]

ほ

[48 二次元好きの匿名さん 23/11/28(火) 19:39:08]

保守

[49 スレ主 23/11/29(水) 00:01:43]

(保守感謝。
　一難去ってまた一難。
　まさかここでミオリネ戻ってくるとか、チャート組めなくて困った。というかガチ修羅場になるよこれ。
　ごめん。一晩考えてみたけど、どう考えてもロクな展開にならなかったので、もう一晩考えてみる)

[50 二次元好きの匿名さん 23/11/29(水) 06:02:55]

保守

[51 二次元好きの匿名さん 23/11/29(水) 14:06:47]

保守（ダイスふり直してもいいのよ）

[52 二次元好きの匿名さん 23/11/29(水) 19:02:50]

ほしゅ

[53 スレ主 23/11/30(木) 02:39:56]

セセリア「いよいよ注目の第4試合！　この試合の赤チームにはなんと！　メイジン・カワグチが参加してます！　しかもさらに仮面ファイター0号とノゴロー選手も入り、とても強力なチームになってます！」
スメラギ「確か、この試合だけは総勢22名参加だったわね。11対11の試合と言うことかしら？」
　スメラギの質問に、セセリアは目を逸らす。
セセリア「いいえ、赤10名対青12名ですね」
スメラギ「……どうして？　そんなのフェアじゃないじゃない」
セセリア「すみません。これ大会主催者が決めた組み合わせなんですね。何故かこの試合だけそうなったんです。……あ、会場のみなさん、他の試合とチーム編成については完全にランダムです。私も確認してますので、誤解なきようにお願いします」
　スメラギは酔いが覚めたように少しの間熟考し、すして「なるほどね」と微笑んだ。

スレッタ(エリクトお姉ちゃん……大丈夫かな。なんで相手チームだけ2人も多いんだろ？)
　自分達の試合の前に緊張ほぐすため、観客席の隅でひとり静かに姉や他のライバルが参戦する試合を観戦するスレッタ。
　そこへ懐かしい凛とした少女の声がかけられた。
ミオリネ「スレッタ」
　スレッタは今から開始する眼前の試合を忘れ、声に振り返った。
スレッタ「ミ、ミオリネ……さん」
　顔を合わせなくなってから数週間程度。
　なのにまるで何年も前から遠くにいたような気がした。
スレッタ「デ、デリング総裁はもう元気になったんですか？　もう大丈夫なんですね？」
ミオリネ「スレッタ。お願い……また、私とやり直させて」
　白熱するガンプラバトルも、ギャラリーの歓声も、全てが遠く、別世界のように感じられた。

[54 スレ主 23/11/30(木) 03:18:14]

　青チームはその数の暴力を頼りに即座に勝負を決めにいった。
　ザクタンクV6を操り拠点攻撃を狙う大将ユニ・クロウはチームメイトに素早く指示を出していた。
ユニ「へへっ、相手は2枚足りないんだ！　ツイてるぜ！　シマムラ、ザラ、ムジルシ！　敵の防衛網にジェットストリームアタックを仕掛けろ！」
青チームメイト「「「了解！」」」
　V6は容易く拠点砲撃地点に到達。砲撃を開始した。
ユニ「チョロいもんだぜ。あのビッグトレーが落ちるまで3分……。仮に撃破されてリスタしてもタイムロスは5分くらいか？　それくらいならウチの拠点防衛は余裕で耐えられるな」
　そこへ青チーム拠点防衛の指揮官アディ・ダースから通信が入る。
アディ〈ユニ、悪いがシゲの『グランドスラム』を予定より早く撃墜してしまった。そちらの近くで再出撃されるはずだ〉
　赤チームのグランドスラム。確かに強敵ではある。だがそれが拠点防衛に回るくらいはユニにとって問題ではなかった。
ユニ「あぁ、そう言うこともあるだろ。気にせずさっさとネズミ退治しててく……おっ？」
　再出撃したグランドスラムは、こちらのタンクを攻撃するわけでも、赤チームのタンクを護衛するわけでもなく、赤チームの拠点ビッグトレーの上に乗ると、巨大な対艦刀を引き抜いた。

[55 スレ主 23/11/30(木) 03:21:18]

ユニ「……フン、捨てゲーかよ」
　珍妙な光景だが、ユニは拠点砲撃の手を止める事はない。
　V6から敵拠点へ新たな砲弾が発射される。
　すると放物線を描いてビッグトレーに直撃するはずのそれを、なんとグランドスラムは対艦刀で斬り払ったではないか。
ユニ「ぬっ……ま、まぐれだろ！」
　2発、3発と砲撃を続ける。着弾点もズラしながら。
　だがそれらもまたグランドスラムは容易く砲弾を斬り払い、拠点への損傷をゼロにした。
ユニ「厄介なゴールキーパーだな。もっかいブチ壊してやるしかないか……」
　軽く冷や汗をかくユニ。
　そこへ追い討ちをかけるように自軍から焦りの隠せない声で通信が入った。
アディ〈ユニ！　防衛隊は全滅だ！　今から再出撃するが、敵はやばい！　赤と青のエアリアル、どうしようもないんだ！　早く拠点を落としてくれ！　こちらの拠点がもたない！〉
　同時に、自身の護衛をしていた3機が爆ぜるのが見えた。これで彼らをグランドスラムに差し向ける事もできなくなった。
　ユニは青ざめ、アディに問いかけた。
ユニ「なぁ、アディ。この12対10って、もしかして俺らにはアイツらに勝てないだろうって言う、屈辱的なハンデなんじゃねぇか？」
　3秒後、2機のエアリアルの狙撃によって、ユニのザクタンクV6はあっけなく蒸発した。

　結局その試合は2-0で赤チームのストレート勝ち。
　観客達は圧倒的な彼らの力に震えながら狂喜した。

[56 スレ主 23/11/30(木) 03:43:33]

　遠くのような歓声の中。
　誰にも気づかれない2人きりで。
　スレッタはミオリネに問いかけた。
スレッタ「やり直すって……何をやり直すんですか？」
ミオリネ「あなたとの、関係よ」
　ミオリネは震えながらも毅然と即答した。
ミオリネ「私、あなたの事が一時期は怖くなったりもした。あなたの家族の事を知って、あなたのそばにいる事に罪悪感を感じたりもした。
　……でもね。分かっちゃったのよ。
　私、本当は……あなたの事が……」
スレッタ「ミオリネさん！」
　スレッタは咄嗟にミオリネの言葉を遮った。
スレッタ「……ご、ごめんなさい。その話、また後にしてもらえますでしょうか？」
ミオリネ「な……どうして……」
スレッタ「今！　……こ、これから試合なんです。集中したいんです……。試合終わったら、いっぱい、話せ、ます……から」
　スレッタの動揺して不安定な声に、ミオリネも頷く。
ミオリネ「そうね。ごめんなさい。タイミングが悪かったわね……。また、後でね」
スレッタ「は、はい……」
　スレッタは逃げるように選手控え室へと走った。

フェルシー「お、来た来た」
グエル「おせぇぞ、スレッタ。試合すぐなんだ。お前がしっかりしてないと……………おい」
スレッタ「…………」
グエル「おい！」
スレッタ「ッ！？　は、はい！」
グエル「……お前、何かあったのか？」
スレッタ「だ、大丈夫です！　お姉ちゃんの試合観てびっくりしただけですよ。あは、あはは……お姉ちゃんやっぱり強いや。あれだけたくさん撃墜するなんて……」
フェルシー(変だな。さっきの試合、仮面ファイター0号の撃墜数はたった2機。ほとんどメイジンにハイエナされたか、トドメを譲ったはずなんだけど)

　スレッタの目は泳ぎ、心臓は早鐘のように鳴っていた。頭の中は色んな感情や思考でドロドロに渦巻き、その手の震えは止まらなかった。

[57 二次元好きの匿名さん 23/11/30(木) 06:25:23]

ほ

[58 二次元好きの匿名さん 23/11/30(木) 16:35:11]

ほしゅ
スレッタ大丈夫か？

[59 スレ主 23/11/30(木) 21:01:55]

・スレッタのコンディション

dice1d70=29 (29) -100

・チームメイト達のスレッタへのフォロー

dice3d20=2 20 6 (28)

　上記の合計によって試合の1戦目の結果が大きく変動する。目安として-50以下では敗北確定

[60 二次元好きの匿名さん 23/11/30(木) 23:13:07]

これは少し錯乱してるレベルですね

[61 二次元好きの匿名さん 23/12/01(金) 03:40:10]

ほ

[62 二次元好きの匿名さん 23/12/01(金) 12:14:24]

し

[63 二次元好きの匿名さん 23/12/01(金) 19:17:13]

ん

[64 二次元好きの匿名さん 23/12/02(土) 01:49:05]

保守
インフル流行ってるし、二度かかる人出てるらしいね

[65 二次元好きの匿名さん 23/12/02(土) 09:51:06]

ほ

[66 二次元好きの匿名さん 23/12/02(土) 19:32:38]

しゅ

[67 スレ主 23/12/03(日) 02:43:31]

(すみません、バテてました。
　あとやっぱり展開悩んでました。
　スレッタすごくピンチで、負けるかもしれないけど、スレ方針としてはこのまま行きます。
　とりあえずスレッタのコンディションは負け確をギリギリ回避してるので、1戦目の続きからですね)

[68 二次元好きの匿名さん 23/12/03(日) 09:07:54]

保守

[69 スレ主 23/12/03(日) 20:05:34]

グエル〈……ッタ！　スレッタ！　おい、聴こえてるか！？〉

　我に帰るスレッタ。

　目の前のモニターには『再出撃まであと60秒』の表示があり、その数字は毎秒減って行く。

スレッタ「あ、あれ……？　私、何してたんだっけ？

　試合、始まったんですよね？」

グエル〈本気で言ってんのか……。もう試合開始から7分経ってるんだぞ。お前は、キャリバーンのビームが効かないからって、その箒みたいな武器で強引に敵機に殴りかかって、返り討ちにあって……今ので3落ち目だ！〉

スレッタ(落とされた？　キャリバーンが……3回も？)

グエル〈落ち着け、スレッタ。状況は最悪だが、まだ拠点は生きてる。敵タンクも撃破して戦線も上げられたから、まだ防衛の時間はある。敵の拠点にもダメージは与えつつある。

　お前にはリスタートと同時にその箒で敵拠点へ突撃して欲しい。少しでも早く拠点を破壊する為だ。

　……わかるか？〉

スレッタ「あ、はい……」

　戦場はグレートキャニオン。

　拠点はどちらのチームも、玉ねぎのようにマップ端に鎮座しているアッザム

　スレッタ達赤チームのアッザムの耐久は、砲弾何発分かな？

dice2d4=2 3 (5) 発分

　青チームのアッザムの耐久は、同換算でどれくらいかな？

dice3d5=1 5 2 (8)

[70 スレ主 23/12/04(月) 04:47:13]

(寝落ちしてた)

[71 二次元好きの匿名さん 23/12/04(月) 09:01:40]

保守

[72 スレ主 23/12/04(月) 12:32:26]

　拠点の残り耐久は対拠点弾に換算して3発分。

　スレッタが錯乱している間もチームは割と善戦していたようだ。

セセリア「青チーム、戦線を再び上げながら赤拠点を目指します。……おおっと！？　3落ち目からのリスタートしたキャリバーン、迷わず青拠点に突っ込んで行きます！　これはヤケでしょうか！？」

スメラギ「いいえ、案外最適解かもしれないわ。キャリバーンのビーム砲は火力がそこそこ高く、タンクの対拠点弾以外に耐性を持つ拠点にも一定のダメージが期待できるわ。5〜6発撃てば対拠点弾1発分にはなるでしょう。なにより、これは青チームへのプレッシャーになる」

　キャリバーンが青チームの拠点に突撃するのを見た青側のガンプラが1機、キャリバーンを潰しに来た。

青モブA「3落ちの雑魚がカルカン(※)なんて生意気なんだよ！」

スレッタ「来た！　なんとか引きつけつつ、拠点にダメージを与えないと……！」

　まだ動揺は止まらず、手の震えも止まらないが、少しは落ち着いたスレッタ。

　いよいよ正念場。

　ここからは3フェイズに分けて展開は進む。その間にスレッタ達は相手チームに追いつけるか。

　1フェイズ目(現在3ポイント差)

dice1d6=5 (5)

1.スレッタの砲撃で拠点を削れた！(+1)

2.スレッタが狙撃で撃墜された！(リスタ)

3.敵ガンプラの弱点を突いて敵防衛に隙ができた！(+1)

4.味方タンクがやられた！(-2)

5.ジョーが撃破されて防衛に隙ができた！(-1)

6.フェルシーちゃん無双で敵タンク撃破！(+2)

※カルカン:俗語。「猫まっしぐら」なペットフードにちなんで、「まっしぐらに突っ込むプレイヤー」を指す

[73 スレ主 23/12/04(月) 19:58:02]

セセリア「おおっと、赤の5番機がやられました！

ジョー選手のボクシングガンダム、ここへ来て初めての撃墜です！」

スメラギ「ずっと拠点防衛耐えてきたものね。今回のルールでは拠点に回復効果がないから厳しいわね」

セセリア「何にせよ、赤チームはこれでわずかに防衛網に隙ができました！」

ジョー〈わりぃ。すぐに立て直す〉

グエル「頼むぞ、ジョー！」

　撃墜から10秒でリスタートしたボクシングガンダムが防衛に回る。相手のガンプラはIフィールドでビーム耐性は完璧だが物理耐性が乏しく、ボクシングガンダムの打撃力をもってすれば盾ごと撃破するのも容易かった。

　だが、リスタ分の時間差で敵タンクの砲撃を余計に許してしまった。

スレッタ「くっ、私のせいだ……。私のせいで負けちゃう……！　そんなの嫌だ！」

　味方拠点の耐久はあと3発分。敵拠点はまだ7発分くらいだ

2フェイズ目(4ポイント差)

dice1d6=2 (2)

1.スレッタ、怒りのトランザム(+3)

2.フリーになったウィリアムのヅダが拠点への狙撃を敢行する(+2)

3.ディルフィがやられた！(-1)

4.まさかのフェルシー無双(+1)

5.ジョーが敵タンクを撃破！(+1)

6.敵がバストライナーを絶妙なタイミングで使ってきた。防衛が間に合わない！(-2)

[74 スレ主 23/12/05(火) 03:20:14]

　拠点攻撃をしながら敵の射撃を避け続けるのにも限界はある。

　ついにキャリバーンは敵に背後を取られた。

スレッタ「しまった！　まだ拠点へのダメージ足りてないのに……！」

青モブA「落ちろぉ！　3落ち女ぁ！！」

　敵のライフルの照準がキャリバーンに合わさる。

　だがその時、その敵機は左斜め後方から放物線を描いて飛翔する砲弾に胴体を貫通されて爆ぜた。

ウィル〈大丈夫？　スレッタ。時間ないから私もできる範囲で拠点を狙い撃つよ。タンクの護衛と拠点防衛と囮の兼任だけど〉

スレッタ「ウィリアムさん！　ありがとうございます！」

　さすがヅダの機動性だ。たやすくグレートキャニオンの山頂部に飛び乗って狙撃ポイントを確保していた。しかも敵に追われても逃げ足が早く、別の狙撃ポイントに移るのも容易い。

グエル〈自軍拠点はあと1発しかもたない！　相手の拠点をなんとか1秒でも早く落としてくれ！〉

　1戦目決着の時。果たしてスレッタ達の攻撃は届くか……

3フェイズ目(2ポイント差)

dice1d6=4 (4)

1〜3.届かない。自軍拠点のアッザムが焼き玉ねぎみたいになっちゃった

4.2つのアッザムが同時に爆ぜた(+2)

5〜6.スレッタ達が勝利した(+3)

[75 二次元好きの匿名さん 23/12/05(火) 09:13:41]

引き分けか

[76 スレ主 23/12/05(火) 16:48:53]

　敵タンクが放つ最後の砲弾が自拠点に到達するその一瞬。

　味方タンクの砲撃とキャリバーンのバリアブルロッドライフルのビームとヅダFの95mm弾を同時に受けた敵拠点が爆発し、その刹那にも満たない一瞬の差で自拠点も爆ぜた。

　観客席は「どっちが先だ！？」「赤だろ！」「いや、青だね！」とざわめく。

セセリア「えー、ただいまの第5試合1戦目の決着ですが、あらかじめ主催側がルールを決めています。

『拠点が同時に破壊された場合、それが明らかに1秒未満の差なら引き分け』となります」

スメラギ「まぁ、1秒未満差で自軍の拠点が落とされたなら、本当の戦争の場合は敵拠点とどっちが先かなんて些末な問題よね。スピードカメラいらずで誤審も起きないいいルールね」

セセリア「1戦目からとても熱い激戦でしたね。それでは、各チーム20分間クールタイムを挟んでから2戦目に入ります」

　控室に戻った赤チームことスレッタ達。

　ジョーは壁を殴り、歯軋りする。

ジョー「くそったれ！　俺があの時あと1秒持ち堪えていれば1戦目を落とさず済んだのによ！」

ディルフィ「まぁまぁ、気楽にしようぜ！　これであと2回はガンプラバトルできるって事じゃねぇか！　俺はみんなと一緒に戦えるの嬉しいぜ？」

モブメイト達((なんでこの人こんなにポジティブなの？))

　グエルは選手達の疲労を見て、少し休憩を挟んだから2戦目のブリーフィングを始めようと思っていたが、やはりどうしても気になる事があった。

グエル「スレッタ」

　名前を呼ばれたスレッタは、ビクリとしてからグエルに振り向いた。

スレッタ「な、なんでしょうか？」

グエル「お前……やっぱり何かあっただろ」

　スレッタは……

dice1d6=2 (2)

1〜3.「何もないです」と嘘を吐いた

4〜5.「ちょっと、びっくりする事があっただけで、もう大丈夫です」と誤魔化した

6.「グエル先輩には言えません」と答えた

[77 スレ主 23/12/06(水) 02:13:59]

スレッタ「なんでもないです……」

　スレッタは目を逸らして嘘を吐く。

　もちろんバレバレだ。

グエル「俺にも話せない事かよ……。まぁ、今はそんなの気にしてる場合じゃないな。スレッタ、次はちゃんとやれるか？」

スレッタ「え……あっ、はい」

　結局スレッタは何も打ち明けずに、2戦目へ向かう事になる。

　戦場はルナツー。

　本来なら補給艦コロンブスやパプアが拠点になるはずだが、その代わりにしては大き過ぎる拠点が2つ、宙空に浮かんでいた。

　宇宙用超大型空母ドロス。全長400mに及ぶそれは、自軍拠点側から敵拠点のものが見えるほど巨大だった。

ジョー「『巨大な敵を撃てよ』ってヤツか。これはやりがいがありそうだぜ」

ディルフィ「デッケー！！　アレ乗ってもいいか？」

ウィル「なんかさ……。あれだけデカいとどこから撃っても当てられそうだね。宇宙だから低重力だし」

　それはそうとスレッタのコンディションは……

dice1d6=1 (1)

1〜3.まだ動揺しているが多少はマシ

4〜5.気持ちを切り替えたので大丈夫！

6.グエルに問い詰められてまた精神的に極限状態に

[78 二次元好きの匿名さん 23/12/06(水) 06:13:39]

保守

[79 二次元好きの匿名さん 23/12/06(水) 16:03:00]

補

[80 二次元好きの匿名さん 23/12/07(木) 00:15:13]

手

[81 スレ主 23/12/07(木) 06:27:47]

　2戦目。

　グエルの作戦でスレッタのキャリバーンは拠点落とし要員になった。

　1戦目とは違い、フィールドに各チーム1台ずつ配備されているバストライナーに乗って、拠点ドロスを砲撃。バストライナーが撃破されたらキャリバーンは脱出してそのまま敵拠点に突っ込む作戦である。

　

グエル「いいか。敵はIフィールドでビームが効かない。ビーム兵器しかないキャリバーンに対MS戦は厳しい。そしてその反面、紙装甲で物理耐性がないから……」

ジョー「鉄血のオルフェンズみたいに殴り潰せばいいんだろ？　俺の十八番じゃねぇか」

ディルフィ「任せろ」

ウィル「私のヅダFが実弾狙撃銃でよかったよ。マジで」

グエル「守りはこの際放棄する。全員でタンクとバストライナーを護衛し、設置兵器によるわずかな時間稼ぎの隙に速攻で敵拠点を破壊する。

　……幸運を祈る。みんななら勝てると信じているぞ」

　そして2戦目が始まる。

　グエルの作戦は……

dice1d6=4 (4)

1.完璧に成功！　2戦目の圧勝により、相手チームは3戦目を棄権した！

2〜3.大成功！　2戦目大勝利！

4〜5.概ね成功だが、敵も予想以上の底力を発揮してきた！

6.裏をかかれて大ピンチ！

[82 二次元好きの匿名さん 23/12/07(木) 16:47:12]

ほ

[83 二次元好きの匿名さん 23/12/07(木) 22:14:44]

し

[84 二次元好きの匿名さん 23/12/08(金) 00:32:04]

ここでミオリネがしっとり枠で出てくるとはな、この李白の目をもってしても

[85 二次元好きの匿名さん 23/12/08(金) 09:01:24]

ゅ

[86 スレ主 23/12/08(金) 19:49:39]

(セルフ保守
今夜と明日で進めていきます

あと一応エアリアルのスミ入れできました
スミ入れは奥が深い)

[87 スレ主 23/12/09(土) 00:39:51]

　どうやら相手チームもただではやられないらしい。

　具体的な状況は……

dice1d6=4 (4)

1〜3.5:5で拮抗している

4.4:6で劣勢になっている

5.6:4で優勢になっている

6.7:3で優勢になっている

　彼らの底力とは……

dice1d6=6 (6)

1〜2.自分達の弱点に気づいた事で対策を講じ始めた

3〜5.単純に追い詰められて精神が研ぎ澄まされた

6.実はみんなアシムレイトの才能があった。そして覚醒した

[88 二次元好きの匿名さん 23/12/09(土) 00:41:29]

うっそだろおい

[89 二次元好きの匿名さん 23/12/09(土) 00:41:31]

あっ（察し）

[90 スレ主 23/12/09(土) 04:02:24]

(最近進めにくくなってる最大の理由はダイス事故なきがする。今回はまだ致命的ではないけど、また負ける可能性出てきたよ。
　なんだろうね、このスレのダイス……)

[91 二次元好きの匿名さん 23/12/09(土) 13:09:51]

保守

[92 スレ主 23/12/09(土) 19:07:38]

グエル「な、何が起きてるんだ？　作戦は成功しているはず……！？」

モブメイトA〈直撃！？　あぁああっ！！〉

〈6番機がやられました〉

モブメイトB〈ここまでか！〉

〈7番機がやられました〉

モブメイトC〈母さん、僕のピアノ……〉

〈8番機がやられました〉

モブメイトD〈アレはいいものだ！！〉

〈9番機がやられました〉

モブメイトE〈間に合うものか……〉

〈10番機がやられました〉

　次々と撃破されていくチームメイト達の断末魔(※もちろん生きてます)。

　連続して表示される被撃墜通知。

　そしてモニターで表示されている敵機達はなんという事か。まるで種割れしたキラのような、あるいはOSを書き換えられたストライクのような、急に動きが別モノのごとく豹変していた。

　全てがグエルを困惑させるに十分な条件だった。

グエル(この感じは知ってる。スレッタやエリクトに近いな……。まさかコイツら全員がアシムレイト能力に覚醒したと言うのか？)

　グエルに策は……

dice1d3=2 (2)

1.ある

2.賭けに近いが、あるにはある

3.ない。もはやスレッタ達を信じるしかない

[93 スレ主 23/12/09(土) 19:29:18]

青モブA〈逃すかよ、芋スナイパー！　お前を野放しにしたのが1戦目の敗因なんだよ！〉

ウィル「やれやれ、ずいぶん徹底して噛みついてくるね。私の仕事ができないじゃないか。しつこい男は女の子にモテないよ」

青モブA〈あぁ、心配するな。俺はゲイだ〉

ウィル「えぇー……。……！？　なっ、しまった！」

　敵機と鬼ごっこしていたヅダFだったが、いつの間にかイフリートと挟み撃ちにされていた。

　直前までレーダーに反応がなく、追い込まれていたのだ。その理由に気づき、彼女は舌打ちをする。

ウィル「チッ、あのイフリート……さては実はナハトのステルス積んでるね。1戦目ですぐに気づいて索敵報告するのが狙撃手の仕事なのに、迂闊だったか」

　かくしてヅダFは撃墜された。

　暗転したモニターを前にして、ウィルは水分補給しながら20秒後の再出撃を待つ。

　そこへグエルから通信が入った。

グエル〈ウィリアム、アンタにしか頼めない作戦なんだが〉

ウィル「やだ」

グエル〈オイ！？〉

ウィル「この世界から貴重な美少女を2人も食いものにしてるような奴の話なんて聞けないね」

グエル〈何言ってるんだ、アンタは……〉

ウィル「嘘だよ。ちょっとムカつくステルス機ち噛まれてイライラしてたんだ。……で、作戦は？」

dice1d6=1 (1)

1〜3.撃破目的からダメージを与える事に切り替え、アシムレイトの弱点を突く。ヅダFの狙撃銃は拡散弾も撃てるので便利

4〜5.全機撹乱と時間稼ぎに切り替え、タンクとバストライナーを死守する。特にヅダFは囮を全力でやる

6.こっそり大会運営にアシムレイト使用をチクっちゃう

[94 二次元好きの匿名さん 23/12/10(日) 06:05:46]

保守る

[95 二次元好きの匿名さん 23/12/10(日) 15:02:43]

捕手る

[96 スレ主 23/12/11(月) 00:29:57]

　赤チームの拠点付近。
　青チームのタンクとその護衛が岩陰に潜んでいた。
　タンクはドロスへの砲撃を行い、護衛は赤チームのリスタートへの警戒する。
青モブB〈なんか静かですねぇ……。アンチタンクの奴らもいないし、1戦目と大違いだ〉
青モブC〈拠点防衛用の戦力も軒並み向こう(青ドロスへの攻撃)へ回してんのかもな〉
　呑気に2人きりで会話する青チームの2人。
　だが、遥か数km離れた宙空のヅダFはあまりに保護色が強すぎて2人には気づけなかった。
　岩陰からはみ出て隠しようがなく、タンクの2本ある砲塔の片方が爆ぜた。
青モブB〈な、なんだ！？　狙撃か！？　……いや、気にするな！　スナイパーの方向からはお前は死角だ！　落とせない！　残った方の砲塔だけで拠点を落とせ！〉
　護衛の言葉に対してタンクから返事がない。まるで怯えているようだった。
青モブB〈おい、どうした！？　返事しろよ！〉
青モブC〈い、痛い……。なんだこの痛みは……〉
青モブB〈何言ってるんだ！？　これはただのガンプラバトルだぞ！〉

ウィル「ところがギッチョン、ってね」

　ヅダFの続いて撃った拡散弾が、護衛の足を蜂の巣にした。本体は上手く隠れていて撃墜には遠く及ばない。
青モブC〈はっ、散弾ではなぁ！　……ぬっ！？　な、なんだこの痛みはぁ！？〉
　護衛もタンクも、未知の痛みに狼狽し、動きが一気に鈍くなった。もはやリスタートした赤チームの機体が制圧するのも容易い。

グエル(悪いな……。趣味のいい戦い方じゃないが、これしか勝つ方法が見つからなかったんだ)

[97 スレ主 23/12/11(月) 00:43:05]

青モブD〈ヒィイッ！！　痛い痛い痛い！！！〉

青モブE〈何が起きてるんだよ！？　まさかガンプラバトルってデスゲームだったのかよ！〉

青モブF〈助けてララ…お母さん！！〉

　阿鼻叫喚の青チーム。

　ヅダFの弾丸を拡散弾に切り替えた事で、確実な撃破はできなくなったが、命中率は遥かに向上した。

　その結果、アシムレイトの能力を覚醒したばかりの彼らは未知の苦痛を味わう事になった。そもそもアシムレイトを使っている自覚すらなければ、混乱するのも無理はないだろう。

グエル「みんな、敵はもう集中力が限界だ！　アシムレイトもすぐに使えなくなるはずだ！　一気に逆転するぞ！！」

　ルナツーを戦場にした2戦目も大詰め。

　一時期は劣勢だったが、グエルの作戦により戦況は逆転しつつある。

　果たして勝つのは？(合計数の多い方が勝ち)

赤チーム(スレッタ達)

dice5d500=202 372 4 43 483 (1104)

青チーム

dice5d400=294 326 71 308 92 (1091)

[98 スレ主 23/12/11(月) 00:55:57]

セセリア「2戦目！　赤チームが僅差で勝利しました！！」

観客「「おおおおおおっ！！！！」」

　なんとか白星を取れた事に安堵するグエル。

　もちろんスレッタ達も安堵した。

セセリア「さぁ、3戦目を前に休憩時間を挟みますが……おっと、審判団に何か動きがあるようですね」

スメラギ「青チームの何人かはアシムレイトを使ってる疑惑があるようね。これはもしかすると厄介な事になるかもしれないわ」

　審判団は青チームへの聴き込みと調査に乗り出す。

　彼らのジャッジは……

dice1d6=1 (1)

1.アシムレイトの使用を確信するも、意図的ではないため無罪とした

2.アシムレイトの使用に対して確証が得られなかった

3〜5.10名中、dice1d10=4 (4) 名を違反者と判断して退場させた

6.青チーム全員を失格とした

[99 スレ主 23/12/11(月) 01:12:23]

【速報】無罪判決

　どうやら審判団は青チームはまだアシムレイトを使いこなせていない為、意図的ではないと判断したようだ。事実その通りだ。

　その上で審判団は、この第二次予選のみ彼らにアシムレイトを許可する事にした。

　もっとも、2戦目で痛い目にあった青チームにアシムレイトを使う気などもはやなく……

　いまだにアシムレイトをOFFにできないメンバー、

dice1d10=7 (7) 名を除く全員がアシムレイト無しで戦う事にしたようだ。

スメラギ「さーて。次はいよいよ青葉区ね」

セセリア「ア・バオア・クーですね〜」

スメラギ「懐かしいわ。『戦場の絆』は『Ⅱ』になってから私、戦術予報士しかしてないんだけど、初代の頃は普通に遊んでたのよね」

セセリア「そうなんですかぁ」

スメラギ「特にこのステージ得意なのよ。勝率は9割で、ジオンでも連邦でも無敵だったんだから。今度『Ⅱ』もやってみようかしら」

セセリア「………スメラギさん、大変申し上げにくい話なんですけどぉ」

スメラギ「ん？」

セセリア「『戦場の絆』はサ終が決まりました」

スメラギ「そう……」

　スメラギはウイスキーのボトルを徐に取り出した。

— 2023年12月05日

[100 スレ主 23/12/11(月) 01:18:06]

(えー？　7人も？　本当にコイツらアシムレイトOFFにできないのかな？　見逃してもらったから味しめてないか？
　次回3戦目。
　スレッタ達が負けて1対1になったら、手早く決着着けられる延長戦を予定)

[101 スレ主 23/12/11(月) 06:24:12]

せるほ

[102 二次元好きの匿名さん 23/12/11(月) 15:40:39]

保守

[103 スレ主 23/12/12(火) 01:31:32]

ジョー「で？　どうするよ、大将」

　控室の赤チーム。

　3戦目の作戦を話し合う事にした彼らだったが、その表情は重い。

グエル「正直厄介だ。青チームはアシムレイトが使えるようになった上に、2戦目とは違って次は自覚しながら使ってくるだろう。覚悟がある分、多少の苦痛を受けても動揺しないはずだ」

フェルシー「それに審判団がOK出したのが地味に痛いッス。この試合だけは好きに使っていいなんて判定、本当なら抗議してもいいくらいッスよ」

　青チームはアシムレイトの使用が黙認された。

　こうなれば向こうはお墨付きを頂いたかのように白昼堂々とアシムレイトを使って来るだろう。

　そうなれば2戦目よりも苦しい展開が予想される。

　スレッタ達に勝算はあるのだろうか？

dice1d6=5 (5)

1〜2.「スレッタ、頼めるか？」

3〜5.能力差を埋める為に何か策を講じる

6.勝算がない。当たって砕けるのみ

[104 スレ主 23/12/12(火) 01:51:29]

グエル(考えろ……考えるんだ。全員アシムレイトが使える青チームにそのまま戦って勝てるわけがない。スレッタのキャリバーンはビーム対策のせいでほぼ攻撃が通らない。くそッ、俺はなんて役立たずなんだ！)

　休憩時間は短い。刻一刻と3戦目の時間が迫ってくる。

　グエルは作戦を思いつけたかな？

dice1d4=3 (3)

1.もはや賭けに出るしかない！

2〜3.なんとか閃いた

4.通りすがりの酔っ払い戦術予報士が助言してくれた

　ちなみに赤チームの拠点はMAPのどちら側かな？

dice1d2=1 (1)

1.ア・バオア・クー内部側

2.ア・バオア・クー外部側

[105 スレ主 23/12/12(火) 02:07:14]

グエル(拠点は内部側……防衛はしやすい方だな。打って出るにしてもルートは複数ある。だが要塞の外は広く、アシムレイト使いが高機動機体で暴れるには持ってこいの場所だ。砲撃も受けやすい……。せめてこっちもキャリバーンのビーム兵器さえ使えれば……)
　そこまで悩み、グエルはふと何かに気づいた。
グエル「スレッタ、キャリバーンのあの箒みたいなビーム砲なんだが……」
スレッタ「はい？」

スメラギ「ふふ……。アシムレイトはフェアじゃないから、少しあの子達に助言してあげようと思ったけど、自分達でなんとかできそうで安心したわ」
セセリア「スメラギさ〜ん？　一応私達、中立の立場なんですよ？　忘れないでくださいね？　あとお酒臭いです」

[106 スレ主 23/12/12(火) 02:52:26]

　3戦目開始。

　赤チームはこれで勝てば決着。負ければ延長戦になる。

　開幕から赤チームは要塞内部に布陣。完全に拠点防衛の構えをとった。

　ちなみに今回の拠点もドロス。本来ならザンジバルが停泊する場所にその何倍もの大きさのオブジェが鎮座している光景はシュールだった。

モブメイトA〈つーか、デカすぎて落ち着かないんだが〉

モブメイトB〈こんなにデカいと防衛も大変だなぁ〉

　さて、そこへ侵攻する青チーム。入り口や通路は複数あるが、どこから入っても結局交戦は免れない為、アシムレイトを活かした動きができる広い正面ルートから突入した。

青モブA〈芋スナには気をつけろよ。拡散弾も脅威だが、通常弾も割と弾速があるぞ〉

青モブB〈真正面だろ？　見えてれば避けるのは容易いな〉

青モブC〈守ってばかりじゃ勝てないって事を連中に教えてやろうぜ〉

　そこへ真正面から襲いかかって来たのは実弾の狙撃ではなく、ビーム兵器の照射だった。

　当然ながらIフィールドがそれを容易く弾く。

青モブA〈バカが。効かねえんだっての〉

グエル〈スレッタ〉

スレッタ「はい！　トランザムシステム起動！　バリアブルロッドライフル、出力リミットブレイク！！」

青モブA〈な、なんだこれ。ビームが太く……〉

青モブB〈視界が！　眩しくて何も見えない！！〉

グエル〈今だ！！〉

　グエルの合図と共に、赤チームの近接戦闘機体が躍り出た。同時にヅダFは敵タンクに狙いを定め、キャリバーンのビーム照射が終わるタイミングで撃ち抜いた。

グエル〈これで敵全機リスタートだ。次は警戒してくるだろう。作戦を立て直そうとしているはずだ。この隙に一気に反撃に出るぞ！〉

フェイズ1(フェイズ3までの合計値で決着。ただし劣勢の方が次回ダイスの最大値が大きくなる)

赤　dice5d50=15 39 47 49 41 (191)

青　dice5d35=25 13 11 18 11 (78)

[107 スレ主 23/12/12(火) 02:59:29]

モブメイトA〈行けるぞ！　青は総崩れだ！　俺たちの勝ちだ！〉

モブメイトB〈ふふふ……圧倒的ではないか、我が軍は〉

モブメイトC〈おいバカやめろ。負けフラグだぞ〉

　青チームをリスタートさせ、即座に攻勢に出る作戦は大きな効果を得た。

　だが青チームの彼らも必死だった。当然ながらアシムレイトを使って全力で抗ってくる。

スレッタ「すみません！　トランザムもしばらく使えなくて、ビーム砲も冷却しないとダメです！」

　青チームの反撃が始まる……

赤　191+ dice5d45=25 34 20 12 27 (118)

青　78 + dice5d60=1 52 24 7 22 (106)

[108 スレ主 23/12/12(火) 03:10:11]

　序盤で出鼻を挫いて一度リスタートさせたのが大きかったらしい。青の必死な反撃にも関わらず、赤は依然優勢だった。

青モブA〈チィッ！！　これで3落ち目だ！　リスタまでのペナルティは………ろ、60秒！？　この状況でそんなに待てというのか！？　クソクソクソ！！　全部アイツのせいだ！　1落ちした時、ビーム照射してきたあの3落ち女！！

　殺してやる！　殺してやるぞ！

　スレッタ・マーキュリー！！〉

スレッタ(なんだろう……。何故か背筋がぞくっとした。トランザムはもう1回だけ使えそうだし、ここで決める！)

　スレッタはまだ、青チームのヘイトを知らない。

　ついに決着の時が来た。

フェイズ3

赤　309+ dice5d55=47 2 18 6 11 (84)

青　184+ dice5d80=76 70 77 42 19 (284)

[109 スレ主 23/12/12(火) 03:17:16]

判定合計値
赤　393
青　468

　最後の最後で青チームは赤チームに逆転勝ちした。
　直前まで優勢だったが、青チームの意地と底力を見抜けなかった。

セセリア「なんという劇的な大逆転でしょうか！　　ア・バオア・クーを制したのは青チームです！
　これでこの第5試合は延長戦にもつれ込みます！」
スメラギ「どちらも素晴らしいプレイだったわね」

ミオリネ(スレッタ……。私のせいで……)

[110 二次元好きの匿名さん 23/12/12(火) 07:24:56]

保守

[111 スレ主 23/12/12(火) 17:44:37]

(保守ついでに

　ア・バオア・クーの由来はインドの幻獣の名前だったりする。

　さて、延長戦は今までよりシンプルな勝負だが、果たしてグエルの決断やいかに)

ア・バオ・ア・クゥー - Wikipedia

[112 二次元好きの匿名さん 23/12/12(火) 17:53:08]

……ちなみにこれ、仮に次の延長戦で負けたらそのままバッドエンドです？？？

[113 スレ主 23/12/13(水) 02:51:55]

>>112

(さて、どうなるんだろう……。ダイス次第)

　延長戦。

　今回の予選ルール上、試合を長引かせない為にも各チーム1対1での決闘が行われる事になった。

ジョー「俺にやらせろよ、グエル。俺のボクシングガンダムはタイマン向けなんだぜ」

ウィル「私でもいいわよ。アイツらの癖覚えたから、次はサシでも至近距離でも勝てる」

ディルフィ「う〜ん、よし！　俺が行こう！」

　何人かはやる気満々だが、グエルは思案する。

グエル(できればこの決闘、スレッタにやらせたいところだな。1戦目の失敗で責任を感じてるんだ。償いの機会は作ってやりたい。だが……)

　さて、グエルが選んだ代表は……

dice1d6=4 (4)

1〜3.スレッタ

4.ジョー

5.ディルフィ

6.ウィリアム

※スレッタ以外のキャラが選ばれた場合、本選でエンカウントするフラグになるぞ

[114 スレ主 23/12/13(水) 03:14:20]

セセリア「強い！　強いです！　圧倒的です！！」

スメラギ「ま、予想通りの展開だったわね。あ、私のウォッカどこ？　隠したでしょ」

　ステージはサイド3。

　コロニー内壁に追い込まれた青チーム代表のガンプラはさながら、ロープを背にした死に体のボクサーだった。

　そこへジョーのボクシングガンダムが猛烈な左右のフックを豪快に連打する。

青モブA〈チクショウ、チクショウチクショウ！！

　負けられないのに！　なんなんだよ、コイツは！〉

ジョー「なんだい、知らなかったのかい？　俺はジョー・モリカワ。ちょっと日本チャンピオンやってただけのただの喧嘩屋だよ」

　相手チームの代表は善戦していた。

　ビーム耐性はあっても物理耐性が乏しい彼らのガンプラは、本来ならボクシングガンダムのフックを一撃でもまともに食らえばそれだけで破壊されたはずだった。それを、アシムレイトを活かした巧みなディフェンスで46秒も持ち堪えていたのだ。

　だがそれにも限界があった。

　ディフェンスをかわした無情な拳が頭部を粉々に砕き、同時に青チームから何故かタオルが投げ込まれた。

　カーンカーカーンカーンカーーン！！

セセリア「試合終了です！！　赤チーム、第三次予選進出決定！！」

　セセリアはどこから持ち出したのか、ゴングを鳴らして試合終了を告げた。

　蓋を開けてみれば、延長戦は赤チームの圧勝だった。

グエル「よく見ておけよ。今日お前を勝たせてくれたあの男、必ずお前の優勝を阻むはずだ」

スレッタ「……はい」

　勝利にも関わらず、スレッタの目元には何故か悔し涙が浮かんだ。

スレ画参照元

https://twitter.com/wanpowanwan/status/1680514001543766021

[115 スレ主 23/12/13(水) 03:21:42]

　試合が終わったスレッタはその後、ミオリネに……

dice1d2=2 (2)

1.会えた　2.会えなかった

(ダイス次第では次回修羅場

　チームで勝てたわけだから、多分祝勝会くらいするかもしれない)

[116 二次元好きの匿名さん 23/12/13(水) 06:09:09]

ひとまず二回戦で敗退はなくなった……ふう……でもまだまだ安心できない……

[117 スレ主 23/12/13(水) 08:51:22]

(セルフ保守

ミオリネとの話はまだお預けかな)

[118 二次元好きの匿名さん 23/12/13(水) 19:35:36]

ホッシュ

[119 二次元好きの匿名さん 23/12/13(水) 22:59:39]

ほしう

[120 二次元好きの匿名さん 23/12/14(木) 05:33:29]

ミオミオ…

[121 二次元好きの匿名さん 23/12/14(木) 11:12:27]

保守

[122 スレ主 23/12/14(木) 19:51:21]

　スレッタ達は二次予選突破したので、近くの店を貸し切りにして、チームメンバー全員で祝勝会を行っていた。

　肉ばかり頬張るディルフィ、体重維持のため少ししか食べず静かに焼酎を飲むジョー、酔っ払ってフェルシーにセクハラしようとするウィリアム、その盾にされるグエル。

　平和で楽しいひとときだった。

　パーティの席でようやくフェルシーとウィリアムから解放されたグエルは、隅でコーラを飲んでいたスレッタに話しかける。

グエル「少しはマシになったか」

スレッタ「は、はい？」

グエル「お前、何か悩んでただろ。言いたくないならこれ以上踏み込まないが」

スレッタ「……す、すみません……私がしっかりしていれば延長戦にまで持ち込むような事には……」

グエル「俺はいいんだよ。元々敗退者だから。アイツらは……まぁ、気にしないだろ」

スレッタ「これで、終わりなんですよね……」

グエル「何言ってるんだ？　まだ大会はこれから……お、お前…………！」

　スレッタはチームメイト達を寂しげに見つめながら涙を流していた。

スレッタ「もう、みなさんと一緒にガンプラバトルできないんですよね……。なんだか、寂しいです。もっと、一緒にバトルしたかったです」

グエル「それ、コーラじゃなくてコーラサワーだ！」

スレッタ「ふぇ？　不死身の人？」

グエル「酒だって事だよ！　ウィリアム、貴様ぁ！」

ウィル「あれ？　なんで私ってバレたの？」

　ちなみにこのパーティ

dice1d4=4 (4)

1.割り勘(学生組はタダ)

2.グエルの奢り

3.誰も知らないが実はミオリネの奢り

4.大会主催者ウォンの奢り

[123 スレ主 23/12/14(木) 19:51:38]

　この後何かあるかな？

dice1d6=3 (3)

1〜2.酔っ払いスレッタとグエルのドッキリイベント

3〜4.フェルシーも酔っ払っていて、何故かスレッタとイチャイチャする事になる

5.スレッタ、うっかりミオリネの事を喋ってしまう

6.祝勝会も終わっていないのに、大会運営から無粋なメッセージが届く

[124 スレ主 23/12/14(木) 20:27:27]

(ウォンさん、普通にいい人だった)

　祝勝会も終わり、チームは解散する。
ディルフィ「スレッタ。今日でチームは終わりだけど、一緒に戦った思い出はなくならない。俺たちはずっと仲間だ！」
ジョー「リングで会おうぜ。またな、嬢ちゃん」
ウィリアム「ねぇ、フェルシーちゃん。そんなに酔っちゃったままその男と同じ家に行くの？　今からでも私のホテルに来ない？」
グエル「諦めろ。2人が酔っ払ったのはお前の仕業だろ。この国では犯罪だからな？」

　他のチームメイト達が去っていくと、グエルはスレッタとフェルシーに両肩を貸してマーキュリー家に向かう。
　フェルシーまで酔っ払っていたのは完全に厄介な状況だった。さすがに少女2人を支えながら歩くのはキツい。
フェルシー「水星女ァ！」
スレッタ「はぃい？」
フェルシー「グエル先輩はやらないからなぁ！」
グエル「声でけぇよ……。もう夜遅いんだぞ」
スレッタ「そう言えばフェルシーさんってぇ……グエル先輩とどこまでいってるんですかぁ？」
フェルシー「………」
グエル(そこで黙るのかよ。喋られても困るけど)
スレッタ「ふーーーん？　グエル先輩、私にプロポーズしてきたくせに、フェルシーとは随分、進んでるんですねぇ？」
グエル(なんだこの拷問は)

[125 スレ主 23/12/14(木) 20:28:56]

　やっとスレッタの自宅に着いた3人。

　ソフィはもう寝ているのか、家は静かだった。

　さすがに全身の筋肉疲労が限界だったのでグエルは少女2人を玄関に座らせ、先に上がる。

　ついでにミネラルウォーターを2つのグラスに淹れて玄関まで両手で持って運んだ。

グエル「お前ら、これ飲んで酔い覚ま……」

　思わず全身が硬直した。

　フェルシーがスレッタの胸を揉みしだいていたからだ。

フェルシー「これか？　これでグエル先輩を誘惑したのか？　いやしい女め！　この！　この！」

スレッタ「はぁっ……！　やめてください！　先輩が見てます……！　んんっ……」

　スレッタも艶かしい声を出している。

　酔いのせいでそういうノリになっているだけだろうが、エスカレートすればもっと大変な事になるかもしれない。

　グエルは……

dice1d4=4 (4)

1.フェルシーを止めた

2.水を下駄箱の上に置いて、撤退した

3.その光景に思わず見惚れてしまった

4.まだ起きてたソフィが止めてくれたが、更にややこしい事になる

(もしR18な展開になっても描写はカットします)

[126 スレ主 23/12/14(木) 20:40:53]

(一旦ここまで
　関係ないけど、今『機動戦艦ナデシコ』がYoutube無料配信中なのでオススメしておく。

　ちなみにこのスレでやってるガンプラバトルの大会はあくまで『ガンプラ』の大会なので、たとえ素材がガンプラでも、エステバリスやナイトメアフレームやエヴァやアーム・スレイブなど無関係のアニメを題材にしたプラモを組んでも著作権の絡みで大会には出場できない設定。
　だがトライオン3は出場できる。どうやらセーフらしい)

[127 二次元好きの匿名さん 23/12/14(木) 21:28:53]

乙でございます。

あれ？　グエル＆ソフィルートかと思ったらフェルシーちゃんルートだった！？（混乱

[128 二次元好きの匿名さん 23/12/15(金) 04:41:27]

ほ

[129 二次元好きの匿名さん 23/12/15(金) 09:45:30]

ミオリネルートもまだ薄っすらと（保守

[130 二次元好きの匿名さん 23/12/15(金) 18:30:46]

しゅ

[131 スレ主 23/12/16(土) 00:49:35]

ソフィ「んん……お姉ちゃん？　お帰りー。何してるの？」

スレッタ「ソフィさん……っ！　こ、これは違うんです！　助けてください！」

ソフィ「ふーん。別にいいけどさぁ」

　この後一応ソフィがフェルシーを引き剥がしてくれるが……

dice1d6=3 (3)

1.ソフィ、フェルシーに嫉妬する

2.ソフィがスレッタの痴態を写真に撮り、SNSで呟く

3.「ねぇ、ボブ？　これなぁに？」とグエルのズボンを下ろそうとしてきた(追加ダイス)

4.今度はソフィがスレッタの胸を揉み始める

5.風呂場で女子3人で続きをしようと言い出す

6.酔ってるスレッタが面白いので台所からプロスペラのお酒を持ち出して飲ませて来た

[132 二次元好きの匿名さん 23/12/16(土) 00:58:59]

追加ダイスｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!

[133 スレ主 23/12/16(土) 01:01:06]

　ソフィはなんとかスレッタからフェルシーを引き剥がしてくれた。

ソフィ「よいしょっと。はいは〜い、その辺にしようねー」

フェルシー「うぅ〜〜やめるのだぁ。フェルシーちゃんはまだコイツに言いたい事がぁ！」

ソフィ「ふぅ、酔い潰れてるからなんとかなったよ。ところで……ねぇ、ボブ？　これなぁに？」

　ソフィは今度はグエルに近づくと、彼のズボンに手をかけた。

グエル「なっ！？　バカやめろ！」

　ソフィはグエルのズボンを下ろそうとして……

dice1d10=4 (4)

1.勢い余ってパンツまで脱げた

2〜4.ズボンが脱げてテントを張ったパンツが露わになった

5〜6.ズボンは脱げたが、特に問題はなかった

7〜10.しかしグエルの必死な抵抗によりズボンは持ち堪えた

[134 スレ主 23/12/16(土) 01:16:36]

スレッタ「な、なななな……！？」

フェルシー「グエル先輩？　何、おっきくしてるんスかぁ？　そんなに水星女の胸が魅力的なんスか？」

グエル「ち、違う！　こ、これは！」

ソフィ「ボブ、こういうので興奮したんだぁ」

　素早くズボンを上げ直したので、まだスレッタには誤魔化しは効くかもしれない。効かないかもしれない。

　グエルの尊厳の危機。

グエル(最悪だ！　酔っ払いが2人に悪ガキが1人！　このまま流れでフェルシーだけでなくスレッタとも間違いが起きるなんて、きっとジェターク家始まって以来の大失態に違いない！　ここは逃げないと！)

悪魔グエル(何言ってるんだ？　スレッタは酔ってるんだぜ？　今のうちに手篭めにして既成事実作っておけばいいだろが)

天使グエル(ダメだ！　スレッタが大事なら、こんな状況で一線を越えるなんてあってはならない！　彼女の気持ちも考えるんだ！)

グエル(俺は、スレッタの事を……)

　どうなるグエル

dice1d6=5 (5)

1.躊躇っている内にソフィに捕まり……

2.フェルシーが「ダメだ！　先輩は私のなんだからな！」と毅然とした態度で場の空気を変えた

3.グエルはなんとか逃げ出せた

4.グエル、魔が差す

5.ちょうどヤバい空気になったが、スレッタとフェルシーが寝落ちしたのでおしまい

6.グエルが堂々と拒否した

[135 二次元好きの匿名さん 23/12/16(土) 01:23:32]

悪魔グエル（チッ、ダイスの目が４だったら！！）
天使グエル（２人が寝落ちしてくれたからヨシッ！！）

[136 スレ主 23/12/16(土) 01:24:01]

スレッタ「……グエル先輩も、触りたいんですか？」
グエル「！！！？？？」
スレッタ「私、なんだか……身体が熱くなったら来ました。冷ましてください……」
グエル「ス、スレッタ……！」
　本人は自覚がないが、これは誘っていると判断されても仕方のない言葉。
　頬が赤く染まり、吐息も熱く扇情的な彼女の姿を見て、グエルの理性が砕けそうになる。
グエル「スレッタ……お、俺は……！」
スレッタ「くかぁ〜〜……」
フェルシー「すぴぃ〜〜……」
　2人は眠った。
グエル「…………」
ソフィ「なーんだ。つまんないの。じゃ、私も寝るから、ボブ2人をベッドまで運んでねー」

　翌日。
スレッタ「おはようございます、グエル先輩」
グエル「おはよう。……昨日の玄関での事、覚えてるか？」
スレッタ「はい？　何かありましたか？　あの祝勝会の後の事、何も覚えてないんですけど」
グエル「……………………いや、いい」
　今日もマーキュリー家は平和である。

[137 スレ主 23/12/16(土) 01:31:02]

(とりあえずここまで
　次回、新しいイベントが発生するかも。

　次の試合は二次予選の翌々日。
　90名もの選手を三次予選で30名まで絞る展開である。ちなみにスレッタにとっては三次はイージーモードになる予定。ダイス事故がなければ)

[138 二次元好きの匿名さん 23/12/16(土) 01:58:34]

乙です。

[139 二次元好きの匿名さん 23/12/16(土) 06:15:48]

保守

[140 スレ主 23/12/16(土) 17:18:01]

　二次予選の翌日。
　スレッタを含む大会参加者は会場に集められ、主催者ウォン直々に三次予選についての説明を受ける事になった。
ウォン「みなさんは過酷な予選を二度も潜り抜けて来た選ばれし90名です。ですが、本選までにあと一度予選を通過していただきます」

　モブ選手の1人が小さく呟く。
モブ選手A「だったら二次予選の時にもっと削っておけばよかったんじゃね？」
モブ選手B「おい、黙っとけ！　ウォンを怒らせて理不尽に失格になったヤツだって過去の大会にいたんだぞ！」

ウォン「第三次予選では、みなさんに再び3名1組のチームを組んでもらいます。今回は3名で協調し合い強力な大型ガンプラを討伐し、その際にAIが公正に算出したスコアの優劣で本選への出場者を決定します」
　ウォンの背後のモニターにビグザムやデンドロビウムが映る。

モブ選手A「スコアアタックってやつか！」
モブ選手B「モンハンみたいな狩りゲーかな？」

ウォン「また、今回はみなさんの『ガンプラ愛』を試させていただきます。当日、みなさんを苦しめるギミックも用意しておりますので、万全の態勢で挑んでください」

スレッタ(ガンプラ愛……？)

[141 スレ主 23/12/16(土) 17:22:26]

　と言うわけでまたチーム分けだ。

　スレッタは誰とチームを組まされるかな？

dice3d30=27 2 3 (32)

1.エリクト　2.メイジン　3.ケナンジ

4.またジョー　5.またディルフィ

6.またウィル子　7.またフェルシー

8.チュチュ　9.ノゴロー

10.ハズレ。組みたくない地雷と組まされる

11〜30.モブ

[142 スレ主 23/12/16(土) 17:24:01]

(ミスった。これじゃ4人チームじゃん

リストラされたのは

dice1d3=2 (2)

1.メイジン　2.ケナンジ　3.モブ)

[143 二次元好きの匿名さん 23/12/16(土) 19:18:10]

ケナンジさんェ……。
そういやメイジンとは初顔合わせになるのか。

[144 スレ主 23/12/17(日) 03:24:46]

　新メイジン・カワグチ。

　母のプロスペラがかつて、姉のエリクトの生体スペアパーツとして作り出したクローン人間だ。

　色々あってシャディクと協力関係にあるようだが、目的はエリクトとプロスペラへの復讐だ。

　ではスレッタに対してどう思ってるかな？

dice1d6=1 (1)

1.愛憎ごちゃまぜ

2.妹が嫌いな姉なんざ存在しねぇ！

3.普通に憎んでる

4.色々感情はあるがニュートラルで落ち着いている

5.どう接したらいいかわからない

6.スレッタの姉の座をエリクトから奪おうとしており、むしろ自分が姉だと思っている

[145 二次元好きの匿名さん 23/12/17(日) 06:16:17]

ほしゅ

[146 二次元好きの匿名さん 23/12/17(日) 09:01:44]

しゅほ

[147 二次元好きの匿名さん 23/12/17(日) 20:27:42]

ほ？

[149 スレ主 23/12/18(月) 04:33:08]

スレッタ「あ、あの……その、よろしくお願いします、メイジン・カワグチさん」

メイジン「………」

　チーム分けされたので、とりあえず握手を求めてみるスレッタだが、メイジンはその握手に応じない。

スレッタ「え、えっと……やっぱり、もしかして私かお姉ちゃんの親戚……か何かですか？　お母さんからは何も聞いてないんですけど」

　スレッタは勇気を出して問いかける。

　だが、メイジンはその問いかけに静かな嘲笑を浮かべた。

メイジン「幸せね、あなた。……ううん、可哀想って言うべきかしら。所詮あなたも私と同じ、エリクトのスペアパーツなんでしょ？　プロスペラのやりそうな事よ」

　さらりと明かされる衝撃の真実！

　2人は忘れているが、この顔合わせには同じチームメイトのモブが1人いるぞ！

モブメイト(帰りたい……)

　スレッタの返答は……

dice1d6=3 (3)

1〜2.「うそ……お母さんが？」

3〜5.「お母さんは私をそんな道具みたいに扱ったりしてません！」

6.「お母さんを悪く言わないでください！」

[150 スレ主 23/12/18(月) 04:47:32]

スレッタ「お、お母さんは私をそんな道具みたいに扱ったりしてません！　いつもお弁当を作ってくれて、優しいお母さんなんです！」
メイジン「……そう。許せない話ね」
スレッタ「え……」
メイジン「その話が本当なら、許せないって言ってるのよ。私は道具だったのに……あなたは恵まれ過ぎてる。本選で戦う事があれば、遠慮なく潰してあげる」
スレッタ「あ、あなたは……」
　スレッタに冷たい言葉をぶつけるメイジン。
　だがその瞳には冷酷さだけではなく、どこか葛藤や迷いが見えた。
　ちょうど、そこへ面倒か連中が現れる。

カル「やっと会えたわね、新メイジン・カワグチ」
　突然現れたいつもの4BBA。
　メイジンもさすがに戸惑っているようだ。
メイジン「……誰？」
ニューゲン「私達はペイル社のCEOよ」
ネボラ「あなたの昨日の試合には感動したわ。そこで是非、我が社のファラクトをあなたに託したいと思ってね」
ゴルネリ「このままでは我が社のファラクトに商品価値は皆無。ならばせめて少しでもガンプラの宣伝になるようにと思ってね」
カル「どうかしら？　ファラクトの扱いについてはあなたの自由にしていいわ。分解してパーツだけ使ってもいい。受け取ってくれるかしら？」
　カルはそう言って、本当にファラクトのガンプラをケースから取り出してメイジンに差し出した。
メイジン「……好きにしていいの？」
　メイジンの確認に対して、BBA達は笑顔で頷く。
　メイジンは「わかった」とファラクトを受け取った。

[151 スレ主 23/12/18(月) 04:54:49]

　4BBAは何やらやり遂げたように満足げに去って行った。

　それを見届けてから、メイジンはファラクトをまじまじと見つめる。

メイジン「……大した事ないな、ペイル社も。私やアイツのエアリアルにも劣る欠陥品じゃない」

　そう言って、メイジンはファラクトを……

dice1d3=1 (1)

1.懐にしまった

2.スレッタに投げて寄越した

3.すぐ近くのゴミ箱へ捨てた

[152 スレ主 23/12/18(月) 05:02:23]

　とりあえず一時解散したスレッタとメイジンとモブメイト。

　スレッタはファラクトの事が気になったので、帰宅するなり、すぐにエラン・フォウ・ケレスに電話をしてみる事にした。

スレッタ(電話番号まだ変わってない、よね？　こうして電話するのって久しぶりだな……。ハワイか。緊張してきた)

　フォウくんに連絡は……

dice1d4=4 (4)

1.取れた

2.取れない

3.残念ながら彼はもう……(追加ダイス)

4.代わりに長男と繋がった

[155 二次元好きの匿名さん 23/12/18(月) 14:20:44]

保守

[156 スレ主 23/12/18(月) 22:09:47]

スレッタ「もしもし、エランさん？」
　しかしスレッタが聴いたのは、彼によく似た未知の声だった。
ゼロ〈初めましてだね、スレッタ・マーキュリー。
　オレはケレス家の長男エラン・ゼロ・ケレスだ。
　実はあのバ……CEO達の嫌がらせでね。君の連絡は直接フォウに繋がらないよう小細工されてるんだ。
　残念だけど、アイツとは話せないと思ってくれ。オレでよければ代わりに聞いてあげるけど……〉
スレッタ「は、はぁ……。そうなんですか」
　彼とは話せないと知り、がっかりした。
スレッタ「実はファラクトについて訊きたい事があったんですよ」
ゼロ〈ファラクト？　オレ、ファイターの才能なくてファラクトは門外漢なんだ。悪いけどファイに代わるから、アイツに訊いてくれないか〉

　通話が切れて、数十秒。通話先が切り替わる音と共に、今度はスレッタの知る憎たらしい声が聴こえてきた。
ファイ〈やぁ、スレッタ！　元気にしてる？　今オレ天竺を満喫中なんだ。よかったらキミも遊びに来ないか？〉
スレッタ「先日はよくもキャリバーンに組みついて自爆してくれましたね。お礼参りなら行こうと思います」
　さすがのスレッタも根に持つ蛮行だった。

[157 スレ主 23/12/18(月) 22:25:27]

ファイ〈ふーん、ファラクトがメイジンにねぇ……〉

スレッタ「その……なんとなく気になったので、エランさんに訊きたくなりまして……」

ファイ〈オレを頼ってくれるなんて嬉しいよ〉

スレッタ「あなたじゃないです」

　それからわずかに会話に間が空いた。ファイは少し考えた様子だった。

ファイ〈まぁ、別にファラクト寄贈に深い意味なんてないと思うよ。オレが逃げたから、ファラクトの使い道がなくなっただけだし。ただね……ファラクトには実は秘密があってね。オレが最後に触った時に少しね……〉

　ファラクトの秘密とは……

dice1d5=4 (4)

1.プラスフキー粒子を流すと各部位が自爆するように細工されている

2.実は目視では気づかない小さな傷が無数にあって、簡単に壊れる

3.ヅダる覚悟があれば使える強力なブースターがこっそり追加されてる

4.変形して装甲パーツになり、他のMSガンプラと合体できる

5.胸部パーツの裏側に何故か鉄華団のマークが塗装されてる。もちろん関係ない

[158 スレ主 23/12/18(月) 22:34:31]

　衝撃の真実。
　ファラクトは追加装甲に変形して他のMSガンプラと合体できるのだ。
スレッタ「な、なんて事を！　ただでさえ強いエアリアルが更に強くなるじゃないですか！！」
ファイ〈オレもこんな事になるなんて予想してなかったからなぁ……許してよ♪〉
スレッタ「…………」
ファイ〈ははは。まぁ、これでもキミなら勝算がないわけじゃないと思うよ。
　……じゃあ、カノジョがさっきから睨んでるし、そろそろ切るね。
　またね、スレッタ。大会、勝ち進めるといいね〉
　そして通話が終わった。

スレッタ(……切り替えよう。今はとりあえず明日の試合を勝ち進む事だけを考えるんだ。昨日みたいなファイトじゃダメなんだ……)
　スレッタはキャリバーンにミーティアを合体させて練習に励んだ。
　今回はミーティアサイズのパーツも試合に使えるようなので、前回よりも戦いやすくなるはずだ。

[159 スレ主 23/12/19(火) 02:31:57]

(先にダイスだけ振っておく)

　三次予選の後、ミオリネに会えるかな？

dice1d2=2 (2)

1.会える　2.会えない

[160 スレ主 23/12/19(火) 10:52:47]

(セルフ保守)

[161 スレ主 23/12/19(火) 18:22:00]

　第三次予選当日。
　会場でミオリネを探してみても、その姿は見当たらなかった。
スレッタ(ミオリネさん、来てないみたい。お父さんの具合が悪いのかな……)
メイジン「スレッタ、試合に集中して。もうすぐ始まるから」
　今回は90人の選手達が30チームに分かれながらも同時に出撃する事になっている。
　きっと厄介な初見殺しギミックが用意されているのだろう。スレッタはそう予想していた。
スレッタ(ガンプラ愛を試すって言ってたっけ。ガンプラ愛ってなんだろう？
　ガンダムとプラモデルへの愛……？)

セセリア「ではまもなく試合開始です！　実況は私、セセリア・トードと……」
「……………」
セセリア「……ちょっとロウジ。打ち合わせ通りにしてよ」
ロウジ「やっぱり解説役なんて恥ずかしい。誰か代わって……」

スレッタ(大丈夫かな、今回)

[162 スレ主 23/12/19(火) 18:45:58]

　ついに始まる第三次予選の試合。
　当たり前のように満席の観客に見守られながら、各チームが別々のフィールドに出撃する。
　今までより狭く、3機のガンプラと大型MAガンプラ1機が戦うにはちょうどいい広さのフィールド。
　そこへまずスレッタ達に立ちはだかるように現れたのは『鉄血のオルフェンズ』のハシュマルだった。
　だが随伴機であるプルーマは1機も見当たらない。
メイジン〈なんだ、楽勝だよこんなの〉
モブメイト〈あぁ、俺達の勝ちだ！〉
スレッタ「負けフラグです、それ！」
　その時だった。
　スレッタが見ているキャリバーンの操縦画面の右脇に、予想外のものが映し出された。
スレッタ「こ、これは！？」
モブメイト〈卑怯だろ、これ！！〉
メイジン〈……なんだ、大した事ないな〉

セセリア「おぉっと！　一斉に出撃したファイター達が大勢困惑しているみたいです！　明らかに動きが変です！　何が起きたんでしょうか！？
　大会主催者の言う『ガンプラ愛を試す』とはこの事でしょうか！？」
ロウジ「……選手の1人の見てる画面、こちらで確認できた。会場モニターにも映すね」
　そこに映し出されていたのは、いつものガンプラの操縦画面。だが、その右側には……
セセリア「え、これ……ガンダムじゃないわよね？」
ロウジ「1stガンダムより昔のアニメだよ。有人式巨大ロボットバトルアニメの元祖として有名な作品で、その名前は……」

『マジンガーZ』

　そのアニメがまさに、試合参加中の全ての選手の眼前で配信されていたのだ。
モブ選手A「お、おい！　止めろ！　止めろよ！　試合中だぞ！！」
モブ選手B「あ……あぁ……つい見ちまうよ。初ロケットパンチシーン。こんなの目が離さないって！」
モブ選手C「やべ、初見だけど面白いわ、このジャパニーズアニメ」
　試合は混沌と化してた。

[163 スレ主 23/12/19(火) 19:08:25]

　『マジンガーZ』だけではない。

　右画面を見ない選手には次々と別のロボットアニメに画面が切り替えられた。

『ゲッターロボ』『ダンバイン』『イデオン』『トップをねらえ！』などなど。

　『ガンプラ愛を試す』とはどう言う事か、選手達はやがて理解する。

スレッタ「浮気チェック！？　『ガンダム』以外に目移りしないように、って事！？」

　もちろん地区大会で成果を挙げて世界大会に参加するような猛者達が『ガンダム』以外のロボットアニメに興味を持たないわけがない。

　大半の選手は集中力と情緒を狂わせられた。

　さらに……

モブ選手D「バカなヤツらだ。俺は生涯ガンダム一筋！　他の凡百なアニメなど知らん！！」

　そんな例外を潰すように、アニメが映っていた画面が切り替わる。

　恐らくY⚫︎uTubeのような動画サイトで配信をしている人だろう。

　見知らぬ男がガンプラを組み立てようとしていた。

配信マン〈では今日は初めてのガンプラ作りをやってみます！　えぇっと……『フリーダム』でしたね。僕アニメ見てないけど、デザインに一目惚れしたんですよ。はい。では、パーツを順番に邪魔な枠から外して行きますね〜〉

モブ選手D〈て、てめぇ！　手モギすんじゃねぇ！　おいバカやめろ！　パーツが傷つくぞ！！〉

セセリア(ひどい……)

ロウジ(この状況でファイトしろって、鬼だよね)

　さて、この状況でスレッタ達は無事かな？

(数字が大きい方が大丈夫)

スレッタ　dice1d100=10 (10)

メイジン　dice1d100=8 (8)

モブ　　　dice1d100=14 (14)

[164 スレ主 23/12/19(火) 19:27:15]

(もうダメかもしれない……。

　いや、まだスレッタ達のクソ強ガンプラの性能やメイジンの実力がカバーできるかも……)

　ちなみに、この試合での平均は……

dice1d100=79 (79)

[165 二次元好きの匿名さん 23/12/19(火) 19:33:08]

ダ　メ　じ　ゃ　ね　え　か

[166 スレ主 23/12/19(火) 19:40:26]

スレッタ(画面見ないように見ないように…… 見ちゃダメだ見ちゃダメだ見ちゃダメだ見ちゃダメだ見ちゃダメだ見ちゃダメだ見ちゃダメだ見ちゃダメだ)

　抗いながらも、自身もまったく気づかない間に毒されているスレッタ。

メイジン(コーチ……また会えてよかったよぉ……)

　神回で号泣するメイジン。

モブメイト〈うぉおお！！　行けぇ、ゴルドバーン！！　今こそ合体だ！！〉

　もはや大会など忘れて純粋にアニメを楽しむモブ。

　そして前半戦が終わった頃。

　多分ガンプラの性能と個々の技量で相殺してなんとかギリギリだろうか。

　スレッタ達の前半のスコア順位は……

dice1d90=64 (64) 位

[167 二次元好きの匿名さん 23/12/19(火) 19:43:16]

……イージーモードってなんだっけ？？？

[168 二次元好きの匿名さん 23/12/19(火) 19:57:08]

あかん（あかん
他のチームの反応もみてみたいなｗ

[169 スレ主 23/12/20(水) 06:13:07]

>>168

エリクト　dice1d100=74 (74)

ケナンジ　dice1d100=91 (91)

フェルシー　dice1d100=4 (4)

チュチュ　dice1d100=49 (49)

ウィリアム　dice1d100=22 (22)

[170 スレ主 23/12/20(水) 17:36:30]

(さすがケナンジチャンプだ。なんともないぜ！
　エリクトも余裕のスルー。
　そして何故かすごく効いてるフェルシー。きっとアニメから目が離せない状態と思われる。

　スレッタすごいピンチだけど、まだ反則みたいな奥の手があるから、大丈夫……のはず。多分きっと)

[171 二次元好きの匿名さん 23/12/20(水) 18:27:38]

ああっ、なぜかペトラまで被弾している？！ｗ

[172 スレ主 23/12/21(木) 00:47:47]

　90分の前半戦を終えて与えられたインターバル。

　メイジンは疲れた顔でスレッタに尋ねた。

メイジン「何機倒せたっけ……？」

スレッタ「確か5機です。ハシュマル、ラフレシア、ノイエジール、ユグドラシル、デストロイ……。次はネオジオングです」

モブメイト「速いチームはもう7機目撃破してるらしいな」

メイジン(くっ、まずい……まず過ぎる。

『メイジン・カワグチ』の名前を継承する者がこんなところで敗退なんて、実にまずい。

　順位的にこのまま終わったら敗退は確実。

　そんな事になれば私はエリクトへの復讐どころか、『メイジン』をクビになっちゃう！

　とりあえず、やるべき事は……)

セセリア「おぉっと？　何やら選手達の間で妙に騒がしいですね」

ロウジ「……なんか大会主催者側に抗議するみたい」

エリクト「この試合はガンプラバトルへの冒涜です！　試合の環境そのものに悪意が感じられます！　即刻中止とやり直しを要求します！」

ウォン「しかしですね……みなさんあくまで平等な条件でやってるのですから……」

グエル「何が平等だ！　プレイを徹底して妨害しやがって！」

シャディク「俺からも、今回ばかりは度が過ぎると抗議させていただきます。ウォンさん」

　切実な目的の為に便乗するシャディク。

　他にも抗議に参加したのは……

dice1d80=46 (46) 人

[173 スレ主 23/12/21(木) 01:02:05]

ケナンジ「ウォンさん、俺はようやくエリクトを倒して真のチャンピオンになれる機会を得たんだ。アンタの茶番のせいで神聖な勝負を台無しにされたら、俺はまた香港の点心をヤケ食いする事になるだろう」

　もちろんケナンジはメイジンがエリクト本人ではないと知っている。

　だが他ならぬチャンプの言葉は大勢のファイターを動かした。

モブ選手A「そうだそうだ！　俺達はゲッター見に来たんじゃねぇんだぞ！」

モブ選手B「男の勝負に水差しやがって！　どうせならコードギアス持って来いよ！」

モブ選手C「俺は兜甲児がマジンガーZに"なる"瞬間を見れて満足だったけどな！」

フェルシー「なぁ、嘘だよな！？　アキトの味覚は劇場版のラストで戻るんだよな！？」

　ついには過半数の選手達がウォンに詰めかけてきたのだった。

　これにはウォンもたまらず……

dice1d4=3 (3)

1.後半戦は妨害なしで譲歩した

2.妨害なしでのやり直しを宣言した

3.『ガンプラバトル中にアニメを見て何が悪い！』と逆ギレした

4.逃げた

[174 二次元好きの匿名さん 23/12/21(木) 01:13:32]

いろいろひでえｗｗｗ

[175 二次元好きの匿名さん 23/12/21(木) 08:41:37]

保守

[176 二次元好きの匿名さん 23/12/21(木) 18:58:11]

保守

[177 スレ主 23/12/22(金) 01:13:22]

(セルほ。ちょっと今夜はキツい)

[178 スレ主 23/12/22(金) 06:09:09]

(おはようございます。ちょっとだけ進める)

グエル「とにかく、今回のこれはやり直しすべき案件だ！」

シャディク「委員会の方々もこれには納得しないでしょう。賢明な判断をお願いします」

　大勢に詰め寄られるウォン。

　しかし彼はふてぶてしく言った。

ウォン「ガンプラバトル中にアニメを見て何が悪い！」

一同「「「！！！？？？？？」」」

ウォン「あなた方ファイターはいつもそうです。ガンプラバトルに『神聖』だの『冒涜』だの、余計な価値観を勝手に付け足そうとする。ガンプラバトルはあくまでゲームです。ガンプラが自由であるなら、ガンプラバトルをしながら別のロボットアニメを視聴する事が何故いけないのですか？」

　まさかの反撃に、抗議者一同は言葉を失った。

ウォン「とにかく、今回の試合はあくまでもこのルールで行います。いいですね？」

メイジン(くっ、主催者がこう頑なじゃあどうしようもない！　なんとかならないか……)

　この抗議は本当に無駄な抵抗だったのだろうか？

　このままスレッタとメイジンはベリーハードモードで後半戦に挑む事になるのか？

　dice1d2=1 (1)

1.まだ希望はある　2.仕方なく試合続行する

[179 二次元好きの匿名さん 23/12/22(金) 14:11:38]

希望はまだある

[180 二次元好きの匿名さん 23/12/22(金) 14:19:11]

誰かーキングオブハート呼んできてー東方先生でもええでー

[181 スレ主 23/12/22(金) 23:38:03]

　希望とは……

dice1d6=2 (2)

1〜2.やはり暴力！

3〜5.会場の人間以外からも強い人から抗議された

6.ウォンの野望を叶えるキッカケが手に入ったので、気が変わった

(なんか選択肢3つの内2つはチャートが変わりそう)

[182 二次元好きの匿名さん 23/12/22(金) 23:42:48]

暴☆力☆

[183 スレ主 23/12/23(土) 00:06:44]

ウォン「まぁ、この程度の試練にも耐えられないようではみなさんのガンプラ愛も底が知れますね」

　抗議に対して傲岸不遜にも嘲笑うウォン。

　だがその時、誰かの拳がウォンの左頬を打った。

ウォン「あ、イタ！　だ、誰ですか！？　こんな野蛮な事をしたのは！ 私に手を上げるなど、追放モノですよ！！」

(とりあえず喧嘩で手が早そうなキャラから選ぶ)

dice1d10=6 (6)

1〜3.グエル

4.ジョー

5.ディルフィ

6.ノゴロー

7〜8.チュチュ

9〜10.謎の武闘家

[184 スレ主 23/12/23(土) 00:21:11]

　ウォンを殴ったのはノゴロー・シゲ選手だった。
ノゴロー「いい加減、俺も堪忍袋の尾がキレちまったよ。アンタ、俺達が遊びだからって『遊び』を舐めてるんじゃねぇのか？」
ウォン「だ、黙れ！　私の完璧な大会ルールに口を出すなど………うぐっ！？　ぐおぉぉ！！」
　ノゴローはウォンの襟を右腕で締め上げる。ウォンは必死に抵抗するが、その腕は決して解けない。
　メジャーリーグのピッチャーとして鍛えられた剛腕に対してウォンはあまりにも微力だった。
ノゴロー「俺は長年ずっと、野球一筋だった。野球もガンプラも『遊び』だけどな、それでも俺は野球の試合で手を抜いた事なんて一度もねぇんだ。……俺達の要求、聞いてくれるよな？」
ウォン「ぅぅ……ぐっ、わ、わかったから離せ！」
ノゴロー「あ？」
ウォン「離してくれ！　頼む！」
ノゴロー「よし」
　ノゴローはウォンを解放すると、爽やかな笑顔で他の選手達に言った。
ノゴロー「じゃあ、悪いけど俺はどうせ失格だから先に帰るよ。ウォンとの細かい打ち合わせはみんなでやってくれ。あばよ」
　ノゴローは潔く大会会場を去って行った。

　なお彼は現在やっている試合がチーム戦だという事を忘れている模様だった。

[185 スレ主 23/12/23(土) 00:40:35]

メイジン(なんかよく分からないけど、助かった……。後はせめて私とスレッタが全力を出し切る事ができるようにルールを変えれば、後半戦だけで逆転は余裕のはずだ)

　疲れ切ったウォンとシャディクやグエルが交渉し合い、第三次予選の妥協点を決める事になった。

　だがもうスレッタ達には、後半戦だけでもまともに戦えればそれ以上は必要なかった。

メイジン〈ネオジオング撃破！　スレッタ、タイムは！？〉

スレッタ「はい！　2分16秒！　全チームで最速です！」

メイジン〈よぉし！　このまま次のペルグランデもさっさと撃破するよ！　速さだけじゃなく、被弾回数とかもスコアに出るから注意して！〉

スレッタ「はい！！」

ウォン「くっ、あの野蛮な野球バカに脅されなければ後半戦はガンダムシリーズの神シーンを流す予定だったのに……」

シャディク「へぇ……。具体的にはどんなシーン？」

ウォン「まずは、バーニィのビデオレターからだな」

グエル(恐ろしい人だ……)

　スレッタチームの最終順位(30チーム中)

dice1d12=8 (8) 位

(前半64位って出たけど、アレはミス。チーム対抗で言えばつまり21位くらい。チーム内個人の平均スコアという事で)

[186 スレ主 23/12/23(土) 00:49:21]

スレッタ「8位？　チームで8位なんですか？」

メイジン「うん、足切りは11位から。だからギリギリ本選出場決定だよ」

スレッタ「や、やった！！　私、ついに本選に出場できるんですね！？　いよいよ本番！　楽しみです！」

モブメイト「あーあ、ダイナゼノンもっと見たかったなぁ」

　ライバルの自己犠牲のおかげとは言え、無事に三次予選を突破できた事にスレッタは喜びを隠せない。

　メイジンは共に戦ったスレッタのはしゃぐ姿を見て……

dice1d90=31 (31) %ほど心を許す事にした。

[187 二次元好きの匿名さん 23/12/23(土) 09:00:48]

保守

[188 二次元好きの匿名さん 23/12/23(土) 12:06:59]

ポケ戦なら明日24日にニコ生で配信されるぞ

バトル中にビデオレターのシーンとか精神攻撃すぎる

[189 スレ主 23/12/23(土) 22:53:46]

　ついに本選に進出したスレッタ。

　だが、本選も各10名ずつに分かれた3つのブロックで1対1のトーナメントを行い、勝ち残ったブロック代表者3名が決勝で戦うルールになっていた。

ウォン「今度ばかりは異論は受け付けませんよ？　決勝で三つ巴というシチュエーションはロマンですからね」

　ノゴローに殴られて赤く腫れた頬を抑えながら、選手達を牽制するウォン。

　特に問題はなさそうなので誰も文句は言わなかったのだが。

　そして第三次予選が終わってすぐ、トーナメントの組み合わせの抽選が行われた。

ウォン「仮面ファイター0号選手、Aブロックの1番です！」

ウォン「メイジン・カワグチ選手、Bブロックの3番に決まりました！」

ウォン「スレッタ・マーキュリー選手、Cブロックの10番に決定です！」

　最大にして最強のライバル達はみんな別のブロックに行ったので、対戦するのは決勝のようだ。

　スレッタは首を傾げる。

スレッタ(……なんだろう。作為的なものを感じるような)

　ちなみにジョー・モリカワもCブロックだった。

　多分2回戦で当たるだろう。

　他の選手はどうなったかな？

ケナンジ　dice1d3=1 (1)

フェルシー　dice1d3=3 (3)

チュチュ　dice1d3=1 (1)

ディルフィ　dice1d3=2 (2)

ウィリアム　dice1d3=1 (1)

1.Aブロック　2.Bブロック　3.Cブロック

[190 二次元好きの匿名さん 23/12/23(土) 22:56:46]

おお、フェルシーちゃんもCブロックか。

[191 スレ主 23/12/23(土) 23:06:23]

(スレッタと本選でぶつかるライバル少ないし、むしろエリクト姉貴の噛ませで終わりそうなのが多いのどうなんだろうか。
　あと今回ゲスト解説役として呼ばれたロウジが空気になっちゃったね。

　明日明後日辺りで次スレ開始になりそう。
　果たしてスレッタは姉やメイジンと心を通わせられるだろうか？
　そしてグエルやミオリネやフェルシーとの関係やいかに)

[192 スレ主 23/12/24(日) 06:05:50]

(保守

>>188 もちろん見る)

[193 スレ主 23/12/24(日) 17:36:56]

　メイジンの好感度が上がった事で、何か変わったかな？

dice1d5=4 (4)

1.シンプルにデレた

2.ライバルと認められた

3.反動でツン要素が強くなった

4.スレッタを自分の妹にしたいと潜在的に願うようになり、結果エリクトへの敵意が倍増した

5.特に変わらない

6.態度はともかく、スレッタの家に押し掛けるようになった

[194 二次元好きの匿名さん 23/12/25(月) 00:46:42]

保守

[195 スレ主 23/12/25(月) 06:40:51]

(ポケ戦はやっぱり名作。もしガンプラバトル中に配信されてたら、きっと選手達は涙で前が見えなくなってた)

[196 二次元好きの匿名さん 23/12/25(月) 17:59:15]

保守

[197 二次元好きの匿名さん 23/12/25(月) 20:02:04]

次スレお願いします！

[198 スレ主 23/12/26(火) 02:23:10]

次

【🎲】ガンダムビルドファイターズ 水星の魔女6【グエスレ？】｜あにまん掲示板

>>200 の秒数が素数なら、次でミオリネとスレッタは再会

[199 スレ主 23/12/26(火) 02:23:33]

埋めておく

[200 スレ主 23/12/26(火) 02:35:28]

(あ、あとメイジン・カワグチ(エリクトのクローン)がスレッタを自分の妹にしたくなったので、ある意味堕ちた模様。まだ愛憎の炎が燻ってるけど)