ここだけ包囲された時にオペラオーも内心諦めたが

  • 1二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 21:58:09

    オペラオーの"ソウル"は諦めず、自分の意思とは関係なく身体が自然に動いて原作通り勝利した世界

    レース後はいつも通り気丈に振る舞うものの、果たして「オペラオー」とは自分自身なのか、自分の名が持つ運命そのものなのか、心に今まで考えたこともない疑問が染み付く

  • 2二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 21:59:29

    ほう

  • 3二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 22:01:01

    翌年の走りにノイズが載るんだろうな…(それでも十分すぎるのだが)

  • 4二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 22:01:23

    ボクはオペラオー……
    テイエムオペラオー……

    …………

    「テイエムオペラオー」とは、ボクなのか……?

  • 5二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 22:03:46

    実際オペラオーソウルの大元が何を思って足元血塗れにしながら馬群裂いたのか本人(馬?)以外誰もわからないから解決しようがないやつじゃないですかヤダー!!

  • 6二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 22:06:15

    ストーリー中盤のクラウドみたいな…

  • 7二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 22:25:35

    しょっちゅう暴走しては精神世界に突入するエヴァ初号機かな?

  • 8二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 22:39:24

    >>7

    cv:緒方恵美で叫んで欲しい

  • 9二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 22:58:05

    運命の覇王

  • 10二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 23:07:55

    >>3

    周りは覇王と称賛するけど同期にだけは変化が分かるやつ……

  • 11二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 23:27:05

    賞賛の声が自分に向けられているものに思えなくなるやつ…

  • 12二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 23:41:58

    カフェのノーマルエンドかなにか?

  • 13二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 00:43:22

    鏡の前で自問自答してそう

  • 14二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 00:45:08

    >>12

    二人まとめてネオユニになんとかしてもらおう

  • 15二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 00:46:44

    まぁ元から『世紀末覇王テイエムオペラオー』を演じてる説あるからこいつ

  • 16二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 00:49:19

    だ、誰かこの概念のオペラオーを書いてくれぇ…

  • 17二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 02:28:49

    衝動で書いてしまった…
    投げていいやつ?

  • 18二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 03:19:57

    >>17

    わしはスレ主でも何でもないが見たい

  • 19二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 06:13:15

    無理だ、と思ったのはそれが初めてだった。
    塞がった進路。腫れ上がって見えない左目。抑え込まれるような閉塞感に、必要以上に上がった息。
    右も、左も、前も、後も、どこにも行く道がなかった。
    前だけを見て、突き進んできた。その先に、栄光があると。そう信じてきた。
    だから。
    勝って、勝って、勝ち続けて。
    あと少しだった。これを勝てば、未踏の地の先の景色を見れる。テイエムオペラオーは世紀末覇王であると、証明できる。
    だから。
    諦める選択肢はなかった。諦める気はなかった。そんなことは許されていいはずがなかった。
    けれど。
    『さあ、テイエムオペラオーはどうするんだ、テイエムはどうする!残り310mしかありません!!』
    最終コーナーを抜けてなお、後方から数えたほうが早い位置。前は開かない。外にも出られない。焦りが増す。
    ──負ける?
    滲んだ負の感情は、波紋を広げて精神を蝕んでいく。
    先を行く宿敵の姿が、霞む視界からかろうじて見えた。
    ──君に、なら
    その時だった。

  • 20二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 06:16:19

    >>19

    どくん、と一際大きく鳴った心臓に、目を見開く。

    不思議な感覚だった。走っているのに、今ここにいないような感覚。ぐらりと、身体が傾いた。しかし倒れることはなく、僅かにレーンがずれる。その瞬間。すぐ目の前のウマ娘が、内に進路を切り替えていた。

    ──あ……

    道が、拓けた。

    踏み込んだ右脚は、まるで自分のものではないようだった。何かに突き動かされるように、ただ前へと駆け抜ける。隙間をこじ開け、共に抜け出した宿敵の蹄鉄の音を振り切るように、ただ、前へ。

    『テイエムか!テイエムか!僅かにテイエムかー!!!?』

    一瞬秒の静けさが辺りを支配した。

    勝者は確信していた。

    突き上げられた拳と掲示板が示した7の数字に、割れるような歓声がターフを揺らす。

    その痺れるような歓声に笑みを浮かべながら、胸のうちには動揺が渦巻いていた。

    テイエムオペラオーは勝利した。

    年間無敗、8戦8勝の大記録。

    誰もが成し得なかった未踏の地に、今、テイエムオペラオーは立っている。

    けれど。

    ──そこにいるのは、本当に…"ボク"なのか…?

    左目の腫れの痛みも、擦り切れた足の痛みも、既に静まりかけている心臓の音も、すべて偽りはなかった。

    そのはず、だった。

    あの時。

    テイエムオペラオーは諦めていた。

    宿敵に負けるなら、それでいいかもしれないと、一瞬でも、そう思ってしまった。

    進路を拓いたのは、その一歩を踏み出したのは。

    「……」

    "テイエムオペラオー"は、観客に向かって深々と頭を下げた。マントをはためかせ、"世紀末覇王"の誕生を高らかに叫ぶ。舞台に上がったからには、最後まで演り切らなければいけない。幕は、まだ続いている。

    積み上げてきた信念の塔が傾く音を聞きながら、"テイエムオペラオー"は高らかに笑った。

  • 21二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 06:19:16

    >>19

    投げたけど展開間違ってたらごめん

    問題あったら消してくれ

    >>18ありがとう

  • 22二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 06:30:51

    >>19

    >>20

    めっちゃ良い…



    シングレみたいにゾーンを会得したように見えて特徴を聞くほどゾーンとは違う別のモノだと気付いて余計疑問が深まって抱え込みそう

  • 23二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 07:17:51

    オペラオーがテイエムオペラオーであるなら、激しく反応(塩対応)するはずのウマソウルが一頭…

  • 24二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 07:29:31

    >>23

    尻を向けるドトウソウルか

    まあ最近になってオペラオー=リュージだと思ってる疑惑が再燃して栗毛のよく一緒に走る牡馬としかオペラオー自体は認識してないんじゃないかって話になったが

  • 25124/04/07(日) 09:30:35

    >>19

    >>20

    素晴らしい……

  • 26二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 17:11:53

    ドトウたすけて……

  • 27二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 21:20:18

    実馬ソウルと鞍上ソウルがごっちゃになってこういう混乱をもたらすケースをもっと見ていきたい

  • 28二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 09:07:32

    >>19

    >>20

    18なんだがとてもよかった…

    ウマソウルが出てきたのはこの一度きりだけでそれが逆に謎を深める要素になってそうでいいね

  • 29二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 09:15:14

    リュージ成分多めなオペラオーにオペさんソウルがまだだまだ道はあるぞリュージって声かけたのがこれなのかな

  • 30二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 09:33:34

    >>26

    困惑しながらも健闘を称え合おうとドトウに近付いたら「誰ですか…あなた…」って言われて疑惑が確信に変わりそう。

  • 31二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 09:40:57

    ぼくは本当のテイエムオペラオーになれませんでした。
    ドトウさん、本当のテイエムオペラオーさんに会えるといいですね…

  • 32二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 18:18:37

    また勝てなくて泣くほど悔しいけど、オペラオーさんにおめでとうは言いたいドトウ
    けれど何故か嫌な思いが渦巻いて、近づくのを躊躇ってしまって結局声をかけることができなかったドトウ(ソウル共鳴)

  • 33二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 20:33:59

    まったく違う理由からこれになりそうなオペ……

  • 34二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 20:38:56

    オペトレは気づいてフォローしてくれぃ………!

  • 35二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 22:41:55

    だけどスズカやライスみたいに運命に打ち勝つウマ娘も居ることを知って、己の覇王と戦う決意をするオペも見たいよ

  • 36二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 08:27:43

    違和感を感じたことはあった。
    まだ幼い頃、まだ"王"ではなかった頃。
    両親から名前を呼ばれる度に、心臓のあたりがざわざわとしたことがあった。本当に、ボクのことを呼んでいるのだろうかと。

    みたいな感じで予兆はあってもいいなぁって
    魂の器概念

  • 37二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 19:39:25

    「あの時の感覚は一体…」と真剣に考えてるオペラオーを見て落ち込んでいると周りに勘違いされそう。
    そんでアヤベさんが一番心配しそう

  • 38二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 19:45:33

    自分の運命が見えてるならレース展開がふんわり流れこんできてもおかしくないし
    絶体絶命の状況で一瞬見えるチャンスを実力では予知で知ってしまって
    これが勝利と呼べるのか悩むとかもありそう

  • 39二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 21:50:45

    観客席から見たその光景は、圧巻だった。
    絶望的な位置から、壁をこじ開けるその様は。
    閃光、あるいは、超新星爆発の、残花。
    複雑な軌道を描いた後ゴールまで真っ直ぐ突き抜けた彼女に、私は眩しいほどの光を見た。
    高らかに突き上げられた拳と、唸るような歓声の渦に呼び戻されるまで、私の意識は無空間を彷徨っていた。
    「…は……っ」
    はじめて、息することを覚えたように。
    吐き出し、吸う。
    手先が、首の後ろが、びりびりと痺れている。
    勝った。
    オペラオーが、勝った。
    『これぞ世紀末覇王!テイエムオペラオー、年間全勝、達成です!!』
    実況が歴史を塗り替えた開拓者の誕生を告げる。
    まだ、夢の中にいる気分だった。
    彼女の実力を疑ったことはなかった。
    それでも今回ばかりは、と。
    誰がどう見たって、そこに道はなかった。
    閉ざされ、消えていたはずだった。
    それは一瞬のことだった。
    彼女は"まるでそうなることがわかっていたように"、内に切り込んだウマ娘の後に位置取り、一瞬空いた隙間に身体を捩じ込んでいた。
    時速60km以上で走るウマ娘で、あんなことをしたら。…私は、きっとできない。怖くはなかったのか。何が彼女をそうさせるのか。それこそが、彼女が覇王たる由縁なのだろうか。
    「……」
    おめでとう、と心の中で呟いて、観客に混じって拍手を送る。
    なにが、どうあれ。
    クラッシックで共に走った同期が、気に食わない王様が、本当に"覇王"となったのであれば。
    喜ばしい、事。そうあるべきこと。
    なのに。
    胸騒ぎが、止まらなかった。

  • 40二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 21:51:20

    >>39

    拳をおろした彼女が振り向く。

    観客席(こちら)を一瞥した一瞬秒。

    深々と頭を下げた王者に、観客達の歓声がまた大きくなる。

    私は見た。けれど再び上げられた顔に、それは見当たらなかった。

    (…何よ、その顔…)

    勝利とは。喜ばしいこと。

    日本ダービーで自ら手にした達成感を、言い表せないほどの歓喜を、私だって今もまだ、思い出せる。

    オペラオーのその瞳は、笑ってなどいなかった。

    あったのは、疑念、困惑、焦燥…?

    わからない。観客席からではその目を確かに捉えることはできない。ならどうして、そう思ったのか。

    ボタンをかけ違えたシャツ。僅かに傾いた積み木の城。例えばそういう、見落としがちな僅かなずれのような、違和感。

    遠い地に立つ彼女に一瞬浮かんだ笑みは、たしかに勝者のそれではなかった。



    ターフにいるウマ娘たちは、誰も彼女に寄り付かない。ただ一人大袈裟にマントを翻す王様の背が、なぜだかひどく、小さく見えた。

  • 41二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 21:56:20

    >>40

    あやべ視点

    このあと多分>>37になる感じで書いた

    だめだったらごめん


    一度妹に会ってるあやべさんはいろいろ直感的に感じ取ってくれたらいいなと

  • 42124/04/09(火) 23:00:05

    >>41

    いや本当に素晴らしいSS力……👏

    パッと浮かんだ概念だったけど急速に解像度が上がっていくぜ……


    アヤベさんも運命に翻弄されている一人だから、オペラオーの良い理解者になりそうだ

  • 434124/04/10(水) 00:43:14

    >>42

    ありがとう

    概念ぶっささったので筆が乗る…

    いい概念に感謝


    上でも反応くれた人ありがとう

  • 44二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 06:19:57

    いいもの読ませてもらいました

  • 453724/04/10(水) 16:33:21

    >>41

    めっちゃ良い…

    続き…続きはありますか…?

  • 464124/04/10(水) 19:50:33

    >>45

    ありがとう

    遅くなるかもだけどどとう視点も思いついたので書いてみる

  • 47二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 19:59:11

    オペラオー「和田竜二!じゃなかったトレーナー君!」
    トレーナー「誰と間違えたんだ…?」
    オペラオー「竜二!」
    トレーナー「違うよ?」
    オペラオー「リュージ!」
    和田竜二「おう!」

  • 48二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 20:01:01

    >>34

    オペトレもリュージソウルに浸食されるんだぞ。

  • 49二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 22:39:24

    >>47

    当たり前のように居るな

  • 50二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 07:54:25

    ここのオペ、このあと負けても悔しいより安堵のが勝ってそう

  • 51二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:13:41

  • 52二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 22:00:48

    >>37

    演技を忘れる程考え込んで欲しい。

    他の子と肩がぶつかっても「あ、ごめん。」で終わらせるし、いつものアクセサリーを着けるのも忘れるオペラオー

  • 53二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 22:23:32

    ドトウ視点ほしい!!書く!!って思ったら先約いた、頑張ってほしい、良い概念で落とすには惜しい

  • 544124/04/11(木) 22:30:44

    >>53

    SSは何個あってもいいから気にせず書いて…書いて…

    まだ書けないので先上げてくれてもいいのよ

  • 55二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 06:32:16

    >>50

    デジタルが救いになりそう

  • 56二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 12:50:31

    >>50

    JCで大敗して大阪杯で2着になったシャカがあんなのはオペラオーじゃねぇとか言ってて欲しさ

  • 57二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 13:25:59

    「ボクは誰だ?」

  • 58二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 14:07:42

    泉のエピソードが洒落にならなくなる…

  • 59二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 14:19:11

    良概念。しゅきぃ………

  • 60二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 15:36:36

    劇場版ウマ娘の裏側で「運命を破ったウマ娘」についてタキオンかカフェと色々会話していても面白いね

    その例としてサイレンススズカ、ライスシャワー、菊花賞で故障しなかったアドマイヤベガと順に名前が上がる

  • 61二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 18:23:13
  • 62124/04/12(金) 19:49:13

    >>59

    イラストまで……ありがてぇ……

    大歓声の中、心に生まれた疑問に苦しんでいるのがよく分かる……

  • 63二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 23:09:30

    とりあえず保守だけブチ込んどく

  • 64二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 01:55:02

    オペラオーさんは、私にとって太陽のような存在でした。
    眩しくて、きらきらしていて、いつも自分に自身があって、堂々として、強くて、素敵で、美しい。
    私とは、真逆。ドジでどうしようもない私が焦がれた相手は、そんな太陽のようなウマ娘でした。

    そんな彼女に、追いつきたくて。高望みでしかないとわかっていました。けれど、諦めたくなかった。
    彼女は言ってくれました。
    私のことを、私だけを、私こそを、待っていると。
    これほど喜ばしいことがあるでしょうか。
    私はそれに、応えたかった。だから、頑張って、頑張って、頑張って。彼女の隣に立つまでになって、けれどあと一歩が、届かなくて。

    宝塚記念
    天皇賞秋
    ジャパンカップ
    そしてあの、有マ記念。

    私はすべて2着。オペラオーさんは当然のように、私の僅か先にそのピンクのマントをはためかせていました。
    さすがオペラオーさんと。憧憬の眼差しを向けていたのは、はじまりだけで。
    どうしても追いつけない差が、手を伸ばせば届くはずの差が、絶望的な差だと気づいてしまったとき。私は焦燥に駆られました。
    私はあの頃から、何も変わっていないのではないかと。隣に立てただなんて思い込みで、本当はずっと、彼女は独りでそこに立っているのではないかと。

    あの日。
    オペラオーさんに、僅かハナ差で負けた私は。
    どうして、と。どうして届かないの、と。どうしたら、勝てるの、と。そんな悔しさの中に、"やっぱり"、と。そう思ってしまったのです。
    彼女らしくない笑みを浮かべながら客席に一礼をするオペラオーさんに、私は終ぞ、声をかけることができませんでした。
    「……どうして…?」
    私の足を止めたのは、悔しさでも、焦燥でも、畏れでもなく。心の内に渦巻いた負の感情に名前がつけられる前に、私はそれを必死に抑え込むことしかできませんでした。

  • 65二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 01:59:29

    >>64

    『あんなのはただのまぐれだろ』

    『周りのウマ娘が弱かっただけさ』

    『どうせ達成するやつは他にも出てくる』

    彼女を、私達を取り巻く環境は、優しいものばかりではありません。

    どこかぼんやりと窓の外を見るオペラオーさんの後ろ姿を、私は鉛筆を握りしめながら見つめることしかできませんでした。

    「オペちゃん、もしかして元気ない?」

    ウララさんに相談されたとき、これは放っておいてはだめだと直感的に思って、でも、なんと声をかけていいか、わからなくて。


    ふらりと姿を消した背中を追って、遠くにピンクの王冠を見つけた歓喜の花は、上の空でグラウンドを眺めているその横顔に、しおしおと萎れていくようでした。

    やっぱり、いつものオペラオーさんじゃない。

    ぴたりと。また一歩が踏み出せなくて。落ち込んでいるなら、慰めたい。元気がないなら、元気になってほしい。

    まだ、私の太陽でいてほしい、のに。

    そんなことをかんがえていたら、いつの間にか。その隣には、嘗ての一等星がいました。


    何を、話しているのかは、わからなかったけれど。

    たった一つ、聞こえてきたのは。

    「…"私達"まで、背負う必要はないわ」

    そういつになく穏やかに紡がれた声と、少し驚いて、困ったように笑うオペラオーさんが、いて。

    じわりと滲んだ何かが、

    『周りのウマ娘が弱かっただけさ』

    過去の声に掻き消された。


    ああ、違う。私だ。私が、わたしが、わたしが…!

    私が、オペラオーさんに追いつけないから。私が、オペラオーさんに勝てないから。私の太陽が、翳ってしまっている。他の誰かの手によって、暗雲に押し込まれようとしている。そんなのはだめだ。そんなのは許せない。そんなのは、許してはいけない。


    私は、二人から視線を逸らすと、一目散にその場から駆け出した。転びはしなかった。音も立たなかった。そんなことは気にもならなかった。ただ、強くなりたい。

    あの人をもう、ひとりにさせない。

    あの人の隣にいるのも、あの人を追い越すのも。

    私が、絶対に。

  • 66二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 02:05:35

    >>64

    >>65

    どとう視点

    遅れた割に駆け足気味になってしまった申し訳ない

    ドトウも直感では気づきかけてるけど、オペの様子がおかしい理由に関しては共々勘違いしてるかんじかなと

    このあとのおおさか杯はきっと芸術

  • 67二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 02:07:44

    >>59

    SS書いた者だけど文入れていただいてるのすごく嬉しい…素敵なイラスト感謝……

  • 68二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 07:04:10

    良スレに感謝
    保守

  • 69二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 18:26:34

    よい…

  • 70二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 01:11:41

    普段明るい娘が静かになるの良いよね…

  • 71二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 01:14:14

    自分が何者かわからなくなったまま走って負けてあんなのはオペラオーさんじゃないとか言われるのか…

  • 72二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 10:57:22

    姉貴は気づくだろうけどトプロ気づくかな

  • 73二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 16:57:24

    トプロ普段なら気づいてくれるかもだけど00年の心境を考えるとそんな余裕はなさそう…
    なんとなく察していてもそれはそれでよい

  • 74二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 21:25:22

    トプロは全て終わったあとに気づくか、アヤベやドトウに言われて気づくパターンかな

  • 75二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 23:33:37

    引退の有マでホッとした表情を浮かべるオペを見てしまって衝撃を受けるトプロ
    ずっと身に受けていた覇王からのプレッシャーが剥がれて、一人のウマ娘としてのオペをようやく認識して我にかえる
    理由はわからない
    ただどこかに行ってしまいそうなオペの手を捕まえて、自分は走り続けることを誓うトプロ

    アイデンティティを喪失したオペに響くかはわからない
    後世代に破れていく中で崩壊から再構築していてもいいし、継ぎ接ぎのままshow must go on で走り続けていてもいい

  • 76二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 08:19:08

    全部見た好き

  • 77二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 18:10:33

    保守

  • 78二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 23:37:34

    テイエムオペラオーの朝は少しだけ早い。
    朝日と共に目を覚まして、世界が喜ぶ声を聞き、自らの美しさに磨きをかける為の身だしなみは欠かさない。
    同室の先輩と取り合いになる事の多い鏡の前に陣取って、軽く寝癖を直してから、鏡の中の自分に陶酔する。
    そんなルーティーンを、その日も行う。はずだった。
    「……」
    鏡の中にいる自分は、笑っていなかった。
    瞳の中に揺らぎを見つけて、思わず目を伏せる。
    思い出すのは、あの有マ記念の、あの瞬間。
    自分ではない"何か"が、道を拓いた。
    どくん、と鳴った心臓の音は、今でも耳中に残っている。
    あのときの感覚を、ずっと、忘れることができない。
    あのとき生まれた疑問は日常にすらついて回って、オペラオーを思考の海に突き落とす。
    「……君は、誰なんだい?」
    鏡の中の自分に問いかける。
    テイエムオペラオーであって、テイエムオペラオーでないもの。
    「……ボクは、テイエム、オペラオー」
    自分の名前を、こんなに自信なさげに口にしたのははじめてで。
    いつもなら同室の彼女が起きるまでずっと居座っていたそこから、オペラオーは目を背けると、そっと逃げ出した。

  • 79二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 23:38:31

    >>78

    鏡に向き合う時間が減ってたらいいなぁ

    姉貴は気づいてさりげなくフォローしてくれる、はず

  • 80二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 08:48:01

    同じくウマソウルの運命に翻弄されたタキオンを同室で見てきたデジタルが、ウマソウルから覇王を解放するために勇者になることを決意する流れが浮かんだり

  • 81二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 20:35:53

    保守

  • 82二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 07:30:01

    覇王世代の湿度があかんことに……

  • 83二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 12:17:40

    だからオペには表向きはいつもの太陽でいてもらうね…
    いつもは半分素でやってたものが完全に演技になっていくんだね…

  • 84二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 20:09:59

    同期たちに指摘されても、
    「何を言ってるんだい?君たちの目の前にいるのは正真正銘のテイエムオペラオーだよ????」と自分に言い聞かせるように言うんだ。
    勿論ハイライトオフの笑顔で言っているものとする。

  • 85二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 20:59:22

    >>84

    いつも太陽のように光り輝いてるオペがハイライトオフになるのは健康いい。そういうのもっと聞かせて欲しい(ゲンドウポーズ)

  • 86二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 21:02:41

    全然関係ないけどレース後、興奮が冷めなくて真っ赤な獣みたいな目で見て欲しい(モブ娘)

  • 87二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 23:28:45

    あの有マ記念から2週間が経っていた。
    左目の腫れも、脚の擦り傷や打ち身も、ほぼ完治していた。
    けれど、あの時に残った違和感だけはずっと、纏わりつくようにテイエムオペラオーの心臓に宿っていた。
    自分が、自分ではない感覚。
    同じ距離を走ってみても、誰かと併走をしてみても、あの時と同じようにはならなかった。
    走っているのは自分で、考えているのも自分で、それに間違いはないはずなのに。
    一度のズレで生じた僅かな空白が、大きな違和感となってオペラオーに迷いを植え付けていた。
    このままでは、いけない。
    トレーナーもそう思ったのだろう。
    事情は話していないが、いつになく大人しいオペラオーの不調を見抜いたのか、温泉旅行を提案してきた。
    1年間頑張ったご褒美だ、というわけらしい。労いの気持ちがないわけではないだろうが、理由をつけてオペラオーを休ませたがっているのは明白だった。
    ──情けないと思う。
    トレーナーに気を使わせてしまっている。王とは常に道を示すものでなくてはいけないのに。
    断るつもりだった。できるだけ早く、いつものペースを取り戻したかった。けれど。実はもう予約してあるんだと、いつの日か商品券で回した福引の特賞をひらひらと見せてきたトレーナーの好意を、無下にはできなくて。
    「…たまには、いい、か」
    この一年間、ずっと、レースのことだけを考え続けてきた。絶対王者となった今、来年だって、負けるつもりはない。いずれ来たる勇者を待ち望んでいるとは言え、早々に玉座を譲るつもりはなかった。なればこそ、王にふさわしくあらねばならない。そのために必要な休息だというなら、それもまた、一つの選択だ。

    そう。その時は、そのズレが致命傷になるだなんて、思いもしなかった。

  • 88二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 23:29:20

    >>87

    『エイプリルフールではありません、本当にオペラオーが負けました!』


    実況の声に湧き上がったのは、驚愕か、歓喜か、落胆か。

    大阪杯──4着。

    今年はじめてのレースで、オペラオーは、負けた。

    テイエムオペラオーの無敗伝説が終わりを告げた瞬間だった。

    痛いほど背中に感じる刺すような視線を受け流しながら、オペラオーは己の胸の内に広がった感情に戸惑っていた。

    これは、あの時のそれではない。

    それは、問題ではなかった。

    こんなつもりではなかった。負けて悔しいはずだった。

    皐月賞以降ずっと勝てない日々が続いていたあの時は、その悔しさを嚙み砕いて、胃の腑の中に押し込んできた。

    悔しさ。確かに、それは存在した。勝ち続けてきたが故の、屈辱の敗北だった。

    けれどそれ以上に、胸の内を占めるのは。

    (ボクは、どうして今、安堵したんだ…?)

    負けてよかった、などと。

    思うはずがなかった。思っていいはずがなかった。

    それは、今日このレースで走った相手に対する侮辱だった。

    それは、自分が嫌ったはずの感情だった。

    「なあ、おい」

    背後から投げかけられた声に、ああ、と思う。

    エアシャカール。昨年のジャパンカップを思い出す。

    何を言われるのだろう。何を言われても、自分には、何も言う資格がないと。せめて道化の仮面を貼り付けて、振り向いて。

    「…お、前…どうした」

    きっと。ふざけるなと怒りをぶつけるつもりだったのだと思う。

    実際、振り返った先にいた彼女は眉を吊り上げていた。それが、怪訝と戸惑いに変わったとき、失敗したのだと、確信した。

    「顔色、やべえぞ」

    何かが、崩れる音がした。

  • 89二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 23:29:49

    >>88

    ──その後のことは、よく覚えていない。

    きっと、お決まりの道化を演じて、乗り切ったのだと思う。

    気が付けば控室の鏡の前で、幽鬼のような瞳を見ていた。頭の中では、最低な思考が渦を巻いている。”ボク”ではもう、勝てないのでは、と。


    だめだ。


    だめだだめだだめだだめだ。

    今のままじゃだめだ。このままじゃ終わる。何もかも。

    他のウマ娘達の道を踏みつけてまで敷いてきた覇道も、自らの意思も、トレーナーやファンからの期待も、何もかも、全部、無駄になる。

    堕落してなどいられない。

    己が何者かなんて、この際なんだっていい。


    ボクはこのトゥインクルシリーズに王者として立つ、最強のウマ娘、テイエムオペラオーだ。


    今はもう、それ以外はいらない。


    「トレーナーくん」

    控えめなノックの後顔を見せた半身に、すまないという言葉を飲み込んで、オペラオーは決意を込めた視線を向けた。

    「次は、勝つから」

    春の天皇賞。連覇がかかったそのレース。

    必ず勝つ。もう不甲斐ない姿は見せない。

    最後の余燼を焼き尽くすように、紫炎が揺らめいていた。

  • 90二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 23:31:29

    >>89

    崩壊しながらもノブレスオブリージュで走り続けていてほしい

    途中から>>84になっててもいい

  • 91二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 07:41:41

    救いは……このオペに救いはないんですか……

  • 92二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 12:42:34

    最後の有馬でもう一度何かに憑かれるけど、今度は自分のまま走るからと振り切って敗れるのはあるいみ救いになるかな
    今度は自分の力だけで、真っ向勝負の結果で負けたから悔いはないみたいな

  • 93二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 18:39:06

    こっそり補足

    >>87

    安堵したのは、負けたけど有マみたいにはならなかったから(これでまたアレになって勝ってたら崩壊度すごそう)

    >>89

    そして同時に"負けたのは他でもない自分"という事実を突きつけられる(原因は精神面と調整不足だけど言い訳にはしなさそう)

    春天は実力勝ちなのできっと晴れてくれる

  • 94二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 18:40:26

    自覚してからの勝利だから春天はめちゃくちゃ喜びそう

    その後負けても前みたいにはならなくて、でも最後の有馬で思うように走れなくて諦めかけた時に心臓が鳴って>>92になるとか

    「諦めかける」がトリガーの前世テイエムオペラオーさん

    それで漸くあれは呪いではなく叱咤だったと気付くみたいな

    完全に自分の意志ではなかった00有マは一生引きずりそうだけど、知らないよりは前向きに捉えてくれそう

  • 95二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 23:48:57

    刺さった…

  • 96二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 06:28:13

  • 97二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 07:15:05

    >>24

    元々「オペラオー」って言葉を聞くだけで背を向けるくらいだったのに引退式で特に嫌がるわけでもなく並んで行えてたから

    「ドトウは人が悲しい時『オペラオー』と鳴くから嫌い」と言う説が長らくあって

    この間会いに行ったリュージにドトウが塩対応だったから「ドトウはリュージを『オペラオー』だと思ってる」説が出てきた

    ちなみにトプロはちゃんとオペラオーという「馬」を認識してていつからかビビって顔を合わせないようになった

  • 98二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 18:58:40

    あの有馬記念以降時々自分が誰なのか分からなくなって、日に日に自分だけど自分じゃない"何か"に侵食されて自我が消えていく。

    違和感を感じたアヤベ辺りがオペラオーのもとに行くけど片目だけ別の色になってて>>84みたいになる。

    次第に別人になるんだけど同期たちがどうにかしようと奮闘する。

    自分じゃない"何か"の正体は悪霊とかそういうのではなくてこれ以上辛い思いをして欲しくないというウマソウルの優しさで…


    …というところまで思いついた。

  • 99二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 20:04:30

    >>98

    ボクが僕になるオペラオーさんか…

  • 100二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 23:13:59

    「ボク…?僕、僕、ボクは…。テイエムオペラオーなんだ!…『テイエムオペラオー』なのか…?」
    顔の表情が半分笑顔で半分憔悴しきってそう

  • 101二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 07:49:14

    元に戻ってもしばらく魘されてそう
    舞台の一幕と考えられたらいい…のか?

  • 102二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 19:20:39

    このレスは削除されています

  • 103二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 22:27:20

    嘗て泉で出会い、自分の馬生をみて「なんて美しいんだ!」と言ってくれた少女がこれ以上運命のせいで傷付かないようにというウマソウルさんの優しさか…

  • 104二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 00:48:54

    RTTTでも闇堕ちまでは行かなかったオペが病んでる…良いっ…!

  • 105二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 09:02:37

    >>98だけど序章書いてみた。起承転結の起もいってないかもだけど。

    T.M. Opera Oこんな子じゃなかった。

    自身と同じ名を持つタンザナイトの瞳の少女を見てそう思う。


    あの子とは小さい頃から知っている。


    はじめて会ったのは彼女が道に迷っていた時。


    あの子が4歳くらいの時だったか。


    僕の事が見えるのにも驚いたけど、こっちには存在しない"馬"を見て怖がらない事に、そして同じ名前を持っていることに一番驚いたのを覚えている。


    それからは時々一緒に過ごすようになった。ヒトの言葉が喋れないからあの子の話を聞くだけだったけど。


    考え方次第では同一生物なおかげか僕が伝えたいと思ったことは声に出さずともあの子にはちゃんと伝えることが出来た。


    いつも一人の話し声しか響いていないけど、僕が喋れないのは残念だけどとても楽しい日々だった。


    それでね、僕、思ったんだ。


    この子も僕と同じ運命を歩んでしまうのか、って。


    それだけは避けたい。僕はこの子がレースに興味を持たないように願った、行動した。一緒に絵本を読んだり、お花や木の実を観察したり、他のテイエムの子や妹の話を聞いたり。出来るだけレースと関わらずに過ごしてもらうために。


    なのに────


    「オグリ1着!オグリ1着!見事にファンの大声援に応…
    telegra.ph
  • 106二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 09:05:33

    >>105

    ちょっと字が抜けてたり誤字があるのに今気がついた。初めて書いたから許して。脳内で補修して読んで

  • 107二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 12:58:30

    >>105

    素敵だった…続けるんだ……

  • 108二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 19:56:59

    有馬の最終直線、真隣で憑依したオペラオーを見て別人格に気付かず尊敬の念を強めるもよし
    あるいは一番近くで見てたからこそ普段との異質さに気付いて、着順掲示が出る前の刹那に「オペラオーさん.......ですよね?」と率直な疑問をぶつけることでむしろオペラオーの救いになるも良し

  • 109二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 01:15:50

  • 110二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 01:41:50

    その後オペと目があった瞬間歓声にかき消されてる感じが浮かんだ
    歓声に応えるオペと浮かんだ違和感を胸にし舞い込むドトウ……オペはちゃんと聞いててあとでありがとうっていう
    わけもわからずハイって言ういつものドトウに救われててもいい

  • 111二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 06:13:45

    いいね

  • 112二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 12:41:06

    史実だとこのあと温泉療養だから、この世界のオペラオーはこのメンタルぐちゃぐちゃなままトレーナとの温泉旅行なんだよね......

  • 113二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 14:58:02

    メンタルの回復ができてないどころか、壊れてそうだよな

  • 114二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 20:55:36

    >>107

    続きねぇ…あるにはあるんだ。頭の中には。あげるとしたら早くても日曜日になるし、長め書くのが初めてだから質は保証できないけどいる?

  • 115二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 21:07:05

    >>114

    待ってる

  • 116二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 00:10:04

    オペが元気ないことに気づいて温泉で療養させるけど、変な気使わないようにグランドスラムのお祝いだたまには羽伸ばせよとか言って、無意識に地雷踏みまくってそうなトレーナー…

  • 117二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 00:14:05

    >>116

    大雪で旅館からでられなくなって無言で窓から降り積もる雪を眺めてそう


    (実馬は外で遊びたくて出せ出せ大騒ぎしてたらしいし珍しく飼い葉食いも良くて太ったことは見なかったことにする)

  • 118二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 06:39:40

    トレーナーとはリュージソウルを分け合った存在でいつか理解し合って欲しい……

  • 119二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 07:21:30

    このレスは削除されています

  • 120二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 17:41:23

    まつよ

  • 121二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 18:43:51

    トレーナーの前だから残せなさそうだな旅館飯…
    雪で帰れないしトレーニングもできないしでないしめちゃくちゃ焦っててもいい…

  • 122二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 18:44:50

    >>121

    できないしで、内心

  • 123二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 21:03:23
  • 124二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 21:17:51

    >>123

    そのスレ好き

  • 125二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 00:46:26

    鞍上が1月に骨折してる要素入れると、トレーナーが骨折して入院中、自主連で追い込んで食が細くなってたけど、トレ復帰後温泉に行ってトレーナーの前だから食べなきゃ…ってなる妄想は一回した

  • 126二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 07:44:08

    >>123

    勇者に倒されたところマリーアントワネットに例えたのすき

  • 127二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 13:10:51

    年明けの敗戦でようやく重荷を下ろして、春天で去年全て勝った王者とは思えないほどに無垢な喜び方をするんだよね

  • 128二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 18:32:42

    00年は有馬の一件がなくても勝たなくてはいけないプレッシャーとかもあっただろうから、一度負けて、春天勝って、勝ったら嬉しいことだとかレースの楽しさだとかを思い出すんだよね

  • 129二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 22:41:29

    このオペラオーを見て、

    「ああ──あたしはこの人を倒さなきゃいけないんだ」

    という思いが沸き立つアグネスデジタル

    それが自身の望みなのか、ウマソウルによって示された運命なのかは分からない

  • 130二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 22:45:29

    勝てば勝つほど、高く高く登るほど落ちた時の恐怖が計り知れなくて、次も頑張ってほしいという応援の声が"次も負けは許されない"という呪縛の声に聞こえ自分で自分を追い詰めてしまい、表ではいつもの歌劇王を必死に演じるんだけど心はボロボロで誰も見てないところで震えて曇っていくシチュが私性合なんですがどうっすか?

  • 131二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 22:52:31

    >>130

    ただの思いつきだから誰かネタにでも使ってほしい(*ノ・ω・)ノ⌒。ぽーい

  • 132二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 22:55:41

    このレスは削除されています

  • 133二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 00:22:58

    勝利を誰よりも求めていたはずの覇王が負けて安堵するのほんま…実馬ソウルくんには責任取ってまた夢の泉に顕現してほしい

  • 134二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 01:11:30

    力を貸せば勝てるのになぜ断る!?みたいな反応してくるか、それとも純粋に走ることへの喜びを得られたウマ娘オペラオーを羨んで認めるか
    どっちに転んでも想像が膨らむ

  • 135二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 06:38:30

    保守

  • 136二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 12:30:28

    まってる

  • 137二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 17:56:13

    オペラオー自身がこちら側の歴史に感づいているような所があって、それが行き着いた先にあるのが、あちら側とこちら側のどっちが本当の自分なのか分からない、っていう状態なんだったら、史実では負けたレースでもこっちでは全部勝つ、って結果にしたら、あっちはあっち、こっちはこっち、それぞれ別人なんだって分別の区切りがついて安定するんだろう。


    オペラオーの精神がやられてる原因って、別に無敗で勝ち続ける事がしんどい訳ではなくて、史実そっくりの運命をたどっている事で本当の自分がどこにいるのか分からない、本当の自分が誰なのかが分からない、という状態なのがキツイ原因な訳だ。

    だから「敗北したから肩の荷が下ろせて安心できるのか?」というと「史実そっくりに運命通り負けた」という結果であれば、それでいきなり無敗の重圧の肩の荷が下りて楽になれる、という単純な訳じゃない。


    あるいは、ここのレスに出ていたけど「誰かがテイエムオペラオーに勝てばそれでオペラオーが肩の荷を下ろせて救われるのか?」という点じゃなく、史実では「ライバル不在の一強時代」「強すぎてつまらない」「頑張っても観客が喜んでくれない」って史実が、あちら側の世界では「こうして孤独だった王様は競い会えるライバルができて、観客からもつまらないレースをするなんて事を言われなくなった」というように史実とは別の結末につながるからこそ、そこに救いが出てくるんだろう。

    https://bbs.animanch.com/board/3130317/?res=19

    https://bbs.animanch.com/board/3130317/?res=22

    https://bbs.animanch.com/board/3130317/?res=23

  • 138二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 18:35:34

    >>129

    ただ倒すだけじゃなくて救わなきゃいけないけど、その覚悟を持ってオペラオーに挑む勇者アグネスデジタルは観たい

  • 139二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 20:39:10

    どこまで知ってるか知ってないかでパターン変わりそう

  • 140二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 23:02:33

    幼少期の頃泉で出会った美しいウマ娘から『覇王になる』という指名を与えられたけれど具体的なレース結果は知らされていない設定の場合(知っていそうな素振りは良すぎる勘のせい)、有馬で感じたウマソウルに「もしやあのときの君なのか…?」ってなってたらいいなという妄想
    その後魂が重なった影響で、夢で史実のレース結果を見てしまってもいい

  • 141二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 00:49:31

    ウマ娘と元の競走馬の魂について、アニメとかマンガとかでは「ウマ娘、それは別世界に存在する名馬の名と魂を受け継いで、時に数奇で、時に輝かしい運命を辿る存在、この世界に生きる彼女達の運命はまだ誰にも分からない」って言ってるから、ここだけを聞くと「この世界では君たちの頑張り次第で自由に生きられるんだよ」みたいな勘違いしそうな説明だけど、実際にはカフェとかアストンマーチャンとかケイエスミラクルとかのシナリオだと「元馬の魂的な存在が介入してくる」「世界の修正力で皆の記憶から存在が忘却させられる」「謎の運命力で昏睡状態に陥る」とかで「何が何でも元と同じ運命を辿らせてやる」みたいな運命の意志を感じる。
    そういう見方をすると、ウマ娘のシナリオっていうのはシュタインズゲートみたいな「もう既に世界はこういうシナリオ通りになると運命で決定づけられているんだけれど、その運命を主人公たちの頑張りで何とかする」「決められた運命を打ち破って、自由を掴み取る」みたいな、「運命と戦う物語」なんだって思わされる。
    オペラオーの無敗伝説とかも、「この勝利とその後の敗北も全ては運命によって決定付けられていた」って事になったら、トーホウドリーム、メイショウドトウ、アグネスデジタル、ジャングルポケット、マンハッタンカフェがオペラオーに勝ったとしても、それは運命による強制力でそうなる宿命だった、って事になるから、そこで勝たないとオペラオーは自分の運命から自由になれないんじゃないか?

  • 142二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 07:17:52

    デジたんはデジたんで

    本人「うっひょ~! ウマ娘ちゃんたまんねぇ~!!」

    ウマソウル「えぇ……いや別に他のウマなんてどうでも……」

    みたいなすれ違い起こしてそう

  • 143二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 09:06:11

    保守

  • 144二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 12:27:48

    結局最後まで史実通りの展開でもオペのメンタルなら春天勝ったらある程度回復しそうだけど、安堵するなら引退レースかな
    あの日背中を押した"テイエムオペラオー"以上にはなれなかったけど走りきった達成感と負けた悔しさとまだ走ってたかった寂しさともう苦しまなくていい安堵とごちゃまぜになって控室で一人静かに泣いていてほしい

    それはそれとして後世に語られるのは例の有馬とグランドスラムなので自力で達成できなかった傷は多分一生残る

  • 145二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 19:01:51

    つまり救いは:ない

  • 146二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 21:54:56

    こういう自己矛盾や恐怖感を乗り越えて、自分の本当の走りを見つけてくれたら熱い

  • 147二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 05:52:05

    >>146

    ジャンポケとのJCがそれになってたらいいな

  • 148二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 05:57:00

    あ、これ無理だなって頭では思っても習慣になってるから体が自然と動いて良い結果が得られるっていうのはあることだと思う
    テニスの大会で良い球打たれたけど何とか拾えたとかあるしスポーツ経験者ならそれなりにある経験な気がする

  • 149二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 08:55:03

    >>20

    『積み上げてきた信念の塔が傾く音』

    ここすき

  • 150二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 09:53:29

    >>148

    そういう体験の原因が「今まで自分が練習してきた積み重ねが体に染み付いていたから出来た」なら受け入れられる。

    だけどあの時自分の体を動かしたのは自分じゃなくて、別の世界にいた自分なんだけど自分じゃない魂が自分の体を動かしていた、とかだと「ここにいる自分と自分の魂は本当に自分のものか?」って不安になる。

  • 151二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 10:55:10

    「運命的な何かを感じる」と言うと聞こえがいいが、「もしかしたら、自分が必死に走ったレースの勝ちも負けも全て運命で決められていただけで、自分の努力や頑張りもその運命に従って行動させられていただけなんじゃないのか?」っていう不信感を持ったら、「それなら運命を超えるように挑戦しよう」とか「たとえ運命通りにしか歩めないとしても精一杯頑張ろう」という心境にはなれないだろうから、「前世の魂」「運命的な何か」ってのに無自覚な方が幸せに生きられるんじゃねえかな。
    運命論を信じ込んで拗らせた結果って、シェークスピアの「消えろ、消えろ、つかの間の灯火、人生は歩く影法師、哀れな役者、出番のあいだは大見得切って騒ぎ立てるが、そのあとは、ばったり沙汰止み、音もない。」「この世は一つの舞台、すべての男も女も役者にすぎない。それぞれ舞台に登場しては、消えていく。人はその時々にいろいろな役を演じるのだ」みたいな「自分は所詮こういう物語のこういうシナリオでこういう役回りを割り振られて、それにただ従って行動していただけだった」っていう悲観的な価値観に行き着くもんだし。

  • 152二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 12:13:28

    01JCで考えたことあるのは、史実の勝ちタイム2:23.8を超えて2:23.7でゴールしたけど結果は変わらなかったってやつ

  • 153二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 18:28:43

    あぁ~普段大袈裟なくらい明るいウマ娘がどうしようもなく曇る創作からしか得られない栄養が五臓六腑にしみ……

    わりぃやっぱつれぇわ……

  • 154二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 20:34:44

    >>152

    前世の運命に気がついていて、そこからレコードタイムなどの細かい所の歴史は変えられるけど、どうやっても大筋の勝ち負けの運命だけは変えられない、っていうのに気がついたら「人はどこまで行っても運命の奴隷でしかない」「自分たちが努力して変えられるのは歴史のささやかな変化だけ」ということを分からせられるんだよね。

  • 155二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 23:57:17

    保守

  • 156二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 01:12:49

    >>151

    その結果世界そのもの枠組みを破壊して無に返すことで自身の自由意志を証明しようとしたのが同じサイゲのラスボスに居たなそういや

  • 157二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 01:51:49

    見ない間により高純度な深淵になっている…
    いいと思います

  • 158二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 09:38:19

    やっぱり「史実の運命を変えられたレース」みたいな経験が出来ないと
    「もしかしたら、自分は運命に決められたシナリオの通りに動かされているだけなんじゃないか?」
    「今まで自分は自分の意志で走ってきたつもりだったけれど、実はそれも決められた運命に従って走るように、前世の魂がそう動かしていただけなんじゃないか?」
    っていう疑惑が付き纏い続けるよな。

  • 159二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:37:05

    >>152

    掲示板を見上げてそのことに気づいて暫く呆然としたあと「はははっ」て見たこともない笑顔見せてほしい

  • 160二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 22:12:58

    お前は誰だ
    俺の中の俺

  • 161二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 23:54:37

    >>159

    肯定的な見方だと「たとえ微かな変化であっても、人は自分の努力で運命を変えられるんだ」

    否定的な見方だと「どんなに努力したとしても、運命によって決められた勝敗は人の力では変えられない」

    どっちの見方に立って笑うのかによって受け取り方が違ってくるな。

  • 162二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 02:38:45

    >>161

    きっとどっちも美しい

  • 163二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 12:50:56

    いい…!

  • 164二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 13:43:00

    ちょっとスレチかもしれないけど、自分の中ではこの概念でソウルが出てきてる時の心象風景と効果音がウルトラマンジャックの変身直前のカット(暗闇の中で光が輝いてるやつ)のそれになってる

  • 165二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 21:30:07

    >>114だが一応頑張って書いてる。まだ時間かかりそう。積み上げてきた信念の塔が傾く音、みたいなシャレオツな表現は全く出来ないから質は期待しないでね。

  • 166二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 22:29:14

    >>165

    頑張って♡

    待ってるね♡

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