- 1二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 04:35:18
これまで
ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って...そうだ......!|あにまん掲示板大量のにんじんを押し付けてやる!https://bbs.animanch.com/img/243226/595いくら良く食べると言ってもこの量は迷惑でしょ!これで体調でも崩せばいいのよ!bbs.animanch.comムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……!Part2|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/255217/前スレオグリ×前スレ1の妄想をしよう!!!bbs.animanch.comムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……!Part3|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/255217/https://bbs.animanch.com/board/258049/オグリ×前スレ1の妄想をしよう!!!次は&…bbs.animanch.comムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……!Part4|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/255217/https://bbs.animanch.com/board/258049/https://bbs.animanch.…bbs.animanch.comさらにオグリを困らせていきましょう
- 2二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 04:46:30
- 3二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 04:59:44
とりあえず保守
- 4二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 05:02:41
- 5二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 05:10:14
- 6二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 05:17:27
- 7二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 05:18:41
- 8二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 05:19:12
- 9二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 05:42:34
とうとうpart5まできたか……
折り返し地点だな! - 10二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 06:18:53
ただいまのお時間は早朝トレーニングに励むオグリとお弁当をつくるイチでお送りします
- 11二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 07:35:09
デレる前のイチちゃんとつるんでたウマ娘はどう思うんだろうか
やっぱり裏切り者的な感じになるのかいっそ気ぶり始めるのか - 12二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 10:40:21
- 13二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 11:09:13
毎回昇天してるDタルさん可哀想
- 14二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 12:20:38
イチちゃんがまだオグリに敵対心とか嫉妬心メラメラの時のSSとか書きたいけど文才がなくて辛い
- 15二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 12:23:51
- 16二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 12:26:10
これ普通にネットニュースもんじゃね?
- 17二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 12:32:19
- 18二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 13:28:46
これGirlfriendのほうじゃなくても結局イチちゃん個人を特定したような言い方にも捉えられてしまうからイチちゃんほんまに無理じゃん
- 19二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 14:28:28
1ママ&オグママ「あらま!」
- 20二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 14:37:36
- 21二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 14:47:11
オグリの言動やイチの言動が理由で外堀が勝手に埋まっていって告白もしないままほぼほぼ恋人の距離感になるオグイチも見たいが外堀とかあんまり埋まってない状態でイチでもオグリでもちゃんと告白して恋人同士になるのも見たい心をコントロールできない……
心が二つある!俺はどうすればいい!答えてみろルドガー! - 22二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 14:52:54
- 23二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 14:53:43
- 24二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 15:00:32
- 25二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 15:05:01
- 26二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 15:16:58
タマ「なあオグリ、耳飾りどうしたんや?」
- 27二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 15:48:42
- 28二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:08:32
- 29二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:11:29
- 30二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:20:12
- 31二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:20:39
- 32二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:23:25
- 33二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:25:31
- 34二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:25:34
ウソでしょ…普通にデートしてる…
- 35二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:26:45
- 36二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:27:46
双子コーデまでして「デートじゃない」は無理すぎるだろ……
大好きじゃん…… - 37二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:30:22
なんか消されてない?
- 38二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:34:25
- 39二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:34:27
このレスは削除されています
- 40二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:38:31
- 41二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:39:19
- 42二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 16:41:00
- 43二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 18:20:46
- 44二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 18:27:12
前スレ192さん、本当にありがとうございました
私、相合傘に可能性を見出した者です
涙が止まりません
これで安らかに眠れます………………… - 45二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 19:12:15
- 46二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 19:20:06
そんで怪我させるとか毒盛るとかいうと「犯罪なんてサイテーね!もっと陰湿で取り返しの付く嫌がらせを心がけなさい!」って怒られるんだよね…
- 47二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 21:42:05
- 48二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 22:03:33
- 49二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 22:37:05
レスアンカーワンさん来なかったあああああ
でもナリタトップロードさん発表で嬉しい。
あとバレンタインですね。イチちゃんは誰に作るんだろうなあ - 50二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 23:20:31
1ちゃんに膝枕してもらって耳かきされたい
それ見たオグリに嫉妬されたい - 51二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 01:37:32
- 52二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 01:46:23
だとしたら最後の頬へのキス、完全にイチちゃんへの仕返しムーブじゃん……
はぁ……?(尊すぎて脳の血管)キレっそう…… - 53二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 01:47:43
なんでこいつら結婚してないの????
- 54二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 01:48:11
カップルじゃなくてライバルだからだよ
- 55二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 01:54:44
マジレスするとイチちゃんはバラされようが別に気にしないと思う
甘々オグイチで隠れがちだけどイチちゃんは少なくとも大量人参という悪意による行動(結果はともかく)を行う程度には悪い子であることは忘れては行けない
ベジータやピッコロに近い性質のキャラだよ
- 56二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 01:58:39
殴ったり怪我させたりはしないけど、お手洗いを我慢しているオグリにトイレとは正反対の方向への荷物運びを頼む程度のことはしてそう
- 57二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 02:32:24
「ねえちょっと、相談乗ってくんない?」
「何イチ、どうしたの。」
「またオグリの話?」
「イチがオグリのこと話すときは、『オグリの奴がさー』で始まるから、今回は違うね。」
「何なのよその分析モドキ。ムカつく。」
「いや、実際ホントーじゃんね。」
「私のことはいいんだって。これ見てよ。」
「何この手紙。便せんカワイー。」
「ちょっとイチ、そんなことしなくてもイチの愛は十分にダンナに伝わってるよ。」
「違うんだって。ちょっと中見てよ。」
「『本日18:30に、美浦寮裏にてあなたを待つ』……?」
「えーーーー何これ、古風ー。」
「寮の靴箱に入っててさー。どうすればいいかな。」
「名前無いじゃん。コワ。」
「いや、ワザワザ行くことないっしょ。怖くね?」
「つーかイチのオグリへの愛を知っておきながら、こんな告白の手紙みたいなの書く奴いないよねえ?」
「え、ちょっと待ってよ、それどういうこと。」
「アンタとオグリが恋仲だってのはもう公然の事実なワケ。え、知らんの?」
「違うって言ってるじゃん!アンタたちが一番よく知ってるでしょ!」
「いやー、嫌がらせってのはわかってるけどさ。そこはアレよ、『表現と印象』の違いよ。」
「意味わかんないんですけど!」
「まあオグリギャルのことは置いといても、これなー。」
「行ってあげてさ、『私にはもう、心に決めた葦毛の王子様がいるので……』って断ってきなよ。」
「だから、そんなんじゃないっての!」
「待ってよ、逆に受け入れてやってさ、オグリにそれを見せつけたら一番効果的な嫌がらせになるんじゃね?『ああ、どこへ行ってしまうんだイチ……』ってへしょげるよ多分。」
「それなー!アンタ天才じゃん!」
「もー!バ鹿じゃないの!?」
「ヤバ、顔あっかいよ。」
「ウケる。撮っとこ。」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ - 58二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 02:36:35
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
夕方、結局、無名の手紙に促されるままに美浦寮裏に来てしまった。
トレーニングが早めに切り上げられる日だったからよかったものの、差出人は私の予定が合わなかったらどうするつもりだったんだろうか。
そんなことまで頭が回らないほど、大事な要件なんだろうか。
ていうか、こんな桜の木の下で告白するとうまくいく、レベルの古風な手段が現役だとは。
一体差出人は何を考えているんだろう。
木々が風に揺られて、カサカサと乾いた音を鳴らす。
遠くから響く、トレーニングに精を出す声。
トレセン学園の周りではなかなか感じられないような静けさがそこにはあった。
寮の裏なんて来たことなかったけど、確かに人影もなくて秘密の話をするにはいいのかもしれない。
耳を澄ましていたら、遠くから足音が聞こえてきた。
「あのっ!レスアンカーワン先輩ですか?!」
大きい声が響く。
振り返ると、私よりもちょっと小柄な黒鹿毛のウマ娘がそこにいた。
「あ、どうも。そうです。」
「来てくれたんですね。ありがとうございます!」
知らない子だ。同学年ではないように見える。
とりあえず、怖い人じゃなくて良かった。怖くてもひっぱたくだけなんだけど。
「もしかして、手紙の。」
「そうです!今日はお聞きしたいことがあって!」
「聞こえますんで、もう少し抑えてもらえますか。」
「あっ、すみません。慌ててました。」
「あの、それで聞きたいことって。」
促してみると、小さい身体を急に小さくしている。どういうわけか顔も赤い。
「あの、どうしたの。」
「あ、あの、レスアンカーワン先輩って。」
「イチでいいよ。呼びにくいっしょ。」
は、はい、と小さい声を響かせている。
と思った矢先、ぱっと顔を上げた。
「あの、イチ先輩って、好きな人っているんですか!?」 - 59二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 02:37:57
「……はっ?」
思わず聞き返した。
後輩ちゃんは、うー、とか言いながらこちらを真っすぐ見ている。
「えーと、好きな人ってのは。」
「やっぱり、いますよね……。」
待て待て待て待て。何。どうしたの。そんなしゅんとしないでほしい。
「待って、別にいないよ。」
「ほ、本当ですか!」
「うん、今はレースに集中したいし、私もちょっとずつ力がついてきてるから……。」
「でも、毎朝、オグリキャップ先輩に差し入れしてるんですよね。」
それを言ったっきり、耳がへたる。
なんだか、いきなりびっくりするようなことを言う子だな。
どうして今、アイツの名前が出てくるの?
「いや、あのね。」
「オグリ先輩とイチ先輩、お付き合いしてるって噂ですし。」
「あのね、それ完っ全に誤解だから。」
ちょうどいい。一対一の今なら、誤解を解きやすい。
「私とアイツは付き合ってないし、正直私はアイツのことを気に入ってるワケじゃないの。」
「えっ!?そうなんですか!?」
声が、声が大きい……。いいことなんだけど……。
思わず耳を後ろに向ける。
「ご、ごめんなさい、怒らせてしまって……。」
「いや、怒ってない。びっくりしちゃっただけ。」
「す、すみません……。じゃ、じゃあこの間オグリ先輩と相合傘してたっていうのは?!」
「それは雨が降って、アイツがたまたま迎えに来たってだけ。どっちかっていうとクリークさんのおかげ。」
むー、という効果音が似合う、頬を膨らませた顔でこちらを見る。納得してほしい。
ていうか、なんでそれ知ってるの。
校門前で受けた取材か、でもスタッフの人は使うかどうかはわかりませんって……
まだ信じてもらえないみたいだった。 - 60二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 02:44:54
「あの!イチ先輩!」
何か意を決したような顔つきで、名前を呼ばれた。耳が明後日の方向を向く。
「イチ先輩とオグリ先輩がお付き合いしてるのは知ってますが、それでも、私はオグリ先輩を諦められません。」
何?
「私、負けませんから!」
はあっ?
「はあっ!?」
「私、イチ先輩にここで宣戦布告します!オグリ先輩のこと、私だって好きなので!」
燃えるような、綺麗な目で真っすぐ見つめられる。
どこから説明を始めたらいいか全くわからなくなってしまった私は、口を半開きにしたまま、棒立ちしてしまっていた。
私はアイツのこと好きじゃないし、なんならやっつけようと思ってる。
「あのね、ぜんっぜん違うの。まずね。」
「私、頑張ります!イチ先輩には負けません!」
話を聞いてもらえず、綺麗に踵を返して走って行ってしまった。
それから、どこからか響く、スマホのシャッター音。
夕日と風が、爆笑しているかのように木々を照らして、揺らす。
明らかにまずい事態がどこかで起きているけれど、それを咎めるつもりにすらなれなかった。
了 - 61二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 02:46:44
part4の101が投下した概念を広げました。
(元レス:「オグリをすごく慕ってる後輩モブウマ娘から呼び出されて「レスアンカー先輩とオグリ先輩が付き合ってるのは知ってますが、それでも私やっぱりオグリ先輩を諦められません…!私、負けませんから!」って盛大に勘違いされてる上に宣戦布告されるイチちゃんが見たいです…」
一口サイズっぽくしたかったので切り詰めてしまいましたが、勘違いされイチちゃん、苦労人で良い。 - 62二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 06:18:40
天然純心で忘れかけてたけどスーパー・スターだったな
1の恋敵が現れるのも仕方ない。
うん - 63二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 11:46:46
校門前で受けた取材か、でもスタッフの人は使うかどうかはわかりませんって……
話題性ある娘によるこんな画面映えの塊のような取材使わないわけないんだよな
そんでもって話題にならないわけないんだよな
間違いなく笠松と1の実家及びその周辺は騒ぎになってると思うんだ
- 64元スレ主22/01/28(金) 12:51:49
鼻歌を鳴らしながら
お茶菓子を準備し
優雅にお茶を淹れ
午後の一時を満喫しようしている
セーラー服を着ても似合いそうな子持ち人妻は
誰でしょうか…?
私です…1ちゃんのお母さんです
いつもはすぐ売り切れる大人気のおはぎを買えてご機嫌な私は
さっと椅子に座りテレビをつけ
ニュース番組を背景にしながらお茶を一口…
いきなりおはぎに手を付けず…
まずはほっと息をつき…
一日頑張った私を労い落ち着かせ…
おはぎに手を付ける……
さて…ではいざ実しょ
─現在、中央トレセン学園近くで大雨が発生しています
雷が発生する恐れがありますので
近くにお住まいの方は十分に注意してください─ - 65元スレ主22/01/28(金) 12:52:03
- 66元スレ主22/01/28(金) 13:01:52
- 67二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 13:18:40
- 68元スレ主22/01/28(金) 14:14:22
- 69二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 14:29:19
問題ない お母さんも慌ててたと思われる
- 70二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 14:43:48
- 71二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 14:44:30
この畳みかけるようなライン、「お母さん」って感じがして最高やな
- 72二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 16:07:05
こんなことで有名になっちゃったらもともとイチちゃんがオグリに嫌がらせをしようとしていたことを暴露する奴が出てくるんじゃないかそうなったらイチちゃん曇っちゃう曇らせたいと思ってしまった自分
まあ晴らしてこその曇らせなんだけどなぶへへ - 73二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 18:20:38
お母さん良い人そうだな1ちゃんのお母さんだし美人さんなんだろうな
でもさすがにセーラー服は… - 74二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 19:21:43
- 75二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 19:28:32
地味にお母さんのアイコンイチちゃんなのカワイイ
- 76二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 19:30:49
ノリがよくて美人で家族思いな嫁と娘の1ちゃん…1パパくそ羨ま
- 77二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 21:22:53
- 78二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 21:24:18
ところでイチちゃんの身長スリーサイズなんですが……(火種)
- 79二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 21:35:32
身長:オグリよりは低い
体重:微増(味見をしすぎた)
こ、これはいかがでしょうか皆さん……( - 80二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 21:52:16
- 81二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 21:56:03
- 82二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 22:11:51
- 83二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 22:16:22
このレスは削除されています
- 84二次元好きの匿名さん22/01/28(金) 22:43:20
- 85二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 01:33:01
オグリぬいを眺めるイチ「ふーん……良い出来ね。可愛いとかじゃないけど。企業努力を感じるってだけで。可愛いとかじゃないけど!」
嫉妬するオグリ「イチ……本物の私よりぬいぐるみの方がいいのか……?」(裾つまみ)
イチぬいを愛でるオグリ「いつも枕元に置いていて、時々抱きしめて眠るんだ」ぎゅむ
羞恥心全開イチ「そっ……そぉ……なんだぁ………???」(挙動不審) - 86二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 02:09:54
なんでオグリ思ったことをすぐそのまま口に出してしまうん?
イチの気持ち考えて? - 87二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 02:49:36
イナリクリークタマオグリイチで開催されるパジャマパーティ概念!!??!!??!
- 88二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 04:14:39
VRウマレーターで遊んでいて虚空に浮かぶ猫やら羊やらをモフモフするイチちゃんの手をそっと頭に乗せるようにして撫でてもらうオグリがふと浮かんだから置いとく
イチちゃんは何故かその感触だけでオグリだって分かってくれるしもしかしたら前後の状況によってはバレバレな気付かないフリをしながら撫でてくれるんだ - 89二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 09:09:40
イチは自分のぱかプチを粗末に扱う方が想像しやすくてな
オグリと絡んでるうちになんやかやで有名になったから人形出来てて
ゲーセンいったときにゲットしちゃうんだ
嬉しくなって部屋に飾ったり浮かれてたらオグリに見られたりで一悶着あってなんとなく愛着わいてたけど
レースで掲示板外だった上に怪我しちゃって気晴らしにゲーセン行ったらクレーンゲームの傍を通ったとき
「レスアンカーワンかぁ…もっと重賞獲ってる娘のだったらなあ」
「成績からしてオグリのおまけみたいな娘だもんね」
みたいなモブの会話を聞いちゃうんだ
イチ自身実力でグッズ化したわけじゃないし成績もまだそれほどなのは自覚してるけど鬱屈した感情が湧いちゃって
部屋の自分のぱかぷちにやつあたりしちゃうんだ
小物は取れるし怪我と同じところが特にボロボロになっちゃうし
それでも腹の虫が治まらずに、見舞いに来たオグリに
今日は一人にしてくれとばかりに投げつけちゃうんだ
そこからオグリが不器用に修復したものを持ってきての和解ルート
直してもらったプチは部屋に飾っても良いし
取れちゃった小物を付け直してオグリにあげてもいい - 90二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 10:02:19
このレスは削除されています
- 91二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 10:05:27
このレスは削除されています
- 92二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 13:11:07
たまたま実家近くに行く予定ができたからいっそみんなに実家来てもらおうとなったオグリなんだ
しかしレース色々その他諸々で忙しいタマイナリクリーク辺りは予定が合わず来れるのは脚怪我しちゃって歩ける様にはなったけどレースはできないイチだけなんだ
という感じでオグリの実家に挨拶しにいくイチちゃんなんだ
オグリは大事な人(親友)が来ると伝えているんだ そう伝えたことはイチには伝えてないんだ
オグリの家族から明らかに恋人扱いされて困惑しまくるけどほんの少しだけ嬉しそうな顔をしちゃうんだ ちなみに布団は1つだけなんだ - 93二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 14:22:09
バレンタインブルボンの育成イベで「栗東寮vs美浦寮のカフェテリアメニュー案作成」ってストーリーがあって涙流した。
イチちゃん、頑張って。バックアップはオグリだぞ! - 94元スレ主22/01/29(土) 18:43:25
その後にぬいぐるみを抱きしめるみたいに二人で抱き合って寝てたら私の性癖に合ってますよ
- 95二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 19:54:18
このレスは削除されています
- 96二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 20:02:59
- 97二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 00:41:12
このレスは削除されています
- 98二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 07:41:32
- 99二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 08:57:55
ふと思ったんだけどイチちゃんが"ムカつく…"してるのってオグリだけなら、クリークやタマには普通に接してるんだよね?
オグリにはツンツンしているのに他の3人には柔らかい態度をとったりしてたらオグリの嫉妬心に火がつかない? - 100二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 11:59:28
タマクリイナリも大事な仲間なので嫉妬とまではいかなくてしょんぼりぐらいだとなお良いですねえ!
- 101二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 12:48:36
もやもやするけどそれが嫉妬心や独占欲なのをオグリが理解するのは当分先のことなんだという妄想
- 102二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 17:29:02
- 103二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 17:45:54
- 104二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 17:46:52
ただ事ではない
- 105二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:36:18
イチちゃんが成績不振や、オグリへの罪悪感で学園を去ってから自分の感情に気付くオグリ。
イチちゃんは皆が陰口程度で済ます中、自分だけ嫌がらせを実行に移したことがずっとしこりになってたせいで、オグリに何も言わずに学園を去ると良い。
オグリはその時になってようやく連絡先すら知らない、知ろうとすらしなかったんだと後悔する。
そこにいてくれるのが当たり前になりすぎてたってわけだ。
イチちゃんロスで絶不調になるオグリだけど、タマ辺りに発破かけられるんだ。
「欲しいもんはその足で取り戻してみい!お前はオグリキャップやろ!」
みたいな感じで。
その後一気に持ち直して練習に励むんだ。
いつもはあったお弁当がないことに喪失感を感じながらも、それを力に変えながら。
で、G1勝利後の全国放送インタビューでイチちゃんに対する自分の思いを全部吐き出すんだ。
吐き出しながら気持ちの整理がついていって、自分の抱いていた想いが愛だと気付くオグリ。
「遅すぎたくらいだ、君が今も私を見ていてくれるかもわからない。でも言わせてほしい」
「イチ、君を愛している」
で締め括られるインタビュー。
その後どうなるかは皆の脳内で補完してくれ - 106二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 20:15:04
育成不足地方行きルート…
十分にオグリの信頼度上げとかないと離れてる間の自動減少のせいでオグリが勝ってくれないやつ… - 107二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 00:31:41
いいですねぇ
- 108二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 01:37:51
よきよき…
- 109二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 06:44:26
- 110二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 10:21:50
マジですまんなんだけど、タマがイチを呼ぶ時に「イッチ」って呼ぶ様が浮かんでしまってもうダメだ俺は
- 111二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 13:10:17
前に5人でお食事したssあったけど
イチちゃんがお詫びに料理振る舞ってあげるけどオグリが「やっぱり美味しいな…けど…イチの料理は私だけのものだったのに…」
って妬いちゃうのもいいよね… - 112二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 21:38:56
もうすぐバレンタインだしカロリー爆弾なチョコを用意して体重激増にしてやるわ
くっくっく、見てなさいよオグリ…!
なお普段のオグリの摂取カロリーの方がずっと多い模様 - 113二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 21:46:40
私は何だったんだろう。
これまで、何をしてきていたんだろう。
朝日が差すキッチンでお弁当用の野菜を刻みながら、唐突に、これまでの記憶が私を襲った。
何かを積み上げてきた、なんて高尚なことはしていない。
トレーニングは積んできたけど、自分のベストを尽くすためで、アイツに勝つための根本的なものじゃなかった。
自分が成り上がって上に立つんじゃなくて、上にいる人を引きずり落そうとしてきた。
自分が成長して強くなるんじゃなくて、相手が弱まって自分のところまで落ちてくるのを祈ってた。
それも真剣にじゃなくて、へらへら笑いながら、普通に過ごしながら狙ってきた。
相手が心に宿す思いや、熱や、周囲の人々からの期待や、それに応える責任感も全部無視して、意地汚く、脚を引っ張ろうとしてきた。
狂気にも似た必死さを発揮することもなく、追及されたら困るような心持ちだけで、他人を呪ってきた。
その結果は何も生み出すこと無く、生ぬるい中でぬくぬくと、相手がさらに伸びていくのを眺め、手伝っているだけだった。 - 114二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 21:47:25
もっと悪いことに、相手は私の悪意を善意として受け取れてしまうほど、器量が大きくて、とても強かった。
私なんかとは比べ物にならないくらいに、速くて、強くて、心が広くて、美しかった。
呪う相手が、私を祝福してくる。
私は愚かだったから、その祝福だけを無邪気に受け取っていた。自分が相手を呪っていたことを全部忘れて。
人を呪わば穴二つ、っていうけど、私の場合は、二つ分の穴が私一人にまとめて降ってきた。
どうして、どうして。
私は、何をしていたんだろう。
私は、何をしているんだろう。
朝から眠い目をこすって他人の不幸を探るために起きだして、支度をしている。
そのために、呪ってる相手の友達まで巻き込んで。
その友達は、私を精一杯祝福してくれていて、それも私は、ぬか喜びで享受している。 - 115二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 21:49:01
私は、糸が切れたように膝から崩れ落ちた。
手に握っていた包丁が滑り落ちて、私のふくらはぎを傷つける。痛い。
自分への嫌悪感でこみ上がってくる吐き気。視界が暗くなる。
一緒にキッチンにいたクリークさんの声が、遠くで聞こえる。私を非難する声だろうか。
そのまま、私は気を失った。 - 116二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 21:53:13
目が覚めた場所は、自室のベッドの上だった。
ふくらはぎがちょっと締め付けられているのを感じる。誰かが手当てしてくれたのかもしれない。
吐き気はおさまっていた。
でも、頭痛がする。
痛む頭で、時間を見るためにスマートフォンの電源を入れる。誰かが充電器に差しておいてくれたらしい。
画面の光が自分の顔を照らす。ホーム画面は、明日の日付を示していた。
ああ、丸一日寝込んでたんだ、と気づく。
いつもよりももっと早い時間に目が覚めていた。朝日はまだ空を明るくするだけで、顔を出していない。
痛む頭をおさえながら上半身を起こして、うす暗くなった部屋を見回す。
充電コードにつながった、満充電のスマートフォン。
その隣にちょこんと座る、アイツをモチーフにしたぬいぐるみ。
いつか、アイツとクリークさんたちと一緒に出かけた時に、ゲーセンで取ったものだ。
トゥインクルシリーズのウマ娘をモチーフにした、トレセン学園初のぬいぐるみ商品。
「アンタがこれ持ってき」ってタマモ先輩に貰った。
最初は恥ずかしかったけど、ルームメイトが「サイドテーブルに置いておいたらいいじゃない」って言ってくれて置いたやつ。
ぬいぐるみは罪のない顔で、こちらを見つめてくる。
その顔を見ると、頭痛がひどくなるような気がした。
ぬいぐるみが、私をあげつらっているように見える。
そんなわけない、私がおかしい、全部私のせいだ。
そう思っていても、私は自分を認められなかった。 - 117二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 21:54:22
ぬいぐるみに手が伸びて、その頭を強く握る。
罪のない頭が手の甲に隠れて、歪む。
握ったままベッドから立ち上がる。包丁で切った脚が、ズキリと痛む。
昨日の朝まではぬいぐるみが水に濡れるのもかわいそうだと思っていたのに、今は何にも思わなかった。
静かに部屋を出る。薄暗い廊下を通って、玄関まで向かう。
スリッパをはき替えるのも忘れて、ゴミの集積場までふらふら歩く。
一歩踏み出すたびに痛む脚は、鈍る頭の私に、目的を教え続けてくれた。
薄明りが照らす学園は、私の知らない異界のようだった。
私がいてはいけない場所。
私が自分で否定した場所。
私が望んでも届かぬ場所。
痛む頭に無表情で耐えながら、ゴミ集積所にたどり着いた。 - 118二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 21:56:20
私は何も考えられないまま、ぬいぐるみを思いっきり地面に叩きつけた。
気分がひどくなる代わりに、頭の痛みがスッと引くのを感じた。
痛いのは、嫌だ。
包帯を巻いても、薬を飲んでも、治らない痛みは嫌だ。
今の私は、きっとひどい顔をしているんだろう。
このぬいぐるみが作っている笑顔と対照的な、醜い顔をしているんだろう。
でもこの痛みを解消するには、これに無茶苦茶に当たるしかなかった。
痛みを消してくれる蜜を舐めるために、無心に残酷な仕打ちを繰り返す。
かわいそうに思うくらい人格を感じていたそれは、段々とただのモノになってきた。
布と、綿の塊。
すっかり形を変えたそれを見るころには、頭の痛みはすっかり引いた。
肩で息をしながら、妙にすっきりした頭と、脚の痛みが次に何をするべきかを教えてくれる。
ゴミはきちんとまとめておかないと。
まとめてあるごみ袋の中から、まだ入りそうな袋の口を解いて、散らばったものをまとめて中に詰め直す。
口をきちんと縛り直して、終わり。
気分はまだ悪いままだったけど、頭痛はよくなった。
良かった。私の呪いはきっと、解消されたんだ。
目の周りがじわっと熱くなる。そのあとに涙がやっと、少しだけあふれる。
ふらつく脚で身体を支えながら、ドアを閉めるのも忘れて、倒れこむように横になる。
私はそのまま、昨日と同じく、気を失うように眠りに落ちた。 - 119二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 21:58:04
また、目が覚める。頭が重い。
今度の部屋は暗かった。横から、ルームメイトの寝息。
目なんて覚めなくても良かったな、と思う。お母さんに怒られそうだけど。
また今朝と同じようにスマートフォンに時間を教えてもらおうと身体を傾けると、頭からズルっとタオルが落ちてきた。
途端に頭が軽くなる。
なるほど、これのせいだったのか。
スマートフォンに手を伸ばそうとすると、手に誰かの熱を感じることに気付く。
暗くてよく見えないけど、誰かが私のベッド脇に椅子を持ってきて、座っていた。
私の手を握ったまま、規則正しい寝息を立てている。
これ、動けないじゃん。どうしよう。
反対側の手で、何べく静かにスマホを手に取る。2時47分。
『大丈夫か?』
『イチちゃん、脚の具合はどうですか』
『何があったん?ヘーキ?』
『センセーには言ってあるよ!ノートは取ってないけど笑』
『足を切ったと聞きました。日常生活には気を付けてください。治るまで、トレーニングはレースの研究に……』
たくさんの通知を流し見る。
自分を励ます文章が、今ばかりは全部返ってきた呪いにしか見えない。
スマホを投げ出す。もう、気分が悪い。
目を閉じて、何とか眠ろうとする。
そう思えば思うほど、眠れない。目の裏を赤黒い何かが走っていく。
手を握られているのも忘れて、寝返りを打った。 - 120二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:00:42
「んん……。」
椅子に座った子が声を上げる。はっ、としたように目を覚ます。
「ああ、寝ちゃってました……。」
クリークさんの声だ。ふぁ、と小さいあくび。
「イチちゃん、起きましたか?」
ルームメイトを起こさないようにか、ささやくような声。
返事をするかどうか、一瞬迷う。
今の私は、誰のお世話にもなりたくなかった。
寝たふりを決めこんで、規則正しく呼吸する。
何回か呼吸を繰り返すと、クリークさんがまた囁くように声を出す。
「イチちゃん。わかってますよ。起きていますよね。」
なだめるような、叱るような、優しくて力強い声。
少し揺らいだけど、深く息を吸って聞こえていないふりを続ける。
少し深く吸いすぎたのかもしれない。クリークさんがほんの少しだけ、語気を強めたように話す。
「お水を飲んでご飯を食べないと、治りませんよ?」
私は寝てる。寝てるんだ。
肩に思わず力が入る。すると、握られていた手にもっと強い力を感じた。
「ほら、起きてください。」
ベッドのシーツがずれるほど強い力で手を引かれて、思わずわっ、と声が出る。
「やっぱり、起きてたんですね。」
「あの、クリークさん。」
「ダメです。さあ、起きてください。」
シーツをどかされ、肩と膝の裏に腕を差し込まれて持ち上げられる。
「クリークさん、私、歩けますから。」
「しーっ、ですよ。起きちゃったらどうするんですか。」
顔は見えないけれど、きっと怒っているんだろう。
クリークさんは無言のまま、部屋の扉を開けて、廊下に出る。
クリークさんの肩越しに見えたサイドテーブルの上には、ぬいぐるみの代わりに、月の光に照らされる花瓶と、花が一輪刺さっていた。 - 121二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:05:24
ラウンジの椅子に座らされて、クリークさんを待つ。
私の周りと、遠くに見えるキッチンだけが光で照らされている。
ところどころ闇に沈むラウンジは、暗闇から何かが私を見つめているようで、気持ち悪い。
それと目が合うのが怖くて、ずっとうつむいている。
脚にまかれた包帯が目に付く。さっきは歩けるなんて言ったけど、床に足を押し付けてみると、きちんと痛んだ。
思ったより深く刃が入ってしまったのかもしれない。
さっき見たトレーナーさんからの通知が、心をきゅっと締め付ける。
ごめんなさい。
「はい、お待たせしました~。あったかいごはんですよ。」
暗い考えで頭がいっぱいになる寸前、頭上からクリークさんの声がした。
手に持っているお盆を、私の目の前に置く。
土鍋とお漬物だけの、シンプルな御膳だった。湯気からお出汁の優しい香りが漂う。
「どうぞ、お顔を上げて、食べてくださいね。」
クリークさんがタオルを当てて土鍋の蓋を開けてくれる。湯気が立ち上る。
視界が晴れた先に会ったのは、かにかまの載った、少しとろみのついたスープに入ったうどんだった。
クリークさんを見上げる。
「あの、クリークさん。」
「お腹減ったでしょう?さあ、召し上がれ。」
部屋を出てキッチンに入るまで、クリークさんは一言も話してくれていなかった。
やっぱり、ちょっと怒っているんだろうか。
言われたとおりに、手を合わせる。
お箸に手を伸ばそうとしたら、クリークさんの手が、遮るように私の右手に触れた。
「イチちゃん。大事な言葉が聞こえませんでしたよ~?」
「あ、あの。」
「元気なお声を聞かせてください、イチちゃん。ね?」
やっぱり、今も怒ってる。
もう一度手を合わせて、クリークさんの目を見ながら、はっきりと言う。
「いただきます、クリークさん。」
「はい。声を出さないと、元気になりませんから。」
今度は、お箸に手を伸ばしても、止められなかった。 - 122二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:08:21
出汁にとろみが移るほど、じっくり煮た細いうどん。
消化が良くて、ご飯に比べると栄養として吸収が早いうどんは、体力の回復を素早く促す。
添えられたかにかまの塩味と風味が、弱った身体にも優しいアクセントとして舌の上に広がる、のだろう。
身体は弱ってないからわからないけど、クリークさんの心持ちが心に沁みる。
うどんを口に入れながら、クリークさんをちらっと見る。
優しい笑顔で、じっと私を見つめていた。いたたまれなくなって、うどんに目を戻す。
透明なお出汁に泳ぐ麺を捕まえて、口に運ぶ。時折、お漬物を挟む。
気分が悪いと思っていても、一度食べ始めると身体は正直なもので、エネルギーを求めてくる。
私が食べている間、夜遅い時間なのに、クリークさんは何も言わずに私を見つめていた。
最後のかにかまを食べ終わって、お箸を置く。
手を合わせて、クリークさんに聞こえるように、きちんと声に出す。
「ごちそうさまでした。」
「はい、お粗末様でした。」
少し安心が混じったような声でクリークさんが答える。
「本当のところは、食べてもらえないかと思ってました。」
「クリークさん、私が起きてたって気づいてたんですか。」
「いいえ~、ちょっとひっかけてみたんです。分かっていませんでしたよ。」
やっぱり、クリークさんのほうが人として一枚上手だ、と思わされた。
「クリークさん、ずるいです。」
「ふふ、ごめんなさい。でも、イチちゃんだって私を一度無視したんですから、おあいこです。」
クリークさんがこちらに手を伸ばし、お盆を持って立ち上がろうとする。
「クリークさん、悪いです。」
「イチちゃん。ダメです。」
ぴしゃりと言い切られる。
「深くないとはいえ、脚を切ってしまったんですから、座っていてください。」
クリークさんが真剣な眼差しで私を見る。
「私は一番近いところで見たんです。イチちゃん、私を安心させてください。」
お盆を持ち上げて、はっきりと言い渡された。
そのままキッチンへ向かう背中に、私は言葉をかけることができなかった。 - 123二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:09:56
暗闇から見られていたくなくて、下を向いてクリークさんを待つ。
「お腹は落ち着いたかな、ポニーちゃん。」
突然、フジ寮長の声が聞こえてギョッとした。
顔を上げる。明るく光るキッチンだけが遠くにあって、誰も見えない。
「昨日の朝に突然倒れたと聞いて、驚いたんだ。」
左右を見る。自分の周りを照らす光の範囲にも、誰も見えない。
「君をみんなで部屋に運ぶ間も、ベッドに横にした後も、すごいうなされ方だったよ。」
後ろを振り返る。光を反射して薄く光る壁と、カーテンが見えるだけだった。
鼓動が速くなる。呼吸のペースが上がって、背中を汗が伝う。
ドク、ドクという鼓動が、体の内側から聞こえてくる。
「クリーク君は脚から出血しているのを見て、涙ぐんでしまったくらいだ。」
声だけが響く。どこから聞こえているのかも分からない。
パニックになりかけて、立ち上がろうと椅子に手をかける。
「ああ、立とうとしないでポニーちゃん。脚が痛むだろう。」
まるで自分が責め立てられてるときみたいに、脳が熱くなる。
一体、どこに。
「君の目の前だよ、ポニーちゃん。」
聞こえた言葉のまま、正面に振り返る。
そこには、テーブルに肘をついて座るフジ寮長がいた。 - 124二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:12:41
「そんなに慌てないで。どうしたんだい。」
脂汗を流し、口を半開きにして呼吸を繰り返しながら、フジ寮長を見つめる。
「何か、よこしまなことでも考えていたのかい?」
はい、その通りです、と言えたらどんなに楽だったろうか。
反応を返せないまま、フジ寮長が続ける。
「クリーク君以外のみんなは、ポニーちゃんが昨日から、正確には二日前だけど、ずっと寝込んでいたと思ってる。」
フジ寮長の視線は、私の目を捉えて離さない。
「でも、本当は一度起き出していたみたいなんだ。まだ太陽が昇ってもいないくらいの時間にね。」
自分がしたことの残酷さを、無理やり思い起こされて気分がまた悪くなる。
フジ寮長の視線から逃げるように、自分への嫌悪感を抑え込むように、下を向く。
「イチちゃん。私のほうを見るんだ。」
声色を変えないまま、フジ寮長が告げる。
私は、顔を上げることができなかった。
早くこの時間が過ぎてほしい、終わってほしい、と願いながら少しの間を置いた後。
「レスアンカーワン。」
冷たい声で名前を呼ばれて、心臓が跳ねる。
「私のほうを見るんだ。」 - 125二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:16:26
刃物で刺されたような痛みを感じて、顔を上げる。
フジ寮長の青い目が、監視カメラのレンズのように、私を見ている。
「詳細には言わないけれど、ずいぶんと無茶なことをしたみたいだね。」
顔から血の気が引くのを感じた。
見られていたの?あんな時間に?
それとも、クリークさんと同じようにハッタリ?
「脚の傷口が開くのも構わず、酷い当たり方だったね。」
合図を出されたかのように、脚が痛みを訴えてくる。
「自分の中で決着をつけず、ただ自分が愉快になるためだけに、人が不愉快になることをしてはいけない。」
真っ当な正論をぶつけられて、心に波が立つ。
私はただ、フジ寮長の顔を見続けることしかできず、何も言えなかった。
「明日、もう今日か。今日も一日休むんだ。私から職員さんたちには伝えておくから。」
フジ寮長が立ち上がる。
「そのあと、ちゃんとオグリと向き合って、決着をつけなさい。」
その言葉の後、フジ寮長が顔の横で指を鳴らした。
「イチちゃんは君自身が思うほど、悪い子じゃない。」
その言葉の後、私たちを照らしていた照明が消えて、暗闇が私たちを囲む。
「自分自身だけは、どんなに上等なトリックでもだまし続けられないよ。」
フジ寮長の声だけがラウンジに響く。
「君はたまたま、トレセン学園の勝利と結果への執念に、吞み込まれてしまっただけなんだ。」
どこから聞こえてくるのかもわからない。
「それでも、それは君自身で乗り越えなければいけないんだ。頑張ってね。」
それだけ言った後、もう一度指が鳴る音が響いて、照明が元に戻る。
そこにはもう、フジ寮長はおらず、一人呆然とする私だけが取り残されていた。 - 126二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:22:09
「お待たせしました。お部屋、戻りましょうか。イチちゃん。」
クリークさんの声に、また身体が跳ね上がる。
呆然としていた私は、クリークさんがすぐそばにいることにも気づかなかった。
「クリークさん、あの。」
「どうしました?やっぱり、脚が痛みますか?」
「いや、痛くはないんです。ただ、その。」
これから話そうとすることの意地汚さに、自分でも言いよどむ。
「さっきの、フジ寮長の話、聞いてましたか。」
私は、まだ保身を図っていた。
諦めろ、乗り越えろ、解決しろ、とさんざん叱られたのに。
私とオグリとの間にいない人たちには、私がしてしまったことを知られたくなかった。
クリークさんは少し考えるように顎に手を当てた後、首をかしげる。
「こんなに遅いのに、寮長さん、いらしたんですか?」
そういって、キョロキョロと周りを見回す。
静かな誰もいないラウンジで、響かないような声量ではなかった。
それなのに、クリークさんは気づかなかったというのが信じられなかった。
「クリークさん、またカマかけてるんですか。」
「一人にしてしまってごめんなさい、って思ってましたよ。誰もいなかったです。」
クリークさんはいたずらでひっかけるけど、嘘はつかない人だ。
「きっと動揺しているんです。また、休みましょう?」
そういって、私を持ち上げる。
私が話をしたあのフジ寮長は、ご飯を食べて安心した自分が作った幻覚だったのだろうか。
それとも、フジ寮長の盛大なマジックにひっかけられてしまったのだろうか。
何もわからないまま、クリークさんにしがみついていた。
部屋のベッドに戻されて、クリークさんにお礼を言う。
「ありがとうございました。」
「とんでもないですよ~。もう、大丈夫そうですね?」
はい、と返事をして布団をかぶる。
昨日よりは幾分落ち着いた気持ちで、私は眠りに落ちた。 - 127二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:27:30
次の日、正確には当日の夜だけど、私は自然に目を覚まさなかった。
私が解決しなきゃいけない問題が、私を起こしに来たからだ。
「イチ、大丈夫か。脚を切ってしまったと聞いたぞ。」
オグリキャップ。
脳裏にぬいぐるみの顔がちらつく。
「あ、あの、オグリ。」
「うん、どうした。」
言葉が詰まって話せない。金縛りにあったように、身体が動かない。
自分がめちゃくちゃにしてしまったぬいぐるみが思い出されて、喉がつかえる。
呼吸が、上手くできない。苦しい。
喉に手をやっても、空気が吸えるわけではなかった。
オグリがベッド脇に膝をつく。
「イチ、大丈夫か。」
見たくない、アンタの顔だけは、今は見たくない。
目を強く閉じて、顔をそむける。
「イチ、落ち着くんだ。大丈夫だぞ。」
オグリが私の胸に手を置いて、もう片方の手で私の手を握る。
「大丈夫だイチ、何も言わなくてもいい。」
やめて。優しくしないで。
私は、ひどく卑怯な方法で、一度アンタを壊してしまったんだ。
オグリから逃げるように、壁際に寄る。
すると、少しの沈黙の後、オグリが手を離した。
「分かった。すまない、無理をさせてしまった。」
オグリが離れて、反対側のベッドに座る音がする。
「イチの準備できるまで、ここで待つ。イチのルームメイトは、今私とタマの部屋にいるんだ。」
真っすぐな声のまま、続ける。
「大丈夫だ、私はどこにも行かない。」
それを言ったきり、話さなくなった。 - 128二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:31:17
何十分か、何時間か、分からないほどの時間が経った。
私は、まだ壁のほうを向いたまま、シーツにくるまっていた。
オグリから逃げるように、フジ寮長に言われたこともできないで、ただ怯えていた。
そんな自分が胸の奥を焼いて、どんどん思考が鋭くなって、自分を傷つける。
もういよいよ、寝て誤魔化してしまおうか、と思ったとき、オグリが立ち上がる気配がした。
心がじわっと、安心感で満たされていく。まぶたの裏に熱い水が溜まる。
ああ、良かった。
諦めてくれた。私を見限ってくれた。
オグリにまるで似つかわない私を、オグリのほうから切り捨ててくれた。
それでいい。私は今、みんなから見捨てられたいんだ。
このまま、ここでずっと眠り込んでしまいたい。
どこかもわからないとこに、ずっと沈み込んでいきたい。
そんな風に考えていた矢先、身体に強い力が加わった。 - 129二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:35:34
ぐるんと肩が回転して、仰向けになる。思わず目が見開く。
蛍光灯の光が、私の目を焼く。
何とか視界が戻ってくると、オグリの真剣な顔が私を見つめていた。
「イチ。私は諦めない。」
強い語調で、切り込むような声で、口を開く。
「イチが抱えてしまっているものを、私が知るまで、絶対に諦めない。」
オグリがシーツごと、私を起き上がらせる。
「イチが話してくれるまで、絶対に待つ。」
私の唇が震える。とどまっていた涙が、流れてきた。
私の気も知らないで。
私の心持ちも知らないで。
どんなに私が惨めか知らないくせに。
「あ、アンタ、にっ、何が分かるって。」
やっと震えた喉から、かすれた声が出る。
「アンタじゃ、私の、気持ちなんて。」
言いたくない。分かってほしくない。
この気持ちは、私が死ぬまで抱えるんだ。
誰もわかってくれないから。伝わったら、分かるように軽蔑されるから。
振り絞って突き放すようなことを言っても、オグリは私をじっと見て、逃がしてくれなかった。
「いや、やめて、オグリ。」
見ないで。お願い。
首が下に向こうとしたとき、オグリが私のほっぺを両手で捕まえてきた。
そのまま、顔を持ち上げられる。
私の酷い顔が、オグリの目の中に映っていた。
「イチが準備できるまで、私が話す。聞いていてくれ。」 - 130二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:38:47
「イチというウマ娘は、私の大切な友人なんだ。」
違う。
「私がここにきて、毎日行くためのカフェテリアまでの道を教えてくれた。」
違うの、オグリ。
「それだけかと思ったら、出会って一番最初に、お弁当を差し入れてくれたんだ。」
それには、わけがあって。
「どうして初対面の私にお弁当をくれたのか、全くわからなかった。何か、裏があるんじゃないかとも思ってしまったんだ。」
知ってたの。
「私もお腹が空いていたから、思わず受け取って、蓋を開けてしまったんだ。」
それは、アンタがよく食べるってつけこんで。
「でもそれは、間食にちょうどいい、とても素敵なお弁当だったんだ。」
違う。
「野菜がいっぱい詰まって、油の少ないお弁当は間食にぴったりだった。」
嫌がらせで、困らせてやるって。
「イチと仲良くなってから、一緒にご飯を食べたり、出かけたりして、すごく楽しい。」
私は、オグリを裏切ってたの。
「イチのおかげで健康が管理できて、トレーニングにも力が入って、レースにも勝てる。」
やめて、もう、やめよう。
「いつもありがとう。イチ。」
でも、私は。
「……だが、私は、イチに謝らなきゃいけないって、ずっと思っている。」 - 131二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:44:23
「イチは、私の名前を知っているか。」
聞かれても、声が出せない。
かすれるような声で、何とか答える。
「オグリキャップ、でしょ。」
「そうだ。イチ、私に同じ質問をしてくれないか。」
「えっ?」
「いいから、頼む。」
訳が分からないまま、オグリに聞く。
「オグリは、私の名前、知ってる?」
オグリが苦虫を嚙み潰したような顔をして、苦々しく口を開く。
「……私は、イチの名前を知らない。」
それは、私が言っていないから。
「イチは他に、私のどんなことを知っているか、教えてくれるか。」
時間をかけて、呼吸を整える。
長い時間が経った後、やっと答えた。
「……葦毛で、背が高くて、よく食べて、よく走って、皆から憧れてて。」
「うん。」
「……でも、ちょっと抜けてて、期待に応えようって思ってて、皆の嫌いなものでも食べて、人の知らないところでたくさん努力してる、よ。」
答えながら、息が切れる。私との差に、辟易とする。
言い終わった後、オグリがまた質問する。
「イチ、また、私に同じ質問をしてくれないか。」
「オグリは、私のどんなことを知ってる?」
「イチは栗毛で、背が私より低くて、私の友人と仲が良くて、料理が上手で、私に毎朝お弁当をふるまってくれる。」
だんだん悲しそうな顔をしながら、うつむいていく。
「……それだけなんだ。」
オグリの手が、私の頬から膝まで下がる。
「何かお返しをしたいのに、私は自分のことばかりで、イチのことを知ろうとしてこなかったんだ。」 - 132二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:46:53
「オグリ、あの。」
震える唇を何とかこらえて、言葉を作る。
時間をかけて、振り絞ったつもりでも、やっぱり蚊の鳴くような声しか出てこなかった。
「私は、オグリに知られたくなかったの。」
オグリが顔を上げる。
「最初は、別にオグリに親切にしてやろうって気もなかったの。」
声に変な音が混じる。
やめて、今は泣かないで。
「いきなりここに来た葦毛が、どういうわけかすごい強くて、ちょっと見てやろうって気持ちだった。」
目尻にたまった涙が、頬を伝っていく。
「でも、オグリは私なんかと比べ物にならないくらい、大きかった。」
顔を覆って、涙を拭く。拭いても拭いても、止まってくれない。
「オグリと仲良くなろうと思ってたわけじゃない。オグリを困らせてやろうって、そんな気持ちで。」
顎先で溜まった涙が、落ちそうになる。
「全部隠して、オグリがひとりでに調子を崩すところを、笑ってやろうって。」
「イチ……」
オグリの手が顎先に触れた、気がする。
「だから一昨日にも、オグリに酷いことをして、私。」
「イチ。」
オグリの声と一緒に、部屋が暗くなった。 - 133二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:55:19
「ありがとう。」
オグリが、私に覆うように、優しく抱きしめる。
「私はオグリに助けてもらうようなヤツじゃないの。」
「いいんだ、イチ。話してくれて、ありがとう。」
「ごめん、ごめんなさい……」
「イチが届けてくれる思いがどんなものであっても、私はそれを受け止められる。」
優しい声が二人きりの部屋に響く。
「でも、私は。」
「悪意も、もしかしたらあったんだと思う。」
オグリのが私の背中をさする。
「だからこそ、イチは今こんなに苦しいんだと思う。」
もう片方の手で、オグリが私の後ろ頭に手を当てる。
「それなら、私が全部受け止めてみせる。」
「えっ。」
「私はイチの前向きな気持ちも、後ろ向きな気持ちも全部、平らげてみせる。」
オグリが膝をついて、私の肩に手を置く。藍色に輝く目が、まっすぐに私を見る。
「私はイチの全部を貰って、最後まで立ってみせる。だから、イチの思っていることを全部教えてくれ。」
やめて、オグリ。
「全部貰って、栄養にして、レースで走って、また戻ってくる。」
オグリの親指が、私の目元を拭う。
「イチはとっても優しいんだ。だから泣かないでくれ、イチ。」
私の見たことないような顔で、聞いたことない声で、オグリが私に話しかける。
私だって、アンタの知らないところ、いっぱいあるのに。
「イチが私のことを支えてくれているように、私にもイチのことを助けさせてくれ。」
それに、とオグリが言葉を続ける。
「私は、そこまでしょっぱい料理は、あんまり好きじゃないからな。」
言われたことの意味が分からなくて、涙が途切れる。
今そんなこと言うなんて、バ鹿。
本当に、しょうがないやつ。
でも、そうだからこそ、私はコイツに惹かれたのかもしれない。 - 134二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:02:02
「ね、オグリ。」
「どうした、イチ。」
私の様子を探るように、オグリの耳が動く。
「今日は、部屋に帰るの?」
「いや、実は、フジ寮長が決着がつくまでイチと一緒にいろ、と言っていた。」
決着がつく、という言葉。
やっぱり、あの時のフジ寮長は本物だったのかもしれない。
「オグリ、もう少しだけ、ここにいて。もうちょっとだけ、話そ。」
私の言葉に、オグリが丸い目をキラキラさせる。
「うん。イチのことをもっとよく知れるまで、私もここにいたい。」
胸の中が全部晴れたわけじゃない。
まだ、気持ちと思惑を全部、話したいわけじゃない。
やっぱり、本心を知られるのは、すごく怖い。
でも、オグリに酷いことをしてしまったことをちゃんと謝って、歩み寄る。
物陰から怖がりながら覗くんじゃなくて、真っすぐ向き合って、直接オグリに触れたいと思った。
自分で責任を取るんだ。
オグリの手を取って、両手でぎゅっと握る。
「今まで、ごめんなさい。」
「大丈夫だ、イチ。ちゃんと治ったあと、また、イチの美味しいお弁当を食べたい。」
「うん。分かった。任せといて。」
皆のおかげでゲートを飛び出せた私の目元は、きっと少しだけでも、優しくなっていたと思う。
了 - 135二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:03:42
最高のスーパーホースだよ…
- 136二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:07:37
船長…!!初期の路線に決着をつけるSS大変素晴らしかった…
この後オグリが「キミはレスアンカーワンというのか…でも私は…イチの方が好きだな…」
「この呼び名のように、キミの1番になれたらいいな」って…フォオオオオオオオオオオオ!! - 137二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:10:12
長くなる訳ですよ。5スレまでの「イチがこんな娘だったいいな」を丁寧に拾い上げてるんだ。
その上で出てくる公式キャラが全員暖かいしかっこいい。
最高なんだ! - 138二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:12:21
この後オグリにかなり柔らかくなったイチちゃんも見てみたいし、態度は変えないながらもオグリに対して絶対的な感謝と信頼を寄せているイチちゃんも見てみたい…
- 139二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:23:14
- 140二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:25:07
正直イチちゃんは実は暗い感情抱えてるからオグリとイチャイチャしてるのはなぁ…と思っていた僕はこれで成仏できました
今度から甘々なオグイチも曇りなき眼で見定めることができそうです - 141二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:25:47
フジの強キャラ感が凄まじい
- 142SS筆者22/01/31(月) 23:52:39
- 143二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:53:56
見せるんだ
- 144二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 00:13:57
オグリのぬくもりを背中から感じる。
「イチは、どんな料理が好きなんだ?」
「ふふ、何それ。そうね、和食が好き。」
「そうか。肉と魚だったら、どっちが好きだ?」
「魚。焼き鯖とか好きかな。」
「そうか……。」
話すたびに、オグリの吐息が耳に当たってこそばゆい。
「てか、和食だったらそんなにお肉の料理多くないでしょ。」
「そ、そうだな。すまない……。」
「ヘコむなって。」
「あっ、朝ごはんだったら旅館とホテル、どっちが好きなんだ?」
思わずぷっ、と吹き出してしまう。
「どういうこと?和食か洋食かってこと?」
「そ、そうだ。」
「そりゃもちろん旅館かな。ごはんと、お味噌汁と、お漬物。あと鮭とかあったらサイコーだね。」
「私だったら、それに味付け海苔と、茶わん蒸しと、煮物と、小鉢と……」
「多い多い。お腹はちきれちゃうでしょって。でも、味付け海苔はいいね。」
「イチも好きか!」
「子供のころ、味付け海苔だけこっそり食べて、怒られるよね。」
「ああ、あったな。私の家では味付け海苔はごちそうだったから、お母さんが真っ青になってしまっていた。」
「やっぱりどこでもそうなんだね。うちのお母さんは赤くなってた。」
「ふふ、イチと共通点があって、嬉しいぞ。」 - 145二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 00:15:45
オグリが私のお腹の前で、手を組みなおす。
「イチは、柔らかいんだな。」
「はぁ?!」
「ああっ、いや、悪気はないんだ。」
「悪気がないとかじゃなくて、そういうの、ありえなくない?」
「いや、次の話題を探していて、手に触れたお腹のことを、つい……。」
身体を動かしてやる。
「ちょっと、もう終わりだかんね。」
「そ、それは嫌だ!どこにも行かせないぞ。」
私を抱きしめる力が強くなる。
あんまり強く抱きしめるから、おかしくなった。
「ねえ、ちょっと必死すぎ。」
「今イチに逃げられてしまったら、もうチャンスが無いだろうから……。」
本気でしょんぼりした声になる。もう。
「オグリ、ほんとそういうこと言うのやめたほうがいいよ。」
「何だか前も同じことを言われた気がする……。イチ、それはどういうことなんだ?」
「教えてあげない。」
「ず、ずるいぞイチ!」
「ヤだ。」
だって、私にも言ってくれるじゃん。
「……意地悪なイチは、嫌だということが分かった。」
「そ、頑張って機嫌とってよね。」
ぐいっ、とこれ見よがしにオグリに身体を寄せてやる。
「……うん、気を付ける。」 - 146二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 00:18:22
ちょっと待てよ。
「私、風呂入ってないじゃん……」
「そういえば、私もだ……」
スマホで時間を見る。
「あと8分で浴場も閉まってしまうな……」
「ね、ちょっと、離れてっ。」
「なっ、嫌だ、絶対離さないぞ。」
「はぁっ、アンタ、マジで待ってって。」
「イチからは変なにおいもしないし、なんとも思ってない。大丈夫だ。」
「いや、大丈夫なわけないでしょ。せめて着替えさせて!」
「私も着替えを持ってきてないから、おあいこだ。」
「マジで意味わかんないからやめてって、ちょっと!」
「どうしてそんなに頭を遠ざけるんだ、イチ。」
「どうしたもヘチャチャもないっ!」
「今日はイチのことをよく知るって決めたじゃないか。」
「これのどこがよく知るってことなの!ちょっと、本気になるのやめてって!」
「イチが寝付くまで絶対に逃がさないからな。」
「もー!」
了 - 147二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 00:19:29
はよ結婚しろ
- 148二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 00:23:00
- 149二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 01:14:54
- 150二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 03:07:41
このレスは削除されています
- 151二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 07:54:18
起きたら対策が投下されていたでござるの巻
- 152二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:50:26
保守
- 153二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 14:38:28
すげぇ…今までの集大成って感じだ
- 154二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:33:37
このレスは削除されています
- 155二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 20:22:03
もうしてたかもしれん…
- 156SS筆者22/02/01(火) 20:54:33
(おまけSSなんですが、皆はイチとオグリがどこでどんな姿勢になってしゃべってるっていう想像でしたか)
(自分は二人でベッドの上で、シーツにくるまりながら座ってる(イチちゃんが体育座りみたいになってる)っていう妄想なんですけど) - 157二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 21:22:20
(言えない…何故か背中同士でくっつき合って話してる姿を想像したから、お腹の前で手を組みなおすくだりでヨガやってるみたいになって、『そういや実馬も体が柔らかい、細かいネタだ』と勘違いのまま感心してたなんて)
- 158二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 21:25:06
同じ部屋で背中合わせでしゃべるの、エモエモエモ過ぎて好き
あっ死ぬ - 159二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 21:54:10
1の時からずっと書き忘れてたんすけど、次スレは>>190の人がお願いします(小声)
- 160二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 23:18:24
文化祭でメイド喫茶やることになって無理やりメイド服着せられるイチと、執事喫茶やることになったオグリが流されるまま着せられたオグリの文化祭デート……?
- 161二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 23:20:02
常々オグリは男装が似合うと思ってたのでアリ
- 162二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 01:22:58
- 163二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:21:03
- 164二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:48:40
保守
- 165二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:58:13
一連の怪文書でこのスレ完成した感じあるな
- 166二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 19:22:16
- 167二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 19:26:57
レスアンカーワンのヒミツ
オグリキャップと一緒に直したぱかプチが宝物 - 168二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 20:16:36
普段は綺麗にスラリと伸びるオグリの指がバンソーコーまみれになって「アンタ何してんの?!」ってなるんだ……
「なんでもない、なんでもないんだ」って何とか隠そうとするオグリ……
嘘おっしゃいとある日の夕飯後に部屋に突撃したら、タマに「あーちゃうちゃう、そうやない」っていろいろいわれやがら色々言われながら人形を直すオグリ……
いてもたってもいられず「ちょっと貸しなさい!」って道具一式を取り上げようとするイチに対して、珍しく強く抵抗するオグリ……
「私がイチのために直すんだ」って言って聞かないオグリ……
「おう嫁はん、助けてやってや」ってハッパかけるタマ……
「嫁はんちゃいます!」ってなぜか関西弁が移ってしまうイチといっしょに毎日おしゃべりしながら少しずつ人形を直す三人…… - 169二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 22:01:09
次スレからはタイトル変えたりするんですかね?
- 170二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 22:03:34
イチの為に懸命なオグリを見て「微笑ましくも少し寂しい、でもやっぱりオグリが幸せならOKや」な大人タマだとなお私癖合
- 171二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 23:11:22
どんなに仲が良くなってもイチちゃんにとってオグリは「ぽっと出」だから無理に変えなくても、とも思うけど、変えるとしたらどんなになるんだろうか
「ムカつく……ぽっと出のくせに調子に乗って……もう。」とかのデレ多めルート!? - 172二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 00:24:53
基本的につよつよオグリだけど、つよつよイチちゃんって可能性ありますか?
- 173二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 06:00:06
「ほっ、ほっ。ああ、イチ。」
「おはよ。今日も精が出るね。」
「うん。しっかりお腹を減らしてきたぞ。」
「そうじゃなくて、トレーニングをしてきたぞ、でしょ。」
「ふふ、そうだな。すまない。」
「今日はどうしてたの。」
「神社の境内を駆け上がってきた。見たことのない狐と狸がいたんだ。」
「え、あの神社、野生の狐と狸なんか住んでるの?」
「首輪はついていなかったからな……野生だと思うぞ。」
「こわ~……まあ、でもオグリが噛まれなくて何よりだよ。」
「うん、ありがとう。」
「何、待ちきれないって顔して。」
「今日もイチのお弁当が楽しみなんだ。」
「残念ながら、今日はお弁当、ありません。」
「……なにっ?」
「だから、お弁当は、ありません!」
「そ、そんな。」
「本当です。」
「……嘘をついているんだな。嘘をつくイチは、嫌いだぞ。」
「ホントーなんだからしょうがないじゃん!」
「そうなのか……食材がなくなってしまったのか?」
「まあ、そんなとこ。ねえ、つっ立ってないで、座りなよ。」
「そんな……どうすれば……カフェテリアの朝ごはん定食でもいいが、少し量が……」
「オグリ、ほら。座りなって。」 - 174二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 06:00:56
「そんなに落ち込まなくてもいいじゃない。」
「いつも作ってくれるのはありがたいが、大変だろうと思っていたんだ。」
「そりゃ、まあ大変ですねえ。」
「しかし、いざなくなってしまうと、とても悲しいな……」
「……もう、そんなマジに落ち込まなくてもいいじゃん。はい、これ。」
「……ん、これはなんだ?」
「ふふ、なんでしょう。」
「ずいぶん細長いな……おおっ、危ない。」
「気を付けてね。アルミホイル、取ってごらん。」
「うん。……おおっ!」
「アハハ、そんな耳立てなくても。」
「イチ!巻き寿司だ!」
「知ってる知ってる。」
「とてもきれいだな……おお、これはお肉か?」
「ちょっと待って、喜びかたハンパなさすぎるでしょ、ちょっと、ウケる。」
「ウケてる場合じゃないぞ、イチ!海苔巻きだ!」
「だから、知ってるって。私が作ったんだから。」
「イチが、これを!おお……」
「感動の仕方ヤバいって。ヨソでそれしないでよ?」
「今日はお弁当の代わりにこれなのか?」
「そう。だから、お弁当はありません。」
「そうだったのか……ありがとう、イチ。そしたら、早速。」 - 175二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 06:02:35
「待った!」
「な、イ、イチ?」
「今日は何日でしょうか。」
「何って、3日だぞ?」
「そ。ということは?」
「な、んん……」
「えっ、掲示板にイベントやるって貼ってあったじゃん。」
「……ああ!お豆を食べるイベントだな。年齢分しか食べれないから、皆お腹が減らないかと心配してたんだ。」
「そう。ということは?」
「……放課後にカフェテリアに集まる日、か?」
「えぇ~……わからなかったら、それ没収。」
「ま、待ってくれ!ええと……んん……あっ、あれだ!」
「うん、どれ!」
「ええと……節分だ!」
「正解!ということは?」
「と、ということは?」
「その海苔巻きはなんていう名前でしょうか?」
「……ああ!恵方巻か!」
「正解!あーよかった。オグリのために作ったのに、食べてもらえないところだった。」 - 176二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 06:03:33
「はい、じゃあオグリ……えー、こっち向いて。」
「ん、こっちか……少し太陽がまぶしいな。」
「今年は東北東がいいんだってさ。食べ始めたら、喋っちゃだめだからね。」
「うん、分かった。イチはいいのか?」
「私はそれ作ったときに、クリークさんと済ませちゃったから。」
「そうか。ちょっとだけ、残念だな……ああそれと、もう一つだけいいか?」
「うん。」
「恵方巻は、一本だけだろうか?」
「あー……先聞いちゃう?」
「な、何かまずかったか?」
「あと5本、切ってあるよ。」
「本当か!」
「そう。全部食べ終わるまで、無言だよ。」
「分かった。任せてくれ。」
「ふふ。」
「それじゃあ、いただきます。」
了 - 177二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 06:06:28
(朝っぱらですが、思いついたので会話SS投稿しました)
(SS内では1989年想定なので、今年の吉方とはズレています)
(今年は北北西だそうです)
(それではオグイチ、イチオグ好きの同士の皆さん、良い一日を!) - 178二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 06:07:50
(SS内の方位を1989年準拠にすることで、無理やり元ネタオグリキャップ号リスペクトと思い込む姿勢、我ながら汚い)
- 179二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 10:18:00
(ムカつく…アイツは嫌がらせにへっちゃらな面してるばかりか「>>1はオグリと仲良し」だの「気になる子にちょちどかいかける男子小学生ムーブ」だの「愛妻弁当作ってる」だなんて根も葉もないな噂まで蔓延ってるわ…)
(そこでこのブーブークッションよ!これをお昼にカフェテリアで踏ませてやればアイツは恥をかく、私は周りに凄惨な嫌がらせをしていると周りに知らしめて不名誉な噂を払拭!一石二鳥の完璧な作戦ね!)
「イチは他の子にもよくこういう悪戯をするのか?」
「ハァ?やるわけないでしょ、(気にくわない)アンタ相手だからよ!」
のやり取りと一緒に拡散された結果余計に仲良しの噂が広まったわ…なんでよ…
- 180二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 11:27:42
私は今実家へと帰省するためバスに揺られている都会から離れていて車なんて殆ど通らないので渋滞にひっかかることなどなく快適に目的地へと向かっている
都会だと味わえない感覚で少し気分がいい
「そろそろ1の実家か…」
この芦毛さえいなければもっと良かったのに
それもこれもあのインタビューのせいだ
これを見た母親が盛大に勘違いして次に帰省するときオグリを連れてこいと言ってきて聞かないから仕方なく連れてきた
ふとオグリの方を見ると少し顔が強張っている
あいつも緊張なんてするんだと思っているとバスが停まった
バスから降りて実家へと歩く
その間もオグリのやつはキョロキョロしたり
耳をパタパタ動かしたり
明らかに緊張していた
こんな姿を見れるなら一緒に来るのも
そんなに悪くないかもしれない
家の前につきインターホンを押す
ドタドタと木製の床を鳴らす音が懐かしく物思いにふけっていた
「お帰りなさい1ちゃん!元気だった?」
「お母さぁぁぁん!!?」
セーラーを着てミニスカート履いている母親を見るまでは
- 181二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 12:01:58
「な、なんなのよその格好は!?」
色んな感情を抑え問い詰める
「どう?似合う?オグリちゃん緊張してるかと思って気分をほぐそうかと思って着てみたの!
18歳から着てないから入るか不安だったけど着れて良かったぁ~」
そう言う母だが…お腹ちょっと出てるし…ふとももが太すぎてスカートがほとんどふとももに占領されている…普通もうちょっと空きあるのに…
いや…ギリギリすぎる……
「いや…きついよ……」
そう言うと母はムッとした顔しながら
「な、なにをぉ!?お父さんはカワイイって言ってくれたんだぞぉ!!?」
母は背中を反り返らせ胸をつきだすポーズをとりだした止めとけ絶対破れる
「よく見なさい!!!どこもキツくな…」ビリィ
案の定すぎて驚きも何もない
「着替えてきます…」グスン
ギシギシと暗いオーラを漂わせ自分の部屋に帰っていった
泣くな…いい大人がそんなことで…
「哀愁があるな…あの背中…」
言ってやるなそんなこと一応私の母親だぞ - 182二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 12:04:58
>お腹ちょっと出てるし…ふとももが太すぎてスカートがほとんどふとももに占領されている
エッッッ!!?
- 183二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 12:06:14
お父さん今日ハッスルするんやろなぁ(最低)
- 184二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 12:34:40
テレビがある家で一番広い場所にオグリを案内し座敷に腰をかける
周りを見渡すと家の中から私の家の畑が見えるザ田舎という懐かしい風景だ
お父さんが家にいないから多分畑の方にいるのかな
オグリの方に目をやると
さっきの出来事から少し時間がたち
この雰囲気にも慣れたようだ
「あの畑はなにを作っているんだ?」
「人参だよ因みに私の家のやつだよ」
オグリは目を丸くさせ
ハッと何かに気付いたような顔をした
「もしかして1がくれた人参って!?」
そうだ実家から送られてきた物だ
中央だからお友達とかにも分けてあげてねと言ってバカみたいな量送ってきたのだ
「あの人参美味しかったんだ!また食べたいんだ!!」
目をキラキラさせて子供のような顔をしていた
「おまたせ〜さっきはゴメンね」
そんなこんなしているとお母さんがお茶とお菓子を持って部屋に来た
良かった普通の格好だ
「ところでオグリちゃんは家に嫁ぐ気とかある?」
はぁ…!!
もぉぉォ!!!
この人さぁぁァあ!!!?? - 185二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 12:41:42
お腹がちょっと出ててふとももがムチムチで1ちゃん似のドチャシコボディ…?
そんな人が
>母は背中を反り返らせ胸をつきだすポーズをとった
は?エロすぎ…
- 186二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:00:30
「1ちゃんと結婚して家に嫁いでくれれば出荷できない人参とか食べ放題だよ」
ちょっと…
「ほ、本当か!?」
ちょ…
「本当だよ!味は変わらないから安心して!!」
まって…
「嫁ぐ!1と結婚する!!」
…え?
「そう!?分かったわ!!じゃあちょっとコレに名前を」
「待てって言ってんでしょうが!!?」
机をバン!と叩き声を上げる
「勝手に色々と進めないで私の同意もなしに!
それに物に釣られて簡単に結婚するとか言わない!!」
「私は人参がなくても1と一緒に暮らしたいと思っているぞ」
こいつはこんなことサラッと言うやつだった
絶対友達と暮らすぐらいの感覚で言ってる…
わかってるはずなのにもしかしたら…と考える
少し冷えた風が顔に当たり初めて自分の顔が熱くなっていることに気がついた
横を見ると母親も顔を赤くして下を向いている
あんたが焚き付けたんでしょうが
なに恥ずかしがってるんだ - 187二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:07:46
お母さんこういうの見たらニヤニヤするタイプかと思いきや顔赤くしちゃうタイプなのカワイすぎ
- 188二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:13:01
お母さんのお腹ムニィってしながら太モモに手をグイッて沈ませたい
- 189二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:24:10
「お、お邪魔しましたぁ~ごゆっくりぃ〜」
「あ、ちょっ…待って、お母さん……」
今は行かないで二人だけにしないで私
「1顔が真っ赤だぞ」
待って!顔近づけないで…ピトッ
おでこくっつけないで…
キュぅ
────────
(1ちゃん…色々と心配していたけど…これは大丈夫そうね…1ちゃんにもっとガツガツ行くように言おうかと思ったけど…逆にガツガツいかれる側だったとは…1ちゃん完全に食べられる側ね…) - 190二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:31:48
その後帰ってきたお父さんにお母さんから何が起こったのか説明され
この一日ずっと両親からきぶられ続け
外堀を埋められ
オグリは気に入られ
1ちゃんの心は全く休まることがなかった
終わり - 191二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:35:16
タイトルどうしよ
- 192二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:41:08
- 193二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:51:44
このレスは削除されています
- 194二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:52:01
このレスは削除されています
- 195二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:52:15
このレスは削除されています
- 196二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:52:20
イチちゃんいつも応援ご苦労様やで
- 197二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:53:21
オグ1埋め埋め
- 198二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:55:56
1ちゃんだけでなく
お母さんにも目覚めてしまいそうなんだが - 199二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:56:28
200ならオグリと海デートしろ
- 200二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:56:54
200ならイチオグが仲良く豆を食べる