- 1ぷゆち24/04/21(日) 16:15:00
- 2ぷゆち24/04/21(日) 16:15:41
前スレ
ここだけレジェアル主人公が集まる掲示板Part176|あにまん掲示板アルセウスフォンから平行世界に繋がる掲示板です次スレは>>190を踏んだ方が立ててください(※原作および他者のキャラを過剰に貶めす行為はご遠慮ください)(※自キャラの盛るペコは自由です)(…bbs.animanch.com派生スレ
ここだけレジェアル主人公が集まる掲示板の自分の主人公の設定書き込むスレ114|あにまん掲示板ROM勢でも大歓迎。設定、絵、小説、本スレの補足、メタ、雑談なんでもどうぞ。自キャラの盛るペコは自由です。原作および他者のキャラを過剰に貶めす行為はご遠慮ください。『その他話題』以外のカテゴリで本スレ…bbs.animanch.com - 3ぷゆち24/04/21(日) 16:17:56
ほしゅ
- 4ぷゆち24/04/21(日) 16:18:38
ほしゅしゅ
- 5二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 16:20:01
10まで
- 6二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 16:20:30
ほ
- 7二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 16:20:40
しゅ
- 8二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 16:22:19
あとちょい
- 9二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 16:22:39
ほしゅほしゅ
- 10ぷゆち24/04/21(日) 16:22:56
ほしゅかんりょう
- 11ノーコンハルカ24/04/21(日) 19:57:36
立て乙だよ
ええっ?コトブキムラから追放されるの?
「ひどすぎます!ハルカくんの協力なくしてポケモン図鑑はここまで進みませんでしたよ!」
「そうはいっても突然空の裂け目から落ちてきた人間と関係がないとは言えるのか!?何かを企んでいるかもしれぬ!」
「それは鬼の証明ですよ!」
「第1ハルカを村から追い出して事態が解決するなら行方不明になってたときに裂け目は塞がってるはずじゃないですか!」
「ええい、村の者に対する対面というのもあるんだ!!何もなしというのでは村に申し訳がたたん!」
……なんかみんなヒートアップしちゃってる
【かえって落ち着いた当事者】 - 12二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 20:01:43
このレスは削除されています
- 13とあるブショー24/04/21(日) 20:03:02
ばーん、と、扉が大きな音を立てて乱暴に開け放たれ、ずかずかとコンゴウ団の服を着た男が部屋の中に入ってきます。それを追って警備隊のシュウゾウさんが階段を登ってきました。
突然の乱入者、いささか心躍りますね。
「やあやあやあ!ギンガ団のボス、デンボクさん!ボクへの招待状をお忘れかと思いわざわざ馳せ参じたぜ!」
「す、すみません!止めたのですが無理やり押し除けられて…!」
「なるほど… シュウゾウさんのかたきうちです!やっちゃえ⬛︎⬛︎さん!」
「ふふ、わかりましたショウ先輩。ではちょっと失礼しますね。」
「ぐわあ!いきなり人をぶん投げる奴があるかい⁉︎」
「お前が言うなよ、ツバキ…」
「よいしょっ。」
「ぐわーっ‼︎おい⬛︎⬛︎‼︎なんでオレも投げた⁉︎」
「ははは、シュウゾウさんへの日頃の感謝の気持ちを込めて、です。」 - 14おやつおいしい(15)24/04/21(日) 20:27:23
前スレ200
ごはんとか遊びの種類が少ないのをガマンできればヒスイは空気と水がおいしいいいところだよ~
【満天の星空の写真】 - 15ぷゆち24/04/21(日) 21:08:36
【ワサビとピンク髪の子供がカミナギのふえを吹いている。ウォーグルがそれに応えるように高らかに鳴いた】
「ワサビよ、ありがとうな」
「ぷりゅ!!セキさんでし~♡」
「ウォーグルもぷゆちさんとならあちこち飛べて楽しいんじゃない」
「そうか、それならいいよな」
【ピンク髪の子供は現れたセキの姿に表情をぱっと明るくすると駆け寄って懐に飛び込む】
「セキさんセキさん!!ぷゆちはがんばったでし!!このひとはとんでもねーひとでし!!」
「あー…そうかそうか。悪かった」
「ワサビは楽しかったよ!」 - 16少佐24/04/21(日) 21:26:39
- 17少佐24/04/21(日) 21:50:02
『ようこそ! マルマインの キング場、迎月の戦場に 』
このクソガキ…散々邪魔しくさって…!
『あなたの妨害をしたものの たどりついてほしい気持ちもあり 人は矛盾を抱えてこそ 成長するのかもしれない 』
『このツバキ コンゴウ団の一員として 生まれてきたからには シンオウさまを喜ばせたい! 』
『さあ キングを守りたいという ボクを倒せると思うなら胸を貸そう! くさい! といわれようとも すかすことなくやろうよ スカタンクども!』
お前は、ちゃんと目的や目標があるんだな…俺は…図鑑が完成したらどうしようか…。
よし、いくぞアーサイト!
【男性はサーナイトを繰り出した】 - 18ナイト24/04/21(日) 21:59:28
「こちらの湖…… 大昔は火山だったそうです 火山噴火によって形成された 大きなくぼみに水がたまりできたのが シンジ湖だといわれています 守っているのは エムリットというポケモン エムリットが とびまわったことで ひとびとに いきるときの よろこび かなしみと いうものが うまれた そういわれています」
喜びと、悲しみ?
つまり感情を司る精霊様か…
【少年が手に持つアルセウスフォンが震えた。導かれるままに岩肌に翳すと、ガラガラと入り口をふさいでいた岩が崩れ落ち、洞窟が現れ、先に進めるようになった!】
「なんと! 先ほどまで なかった洞窟が…… それが 博士がウワサしていた アルセウスフォンですね!」
「いこうぜ アモス!」
……うん
「コギトさんがいってましたよ 湖のポケモンと会うには 強さを示す必要があると…… なんだか物騒な話ですね」
……ああ、じゃああれはそういうことか
うん、わかりやすい。空の宝を守る門番はいないものな
【立ち塞がるオヤブンのヌメルゴンに、少年はエルレイドを繰り出した】 - 19二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 22:05:14
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- 20とあるブショー24/04/21(日) 22:09:16
おいツバキ!なんでこっち来てんだ。」
「ぐう…… なんでもなにも無いだろアニキ!マルマインのキャプテンであるツバキを差し置いて十分な話はできないよね。」
「うわ、この人キャプテンなんですか?まじで?」
「ちょっとショウちゃん、『うわ』とか言わないの。失礼だよ…」
「ん、なんだい、こいつらも調査隊なのかい?…本当に大丈夫なのかようアニキ、こんなチビなヤツら、マルマインにぼこぼこにされて泣いて帰るが関の山だぜ。」
「な、なんだとお⁉︎ちょっと身長高いからって調子乗るなよー!⬛︎⬛︎さんにもっかい背負投げされろおー‼︎」
「ショウちゃん、おさえておさえて!ご、ごめんなさいショウちゃんが…」
「いや、謝る必要はねえよ。むしろ謝るべきはこちらの方だ。……旦那、そして調査隊の面々よ。不届き者の乱入、心よりお詫び申し上げる。」
「いやいやお気になさらずに。ただ……警備隊にはさらにみっちり稽古をつけてやらねばなりませんな。」
うーん、警備隊の方々も大変ですね〜。まあ普段貰っている給与に対し満足にその職務を果たせずツバキさんの侵入を許したのですから、デンボク様直々に指導が入るのもしょうがないかと。
雇ってもらった恩はきちんと返しませんとね。
「……ゴホン。ではあらためて調査隊よ。洞窟キング、マルマインを鎮めよ!」
- 21ナイト24/04/21(日) 22:11:08
【普段よりも余裕のない少年に、エルレイドは動揺している。しかし、ペースは乱さずにヌメルゴンに打ち勝った】
【ぴちゃりと地面から染みだしている水を踏んで、湿った空気の中をすすむ】
【ある場所まで足を進めて、なにかを察したのか一歩手前で立ち止まった】
【空中に、発光する球体が突如現れる。じっと見るうち、それは触角や手足を作り、ポケモンの姿となった。かんじょうポケモン、エムリットだ】
[あなたの かんじょうを ほっする ……]
- 22少佐24/04/21(日) 22:11:16
このツバキというガキは…なんというか…自由だな。
ちと羨ましいかもしれん。 - 23ぷゆち24/04/21(日) 22:17:03
「ぷゆちさん、ウォーグルと大空を舞いなよ。これだけの高さ、飛び降りたらウォーグルとどこまでもいけるよ!」
「えいえんのこおりを忘れるな。入手のためにウォーグルと行くんだよな?」
「がってんでし!!センパイさんも行きましか?」
「いや、おれは博士にお前の無事を報告しにベースキャンプに戻るよ。気をつけてな」
「わかったでし!ありがとでした~」
【テルに大きく手を振ると、ピンク髪の子供は神殿の縁に立った。その横にワサビが並び、まっすぐと指を差す】 - 24ぷゆち24/04/21(日) 22:18:06
「あそこにみえるのが氷塊! ウォーグルとともに飛んでごらん。それから…更に南西に行ったところにある雪崩坂にあとで行ってみて。いいものが見つかるよ」
「わかったでし!!」
【子供は元気に返事をするとウォーグルと共に飛び立っていった。その様子を見送るセキとテルは、少しして怪訝な表情に変わる】
「なんだ?戻ってきたぞ?」
「しゃむいでし~~~!!!!雪と風がぷゆちにダイレクトアタックでし!!」
「冷てえ!!!!」
【子供は取って返した勢いのままセキの懐へ飛び込んでいった】 - 25二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 22:21:58
このレスは削除されています
- 26とあるブショー24/04/21(日) 22:24:44
- 27少佐24/04/21(日) 22:35:34
- 28ぷゆち24/04/21(日) 22:37:30
にんげんさんのお耳がちぎれちゃうから耳当て帽子を買いました…
ぷゆちのかわいいプリン耳が隠されちゃうけどしょーがないでし…しょぼぼんでし - 29ふたりの調査隊24/04/21(日) 22:40:05
(たておつです)
【少女の声と落ち着いた女性の声、そしてポケモンの鳴き声と合成音声が記録された音声データ】
「特に悪さなどせぬが図鑑をつくるのじゃろう?捕まえるといいぞ、いつもは紅蓮の湿地あたりを飛んでおるだろうし」
4匹目の…?えっ、ヨハネちゃん……?!
[ホログラム映像にて失礼します。お初にお目にかかります。ボクはヨハネ。現在はこの端末中にてアンをサポートしている人工知能です]
[アナタは、本当は、他にも何か知っているのですか]
「おや?あやつが前に何か匂わせて言っておったが、そなたはそういう芸当もできるのか。本当も何もない。むしろそなたの方がいらぬこと、語らぬ方がよいことについて詳しいと思っておったのだがのう」 - 30ノーコンハルカ24/04/21(日) 22:50:16
「とにかくこの事態をなんとかする方法を探してこい!」
「そんなむちゃくちゃな!」
「命までは取らないのだ、解明すれば戻ることも認めるのだぞ
……功績には感謝もしている。これが最大の譲歩だ!」
【なんだかんだあってぽいっと村の外に放り出された】
えーちょっと夜なんですけど
ゴーストポケモンうろつく外にか弱い女の子を放り出すなんてひどくない?
【なにいってんだか……という顔で近寄ってきたフワンテを焼くバクフーンのバクねえ】 - 31ノーコンハルカ24/04/21(日) 23:07:50
- 32ぷゆち24/04/21(日) 23:13:44
とーちゃくでし!!
えっと…このへんの氷を持ってけばいいんでしかね?
ワカバさんに手伝ってもらいまし
ナイスアイデアでし!帰ったら服屋さんにお願いしまし!!
にんげんさんたちもかわいいプリンになれるってきっと喜んでくれまし~♪
- 33少佐24/04/21(日) 23:21:53
【ノボリが元いた世界の話をする】
『 ポケモンだけが強い ポケモンを必要以上に恐れる それでは時代は変わりません』
『なるほどな ウキクサがいた世界もそうか?』
いや、まずポケモンがいなかったしな。
それに、いたとしても多分俺達人類種は殺し合っているだろうな…。
『そういう世界もあるのか ポケモンと人が 力をあわせる……か キングの異変で騒いでいる オレたちにできるのか? なにか試されているのかよ?』
なに言ってるんだよ。ポケモンを知らなかった俺がここまでこれたんだお前らができないことはないだろう。
『なるほど…… ツバキにはわかったよ! ポケモンだけが強くなるのではなく ツバキこそがポケモンを強くできるほど 強く たくましくあるべきだとね。いまの言葉が達成できた暁には シンオウさまはお喜びになるのか アニキ! コンゴウ団に伝わる シンオウさまの教えを話してくれ!』
『よくきけよ! 悲しんではいけない 怒ってはならない あらゆるものを友とせよ 悲しんではいけない 怒ってはならない シンオウさまが悲しむ 時が止まる だ……』
『ブラボー!! スーパーブラボー!! みなさま さらに精進を重ね 高みという目的地をめざし ひた走ってくださいませ!! もちろん ウキクサさまの 高みとは 次なるキングです さて 今度こそ コトブキムラに戻るとしましょう』
『ウキクサさまのように ポケモンを恐れぬ方がいると ヒスイのみなさまの意識も変わるでしょう ポケモンはけして怖くないと、ではデンボクさまに報告ですね ウキクサさま 失礼いたします』
コトブキムラに戻る…。
………………。
『どうしたウキクサ?』
いや、ちと考え事を…な…。 - 34ぷゆち24/04/21(日) 23:30:14
【巨大な氷塊の上でピンク髪の子供とウソッキーが氷を削り出している】
「これでいいんでしかね?みんなおんなじに見えまし」
『ウソ~?』
「わーははは!ついに登りきりましたぞ!」
「ぷりゅ!?」『ウソォ!?』
「おお!おまえさんもいらしたか!」
「も、もしかしたらハマセンセーさんもポケモンなのかもしれないでし…」
『ウソ~ン…』 - 35ノーコンハルカ24/04/22(月) 00:25:24
「申し訳ないが力にはなれないね……」
うーんやっぱそうかあ
ポケモンに関してはコトブキムラのほうがボールのお陰で近いのにそっちがビビってるからそりゃそうだよね
「ごめんよ、なんとかしてあげたいんだけど……」
ううん、ヨネさんも気にしないで
ま、なんとかなるよ!ヒスイの自然は豊かだしね
ねっらーくん
【おい、何を考えついた……という目で見ているブラッキー】 - 36少佐24/04/22(月) 01:20:55
『なるほど…… ツバキ殿はキングが荒ぶるのは シンオウさまの試練ではないかと そう考えているのだな 。』
俺も最近は試練のようだと感じる…根拠はねぇが。
『その考え あっているかどうか わからぬが シンオウさまとやらは なにゆえキングたちを荒ぶらせる? 』
『なにか怒っているのか それとも 人とポケモンの仲を裂こうというのか ポケモンの考えることなぞ 人にはわからぬ…… 』
『そもそも時空の裂け目とは なんだ? なぜ開いたのだ? なぜポケモンのいない世界からお前が来た?』
わからねぇ、俺からの視点で言えば事故に違いがな。
『うむう…くたびれたであろう。イモヅル亭にて英気を養え。ムベには伝えてある 最高のイモモチをふるまえと』
お、人の金で食う飯は美味いからな、ありがたく馳走に預からせてもらうぜ。 - 37少佐24/04/22(月) 04:44:14
『今夜はデンボクのおごりだ』
『す、すばらしい香り…… これほどに食欲を刺激するとは』
いやぁ、人の金で食う飯は美味いなぁ。
『生活が安定するまでは 節約をこころがけよと いつもおっしゃっているのに』
『ポケモンを調査したことで 材料を集めやすくなったとの 話をきいたことがあるのです』
『時空の裂け目から落ちてきた あなたがヒスイのみんなを助ける…… 不思議な話があるものですね』
『ウキクサくんは 危険な任務をこなすことで みなさんの信頼を得たのです。これはウキクサくんだからこそできたことです。』
俺だからできたこと…
『まさに「行動は自分のイメージを 映しだす鏡なのです」なにを考えているかいわなくても 行動によって教えてくれます』
『ですから ウキクサくんが どこの誰であろうと関係ないのです 調査隊の一員であり コトブキムラの仲間なのです!』
ラベン博士…。 - 38ぷゆち24/04/22(月) 09:29:07
【大きなカゴを背負ったピンク髪の子供がシンジュ団の住居の扉を叩いている】
「たのもーでし!!」
「…誰だ?」
「ぷゆ?そちらこそ誰でし?」
【中から出てきたシンジュ団の老人は子供の着ている制服を見て渋い顔をした】
「余所者め。うちには便利な道具も怪しい薬も要らん。帰れ帰れ」
「ぷりゅ~!!閉めないでほしいでし!!ぷゆちはキミさんに用事がありまし!!プリンの恩返しするんでし~!!」
「なんだと?」
「あら、また来てくれたのね。あれから風邪など引いていない?」
【家の奥から顔を出した穏やかそうな老女に子供はほっとして手を振った】 - 39ぷゆち24/04/22(月) 10:31:23
【ピンク髪の子供はカゴを床に下ろすと中に入っていたものを並べ始めた】
「まあ、これは…」
「ラッキーさんとハピナスさんのタマゴでし!ウリムーさんたちが食べたいって言うから雪崩坂でもらってきました。キミさんにもおすそわけでし!」
「お前この余所者に何かしたのか」
「そういう呼び方はよくありませんよ。びしょ濡れで寒そうだったから乾かしてあげただけです」
【シンジュ団の老夫婦のやり取りを気にも留めずに子供は胸を張る】
「ラッキーさんのタマゴは栄養満点でしから食べると元気になりまし!すきま風もへっちゃらでし!!」 - 40ノーコンハルカ24/04/22(月) 12:43:13
完成!
今日からここをキャンプ地とするー!
追放されてもたくましく生きてやるぞー!
【もくざいやいい感じの枝を組み合わせて小さな小屋を作った】
【まじかよ……という目のブラッキー】
【雨風はしのげるわねと言いたそうなバクフーン】
【次は飯かなと川の中の魚を探すガブリアス】
【困ったので添い寝の体制のニンフィア】
【お守りしますと周りのポケモンを威嚇するルカリオ】 - 41とあるブショー24/04/22(月) 16:16:28
ショウさんから新開発のボールをいくつかいただきました。素早いポケモンを捕まえやすいボール、決まった性別のポケモンが捕まえやすくなるボール、重いポケモンが捕まえやすくなるボールなど、どれも便利なものばかり。これからのポケモンの捕獲がぐんと楽になりそうですね。
ただ、なぜボールの表面に絵の描かれた小さな紙のようなものが沢山貼ってあるのでしょうか?まあ、機能性は損なっていませんし、とても可愛らしいので良いのですが… - 42少佐24/04/22(月) 16:39:58
- 43少佐24/04/22(月) 16:49:19
『さて…… 残るキングは 純白の凍土にいる クレベース カイによれば 最大級のキングということだな 最後の キング クレベースを鎮めよ! さすれば 時空の裂け目も なにかしらの変化をみせるやもしれぬな』
『シンジュ団はもちろん コンゴウ団 ギンガ団で解決して 明るい未来をむかえるとしようぜ』
『冷たい冷たい 純白の凍土で待ってるよ』
おう
『どれだけキングを鎮めようとも 空から落ちてきた 怪しいおまえを 疑う人間は 少なからずいる 信頼を得るため おのれの正義を行動でしめせ』
ああ、そうする 。
俺も少なからずヒスイを気に入りだしたんでな。
『………!』
なんだよ団長?
『おまえも変わったなと…』
アンタが手を差し伸べてくれたおかげかもな。
【デンボクは男性に背を向け何かをつぶやく】
『うむう、ウキクサよ。純白の凍土へ向かうのだ!』 - 44ナイト24/04/22(月) 16:50:39
「心と心で会話…… さすが心を表すポケモンだな」
【セキの呟きを皮切りに、問答が始まった】
[ヒスイの だいちに おりたち こころは どのように うごいた?]
俺は。……俺は
最初は、何もわからなかった。何が起きているのか、どんな場所に立っているのか
混乱があって、恐怖があって、どうにかしなくてはという使命感があった
生きなければならないという思いは変わらなかったが、……そうだ。漠然と、生きているのか、と思った
[ポケモンを なかまとし ともに こうどうをして どうだったか]
……年甲斐もなく、状況に相応しくもなく、わくわくしていた
おさないころに、父も母もなく、草原に出たことを思いだした
初めて一人で馬に乗って駆けたときの、風をきるような爽快感があった
……頼る、という行為を、安心感を、久しぶりに実感した。自分がつかれていたのだと、心が理解した
[コンゴウのもの シンジュのものと であい まじわり なにをおもった]
……とおい、そらを、ただ思った
努めて思い出さないようにしていたことを、どうしたって思わされた
忘れるように努めた悲しみと苦しみを、つきつけられた
どうしてひとりなのだろうと思った。誰でもいいから、ぼくを知る人に会いたかった
[ギンガだんを おいはらわれ だいちを さまよい なにをかんじた]
故郷の惨劇を、思った
俺がいなくなることで解決はしない。それでも、負担が減るならいいと思った
……そうだ。ほんとうは。誰にだって苦しんでほしくないんだ。こんな命で、心が楽になるのなら、それでいい。それがいいんだよ - 45ナイト24/04/22(月) 16:52:08
【……問答は続いている……】
[わすれたものを なんとかんがえる]
思い出そうとしても思い出せない。記憶は霞がかかったようで、頭痛を誘発する。思い出してはいけない、と言われているような気さえする
曖昧なものを、そのままにするのは得意なんだ。なのに、ああ、これだけは手放せない
きっと忘れたままの方がいい記憶。けれどなくしてはいけない記憶。見当もつかないが、きっと俺を変えてしまうものなんだろう
[……………………]
[せかいを つなぐために こころの いちぶを さずける]
【少年の感情の吐露は、この世界のみならず初めてだ。言葉にしてようやく、少年は自分の感情を飲み込んだ】
- 46ナイト24/04/22(月) 17:06:36
湖、一つ目クリアだ
……苦しいな、ああ。忘れてしまえたら楽なのに、どうしたって俺はそれを選べないんだ
生きているなら生きなければ。無価値でも、無意味ではないんだからさ - 47少佐24/04/22(月) 17:09:56
『ウキクサくん純白の凍土に いくのですか?』
おう、行くぜ?デンボクの団長に頼まれたしな。
『これまでは荒ぶったキングによる 負傷者もいましたから 鎮めるという選択も納得でした ですが純白の凍土での クレベースの被害はいまのところゼロ 介入する必要があるのですか?』
『でもクレベースは最大のポケモン 雪崩を起こすかもしれませんし……』
『それはポケモンでなくとも 起きうるアクシデントです なにもない現状でボクたちが 介入する必要があるのか疑問ですし なにより ウキクサくんにとっても危険極まりない任務です!』
ラベン博士…
『キングについては わかっていないことばかりです 本当に苦しんでいるのかも 荒ぶる理由も 時空の裂け目との関係も デンボク団長にとって キングを鎮めることや ポケモンの調査はなんでしょうか?』
共存と安心のためか?
『そうであってほしいです ボクは誰もがポケモンとなかよくする 未来のために調査をしているのです。確かに ポケモンのことを知ることは 安心 安全につながりますが 調査ではなく 鎮めることを目的とした 任務はいかがなものでしょうか』
『ラベン博士……』
『おっとソーリー! ウキクサくんは 任務を受けたのですよね であればボクたちはサポートするのです』
『あなたのためにできることは ポケモンを戦わせることです』
お、良いぜ受けて立つ。
こっちもこの世界に来てこなれてきたからな、勝たせてもらうぜ。
『あなたには感謝でいっぱいです 調査隊員としてピカチュウと共に なんとかやれているのは 落ちてきた あなたとであったからです』
『おもに反面教師として!』
このガキ!とんだ減らず口だな!
【男性はショウのほっぺを軽くつねる】 - 48少佐24/04/22(月) 17:13:31
- 49とあるブショー24/04/22(月) 17:18:58
- 50二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 17:23:51
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- 51少佐24/04/22(月) 17:25:16
よっし!俺もバトルが上手くなったもんだ。
【ショウが男性の腕を力いっぱい掴む】
『凍土での任務…… けして無理しないでくださいね』
ああ、必ずここに帰って来るさ。
重症患者をさばけるのは並のガキにはできねぇな…辛い選択を迫られるからな。
案外、どっかで訓練されてたのかもな。
- 52ナイト24/04/22(月) 17:33:29
- 53少佐24/04/22(月) 17:40:29
【純白の凍土で震える男性】
さっっっみ!!そういえば北国に近い形だったもんなぁ…
なぁ、イーブイ。お前ブースターに進化しないか?
「ぶー」
はいはい、わかったよ。
【ガタガタ震えながらラベン博士が来た】
『寒いところまで おつかれさまですね』
そっちもな…!
『純白の凍土を訪れる者は ほとんどいないのです いても材料集めでタオファさん率いる 製造隊がたまにくるぐらいですかね』
あー、あの偏屈親父か…。
『ですがぼくたち調査隊は ポケモンがいればどこにでも……! クレベースがいる 氷山の戦場も はるかこの先です クレベースの任務は 危険だと推測されるのです カイさんや セキさんのお話をきき 無理は避けるようにしてください』
う〜す - 54少佐24/04/22(月) 17:42:32
…そうだな、俺も…業を背負いすぎた…。
- 55ノーコンハルカ24/04/22(月) 17:54:45
みんな難しいこと考えるなあ。まあ私は私で明日から空をなんとかする方法を探さないとねー
おやすみなさーい……
【枯れ草を積み上げた即席の寝床に潜り込んで寝息を立て始める】
《……いやあなたは何をしているんですか》
【その小屋に光り輝く四つ足の影がそっと近づいて来る。
それがつま先でつついた瞬間小屋はバラバラに壊れて吹き飛ばされてしまった】
「ハルカさん!?追放されたと聞いたらなんでこんなところで転がってるんですか!
困ってると思ってジブン探したんですよ!?」
【う〜〜ん……と唸る少女を見つけて仰天したイチョウ商会の商人が抱え上げて隠れ里へと連れて行く】 - 56二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 17:56:52
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- 57とあるブショー24/04/22(月) 17:58:08
デンボク様の指示通りに訓練所へ向かうと、そこで待っていたのはカイ様ともう1人、今朝お会いした黒外套の方でした。
黒外套の方はこちらに気づくと綺麗な所作で会釈し、よく通る声で話し始めました。
「わたくし、キャプテンのノボリと申します。マルマインのキング場は険しいテンガン山にありそこを登る為にはわたくしの担当しているオオニューラの力を借りるべき、ということで微力ながらお力添えに参りました。よろしくお願いいたします。」
「調査隊の⬛︎⬛︎です。ノボリさん、今回の任務、ご協力ありがとうございます。」
「テルです… あの、よ、よろしくおねがいします…!」
「ショウです!よろしくおねがいしまーす!」 - 58少佐24/04/22(月) 17:59:57
『ウキクサさん ひやっこいでしょう!!』
ば!お前なんちゅー格好してんだ!はよこれ着ろ!クソガキが!
【男性が無理やり上着をカイに着せようとするも激しく抵抗するカイ】
『や、やめろー!暑いだろう!うわっヤニ臭っ』
『……おめえ 寒くねえのかよ?』
『はあ? むしろ暑いぐらいだけど それに先生であれば もっと冷たいところにおられる!』
『シンジュ団だから コンゴウ団だから ではなく おめえとは わかりあえねえ感じだな』
俺もだ。
『で どこに向かえばいいんだよ』
『先生であれば いつものところだよ』
『だからよ その先生って ハマレンゲさんだよな? どこよ?」
『もっとも冷たいところだといったら 氷塊のそばに決まっている!』
『だってよ いくとするか ウキクサ』
あ、いや。先にシンジュの集落に向かわせてもらう。
ユウガオのばあさんに茶の約束をしたからな。
『お前もかよ』
『もう! 時間に追われて せかせかとしているヤツは好かないなあ じゃあウキクサさんも気をつけて 氷塊に向かってね!』 - 59とあるブショー24/04/22(月) 18:06:08
「あのね、ノボリさんもテルさんやショウさんと同じく、昔の記憶を失っているんだよ。一緒に行動すればお互い何か思い出すかなって。」
「…なるほど?」
神隠し、結構頻繁に起きる現象なのですかね?だとしたら危険極まりませんが… 色々と気になるところですが、まずはテンガン山に向かいましょうか。
- 60少佐24/04/22(月) 18:11:49
【シンジュ団の集落に着くとユウガオに歓迎される男性】
『ウキクサや、よく来ましたね。ガチグマとはどうです?』
茶ぁしばく約束だったからな。
ガチグマは俺のリングマが進化できるようにピート・ブロックを見つけてくれたよ。まだ進化の条件はわかってないが
『ほほほ、仲良くしてそうで何よりです。寒かったでしょう。私の家に来なさいな』 - 61少佐24/04/22(月) 18:32:07
【しばらく談笑するユウガオと男性】
【男性は小さな遺灰壺を机に置き、少しずつ打ち明け始めた】
ヒスイに来て色々と知らなかった事を学んだ、俺自身の心境も変わった…。
俺は…なぜこの世界に来たのかその意味は分かり兼ねているが…来てよかったと思っている…。
もし…もし、よかったらこの世界で俺は生き続けていたいとも思っている。
浅ましい願いだとは思っている、俺はここまで来るまでに様々な業を背負いすぎた。
多分ろくな死に方を…
【ユウガオは男性の手に遺灰壺を優しく握らせた】
『ウキクサや、それでお前はなにをしたいんだい?』
………!
コイツの…俺とコイツの葬式を…してやりたい。
今までの自分達を供養…したい…先に歩めるように、これから贖罪の道を歩めるように…。
『…では、カイにそう伝えておきましょう』 - 62ぷゆち24/04/22(月) 22:12:06
ラッキーさんたちには温泉の場所を教えてあげたら喜んでました!!ウィンあんどウィンでし!
でもクレベースさんがうっかり暴れたらウリムーさんたちもキミさんたちもラッキーさんたちもぺしゃんこでし…
ここはぷゆちがばばーんと解決しまし!! - 63ナイト24/04/22(月) 22:28:51
【いにしえの隠れ里で白髪の少年が井戸から水を組んだ。冷たい水で顔を洗い、布で水分を拭き取る。余ったものを地面に撒いて、長く息を吐いた】
はーーー………よし、次だ
いつまでも気にして動けないだなんて、ガキじゃねえんだから - 64少佐24/04/22(月) 22:35:34
『来たな。寒風吹きすさぶなか こんな寂れたところまで ごくろうなこったぜ……』
『こちらにいらっしゃるのが クレベースの キャプテンで わたしの尊敬するハマ先生なの セキ、ウキクサ!ふたりとも 頭が高いよ!!』
『まずは名乗るといたしましょう!』
『わたしはハマレンゲ シンジュ団のキャプテンを務めております おまえさんが ギンガ団の ウキクサさんですね おまえさんに問いたい なにゆえクレベースを鎮めるのです』
任務…だからなデンボクの団長から頼まれた。
『さらに問います 荒ぶることの なにがいけませんか?』
一応、雪崩の可能性という大義名分は出せるが…わからねぇな
『さらに問いますぞ ギンガ団の任務かどうかではなく おまえさんの意志はどうなのですか』
鎮められるなら鎮めたい。それが俺にできることなら。
『…………雪原キング クレベースは 誰にも どのポケモンにも 迷惑をかけておりませぬぞ!』
『ハマ先生! 熱くなってるよ! たしかにクレベースはおとなしく なんら問題を起こしておりません ですがあの巨体 いつ暴れるのかという みなの不安をとりのぞくのも務めでは?』
『ある ある…… 一理ある…… だが それなら わたしたちで この者を確かめねばならん 能書きは どうでもいいか ほら ポケモン だそうや!』
よし、そうこなくっちゃ
『ウキクサもこっちの世界に慣れたなぁ』
『そうだね、昔なら手が出てたよ』
『おまえさんもカッチカチの筋肉をお持ちのようだが、氷も わたしの筋肉も カッチカチだからな! 砕けるか!?』
行くぜアソビヒ!
「ばぐぁ!」 - 65ふたりの調査隊24/04/23(火) 01:21:49
【少女の声とと合成音声が記録された音声データ】
いつの間にそういうの出来るようになったの、ヨハネちゃん
[元々この端末は ある年代までに実用化された技術は普通に使用できるよう改良されていた]
[動くことはできないけれど 何かあったの時のために使えるよう調整していたんだ]
[あとは ボクらのアンがお世話になってます ってご挨拶できるように とか ふふっ]
それ……いいかも!ヨハネちゃん、お友達作るの上手って聞いたよ!きっと仲良しになれるよ!
[あー…… えっ?] - 66少佐24/04/23(火) 03:19:22
『えいえんのこおりを 集めるには ウォーグルの 空を飛ぶ力が必要でな こまかい説明は省くが ワサビって娘を探してくれ!』
おいおい丸投げかよ。
『きちんと説明して! 時間を惜しむと かえって時間を費やすよ』
『クレベースは シンジュ団のキング オレが説明するのもどうかと思うがな』
『いいか クレベースが好む えいえんのこおりは 純白の凍土に 林立する 氷塊の上にあるんだよ そこでコンゴウ団の出番だ 人はもちろん オオニューラも登れないから ウォーグルで空から近づくって寸法よ』
『ちなみに氷塊だがハマ先生は あと2メートルのところまで 登ったそうだ! 筋肉は正義だな!』
へぇ、登れんこともないのか…しかしカイ、お前そんな細っこい身なりで脳筋だったか…
『脳筋とは失礼な!』
『話を戻すぜ、ワサビだが 本当にトンでる奴でな まあ キッサキ神殿に向かえば どこかで会えるだろうよ』
『ん!? ワサビ!』
『千里眼でみえちゃった。あなた達とあたしとでオニごっこだよね! あたしのいるところまで くることができるかな?』
『なぜ あのような場所に? たしかにトンでるけど……』
『おまえさんはワサビさんを追いかける! わたしは寸暇を惜しんで鍛える!』
自力で登るつもりかよ、後で俺にもやらせろよ
『わーははは! 後で競争ですぞ!』 - 67繝翫う繝24/04/23(火) 05:08:37
【オクタンの吸盤がついた触手がゆるゆると男の腕に巻きついている。日に当たっていないために青白く、しかし固そうに引き締まった腕。手のひらには独特の胼胝が見えた】
【自然現象とは思えぬ空を見上げる。不安そうにしていたマルマインを宥め、そちらはツバキに任せてざわざわと動揺が広がる野生のポケモンたちを確かめにきたところだった】
【人を襲うほど殺気だってはいないようだが、ほとんどは巣で大人しくしているのか不気味なくらい静かだった】
【ノボリと合流し、見てきたものを報告する。坦々と、感情の起伏が薄く、ノボリ以上に機械のようだった】 - 68少佐24/04/23(火) 06:25:41
あのガキ…飛ぶのは卑怯だろ…
【キッサキ神殿でワサビを追い詰める男性】
『追いつかれたら…… 終わりが近くて つまんないよ…。あのね あたしの千里眼…… ウォーグルとともに空を滑空するあなたがみえたけど本当かな?』
さあな。
『未来はどうなるかわからないけど ウォーグルと飛ぶのは簡単じゃないよ 本気で飛びたいなら ウキクサさんの強さ 教えて教えて! 』
俺はここでやるべき事をするためにも受けて立とうじゃねぇか。
『ドサイドン! ブーバーン! エレキブル! みんなで お相手するよ しちゃうよ』
待て待て待て
『勝てたらもう一つ教えてあげる、ほら頑張って!』 - 69ぷゆち24/04/23(火) 08:33:05
【雪を踏みしめながら氷山の戦場へ向かう道を歩いていくピンク髪の子供は、ハマレンゲと会話している人物の姿を見て声を上げた】
「ぷりゅ!!ウォロさんでし!!」
「いやあ、プリンさん。先程はどうも。キッサキ神殿は無事に抜けられたようですね」
「センパイさんが開けてくれたでし!ありがとでした!」
「いえいえ、こちらこそありがとうございます。ジブン、遺跡巡りが趣味なのですがキッサキ神殿には入れてもらえなくて。中の様子が知れて助かりました」
「遺跡でし?あそこ、誰かのおうちだと思ってました。おっきいポケモンのニオイがしたでし」
「!?!?!?その話詳しく」
「ニオイがしただけだからわかんないでし!!」 - 70少佐24/04/23(火) 09:38:13
ウォーグルが負けて悔しい! さあて オニごっこも 楽しかったし帰ろうかな』
おいおい、待てよ。もう一つのお告げも教えてくれよ
『えへへ、冗談冗談。もう一つの見えたものはね…』
【ワサビは男性の後ろをちらりと見る】
『あなたの横に大切な人がいる姿!』
なんだそりゃ
『一緒に笛を吹いて!』
【2人で笛を奏でる、優しくも強い風が2人の間を走った】 - 71ぷゆち24/04/23(火) 12:12:59
「はあ…ではその話はまた今度深掘りするとして、ハマレンゲさんから聞いたクレベースの話はお聞きになりますか?」
「あれだよ、あいつはとんでもないぞ!」
「聞きたいでし!今どんな感じでし?」
「未だ荒ぶってはおらず、凍土のように悠然とこの筋肉のように力強く構えております」
「教えていただいた話では…氷の塊を弾幕のように撃つだけでなく、大きなつららを放ったり地面から氷の結晶を突きだすそうです。…強すぎませんか?」
「ぷゆぅ…」
「ちなみに古代のクレベースは高さが30メートルもあったそうですよ。…大きすぎませんか?」
「ぷゆゆぅ…」 - 72ぷゆち24/04/23(火) 12:51:33
ぷゆゆ…ウリムーさんたちの前にぷゆちがぺしゃんこになるかもしれないでし
まんまるじゃなくなってもイテボシちゃんはだっこしてくれましかね?
クレベースさんのおやつはいっぱい準備したし、まず話を聞いてみまし!ダメそうだったらそのまま投げまし!
いってきまーし!! - 73少佐24/04/23(火) 17:05:36
『ワサビよ ありがとうな』
お、セキか。
このガキ、トんだ跳ねっ返りだったぜ。
『そうだろうな』
『ウォーグルも ウキクサさんとなら あちこち飛べて楽しいんじゃない』
『そうか それならいいよな 』
『人とポケモンが よりそう世界か』
『なあ どうして時空の裂け目からの雷でキングたちは荒ぶる?シンオウさまはお怒りなのか? それとも試しておられるのか?
試す…… なにか試練なのであれば 、最後のキングことクレベースを鎮めれば 裂け目が開いている必要もねえよな。』
さあねぇ、そうだとしたらさしずめ俺は神からの使いか?
『もっとも 試練をこなしているのは、ヒスイに暮らしていたオレらではなく、ギンガ団のあんただけどな』
『なに 知恵者のまねごとをしてるの? セキさんは考えるのは苦手でしょ?』
『うるせえな! 時代の変化ってやつを感じてるんだよ そして時代の変化を起こすのは…ウキクサ、あんた! オレはそうにらんでいる つまり あんたについていけばよ、いつかシンオウさまに会えるってな!』
『セキさんの話 おもしろい? つまんない? さてどっち? ウキクサさん ウォーグルと大空を舞いなよ これだけの高さ 飛び降りたら ウォーグルと どこまでもいけるよ!』
『えいえんのこおりを忘れるな 入手のためにウォーグルといくんだよな?』
ああ、それまでにハマレンゲが登りきってるといいがな。
『あそこにみえるのが氷塊! ウォーグルとともに飛んでごらん 降りたいときは急降下すればいいよ』
よっしゃ!じゃあ、飛ぶか! - 74ぷゆち24/04/23(火) 17:13:34
【氷山の戦場に足を踏み入れたピンク髪の子供の目の前の地面が競り上がり、巨大なクレベースが現れた】
【その身体を金色に光らせたまま、クレベースはじっと子供を見つめて動かない】
『ぷりゅ?ぷり、ぷゆゆ?』
『ーーーーー』
『ぷゆぅ…』
【子供は人間には聞き取れない言葉でクレベースに話しかけるが、クレベースはそれに応えずに険しい表情で呻く】
【子供は眉根を寄せるとシズメダマを掴みクレベースに見せるようにして掲げた】
「ずっとガマンしてるのは体によくないでし!!これでも食べて悪いの飛んでけーしまし!!」
『ーーー、ーーーー!!』
【子供の宣言と同時に限界が訪れたのか、クレベースは雄叫びを上げて動き出した】 - 75少佐24/04/23(火) 17:26:01
【氷塊の上でえいえんのこおりを回収した男性、そこへハマレンゲが登り切る】
『わーははは! ついに登りきりましたぞ! 』
おお!ハマ公!
『おお! おまえさんもいらしたか ほう! 氷塊の上に飛びのって えいえんのこおりを入手しましたか! 熱い使命感 どこからくるのです?』
使命ってほどじゃねぇ。
この世界で俺ができることをしてるだけだ。
『おまえさんの努力には 敬意をあらわしますぞ』
『以前カイからお前さんの評判を聞いた時はいろいろ思うところはありましたが、クレベースと戦えるよう準備します。氷山の戦場にお越しなさい 』
【ハマレンゲが飛び降りようとすると、横に男性が並ぶ】
『おっと!競争の約束でしたな。しかし今回はわたしの勝ちということで。しかし鍛えた筋肉の持ち主同士、 ここは飛び降りの華麗さで勝負しましょう! では!!』
【男性とハマレンゲは同時に飛び降りた】 - 76ぷゆち24/04/23(火) 17:38:38
「ぷりゅ~~~~!!!!」
「ぷりゅりゅりゅ~~~~!?」
【クレベースの攻撃をピンク髪の子供は走ったり転がったりしながらギリギリで避けていく】
『プシュ~ゥ』『ふぃあ!!』『ウソ!!』
【その様子を見かねたのか、バクフーンたちが自主的に出てきてクレベースの気を散らし始めた】 - 77少佐24/04/23(火) 17:39:45
いって…
『む!ウキクサ殿、もしや足を痛めたので?』
みてぇだな。まあ、日常生活の範囲では歩けるみたいだが…。
『参りましたぞ、流石にその状態でキング クレベースにお会いさせるわけには…何だアレは!!』
【遠方から雪を撒き散らしながら全力疾走するハピナスが迫りくる】
な、なんだ!来るぞ!
【ハピナスはその辺りに生えたクスリソウを引き抜き、男性の足の患部に当てる】
て、手当…してるのか?
【懐からたまごを取り出すと男性に押し付ける】
な、なんだなんだなんだ?
たまごを…俺にどうしろと
【意図を理解してくれなかったハピナスは男性を抱えてキャンプへ向かい出した】
お?お?おおお!
『さらわれたね…』『ああ、さらわれたな…』 - 78おやつおいしい(15)24/04/23(火) 17:51:39
- 79少佐24/04/23(火) 17:56:04
- 80とあるブショー24/04/23(火) 18:00:01
そんなこんなで天冠の山麓に到着いたしました。空気が澄んでいて、なんというか……
「ははは、寒いですね!」
「寒い… かなあ?」
「たしかに涼しいですけれど、寒いってほどじゃなくない?」
テルさんとショウさんが不思議そうにしています。なるほど、さては先輩方北国育ちですね。 - 81ぷゆち24/04/23(火) 18:04:19
「お仕事おつかれさまでし!!ここらでひと休みするでしーーーー!!!!」
【ピンク髪の子供が思いきり振りかぶって投げたシズメダマがクレベースの巨体に当たると、その身体から光が抜け天へ昇っていった】 - 82ぷゆち24/04/23(火) 18:16:57
「つかれたでし!ぷゆちもひと休みしまし~」
「ぷゆちさん、お疲れ様!!」
【雪の上に大の字になって転がるピンク髪の子供のもとへカイたちが近づいてきた】
「ハマ先生…そんなに気を落とされなくても」
「ですが、あのように大きく強いクレベースが人の手によって鎮められてしまうとは…空から落ちてきたプリンなる者、化け物ですか!?」
「ふふん、ぷゆちのかわいさと強さに恐れをなしたでしか!!でもバケモノって言い方はあんまりかわいくないでし。フェアリーでし」
「気にするのそこなんだ…ハマ先生、ぷゆちさんは化け物じゃないよ。自分の危険を顧みずに荒ぶるキングを鎮めてくれた人」
「プリンでし。…あ、ちなみにぷゆちがかわいくて強いのはほんとでしけど、クレベースさんが本気で暴れてたらぷゆちどころか凍土のみんながぺしゃんこでした。クレベースさんはがんばってガマンしてくれてたでし。あとでいっぱいおやつをあげてほしいでし」
「クレベースが…」 - 83ぷゆち24/04/23(火) 18:32:47
「ぷゆちさん、ハマ先生はシンジュ団を心より大事に思っていてくれるし、シンオウさまを心から信じているの。だから、コンゴウ団やギンガ団と交わりシンオウさまを思う気持ちが薄れることを誰よりも恐れて懸念なされていたの…でも、それも変わるね」
「カイ…?」
「ぷゆちさんが教えてくれたの。仲間のポケモンがいれば、ともに困難を乗り越えられるって!わたしもグレイシアの強さ、もっと引き出せるようになりたい。もっと広い世界を見たいよ…!」
「なるほど、カイも変わりましたな」
「よくわかんないけどよかったでし!」
「よ、よくわかんないかあ…」
「だってシンジュだんのひとたちはずっとポケモンと仲よくしてきたでしよね?それをもーちょっとがんばるだけでし。そんないきなり大変なことやるわけじゃないでし」
「ふむ…変わったとて今までのシンジュ団が無くなってしまうわけではない、延長線上だということですかな?」
「たぶんそーでし!!」
「なるほど。であればこちらの心構えも変わるというもの。…プリンさん。わたしはこれより改めてクレベースと対話しようと思います。よき戦いでしたぞ!」 - 84少佐24/04/23(火) 18:33:05
【リングマ、サーナイト、イーブイ、ヒスイバクフーン、に挨拶するハピナス】
な、なんかいつまでもついてくるから手持ちに加えたぜ…。
断るとすてみタックル食らいそうだしな…。
『いやあ ウキクサさん』
おう、ウォロじゃねぇか。
こんな寒いとこまでごくろーさん。
『純白の凍土で人と出会えた 喜びは格別ですね ハマレンゲさんに頼まれた ツルギマイタケを届けにきたのですが クレベースの話をきくことができました! どうです おききになりますか?』
おう
『クレベース…… ヒスイ地方 5匹目のキングですね』
『あれだよ あいつはとんでもないぞ!』
『教えていただいた話では 氷の塊を弾幕のように撃つだけでなく 大きなつららを放ったり 地面から氷の結晶を突きだすそうです ……強すぎませんか? 』
兵器か?
『ちなみに 古代のクレベースは 高さが30メートルもあったそうですよ ……大きすぎませんか?』
待ってくれ、俺今から生身で挑むんだが?
『あれだよ ツルギマイタケを 食べてからの筋肉特訓は効くんだよ よし! 戦場にいくとしようか!!』
待ってくれ
『クレベースをみたかったのですが さすがに危ないといわれましてね では 寒いので失礼します』
おい!逃げるな!俺を置いていくなぁ! - 85とあるブショー24/04/23(火) 19:55:06
「天冠の山麓にようこそです!山といえば岩石!そう、いわタイプ、じめんタイプのポケモンが多くいるのでしょうね!」
「あ、そういえばその2つってどっちもみずタイプ、くさタイプが苦手… だったよね?ラベン博士。」
「その通りですテルさん!逆にほのおタイプはどちらにも弱点を突かれてしまいますね。」
「聞きましたか⬛︎⬛︎さん!ここはあたしたちにどーんと頼ってくださいね!」
「ははは、頼りにしてますよ、先輩方?」
ブショーにはそれぞれリンク……絆を結ぶのが得意なタイプが存在しますが、別にそのタイプのポケモンだけを仲間にできる、という訳ではありません。私の得意なタイプはほのおタイプとひこうタイプですが、それに当てはまらないポケモンの中にも一部、絆を強く結ぶことができるポケモンがいます。私だと例えば、そうですね… ニューラとか?
ああ、そういえばノボリさんの担当は『オオニューラ』というポケモンだそうですね。名前から察するにマニューラの進化系……ということはここにはニューラが居るのでしょうね。あとで探してみましょうか。
- 86とあるブショー24/04/23(火) 19:57:23
ランセでイクサをしていた頃はポケモンとブショーの絆の深さが最も重要視されていたため、手持ちのタイプが全て同じでもさほど問題はなかったのですが… 調査隊である今、いろんなポケモンの相手をする為に、できるだけ手持ちのタイプには幅を持たせたいところ。先輩方は頼もしいですが、頼りきりでいる訳にもいかないですからね。
「そしてあちら…… 時空の裂け目の中心部、その真下に見えるのがテンガン山です!」
「うーん、改めて見るとだいぶ大きいですね、時空の裂け目。ここまで広がっているじゃないですか。」
「もともとあそこまで大きくなかったのですが… 少し前から急に広がり始めまして、今では山麓を覆うほどの大きさになってしまいました。」
- 87ぷゆち24/04/23(火) 20:44:28
【起き上がって身体についた雪を払うピンク髪の子供のもとへセキとワサビが近づいてきた】
「ぷゆちさん!空から見ていたけど、大迫力の戦いだったね!」
「それほどでもありまし!もっとほめてほしいでし~♪」
「いやあ、さすがだよなプリン。荒ぶるキングをすべて鎮めた!時空の裂け目も何か変化しねえのかよ?」
【セキとカイは遠くの空に見える時空の裂け目へと視線を向ける】
「それはわからないよ。心なしか裂け目が小さくなったようだけど」
「そのようだな…」
「ぷゆぅ…小さくなってまし?」 - 88少佐24/04/23(火) 20:45:26
そうなんだよな…タイプをバラけさせたいんだがな。
【男性は手持ちの面々を見る】
ここまで来たら一蓮托生だ、お前らいくぞ!
【おー!と手を上げる】
『クレベースは とにかく氷塊を放ってきます! おまえさんも 鎮めるというのであれば まずは無敵の回避を使うといいでしょう!』 - 89ぷゆち24/04/23(火) 20:49:07
「これで終わってほしいよな。時空の裂け目からまた不思議な雷が落ちたとしても、プリンがいれば大丈夫とはいえ」
「そうだね。ぷゆちさんがいるもの」
「ぷ!?ぷゆちはイテボシちゃんのいるおうちに帰りたいでし!!ずっとはいられないでし!!」
「そうだよセキさん。それに時代は変わるってさっき言ってたじゃない。だったらしっかりしないとでしょ」
「ああ…そうだったな、わりい」
【ワサビはぴしゃりと言い放つと頬を風船のように膨らませて怒るピンク髪の子供の前に立った】
「ぷゆちさん、帰れるようになったらその前にまたワサビと遊んでくれる?」
「ぷりゅう…そらをとぶはナシ、原野でやるならいいでしよ」
「約束だよ!!じゃ、これあげる」
【ワサビは嬉しそうに笑うと小さな巾着を取り出して子供の首へと掛けた】
「これはなんでし?」
「お守り。中身は見ちゃダメだよ」
「ダメなんでし!?なんだか怖いでし!!」 - 90とあるブショー24/04/23(火) 20:59:33
あ、ニューラがいたので捕まえました。左耳が短いのでメスでしょうか。私の知っているものと姿は違いますが… ふふ、かわいいですね。
ショウさんから頂いたボールを見せたら、それを気に入ったのかすんなり仲間になってくれました。ショウさんには重ねてお礼を言わないとですね。
【抱かれているニューラの写真、沢山のシールで飾られたラブラブボールを手に持っていて、なんだか機嫌が良さそうだ。】 - 91ぷゆち24/04/23(火) 21:49:26
【団長室にてピンク髪の子供が身振り手振りを交えてデンボクへと報告している】
「すべてのキングが荒ぶり、荒ぶったキングをすべて鎮めたか。一連の事件の理由は不明のままだが…とにかく片がついてよかった」
「よかったでし!」
【無邪気に喜ぶピンク髪の子供をじっと見据えると、そこでようやくデンボクは表情を和らげる】
「そう、明日から普通の日々が始まるな。イモヅル亭にて滋養を摂れ。体をゆるりと休めろ。ギンガ団が安心してヒスイで暮らせるようになるまで、調査隊の仕事に終わりはない」
「いーっぱいごはん食べていいでしか?」
「構わん。ムベにはわたしがそう言ったと伝えておけ」
「ありがとでし~♡」
「…プリン」
【スキップしながらその場を後にしようとする子供をデンボクが静かに呼び止めた】
「どしました?」
「お前は…、…いや、良い。お前がヒスイに安寧をもたらしたのは確かだ」
「? ダンチョーさんがいいならいいでし!」 - 92少佐24/04/23(火) 22:02:15
【激怒したハピナスに介抱されている男性を見るハマレンゲ】
『ハマ先生…… そんなに気を落とされなくても』
『ですが あのように大きく強い クレベースが重傷の人の手によって 鎮められてしまうとは…… 空から落ちてきたウキクサなる者、化け物ですか!?』
『化け物じゃないよ。ちょっと粗野で乱暴者でスネに傷がある人だけど、不器用ながらに自分のできることを探して危険を顧みずに 荒ぶるキングを鎮めてくれた人ウキクサさん。
『ハマ先生はシンジュ団を心より 大事に思っていてくれるし シンオウさまを心から信じているの だからコンゴウ団やギンガ団と交わり シンオウさまを思う気持ちが薄れることを 誰よりも恐れて懸念なされていたの…… でも それも変わるね』
『カイ……?』
『ポケモンのいない世界から来たウキクサさんを見て思ったの。仲間のポケモンがいれば ともに困難を乗り越えられるって! わたしもグレイシアの強さ もっと引きだせるように なりたい もっと広い世界をみたいよ……!』
『なるほど カイも変わりましたな』 - 93ぷゆち24/04/23(火) 22:17:20
【イモヅル亭にて料理をつつきながらピンク髪の子供とテルとラベン博士が談笑している】
「何もしていないクレベースまで鎮めるのは…と考えていましたが、結果としてはみんなが安心できてよかったです」
「よかったでし!ダンチョーさんもほめてくれました!!」
「プリンが落ちてこなかったら荒ぶったキングたちによってとんでもない被害になっていたのかな」
「ぷりゅう…キングさんたちはにんげんさんが好きで守ってるのに、ずっと暴れさせてたらかわいそうでし」
「なるほど…ボクたちには無い視点なのです。プリンくんがポケモンと心を通わせられる所以かもしれないですね」
「ぷりゅ?」 - 94ぷゆち24/04/23(火) 22:20:35
「そういえば、すべてのキングを鎮めても時空の裂け目は消えないんだな。…でも、時空の裂け目がなくなったらプリンは戻れなくなるのか」
「ぷ!?」
「テルくん、ノンデリカシーですよ!!万が一そうなっても調査すればいいのです!それにプリンくんの居場所はここ、コトブキムラですから」
【ラベン博士が慌ててフォローをするが、子供の目にはみるみるうちに涙が溜まっていく】
「イヤでし~!!ぷゆちはおうちに帰るんでし!!イテボシちゃ~ん!!」
「博士こそ、最後の一言はいらなかったって!!」
「あわわ、そんなつもりでは…」
「何をしとるんじゃお前たちは」
【泣き出した子供と慌て始める男2人に、料理を持ってきたムベが心底呆れた表情でため息をついた】 - 95少佐24/04/23(火) 22:27:03
【包帯だらけの男性が団長室に入る】
帰ったぜデンボク団長
『お前…また無茶を…いや、小言はあとで言う』
『すべてのキングが荒ぶり 荒ぶったキングをすべて鎮めたか』
『 一連の事件の理由は 不明のままだが とにかく片がついてよかった 時空の裂け目から落ちてきた 得体の知れないおまえが ヒスイに安寧をもたらしたな』
『他ならぬお前の功績だ』
『 そう 明日から 普通の日々がはじまるな イモヅル亭にて滋養を摂れ 体をゆるりと休めろ。ギンガ団が安心して ヒスイで暮らせるようになるまで 調査隊の仕事に終わりはない』
ああ。 - 96少佐24/04/23(火) 22:44:18
【ギンガ団本部から出てくる男性をセキとカイがラベン博士と共に迎える】
『ウキクサさん』『ウキクサよぅ』
『話はユウガオさんから聞いたぜ』『簡易的でもいいから葬式をしたいんだってね。いいよ、ヒスイ式で良ければその人のお別れをしよう』
『あとウキクサくんが良ければ一緒に出席しても構いませんか?』
【男性はポーチから遺灰壺を取り出す】
ああ、かまわねぇ、コイツが喜ぶかはわからねえが…まあ葬式なんてそんなもんだろ。セキ、カイ、よろしく頼む。
『なにを集まっているのだ?』
【ギンガ団本部からシマボシとデンボクが現れた】
ああ、団長にシマボシ隊長…ちょっと弔いをな。
『…弔いか…良ければわたしたちも参加しても?』
……ああ、いいぜ。ぜひ一緒に見送ってくれ。
あ、そうだ。ラベン博士、以前預けた拳銃はあるか?
『これですか?』
ああ…懐かしいな…これでコイツに土手っ腹に風穴開けられたっけ。
【遺灰壺と共に拳銃を掲げながらケロッと昔話をする】
『うむう…ぶ、物騒な関係だったのだな…』
敵同士だったからな、でもいい女だった、もっとお互いを知りたかった。
続きは歩きながら話そう。と言っても血なまぐさい話ばかりだが…。
【そう言って男性は群青の海岸へ歩き出した】 - 97少佐24/04/23(火) 23:08:47
【男性はぽつりぽつりと昔話をする】
【ある日『それ』らは突然現れたこと、友好的に交流していたが遺伝子汚染や資源の取り分で戦争になったこと、その中で傷を傷つけたことをきっかけに戦いを通して心を通わせた敵がいた事、戦争は苛烈を極め最終的には総力戦になったこと、戦争は自滅によってあっけなく終わったこと】
【隠れ泉への道で男性は立ち止まり、ボソリとつぶやく】
生きるって何なんだろうなぁ。
生き物ってなんのために生きるんだろうな。 - 98少佐24/04/23(火) 23:45:37
【群青の海岸の『戻りの洞窟』の前にある『おくりのいずみ』で簡単な祝詞を上げるカイとセキ】
『さ、ウキクサさん、骨を…遺灰をいずみに送ってあげて』
【男性は名残惜しそうに遺灰を手に取る】
今まで…ありがとうな…本当はもっと話したかったが…いずれ必ずそっちに行くから…待っててくれ…。
【少し躊躇いながら遺灰を泉に流す】
『その…ウキクサさん。慰めになるかわからないけど…ヒスイの昔話にはね、骨を川に流したら再び骨に肉体を着けてこの世界に戻って来るんだって』
『生も死も大きな時間の流れの一部…そう思えばさみしくないだろ?』
そうだな…それは…素敵な考えだな…。
【男性は今回の弔いに参加した人々を見やる…】
俺の個人的な弔いに付き合ってくれてありがとうな。
俺は…俺は…ああ…なんというか…。
【言葉に詰まりながら口から絞り出す】
俺は…アンタらには俺のせいで沢山迷惑をかけた…それ以前にも様々な業を背負ってきた…その…迷惑をかけた分を埋め合わすように努力するつもりだ…だから…その…
この世界に…ポケモンと人がいるこの世界に…いてもいいだろうか…俺がここにいてもいいと思えるように、アンタ達に認めてもらえるように…努力…するから…
【ボールから男性の手持ち達が飛び出して男性に抱きつくラベン博士はそんな男性の手を握る】
『もちろんですよ、空から落ちてきた人、これからもよろしくですウキクサくん』
【ラベン博士は男性を歓迎のハグで迎えた】
- 99ぷゆち24/04/24(水) 03:34:57
ぷりゅ?お空がまっかっかでし
なんだかイヤな感じもしまし~…
これはまたぷゆちの出番でしかね?ダンチョーさんに聞いてきまし! - 100少佐24/04/24(水) 06:53:29
- 101ナイト24/04/24(水) 07:36:32
諦めない意志、ね……
こんな状況で諦めるんなら俺はとっくに野垂れ死んでるよ
最後は…エイチ湖?
次は凍土か。防寒してかねえと - 102ぷゆち24/04/24(水) 10:02:28
「…うむう、禍々しい!そうとしか言えない空となったな」
「なんだよ旦那」
「キングを鎮めた後の話し合い…だよね?」
「それよりも確認すべきことができたのでな」
【ぱちぱちと瞬きをするピンク髪の子供を、振り返ったデンボクは鋭い視線で睨み付けた】
「お前が落ちてきたその夜に不思議な雷も落ち、バサギリたちが荒ぶりだしたな」
「旦那?」
「何かしらの関連を疑うのは当然だろう!プリンよ、お前は…」
「お前は人間ではないな!?」 - 103ぷゆち24/04/24(水) 10:10:25
「デンボクさん、何を言ってるの?ぷゆちさんは確かにちょっと変わってるけど、人間じゃないなんて…!ぷゆちさん、違うよね!?」
「そうでしよ?」
【あっさりと肯定したピンク髪の子供へ、デンボクを含めてその場にいた全員が驚愕の視線を向けた】
「…認めるのか」
「だってぷゆちがプリンなのはいけないことでもはずかしいことでもないでし。ていうか隠してないでしもん。ぷゆちはプリンだよってずーっと言ってたでし」
「プリンってもしかして名前じゃねえのか!?」
「…他の地方にはプリンというポケモンがいる。その者と同じ毛色と目の色で、どんな相手でも眠気を誘う恐ろしい歌声の持ち主だ。初めは気づかなかったが…」 - 104ぷゆち24/04/24(水) 10:17:54
「時空の裂け目を通じてお前と荒ぶるキングたちは繋がっていたのではないか?キングを鎮めていくことでわたしたちの信用を得ていたのか?して今度は何をする?何を企んでおるのだ?」
「ぷりゅ?ぷりゅ?」
「デンボクさん…ぷゆちさんがポケモンだったっていうのが本当だとしても、何かをしていると決まったわけでは…」
「そうだぜ。いくらポケモンでもこいつにそんなすげえ力を持ってるようには見えねえよ」
「潔白であると言いきれるのか。時空の裂け目から落ちてきた者…しかもポケモンだぞ?誰が素性を保証できるのだ、誰が大丈夫だと保証できるのだ」
【ピンク髪の子供は困惑しきった表情でセキとカイ、そしてデンボクの顔を順番に見た】
「ぷりゅう…ぷゆちはみんなにお願いされたからがんばってお仕事したでしよ?なんでダンチョーさんは怒ってるんでし…?」
「ぷゆちさん…」
「…………」 - 105とあるブショー24/04/24(水) 16:28:59
- 106ナイト24/04/24(水) 17:22:14
- 107ぷゆち24/04/24(水) 17:29:46
【セキはピンク髪の子供の肩を軽く叩くと一歩前に出た】
「旦那、最初にキングを鎮めてほしいって頼んだのはオレだし、カイも旦那もそれに賛成してここまで話を進めてきたはずだ。全部こいつの責任にするのは無理があるぜ」
「それすらも仕組まれたことかもしれないではないか。それに…仮にだ。仮にその者が本当に何も知らなかったとして、時空の裂け目の向こうにいる存在にいいように使われている可能性もある」
「それは…そんなの鬼の証明だよ!ぷゆちさんに疑惑がないことの証明だなんて誰にもできないじゃない!」
「無理難題をふっかけるなって。こいつはどうすりゃいいんだよ?」
「調査の機会を与える。ただしギンガ団としてではなく、疑いを晴らさねばならぬひとりの容疑者としてだ。コトブキムラでは空から落ちてきたお前を怪しむ者もいる。それゆえ…ギンガ団を退団してもらう」
「なんと無情な!ぷゆちさんを信じないの!?」
「かばいだて無用!!異変の理由が判明するまで…いや、事態を解決して身の潔白を証明できるまで、コトブキムラに入ることは許さぬ!」 - 108ぷゆち24/04/24(水) 18:21:41
【それまで黙って俯いていたピンク髪の子供は、デンボクの言葉を聞いてぱっと顔を上げた】
「それが次のお仕事でしね!わかったでし!」
「ぷ…ぷゆちさん?」
「じゃあ行ってきまーし!!」
【いつもと変わらない軽い調子でその場を後にしようとする子供の腕をセキが慌てて掴んで止める。子供は不思議そうにセキの顔を見上げた】
「待て待て、意味わかってるのか!?コトブキムラに入れないってことは、このヒスイで一人で生き延びろってことだぞ!」
「ぷりゅ…?だってぷゆちはずっとそうしてきたでし。イテボシちゃんとはぐれてから、ずーっと一匹ぼっちで旅してきました」 - 109ぷゆち24/04/24(水) 18:27:08
「いじわるなポケモンに追いかけられたこともあったでし。悪いにんげんさんにさらわれて玄関マットにされかけたこともあったでし。でもイテボシちゃんのところに帰りたいからがんばりました。がんばってがんばって、やっとここまで来たでし。ぷゆちはおうちに帰るから、一匹ぼっちでもお腹がすいても海を渡らなきゃいけなくてもめげてはいられないんでし」
【ピンク髪の子供の述懐を、人間たちは口を挟めないまま聞いていた。その様子に気づかず子供は胸を張って続ける】
「それに、今はアラシさんたちがいるから一匹じゃないでし!食べ物もにんげんさんの街に比べれば全然ありまし!!何も問題はないでし!!」
「何も…」
「じゃ、改めて行ってきまーし!ばいばーい♪」 - 110少佐24/04/24(水) 19:07:46
【赤い空に困惑する男性】
おい…これは…この世界特有の現象か?
『ウキクサ……』
『時空の裂け目から なんともいえないエネルギーがあふれ…… 空が赤く染まったのです……』
……………。
『伝言がある 団長が即刻 参れと』
了解、すぐ向かう - 111少佐24/04/24(水) 19:15:15
【男性は何かを悟ったような顔をしながらデンボクの話を聞く】
『……うむう 禍々しい! そうとしかいえない空となったな』
そうだな。
『確認すべきことができた。ウキクサが落ちてきたその夜に不思議な雷も落ち、バサギリたちが荒ぶりだした。』
『なにかしらの関連を 疑うのは当然だろう!ウキクサよ おまえは何者だ!?』
へへへ、さあね。
俺は宛もなく漂う根無し草のウキクサだからよ。
『ウキクサ?』『ウキクサさん?』
『時空の裂け目を通じて おまえと荒ぶるキングたちは つながっていたのではないか? キングを鎮めていくことで わたしたちの信用を得ていたのか? して今度は なにをする? なにを企んでおるのだ?』
『おい旦那…』
『なにもウキクサさんが なにかをしていると決まったわけでは』
『そうだぜウキクサが そんなすげえ力を持つとかありえねえだろ』
『潔白であると いいきれるのか。時空の裂け目から落ちてきた人間だぞ? 誰が素性を保証できるのだ。誰が大丈夫だと保証できるのだ』
『それに彼の世界は別世界の渡航が可能とも言っていた、彼は尖兵かもしれぬのだ』
『そ、それは…… 鬼の証明だよ!ウキクサさんに疑惑がないことの 証明だなんて誰にもできないよ!』
『旦那よ…無理難題をふっかけるなってウキクサはどうすりゃいいんだよ?』 - 112少佐24/04/24(水) 19:15:42
『調査の機会をあたえる ただしギンガ団としてではなく 疑いを晴らさねばならぬ ひとりの容疑者としてだ』
『コトブキムラでは空から落ちてきた おまえを怪しむものもいる それゆえギンガ団を退団してもらう 異変の理由が判明するまで……』
『 いや事態を解決して 身の潔白を証明できるまで コトブキムラに はいることは許さぬ! よいな シマボシ、ウキクサ』
おう
『はい』
『なんと無情な!ウキクサさんを信じないの?』
まあまあ。そう言ってやるなカイ、人には立場ってもんがあるんだからよ。
それにこんなトラブルは慣れてる。
【男性は調査隊のバッジを外してテーブルに置く】
『かばいだて無用! ギンガ団の団長である わたしの責任において果たすべき責務。』
『だがこれまでの功績、おまえの異能……は認めている。だがそれ以上にお前は業を背負いすぎている…。 わたしが下せる範囲では捕らえず自由にするのが限界だ』
ひひ、ありがたいねぇ。
ま、使い潰されてるのは慣れてる。
『ウキクサさん…』
- 113少佐24/04/24(水) 19:21:48
『追放…… ですか?』
へへへ、ラベン博士、拾ってもらっといて悪りぃな。
あ、そうだ宿舎にある春画本、シュウゾウに返しといてくれや。
『え、どうして……』
まあ、そういう事だよ。
『決定である いくぞ』
おう
『ここまでです』
『承知している だが この者は わたしの一存で入団させた 原野ベースまで同行し 責任をもってギンガ団から追放する』
殊勝な心がけだねぇ。
『あたしも見送ります』
『もちろんボクもです』
『許可する』
『行き先は原野ベースですね。みなさんご無事で……』
じゃあな、あばよデンスケ。お前との酒飲み楽しかったぜ。
『そんな…もう帰ってこないのですか……』
………………。
【男性は黙って去った】 - 114少佐24/04/24(水) 19:25:08
『ボスもひどいですよね。ウキクサは任務として キングを鎮めただけなのに』
ガハハ!
『そうです! 空から落ちてきたとはいえ、ウキクサくんに空を赤くする 力なんて ないですよ! It 's an unforgivable decision! 非科学的です 科学者として断固抗議するのです!』
『ウキクサをこれ以上 こまらせるな。ウキクサをかばうことで 博士たちに累が及べばどうなる』
『まずはキクイさんに 会われるとよろしいのでは? 巨木の戦場におられるでしょうし』
『ウキクサ、命令する 野垂れ死にするな。調査のための 便宜ははかっておく。キミに 感謝している人間もいる セキや カイがそうであろう』
いい機会だ、前から言いたかったが…てめぇの顔…死んたアイツに似てて虫酸が走るんだよ……!
『………誹謗も 賞賛も 所詮は他人の感情。重要なのはキミ自身が どうあるべきかを強く持つことだ』
……………!
あばよ、二度と会うことは無いだろ―
【ラベン博士は男性を投げ飛ばした】 - 115少佐24/04/24(水) 19:25:57
いで!
『どうして!どうしてそんなに簡単に手放すんですか!昨日言っていたじゃないですか!!僕たちに認めてもらえるように努力したいと!ヒスイにいたいのだと!』
うっせぇなあ!
デンボクの団長に追い出されて無理になったんだから仕方ねぇだろうが!!
【男性がラベン博士の襟首を掴む】
『絶えず努力をしていれば最後には報われるのです!キミの努力はこれからじゃないですか!!』
てめぇのお花畑にも飽き飽きだ!
努力してもそれらは簡単に崩せるんだ!俺はてめぇみてぇな理想家を何人もこの手で殺してきた!!
積み重ねたものなんてなぁ!簡単に壊れるし壊せるんだよ!!
『そうではなくて…!もっとボクたちを頼ってください!キミは…一人ではないはずです』
【男性はラベン博士のみぞおちに拳を繰り出す】
『ぐっ!』
『は、始まりの浜で語った ポケモン図鑑完成の夢…… キミがいないとかなわないのです』
『ボ、ボクには…キミが…ひ、必要…です…』
だとしたらそれは儚い夢だったな…。
【気絶したラベン博士を背にして男は黒曜の原野へ去っていった】
『ウキクサさん…』
- 116少佐24/04/24(水) 19:27:11
あ〜短けぇ夢だったな
- 117とあるブショー24/04/24(水) 19:29:10
ははは、アルセウスの検閲によるものか文章が黒塗りで良くわかりませんが…… お疲れ様です。
「洞窟キングのマルマインですが、わたくしが記憶するマルマインとはすこし様子が違っているようです。」
ふむ?私の知っているニューラとヒスイのニューラの姿が違うように、でしょうか?そういえば、地域が変われば、同じポケモンでも姿が違うことがあると聞いたことがあります。
テルさんが首を傾げます。
「ええと、マルマインって電気を放って爆発したりするポケモンですよね?オレの知っているマルマインはそんな感じだけど……」
「おや、爆発?マルマインというポケモンは随分物騒なのですね。」
「えー、⬛︎⬛︎さんの住んでたとこにはいなかったんです?マルマイン。」
ショウさんもマルマインを知っているようです。うーん、ポケモンが爆発するところはちょっと見たことないですね〜。
「ええ、わたくしもマルマインについて『爆発するポケモン』だと認識しています。しかしどうやらヒスイのマルマインは電気は放つものの爆発の頻度は低いようですね。最も、今回は電気を溜め込みすぎて爆発に近いことが起きているようですが…… まあ荒ぶるわ、イライラするわとポケモンもいろいろ大変です」
- 118少佐24/04/24(水) 19:35:06
- 119ナイト24/04/24(水) 19:44:45
この寒いのに水か…
あと何でか知らんがあいつに会った。少し話したら
『患難は忍耐を生み出し、忍耐は錬達を生み出し、錬達は希望を生み出す』
って言ってきたよ。俺の教義ではねえけど、そう思えるなら楽かもしれないな。限度はあるが、耐えるのは得意だ。心でも体でも、病でも怪我でも
さて、最後の湖だ - 120海の子24/04/24(水) 20:16:08
- 121少佐24/04/24(水) 20:53:49
【黒曜の原野をトボトボと歩く男性】
結局コンゴウにもシンジュにも断られちまったな…今までのツケが回ってきたか…ま、当然だな。
…俺は…宛もなく漂う根無し草の…ウキクサ… 。
【やりきれない顔をしながら移動する男性。雄のレントラー、メスのルクシオ、そしてコリンクの群れが見える。コリンクは群れから離れて好奇心から男性に近づく、男性は寄せ付けないようにコリンクに向かって小石を足で転がす】
【驚いたコリンクは群れに戻って母親であろうルクシオの後ろに隠れる。群れの前には父親であろうレントラーが男性に向かって威嚇する】
あ、やべ…手持ちたちはムラに…置いて…ああ…
【今にもレントラーが男性に襲いかかろうとした時!】
【遠くから土埃をまき上げながら凄い形相をした翠のポケモンが駆けつけに来た】
『がおおおおおおおおおおおおお!!!』
な、なんだこのポケモン…!
【蔦を巻き付けた棍棒を携えた翠のポケモンはレントラーを企画する】
『がお゙っっ!!』
【男性をかばうようにレントラーたちを追い払う】
み、味方…なのか?
『ぽにぃ〜♡』
【翠のポケモンは男性に抱きついた】
わっとっと…お前…何者なんだ?
『ぽに!ぽに!ぽに〜♡』 - 122少佐24/04/24(水) 20:59:10
『ぽに♡ぽに♡』
【男性の足にじゃれつく翠のポケモン】
な、なんなんだよ…。
なんでポケモンってやつは…コイツらは…。
【男性は涙をポロポロと流しながら翠のポケモンの胸で泣いた】
「ぽにぽに…!」
【翠のポケモンは男性の頭を撫でる】 - 123ぷゆち24/04/24(水) 21:07:55
【遠巻きに見る人々に目もくれずシマボシと共に門へと歩いていくピンク髪の子供に戸惑いを隠せない様子で、ラベンとテルがその後についていく】
「ここまでです」
「承知している。だが、この者はわたしの一存で入団させた。原野ベースまで同行し、責任をもってギンガ団から追放する」
「おれも行くよ」
「もちろんボクもです」
「許可する」
「ぷりゅ?」
「行き先は原野ベースですね。ご無事で…」
【門番のデンスケを含めて深刻な様子の一同に子供は首をかしげた】 - 124ぷゆち24/04/24(水) 21:18:30
『イエェ?』『ぶーい?』『ごお?』
「あ、うっかりでし」
【重苦しい雰囲気が漂う中、イシツブテとブイゼルとワンリキーが不思議そうな顔で近づいてきた】
「ぷゆちのコトブキムラでの活動は一旦終了でし。みんなにカイサンだよって伝えといてほしいでし」
『イエェイ!?』『ぶゆ!?』『ごー!?』
「よろしくでし~」
【3匹は顔を合わせて何事かを話すと、放牧場の方向へと去っていった】 - 125少佐24/04/24(水) 21:46:54
- 126ぷゆち24/04/24(水) 21:53:16
「ボスもひどいよな。プリンは任務でキングを鎮めただけなのに」
「ぷりゅ~…ぷゆちもそこだけは気になりまし。ダンチョーさんは負けたらポケモンのせいにするタイプのトレーナーさんなんでし?」
「デンボク団長はコトブキムラの人々の身を守らねばならない…君の言葉を借りれば群れのリーダーだ。時には切り捨てなければならないものもある」
「ぷぅ…群れのリーダーとしてならしょーがないでしかねえ…」
「しかしシマボシ隊長、空から落ちてきたとはいえプリンくんに空を赤くする力なんて無いですよ! It 's an unforgivable decision! 非科学的です、科学者として断固抗議するのです!」
「プリンを庇うことで博士たちに累が及べばかえって彼女が気にしてしまうだろう。その辺にしておけ。…だが、君に感謝している人間もいる。セキやカイがそうであろう」
「そうです!コンゴウ団とシンジュ団であればプリンくんを匿ってくれるかも…といっても、セキさんもカイさんもそれぞれの集落に戻られましたし」
「キクイさんなら巨木の戦場にいるだろうけど、ヨネさんはどこにいるのか…」
「ぷりゅ?ぷゆちだいじょぶでしよ?」
「プリン」
「はいでし?」
「命令する。野垂れ死にするな」
「がってんでし!!」 - 127ぷゆち24/04/24(水) 22:08:14
「調査のための便宜は…」
【そこまでシマボシが言ったところで、不意にコトブキムラの方角が騒がしくなった】
「な、なんだ!?」
【ヤミカラス、イワーク、マスキッパ、ビーダルなどのポケモンたちがそちらの方角から走ってきて散り散りに去っていく。少し遅れてブイゼルがやってきてピンク髪の子供の前で立ち止まり、片手を上げた】
『ぶいゆ!!』
「ぷゆ!おつかれでし~」
「ぷ、プリンくん!?これは一体…!?」
「ぷゆちはコトブキムラから出ていきましから、放牧場のみんなに帰っていいよって伝えてもらったでし」
「ほほほ放牧場の!?あそこにいるのはまだタスクを埋めていないポケモンばかりのはず…!!」
「だってぷゆちはプリンでしけど、みなさんのトレーナーでもありましから置き去りにはできないでし。ぷゆちはクールに去るからハカセさんとセンパイさんでがんばってほしいでし」
「おれぇ!?」 - 128ぷゆち24/04/24(水) 22:18:11
「ぽ、ポケモン図鑑完成の夢が…」
「博士ー!!」
【頭を抱えて座り込んでしまったラベン博士をテルが慌てて支える。シマボシは石像のように固まったまま去っていくポケモンたちを眺めていたが、やがてぎこちない動きでピンク髪の子供へ向き直った】
「…………プリン」
「はいでし!!」
「調査のための、便宜は、図っておく…いいか、誹謗も、賞賛も…所詮は、他人の感情…重要なのは、君自身が、どうあるべきかを、強く持つ、ことだ…もっとも、君には言うまでもない、ことだろうが…」
「ぷ、ぷゆぅ…タイチョーさん、お顔がタマザラシさんみたいに真っ青でし。だいじょぶでし?放牧場のみんなにはにんげんさんのおうちは壊しちゃダメっていつも言ってるからムラはだいじょぶでしよ?」
「問題ない…君の言い分は間違っていない。…ラベン博士」
「博士!!隊長が呼んでますよ博士!!」
「書くべき抗議文ができたので貴方にも一筆書いて頂きたい」
「さっきと言ってること違いませんか隊長!?」
「ぷ、ぷゆちはそろそろ行きましね!ばいならでし~」
【阿鼻叫喚と化した原野ベースを背にし、子供は脱兎のごとく走り出した】 - 129少佐24/04/24(水) 22:25:31
- 130ごはん作るお兄さん24/04/24(水) 22:31:31
- 131少佐24/04/24(水) 22:38:02
- 132ごはん作るお兄さん24/04/24(水) 23:06:39
すまん、「靄がひどくて写真が見れない」とか言われた
【不思議そうにこちらを見上げている緑の小鬼のようなポケモンの写真。頭にピンク色の小さな花を乗せている】
簡単にだが一応話は聞いてきたぞ
その子の名前はオーガポン タイプはくさ
5年前にキタカミの里で出会って引き取ったらしい
仲のよかった人間とはだいぶ昔に離れ離れになって以降は一匹で暮らしていたようだ とはいえ伝承混じりの情報だし、世界も時代も違うからその子が同じ境遇なのかはわからないが
性格はいたずら好きで好奇心旺盛 俊敏な身のこなしと蹴り技が特徴だそうだ
仮面のエネルギーを引き出して戦うらしいが…「その時代だとまだ持ってないかも」と言っていた
- 133少佐24/04/24(水) 23:18:16
オーガポンか。強そうで良い名前だな。
キタカミの里か…うん。
教えてくれてありがとうな。
【男性は改めてオーガポンに向き直る】
さっきの威嚇、助かったぜ、よかったら…この空を調査してぇから俺と手を組んでくれねぇか。
「ぽに?ぽにぽに!」
よろしくなオーガポン。
【男性が手を差し伸べる】
「ぽ、ぽにぽにぃ…///」
【オーガポンは身を捩りながら照れる】
- 134ぷゆち24/04/24(水) 23:29:20
- 135少佐24/04/24(水) 23:43:09
さて、どう調査したもんか…
『ウキクサさ〜ん』
『ウキクサさん探していましたよ! お得意さまがいなくなると ジブンも困りますからね』
ウォロ!
『おや、見慣れないポケモンですね』
「がお…がるがるがるがる…」 どうどう…
『アナタの周りでは 不思議なことばかり起きますね」
ああ…ウォロ、実は…。
『ええ 事情は知っております すぐれた商人は情報の 重要性をわかっているものです』
『さてギンガ団はもちろん コンゴウ団 シンジュ団にも 居場所がないようですね ご安心ください だれもがヒスイ地方のすべてを 知っているわけではありません いいところを教えますよ ジブンにおまかせあれ!』
『がお!がおがお!ヴ〜』どうどう - 136ふたりの調査隊24/04/25(木) 00:21:59
- 137少佐24/04/25(木) 00:28:04
そうなのか…。
「ぽに〜!」
【えっへん!とふんぞり返るオーガポン】
キタカミの里…に元の相棒がいるんだろうか、探してらなきゃな
「ぽ、ぽに!?ぽにぽにお!!ぽに〜!」
【全力で男性の言葉を否定して抱きつく】
- 138とあるブショー24/04/25(木) 00:33:14
「そう! 大変なのです、ポケモンも人も生きていくのは!」
そう言いながら、山頂に続く洞窟の中からツバキさんが姿を表しました。これは……待ち伏せされてましたかね?いい度胸です。
「シンジュ団キャプテンノボリ!それとギンガ団のウマのホネたち!大いなる洞窟キング、マルマインに会おうとはなんと大それたことを!だがこのツバキ心優しいオトコでね、会う資格があるかどうか確かめてあげるとしましょう!最大級の妨害をもってしてね!」
「ははは、血気盛んでいいですね〜。」
「良くないですよー⁉︎おいこの美声やろー!なーに考えてんだー!」
「ツバキはこう考えている!キングの荒ぶりとはシンオウさまのご加護であると!だって力を増したのだろう?めでたきことではないか!
このツバキ、キングをとことん荒ぶらせることでシンオウさまにコンゴウ団の正しさをお伝えせねばならないのだ!」
うーん、なかなか面白い解釈ですが、今まで私たちが相対してきたキングたちの様子を鑑みるとあまりそうとは思えませんね。まあ、今回が例外だという可能性もありますが…
それを知るためにも、まずはマルマインに会わなければいけませんね。頑張って押し通りましょう。 - 139とあるブショー24/04/25(木) 00:34:05
「ま、マルマインは力を制御できてないって聞いてます!体に大きな負担がかかっているかも…!」
テルさんが珍しく声を荒げます。彼からすれば、ただの楽観的な憶測でポケモンたちを傷つけるなど許し難いのでしょうね。
「何を言う、あの華麗な荒ぶり様を見てもそう言えるか?だいたい山奥でマルマインが電気を放っていたところでギンガ団には関係あるのですかと? おとなしくコトブキムラに帰ることをお勧めするよ、では!」
「おや、行ってしまわれた。」
さて、何が待ち受けているやら。楽しみですね。
- 140海の子24/04/25(木) 07:12:44
- 141少佐24/04/25(木) 07:26:43
【隠れ里に案内するウォロ】
『こちらです ボロ家ですが そこは我慢していただいて…』
『またぞろ怠けにきたのか? 空が赤くても変わらぬヤツよのう』
「どうも コギトさん 今日はヒスイの神話や伝説を 学びにきたわけではないのです」
『コギトじゃ して こやつらは?』
ウキクサだ。
「ヴ〜」
こっちはオーガポンだ。
『まさに時の人ですね 荒ぶるキングたちを鎮めた方です』
『ああ 以前話しておった 時空の迷い人か』
【コギトはオーガポンをじっくり見やる】
『おぬし馬鹿じゃのう…ま、おぬしがそれでよいのなら、わしの知ったことではないのう』
『はあ…… そなたのおかげで ようやく務めを果たせそうじゃ…』
『時空の裂け目は捨ておけぬ 時間 空間の均衡が崩れかねん それを防ぐ使命を託されたのが 時空の迷い人である そなたじゃ!』
『ふう…… 長い話になるのう 参れ 自慢の庵にいれてやる、ボロ家だが…』
おい、聞かれてるぜ
『あはは…』 - 142ウキクサ24/04/25(木) 08:12:26
『ふう…… そなた 使命がわかったなら やるよな』
「ぽに?」
俺に…できるのだろうか…。
こんな俺に…人の命を奪ってばかりの俺に…
『かーっ! では命を尊ぶか?そんなもん死んだものの身としては今更じゃ!それともなにか、そなたが世話になったであろうポケモンや人が どうなってもよいのか』
い、いいわけないだろ!ババア!
『ババアとはなんじゃ!!そこまで即答できるなら、自分のしたいことはわかっておろうに!』
【アルセウスフォンが 反応している……アルセウスフォンは 3つの湖を示すと共に>>140のメッセージを表示する】
これからの選択…か。
俺は…俺は…「ぽに!」
【オーガポンが男性の手を握る】
ラベン博士達を助けて、それで…それで…愛され…たい…!
『うむうむ、そんなんでいいんじゃ、全く世話の焼けるワッパじゃ。』
- 143ウキクサ24/04/25(木) 09:30:32
『コギトさんの庵には クラフト台もありますし 材料であればジブンが手配しますよ もちろん代金はいただきますがね』
今からそれなりに戦力になるポケモンを捕まえるとなるとちと手間だな…
「ぽに!ぽに〜!」
【棍棒を持ってアピールするオーガポン】
お前の強さはわかってるさ、頼りにしてるぜ
だから棍棒しまえ
「ぽに〜///♡」
『放牧場ですか…… どうしますかね』
『……ケェイ』
「がるがるがるがるゔ〜〜〜」
『ん? なんじゃ いまの鳴き声 今度はポケモンでも迷いこんだのか?そなたたち みてまいれ。若い男2人ならなんとかなろうて』
『はいはい ウキクサさん いきますかね』
「がお!」 - 144ウキクサ24/04/25(木) 17:41:34
『おや ケーシィ…… どこからテレポートしてきたのでしょう? あら 手紙ですね ウキクサさん宛ての』
【男性はケーシィからの手紙を読む】
『もしかして いい報せですか?』
そうだな
『さてと 3つの湖を巡る…… ですか なかなかに骨の折れる仕事 どなたか手伝ってくれませんかね』
『ウォロさん…… 商人というのは抜け目ないね』
『とりあえずよ コンゴウ団の 連中は安堵させてきたぜ』
セ、セキ、カイ!
「がるがるがるがる!」どうどう
お前ら…俺は…お前らに…
『ウキクサさん、もう大丈夫だよ』
『すぐに助け舟を出せなくてすまなかったな。だがよ 表立って あんたを助けるわけにはいかねえ』
『デンボクさんの面目をつぶすと…… 団の関係がこじれそうだしね』
『つまりだ こっそり助けてやるから オレかこいつか どちらか選べ まあ 選ぶまでもないだろうがよ!』
『わたしだよね! バサギリを鎮めるとき 材料となる好物を持ってきたし ともにシズメダマをつくったよ!』
『オレにするよな あんたが吹いている カミナギのふえをゆずったのは誰だ? 目の前にいる色男だぜ?』 - 145ウキクサ24/04/25(木) 17:43:55
んぁ〜!悩む…。
『そんなに悩みますか?』
いや…デンボクに関しては少し気にかかることがあってな…ともすると腹芸ができる方を選びたいが…
【男性はちらりとセキとカイを見る】
ふたりともガキだからなぁ…安易に選べねぇ〜!
『しかし、選択の余地はないと思いますよ?ほら』
「ゔ〜〜ゔ〜〜ゔーっ!!」
『え、ええっ!』
【オーガポンが棍棒でカイを威嚇している】
オーガポン!どうどう…セキに…する
「ぽにぃ〜」
【オーガポンは棍棒を懐にしまった】
『お、応っ! まかせておきな。それとウキクサ、忘れ物だ。学者先生がカンカンに怒ってたぜ。』
あ、お前ら…
【そう言ってセキは男性にモンスターボールを渡す、ボールから手持ち達が飛び出す】
「ばぐぁ〜!」「さーさー!」「ぶいぶー!」「ぐわっし」「…………」
【スタスタとハピナスが男性に近づくとおうふくビンタを男性にお見舞いする、満足したハピナスはボールに戻った】
フ、フローレンス…ぶっ!べっ!「ぽに〜!」
『……さて、キレイにオチがつきましたところで』
なんか言えよ
- 146ぷゆち24/04/25(木) 18:30:02
【巨木の戦場でピンク髪の子供がモモンの実を、バサギリがころころマメを食べながら話をしている】
「やっぱりバサギリさんもあのお空の裂け目が怪しいと思うんでしね?」
『グラッシャ』
「ぷゆぅ…こっからじゃよく見えないでし。テンガン山に行ってマルマインさんにもお話を聞いてみまし」
『シャー』
【バサギリは重々しく頷くと、右手の大きな斧を持ち上げて森の奥を指した】
「ぷりゅ!?きのみとキノコをもらってっていいんでしか!?」
『グラグラ、グラッシャー』
「ありがとでし~♡ その代わり、お空のことはぷゆちにどーんとまかせるでし!!」 - 147ウキクサ24/04/25(木) 18:36:02
さて、3つの湖か…どっから回るかねぇ…
- 148ナイト24/04/25(木) 18:47:51
湖の精霊様。ヌメルゴン、ハリーマン、ゾロアーク。はね、きば、つめ。あかいくさり
彼女に言われた通りに揃えたのに全っっっ然スッキリしねえ!どうかしてる!
……山が騒がしい。いったんコトブキムラに戻るか、指示を仰ご……いや駄目だわ。出ていったんだった
あーもー……。こっそり。ケーシィ経由で伝えとくか…… - 149ウキクサ24/04/25(木) 20:35:36
- 150とあるブショー24/04/25(木) 20:52:53
さて、迷いの洞窟に足を踏み入れた私たちですが… これは…… 真っ暗ですね?暗闇の中でノボリさんの声が良く響きます。
「おかしいですね、洞窟を照らす松明がありません。」
早速第一の妨害ときましたか。夜目はそこそこ効くほうですが、月明かりのある夜と違って洞窟内では目は役に立ちません。『迷い』の洞窟というぐらいですから、内部も複雑でしょう。無策で挑めばそのまま中でお陀仏… なんてこともあるやも?
「ええと……もしかしてツバキさんが松明を持っていっちゃったのかな…?」
テルさんが不安げです。足元が見えない事が原因で誰か怪我をしないか心配なのでしょう。
「ふふ、果たしてそれだけですかね?洞窟内に罠が仕掛けてあるかもしれませんよ、どうしましょうか。」
「なーんかさっきから楽しそうですね⬛︎⬛︎さん… あたし暗すぎてちょっと怖いんだけど…」 - 151とあるブショー24/04/25(木) 20:53:53
「罠ですか… そうですね。わたくし闇の中であろうとルート把握はおてのものでございます。ですが更なる妨害によってみなさまを危険な目に遭わせるわけにはまいりません。どなたか明かりを持っている方はいらっしゃいますか?」
「ああ、でしたら私のバクフーンに頼みましょう。バクフーン、出番です。」
「あ、いつの間にか進化してるー。」
「この間依頼の報酬にとポケモン用の飴を貰ったので、それをあげたら進化しまして。」
- 152ぷゆち24/04/25(木) 21:09:16
ぷりゅ…なんだかんだ時間がたっちゃいました
今日はこのへんで寝て明日早起きしてテンガン山に行きましかね?
ぷゆちは冷静な判断ができるプリンでし
森と川どっちで寝るかみんなと相談しまし! - 153ぷゆち24/04/25(木) 21:49:16
【バクフーンたちとともにきのみを採っているピンク髪の子供の元にストライクが寄ってきた。子供は一瞬驚いた顔をするが、ストライクにはどうやら敵意はないらしく襲ってくるような様子は無い】
「どしました?」
『シャァー』
「ぷりゅ!ほんとでしか!?ありがとでし~♪キングのバサギリさんにもありがとうって伝えてほしいでし!」
【子供はぴょんぴょん跳び跳ねながら喜ぶと、ストライクへともちもちキノコをいくつか渡し、手を振って見送った】
「とゆーわけで、今日はここをキャンプ地としまし!!」
『プシュ!!』『ウソ~♪』 - 154ウキクサ24/04/25(木) 21:51:38
【男性とセキがリッシ湖から出る】
からくりがあるはずだ…なにを見落とした?何か原因が……ブツブツ
『なぁウキクサよ』
なんだ?
『ワサビのいう知恵者のまねごとじゃないが…あまり考えすぎない方がいいのかもしれねぇな』
え?
『前からずっと思ってた、アンタは人の好意を素直に受け入れられずにその理由を…好意を寄せる理由を探しているように見える』
『もっと物事を素直に受け入れたらいいんじゃねえかな?そこのオーガポンの様に。それに考えすぎは時間の無駄だしな!』
もっと…素直に…
『ぽに?ぽに〜♡』
【オーガポンが男性に甘える】
確かに…そうだったかもしれないな、俺は愛される事に理由があると思ってた…もっと単純でもいいのかもな…。
悪いなセキ、もう少しだけ付き合ってもらうぜ
『ああ!』 - 155ぷゆち24/04/25(木) 22:40:25
「き、君は一体全体なにをしているんだね!?」
「ぷゆ、キクイさんでし」
【森を見回っていたキクイは、落ち葉を一ヶ所に集めて小さな山を作っているピンク髪の子供とポケモンたちを見つけて大きくのけぞった】
「ふかふかベッドを作ってまし。あ、もちろん落ちてる葉っぱしか使ってないから安心してほしいでし!」
「なるほどなるほど、そいつは感心…じゃなくて!誰の許可を得てこの森でふかふかベッドを作っているんだね!?」
「キングのバサギリさんでし」
「ひえぇ」 - 156二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 01:47:22
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- 157ウキクサ24/04/26(金) 01:48:44
【男性がシズメダマをアグノムに当てようと苦戦する】
『(あきらますか?)』
諦めねぇよ。
『(あきらめるべきでしょう。まだつづけるのですか?)』
もう、自分で勝手に諦めて勝手に失望するのはごめんだ。
『(むりです、あきらめなさい。それでもつづけるのですか?)』
今度こそ…今度こそと期待して何度も何度も諦めてきた…
だけど…もう諦めたくない、ここで俺は…本当に欲しいものを手に入れる。
『きゅううん…』
『(せかいを つなぐためにこころの いちぶを さずける)』
『やったなウキクサ』
【セキが男性の背中を叩く】
セキ…ありがとうなお前のアドバイスが無かったら…
『何言ってんだ、諦めない選択をしたのは他ならぬウキクサ本人だ、俺はちょっと後押ししただけよ』
『さ、下賜されたなら、さっさとここを出ようぜ』
ああ - 158ウキクサ24/04/26(金) 01:49:37
『おや、ウキクサさん 首尾よくいったようですね』
「ぽに〜、ぽがぽに〜」
【オーガポンが男性を迎える】
ああ、ただいま。
『それにしても あんた いろいろ詳しいんだな』
『そうですね 商人だから というのもありますが 純粋に興味がそそられますね! 過去になにがあったから 現在がこうなっているのか もっといえば 己はどこからきて どこにいくのか ルーツを知りたいのです』
どこにいくのか…
『大事な話ですが いまは急ぎましょう コギトさんの庵に戻りますか?』
ああ
『わかりました! コギトさんにも話をききたいですしね』 - 159ぷゆち24/04/26(金) 09:25:05
「バサギリの許可を得たとかいう真偽は置いといて…カイさんが言っていた、君がポケモンというのは本当なのかね?」
「そうでしよ~」
「あれほどの大きな裂け目…君がポケモンならば、あれも君の仕業なのかと考えたが…」
【落ち葉のベッドの形を一生懸命整えているピンク髪の子供にキクイは肩をすくめた】
「こんなところでふかふかベッドを作ってるようなヤツがそんな大それたことをするわけがないね。いや失敬失敬」
「ぷゆちは世界一かわいいでしけど、一般プリンだからそんなことできるわけないでし。わかってくれたならオッケーでし!!」
「うーむ…人だろうとポケモンだろうと、君という一個人を計り知れる気がしないね」
「ぷりゅ?」
「なんでもない。君なら広大なヒスイの大地のどこでもやっていけそうだね。バサギリを鎮めてくれて感謝してるし…オレは手を貸せないが、見なかったことにしてやるからここのポケモンたちの迷惑にならない程度に好きにするんだね」
「ありがとでし!!」 - 160とあるブショー24/04/26(金) 12:51:21
バクフーンの炎を明かりにして洞窟のごつごつとした地面を歩いていきます。ポケモンたちの鳴き声が時折遠くから反響して聞こえますが、明かりがポケモン除けとなっているのか、結局洞窟を出るまで野生のポケモンと遭遇することはありませんでした。
「その子… ほのお・ゴーストタイプですか。」
「その通りです。良くわかりましたね?」
「ええ、何となくですが…」
「……ずっと前、この様にパートナーのほのおタイプの明かりに頼って暗闇の中を歩いていたような……そんな記憶が、朧げながらも残っています。」
「提灯も便利ですが、こうしてほのおタイプに誘ってもらうのも良いものですよね。……ポケモンの炎ってどうしてこんなにも綺麗なのでしょうか。」
バクフーンが振り返って少しはにかみました。控えめな子なんですよね。
「あ、照れてるね。かわいい…」
「かわいいー!」
「ふふ、先輩方、バクフーンはいつでもかわいらしいですよ?」
「みなさま、バクフーンのお顔が真っ赤になっていらっしゃるのでその辺りで…」 - 161ナイト24/04/26(金) 13:33:44
【音声入力を開始します】
アー、アー、テスト。
ふむ。なんと入力されているかは不明だが、きちんと書き込まれるようだ。
失礼。私の名はライ。ライ・ジャスミン(Lie Jasmine)。今回は神により記録の使命を賜ったためここに罷りこした次第だ。私が信仰する神ではないが、「神」であることに違いはない。そも神父という職も与えられたものであり、神の家に住んでいようと私は御飾りに過ぎない。この身は何もかも張りぼてだ。なんの問題もないだろう。ああ、私は文字を文字と認識できない。貴殿方の情報については漏洩の心配はしなくてよろしい。
前置きが長くなってしまったが、これはただの記録に過ぎない。是非とも無視してくれ。
さて、×××──神によるとここではナイトと呼ばれているらしいな。彼の話をしていこう。彼がコトブキムラに戻ってきたのは本日の13時頃。シマボシのケーシィが急にテレポートしたところ、彼を連れて隊長室に戻ってきたのだ。解決すると啖呵を切って出ていったようなので入るのに躊躇していたのだろう。彼は「あかいくさり」というアイテムを手に入れていたが、効果が実証されたわけではないからな。
隊長室にはシマボシの他、ラベンとショウもいた。私はノボリと異邦人同士会話をしていたな。わかったことと言えば、私と彼の世界は異なる、といった程度だが。天冠の山麓のキングはツバキが宥めていて、当初は荒れていた野生のポケモンたちもパニックは落ち着いてきたのでコトブキムラにやって来たのだ。ふむ、このような事態となってまで私と共にいたくはなかったのだろうな。
ああ、ポケモンと言えば私はオクタンを所持しているのだが。彼は確かテッポウオから進化するな。魚(fish)が蛸(devilfish)になるとはまったく洒落がきいている。ピストルが大砲となるところも。 - 162とあるブショー24/04/26(金) 14:44:52
おや、はじめましてですね。こんにちは… いえ、こんばんはでしょうか?
「そういえば⬛︎⬛︎さまも遠い地から来られたと耳にしました。故郷ではどのようなポケモンをパートナーに?」
「あ、それあたしも気になってました!せっかくなんでクイズしましょうクイズ!題して『⬛︎⬛︎さんの相棒は何モンなんじゃ?』です!」
「なんか聞き覚えのあるタイトルだね、それ……」
「まず一個ヒントください!そのポケモンのタイプはなんですか?」
「ほのお・ゴーストタイプのポケモンですよ。この地には居るのでしょうか。」
進化前ならランセの一部の地域で結構見かけるのですが、ヒスイに来てからは進化前ともども一度も見かけていませんね。
「へえ……じゃあバクフーンと同じタイプですね。なんだろう、オレの知らないポケモンかも。ショウちゃんわかる?」
「うむむむむ… わかんなーい!ノボリさんわかります?」
- 163とあるブショー24/04/26(金) 14:53:20
- 164ウキクサ24/04/26(金) 17:40:32
- 165とあるブショー24/04/26(金) 17:48:34
- 166ぷゆち24/04/26(金) 19:08:03
「ぷりゅぅ~…むにゃむにゃ…」
【ピンク髪の子供が落ち葉のベッドで眠っている。それを覆うようにして横になっていたバクフーンは近づいてくる足音に気づき片目を開けた】
「おっと、怪しい者ではありませんよ。いい情報を持ってきたので彼女と話をさせてください」
『…プシュ』
【バクフーンは両手を上げて害意がないことをアピールする商人に鷹揚に返事をするとゆっくり起き上がり、スヤスヤ眠る子供の身体を転げ落とした】
「ぷぎう」
「起こし方雑じゃないですか?」 - 167ウキクサ24/04/26(金) 19:56:00
『アグノムのきば』か……! 伝説は真実 つまり あかいくさりも真実 そういうことじゃな』
『わからねえけどよ どうして 心を表すポケモンが くれる道具で 世界をつなぐ…… いまの状況を解決できるんだ?』
『ただしい疑問を持てるというのは 聡い証…… さすがは長じゃな』
『心がなければ 裂け目が広がり 世界が終ろうとも気にすることはない』
『逆にいえば 心があるからこそ 世界…… 時間 空間は認識され 成り立つともいえるのじゃ そうじゃなあ あかいくさりは 世界を正しく「みる」ための道具かのう』
『わからん!!』
人間は万物の尺度である…か。
『お前…本当に物を知ってるな』
『ふう…… わからないなりに 世界のありようを 教えてくれるのが神話じゃ シンオウさまについて 自分のいる世界について もっと考えろということだな』
『考えて赤い空が解決するなら苦労しねぇんだがな』
昼か夜かも分からねぇ…もしかしたら地球は呈ししててこのまま世界は滅ぶのかm…
「ぐま…ぐま」
【リングマが箱で何かを探している】
おい、リングマせっかく整理したから箱を荒らすなよ
【ピートブロックを見つけたリングマはガチグマに進化する】
ガチグマ…ガチ…月輪か!セキ、少しばかり希望が見えたかもだぜ
『なんだって?』
俺の推測だが、おそらくガチグマは名前の通り満月の夜にピートブロックで進化する。多分今日は満月の夜だ。まだ太陽系自体は生きてるぞ!
でかしたリングマ!赤い空の日に進化したから今日からお前はアカツキだ!
『たいようけい…世の中知らねぇ事ばかりだな…』 - 168ナイト24/04/26(金) 20:24:14
初めまして。おはよう、こんにちは、こんばんは。どれでも好きなものを使うと良い。察するに、こちらとそちらは時間の流れが異なるのだろう。自身の在る場所に合わせるが自然と考えるが
こちらには抑揚のない音でしか聞こえてこない。そのため意図を取り違えることもあろう。その上で貴殿の言葉には、「神父とは私を所有していた団体が私に与えた身分である」と返答しよう。
『神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。』
恐らくそれが望むことなのだろうから
人間ができている、とは人格者という意味で相違ないか。であればその質問には非と答(いら)える。私などが人格者であるのなら世に悪人は存在しない
さて、隊長室に現れたナイトだが、目を白黒とさせていた。彼が状況を把握する前に、ラベンとショウが抱きついた。それによりますます混乱は深まったようだがあまり関係のないことだろう。どうしてよいかわからず突っ立ったままであったが、シマボシの一喝により2人は離れたようだ。
ほっとした様子の彼に、シマボシが言う。
「賞賛する 野垂れ死にするなとの命令 よく守ったな」
「いいえ。……隊長のお陰です。自分から出ていった手前、正直引っ込みがつかなかったし、宿舎に置いていたものとか、後から悔いたりもしましたから。それに、ここにはいませんがセキさんにも助けてもらいました」
「理解不能だ ケーシィが勝手にやったこと わたしとしては不便の一言 また 助力してもらえたのは キミのこれまでのおこないによる」
「それでも、助けてもらいました」
「……確認する 有用な情報を得たから コトブキムラに帰還した 間違いないな?」
「はい。三つの湖にそれぞれ住まう、感情、知識、意志を司る精霊様にお会いして、あかいくさりを授かりました」
「湖の3匹…… あかいくさり……?」
- 169ぷゆち24/04/26(金) 21:38:12
「はあ…やれやれ、アナタは予想のつかないことばかりしますね」
「ぷりゅ?ウォロさんでし」
【あちこちに葉っぱをくっつけたピンク髪の子供が目を白黒させながら起き上がり、商人の名前を呼んだ】
「プリンさん、探しましたよ!お得意様がいなくなるとジブンも困りますからね」
「ぷゆちもぷゆちがいなくなったら困りまし!ウォロさんは見に来てくれたんでし?」
「ええ、事情は知っております。優れた商人は情報の 重要性をわかっているものです。ですが、ただ様子を見に来たわけではないのですよ!」
「何かいいもの持ってきてくれたんでし?ごはんでしか?」
「食べ物は後で買ってください。今回ご用意したのは情報ですよ。こういった非常事態への対抗策を知っていそうな方に心当たりがありまして」
「ほんとでしか!?テンガン山をえっちらおっちら登らなくてもいいでし!?」
「ひとまず向かう先は山ではないのでご安心を。さ、行きましょう。ジブンにおまかせあれ!」 - 170ウキクサ24/04/26(金) 23:15:41
【エイチ湖の空洞の入口の開いた】
「ぽに〜」
ちゃんと帰って来るから待ってるんだぞ。
「ぽに!」
『さて…… なにが待っているんだか』
『ウキクサ、あんたにできる 忠告なんてないけどよ それでもいうぜ 注意しな!』
ああ、いくぞ…!
【意気揚々と空洞に入る2人】
【そこには一人の少年がいた】
『アイツは…』
タダシ…両親が養子にとった弟だ。
『動揺しないんだな』
昔ならしてただろうな。ただ、今となっては哀れでな…。
乃木家のあとを継ぐためだけに引き取られたからな…せめて戦争のゴタゴタで乃木家から離れて幸せになって欲しいもんだが…。
さて、正体を現してもらおうか、ヒスイゾロアーク!
【オヤブンヒスイゾロアークが正体を現した】
『っ!なるほどうらみぎつねか!』
いくぞアソビヒ!
「ばぐあ!」 - 171ウキクサ24/04/27(土) 00:20:42
【オヤブンヒスイゾロアークがボールに収まる】
よっし!
『ウキクサ、来られたようだぜ』
『(ちしきを とう ちかくに よってくれ)』
お、おう…
『(ミツハニー、ズバット、アンノーン、レアコイル、サマヨール、かれらのひとみは それぞれいくつか じゅんばんにならべてこたえよ)』
『(こたえをしめせ)』
『おう、ポケモン図鑑を見れば楽勝だな!…どうしたウキクサ?』
や、やべぇ…ラベン博士と言い合いした時にカッとなって図鑑を破り捨てたんだった。
『なにしてんだよ…』
ええとミツハニーはユノスケの依頼で、ズバットはコサメの依頼、アンノーンはここでの調査で背中に張り付いてて、サマヨールはイダイトウの餌作りにレアコイルは掲示板で見たな…
『?』 - 172二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 01:02:14
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- 173とあるブショー24/04/27(土) 01:04:02
- 174ぷゆち24/04/27(土) 10:49:21
ウォロさんがイイコトを教えてくれたのでいっしょに行きまし!
捨てるにんげんさんあれば拾うにんげんさんありでし~♪ - 175ウキクサ24/04/27(土) 11:25:49
『(せかいを つなぐためにこころの いちぶを さずける)』
…………。
【男性は肩を落とす】
『どうしたウキクサ?』
いや…流石にラベン博士も俺に愛想つきてるだろうなって…
『流石に図鑑を破ればなぁ…』
【男性はさらに肩を落とす】
『落ち込むなよ、本当にアンタはめんどくさいなぁ…』
『落ち込む暇があるならさっさと試練済ませてラベン博士に謝ろうぜ?許してくれるかはともかくさ』
【励ますように男性の背中をバシバシとたたくセキ】
今はお前のせっかちさに救われた気がする…
『ホラ、ウジウジすんなよ』 - 176とあるブショー24/04/27(土) 11:57:20
「兄弟…… 兄弟ですか。そうですね、確か双子の弟がいた、ような気がします。……コトブキムラでお会いした時から思っていたのですが、もしやテルさまとショウさまも双子ですか?」
きょうだいではなく双子なのかと聞かれたのは、おそらく先輩方が鏡写しのようにそっくりな見た目をしているからでしょう。顔に細かな差異があるとは言え、髪型さえ揃えればお二人をぱっと見分けるのは至難の業。
男女の双子は似ないと言いますが、どうやらお二人は例外みたいですね。
「え、えーと。そうです、オレたち双子なんです。
「はい、あたしがいも___モガッ⁉︎」
「失礼、顔に土汚れがありますので今すぐ拭いてあげますよショウ先輩。」
「も、もがもが……」
咄嗟に私はショウさんの口を手拭いで塞ぎ、テルさんに『話題を変えてください』の気持ちを込めた目配せをします。
いやあショウさんは本当に隠し事に向いてないですね。
『本物の“テル”さんと“ショウ”さんは兄妹ではなく姉弟だから言い間違えないよう気をつけようね』って以前テルさんが言ってたじゃないですか。かわいそうに、テルさんちょっと青ざめてますよ。
- 177ナイト24/04/27(土) 15:55:17
そのようなわけで、ナイトはあかいくさりとやらの説明に入った。
私も初めて知ったが世界を繋ぐとは神話であることを考慮しても凄まじい効力だ。
「世界をつなぐという 神話の道具…… デンボク団長は コトブキムラにいない なんでも物見の警備隊より 時空の裂け目…… その向こうに ポケモンらしき 影がみえたとの報告があったのだ デンボク団長は万が一に備え 警備隊とともにテンガン山 山頂の神殿に向かわれた」
「はっ……⁈」
「どれだけ デンボク団長が強くても ×××の力を借りるべきです」
「調査隊隊長として 命令する ×××! 再び調査隊の一員として テンガン山に赴き あかいくさりにて事態を収めよ」
彼の動揺も当然だな。デンボクもかなりの手練れだが、あの異様な気配は通常の手段では太刀打ちできまい。せめて楔を打ち込む何かがなければな。ところでさりげなくシマボシはナイトの脱退を取り下げたわけだが。
「え、いいんですか……? そんな勝手に……」
「隊長 よろしいのですか? 団長が留守ですのに」
「留守を預けるほうが悪い」
胆力のある女性だ。気が強いという意味では××××に、芯が揺るがないという意味では×××──×××××に似ているな。しかし私は文章が正しいか判断できないからな、どう処理されているのかはわからない。もしかすると貴殿方には読めないかもしれないな。
「ボクもいくのです! ボクたちは調査隊ですからね!」
「いくな とはいっていない」
そういうわけで、正門前に移動を開始した。
- 178ウキクサ24/04/27(土) 18:18:45
デンボクの団長が動いたみたいだ急がなきゃな。
最後は黒曜の原野のシンジ湖か、何か事態が好転すると良いが…。 - 179ぷゆち24/04/27(土) 19:11:55
「こちらです。ボロ家ですが、そこは我慢していただいて」
「そんなことないでし!屋根とカベがあってとってもステキでし♡」
「基準…」
「またぞろ怠けに来たのか?空が赤くても変わらぬヤツよのう」
「ぷりゅ?」
「どうも、コギトさん。今日はヒスイの神話や伝説を学びに来たわけではないのです」
【小さく年季の入った家屋から黒いドレスの女性が姿を現した。ピンク髪の子供は怪訝そうな顔をしてその周りをぐるぐる回る】
「ウォロよ。こやつは"何"じゃ?」
「プリンのぷゆちでし!どっかで会ったことありまし?」
「コギトじゃ。そなたと会ったことはない」
「ぷゆぅ」 - 180ぷゆち24/04/27(土) 20:39:28
「荒ぶるキングたちを鎮めたまさに時の人…いえ、プリンですね」
「ああ、以前話しておった時空の迷い人か」
「プリンでし」
「どちらでもよい。とにかく…そなたのおかげでようやく務めを果たせそうじゃ」
「つとめ?お仕事でし?」
「左様。時空の裂け目は捨て置けぬ。時間、空間の均衡が崩れかねん。それを防ぐ使命を託されたのが…時空の迷い人であるそなたじゃ!!」
「プリンでし!!」
「ええい、どちらでもよいと言っておるじゃろうが!ふう…長い話になるのう。参れ、自慢の庵に入れてやる」 - 181ぷゆち24/04/27(土) 22:06:27
「時空の裂け目はのう…いくつもの時空につながる穴という。そのひとつ、はるか向こうの時空におられるのがシンオウさま」
「シンオウさまってセキさんとカイさんが言ってたカミサマでし!コンゴウだんとシンジュだん、どっちがホントなんでし?」
「往古来今 謂之宙 四方上下 謂之宇」
「?」
「現在を含む未来、すなわち時間を宙と呼び…前後左右上下の全方向、すなわち空間を宇と呼ぶ」
「???」
「時間と空間、あわさって宇宙となる。コンゴウ団、シンジュ団のように時間と空間のどちらかだけをすごいと言えるものかのう」
「??????」
「コギトさん、コギトさん」
【コギトは一通り語ったところで目を限界まで開いて唖然としているピンク髪の子供に気がつくと、咳払いをして半ば投げ槍に言った】
「つまりじゃな。どちらのシンオウさまも本物ですごいんじゃ。わかったか?」
「わかったでし!!」 - 182ふたりの調査隊24/04/27(土) 22:17:07
ラブトロスさん?を捕まえに行くよ
泥で汚れても大丈夫な服装に動きやすい履物に着替えたし、ボールやけむりだまの準備もできたから油断せずに頑張ればいけるはず! - 183とあるブショー24/04/27(土) 22:18:03
「こちらに到達すればほぼほぼ大丈夫でございます。あとは……他に通ろうとなされる方がいたとき、暗いままでは危険でございます。松明をもとに戻しておきますね。」
「ああ。私も手伝いますよ。」
「ありがとうございます、助かります。」
しかしあの道をもう一度、ですか。ノボリさん、お年の割にはお元気ですね。健脚です。長年テンガン山のキャプテンをやっていると、山道なんてお手のものなのでしょうか。
「あ、先輩方は外で少し休んでいてください!お二人とも、慣れない山登りで疲れてるでしょう?」
「ぜえ、ぜえ……べ、べつにぜんぜん、大丈夫ですよー…?」
「ぜえぜえ言ってるじゃないですか。」
「言ってないもん………!」
「ショウちゃん…」
おや、ショウさんってば強がってますね、どこからどうみてもくたくたじゃないですか。そんな調子の人に洞窟をもう一往復させるわけにはいきません。私に先輩風を吹かせたいのか、ショウさんにはちょっと頑張りすぎるきらいがあります。
「ショウちゃん、無理したら怪我しちゃうよ。⬛︎⬛︎さんのいうとおり、ちょっと休んでこう?」
「む………テルがそういうなら… 甘えときます!」
先ほどまでとは一転、ショウさんはすっと引いてくれました。ふふ、テルさんは安全のこととなると途端に頑固になりますからね。こういう時、ショウさんは意地を張らず素直にテルさんの言うことを聞きます。 - 184ナイト24/04/27(土) 22:37:13
ナイト、ラベン、ショウ、シマボシが表門へ向かう。先ほどまではラベンとショウが門番だったそうだが交代していたらしい。職務中のデンスケの横でセキが待っていた。
「よう ×××! カイはテンガン山に向かったぜ こっちはどうよ?」
「テンガン山だ」
「ああ!? デンボクの旦那 もう山登りをはじめたのかよ 重厚にみえて 案外せっかちだぜ まあ時間を大事にするのは悪くねえが わかった! オレが追いかける ×××がいきなり 顔をだすと揉めかねないだろ! さあさ 時は急げ ってな!」
どうやらセキが知らなかったとなるとデンボクの独断のようだな。焦りと使命感、だけとは思えんが。まるで何かに急き立てられるようだ。よほど嫌な想像でもしたらしい。ポケモンの凄まじい力があれば、言葉の通じない異種族だ。一つ、二つトラブルもあろう。扱いによっては国すら亡ぼせる力だ。なにかあったのだろうな。
「さわがしいな」
さて、出発しようかといった頃合いで、背後から二人の人間が近づいてきた。一人は幼い少女、もう一人は兄らしき男性だ。私の記憶にはないが、軽装からするとコトブキムラの住人だろう。武具を使い慣れた様子はなく、なにか持ってはいるようだが丸腰だ。
「あんた…… 追い出されても ムラのために調査をしていたんだろ」
「そうですよ! ×××は みんなのために あかいくさりをみつけたのですから」
「そうですとも! 調査隊はムラのみなさんのため そして ポケモンとなかよくできるように かれらを調べているのです!」
「ありがと! これ あげる!」
実際はもう少し長かったが省略しよう。少女がナイトにげんきのかたまりを渡し、二人は去っていく。気恥ずかしくなったのか逃げ帰る少女を追いかけ、男も一礼して戻っていったのだ。ナイトが嬉しそうにしているな。動かないが、感極まっているようだ。
「3つ 命令する」
「はっ」
「1つ 山頂ベースから シンオウ神殿に向かえ」
「2つ あかいくさりにて 事態を収めよ」
「3つ 無事に帰還せよ!」
「はいっ」
そういうことになった。これから向かうのはテンガン山だな。
- 185ウキクサ24/04/28(日) 01:44:38
『(あなたのかんじょうをほっする)』
お、おう…持ってけ…。
『(ヒスイのだいちにおりたち、こころはどのようにうごいた?)』
あ、答えなきゃだめ…だよな?
ヒスイに来た時…?
ヒスイに来た時は、困惑もしたが…ジュリエットが死んだのもあって早く死にたいと思ってた。
ジュリエットなら一緒に落ちぶれてくれるかもと思っていただけにあの訃報は…因果応報でもあったが辛かった。
本当はあの日、遺灰を引き取ってどっかで死ぬつもりだったが…また成り行きでギンガ団に入った。
今思えば入ったのが運の尽きだったんだろうな。
『(ポケモンを なかまとし、ともにこうどうをしてどうだったのか)』
最初は本当に困惑しかなかった、傭兵だったとは言え金と引き換えに人殺しをするような男に動物が懐くとは思わなかった。
俺のちっぽけや自尊心なんかアイツらには知ったこと無くて、ただ純粋にその時その時を生きてるアイツらが憎たらしく思うと時もあった。
羨ましかったんだなきっと。
『(コンゴウのもの、シンジュのものとであい まじわりなにをおもった)』
今まで繋いできたものが変わる節目によくやってると思うよ。家と戦場しか知らない俺に世界の広さを教えてくれた。
『(ギンガだんをおいはらわれ、だいちをさまよい なにをかんじた)』
また懲りずに期待し過ぎたと思った。
期待し過ぎてまた傷ついて、もう今度こそ期待しないとまた誓おうとして…そんな自分に嫌気がさしそうで…。
それでもこんな自分に寄り添おうとする奴もいて、協力してくれる奴もいて…それらを全て…全て捨てるには俺は懐に深くしまいすぎた。 - 186ウキクサ24/04/28(日) 06:21:29
【空洞から無言で出てくるセキと男性、】
『なぁ、ウキクサ』
ん?
『アンタは懐に深くしまいすぎたと言ったが…わざわざ捨てずとも、ずっと懐に抱えてていいんじゃないか?』
『これらの試練を受けてオレはそう思ったね、ちょっと前まではシンオウサマあっての世界だと思ったが…』
『案外世界ってのは心が先にあってこそなのかもしれねぇな』
「ぽに〜」
- 187ナイト24/04/28(日) 08:47:01
これから天冠の山麓へ向かう。……が、少々予定外の行動が発生した。不具合や不快な文字が表示されるかもしれない。悪漢、盗賊、反逆者など無法者には慣れているが、ヒスイという地はそういう意味ではかつてよりも平和な場所だと思ったものだが。
……しかし、かえって好都合かもしれんな。想像通りならば、彼らは……。 - 188ぷゆち24/04/28(日) 09:06:04
「さて時空の迷い…プリンよ。使命の内容を伝えようぞ」
「はいでし!!」
「うむ。ヒスイ地方にある湖…シンジ湖、リッシ湖、エイチ湖。それぞれに心を表すといわれるポケモンがおってな」
「ぷりゅ?」
「湖の3匹の試練をこなし、授けられたものを霧の遺跡に持ってゆくのじゃ。そこで得られる『あかいくさり』なら世界を繋げられるらしいでな」
「ぷりゅう…どっかで聞いたことあるよーなないよーな話でし」 - 189ナイト24/04/28(日) 11:00:58
抱いてもいない謝意を示す意味はない。
私が引き取った少年は我が元を離れ、道を違えた。
繰り返す夜の中、気がついているのは私だけ。
人の道から外れたなりそこないが、あの街で生まれ、あるいはやって来る。外を知りながら集うか抜け出すかの差異こそあれど、誰しもが罪にまみれて暮らしていた。
本来ならば、私こそが──
【検閲済み】
「罪を問う」
「その告白をもって、神はすべてを赦される」
【検閲済み】
【身なりのいい成金らしき男と、派手な衣装の女性】
【襤褸をまとった男性】
【歌姫と思しき少女】
【諸々の人々】
【まるで亡霊のように、自分勝手な罪を告げて消えていく。黒髪の男は能面のごとき無表情で、ただ投げつけられる懺悔を浴びている。誰一人として罪を悔いてはいないのに、ただその行いこそが重要なのか。皆罪悪感を消すためだけに、あるいは形ばかりでも赦しを得るためだけに、ひたすらに愚かしい文言を口にしては消えていく。雑音が混ざって霊的な存在に長けたものにしか聞き取れない】
【夢から覚めるように、それらが消えた。一瞬にしてかき消えた】
【長く息を吐くこともなく、死角から襲ってきた暴漢についでのように対処し、黒髪の男は天冠の山麓へ足を向ける】
【べとりと墨のような漆黒が男の背に張り付いている】 - 190ナイト24/04/28(日) 11:04:50
- 191ぷゆち24/04/28(日) 11:06:36
「世界を繋ぐ…ですか?裂け目を閉じるのではなくて?」
「ええい、そのような目で見るな。わしだって裂け目が生じたら湖をめぐり霧の遺跡にゆけという大昔の話がどこまで真実か知らぬ。それでも伝承せよとの役目は果たさねばならぬからのう」
「じゃあぷゆちが来るのを知ってたんでしか?」
「来るのは人だと思っておったが、まあそんなところじゃ。先祖も罪じゃ!子孫の苦労も考えずに伝説など残しおって」
「ぷゆ?」
「気にしなくていいですよ。…手がかりがこれしか無い以上はやるしかないということですね」
「そういうことじゃ。そなた、やるよな」
「やりまし!!ぷゆちはヒスイちほーを救っておうちに帰るんでし!!」
「ふう…それが目的か。我が一族が全てを懸けて伝承してきた大事な使命なんじゃがのう」
「ははは」
(ありがとうございます)
- 192ウキクサ24/04/28(日) 14:25:57
- 193ウキクサ24/04/28(日) 14:50:02
【霧の遺跡に現れるエムリット、アグノム、ユクシー】
『
おお 湖の3匹……!』
【男性はあかいくさりを授かった】
『あたしたち一族が守ってきた約束 真実であったか…… ふう 長年の肩の荷がおりたわ……!』
あなたも…一族の者として苦労なさったのですね…。
『ええい、急に言葉遣いを改めるでない気持ち悪い』
『ウキクサさん 首尾よくいったようですね』
『ですが…… 世間は まずいことになっていますよ』
『なにがだよ?』
『イチョウ商会の仲間から 得た情報ですが…… ギンガ団のボス 調査を待たずして テンガン山に登るようですね』
『意味がわからねえ 登ったところで裂け目に対する 手段など持っていねえよな?』
ま、最初からあまりアテにはしてないとは思っていたさ。
『不貞腐れるなよ』
ちげぇよ。
『ウキクサさんが あかいくさりを得たことを ご存じないのですし』
『そうだよな! あかいくさりがあれば 大丈夫って教えてやりゃあ デンボクの旦那もとどまるだろうぜ』
どうだろうなぁ…。 - 194ぷゆち24/04/28(日) 19:09:37
「コギトさんの庵にはクラフト台もありますし、材料であればジブンが手配しますよ。もちろん代金はいただきますがね」
「ぷゆぅ…クラフトは苦手だからあんまりやりたくないでし。ウォロさんはできないでしか?」
「ジブンは商人なもので。それとポケモンの回復も大丈夫です。いざとなればベースキャンプでこっそり…」
『…ケェイ』
「ん?なんじゃ、今の鳴き声。今度はポケモンでも迷いこんだのか」
「ぷりゅ!今のはたしかタイチョーさんのケーシィさんの声でし!!見てきまし!!」
【言い終わるや否や外へ飛び出していったピンク髪の子供を二人は呆然と見送り、先に立ち直ったウォロが口を開いた】
「ポケモンの声って聞き分けがつくものなんですかね」
「知らん知らん。…あやつだけではどうにも心配じゃ。お前も見て参れ」
「はいはい」 - 195ウキクサ24/04/28(日) 20:02:14
【気まずそうな顔でコトブキムラの門をくぐる男性とオーガポン】
『ウキクサさん……!? 』
あ、ショウ…俺、俺…お前らに…俺はあんな態度…
「ぽに…」
『おかえりなさい!』
た、だたいま…。
『ウキクサさんがいなくなって、大変だったんですから!調査隊のみんな あまり話さなくなって…… シマボシ隊長が食べる イモモチの量も減って…… 待っていてくださいね 隊長に報告してきますから』
『ウキクサくん……』
ラベン博士…
『博士はウキクサさんのこと 心から案じていましたから』
『もちろん案じていましたが ショウくんほどではないのです』
『そんなことありません! 大人が照れ隠しの ウソをつくのはいけないと思います』
『だっていつでウキクサさんが戻ってもいいようにウキクサさんのポケモン図鑑を修復していたじゃないですか』
その件だが……本当に…。
【ラベン博士は男性の手にポケモン図鑑を握らせた】
『おかえりなさい、戻って来ると信じていました。』
『みんなで何度でも頑張りましょう?』
悪かった…そして、ありがとう。
【ラベン博士と男性は再会の喜びを分かち合うようにハグをした】 - 196ぷゆち24/04/28(日) 20:40:33
【庵の外に小さな封筒を持ったケーシィがふよふよと浮かんでいる】
「本当にケーシィですね…持っているのはプリンさん宛ての手紙のようです。文字は読めるんでしたっけ?」
「だいじょぶでし!」
【ピンク髪の子供が広げた手紙に視点が移り、画面に大写しになった】
『プリン
ベースキャンプを使えるように手配した。放牧場にはもう何もいないが(※インクがひどく滲んでいる)必要があればわたしのポケモンを通じてやりとりしろ。優れた調査隊の一員としてキミがこの異常事態の調査をいちはやく終えることを信じている。
調査隊隊長シマボシ』
「どうでした?いい報せ……という顔ではありませんね」
【視点が遠ざかり、困惑した顔でウォロに手紙を見せる子供が画面に映った】
「タイチョーさんはぷゆちがギンガだんをやめたこと忘れちゃったでしか?お返事書いてもっかい教えてあげた方がいいでしかね?」
「おっとまったく意図が通じていない」
『ケ、ケェイ…』 - 197ナイト24/04/28(日) 20:54:13
遅れてテンガン山に到着した。□❖◇+*※……失礼、こう多くの言葉を発するのは初めてだ。喉を酷使しすぎたらしい。多少見づらくなるかもしれない。
ベースではナイトとウォロが話していたな。
「おききしましたよ ギンガ団に復団なされたとか おめでとうございまーす! こちら お祝いのまんたんのくすりです」
「あ、どうも。……いよいよ、か。大丈夫かね」
「いよいよですね 大丈夫に決まっています! あのような労苦を重ねて あかいくさりを授かったのですから! セキさんも カイさんも 山頂に向かわれています ×××さん ご武運をお祈りしておりますよ お得意さまがいなくなるのは 本当にこまりますからね 山頂ベースを拠点にするとか…… ジブンも神殿の近くにいこうと思います」
商魂たくましい、というよりは好奇心に浮かされていると称するべきだな。まるで高熱に呑まれているかのようだ。あれではいつか身を滅ぼすだろうよ。不安をにじませるナイトは普段とは異なるな。あれは案山子だ。内心がどうあろうと表面には出さない人間だろうに、今は崩れている。取り繕うことのない環境としても、この短期間で修正されるものか?
ウォロが去ってからはツバキが来た。
「大事になっているようだね なにかあってもツバキがいるよ 応援だけはしてあげよう」
「おう……」
それだけ言って去っていったが、気分が向上したならば効果はあったのだろう。
アヤシシを呼び出し、跨った。ああ、馬ではないがその行軍に足で追いつくのは昔からだ。特に支障もあるまい。 - 198ウキクサ24/04/28(日) 20:58:48
- 199ウキクサ24/04/28(日) 21:07:30
『ウキクサか。賞賛する 野垂れ死にするなとの命令 よく守ったな』
隊長のおかげですらそれにセキとカイも…
『なんのことだ? ケーシィが勝手にやったこと わたしとしては不便の一言、それに助力してもらえたのは キミのこれまでのおこないによる』
『それとウキクサ、忘れ物だ。今後はなくさないように』
【ギンガ団調査隊のバッジを渡す】
『確認する 有用な情報を得たから コトブキムラに帰還した 間違いないな?』
【男性は あかいくさりの説明をした】
確実とまではいかないが、このあかいくさりは異変によって生じたものだ。
何かしらの変化はあるはず。
『世界をつなぐという 神話の道具…… デンボク団長は コトブキムラにいない なんでも物見の警備隊より 時空の裂け目…… その向こうに ポケモンらしき 影がみえたとの報告があったのだ デンボク団長は万が一に備え 警備隊とともにテンガン山 山頂の神殿に向かわれた』
っ!
『どれだけ デンボク団長が強くても ウキクサの力を借りるべきです』
シマボシ『調査隊隊長として 命令する ウキクサ! 再び調査隊の一員として テンガン山に赴き あかいくさりにて事態を収めよ』
おう!
『隊長 よろしいのですか? 団長が留守ですのに』
『留守を預けるほうが悪い』
アーッハハハハw
【ツボに入ったのか手をたたきながら爆笑する男性】
『ボクもいくのです! ボクたちは調査隊ですからね!』
『いくな とはいっていない』 - 200ぷゆち24/04/28(日) 21:12:56
ぷりゅ?じゃあなんでそう言わないんでしか?
それに言うことちゃんと聞いていい子にしてたのにダンチョーさんに怒られたからもうヤでし~
ぷゆちの『おや』はイテボシちゃんでし ギンガだんのプリンじゃないでしもーん