【閲覧・夢注意】羂索と同棲したい

  • 1二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 18:27:43

    結婚したいわけでは決してないんだけどベッドが一つしかない時は「君は床で寝な」って言って欲しいし朝早くから叩き起こされて「早くご飯作って」って布団ごと蹴り飛ばされたい。作ったら作ったで「彩りが〜」「栄養バランスが〜」「味が〜」と何かにつけて文句をつけて欲しい。それで文句があるなら羂索が作ればいいじゃんって言い返したら完璧な食事が出てきて完全敗北したい。
    学校や仕事に疲れた時に行きたくないおうちにいたいと駄々を捏ねたら邪魔だからさっさと行ってって閉め出されたい。部屋が少しでも散らかってたら汚いから掃除してってソファに寝転がりながら言われたい。
    テレビとか見てる時にふと「今のCM再現してよ」って無茶振りされたい。あの映画見に行きたいんだよねって言ったら「あれの犯人○○だよ」ってネタバレされたい。
    そして忙しくも幸せな日々を過ごしていたはずなのにいつの間にか羂索が家に帰ってこなくなって喪失感のまま死を選びたい。

  • 2二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 18:27:54
  • 3二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 18:28:55

    前もまったく同じスレ立ってなかったっけ

  • 4二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 18:29:09

    羂索と同棲したい。
    朝起きるのが億劫で二時間くらい布団から出ないでいたい。それでも普段の習慣のせいか休日にも関わらず6時前後に目が覚めてしまってスマホに表示される時刻を眺めてはもう少し寝られるのにな、と思いつつスマホを布団に伏せて目を瞑りたい。手を頭上に伸ばして入眠姿勢に入るとすぐさま脇腹に衝撃を感じて何事かと目を開きたい。
    目を開けると当然の如く額に縫い目のある長髪の男がいて「惰眠を貪ることほど無為なことはないと思うんだけど」とため息をつかれたい。
    なんで私家主なのにこんな目に遭ってるんだろうと辛い思いをしたい。

  • 5二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 18:32:39

    けれど眠気がそんな簡単に消えるわけもなくもう一度目を瞑り夢の世界に逃げようとすれば掛け布団を蹴り飛ばされて「あのさあっ」て怒られたい。
    「二度も言わせないでよ」という苛立ちを孕んだ声でようやく眠気が冴えてのそのそと布団から這い上がりたい。もう少し若い頃なら何も考えず起きられたのに、今はこんなにも起きるのが苦痛である。
    そのままトイレでも行こうかと部屋を出ようとすると「布団くらい畳んだら?」ともう一度怒られたい。
    それで若干眠気が残り力の入らない手で布団を畳んでいると我が物顔でベッドに座った羂索に大きなため息をつかれたい。

  • 6二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 18:46:25

    羂索には家事をしないでいてほしい。
    私がオーブンでトーストを焼いて皿に乗せてテーブルに置くと「マーガリンくらい塗りなよ」とか「パンだけ?」とか「君は一枚しか食べないの?」とかめちゃめちゃ文句を言われたい。
    「マーガリン塗ってベチャベチャになるのが嫌なの」とか「朝からたくさん食べたくないの」とか言ったら「朝こそちゃんと食べた方がいいよ。午後からの活動に支障をきたすからね」と正論じみたことを言われたい。
    今日は休みだから活動らしい活動は別にしないよと返すとまた大きくため息をつかれたい。

  • 7二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 19:03:00

    羂索にはアクティブでいて欲しい。
    羂索はほぼ毎日外に出ているけど何をしているのかは何も知らないでいたい。ひとり狭苦しいアパートに取り残された私は少し前はこれが普通だったのになとほんの少しだけ寂しい思いをしたい。
    かと言って羂索にこんなことを言っても気色悪がられるだけだし大の大人の寂しがりは痛いだけだからそんな思いはそっと胸の内に秘めておきたい。

  • 8二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 19:36:31

    わかるよスレ主
    寝てたら突然やってきた羂索にドカドカ蹴られて布団追い出されたい

  • 9124/05/31(金) 19:40:03

    >>8

    ありがとう

    1のレスは名前欄に1って入れておくのでみんなも好きに羂索との同棲話を語っていって欲しい

  • 10124/05/31(金) 20:22:25

    今日も何事もなく日が暮れる前に帰宅した羂索にただひたすらに安心したい。
    羂索は美人さんだからきっとこの家の外にも友人やいい関係の人がたくさんいるんだろうなと思いたい。
    でもなんでこの家にいるのかは怖いから聞かないでいたい。その恐怖の正体が羂索自身への恐怖なのか捨てられることへの恐怖なのか……と思ったところで拾われたわけでもないのに捨てられるってなんだよ、と自嘲したい。
    そんなことを1人でぐるぐる考えていたら嫌そうな顔をした羂索に「何考えてんの」と言われたい。

  • 11124/05/31(金) 20:52:32

    羂索は家事をしないので当然私が夕食も作ることになりたい。文句言われることは前提でパックごはんとインスタント味噌汁とレンジでチンでできる焼き魚を紙皿に乗せて出したい。全部近くのコンビニで買い揃えたものである。食器が紙皿なのは元々皿を多く買っていなかったのと皿洗いをサボっていたせいで皿がなかったからだ。
    当然羂索は嫌そうな顔をしてお決まりの「あのさあっ」からのお説教を始めて欲しい。
    「皿洗いくらいはちゃんとしなよ。これだって全部レンジとお湯があればできるやつだしさあっ」とブツクサ文句を言いながらも米粒一つ残さず食べる羂索を見て育ちがいいんだろうなあとぼんやりと思いたい。
    それから食器とも呼べない容器たちをゴミ袋に入れて口を縛りたい。計三個目となるゴミ袋たちを眺めてそろそろゴミをちゃんと捨てないとなあとぼんやりと思いたい。それから自分がこの地域のゴミ捨ての曜日も把握していないことを思い出し冷蔵庫に貼られたゴミ捨ての予定表を見る羽目になるのだ。

  • 12二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 22:07:02

    このレスは削除されています

  • 13124/05/31(金) 22:09:28

    「ちゃんと野菜も食べなよ」と羂索に怒られたい。
    羂索は私のことを大事に思っているわけは確実にないので多分これは野菜を食べたいというアピールなんだろうなと漠然と思いたい。
    シンクから溢れんばかりの皿をスポンジと食器用洗剤で処理しつつ羂索の言葉に耳を傾けて、明日はコンビニでサラダでも買おうかと思いたい。

  • 14124/05/31(金) 23:58:58

    ソファを羂索に占領されたい。
    羂索には私が一人暮らしを始めた時に買った1人で寝転がれるサイズのソファに家主を差し置いて無遠慮に寝転がってテレビを見ていて欲しい。
    私は床に体育座りをしてぼんやりと羂索と一緒にテレビを見ていたい。羂索にはニュースとクイズ番組とお笑い番組を2:3:5くらいの割合で見ていて欲しい。
    1人で暮らしていた頃は買うだけ買って埃を被らせてしまっていたテレビにも役目ができてほんの少し誇らしげに見える。
    それでCMに入ると羂索は退屈そうにため息をついて「このCM再現してよ」と突然の無茶振りをしてきてほしい。何も意識していなかったからほとんど記憶に残っていないのだけれどわずかな記憶を辿りどうにかモノマネを披露したい。
    それの出来の良し悪しには何も言わず「CM終わったからそこ退いて」と理不尽にも言われ終了を余儀なくされたい。

  • 15124/05/31(金) 23:59:59

    羂索は早寝だと思う。
    夜更かしは健康に良くないし無駄に起きていても何にもならないからねと私よりも早く寝に入る人間であってほしい。
    私がなんとなくで意味もなく夜更かしして明日も仕事があるのになと自己嫌悪に陥りながら寝室に行くと当たり前のようにベッドで寝ている羂索を見て今度は私がため息をつきたい。

  • 16二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 00:17:40

    このレスは削除されています

  • 17124/06/01(土) 00:24:36

    羂索を起こさないように布団を敷きたい。
    もし物音で羂索を起こしてしまったら不機嫌モードからの「あのさあっ」に入るのは目に見えているので極めて静かに布団を敷きたい。
    朝に畳んでもどうせまた夜に敷くんだから畳む必要があるのかと疑問に思いたい。それから私がただ羂索の言葉に従っているだけだと気づき苦笑いしたい。
    そしてその小さな笑い声に続いて暗闇から聞こえる「あのさあっ」という聞き馴染みのある声に軽く絶望したい。

  • 18124/06/01(土) 00:32:31

    「私寝てるんだけど。そんなこともわからなかった?それともわかっていてわざと起こしたのかな」と寝起きにも関わらずいつもと変わらないマシンガントークで詰められたい。
    その姿にふと母の姿を思い出した私が「ごめんね」と口先だけで謝ると無駄な体力を使いたくなかったのか「もういいから静かにして」と言われそのまま眠りにつくことになりたい。
    今日こそはベッド返してもらおうと思ってたんだけどな、と思うと同時に同棲当時の「君は床で寝な」という羂索の声が頭の中でリフレインしたい。
    私なんでこの人と同棲してるんだろう。と本気で思いたい。

  • 19124/06/01(土) 06:48:46

    その日は仕事がある日だったので大抵は嫌だ嫌だと言いながらも結局は身支度を整えて出勤することになる。
    けれど本当にその日はダメな日だったので朝食に水道水だけを飲んで呑気にトーストを食べている羂索を横目にどうやって会社を休むか思案したい。
    熱があったりしないかと体温を測るも体温計が無慈悲にも示すのは当然平熱である。
    体温を測る私を見て羂索には「熱でもあるの」と聞いて欲しい。
    心配してくれたのかなとほんの少し期待すると続く「私にうつさないでよ」という言葉に淡い希望を粉々に砕かれたい。
    「熱じゃないから大丈夫だよ」と返せばフーンと興味のない声を上げられたい。

  • 20124/06/01(土) 06:56:40

    その日は本当にダメな日なので玄関で仕事に行きたくないとしばらくもだもだしたい。
    見かねた羂索に早く行きなよと急かされるも行きたくなさすぎて子供のように駄々をこねたい。
    次第に苛立ったのであろう羂索に背中を蹴られてなんで行きたくないのかと聞かれたい。特に理由はないと応えても前向きポジティブアクティブ人間の羂索にはそんな人間の気持ちはわからないだろうから本当に呆れきった顔をされたい。
    行きなよともう一度言われるも本当に行きたくないのでダメ元で「駅まで送って」と懇願すると羂索は頭を乱雑に掻きむしったあと「遅刻しないでよ」と準備をするためか寝室に向かってほしい。
    この要望は受け入れられるのかと驚き半分嬉しさ半分みたいな状況で14分後の電車に乗れればギリギリ遅刻はしないだろうなと考えたい。

  • 21124/06/01(土) 07:09:06

    羂索は私に優しくしないで欲しい。
    多分今日駅まで送ってくれたのも本当にただの気まぐれで大した意味はないのだろうと思いたい。
    それでも背の高い美人さんを隣に連れて外を歩く優越感は普段とはかけ離れたもので、現金な奴めと自分を笑いたい。
    周りから視線を集めているだろうが周りは私たちをなんだと思っているのだろう、と一瞬だけ考えたい。一瞬の思考の末、私は周りの人間の視界に入っていないだろうという結論に陥り1人納得したい。
    特に会話はしないままそう遠くない最寄駅については「いってらっしゃい」と羂索に言われたい。初めてそんなことを言われたなと思いながら電車に乗ってもみくちゃにされながらもなんだかその日は一日頑張れる気がしたい。

  • 22二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 16:57:28

    家に帰って疲れきった身体を動かすことも億劫なまま玄関で寝こける。
    けれど羂索はそんなのを許してくれるわけもなく「お腹すいたからご飯作ってよ」と子供のようなことを言われたい。なんでこいつは自分で食事を作って食べようとしないのだろうと考えた末出た結論が「私に文句を言いたいから」だったのでどれだけ私は自己中心的なんだと寝転がったまま笑いたい。
    早くしてよと文句を言う羂索に最初にかける言葉は「朝の優しさはどうした」か「それくらい自分でやってよ」かで迷って出た言葉が「今用意するね」だったから私も相当奴隷根性が鍛えられているなと思いたい。

  • 23124/06/01(土) 17:02:53

    >>22

    名前つけ忘れちゃった



    当然その日の夕食にも文句をつけられたい。私が珍しくコンビニのサラダを容器そのままではなくちゃんとした皿に盛ったとしてもあえなく看破され当然「あのさあっ」からのお小言タイムに突入して欲しい。

    その日はなぜか一周回って強気になってしまい「文句があるなら羂索が作ればいいじゃん」と言い返したい。言ってから「あ」と失言に気づくも羂索には何も考えていないような顔で「いいよ」と返して欲しい。

    いいんだ、と呆気に取られながら無駄に増やした洗い物を水に漬けてやっぱり容器のまま出せばよかったなと後悔したい。

  • 24124/06/01(土) 23:27:55

    羂索はよく本を読んでいてほしい。
    私が作家買いして多忙により読んでいなかった大量の本を一週間で読破してしまっていてほしい。アウトドアな人間ではあるがそれはそれとして読書なんかもするのか、と感心したい。
    寝る前にランプをつけて読書をするものだから眩しくて寝れたものではない。それの文句を言うと「君の代わりに読んであげてるんだよ。読まれないのは本が可哀想だろう」と本当に思っているのかいないのかわからないことを言われたい。
    その上羂索には平気で私が読んでいない本のネタバレをしてきてほしい。いっそ今度読み聞かせを頼もうかと画策するが羂索が受け入れてくれるわけがないので企画倒れも甚だしい。
    そんなこんなで私は今日もベッドを返してもらえず布団で眠ることになる。

  • 25124/06/02(日) 01:20:11

    羂索は若く見える。
    ぱっと見二十代後半くらいに見えるから時折自分はこんな年下の男相手に何をしているんだと思いたい。
    ふと思ったことをそのまま羂索に伝えてみると「君よりも年上だよ私」と答えられたい。私より年上っていくつなんだろう。聞いてみても私より年上ということしか教えてくれないので私は羂索の年齢を知らない。
    そもそも年齢も本名も職業も普段何をしているかも何も知らない男と同じ家に住んでいることを改めて自覚されられて嫌な気持ちになりたい。

  • 26124/06/02(日) 08:32:52

    翌朝起きたらテーブルの上にホテルの朝食かと見まごうばかりのご馳走が並んでいて驚愕したい。
    どうしたのと聞くと「君が作れと言ったんじゃないか」と唇を尖らす顔を不覚にも可愛いと思いたい。
    食べようとするも胃が小さい上朝は食べないことが多い私はせっかく羂索が作ってくれた食事を7割がた残してしまいたい。
    ごめんなさいちゃんと全部食べるからって胃の限界を感じつつ押し込もうとするも大きくため息をつかれ「いいよ。君の胃の容量を考えなかった私が悪かったね」と皿を下げられそうになりたい。
    その言葉の棘にふと昔の母親を思い出し軽く泣きたい。それで会社で昼食べるからと羂索を制止しタッパーに詰めて会社に持っていきたい。じゃあ早く行きなよと遅刻ギリギリの時間で家から蹴り飛ばされて締め出されたい。
    昼食は1人で会社で食べて出来立ての方が美味しかったなと当たり前のことを思って仕事に戻りたい。

  • 27二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 19:15:20

    風呂は面倒くさいと思う。
    無駄に伸ばしたままわずかばかりの勿体無い精神で切らずにいるだけの髪を洗う工程が一番面倒臭い。
    もちろん羂索は私のそんなわがままを許してくれるわけはないので普通に服を引っぺがされて浴室に押し込んで欲しい。
    そこまで来たらもう風呂に入るしかないので面倒ながらもシャワーだけ浴びて上がりたい。
    ドライヤーはもっと面倒なので肩にタオルをかけて自然乾燥させることにしていたら嫌そうな顔をした羂索に「床に水垂れるから髪乾かしてきてよ」と言われてもう一度洗面所に押し込められたい。

  • 28二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 20:45:49

    羂索の髪は綺麗だと思う。
    男性にしては長くて綺麗な黒髪をどうやって手入れしているのか聞きたい。面倒そうにしながらもシャンプーやリンスやヘアオイルを見せて欲しい。どれもこれも普段自分が使っているものの2倍以上の値段のもので震え上がりたい。
    試しに一度使ってみてもいいか聞いてみたいけれど返ってくる答えはもちろん決まっているので聞かないことにする。

  • 29二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 20:48:08

    >>27

    >>28

    ずっと名前つけ忘れちゃうな

    もうつけないスタイルでいこう

  • 30二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 06:19:05

    羂索にこき使われたい。
    いつも通りソファに我が物顔で寝転がってテレビを見ている羂索に「汚いから掃除して」と指示されたい。
    私は汚いとは思わないけれど羂索が掃除してと言うのでそれに従うしかないと思いたい。
    けれどテレビを見てる最中に掃除機をかけたら怒られるのは目に見えているので羂索の邪魔をしない程度に身を屈めつつコロコロをかけたい。
    そのあとしっかりとゴミを捕まえてくれた粘着シートを捨てようとするとゴミ袋がまだ4つほど放置された状態であることに気づき軽く絶望したい。

  • 31二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 07:03:37

    羂索に映画のネタバレをされたい。
    ふとテレビのCMでやっていたミステリー系の映画が気になって「これ見てみたいな」と羂索にポロッとこぼしたら「それの犯人最初に出てくる主人公と一緒に住んでる男ね」とネタバレされたい。
    公開して一週間も経ってないのにもう見に行ったのかとか、私が見たいって言った映画のネタバレをすぐさまするのは悪意があってのことなのかとか色々気になったけれど結局何も聞けないまま犯人がわかってしまった映画も見に行かないまま終わりたい。

  • 32二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 07:08:08

    羂索は長生きだから地震の怖さもよく知ってると思うのででかい地震が起きた時にめっちゃ適切な動きして私のこともボケっとするな、って引っ張ってってほしい。珍しく真剣な表情してるのがみたい(みなさん特に石川の方ご無事ですか…新潟は割と揺れました…)

  • 33二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 18:08:56

    羂索はいつだって冷静であってほしい。
    まずはテレビやスマホで震源地を確認してかなり遠い距離ということがわかった段階である程度警戒を解いてほしい。
    スマホのアラートに本気でビビる私をめんどくさそうな目で見てから部屋に干したままの洗濯物を指差し「あのさあっ。吊るした洗濯物すら揺れてないのにそんなに怯えないでもらえる?そもそも君災害時用の備蓄すらまともに置いてないんだから慌てるより前に日頃から災害対策しておくとかさあっ」と正論でお説教を喰らい心に傷を負ったまま出勤したい。
    アラートの意義や意味は分かった上で言いたい。正直本当に一切揺れない地域に住んでいたから朝からクソデカアラートを鳴らすのはやめて欲しい。震源地近くにお住みの方々はどうかご自愛ください。

  • 34二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 22:19:36

    羂索は面白いものが好きらしい。
    通りでうちのレコーダーが私のお気に入りのまだ未視聴だったドラマが全て消されてお笑い番組まみれになっているわけである。
    それはそれとして羂索は面白いものが好きなあまり妥協ができない性格であってほしいしテレビの芸人のコントを見てはテンポが悪いだのオチが弱いだのとよくわからないことを延々と聞かせて欲しい。
    「羂索は芸人さんでもないのに詳しいんだね」と私が半ば嫌味を言うと「プロだからね」とさらによくわからないことを言われたい。私は羂索が何者か知らないので実は本当に芸人さんでプロなのかもしれないけれど、もしそうだったとしても私には関係ない話である。

  • 35二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 07:05:13

    羂索はイベントごとが好きであって欲しい。
    七夕や月見なんかの時期になると聞いてもいないのに行事の歴史なんかを上機嫌に説明して欲しい。
    羂索の話をちゃんと聞いていないと「あのさあっ」からの恒例のお説教タイムに入ってしまうのでその場はちゃんと耳を傾けておくけれど次の日にはもう忘れていたい。
    次にある行事はハロウィンだけれど羂索はやっぱり仮装して渋谷とか都内に行くのかなとぼんやり考えたい。羂索はやっぱり美人さんだから何を着ても似合うんだろうなと想像したい。ヴァンパイアや狼男、あとは額に縫い目があるからゾンビとかフランケンとかも似合うなと思いたい。
    私はイベントごとに乗っかったりするのは苦手だしこの歳になって仮装するのは流石に痛々しいので羂索の仮装だけでも見られたらいいなと僅かばかりの願望を抱きたい。

  • 36二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 18:46:31

    ある日後ろから誰かにつけられていることに気が付きたい。
    初めは気のせいかと思っていたんだけど私が早足になれば後ろにいる誰かも早足になるし気配がずっとピッタリとくっついて離れないことに恐怖を感じたい。
    急いで家に帰って羂索に相談しても「どうせ気のせいでしょ。自意識過剰も大概にしなよ」と正論を言われたい。
    実際羂索に話した次の日からは一度も気配を感じなかったから羂索の言う通りだったんだと思いたい。
    それよりも今は走って帰ったせいでできた靴擦れを治すことに尽力したい。

  • 37二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 05:58:38

    羂索には1週間に1度くらい家に帰ってこないでいて欲しい。
    元々一人暮らしだったはずなのに羂索がいない家がこんなにも静かだったことを再確認したい。今頃羂索は何をしているんだろうと考えるだけの時間があってほしい。
    誰か他の女の人といい雰囲気になっているのだろうか。それとも面白い友人と遊んでいるのだろうか。色々な考えが頭を巡るが結局正解はわからないままベッドではなくすっかり定位置と化した布団で眠りたい。
    朝目覚めたら何故か羂索は当たり前のようにベッドで寝ているので私ってそんなに眠りが深かったっけと驚きたい。

  • 38二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 07:04:31

    羂索が作るおにぎりは大きいといい。
    珍しく台所に立っているから何かと思ったら大きな手で炊飯器に残っていたお米をぎゅうぎゅうに握っていたのでなんで……?と本気で疑問に思いたい。
    私の視線に気づいたらしい羂索は少しというかかなり嫌そうな顔をして欲しい。それからいくつか作ったうちのおにぎりの一つを私の方に寄せて欲しい。
    私が「何これ?」と聞くと「見てわかる通りおにぎりだよ。それあげるからどっか行って」と私が家主なのに邪険に扱われたい。
    大人しく両手サイズの大きなおにぎりを受け取りラップから取り出し口にした段階で何が入っているかわからないことに気づき本気で焦りたい。
    羂索のことだからめちゃくちゃ辛い唐辛子とかしまいには毒とか入れられてるかもしれないと怯えたい。が実際にはそんなことはなく程よい塩味の美味しいおにぎりでなんとなく泣きかけたい。

  • 39二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 18:32:27

    生理中は羂索に少しだけ優しくされたい。
    本当にお腹が痛くて立てなくて薬を飲んでもどうしようもなくて会社も休んだ日は羂索が何も要求してこないことに気づいて羂索にも優しさだとかいう概念があったんだなと驚きたい。
    布団で小さく丸まって眠るに眠れずうだうだしていたら「これしたら少しは楽になるでしょ」とホッカイロを貼った腹巻を渡されて思わずときめきたい。
    それから生理痛を和らげる食べ物とかを教えてくれて女性に慣れてるんだろうなと少し複雑な気持ちになった後に自分と羂索が付き合っているわけでもなんでもないことを思い出して1人の寝室で眠りたい。
    羂索がいないのにベッドじゃなく布団で眠っている自分に気づいて奴隷根性極まれりだなと自分を笑いたい。

  • 40二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 21:43:24

    ふと羂索と同棲を始めた頃を思い出したい。
    どうにか思い出そうにも記憶に靄がかかったように思い出し難いことに気づきたい。
    確か羂索が突然家に転がり込んで来たということだけは覚えていたい。そもそも羂索という名前は誰から聞いたのだっけと思い至ったところで純粋な恐怖を感じたい。
    そういえば羂索はただの一度も自分のことを羂索などと名乗っていないことを思い出して自分が何と暮らしているのか分からなくなり今更ながらに怯えたい。
    それから怖くなって羂索に「羂索って羂索なんだよね?」と自分でも意味のわからない質問をしたい。羂索は当然「何を言ってるんだこいつ」みたいな顔をして無視して欲しい。

  • 41二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 05:52:09

    結婚はしたかった。
    なんとなく漠然とした幸せな家庭像はあった。庭付きの一軒家、素敵な旦那さんと可愛い子供がいて、ペットの犬か猫もいる。ぼんやりとした理想しかない家庭像。
    が、今はどうだろうか。安アパートに本名も年齢も職業もわからない男と同棲している。なんなら私の方がペット扱いだ。
    今から結婚相手を探したところで相手が見つかるだろうか。漠然とした不安を抱えたまま家に帰りいつものように羂索にご飯をねだられため息をつきながら羂索がいる限り結婚は無理だろうなと認識を改めたい。

  • 42二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 06:56:09

    羂索に耳かきされたい。
    ソファに座った羂索の膝の上に頭を乗せる。筋肉がみっちり詰まっているらしく硬い太腿は筋肉の分分厚くて、随分と高枕だった。首が痛くなりそうだ。
    羂索は木でできた耳かきで、存外優しい手つきでかりかりと耳を綺麗にしてほしい。始まる前はめちゃくちゃ痛くされたり不必要に奥に突っ込まれたりされるんじゃないかと戦慄していたがその優しい手つきに安心して眠りにつきかけたい。
    うとうとと半分眠りの世界に入った瞬間「鼓膜が破れる音って聞いたことある?」と聞かれめちゃくちゃに怯えたい。そのまま耳の奥まで突っ込まれて咳を繰り返したい。
    なんだかんだ鼓膜は破られることなくふー、と耳を吹かれて結果的に気持ちよかったからまあいいか……と思いたい。

  • 43二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 18:00:48

  • 44二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 18:27:08

    保守ありがとう


    羂索に飲み会に迎えに来て欲しい。
    私は羂索の連絡先すら知らないから恋人みたいに電話して迎えに来て欲しいとねだることすらできないけれど。
    会社の飲み会で若いんだから飲め飲めと大量に酒を頼まれ飲まされベロベロに酔っ払っても迎えに来てくれる人間が誰もいないことは知っている。
    小さな胃がアルコールで満たされ肝臓が悲鳴を上げる一歩手前まできたところでどうにかトイレに逃げたい。トイレまでの決して長くはない道のりすらも歩けずに床にへたり込もうとした瞬間誰かに腕を掴まれたい。
    普通にビビり散らかして叫び声を上げかけるけどその手の主を見たら羂索だったから逆に力が抜けて立てなくなりたい。

  • 45二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 18:29:45

    「こんなになるまで飲まないでよ」と面倒そうにため息をつく羂索に乱暴に腕を引かれたい。そのままトイレに連れて行かれ胃の中のものを吐き出す作業に入りたい。
    吐くのが上手くない私を見かねた羂索にまたも大きなため息をつかれ中指と薬指を喉に突っ込まれて粘膜の柔らかい部分を押され嘔吐したい。吐いている間ずっと背中をさすってくれる羂索の手がいつもの何倍も何倍も優しくて泣き出したい。
    お世辞にも綺麗とは言えない便器を抱きしめて泣きながら嘔吐したい。胃液で消化器官が荒れるだろうなというどこか冷静な考えは手放さないようにしたい。ひとしきり吐いた後に自分が今いるのが男子トイレだと気づいて嫌悪感に陥りたい。羂索が女子トイレに入るのがまずいのはわかってるけどそれはそれとして一声かけるくらいはしてほしかった、と言えもしない文句を心の中で燻らせておきたい。

  • 46二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 18:34:35

    トイレを出て「さっさと金置いて帰るって言ってきなよ」と言われるまま一度吐いてスッキリした頭で千円札を数枚卓の上に置いて帰りたい。同僚や上司が数人私の後ろにいた羂索を見て驚いたような怯えたような顔をしていたのには気づかないことにしたい。
    口の中が気持ち悪いからお冷だけ飲んで帰ろうと思うも羂索に襟を引っ張られ「早く帰るよ」と言われそのまま帰ることになりたい。
    それから羂索に肩を担がれて帰りたい。おぶってくれないのかと聞いたら「背中に吐かれそうだから嫌」と一蹴されたい。
    覚束ない足取りとは裏腹に頭はだんだんと外気で冷やされ冷静になっていき「なんで羂索がここにいるんだ」という疑問に変わっていきたい。けどその疑問を口にしたところで返ってくる答えは「さあね」というはぐらかしであってほしい。
    そもそも先ほどまで飲んでいた店は家からはかなり離れた位置にあったはずだから歩いて帰るにはひどく時間がかかるはずだ。タクシーや電車に乗せてくれるのだろうか。まさかこのまま歩いて帰るつもりではないよな。そう思って力無く笑いたい。
    1人だと寂しくて怖い夜道も羂索の確かな体温があるからと安心して歩きたい。羂索の肩が高くて半ば爪先立ちみたいになりたい。歩きづらくて文句を言うと「置いていくよ」と言われたので黙ることにしたい。

  • 47二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 22:09:16

    羂索にお風呂に入れてもらいたい。
    いつの間にか家まで連れて帰られたい。けれど酔いの冷め切らない体がただでさえ面倒な風呂に入れるはずもなく玄関であえなく撃沈したい。苛立った様子の羂索に蹴られる一歩手前までくるが蹴ったら吐くだろうと思われたのか一歩手前までで留まられたい。
    それから風呂に入れと怒られるけど控えめに言って無理である。冗談8割で「羂索がお風呂入れてくれたら入る」と言ってみれば至極めんどくさそうに私の服を脱がして浴室に押し込んで欲しい。
    そこまではいつも通りだけれどいつもと違うのは羂索も一緒に入ってきたことでそれに驚きたい。
    「なんで一緒にお風呂?」と至極当然の疑問を投げ掛ければ「君がそう言ったんだろう」とこれまた至極当然の答えが返ってきて1人で困惑したい。
    そのまま頭からつま先まで隅々と洗われて楽だし気持ちいいしこれから毎日羂索にお風呂入れてもらおうかなとバカなことを考えたい。
    ただそんな考えに羂索が頷くわけもないので酔っ払いの戯言として忘れたい。

  • 48二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 07:02:01

    目が覚めるといつも通り布団で寝ていて焦りたい。
    酒を飲んでも記憶が消えるタイプではない私は昨日の自分の醜態を思い出し枕に顔を埋めジタバタと暴れたい。何なら服は着ていたが自分で着た記憶はないので羂索が着せてくれたのだという結論に落ち着き更に羞恥に至りたい。
    そのあと普通に羂索がいつものように布団を蹴り飛ばして朝食の要求をしてくるので昨日のアレは全部夢だったんじゃないかと現実逃避をしたい。
    けれど布団から起きあがろうとした瞬間頭に響く二日酔い特有の頭痛にあれが夢ではなかったことを察し逃げだしたくなりたい。

  • 49二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 18:41:26

    久しぶりにドラマをリアタイしたい。
    その日羂索が帰ってこない日でテレビ権が久々にあったので、好きなドラマの一挙放送を久しぶりに見たい。
    ドラマの内容はただの普遍的な恋愛ものだったけれど、別れ話のシーンで不覚にも泣き出してしまいたい。なんで泣いているのか自分でもわからないままボロボロに泣きたい。
    そのときに思い出すのはこの場にはいない羂索の顔であってほしい。
    泣き腫らした目のまま帰ってきた羂索に「羂索は私のこと捨てないでね」って付き合ってるわけでもないしこの家の家主は私なのにわけのわからないことを言いたい。羂索はもちろん嫌そうな顔をして私のことを無視してほしい。

  • 50二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 23:40:51

    ある日久しぶりに夢を見たい。
    夢というか幼き日の回想のようなものを見たい。
    決して毒親ではなかったと思う。殴られたりはしなかったし、ある程度の自由はあったし、大事に育てられたとは思う。良くしてもらったとは思っている。たくさんのお金をかけて育ててもらった恩も感じている。
    けれど褒められた記憶が只々薄い。頭を撫でて抱きしめてもらって「よく頑張ったね」と明るく優しい声で褒められるような、そんな子供時代を過ごした覚えは一切なかった。
    洗剤やお花や甘いお菓子の匂いは家にはなかった。幼い頃から副流煙ばかりを吸って育った。
    「間違えた」を「嘘をついた」と言う家庭だった。家庭より結果を何より大事にする家庭だった。謝罪をしてもそんなもの求めていないと突っぱねられる家庭だった。普通に返事をすると「他人事みたいな言い方しないで」と言われて育ってきた。
    もうずっとずっと前の話である。未だに子供の頃の話を引きずっているのは、明らかに私の過失だ。

  • 51二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 06:51:37

    いつものように布団を蹴り飛ばされて羂索に起こされたい。
    夢見が悪かったからかいつにも増して起きる決断ができずに布団の中でうだうだしているところに思いっきりため息つかれたい。
    「あのさあっ。いい歳して一人で起きられないとかいい加減恥じた方がいいと思うんだけど。君私がいなくなったらどうするつもりな訳?」と寝起きの頭に長文早口を打ち込まれてさらに思考を停止させたい。
    「ごめんって。明日からちゃんとするよお母さん」まで言って自分がとんでもない過ちを犯したことに気づき頭から血の気が抜けてほしい。
    なんでそんな間違いをしてしまったんだと頭を抱えている私を細めた目で見て「君を産んだ覚えはないんだけど」とまた怒られたい。
    ほんの一瞬無意識でもあの母親と羂索を重ねてしまった自分を殴りたい。

  • 52二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 18:20:55

    ほしゅ

  • 53二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 23:02:43

    保守ありがとう


    虫は苦手である。
    ゴミ袋をいくつもいくつも放置していたら台所に黒光りする例の虫が出てきて泣き出したい。
    助けて助けてと羂索に追い縋ると羂索は本当に面倒くさそうに本棚にあった雑誌を引っ掴んで躊躇せずに叩き潰してほしい。
    その雑誌が私が買ったものであることは一旦おいておいて羂索に感謝したい。
    それから「ゴミくらいちゃんと捨てなよ」と正論を言われ明日の朝からゴミ捨て場と部屋の往復が始まることに軽く絶望したい。

  • 54二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 10:18:23

    顔を洗うのは苦手である。
    昔はプールが好きだった。いつからか行けなくなってしまったけれど。
    父親に何度も何度も顔を水に沈められてからだっただろうか、顔を水につけることへの恐怖が生まれた気がした。
    冷たい水が顔にかかるとその場から逃げ出したくなってしまうし、鼻や口に水がかかるとひとりで勝手に溺れそうになる。
    軽くパシャッと顔に水をかけて終わりにしようとする私を見て羂索はめちゃくちゃ呆れた顔をしてほしい。

  • 55二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 21:14:47

  • 56二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 22:22:01

    いつもスレ保守ありがとうね


    羂索に気まぐれに「好きって言ったらどうする?」と聞かれたい。
    一瞬の逡巡ののちバカ真面目に「何を企んでるのか探る」と答えたら「つまらない女」と呆れられたい。
    恋愛ゲームとかでよくある面白い女の逆バージョンってあるんだなとぼんやり思いたい。
    でも実際羂索の中身は置いておいて顔はすごく美人さんだから好きって言われたら嬉しいしときめくだろうなあ、とは思いたい。
    でもそれよりベッドかソファかどっちかでいいから返して欲しい。

  • 57二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 06:58:41

    羂索にはやっぱりほぼ毎日出かけてほしい。
    今日もどこかに出かけるらしく私を置いて家を出る背中を見て途端に不安になり「ちゃんと帰ってくるよね?」と確認したい。
    羂索には一瞬驚いたような顔をされた後「さあね」とはぐらかされたい。
    困惑する私に「心配しなくてもいいよ」とだけ声をかけて家を出て欲しい。
    心配しなくていいってことは帰ってくるってことだよな、と都合のいい解釈をしてその日は一日羂索の帰りを待ちたい。

  • 58二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 18:44:04

    羂索にはある日突然いなくなって欲しい。
    最初はいつものようにどこかで遊んでいるのだろうなとほんの少しの不安を胸に抱えたまま眠りにつきたい。
    それなのに朝起きても羂索が居なくて布団の中で途端に泣き出したい。今まで羂索がいない朝を迎えたことがなかった私は迷子になった子供のような心細さを覚えて大人気なくボロボロと泣きたい。
    どこに行ったのかと怖くなって心配で電話帳アプリを開いても羂索の連絡先を持っていないことに気づきどうしようもないと絶望したい。

  • 59二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 00:25:12

    羂索がいない

  • 60二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 07:04:44

    羂索がいた証拠はない方がいい。
    羂索が使っていた歯ブラシや着替えやタオルや箸なんかも全部存在しなかったかのように家からごっそりとなくなっていて欲しい。
    もしかしたらこの数ヶ月間は全て私の長かった都合の良い夢だったのではないかと思い何もする気力がなく1人で泣きたい。当然慰めてくれる人間も鬱陶しがってくれる人間も一人暮らしの女の部屋にはいないから、私はさらに孤独を自覚する結果となってどこにも逃げ場がないことを理解したい。
    羂索が確かに私の家にいた証拠はレコーダーに残された大量のお笑い番組くらいしかないといい。

  • 61二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 18:37:43

    羂索がいないのに布団で眠りたい。
    もしかしたら羂索が帰ってきてまた我が物顔でベッドに眠るかもしれない、とありもしない夢を描きながら薄い布団で眠りたい。
    起きたら羂索が居やしないだろうか。しないだろうな。そう思いながら浅い眠りにつきたい。

  • 62二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 22:43:42

    気まぐれにベッドに顔を埋めたい。
    毎日羂索がそこで寝ていたはずなのに羂索の匂いはそこから一切しなくてあれは本当にただの夢幻の類だったのではないかと絶望したい。
    シーツも枕も何もかも匂いはなく羂索がここにいた証拠が何もないことに気づきただひたすらに大して広くもない部屋でじっとりとした孤独感を享受したい。

  • 63二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 07:01:13

    羂索がいなくなって朝が起きれなくなりたい。
    羂索がいた頃は私が二度寝をしようとしても蹴り飛ばして起こしてくれたけれど羂索がいなくなった部屋では私のことを起こしてくれるのはスマホのアラームしかいない。
    当然遅刻も増えて上司から怒られる回数も増える。
    食事も以前にも増して質素になって、重い体を風呂場まで引きずってかろうじて人間を保とうとする自分が今までは生活のほとんどを羂索に頼り切っていたことにようやく気付かされたい。

  • 64二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 17:15:28

    1回目。首を吊った。縄が切れた。ゴロンと身体が床に落ちて、全身がズキズキと痛んだ。
    「あーあ。切られちゃった。残念だったね。次からは絶食をしてから挑むといいよ。胃腸に物が溜まったままだと部屋が汚れるからね」
    2回目。睡眠薬を大量に飲んだ。指を喉に突っ込まれて嘔吐させられた。頭がふわふわぐらぐらして、■■の声だけが頭に響いた。
    「吐くの下手くそだなあ。知ってる?最近だと市販の睡眠薬は大量に摂取しても死なないように作られているんだって。睡眠薬よりは農薬とかの方がまだ確実かな。次からはそうするといいよ……ああ、言っても忘れちゃうんだったかな」

  • 65二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 17:15:39

    ■回目。職場のビルの屋上から飛び降りた。■■に受け止められた。全身が浮遊感に包まれたと思ったのに、息を止めて身体が止まった頃、目の前には羂索の顔があった。
    「はい残念。君のすることなんて大体見当がつくさ。ワンパターンなんだよね。まだだよ。まだ。君がもっともっと■■までは。少しの間我慢してね」
    ■■回目。腕を切った。切れなかった。優しく■■を持った手を大きな手で包み込まれて「こら」とまるで一般的な■■が子供に叱るかのように私の手から■■を奪い取った。
    「君にそんなことする度胸ないでしょ。万が一しても私は外傷は治せないからね。私がどうにかできる範囲でだけ狂ってもらえるとありがたいよ……まあためらい傷すらつけられない人間だし、その辺りは大丈夫か」
    ■■回目。湯船に沈んでみた。耳が聞こえなくなって、自分しか世界にいないような気がして、そのまま眠ろうとした。肺の空気を全て吐き出した頃、現世に引き上げられた。
    「溺死を自分で実現しようとするのは厳しいと思うよ。某国では溺死は■■の約2%以下を占めるそうだね。ああすまない。こんな話をしてもどうせ忘れてしまうんだった……忘れさせる、の方が正しいか。次はもっと■■子になってね」
    ■■回目。電車に飛び込もうとした。電車が近づいてくる音と共に足を一歩踏み出した。瞬間、腕を引っ張られ、白檀の香りに捕まった。
    「公共機関を巻き込むのは感心しないね。そろそろネタも尽きてきたかな?ほら、私が近くにいる間は■■しようとしないで。わかった?これは■■だよ。ああ、約束、と言った方がわかりやすいかな。指切りげんまん。指切った」
    ■■を結んだ、らしい。けれど私はそんな記憶も■■回にも及ぶ■■も全て全て忘れて忘れさせられたい。私の喉の奥深くに入った指も私を受け止めてくれた■■も私の手を握った手の温度も白檀の匂いも全部全部全部全部忘れてしまうのが身体を絞られるような感覚になり何よりも切なく思うがそんな思いごと忘れさせられてしまいたい。

  • 66二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 22:08:31

    仕事を辞めることにした。
    朝は起きられないし、もう私は仕事を続けられないと思ったからだ。
    家に帰ったところでこの選択を肯定も否定もしてくれる人間はいない。
    時間はもう無限にある。これから何をしようか。仕事が休みになったらやりたいことがたくさんあったはずなのに、気づくと何も思いつかなかった。
    何をしよう。ひとまず、気が済むまではゆっくりゆっくりと1人の時間を歩んでいこう、と思う。

  • 67二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 06:32:53

    積読を読んでみたい。
    テレビもラジオもつけず静かな部屋でページを一枚ずつめくり何も情報が入ってこないことに気づきたい。
    ぼんやりとした頭で羂索の口から放たれたこの本のネタバレを思い出す。結末がわかりきっている本を読むのは好きな作家の本だろうが苦痛で、本を閉じてはため息をつき、とうに本を読む気力すら失われていることを知りそのまま床で眠りたい。

  • 68二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 13:52:29

    上映期間の終わりにようやく見たかった映画を見に行きたい。
    ストーリー自体は本当に面白みがなく羂索の言った通り主人公と一緒に住んでいた男が犯人だったし見に行かない方が良かったな、とまで思いたい。
    上映途中で気持ち悪くなって食べきれなかったポップコーンを持ち帰り周囲からパーティ野郎みたいな目で見られたい。もう私は無敵の人だからなんとでも言えと笑ってやりたい。

  • 69二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 21:10:09

    「あのさあっ」
    聞き覚えのある声がして目が覚める。床で寝たせいか首や腰が痛かった。声のする方を見上げると羂索がいて、帰ってきてくれたのか、と口を開こうとしたい。
    「なんで床で寝てるの?せめて布団とかさあっ。風邪引くでしょ」
    羂索はそんなこと言わない。こういうときは、ええと、なんて言うかな。邪魔だから退いて、か。ああ、我ながら都合のいい幻覚だ。
    羂索に手を伸ばしてみても当然幻覚だから手がすり抜けて、もう少し都合のいい夢を見たかったなと布団に戻ってもう一度眠りたい。

  • 70二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 06:26:37

    羂索がいた証拠であるお笑い番組の録画を一つ一つ消していきたい。
    容量が一杯一杯になるまで詰め込まれた録画をただそのまま消すのもなんとなく申し訳なくなり全部に目を通してから消したい。
    お笑いに詳しくも好きなわけでもない私は頭を空っぽにして笑うことすらできずただ目の前で流される映像を眺めるだけの無意味な時間を過ごしたい。
    そうして何日かかけて全てに目を通した後空っぽになったレコーダーを見て自嘲したい。もし羂索がこれを見たらせっかく録り溜めしておいたのにと怒るだろうか。ああいや、もう羂索は帰ってこないのだろうな。だからもういいか。

  • 71二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 17:08:13

    久しぶりに鏡を見た。痩せ細り醜い女がいた。
    肉落ち骨秀で、眼光のみ徒らに炯々として……遠い昔に聞いた文が頭に浮かぶ。
    元々私は豊頰の美少年でもなんでもなかったけれど。
    外に出なくなった。羂索がいるからと最低限の見目を整える必要も無くなった。羂索が急かしてくれないと1人で風呂に入ることもできず、自分がいかに生きるのに向いていないかをありありと実感させられた。

  • 72二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 00:02:22

    無駄に伸びきった髪を切りたい。頭が軽くなった。外には出たくないから自分で切りたい。切り方もまともに知らないし鏡も見ずに切ったから、きっと酷い有様だろう。
    ただそれを見て笑う人間はもうこの家にはいないからいいのだ。
    床に散らばったままの髪の毛の山を片付けることも億劫で、髪の毛が絡まったハサミもテーブルの上に置いたままにしたい。

  • 73二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 10:15:42

    このレスは削除されています

  • 74二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 10:20:12

    ホームセンターで縄を買いたい。できるだけ強度が高いものがいい。
ネットで調べた縄の結び方の動画を見つつ不器用ながらも動画を戻して進めてを繰り返しようやく縄を結びたい。
多分私が体重をかけても千切れはしないはずだ。
この縄を天井に固定して、首を嵌めたら準備は完成である。身辺整理はしていない。自分が死んだ後のことはどうでもいいからだ。ああでも、私が死んでしばらくしてからこの部屋を片付けることになる業者の人や大家さんには申し訳ないな、と思う。
首に縄の感触が伝わる。あとは椅子を蹴れば、私は死ぬらしい。他人事みたいだ、と自嘲した。ようやく今になって母親の言っていたことが理解できた気がした。

  • 75二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 10:20:59

    最後に浮かぶのは羂索の顔でありたい。
    もうしばらく見ていないはずなのに、声も顔も匂いも全てが鮮明に蘇って欲しい。
    羂索に肩を貸され千鳥足で家に帰った日が懐かしい。ふと、その日のことを思い出して泣きたい。
    死ぬのが怖かったわけではない。じゃあ何故泣いているのか。ずっとずっとわかっていたけれど痛いしキショいしで認めたくなかった感情。
    私羂索のことが好きだったんだなあ。今更わかったところでどうしようもないんだけど。
    そのまま椅子を蹴り飛ばしたい。

  • 76二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 12:56:15

    ほんのわずかに夢を見たい。
    いつの話だろうか。十数年ほど前の、本当に何気ない日の思い出だったらいい。
    駅の構内ですれ違いざま男性とぶつかって、私がその場に荷物をぶちまけた日。通勤時だったから周りの目がひどく痛くて。必死で財布やスマホをかき集めたい。
    「大丈夫ですか?」
    そんなとき、1人だけ私に話しかけてくる人がいて欲しい。綺麗な黒髪の、ハッキリとした顔立ちの美人さんだったらいい。
    メモ帳やら化粧ポーチやらを拾って、軽く手で埃を払って「はい」と渡してきて欲しい。
    私はその人に見惚れながらも慌ててありがとうございます、と受け取りたい。
    少し遠くの方から「母ちゃん早くー!!」と男の子の声がして子持ちだったのか、となぜか残念な気持ちになりたい。
    ああ、そんなこともあったなと思いたい。本当に美人さんで、額に大きな縫い目があって。なんで今更そんなことを思い出すんだろう。
    顔が熱い。唇が痺れてきた。頭の端からだんだんと痺れていって、足を宙でぶらぶらとさせて。
    そのまま意識を手放したい。

  • 77二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 19:51:03

    羂索とありもしない話をしたい。
    宇宙人は信じるか、とか、神様はいると思うか、とか。私はいないと思うけど、羂索はいると思う、と答えてくれたらいい。
    羂索はお化けもいると思うらしい。
    「人間の一部は死んだらお化けになるんだよ」と子供に言い聞かせるように言ってほしい。
    羂索の意外とそういう非科学的なことを信じるんだなと思うと僅かに親近感を抱きたい。
    「君がお化けになるのを楽しみにしているよ」と言われ、私のことがそんなに嫌いなのかとかなり本気で焦りたい。
    そんなわずかな記憶だけを持って、ああ私はこれからお化けになるのか、と思いたい。

  • 78二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 20:16:45

    同棲してたら「身近な人間の観察とか面白そうだから」とか急に言い出して髪型思いっきり変えてきたり、実生活に支障はないけど気になって夜も眠れないタイプのイメチェンをする時期が定期的にありそう

  • 79二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 23:21:17

    なぜか意識を取り戻したい。
    どうして。失敗したのか。そう思うも、部屋の真ん中には確かに吊られた私の無惨な抜け殻があってほしい。
    お化けに、なってしまったのだろうか。今更ながら、そして自分で選んでおきながら自分が死んだという衝撃を受け驚きたい。
    生前もそうだったが、死んでからはさらにすることがない。であれば、やることは一つだけだった。
    お化けだけれど壁抜けはできないらしい。壁にぶつかってみたところ普通に痛かった。随分と融通の効かない体である。開け放しにしていた窓から外に出ることにした。

  • 80二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 23:34:42

    羂索に会いたい。
    なんとなく羂索がいる場所には見当がついて、そこに向かって一直線に走りたい。疲れることはなかった。周りの誰も街中で全力疾走している私に気づいていないようだから、本当にお化けになったんだと思いたい。
    羂索に会いたい。
    ずっとずっと走って、ようやく見つけたことが嬉しくて、その場で泣き崩れたい。羂索、と口に出した言葉がちゃんとした意味を持っていたかはわからないままでいたい。
    羂索は驚いた様子で、けれどもう既にわかっていた、とでもいうふうにくつくつと喉の奥で笑って欲しい。
    笑顔、ちゃんと見たことあったっけ。案外可愛いかも、と思いたい。

  • 81二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 23:45:32

    少し見ない間に変わったね。くっくっ……いやあ、まさか本当にこうなるとはね。ああ、すまない。私がそうなるように仕向けたんだったか。くっくっ……ああ、ここまで育つまで待ってよかった。植物なんかの成長を見守るのは昔から好きでね。十分に育ったようだから一度離れてみたんだ。ほら、花に水をあげすぎると枯れてしまうだろう?でも無事に実を実らせたようで安心したよ。思えば君には何度も焦らされたな。育ちきっていないのに何度も何度も命を断とうとするから。ああ、それは覚えていない……いや、私が忘れさせたんだったか。愛ほど歪んだ呪いはない……この世で一番最初に言い出したのは誰だったかな。私も昔は半信半疑ではあったけれど、やはり君のような事例を見る度、愛が一番人間を狂わすことは疑いようがないね。平々凡々で何も特徴のない君が、そうやって呪霊として新たな生を得られるんだ。私に感謝して欲しいよ。まあ君は術式を持っているわけでも器の適性があるわけでもないから、生きていたとしてに泳者にはなれなかっただろうが……私の胎の中で飼われるんだ。嬉しいだろう?君のような、文字通り私を死ぬほど愛し、死してなお呪いに転じた女には。まあ正確に言えば私の胎ではないのだが……なに、こっちの話だ。理解はしなくていい。期待もしていないからね……いや、理解するほどの知能はないか。すまないね、私ばかり話してしまって。期待以上の結果を見せてもらえたからね。少しばかり気分が高揚してしまったんだ。さあ、無駄話はこれで終わりにしようか。

  • 82二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 23:52:57

    羂索の言っていることは一つも理解できない方がいい。
    それが、私が死ぬ際に脳に酸素を送る道を断ち切ってしまったせいなのか、それとも羂索の言っていることがとても難しかったせいなのかはわからない。
    ただ、羂索が私のことを見えるようで良かった、と思いたい。
    羂索の手が私に伸びてほしい。私もその手を掴もうと手を伸ばしたい。
    手が触れ合う。その直前に、私の身体が引っ張られるように羂索の手に収められたい。小さくされたのだ、となんとなく理解したい。

  • 83二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 00:01:55

    あ、と大口を開けた羂索に飲み込まれたい。
    まるでまずいものを飲み込むかのように、いやきっと実際そうなのだろうが、無理やり喉の奥に押し込まれたい。
    欲を言うならばもっと味わって飲み込んで欲しかったな、なんて思いながら、あたたかくてやわらかい肉の中に飲み込まれたい。
    再び目が覚めた時は、羂索の胎の中であってほしい。まわりには私のように羂索に飲み込まれたであろう異形のはらからたちが無数に蠢いているといい。私も、その中の1人だったらいい。
    食べられたことに対する嫌悪や恐怖はなく、何十年も前の母親の胎の中を思い出し、何よりも落ち着くその胎の中で少しの間眠りにつきたい。最近家の布団では満足に眠れていなかったから、久方ぶりの熟睡を謳歌したい。

  • 84二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 00:17:33

    ある日突然羂索の胎から追い出されたい。
    あたたかい肉の中で寝ていたはずなのに、突然眠りから叩き起こされた私は何が起こったのかわからないまま困惑したい。
    同じく羂索の胎の中にいたはらからたちも飛び出し、母が喪われたことを理解し暴れ回るところを見たい。
    私はただボーッとして、はらからたちがおおきな化け物に喰われていくところを呆然と見ていたい。
    そしてテレビで聞いた覚えのある音が聞こえたのでそちらを見やると、遠くの方で羂索の生首に黒髪の少年が刀で額を刺しているのを見たい。
    何を話しているかはわからないけれど、少年は生首になった羂索の額から刀を抜いて、その大きな縫い目を開いた。
    出てきたのは、脳だった。内臓だ。なぜか歯がついていた。異形の内臓だ。
    はらからたちを食べた化け物が、羂索の頭をも食べる。出てきた感情は、絶望でも怒りでもなんでもなく、羨望だったらいい。
    いいなあ。私も、母を、羂索を食べたかったなあ。ずるいなあ。どんな味がするんだろう。感触は、匂いは。羂索も食べられそうになったら焦るのかな。いや、私は嬉しかったなあ。
    「リカ、まだ残ってたよ」
    少年が化け物を連れてこちらに向かってくるのを見たい。最後に見る景色は、どうせなら羂索が良かったのにな。そう思いながら、大して長くも短くもなかった人生は再び終わりを迎えたい。

    本当の本当に終わり

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