【🎲時々閲覧注意】運び屋傭兵ルビコンeats⑨

[1 １ 24/07/21(日) 17:56:47]

八方美人を気取っていたところ、いつの間にか機体が潔白と言い切れない感じのトリコロールに染まっていた“運び屋の傭兵”ミラージュ・ストラトス（ちいかわ）（でかつよ）（潔世一）（コーラサワー）（キラ・ヤマト）（アレルヤ？）、君の機体よくストライクの親戚って言われない？
愛と謀略を極めすぎてパーフェクトコミュニケーションしか出さないフラットウェルの英雄作成ASMRに完落ちした結果、ちいかわは贔屓先の蛮行と幼女の涙にブチギレたし作画は平井さん監督のサンライズになった
ダチの再起フラグも立たないまま通算四度目のバトルを迎えてしまったイグアス、お前は今、泣いていい
けどツィイーは今！泣いているんだ！！
ところで気付けばPART10間近って嘘でしょ？
…ﾅｲﾝﾎﾞｰ…

[2 １ 24/07/21(日) 18:03:27]

今までの①

【🎲】ある独立傭兵がルビコンで生きる話｜あにまん掲示板

【🎲】運び屋傭兵ルビコンeats②｜あにまん掲示板

【🎲】運び屋傭兵ルビコンeats③｜あにまん掲示板

【🎲時々閲注】運び屋傭兵ルビコンeats④｜あにまん掲示板

【🎲時々閲覧注意】運び屋傭兵ルビコンeats⑤｜あにまん掲示板

[3 １ 24/07/21(日) 18:04:24]

今までの②

【🎲時々閲覧注意】運び屋傭兵ルビコンeats⑥｜あにまん掲示板

【🎲時々閲覧注意】運び屋傭兵ルビコンeats⑦｜あにまん掲示板

【🎲時々閲覧注意】運び屋傭兵ルビコンeats⑧｜あにまん掲示板

[4 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 18:11:42]

たておつ～

[5 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 18:25:14]

1スレ目最後から今まで節目節目でイグアスと戦ってない？
通行書かな？

[6 １ 24/07/21(日) 18:28:21]

主な登場人物と勢力
〇レッドガン
・ミシガン…最近影が薄い、キューピットのような気もするし今から考えると余計な事しかしていないような気もする鬼総長。ミラージュがファクトリーから逃げてきた人材だと気付いていたうえで沈黙し、弱かった彼女に傭兵としての生き方を教えた理由は、恐らく彼だけが知っている
・五花海…推しＣＰが知らんうちに詰んでたし拗れまくっていた解説席の人。意外と絆されるとモロにデバフがかかるのかもしれない
・イグアス…君なんか本編でのレイヴンよりミラージュと多く戦ってない？？一周回ってなんかもうレッドガンサイドで「ミラージュが分からない」と、ある意味最大の理解者になりつつある
・ヴォルタ…最近ダイスの出目を肝心なところで毎回腐らせる為、全くSAN値も地位も回復しない。そろそろ脳焼かれてる場合じゃない
・レッド君…気絶してる間に死屍累々になってた可哀想な一般人。そのままの君でいて

〇ヴェスパー
・フロイト…初恋をリスタートさせたスーパーナチュラル頭フロイト。最近自分みたいなAIが部下になった
・スネイル…人の心がないので上も下も初恋を拗らせているのに気付いてない鬼畜眼鏡
・オキーフ…AMと封鎖機構警戒で前線にこっそり出たら何故か幼馴染が帥叔に掻っ攫われた。なんで？？？
・ラスティ…信じられないほど影が薄いが、影でオキちいとフラちいの勢力争いに頭を抱えている
・ホーキンス…コーディネイター絶対許さないマン。同僚がそろそろ死にそう
・メーテルリンク…フロちい云々以前にまずベイラムにいる恋人どどどどーすんの？
・スウィンバーン…コーディネイター絶対許さないマン。実は間もなく死にそう
・ペイター君…ミラージュの人間性は好きだが化け物と評するご存知デュアルネイチャー。多分一番理解が正しい

〇解放戦線
・フラットウェル…愛と謀略でギャルゲーはクリア出来るんだよ！！最近ASMRを始めた誘拐２犯
・ツィイー…ベイラムMT部隊に虐められ、今泣いてる悲しき幼女。多分骨折治っても前線出れない

[7 １ 24/07/21(日) 18:31:46]

〇封鎖機構
・システム(笑)…コーディネイター殲滅作戦をゴー！した人命軽視の老舗ブランド。カリスマコーディネイターに組織を乗っ取られるのを恐れていた疑惑がある、なんか微妙にみみっちいAI
・強襲艦在住の皆さん…システムには逆らえないが、どうにもコーディネイター絶対殺す派閥とコーディネイター絶対擁護する派閥で内ゲバをしている雰囲気がある。もう既に駄目そう

〇オールマインド
・オールマインド…？？？

[8 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 18:49:36]

古い時代の人間ほどコーディネーターを危険視してそう

[9 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 18:53:56]

リアルタイムでちいかわの出生地の滅亡に加担した人とか封鎖機構にいそう

[10 １ 24/07/21(日) 19:02:48]

新たな“部下”を得て、しばらく経った
あれからというものの、俺自身から切り離され分岐した「自分自身の時間」を得た彼等の動きは…まぁ、大体俺そのものだった
隙さえあれば大小かまわず戦闘に参加し、それもなければシミュレーションに籠り続ける
無人機に疲弊という概念は存在しない
強化人間のように外科的手術で強化されたわけでもない脆弱な身体のままの俺には、彼等のような手段は取れない
それを羨ましく思うことがないわけじゃない
が、代わってほしいとは思わなかった
だって無人機のACは、ACとして動き続ける為の身体でしかない
闘争、作業、探索…与えられた使命をより効率よくこなす為の、たった一つの使命の為だけの身体
それは純粋なものなのかもしれない
けど、もしもまた彼女の側に自分が立つことになった時…戦う為だけの男では、余りにもつまらない
だから俺は、無人機の身体になりたいとは思わない
そんなことを常々思っている、昨日と似たような日だった
「……？」
退屈で意味があるのかもよく分からない会議の後、また自室で端末を起動する
すると一件、あまり見慣れないアドレスから暗号メッセージが届いていた
企業からのものじゃない、首輪付きの犬にしては暗号化が高度過ぎる
だが独立傭兵からのものでもない、根無し草にしては細工が丁寧すぎる
では一体、誰からのメッセージなのか
好奇心の疼くまま、硬くされた封を解いていく
…まるで“俺がこの程度なら難なく解ける”と知っていて調整されたような難易度のそれに少し嫌な気分になりながら、俺はメッセージを再生した
《初めまして、V.Ⅰ フロイト》
《こちらは傭兵支援システム、オールマインドです》
聞こえてきたのは、女らしい人工音声
無情なようで何かの感情を隠し持ったその声は、語る
《強化人間C9-715に関するデータを通し、あなたのことも調べさせていただきました。アイランド・フォーの動乱時のミッション達成率94.7%…我々の知る限り、あなたは未強化でありながら最も闘争に適合した人間です。しかし同時に、闘争こそが至高という考えには到達しなかった》
《そこで我々はあなたに対し、一つの可能性を提示します》
《我々の計画…「コーラルリリース」に、協力していただきたいのです》

[11 １ 24/07/21(日) 19:08:04]

※

ベイラムMT部隊を庇うイグアスVSベイラムMT部隊のみを攻撃したいミラージュ

…なんかこの構図つい最近やったね？

ミラージュ75＋dice1d25=2 (2)

イグアス70＋dice1d30=19 (19)

ミラージュの方が上回った場合、ダメージが集中しているのはdice1d2=2 (2)

1=MT部隊、2=ヘッドブリンガー

[12 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 19:13:01]

自分以外守れない女ミラージュ

[13 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 19:21:00]

守りたいもののために戦いたいけどそういう戦いになると冴えがなくなる悲しき生き物

[14 １ 24/07/21(日) 19:44:20]

《さっきの見栄はどうした？》
戦いが始まって、どれくらい経っただろう
長時間既に撃ち合っている気もするし、まだ序の口のような気もする
ただ思ったような戦果を出せなくて、私は内心で焦りを覚え始めていた
「クソ、盾が邪魔だ…！」
ここまで事態を難航させている原因は分かっている
イグアスが持っているパルスシールドは、IG効果が標準的な代わりに展開時間がかなり長い
しかも長方形に展開されるシールドの面積はかなり広く、後方へ弾がすり抜けることを許してくれない
…誰も殺す気がないからって、単体の火力が低い兵装ばっかり積んできたのが裏目に出た
こんな牽制程度にしか使えないマシンガン、いざとなったらシールドを使わず自分の身体で受けるという選択肢も普通に取れる
しかも私の両翼に積んでいるパルスキャノンは、すぐ冷却が必要になる上にその時間がかなり長い
イグアスのシールドを削ったとして、それとほぼ同時にこっちも冷却が必要になってしまう
そしてブレードは…寧ろ、一番問題になっていた
《テメェ喧嘩弱ぇだろ。どんな手使ってそうなったのかは知らねえが、そんなもん丸わかりなんだよ…！》
復旧させたシステムは幸か不幸か、自分の腕を頼りに動かす仕様のままだった
誰かを殺す為ではなく、守る為に作った完全マニュアル操作モード…だけどそれが、路地裏の博徒だったイグアスに対しては完全に裏目に出ている
イグアスは腐ってもミシガン総長に扱かれ続け、それでも顔に一発入れると息巻いているレッドガン隊員だ
AC戦の延長線上にしかない私の戦い方は、イグアスの前では赤子も同然らしかった
《さっき“守りたいもんがある”とか抜かしやがったな、テメェ。んな奴に金積む奴なんざ、どうせ泣き落とししか能のねえ土着だろうよ》
ブレードの射程を見極め、ギリギリ間合の一歩分外の距離からミサイルが飛んでくる
《けどな、こっちは退けねえ理由があんだよ…！テメェのヒーローごっこになんざ付き合ってられるか！》
急いでブーストするが、数発掠ったらしい
動力に引火したパルスガンを片方パージし、炎を目くらましにマシンガンをばら撒く
「アンタには分からないだろうさ…！あの子は今、泣いてるんだ！」
《ハッ、本気で自分に酔ってやがる。ドーザーの方が愉快なもんだ…！》
炎を目くらましにするのはお互い様だった
向こうから飛来する弾丸が、音速を越えてこちらへ迫った

[15 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 20:12:57]

できることとやりたい事が噛み合わないやつ～～！

[16 １ 24/07/21(日) 20:24:51]

「ぐっ…」

咄嗟に機体の首を傾け、カメラがやられる最悪の事態は避けた

けど掠った弾丸はアンテナを傷付けたようで、レーダーに嫌なノイズが走る

《ヒーローなんか誰もお呼びじゃねえ。テメェを買った連中が期待してんのは見てえ芸をする犬なんだよ。ミシガンも、アーキバスも、土着もな！》

「何を勝った気に…！」

《被害者面して茶番やってる土着共に何吹きこまれたんだか知らねえが、テメェも最初から分かってる筈だ。だからそうやって茶番にすぐに乗って同情出来るし、そのくせ自分はすぐさま誰かに求められたらすぐに心中しようとする。どこまで行っても、所詮野良犬のテメェが誰かに出来んのは“ごっこ遊び”でしかねえんだよ！》

雑音の混じった通信の向こうで、イグアスの冷めた声がする

《テメェの遊びに俺は付き合ってやらねえ。…そうやって誰の味方でもして誰の敵にでもなるテメェのせいで、どいつもこいつもおかしくなったんだ…！》

立ち塞がり再度リニアライフルを構えるイグアスの背の向こうで、MT部隊が遠ざかっていく

…私の手の届く範囲から、居なくなっていく

それを眺める私のカメラを今度こそ潰すべく再び飛来した弾丸を視認した途端、また全てが遅く、鈍く、精彩を失った

ミラージュの意識はdice1d100=16 (16)

逃げる獲物を追って狩り尽くす←５０→決めたことは、ごっこ遊びでもやり通す

[17 １ 24/07/21(日) 20:35:06]

※

ミラージュ…77

イグアス…89

このミラージュの数字に対し、＋10＋dice1d13=7 (7)

[18 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 20:37:06]

追い込み漁のお時間です

[19 １ 24/07/21(日) 21:03:24]

光が遅くなる
音が鈍くなる
一秒が意味を見失う寸前まで引き延ばされ、世界がまるで停止していくようにつまらなくなっていく
あの戦い以来ACから降りている時は感じなかった、五感が拡張され全能感に似た快感が全身を奔った
既存の「ミラージュ・ストラトス」という名前の付いた殻が破けていく
蛹から蝶が現れ翅を広げるように、私という存在が止まらなくなっていく
（あぁ）
もう口を動かすことすら煩わしいくらいに、視える世界が取るに足らなくなっていく
何も言う気が起きないくらい退屈なこの世界でなら、私は恐らく何でも出来る
だというのに、私が倒すと決めた連中はそんなこと分かるわけもなく
見れば鼻で笑いたくなるような情けない姿で、こちらに背を向け一目散に逃げている
逃げきれるとでも、思っているんだろうか？
（駄目だろう、それは）
何の為に私がこんな機体構成で来たと思っているんだろう
仲間になる気も起きない連中だけど、それでも殺さないように低威力の豆鉄砲ばかり持って来たのに
「——駄目だろう」
私がやろうとしていたことが、それこそ彼の言う通り”ごっこ遊び”なら
誰も付き合ってくれないなら、意味がないなら
こんな茶番、虚しくて苛立つだけだ
お望み通りさっさと終わらせよう
もう不要になった片翼のパルスキャノンも捨て、機体の重量を切り詰める
目の前の動く盾が邪魔なら、もう壊してしまえばいい
今まで誤爆を恐れて使わずにいたレバーを引き、拡張機能を展開する
《アサルトアーマー…！》
私を中心に広がった大規模なパルスの波が、シールドごとヘッドブリンガーのシステムを焼き切った
FCSが限界を越え硬直した目の前の人形を素通りし、左腕を温めながらアサルトブーストで突貫する
《なっ、もう——》
「鳥でもないのに囀るな、虫」
何もかも、煩わしくて苛々する
神経のささくれごと周りを静かにさせるべく、五本の光を束ねた青い閃光が雪原を薙ぎ払った

[20 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 21:24:13]

C9-715時代はずっとこのノリだったかもしれない

[21 １ 24/07/21(日) 22:19:02]

《オールマインドへようこそ》
「挨拶はいい。それより何だ、コーラルリリースって」
俺の部屋に人は基本来ない、来るとしたら何かにキレたスネイルくらいだ
AI達にもスネイルにも邪魔されないようソフトハード両面のセキュリティを限界まで引き上げた部屋の中で、俺は暗号通信を開いていた
これでも電子戦には自信がある
実際向こうから見ても特に文句のない出来栄えにはなっていたようで、しばらく沈黙し続けた後に再び口を開いた
《メッセージを確認していただけたようですね。結論から申し上げると「コーラルリリース」とは、コーラルの性質を利用し、人類を「向こう側」の次元へ引き上げる計画になります》
「…向こう側？」
オールマインドのことは、元傭兵の俺も知っているようであまり知らない
傭兵支援システムを名乗っているが、そもそも彼女がAIなのか人による組織なのかもよく分からない
ただそこにあって、傭兵として識別名を登録しているAC乗りに様々な支援をしているサービスという認識だ
そんな彼女から切り出されたのは、なんともざっくりしていてサブカルチャー的な気配のする話だった
要するに、胡乱である
俺の冷めた目を認識しているのか、《原理の簡潔な説明は困難な為、起きる結果のみ申し上げます》と何とも感情を読みにくい声音が続く
《リリースが決行された場合、人は脆弱な肉体の檻から解放されます。三次元から解放され、正しく新たな存在に生まれ変わるのです》
やっぱり胡乱だ
というか俺は話を聞いたところで、特に惹かれることもなかった
この話を俺に投げるあたり、おそらくオールマインドは俺のことを誤解している
「勘違いしているようだから言っておくが、俺は別に身体を捨てたいなんて思ったことはない。人選ミスだな」
肉体からの解放、それは即ち死の喪失だ
死ぬこともなく、何度も何度も戦い続ける日々
それを肯定する俺は、恋を自覚した時点でとっくに死んでいる
「向こう側」とやらのイメージは大して掴めなかったが、それを理解出来ない奴と組む気は起こらなかった
《確かに、あなたにとっては大した魅力はないかもしれません。しかし、あなたにとってはどうでも良くとも…“彼女”にとっては、どうでしょうか》
「何？」
だというのに、彼女の応答は予想外の方向に飛躍した
聞き捨てならないことを言われ、思わず眉を顰めた

[22 １ 24/07/21(日) 22:37:21]

俺の前で、画面越しの存在は語る
《肉体からの解放…それはあなたの愛する彼女にとって、最大の“祝福”となる》
「祝福？そんな死ぬことも忘れた馬鹿に成り下がることがか？」
《あなたの主張は、生まれ持った肉体を一度も呪ったことのない者にしか適用されないのです》
理解が追いつかない、というより理解出来ない
根本的に価値観が食い違っている存在を前にしていると気付くが、おそらく既に手遅れだった
《人の肉体は脳を含め、遺伝子に刻まれた情報によって構築される。しかしその型だけでなく、色も、大きさも、内装から中に飼う鳥の種類まで全て予め決められ整えられた絢爛な鳥籠。そんなもの、檻でなくて何なのでしょう》
俺の知らない世界を語る彼女は、やがて無知だった俺に一つ呪いを刻む
《C9-715 ミラージュ・ストラトスの肉体は、本人が産まれる前から人の業と欲に塗れている。そんな人の手の入りすぎた檻こそが、彼女という存在の肉体なのです。それ故》
そこまで言ってから言葉を区切ったオールマインドは、不意に一つの映像通信へのアクセスコードを寄越してきた
《ある現行の戦闘ログです》と説明されたそのチャンネルを俺は開き、その先の景色に息を飲むことになる
《コーディネイターの肉体に閉じ込められ生を受けた彼女は、記憶を失おうとも、必ずその遺伝子に生き方を縛られてしまう》
本人が、いかに善良であろうとも
そう締め括るオールマインドの言葉は、殆ど最後の方は聞こえていなかった
映像に映る、中央氷原の永久凍土
そこを奔る白い機体が、黒煙を上げるMTの山の上で優雅に立っていた

[23 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 22:43:48]

※コーディネーターの仕様です

[24 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 22:46:21]

才能ない分野に固執して自滅したコーディもいるって話だから、多分コーディの仕様ではないんだ
ちいかわが単品でなんかやべーんだ

[25 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 22:54:37]

ちいかわを覚醒させたのはパンドラの箱を空けるに等しい行為だったのかもしれない

[26 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 22:57:56]

拉致されて通信出来ない機体で戦え！される→イグアス達と撃ち合い
壁越え阻止→殺し愛
君達が弱いから！→レーザーぶった斬ってLCワンキル
人の業呼ばわりされる→一瞬HCを殺しそうになってから慌てて無力化にシフト
今回→このザマ☆
模擬戦でイグアスを目潰しからのダルマで倒してるし、多分本来人を手に掛けるのはそんな好きじゃない筈なんだ
でも極度のストレスに晒されると何故かちょくちょくキルスイッチが入ってるんだ（しかも大体クソ強くなる）

[27 １ 24/07/21(日) 23:08:54]

※

MT部隊の被害状況3+dice1d7=4 (4) 割

我に返った頃、ミラージュはdice1d100=1 (1)

…不思議と、しっくりくる←５０→違っ…私、こんな筈じゃ…

※そろそろ規制に怯えているので、止まったらすまんの

[28 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 23:09:32]

完全覚醒か？

[29 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 23:11:43]

ここぞというときに最悪の選択肢を引くなあ！

[30 １ 24/07/21(日) 23:15:19]

※

様子を見ている各拠点のツィイー、フラットウェル、ヴォルタ、ミシガン

ツィイーdice1d100=52 (52)

…化け物だ←５０→すごい…

フラットウェルdice1d100=46 (46)

…まずいな、御しきれるか？←５０→守るだけでなく、敵を伐つ英雄になれるか？

ヴォルタdice1d100=59 (59)

違う、こんなのアイツじゃない！←５０→やっぱり、アイツこそ、俺の

ミシガンdice1d100=44 (44)

…俺も知らん爆弾をまだ持っていたとはな←５０→俺が間違えたのかもしれん。…このままは、無理だな

[31 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 23:17:32]

突然フロムゲーに戻るやん

[32 １ 24/07/21(日) 23:24:11]

※

なお解放戦線のフロアはdice1d100=79 (79)

ヒェッヒエ。あんな化け物、帥叔は本当に御しきれるのか？←５０→フロア熱狂。うおおお英雄よコーラルと共にあれ！！

他幹部ら

ダナムdice1d100=31 (31)

フレディdice1d100=37 (37)

アーシルdice1d100=8 (8)

六文銭dice1d100=43 (43)

いかんでしょ←５０→強さに脳大全焼

そろそろ寝るか…？♠︎

[33 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 23:26:25]

幹部勢と下っ端の温度差よ

[34 １ 24/07/21(日) 23:30:41]

※

本日最後のダイス

幹部組が（ツィイー以外）冷えてるのは

フラットウェルdice1d100=33 (33)

ダナムdice1d100=12 (12)

フレディdice1d100=5 (5)

アーシルdice1d100=70 (70)

六文銭dice1d100=19 (19)

この戦力が企業についた場合を危惧している←５０→その強さ自体の異端さを危険視している

寝ます！！

[35 二次元好きの匿名さん 24/07/21(日) 23:34:06]

お疲れ様ですー

[36 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 00:00:04]

？？？「選んで殺すのがそんなに上等かね？」

[37 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 07:41:05]

>>32で幹部勢がヒエッヒエなの、ツィイーが心酔しそうな雰囲気があるのも拍車をかけてそう

[38 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 08:01:00]

暫定フラちいのイメソン、君よ気高くあれとかになる

[39 １ 24/07/22(月) 11:20:16]

悲鳴を上げるMTを数機まとめて焼き払った時、不思議と罪悪感のようなものは感じなかった
マシンガンの引き金を引いた時も、逃げる機体を蹴り飛ばした時も、踏み潰した時も
自制をやめて解禁した暴力は、思った以上に自分にすんなり馴染んでいた
（…率先して、殺したいわけじゃない）
本当に、不思議な気分だ
別に好き好んで殺したくて仕方がないというわけではないのに、こうするのは余りにもしっくり来て、昔からずっとこうやって戦ってきたような気がする
…というか、本当にそうなのかもしれない
アイランド・フォーの動乱の時に少年兵として買われた私が、人を殺していないわけがない
その時の私のことは思い出せないけど、きっとこんな静かな気分で戦っていたんじゃないだろうか
ACを揺籃に生まれ直す前の、フロイトと出会ったかつての私は
「……」
以前私は、何かを守ろうとする想いのままに戦うことを選んだ
けど、それは何も傷付けないこととは違うのかもしれない
何も傷付けないで何かを守ることなんて最初から出来るわけがない、そんなのHCと戦った時から薄ら分かっていたことだ
私が何かを守ること、その本質は傷付けないことじゃない
《テメェ、それが本性か…！》
思考を一度そこで止めて、飛んできたミサイルを横に飛んで回避する
「本性も何も、最初から言った筈だけど。私はあいつ等の味方にはなれないって」
カウンターで撃ち込んだ弾丸をシールドで受けたイグアスの背後で、幾つかの機体反応がレーダーの範囲外へ消えていった
…３割くらいは、逃げられたかもしれない
あの子を傷付けた奴は、ちゃんと殺せただろうか
「踏み躙られて、それでも泣くしかない子がいたんだ。その子が自分にされたことを許さないことの正しさだけしか、私には守れない」
《……》
「何かを守ることは、何かを壊すってことだ」
私が盾になって代わりに傷付いたって、それだけじゃ何も終わらない
何かを守りたいなら、それを傷付けようとするものを排除するしかないのだ
守りたいものがたくさんあるから、たくさんのものを排除するしかない
それこそが、私の為すべき——
「コーラルを手に入れるのがベイラムだろうがアーキバスだろうが、極論私はどっちでも良い。だから私は、何があってもベイラムの味方でいる理由なんてない」

[40 １ 24/07/22(月) 11:23:57]

人を殺すのは、別に楽しくはない
今になっても多分、金を積まれたところでレッドガンの隊員を殺す気には余りなれない
けど、それはベイラムに何があっても都合の良い存在でいる理由にはならない
私は、首輪付きじゃないから
私は傭兵で、企業の指示を聞くのは契約だからだ
そして今の私が報酬に欲しいのは大金じゃない
金は最低限弾薬費を賄うだけの額があれば良い
もっと欲しいものは別にある
「私は、私が守りたいものの味方になっただけだよ」
それが、全てだ

[41 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 11:40:09]

ちいかわを産み出した科学者はガッツポーズしてそうな展開
もう死んでるだろうけど

[43 １ 24/07/22(月) 11:55:32]

※

遺伝子に縛られたチャートひん曲げる生き方も出来てたのに、どっかの馬鹿共が毎回手綱離すから…

脳焼かれたツィイーはdice1d100=72 (72)

その強さに脳を焼かれただけ、まだただのフロムゲー住人←５０→自分の為にここまで怒ってくれたことに脳を焼かれた。あーもうダメですねここにｷﾏｼﾀﾜｰを建てます

製作者が生きて今のミラージュを見てたらエクスタシー極めながら「仮称メンデル大勝利！希望の未来（デスティニープラン）へレディ・ゴーッ!!」してました

コーディ（スパコ疑惑あり）かつ真の超兵がDPの守護者とかシステムちゃんもそら嫉妬で壊れる

[44 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 12:05:49]

♪花の塔

[45 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 12:30:58]

世界を変革する力を！※誇張抜き

[46 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 12:43:44]

生まれながらにしてシステムちゃんを嫉妬に狂わせて凶行に走らせ、記憶消えても生き様で人を落としまくる、ちいかわ生まれつき魔性の女説

[47 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 13:30:22]

ちいかわがどしたん？話聞こか？(cv.桑○法子)したばかりに…

[48 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 13:34:51]

ツィイーのされたことにここまで怒れる頭になったのも大体ヴォルタのせいなの本当お前さぁ…

[49 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 13:46:37]

>>46

コーディネーターだしな、そういう風に設計されてるんじゃないか？(畜生発言)

[50 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 13:50:48]

やっぱ、それも遺伝子弄ってそうなったものなのかな

[51 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 14:11:14]

>>47

どしたん？話聞こか？

あーそれはベイラムが悪いな

私ならそんな思いさせないのにな(cv.桑○法子)

[52 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 14:17:52]

どしたん話聞こか？
あーそれはベイラムが悪いわ私ならそんな思いさせないのにな
また今度お話しようやお前皆の妹分みたいなもんやし手出すわけないじゃん守ってあげたいし非戦闘員にそんなことするわけないやん
じゃ、騙して悪いが仕事なんでな、撃つで

[53 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 15:11:39]

結局傭兵じゃねーか！
本人は実質幼女なのにフロイトは不在だしキレた時の火力が強すぎて結果的にバリタチ魔王と化すちいかわに悲しき現在
ちいかわのメス顔シーンどこ？

[54 １ 24/07/22(月) 15:26:58]

彼女のその姿を、我々は画面の向こうからただ茫然としながら見ていた
以前引き込んだ時、彼女は最後までベイラムと敵対することを迷っていた
思えばあの時から、金を積むことは彼女にとってはあまり効果がなかった気がする
だが今は金勘定ではなく、彼女は彼女自身の意思で企業に引き金を引いていた
システムを焼く翼を捨てて速さを得た機体が駆け、火薬とレーザーが空気を焼いて吼える
弱いままである代わりに誰の敵にもならないことを選び続けていた時からは想像もつかないほどに動く、人を効率よく狩る方法を知り尽くしたようなその姿は野生の捕食者のようだった
（だが、これほどまでだったというのか…！？）
彼女に高い戦闘センスが眠っていることは薄々感じていたし、それをルビコニアンの為に振るってくれるのであれば嬉しかった
だがその洗練された動きの力強さは、私の想定を完全に越えていた
彼女が今回味方になってくれたのはツィイーの尊厳という譲れないものがあったからであって、彼女がルビコンを救う英雄になることを決めたからではない
だというのに花開いてしまったその強さは個人で制御するには手に負えない、最早禁忌の領域だ
味方になるとも限らない、仇なす全てを迷いなく焼き尽くす暴力…それが今私が見た、彼女の姿だった
善良性に英雄になる可能性を夢見るばかりではいられないほどに鮮烈な、その力の危険性
だが他のAC乗りならともかく、ただ困窮に喘ぐだけの彼等にはそれは分からない
同じ映像を見ている筈なのに、司令室の空気は俄かに熱を帯び出していた
「…ありがとう…」
隣で小さく、呟く子供の声がした
画面を食い入るように見ているその瞳は、何かに取り憑かれたような光を宿していた
「帥叔、見てる？」
「ツィイー…？」
「あの人に私…さっき、酷いことを言ったんだ。なのにあの人は怒らなかった。それどころか…何も出来ない私の代わりに、こうして怒ってくれた」
熱に浮かされたような口調でぽつぽつと語るツィイーの眼はあの機体に縛り付けられたままで、頬は紅く染まっていた
うっとりしたまま語るその表情に、服の下で背中に冷や汗が流れた
いやいや、そんなまさか
「あの人…」
言葉に孕んだ熱の中には、狂気が垣間見える
そしてそれは確かに、その場にいる私以外の人間に伝播し始めていた

[55 １ 24/07/22(月) 17:16:33]

※

中継を見てるフロイトとオールマインドは

フロイトdice1d2=2 (2)

1=こんな戦い方、もうさせたくない。…終わらせないといけない

2=あの頃のお前に戻ったみたいだ。ならば俺の手で仕切り直すしかあるまい！コーラルリリースとやらは一旦保留だ！

オールマインドdice1d2=2 (2)

1=(フロイトを引き入れるとして、これ彼女も早めに押さえないと不味いのでは？)

2=(…戦闘に秀でているのは間違ってないけど、もう少しこう平和的なジャンルでも活躍をですね…)

[56 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 17:28:46]

サプライズフロイト理論

[57 １ 24/07/22(月) 17:38:22]

※

ハムちゃん属フロイトちょっと無敵すぎない？君どんどん構想破壊するじゃん

フロイトがここまで振り切れてるのはdice1d2=1 (1)

1=彼女の遺伝子の呪いは解きたいが、それは俺が過去を越えてからだ

2=ミラージュがまた変われると信じた上で、リリースをミラージュが選ぶかを聞きたい

[58 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 17:42:58]

この恋愛脳フロイトちょっと強すぎる

[59 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 18:57:11]

この世界のアイランド・フォーの動乱時のミッション達成率94.7%の何%かはちいかわとの合同任務も含まれていたのかもしれないな…

[60 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 22:07:59]

1st最終回のグラハムと同じことを初っ端で言い切った男だ、面構えが違う

[61 １ 24/07/22(月) 22:22:31]

※

オールマインドが言う「平和的なジャンルでも活躍を」とはdice1d3=1 (1)

1=才能がないのを分かった上で適性に縛られてるミラージュを哀れんで言っている

2=ミラージュの適性が本当に戦闘用（だけ）じゃないので、そっち方面の可能性を提示したい

3=ふふふ…（あれ？彼女戦闘用には調整されていなかった筈じゃ…）

[62 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 22:28:43]

一瞬アイカツ!が始まるのかと思った

[63 １ 24/07/22(月) 23:00:55]

※

才能がない、とはdice1d3=2 (2)

1=文字通り、本来彼女は戦闘にまつわる能力しか調整されていない。戦うことに関してのみ完全に調整されたコーディネイター

2=調整項目自体は色々ある。ただ忘れた諸々の能力を素早く開花させるだけの爆発的な学習能力が死ぬほど追い詰めないと発揮されないので、結果的に平和に生きる才能がないコーディネイター

3=平和的に利用出来る能力自体はあった。しかし記憶を失って傭兵としての人生を積み重ねてきた今開花した筈だった能力は何も残っておらず、後天的に拡張された能力に依存した戦闘能力しかないので最早平和に生きる才能がない

[64 二次元好きの匿名さん 24/07/22(月) 23:11:46]

ちょうど良く戦いをふっかけてくれる相手がいたりなぜか野生の一位にばったり出会ったり才能を誘発する場面に事欠くことがなかったからな

[65 １ 24/07/23(火) 00:54:24]

《フロイト。人は皆、遺伝子によって構築された肉体の檻に閉じ込められて生きるしかないのです》
「………」
《様々な環境で効率的に生きる方法とは高い能力を駆使することであり、そうすることで人は己に適した生き方を見つけていく》
映像が終わりしばらくして、オールマインドが沈黙を破った
《しかしそれは言い方を変えれば、備わっている能力を使った生き方しか出来ないということ。そして彼女に適した環境は戦場しか存在しなかった。彼女自身がいかに善良だとしても、意思で本質は変えられない》
その人工音声は相変わらず何を考えているのか分かりにくい
だが少なくとも…雪原から飛び立った彼女を見下しているわけではないと、何となくそう感じた
寧ろその言い回しからは、哀れみすら滲んでいた
「それを変える為に、コーラルリリースに協力しろって言うのか」
《彼女が真に平和に生きるには、戦うことしか覚えられない肉体から解放するしかない。それは今の映像からご理解頂けたかと思いますが》
その指摘は否定出来なかった
映像の中でMTを葬り続けた彼女
恐れすらない、洗練された無垢な戦い方…嵐の中で咲く花に似たその姿を、俺は過去に知っている
名を変え、世代を変え、姿を変え、記憶を失い人格すら変わってなお、彼女の名前を持たない本能の部分は、俺の記憶の中の姿とピッタリ重なったままだった
「リリースに協力するかどうかは、保留だ」
だからこそオールマインドが檻と呼ぶ彼女の身体の鍵を、現時点で解く気はなかった
《…理解出来かねます。あなたは、彼女が望まない才能に縛られたままの存在でも構わないと？》
「あいつを舐めすぎだ。あいつは人から鍵を貰わなくても、ちゃんと自分の力で檻から抜け出せる」
コーラルリリースで肉体を捨てれば、確かに決められた能力だけに依存する生き方からは解放されるのかもしれない
けど俺がそんなことをしなくても、彼女は自力で自分を変えられた人間だ
それを知っていて、無視なんて出来るわけがない
「俺がまずすべきことは、あいつを変えることじゃない」
咲き続けた花の末路に、今も後悔が残っている
消化不良のまま記憶の水底に沈めていた過去…それは、欲しい未来へ行く前に越えなければならない壁だ
それを越えなければ、俺はあのAI達以下だ
だがもう、やると決めた
「壁を越える」
あの日の俺から変わったことを、まずは俺が証明する番だ

[66 １ 24/07/23(火) 01:10:39]

※

そして何やかんや基地に帰るミラージュdice1d100=32 (32)

特に何の違和感もない←５０→自分を担ぎ上げる解放戦線の態度で一気に思考が戻って吐きそうになった

フラットウェルのアクションdice1d2=2 (2)

1=さっさとミラージュを部屋に連行する

2=一旦ルビコニアン達と接触させる

本日はここまで

[67 二次元好きの匿名さん 24/07/23(火) 09:34:59]

さりげにヴォルタがずっと脳を焼かれてるのが不穏だ…

[68 １ 24/07/23(火) 12:26:14]

※

ひたすらにフラグを立てて何をやってんだろう…

ときめきツィイーちゃんを見たミラージュはdice1d2=2 (2)

1=私にも、何かを守れるのかな

2=…ダメだよ、こんなのに憧れちゃ

拠点で終始脳焼かれてるヴォルタはdice1d2=1 (1)

1=格納庫に向かっていた

2=レッドが傭兵に回す案件の一つに細工した

[69 二次元好きの匿名さん 24/07/23(火) 12:29:14]

ちいかわに殺されたい欲が最大限に高まっている

[70 １ 24/07/23(火) 13:21:56]

※

ここから一気に選択ミッションが増えるねんな…

次回、dice1d3=3 (3)

ヴェスパー7排除

新型機体鹵獲阻止

燃料基地襲撃

[71 １ 24/07/23(火) 15:17:03]

※

燃料基地襲撃って（実態はともかく）シュナイダー名義だから、帥叔から直にミラージュ動かせないやん…

ヴェスパー7排除か新型機体鹵獲阻止のうち、片方にミラージュを介入させます（もう片方は621がやる）

ミラージュが出るのはdice1d2=1 (1)

1=ヴェスパー7排除

2=新型機体鹵獲阻止

なおどっち引いても難易度かストーリーが地獄になるので安心して欲しい

[72 二次元好きの匿名さん 24/07/23(火) 15:24:43]

ﾊﾞｰﾝﾊﾞｰﾝﾊﾞﾊﾞｰﾝﾊﾞｰﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾝ
ｽｳｨﾝﾊﾞｰﾝwww(ヤケクソ)

[73 １ 24/07/23(火) 15:33:50]

※

まずは燃料補給基地襲撃からやっていきます

チャプター3全体に渡って621の知る範疇では出す手悉くがクソなベイラムさぁ…

\やぁ戦友/

（中略）

連中を叩くと金になる、そう宣伝してもらいたい

これ基地抑えてんのは封鎖機構だけど元々はベイラムの拠点だから、ここぶっ壊すとアーキバスと解放戦線しか得をしねえんだよなぁ！？

ミラージュ出撃のタイミングはdice1d2=1 (1)

1=ちゃんと二人で位置についてー、用意…うーっうまだっち！

2=待ちきれない621が色々破壊してチェックポイントまで来ていた。はえーよホセ

[74 二次元好きの匿名さん 24/07/23(火) 15:43:30]

こいつらうまぴょいしたんだ！

[75 １ 24/07/23(火) 15:57:26]

※

うまぴょいしたのはヴォルタだけだろ！

621は新時代の扉開けただけです！

ミラージュはdice1d2=1 (1)

1=あまり執行官達を殺す気はない。燃料タンクや基地のジェネレーター、輸送ヘリなどを優先して壊していく

2=報酬が設定されているものは全て破壊する。…あんまり長居したくないし、競争でもしよっか

現在の621はdice1d3=1 (1)

1=あの後実はウォルターに一回説教された為、今回ミラージュにちょっかいを出す気はない

2=ミラージュ自体への関心はあるが、何か封鎖機構に嫌なものを感じているので手早く終わらせる気

3=うっひょ〜ご友人堪んねぇ〜！（背後でパイルチャージ）

[76 二次元好きの匿名さん 24/07/23(火) 16:06:38]

ウォルター「621、許可もなしに突然女性の顔や身体に触ってはいけない」

[77 １ 24/07/23(火) 17:37:21]

※

道中は戦わなくてもいい為、時短で行きます

チェックポイント２（エネルギープラント破壊まで）にイベントはdice1d10=5 (5)

1〜8=何事もなく、後からエクドロモイが二機来る

9.10=追加戦力、だと…！？

基地の被害

燃料タンクdice1d100=67 (67)

各種無人兵装dice1d100=4 (4)

執行部隊dice1d100=34 (34)

[78 １ 24/07/23(火) 18:22:17]

※

ではエクドロモイ戦からタイマースタートです

近接型（特務少尉）と射撃型（特務一級士長）を含む、各自のスタンスから決めていきます

特務少尉dice1d100=63 (63)

特務一級士長dice1d100=41 (41)

コーディネイター擁護派←５０→コーディネイター排除派

621とミラージュのうち、少尉はdice1d2=1 (1) (621/ミラージュ)が、士長はもう片方が受け持ちます

[79 二次元好きの匿名さん 24/07/23(火) 18:25:49]

☆揺れる見解──

[80 二次元好きの匿名さん 24/07/24(水) 00:10:53]

深夜保守

[81 二次元好きの匿名さん 24/07/24(水) 07:05:25]

元からコーディネーターに対するスタンスは割れてたけど、ミラージュが現れてさらに意見が割れてそうだな封鎖機構

[82 二次元好きの匿名さん 24/07/24(水) 08:08:58]

昔ミラージュがフロイトに撃墜されたことがあるのをなにかの拍子に知るヴォルタはちょっと見たいが謎時空すぎる

[83 二次元好きの匿名さん 24/07/24(水) 19:38:39]

保守

[84 １ 24/07/25(木) 00:39:47]

ヨルゲン燃料基地を駆け抜け、崖と橋で縦に複雑化している地形を飛び回る
いけ好かないとはいえ実力は確かな相手との協働は、想像以上に軽快だった
レーザーが私を焼くより速く、実弾が相手のカメラを粉砕し燃料タンクに火をつけていく
《カメラで捕捉しきれん！相手はたったの二人だぞ…！？》
瞬く間に崩れていく燃料基地の防衛網に、しかし私の心はあまり晴れなかった
私は、人を殺したくてACに乗っているわけじゃない
なのに逃げることもせず、システムから与えられた配置通りに動いてこちらに掛かってくる彼等は中途半端に強い
弱さに徹してくれないから、全て無視するのも傲慢に半殺しにするのも上手く出来ない
爆風に吹っ飛ばされた機体を蹴り飛ばすレイヴンを見て、自分にも彼等にも溜め息が出た
さっさと行こうと言っているのに、少し目を離すと彼はこうしてすぐに寄り道をしたがった
「…レイヴン。アンタのやり口にケチをつけたくはないけど、弱いものいじめばかりやってても仕事が終わらない」
シュナイダーからの依頼では、封鎖機構のものは全て高額な破壊報酬が設定されていた
金が欲しい傭兵が、彼等をより積極的に狙うように
既に倫理も正気もあるわけのない戦場で、他の傭兵が懐事情の為に彼等を刈り取ることは変なことじゃない
だから私にはレイヴンのやり方に賛同は出来なくても、阻止する力も理由もなかった
「さっさと済ませるよ。ここにいる連中を殺し尽くしたって、何も変わらない」
ただ見ていて気分が良いわけでもない
少しだけレイヴンの意識を彼等から逸させて、私はその場を後にする
少し進んだ先には補給パックのランデブーポイントに出来そうな地点があったけど、時間が惜しい
それにこれ以上、向こうに作戦時間を与えたくない
立ち止まって補給をしているレイヴンを置き去りにして、私は塀を飛び越えた
《プラントを守れ！》
「アンタらに恨みがあるわけじゃない。けど、ここからは退いてもらう」
コンテナから飛んでくるミサイルを避け、立ち塞がる歩兵機体を踏み付けて飛ぶ
《こちらを踏み台にしたぁ！？》
勢いのまま宙で逆様になった視界の中、破れたドームの中に眠るプラントに照準を合わせる
天地がひっくり返ったって、世界は変わらない
誰かを殺さなくたってプラント一つ壊してこの場は終わるなら、私はそれで良い
その思いのままに引き金を引けば、プラントは瞬く間に沈黙した

[85 二次元好きの匿名さん 24/07/25(木) 07:27:25]

保守

[86 二次元好きの匿名さん 24/07/25(木) 18:55:29]

C2-297だったころのちいかわと相対した時なぜか既視感ー感じるオキーフさんは““いた””(幻覚)

[87 二次元好きの匿名さん 24/07/25(木) 21:08:23]

ツィイーからの好感度は上がったけど他メンバーから警戒されまくっとる
そのうちコクピットに常駐するようになりそう

[88 二次元好きの匿名さん 24/07/25(木) 23:06:34]

>>86

かつてはお互い型番で呼びあってたオキちい概念？

[89 二次元好きの匿名さん 24/07/25(木) 23:53:08]

作中一回も絡んでないのに闇深い幻覚ばっか出てくるオキちい界隈さぁ

[90 二次元好きの匿名さん 24/07/26(金) 07:05:31]

>>88

推定ちいかわが強化人間になる前の元の名前も知ってるし、ちいかわの正体に気づいた後その名前で呼びそうになってとっさに口をつぐむオキーフさんもいるかもしれねえ…

[91 二次元好きの匿名さん 24/07/26(金) 18:30:55]

保守

[92 二次元好きの匿名さん 24/07/26(金) 20:02:14]

・ちっちゃい頃に再会を約束してバラバラになるオキちい（お互いまとも）
・コーラル焼きついて無感情のお兄さんとコーラル焼きついて無感情のロリ.zip（オキーフがロリに気付いた終戦直後までお互い相手の正体に気付いてない）
・ファクトリーで人権なくなった違法合法ロリと、人権なくなったロリをどうにも出来なかったフロイトと、人権なくなったロリをACに突っ込んで他所にぶん投げたオキーフ
・商売人と企業付きでしかないⅢミラ
オキちい界隈地獄の何重構造なの

[93 二次元好きの匿名さん 24/07/26(金) 20:14:13]

>>92

オキちいちょっと年代で味変わりすぎじゃない？

ミルフィーユかな？

[94 二次元好きの匿名さん 24/07/26(金) 20:34:08]

出会ったのは一番最初だけど仲良くしてた期間は一番短そうなオキちい(Ⅲミラ)…

[95 二次元好きの匿名さん 24/07/26(金) 20:36:22]

>>94

書き込んだ後さすがにヴォルタよりは長いかもしれないと思った、ここまで全て幻覚でしかないからなんとも言えないけど…

[96 二次元好きの匿名さん 24/07/27(土) 08:01:02]

保守

[97 １ 24/07/27(土) 08:52:46]

エネルギープラントが沈黙したのとほぼ同時、遠くから空に光が瞬いた
「……！」
高速で飛来するそれから放たれる一筋のプラズマを飛んで避けた私達の前に、二つの機体が降り立った
滑らかな曲線を描く、ACとは全く違う少し平べったいシルエット
右手には片方がブレードのような兵装を持ち、片割れがプラズマキャノンを握っている…さっきの砲撃はこのキャノンか
《コード15。システムからの情報通りだな》
《同じく現着、対象は二人とも独立傭兵。識別名はレイヴンに、ミラージュ…いずれも優先執行対象だ》
《執行部隊だと…アーキバスめ、この事態も想定済みか》
こちらを睨む滑らかな姿は、ACとは違う
そしてLCやHCともまた似ていない、独自の姿をしている
コア理論もなく、私達の知る身体とは全く異なる理論で進化を重ねてきた鋼鉄の身体
その未知の姿に何故か猛烈に嫌な予感がして、首の後ろで鳥肌が立った
《大罪人共め。ここで確実に排除する》
凄みながらブレードを起動する機体がレイヴンを睨むその背後で、キャノンを再チャージする機体と目があった気がした
「……」
《……》
言葉はない、けど自ずと誰もが自分の倒すべき相手を見定めた瞬間だった
レイヴンと私が同時に動き出し、またブレードを持った機体も一瞬で加速する
レーザーと鉄杭の刺突が同時に炸裂し、切り裂かれたプラズマ爆発の隙間を二機がすれ違う
《この星を再度戦場にした、全ての元凶め…！コーディネイターと組んで、今度は何をするつもりだ…！》
《貴様には生まれた時点で果たすべき使命がある筈だ。その業から逃れられると思うな、コーディネイター！》
「…コーディネイター…？」
あらゆる思考が交錯する中、向けられる殺意の謂れは私にとって知らないもの
それなのに目を逸らせなくなる響きに、頭の奥底で何かが目を覚まそうとしていた

[98 １ 24/07/27(土) 08:58:27]

※

お久しぶりです、仕事やら規制やら仕事の飲み会やらで暫く死んでました

あともっかい色々考えるべくリリースルート再走してました

ただ再走しても結局リリースが何なのかはよくわからなかった模様

エクドロモイ戦からですね、こいつら執行部隊だから結構高めの下駄履かせても大丈夫そう

少尉（近接型の方）vsレイヴン

少尉75+dice1d25=22 (22)

レイヴン80+dice1d20=12 (12)

士長（射撃型の方）vsミラージュ

士長75+dice1d25=17 (17)

ミラージュ75+dice1d25=24 (24)

またミラージュはコーディネイターと聞いてdice1d10=1 (1)

1〜3=特に何も起こらない

4〜7=頭が痛い…

8〜10=その時ミラージュの脳内に溢れ出した「存在しない記憶」

[99 二次元好きの匿名さん 24/07/27(土) 09:03:29]

お疲れ様です～
レイヴンが最大値出してないと違和感あるな(？)

[100 二次元好きの匿名さん 24/07/27(土) 10:41:27]

少尉つええ

[101 １ 24/07/27(土) 15:38:34]

至近距離から撃ち込まれたプラズマを急制止をかけて紙一重で躱し、即座に再び加速する
無茶な機動をする度に前後から襲いかかる途方もないGに、強化された骨でも軋む音がする
それでも全身を蝕む圧力を無視するようにスピードを上げたままその場で強引にターンし、すれ違った流星を追いかけた
《ACでエクドロモイにドッグファイトを仕掛けるとは…貴様、やはり恐れ知らずか》
「喋ってたら速くなるのか？御託はいいから来いよ、システムのペット」
《減らず口を！》
地上でレイヴンと近接型の機体が拮抗した勝負を繰り広げるのを尻目に、二人揃って空へ舞い上がる
加速と減速を繰り返し、音速の壁を突き破りながら三次元の空間で踊る
既にお互い決定打を打ち込めないまま、幾度も攻守が入れ替わり続けているドッグファイト
目まぐるしく回転する世界の中でGに全身を押し潰されながら、人の活動限界の領域に迫る頭の中は次第に研ぎ澄まされてきていた
（…速いな…）
機体に上手く息継ぎをさせなないと走り続けられないせいか、あと一歩追い詰められない
あと一歩、あと一手、欲しい
不意に前を駆け抜けるエクドロモイが振り向き、意識外のタイミングでプラズマキャノンを撃った
「…！」
《今のにも反応してくるか…！？だが崩した！》
その場に一瞬硬直したエクドロモイを追い抜いて上昇してしまった私の背後に、ミサイルの照準が合わされたことを告げるアラートが鳴った
回避の為のブーストはこのタイミングじゃ吹かせられない
気を抜けばブラックアウトしてしまいそうな音速の世界で生き抜く為に、冴えた頭は考えることを止めない
《落ちろ！》
ミサイルポッドが全ての蓋を開くのとほぼ同時に、私もまた右手のマシンガンをパージしていた
本体から切り離されたパーツが重力に引かれて落下し、肉薄したミサイルに触れる
私を襲う直前に爆ぜたミサイルが煙幕を張る中でレーザーブレードのチャージを済ませ、残り僅かなエネルギーを全て攻撃用に回したせいで落下を始める機体をそのままに、煙幕を突っ切りエクドロモイの懐に飛び込んだ
《なっ…！》
「獲った」
そして落ちながら放った横薙の一閃が、エクドロモイのプラズマキャノンとカメラパーツを粉砕した

[102 二次元好きの匿名さん 24/07/27(土) 16:21:41]

ダイス神「封鎖機構のモブにも強さを盛るペコ！」

[103 １ 24/07/27(土) 19:02:10]

《エクドロモイについてくるとは…本当に、惜しいな》
「……」
ひしゃげたプラズマキャノンと銃身が粉々になったライフルが凍った地面の上に転がり、切り離されたミサイルポッドが墓標のようにその辺のコンテナに突き刺さっている
私に撃ち落とされた射撃型のエクドロモイは全ての兵装と片足を失い、万策尽きたようにその場で跪いていた
まだレイヴン達の戦闘が終わっていない以上…この執行官はまだこの場では自爆することも、脱出することも叶わない
動けないでいる彼を、だけど私も目を離すことなく眺めていた
「ねぇ」
《…殺すならさっさとしろ、コーディネイター。どうせ貴様が何をしようが、システムの判断は分かりきっている》
「だったらまず教えて」
パイルバンカーの炸薬が爆ぜる音が遠く聞こえる
静かに雪が降り始めた曇天の下、ACとはかけ離れた異形の眼を正面から見据えた
「どうしてアンタ達は、そんな必死に私を追ってくるの」
企業が私を呼ぶのは、私がフロイトと並びうる戦闘能力を持った独立傭兵だからだ
解放戦線が私を求めるのは、私が金じゃないものを対価に雇える独立傭兵だからだ
だったら企業もルビコニアンも独立傭兵も取り締まる彼等は、何故私を追うんだろう
懐かしさも何もない、ただ私とは徹底的に違う彼等を見ていても、フロイトと出会った時のように何かを覚えることはなかった
私は彼等のことを何も知らない…なのに、彼等はまるで私のことを生まれた時から知っているかのように話す
彼等は、知っているのだ
私は誰なのか
ミラージュ・ストラトスになる前の、「本当の私」の正体を
「アンタ達の言うその”コーディネイター”って…何なの？」
《貴様、それを本気で言っているのか…？》
彼等は言った、私は人の業だと
私が生まれる為に人が死に、私を生かすために人が死に、私が生きているせいでまた人が死んでいくと
私はそんなこと、したいと思ったこともないのに
「答えろ、封鎖機構」
覚えていない過去を一方的に知られているのは、恐怖を呼ぶ
ならいつかは知らなければならない、過去に私が背負ったその罪を
例えそれを知った先に、どれだけの後悔が待っていたとしても
「私は…誰なの？」

[104 １ 24/07/27(土) 19:09:39]

※

特務少尉（殲滅派）と一級士長（保護派）はそれぞれ、コーディネイター発祥の地の殲滅作戦にdice2d2=2 1 (3) (関わっている/関わってない)

[105 二次元好きの匿名さん 24/07/27(土) 19:17:57]

ベテラン士長だったか…関わった上で保護派ならかなり信頼できる情報をくれそうだな

[106 １ 24/07/27(土) 19:24:19]

士長が殲滅作戦でコーディネイターの防衛隊と交戦したり星丸焼きにしたりして、その果てに保護派に回ったのはdice1d100=59 (59)

殲滅作戦を経て考えが変わった←５０→元々コーディネイター技術を有効利用すればもっと世界が良くなると思っていた派閥

また現在コーディネイター(ミラージュ)の保護を考えているのはdice1d2=1 (1)

1=システムに従った結果無駄死にした構成員が多すぎる為、別の指導者を望んでいる現体制反対派

2=あの廃星で却下された、全人類が生まれ持って”役目”に従って星を運営する計画を封鎖機構内でやりたい

ちなみに少尉の方はというとdice1d100=35 (35)

資料でしか知らんがコーディネイターなんて生きていて良いわけないだろうあんな火種！←５０→コーディネイター本人の意思がどうであれ、彼等が生まれる技術で世界が地獄になるなら我々が消さねばならん

[107 １ 24/07/27(土) 20:13:31]

《…皮肉なものだな。我々が求めた希望の星だけが、その光の強さを忘れている》
私の問いを聞いて暫く沈黙してから再度声を発したエクドロモイは、少し苦笑しているような声音だった
《貴様が誰なのか、か…。それはきっと…人から聞かされるよりも、自分の目で見た方が早い》
そう言うが早いか、機体が一つのアドレスからのアクセスを受けた
ハッキングというよりクラッキングに近いそれに乗って、膨大な情報を含んだファイルがACのデータフォルダに飛んでくる
一息に叩き込まれた膨大過ぎる情報量に、システムの処理に大幅にリソースを使い続けているACのメモリが悲鳴を上げた
「～～～～！？」
ノイズが走るカメラとざわめく集音センサーに直結した私自身の五感まで蝕まれ、一瞬自分が立っている足元の感覚すら分からなくなる
立っているような、倒れているような、落ちていくような…頭が割れるように痛い、今私は——
《…待て士長、何をしている！》
《既に全て手遅れなんですよ、少尉》
ノイズ塗れの感覚の向こうにいる、彼等の気配が遠くなる
《機密情報の漏洩なんて正気ではない！貴様自分自身まで執行対象になりたいのか！？》
《告げ口したければなさればいい、そして私を撃ちに来ればいい。これまで通り、システムの言うことに全て従って》
《士長！アクセスをやめろ！》
《近い将来作戦本部に行くあなたには一生分からないでしょう。奴の無茶な命令のせいで、これまで現場で出さなくても良い殉職者がどれだけ出ているのかなんて。遺され磨り潰され続ける、ただ震えて死を待つしかない我々の怒りなんてものは…！》
ノイズが酷くて、気を保つことすら難しい
揺らぐ意識を何とか表層に繋ぎとめても、立っているだけで精いっぱい
何も見えなくて、何も聞こえなくて、目と耳が拾う全ての情報が処理しきれない
《データは漏らさん…！その機体と中身ごと、叩き壊してやる！》
彼が何を言っているのかは分からない、ただひたすら殺意をぶつけられていることだけは直感で察した
それでもその場から動けなくて、迫る凶刃を受けるしかない私の前に——その時、パイルバンカーを抱えたACが、こちらに背を向けて割り込んだ

[108 １ 24/07/27(土) 20:32:14]

僕に、過去というものは存在しない
そんなものは強化手術に半ば失敗する形で脳をコーラルに焼かれた時、燃え尽きてしまった
だから僕は、僕が誰かなんて知らない
僕が知っているのは、ほんのちょっとのことだけ
そんな自分のことを、僕は別に哀れだとか被害者だとか思ったことはない（そんなこと考える頭もなかった）
けど…幾度となく人と出会い、戦い、守ったり殺したりしてきた
”背景を手に入れろ、戦友…”
そうして出会っていた人達の中で、まだ何も決められなかった頃から僕を戦友と呼んでくれた人がいる
そしてその人に強さではなく、空っぽであることを危ういと指摘されて…多分、その時からかな
僕は、僕のことをちゃんと知りたいと思うようになって、自分のことを少しずつ自力で決めるようになった
ウォルターから継いだ火を持って走り続けるか、ウォルターとは関係ない友達の為に戦うか
それだっていくつかの小さな選択の先で…自分で選んだものだった
そして自分で選んで、決めてきたことは…こうして今も、この胸に強い輝きを持って残っている
きっとこれが、彼の言う”背景”なんだと思う
そして胸の中がキラキラしている自分を、僕は存外気に入っている
前の僕と彼女は、似ていないようで結構似ていると思う
過去がないところとか、自分で何も決められないこととか、それでも空っぽのまま戦えてしまうあたりが特に
だから思うんだ
僕が嬉しいと思うことは、きっと彼女も嬉しいと思える筈だと
キラキラ光る”背景”それを手に入れないままなんて勿体ないし…そもそも
僕は彼女ともっとちゃんと遊びたいんだ、こんな勝手に終わられたら困る
《621！？》
そんな考えの元、気付けば僕はウォルターの声も無視して彼女を庇うように突っ込んでいた

[109 二次元好きの匿名さん 24/07/27(土) 20:44:08]

621視点！？

[110 二次元好きの匿名さん 24/07/27(土) 20:54:02]

システムが排訴派だから表立って表明する人がいないだけで、この世界の封鎖機構には士長みたいな人割といそう

[111 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 00:38:23]

深夜保守～

[112 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 09:45:38]

確かこの辺のタイミングで大豊の依頼で行く坑道光堂にいた封鎖機構の人、システムの戦闘続行指示のせいでコーラル噴出事故に巻き込まれて全員消し飛んでるんだよなぁ…
そらシステムより禁じ手だろうが血の通ったコーディに頼りたい人も出る

[113 １ 24/07/28(日) 12:55:28]

※

機密情報を垂れ流す士長、組織の為なら部下でも執行する少尉、良かれと思って地獄行きの片道切符を守っちまう621、脳がスタッガー（ガチ）するミラージュ

この情報はdice1d10=8 (8)

1.2…半端なデータの欠片だけ届く

4〜…ちゃんと全て届く

ミラージュを庇ってレーザー牙突を受けたレイヴン機はdice1d100=19 (19)

〜30…ちょっとヤバいところに入った（死んでない）

31〜60…スタッガーしたし負荷で鼻血出たけど戦えるな！ヨシ！

61〜…何ともない、だってレイヴンだもの

[114 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 13:14:10]

ほんとにギリギリで受け止めとる

[115 １ 24/07/28(日) 14:09:36]

※

士長の方はdice1d100=93 (93)

〜60…お互い手加減出来る相手じゃなかった。強がってはいるけど、何もしなくてももうすぐ息を引き取る

61〜90…早く拠点に帰って治療を受けないと助かっても後遺症が残る程度には重傷

91〜…エクドロモイも士長も無力化されただけでピンピンしている

[116 １ 24/07/28(日) 14:21:51]

※

うそやん…

ではピンピンしてるけど口封じで悪即斬されそうな士長とモロに牙突入ってAP赤字ラインのレイヴンに挟まれたミラージュの選択はdice1d2=2 (2)

1=士長からの依頼で、システム派の少尉を撃つ

2=二人を守る為に、自分の判断で少尉を撃つ

一周目、デスルンバからのデスボックリに爆笑してたらエクドロモイにぶっ殺されまくったのは１だけでしょうか

[117 １ 24/07/28(日) 14:28:41]

※

このレイヴンはdice1d3=3 (3)

1=普段喋らないけど実際にはベラベラ喋れる

2=ちょっとだけ喋れるけど、少しぎこちない

3=喋れない

喋れる場合(1か2)、この場でdice1d2=1 (1)

1=喋る　2=喋らない

[118 １ 24/07/28(日) 15:41:37]

《レイヴン…！？何のつもりだ！》
意識が現実から遠くなる
《我々を、庇ったのか…？》
ノイズが私を世界から断絶する
《621！応答しろ、621！》
「……！」
誰かが、誰かを案じている声がする
その壁に千切られそうになる意識の糸を、その場に踏み止まって掴んだ
頭の痛みを噛み殺して目を開けば、ぼやけた視界に映るのはレイヴンの駆るACの背中だった
その機体の傷つき方は、酷いものだ
激しい近接格闘の中で既に機体はボロボロで、探査用の頑健なパーツとはいえあちこちの装甲が限界を迎えているし、頭部のカメラもヒビが入っている
そして今突っ込んできたのであろうエクドロモイの刺突を受け、コアにブレードが突き刺さっていた
誰が見たって一目瞭然で、彼はもう限界だった
「…レイヴン」
《馬鹿な…レイヴンが何故士長まで守る…？》
突き刺した本人が一番理解出来ていないらしく、困惑しきった声がした
けど無理もない、庇われた私達だって、彼が何故そんなことをしたのかはまるで分からなかった
私とレイヴンはお互い顔も知らないし、分かり合える思考でもない
無闇に殺すのを嫌う私と、いつでも引き金の重さが変わらない彼では、友達にすらなれない
だから前にはスタンスの違いから戦いになったし、その決着はついていないままだ
そんな彼が、今度は私やエクドロモイを庇った
誰もが彼の挙動に理解が追いつかない中、ただ彼の飼い主だけは何かに気付いたようだった
《621……そうか》
枯れた声には、何かが宿っている
それが何なのか、名前は分からないけど…それは凡そ、使い捨ての飼い犬に向けるそれではない気がした
《お前にも…守ろうと思える、誰かが…》
「—————」
名前の分からない、ただ温かいもの
その声の中にあるそれが、私にはひたすら脆く、綺麗なものに見えた
硝煙と鉄の匂いしかしない戦場に久しく見えなかったそれは、きっと守る為に命を懸けるに値していた

[119 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 15:50:17]

士長も異能生存体だった…？

[120 １ 24/07/28(日) 16:04:17]

追いかけ回してまで殺す気はないけど、別にレイヴンに生きていてほしいわけじゃない

それに私に膨大な情報を一方的に押し付けてきた執行官のことだって好きでも何でもない

ただ、彼のハンドラーが猟犬に向けている温もり

また彼のハンドラーが尊んだ、猟犬の中にある何か

それは守ろうと思えたから

「ここからは、私がやる」

こちらに背を向け固まったままのレイヴンの前に立って、エクドロモイと対峙した

エクドロモイ（近接型）vsミラージュ

エクドロモイ75+dice1d25=23 (23)

ミラージュ75+dice1d25=6 (6)

[121 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 16:07:53]

少尉「わけがわからないよ」

[122 １ 24/07/28(日) 17:29:35]

※

ミラージュの負傷dice1d100=8 (8)

〜30…死ぬの秒読みレベルの重傷

31〜60…身体はやや重傷で済んでるけど意識がない

61〜90…右腕がもげたり機体半壊、中身はまだ比較的無事

91〜…機体も中身も無事

なおここから入れる保険dice1d3=1 (1)

1=ありますよね？デストロイモード

2=エクドロモイで受ければまだ舞えるかもしれない

3=ないよwただしシステムがオリチャーする可能性はある

[123 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 17:33:54]

ミラージュさん！？

[124 １ 24/07/28(日) 17:42:34]

※

ここまで圧倒された理由dice1d3=1 (1)

1=動けないレイヴンと士長を庇いながら戦った結果機動力に更に差をつけられてる

2=解放戦線の味方として活動する用に作った機体（この前のイメージ画参照）なので速度も射程も足りてない

3=手加減出来る相手じゃないのに、ギリギリまで不殺縛りをやっていたせいでトドメを刺すタイミングを逃し続けた

コアの中身

・右目/左目dice2d3=2 3 (5) (無事/一時的に見えない/アカン)

・胴体dice1d3=3 (3) (出血と多少の骨折のみ/何かが刺さった/臓器に傷入ったのでアカン)

・右手/左手/右足/左足dice4d3=2 1 3 1 (7) (無事/折れた/……)

[125 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 17:43:45]

死にかけるタイミングそこ！？

[126 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 17:49:07]

oh…ボロボロ…

[127 １ 24/07/28(日) 18:03:37]

※

そら野生のイレギュラーみたいなLCが出オチするし、真レイヴンがゲスト感覚でしか出てこないのがACだし…突然理不尽の極みみたいな動きする執行官の一人や二人出てくる

現在のミラージュの主な外傷

左目失明、臓器損傷、右手骨折、右足切断

右目は血が入ったとかで一時的に見えません

今、ミラージュが思うことはdice1d3=3 (3)

1=死んでも、殺してでも、二人のことは守らなきゃいけない

2=まだ終われない…だって私、まだ…

3=また何も見えない…こんなこと、前もあったなあ

[128 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 18:21:39]

手が切断されなかったのは幸いか

[129 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 18:37:36]

まだマニュアルでブレード握れるし指輪嵌められるから実質ノーダメージヨシ！

[130 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 18:43:43]

システムの犬のくせに強いなこの少尉…

[131 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 19:03:52]

>>129

つまりフロちい的にはオールオッケー…ってコト！？

[132 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 19:09:14]

ヴォルちいでもⅢミラでも多分オールオッケーだろうが！
いや愛の人となったフロイト本当に無敵すぎない？お前も本人の前でバッドコミュニケーション♪からのあんなに一緒だったのにしないか？

[133 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 20:07:40]

帰ってきたミラージュ見たら帥叔もツィイーもビックリだよ

[134 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 21:00:47]

そもそもこれ帰れんの？？

[135 二次元好きの匿名さん 24/07/28(日) 21:16:05]

誰かを守るために力を振るいたいのに守るために戦うと弱くなる、悲しいね

[136 二次元好きの匿名さん 24/07/29(月) 00:22:17]

希望の星が自分たちを守るためにボロボロになった士長が地味に曇りそう

[137 二次元好きの匿名さん 24/07/29(月) 01:11:33]

こんなライフと引き換えにヴォルちい復権させなくて良いから（良心）

[138 二次元好きの匿名さん 24/07/29(月) 08:37:18]

自分で自発的に守ると決めた戦いより、好きに暴れた結果誰かを救っているほうが多い気がする
それはそれとして背後に庇うものがいなければ目隠しヘリ撃墜することもできるしフロイトとのダンスをリードできる、イグアスにも勝てる
うーんこの噛み合わなさよ

[139 二次元好きの匿名さん 24/07/29(月) 10:16:27]

前回キャラが立った瞬間に溶けた封鎖機構の二人組の代わりに大暴れする今回の二人組
いやしかしちいかわを瀕死に追いやるのがネームドではなく急に生えたモブとは見抜けなかった…このリハクの目を持ってしても！

[140 二次元好きの匿名さん 24/07/29(月) 11:57:45]

やりたいこと→自分の意思で何かを守る為に戦う
向いてること→一人で見敵必殺（守るのは結果論）
強敵と戦って追い込まれないとポテンシャル発揮されないし能力が育たないから、オマちゃんが言うように生態がもう戦闘員特化型すぎるんだよなぁ…
周りで得意先が全滅しようが割とケロッとしてた壁編あたりは弱かったし、フロイトと出会ってからは一気に強くなったけどヴォルタ関連でメンタル拗らせるし、そこからは能力自体は覚醒し始めるけどやりたいことと向いてることが全部違うせいでいまいち本領が発揮出来ない
もしかしてミラージュって作中ずっと何かしらデバフ受けてる？

[141 １ 24/07/29(月) 20:59:04]

既に疲弊し始めた身体を、更なるGに押し潰されそうになる
悲鳴すら上げられないほどの圧に砕けそうになる身体に鞭打ち、私はより速く飛ぶエクドロモイを追って戦場を忙しなく駆け回っていた
ここまでの道中も戦闘がなかったわけじゃないし、既にエクドロモイを一機落としている
体力も気力も限界が見えている中で、操縦技術はどうしても精彩を欠き始める
それを集中力の細い糸で繋ぎ止めて繕って、なんとか全力を装っている状態だった
こんなもの、長続きするわけがない
糸は何度も千切れかけ、既に弾薬もリペアキットも切り詰めている
こうなるって分かっていたら、補給もやっておいたのに…なんて、何の役にも立たない後悔だ
無様な継ぎ接ぎの理性が強風に吹かれてほつれていく
ほつれは次第に広がっていき、バラバラになっていくその化けの皮の下で、どうやっても消しきれない本能的な思考が顔を覗かせようとしていた
手加減の出来る相手でもなくて、これ以上長く闘っていたいわけでもない
さっさと息の根を止めて戦いを終わらせることが出来れば、どれだけ楽か…だけど私がそれを叶えるには、他の全部を捨てなくちゃいけなかった
その勝ち方は、私には選べない
それを向こうも分かっていたのか、動けない二人を狙った攻撃は執拗だった
「性懲りも無く…！」
《だったらその下らない善人ごっこを止めたらどうだ？盾で人を殺せるか？銃で人を守れるか？貴様の偽善は、ただの無力な矛盾だ！》
「うるさい！」
レイヴンを狙った刺突にレーザーブレードを一瞬沿わせ、軌道をズラす
…二人を守る為の手札にブレードを回しているせいで、ダメージレースに追いつけない
背中に伸し掛かる二人分の鼓動と体温は、一人で自由に飛ぶ時に背負うには余りにも重すぎる
尊ぶべき何かを持った彼等を守りたい
彼等を守る自分でありたい
縋る理想が他人からすれば何の意味も価値もないと知った上で、それでも捨てないでいようと決めたのは自分だ
けど、ただの意地で手放せずにいたそれは今この瞬間、確かに足枷に似ていた

[142 二次元好きの匿名さん 24/07/29(月) 21:04:57]

更新キター！

[143 １ 24/07/29(月) 23:06:32]

楽になりたい
楽に生きたい
原始的な欲求は止まることを知らず、想像通りに動かない自分越しに疲労を痛感するほどに思考は本性を隠せなくなっていく
守ることの裏側にある、何かを壊すこと
その本懐を果たすだけの忘れた筈の生き方に、身体は自ずと回帰しようとする
冷めゆく思考が獲物へ喰らい付こうと気持ちを逸らせて、けど一方でただ壊すだけじゃない自分を捨てきれない心が脚を止めてしまう
盾も持たずに中途半端な速さにしかなれない私が、何かをちゃんと守れるわけもなくて
敵も私も、エクドロモイもレイヴンも、皆中途半端に傷ついていくばかりだった
《貴様のそのくだらない茶番に、あと何人分の命を巻き込めば気が済む…！我々を駒のように見て上位種気取りか、コーディネイター！》
「違う…！私のことを知ったように言うな！」
《知っているさ！少なくとも今の貴様よりも！》
「ぐっ…！」
ブレードの威力が強すぎて、正面からのぶつかり合いじゃ勝てない
機動力でも火力でも上を行く相手に押されて、微かに機体が押し込まれた
《何人もの命の価値を崩壊させてきた分際で、誰かを守るだと？その無責任さ！その傲慢さ！貴様のその生き方そのものが、何回殺そうが許されん罪だ！》
「何だと…」
《貴様の為に何人が死に、幾つの人生が崩壊し、いかほどに倫理が狂ったか！それから目を逸らして生きている時点で、貴様はこの惑星で最も度し難い人殺しなのだ！》
エクドロモイが絶叫と共に私を蹴り飛ばし、左手に持ったライフルの照準を味方の筈のエクドロモイに向けた
「アンタ味方を撃つ気か！？」
《コーディネイター、災厄の種め！》
この距離ならチャージしたブレードで一撃を入れられる…けど、背後の彼等まで巻き込んでしまう
かといって位置を合わせる為に足を止めてしまえば、士長と呼ばれた執行官はきっと同時に撃たれてしまう
《貴様も！貴様に首を垂れようとする馬鹿共も！全員まとめて地獄に堕ちろ！》
「させない！」
結局私はブレードを起動する間もなく、二機のエクドロモイの間に滑り込むように突っ込んだ
そんな私の選択を、チャージ済みのブレードが嘲笑う
《掛かったな、馬鹿が》
（死角でチャージされた…！？）
もうブレードの起動も間に合わない
少し前にレイヴンがそうしたように、私を青い閃光が貫いて焼いた

[144 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 07:06:16]

朝保守

[145 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 07:53:48]

ここからちいかわが闇落ちしても良い方向に吹っ切れても喜びそうなフロイト、強い

[146 １ 24/07/30(火) 10:58:09]

※

規制が…規制が長い！！

コアの中で大変なことになっているミラージュの現在の思考dice1d100=96 (96)

激痛で思考があまりまとまってないし高ストレスで攻撃的になる←５０→臓器が逝ったり足が千切れたりしているのもお構い無しのキルマシーン化

[147 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 12:03:04]

ヒェ…

[148 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 12:09:54]

ミラージュ「オデ　オマエ　コロス」

[149 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 12:15:08]

追い詰められると一貫して冷徹になるの本当何なの…
・互角の勝負…ブートキャンプ編イグアス戦、壁編ヴォルタ戦
→テンションブチ上げ⤴︎エゴイストモード
・精神的に追い込まれる…１章ダム防衛戦、２章イグアス戦、３章序盤レイヴン戦、LC、HC戦
→テンションが高くなってキレるか傲慢になる
・精神的に追い込まれた上で不利になる…３章イグアス戦、３章エクドロモイ戦
→情緒が死んで絶対殺すウーマン化

特殊例…２章レイヴン戦、フロイト戦

[150 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 12:17:59]

オキーフさん泣いてた

[151 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 12:19:21]

オキーフはまず表舞台に出てきてもろて

[152 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 12:30:15]

顔がベロ凛みたいになってそうだし止血とか頭から吹っ飛んでるからコクピットげえらいことになってそう

[153 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 12:50:31]

足がもげるところまでいくと解放戦線の拠点帰っても資材的に治療受けるの無理では…？？
そしてメカニックはコアを開けたら血はやべーし取れた足やら眼球っぽいものの残骸やらを見つける羽目になるのでほぼ確実に吐く

[154 １ 24/07/30(火) 13:57:26]

情報の津波が引くのと入れ替わるように到来した激痛の洪水に、思考が再び濁りそうになる
装甲を焼く青い熱に穿たれたコアは装甲ごと歪み、もはや内部は五体満足の人間が乗れるほどの空間すら残っていなかった
「ぅ、あぁあ"ああぁあ"あ"あっ…！！！」
右眼は何も見えなくて、左眼も熱くて堪らない何も見えない暗闇の中で激痛の洪水に飲まれ、それでも何とか自分を見失わずにいる程度には幸か不幸か私は頑丈だった
右腕が狭い隙間に操縦桿ごと閉じ込められて、関節じゃないところが歪んでいる感じがする
右脚はもっと酷くて…足の付け根が左眼と同じように熱くて、歪んだフレームらしきものが皮や肉を突き破って食い込んだ箇所が痛くて、それより下にある筈の爪先の感覚がまるでない
（……これは）
脳裏を過ぎる、最悪のビジョン
きっとそれは間違っていないんだろう
けど…それに絶望して、痛みに溺れている余裕はない
だって動けなくなっている間にも、私の後ろには二人がいる
動かなきゃいけない、悲鳴も泣くのも痛がるのも今やることじゃない
私は、泣いて誰かに守ってもらう側じゃない
誰かに言われたら、守らなきゃいけない側だ
立て、動け、守れ
その為のAC、その為の身体なんだから
私が戦う理由は今、背に回した二つ分の生体反応しかないんだから
酸素を求めて開いた口から漏れ出る悲鳴を押し殺し、激痛をシャットダウンした
「……目が見えなくちゃ、戦えない」
幸いにも何ともなかった左腕でヘルメットを外して痛みのない右眼を雑に拭えば、少し赤く染まった視界が半分だけ戻ってきた
…何も見えない状態で戦う、そういえばそんなことも前にあった
不思議なもので、もう既に何年も前のことのように思える
あの時は使えなくなった私の代わりに、外から戦場を俯瞰する別の目があったから戦えた
けど彼はここにはいない
私はもう、一人で戦わなくちゃいけなかった

[155 １ 24/07/30(火) 13:57:55]

「…認めるよ…私のやり方は、ただの偽善だ」
《何？》
「だから取り繕うのは、終わりにする」
傲慢なままでいることも出来ないこの場所で、自分の力だけで本当に守りたいものを守る為の戦い方をしなきゃいけない
「私の銃と剣じゃ、誰も守れないなら…」
夢を見たまま飛び続けるには、今の私は弱すぎた
自分に都合の良いことだけを選んで高望みなんて無理だ
本懐を果たさなければ、私には何も出来ない
「アンタを殺すしかない」
傲慢な私の負けを認め、私は駆け出した
果たすべき本懐を遂げる生き方に戻る為に

[157 １ 24/07/30(火) 14:46:42]

※

ﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞｽﾄﾛｰｲ…

特務少尉98VSミラージュ81

このミラージュの数値に＋dice1d5=3 (3) ×10

1=五感と思考が限界を越えて拡張される（前回の傲慢覚醒時はこれ）

2~4=↑に加え、その処理速度が超人の域に入る

5=2に更に加え、相手が何を考え…次に、何をするかまで視え始める

戦闘スタイルはdice1d2=2 (2)

1=機動性能の差は操縦技術だけで埋めて追い回した上で攻撃が全て本命の獣スタイル

2=マシンガンで誘導して本命のブレードでぶち抜く、割とオーソドックスな合理性と正確性の鬼

パルスキャノン？奴さんはお星さまになったよ…

[158 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 15:04:22]

合理の鬼みてえな戦術

[159 １ 24/07/30(火) 16:04:07]

右脚の感覚がない以上、推力の制御は他の手足と慣性で何とかするしかない
不格好な動きになるだろうが仕方ない、右脚は振り回せるスタビライザー程度に考えておいた方が良いだろう
それに右手に持ってきていたのがセミオートマチックのマシンガンで良かった…折れていても指だけはまだ動く
どうせ精密射撃用の武器じゃない、弾数の管理だけして後は引きっぱなしのばら撒きで良い
左手は本命である以上、余計な操作は絶対にやらせない
と、なると…手の足りていない私のすべき動き方は、自ずと定まっている
「あまり贅沢な動きは出来ないな。…まぁ元よりなぶり殺しの趣味はないし、いいか」
《抜かせ！》
再度加速したエクドロモイと同時に、私も残ったパルスキャノンを捨て加速した
だが素直なドッグファイトでは分が悪く、機体性能の差から徐々に距離が開いていく
そして互いに速度を出していて急停止出来ない状態で一定の距離が開けば、ブレードに光が灯り出した
この機体の必殺技は当然ながら右手のブレードによる刺突、これを次まともに受けたら今度こそ死ぬ
それを分かっている執行官が一番頼りにする一撃は絶対にこの一手だ
《貴様はここで排除する！》
コアに掠りでもしたら致命傷に繋がりかねない、つまり正面に立ちっぱなしになるわけにはいかない
では刺突を横に良ければいいのか？そういうわけではない
ブレードを構えて正面から直視してくるエクドロモイのカメラを狙ってマシンガンを撃ち込めば、カメラの破損を嫌がって機体が横へ少し飛び退く
《無駄な足掻きを…！これで終わりだ！》
横へ飛び退いた勢いを殺す為に微かに減速しながらも、ブレードを構え直し突っ込んでくるエクドロモイ
それに対し私は右にも左にも避けず…飛び掛かる狼のように、前へ飛んだ
《見切られた！？》
刺突を脅威にする最大の要因は、機体の瞬間加速性能によって数値以上に伸びて見えるリーチの長さだ
リーチの長さ×瞬間加速＝即死級のレーザー刺突
この方程式を成立させるピースが欠けるか射程圏内から獲物が逃げてしまえば、すぐさまサブウェポン…横へ一閃する斬撃に切り替える
縦に長い刺突と、横に広い斬撃の切り替え…これが、地上での近接格闘戦でこの執行官が無類の強さを誇る絡繰りだ
「見せびらかし過ぎ」
上を取ったまま近距離でマシンガンを叩き込み、ミサイルポッドを粉砕する
両翼は捥いだ、次はどこを狙おうか

[160 １ 24/07/30(火) 16:08:40]

※

次に狙うのはdice1d3=1 (1)

1=右手のレーザーブレード/ランス

2=左手のマシンガン

3=胴体（コア）

この時点での少尉の士気dice1d100=43 (43)

死ぬかもしれない恐怖が勝ち始めている←５０→ますます火がついた

動けない士長dice1d3=2 (2)

1=自分達のせいでミラージュが死にかけていることに曇っている

2=優しさの為に発揮されたその無法な強さに無事脳を焼かれた

3=度を越した動きに畏怖と本能的な恐怖が出始めた

[161 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 17:56:29]

一方的な戦闘しかしてこなかったのかね、若そうだな少尉

[162 １ 24/07/30(火) 17:56:54]

ここまで勝負が長引いたのは、私一人で守らないといけないものが多すぎたせいだ
もうエクドロモイの動きは覚えた
斬撃が空ぶったエクドロモイに落ちながらチャージなしのブレードを振るう
《くっ…！》
速度が死にきった状態でこの距離から今の一撃を躱すのは流石だ
ただそれは機体に対しての賛辞であって、既に中身の程度は知れている
「タネが割れた以上、張子だな」
とはいえこのまま突っ込んでも、ブレードでクロスカウンターを入れられたりしたら勝ちきれなくなる
時間が惜しいけど、雑な勝ち方はどうにも無理そうだ
…どれだけ封鎖機構の技術が発展していようが、EN兵器に冷却時間が必要になる法則までは破壊出来ない
ブレードを今使ってしまったせいでお互い使えなくなったこの数秒間、その時間の中であの最強の牙を破壊する
無防備になった喉元を食い破るのは、それが済んでからだ
そう判断を下し、自重に引かれて落ちながらマシンガンの引き金を再度引いた
《そんな豆鉄砲通じるか！》
「だったら踊らずに突っ込んでこい」
性能差を埋めるには、相手を自由に走らせるわけにはいかない
弾幕から逃げるように跳ねたエクドロモイ、だけどこのマシンガンは一秒で発射される弾数がかなり多い
更にその頭上でクイックブーストを吹かしてその場に残してきた弾幕と自分の身体でエクドロモイを挟み込む位置に左脚で降り立ち、滑らないよう脚を限界まで踏ん張らせながらその場で上体をブーストを切らず左へ傾ける
《正気か？！》
「殺しに遠慮や正気がいるか？」
今の私にとって、自分の意思で自由に動かせない右脚なんて自分の身体じゃない
自分から切り離された、独立した”武器”だ
倒れる寸前まで傾いたままターンする上体の勢いに釣られて回る右脚は、質量に遠心力を乗せ凶器になる
これをただで食らえば、強化人間だろうが衝撃を骨で受けきれる保証はない
避けきれないと判断したエクドロモイがコアを咄嗟に庇った左腕に、振り抜かれた右脚が直撃してブレードを腕ごと圧し潰した
《……やはり、貴様は災厄だ…！》
「よく喚く」
遠心力が死んで倒れそうになる機体を、もう一周しながら立て直す
既にマシンガンのみとなったエクドロモイは、素早いだけの羽虫に等しかった

[163 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 18:15:00]

>>161

執行部隊のクソつよ尉官だしエクドロモイも耐久カスだし、そもそも目が慣れるレベルまで粘ってくる奴と出会う方が無理あった説

[164 １ 24/07/30(火) 18:40:27]

《コーディ…ネイター…！》
蹴りの衝撃と鉄骨にぶつけられた衝撃で頭をやったのか、それ以前からもう冷静さを欠いているのか
マシンガンを構えるエクドロモイの腕はやけに動きが遅く、既にレイヴン達を狙うこともなくなっていた
全力のアサルトブーストで上昇しながら迫り、上から撃ち込むマシンガンで退路を片側塞ぐ
前には私、左手は弾幕で通行止め、なら残る逃げ道は一つだけ…ただし
「時間切れだ」
彼が一撃も入れられなかったせいで、既に私の左腕の冷却は終わっている
懐に滑り込んで再度エクドロモイを蹴り飛ばし、壁に三方を囲まれた袋小路に追い込んだ私の機体がダン！とわざとらしく音を立てて降り立つと同時に、チャージを済ませた左腕で青い光が束となる
地に足を付け急速に回復したENの貯蔵は既に十分、彼の息の根を止めるだけの余力を取り戻していた
…こうやって戦って、ようやく一つ決心出来たことがある
以前HC機体と戦った時に覚えた、守る為に戦う意思…それは今でも嘘じゃないし、大事にしたいと思っている
でも、私がすべきことは結局”守ること”自体じゃないのだ
私は盾にはなれない、私の本質は銃と剣にある
私は人を救うことは出来ないし…直接守ってあげることだって出来ない人間だ
こうして戦って…ようやく、そう答えを出せた
だから、迷いはない
「フィニッシュ」
ブースターを吹かし、一息に距離を詰める
《可能性の、悪魔ぁああぁあ…！》
そして赤く染まった視界の中、強烈な青い閃光で刀身が全て埋まるほど深く深く、コアを焼いた

[165 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 18:56:49]

死にかけでやる芸当ではない

[166 １ 24/07/30(火) 19:28:59]

※

ミラージュ主観だと非常に分かりにくいのでアクションのざっとした流れ

ドッグファイト仕掛けて正面から牙突を誘う→正面コースに弾幕を張り、横回避で減速させて牙突キャンセル

ここで少尉が牙突から横一閃攻撃に切り替える→先読みして上に飛んで回避→ミサイルポッド破壊

降りながらマシンガンで横に飛ばせる→反対側に飛び降りてそのまま右脚回し蹴りで腕破壊→吹っ飛んだ少尉鉄骨にぶつかって脳震盪→もう一発蹴り飛ばして壁際にハメる→チャージレザブレで〆

戦闘後、ミラージュはdice1d100=64 (64)

1～5…その火は、ここで消える

6～…あ、意識が

[167 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 19:37:59]

火がかきけされないように守らねば

[168 １ 24/07/30(火) 19:42:08]

※

少尉をブチのめしたミラージュは今dice1d100=11 (11)

結局、最後まで私は優しい人にはなれなかった。…悔しいなあ…←５０→最期の最後に…自分に戻れて、良かった…

意識が落ちる前、思い返すことはdice1d3=2 (2)

1=今の自分と同じブレードを振るっていたロック・スミス

2=血と硝煙の匂いがコアに充満していたキャノンヘッド

3=ずっと昔、自分が初めて見たACであるライガーテイル

[169 １ 24/07/30(火) 19:54:36]

エクドロモイを焼き続けたレーザーブレードが限界を迎え光を消すと、一気にその場には静寂が広がった
「………、はぁーっ…」
詰めていた息を吐き、操縦桿からゆっくりと左手を離す
「はー…はー…は、ぅ、ぐ」
戦いが、終わった
そう認識した途端…噛み殺し続けていたあらゆるダメージがぶり返してきた
「ぐ、ごほ、がほ、ぅ、げほっ…！」
口から吐き出される息に血が混じり、一気に喉に鉄の味がこみあげる
挟まれた右手も爪先が見えなくなった右脚も、一向に視界が戻らない左眼も痛くて仕方がない
装甲ごと歪められたコアは爪のように鋭くなり、皮も肉も突き破って私の右脚を噛み砕いていた
そこから漏れる夥しい血の匂いが鼻腔を刺して、噎せ返る血の匂いに頭がくらくらする
…ああ、いや、これは違うな…
急速に骨の芯から冷えていくような感覚がせり上がってきて、吐き出す血が喉に絡んで窒息しそうになりながらそう思った
こんなにあちこちが痛くて熱いのに、芯が凍りそうなほど冷えていく
……血を流し過ぎた
その上であんな無茶をしたんだ、もうとっくに身体は限界を越えていたんだろう
この猛烈な悪寒は、その分のツケを支払わされているんだ
血を失うだけなのに心臓がバクバクと煩くて、身体は冷たくなっていって、なのに暑くて仕方がないように汗が止まらない
「………」
これはもう、駄目なやつだ
そう理解した私は、震え出した指でコアのハッチを開けた

[170 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 19:55:43]

ヴォルちい復活の舞踊ったほうがいいやつかこれ？

[171 １ 24/07/30(火) 20:16:38]

雪の感触がする
息が白い
冷たい風に刺されて、血に塗れて擦り傷だらけの頬が引き攣る
灰と、火薬と、鉄の匂い
遠くで聞こえる、何かが燃える音
閉塞感のない世界を、全感覚がキャッチする
…コアの外で感じる世界は、初めてじゃない
（…広いなあ）
壁で見上げた時と同じように鈍い色をした重苦しい空を、私はぼんやり眺めていた
前にこうして空を眺めたのは、ヴォルタに負けた時だったか
あの時は、ただ自分の結末に満足していた
戦いに熱狂し、勝つ為に全力を振るい、その上で一手だけ読み逃したせいで負けた
そうして傭兵としての生き方から外れた自分のまま、ヴォルタに撃たれて終わることを受け入れていた
…でも、今は違う
「………」
ヴォルタに殺されなくて、ヴォルタを殺せなくて
お互い間違った道に相手を引き摺り込みながら落ち続けて、その果てに己の間違いに気付いて
私は…なりたい自分の姿を、少しだけ夢見た
傭兵として間違っているとか正しいとかではない、ただ”そうしたいから”選んだ…傲慢に満ちた生き方
それはまさしく、私にとっては夢だった
「………」
でもそれを叶えるには私は余りにも弱くて、誰かを守ることも、救うことも出来ない人間のままだった
何が「壁は越えられる」だ
私は結局あの日からちっとも変われていない
それが今、とてつもなく悔しくて
「……高いなぁ、壁…」
目から頬に伝う何かが、熱くて仕方なかった

[172 １ 24/07/30(火) 20:38:07]

雪の冷たさが肌に沈んで、血の匂いを隠し洗い流すように沁みていく
そのせいか、私の感覚がなくなってきたせいか…あれだけ満ちていた匂いを、どんどん嗅ぎ取れなくなっていく
忘れたくなくて目を閉じ追いかけた残り香に、あの日乗り込んだキャノンヘッドを思い出した
あの時私に「殺してほしい」と言ってきた彼も、確かこんな風に血塗れだった
「………」
…なんでだろう
あんな最悪なやり取りを最後に、もう結構な時間会ってない筈なのに
ただお互い殺せなくて、贖罪の為に生きているだけの関係だったのに
私の記憶に鮮烈に焼き付いている、本能が探している姿はフロイトの筈なのに
なんでこんな、ヴォルタのことばっかり思い出しているんだろう
「………」
私がヴォルタにしてあげられたことなんて、何にもなかったのに
何もしてあげられないのに勝手ばかりして、勝手に傷付けてばっかりだったのに
考えても考えても、その答えは分からない
ただ身体はどんどん冷えていって、次第に目も見えなくなっていく
冷たくて暗い水底に、意識が落ちていく
誰も側にいないまま落ちる暗闇は空っぽだ
責任も果たせないまま、私は一人そこに墜ちていく
後悔だけを抱いて
「…ごめん、ヴォルタ」
そして私は墜ちていく
誤ったまま突き進み続けた先に待ち受けていた、奈落の底へ

[173 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 20:41:27]

壁編の文章に被せる演出すこすこのすこ

[174 １ 24/07/30(火) 20:42:12]

※

そして外野dice1d6=1 (1)

1=ウォルター「621、気になるなら回収して来い。治療する場所には幾つか心当たりがある」

2=士長「…彼女は死なせない。我々の希望だ」？？？「ご友人の危機？手を差し伸べねば…」

3=ケイト「独立傭兵レイヴン、彼女の身柄は私が運びましょう」

4=ペイター「独立傭兵レイヴン、追加の依頼です。彼女の身柄をこちらの指定する拠点まで搬送してください」

5=六文銭「運び屋の傭兵よ…三途の渡しの六文銭、今は手放す時には非ず」

6=ミシガン「…戦闘が終わっている？一度その場で待てだ役立たず共！！………ミラージュ？」

ミラージュ欲しがってる全勢力を並べるとこうなります、多いな…多くない？

[175 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 20:42:58]

ごすー！！！

[176 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 20:43:35]

なんかクズ紛れてない！？

[177 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 20:44:26]

ほぼ全勢力では？

[178 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 20:45:58]

ナデナデしたら安い給料でも雇われてくれるし言うこと聞いてくれる可能性が高いフロイトって考えたらそら欲しい

[179 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 20:52:56]

「また犬を拾ったのか𝓗𝓪𝓷𝓭𝓵𝓮𝓻 𝓦𝓪𝓵𝓽𝓮𝓻...」

[180 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 20:58:22]

スッラ成仏しろ

[181 １ 24/07/30(火) 21:08:34]

※

好きにしていいと言われ、気になる人の生殺与奪の権を握ってしまったレイヴン

彼（？）の選択はdice1d2=1 (1)

1=拠点に連れて帰る

2=ベイラムの拠点に持っていく

ちなみにウォルターの言う”心当たり”とはdice1d4=3 (3)

1=強化手術が出来る程度には腕が利く地元の闇医者

2=この近くに新しく設置されたベイラムの拠点

3=最近アーキバスが封鎖機構から強奪した別の拠点

4=気まぐれでAI組んじゃうし車椅子作っちゃう程度には知性が炸裂している友人、そう、カーラである

明日早いのと家の回線規制入ってるんで多分今日はここまで

[182 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 21:10:13]

お疲れ様ですー

[183 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 21:16:00]

フロイトオキーフ無人機いるけど、それ以上に研究データあって鬼畜眼鏡がいるアーキバス行っちまうのやべえよやべえよ…

[184 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 21:24:05]

ウォルターがアーキバス側に持ってるコネはスネイル、ラスティ、ペイターだけ
ラスティはあくまで戦友としての付き合いが強め、ペイターはただの窓口
→企業に売り込んだり脅しかけるなら一番えらいスネイルしかない
→スネイルがミラージュの身柄を受け取る
→ミラージュの機体も押さえられるので士長が送ったデータもバレる
→何なら正体（C2-297）がバレかねない
→詰む
終わってますねえ！！

[185 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 21:31:46]

実質>>174の4…ってコト！？

[186 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 22:04:14]

何が酷いって、621の選択入れて確率自体はベイラム行きの方が高かったのにアーキバス引いてるところ
ヴォルちい描写に舞った途端にこれだよ

[187 二次元好きの匿名さん 24/07/30(火) 22:07:08]

🎲「上げて落とす、これが鉄則」

[188 二次元好きの匿名さん 24/07/31(水) 07:07:28]

意識して誰かを守るより好きに暴れた結果誰かを守ることができるってことは、C2-297はそれなりに周りに慕われてたりした？
まあ本人はそれを分かってなさそうだし直接感謝されて喜ぶ情緒が死んでそうだが

[189 １ 24/07/31(水) 10:21:54]

※

死にかけている間、ミラージュはdice1d2=1 (1)

1=何かの夢を見ていた

2=ただ死にかけていた

夢を見ていた場合dice1d4=2 (2)

1=ヴォルタに拒絶された時のこと

2=死んだほうがマシなくらい苦しかった時のこと

3=どこかで黙々と戦っていた時のこと

4=ずっと昔、少し平和な世界を生きていた時のこと

目を覚ますとdice1d6=3 (3)

1〜4=スネイル

5=フロイト

6=オキーフ

がいましたとさ

[190 二次元好きの匿名さん 24/07/31(水) 10:32:53]

ワァ…

[191 １ 24/07/31(水) 12:57:22]

夢を見ていた
終わらない地獄で責苦を浴び続ける夢だ
骨も肉も削がれ、自分のものではない何かに置換されていく
生きながら殺され、解体され、別のものに生まれ変わることを強いられる
生まれ変わり、試される
そしてまた生まれ変わる
より強く、より優秀に、倫理の壁すら越えて
果てのない地獄で生まれ変わる度姿すら変わる中、こんな化け物もう殺せと誰かが叫ぶ声がする
それが自分のものだと気付いた時、視界がぐるりと暗転した

「起きましたか」
「………」
目を覚ますと、知らない天井だった
少し離れたところで、心拍数を測っているのか一定のテンポで電子音が鳴っている
息を吸うと変な音がする…口をマスクで覆われてる
そして私と天井の間には透明なドーム状の膜があるのに気付いて…総合的に考えて、ここが救命用のカプセルのようなものの中だと漸く理解した
カプセルの向こうで、知らない誰かが私をじっと見ている
角ばったフレームの眼鏡をかけた、なんとも神経質そうな男…けどレンズの向こうの眼は、明らかに強化された人間のそれだった
「…なんで眼鏡？」
「……最初のセリフがそれか」
沈黙の末、微妙な顔をされた
男の着ているジャケットにはアーキバスのロゴの側に、ヴェスパー部隊のエンブレムが入っていた
「ヴェスパー？」
「理解が早くて何より。私はヴェスパー第二隊長のスネイルです。あの駄犬…独立傭兵レイヴンのハンドラーに貴方を売りつけられ、こうして引き取った次第です」
軽く咳払いをしてから仕切り直した男には、もう表情はなくなっていた
寝起きの頭を整理しがてら、スマートなようで微妙に回りくどいスネイルの話をまとめるとこうだ
・私は死にかけた後、レイヴンに回収されてこの拠点に連れてこられた
・以前の調査部隊護衛の依頼の後にする予定だった別件の依頼のこともあり、アーキバスは身柄を受領
・封鎖機構の拠点破壊の報酬の代わりとして、治療費や機体修繕費を立て替え、治療中の身の安全をアーキバスが保障する
「企業から一介の独立傭兵に対する扱いとしては破格の待遇です。光栄に思いなさい」

[192 １ 24/07/31(水) 14:59:26]

高圧的なスネイルの態度は微妙に鼻につく、けど有難いのは否定出来ない

あれだけ死の気配を色濃く感じる重傷だったのだ、それを治療して多少なりとも延命することが出来る技術力は、ルビコンでは貴重だ

それを所属しているわけでもない傭兵に施すのは、確かに破格の待遇だった

「私の身体、どうなってた？」

死を直前に回避した今、それが気掛かりだった

私のその問いに対し、スネイルは溜息を吐く

「現時点のバイタル自体は安定していますが、あれで生きている方がおかしい程度の損壊でしたよ」

言うが早いか手元の端末の画面を向けられる

そこに写っているのは、赤黒く染まってぐちゃぐちゃになった私だった

「右腕、肋骨数箇所、右鎖骨、骨盤の骨折、右大腿部の挫滅、脱腸、右眼は感染性眼内炎、左眼は完全に破損、そして緊張性気胸と失血によるショック症状、よくもまぁこんな死因のオンパレード…。その馬鹿げた強化手術を積み重ねた身体でなければ死んでいたでしょうね」

「………」

スネイルの声が、少し遠くなる

私の目は、写真の中の私に釘付けになっていた

そんな私の態度に気付いたのか、またスネイルが咳払いをする

「どれも常人なら即死に繋がる外傷ですが、貴方のようなAC乗りにとって最悪の負傷は、やはり右大腿部と左眼でしょう」

その言葉に、何も言い返せないまま息を呑む

…あの時コアの中で見たものは、間違っていなかったのだ

一向に視界が戻らなかった左眼

つま先が見えなくなっていた右脚

スネイルの見せる画面が、その結末を物語っている

「アーキバスの医療チームでも、原型を留めていないパーツは修復出来ないとのことでした」

写真の中で眠っている私からは、眼と脚が片方ずつなくなっていた

ミラージュのメンタルdice1d100=97 (97)

自分の知っている「まともな女」「普通のAC乗り」の身体じゃなくなったことに、多少ショックを受けてる←５０→失くなった部分をどう埋めようか考え中

[193 二次元好きの匿名さん 24/07/31(水) 15:03:15]

切り替えはええな

[194 １ 24/07/31(水) 15:54:32]

「……」
ACに乗って傭兵を名乗っている以上、怪我や死は無縁ではいられない
とはいえ自分がこんな大怪我を、しかも修復出来ない傷を負うことになるとは、流石に考えたこともなかった
ある筈の身体が、今ある身体の先に無い
試しに右脚を動かそうとしても全く感覚がない空虚さに、一瞬心が寒くなる
けど、それは本当に一瞬だった
だって嘆く理由がなかったから
今は泣くほど傷口が痛いわけじゃないし、泣いたからって代わりの手足を生やすような奇跡は起こせない
確かに違和感はあるし、傷口が醜いとは思うし、脚がないのも目が半分見えないのも不便だ
けど、だから死ぬってわけじゃない
私には、そんな「無駄なこと」をやってる暇はないのだ
そんなことをしている暇があるなら、この穴をどう埋めるかを考えなきゃいけない
その私の思考を見越していたかのように、スネイルは「ここからはビジネスの話です」と話を切った上で、端末をしまってこちらに向き直った
「幸いにも貴方の実力を我々は買っています。貴方という戦力は、私の作戦でも頭数に入れて計算する必要がある程度には大きい。そこで、貴方には二つ選択肢を提示します」
「……」
「一つ目はここを出た後、今まで通りに独立傭兵として企業から依頼を受ける方法。ただ貴方のその身体で、どれだけ依頼を達成出来るかは知れたものではありますが」
「二つ目は？」
「簡単な話です。貴方の失った身体に代わる新たな眼と脚を、アーキバスから提供されるのを受け取れば良い。企業の医療サービスを受ける立場——つまり、アーキバスの専属AC乗りとして」

[195 二次元好きの匿名さん 24/08/01(木) 00:05:11]

規制かな？
保守～

[196 二次元好きの匿名さん 24/08/01(木) 07:16:34]

ちいかわが番号付きに！？

[197 １ 24/08/01(木) 16:06:16]

ベイラムからNTRれた先で初恋の人と幼馴染がいる会社にNTRれそうになっているミラージュ

一体ここからどうなっちゃうの～！？

というところで続きになります

【🎲時々閲覧注意】運び屋傭兵ルビコンeats⑩｜あにまん掲示板

[198 二次元好きの匿名さん 24/08/01(木) 17:52:39]

わーい
相変わらず引きが強烈

[199 二次元好きの匿名さん 24/08/01(木) 18:27:56]

コルおじはコーディネーターについて知ってるのだろうか
「才能に縛られた矮小でなんか可愛い生き物」ってつまりオマちゃんがミラージュに向けてるような憐れみに似たなにかなのでは？(ぐるぐる)

[200 二次元好きの匿名さん 24/08/02(金) 06:16:20]

200！！