【🎲時々閲覧注意】運び屋傭兵ルビコンeats⑩

[1 １ 24/08/01(木) 15:34:20]

コーディネイターという災厄の種と集積コーラルを巡って俄かに各陣営が動きだす真の戦場《中央氷原》、そこには巨大な各勢力の活動拠点が…ドカ―――ン！！
ってなわけで始まっちまったchapter３、旧時代の話になるとモノローグ多めになっちゃうおじさん達が大活躍する中央氷原編だ（ベリウス地方に戻ったりもするけど）
ちなみにコーラルと並んでそのストーリーの鍵を握ってんのがコーディネイター、そのコーディネイターを追っかけて宇宙ストーカーしてきたのが絶賛内ゲバ中の封鎖機構
当初は各惑星からこれまで押収・解析して蓄えてきた最新機体でチートこいたり戦いは数だよ兄貴！で不法侵入企業や不法滞在開拓者の末裔どもを「キャン！」言わせていた封鎖機構だが、基本は野心がヤバい組織と頭の固さがヤバい組織の取っ組み合い、「あなたの駄犬も頭数に」ってどっかの陰険眼鏡が言ってたように二大企業は独立傭兵も巻き込んだ同時襲撃作戦を展開、全てを焼き尽くす暴力まで抱き込みだした星内勢力に封鎖機構は徐々に各地で敗戦、全土に展開した拠点と部隊を失い始めていく…どっかで聞いたような話だろ？これ
それじゃ収まらないってんで封鎖機構の問題は続くよどこまでも！けどコイツ（コヨーテス）は胡散臭すぎてダメ！コイツ（歩哨）はスペック低すぎてダメ！コイツ（システム）は思考に欠陥多すぎてダメ！じゃあってんで一部の現場部隊から希望を見出されたのがこのコーディネイター…っておいおいこれロボカテっつっても別のアニメじゃないの！？

[2 １ 24/08/01(木) 15:56:41]

ところがどっこい！実は序章の終わりの頃から予期せず伏線自体は張られていた《コーディネイター》
遺伝子構造によって生まれる前から才能が約束され、予定通りの成功を収めるって人生設計はコーラル使用手術流行前の時代で親御さん達に大人気、けどおっとそれじゃ設定された才能以下のスペックでしかない自分の存在価値はどうなんのってんでこの技術を当時の封鎖機構システムと世論は拒否
しかし皮肉にも半世紀後の現代に撃墜王のコイツ（ミラージュ・ストラトス）が現れ、コイツ（LC）も！コイツ（HC）も！コイツも（エクドロモイ）も！ってことでその正体の名前自体は知らなくても潜在能力に気付いた各勢力がこぞってスカウトを開始
怒らせたらエース級でも落とされる？だったら骨抜きにすれば良いじゃん？ってノリで口説くおじさん達
けど彼女が何の為に戦うのかもよく分からないままセリフを増やすから事故だって起こる、ほーらやっちゃったぁ！（デストロイモードで粉砕されるエクドロモイ）
しかも傭兵としてこの急速な成長を見せるこのAC乗り、まだまだ他にも全身に改造の痕跡があるようでアーキバスもオールマインドも俄然注目！どの改造が一番効いてんのか最早分からないが、その心身を完全に抑えればその能力も手に入れられるんじゃね？ってことで争奪戦（繰り返される誘拐）が始まった
彼女の遺伝子に秘められた可能性、それは託された希望を守り、永遠の救済を約束する……っておい！これやっぱ別のアニメかゲームじゃないの！？各方面大丈夫！？と実は気にしいな黒幕もいよいよ本格活動chapter３、その正体は…って終わりですか！？
「運び屋傭兵ルビコンeats」絶賛更新１０スレ目！勢いを落とすなよ諸君！
アニバーサリーとかはないんだなぁ、これが！！

[3 １ 24/08/01(木) 15:58:29]

今までの①

【🎲】ある独立傭兵がルビコンで生きる話｜あにまん掲示板

【🎲】運び屋傭兵ルビコンeats②｜あにまん掲示板

【🎲】運び屋傭兵ルビコンeats③｜あにまん掲示板

【🎲時々閲注】運び屋傭兵ルビコンeats④｜あにまん掲示板

【🎲時々閲覧注意】運び屋傭兵ルビコンeats⑤｜あにまん掲示板

[4 １ 24/08/01(木) 15:59:43]

今までの②

【🎲時々閲覧注意】運び屋傭兵ルビコンeats⑥｜あにまん掲示板

【🎲時々閲覧注意】運び屋傭兵ルビコンeats⑦｜あにまん掲示板

【🎲時々閲覧注意】運び屋傭兵ルビコンeats⑧｜あにまん掲示板

【🎲時々閲覧注意】運び屋傭兵ルビコンeats⑨｜あにまん掲示板

[5 １ 24/08/01(木) 16:03:37]

主な登場人物（アーキバス）
・フロイト…強化フェイズ入ったと思ったら裏でヤバいことになっている。顔か胸か尻かで言うなら恐らく顔派
・スネイル…駄犬の飼主に別の駄犬♀を売りつけられたと思ったら、やって来たのはお求めの人型TNT爆弾だった陰険鬼畜眼鏡。現在義肢のセール中。何らかの特殊性癖持ってそう
・オキーフ…完全に知らんうちに幼馴染がえらいことになっている、多分一番現状知ったら曇る人。そろそろ動け

[6 １ 24/08/01(木) 16:04:07]

主な登場人物（ベイラム）
・ミシガン…さらっと外れた選択肢でちょくちょくすごい情報が書き込まれている人。なんか一部の役立たずどもの様子がおかしい。
・イグアス…基地でのミラージュの曲芸キックの元ネタは実は模擬戦でのコイツの変態姿勢制御だったりする。ダチが末期。恐らく性癖は真っ当に巨乳派
・ヴォルタ…画面外で終始ミラージュに脳を焼かれ続け遂にハンガーへ動き出したが、恐らく欠損ミラージュに一番会っちゃいけない人物。詳細不明だが実はミラージュとの初夜で性癖が歪んでいる

[7 １ 24/08/01(木) 16:04:41]

主な登場人物（解放戦線）
・フラットウェル…謀略ガチ勢返り忠教唆英雄作成ASMRおじさん（リアコではない）。推しの子を二度攫ったら今度は善意で鴉に攫われた。身内のリアコと復権派で胃に穴が開きそう
・ツィイー…脳焼かれた結果ベイラムの雌犬にガチ恋しちゃった女の子。自分の為に戦ってもらう実績を解除した為ヒロインレース独走中。今のミラージュ機のコアを見たら多分吐く

[9 １ 24/08/01(木) 17:10:21]

義理の範疇の治療だけ受けて、今までの関係でいるか

より高等な治療を受けて、アーキバスの犬になるか

スネイルから与えられた選択肢は多いようで少ない

安い買い物でない以上治療が完了するまでは返答を待ちますと言って彼がその場を立ち去った後、私は一人ぼんやりと天井を眺めていた

「……」

そもそも各企業の医療技術について

義体については

アーキバス…かなり力を入れている

シュナイダーdice1d4=4 (4)

ベイラムdice1d4=4 (4)

大豊dice1d4=1 (1)

エルカノdice1d4=2 (2)

ファーロンdice1d4=3 (3)

RaD dice1d4=2 (2)

タキガワdice1d4=2 (2)

1=実績のある老舗ブランド。現在も研究開発の手は厚く、商品は手広く展開されている

2=実績は薄いが、研究に力を入れている新進気鋭のニューブランド

3=企業の特色が非常に強く、マニアックで客を選ぶピーキーなブランド

4=そもそも扱っていない

[12 １ 24/08/01(木) 19:01:56]

※ちなみにオールマインドはdice1d2=2 (2)

1=オールマインドは手足を失っても戦場を忘れ得ぬ全ての傭兵の為にあります（おもむろに取り出される義肢）

2=オールマインドは現在、ACの改良に勤しんでおります――

なお各企業の特色

エルカノdice1d100=85 (85)

ファーロンdice1d100=31 (31)

タキガワdice1d100=74 (74)

RaDdice1d100=75 (75)

普通の人体に外見も含め寄せている←５０→ねえこの設計とギミック絶対要らねえって！！！

アーキバスと大豊は探せば大体何でもある、ただしふとましい

[14 二次元好きの匿名さん 24/08/01(木) 19:07:16]

エルカノ「自重は不要か👁👁」

[16 二次元好きの匿名さん 24/08/01(木) 19:13:10]

いーやエルカノには空力突き詰めてスラスター搭載型人間用アルバ脚を作ってもらう

[18 二次元好きの匿名さん 24/08/01(木) 19:28:54]

タキガワは日本企業っぽいし絶対バカみてえな高機能要素入ってる

[20 二次元好きの匿名さん 24/08/02(金) 07:22:20]

ちいかわ、自分が誰かを守るにはなりふり構わず暴れたほうが結果的に守れていることに気づいて、余分なものは捨てていくメンタリティが成長してってる気がしてこわいなあ
追い詰められると成長する仕様ってこういうとこにも適応されてるんすか？

[21 二次元好きの匿名さん 24/08/02(金) 19:06:24]

保守

[22 二次元好きの匿名さん 24/08/02(金) 20:02:08]

そのうち欠損しても「とれちゃった、つけてもわないとな」ですませるようになるんじゃ…

[23 二次元好きの匿名さん 24/08/02(金) 22:28:06]

今のちいかわには重石がないからな
気を付けてかないとふわふわ飛んでくぞ

[24 二次元好きの匿名さん 24/08/02(金) 22:52:36]

ヴォルタが手を離すのが悪いよヴォルタが～

[25 １ 24/08/02(金) 23:10:17]

アーキバスの医務室の天井は、ベイラムのものより更に白かった

白すぎて目がチカチカするような気もする

シミひとつない純白のそれを眺めながら、漠然とこれからのことを考える

私の知っている限り、アーキバスに頼らずとも義肢自体は一応他の企業でもあるにはあるし、大豊なんかはその道でもトップクラスのシェアを誇る

だからアーキバスに頼らなくても、金に糸目をつけなければ失った部分を埋める方法はある

ただ、その手札を切るのを選ぶだけの力と、理由があるのかだけが問題だった

AC乗りにとって義肢とは、ある意味ACのパーツ以上に高い買い物だ

機動戦の負荷に耐えられるだけの頑丈性とパイロット本人の操縦技量に追いつくだけの繊細さを高い水準で両立させようとすれば、どうしても高級品に手を出さざるを得ない

しかも定期的なメンテナンスや経年劣化に伴う買い替えなども含めると、値札に書かれた数値以上のコストが掛かる

しかもどれだけ金を掛けても、それで自分のパフォーマンスを完全に取り戻せる保証はない

どこまで行ってもハイリスクな金食い虫なのだ

最近ベイラム系列との付き合いが悪くなっていたのは、そういう点では結果論になるけど悪手だった

（最近、カツカツだったからなぁ）

これまで私に大口の依頼をしてきたのは大体ベイラムだ

頭数が多く戦線を広げ続けていたベイラムにとって私はそれなりに愛用出来る足だったから、あちこち駆けずり回る雑用じみた仕事はほとんど私が請け負って来た

けどここに来て疎遠になるどころか敵対すらし始めた今、もう彼等にとって私は無害な存在じゃない

高い買い物を"友達価格"でやりくりするのは無理だろう

一応エルカノにも義肢の商品はあった気がするし、そっちはフラットウェルに頼めば安く出来るかもしれない…けど、元々エルカノの商品はどれもこれも超高級品だ

「……難儀だなぁ」

依頼をどれもこれも半端にしか熟せなかった挙句格好つけて最低限の弾薬費くらいにしかならない金額で依頼を受け続けた身には、この買い物はすっかり悩みの種となっていた

悩んでいるミラージュの元へdice1d3=2 (2)

1=フラットウェルから連絡が届く

2=フロイトが尋ねる

3=オキーフが尋ねる

[26 二次元好きの匿名さん 24/08/03(土) 00:36:46]

シラフで対面するのは初では？

[27 １ 24/08/03(土) 01:29:43]

※

フロイトとミラージュが出会った時dice1d100=55 (55)

特段何ともない←５０→急にバチっというかカチッというか、自分の中で何かが繋がるような感じがした

足がもげたミラージュに対するフロイトdice1d100=87 (87)

コーラルリリースは保留だったけど、もう自分が耐えられなくなってきた←５０→ACにまだ乗り続ける気なのかを聞きたい

[28 二次元好きの匿名さん 24/08/03(土) 10:34:50]

ちいかわRTA走者にしてチャートの破壊者、フロイト

[29 １ 24/08/03(土) 11:11:45]

「どうしよう…、…？」
「邪魔するぜ」
独り言に、ドアの開く音と一緒に低い声が返ってくる
少しゆっくりしたテンポの足音を立てて部屋に入ってくるその声に、鼓動が跳ねた
「久しぶりだな、"運び屋の傭兵"。といっても、最近はあまり荷物を運んではいないみたいだが」
猫みたいに目を細めて笑うその男は、アーキバスから支給されるパイロットスーツの上からジャケットを羽織っていた
その声を忘れる筈も、間違えるわけもない
「フロイト」
「…。ああ」
鍵を握ることも捨てることもしない手を持った男の名前が自然と出る
私に呼ばれた彼は、細めた目を一瞬だけ見開いた気がした
「どうしてここに」
「お前が意識を取り戻したってスタッフから聞いたんでな。スネイルめ、俺がほとんどこっちに来ないのを良いことに黙ってたんだ」
ゆったりした歩き方は、長い脚と広い歩幅の裏返しだ
あっという間に私の入った医療カプセルの側に立った彼は、透明な壁に手をついて私を直視してくる
「思ったより元気そうだな。ここに運ばれて来た時はほぼ死体って話だったが」
「傷の治りは早い体質なんだよ」
アンタらに好き勝手弄くり回されたおかげで、とは言わなかった
フラットウェルの話が本当なら、私はアイランド・フォーの動乱の後アーキバスへ誰かに引き渡されたモルモットだ
私の身体がこうなったのはアーキバスの研究チームの管理下へ置かれた後のことであって、動乱での活躍を買われて役職を与えられた生粋のパイロットであるフロイトは関係ない…その筈なのに
「…？フロイト？」
私のセリフを聞いたフロイトは、眉間に皺を寄せて目を伏せる
彼自身の記憶を眺めているのか焦点の合わない目で、彼は私には見えない何かを睨んでいる
過去を悔やんでいるような、自分を呪うようなその表情は、彼が私の身体のことと無関係ではないことを示していた
…この男は、私のことを知っている？
「…なぁ」
数秒の沈黙の末、視線を私に戻したフロイトが口を開く
「お前は…そんな身体になっても、まだACに乗りたいか？」
ACと強者をこよなく好み、戦いの中に戦いを見出すアリーナ１位、ヴェスパーの第一隊長のセリフとは思えない問いかけだ
ただ彼は私よりずっと年上で経験も豊富な筈なのに…その声はどこか縋るようで、放っておけない気がした

[30 １ 24/08/03(土) 11:12:17]

※

ミラージュはdice1d100=41 (41)

乗りたい乗りたくないじゃなくて、やらなきゃいけないから←５０→今更手放せないよ。…ごめんね

[31 二次元好きの匿名さん 24/08/03(土) 11:29:09]

なにかを手放してでも超えたい壁がある

[32 二次元好きの匿名さん 24/08/03(土) 12:04:32]

顔派のフロイト、ちいかわの顔(目)を傷つけられたの微妙に堪えてそう

[33 １ 24/08/03(土) 12:40:26]

「ACに乗りたいか…？」

考えてもみなかった問いに、すぐには答えを返せなかった

思わず困惑の色が混ざった私の声に、まだ少し険しい顔のフロイトが軽く頷く

「お前が俺と互角に渡り合える傭兵だったとしても、その身体で戦うなんて無茶だ。そんな状態で戦っても全力は出しきれないし、今度こそ残った手足じゃなくて、命を落とすことだってあり得る。心身の負傷が原因で前線を退くACやMT乗りは珍しい話じゃない」

フロイトのその言葉は否定出来ない

だって私自身、身体より先に精神が壊れたAC乗りをあれだけ間近で見てきていたんだから

脳裏に過ったヴォルタの澱みきった眼が、記憶の底から私を睨んでいた

「……」

ヴォルタは壁でのストレスに耐え兼ねて戦場に出られなくなった代わりに、レッドガンとして生き残る為にオペレーターになる道を選んだ

フロイトが言っているのは多分そういうことで、その生き方、戦い方を私は否定する気なんてなかった

というより、否定出来るわけがない

そこから元の戦場に手を引いて連れ戻すだけの力もなくて、肯定も否定もしないでずるずると沼の底へ一緒に沈んでいくことを選んでいたのは私だ

けど、その生き方を今更私自身のやり方には選べなかった

「駄目だよ」

私には、そんな生き方をする権利はない

「乗りたくないかどうかなんてどうでもいい理由で、戦うかどうか決めちゃ」

好き嫌いで舵の取り方を自由に決められるほど、私は強くはない

私が弱いのにACに乗ることを選んだのも、運び屋稼業を続けてきたのも、戦うことを決めたのも、全部そう

唯一自分の意思で勝手に決めたのは、戦う理由だけ

そしてそれの為に何度失敗しても戦い続けることを決めた以上、もう私自身のモチベーションなんてものはどうでもいい

「戦う理由があるんだ。それに右脚以外のまだ手足は生きてる」

ACから降りるわけにはいかない、それは今の私の死と同義だ

「だから、やらなきゃ」

そう言い切る私を見つめ返すフロイトの眼には、私にはよく分からない感情が渦巻いていた

フロイトdice1d100=66 (66)

お前だから顔が潰れようが身体が壊れようが愛せるが…けどな…←５０→これ以上傷付いてほしくない

[34 二次元好きの匿名さん 24/08/03(土) 17:09:34]

かつてのちいかわ(モルモットの姿)を重ねてそう
前ダイスでファクトリー100とか叩き出してたしヤバめの実験されてたのだろうか

[35 １ 24/08/03(土) 22:06:54]

「………。…そうか」

「…何？」

フロイトの沈黙が、よく分からなかった

彼は戦場を愛しACから降りられないタイプの人間だ

己惚れるつもりはないけど…戦場で出会ってもすぐに死んでしまわない程度に腕の立つパイロットが一人でも多くなることを、彼は素直に喜ぶと思った

なのに私が戦う気を見せても彼の反応はいま一つ良くなくて、寧ろ、私が前線から退かないことを快く思っていないようにすら見えた

それが理解出来ない

あれだけ私と戦うのを楽しんでたくせに、どうして今はそんな顔をしているんだろう

「…俺は、お前の家族でも何でもない」

「……？」

「だから俺がどう思おうが…それだけでお前の生き方までは、変えられない」

フロイトは喋りながらも、リアルタイムで言うべき言葉を探しているようだった

視線を微かに左右に揺らしながら、自分の気持ちの形を探っている

「だが、俺はこれ以上…お前が傷付いた姿は、見たくない」

カプセルの透明な窓の上を、フロイトの指が滑った

ミラージュdice1d2=1 (1)

1=なんで？私と戦いたいんじゃなかったの？

2=…私、アンタにそんな心配される理由なんてないでしょ…？

[36 二次元好きの匿名さん 24/08/03(土) 23:25:58]

仮にミラージュがヴェスパー入りしたら他の人からフロイトに公開告白されてた子か…って思われるのちょっとおもろいな

[37 二次元好きの匿名さん 24/08/04(日) 11:00:11]

保守

[38 二次元好きの匿名さん 24/08/04(日) 12:00:26]

昔もこうしてカプセル越しに会話したことがあったりして

[39 二次元好きの匿名さん 24/08/04(日) 13:15:26]

士長からコーディネーターについての情報を聞かされて、実際に自分たちが生まれるまでに出た犠牲の大きさを知ったから余計に>>20と強く思っている可能性

[40 二次元好きの匿名さん 24/08/04(日) 16:11:25]

>>39

まだ士長のファイルは見てなくね？

[41 二次元好きの匿名さん 24/08/04(日) 16:20:05]

>>40

まだ送られてきただけか

勘違いしてたわ

[42 二次元好きの匿名さん 24/08/05(月) 00:17:19]

保守

[43 二次元好きの匿名さん 24/08/05(月) 07:58:51]

このまま第一部隊になったりして

[44 １ 24/08/05(月) 11:35:59]

「…なにそれ」
傷付くのを見たくないと言われても、私にはやっぱりフロイトの考えが理解出来なかった
理解も、したくなかった
「あれだけ私のこと焚きつけておいて？」
「……」
「アンタが最初に私を捕まえて、離さなかったくせに…そうやって手放すの？」
「……」
私達が出会ったあの場で、逃げようとした私を捕まえたのはフロイトだ
あそこでフロイトと戦ってから、私の心はいつだって戦場から帰れなくなった
夢中で食らいついて、離さないで、どちらかが果てるまで貪りあうような時間に夢中になった
どれだけ平和に生きようとしても、他の誰かと戦っても、フロイトと戦った時のことを忘れきれなかった
「やだよ、フロイト」
やりたいことが出来て、強くなろうとした
強くなりたかった私にとって、追いつきたい背中はロック・スミスだった
未練がましく戦う姿を真似た
自分なりに強さを咀嚼した
そうやって必死に追いかけてきたのに、その背中の持ち主は傷付いてでも戦おうとする私を歓迎していなかった
だからって引き下がれないし、止まれない
フロイトの言うように、家族でも恋人でもない彼の言うことを聞く必要はないのだ
よしんばそういう仲だったとして、戦う理由が出来てしまった以上、もう私は死ぬまで戦場から立ち去れない
そんな人生は、戦いの中でしか終われない
人並みの終わり方をしたいとは思わないけど、自分の最期を掻っ攫っていく相手くらいは選びたい
だからその幕引きをする敵はフロイトでいて欲しいのに…そのフロイトは、私が傷付くと悲しいらしかった
分からない
生き方を捻じ曲げるくらい全霊で欲しくなった人なのに、その人は今の私のやり方が嫌だと言う
「こんなに、忘れられないのに」
私は、戦う以外にフロイトを離さないでいる方法が分からなかった

[45 二次元好きの匿名さん 24/08/05(月) 12:09:18]

すごい勢いでフロちいが追い上げてきている！

[46 二次元好きの匿名さん 24/08/05(月) 12:25:16]

そういやAC6TRPG化が発表されましたね、楽しみ～

[47 二次元好きの匿名さん 24/08/05(月) 20:26:38]

片目がなくなり片足がなくなり、かつての「あの子」の面影がどんどん失われていくオキーフ…

[48 二次元好きの匿名さん 24/08/06(火) 07:17:04]

前士長から送られてきたデータについてはもうスネイルにばれてるのかね
コーディネーターを生み出した星は滅ぼしたのにちいかわは生き延びてるあたり、士長みたいな人たちが相当苦労して保護したんだろうな

[49 二次元好きの匿名さん 24/08/06(火) 12:24:13]

コーディネーターをわざわざ強化人間に塗り替えて冷凍保存してたの、システムちゃんの執念を感じる

[50 １ 24/08/06(火) 20:38:38]

「…俺は幸せ者だな」

揺れて彷徨う指の向こうで、フロイトが微かに笑う

口角が上がっているのに眉尻は少し下がっていて、仕方ないとでも言いたげなその表情は、笑っている筈なのに泣いているようにも見えた

「お前を忘れられなくて、未練たらしく戦場に残った。一番楽しかった頃の思い出を追いかけるしか出来なかったのに、お前に出会って、全部忘れてもお前にそう言ってもらえた。…それだけで、きっと俺は十分すぎるくらい幸せ者なんだ」

「…フロイト」

フロイトの考えていることは、私には分からない

どうして私が傷付くと彼が傷付いたような顔をするのかも、急に私が戦うのを喜ばなくなったのかも、そんな彼をどうしたら離されずにいられるのかも、何も分からない

けど今のフロイトの表情は…あまり好きじゃない

彼にそんな顔をされると、胸の内に棘が刺さったような心地がする

…フロイトに、そんな顔はしてほしくない

けど私にフロイトが触れられないように、私もフロイトに触れることは出来なくて、何となく伸ばした手は透明な窓を挟んでフロイトの指先と重なるだけだった

フロイトの反応dice1d100=39 (39)

泣いちゃった！←５０→…やっぱり運命か

[51 二次元好きの匿名さん 24/08/06(火) 21:23:23]

ワァ…ァ…！

[52 二次元好きの匿名さん 24/08/07(水) 07:07:16]

保守～

[53 二次元好きの匿名さん 24/08/07(水) 07:49:03]

昔のちいかわも脳内に囁かれてたのだろうか

[54 １ 24/08/07(水) 13:42:20]

薄いのに割れない壁を挟んで、二人の指先が繋がる
それに目を見開いて動きを止めたフロイトの目から少しずつ透明な何かが溢れて、緩やかなカーブを描いたカプセルの上に音を立てて滴った
「……泣かないでよ」
「無理だ」
今以上に傷付いたわけでもないのに、なんでこの男は泣いているんだろう
…あれもこれも、分からないことばっかりだ
私はフロイトのことを何も知らない
どこで出会ったのかも、どうして彼が私のことを知っているのかも、どうして彼にこんな表情をしてほしくないのかも
そんなの当たり前のことなのに、改めて突きつけられたような気がした
…だから知りたい
知らなきゃいけない、そう思った
「教えてよ、フロイト」
名前を呼べば、涙の膜に覆われた目と視線がぶつかる
「私、アンタのこと何も知らない」
「…俺のことを、今のお前が知る必要なんて」
「必要だからじゃない」
私が一歩進む分、ここに来てフロイトが急に及び腰になる
けど逃がさない
いい加減、私はもっと色んなことを知らなきゃいけない
それでも私がフロイトのことを知ろうと思うのは、そんな義務感からじゃない
「知りたいから、教えてほしいんだよ」
「……！」
そう言う私を直視したまま微かに揺れながらも動けないでいるフロイトの瞳の中に、一瞬逡巡が過ぎっていく
「……だったら…全部俺のせいだって言っても、同じことが言えるか？」
次にフロイトが口を開いたのは、長い沈黙の果てだった
色々な感情の中で悔恨とでも呼ぶべきものを特に色濃く滲ませながら、どこか重くなった声が絞り出される
「お前が記憶を失くしたのも。お前の身体が改造されたのも。お前が戦いを捨てられないのも。全部、俺のせいだ」
少し震えた声を、フロイトは溺れた人が喘ぐように吐き出しながら吐露する
私が知るべき、私と彼の因縁を
「それでもまだ…お前は、俺を忘れたくないって言ってくれるか？」

[55 １ 24/08/07(水) 14:12:47]

※

C2-297の一人称dice1d2=1 (1)

1=私

2=僕

口調dice1d2=1 (1)

1=ガサツで中性的な口調で話す、会う人全員クッソどうでも良いと思ってるクソガキ

2=堅苦しい敬語で話す、礼儀正しいように見えて単純に慇懃無礼なだけのクソガキ

フロイトと出会った時の情緒dice1d100=90 (90)

たまに少し疲れるけど、結局「役割だから」「仕事だから」で全部受け流せていたストレス耐性の鬼←５０→役割だから何でも撃てるし何でも使えた、情緒皆無のキレたナイフ

[56 １ 24/08/07(水) 14:55:22]

諜報員として活動していたオキーフがいつからあの事態に介入していたのかは知らないが…アイランド・フォーの動乱に俺が徴用されたのは、諸々の武力抗争が本格化して間もなくだった
開戦から終戦までほぼ全ての時期参戦し続け、今も生きているパイロットはほんの僅かだと思う
それくらい”人の出入り”が激しい戦場だったのだ
余りに激しい人材の消耗と、広がるばかりで留まるところを知らない戦域
傭兵事業の需要は日々高まり続け、強化手術の”失敗作”すら在庫処分も兼ねて安価で買い漁られ、名うてのエースパイロットやエージェントが次々落札され、時に寝返らせる時もある市場には不気味なくらい金が回った
あの戦乱に関わった奴等は、今となっては全員熱病で気が狂っていたとしか思えない
当時の俺は今よりずっと若くて、体力とACの操縦技術だけで食い繋いできた新米の傭兵だった
傭兵の博覧会か見本市のようだった戦場には俺より経験豊富な奴は多かったし、自身の価値を釣り上げる為かAC戦以外にも芸を持った奴も少なくなかった
電子戦に強い奴、生身での暗殺も引き受けてる奴、闇市場の情勢に強い奴、大手企業に繋がりを持つ奴、その他諸々
あらゆる人材が投入されては消えていくそこで生き抜くために、誰もが薄汚い仕事にも裏切りにも手を染める
誰が味方で誰が敵かも見失いそうになる戦場で、AC戦しか特技のない俺もまた生き残るのに必死だった
必死だったが、楽しかった
明日どころか半日後に生きているかすら怪しい情勢の中、何の依頼を受けてどこで戦っても周りは硝煙の匂いと死の気配が充満していた
自分の何倍もの時間を戦場で過ごしてきたような奴等を相手取って、自分も鉄臭さに塗れながらただ生き残る為だけに戦う時間が俺の青春だった
肩書だけでも格上の存在を凌駕する達成感、死がこめかみを掠るような危険を掻い潜る高揚感、全霊で生きている実感
他の連中と大差なく、青臭い精神も相まって俺もまた熱に浮かされ狂っていた一人だった
だが当時の俺と同じ勢力に雇われていた傭兵集団の内に、一人完全に別の温度を纏って生きている奴がいた
身軽で動きやすい軽量機に乗り、戦場を跳ねるように走り回って敵を仕留める…一切無駄のない、完成された動きを繰り返す独立傭兵
その洗練された動きが精巧な機械人形か難しい楽譜みたいだと思ったのが、始まりだった

[57 １ 24/08/07(水) 15:17:15]

※

当時のC2-297の左手武器はdice1d2=1 (1)

1=近接武器

2=射撃武器

近接武器dice1d3=3 (3)

1=レーザーブレード

2=レーザーダガー

3=パイルバンカー

射撃武器dice1d6=2 (2)

1=ハンドガン

2=ショットガン

3=マシンガン

4=ライフル

5=バズーカ

6=グレネード

[59 １ 24/08/07(水) 15:30:02]

※

スタンバトンとスライサーと導きのぶった切り入れんの忘れてた

なおランスは先進技術局開発の為、この時点では完成してないor市場に出てないものとして選択肢から外しています

あと単純に重量がね…

近接武器dice1d7=3 (3)

1=レーザーダガー

2=レーザーブレード

3=レーザースライサー

4=スタンバトン

5=パルスブレード

6=パイルバンカー

7=太陽守

[60 １ 24/08/07(水) 15:40:50]

左手：レーザースライサー

右手dice1d6=6 (6)

1=ハンドガン 2=ショットガン 3=マシンガン

4=ライフル 5=バズーカ 6=グレネード

左肩dice1d3=2 (2)

1=射撃武器（持ち替え）

2=近接武器（持ち替え）

3=肩武器

右肩dice1d2=1 (1)

1=射撃武器（持ち替え）

2=肩武器

射撃武器が出た場合dice2d6=4 5 (9) (左肩/右肩)

1=ハンドガン 2=ショットガン 3=マシンガン

4=ライフル 5=バズーカ 6=グレネード

近接武器が出た場合dice1d7=2 (2)

1=レーザーダガー 2=レーザーブレード 3=レーザースライサー

4=スタンバトン 5=パルスブレード 6=パイルバンカー 7=太陽守

肩武器が出た場合dice2d3=3 3 (6)

1=ミサイル

2=バズーカ

3=グレネード

重量オーバーになるからガトリングは全面出禁です

[61 １ 24/08/07(水) 15:42:45]

※
左手：レーザースライサー
右手：グレネード
左肩：レーザーブレード
右肩：バズーカ（持ち替え）
何だこのクソキモいアセンは

[62 １ 24/08/07(水) 15:44:54]

※

なおこの全部消し飛ばすか全部切り刻むかしか考えてないクソバカアセンで当時のロックスミスとぶつかった場合dice1d100=18 (18)

フロイトの方が強い←５０→信じたくないがC2-297の方が強かった

[63 １ 24/08/07(水) 16:26:33]

右手にはグレネードかバズーカ、左手にはVCPL社製の近接武器を二種
シールドも弾幕もミサイルもない、瞬間火力だけに特化した捨て身でアンバランスなアセンブル
その機体構成を見ただけで分かった、乗っている奴は相当ネジの外れてカッ飛んだイカレ野郎だと
だがその実動きは繊細で、奇想天外なタイミングで引き金を引く戦いぶりは自由
それ以上にそのAC乗りは丁寧な操縦技術と柔軟な判断力でも隠し切れないほど、俺の想像を超える大馬鹿野郎の生き方をしていた
高く舞い上がったそのACが放ったグレネードが地表のMT部隊や地雷を焼く
彼女を撃ち落とそうと迫るミサイルの弾幕をハイGターンで避けながら地表に舞い下りた彼女が、グレネードからバズーカに武器を持ち替え追尾者のヘリ群をミサイルも巻き込みながら吹っ飛ばす
大口径の武器がどちらもリロードになったタイミングを突き、地上で彼女に迫るACやMTは…ACの左腕が青く光ると、その数秒後には敵は全員微塵切りになって沈黙した
その傭兵は、他の傭兵とは全く組もうとしなかった
誰のことも信じていないからだ
その傭兵と、他の傭兵は誰も組もうとしなかった
誰も彼女についていけなかったからだ
瞬きした一瞬のうちに誰が死んでも文句を言う暇すらない死の展覧会の中を、彼女は全てを置き去りにして一人滅茶苦茶に駆け回る
そのACの動きは「生き残る為の戦い方」じゃない
どこまでも自分の時間や安全を軽視した、「一体でも多く敵を壊す」ことを突き詰めたやり口だった
人は俺を含め、大なり小なり死への恐怖を持ち、闘争本能の根幹には死の拒絶がある
死にたくないから殺す、シンプルな話だ
だがこの独立傭兵の動きには死への恐怖も拒絶も見えない
それが傭兵跋扈する戦場の中でも頭一つ抜けた狂気だと同じ戦場に立った多くの傭兵は気付いていたから、誰もその傭兵とは関わろうとしなかった
俺も当初は遠巻きに見ている一人だったが、同時に理路整然としたその戦い方の中に芸術みたいなものを見出していた
たった一つのコンセプトに沿って突き進む戦い方は、流星のように綺麗な線を描いている
綺麗だと、そう思ってしまった
やっぱりあの時の俺は熱を出していたし、若くて青臭い馬鹿だったとしか言いようがない

[64 １ 24/08/07(水) 17:10:33]

日夜ぶっ通しで戦っていてもストレスが溜まりにくい体質だったのも悪い
まあ要するに戦場にいながら俺のメンタルは学校に通うその辺のティーンと大して変わらないノリのままだったせいで、青春真っ盛りなお年頃によくある精神的な病気をちょっと拗らせていたのだ
遠巻きに見惚れているだけじゃ物足りなくなって、次第に俺はその傭兵を追いかけ始めた
地雷を素手で掘り起こすような危険度の仕事ばかり回されるその傭兵を追い回し、俺も同じ仕事ばかり受けた
その傭兵の背後にいれば生き残れると勘違いした奴も何人か常にいたが…毎度毎度そいつと同じ戦場に立って、毎度生き残れる奴は殆どいない
淡々と死のフルコースを平らげ続ける傭兵と、その後を大体無傷で追い回す俺
その後に一時は何人かの傭兵が続いたが…結局間もなく、戦場の最先端に立っているのは俺達二人だけになっていた
そしてそうなるまでの間に、俺達は顔を付き合わせることはおろか、一言も話したことすらなかった
俺がその独立傭兵の正体を知ったのは、追っかけを始めて一月近く経った頃だったと思う
敵勢力の拠点の一つを落とすのに二人だけで先陣を切らされたことがある
その仕事自体は俺達だけで無事に終わらせたわけだが、拠点まで強行軍で突破したせいで何日もまともに寝ていないし風呂にも入っていなかった
負傷はないが衛生的によろしくない、そしてそんな状態になりながら俺達が到達し落としたのは活動拠点
補給シェルパを手配しつつ、交代制で風呂と仮眠を済ませようと俺が切り出した
暫く無言の膠着状態が続いた末、裏切ったりする意志がないことを示す為に俺が先にACから降りた
戦場でAC乗りがACから降りるのは、銃を捨てるどころか服を脱ぐのに等しい
誰がいつ裏切るかも分からないこの動乱の中、非戦闘区域以外でそんな真似をすれば寿命が消える
向こうの傭兵はそれを警戒していたから降りるのを渋っていたわけだが、俺にとっては警戒する理由がなかった
この傭兵は俺がACから降りたところを狙ったりはしない、殺す気があるなら既に撃っている…戦い方を見ていくうちに、そう確信していたからだ
そしてロック・スミスのコアのハッチを開け地上に出た俺の背後に立ち尽くしたACは、俺がハンガーを出てからシャワーを済ませて戻って来るまで予想通り沈黙したままだった

[65 １ 24/08/07(水) 18:11:40]

久々のシャワーだったが、汗を洗い流せることを喜ぶより先に頭から水を被ってさっさと上がった
気を抜けない場所だったからというのもあったが、何より早くあのACのコアの中を暴きたくて堪らなかった
濡れた身体の水気を雑に拭って、ハンガーまでダッシュで戻る
汗を流した側からまた汗が滲みそうになる俺を、軽量のACが直立不動のまま黙って見下ろしていた
俺が降りた時から微動だにしないでいたらしい姿に、自分の解釈が間違っていなかったことを確信する
「戻ったぞ、お前も行って来いよ」
しばらくまた沈黙し続けた末、ACのハッチが開かれる
そこから出てくるのはどんなパイロットだろう
若いのか年老いているのか…何となくだが、あの滅茶苦茶っぷりはベテランというより天才の気がする
男なのか女なのか…これは動きからじゃ分からなかった
体格は？筋力は？身体の柔らかさは？指の太さと長さは？肌色は？目の色は？傷痕は？強化人間か？常人ならボロを出すほどのストレスに晒された時の表情は？
知りたいことだけで山が出来そうだ
答え合わせを待つ時間、俺の脳内に様々なイメージ画像が浮かび上がっていく
だが俺の思い描くパイロット像は、どれも何か違う気がした
老若男女、どの姿を思い浮かべても何かが一致しない…いや、何かが足りない？
（…知りたい）
正解が気になって仕方ない、早くその素顔が見たい
耐え切れず焦らされるような心地に唾を飲む喉が鳴り、知らず知らず爪先が品もなく揺れて床を叩いた
そんな俺の内心など知る由もなく、コアが開かれる速度は変わらない
そして開け放たれたその広いとは言い難い空間から、小さな影が飛び出した
「は？」
音もなくリフトに降り立ちハンガーへ乗り移るその動きは野良猫みたいだ
だが、それどころじゃなかった
ハンガーへ現れたその身体は、俺の想像よりずっと小さかった
「子供…？」
安物のパイロットスーツに包んだ身体は俺の腰より少し頭が高い程度で、凹凸の少ないその体躯とボサボサでろくに整えられていない髪からは性別すら判別出来ない
俺が追い続けた流星の正体は、年齢が二桁に到達しているかどうかすら怪しい子供だった
そのことに雷に打たれたようなショックが走るのと同時に、頭ではどこか納得した
俺のイメージしたパイロットに足りていなかったもの、それは子供のような純粋で無垢な気配だったのかと

[66 １ 24/08/07(水) 18:17:24]

※

C2-297→フロイトの第一印象dice1d100=59 (59)

何したいのか知らないけど、生身なら殺せるとか思わない方が良いよ。特にアンタは←５０→……？（謎のバチッとした感じが来る）

C2-297の正体を始めて見たフロイトの第一声dice1d3=3 (3)

1=ちっちゃ…

2=可愛い…

3=結婚してください

[67 二次元好きの匿名さん 24/08/07(水) 18:51:34]

>>66

[68 二次元好きの匿名さん 24/08/07(水) 19:05:21]

ネタ選択肢を外さない最強

[69 １ 24/08/07(水) 19:21:00]

真っ白になりそうになる頭で色々考えているうちに、ハンガーに降りた傭兵はスタスタと歩を進めて俺の前で立ち止まった
「……」
そして小さな足を揃えて立ったまま、俺をじっと見つめる
爪先同士が触れそうなほどの距離に立つその存在に、俺は何も言えなかった
伸び放題の荒れ放題になった前髪の奥から微かに覗く眼差しに、温度はない
だが無感情のそれは、死にきっているのともまた違う気がした
「……！？」
だって死体と目が合ったって、俺は何も感じないくらいには図太いのだ
それくらい図太くてイカれた精神じゃなきゃ、こんな戦場の中で生きていけない
なのに…暖かくも冷たくもないその視線を見た時、俺の中で何か淡い色の閃光のようなものが弾けた
それは一瞬のことだったが…絶対に気のせいなんかじゃない
本当の流れ星のように一瞬で駆け抜けたその光の後を追うように、言葉じゃ説明しきれない何かが込み上げた
（何だ、これ）
実体を掴みきれないまま絶え間なく込み上げるそれは、炭酸の泡みたいだ
それが白く飛びかけた俺の脳の回路の中でバチバチ音を立てて弾けていく
（どうしよう）
思考がバチバチし過ぎて、上手く言葉を喋れない
喋れないというか言葉が出てこない、言葉ってどうやって考えるんだっけ…？
黙りきってしまった俺を怪訝に思ったのか、少し傭兵が首を傾げる
重力に引かれた前髪が少し流れて、その瞳がより露わになる
それを見て、さっきよりも強く炭酸の泡が吹きあがった
（あ）
甘いような酸っぱいような、よく分からない感覚が胸の中で弾けていく
ずっと黙ったままの俺に痺れを切らしたのか、傭兵が視線を逸らしてその場を後にしようと足を前に出そうとする
行ってしまう
そう思った瞬間、外された視線を追えと言うかのように弾ける泡が俺の背中を突き動かす
「…ま、待ってくれ…」
その衝動のまま身体は動いていて…気付けば、考えるより早く俺は咄嗟に手を掴んでいた

[70 １ 24/08/07(水) 19:58:19]

掴んだ手は見たとおりに細くて、俺の手がその手首を一周しても指が余るほどだった
筋肉も何も感じさせないその手首はパイロットスーツに阻まれて、どんな温度なのかは分からない
けど触れた指先から電流が走ったような心地がして、心臓を突き抜けて背中まで痺れる心地がした
「……っ」
「………、何…？」
後ろから俺に捕まれた身体はあっさり止まって、面倒くさそうに振り返る
視線と同じくらい何も篭っていない空っぽの声は幼くて、少し低い声は少女のようでも少年のようでもあった
なのにその声に鼓膜を揺らされた途端、三度目の閃光が脳を焼く
（あ、ヤバい）
言っておくが、俺は断じて小児に劣情を催す性癖じゃない
自分達が稼ぎ場としていた地域で生活しているような孤児が飢えを凌ぐ為に傭兵やギャング相手に”そういうこと”をするのは、傭兵稼業をしていくうちに見慣れてしまった
だが俺自身は淡白な方だったし、ただでさえ若い自分より更に齢がずっと下の子供を相手にしようと思うほど拗らせてはいなかった
なのにこれは、どういうことだ
頭も胸も、泡が一向に消えてくれない
背中が痺れる
腹の底から、今まで何にも覚えたことのなかった衝動が込み上げる
目を離されたくない
遠くへ行ってほしくない
（……欲しい）
その視線も
その声も
その温度も
この小さな体躯に込められた、その全てを俺に向けてほしい
俺以外の何にも向けてほしくない
空っぽでも良い、俺にとって都合の良くないものに塗れていても良い
この存在が持つ全てのものが、絶対に欲しい
「け、結婚してくれ…」
その溢れる思いだけが、俺を動かす
その止まらない衝撃に、俺が塗り潰されていく
俺を壊してしまうほどの強さで弾けるその衝撃は多分、「恋」という名前のものだった

[71 二次元好きの匿名さん 24/08/07(水) 20:06:06]

なるほどつまりこうか

[72 二次元好きの匿名さん 24/08/07(水) 20:23:51]

一目惚れ度的にこっちかもしれん…

[73 １ 24/08/07(水) 20:31:57]

※

C2-297の反応dice1d3=1 (1)

1=（…乱心してる。ストレスで壊れてたか…てかコイツ誰？）

2=傭兵と娼婦は違うって習わなかった？二度はないよ

3=…良いよ、特にそんな依頼他に入ってないし

なおこのフロイトdice1d2=2 (2)

1=未経験なのである

2=経験済みだが初恋である

破廉恥耐性dice1d100=61 (61)

[74 二次元好きの匿名さん 24/08/07(水) 20:36:53]

ちいかわ六平千鉱概念！！？

[75 二次元好きの匿名さん 24/08/07(水) 20:38:09]

またちいかわの形容詞が増えるのか

[76 二次元好きの匿名さん 24/08/07(水) 20:40:46]

ミラージュ・ストラトス（偽名）
・ちいかわ
・でかつよ
・潔世一
・コーラサワー
・キラ・ヤマト
・アレルヤ・ハプティズム
・六平チヒロ←New!!

ちなみに六平千鉱が活躍するジャンプ漫画「カグラバチ」は単行本も絶賛発売中だ、宜しくなァ…

[77 １ 24/08/07(水) 20:56:48]

※

乱心、てか誰だよお前ぇ…なC2-297の反応dice1d100=86 (86)

こいつ殺した方が良いかな…（無視）←５０→お名前言えますか、取り敢えず近場の医療班に連絡しますね

そしてフロイトはdice1d100=98 (98)

嫌なら結婚してくれなくても良い。…けど、好きになるのはやめられないんだよ…←５０→いやこれ運命だって…。俺とお前は一緒になって、一緒に死ななきゃいけないんだよ…。あ、俺フロイト。宜しくなァ…

[78 二次元好きの匿名さん 24/08/07(水) 21:06:43]

草草の草

[79 二次元好きの匿名さん 24/08/07(水) 21:09:29]

もう六平千鉱本人だろこれ

[80 二次元好きの匿名さん 24/08/07(水) 21:16:04]

千鉱より本当に感情ない奴と、伯理に似た出力する数倍やべー奴が生まれてしもうた…

[81 １ 24/08/08(木) 00:26:40]

「……」
開口一番プロポーズをしてしまった俺に、思わずその場の空気が凍る
俺は返答をドキドキしながら待ち、性別も分からない相手の傭兵は感情の内訳を悟らせないままその場から動かなかった
「…アンタ、名前は？」
「えっ」
凍ったような沈黙を割ったセリフに思わず震える
え、名前聞かれた？目の前のこの傭兵に？
名前を聞くってことは、俺の名前を知りたいってことだ
けど傭兵同士で名前を知ったって何のメリットもない
なのに俺の名前を知りたいってことは、つまり損得抜きで俺のことが気になってる…ってコト！？
「自分の名前は言える？この場所は？自分のAC名は分かる？」
「これは、結婚してもらえる感じか？」
「近くの救護キャンプ探すね」
「ストレスじゃない！」
舞い上がりそうになった自分を粉砕される
俺の人生初のプロポーズは、狂人の戯言としてばっさり切って捨てられた
開口してから３秒も掛からず俺をフった存在のシャワールームに直行しようとする小さな身体を押さえ込み、正面に向かい合わせる
「離せよ、狂人の妄言に付き合う暇はない」
俺を撃ち抜く視線に不穏な色が混ざり出すのを感じながらも、胸の中で弾ける高鳴りと頭の沸騰が止まらない
「妄言じゃない…手離せないだろ、こんな運命」
「人と会話も出来ない手合いは全部狂人って言うんだよ。名前は？」
「フロイトだ…宜しくな」
「ACの機体名は？」
「ロック・スミス…」
「普段使ってる向精神薬は？」
「だから発狂してるわけじゃないんだって！違うって…なァ、聞いてくれってば…」
名前を教えても、目を見ても、俺の存在はすり抜けていくようだ
正面から受け流されて、そんなの耐えられない
どれだけ熱を込めても伝わらない儘ならなさに知らず知らずの腕へ力が篭って、細い手首に爪を立てていた

[82 １ 24/08/08(木) 00:42:05]

「…離せよ狂人」
「運命なんだよ、俺にとってのお前って…。もうダメなんだ、俺とお前は一緒になって、一緒に死ななきゃいけないんだよ…」
「シャワールーム空いたっつったのアンタだろ」
「いや運命だ……空に線を描くように星を股にかけ戦場に移り住む俺にも、運命ってものは転がってくるのか…」
爪を立てても、きっとパイロットスーツに守られたこの手首には跡も残りはしない
俺の存在が、未だこの小さな体躯の中に堆積していないように
きっと覆い隠された肌は、何の気配も纏わずこの爪の下で静かに脈打っているんだろう
それが嫌で嫌で、意地でも跡を刻みたくなって、その手首に口を寄せた
「なぁ、名前だけでも教えてくれよ…俺は教えたんだぜ」
「……」

[83 １ 24/08/08(木) 00:43:38]

※

C2-297に認識番号じゃない名前はdice1d3=3 (3)

1=ある（本当の名前）

2=ある（偽名）

3=ない

なお彼女の姿はdice1d100=22 (22)

手術痕や何やらでとても見れたもんではない←５０→うわ顔良っ…

本日はここまで

[84 二次元好きの匿名さん 24/08/08(木) 07:20:38]

二人だけじゃなくてもこのテンションなんか？

[85 二次元好きの匿名さん 24/08/08(木) 08:00:52]

これは…フロイトが名前を付ける流れなのでは？

[86 二次元好きの匿名さん 24/08/08(木) 19:10:40]

保守

[87 １ 24/08/08(木) 19:55:53]

「強化人間C2-297」
「！」
掴んだ左手首に歯を立てたまま目を合わせること３０秒
根負けしたのか、小さな傭兵はそう答えた
「私の名前というか、私を指す名称。悪いけど、他には持ち合わせがない」
「……C2、297…」
教えられたのは、強化人間のナンバー
それは名前とは到底呼べないものだ
けど、この傭兵にとっては唯一のものなら、数字の羅列すら重症の頭には甘すぎる
「強化人間になる前の名前は？」
「忘れた」
「…へぇ」
ダメ元で聞いてみたが、間髪入れず答えが返る
どっかの星で採れるコーラルとやらに脳を焼かれた強化人間は感情も人らしさも消えると話には聞いていたが、これがそういうことなのか
重たくなった前髪の間に指を入れても、その傭兵は何の反応も示さない
拒まれないのを良いことにその髪をかき上げれば、幼い子供の姿に似合わない冷めきった眼が俺を真っ直ぐ見つめていた
恐らく元は相当綺麗だったのだろうが、手術痕や傷跡が表層を勝手気ままに走り、荒れた環境が肌を汚しているせいで台無しだ
その荒れきった顔の中でも一際目を引くのが丸い額に走った大きな縫合痕…色々まともじゃない環境で開頭手術を受けた証だった
そして輪郭に沿わせた指先から覚える、この歳にしては硬すぎる顎骨への違和感…どういうわけか消え失せた顎の骨を、人工骨格で補完している？
骨格、名前、素顔、全ての正体が硝煙と荒野の砂塵の向こうに消えていた
その姿を拒むことはしない、荒々しくも生き延びてきた姿は猛禽類のように強く美しい
「……」
だが年相応の愛らしさすら食い殺す牙のようなその姿を見た時、傭兵としての腕っぷしだけが自慢だった筈の俺の胸には何の歓喜も湧かなかった
名前がないと平然と宣うこの傭兵は、余りにも世界の生き方というものを分かっていない
身を置き続ける戦場にすら何の感慨も抱かないで生きてきたのであろうその小さな身体が空っぽなのだと、俺ですら理解出来てしまった

[88 １ 24/08/08(木) 20:13:12]

運命の相手ならば、隣で満たされ微笑んでいてほしい
そう思うのは人として普通だろう
そして満たす相手は、常に俺が良い
「番号じゃ呼びにくい」
「知るか。いつまで手握ってんだ」
「ないなら俺が名前を付けていいか」
「……もう勝手にしろ…」
好きな人に、特別なものを贈る
それを積み重ねて、俺の贈ったものが空っぽを埋め尽くしていく…考えただけで昇天しそうだ
だがいきなり指輪を贈るほど無神経じゃないし、どうせ将来結婚指輪に何か掘るなら数字より文字の方が良いと思う程度には俺にも風情を感じる心はある
そういうわけで俺はまず、その傭兵に“名前”を贈ることにした
名前を与えるのは本来親の役目であって運命の相手のやることではないのだが、世界に一つしかなく金で買えないものと考えれば、その辺の指輪や歯の浮くような愛の言葉よりもずっと良いものの筈だ

フロイトがC2-297に与えた名前５つほど募集

[89 二次元好きの匿名さん 24/08/08(木) 20:42:28]

マルタ

[90 二次元好きの匿名さん 24/08/08(木) 20:52:24]

アマリア

[91 二次元好きの匿名さん 24/08/08(木) 21:24:02]

アンナ

[92 二次元好きの匿名さん 24/08/08(木) 21:28:50]

ミクナ(297、の語呂合わせ)

[93 二次元好きの匿名さん 24/08/08(木) 21:35:39]

ミラ

[94 １ 24/08/08(木) 23:25:09]

※

仕事がはえーよ貴様ら、過去最速じゃないのこれ

フロイトの考えた名前はdice1d5=2 (2)

マルタ

アマリア

アンナ

ミクナ

ミラ

順に聖女、神の仕事、恩寵、語呂、運命の女神ってあたり君らの性癖が垣間見えるわ

[95 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 07:04:11]

あとはフロイト(心理学者)の母親の名前でもありますねぇ…
個人的イチオシはマルタでした(ジークムント・フロイトの妻の名前)

[96 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 08:02:00]

コーディネーター+強化人間の間の子とか力の制御を覚えるまで生身でも破壊神と化してそう
飼い主は大変である

[97 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 17:47:45]

保守

[98 １ 24/08/09(金) 18:51:31]

俺には祈る神はいない
見えないものについて論じるのは嫌いじゃないが、それよりACの方がもっと好きだ
信じてもいない神に祈る時間があるなら、ACに乗って戦うか戦術や機体構成を考えることに使いたい
そういう人間だった
だが、この目の前の存在に関しては完全に別件だ
俺の人生に雷を落としたこの存在と、この戦場で出会ったことに対して…俺は初めて、存在すら信じてもいない神に感謝した
俺の退屈を吹き飛ばす戦場に現れた、俺の人生の色を全て変えてしまうほどの存在
言葉だけではない実感を伴いながら確信した
俺は、この傭兵と出会う為にこの世界に産まれ、今まで生き延び、この戦場に流れ着いたんだ
今までの俺の人生がここへ至る為の一本の糸で、それが宿命とでも呼ぶべき意味のある代物なのだとしたら…その糸を紡いでいる神は確かにいるのかもしれない
俺が愛で満たすべき空虚
神が紡いだ俺の運命
なら、俺の呼ぶべき名前は決まっている
「Amalia」
「？」
「俺が、お前に貰ってほしい名前だ。…受け取ってもらえるか？」
「いいよ」
「！」
感情が焼けたといっても思考自体が消え失せたわけじゃない
もし拒まれたらどうしよう…そんな一抹の不安が過ったが、傭兵は何のためらいもなく頷いた
「良いのか？」
「どうせアンタしか呼ばない名前だ、すぐ消えるものなんざ何でも良いよ」
「良いな、その期待値ゼロって顔。覆し甲斐がある」
拒まれなかったことに舞い上がりそうになるが、それが許容ではなく甘受だと暗に言われる
だが同時に言葉と無感情な眼差しから感じる俺への期待のなさと併せて、今の彼女を構成するその全てを俄然ひっくり返してやりたくなった

[99 １ 24/08/09(金) 19:37:58]

愛する存在に満たされてほしい、だが俺は腹を空かせた小鳥に餌をやるだけの親鳥じゃない
埋めるだけでは駄目だ、俺のこれから与えていくものの意味を全て教えて理解させなきゃいけない
そうしなければこの傭兵は、いつまで経っても俺の恋を理解出来ないだろう
理解してもらわなきゃ、この想いは一方通行のままだ
それで構わないと言い切るには、俺のこれは少々欲張りすぎる
「置いていきも、置いていかれもしないさ」
「…」
「そう簡単には忘れさせたくないからな」
報われる為には、俺はこの傭兵の側を離れるわけにはいかない
俺が死んだら、この傭兵をアマリアと呼ぶ存在は消えてしまう
そうすればこの傭兵はきっとすぐ俺のことも名前も忘れて、またただの強化人間に戻ってしまうだろう
俺が死んだ後、この傭兵を愛する存在が現れるのかは分からない
だが現れなかったら悲しいし、現れたらそれはそれで腹が立つから駄目だ
こんな運命手ばせるわけがないんだ、死んで隣を誰かに譲ってやる気は毛頭ない
どんな戦場でも、必ず生き延びなければならない
この傭兵を愛するのも、満たすのも
その先に笑顔があったとして、それを向けられるのも全部俺じゃないと嫌だ
俺の抱えた想いの全貌を正しく伝えきるまで
「俺は死なん」
「…どうだか」
俺が黙って胸の奥底と視線に押し込んだ思いの量など知る由もない傭兵は、そう言うと今度こそシャワーを浴びに消える
その場には俺だけが取り残されて、俺の指先には触れた肌の熱さと感触だけが微かに残っただけだった
けどそれは当分消えなくて、姿が見えなくなっても俺の指先に残り続けていた
こうして俺は傭兵…強化人間C2-297基アマリアと出会い、コンビの独立傭兵になる
そしてそこからアイランド・フォーの動乱が終戦となるまでの数年間、俺とアマリアは旅をした

[100 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 20:16:21]

C-2 297が子供の姿なのも一部の人間しか知られていなさそう

[101 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 20:31:42]

>>100

間違えた、C2-297だった

[102 １ 24/08/09(金) 20:31:54]

※

当時のアマリアのスペック

格闘戦（生身）dice1d200=199 (199)

銃撃戦（生身）dice1d200=48 (48)

交渉術dice1d200=18 (18)

機械操作（ソフト）100+dice1d100=38 (38)

機械操作（ハード）dice1d200=2 (2)

知名度dice1d100=63 (63)

当時のフロイトのスペック

格闘戦（生身）dice1d200=134 (134)

銃撃戦（生身）dice1d200=194 (194)

交渉術dice1d200=58 (58)

機械操作（ソフト）50+dice1d150=82 (82)

機械操作（ハード）50+dice1d150=61 (61)

知名度dice1d100=45 (45)

〜49…専門スタッフが助走付けて締め出すレベル

51〜100…傭兵として即死しない程度以上

101〜…一般人を辞め始める頃合い

151〜…人外

知名度は高いほどアホみたいな金が動いている

[103 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 20:32:41]

いや格闘戦強！？

[104 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 20:35:16]

そりゃ>>66で生身で殺せると思わないほうがいいとか言うわけだ

[105 １ 24/08/09(金) 20:39:00]

※

アマリアの機械操作（ハード）ミスった

50+dice1d150=78 (78)

なおここまで解凍幼女アマリアが格闘戦で強いのはdice1d3=1 (1)

1=一般通過スーパーナチュラル。マリューさん枠

2=まぁ電子戦と合わせて訓練積んだコーディだからね

3=独学。ガキは生身でも強い方が色々得だし買いが入りやすいんだって知ってた？

なお同じくらい銃握らせちゃいけない奴過ぎるフロイトはdice1d100=53 (53)

努力←５０→天才

[106 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 20:48:57]

今のミラージュが確かステゴロ67/100（100で大体の四足歩行生物に勝てる）とかだから、記憶ないちいかわ状態って本当に弱体化成功してるんやな…
待てよ？
AC戦にならないから安全と見せかけて、フロちいが二人ともAC降りた初邂逅シーンってもしかしてワンチャン人類最強決定戦始まりかねなかったのか？？？

[107 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 20:54:27]

ヒエッ…

[108 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 20:59:57]

そんなアスラン（生身）vsマリューさん（生身）しかけたSEED１話じゃねえんだから

[109 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 21:00:49]

青春アミーゴ(戦場バージョン)

[110 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 21:05:43]

戦場で出会いたくない二人組だ…

[111 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 21:11:37]

これが青春のアーカイブちゃんですか

[112 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 21:44:30]

特に下駄をはかせなくとも強くなるフロイト、何？

[113 １ 24/08/09(金) 21:48:38]

※

ある程度経験積んで体も出来上がった年齢の傭兵とはいえコーディネイターでもないのに交渉以外全部100超えてるフロイト本当に気持ち悪いな…

フロイトという人間はdice1d3=3 (3)

1=特に不自由なく育ったが元々そういう人種だった

2=故郷から別の経済圏に引っ越したり傭兵になったり色々あったけど、そういう人種だった

3=あんま豊かじゃない環境で育ったり親の顔も知らなかったり昔から波瀾万丈だったが、そういう人種だった

これから一度目の終わりの日が来るまで、アマリアはフロイトの名前をdice1d2=2 (2)

1=最後まで呼ばなかった

2=比較的早期に呼んだ（デレた）

明日も早いので今日はここまで

[114 二次元好きの匿名さん 24/08/09(金) 21:49:50]

お疲れ様ですー

[115 １ 24/08/09(金) 21:53:45]

※

もう一個振っとくか

パイロットのフロイトは努力する天才だけど、どれくらい才能に依存してる？dice1d100=83 (83) (90以上でフラグ)

[116 二次元好きの匿名さん 24/08/10(土) 08:04:58]

やはりちいかわは恋愛関係はクソ雑魚…

[117 二次元好きの匿名さん 24/08/10(土) 08:46:11]

拳銃でクソエイム連発するアマリアに扱い方を教えるフロイトはいたな(幻覚)

[118 二次元好きの匿名さん 24/08/10(土) 14:14:56]

今のフロイトの電子戦の強さはちいかわの真似事から始まったらしいけどもとからメチャ強かったことになってて草
天才が怪物に進化しただけでは？

[119 二次元好きの匿名さん 24/08/10(土) 16:28:19]

>>118

この世界ただの強い奴は噛ませに終わってバケモンになって初めて生存が見えてくる節あるから…

[120 二次元好きの匿名さん 24/08/10(土) 18:32:17]

アマリア「ふん…おもしれー男」

[121 二次元好きの匿名さん 24/08/10(土) 18:39:02]

なんだろう、クソ雑魚なのに魂が微妙にバリタチというかスーパー攻め様感ある

[122 二次元好きの匿名さん 24/08/10(土) 19:24:08]

セクハラかましてきたチンピラ軍人に激怒して殴りかかろうとするくらいには気が強い
ただ破廉恥耐性は皆無

[123 二次元好きの匿名さん 24/08/10(土) 20:29:37]

>>102

この知名度は「余計なことはせず任務を完遂する」「だから頼まれる仕事もだいたい変わらない相手」「でも古株の人間からは下手につつくのは危険だと判断されて、る」みたいな感じだろうか

あとアマリア本人の交渉能力が死んでるからフロイト以外と話すことほぼなさそうだし

[124 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 07:22:33]

保守

[126 １ 24/08/11(日) 14:31:57]

アマリアとの旅が終わるまで、それはもう色々あった
本当に死ぬんじゃないかって死線も潜ったし、本職のエージェント相手に電子の世界で渡り合ったりもした、ACに頼らない人と人の殺し合いだってやってきた
アマリアは戦場を選ぼうともしなかったし、俺には戦場を選ぶ理由がなかった
俺がいる戦場にはアマリアがいて、戦うアマリアの側には俺がいる
そうやってずっと側で戦ってきた
その小さな身体は決して弱くないと分かってはいても、戦場を俺以外追いつけない速度で駆け抜ける姿は、横殴りの嵐に晒される花を思わせた
ただ戦う為だけに生きるアマリアと旅をしながら、俺は戦いの合間に戦い以外のことも色々教えた
自分で稼いだ金で通ったカレッジでの出来事、読んできた本、聴いた音楽、食べてきた料理、観てきた景色…どれも過去を焼失した少年兵には不要な知識だったが、アマリアは俺の話すことを否定することもなく黙って聞いていた
必要に応じて戦う以外の生き方を、戦わなくても生きていく道だってある世界を知ってほしい
その上で彼女が戦いを選ぶならその道で俺も生き続けるだけだが…俺は、まずアマリアに知ってほしかった
知った上で、数ある選択肢の中から俺と一緒に生きる道を何でも良いから選んでほしかった

[127 １ 24/08/11(日) 15:01:15]

※

フロイトのことを初めてアマリアが呼んだシチュdice1d3=1 (1)

1=うっかりフロイトが死にかけた時に呼んだ

2=しばらくフロイトがくっつき続けたら自然と呼び出した

3=コンビ解消の時に呼んだ

[128 １ 24/08/11(日) 16:03:11]

※

なおここまでの話を聞いてミラージュはdice1d3=3 (3)

1=プロポーズと惚気てるフロイトの表情が破廉恥センサーに引っかかって死んでる

2=ウッ、頭が…

3=……なんで、そんな不愛想な奴好きでいられたの？

初めて名前を呼ばれた時のフロイトdice1d3=1 (1)

1=大暴れするアマリアに脳を焼かれていた

2=死にかけてる時にコアまで乗り込まれたし何なら救命処置されてまた死にそうになっていた

3=やっぱり結婚しよう。これで二度目、二度目だぜ？

初めてフロイトの名前を呼んでいた時のアマリアdice1d100=36 (36)

血塗れになって死にかけながらフロイトを守っていた←５０→ほぼ無傷でラスボスしてた

[129 １ 24/08/11(日) 17:33:46]

なんでそんな不愛想な傭兵に入れ込んでたかって？
そりゃ運命だって確信したからだが…強いて言うなら、転機が割と早いタイミングで来たっていうのもあるな
確かその時は、もう一週間以上飲まず食わずで戦ってたと思う
その時受けた依頼自体は単純だった
俺とアマリアが突っ込んで、敵陣を粉砕するだけ
だがやけに相手の動きが良くてな…まあ俺達の動きを向こうに漏らした奴がいたんだろうさ、物量で厚くした防衛線を突破するのに時間が掛かった
言っただろ、誰が敵か味方かも見失いそうになる環境だったって
二人揃って摺り減らされながら、行く先に全戦力を揃えた大軍勢の相手だ
何人撃ったのかも、何人斬ったのかも、俺もまともに覚えちゃいない
だがこっちはただでさえ不眠不休のデスマーチ続きで、物資だって切れ掛けだ
生身の人間とガキの二人旅、不衛生は多少平気でも、休めなきゃ次第に頭も回らなくなる
特に俺はフィジカルが足りてなかったからな
補給も食事もなし、休みなく戦い続けて…子供とはいえ強化人間アマリアより先に、俺に限界が来た
弾数管理をミスった一瞬を突いて、敵ACに突っ込まれた
コクピットまでブレードが貫通して骨まで逝ったし、衝撃で脳震盪も起きた
正直に言えば、死んだと思いながら気絶したよ
だが、俺は死ななかった
お前がいたからな

[130 １ 24/08/11(日) 19:26:41]

※

脳焼かれた時のフロイトdice1d100=53 (53)

やっぱり運命だ…だって２回、２回目だぞ？←５０→好きだから、やっぱり普通の女の子っぽい幸せを教えたい

[131 １ 24/08/11(日) 19:29:57]

俺が意識を失い次に目を覚ました頃には、日は暮れ、戦闘は終わっていた
もうMTもACも分け隔てなく壊れきっていて、銃声はどこからも聞こえない
レーダーもアラートも黙ったきりの静かな戦場で、立っているのは半壊のAC一機だけだった
膝をついて動けなくなっていた俺とロック・スミスを庇うように背中を向けた、目に焼き付け続けたAC
いや、背中をあそこまでまじまじと見たのは初めてだったかもしれん、何せずっと横に並んで戦っていたからな
全身を撃たれ、焼かれ、あちこちを刺されながら煤と傷に塗れた背中で、過負荷に焦げたブースターが黒煙を上げていたのを今でも覚えてる
忘れるもんか
朧げな視界でも分かるほど、その機体も満身創痍だった
俺を狙った敵ACの持っていたのと同じレーザーダガーを首から引っこ抜きながら、ACが悠然と振り返る
《フロイト》
「……アマ、リア…」
幼く無垢な声が、輝きの中で俺の名前を呼ぶ
死の海底へ落ちかけていても届くその声に引っ張られて、俺は生死の淵に指をかけた
現実に戻って徐々に視界がクリアになっていく中、俺の正面に立つその機体は星の光を浴びて静かに佇んでいた
夜の闇の中でアサルトアーマーの残光とショートした関節の散らす火花を纏いながら唯一動くその姿は、まるで自分がその空間の王だと言っているようだった
誰よりも綺麗で強い、俺を導く運命の光
お前が忘れても、俺が地獄に落ちても、俺は絶対に忘れない
…ああ、そうだ
お前に俺の名前を呼んでもらったのは、この時が初めてだ
お前が俺を見捨てなかった理由も名前を呼ぶようになった理由も、結局俺には分からない
けど今こうして俺が生きてるのも、お前を好きになったのも、あの時のお前のお蔭なんだっていうのだけは確かだ
お前が俺を守って戦って、名前を呼んでくれたから…俺は確信したんだよ
俺は、アマリアのことが好きだ
好きだから、いつまでもこんな目にばっかり遭わせるわけにはいかないんだって

[132 １ 24/08/11(日) 19:37:39]

※

当時のフロイトが「AC降りて俺の帰りを待つ嫁さんになってくれ」とか言ったらどうなってた？dice1d100=40 (40)

91～…いいよ（即答）

76～90…この戦いが終わったら（大きい依頼なくなるし）いいよ

51～75…ん、稼いだお金で再手術してから答える

21～50…取り敢えず終戦して…その後、私のこと負かしたら考えてあげても良いよ

～20…は？嫌だよ、私みたいなのはAC降りたら生きてけないんだよ

[133 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 19:53:06]

ちょっと情緒を取り戻してる

[134 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 19:58:30]

またちいかわが傷だらけで誰かを守って守った誰かの脳を焼いてる…

[135 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 20:16:52]

流星の女というよりよだかの星が似合いそうなちいかわ

[136 １ 24/08/11(日) 20:25:08]

その時アマリアに救われたのも、その姿に胸を打たれたのも本当だ
だが、自分の中で燃える想いの大きさに気付かされて猶更思ったよ
誰がいつその最期を掻っ攫っていくかも分からない場所に、惚れた女をいつまでも縛り付けておくわけにはいかない
傭兵業で稼いだ金で再手術をして、感情やどこかの経済圏での市民権を買い戻す
結婚するのも一緒に生きるのも、アマリアがそうやって「普通の女」になった後で出来ることだ
寧ろ、そっちの方が良いに決まってる
だから、どうして俺に戦場以外のことを教えるのか訊いてきたお前に一度だけ頼んだんだ
ACを降りろ、戦場を忘れて俺と一緒に生きてくれって
その問いに対して、肯定も否定もされなかったよ
終戦するまでは依頼が終わらないから、そもそもACから降りられないってな
「そんなに本気なら、自力で私をACから降ろせばいいだけじゃん。なんでこれに関してだけそんな面倒臭いの？」
代わりに一つ約束した
この戦いが全部片付いたら、全力で戦おうと
「ACになんて二度と乗ろうと思えなくなるくらい私のこと滅茶苦茶に出来たら、結婚の検討くらいはしてあげるよ」
手術のせいで感情が焼き切れてることは知っていたし、それまで俺の求婚に対してお前が反応することもなかった
初めて反応されて、しかも条件付きとはいえ受け入れることを検討するとまで言われて…本当に驚いたし、嬉しかったよ
その返答を貰ってから、俺にとって戦場は遊び場やデートスポットから、訓練場になった
後にも先にもあれだけ遊び抜きで戦ったのは他に経験がない
疲れたらお前に庇われるくらい弱いままの自分で、お前とやり合った時に殺さずに終われる自信がなかった
動乱を生き残って、お前と戦って、殺さずに勝って、一緒に生きる…そんな俺の夢
それを叶える為には強くなるしかなかった
対峙した敵の動きをこれまで以上に全部よく見て、反射だけで戦う癖を消した
敵、同業者、お前自身…周りに転がってる技は盗める限り全部盗んだ
俺が強くなっている間に、お前も同じ時間と経験を積み重ねて強くなっていく
なりふり構っていられないまま、戦って強くなり続けた
お前が俺と結婚してくれるにしろ、しないにしろ…俺の抱えたこの想いに対しての答えを聞く為に

[137 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 20:31:20]

フラグが乱立している

[138 １ 24/08/11(日) 20:34:16]

そうして俺達は強くなり続けた

俺達は離れる理由もないまま一緒に戦い続けた

二人でなら、どんな戦場でも負けない

だから戦いが終わるまで絶対に俺達は死なない

この戦いさえ終われば約束は叶えられる…本当に、そう信じてたんだ

舞い上がって忘れていたのか、単に分かっていなかったのか…俺も馬鹿な男だったよ

戦場に飛び込んだ独立傭兵に、約束された未来なんてあるわけないのにな

旅の終わりはdice1d2=2 (2)

1=アマリアがフロイトを裏切った

2=二人揃って切り捨てられて、アマリアがフロイトを庇って駄目になった

[139 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 20:47:51]

強くても幼すぎるから舐められたか

[140 １ 24/08/11(日) 21:01:49]

どんな戦いにも、終わりってものは必ず来る
それが数年後に来るか、数世紀後に来るかって違いはあるがな
長くに渡って続いたアイランド・フォーの動乱も例外じゃなく、あちこちでの激戦の末に終わりの兆しが見えてきた
本当に長い地獄だったよ、数字だけで言うとどっかの星の殲滅戦争や木星戦争に並ぶ戦死者が出たんだからな
その頃には俺もお前もすっかり有名人になっていて、俺達が動く度に莫大な金が動いた
天狗になっていたわけじゃない、だがどうしても金額に対して目が慣れてしまう
学も記憶もないアマリアは戦闘以外に関することへの察しが悪く、専ら契約に関する交渉は俺が担当していたが…強くなることだけを覚えだした俺は、気付けば戦場以外じゃ鼻が利かなくなっていた
アマリアに戦場以外の生き方を教えようとしていた俺自身…気付けば誰より戦場に染まっていたんだ、皮肉なことにな
莫大な金への慣れ
戦い以外への嗅覚の退化
終戦間際の情勢への慢心
自分達の実力に対する自信
全てが噛み合った結果、事態は最後の最後で最悪の方向へ走った
……
俺達が受けた最後の依頼は、いつも通りシンプルな仕事だった
二人掛かりで敵拠点へ突撃し、戦力を全滅させ拠点を落とす
補給線は既に断っている、その時点で残ってる拠点なんて攻め落とす利益がない場所しかない
そんなところへこの期に及んで俺達二人をわざわざ大金を積んでまで送り込む価値はない
以前の俺ならすぐに気付けた筈だ
だが、その時の俺はいつものように積まれた金を受け取って依頼を受けた
…迂闊過ぎた、独立傭兵なら誰だって知ってる暗黙の了解すら忘れていたんだ
お前だって何となくでも理解しているだろ？
”高い報酬の割に安い仕事は、絶対に受けるな”って

[141 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 21:31:34]

だま…だま…

[142 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 21:47:26]

まあ戦争が終わったのにこの化け物二匹を生かしておくのは、ねえ？

[143 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 22:01:25]

類義語：全額前金の仕事は気を付けろ

[144 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 22:06:46]

はい管理局強行偵察

[145 １ 24/08/11(日) 22:26:27]

行った先で待ち受けていたのは、いつかの時に似たMTの群れだった
戦車をロック・スミスが蹴り飛ばし、戦闘ヘリの群れをバズーカ砲が焼き払う
いつも通り、二機並んでの蹂躙
その依頼を受けてから、足を止めて引き返すタイミングは幾らでもあった筈だ
終戦に向け徐々に緩やかになっていく戦況の中、喰える強さに飢えていた俺はどこかでその技を試せる戦場を求めていた
久々に肌がヒリつくような気配がする戦場に立って、多分俺は楽しんでいた
戦車を壊す度、ヘリを撃つ度、MTを斬る度、過去アマリアに庇われた時の自分とは違うって実感があった
俺は確実に強くなっている
もしかしたら、きちんとアマリアに勝てるかもしれない
そう思ったら、単純な蹂躙しかない戦場でも跳ね回る身体を止められなかった
「MTも戦車も多いな。久々に弾薬費が弾みそうだ」
《機嫌良いね》
「ああ、最近はつまらん小競り合いばかりだったからな。腕試しすら出来なくて溜まってたんだ」
《……》
「アマリア？」
《…何でもない。思ったより量が多いなってだけ》
「やっぱり多いか。ならせっかくだ、試したいことは全部試していこう」
いつも以上に口数が少ないアマリアと背中を預けあいながら、思うままに武器を振るう
弾が狙った場所に当たり、剣がイメージと完全に重なった軌道を描く
重ねてきた経験が、俺とロック・スミスを一つにしている
その全能感に自覚もないまま溺れて、酔っていた
「この辺は片付いたな」
《了解…、待って》
全能感に酔いしれた感覚は、すっかり鈍化していた
周囲に無数の残骸を散らしながらライフルのリロードをしていたロック・スミスのセンサーが突如無数の反応を察知してアラートを鳴らす
「！クラスターミサイル！」
そこまで来て漸く夢に浮かれた頭は冷えて、更にそれより先に久々に身体が動いた
近くにあった燃料貯蔵用のタンクを左手で引っ掴んでぶん投げ、アマリアがバズーカを叩き込む
上空に飛んだその筒状のシルエットの中の燃料に引火し、飛来したミサイルの群れが爆炎に反応し一斉に爆ぜた
センサーは直前まで何の反応も拾っていなかった、その射程と弾幕はMTじゃない…だとすれば

[146 １ 24/08/11(日) 22:27:06]

「…ACだと？」
《は？ブリーフィングと話が違う》
「……まさか」
《正解だが、時間切れだ》
「！？」
爆炎と黒煙の混じった幕の向こうから、紫電を纏いながら一つのシルエットが飛び出した
宙を裂く還流型ジェネレーターの青い炎、コンセプトの見えにくいチグハグなシルエット
…事前の情報では、偵察部隊の記録した戦力はMTが指揮を務めているという話だった
だが、蓋を開けてみればこれだ
《四きゃ、》
飛び出した四脚ACに轢かれるように激突され、彼女の声が途切れた
「アマリア！？」
《調子に乗りすぎたな。殺し過ぎたんだよ、お前達は》
現れた敵からは、草臥れた男の声がした
ACに乗っていなければ、オフィスでフィーカか煙草片手に世間を皮肉る厭世家かキレある風刺の籠った字を書く作家として生きていたんじゃないか？そんな感じの声だったよ
…ああ、あの時は向こうも脳が焼けていたんだったか
だが俺にとってのアマリアが何なのか、きっと奴は知っていた
知っていたから、アマリアの乗ったACを踏みつけながらドリフトして俺と対峙した機体はどこまでも冷静だった
《騙して悪いが仕事なんでな、二人とも消えてもらう》
「アマリア！」
《……》
名前を呼んでも、返ってくる答えはない
黙って踏み躙られる姿は、やっぱり花に似ていた

[147 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 22:32:33]

若オキーフさん満を持して登場！

[148 １ 24/08/11(日) 22:39:53]

※

ノルマ達成

若オキーフ、若フロイト、若ミラージュ（アマリア）が交錯してしまったこの場はdice1d3=2 (2)

1=オキーフ（アーキバス）がフロイトを買収して終わった

2=オキーフをフロイトが半殺しにしたところ、何故かアマリアがオキーフを庇った

3=暴れ回るフロイトとオキーフがぶつかったところ、間に割り込んだアマリアが被弾して止まった

初恋トリオの地獄一丁目の様相が見えたところで本日はここまで

[149 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 22:42:31]

初恋トリオの三竦み感よ
お疲れ様ですー

[150 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 22:43:29]

また捻れそうな選択肢を…

[151 二次元好きの匿名さん 24/08/11(日) 22:52:19]

ここのV. ⅠとV.Ⅲはヴェスパー内不仲で通ってそう
ほぼ口きかなさそう

[152 二次元好きの匿名さん 24/08/12(月) 09:14:16]

保守

[153 二次元好きの匿名さん 24/08/12(月) 11:14:56]

ここから自分が踏みにじった機体に乗ってたのが初恋の少女(解凍済)だったことに気づくオキーフさんが見てえ～～

[154 １ 24/08/12(月) 15:03:46]

※

アマリアがオキーフを庇ったのはdice1d3=3 (3)

1=自分の首を土産にフロイトをアーキバスに就職させる作戦に切り替えた

2=オキーフのことだけは覚えていた（あるいは思い出した）から

3=対フロイト以上のバチバチに身体が動かされた

>>153

オキーフが初恋自覚するのはこの後だからネ

[155 １ 24/08/12(月) 15:28:21]

アマリアの機体が、誰とも知れない男に踏み潰されている
二脚の数倍の重量を持つ四脚ACに押し込まれ、装甲の薄い軽量のコアは呆気なく歪んでいた
ショートした機体の眼から光が消え、駆動音が消え、火花を散らしながら四肢が停止していく
その姿がやけにスローモーションで再生されていく様を、俺は何を考えることもなくただ注視していた
「………」
《やけに静かになったな。そんなにこの女が殺されてショックだったか？》
「………」
対峙するACが何かを言っていたが、それも頭に入ってこなかった
急激に世界が遅くなって、色を失くしながら広がっていく
一秒が一時間にすら感じられるほど緩慢になって世界の音なんて聞き取れるわけもない
あらゆる情報がシャットアウトされ、時間が間延びしていくのと反対に見える景色がどんどん狭まっていく
そんな中いつも以上に繊細に動く指で、ロック・スミスの自動照準システムを切った
「アマリア」
《………》
名前を呼んでも、何も返ってこなかった
沈黙しきった世界が、俺の胸を絞め殺さんばかりに食い込んだ
その痛みは、今も忘れちゃいない
「少しだけ、待ってろ」
アマリアのことは心配だった
今すぐ駆け寄って、ACのコアから引きずり出してやりたかった
鼓動や体温を確かめたかった
けど初めてだったよ、同時にあそこまで頭がクリアになったのも
色んなものが頭から抜け落ちて、モノクロになった世界と完全に同化したような感じだった
蛹から抜け出した蝶の羽のように広がった感覚が、拡張の先でロック・スミスと一つになる
「お前は、ここで殺す」
あの時俺は、初めて真の意味でロック・スミスと一体となった
戦闘用に組み上げたACと重なった、ただ目の前の敵を殺す為だけの存在になったんだ
だから、その男を殺すのは楽で仕方なかったよ
こんな男に踏まれたアマリアにすら怒りが湧くくらいにはな

[156 １ 24/08/12(月) 19:04:46]

《俺も、虎の尾を踏まされたか》
蹴り飛ばされたACが壁に叩きつけられ、ずるずると崩れ落ちる
ライフルの残弾をありったけ撃ち込んで、腕を壊した
バズーカをリロードが済んだ側から撃ち込んで、脚を壊した
人の倍ある脚を全て壊しきる頃には俺も弾数が尽き欠けていたが、もう何もかもどうでも良かった
このACを壊せば全て終わる、そう確信していたのもある
だが、戦いが終わるのと俺の気が済むのかは別の問題だ
その場にへたり込むACの頭を掴んで、無理矢理立たせた
「おい、何勝手にへばってんだ。誰がお前に弱って良いなんて言った？」
《…！》
「立って動けって言ってんだよ。俺の報復はまだ終わってないぞ」
《前言を撤回しよう、お前には手負いの虎という言葉すら生ぬるいようだ。…だが、俺も引けない》
「！」
死に体の四脚がアサルトアーマーを切り、光がロック・スミスと俺の眼を焼く
唯一生きていた右腕でライフルを握りながら、光の中で俺を睨む姿に頭が冷めていった
《お前達の首があれば買いの手が入る。…俺には、企業の金と技術が要るんだよ》
引き金を引かれた銃身から撃ち抜かれた銃弾の軌道が、銃声より先に見える
それを食らったところで安いダメージにしかならない
その一発を食らったところで、今更勝負が覆るわけもない
「じゃあ諦めて死んでくれ」
パルスに焼かれ銃弾を受けながら、何とか耐え忍んだ身体を押してもう一度掴んだ頭部を壁に叩きつけた
《ぐ……》
衝撃を受けた壁が亀裂を入れながら陥没し、その衝撃に挟まれたACの中でパイロットが揺さぶられた脳に苦悶の声を上げた
まともにもう力も入らないのか、手を離せばその場でまたぐしゃりとへたり込む
酷く弱く、不格好な姿
それが俺の神経を逆撫でし続けて、スタッガー直前まで焼けたFCSを冷やす間すら与える気が失せた
気が済むまでぐちゃぐちゃにしてから殺してやろうと思ったが、どうやら俺は気が済んだらしかった
満足したからじゃない、虚しくなったんだ
これ以上その不格好な男を痛めつけたところで、アマリアがされたことは消せない
もうコイツを裁くより、早くアマリアの安否を確認しに行く方に行きたくなっていた

[157 １ 24/08/12(月) 19:11:33]

「…はぁ。もういい、時間の無駄だ」
報復すら途端にどうでも良くなって、怒りの衝撃が鎮火された
それを上回る心配が滾々と腹の底から滲みだして、モノクロの世界が色を取り戻しつつあった
こんなものさっさと終わらせて、自分の中に増えていく思いに背中を押されるまま、早く彼女を助けに行こう
そう思って、空になったライフルを捨てて左腕のブレードを起動した
「じゃあな。人の運命に手を出した結果だ」
相手はもう脚も腕も壊れきっている
まともに動くことも出来ない的の中心に向かって、ブレードを振り抜くだけ
それだけで片がついた筈だったんだ
《……それは、だめだ》
《…！？》
「………は？」
お前が…踏み潰されて死にかけていたアマリアが、間に割り込んでこなければ…
全部、ちゃんと話はそこで終わった筈なんだ

[158 二次元好きの匿名さん 24/08/12(月) 21:47:42]

アマリアorちいかわが殺せなかった相手はなにかと拗らせる運命なのか…

[159 二次元好きの匿名さん 24/08/13(火) 07:59:54]

見た目的に兄妹と思われること多そうだなフロイトとアマリア
実際は好きな女子を口説きおとそうとしてるだけなんだが

[160 二次元好きの匿名さん 24/08/13(火) 10:34:17]

(恐らく)外見的には一回りは離れてるであろう女の子に求婚するの、冷静に考えたら絵面が犯罪的だな…

[161 二次元好きの匿名さん 24/08/13(火) 12:09:39]

>>160

オープン回線で告白する男だ、絶対周囲にも色々だだ漏れだぞ

[162 １ 24/08/13(火) 15:58:43]

※

オキーフを庇ったアマリアはdice1d2=2 (2)

1=その一撃を庇ったきり沈黙した

2=錯乱したままフロイトと戦闘になった

フロイトのメンタルdice1d100=43 (43)

俺の側からいなくなる…だ、ダメだ殺さなきゃ（錯乱）←５０→なんで！？

ここでオキーフがアマリアの正体に気付くような何かはdice1d4=2 (2)

1=剥き出しになったコアからアマリアの姿が見えた

2=昔した約束を呟いていた

3.4=なかったよ

[163 二次元好きの匿名さん 24/08/13(火) 16:50:54]

1だったらヴォルちいの再現でしたね…

[164 二次元好きの匿名さん 24/08/13(火) 23:02:47]

なんの約束だろ～

[165 二次元好きの匿名さん 24/08/14(水) 08:17:27]

保守

[166 二次元好きの匿名さん 24/08/14(水) 10:37:54]

また会おうね、って約束してたしそれかな
フロイトにも聞こえてたら余計に混乱しそう

[167 二次元好きの匿名さん 24/08/14(水) 21:08:51]

保守

[168 二次元好きの匿名さん 24/08/15(木) 08:00:43]

保守

[169 二次元好きの匿名さん 24/08/15(木) 14:08:58]

早め保守

[170 二次元好きの匿名さん 24/08/15(木) 23:09:16]

庇った時の状況も昔あったことと被ってたりしないかこれ

[171 二次元好きの匿名さん 24/08/16(金) 08:08:22]

保守

[172 １ 24/08/16(金) 12:41:18]

※

お久しぶりです、保守ありがとうございます！

職場でゴタゴタがあったりと色々リアルがヤバく、更新は今しばらくお待ちください

なお約束を守ろうとしているのをフロイトはdice1d2=2 (2)

1=聞こえた

2=聞こえてない

また彼女とオキーフは本来dice1d2=1 (1)

1=オキーフの方が少し歳上。一人だけ大人になってしまった

2=実は彼女の方がお姉ちゃんだったが、冷凍で年齢が逆転している

約束を守ろうとしているアマリアに対するオキーフの確信dice1d100=15 (15)

まさか…程度の疑いに縋っている。きちんと正体を確信したのは後になって調査してから←５０→この時点で完全に気付いている。感情が焼けていても確信はしている

アマリアとフロイトの戦闘の規模dice1d100=95 (95)

すぐ決着がつく←互角→アマリアが有利に渡っていたが急に止まった

[173 二次元好きの匿名さん 24/08/16(金) 17:03:57]

お疲れ様ですー

[174 二次元好きの匿名さん 24/08/17(土) 01:21:30]

保守

[175 二次元好きの匿名さん 24/08/17(土) 11:21:39]

C2-297時代の記憶を取り戻せば近接戦闘も強いちいかわが爆誕することに…？

[176 二次元好きの匿名さん 24/08/17(土) 22:24:47]

保守

[177 二次元好きの匿名さん 24/08/18(日) 09:03:36]

保守

[178 二次元好きの匿名さん 24/08/18(日) 20:01:28]

保守～

[179 二次元好きの匿名さん 24/08/18(日) 23:04:44]

ちいかわを運び屋にした誰かはちいかわの異様な学習能力に気づいていたのかもしれない
仮にそうだとして何者なんです？ってなるが

[180 二次元好きの匿名さん 24/08/19(月) 10:46:47]

保守

[181 二次元好きの匿名さん 24/08/19(月) 21:41:36]

保守

[182 二次元好きの匿名さん 24/08/20(火) 07:22:32]

保守

[183 二次元好きの匿名さん 24/08/20(火) 18:19:40]

保守

[184 二次元好きの匿名さん 24/08/20(火) 23:25:43]

早め保守～

[185 二次元好きの匿名さん 24/08/21(水) 07:04:21]

大丈夫かな？イッチ

[186 二次元好きの匿名さん 24/08/21(水) 08:21:01]

ちいかわ「君を呪う言葉がずっと喉の奥につかえてる　また会えるよねって」

[187 二次元好きの匿名さん 24/08/21(水) 18:55:56]

保守

[188 二次元好きの匿名さん 24/08/22(木) 06:48:52]

保守

[189 二次元好きの匿名さん 24/08/22(木) 10:32:35]

フラットウェルとかはラスティ経由でちいかわの行方などを知らされているのだろうか

[190 二次元好きの匿名さん 24/08/22(木) 21:05:41]

保守

[191 二次元好きの匿名さん 24/08/23(金) 07:10:20]

めちゃめちゃ雑な落書きだけどC2-297ちゃん描いた
顔傷だらけみたいだったので傷マシマシに、瞳はコーラル色にしたらなんか二次創作の621っぽくなってきた…
このスレのなにか描きたいと思ってたので汚いですが枯れ木も山の賑わいになれば…

[192 二次元好きの匿名さん 24/08/23(金) 18:48:53]

保守

[193 二次元好きの匿名さん 24/08/24(土) 06:29:06]

保守

[194 二次元好きの匿名さん 24/08/24(土) 18:03:02]

保守

[195 二次元好きの匿名さん 24/08/24(土) 23:34:25]

このスレに影響されてAC6買っちゃった
イッチ、無理せずやりたいときに続きやってくれてら嬉しいけど新しいスレを始めるのもイッチの自由やで、再開したら嬉しいけどイッチが第一やからな
ゆっくり休んでください、自分を大事にお願いします

[196 二次元好きの匿名さん 24/08/25(日) 10:00:03]

保守～

[197 二次元好きの匿名さん 24/08/25(日) 18:20:13]

一応保守

[198 二次元好きの匿名さん 24/08/26(月) 06:05:46]

保守

[199 二次元好きの匿名さん 24/08/26(月) 17:56:40]

落ち着いてから再開期待