- 1二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 18:53:58
- 2二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 18:55:32
前回立て直し失敗したので再度立て直しました
すみません - 3二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 18:55:53
ほす
- 4二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:04:15
- 5二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:06:49
- 6二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:07:55
- 7二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:08:39
- 8二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:09:28
- 9二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:13:01
- 10二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:13:51
- 11二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:15:27
- 12二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:16:09
- 13二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 23:03:12
ありがたや保守
前スレはネタ切れ気味でゆっくり進行になってたから今度はちょいちょい語っていきたいな - 14二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 23:12:15
立て直し感謝!
- 15二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 07:44:56
保守
- 16二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 18:14:00
文豪は立て直し気づいてるのかな
- 17テクニカル古則おじさん24/09/13(金) 18:52:08
そろそろ更新再開するので生存報告。
- 18二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 22:15:50
- 19二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 22:18:39
- 20二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 22:23:20
ヒナもエデン条約に執着してとんでもないことになりそう…
- 211924/09/13(金) 22:34:02
せっかくならこの事件がヒナが風紀委員に入ろうと思った動機になってもいいかな
- 22二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 22:50:26
でもミハルってヒナと歳そう変わらないからなぁ…ミハルの◯亡はある程度大きくなってからのほうがナギサ様の曇り方は美しいと思う
- 23テクニカル古則おじさん24/09/13(金) 23:33:18
- 24二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 01:30:59
これはもう曇らせっていうか鬱ゲーとかそういう奴だからね
単純に本人の中で整理がつかないのが原因だから周りからはどうしようもないし条約だって代償行為に近い
晴らそうにも本人達がミハルに触れることくらいしか道がないので遺品や最後の行動が判明して多少救われるくらい
こう書くとほぼアビドス3章だが
- 25二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:10:29
- 26二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 11:44:11
復ッ活ッ 未亡人ナギサ概念復活ッッ 未亡人ナギサ概念f(略)
- 27テクニカル古則おじさん24/09/14(土) 18:41:38
- 28二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:30:16
- 29二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:51:28
- 30テクニカル古則おじさん24/09/14(土) 21:04:02
書いてる側も疲れるので、自分は時折緩い回を挟むようにしてますね。
大体アズサにウルズ7ムーヴしてもらってるだけですけど。 - 31二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:31:21
最近その生存√スレ見つけてメンタル破壊と回復を繰り返してるよ…仲間だ…
婚約者君はあっちのスレみたいに等身大の人間でもこのスレみたいに聖人君子でもどっちも美味しいなぁ…ただ後者だとどうしても曇らせ向けになるけど
- 32二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 00:55:15
時代背景が彼を殉教者にしてしまっただけでミハルにも普通の人間だった頃はあるはずなんすよ
ミカがミハルを聖人にしようとする周囲にもキレてると面白いですね、ミカの目には一人の人間がゲヘナで殺された事件でしかなく
それで一見そういう視線すら利用しようとしてるように見えてその実心がミハルの願いまで消えることに耐えられなかっただけのナギサと対立するんだ
これでもっと話し合うべきだったっていう本編の流れに合流する
まあ私達はというより「君達はもっと話し合うべきだった、心は同じなのにすれ違っていく様が見ていて耐えられなかった」ってセイアに言われる感じだけど - 33二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 10:03:40
唐突に思いついたけどミカの兄弟設定採用するなら幼馴染のモチーフはルシファーでもいい気がするな
天使と悪魔に善悪がない世界ならルシファーは別の意味合いを持つだろうし、まあ本編に出てきかねないのがあれだけど
ま名前の落とし込みがむずいんすけどね、ルシファー→リュウジ、ルキフェル→ユキハル、暁→カヅキとかやってもミハルほどポップにはならなそう
ミハルのゲヘナ側での偽名がリュウジとかそんなんでもいいけど - 34二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:09:50
気にしなくていいんじゃないですかね?
だってルキフェルは元々天使でも悪魔でもなかったけど誤解に次ぐ誤解で「かつては大天使ミカエルの兄ルシフェルだった堕天使ルシファー」という設定にまで至った“後付けのキャラクター”ですから。
堕天使 〈ルキフェル〉 の誕生theendoftakechan.web.fc2.com - 35二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 05:48:27
言うてもキリスト教内だとサタンの堕天前がルシファーくらいの理解じゃなかったか
よくよく読むと聖書には存在しないキャラというのはありがちだけど - 36アザレアの人24/09/16(月) 10:26:59
PHP文庫の「「天使」と「悪魔」がよくわかる本(2006)」によると旧約聖書『イザヤ書』第十四章の一節『ああ、お前は天から堕ちた明けの明星、曙の子~』が後に新約聖書の『黙示録』にある「サタンの名で呼ばれたもの」と混同した結果らしいですね
本来イザヤ書の「曙の子」はバビロン王のことらしいです(手元の新旧の聖書も流し読みしてみましたが上記の通り、章題は「バビロンの滅亡」になっていました。独裁者が〇んだぜヒャッホウという自由をことほぐ歌らしい)
- 37二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:03:20
保守
- 38二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 04:21:20
ふと思ったんだが、ミハルが身体が一般キヴォトス人と比べて弱いなら、度々救護騎士団のお世話になってそうだなと。
ティーパーティーという立場だけどゲヘナに行く前からも行動力高そうだから結構怪我とかするだろうし、没頭すると寝食忘れるタイプっぽいので、良く救護されててミネとも交流があった。
病室で一緒にいる時間も長いから、ナギサに夢を語ったときのようにミネに対してもエデン条約とかを語ってて、対するミネはミハルの平和への思いと真っ直ぐな信念、姿勢に共感、尊敬してた。ミネも真っ直ぐだし、実直なミハルに自然と心を惹かれてしまっていてほしい。(ミネはもちろんミハルの立場、許婚の存在を重々承知しているからそっと心に留めておく。)
前スレの86にある概念だけど、自分が次の騎士団長(=ヨハネ分派長)になるくらいのタイミングでミハルが死亡、恋慕していた人との別れにミネも大分曇るんだけど、それ以上に、その人の後を継ぐと言った許婚の行動が好きだったあの人の面影も無い、ゴミを処理するかのような行動に不信感を募らせるんだよね(本編で当たり強かったのに深みが増したら嬉しい)。 - 39二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 11:51:05
- 40二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 11:56:12
- 41テクニカル古則おじさん24/09/17(火) 14:33:41
最初に思い付いて没にした概念の婚約者ヒフミの兄概念。
幼少期に神秘を買われて養子に出された婚約者。
そうなるとナギサがヒフミに目をかけてる意味が違ってきて、ヒフミのブルアカ宣言もかなり重たさを増す。
のですが、ヒフミはそこら辺から生えてきた何もしがらみがない少女がいい意味で全部ぶち壊しにするのが自分は好きなんですよね。 - 42テクニカル古則おじさん24/09/17(火) 16:03:10
モモフレンズが兄妹の繋がりで、離れた存在と繋がれる友好の証としてアズサにモモフレンズを布教してるって文にするとペロロ爆弾がとんでもない曇らせ兵器になりますね。元々そうですが。
- 43二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 16:46:06
大切な人の死を経験してるから絶対に轍を踏まないようにセイアに付きっきりだったのにも重みがでるよね
- 44二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 00:31:05
ほ
- 45二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 08:19:22
団長は婚約者君が怪我したときとかに無理なのは承知の上で泣きながら夢を諦めるように訴えたりポロッと思いの丈をこぼしたりしそう
それでもミハルは謝りながら夢を追い続ける旨を伝えるんだ
この概念をもとにしたハーメルンのssであった婚約者君がセイアと同じ様な神秘をもっていてナギサの死を回避するために未来を選んでるパターンと組み合わせるともっと良さそう
- 46二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 19:41:29
これを知ったミカナギの感情…
- 47アザレアの人24/09/18(水) 20:02:54
ミハルの死で当時大混乱に陥ったであろうトリニティでは各々どういう受け止め方されてたかも気になりますね
聖園・桐藤の両家はこれで終わりだと思って別勢力に鞍替えする者も居ればここぞとばかりに自分の親類を売り込みに行くのも居ただろうし
個人的にはミネ・サクラコ・ツルギが互いにどういうリアクション取ったのか、それに対してどういった更なる反応があったかもうちょっと解像度上げたいところ
昔のRPGでパーティメンバーが離反からの死亡離脱した後に「あいつは命がけで落とし前をつけた、もう責めるべきではない」「いいや私は許せない、あんな残酷な真実を伝えるだけ伝えていなくなるなんて最低だ」とその行動の是非を巡って一瞬メンバーがギスる展開があったのでちょっと見てみたい気も
「揺らぐ正義の」でツルギがナギサの現状を痛ましく思いつつ信念を貫いたことに対しては敬意を払っている描写を入れたのですが>>38の団長が聞いたら同意するか、それとも「その信念は押し通すべきでなかった」と怒るか気になります
- 48二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 07:25:49
保守
- 49二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 12:23:59
団長はヨハネ分派代表としては追悼と、信念に対する敬意を表するんだけど自室では大好きな人が自分をおいていったこと、救えなかったことへの悔しさと涙を流してほしいな
また、この死を経て、ミハルの意志を継いでより博愛、差別ない救護になっていく。ナギサやミカにとってミハルの死が鎖、枷になって過去に囚われているぶん、団長は死を乗り越えている。病室ではきっとエデン条約への信念の他にも、愛するナギサやミカのことも嬉しそうに語っているだろうから(ナギサやミカに直接言うと恥ずかしいので、そしてそれを聞かされて嫉妬してた団長)、ミハルのために...って自己犠牲的なナギサやミカに対してはもっと自分を大切にしてほしいとも思っているし、何でそうしないのか若干の怒りもある。
ここまで考えて、ミハルの二人への愛を知ってる団長が晴らす、そこまでいかなくてもメンケアイベントができそうだなと思った
- 50二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 12:47:09
からのミカナギ喧嘩
- 51二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 18:08:49
- 52二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 18:19:59
- 53二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 00:58:09
- 54二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 03:19:54
前回上がってた概念、語り甲斐がありそうだがいかんせん政治的で難しかったからレスがどうしても遅くなってた印象
- 55二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 07:58:13
- 56二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 13:26:04
- 57テクニカル古則おじさん24/09/20(金) 23:51:07
明日のお昼頃に予約投稿しましたー。
時間経ってリンクも結構前になってるので、張り直します。
そこが、楽園ではないとしても - ハーメルン結婚を前提にしたお付き合いをしていた婚約者と死別したナギサ様が楽園(エデン)を目指す話。syosetu.org - 58二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 23:57:04
そっか、
この人は、あの人の意志をずっと継いでいたんだ。
あの人の平和を願う心を、誰よりも理解していたんだ。
私は?
あの人の尊い意志を利用しただけ。
あの人が愛したこの学園も、あの人が手を握ろうとしたあの学園も、ずっと嫌いなまま。
あの人が守ろうとした人達を、私はゴミ扱いして捨てようとした。
私が馬鹿で子供だから、ミカさんは裏切った。
あの人がミカさんと私を繋いで「姉妹」にしてくれたのに、私が私とミカさんを「他人」にしてしまった。
私が不甲斐ないから、エデン条約は崩壊した。
私が壊した。彼の夢も、遺した想いも。
「ミネ団長は本当にお優しいですね。」
そう、この人は私なんかよりずっと…
………嫌、嫌だ。そんなこと嫌だ。
「…いっそ、貴女が…」
嫌なのに、嫌なのに、
なんで、あの人のことがずっと大好きなのに
この人よりも、私の方があの人を愛しているのに
…あぁそうか、私は私が嫌いだから、私が一番嫌なことを言いたいんだ。
言ってはいけない言葉が口から溢れるのを、私はもう止められない。
「あの人の隣に居てくださったら良かったのに。」
- 59二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 11:55:56
ほしゅ
- 60二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 13:10:42
- 61テクニカル古則おじさん24/09/21(土) 15:21:42
- 62遺品の人24/09/22(日) 00:44:29
久しぶりにきかーん。
1000字ぐらいで定期的にSS投下したいのに結構難しい(今書いているやつ既に3000字超えてやがる)。
前スレのエデン条約に対する賛成反対中立の比率に関して、個人的には学年が低いほど反対派は少ない印象(ちなみに卒業生、大人あたりは頭C.E。
背景としてはミハルが受け継がれ続けてきたゲヘナへの憎しみの部分は先輩(ミハルから見て)と後輩(ナギサやミカ達)の間でかなりの部分で断絶させた感じで(不信感や嫌悪感にまでは手が回っていない)。 - 63二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 10:44:26
上の代は単純にそれまでの歴史+融和派もミハルの件でキレてるのでもええ気はしますね
その最後の世代が今の3年って感じで
ナギちゃん大鉈振るわなきゃいけないじゃん… - 64遺品の人24/09/22(日) 22:37:31
自分でつくった屍(比喩)の道を毎晩夢で見るようになってません? そのナギサさま
- 65二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:39:02
解釈によって異なるんだろうけどミハルの死のタイミングが結構カギになるのかな、場合によっては反ゲヘナ感情が今の2年にも波及してることになる
- 66二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 10:09:00
ナギちゃんってどういう手段で反対派を掃討したんだろうか、補習授業部はシャーレのゴリ押しだったろうし、先生の力が無いなら言いがかりつけて責任取らせるとか?
- 67二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 10:47:17
お嬢様学校のお約束として「校内での悪行をご実家に密告」とかしてたりして
歴代フィリウスの長とつながりのあるナギサからの情報なら一般トリニティ生の実家も無下にはできないだろうし - 68二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 11:27:39
退学関係がシャーレの権限使ってるなら意外と大したことできないんやな
本人の傾向的にはルールを使うのが上手く相手に感情面以外で反論させない、メッセージはわかりやすい、唾をつけられるものはつけるという感じなのでとりあえずあらゆる派閥に接触してるんじゃないかね
この上で強引さが必要な時にはそれも躊躇いがないのでクソ嫌な相手だわ
これらを踏まえると人物的には長期的に事を進めるのが得意で状況をよく見ているがそれだけに目的のために視野が狭くなることがあるという感じ
これが最初からエデン条約のために動くなら相手に合わせてやれることはやる、強引な手は必要な時だけに抑えるにしてもフィリウス派が使えるカードとかも最初から使うんじゃねえかな
こう書くとなんというか秩序・悪タイプやなナギちゃん、中身は善意のが勝ってるのに
まあ機を逃さないタイプはそれだけで善より悪側に寄るけど - 69二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:21:42
ほ
- 70二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:49:39
エデン推進派からするとクソ頼りになるが、他から見ると血も涙も無いのは納得の強キャラ
- 71二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 00:24:07
まあ戦略シミュレーションとかで一緒になりたくはないわね
毎手マジレスしてきて特に平和主義というわけでもないとか1ターンも楽させてくれなさそう - 72二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 08:19:54
保守
- 73二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 19:06:07
ほ
- 74二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 06:28:10
しゅ
- 75二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 15:46:21
フィリウス追い出された人が一定数パテル入ったりしてるなら、反エデン(反ゲヘナ)感情が過激になる人が一定数いてもおかしくないな、反ナギサという感情の大義名分になるしな
というのを考えると、そういう過激派の存在を抱えることになっちゃうミカもかなり大変だし(後にいじめも起きるし)、二人の仲が拗れるのも頷ける - 76二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 18:48:26
原作でも後にミカへの悪意が暴発したのを見ると、パテルのモブ達からすればやってられねえところもあったのかもしれん。いじめそのものは何があろうとやった奴が悪い、ってのは大前提だけども
ちょいと話が飛ぶんだが、こち亀アニメの『お雛さんざん誕生日』の回で
「誕生日だというのに自分ガン無視で準備の進む警察主催の雛祭りイベントが気に入らない両津(もともと連絡の行き違いによって結構かわいそうな上げて落とす事態が発生していた)が男性警官たちを扇動して祭りをぶち壊しにしようとしたら実は派出所の面々が誕生日のサプライズを企画しており、本日の主役として意気揚々と雛祭りに参加しようとする両津の変節にキレた男性警官たちが襲撃を強行したため結局両津の誕生日はいつも通り雛人形の呪いによって散々なことになる」
という話がありまして。
あれを考えると原作におけるパテル分派がミカへ行った仕打ちも気持ちとしては解らんでもないんだよなぁ。パテルの面々も少なからず、トリニティの宿敵であるゲヘナに媚び諂おうとするナギサを糾す救世主としてのミカを望んで期待していただろうし - 77二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:52:53
単純な話で代表間の関係が冷えるほどの派閥間の対立を無視して代表で手を取り合おうとするならその分の軋轢は自分に返ってくるで
- 78二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 07:59:09
- 79二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 19:00:29
- 80二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 00:02:18
「…いっそ、貴女が…あの人の隣に居てくださったら良かったのに。」
この人は馬鹿だ。
そう思うと同時に、私は病室の、奇しくもあの人がいつもいたベッドに横たわる天使を思い切り引っ叩いた。
あの人が亡くなってからずっとしたかったことができた。
彼女が突然のことに困惑しつつ、痛みを罰として受け入れようしていても、病室に響いた音に後ろで後輩が慌てていても、構わず捲し立てる。
「何故貴女は自分一人が傷つけばいいと考えるのですか!」
「何故貴女はあの人が、愛する人よりも夢を優先すると思うのですか!!」
「何故貴女は思ってもいない言葉を、あの人が傷つくようなことを言うのですか!!!」
「何故っ、何故貴女はそんなに自分を、あの人が愛した人を、…そんなに、嫌うのですか…」
昂ぶる感情を抑えるように自然と涙が込み上げる。
そして、潤んだ私の瞳をこの人は思わず心配そうに見つめる。
あぁ、この人はきっと、自分の咄嗟の優しさにすら気づいていないんだろう。
- 81二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 00:03:12
息の詰まる部屋に暫く静けさが横たわり、窓から差し込んで来ていた陽の光も逃げ出して、仄暗さが病室を包む。
後光を失った天使が何かを言おうとしていたけれど、遮るように私が静寂を破る。
言い訳なんか聞きたくなかった。
「私は、ミハルさんを異性としてお慕いしていました。」
ただでさえ薄暗い月が、一層陰る。
「あの人はここで、私に夢を語ってくれました。ゲヘナとトリニティが手を取り合い笑って過ごせる、そんな楽園のような未来を楽しそうに語っていました。」
あの楽しそうな横顔を思い出して、涙腺が緩むのを感じる。
「誰に対しても平等で、平和を、皆を愛していました。あの人のそういう優しさに強く惹かれて。だからこそ私もそういう心であろうと、今でもしています。もし私があの人の傍にいれたとしたら、理解者としてきっと胸を張っていたと思います。」
月の陰りが濃くなる。自分で言ったことなのに、この人無責任だ。
「でも、私はあの人の腕の中の温もりを知りません。
あの人の唇の味を知りません。あの人は、私が恋慕していたことを知らないでしょうが、貴女のそれを知っていたし、貴女にそれを向けていたのでしょう。」
叶うことも、敵うこともない恋だと分かっていたのに、自分で言葉を紡ぎながら胸が締め付けられる。
「あの人は夢を語るのと同じくらい貴女への愛を口にしていました。」――私の気も知らずに
「エデン条約のことも、『大切な妹と大好きな人が、因縁なんか気にせず笑って過ごせるように』と、そう言っていました。」
「あの人は、貴女を一番愛していたんです。あの人の隣は、今までもこれからもずっと貴女の場所です。だって、あの人がそう望んでいるんですから。」
今になって再び突きつけられた、もとい、自ら突きつけた失恋で、頬に涙が伝う。窓から月が憐れむように雫を照らす。
でも、悲しさなんて、これっぽっちも無い。 - 82二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 00:06:24
「調印式がご破算になったことも、ミカ様が起こした事件も、貴女が無辜の生徒を追放しようとした事実も、消えることはありません。亡くなったあの人が帰ってくることも、もうありません。」
「でも、それでも、貴女は生きているんです。あの人が幸せになってほしいと心から願っていた、貴女が。」
ついと顔をあげた彼女の頬は、私よりも濡れている。琥珀色の瞳が太陽光を受けた月輪のように輝いた。
「許嫁である貴女にとって、あの人との過去は、私が想像できないくらいかけがえのないものなのでしょう。ですが、過去ばかりに囚われて、幸せになる未来を突き放すなんて事あの人が、いえ、私が許しません。」
「あの人の意志を継ぐのなら、貴女も救われるべきだって、幸せになるべきだって当たり前ことに、何故気付かないのですか…!」
そんなこと生まれて初めて聞いたかのように目を丸くした彼女が、涙とともに言葉を溢れさせた
「…わ、私は、そん、なことにも気が付かないで、今まで…いったい、何をして、…」
「貴女があの人の事を誰よりも」――私よりも、「…ずっと愛していたことを、私は知っています。」
そして、救われるべき人が今、私の、救護騎士団団長の目の前にいるのだから、救護しなければならない。
「そして、あの人を想って、一人で戦って来たことも。」
今まで姿を晦ましていた私が言っていいことではないということは分かっているけれど、今彼女にそう言ってあげられる人はきっと私しかいない。あの人はもういないのだから。
「だから、ナギサ様、よく頑張りましたね。」
月光は美しさで人を狂わせると言う。
涙に濡れ頬を腫らした彼女が、彼が愛した人が、月明かりに照らされあまりに美しくて、私はその意味が分かった気がした。
桐藤ナギサは今、私の胸に顔を埋めて私の服を濡らしている。私はこの人を優しく抱きしめる。あの人がしてあげられなかったことをしている。
雲が退いて現れた月が、病室の天使に後光を差した。 - 83二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 00:09:58
- 843スレ目の>>3624/09/27(金) 01:27:05
- 85二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 08:19:11
凄い…ありがとうございます…
- 86二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 20:05:50
保守
- 87二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 05:34:08
ほ
- 88二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 15:50:21
保守
- 89二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 15:55:21
- 90二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 16:45:02
- 91二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 01:21:12