- 1125/03/21(金) 22:09:52
こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその19です
最近はスレタイにまったく関係ない4スレスライム転生ファンタジーSSを数スレに渡って連載するという暴挙に出ていましたが、前スレの最後の方で本来の路線に戻ってきました
基本となるSSは6話以降のエラン4号がスレッタを誘拐、逃避行の末監禁するストーリーになっています。現在逃避行編は終了し、監禁編を連載しています
一日一回はSS更新できるように精進していきます
以下注意事項です
・4号×スレッタ
・独自設定、捏造過多※1
・犯罪行為、残酷な描写あり
・元スレに書かれたセリフの使用※2
※1)このSSの設定はアニメ本編のものとはだいぶ剥離しているものが多くあります。独自設定ばかりで、例えばオリジナルキャラが横行していたりするので、どうしても気になる方はブラウザバックしてください
※2)元スレに書かれたセリフの使用は、意図せず思わぬ使い方をしている可能性があります。その際はお申し出くだされば、出来る限り修正をかけます - 2125/03/21(金) 22:10:17
- 3125/03/21(金) 22:10:36
元スレを参考にスレ主が書いたSSスレその1~10はこちら↓
[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)|あにまん掲示板これはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSを掲載するスレです6話以降のエラン4号がスレッタを誘拐、逃避行の末監禁するストーリーになっています参考にした元ス…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その2|あにまん掲示板これはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSを掲載するスレのその2です6話以降のエラン4号がスレッタを誘拐、逃避行の末監禁するストーリーになっています。現在…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その3|あにまん掲示板これはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその3です6話以降のエラン4号がスレッタを誘拐、逃避行の末監禁するストーリーになっ…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その4|あにまん掲示板これはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその4です6話以降のエラン4号がスレッタを誘拐、逃避行の末監禁するストーリーになっ…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その5|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその5です6話以降のエラン4号がスレッタを誘拐、逃避行の末監禁するストーリーにな…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その6|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその5です6話以降のエラン4号がスレッタを誘拐、逃避行の末監禁するストーリーにな…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その7|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその7です6話以降のエラン4号がスレッタを誘拐、逃避行の末監禁するストーリーにな…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その8|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその8です6話以降のエラン4号がスレッタを誘拐、逃避行の末監禁するストーリーにな…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その9|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその9です。稀にそれ以外の設定の4スレSSも掲載されます基本となるSSは6話以降…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その10|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその10です。稀にそれ以外の設定の4スレSSも掲載されます基本となるSSは6話以…bbs.animanch.com - 4125/03/21(金) 22:10:52
その11~18はこちら↓
[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その11|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその11です。稀にそれ以外の設定の4スレSSも掲載されます基本となるSSは6話以…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その12|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその12です。稀にそれ以外の設定の4スレSSも掲載されます基本となるSSは6話以…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その13|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその13です。稀にそれ以外の設定の4スレSSも掲載されます基本となるSSは6話以…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その14|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその14です。稀にそれ以外の設定の4スレSSも掲載されます。SSが掲載されない間…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その15|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその15です(直前のスレは127レス目で落ちていますが、時間も経っているので14…bbs.animanch.com↓ほぼSS転生スライム一色になってしまいました
[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その16|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその16です最近はそれ以外の設定の4スレSSもよく掲載されています。SSが掲載さ…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その17|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその17です最近はそれ以外の設定の4スレSSもよく掲載されています。今は一時的に…bbs.animanch.com[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4スレ)その18|あにまん掲示板こちらはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその18です最近はそれ以外の設定の4スレSSもよく掲載されています。最近は2スレ…bbs.animanch.com - 5125/03/21(金) 22:12:29
関連スレです
書き逃げSS様です。よくお邪魔させてもらっていました。残念なことに最近になって落ちてしまいましたが、戻って来てくれることを信じて待とうと思います
数が多いので最初と最後のスレを載せておきます
最初のスレ
書き逃げSS他|あにまん掲示板・タイトル通り、SSを書き逃げしていくスレです・話を思いついたけど、書けるところがない・スレの進行を止めたくない等、投稿したいけどする場所がないとき等に使って下さい・設定だけの箇条書きでもOKです・C…bbs.animanch.com最後のスレ(復活待ちです)
【閲覧注意】書き逃げSSほか その18|あにまん掲示板【閲覧注意】とありますが、未成年の方が見ている可能性もあるので『【閲覧注意】の作品に関しては』注意書きの記載や別リンクでの書き込みをお願いします。bbs.animanch.com - 6125/03/21(金) 22:13:14
スレにて頂いた素敵な絵です。今回のスレ画像にも使わせてもらっています
便宜上スレ主が勝手に題名らしきものを付けています
ありがたいことにたくさんの絵を頂いております。正直なところ常に見せびらかしたいのですが、レスが長くなりますので、保管庫を作ってみました
↓以前に頂いた絵はこちらに纏めて保管してあります
ごめんねスレッタ・マーキュリー宝物庫
テキストシェアノートがシェアされましたnotes.yourl.jp※現在は『YOURL テキストシェア』さんを使わせて頂いています
プラムと2人(今回はこちらの元絵を使わせて頂きました)
- 7125/03/21(金) 22:13:38
【ごめんねスレッタ・マーキュリー本編SS保管庫】
基本的に閲覧注意作品となります
現在0話~35話まで掲載しています
SSをお読みになりたい場合は↓をクリックして保管庫に移動し、さらに各タイトル名をクリックして下さい
x.gd - 8125/03/21(金) 22:13:53
【ごめんねスレッタ・マーキュリー番外編SS保管庫】
本編SSでは書かれていないエピソードを時系列順に纏めたページです
物語の合間の出来事を書いた番外編は『端切れ話』、本編終了後の出来事を書いた番外編は『こぼれ話』として区別しています
新しいSSを各レスにて掲載した後は、きちんと推敲を行なった状態で番外編SS保管庫に収録する予定です
x.gd - 9125/03/21(金) 22:14:10
【水星の魔女 ごちゃ混ぜSS保管庫】
『ごめんねスレッタ・マーキュリー』のシリーズとは違う設定の水星の魔女SSを纏めたページです
4スレが多いですが、稀にそれ以外のカップリングやコンビを中心にしたSSも掲載されます
殆どが単発ものになります
x.gd - 10125/03/21(金) 22:14:45
【スレにてお世話になっているツールやサービスの紹介】
このスレにて使わせて頂いているツールやサービスになります
無料でお手軽に利用できるものばかりです
↓『テレグラフ』。このスレで一番お世話になっています。NGワードなのが玉に瑕です
x.gd↓『短縮URL作成』。これがあればNGワードになっているテレグラフのURLもスレに載せられるようになります。個人的使いやすさ◎です
短縮URL作成ツール長いURLを短いURLに変換します。短縮URL押下時の広告画面なし、好きな文字列で短縮URLを発行することができます。develop.tools↓『YOURL テキストシェア』。現在宝物庫にて使用中です。画像とSSを一緒に載せたい作品にも使わせて頂いています。
テキストを短縮リンクに変換しませんか? YoURL.jp で。エディタで編集した文章を1ページの短縮リンクに変換できます。登録の必要もありません。yourl.jp↓ここから下は以前使用していたツールやサービスになります
↓『Writening』。以前『テレグラフ』のURLを掲載するさいに使っていたサービスです。現在はほぼ使っていません
Writening テキストページを一瞬で作成ユーザー登録不要。テキストを入力すると、共有可能な専用URLが即座に発行されるテキスト共有サービスです。writening.net↓『blankary』。2代目の宝物庫を作る時に使っていたサービスです。現在画像を添付できないので、今後はほぼ使わなくなると思います
Write an article | Write a story | Write a blog | Publishing tool | BlankaryBlankary is a minimalist publishing tool. Write and publish with one click.blankary.com - 11125/03/21(金) 22:16:43
というわけでとうとう19スレまで続いてしまいました
ようやく本題に戻ってきましたので、これから少しずつでも最終回に向けて頑張って書いて行こうと思います
新しいスレでもよろしくお願いします - 12125/03/22(土) 07:24:37
おはようございます
SSは途中も途中なのでほんの少し巻き戻してみました
【ごめんねスレッタ・マーキュリー】36話(続き)
クーフェイ老は意外と料理が上手だ。あまり食べ慣れないながらも、美味しいと思える食事を作ってくれる。
「スレッタもてつだう!」
やる気になったスレッタと一緒に、みんなで夕飯を作る事になった。
とは言っても、実際のところエランとスレッタに出来ることはほとんどない。
ライスはすでに専用の料理器具(炊飯器という名前だと教えられた)で食べられる直前の状態まで出来上がっているし、副食もクーフェイ老が素材をサッと炒めて作ってしまった。
完全に素人であるエランと経験値が無くなってしまったスレッタは、小さな体で素早く動く老人の邪魔にならないようにするのが精一杯だ。
唯一、スープだけは最初から最後までじっくりと作る所を見る事ができた。鍋に水を入れて、すぐに顆粒の何かを入れて、煮立った後にあらかじめ用意していた具材を入れて、最後に茶色いペーストを溶かす。
具材は『トーフ』と緑色の乾燥した何かというのは分かった。お湯に浸けるとすぐに緑色の何かはフワリと解けて、見た事のある海草の一種になる。
クーフェイ老はスープを丁寧に作りながら、色々と気にかける手順を教えてくれた。
「俺の思いつく中で一番栄養があって応用が利くのが味噌汁だ。人は白米と味噌汁さえあれば十分に生きていける。お前らには食べ慣れないかもしれないが、これくらいはまぁ、覚えとけ」
そう言って、クーフェイ老は小さな小皿を2枚用意すると、それぞれにスープを掬ってエランとスレッタに渡してきた。味見をしろという事らしい。
スレッタはクンクンと匂いを嗅いだあとに、くいっと躊躇なく口をつけた。エランの方はすでに何度も飲んだスープなので、特に戸惑いなく口に含む。
口の中に独特の風味と塩気だけでは説明のつかない複雑な味が広がっていく。ザラリとした舌触りは他のスープにはないものだ。正直なところ、とても美味しい。
「おいしーい!」
小さなスレッタも気に入ったらしい。ニコニコと笑顔になっている。
「気に入ったか?」
「うん!」
二人の会話を聞きながら、次に作る時はもう少し手伝わせてもらおう、とエランは思った。 - 13二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:07:38
🍚🥢
- 14二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 22:50:17
新スレ乙です!
4号もスレッタに美味しい料理振る舞いたいんだね… - 15125/03/23(日) 07:45:45
おはようございます
感想や🍚🥢ありがとうございます
投稿する直前で文章をちょっと書き直そうと思っていたら寝落ちていたスレ主です
今日は早めに仕事に行かなければいけないので帰ってきたら速攻で文章を直して投稿しようと思います
返信は昼頃にさせて頂きます
では行ってきます - 16125/03/23(日) 15:41:40
仕事が半分終わったところでもうすでに帰りたくなっているスレ主ですこんにちは
4スレ妄想をしつつ仕事終わりまで頑張りたいと思います
スレッタに美味しいものを食べさせたいとは常々思っているものの、いかんせん料理を作ったことがないのがこのお話の4号です
今までは買ったりスレッタが作ってくれたりでまったく料理をする必要を感じなかった4号ですが、これから先はほんのちょっぴり頑張らなければいけません
ただ実のところこのお話の4号は料理センスがないという設定なので、そんなに凝った料理を作れるようにはなれません
作れるようになっても普通に焦がしたり煮込み過ぎたりするでしょう
そんな彼がお味噌汁だけは上手く作れるように……なるかどうかはこの後の4号の頑張り次第となります
- 17二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 22:35:49
日本食が2人の口に合って嬉しい
納豆は…難しいかな……
小さいスレッタは嫌がりそうだ - 18二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 07:06:26
🌇
- 19125/03/24(月) 08:13:52
おはようございます
結局仕事に疲れて家に帰っても何も手に付かなかったスレ主です
その代わり少しだけ早起きして文章を書き直しておきました
納豆についてですが、挑戦するとしたら記憶の戻ったスレッタになるかなと思います
ただ具体的な描写は書かない可能性が高いです
何故ならスレ主自身が納豆を苦手としているからです。味や食感などの描写を美味しそうに書ける気がしないので、もし出すとしてもさらっと食卓に並んでるくらいの表現で留めるでしょう
納豆好きな方がいたら申し訳ありません
クーフェイ老が用意してくれた食事をテーブルに並べていく。これくらいはエランにも出来るし、小さなスレッタも一生懸命手伝ってくれた。
メインに老人のアパートで食べた事のある『野菜炒め』をどんと置いて、その周りをいくつかの料理が取り囲んでいる。どれもエランの目には手の込んだ料理に見えて、短時間で仕上げたものとは思えない。
更にあらかじめ買っておいた総菜を冷蔵庫から取り出すと、最終的にどれから食べればいいか迷ってしまうほどの数になった。
「すごい。これ、ぱーてぃ?」
スレッタはとても喜んでいる。何かのお祝いだと思っているようだ。
エランは特に否定はせず、彼女の言葉に頷いてみせた。
「そうだね、きみの為にクーフェイさんが作ってくれたんだよ」
「スレッタのぱーてぃ…」
小さなスレッタは感動したように目をキラキラさせている。
クーフェイ老は大げさだと言いたげに苦笑しながら、子ども用の可愛らしいフォークを彼女に差し出した。
「ほれ、スレッタお嬢さん。好きなもんを食っていいぞ」
「ありがと」
スレッタはクーフェイ老にお礼を言うと、さっそく目の前の野菜炒めにかぶりついた。
シャキリと音がして、驚いたように目を丸くしている。
- 20二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 17:14:06
このスレッタは野菜初めて…だよね
- 21二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 23:18:21
🥬🫑🥕
- 22125/03/25(火) 02:23:04
感想や🥬🫑🥕ありがとうございます。スレ主のパソコン環境では🥬🫑🥕の真ん中の🫑だけただの四角で表現されています
正体を探るために別の端末で見てみたらピーマンでした
ピーマンの肉詰め美味しいですよね
現在のスレッタの記憶は四歳当時のものに戻っているので、当然生鮮食品は食べた事がありません
なので野菜炒めとかですと具材ひとつひとつが未知のものになっています
ちなみに昼間に食べたお惣菜は唐揚げのお弁当で生のお野菜は入っていませんでした
4号があげたサンドイッチも玉子サンドだったので、新鮮なお野菜をたくさん使った料理は今回が初となります
「これ、なぁに?ぱりぱりしたやつ」
「ん?それはキャベツだな」
「これは?」
「豚肉だ。うまいぞ」
「これは?」
「キノコ…シイタケだな。子どもは苦手な子が多いから、もしまずかったら食わなくてもいいぞ」
「ううん。おいしい」
「そうか。たくさん食いな」
「うん」
一口食べるごとにスレッタは興味津々で質問している。朝や昼に食べた出来合いのものとは違い、目の前で調理されたものなので更に興味が湧いたのだろう。
不器用な手つきで握ったフォークを使って、目についた皿の料理をどんどん食べている。
その間にエランも手早く料理を口にしていった。早く食べ終えてスレッタの世話をしてやりたい。クーフェイ老が相手をしている今がチャンスだ。
エランは野菜炒めとライス、味噌スープを交互に食べ進め、たまに小さな小皿の上の副食にも手を出していった。
半透明の白くて細い野菜…『もやし』を調味料で味付けしたもの、ポテトをベーコンで巻いて炒めたもの、茹でたブロッコリーにマヨネーズを添えたもの、ピクルスとは微妙に味付けが違う漬け物。
食べた事のあるものや、食べた事のないものがある。どれも優しくて繊細な味がして、老人が作ったものとは思えない料理だ。
「…ッ!?うぐ」
ただひとつ、玉子を溶いて焼いたものだけは、口に入れた瞬間に吐き出しそうになった。
- 23二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 11:05:42
もしかして甘い卵焼きかな?
おかずなのに甘いのがダメだったりして - 24二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 20:11:08
🌟
- 25125/03/26(水) 02:46:41
感想や🌟ありがとうございます
プチ寝落ちをしていたスレ主です
昨日は寝るのがちょっと遅くなったので完全にその影響が出ました
とはいえまだ寝足りないのでで更新したらまた寝ようと思います
はい。甘い卵焼きです
普段のクーフェイ老は出汁の効いたほんのり塩味の卵焼きを作るのですが、小さな子は甘い卵焼きが好き!という老人の持論により今回の卵焼きはたくさん砂糖を入れていました
このお話の4号は甘いものが苦手という設定があるので、4号にとってはとんだトラップでした
甘い。
ただひたすらに甘い味がする。
「おう、どうした」
「だいじょぶ?」
「ん、ぐ…。なんですか、これ」
咀嚼できずに何とか塊のまま飲み込んで、味噌スープの味で上書きする。一瞬で半死半生のような有様になっているエランの様子に、クーフェイ老が困惑したような顔をした。
「何って卵焼きだが…。スレッタお嬢さんのために甘い味付けにしてみたんだ。これがな、幼かった頃の娘にも好評で…」
老人が昔語りを始めるが、大人しく聞いているだけの心の余裕はなかった。味噌スープを飲んでもまだ口の中に甘ったるい砂糖の味が残っている。
エランは甘いものが苦手だ。はっきり嫌いと言い切ってもいい。フルーツや一部の調味料のような酸味の加わったものならある程度は食べられるが、明らかに甘味だけで構成されているものについては拒否反応が出る。
『卵焼き』とやらはまだ二切れ残っている。先ほどと同じ味の物をあと二回。到底食べきれるとは思えなかった。
- 26二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 10:40:19
確か関西はしょっぱい卵焼き、関東は甘い卵焼きが主流だった気がする
クーフェイさんからしょっぱい味付けを教わって今度スレッタと一緒に卵焼き作ってみてほしいな
初めは卵を巻くの難しいかもしれないけど練習すればOKよ - 27二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 19:30:48
ちっちゃい子は甘い卵焼き好きよね
- 28二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 23:07:02
🥚🥚🥚
- 29125/03/27(木) 08:03:23
感想や🥚🥚🥚ありがとうございます
更新が滞りがちになっていてすいません
連日仕事が続いて寝落ちすることが増えたスレ主です
今日も今日とて仕事ですがお休みの日を目指して頑張ります
まさか関東と関西の味の違いについて言及されるとは思わずメチャクチャビックリしてしまいました
実は作中で開示する予定のなかった裏設定に、クーフェイ爺さんは若い頃関西で暮らしていたというものがあります
戦火を逃れて東へ東へと進んでいくうちに今住んでいる場所にたどり着きました
なのでクーフェイ爺さんが作る料理は出汁が効いたものが多いです
とはいえ爺さんが料理をし出したのは今の場所に着いてからなので、完全に関西風という訳ではありません
これももう開示してしまいますが、今現在クーフェイ爺さんと4スレがいる場所は関東地域のどこかになります
爺さん的には関東に住んでから3、40年ほど経っているので、関東風の味付けにもすでに馴染み切っています
なので料理によって関西風か関東風かどちらかに偏っている味付けになっていたりします
ただ卵焼きのようなシンプルでいて思い出に残りやすい料理に関しては関西風の味付けのものが多いです
…と、そんな感じの裏設定があったのでした
ちなみに今いる場所はぼんやりと関東の◯◯県のこの辺りという設定はあるのですが、実際に住んだことがないのであくまでイメージになっています
子どもは甘いものに目がないですからね
クーフェイ爺さんの娘さんが幼い頃甘い卵焼きが大好きだったという思い出があるので、小さなスレッタも甘い方がいいだろうと味付けを変えてくれました
残念ながらスレッタが食べる前に4号がトラップに引っかかってしまいました
- 30二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 08:03:43
⭐︎
- 31125/03/27(木) 15:14:34
⭐︎ありがとうございます
スレ主もよくお気に入りのスレを保守しようとして別の方の書き込みと同時更新してしまうので親近感がわきます
「なんだ、そんなに甘いものが苦手だったのか。すまんな。無理して食わなくてもいいぞ」
「すいません…」
エランの心を読んだんだろう。珍しくクーフェイ老がエランに対して謝ってきた。
次いでこちらに寄こせという動作をしたので、素直に卵焼きを乗せた小皿を老人側に寄せて、これ以上食べることはできないと意思表示をする。
クーフェイ老とエランのやり取りを見ていたスレッタが、自分側に置いてある卵焼きをちょんちょんと突いた。まだ彼女は卵焼きを食べていない。だからこそ起きた悲劇だと言えた。
「えらん。これ、きいろいの。いやなの?まずい?」
警戒したように見ているので、いいや、と首を振る。自分にとっては嫌な味でも、小さなスレッタにとっては好みの味だと分かっていた。
「僕が苦手ってだけ。きみが食べたら美味しいと思うよ」
エランの言葉を聞いて、小さなスレッタはえいや、とばかりにフォークを卵焼きに突き刺した。目の前に掲げてまじまじと見たあとに、大きく口を開けてぱくりと頬張る。
とたんに顔がふにゃりと蕩けて、幸せそうな顔になる。
「おいふぃー」
モグモグと食べながら、すでに次の卵焼きをフォークに差して準備している。予想通り、小さなスレッタは甘い味が気に入ったようだ。
- 32二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 22:54:27
幸せそうに食べるスレッタかわいいね
甘い卵焼きあげたら喜ぶと思うよ4号 - 33125/03/28(金) 07:19:07
感想ありがとうございます
前回のSSのレス元を間違えてしまったスレ主です
今後4号が卵焼きを作る時には甘い味付けになるでしょう
ただ綺麗に巻ける気がしないので、たぶんしばらくはスクランブルエッグモドキになると思われます
あと味付け自体も甘すぎたり甘さが足りなかったり、バラバラで安定しないんじゃないかなと思います
用練習です
「そんなに気に入ったなら、ツルツル星人の残した玉子焼きも食べるか?」
クーフェイ老が卵焼きを差し出すと、スレッタが嬉しそうな笑顔になる。そのままフォークを突き刺そうとして、何故かハッとしたように手を引いてしまった。
「ん、どうした?」
「スレッタ・マーキュリー。食べないの?」
二人で声をかけても、スレッタは手を引っ込めたまま動こうとしない。大きな目は物欲しそうに卵焼きを見ているのに、どうしたのかと心配になる。
もしかして食べかけなのを気にしているのだろうか。そう思って心配ない事を伝えてみる。
「残った卵焼きには手を付けてないから、汚くないよ」
「…んーん、いいの。がまんするの」
それでも彼女の表情は晴れない。いつのまにか物欲しそうだった顔はハッキリと我慢している顔になり、どこか決意を込めた表情にも変化していた。
クーフェイ老と顔を見合わせ、二人で首を傾げてしまう。どうしてこの場で我慢する必要があるのか、それが分からなかったからだ。
「我慢って、なんで」
エランが質問すると、小さなスレッタはぷんと頬を膨らませてしまった。まるで何故こんな簡単なことが分からないのか、そう言っているようだった。
- 34二次元好きの匿名さん25/03/28(金) 11:47:39
なんでだろ
水星ではおいしいもの貴重だったから一度に食べないで分けて食べたいのかな - 35125/03/28(金) 20:52:14
感想ありがとうございます
今さっき帰って来たばかりのスレ主です
最近はちょくちょく掲示板に入れない事が続いているので大丈夫な内に書き込みにきました
SSの続きはまた寝る前にでも投稿しにきます
ご推察の通り水星ではあまり美味しいものが豊富ではないので、今は我慢して次の食事に取っておこう、という風に計算するスレッタもあり得たと思います
しかし今回は微妙に異なる原因によってスレッタは我慢しています
なんの事だい?と思うかもしれませんが、この後のSSの続きである程度判明する予定です
実はこのお話の冒頭にあたる部分でかなりの匂わせをしていたのですが、スレで掲載するときに飛ばしてしまったので(保管庫収録時に改めて生えてくる予定です)、少し突飛なものに思えるかもしれません
一応他の部分でもほんのり匂わせはしていたのですが、ニュータイプ並みに勘のいい人じゃないと分からないようなほんのり具合になってしまいました
- 36125/03/29(土) 01:09:08
「おなかいっぱいになったら、たべられないもん」
「他のおかずが?でもあと少ししか残っていないけど」
テーブルの上を見ても、ほとんどの料理は食べ終わっている状態だった。それにスレッタの食べる量はそれなりに把握している。これくらいなら問題なく食べ切れるはずだ。
エランの言葉に、スレッタはますます頬を膨らませてしまう。
「ちがうもん。さいごにすごいの、でてくるもん」
「すごいの?」
何のことだろう。まったく答えが分からない。クーフェイ老も同じなのか、困惑している様子だった。
察しが悪い二人に焦れたのか、スレッタが大きな声で言い放った。
「おたんじょうびケーキだもん!きょうはスレッタの───たんじょうびなんだから!」
「「───はぁ!?」」
思いもしなかった言葉に驚き、クーフェイ老と同時に声を上げる。
そこから先は、大騒ぎになった。
- 37二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 09:08:33
ぱーてぃ?って誕生日パーティのことだったのか!
- 38125/03/29(土) 15:26:28
感想ありがとうございます
帰るまでに間に合わないので急いで書き込みに来たスレ主です
時間がないので返信はまた夜の更新にてさせて頂きます
ではまた - 39二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 21:59:29
今日がお誕生日?日付で判断したのかな
- 40二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 06:46:34
🎂
- 41二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 12:16:45
プロママが忙しくなる前は誕生日祝ってたんだっけ…
- 42125/03/30(日) 14:28:07
布団の中から失礼しますスレ主です
ちょっと疲れが出て寝こみ中です
ssの続きはパソコンを操作できるようになったらしますのでもう少しお待ちくださいませ
ではおやすみなさい - 43二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 22:34:44
🌃
- 44二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 07:14:38
お疲れ様ですの★
- 45125/03/31(月) 15:35:08
書き込みありがとうございます
相変わらず布団から起き上がれないスレ主です
とはいえ一時期よりだいぶ持ち直してきましたので
復活までもう少々お待ちください - 46二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 23:04:22
寒暖差や気圧の影響で風邪が流行ってますからね…
お大事に… - 47二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 08:13:32
✨
- 48125/04/01(火) 15:18:30
労わりのお言葉や✨ありがとうございます
どうにかパソコンを操作できるくらいまで復活できたスレ主です
楽しみにしていたお休みをほぼ寝て過ごす羽目になりましたが、これもある意味貴重で楽しい時間だったと思ってまた次のお休みまでお仕事を頑張ろうと思います
溜まっていた返信を書いていたら文字数いっぱいになったので、SS更新はまた夜にでも行いにきます
はい。本人的にはお誕生日パーティのつもりで話していました
そこで4号が否定せず、さらに『きみの為のパーティ』と言ってしまったので、小さなスレッタは自分の為の誕生日パーティなんだ…!と確信してしまいました
日付的にはじつは全然誕生日じゃなかったりします
まだ公式で誕生日が公開されていないので確証ではないのですが、おそらくスレッタの誕生日は4月~5月中じゃないかなと思っています
そしてごめんねスレッタ・マーキュリーの作中では現在9月半ばくらいなのです
なら何故小さなスレッタは今日が誕生日だと誤認したのか?ですが、それは誕生日前日の記憶があるからです
本来ならすでに13年以上前に過ぎ去ったある日の思い出が、小さなスレッタにとってはつい昨日の記憶として存在しています
ゆりかごの星では10歳の誕生日は一緒に祝えず、11歳の誕生日に2年分のお祝いをしたと書かれています
そして11歳の誕生日がプロスペラ母さんと祝えた最後の誕生日だったとも書かれています
ごめんねスレッタ・マーキュリーの世界はアニメ本編と色々差異がありますが、この辺りの設定は一緒になっています
なので当然4歳のスレッタの誕生日もプロスペラ母さんは準備してくれています
ありがとうございます。散々寝倒してようやく回復いたしました
途中ちょっと楽になったあたりでベッドでごろごろ端末を弄っていたのですが、それはそれで楽しい時間だった気がします
はい。寒暖差の影響で見事にやられてしまいました
最近色々と忙しくしていたので、そろそろヤバいかもと思っていたのですが、見事に予想が的中してしまいました
昔から大病はせずとも小さな病気を色々ともらってくる事が多かったので、常日頃から気を付けないといけません
- 49二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 22:41:33
スレッタすごい喜んでるし今からでもお誕生日パーティーということにしよう
ケーキは買ってくるかクーフェイさんと4号に作ってもろて… - 50125/04/02(水) 01:47:03
投稿直前にポエム?を盛りたくなって色々と書いていたらこんな時間になっていました
投稿したらすぐ寝ます
もちろんただの夕食は今この時をもって誕生日パーティへと早変わりです
ケーキ作りはジジイとほぼ食べ専の4号では無理ゲーすぎるので、スレッタに我慢してもらうかどこかで買ってくるしかありません
小さな子どもの発想は、ときに大人では考え付かないような場所に飛び跳ねていくことがある。
積み重ねた経験がなく、常識と言う名の重りが存在しない彼らの心は、どこまでも自由で軽やかだ。
例えば大好きなヒーローになれると思い込んだり、いつか空を飛べると信じていたり。
彼らの心の中では、場所を超えるのも、時間を超えるのも、世界そのものを超えることだって簡単にできる。
そう、今この時のように。
「お誕生日…?」
「そうだよ、きょうはスレッタのたんじょうびだよ。しってるでしょ?」
知らない。初耳だ。
と言うのは簡単だったが、エランは何とかその言葉を呑み込んだ。
代わりに記憶を総動員して、小さなスレッタの言動を何とか思い返そうとした。───今までの会話の中で、何か誕生日を思い起こさせるものはなかっただろうか…。
「パーティ?」
一番に思い出したのは、ずらりと並べられた夕食を見て興奮しているスレッタだ。
エランがぽつりと呟くと、クーフェイ老が合点がいったように頷いた。
- 51二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 10:04:26
お菓子作りはダメだったかクーフェイ老
- 52125/04/02(水) 15:32:18
感想ありがとうございます
帰るまでにスレがもたないので書き込みにきました
クーフェイ老はお菓子系はあんまり作れません
よくてホットケーキとかフルーチェとか、市販の物を使って簡単に作れるお菓子くらいになります
- 53二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 22:54:27
🥞
- 54125/04/03(木) 07:44:50
🥞ありがとうございます
夜のうちに更新するつもりがすっかり朝まで寝こけておりました
助かりました
「そうか。お嬢さんが言ってたパーティは、誕生日パーティのことだったのか。道理で嬉しそうな『雲』を出していたわけだ。……いや、爺は初めから分かっていたぞ。これはお嬢さんの誕生日パーティだ。初めからそうだったぞ」
「でしょー?」
「そうだとも」
途中からあからさまに話を合わせ始めた老人は、ただの夕食をしれっと誕生日パーティに変えてしまった。
あまりに適当な態度にエランが半目で見ていると、老人がぎろりと睨みつけてくる。こちらも話に合わせろという事だろう。
別にエランだってここで変な意地を張ろうとは思っていない。小さなスレッタを悲しませたい訳じゃないのだ。
エランはそっと息を吐くと、「きみの誕生日は、大切なものだからね」とスレッタの目を見てしっかりと頷いてみせた。
出来るだけ小さなスレッタに嘘をつきたくない。だから誕生日の事を知っているとも知らないとも断言はせずに、ただ心の底からの本音を伝えることにした。
エランの言葉に頬を紅潮させたスレッタは、当然だと言うように大きく頷いた。ほんの数時間で、ずいぶんと自信をつけたようだ。
「おかあさんも、いってた。4さいのたんじょうびは、たいせつなんだって!すごく、すごーく!だよ!」
「…そうなんだ」
- 55二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 12:41:34
4号の言い方が優しくて良い…
- 56二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 21:33:50
☆
- 57二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 05:02:24
★ミ゙
- 58二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 12:54:41
💫
- 59125/04/04(金) 15:12:10
感想や☆★ミ゙💫ありがとうございます。非常に助かりました
昨日スレを更新してから寝たと思ったのですが、よく見ると更新されていませんでした(たぶんボタンの押し忘れです)
呑気に寝ている間にスレが落ちていた可能性があったと知り、今更ながらにビビり散らかしています
今はSSのデータが手元にないので、帰ったらすぐに続きをあげようと思います
アニメ本編での4号もそうでしたが、この作品の4号もスレッタに対しては優しくて丁寧な言葉遣いを心がけています
さらにスレッタを寂しがらせたり不安がらせたりしないように、出来るだけ口数を多くする努力をしています
小さなスレッタ相手にはいつにもまして優し気な物言いになっていることでしょう
アスティカシア生徒が今の4号を見たら、氷の君とのあまりの違いに驚いてしまうかもしれません
- 60125/04/04(金) 21:03:05
帰ってきました
小さなスレッタの口から出る母親の存在に、エランは複雑な気分になる。
エアリアルが見せてくれたもしもの未来では、彼女は母親に見捨てられている。心を追い詰められ、疲弊させられ、誰にもすがれずに…。エランが死んだ世界の、もうひとりのスレッタ。小さくなった彼女の心は、世界のどこにも居場所を作れずに消えていった。
スレッタの母親……プロスペラ・マーキュリーは、その様子を淡々と眺めていた。まるで心なんて不要だと言うように。
事実、プロスペラは抜け殻になったスレッタの体を使い、『本当の娘』を呼び戻そうと計画していた。
「───」
ジリ…、と。腹の底から怒りが湧き出そうになる。ひとりだったらこの感情を我慢できず、苛立ちを表に出していたかもしれない。
でも。
「うちゅーじんは、たんじょうびあるの?」
「……。おう、どうなんだ、ツルツル星人?」
今は無邪気に首を傾げる小さなスレッタと、どこか心配そうにしているお人好しの老人がいる。
エランは二人をジッと見つめると、口の端をあげて笑顔を作った。そんなに難しいことではなかった。スレッタの言葉に釣られるように、優しい記憶が浮かび上がったからだ。
「あるよ。ケーキを食べたり、バースディソングを歌われたことだってある」
…きみが取り戻してくれた記憶、きみが作ってくれた思い出だ。
十七歳のスレッタを想って口にした言葉は、彼女に対する気持ちそのままに、温かで柔らかな音になっていた。
- 61125/04/05(土) 06:53:06
「ケーキ!おうた!わぁ~!」
気持ちが落ち着いたエランとは反対に、スレッタはますます興奮してしまった。
きゃあ~ッ!と歓喜の悲鳴をあげると、椅子から立ち上がってぴょんぴょん飛び跳ねている。
「おおう、こらこら。はしたないぞ、お嬢さん」
「う~、ごめんなさい」
クーフェイ老からたしなめられてすぐに椅子に座り直したスレッタは、それでも喜びが抑えられないようで、ケーキ!おうた!とリズムを取りながら体を左右に揺らしている。
彼女の中では、誕生日ケーキとバースディソングを歌われることは決定事項になっているらしい。
余計な事を言っただろうか?という考えが一瞬頭をよぎったが、嬉しそうに笑っているスレッタの姿を見ると、むしろこれで良かったのだと思えた。
問題は、ケーキをこの場に用意できていないことだ。
クーフェイ老に目配せする。老人も心得たように頷いてくれた。
時計を見ると、もうすっかり夜のとばりを迎えている時間だ。『小さなスレッタの誕生日』はあと数時間で終わってしまう。
それまでに、どうにか誕生日ケーキを用意しなければいけなかった。
- 62二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 14:03:05
誰だって好きな人の事を思うと温かい気持ちになれるよね
- 63二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 22:25:53
まだケーキ屋さんやってるかなぁ
- 64125/04/06(日) 02:01:38
感想ありがとうございます
今日はきちんと更新出来たか見守ってから寝るつもりです
中には好きな人を考えると心が苦しい!となるケースもあると思いますが、今の4号は小さなスレッタと和解したことで精神的余裕ができたので、過去の思い出をプラスのものとして思い出すことができています
これがスレッタと喧嘩したままだと、あの頃はよかったのに…(´;ω;`)と悲しい気持ちになっていた可能性があります
仲直りできてよかったです
ケーキ屋さんはまだ営業しているのか?誕生日ケーキ的なものは残っているのか?そもそもご近所にケーキ屋さんはあるのか?
今のところは作中で明かされていない詰みポイントが満載だったりします
「とりあえず残った料理は食べちまおう。なぁに、腹いっぱいになっても問題ない。『甘いものは別腹』って言うからな」
「はぁい」
すでにケーキを用意してあるような口ぶりをして、クーフェイ老は小さなスレッタを大人しくさせている。
あの落ち着きぶりから、何か考えがあるようだ。
もしかしたら手づからケーキを作ってくれるつもりなのかもしれない。とても器用な老人のことなので、その可能性は十分にある。
エランは頼もしい老人の存在にすっかり安心して、母が作ってくれたケーキを思い出す余裕すら出来ていた。あのシンプルなケーキは、どれくらい時間を掛けて作られたのだったか。硬くてそんなに甘くなかったけれど、とても美味しいケーキだった。
老人が作るケーキはどんなものだろう。きっと料理のように手早く作ってくれるに違いない。記憶にあるケーキよりももっと柔らかく、もっとデコレーションを豪華にしてくれるのだろうか。
完全に油断したエランは、ニコニコしながら料理を頬張るスレッタをのんきに眺めていた。
すべての料理を食べ終わると、クーフェイ老は「ご馳走様」と挨拶をして食器を片づけ始める。そうして何でもないように、おもむろにスレッタに声をかけた。
- 65二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 09:25:13
すっかり安心しきっている4号だが実の所このご老人、お菓子作りは専門外なのであった
なにか策があるのか…!?
ホットケーキデコるのか…!? - 66二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:46:50
⭐︎
- 67二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 22:16:23
4号もケーキ楽しみにしてそうだ
- 68二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 07:05:56
朝☀︎
- 69125/04/07(月) 15:18:31
感想や⭐︎☀︎ありがとうございます
策とか考えずすっかり油断している4号
焦るクーフェイ老
ホットケーキデコも可愛いなと思ったので、ちょっとしたセリフを追加することにしました
実際に食べるとオエッとなると思うのですが、デコレーションいっぱいの可愛らしいケーキが登場したらワクワクはすると思います
「ちょっとテーブルの上を綺麗にするから、スレッタお嬢さんは一旦トイレにでも行っといで」
「おしっこ?」
「そうそう、しばらく行ってなかったろう。前に教えた事は覚えてるかい?水を流して、手を洗うんだ」
「だいじょぶ」
「いい子だな。さ、行っておいで」
「うん」
特に反論するでもなく、小さなスレッタは素直にトイレへ向かっていく。
そんな彼女の姿を見届けると、クーフェイ老は鬼気迫る勢いでエランに近づいてきた。
「こら、何をのんびりてやがる!とぼけた雲を出しやがって、このボケッ!」
久々の罵倒に目をぱちりとさせる。スレッタに聞こえないようにか、小さな囁き声で怒鳴られてもまったく怖くない。
エランは少し嫌な予感がしながらも、首を傾げて聞いてみた。
「その、どうしたんですか。クーフェイさん。もしかして、ケーキが作れないんですか?」
「当たり前だっ!スポンジなんて作れるかっ!」
「あの、パンケーキとかでもいいんじゃないですか?上にフルーツを乗せて…」
「ホットケーキの粉がない!小麦粉だけじゃペタンコになっちまう!それに生クリームなんてないし…だいいち誕生日ケーキって言ったらスポンジケーキだろうがっ!」
「いや…そうでもないと思いますが」
母が作ってくれた素朴なケーキを思い出しながら言ってみるが、クーフェイ老はもうこちらを見ていなかった。
たどたどしい手つきで端末を操作して、どこかに電話をかけている。
- 70二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 22:17:52
のんびりしてる4号と勢いが凄いクーフェイさんの会話、漫才してるみたいでちょっと笑う
- 71125/04/08(火) 06:42:50
感想ありがとうございます
この後もほんのちょっとだけ漫才風かもしれません
あと4号がちょっとだけダメ男っぽい思考をしています。このお話の4号は油断してるとこんな感じになります
『もしもし。ああ、すんません。×××山に住んどる色雲ですが…。ええ、そうです。ちょっとだけこっちに帰って来とるんです』
公用語ではなく、何やら現地の言葉でしゃべっている。エランはまだこの地域の言葉に慣れていないので、何を言っているのかは分からない。唯一聞き取れた単語はクーフェイ老の苗字である『イロクモ』くらいだ。
『こんな夜分に無茶を言うもんですが、急に誕生日ケーキが必要になりまして…。ええ、はい。小さいもんでもいいんですが…』
次に聞き取れたのは『ケーキ』という単語だ。音がくっきりと区切られているせいで公用語とは違う印象を受けるが、それでもきちんと判断がついた。もしかしたら、ケーキを売っている店に連絡をしてくれているのかもしれない。
『ありますか!いや、えろうすんません。代金はちゃんと払います』
クーフェイ老の焦り顔が、パッと笑顔になる。エランの想像が合っているのなら、どうにかケーキを用意できそうだ。
よかった、とホッと胸をなでおろす。あとは小さなスレッタを何とか宥めながら、ケーキが来るまで待っていればいい。きっと老人が昼間のように買いに行ってくれる。
…買い出し全般はクーフェイ老に任せきりだったので、エランは自然とそう思っていた。実際にこの辺りの地理に詳しく車を運転できる老人は、買い出し係には適任の人物だと言える。
とは言え。それはあくまでエランの目から見て合理的だという話で、一方通行な思い込みに過ぎない。
心を読める老人は、半目でこちらを見ながら最後の挨拶をしていた。
『……そうそう、俺の代わりに若いもんに取りに行かせるんで、そこんとこよろしくお願いします。特徴はなまっちろいノッポの兄ちゃんです。それじゃあ』
何を言っていたかは分からないが、ずいぶんと長い挨拶だったな。とエランは思った。
- 72二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 11:48:19
それだけクーフェイのことを信頼してるってことだから…(震え声)
- 73二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 21:36:03
🎂
- 74二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 06:49:09
ケーキ屋さんの知人がいるっぽい?
- 75125/04/09(水) 14:52:21
感想ありがとうございます
更新が滞ってしまい申し訳ありません
またもやほんのり具合を悪くしてしまったので、返信とSSの続きはもう少々だけお待ちくださいませ - 76二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 22:35:36
ゆっくり休んで下さいの🌟
- 77二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 06:49:13
頑張ってケーキ買いに行くんだ4号!
地図はあるだろうし大丈夫だと思う - 78125/04/10(木) 15:58:05
感想や労わりのお言葉ありがとうございます
ちょっと返信が長くなったので、SSは夜にまた更新にきます
基本的に大人はあまり信用しないようにしていた4号ですが、旅の間に色々な大人に手助けされたことにより、クーフェイ爺さんと出会う頃には大人への警戒度は下がっていました
そこからさらに色々とあり、今は頼りになる人物としてクーフェイ爺さんはカテゴライズされています
なのでおっしゃる通り、4号の甘えた考えは=(イコール)クーフェイ爺さんへの信頼に他ならないわけです
とは言えここからはスレ主の書く4号の性質というか、性格の話になるのですが
実はスレ主はちょっと面倒くさがりなところがある人物として4号を描写しています(基本的にどの作品の4号もそうです)
不真面目なわけではないので、あからさまにサボろうとする訳ではありません。面倒なことはやりたくないな、という程度のものです
例えば何かしらの役割分担をするとして、自分が不得意なものを上手にできる人がいたらその人に全面的に任せよう、そして自分は違う得意なことをしよう。という感じです
なのでスレッタが小さなうちは頑張って料理をしようとするでしょうが、元の料理上手のスレッタが帰ってきたら、無理に自分で料理をしようとはしないでしょう
人によっては怒るかもしれない欠点ですが(実際にクーフェイ爺さんはこの野郎と思ってますが)、スレッタ相手だと不思議とうまく回ります
クーフェイ爺さんは実はこの辺りでは有名な人で、知人も多くいます
知人の中には個人でお店を出している店主さんも数多くいて、今回はそのうちのひとりに電話をかけました
ちなみに誕生日ケーキの注文は初めてではなく、過去に何度も注文をかけています
このあと頑張ってケーキを買いに行きます
まだ車の練習はしていないので、安定性に欠けた乗り物に乗る予定です
- 79二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 22:40:38
安定性に欠けた乗り物ってなんだろ
バイクか? - 80二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 07:05:56
💫
- 81125/04/11(金) 08:24:47
感想や💫ありがとうございます
すみません、昨日帰って来てから倒れるように寝てしまいました
本日はようやく訪れたお休みなので一日中寝倒そうと思います
安定性に欠けた乗り物はもう少ししたら出てきます
いくつかの候補の中から選んだ乗り物なのですが、正直安定性に欠けすぎるのではないかと心配しつつ書いたものになります
クーフェイ老の会話が終わると、こちらへ向かって走ってくる音が聞こえてきた。小さなスレッタがひょいと部屋に入ってきて、そのままエランのそばに小走りで近づいてくる。
「うー、くらかったー」
どうやら廊下が怖かったようだ。電気をつけているとはいえ昼間のような明るさはないので、無理もないことだった。
「おかえり」
「うん」
エランの言葉に応えたスレッタが、こちらに手を伸ばしてきた。反射的に腕を差し出すと、彼女はエランの手をきゅっと握って安心したような笑顔になる。
あれだけ怖がられていたのが嘘のような態度の変化に、エランの心が浮き立ってくる。自分は小さなスレッタにとって、安全だと認識できる存在になれたのだ。
密かに感動していると、クーフェイ老がスレッタと会話を始めていた。
「スレッタお嬢さん。ちゃんと水は流したかい?」
「だいじょぶ。できた」
「そうか、えらいな」
「えへへ」
スレッタは照れながらも、目はきょろきょろと何かを探している。ケーキを探しているんだ、とピンときた。
クーフェイ老に先ほどと同じように目配せする。老人は心得たように頷くと、わざとらしく眉を下げてこう言った。
「すまんなスレッタお嬢さん。誕生日ケーキはツルツル星人が遠くへ仕舞っちまったんだ。今取りに行かせるから、爺と一緒に待ってよう」
「え」
てっきりクーフェイ老が取りに行くとばかり思っていたので、エランは目を丸くしてしまった。
- 82二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 15:42:29
4号の存在だけじゃなくておかえりって言葉にも安心したんだろうなスレッタ
- 83二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 22:52:13
小さいスレッタと4号の仲が進展してる…!
もっと仲良しさんになって欲しい - 84二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 07:28:26
🍰
- 85125/04/12(土) 14:53:49
感想や🍰ありがとうございます
雑談になりますが、実は昨日ようやくジークアクス1話を見てみました
最初に設定画を見た時はガンダムのおっちゃん(赤)とジークアクス君のスタイルの良さに慄いたり顔の怖さに慄いたりしていたのですが、実際に動いている所を見るととても格好よかったです
これからの戦闘やお話が楽しみです。あと動いているニャアンさんがとてもか弱くて可愛いです
4号にとっての『おかえり』は特別に思い入れのある言葉ですが、スレッタにとっての『おかえり』も思い入れのある言葉になる予定です
スレ主としてはお互いがお互いの帰る場所になれればいいなと思いながら書いています
仲直りして数時間でこれなので、もう少し時間がたつともっと距離が近くなる2人になります
距離が近すぎてはたから見るとインモラルな関係に見えるかもしれない…
それくらい近くなる予定です
「ええ~!なんで~~!?」
小さなスレッタが不満げな声を出す。同時にこちらを責めるような眼差しで見上げてきたので、まるで自分が大罪人になったような気分になった。
「えっと、あの…」
うまい言い訳も見つからず、ごにょごにょと意味のない言葉が口から出る。
頭の中では混乱したままの自分と、どうやってケーキを取りに行こうか必死に考え始めている自分がいた。
「く、クーフェイさん…」
どちらにしろ、クーフェイ老に話を聞かなければ行動ができない。ケーキを取って来るとして、どこにどう行けばいいかの情報がまったくないからだ。
情けない声で呼びかけるエランを見て、老人はひょいと眉をあげてみせた。
「まぁまぁ、スレッタお嬢さん。そう怒るな。ツルツル星人が怖がってるぞ」
「う~、でも~っ!」
「なぁに、いくらツルツル星人でもそんなに時間はかからずに戻ってくるさ。ちょうどいいからその間、おめかしでもして待っているのはどうだ?」
「おめかし?」
「せっかくの誕生日なんだ。ちょっとくらいはおしゃれしてもいいだろう」
「おひめさまみたいに?」
「そうそう、お姫様みたいに」
老人はスレッタの機嫌をとりながら、さりげなく持っている端末をエランに渡してきた。
- 86二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 22:59:02
距離が近すぎるインモラルな4スレだと……!?
めちゃめちゃ楽しみです - 87二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 08:00:21
パーティの主役だからね
可愛いお洋服着たりクーフェイ老にヘアアレンジしてもらおう - 88125/04/13(日) 15:29:57
- 89二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 22:23:11
赤ガンダムさん目が6つあるんだよな…
アップで見るとけっこう怖いっす - 90125/04/13(日) 23:59:41
感想ありがとうございます
赤ガンダムのおっちゃんはおっちゃんと称していいのか分からないくらい怖い顔をしていますが、たぶんそのうち慣れるんじゃないかなと思っています
実際に第1話で動いているところはとても格好よかったので、このまま活躍シーンを見ていたらむしろこの造形がいいんじゃないか…!という域にまで達しそうな予感もしています
ちなみにスレ主はガンダムのおっちゃんスレを見かけたらすぐにお気に入りに入れて追いかけるくらい好きだったりします
特にバルバトス君との兼ね合いが面白くて好きです
あらかじめ操作していたのだろう。画面にはケーキ屋らしき外観の建物とシンプルな地図が添えられている。ご丁寧に連絡先も書いてある。
エランは地図上に書かれた道と、昨日実際に通った道を頭の中で照らし合わせてみた。大まかな場所の見当はつく。ただ歩いていくとそれなりに時間は掛かりそうだ。
店の営業時間はあと三十分くらいしかない。のろのろと移動したり、悠長に道を間違えている余裕はない。
走るしかないか…。と考えていると、クーフェイ老がおもむろに窓の外を指さした。
この先はたしか表門のある方だ。
「車庫に色々と置いてある。軽トラやら、カブやら。まぁ、まだこの地域の交通ルールは知らないだろうから、お前さんに貸し出せるのはよくて自転車くらいだが」
自転車乗れるか?という質問に、エランは反射的に「はい」と答えていた。
実際に乗っていた記憶はないのだが、乗れるという確信だけはある状態だった。恐らくまだ思い出していないだけで、幼い頃に乗ったことがあるのだろう。もしかしたら、◯◯兄と一緒に練習したことがあったのかもしれない。
「その端末は持ってていいからちゃんと使え。じゃあ、なるべく早く戻って来いよ」
「はい、行ってきます。待っててね、スレッタ・マーキュリー」
「うん。まってる」
エランはクーフェイ老と小さなスレッタに見送られながら、すっかり暗くなった庭に飛び出して行った。
- 91二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 07:09:18
いってらっしゃい4号〜
- 92125/04/14(月) 15:29:41
感想ありがとうございます
次のお休みまでまだもう少しあるのですが、もうすでに休みたくて仕方のないスレ主です
SS更新はまた夜に
このあと乗り慣れない自転車で爆走する4号の姿が見れる予定です
自転車と言っても色々と種類がありますが、4号が乗るのは誰でも一度は見た事があるだろうアレになります
- 93二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 22:52:20
ママチャリか…??
もしやママチャリで爆走するのか4号…? - 94二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 06:49:13
🚲
- 95二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 12:29:33
Go Go 4号!
- 96125/04/15(火) 15:27:25
感想や応援の言葉や🚲ありがとうございます
寝落ち&寝坊のコンボを決めてしまったスレ主です
慌てて家を出たのでSSのデータが手元にない為、帰ったらすぐに続きのSSをあげようと思います
たいへん申し訳ありません
もうほぼ答えは分かっているようなものですね
おっしゃる通り、ママチャリです
ママチャリは日本ではポピュラーな自転車ですが、世界的には珍しいもののようです
海外では前カゴや荷台がない自転車でどう買い物をするのか興味がつきませんが、そもそも用途が違うのかもしれません
純粋に移動手段やレジャー目的が多いのでしょう
色々な用途で使えつつほんのちょっとやぼったい外見を持つママチャリ
そんなママチャリを4号は気に入るのかどうか、このお話で分かるかもしれません
応援ありがとうございます
Go Go ケーキ屋!
- 97125/04/15(火) 21:35:14
帰ってきました
外に出ると、途端にむわりとした湿気が押し寄せてくる。昼間と比べるとだいぶ涼しくなっているが、それでも快適に保たれた室内とはまったく違う。
エランは夏の残滓を振り切るように走りながら、遠目で見るばかりだった表門の方に近づいていった。
門にはセンサーライトが設置されているらしく、暗かった庭がパッと明るくなる。光に導かれるように門をくぐると、門の先は小さな広場のようになっていた。
下はきちんとコンクリートで舗装され、横を見ると大きなガレージが設置されている。無防備なことにガレージにはシャッターや扉はなく、出入口はむき出しのままだった。
エランは迷わずガレージの中に入ると、辺りをぐるりと見回した。
昼間も見た不思議な形の小さなトラック。オモチャのような小型のバイク。その他にも予備のタイヤや工具。よく分からない道具もごちゃごちゃと置かれている。
ほんの少し興味を惹かれるが、今はじっくり見ている場合ではない。誘惑を振り切るように奥へ歩いていくと、ちょうど車の反対側にお目当てのものを発見した。
クーフェイ老から使用許可が出た乗り物、自転車だ。
「………」
想像とは違い、前に大きなカゴが付いている。後ろにも荷物を載せられるような台があり、その他にも細かいところが普通の自転車とは違っている。
けれど、自転車は自転車だ。むしろ帰りの荷物のことを考えるとこの方が都合がいいとも言える。
- 98二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 22:57:37
見た目はスタイリッシュじゃないけど便利だぞーママチャリ
- 99二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 07:18:52
☀️
- 100二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 16:04:55
慣れたらスレッタと2ケツしてほしさある
- 101二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 22:01:28
🚲💨
- 102二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 07:15:08
🌠
- 103125/04/17(木) 07:41:46
感想や☀️🚲💨🌠ありがとうございます
4号が自転車に乗る描写を削ったり増やしたりしていたらいつのまにやら寝落ちしておりました
もしかしたら後でまたこの辺りの描写は変えるかもしれません
最近はママチャリに乗る機会が減りましたが、昔はよくお世話になっていました
4号もしばらくの間はママチャリにお世話になる予定です
実の所、このお話が終わったらすぐにカブやら軽トラに乗り換える予定だったのですが、今回描写を増やした事でママチャリに乗る機会が増えそうな感じになりました
スレッタとの2ケツで思い出したのですが
地球に降りてから4号の故郷に着くまでの旅の途中で、2人はサイクリングしていたかもと何かの雑談か裏話で書いていた…かもしれない事を思い出しました
まさか本文の方でもそんな事を書いてないかと慌てて番外編など見直していたのですが、ざっと見た限りではそのような描写はないようでした
ホッと安心しつつ、思い付きでちょろっと書いた事は案外忘れているものだなとヒヤッとしました
流石に雑談までチェックはしていないので、もしスレのどこかでそのような事を書いていたとしても、2人は旅の途中にサイクリングはしていないという設定に変更になったんだなと思って頂ければ助かります
もし番外編か何かでそんな描写を発見したら、後でシレっと直しておこうと思います
固定されたスタンドのロックを外し、ガレージから外へと持ち出す。カゴや荷台などのオプションが付いているからか、予想していたよりも重量がある。それでも走り始めれば気にならないだろう。
コンクリートの広場を進み、レンガ道へと出る。門の外は電灯があるが、道の先は暗くて見通し辛かった。
ここから先はずっと下り坂なので、安易に走り始めたら怪我をするかもしれない。はやる気持ちを抑えて立ち止まり、きちんとブレーキの強さを確認したり、サドルの位置を調整しておく。
ここまでで数分は時間を掛けた。閉店するまであと二十分くらいしかない。───間に合うだろうか?
最後にエランは店がある方向をジッと見た。頭の中の地図と、実際に目で見える景色を照らし合わせる。木々の間から漏れる町の明かりから、店があるだろう場所の当たりを付ける。
───目算で三キロ、十分に間に合う。
エランはひとつ大きく息を吐くと、ペダルに足を掛けて、少しずつ坂道を下り始めた。
- 104二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 16:27:31
気をつけてね4号
- 105二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 22:24:01
⭐️
- 106二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 05:37:16
青春すぎて眩しい…
- 107二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 14:47:23
🚲
- 108二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 21:14:50
ママチャリのペダルに両足乗せて立って坂をシャー!と駆け下りるジャパンのマダム見てびっくりしそう
- 109125/04/19(土) 01:51:55
感想や⭐️🚲ありがとうございます
気を付けながら運転するつもりだった4号ですが、今回の更新でほんのちょっとヤンチャな所が出てしまいました
単身で宇宙遊泳するよりは危なくないはずです
まだまだ青春真っ盛りな4号です
数年後の大人になった4号はもしかしたら同じ道を車やカブで通りつつ、自転車で爆走した昔の自分を思い出して苦笑いするかもしれません
安定した体幹なら感心しながら、フラフラしていたら心配しながらマダムの駆け下り自転車走行を見守る4号がいそうです
それはそれとして4号もシャー!と坂を駆け下りるでしょう
山と言うだけあって、この先は長いくだり坂だ。二、三回漕ぐだけで、あとは何もしなくても勝手に先へ進んで行く。
慣れない自転車ということもあり、あまりスピードを出し過ぎないように慎重にブレーキをかけていく。けれど知らず知らずのうちにスピードは上がり、いつの間にか纏わりついていた空気を切り裂くようになっていった。
エランの体に、モビルスーツの運転では感じる事のなかった感覚が次々と襲ってくる。
肌を冷やす風。湿気を含んだ山の匂い。レンガ道と車輪の擦れる音。目まぐるしく変わる木の影…。
コックピットに守られた平穏とは違う、生の刺激だ。
エランはブレーキを掛けずに山道を下りながら、少しずつ心が浮き立ってきた。
単純で、純粋で、原始的な、久しくなかった心の動きを感じる。
気持ちよくて、楽しい。
自身の心の声をハッキリと自覚した時には、今までよりも急なカーブが目の前に迫っていた。
エランはあえてブレーキをかけず、思いきり体を傾けて突っ込んでいった。無理にハンドルを切ろうとせず、自転車の中心に重心を傾ける。
危なげなくカーブを曲がり切った時には、思わず息を吐くように笑っていた。
「……ッふ」
楽しい。とても。
まるで子ども時代に戻ったようだ。
- 110二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 06:18:42
男子高校生な感じがかわいいです🚲️💨
- 111二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 14:54:27
髪がボサボサになっちゃうけど勢いよく坂を下って全身で風を浴びるの楽しいよね
- 112二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 22:36:40
風を切る4号……!
- 113二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 07:38:35
☀️
- 114125/04/20(日) 15:30:17
感想や☀️ありがとうございます
休みが無さ過ぎて心の潤いが無くなりつつあるスレ主です
あと2週間くらいで何も予定がない休日が来るので、それを楽しみに頑張りたいと思います
SSの続きですが少し表現を書き直していますので今回は返信のみで失礼します
今日の夜か明日の朝に更新予定です
最初は情緒が幼稚園児だった4号ですが、だんだんと成長してきたおかげでようやく外見年齢に釣り合うようになってきました
とは言えまだまだ男子高校生としては大人しいものかもしれません
この後も少しずつ成長したり戻ったりしながら、最終的にはごく普通の青年になる予定です
何となく4号の髪はボサボサになっても頭を振ったらスッと戻るか、櫛を何度か通さないとなかなか元に戻らないか。両極端なイメージがあります
前者は東洋人に多い髪質のようなので、順当に考えたら後者の方が正しい描写なのかもしれません
でもやっぱり前者のイメージも捨てきれないので、今のところ4号の髪質についての言及はあんまりしていなかったりします
どちらかに決めたあと、何かの折にパッと書いてしまうかもしれません
山道を疾走する白っぽい男
はたから見たらちょっとした怪異に間違われるかもしれないな、と思いながら書いてます
- 115二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 22:44:43
5話のヘルメット外した4号はちょいボサかったな
あのシーン好き - 116二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 07:09:05
☆
- 117125/04/21(月) 15:19:29
感想や☆ありがとうございます
すいません絶賛スランプ中のスレ主です
書き上がった文章を少し変えようとしたら変な風に仕上がってしまいました
仕事中にこっそり脳内で文章を考えているのですが、いい感じに仕上がりません
このままでは納得いかないので、帰ったらまた頑張ってみようと思います
ヘルメットを外したというと、エアリアル君を操縦していた場面でしょうか
実はスレ主はあそこの場面、髪の毛ではなくギラギラ光る瞳の方に注目しておりました
その後にスレッタと会話する場面では体格の良さの方に注目していたので、やはり髪の毛はそっちのけでした
帰ったらちょっと確認してみようと思います
ちょうどいいのでそのまま5話6話と視聴してみるつもりです(心の潤い補充)
- 118二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 22:36:41
🌌
- 119二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 07:43:21
ケーキのプレートにはスレッタちゃんお誕生日おめでとうと書いてあるんだろか
- 120125/04/22(火) 15:50:08
感想や🌌ありがとうございます
今日こそはSS更新をしたい。そんな気持ちを抱えつつ、ぼんやり仕事をしているスレ主です
チョコレートで作ったプレートはとてもいいものです
あれを食べられるのは主役の特権。年に一回のごちそうですね
ところで今回のケーキにプレートは付いているのか?付いていたとしてスレッタの名前はきちんと書かれているのか?
その辺りの答えはSS内で描写がある予定です
↓ここから先は久しぶりの雑談です↓
最近はSSの不調が続いていますが、書いては消し書いては消しを繰り返している内に、もしかして後で使うかもしれない文章というものも生まれてきたりします
そういうものは消さずにワードの下の方に溜めているのですが、最終的にやっぱり使わないなとなったボツ文章もけっこうな量になっています
その内のひとつに自転車についての描写があります。これから先は絶対に使うことのないだろう描写です
せっかくなので、間を持たせるために放出してみることにしました
ちなみに書いている最中はノリノリだったのですが、書き終わってからこの描写ぜんぜんいらないな…となった問題の文章となります
最近はそういうものばかり生み出しています
《4号が自転車を運び出す時のボツ描写》
両脇から伸びた台形のスタンドが目に入ってきた。スタンドに支えられた後輪が完全に宙に浮いている。
珍しいという感覚が湧いたので、たぶん初めて見る形のものだ。エランの中のスタンドは、棒のようにまっすぐで片側にだけついている。
戸惑いつつ、台形のスタンドを後ろに倒そうとしてみる。けれどきっちりと固定されているようで、力を込めてもまったく動かなかった。
少し考えてスタンドの上にある金具の部分を足で押してみると、カチャンと音がしてロックが解除された。車体を上に持ちあげてスタンドを横に倒し、ようやく自由に動くようになる。