生徒会広報(臨時)ナリタブライアン概念

  • 1122/04/20(水) 20:02:34

    サボりからの捕獲で任された(押し付けられた)かわいそうなぶらいあん

  • 2二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 20:03:17

    サボったんなら当然だよなぁ?

  • 3122/04/20(水) 20:14:12

    「……生徒会副会長、ナリタブライアンだ」
    「今日から生徒会の新たな試み、毎週金曜日午後9時からの情報発信ラジオを始める。このラジオでは、リスナーから送られた質問に答えたり、こちらから何か話題を提供することもある。……なんで私がこんな……」
    (『余計なことを言うな』のカンペを掲げる、僅かに口角の上がった女帝)
    「……前もって募集していた質問だが、15個集まった。今度からは是非とも目安箱アプリに投稿するようにしてくれ。あの堅物なら喜んで全員分」
    (カンペをペンで叩く、さっきより口角の上がった女帝)
    「……、……この中から3つ選んで答える。まず1つ目だが──」

    みたいなのください

  • 4二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 20:16:24

    >>3

    ブライアンの低いイイ声が聴けるってだけで卒倒する子たちが続出するわ…

  • 5二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 20:23:45

    このレスは削除されています

  • 6二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 20:27:16

    『生徒会の皆さん、こんばんは。いつもお仕事ご苦労様です。今日は質問の機会が得られるということで、こうしてお手紙を送っています。本題ですが、門限をもう少し緩和してもらえないでしょうか? 私はもっと早い時間から走りたいですし、もっと遅い時間まで走っていたいです。こういった生徒は、私の他にもたくさんいると思います。せめて朝は四時、夜は日付が変わるまでの時刻を、新しい寮の門限として定めてほしいです』

    ブライアン「……ラジオネーム、“異次元の逃亡者”さんからのお便りだ。えー、これに関しては同じ副会長のエアグルーヴからコメントをもらってる。『たわけ!』。以上だ」

  • 7122/04/20(水) 20:34:11

    「これでラジオは終わる。時刻は午後9時15分、早く寝ろ」

    「……おい、終わったぞ。私が働いてやってる間、にやにやと似合わん笑い方をしていたな。ちゃんと併走の約束は守ってもらうからな。……明日併走したら約束が違う? 何を言って……『ラジオが1回きりとは言ってない』? 『約束の履行は決めた通り、契約終了時に対価として支払う』!?」

  • 8122/04/20(水) 20:34:51

    >>6

    Good……

  • 9122/04/20(水) 20:39:20

    思えば生徒会には、広報という名の役職がなかったな。今まではエアグルーヴがその任を果たしてくれていたが、有為転変。より多くの方々に、より気軽に情報を発信できるならば、我々トレセン学園所属のウマ娘をもっとよく知ってもらえるだろう。
    故に託孤寄命、ブライアンには新しい形での広報を確立してもらう。期待しているよ

  • 10122/04/20(水) 20:42:26

    (ネタ切れするまで続けたい)

  • 11二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 20:42:39

    (毎晩ちょこちょこやってく感じか?)

  • 12122/04/20(水) 20:45:07

    (朝と夜に1回ずつ投げれば仕事しながらでもできるやろの精神)

  • 13二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 20:46:25

    そのうちラジオから動画配信になりそう

    ブライアン「さて今日もこのコーナー、“トレーナー飯”。読んで字のごとくトレーナーが飯を作って私が食べるコーナーだ。ちなみに野菜は受け付けていない。今日のゲストは姉貴のトレーナーだ」
    ハヤトレ「こんにちは。ブラトレから聞いていましたが、ここ本当に野菜禁止なんですか? それともあなたに野菜を食べさせたら私の勝ちとかそういうヤツ?」
    ブライアン「当然野菜NGだ」
    ハヤトレ「……これは一度ハヤヒデさんを交えてじっくり話し合うべき案件のようですが」
    ブライアン「御託はいい、早く飯を作れ。こっちは義兄貴のローストビーフ丼だけが楽しみで今日の収録に臨んでいるんだ」

  • 146やけど22/04/20(水) 20:46:54

    (応援してるで。また思いついたら投げるわ)

  • 151やけど22/04/20(水) 20:48:18

    >>14

    ありがとう。待ってるで

  • 16122/04/20(水) 20:49:17

    >>13

    Yoi……

  • 17二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 21:05:16

    トレーナー飯バックナンバー
    1.ブラトレ特製スペシャル親子丼
    2.ハヤトレ特製ローストビーフ丼
    3.たわけ特製シーフード塩焼きそば
    4.ルドトレ特製ラム肉のしょうが焼き
    5.お兄さま特製ふわとろ卵のオムライス
    6.タイキトレ特製プルドポークのサンドイッチ
    7.オグリトレ特製デカ盛りニンジンチャーハン

    ブライアン「次はそろそろカレンチャンのトレーナーを呼ぶか。独身男の飾らないガッツリ系料理が得意だと聞いているしな」
    ハヤヒデ「ブライアン、流石に職権濫用じゃないのか?」

  • 18122/04/20(水) 21:17:05

    『ブライアンさん、こんばんは! 新しくラジオを始めたって聞いて、手紙を送らせてもらいました! 実は俺には悩みがあるんですけど、同室のやつが毎晩寝言で「いちばあああああああん!!!」って叫ぶんです。それで夜中の3時とかに叩き起されて、このままじゃ寝不足になってしまいそうです。スカ同室のウマ娘の寝言を止める良い方法があったら教えてほしいです!』

    「ラジオネーム『ダイワスカーレット』。……多くは言わん。だが一つだけ忠告してやろう。気の強い女は怒らせると面倒だぞ、もっとも手遅れだろうが」

  • 19122/04/20(水) 21:19:25

    (この辺でダスカ(寝言への恥ずかしさ+勝手に名前を使われた+公共の電波に恥ずかしい話を流された)vs.ウオッカ(最悪のタイミングで手紙が読まれてしまい、思わずごめんなさいが出た))

  • 20122/04/20(水) 21:22:34

    (今気づいたけどブライアン『先輩』だね)

  • 21122/04/21(木) 06:23:11

    『ブライアンさん、こんばんは。改めまして、私達のチームへようこそ。……さて、ブライアンさんの最大の強みというのは、勝手ながらトップスピードまで一瞬で到達する加速力と思っております。そこで、普段どのようなトレーニングをしているのか、体のどの部位の筋肉を意識しているのかを教えていただきたいのです』

    「ラジオネーム『ハナグロモスアウト』。なんだこいつ、シリウスのメンバーか? まあ良い、加速力を生み出すためのトレーニングだな。特別なことはしていない、毎日きちんとトレーニングしろ」
    (『もう少しきちんと答えろ』のカンペ)
    「……脚のパワーに耐える上半身を意識しろ。そうでないと、走っている際のバランスを保てない。これ以上は言えんぞ」

  • 22122/04/21(木) 12:10:32

    『こんばんは。ナリタブライアンさんは肉がとても好きですが、一方で野菜が嫌いですよね。アタシの友人が「ブライアンの食生活改善のための会議」を定期的にオンラインで開催しています。もう1人の友人も半強制的に参加させられていて、2人して辟易しています。頼むから野菜食べて』

    「断る。おい、次の質問を寄越せ。『耐震テスト反対派』、アンタには同情するが私にも譲れない信念というものがある。尊い犠牲、というやつだ。もう1人は私と同じチームのあいつだろ、よしみで我慢してくれ」

  • 23122/04/21(木) 12:16:41

    「おい、ラジオの時間だ。便りを読んでいく前に、今回から私の希望するBGMを流すことになった。今日のBGMはQUEENで『Killer Queen』だ。知ってるやつも多いだろう、1970年代にイギリスで生まれたロックの名曲だからな。心が荒んでも、この曲に溺れたなら炎が灯るというものだ」
    「便りを読むぞ。ラジオネーム『地獄への片道切符』……なんだこいつ。ウオッカみたいなネーミングセンスだが……2通目か? 別に構わんが」

    『野菜は美味しかった?』
    「……お前か。たらふく肉を食ったのに、まだ口の中に苦味が残っている気がする。お前と他2人の所業は許さんからな、いつか然るべき肉の対価を支払ってもらうぞ。第一、嫌がるウマ娘を3人がかりで押さえ込んで、無理矢理口に野菜を詰め込むのはどうなんだ。まさに地獄の時間だった……思い出すのも気に食わん」
    (『炎が灯っていないぞ』のカンペを掲げる女帝)
    「うるさいぞ。さっさと次の便りを用意しろ」

  • 24122/04/21(木) 18:51:11

    『こんばんは。生徒会の皆さんのファンです! もし可能だったら、皆さんの次のレース予定を教えてほしいです!』

    「ラジオネーム『生徒会推し』。私達のファンか。私は天皇賞・秋。ルドルフは……同じか。おい女帝サマ、お前は?」
    (『札幌記念』のカンペ)
    「札幌記念、だそうだ。夏の暑さに参ったら、見に行ってみるのも良いだろう。どうせお堅い走りしかしないから、暇潰しの方法は考えていくのを勧める」
    (鋭い眼光)

  • 25122/04/21(木) 18:56:16

    (ブライアン→ギャルの呼び方分からん)

  • 26二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 18:57:09

    ブライアンのエアグルーヴの呼び方ならエアグルーヴと女帝サマだったはずっす

  • 27122/04/21(木) 19:03:31

    『ブライアン、ラジオ結構人気だよ! やりそうにない人がやってるのが面白いって、ボクの友達が言ってたよ。是非長く続けてほしいってことだから、質問の前に書いとくね!
    それで質問なんだけど、その枝って美味しいの? ボク枝を食べたことないから分からないんだけど……咥えてるってことは食べるんだよね。ブライアンが咥えてるなら肉味とか!』

    「……『浜の帝王』、お前阿呆か」
    「こんな馬鹿げた質問に答えるのも億劫なんだが、咥えてるからって食うとは限らんだろ。お前は煙草を吸うやつが後でむしゃむしゃ貪ってるとでも思うのか? なら灰皿なんぞいらんだろう」
    「おい皇帝サマ、目をかけるならもっと常識教育の方もしっかり頼むぞ。この前は水切りなんかに付き合わされて、結局3時間は無駄にしたんだ。翌日は【石】を投げすぎて指が痛【いし】、踏んだり蹴ったりだ」
    (ガラスの向こうで笑いを堪えるシンボリルドルフ)

  • 28122/04/21(木) 19:03:50

    >>26

    感謝

  • 29122/04/21(木) 19:21:02

    「夏合宿の宿からラジオを始めるぞ。……なんでだ?」
    「この宿の経営者の方が、お前のラジオを気に入ってくださった。是非ここでも放送してほしいとの、たっての願いだ。BGMは……これで良いのか?」
    「ああ。Manuel Karamoriで『gas gas gas』だ。終始エンジンを踏むことしか考えていないような、まさにブレーキを知らない曲だ。個人的には『Killer Queen』と同じくらいに聞いた曲だな」
    「お前が洋楽を聞くイメージはあまりないが、まともなセンスの曲で安心しているぞ。肉の賛美歌とか持ち込まれていたら、お前に説教をしなければならないところだった」
    「私のことを舐めてるな? ……今日から女帝サマもラジオに加わる。面倒くさいがな」
    「お前の事務仕事を幾つか引き受けてやっただろう。忘れたとは言わせんぞ」
    「それは私がラジオをこなしてきたことへの報酬だろ。勝手に参加の対価にするんじゃあない」
    「ええい、ごちゃごちゃと喧しい。早くお便りを読め、時間が過ぎていくだろう」
    (外から微笑みを向けるシンボリルドルフ)

  • 30122/04/21(木) 19:22:02

    (書きだめゼロだからペースが乱高下しておる……)

  • 31二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 19:25:52
  • 32122/04/21(木) 19:34:56

    『ラジオなんて、また酔狂なものを始めたな。まあお前達に声をかける良い機会と感謝しておこう。
    ブライアン、早く隣のエアグルーヴと共にドリームトロフィーリーグに来い。ルドルフはじきに来るだろうが……お前達2人とも本気の勝負をしたい。期待してろ、今の私は学園にいた頃より強いぞ』

    「ラジオネーム『古参』……随分と洒落たネーミングだな。まあアンタは新参者じゃないが」
    「まさかあの方からお便りが届くとは……驚いたな。しかしどうだブライアン、あれ程の実力者に名指しで挑戦状を貰っている気分は?」
    「言うまでもないだろ。疼く」
    「今年も残すところ半分、そして来年。それが終われば、あの方とも戦えるだろう。今から楽しみだな」
    「ふん。牙を研ぐのを忘れないことだ。そのうち喰いにいってやるからな」

  • 33122/04/21(木) 19:47:49

    『お二人の、ルドルフ会長への印象をお願いします!』

    「随分簡潔な便りだな」
    「ラジオネーム『ブラグルしか勝たん』さん、ありがとうございます。しかしブライアン、ブラグルとはなんだ?」
    「知らん。聞いたこともない」
    「ふむ……まあ良いだろう。会長への印象だな。私から見た会長は……やはり目標に向けて邁進する、素晴らしい方だ」
    「歯が浮くようだ。私からは、獲物だ。最上級のな」
    「おい、ラジオなんだからもう少し敬意を払え」
    「ラジオじゃなければ良いのか?」
    「幼いことを言うな馬鹿者! お前はそうやって会長が咎められないのを良いことに……」
    (楽しそうに眺めるシンボリルドルフ)

  • 34122/04/21(木) 20:35:06

    「午後9時、ラジオを始めるぞ」
    「ブライアン。そろそろラジオの名前を決めないか?」
    「名前? ふん、必要ない」
    「毎度毎度『ラジオを始めるぞ』では捻りがない。この辺りで名称を決めた方が、愛着を持って長く続けられるだろう」
    「おい、元はと言えばお前が押し付けてきた……」
    「折角だからリスナーの皆様に決めてもらおう。明日のラジオの時間までに、これだという名前を送ってきてもらいたい」
    「話を流すな! おい、聞けっ」

  • 35122/04/21(木) 20:35:42

    (1ミリもいい名前思いつかない)

  • 36122/04/22(金) 06:33:38

    「午後9時、ラジオを始めよう。さて、お便りを読む前に、昨日話したこのラジオの名前についてだ」
    「いらん。便りを読むぞ、ラジオネーム『私もQueen好きよ』。そうか、Queen好きなら『オペラ座の夜』の『I'm In Love With My Car』や『Sweet Lady』辺りもお勧めだぞ」
    「頂いた名前候補は178。こんなにも沢山の名前を送っていただいて、本当にありがとうございます」
    「おいやめろ、名前なんか決めようものなら余計続く羽目に」
    「その中から私と会長で、1つ選ばせていただきました。『ラジオNARIBURA賞』、提案は『アニェスアナログ』さん。ありがとうございます」
    「せめて私の意見を聞くという良心はなかったのかお前」

  • 37122/04/22(金) 06:52:12

    「では改めて、ラジオを始めていこうか。ブライアン」
    「何だ」
    「何だ、じゃない。最初の挨拶をしろ」
    「もうしただろ」
    「馬鹿者、名前を頂いたならその名前を用いるのが礼儀だろう」
    「私の許可も取らない無法者に、礼儀云々を説かれる筋合いはない」
    「む……そうか。なら今日のラジオはやめておこう。残念だな、この辺りでとても美味と評判の焼肉店があるそうなんだが」
    「……」
    「お前は何だかんだラジオだけは1度もサボらずに続けてきた。その働きに報いてやろうと思ったんだがな。今日その記録が途切れるとは……惜しいなあ?」
    「……午後9時。『ラジオNARIBURA賞』を始めるぞ。今日のBGMは──」

  • 38122/04/22(金) 06:54:56

    (ブライアンといるときに若干IQ下がる女帝好き)

  • 39122/04/22(金) 12:29:22

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞の時間だ。今日のBGMはCardi Bの『Bodak Yellow』。Cardi Bというアーティストを世に知らしめた1曲といっても良いだろう」
    「ちなみに今日から何日かはエアグルーヴが不参加だ。札幌記念に出走してるからな、口うるさいやつがいないと開放感があって良い。気分が良いから今日は特別に6通読んでやろう」

    『こんばんは。私は料理人で、つい最近海外での修行を終えて日本へ帰ってきたところです。聞くところによると、ナリタブライアンさんは肉が大層好きとのことで、きっと舌も肥えていらっしゃるでしょう。
    そこで、貴女に挑戦状を送りたいと思っています。私の腕を最大限に生かした肉料理を作りますから、貴女に食べていただきたいのです。使う食材は肉のみ、瑞々しい野菜で誤魔化すような真似はしません。今はレースで忙しいでしょうから、お手隙の際に是非受けていただければと思います』

    「ラジオネーム『東京都〇区〇〇』……お前の心意気、確かに受け取った。特に野菜で嵩増しをしたりしないと宣言するところに好感を持てる。年末だ、年末に相手をしてやろう。私の期待を裏切るなよ」

  • 40122/04/22(金) 17:26:08

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞を始めるぞ。女帝サマが帰ってきたところだが、夏合宿地からの放送は今日で最後になる。それと、これから暫くはレースの準備に専念するからラジオは休みだ」
    「放送用の部屋を貸してくださった旅館の〇〇様には、厚く御礼申し上げます。ラジオ休止の件につきましても、ご承知おきください。さてブライアン、明日には全員バスで東京まで帰ることになるが、夏合宿の感想でも聞こうか」
    「良いトレーニングになった。多くのウマ娘が一堂に会する機会も多かったからな。心身ともに充実している」
    「天皇賞・秋に向けての準備も整っていそうだな。ちなみに私も次走は天皇賞・秋に決めたんだ」
    「……お前も来るのか」
    「なんだ、不服か? お前は会長以外眼中にないかも知れんが、私とてそうそう負けはしない程の出来上がりだぞ」
    「いや。ぶつかるのは久しぶりだな、と」
    「意外だな。覚えていたとは思わなかった。……秋シニア三冠の一冠目、リベンジするにはまたとない舞台というわけだ」
    「俄然面白くなってきたな。おい、ラジオが終わったら付き合え」
    「阿呆か……と言いたいところだが。風紀委員には私から話を通しておこう」
    「それでこそ、だ」

  • 41122/04/22(金) 19:48:56

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞の時間だ! 今日から代理でパーソナリティを務めるウオッカだ、よろしく頼むぜ」
    「同じくダイワスカーレットです。よろしくお願いします」
    「相方が早速猫をかぶってるが、俺はありのままを見せつけていくぜ」
    「はあ!? あれが素の私よっ!」
    「二言目で化けの皮が剥がれたな。このまま行くぜ、まず今日のBGMはJustin Bieberで『Ghost』だ。どんな曲かっていうと……えー……なんだ、マジに名曲なんだよ」
    「ふん、名曲の理由も言えないなんて情けないやつね」
    「お前他人のこと言えねーだろ! このすっとこどっこい!」
    「何よこのおたんこなす!」

    「……ちゃんとやれるかと聞きに来たら……」
    「あれでも悪くはないと思うぞ。元の目的は生徒会の広報活動だろう。中等部を2人揃えてお行儀よく便りを読ませて、周囲の目を引けるはずもない」
    「だからって開幕数秒で喧嘩されては……いや、そこも『らしさ』と言えなくもない、のか?」
    「余程逸するなら止める。仮にも私の名を冠したラジオだからな、粗相は許さん」
    「……そうするか」
    「おい、腹が減った。夕飯を食いに行くぞ」
    「お前もお前で自由なやつだ……目星は?」
    「駅前に新しくできた焼肉屋だ」
    「却下。3日前も焼肉だったうえに、先週もだ。流石に食べ飽きた」

  • 42122/04/22(金) 20:18:05

    【えー!? 俺たちが代理を?】
    【そうだ。会長と私、そしてブライアンで相談した結果、お前達2人が適任だろうということになった。頼めるか?】
    【で、でもエアグルーヴ先輩、今までお2人でやってきたラジオですよ。私達で穴埋めなんて……】
    【レース成績などを気にしているなら、その必要はない。そもそもお前達はまだデビューしていないんだ、比較する成績などない】
    【どうするスカーレット……? 俺決めれねーよ、お前決めてくれ】
    【ちょっ……ぅー……やります!】
    【よし。緊張はしなくていい、上手くやろうともするな。明るく元気に、最低限のルールは守る。これだけを意識していれば、代役は充分こなせる】
    【分かりました。ウオッカ、頑張るわよ。お2人の顔に泥は濡れないわ】
    【よ、よーし。腹くくるぜ】

    【おい、マックイーン。今いいか】
    【ブライアンさん。何か御用ですの?】
    【頼み事がある。私とエアグルーヴがやってるラジオなんだが、暫くはウオッカとスカーレットに任せる】
    【あの2人ですか。きっと人気を得られるでしょうね】
    【そこでお前には、届く手紙の選別を頼みたい】
    【選別、ですか】
    【今までも何通かあった。いわゆる『読むべきでない』便りというのがな。私達は捌けたが、あいつらはまだ無理だろう】
    【成程。『まともな』お便りを残せ、と】
    【そういうことだ。その辺の選別眼はあるだろ】
    【ええ。お任せください、あなたたちが戻ってこられるまで鋭意裏方をこなしますわ】
    【良い返事だ。……これは報酬だ、この前トレーニング後にふやけた顔で食いたいと言ってたな】
    【ふやけてなどいませんわ! いつでもメジロの誇りを意識した乾燥顔ですのよ】
    【ならメジロは潤いもちもちのスイーツ至上主義ということになるが】
    【もう、揶揄うのはやめてくださいまし! これは美味しく頂きますわ、ありがとうございます】

  • 43122/04/22(金) 20:21:00

    (みんな物書くとき書きだめとかしてるんか……? 落ちないように投稿し続けるの割とむずいぞ まあ最初にネタを放出しすぎたのは完全に調子乗ってたんだけど)

  • 44二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 20:22:55

    >>43

    (また立てたらえぇんやでの精神や)

  • 45122/04/22(金) 20:30:34

    >>44

    yasasimi……

  • 46122/04/23(土) 01:08:58

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞の時間よ。今日のBGMはRoxetteの『Fading Like a Flower』をお届けするわ。綺麗なピアノから始まる透き通った歌声が好きで、よく聞いてるわ」
    「声も綺麗だし、何よりサビで一気に力強くなるのが好きだな」
    「Roxetteの他の曲もお勧めよ。それじゃお便り1通目。ラジオネーム『りんごだいすき』さんからね」

    「『こんばんは。ナリタブライアンさんとエアグルーヴさんの代理ということでお二人を知りました。デビューしたら応援します!
    このラジオの名前はラジオNARIBURA賞ですが、お二人が担当しているときもこの名前でいくんですか?』」

    「応援予告なんて嬉しいわね。デビューできるよう頑張るからよろしくお願いします。……名前だけど、そのまま使わせてもらうわ。いずれ先輩達も戻ってこられるしね」
    「そうだな。ところでスカーレット、ウマ娘って本格化ってやつを迎えてからのデビューが普通だろ?」
    「そうね。そこで体が強くなって、レースに挑む準備が整うの。私達はまだ本格化を迎えてないから、デビューしてないのよね」
    「友達から聞いたんだけど、本格化前にデビューした人がいるらしいぜ。しかも学年は私達とほぼ変わらないってよ! すっげえチャレンジャーだよな!」
    「本格化って中等部の終わりから高等部の初めが基本よ。多分その人中等部よね? 凄い自信家なのか、事情があるのか……気になるわ」
    「他に得られた情報は『英語めちゃくちゃ得意』くらいだな。誰かは分かんねーけど、頑張ってほしいな」
    「へえ……帰国子女なのかもね」

  • 47122/04/23(土) 01:30:29

    「午後9時だ、ラジオNARIBURA賞の時間だ! 今日のBGMを紹介する前に、今日はゲストが来てくれてる。アグネスタキオン先輩、今日はよろしくお願いします!」
    「うん、よろしく。君達が生徒会からこのラジオを引き継いだことは聞いたよ。何を隠そう、私はリスナーの1人でねぇ」
    「本当ですか? タキオンさんに聞いてもらえるなんて嬉しいです!」
    「そうかそうか。大変だろうけど、頑張るんだよ」
    「タキオンさんはこんな感じで、凄く優しい人なの。でも何故かみんな、タキオンさんのことを危ない人だって勘違いしてるのよね……」
    「……」
    「ウオッカ君、言いたいことがあるなら我慢しなくて良いんだよ?」
    「えっ、いや! ねーっす、そんな……ハハ……」
    「ほう。ところでウオッカ君、紅茶は好きかい?」
    「は、はい。美味しいと思います、ケド」
    「それは良かった。今度スカーレット君と一緒に、私の研究室に来たまえよ。天にも昇らんばかりのものを提供しようじゃないか」
    「それはどんな意味での……?」
    「想像というものは存外大事なんだねぇ」
    「う……うわー……」
    「ちょっとウオッカ! あんたもっと喜びなさいよねっ」
    「はい……。気を取り直して、BGMの紹介です……」
    「取り直せてないね?」

  • 48122/04/23(土) 08:54:30

    「優しい音楽……。タキオンさん、これは?」
    「『弦楽のためのアダージョ』。バーバーの有名な作品だよ。研究に明け暮れて、ふと疲れたときに聞くと落ち着けるのさ」
    「なんか……今までと違う雰囲気でのラジオになりそうですね」
    「たまには良いかも知れないよ? ブライアン君はハードな音楽の方が好きみたいだし」
    「じゃあ、いつもと違う雰囲気でラジオを始めましょ。最初のお便りはラジオネーム『Beyond Destiny』さんね……って、英語?」
    「おや、海外からのお便りか。私が日本語に訳してあげよう」

    『優秀なウマ娘諸君へ。ここ最近の君達のレベルはどんどん上がっているようだが、壁を超えるようなウマ娘をもっと見たいな。例えばシンボリルドルフやマルゼンスキーであったり、神に讃えられたあのウマ娘であったり──本当の怪物は一目で次元が違うと理解させてくるものだ。
    今最も壁の高い場所にいるのは、ナリタブライアンとエアグルーヴだろう。では君達2人は? 未来の怪物から1つの仕事を引き継いだ君達は、あの2人を追いかけるに足る可能性たり得るのか? その辺りの自認を是非語ってほしい』

    「凄い独特な文章ですね……海外だとこんなのが普通なんでしょうか」
    「向こう基準でも中々ひねくれた文だと思うよ。……しかし彼女か」
    「この方とお知り合いなんですか?」
    「いや。……気にしないでくれ。それより2人の自認だ、要望通り語って聞かせてあげると良い」

  • 49122/04/23(土) 09:01:03

    「はい。私はトリプルティアラを目指します。エアグルーヴ先輩のような、後輩を導けるウマ娘になります」
    「ふむ。ウオッカ君は?」
    「俺はかっこいいウマ娘になります。ブライアン先輩みたいに、とにかくかっこいいウマ娘に!」
    「あんた……もうちょっとくらい具体的な理想像とかないの? 折角ブライアン先輩を慕ってんのに」
    「いや。君はそれで良いと思うよ。これは私個人の主観だが……君の将来はギリギリのところまで曖昧にしておいた方が、結果的には上手く転びそうだ」
    「えっと、つまるところ……?」
    「スカーレット君は綿密に。ウオッカ君は曖昧に、ということだね」
    (おいスカーレット。タキオンさんの言ってること……深いけどよく分からねーぞ)
    「丸聞こえだねぇ」
    「あっ……」
    「君にご馳走する紅茶がまた1個増えたよ」
    「紅茶に使う単位じゃなくないですか!?」

  • 50122/04/23(土) 09:08:59

    (1ネタあたりの文章量増やしてみたけど多分今まで通りじゃないともたん……これ20倍界王拳みたいなもんだ……)

  • 51二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 09:17:29

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  • 52122/04/23(土) 15:03:23

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞を始めるわ。んー、最近妙に体が痛いのよね……秋雨のせいかしら」
    「成長痛とかじゃねーの? 俺達まさにそんな時期だろ」
    「あー、そうかも。さて、今日の1通目はラジオネーム『ハンバーガーと和解せよ』さんね」

    『こんばんは。もうすぐ天皇賞・秋が始まりますね。今回は初めて生徒会の会長・副会長達3人が揃い踏みするということで、いつにも増して注目度の高いレースになっているようです。
    当日は雨予報ということもあって、一波乱起こりそうな雰囲気もあります。お2人は今回の天皇賞・秋について、どのような予想を立てていますか?』

    「今年はめちゃくちゃ盛り上がりそうよね……去年のオグリ先輩とタマ先輩の盛り上がり方に届きそうって言われてるし」
    「あの2人凄かったよな。俺歓声でレース場が揺れるの初めて見たよ」
    「そうね。だから予想するのも凄く難しいけど、私はとにかく前につける展開が今回は強いと思うわ」
    「同意だ。バ場が悪いと差しや追込は厳しくなるしな。足元悪いと満足に加速できねーんだよなぁ」
    「生徒会の方々はみんな先行策を取れる。こうなってくると、如何に最初で囲まれないかが重要でしょうね」
    「あの3人のハナ争い……すげえ熾烈そうだな。まあ何にせよ、激アツなレースを期待してるぜ!」

  • 53122/04/23(土) 16:35:25

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞の時間だ。ま、今日の話題が何かなんて分かるよな。先週の天皇賞・秋、ものすげーレースになったな!」
    「みんなハイペースを意識してたみたいね。今見ても重バ場のタイムとは思えないわ……」
    「そんな壮絶な叩き合いを制したのはルドルフ会長。やっぱり強かったな、終盤を3番手付近で迎えてからの直線勝負。ブライアン先輩もエアグルーヴ先輩も押してたが、マジで崩れなかった」
    「凄い安定感だった。興奮しちゃうわ、早くデビューして走りたいわね」
    「俺もあの中に混じって走りたかったぜ。本能ってやつが刺激された感じがしたな!」
    「そんな興奮冷めやらぬ中で読むお便りはこちら、『3の女』さんのものね」

    『こんばんはー。2人も天皇賞・秋を見てたと思うけど、数年後には2人があの場を走ってるんだろうなと、ふと思いました。あたしなんかが言うのもなんだけど、まだデビューしてないウマ娘の能力じゃないよね。せめて同じ舞台を走れるくらいには頑張りたいし、もし同じレースで当たったら是非お手柔らかに』

    「この人も学園の生徒さんかしら?」
    「そうっぽい書き方だな。こちらこそ、当たったら良い勝負をしような!」
    「アタシたちもあれくらい観客を盛り上げないとね。アンタとか……まあそうだけど、テイオーとかマックイーンとか、ライバルは多い。負けてられないわ」
    「おい、まあそうだけどって何だよ! 俺がお前に負けるわけねーだろ!」
    「はあ!? アンタ全部のレース場でコテンパンにして泣かせてやるわよ!」
    「なんだと!? 全勝してやるから今のうちにイチバンイチバン鳴いてろよ!」

  • 54122/04/23(土) 20:25:36

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞の時間だよ! 今日はスカーレットが体調不良でウオッカが看病中。というわけで、代役はこのトウカイテイオー様だ〜!」
    「相方兼ストッパーのメジロマックイーンです。よろしくお願いしますね」
    「マックイーン、ラジオって好きな音楽流せるんでしょ? だから1個持ってきたよ。ボクのお気に入りの曲」
    「あら。では早速かけていただきましょうか」
    「りょーかい! millennium paradeで『U』だよ、それじゃどうぞ!」
    「この曲、確かあの映画の主題歌でしたね」
    「曲も映画も100点満点だから、是非見て聞いてね。それじゃ1通目のお便り、マックイーンよろしく!」
    「私ですの? ええと……」

    『お疲れ様! 天皇賞・秋は最高に痺れるレースだったね! 私も来年走れるように、もっと強くならなきゃいけないと!
    期待の新人達に聞きたいんだけど、自分達が出走するとして、今年のジャパンカップはどういう風に走る? 今回の天皇賞・秋を踏まえたうえで考えて、是非教えてほしい!』

    「ラジオネーム『秋天最高!』さん、ありがとうございました。お2人は不在ですから、勝手ながら私達で想像してみましょうか」
    「スカーレットは逃げと先行向きでしょ。ボクは先行を取ると思うな」
    「私もですわ。あのメンバーから逃げる負担は洒落になりません。何とか囲まれないように前を取って、最後の直線に賭けるのが最良……というかそれ以外の方法を思いつきませんの」
    「ウオッカも先行かな? 後ろに陣取った時点で滅茶苦茶厳しいレースになっちゃうし」
    「どうでしょうか。ウオッカさんの武器は強烈な末脚。それを充分に生かしたいと考えたときに、先行策はもしかすると少し相性が悪いかも知れません」
    「スタミナ的にやや不利かー。体格のハンデは心配なさそうだし、多少強引にでも道は開けれるかな」
    「細身ですが長身ですからね。競り負けない体格と抜け出すしなやかさを併せ持ったウオッカさんなら、差しを選択しても充分に渡り合えるでしょう。無論、シニア期を想定した話ではありますけども」

  • 55122/04/23(土) 20:27:30

    (本当に今更なんだが競馬についてはドのつく初心者です できるだけ調べてるつもりですけど、レース展開の話とか間違ったこと言ってたら流してください)

  • 56二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 02:43:27

    保守

  • 57二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:26:33

    いいですな!

  • 58二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 23:36:04

    いいssだ

  • 59二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 10:09:21

    ほしゅ

  • 60二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 21:46:16

    ブライアンのラジオとかブラトレが永久保存しだす

  • 61122/04/25(月) 21:52:05

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞の時間よ。先週はちょっと体調が優れなくてお休みさせてもらったけど、今週から復活。ここからばりばり動いていくわよ!」
    「今日からお便り、5通読ませてもらうぜ。3通に選ぶのも大変だって、裏方のマックイーンから言われたんだ。俺達が読める確率上がったし、これまで以上にどしどし送ってくれよな!」
    「じゃあ今日の1通目、ラジオネーム『メイショウドトウ』……あれ? この名前どこかで」

    『こんばんは。私はトレセン学園のウマ娘で、つい最近デビューしたばかりです。でも中々勝てなくて、掲示板に入ることも満足にできません。私をライバルと呼んでくれる人はどんどん強くなっているのに、私だけが置いていかれています。お2人ならこんなとき、どうやって気分を入れ替えますか?』

    「すげー切実だな。どうにか答えてあげたいけど、中々難しい質問だよなぁ」
    「……あ、思い出した。ウオッカが言ってた人じゃない」
    「メイショウドトウさんが、か?」
    「うん。私達の1個上、オペラオー先輩と同期の人よ。高等部の先輩にも認められるくらい才能ある人なんだって」
    「ほー……それでも中々勝てないって、やっぱレースの世界は甘くないんだな。俺が言えるとすれば、諦めずに頑張ってほしいってくらいだ。今中等部なら、これからどんどん強くなっていけるだろうし」
    「そうね。月並みだけど、頑張ってください。私達も応援してます」

  • 62二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 07:45:55

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞の時間だ。お便りの前に、今日スカーレットがいない理由だけ話させてくれ。何とあいつ……来年からデビューするんだ! 決まったのは2日前で、その辺の登録は今日済んだらしい」
    「おめでたいですわね。1年目からの大活躍を期待しておりますわ」
    「それで忙し過ぎてラジオ来れないみたいだから、今日はゲストでマックイーンを呼んだ。さぁマックイーン、こんな日に相応しいBGMを持ってきたんだろうな!」
    「ちゃんと選びましたわ。Superflyで『タマシイレボリューション』、どうぞ」
    「おー! やっぱこの曲はテンション上がるぜぇ〜! うおおぉ……走り出してぇ……!」
    「分からないでもないですが……1通目、読みますわよ?」

    『こんばんは。私は体重が増えやすくて、スイーツを沢山食べたいのに我慢しなければいけません。運動をしたら痩せられるかなと思って、ジムに通い始めましたが、周りの人達の半分もトレーニングできていない気がします……。お2人はやっぱり沢山動いているから、太ったりはしないんでしょうか?』

    「……」
    「なんでこっちを見るんです? 私じゃありませんわ!」
    「ほーん。まあ本当っぽいし、質問に答えてくぞ。俺はスイーツそんな食べる方じゃないけど、動いた方が痩せるってのはその通りだな」
    「カロリーを消費しますからね。体の構造上絶対に痩せますわ、その痩せ幅に多少はありますが」
    「マックイーンはスイーツ好きじゃん。何か太らないための対策とかはあるのか?」
    「うぅん……質問をくださった『食欲の秋』さんが考える『太った』の基準次第ですけど。多少お腹に肉がつくくらいであれば、気にする必要もないのではと思います。私達のように、体重がレースの勝敗に直結する世界に生きているならともかくですが」
    「まあ肉がつくってことは健康な証拠だしな。ジムにも通ってて偉いし、あんまり気にすることじゃないかも知れないぜ?」

  • 63122/04/26(火) 07:48:41

    (今更ですが保守してくれてありがとう 落ちたと思ってたけど、残ってて嬉しい)

  • 64二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:10:34

    >>63

    スレ主の作品好きやからもっと見たいわ...保守いつまでしたらいいんかわからんけどしとく

  • 65122/04/26(火) 19:24:14

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞の時間よ。さぁいよいよ……って感じね。明後日は年末のグランプリ、有馬記念よ」
    「やっぱり注目選手は会長だな……史上初の秋シニア三冠にリーチ、そして何よりこれが引退レース。注目されないわけがない」
    「今までの走りを見れば分かる通り、今の会長は強いわ。何ていうか……純粋に強い?」
    「負けそうにないよな。あんな強いメンバーと走ってんのに」
    「そうね。今日1通目のお便りも、ルドルフ会長のファンの人からね」

    『有馬記念が楽しみで夜も眠れません。現三強の激突を素人ながらわくわくしつつ待っています。今回の有馬記念、スカーレットさんとウオッカさんはどんなところを重点的に見ますか? 選手ならではの着眼点を教えてほしいです』

    「ラジオネーム『アップルパイ』さん、ありがとうございます。着眼点は、私は当日のバ場かしら。ここ2レースがどっちも重かったから、もし晴れたらこれまでとはまた違ったレース展開になるかもね」
    「俺はー……奇策か王道か、だな。3連続で先行勝負か、とんでもない作戦引っ提げてくるか」
    「他にも沢山面白いところはあるから、是非自分だけの注目点を見つけてみてね。あと明後日、みんな開始時間の確認とか忘れないでね!」

  • 66122/04/26(火) 19:25:39

    >>64

    更新遅いせいで手間取らせて申し訳ない……保守されなくても続くよう頑張るわ、ありがとう

  • 67122/04/26(火) 19:40:58

    「午後0時。ラジオNARIBURA賞の時間だ。今日は正月記念ということで、いつもより長く喋るそうだ。久しぶりに来てみれば面倒な……」
    「相変わらずやる気の微妙な奴め。報酬はさっき払ったんだ、ちゃんとやってもらうぞ」
    「屋台のベビーカステラ2個が報酬とは、女帝サマも随分と人を舐め腐っているな。私がその程度で動いてやると思ったら大間違いだぞ」
    「我儘だな。仕方ないから唐揚げもくれてやる。さっきレンジで温めたから美味いぞ」
    「ほう。レモンは?」
    「ない」
    「気の利かんやつめ」
    「唐揚げやらんぞ貴様」

    「というわけで! このラジオNARIBURA賞は4ヶ月くらい俺とスカーレットで放送してきた。だが今日から主役2人が帰ってくるぞ!」
    「エアグルーヴ先輩とブライアン先輩の復帰回ね。予定にはなかったんだけど、お2人の厚意で私達も最後こうやって参加する機会を貰えたの。先輩方、ありがとうございます」
    「気にするな。元旦くらいは賑やかに過ごしても良いだろうしな」
    「口うるさい女帝サマも今日ばかりは優しいわけだ」
    「お前は口が減らないな、さっきから。なんだ、緊張でもしてるのか」
    「有馬記念のときのお前じゃないんだ。誰がこんなもの恐れるか」

  • 68122/04/26(火) 19:49:50

    「さあ、いきなりですけど早速重大発表がありますよね! 先輩達っ!」
    「あぁ。……皆様にご愛顧いただき、後輩達が支えてきてくれたこのラジオNARIBURA賞ですが、今回の放送から動画形式となりました。ブライアン、カメラのスイッチを入れてくれ……待て先に手を拭け。このラジオのためにわざわざ学園が買ってくれた機材一式に、正月早々油をつけられるのは御免だ」
    「チッ……ほら、これでいいか」
    「えーと……はい、大丈夫です。全員映ってます」
    「今見えているとは思いますが、今日は全員晴れ着を着用しています。学園のウマ娘がこういったものを着る機会は少ないですが、それだけに新鮮な気持ちです。なぁブライアン?」
    「動きづらい。初詣では来てやったんだ、脱がせろ」
    「行事を楽しむのも祝祭の一部だ。このラジオが終わるまでは着てもらうぞ」

  • 69122/04/26(火) 19:59:29

    「そしてもう1つ。ブライアン」
    「……ラジオの前後で色んな奴がなにか話す時間をとる。情報発信をしたいという奴が存外多いらしいからな」
    「ちなみに来週、追加トークタイムの記念すべき第1号を飾るのはタキオン先輩だ! いやー、かち合わなくて滅茶苦茶安心してるぜ……」
    「ちょっと何よウオッカ! アンタ今タキオンさんのこと敬遠したでしょ!」
    「当たり前だろ! この前歩いてたらいきなり羽交い締めにされて、すんげぇ甘い水飲まされたんだぞ! しかもその後からやたら汗かくし、最悪だったんだぞ!」
    「それ栄養ドリンクよ。発汗作用だって健康機能の維持に必要って言ってたわ。アタシいっぱい貰って飲んでるから知ってるのよ」
    「……俺、お前のそういう度胸にだけは勝てねー。むしろ負けでいいわ」
    「タキオンは開校日に呼び出すとして、様々なウマ娘やレース関係者が話すことになるでしょう。ラジオと併せて楽しんでいただけますと幸いです」

  • 70二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 07:30:09

    ナリブ!

  • 71122/04/27(水) 07:41:10

    「いやあ、外は寒いねえ。やはり1月の風は体に堪える……生徒会の諸君には是非とも校内の暖房設備の強化をお願いしたいところだ。それじゃあこの15分を借りて、ちょっとしたセールストークといこうか!」
    「遅れて悪いね、私はアグネスタキオン。今年でデビューして2年目、つまりクラシック戦線を走るウマ娘だ。私にはある悲願があって、その成就のために身を捧げるモルモットを募集したいのさ」
    「とても優秀で活きのいい被検体君もいるんだが、如何せん数の不足を感じずにはいられない。由々しきことだねぇ。さて、前置きはこれくらいにしておこう。この瓶に入った青い液体、きちんと映っているかな?」
    「これは有り体に言えばエナジードリンクだ。リスナーにも飲用経験がある者がいるのでは、と思う。これの効能は基本的に市販のエナジードリンクと変わらないが、効力が段違いなんだ」
    「『少し疲れたな』くらいの疲労であれば、1時間以内に全て解消できる。この前ちょっと試してみたから、最低限のデータも取れている。あと大切なことを言っておこう、カフェインは使っていない。摂取量が気になるモル……被検た……リスナー達も安心して飲めるというわけだねぇ」
    「代金はいらない。求めるのは『君達がこれを飲む』という事実だけさ。興味が湧いた優秀な志願者は、是非とも私のもとまで来てくれたまえ。私のトレーナー君と共に歓迎させてもらうよ」

  • 72122/04/27(水) 07:45:28

    「……エアグルーヴ。次回以降、私達も臨席した方が良いんじゃないか。このままだと学園に狂人が突っ込んでくる、あいつ関連の面倒事だけは本当に嫌だぞ」
    「……検討しよう。可能な限り前向きに」

  • 73二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 07:54:58

    このレスは削除されています

  • 74二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 18:19:06

    ほす!

  • 75122/04/27(水) 18:59:43

    「午後8時45分、ラジオNARIBURA賞の時間だ。訳あって今回からは私達もお便り以外のトークに参加する。それに伴ってスタート時間が変わるぞ」
    「今日のゲストはオグリ先輩です。よろしくお願いします」
    「あぁ。ここで好きなご飯の話をして良いと聞いてきたオグリキャップだ、よろしく頼む」
    「アンタは相変わらず飯のことばかりだな……」
    「ご飯を食べるとお腹がいっぱいになるんだ」
    「……あぁ」
    「それはとても幸せなことだからな。私は食べるのが大好きなんだ」
    「……そうか。なら存分に語ってくれ」
    「ありがとう。今回は食堂の美味しいメニューを3つ紹介する。まずはラーメン、私は塩味が特に好きなんだ。タマと一緒によく食べるんだが、彼女は少食だから1杯しか食べない。その分も私が食べる、という気持ちで臨むとより美味しくなる」
    「変わらない健啖ぶりですね。私もあのラーメンは美味しいと思います」
    「エアグルーヴもそう思うか! あれは本当に美味しくてな……ずっと食べていたいとさえ感じる」
    「アンタの場合比喩にならんな。事実は小説よりも奇なりというが、アンタの食欲はまさにこれだ」

  • 76122/04/27(水) 19:48:55

    「さて、3つの美味しい学食をオグリ先輩に教えていただにました。塩ラーメンにコロッケ、大盛り野菜炒め。トレセン学園の食堂はファン感謝祭の折には一般開放もされますので、興味を持った方は是非。それではここから当ラジオに寄せられたお便りに答えていきます。オグリ先輩、ありがとうございました」
    「うん。……私はここで終わりか?」
    「はい。今からはお便りへの返答ですね」
    「邪魔でなければ私も参加していいか?」
    「オグリ先輩が、ですか。ええ、先輩でしたら喜んで」
    「ありがとう。ブライアンもいいか?」
    「好きにしたらいい。私が決めることじゃないからな」
    「それにしてもオグリ先輩、こうした場に興味が?」
    「ああ。カサマツでもこちらでも、ラジオというものに触れる機会がなくてな。気になってたんだ」
    「今日は3人か。おい、BGMを流してくれ」
    「これだな。Bart Howardの『In Other Words』……ん? この曲、こんなタイトルだったか?」
    「最初はそのタイトルだった。後に『Fly Me To The Moon』に変更された曲だ」
    「その曲は知ってるぞ。カサマツで流行ったことがある、えぇと……灰汁な焼肉にバカ美味ぇ、だと」
    「……オグリ先輩。恐らくですがその言葉はいわゆる『死語』です。あまり使わない方が……」
    「……稀代のアイドルウマ娘か? これが」

  • 77122/04/27(水) 19:58:56

    「気を取り直してお便り1通目、ラジオネーム『筋肉至上主義』さんからだ」

    『トレセン学園のウマ娘へ。俺と筋肉で競わないか? 筋肉に魅入られてはや30年、来る日も己を鍛え続けた。力勝負で負けたことはないが、ウマ娘と競ったこともない。だから純粋に気になるんだ、俺のこの筋肉がどれだけ通用するのか!
    俺の見立てでは、スマートファルコンというウマ娘が相当強いと思う。あの体格にあの走り、筋肉なしには実現できないはず。是非彼女と筋肉対決をさせてくれ!』

    「……なんだこいつ」
    「ブライアン。まぁ……鍛えた力の披露は、誰しも望むもの。ファルコンにもレースがあるので挑戦を受けるのは難しいでしょうが……もし諸々を合わせられるならファン感謝祭で何とか」
    「かなりの自信家だな。そこまで言うならオリンピックに出たりはしないのだろうか?」
    「どうでしょうか。案外そういった大会の出場経験がある方かも知れませんね」
    「テレビをつけてこんな奴が映ってたら、多分年内いっぱいは忘れんぞ」

  • 78二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 07:10:28

    ほー

  • 79122/04/28(木) 07:35:56

    「午後8時45分、ラジオNARIBURA賞の時間だ。明後日からいよいよ古馬戦線が本格化する。というわけで、今日のゲストはルドルフだ」
    「会長にはご自身の経験も踏まえて、今年の古馬戦線の展望を語っていただけるとのこと。ではよろしくお願いします」
    「あぁ。ところでいきなり話の腰を折ってしまうが、ひとつ気になったことを聞いても?」
    「何でしょう」
    「明後日は大阪杯だ。去年の天皇賞・秋の暫く前からは、大きな休みを取っていたね。あの時からどんな心境の変化があったのか……是非2人に教えてほしい」
    「なんてことはない。やらないと落ち着かなくなっただけだ」
    「私もブライアンと似たようなものですね。金曜日になると『ああ、今日はラジオで何を話そうか』と無意識に考えてしまいます」
    「ふむ。成程、落ち着いて臨めるようになったわけだ。泰然自若、大変素晴らしい。では疑問も解消されたことだし、9時までは少し私の予想……主観と言っても良いものを話そうか。聞き苦しいかも知れないが、お付き合いしてくれると幸いだ」

  • 80122/04/28(木) 12:22:24

    「まず大本命は君達だ。ほぼ全てのレースにおいてね。言うまでもないかも知れないが」
    「勿体ないお言葉です」
    「当然だな」
    「一方で、君達を脅かすであろうウマ娘が鞭声粛々と牙を研いでいるのも事実。最たる例はやはりゴールドシップだろう。あの常識外れのロングスパートは、シービーを彷彿とさせるよ」
    「天皇賞・春では特に強大なライバルとなるでしょう。他のレースでも全く油断はなりません。古馬戦線のG1レースはいずれも2000m以上、やつの能力値を大きく損なうような距離のものはありませんから」
    「宝塚記念やジャパンカップ、有馬記念にはクラシック級のウマ娘も出てくるだろう……去年もシニア路線を走っていた君達には、釈迦に説法というものだが。やはり気になるのは黄金世代、そして私としては特にスペシャルウィークへ注目したい」
    「ほう。現時点であの世代だと、エルコンドルパサーが頭角を表しているが……何故?」
    「彼女は『主役』になる才能がある。レースで勝つ才能とは少し違うかな。単純な強さ以上の、誰もを惹き付けてやまない魅力。それはオグリキャップが見せたものにも似るだろう」
    「彼女のひたむきに走る姿には、元気を貰えたと喜ぶ方も多いと聞きます。レース展開の他にも、誰が最もファンを味方につけられるかも重要となるでしょう」

  • 81122/04/28(木) 19:35:48

    「では今日のお便りに参ります。ラジオネーム『完熟卵』さんからです」

    『昨年末でシンボリルドルフさんが現役を引退したと思いますが、レースの現役と生徒会長の続行には関係はないのでしょうか? てっきりナリタブライアンさんかエアグルーヴさんと交代すると思っていたので、そこについて教えてほしいです』

    「以上ですね。では会長、回答をお願いします」
    「ああ。……これはよく間違われるのですが、私は学園の生徒である限りは生徒会長に選任され得る権利があります。仰る通り、レースの現役とは別になっているのです。これからはドリームトロフィーリーグも待っています、私はもう暫く学園のお世話になることでしょう。……実のところ、いつ会長を退くかは既に決めています。おいおい話せればな、と」
    「……最後のは初耳だな」
    「公の場で言うのは初めてだ。ひとつだけ言うとするなら……そうだな、君達2人には今後とも多大なる活躍を期待しているよ」

  • 82122/04/28(木) 23:22:13

    「午後8時45分、ラジオNARIBURA賞の時間です。……ブライアンの台詞を奪うような形になりまして、彼女のファンの皆様には申し訳なさも感じます。事情を説明しますと、先週の放送後にリスナーの方々から沢山のご意見を頂きました。私もこのラジオに参加してほしいとのことで、生徒会にて協議をしたところ、そのようにする運びとなりました」
    「私も生徒会の一員ですから、ラジオのレギュラーメンバーとなっても不自然ではないでしょう。以後お見知り置きを。さて、私が加入したことでラジオの時間配分に変化があります。8時45分から私が、9時からはブライアンとエアグルーヴ。9時15分からゲスト参加のうえでの歓談です」
    「私が担当する15分間では、1人のウマ娘に焦点を当てて紹介していきます。生徒としては古株と呼ばれるべき歳になりました、それなりに多くのウマ娘を見てくることができたのではと思っています。朝令暮改とならぬよう、敬意をもって紹介をしていきます」

  • 83122/04/28(木) 23:49:48

    「今日紹介するウマ娘は、アグネスタキオン。彼女の名を知る方は、存外多くはないでしょう。彼女はマンハッタンカフェ達と同世代の、今年シニア戦線へ挑むウマ娘の1人です」
    「アグネス、という家名に聞き覚えのある方もいらっしゃるでしょうか。彼女もその一門であり、華々しいまでの才能を有する才媛です。やや人を振り回すきらいもありますが……その実力は私が保証します」
    「実は意外と可愛げのある一面も見せてくれる娘です。可愛くない一面が出てきたら、我々生徒会までご一報を。退いた身ではありますが、まだまだ腕白娘に逃げられる程に衰えてはおりません。確実にお縄につかせてご覧にいれましょう……ふふっ、こう話しているとタキオンは子猫のようですね」

  • 84122/04/29(金) 10:19:59

    「午後9時、便りの時間だ」
    「ブライアン、もう少し捻った呼び方はないのか」
    「聞くがどんな呼び方があるんだ。NARIBURA賞はもう使われたぞ」
    「む……仕方ないか。ではこのままで、早速1通目のお便りを読んでいこう」

    『今度のファン感謝祭に子供を連れていきたいと思っています。子供がウマ娘の皆さんと触れ合う機会などはあるのでしょうか?』

    「ラジオネーム『メロンパン』さん、ありがとうございます。来場者の皆様と我々競走ウマ娘が交流する場は毎年設けています。今年も4月末に開催されますので、是非ご参加ください」
    「今年も春は文化系の催しだ。オグリの食欲に来場者が挑むとか、ライブ企画もあるんだったな」
    「あぁ。お前の単独ライブもあるから、準備はしっかりしておけよ」
    「分かっていることを一々言うな。……まったく、なんで私だけ単独なんだ」

  • 85二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 10:21:05

    (すごい継続力の1だ……)

  • 86122/04/29(金) 13:25:02

    「午後8時45分、ラジオNARIBURA賞の前座です。今日紹介するウマ娘はゴールドシップ、今年はシニア路線に挑戦しています」
    「彼女は長距離レースを非常に得意としています。先日の天皇賞・春は皆様の記憶にも新しいでしょう。『それができれば苦労はしない』というレースを実現するだけの能力を持っていますから、こと長い距離では本当に強い」
    「前に着けてスタミナ勝負。もしくは最後方付近からロングスパート。ゴールドシップの戦術は両極端といえるでしょう。それだけに片方を対策しただけでは躱され、かといってどちらも対策するのは至難の業です」
    「宝塚記念でも有力候補の1人となるはずです。奇抜な行動の目立ちがちな彼女ですが、レースにおいても注目すべき1人であることに疑いはありません」

  • 87122/04/29(金) 18:07:58

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞の本番だ」
    「ブライアン、会長を前座のように扱うのは……」
    「最初に言ったのは向こうだろ。私は乗ってやっただけだ」
    「間違ってはいないが……まあいい。今日のBGMだな、この曲は?」
    「Jess Glynneで『Hold My Hand』だ。戦う用意はできていても、最後のピースとして貴方が欲しい……良い曲だ」

    『ナリタブライアンさんは『ブライアン』と呼ばれることがありますが、エアグルーヴさんが『グルーヴ』と呼ばれているのは聞いたことがありません。エアグルーヴさんは名前以外にどんな呼ばれ方をしているのですか?』

    「ラジオネーム『貝割れ大根』からの便りだ。他の呼び方……お前とか、女帝サマとかだな」
    「『グルーヴ』だと発音の難しさがありますから、皆フルネームで呼ぶのでしょう。しかし、意識してみれば確かにそれ以外で呼ばれた経験もないですね」
    「案外とっつきにくいと思われてたりしてな?」
    「……うるさいぞ。後輩から『無頼漢』だの言われてるお前には言われたくない」
    「私は他からどう思われようと構わん。お前やルドルフはどうにも気になっているらしいが」

  • 88122/04/29(金) 18:28:28

    「9時15分になったな。今日はゲストが来ている。おい、入って良いぞ」
    「はい、失礼しますわ」
    「本日のゲストはメジロマックイーン、現在中等部在籍で今年からトゥインクル・シリーズに参戦しているウマ娘です。よろしく頼む」
    「よろしくお願いします」
    「マックイーンには以前このラジオを手伝ってもらっていたこともあるな。今更ではあるが、改めて礼を言おう。助かったぞ」
    「お気になさらず。読まれる手紙を選んでいくのは、とても楽しかったですから」
    「そうか。ところでマックイーン、お前は今年からデビューしているが。どうだ、実際に本番を走ってみた感想は」
    「そうですね……緊張もしますが、最初よりは慣れました。メジロ家の者として使命を果たす日のために、もっと研鑽を積まなければいけません」
    「相変わらず真面目なやつだ。今日もエアグルーヴが無理矢理引っ張ってきたんだろ、断っても良かったんだぞ」
    「いえ、そんな! 『初々しい緊張感を伝えたい』とのことでしたから、私自身適任だと思っております」
    「……まあお前が良いなら止めんが」

  • 89122/04/29(金) 19:01:21

    「人聞きの悪いことを言うな。きちんと本人の許可は貰っている」
    「お前に来いと言われて断る中等部はテイオー以外いないだろ」
    「口の減らんやつめ。随分マックイーンのことを可愛がるじゃないか」
    「ブライアンさんは面倒見の良い方です。去年の末にはアドバイスもくれましたわ、ご自身もあれだけ忙しかった中なのに」
    「おい馬鹿、今それを口にしたら……」
    「ほう?」
    「……こうなるだろ」
    「あら。申し訳ございません、ですがあのとき頂いたアドバイスは骨身に染み込ませました。そのお陰で未勝利戦も1発クリアでしたもの」
    「未勝利戦は基本的に7月以降に挑むウマ娘が多い。1月からトレーナーと契約をして、そこから半年はきっちり仕上げようというのが慣例だ。それを先月末に突破したのだから、大したものだぞ」
    「エアグルーヴさんにお褒めいただいて光栄ですわ。……ブライアンさんのお陰でもあるのですから、褒めてくださっても良いのですよ?」
    「うるさい。天皇賞・春で戴冠してから言え」
    「ふふ。それは頑張らないといけませんわね」

  • 90122/04/29(金) 19:02:11

    (書きだめ一切ないから希望なんだけど今日でラストスパート1歩手前までいけたらいいわけ)

  • 91122/04/29(金) 19:20:01

    「ここで放送するのも1年ぶりか。午後9時だ、ラジオNARIBURA賞を始めるぞ」
    「事前周知の通り、会長は夏合宿には来られません。よって8月末までは9時からの開始となります。ブライアン、今日のBGMは?」
    「最近私の選ぶ邦楽も聞きたいという声が多くてな。選んでみたぞ、スピッツの『ロビンソン』だ」
    「一昔前の曲だが、未だに好んで聞く人も多いらしいな。そんな歴史的な名曲を聞きながら1通目のお便りに参ります」

    『こんばんは。私の同室の子なのですが、とても朝に弱く1人で起きることができません。毎回私が起こしているのですが、そろそろ彼女も良い歳なのですから1人で起きるべきなのではと思っています。
    どうすれば上手く寝たがる人を起こせるのか、良い案があれば教えていただきたいです』

    「ラジオネーム『帝王光輝』さんから……何となく送り主の顔が浮かぶな。なるほど、確かに同室の子は朝に弱い」
    「寝る子は育つぞ」
    「阿呆か、授業に遅れるだろう。早朝練習があるなら尚更だ」
    「……起こしたいなら目覚まし時計でも用意すればいいだろ。それで起きられないなら、早く寝て睡眠時間を増やせ」
    「ありきたりだが、それが1番だろうな。生徒会としては寝坊助の発生は見過ごせないからな、しっかり起きてもらわないと」
    「……ふっ」
    「なんだ、何がおかしいブライアン」
    「いや、今日のゲストが適任だな、と」
    「……あぁ。確かにこれ以上の『適任』はいないか」

  • 92122/04/29(金) 19:40:40

    「午後9時15分、ゲスト参加の時間だ。入ってこい」
    「失礼します。お疲れ様です」
    「今日のゲストはゴールドシチー、今年はクラシック戦線を走る高等部のウマ娘です。よろしく頼む」
    「はい。それで、アタシに聞きたいことってなんですか?」
    「早起きのコツだ」
    「……えっと」
    「お前もだいぶ苦労しているそうだな。今日のお便りで丁度早起きができないというものがあったから、聞いておこうということだ」
    「別に、特別なことはしてないです。ひたすら目覚ましかけて、2分おきに鳴らし続けるとか。あとアタシだったら、バンブー先輩が絶対寝坊しないから、最悪起こしてもらってます」
    「確かに2分おきに鳴る目覚ましがあれば、寝たくても寝られないな。敢えて言うなら……まあバンブーの負担にならないようにな」
    「気をつけます。ほんと、起きるコツはアタシが聞きたいくらいで」
    「……昔姉貴にひとつ聞いたことがある。手を胸の前で組んで、祈るようなポーズで寝ると起きやすいらしい。試したことはないから、効果の程は知らんが」
    「へぇ……試してみようかな、丁度明日仕事あるし」
    「随分とハードスケジュールだな。仕事に勤しむのは立派なことだが、体を壊すなよ」
    「勿論です。あとは午前中の勉強タイムがちょっと減ってくれたら、もっと休めるんですけどどうですか?」
    「馬鹿者。お前この前の数学で赤点すれすれだったそうだな、他が良いからといって誤魔化されないぞ」
    「わーっ! 言わないでくださいよ恥ずかしい……だって難しかったんですよ、クラスの平均点が赤点ですよ? 回避しただけ偉いですって」

  • 93122/04/29(金) 20:15:53

    「午後9時……9時7分か。まあいい、ラジオNARIBURA賞の時間だ。女帝サマは昼間に熱中症でダウンしたからいない、全く情けないやつだな。あいつの見舞いのせいで開始も遅れた、今度焼肉でも奢ってもらわないと割に合わない。そう思わないかタマさん?」
    「等価交換っちゅうモンがあるやろブラさん。まあ置いとこか、エアグルーヴの代理で来たタマモクロスや。よろしくな」
    「ブラさんはやめろ。倫理的にマズイ」
    「オマエがタマさん言うからノったんやろ! いやタマさんの方がマズないか……そんな話はええから早よお便り読みいや」
    「まあ読むが……あんた現役は引退したろ。夏合宿にいるのはなんでだ」
    「8月中の特別講師やって。ウチとオグリンが今月はケツの青い後輩共をしっかりしごいたるからな! ブライアンも覚悟しときや、1回青いジュース飲んで座りながら指示出すのしてみたかってん」
    「ほう。なら私はイヤミな先輩に砂を投げる後輩の役を買って出よう。心苦しいが仕方ない」
    「なんでやねん! せめて海水かけえや、それならキャッキャウフフできる可能性無きにしも非ずやろ」
    「拘りの多いやつめ。ところでタマモの後ろにあるそれは」
    「これか。ウチ特製の焼きそばや、差し入れってやつやな」
    「手土産持参とは気に入った。あんたラジオのレギュラーになるか?」
    「ええやん。ここでウチの名前売り込んどいたら、卒業してから仕事めっちゃ来そうやな! ええで、そのオファー受けたっても」
    「よし。じゃあ明日からお茶くみ係だ」
    「なんでやねん!! 喋らせぇ!!」

  • 94122/04/29(金) 20:44:19

    「そんなに喋りたいなら、お便りを読んでもいいぞ。1単語に5秒はかけろよ、焼きそばは味わって食べたいからな」
    「いや先に焼きそば食べればええやん。ウチも匂いのせいでハラ減ってきたし」
    「ふむ。先輩のお言葉なら仕方ない、食うか」
    「ウチをダシにすんのやめーや。……お、我ながら美味いなこれ」
    「悪くない。お茶くみ係から食事係に昇格させてやろう」
    「なんでウチ雑用ばっかやねん! オマエの焼きそばだけ唐辛子これでもかとぶち込んだろか」
    「食べ物は大切にしろよ」
    「……突然の正論で何も言えへんかったわ」
    「うん……割と本当に毎日食べても飽き……ん? おいタマモ、あれ」
    「おん? なんや、誰か覗いとるな。乙女の食事シーンを盗み見とは不埒やで。おいそこの覗き魔!」
    「うわっ!? バ、バレた……!」
    「……って、なんやスペか。何してるんや、こんなとこで」
    「い、いやあ……美味しそうな匂いにつられて歩いてたら、ここでした」
    「行動がもう犬やでオマエ。まあ折角来たんやし、スペも焼きそば食べてくか? まだ余っとるで」
    「えっ、いいんですか!? いただきます! あっブライアン先輩お疲れ様です美味しいっ!」
    「……静かに食え、スペ」
    「スペはほんま食いしん坊やな。なんかオグリを見てる気分やわ……ってもう半分食いよったでコイツ!」
    「うちのチームの日常だ。私とチケットの合計より食うからな、この道産子は」

  • 95122/04/29(金) 21:02:36

    「美味しかったぁー……ごちそうさまでした!」
    「こんくらい美味そうに食べてくれると、作り甲斐があるっちゅうもんやな。とりあえず部屋戻り、ラジオ再開するし」
    「はーい……あーっ!?」
    「わっ、なんやなんや。尻尾ビンビンやん」
    「が、外出許可……」
    「外出許可?」
    「おいスペ。お前まさか」
    「わ、忘れてましたぁ〜〜!!」
    「なにしてんねん!!」
    「……お前の部屋のリーダーは誰だ」
    「く、クリーク先輩です……」
    「クリークぅ!? オマエ、オマエなんちゅうことを……!」
    「す、すいません! でもでもっ、トイレ行ってましたって言えばなんとか……」
    「スペ。悪いが全国区にお前の失態が流れている。今まさにラジオ放送中だからな」
    「あっ……」
    「ちょ、誰か来たって。足音するって」
    「か、隠れる場所ありませんか? ブライアン先輩、背中に隠して」
    「放送中失礼します〜。スペちゃんの引取りに来ました」
    「ヒッ……」
    「……とんだ放送事故だな」
    「口元上がってるでブライアン。これはエアグルーヴも顔面蒼白やろーなぁ、可哀想に」
    「それじゃあスペちゃん、帰りましょうね。『オハナシ』はお部屋で、ゆっくりと」
    「それじゃあウチとスペは今から……クリーク? なんでウチも担いでるん? クリーク、クリーク!? ウチ今からラジオ、おい待てってオマエ! あかん目が据わっとる! 助けてくれブライアン、このままやと非常にマズっ……」
    「……、……なんだこれ」

  • 96122/04/29(金) 21:31:44

    「とんでもない事故が起きていた気がするが、気を取り直して便りを読むぞ。ラジオネーム『マンチェスターコーヒー』からだな」

    『宝塚記念、凄いレースでした。お疲れ様でした。まだまだシニア級の方々には勝てないということが実感できたので、良い機会だったと思います。
    今年も残すところあと半年、ブライアンさんのレースを見る機会も少なくなってきました。質問ではありませんが、応援しています。頑張ってください』

    「応援メッセージか。まあ悪い気はしないな。読んだところ宝塚に出ていたやつらしいが……マンチェスター……あいつか?」
    「まあそうじゃねーの? アメリカからイギリスに国籍変わってるけどな!」
    「日本だろ。というかゴールドシップ、お前の出番はまだだ」
    「いいじゃん、1人で読んでるより賑やかだろ?」
    「……まあ良いか。おい、宝塚の話も出たことだ。お前ちょっと喋れ」
    「お、このアタシに喋らせるのか? 一言で言えばまさに激熱! なレースだったぜ。アタシ最初は先行してスタミナ勝負してやろうと思ったんだけど、アンタとグル姐さんが強すぎてな。ムリムリのロイコクロリディウムだったなー」
    「よく言うな。作戦をひっくり返して、序盤のうちに一瞬で最後方につける判断は、気が狂ってなければできん」
    「おっとゴルシちゃんをやべーやつ扱いしたな? だけどあのまま意地張ってたらアタシ負けてたんだぜ?」
    「だろうな。今回のレースは全体的にハイペースで前が詰まった、付かず離れずを維持していたお前にとっては絶好の展開だったろ」
    「それが意外とそうでもなくてなー。途中でタキオンが3番手くらいに上がったじゃん? あれで前が空いたから良かったけど、そこまでのゴルシちゃん作戦ミスを疑ってたからな。いやマジで、ほんとにやらかしたと思った」
    「なんだ、柄にもなく焦ってたのか。珍しい」
    「姐さんアタシのことパッパラパーの狂人だと思ってない?」
    「あぁ」
    「否定しろよっ!」

  • 97122/04/29(金) 21:51:27

    「なんであれ、宝塚はお前の2連覇になったわけだ。まあだからといって、お前の珍行悪行を見逃す気はないがな」
    「えー、ちょっとくらい許してくれよ。めちゃくちゃ美味しい肉の食べれるとこ教えたげるからさ」
    「そんなもので釣られるわけはないが……参考までに聞いておこう。何処だ」
    「シドニー」
    「は?」
    「牛肉の名産地・オーストラリア。その中でもシドニーには世界レベルの腕を持つシェフが集まる区画がある! そこで出される料理はいずれも美食家を唸らせるに足るものばかり……!」
    「随分と詳しいな。そんなに美味かったのか?」
    「や、アタシ行ったことない」
    「殴るぞ」
    「やーん暴力反対。ちなみにマックちゃんの食レポを参考にしたから、あのパクパックイーンちゃんに色々聞いてみてくれ。あいつほんとに食への探究心凄いからな」
    「スイーツ一筋だと思っていたが、他の拘りもあるのか」
    「スペとオグリンは何でも美味しく食べて、マックちゃんはモノに拘るタイプだな。同じ食事好きでも系統が違うってことだ」

  • 98122/04/30(土) 08:39:54

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞の時間だ。合宿地からのラジオ放送は今日で最後、今年はなんと明日にはここを出発して学園に戻る。随分な強行日程だな?」
    「その分明後日は1日休みにしている。そこで体を休めて、月曜日からまた鋭意文武に励んでもらえれば良い」
    「ということだ。オグリとタマモは明日もここに残ると言っていたが、まだ行ってない店でもあったか?」
    「さあな。先輩方は特別講師として来てもらっていたから、私達と別行動でなんら問題はない。食べ過ぎにだけ気をつけていただければ、それで良い」
    「何処と無く不安そうな女帝サマだが、どうなることやら。今日のBGMはSISHAMOで『明日も』だ。CMにも採用されていたから、聞いたことのあるやつは多いだろう」
    「では今日のお便り1通目だ」

    『合宿ラジオお疲れ様でした! 個人的には8月最初のラジオが1番面白かったです。スペシャルウィークって子が笑わせてくれたし、久しぶりにタマモクロスを見られて良かったです。ファンだったので』

    「ラジオネーム『聴取率20%おめでとうございます』さんからです、聴取率と併せてありがとうございます。このラジオは首都圏で放送されていますが、皆様のご愛顧により人気を博することとなりました。これからもラジオNARIBURA賞を、どうぞよろしくお願いいたします」
    「寄せられる便りの数も凄いことになってるな。ちなみにこのラジオの初回で120通、今日で1756通だそうだ。随分物好きが増えたな」
    「こうは言っていますが、内心人気が出て喜んでいますのでご安心を。さて、スペとタマモ先輩が来てくださった回ですが……思い出しただけで頭痛がしますね……」
    「喜んではいないが、まあ心中お察しするというやつだ」
    「一緒に面白がっていたお前には言われたくない! 幸いにもリスナーの皆様の多くが好意的に捉えてくださったから良かったものの、一歩間違えれば放送事故だったんだぞ」
    「あれを笑うなという方が無理だろう。私に落ち度はないぞ、ラジオはきちんとこなしたし下手人はすぐクリークに引き渡した」
    「そうしてなかったらお前も纏めて叱り飛ばしていたところだ。スペのやつめ、外出許可さえ取っていたらあんなことには……」

  • 99122/04/30(土) 09:06:17

    「私は焼きそばが美味かったから不干渉だ」
    「副会長が堂々と収賄をするな」
    「あれは先輩からの差し入れだ。ラジオで本人が言っていたんだから間違いない」
    「お前な……もういい。思い出すだけで私の健康に悪い」
    「胃薬でも飲んでこい……分かった。お前の胃壁がすり減ってるのはよく分かった。謝るからその拳は下ろせ」



    「成程……だからちょっと涙目なんですね」
    「こいつ割と本気だったからな。まだ頭が痛い」
    「正当な制裁だ。……失礼、今日のゲストはマンハッタンカフェ。今年はクラシック戦線を走るウマ娘です」
    「よろしくお願いします」
    「この前の宝塚にもいたな。クリーク・ライスと共にステイヤー三強、だったか?」
    「そう称されることもあると聞きますが……私はまだG1を取っていない身です。少し、勿体ない評価だと思います」
    「卑下することはない。皐月賞・ダービー・宝塚のいずれも掲示板に入ったウマ娘は、クラシック戦線だとお前だけだからな。それに、最も得意な距離がじきにやってくるだろう?」
    「……菊花賞ですね。栗毛にも鹿毛にも渡したくはないタイトルです」

  • 100122/04/30(土) 10:57:18

    「鹿毛は優等生だから特に言うこともないが、栗毛の方は相変わらずか? なんだかんだ最近は大人しくしているようだが」
    「そうですね……多くの方に迷惑をかけるようなことは、しなくなりました。どんな心情の変化があったのかは知りませんが、それは良いことだと思います」
    「最近あいつを呼び出すこともめっきりなくなったな。あいつのトレーナーは相変わらず光ったり小さくなったりと忙しないが」
    「上手く御している……と言えなくもないでしょうか」
    「大分辛うじてなら、まぁそうだな。私は楽で助かってるぞ」
    「あのトレーナーには感謝しなければな」

  • 101122/04/30(土) 11:51:22

    「午後8時45分、ラジオNARIBURA賞の前座です。さて、今日はウマ娘の紹介はできません。というのも、皆様にお話しておくことがあります」
    「私は8月末で生徒会長を退きました。事後の報告となりましたのは、私自身多忙を極めており、時間が確保できなかったためです。申し訳ございません」
    「次期生徒会長として、エアグルーヴが就任します。それに伴って空座となる副会長には、これまで通りナリタブライアン。そして新たにサクラバクシンオーが就き、両名でエアグルーヴを支えます」
    「また、その他の役職についても改正・追加を行いました。まずは広報役の追加について。現在ブライアンがラジオという形で広報を担ってくれていますが、こちらは年内で終了。来年からは広報役が新たな形で皆様に学園の情報を発信していくことでしょう」
    「広報役はナリタトップロード・アドマイヤベガの両名となります。両名が多忙の際は、代理を立てることもあるかと思います」
    「また、人員の拡張をすることで、より生徒のため、ひいてはウマ娘全体の奉仕者として生徒会が機能することを期待しています。主な拡張分は、会計にマンハッタンカフェ。企画にアグネスデジタルとウオッカ。風紀美化にダイワスカーレット。医務にアグネスタキオンとなります」

  • 102122/04/30(土) 12:01:36

    「今回の改変は、歴代生徒会から見ても大規模なものとなりました。急激な肥大化であり、停滞或いは暴走を招きかねないとあうご意見もあることでしょう。無論そのリスクを無視してはいません。生徒会とて絶対の存在ではない」 「しかし、こうした拡張が行われることで、手の届く範囲が大きくなります。一致団結、我々ウマ娘全体の幸福を追い求めるうえで、生徒会の規模拡大は避けては通れないある種の『イベント』なのです」
    「既存の委員も、新しく役に就く者達も、学園をより良くしようという志を有しています。これまでとはひと味もふた味も異なる学園を、来年は皆様にお見せできることでしょう。前途洋々、是非とも期待を寄せていただけると幸いです」
    「最後に、私自身についてですが、生徒会そのものを辞することになっています。至らぬ点も多く、学園の生徒に留まらず関係各位の皆様にも多大なるご迷惑をおかけしたことも、一度や二度ではありません。ですが、決して我々との交流を絶つことなく、真摯に支え応援してくださった皆々様には、感謝してもしきれません。……ありがとうございました。ラジオの前座はブライアン達の厚意で続けられることとなりましたので、生徒会役員でもない部外者とはなりますが、寛大な心でお付き合いください」

  • 103122/04/30(土) 12:14:34

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞の時間だ。さっきルドルフが喋った通り、9月1日をもって新しい生徒会が発足した。私は据え置きだな」
    「今後ともよろしく頼むぞ、ブライアン。事務仕事のサボりが発覚したら、今以上に厳しく問い詰めてやるからな」
    「ふん。そのときはクーデターでも起こしてやるまでだ」
    「おっとブライアンさん、転覆発言はこのサクラバクシンオーが見逃しませんよっ!」
    「……この増えてるやかましいのがサクラバクシンオーだ。新生徒会の効力が9月1日時点で発生しているから、こいつもラジオ参加が決まったわけだな。いや冷静に考えたら、副会長だから参加するわけではないだろこれ?」
    「あぁ。バクシンオーがいるのは志願ゆえだ」
    「9月から私も生徒会副会長。なればこそ、私も情報発信を通じて皆さんと交流していくべきでしょうともッ!」
    「というわけだ。……間違ったことは言ってないからな、メンバー入りは認めた」
    「やかましさが一気に増したな……おいバクシンオー、お前今日のBGM担当だろ。曲を出せ」
    「はい、記念すべきこの日に私が選んだ曲はこちら! Led Zeppelinで『Stairway to Heaven』です!」
    「……おい女帝サマ、まともな曲が来たぞ」
    「……来たな。お前といい、選曲のセンスはあるんだな」

  • 104122/04/30(土) 14:56:08

    『最近ウマ娘のレースを見始めたのですが、誰を応援しようか迷っています。まずは強いウマ娘から入って、そこから輪を広げていきたいと思っています。おすすめの子がいたら教えてください!』

    「ラジオネーム『0.01mmボールペン』からだ。答えるなら私だ、他は後でも良い」
    「雑すぎるぞ。どうやらこの方はこれから私達ウマ娘を知ろうという段階らしい、もっと実例を出した方が親切だろう」
    「ならばまず短距離は私、サクラバクシンオーでしょう! 自慢ではありませんが、短距離最強です! そしていずれは有馬記念や天皇賞・春でも戴冠しますから、今から応援して損はありませんとも!」
    「短距離云々は……まあその通りだな。お前くらい勝っていれば自己推薦も認めよう」
    「なんだ、距離ごとに1人ずつか? マイルなら……スズカとかタイキ辺りか」
    「中距離であれば私やブライアン、長距離ならゴールドシップでしょうか。特にゴールドシップは、ステイヤー三強に割って入る4人目として注目できます」

  • 105122/04/30(土) 15:17:35

    「9時15分、ゲスト参加の時間だ。おい、入って良いぞ」
    「失礼します」
    「今日のゲストはミホノブルボン。今年デビューし、既に幾つかの重賞レースを制した期待の新人です。よろしく頼む」
    「よろしくお願いします。ラジオ、というものに参加するのは初めてですね」
    「おやっ! ブルボンさんですか、これは電池を差し上げなければ!」
    「やめろ。ブルボンも嫌なことは嫌だと言うべきだぞ」
    「いえ。贈り物をいただく、というのは嬉しいことです」
    「……噂には聞いてたが、変わったやつだな」
    「あなたがナリタブライアン先輩ですか……」
    「なんだ、私に用か」
    「エアグルーヴ先輩とナリタブライアン先輩は、私の憧れの先輩です。ステータス『興奮』──多くの知識を得られそうです」
    「……なんだこいつ」

  • 106122/04/30(土) 16:35:26

    「成程。衝動に身を任せた先にこそ、本当の強さがあるのですね」
    「そうだ。だから肉を食え、食って弱くなることはない」
    「後輩をお前色に染めるな。ブルボン、お前が今までやってきたようなバランスの良い食事が最良だ。こんな肉ばかり貪る阿呆になってはいけないぞ」
    「しかしエアグルーヴ先輩、ナリタブライアン先輩の仰ることに明確な論理的矛盾はありません。ステータス『疑問』を感知、エアグルーヴ先輩の論理を教えてください」
    「論理とはまた難しいことを言いますね。しかしブルボンさん、昔の偉い人はこう仰りました。『考えるよりバクシン』と! 取り敢えず突き進めば何とでもなるのですよ!」
    「……」
    「おい、その辺にしておけ。会長サマが絶句してるぞ」
    「おや? どうしましたエアグルーヴさん、もしや体調が優れないとか」
    「あぁ……頗る不調だ……」
    「やれやれ。これくらいでダウンとは先が思いやられるな。生徒会長はかなりの激務だというのに」

  • 107122/04/30(土) 17:16:38

    「午後8時45分、ラジオNARIBURA賞の前座です。今日紹介するウマ娘はナイスネイチャ、今年デビューしてジュニア級を走っています」
    「彼女の走りは非常に安定しています。ジュニア級とは思えない程の纏まり方ですから、順当に成長すれば大きなレースでも充分に勝てるようになるでしょう。あのレベルでそつなくこなせるウマ娘は、近年全体を見てもそうはいなかった」
    「末脚の切れ味は中々のもの。あとは経験を積めたら、あの世代でもトップクラスになる素質を有しています。トウカイテイオーやダイワスカーレット、ウオッカ達に続けるか、皆様注目してみてはいかがでしょうか」
    「こちらは余談ですが、ナイスネイチャは冗談のセンスが良いと評判です。当意即妙の返しを期待して、今度何か話題を振ってみたいものですね」

  • 108122/04/30(土) 17:44:47

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞の本番だ。今日はバクシンオーが地方遠征に行っているから、私とエアグルーヴでラジオをやるぞ」
    「あいつがいないだけでえらく静かだな……」
    「同意だ。ところで会長サマ、例の件の報告をしてくれ」
    「あぁ。こちらのラジオNARIBURA賞ですが、今年の元旦放送分以降のものがUmazon Primeで無料公開されることとなりました。我々生徒会役員とゲスト参加のウマ娘の、レース以外での姿を見ていただく良い機会になっています。是非ご覧ください」
    「ちなみにだが、アメリカでも私達を真似てラジオ放送が始まったらしいな。参加メンバーがとんでもないと騒がれていた」
    「そうなのか。向こうはダートの総本山だ、話す内容も当然変わってくるだろう。興味を惹かれるな」
    「向こうは向こう、私達は私達。便りを読んでいくぞ」

    『いよいよ秋シニアのスタートですね。私はオグリキャップからウマ娘のレースを見るようになりましたが、去年のシンボリルドルフは手に汗握りながら応援していました。今年はナリタブライアンとエアグルーヴを応援します。会社は休んで現地に行く予定です、2人とも頑張って!!』

    「ラジオネーム『shachiku』さん、ありがとうございます。会社を休んでまで来ていただけるとは、冥利に尽きるというものですね」
    「送り主のレース観戦の入口がオグリだと聞いて、私は呆れてるぞ。もうそろそろ2年前のウマ娘なんだが、まだ名前が出てくるのかあの宇宙胃袋は」
    「アイドルウマ娘の異名は伊達ではないな。去年のファン投票による人気女王決定戦も、ルドルフ前会長を相手に僅差の2位だったか」
    「これで今年10位以内だったら焼肉を奢ってやろう。もうそこまで行ったら永世アイドルとか名乗っても許されるしな」
    「オグリ先輩相手に『奢る』のかブライアン。いや私は止めんが……大丈夫か?」
    「……前言撤回だ。一緒にルドルフに集ろう、オグリ」
    「馬鹿者が」

  • 109122/04/30(土) 18:18:01

    「午後9時15分、ゲスト参加の時間だ。おい、入ってこい」
    「ヒェ……失礼しますぅ……」
    「今日のゲストはアグネスデジタル。デビューはまだしていませんが、小学生時代のジュニア全国大会をレコード更新タイムで勝つなど実力は折り紙付きです。今日はよろしく頼むぞ」
    「は、はい……」
    「エアグルーヴ、お前怖がられてないか?」
    「なっ、そんなわけがあるか! デジタル、普通にして良いんだぞ。何もラジオ放送の場で吊し上げたりするわけじゃない」
    「すみませんすみません! ただその、緊張しちゃって……えへへ……本当に申し訳ございません」
    「なんというか、真っ当に緊張するやつが来るのは初めてか?」
    「中等部なら寧ろ緊張するのが普通だろう。それにしたって怯え過ぎだが……ブライアン、お前じゃないのか?」
    「はぁ? 私は怖がらせるような真似はしていないぞ。なあデジタル」
    「ヒッ、はい。怖くはないです……いやある意味怖いというかなんというか」
    「ほう。ある意味怖いらしいな、ブライアン」
    「……何故だ」

  • 110122/04/30(土) 18:29:32

    「デジタルは企画委員として9月から活動してくれているな。早速秋のファン感謝祭で良いイベントを計画してくれていると聞くが、どんな感じのイベントだ?」
    「はい、えっと……秋は体を動かすことをメインに置いているとのことですので、ファンの方々に実際のコースを走ってもらおうと考えてます。着順に応じて商品も用意したいのですが……そのぉ」
    「分かっている。常識の範囲でそちらに費用を割こう」
    「ありがとうございます……あともう1つあるんですけども」
    「ん、聞こうか」
    「当日訪れるファンの数に対して、歩行経路の整備が不足している気がしまして。そこで企画委員内で話し合った新しい経路がこちらに……」
    「分かった。ラジオが終わったら聞かせてくれ」
    「……あっ……すみません! 関係ないことをぺらぺらと、失礼しましたッ!」
    「いや別に、謝ることでは──」
    「癖が強い新入りだな。まあ有能なら文句はない」
    「サボり癖の持ち主が言えたことか、馬鹿者が。デジタルの半分働いてから偉そうにしろ」
    「半分は働いてるだろ、半分は」

  • 111122/04/30(土) 18:42:38

    「午後8時45分、ラジオNARIBURA賞の前座です。今日紹介するウマ娘はスペシャルウィーク、今年の日本ダービーを制したことで知名度も大きく上がったかと思います」
    「彼女のレースは一言で表せば『普通』です。突飛な作戦も、尖った適性もない。しかし私は、これがスペシャルウィーク特有の強みであると考えています」
    「彼女は安定して強い。それが意味するところはひとつ、基礎能力が高いのです。ハイスペックの持ち主が王道のレース展開をすれば強い、当然のことですね。『普通』の実現はそうそうできませんから、スペシャルウィークが日本ダービーを勝ちきったのはフロックでも何でもありません。間違いなく彼女の素質と努力の賜物です」
    「それと、これは個人的な所感なのですが……彼女はオグリキャップに似ているように感じます。実力以上に人を惹きつけ、魅了する。私が現役の頃、何とかして手に入らないものかと四苦八苦していた才能を、彼女もまた備えています」
    「もしかすれば来年の台風の目は、スペシャルウィークとなるかも知れません。レースの強さでも、それ以外の場面においても」

  • 112122/04/30(土) 19:07:27

    「午後9時、ラジオNARIBURA賞の本番だ。バクシンオーは地方遠征からの帰りで交通機関のトラブルがあったらしく、ゲスト参加の時間から合流予定だ」
    「ジャパンカップも終わり、私達が残すレースは有馬記念のみとなったな。どうだブライアン、今のところ私達が一冠ずつ分け合っているが」
    「どうもこうもあるか。天皇賞・秋では不覚を取ったがジャパンカップでは取らなかった、それだけだ」
    「そのジャパンカップもハナ差だろう。天皇賞・秋で私が1/2バ身差をつけたことを考えれば、どちらがこの秋好調かは分かるな?」
    「いけしゃあしゃあと……去年の秋シニアで私に全敗した癖に」
    「今年は今年だ。悪いがジャパンカップが、トゥインクル・シリーズでお前の獲得できる最後のタイトルになるぞ」
    「言ってろ。中山の17万人の観客の前で、5バ身差でちぎってやる」
    「楽しみに待っておこう。ではそろそろお便りを読んでいこうか」

    『天皇賞・秋とジャパンカップ、素晴らしいレースだった。2人に着目して見ていたのだが、やはり素晴らしい。去年のルドルフ前会長に感じた、このメンバーを相手に抑え切るのか、という驚きを今年も届けてくれたな。やはり今年の主役は君達だ。
    残すレースは有馬記念。泣いても笑っても、そこで一区切りがつく。私が言えたことでもないが、後悔のないように走るんだぞ。当日は中山に応援に行くつもりだ、チケットとタイシンも連れてな。最後の大一番まで9日、期待に胸を膨らませながら待っているよ』

    「ラジオネーム『B』……分かりやすいな」
    「姉貴、応援は勿論私にだよな?」
    「いや、これは私も応援の対象だな。ハヤヒデとは個人的な交流もあるからな」
    「それはない。私は姉貴の妹だぞ、姉は妹を応援するものだろう。これでエアグルーヴも励ますというなら、可愛い妹に対する裏切り行為にも等しいな」
    「ふふ。是非裏切ってもらおう、ハヤヒデ」

  • 113122/04/30(土) 19:22:36

    「午後9時15分、ゲスト参加の時間だ。バクシンオーはぎりぎり間に合った、今そこで必死に息を整えているのが映ってるだろう」
    「お前というやつは本当に……とかく今日のゲストですね。ミスターシービー先輩、現役時代は強烈な追込を武器にクラシック三冠などの大記録を達成されました。本日はよろしくお願いします」
    「うん、よろしく。まずはキミたちを褒めないとね。それぞれおめでとう」
    「ありがとうございます」
    「ふん……褒めた割には何か言いたげだな?」
    「うん。天皇賞・秋とジャパンカップで、キミたちは限界を超えた。実感は……多分ないよね」
    「そうですね。シービー先輩から見れば、私達は?」
    「完全に1段上に行ったよ。春の頃に残ってた『甘さ』が消えた。キミたちは完成されたんだ、ルドルフに聞いても同じことを言うよ」

  • 114122/04/30(土) 19:32:57

    「だからこそ、キミたちが次にすべきことは決まってる。完成した自分の破壊だ」
    「……それは、どういう?」
    「完成が終点になったら、そこで終わり。アタシもルドルフもマルゼンも、さらにそこを超えてきた。限界点の、さらにその先へ──今のところ辿り着けそうなのは、キミたち3人くらいかな」
    「おっと、喋るタイミングがなくて黙っていましたが……私も入ってますか!」
    「うん。サクラバクシンオー、キミにも当てはまることなんだ。限界を超えて完成させた自分を、次に内側から突き破る。これができるかどうかは、有馬の当日まで分かんないや」
    「どういうことだ。有馬までの準備で自分を壊せ、という話ではないのか?」
    「違うよ。アタシたち生き物って、どういうときに進化するか知ってる? 極限状態に放り込まれたときだよ。練習では絶対に極限状態には到達できない。生き物って都合がいいから、勝手にセーブをかけちゃう。だからレースで走って走って走って、息が切れても足が痛くても走って──そこで初めて感じるんだ。『いける』って」

  • 115122/04/30(土) 19:47:14

    「『強い』ウマ娘は自分を完成させられる。でも狂ったウマ娘じゃないと、自分を破壊できない。だからさ、特にキミたち2人。9日後には、理性なんていらないから。獣みたいに本能で走って。そうやった先で『時代になる』ウマ娘って出てくると思うんだ」
    「時代になる……ですか」
    「ただ強いだけのウマ娘なんて、数年もしたら忘れられちゃうよ。記憶に残るウマ娘は、その時代の象徴たる存在。時代を振り返ったときに、必ず付き従っていくんだ。だからオグリキャップとタマモクロスの激闘は、未だに鮮烈な現実味をもって語られる。あの2人は時代のパーツなんかじゃない、時代そのものだよ」
    「……」
    「まあ、長々と話したけど。要は『頑張って』ってこと」
    「そんな簡潔な話だったか? まあいい……その言葉、覚えておこう」
    「9日後、シービー先輩の期待に応えられるよう全力を尽くしましょう。そして私が皆の導き手となる」
    「うん。良いね、期待してる」

  • 116122/04/30(土) 19:59:12

    「お、来たねマルゼン。丁度みんな出てきたところだよ」
    「あら……良かった、間に合ったのね」
    「異様だな……他の如何なるレースとも異なる、不思議で独特な雰囲気。蛇に睨まれたかのように、或いは全身を巨人の手で握り潰されるかのように、プレッシャーが会場全体に広がっている」
    「去年はあなたがこの空気を創ってたわ、ルドルフ」
    「その前は君達だ」
    「お、本命2人が来たよ」
    「……これは」
    「うん。期待できるね」

  • 117122/04/30(土) 20:11:07

    「シービー、君は随分熱心に2人へ語っていたね。どうだ、あれを見て思うところがあるんじゃないか?」
    「次世代の躍進とかいうけどさ。やっぱりその時代の頂点は別格であるべきだよね。あんな風に」
    「えぇ。今の2人なら、万の矢の中も歩けるでしょうね」
    「あれで良い。後輩に絶対的な背を見せれば、それで充分だ。あとは『狂った』ウマ娘が自ずと同じことを繰り返す」
    「そして我々は進化する──そうじゃなくちゃ面白くない」

  • 118122/04/30(土) 20:18:31

    「見渡せるほどに小さな、この世界の中で」
    「今日、ひとつの時代が始まり終わる」

    「──さあ、目撃しようか。新たな歴史を」

  • 119122/04/30(土) 20:19:55

    おわり

  • 120二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 20:48:31

    素晴らしいSSに出会えた幸運に感謝を

  • 121二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 08:39:21

    いいssだ...

  • 122二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 20:11:58

    お疲れ様でした!

  • 123二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 08:12:22

    このレスは削除されています

  • 124二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 20:13:37

    ありがとう!

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