走れやめろオオス(ぐろう小説)

  • 1二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 03:01:25

    尻丸は激怒した。必ず、かの邪知暴虐の「男もいけるしな(ヌッ」を除かなければならぬと決意した。
    尻丸には男色がわからぬ。尻丸は、ポメラニアンの愛弟子である。
    低酸素マスクを被り、適当な武術家をボコって暮らしてきた。けれども鬼龍おじさんのお節介に対しては、人一倍に敏感であった。

    適当にそれっぽく文章を書いて尻丸を好きなように動かしてもらえればいいのん

  • 2二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 03:02:23

    もしかして尻丸は沈む太陽の十倍も犯されてきたんじゃないスか?

  • 3スレ主22/05/15(日) 03:14:32

    とりあえずAIに好きに書かせてみるんだ
    どんな結末になるか楽しみなんだ

  • 4二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 03:18:53

    「いいから、お前は黙っていろ! この話はもう終わったんだ!」
    「いや、でも……」
    「貴様らには関係ないことだと言っているだろうがっ!!」
    そう言い捨てて、鬼龍おじさんは走り去っていった。
    「ああっ

  • 5二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 03:21:11

    なにっ 終わったっ

  • 6二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 03:23:21

    「ああっ!? おい待てよ鬼龍!!……ったく、あいつは何だっていつもあんなに突っかかるんだよ」
    「師匠……何かあったんですかね?」
    「さぁな。ただまあ、あれだ。今度の件で俺達まで巻き込まれちまったことは確かだぜ。こいつだけは絶対に解決しておかねぇとな」
    「……はい」
    残された二人の間に、何とも言えない空気が流れる。
    「あのー、ちょっとよろしいですか? お兄さんとお姉さん」

  • 7二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 03:24:52

    ウアアアーッポメラニアンハメスダッタノカーッ

  • 8二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 03:25:54

    推定クロちゃんの安定しない口調に本編味を感じますね

  • 9スレ主22/05/15(日) 03:34:34

    そんな二人の前に、一人の少年が立ち塞がっていた。
    「えっと、君は?」
    「俺は姫次と言います。よろしくお願いしますね」
    「ああ、こちらこそよろしく頼む」
    「それでですね。実は僕、ある人に頼まれたんですよ。その人を手助けして欲しいって。どうです?

  • 10スレ主22/05/15(日) 03:40:53

    もし良かったら、一緒に手伝ってくれませんか?」
    「それは構わないけど……。誰に頼まれたんだい?」
    「んー、詳しいことは何も聞いてないんですよね。とにかく困っている人がいるから助けて欲しいって言われました。あとは自分達で何とかするからって」「そっか。じゃあ君にも協力して貰うことにするよ。私は尻丸、こっちの大きい方が私の師匠だよ」
    「はい、わかりました。よろしくお願いします、尻丸さん、鬼龍さん」
    こうして、私達は三人で動くことになった。

  • 11スレ主22/05/15(日) 04:14:20

    だがしかし、この時の私はまだ知らなかったのだ。
    この出会いこそが、私の運命を大きく変えることになるということを。

    念のため尻丸は今回の「暴漢に自分の尻を襲われた件について」黒田にも連絡を取ることにした。
    すると黒田は「大丈夫なのか!? 怪我とかはないのか!?」と心配してきたのだが、「問題無い。むしろ私が返り討ちにしてやったぞ」と答えると、安心していたようだった。

    ポメラニアンの前でとっさに嘘つくAI尻丸に笑えるんだ

  • 12スレ主22/05/15(日) 07:10:11

    そしてその後、黒田は「ところで話は変わるが、今日これから会えないだろうか? 是非とも話したいことがあるんだ」と言ってきた。
    一体なんの話だろうと疑問に思いながらも了承し、待ち合わせ場所へ向かうとそこには既に黒田の姿があった。
    「待たせたようだな」
    「いや、全然気にしないでくれ。それより急に連絡したりなんかして悪かったな。ちょっと大事な話がしたくてさ」
    「ふむ。それなら構わんが。で、何なんだ? 話というのは」
    「ああ、それがな……」そこで一旦言葉を切ると、黒田は真剣な表情を浮かべて言った。
    「実は俺、お前のことが好きになったみたいなんだ」
    …………ん?
    何を言っているんだこいつは?

    なぜかAIがポメラニアンをホモ設定にしてしまったんだ
    続けていいんスか?これ

  • 13二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 07:15:47

    AIにルールは無用だろ
    続けるんだ…トダーの様に

  • 14スレ主22/05/15(日) 07:24:08

    「悪いがもう一度言ってくれないか?」
    「だからお前のことを好きになってしまったんだって」
    「どうしてそうなったんだ?」
    「お前が他の男に襲われているところを見た時、何故か胸が熱くなったんだよ。それ以来、お前の顔を見る度にドキドキするようになってしまい、ついこの間ついに我慢できなくなって告白してしまったというわけだ」
    「なるほど。そういうことだったのか」
    「迷惑だとは思うんだけどさ……。でもどうしても伝えたくなってしまって。それに、これはきっと恋だと思うんだ。だってお前を見てるだけで幸せな気持ちになるもんな!」
    ……何故だろう。
    よくわからないが、もの凄く嫌な予感がする。

  • 15二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 07:33:32

    あの自分ものべりすと使ったんスよ
    それで冒頭からホモ小説になってるんスけど…
    いいんスかこれで

  • 16スレ主22/05/15(日) 07:34:30

    「いや、それは気のせいで……」
    「好きだっ! 付き合って欲しい!!」
    「断るっ!!」
    「えっ!? いや、でも……」
    「うるさいっ! とにかく私は貴様とは交際などせん!!」
    「……そう、か。うん、わかったよ。突然変なこと言っちゃってごめんな。ただ俺の気持ちを知って欲しかっただけなんだ。本当にすまなかったな」そう言うと黒田は去って行った。
    「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
    危なかった。もう少しで取り返しのつかないことになっていた。

  • 17スレ主22/05/15(日) 07:37:40

    >>15

    誰がどう設定をいじくってもホモ展開から逃れられない尻丸に悲哀を感じますね

  • 18スレ主22/05/15(日) 07:51:27

    尻丸はその場を離れ町をうろついてると突然男から声をかけられた。
    「おや、そこにいるのは尻丸さんじゃないですか」
    「貴様は……確か鬼龍さんの知り合いだという木場活一郎といったか?」
    「はい、そうですよ。それでどうしました? そんな疲れた顔をして」
    「……何でもない。ただ少しばかり走り回っていただけだ」
    「へぇー、そうですか。あっ、そうだ! ちょうどいい機会です。私と一緒に行動してくれませんか? 実は鬼龍さんに頼まれて、ある人を助けて欲しいと言われているんですよ」
    「別に構わないが……」

  • 19スレ主22/05/15(日) 07:55:58

    「ありがとうございます。では行きましょう」
    こうして私はキバカツと共に街を散策することにした。
    ……しばらく歩いているうちに、段々と道がわからなくなってきた。
    「しまったな。これじゃあ帰り道もわかんねぇよ」
    どうしたものかと思っていると、目の前に大きな屋敷が見えてきた。
    「お、おいあれ見てくれよ。あんなところにこんなでかい家があるなんて聞いたことねぇぞ」
    「本当ですね。まるで貴族の住む豪邸みたいです」
    二人は興味津々にその家を眺めていた。すると、

  • 20スレ主22/05/15(日) 08:24:38

    家の扉が開き中から一人の男が出てきて、こちらに向かって歩いて来た。
    「おいおい何だあのおっさん。随分と立派な服を着てるじゃねえか」
    「金持ちなんでしょうね。それかどこかのヤクザかもしれません」
    「どちらにせよ関わり合いになりたくはねぇな」
    「同感ですね」
    二人がそんなことを話していると、男は二人の前までやって来た。
    「どうやらここに迷い込んでしまったようですね」
    「えっ」

  • 21スレ主22/05/15(日) 08:28:57

    「ここは危険ですから早く立ち去るべきですよ」
    「はい、わかりました。忠告感謝します」
    「いえいえ、礼には及びませんよ。では、私はこれで」そう言い残すと男は去っていった。
    「なあ、今の人誰だったんだろうな」
    「さあ、わかりません。でもとにかく急いでここから出ていきましょ」
    それから尻丸は無事に家に帰ることができた。
    そして次の日になると、再び黒田から連絡があった。

  • 22スレ主22/05/15(日) 09:52:28

    「もしもし、黒田だが……」
    「おう、黒田か。何か用か? 昨日の件なら断ったはずだが」
    「いや、違うんだ。今日は別の件で連絡させてもらったんだよ」
    「ふむ、どういうことだ?」
    「実は男もいけるしな(ヌッ)をお前に会わせたいと思って電話したんだ。もし良かったら今すぐ会えないか?」
    「わかった。すぐにそちらに向かう」
    そして尻丸は黒田の元へと急いだ。
    黒田の元に着くと、そこには既にキバカツの姿もあった。
    「来てくれたのか」
    「ああ。で、男もいけるしな(ヌッ)というのはどんな奴なんだ?」
    「ああ、そいつはな……」
    そこで一旦言葉を切ると、黒田は真剣な表情を浮かべて言った。
    「俺の妹だ」
    「……妹だと?」

  • 23二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 10:31:26

    >>22

    なにっ

  • 24スレ主22/05/15(日) 11:18:47

    黒田は妹の哀しき過去を語り出した。
    「…実は俺の妹は幼い頃、ある変態に強○されかけたことがあるんだ」
    「それは酷いな」
    「それだけじゃない。あいつはその時に処○を奪われてしまったんだよ。だから、俺はあいつがまた襲われないように守ってやりたいんだ」
    「なるほど。そういうことだったのか。事情はよくわかった。しかし、何故お前の妹が俺を襲ったんだ?」

  • 25スレ主22/05/15(日) 20:04:43

    利用制限が解けたので続きを書くっス

    「それが、俺にもさっぱりわからないんだよ。一体どうしてなのか……。とりあえず会うだけあってみないか? そうしたら何かわかるかもしれないし」
    「そうだな。よし、早速会いに行くとするか」そう言うと尻丸達は妹の元へと向かった。
    「ここだよ。ここにいる」
    そう言って黒田は一つの部屋の前で止まった。
    「入るぞ」
    そう言うと黒田は部屋の扉を開いた。中には一人の少女がいた。黒田は彼女の名を告げた。
    「こいつが俺の可愛い妹、ケイコだ。」
    「……よろしくお願いします」
    「あ、ああ……」
    こうして尻丸達による、いけるしな(ヌッ)ことケイコとの邂逅が始まった。

  • 26スレ主22/05/15(日) 20:07:34

    尻丸はなぜ自分の尻を襲ったのかをケイコに問い詰めた。
    するとケイコは「私のお兄ちゃんを盗った」と言い出し、さらには「あなたはいけない人間だ」と言ってきた。
    それに対して尻丸は反論する。
    「俺は男色に興味のない普通の人間だ。黒田を盗ったりはしない。だから安心するんだ」
    それを聞いたケイコは「嘘をつくな」と言うと、尻丸に襲いかかってきた。そして尻丸の服を脱がそうとする。
    「くっ、離せ!」
    尻丸は抵抗するが、徐々に服が脱げていく。
    「やめろ! これ以上やったら鬼龍おじさんを呼ぶぞ!!」
    その一言を聞いたキバカツは青ざめた。

  • 27二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 20:08:41

    >>「やめろ! これ以上やったら鬼龍おじさんを呼ぶぞ!!」

    >>その一言を聞いたキバカツは青ざめた


    なにっ草しか生えないっ

  • 28スレ主22/05/15(日) 20:22:36

    「き、鬼龍様ですか!?」
    尻丸は「ああ、そうだ」と答えた。
    「ど、どうしよう。このままじゃ私も尻丸さんと同じように……」
    その時だった。突然扉が開かれ一人の男が入ってきた。
    「やれやれ、相変わらず元気だなこの蛆虫どもは」
    そこに現れたのは鬼龍おじさんだった。
    「お、おお、鬼龍様!! 助けて下さい。こいつらがいきなり襲ってきて」
    「わかっている。全て見ていたからな。貴様には後でたっぷりとお仕置きしてやる」
    「ひっ」

  • 29スレ主22/05/15(日) 20:28:23

    「それで、そこの蛆虫共は何をしようとしたのだ?」
    「そ、それは……」
    「言わなければどうなるかわかっているだろうな」そう言いながら男は手から針を取り出し、それをキバカツに向けた。
    その行動を見て尻丸が「や、止めてくれ」と叫ぶ。
    「ならさっさと喋るんだな」
    「わ、わかりました」

  • 30スレ主22/05/15(日) 20:41:26

    「そうか、ならば良い。では質問を変えよう。何故我が愛しの尻丸を襲った?」
    「それは、彼がいけなかったからです」
    「ほう、どういうことだ?」
    「彼は男色家ではありませんでした。なのに私の兄、黒田光秀のことを狙おうとしていたんです」
    「なるほど、そういうことだったのか。だが、それならどうして我の尻丸を狙う必要がある? 答えよ」
    「そ、それは……」
    「なんだ? 言えんというのか?」
    「はい。言いたくありません」
    「そうか。残念だ。だが、仕方がない。ではお前には4 んでもらうとしよう」
    「え?」

  • 31スレ主22/05/15(日) 20:46:11

    「4 にたくないなら早く話すんだな」
    「うぅ……」
    「さあ、話してもらおうか。貴様らは何のために我の尻丸を狙ったのかを」
    「……わかりました。話しましょう」
    そしてケイコは語り始めた。
    「実は私はお兄ちゃんのことが好きです」
    「そうなのか?」
    「はい。でもお兄ちゃんは男色家でした。だから私は諦めていたのですが、ある日お兄ちゃんは私にこう言ったのです。『俺がお前の兄貴でいてやる。だから心配するな』って。だから私は我慢することにしました」
    「ふむ。なるほど。つまり貴様は我が尻丸に惚れていると思ったわけだな」
    「はい。だから私は尻丸を倒そうと決意し、そして実行に移しました」
    「そうか。よくわかった。では覚悟はできているな?」
    「はい。もう逃げません」
    こうしてケイコは鬼龍おじさんによって処刑された。しかし、これは始まりに過ぎなかった。

    やっぱりAIでも怖いスね鬼龍おじさんは

  • 32スレ主22/05/15(日) 21:44:43

    その後も多くの者達が尻丸の元を訪れ、その度に彼らは尻丸の命を狙ってきた。
    ある時はヤクザを送り込んできたり、またある時は軍隊を使って襲わせたり様々な手段を用いてきた。
    そんな彼らの行為に尻丸の堪忍袋の緒が切れた。
    尻丸は彼らに対して反撃を開始したのだ。
    まず最初に鬼龍おじさんの力を借り、自分の身を守り戦うための灘神影流の奥義を伝授してもらうことになった。

    ◇奥義とは…?

  • 33二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 03:39:16

    ナレ死を超えたナレ死するぽっと出のケイコに当然と言えば当然の現在…

  • 34二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 03:44:10

    ふうん本編通りこういう奥義か
    関係無いけど猿世界並にメスブタがスナック感覚で消費されてるしもしかして猿作品とBLは相性良いんじゃないスか?

  • 35スレ主22/05/16(月) 04:59:53

    >>34

    実はかなり良好だったりするんだ

    もちろん灘神影流などの固有名詞やNG避けのためにエロ話にならないような調整は施してるんだ

    ここまでに何度も暴漢に襲われて尻丸がバッドエンドになって展開が進まず時間がかかってることは申し訳ない本当に申し訳ない

  • 36二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 14:48:17

    しゃあっ

  • 37スレ主22/05/16(月) 15:06:05

    >>36

    保守あざーっス(ガシッ)

  • 38スレ主22/05/16(月) 18:51:44

    「さあ、始めようか。貴様に教えてやる。灘神影流の極意をな」
    「はい、お願いします」
    こうして、ケイコから始まった尻丸を巡る戦いと鬼龍おじさんとの修行の日々が幕を上げたのだった。
    【おまけ】登場人物のパンツの色について ケイコ編 ケイコはピンクの下着を履いていた。
    キバカツ編 キバカツは黒のレース付きパンティーを履き、ガーターベルトも着用していた。
    黒田光秀編 黒田は白のブリーフを穿いていた。
    鬼龍おじさん編 鬼龍おじさんは黒のボクサーパンツを愛用していた。
    宮沢静虎編 静虎はうさぎさんのステテコパンツを愛用している。
    尻丸編 尻丸は常にワークマンの安売りタイツを着用。

    蛇足を超えた蛇足

  • 39スレ主22/05/16(月) 18:54:05

    一方その頃、キバカツは黒田のことが気になっていた。
    彼はいつも無口で何を考えているのかわからないことが多いのだが、いざ戦闘となると別人のように強く、今まで何台もの大型トラックが彼に素手で解体されてきた。
    (なんであんなに強いんだろうか)
    そこでキバカツは彼に弟子入りすることにした。「あの、すみません。私にも灘心陽流を教えて貰えないでしょうか?」

  • 40スレ主22/05/17(火) 01:43:13

    黒田は「はい!いいですよ!(ニコニコ」と答えた。
    キバカツは早速訓練を始めることにした。
    「じゃあ、とりあえず僕と戦ってみますか?」
    「はい!」
    「それではいきますよ」
    「はい!!」
    キバカツは腰にタックルを仕掛けようとするが、黒田のパンチ一発で吹き飛ばされてしまう。
    「ぐっ」
    「まだまだ甘いですね」
    「くそっ」
    それから何度も挑んでいくが、結局キバカツは一度も勝てなかった。

  • 41スレ主22/05/17(火) 01:53:27

    「やっぱりダメだ。私なんかでは……」
    「いえ、そんなことありませんよ。初めてにしてはよく動けています」
    「本当ですか!?ところで、どうしてそんなに強いんですか? やはり鍛錬とかしているからですかね」
    「そうですね。毎日欠かさず鍛えているおかげですよ」
    「へぇーそうなんだ」
    それから数日後、「こんにちは」
    「あれ? 君は確か……ごめん、誰でしたっけ?」
    「えっと、私は宮沢静虎と言いまして、鬼龍さんの弟なんですけど」

    なぜかここで唐突にオトンが登場したんだ

  • 42スレ主22/05/17(火) 06:33:17

    「鬼龍おじさんのね。双子だったんですか」
    「それで、今日はどういった用件で来たんですか?」
    「実は私と手合わせして欲しいと思って」
    「そうですか。わかりました。それではやりましょう」
    「ありがとうございます」
    そして二人は互いに構える。先に動いたのはキバカツだ。静虎はまずは様子見として突きを放つ。しかし、それを軽く避けられ、カウンターを食らってしまう。
    「うわぁああ」
    「大丈夫ですか?」
    「え? あっはい……」
    その後も同じ方法で攻撃をするがかわされ、逆にダメージを受けてしまった。
    「くっ」

  • 43スレ主22/05/17(火) 06:40:34

    静虎は一旦距離を取ると、今度はこちらから仕掛けることにしたようだ。まずはジャブを繰り出し攻撃する。そして相手の隙を見つけるとその瞬間を狙って渾身のストレートを放った。
    「そこぉおおお!!!」
    だが、キバカツはその拳を受け止めた。
    「なっ!?」
    「この程度ですか?」
    「まだこれからだよ!!」
    その後激しい攻防が続いたが決着はつかなかった。
    「はあ、はあ……」
    「なかなかやるようですね。でも僕はもっと強いですよ」
    すると静虎は自分の必殺技を仕掛けた。
    「灘神影流・奥義!!破心掌!!!」
    静虎の放った技がキバカツに炸裂し、彼は地面に倒れ伏してしまった。

  • 44スレ主22/05/17(火) 06:43:02

    「い、痛たた……。参りました。私の負けです。まさかこんなに強いとは思いませんでした。一体どうやってそんなに強くなったんですか?」
    「それは秘密ですよ。ただ言えることは、どんな時も決して諦めないこと。それだけです」
    「なるほど。勉強になります」
    「ところで、あなたはどうして強くなりたいと思ったんですか?」
    「私は鬼龍おじさんみたいな人になりたいと思い、弟子入りを志願しました」
    「鬼龍のような人にか。僕にはよくわからないな」
    「おじさんは凄いんですよ。誰にも負けたことがないくらい強くて、しかも優しいんです。それに頭もいいし、鬼龍おじさんはまるでスーパーマンみたいですよ」
    「ははっ、確かにそうだね」
    それからキバカツは黒田と共に特訓を続けた。その結果、彼は黒田に認められるまでに至ったのだった。

  • 45スレ主22/05/17(火) 07:34:48

    一方その頃、鬼龍おじさんは動物園のゴリラを相手に戦っていた。
    「ふん。いい機会だから少し遊んでやるか!」
    「ウホッホー」
    鬼龍おじさんは空手の構えを取ると、そのまま突進して行った。「ふっ」
    鬼龍おじさんの強烈な右ハイキックがゴリラの顔にヒットする。
    しかしゴリラには鬼龍の攻撃がほとんど効かなかった。
    「くそっ。なんて硬さだ。まるで鉄みてぇだ」
    「ウホウホ」
    ゴリラはパンチを繰り出す。
    「ぐおっ……ふん!」
    鬼龍は起き上がると、再びラッシュをかける。
    「ウホホ」
    しかし、それでもダメージはあまり与えられなかった。
    「ちくしょう。これならどうだ!!」
    「ウホホホ」
    そしてついに勝負が決まろうとしたその時だった。
    「そこまで!!」
    「ああん?」
    声のした方を見るとそこには宮沢静虎の姿があった。

  • 46二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 11:49:46

    こののべりすと、次々にレイ・プっとホモ!に満ちていく…
    AIも頭に猿を植え付けられてるんだよね怖くない?

  • 47二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 12:14:25

    >>1

    こいつらは安定した人気を保ってるスね

  • 48スレ主22/05/17(火) 12:29:44

    「兄さんがあまりにも遅いから心配になって様子を見に来たんです」
    「そうか。だが、もう決着はついたぞ」
    「いえ、まだ終わってませんよ」
    「何?」「私が相手です」「ほう」
    こうして、静虎対鬼龍の戦いが始まった。
    「それではいきますよ」
    静虎は正拳突きを放つ。
    しかし、鬼龍はそれを簡単に受け止めると、そのまま投げ飛ばした。「ぐっ」
    静虎は空中で体勢を立て直すと、蹴りを放つ。しかし、それも受け止められてしまう。
    「そらっ」鬼龍は掴んでいた腕を捻り上げると、そのまま地面に叩きつけた。「ぐぅっ」
    「まだまだぁああ」
    静虎はすぐに立ち上がると、再び攻撃を開始する。
    「そこぉおおお」
    「甘めぇんだよ!!」
    鬼龍はカウンターで静虎の顔面にストレートを叩き込む。
    「うわぁああ」
    「どうした?その程度なのか?」
    「くっ、まだです……」

  • 49スレ主22/05/17(火) 12:32:00

    静虎は再び攻撃を仕掛ける。「はあっ」
    「甘いって言ってんだろ!!」
    鬼龍は裏拳を繰り出しカウンターを仕掛けるが、それを静虎は回避する。
    「おらっ」「ぐっ」
    静虎はなんとか攻撃をガードするが、衝撃までは防ぎきれず、後方へと吹き飛ばされた。
    「くっ……、強い」
    「どうした?これで終わりか?」
    「まだです!!」

  • 50スレ主22/05/17(火) 12:33:35

    静虎は立ち上がり、今度は飛び膝蹴りを放つ。「はあっ!!」「ふっ」
    鬼龍はその攻撃を見切ると、そのまま足を掴み、地面に叩きつける。
    「うわぁああ」
    「どうやらここまでのようだな」
    「まだ、負けていません……」
    静虎はフラつきながらも立ち上がった。
    「往生際が悪い奴だな」
    鬼龍はそう言うと、一気に間合いを詰めてアッパーカットを放った。
    「オラァア!!」「ぐっ」
    しかし、静虎はギリギリのところでガードに成功していた。「ちっ」
    「こっちからも行きますよ」
    「やってみな」

  • 51スレ主22/05/17(火) 12:37:01

    静虎は渾身の右拳を繰り出した。
    「くらえ!!灘神影流・奥義!!爆丹拳!!」「無駄だぜ」「ぐっ」
    しかし、鬼龍の放った掌底打ちにより、静虎は後ろに吹っ飛んだ。
    「な、なんという威力……。これが鬼龍の力か」静虎はゆっくりと起き上がった。
    「さすがは鬼龍。だが、私だって負けてはいられない」
    「まだやる気か?悪いことは言わねぇ。諦めなって」
    「嫌だね。私はあなたを倒すまで絶対に引かない!!」
    静虎は構えを取ると、そのまま走り出した。

  • 52スレ主22/05/17(火) 12:38:45

    「はぁっ」静虎は連続パンチを放つが、全て鬼龍に避けられてしまう。
    「オラァアアッ」
    そして、隙を突いて強烈な右フックが放たれたが、「はぁっ」静虎は紙一重のところで避けることに成功した。
    「この野郎」鬼龍は続いて左フックを放つが、それも空振りに終わる。「くそっ」
    「今です!!」
    静虎は鬼龍の後ろに回り込んでいた。
    「死角を取ったつもりか?」
    「いいえ。ただあなたの注意を引き付けただけです」
    「何だと!?」「もらった!!」
    静虎は鬼龍の背中に強烈な一撃を食らわせた。「グハッ」

  • 53スレ主22/05/17(火) 12:40:38

    「どうですか?」
    静虎はニヤリと笑みを浮かべた。
    「くそっ」鬼龍は振り返ると、静虎の顔目掛けてパンチを放つ。「ふんっ」
    しかし、それは見事に防がれてしまった。
    「馬鹿め。同じ手が通用すると思うか?」
    「くっ」静虎は蹴りを繰り出すが、これも防がれる。「ふっ」
    そして、鬼龍はそのまま回し蹴りを繰り出してきた。
    「うわぁあああ」
    静虎はそれをまともに食らい、大きく後退させられた。
    「なかなかやりますね」
    静虎は立ち上がりながら言った。
    「お前もな」鬼龍はそう返す。

  • 54スレ主22/05/17(火) 12:43:53

    「でも、ここから先は本気でいきますよ」
    すると、突如として静虎の身体から凄まじいオーラのようなものが現れた。
    「な、なんだこれは?」
    「私の全力です」
    「面白いじゃねえか」
    鬼龍もまた全身に闘気をまとった。
    「行くぞ!!」「来なさい!!」
    2人は同時に動き出すと、互いの拳をぶつけ合った。
    「はぁあああ」「うらぁああ」
    2人の力は互角だった。
    「うおおおおおお」「うおおおおおお」
    激しい戦いの中、遂に静虎の拳が鬼龍を捉えようとしたその時、突然何者かの声によって静虎の攻撃は止められた。「そこまでだ!!」

  • 55二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 17:38:41

    はいレイ⭕

  • 56スレ主22/05/17(火) 22:13:38

    その声の主は、なんとあの男であった。
    「ちっ、邪魔しやがって」
    「もう勝負はついているはずだ」
    男はそう言い放つと、静虎を睨んだ。
    「まだ終わってはいない。続きはまた後日だ」「くっ……」
    静虎は悔しそうな表情を浮かべる。
    「今日のところはこれで終わりにしてやる」
    鬼龍はそう言うと、その場から離れていった。「待ってください!!」
    静虎はすぐに追いかけようとしたが、
    「おい」男がそれを止める。
    「なんでしょうか?」「少し話がある」
    「……分かりました」
    静虎は男の元へと向かった。

  • 57スレ主22/05/17(火) 22:14:54

    「それで、話とはいったいなんですか?」
    静虎は尋ねる。
    「まずは自己紹介をしよう。俺は四神だ。よろしく頼む」
    「四神さんですね。私は宮沢静虎と申します。こちらこそ、よろしくお願いします」
    静虎はそう言って頭を下げた。
    「早速だが、君はどうして鬼龍と戦おうとしたんだ?」
    「私にはどうしても倒さなければならない相手がいます。そのために、少しでも力をつけようと……」
    静虎は俯きながら言う。

  • 58スレ主22/05/17(火) 22:16:33

    「そうか……。しかし、いくら強くなったところで、今の君ではあいつを倒すのは難しいだろうな」
    「そんなことありません!!確かに実力差は歴然かもしれませんが、それでも最後まで諦めずに戦うつもりです!!」
    静虎は語気を強めた。
    「まあ落ち着け。確かに君の気持ちはよく分かるが、もう少し冷静になって物事を考えるべきだ」「……はい」
    この四神という男は一体何者なのか?
    宮沢静虎の「どうしても倒さなければいけない敵」とは一体何なのか?
    それらの謎が明かされる日が来るのか……。

  • 59スレ主22/05/17(火) 22:18:36

    「お疲れ様。よく頑張ったね」
    私は、倒れている静虎の元へと歩み寄る。
    「いえ、まだまだですよ」
    静虎はそう答えて起き上がる。
    「とりあえず、今日はここまでにしようか」
    私はそう告げると、その場から離れた。
    「どうした?何かあったのか?」
    私が部屋に戻ると、そこには1人の少女がいた。彼女は茶髪ボブヘアーで、とても美しい容姿をしていた。名前は、小倉優希。

    ここからはおとんと重機ちゃんの日常パートなんだ

  • 60スレ主22/05/17(火) 22:20:22

    「ちょっとね」
    「ふーん。それより、ご飯はまだかい?」
    「まだだよ」
    「そっか。なら、おじさんも手伝うよ」
    「ありがとう。助かるよ」
    「へへっ。任せときなって」
    こうして、私たちは夕食の準備に取り掛かった。
    「それで、どうだい?最近は」
    「別に普通かな。強いて言えば、鬼龍の動きが前よりも鈍くなってきているような気がするけど」
    「なるほど。やはり奴は年老いたか……」
    「そうかもしれないね」
    「よし、できたぞ」
    しばらくして、私たちが作った料理が完成した。

  • 61スレ主22/05/17(火) 22:21:37

    「うん。美味しいじゃない」
    「そりゃ良かったぜ」
    「ご馳走さま。やっぱり静虎さんの作る食事が一番だね」
    そう言うと、優希は食器を片付け始めた。
    「ありがとう。でも、そろそろ自分で作るようにしないとね」
    「えぇ〜。だって、静虎さんの方が上手いし、それに楽しいじゃんか」「でもね……」
    「分かってるよ。でも、今は楽しければそれでいいじゃないか」
    「それもそうだね」
    「さて、じゃあそろそろ風呂に入ろうかね」
    「おっ、良いねぇ」
    そして翌日……。

  • 62スレ主22/05/17(火) 22:23:44

    「じゃあ、行ってくる」
    静虎は玄関先で靴を履いている。
    「行ってらっしゃい」
    優希は笑顔で見送ってくれた。
    「静虎さん、大丈夫かなぁ」
    優希は心配そうな表情を浮かべる。
    「きっと大丈夫さ。静虎は誰よりも努力家だからね」
    私はそう答えると、彼女の頭を優しく撫でた。
    「ただいま戻りました」
    「おかえり」
    静虎が帰ってくると、すぐに優希が出迎えてくれる。
    「はいこれ。頼まれていた本」
    「ああ、わざわざ悪いね」
    「ううん。全然平気だよ」
    頼まれていた本のタイトルは『世界の強者たち』というものだった。
    「それじゃあ早速読むとするかな」
    静虎はリビングへと向かい、ソファーに腰を下ろすと、そのまま読書を始めた。

  • 63スレ主22/05/17(火) 22:24:46

    「ねえ、おじさん。あの人ってどんな人なの?」「あの人は、四神っていう人でね、凄く強いんだよ」
    「四神……?聞いたことないや」
    優希は首を傾げる。
    「まあ、そうだろうね」
    私はそう言うと、キッチンへと向かった。
    「四神さんは、私を鍛えてくれた恩人なんだ。あの時、彼に出会わなかったら今頃どうなっていたか……」
    静虎はどこか懐かしそうな表情を浮かべながら言う。
    「そうだったんだ。なんか、凄いね」
    「さて、私は夕飯の支度をするから、少しの間待っていてくれるかい?」
    「分かったよ」
    「さて、今日のメニューは何が良い?リクエストがあれば何でも言ってくれ」
    優希は元気良く答えた。「ハンバーグ!!」

  • 64スレ主22/05/17(火) 22:27:35

    静虎が家に帰って来ると、そこには優希の姿があった。
    「今日は遅かったですね」
    「ちょっと色々とあってね」
    静虎はそう言いながら着替えを始める。
    「そういえば、静虎さんに手紙が届いたんですけど」
    「俺宛の手紙?差出人は?」
    「えっと『キャプテン・マッスル』という方からの手紙よ」
    キャプテン・マッスルとは、世界最強の格闘家の1人であり、かつて静虎と共に戦った男である。
    「マッスルさんからの便りだと!?一体何の用件だろうか?」
    静虎は興味津々といった様子だ。「とりあえず読んでみますね」
    優希は封筒を開けると、中身を取り出した。

    ここからはAIに例のキャプマス構文を読み込ませて話を作らせていくんだ

  • 65スレ主22/05/17(火) 22:31:38

    「ええ~と、『私はキャプテン・マッスル
    このメールを見てる君は選ばれし者
    5000万ドルを掴むチャンスを与えられた強き者
    単刀直入に言おう
    日本にいるある青年をぶちのめして欲しい
    名は龍星
    隻眼のファイターで“突然変異の心臓”を持つ青年だ
    もちろんめちゃくちゃ強い
    龍星を殺すには徒手空拳でなくてはならない
    銃や刃物などの武器は使用禁止
    なぜなら万が一にも“心臓”を傷つけてはならないからだ
    なによりも“心臓”が大事なんだ
    ぶっちゃけこのガキの命なんてどうでもいいんだ
    “心臓”さえ生きていればなぁ
    さぁ腕に自信のある者は今すぐ日本に行け
    龍星を失神KOさせろ
    急げっ乗り遅れるな
    5000万ドルを掴むんだ
    “ドラゴン・ラッシュ”だ』だって」
    静虎は呆れたような顔をしてこう言い放った。「…………なんつーか、相変わらずクレイジーな野郎だぜ」
    「でも、どうして私達にこんなことを頼むのかな?」
    「さあ?とにかく行ってみるしかないな」

  • 66スレ主22/05/18(水) 06:26:57

    「ここか……」
    静虎と優希はある一軒家の前に来ていた。その家はまるで廃墟のようにボロボロであり、人の気配など微塵もなかった。
    「本当にここで合ってるの?」
    「ああ。間違いないはずだ」
    静虎は恐る恐るドアを開けて中に入っていくと、そこには異様な光景が広がっていた。部屋中に血痕のようなものが付着しており、壁や床などがズタズタに引き裂かれていたのだ。
    「うわぁ……。酷い有様ね」「確かにな」

  • 67スレ主22/05/18(水) 06:32:14

    2人が呆然としていると、「お前らが挑戦者か?」
    突然声をかけられた。2人は咄嵯に振り返ると、そこにいたのは骸骨のホラーマスクを被ったボディビルダーのような体型の大柄な男性であった。
    「アンタは?」
    静虎は警戒しながら尋ねる。
    「俺は『キャプテン・マッスル』。この家の所有者だ」
    「この家を?一体どういう事なんだ?」
    「実はよぉ、ある日いきなりここに誰かが押しかけてきて、いきなり暴れ出したんだよ」
    マッスルは忌々しそうに言う。

  • 68スレ主22/05/18(水) 06:33:24

    「それで、その人は?」
    「ああ、すぐに追い出してやったぜ。ただでさえボロっちい家が更に壊れちまったけどな」
    マッスルはそう言ってため息をつく。
    「それは大変だったね」
    「全くだ。ところで、俺が呼んだ理由をまだ話してなかったな」
    「そうだ。一体俺達を呼んだ理由は何なんだ?」
    静虎は真剣な表情で聞く。
    「まあ慌てるなって。まずはこの動画を見てくれ」
    マッスルはそう言いながらDVDを取り出す。そして、テレビにそれをセットすると再生ボタンを押した。

  • 69スレ主22/05/18(水) 06:34:31

    画面に映っていた人物を見た瞬間、静虎の顔色が変わる。
    「お知り合いですか?」
    「いや、初めて見る顔なんだが……」
    「あの、それじゃあさっきのメールは……」
    優希は不安そうな顔で尋ねる。
    「この男が関係しているんだろうな」
    「だが安心しろ。この俺が来たからにはもう心配はいらない。必ず龍星をぶちのめすさ」
    静虎は不敵な笑みを浮かべる。

  • 70スレ主22/05/18(水) 06:36:44

    その後、静虎と優希は廃墟のような一軒家から外に出た。
    「さて、龍星はどこにいるんだろうか?」
    「スマホで龍星を検索してみましょう」
    「龍星さんは『隻眼のファイター』として有名人だから、何か分かるかも」
    優希がスマホで調べてみると、意外なことにすぐにヒットした。
    「えっと、『長岡龍星、20歳。生まれつきの突然変異で心臓に致命的な欠陥を抱えているが、ある組織によって手術を施された結果、驚異的な身体能力を得ることができた』だって」
    「龍星は普通の人間とは違うんだな」
    「そうみたいですね」

  • 71スレ主22/05/18(水) 06:40:22

    「しかし、どうして龍星はこんなことに?」静虎は疑問を口に出す。
    「さあ?とりあえず、すごい有名人みたいだしSNSで呟いてみようかな?『#龍星 #隻眼のファイター #探しています』ってタグつけて投稿すれば反応くるかも?」
    静虎はため息をついた。
    「おいおい、迷子のペットじゃないんだから……」
    「でも、龍星さんを探す手がかりになるかもしれないよ」
    「それもそうだな……よし、やってみるか」
    静虎はそう言うと、スマートフォンを取り出して投稿した。

  • 72スレ主22/05/18(水) 06:44:07

    「龍星君を探している人です。もし心当たりがあれば教えてください」
    静虎はDVDに写っていた顔画像をカメラで撮影したことを思い出し、それを貼りつけて投稿した。「これでいいのか?優希」
    静虎が尋ねると、優希は嬉しそうに微笑む。
    「うん!きっと見つかるよ!」
    それから2時間後、静虎達は龍星の情報を求めてスマートフォンを眺めていた。
    「なかなか目ぼしい情報が見つからないな」
    静虎が疲れたように言う。
    「仕方ないよ。こういうのって、意外と情報が少ないものだよ」

  • 73スレ主22/05/18(水) 06:47:30

    その時、優希のスマートフォンに通知が届いた。「あ、返信きた」
    優希は早速内容を確認する。
    「えっと、この方なら知ってます。その人は、とある施設にいるらしいんですが詳しいことは分かりません」と書き込まれていた。
    優希は困ったような顔をする。
    「施設の場所は分からないのか?」
    「はい……。すみません……」
    「謝らなくて良いですよ。それより、情報提供ありがとうございました」
    優希は情報提供者に丁寧に礼を言う。
    「いえ、どういたしまして」

  • 74スレ主22/05/18(水) 06:53:53

    2人が帰ろうとした時、突然声をかけられた。「あ、あなたは……」
    2人が振り返ると、そこには先程出会ったマッスルがいた。静虎は警戒しながら尋ねる。
    「龍星について聞きたいことがあるんだが」
    マッスルは真剣な表情で言う。「龍星に?」
    「あの、龍星さんの事を知っているんですか?」
    優希が恐る恐る尋ねる。
    「ああ。実は俺、あいつの兄貴なんだ」「え!?」優希は驚きの声を上げる。
    「嘘だろ?」静虎も思わず声を上げた。
    「本当だ。ほら、これが証拠だ」
    マッスルは自分の免許証を見せる。確かに彼の写真は龍星と同じ顔であった。

    なにっキャプマスが免許持ち

  • 75スレ主22/05/18(水) 06:57:02

    「それで、龍星は今どこにいるんだ?」
    「それは俺にも分からねえよ」
    静虎は肩をすくめる。
    「じゃあ、何か知っていることは無いのか?」
    「そうだなぁ……。確か、龍星は少し前にこの先の山奥にある廃工場で目撃されたそうだぜ」
    「廃工場?」
    静虎は眉間にシワを寄せながら呟く。
    「ま、俺の話はここまでだ。じゃあな」
    マッスルは立ち去ろうとする。
    「待ってくれ。最後に一つだけ聞いても良いか?あんたはなぜ龍星の心臓を狙ってるんだ?」
    静虎の質問を聞いた途端、マッスルの目に殺気が宿った。

  • 76スレ主22/05/18(水) 07:04:24

    「そんなの決まってるだろう?」
    マッスルはゆっくりと口を開く。
    「俺は龍星に復讐するためだよ。俺がお前達を呼んだ理由は分かるな?」
    マッスルの言葉に、静虎と優希は無言でうなずいた。
    「龍星さんを倒すために私達の力を借りたいというわけですか」静虎が確認するように聞く。
    「そうだ。もちろんタダとは言わない」
    そう言って、マッスルは一枚の紙切れを2人に渡した。
    「これは?」
    静虎が不思議そうな顔をすると、マッスルはニヤリと笑う。「金だよ」

    ◇キャプマスが龍星に復讐する理由とは……?

  • 77二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 09:18:28

オススメ

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