- 1二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 13:41:31
レースを間近に控えて、必勝祈願のお参りを済ませたあと。
元来た方向へ参道を歩けば、行きには通り過ぎていた茶屋があって。
それを横目に眺めながら歩みを進めていると、トレーナーさんに声をかけられました。
「……せっかくだし、寄っていこうか」
やはり、よく観察しているようで、私があの場所を気にしていることもお見通しでした。
トレーナーさんは、少し待っててね、と言い残して、お店の方と一言二言。
やがて戻ってきた彼は、緋毛氈がかけられた縁台に腰を下ろします。
それを見てから、私は隣に。
「お団子を頼んできたけど、グラスもそれでよかった?」
「ええ〜もちろん。ありがとうございます」
目を瞑ると春の陽気が暖かく、息を吸えばかすかにお醤油が焦げる香り。
しっぽが揺れてしまうのは、決して食い意地が張っているからではない。
彼の隣で待っているだけの、この時間がいとおしくて。
お団子は楽しみでも、まだ来ないでほしいとも思ってしまうくらい。
「トレーナーさん」
彼の膝に手を添えれば、大きな掌に包まれる。
なあに、と優しく返事をする彼に――
「……今度来るときは、お饅頭にしましょうか」
次の約束を今から取り付けるなんて、少々攻めた手だったでしょうか。
でも、貴方と一緒に居たいという心の内は本物で。
また、勝利報告のときに。二人でお茶をいたしましょうね。 - 2二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 13:47:27
内容は良いのにスレタイがクソみてぇなセンスだからチクショウ!
- 3二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 13:51:11
あったよ!良スレが!
- 4二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 13:56:28
でかした!!
- 5二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 13:57:55
来たか?ウマ娘カテゴリにクソスレタイ良SSの波が
- 6二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 14:47:37
- 7二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 15:02:32
これは良い流れ
- 8二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 15:37:48
偽装良スレめ来やがったな!昼間っから釣りやがって!