- 1二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 18:50:25
注意!
実在の競走馬の恋愛をテーマにしたスレです
nmmn及びCP描写注意です
関係者の方にご迷惑が掛からないようにしましょう
SNSや他スレへの持ち出しも禁止です
nmmnを取り扱う上でのモラルを守りましょう
過激な性描写はお控えください
当然ですが、イメ損や実馬sageのレスは発見し次第削除させていただきます
過激な性描写(ヤンジャンに載せれないレベル)も同様です
すべての始まり
酷いよコント……|あにまん掲示板コントが私の事、ゴリラって言ってるの、ずっと前から知ってたんだよ…?ね、コント……私の目、見てよ…これでも私、ゴリラなの……?bbs.animanch.com前スレ
📞×♨️概念スレ part2|あにまん掲示板注意!実在の競走馬の恋愛をテーマにしたスレですnmmn及びCP描写注意です関係者の方にご迷惑が掛からないようにしましょうSNSや他スレへの持ち出しも禁止ですnmmnを取り扱う上でのモラルを守りましょう…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 18:51:44
>>1乙
- 3二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 18:53:39
前スレ落ちてしまったか
SS保管庫みたいなの作った方がいいかね? - 4二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 19:08:05
誰も立ててなかったら建てようかとおもってた!
たておつ〜!!
半日しか持たないからちょくちょく保守していきたいね…… - 5二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 19:09:10
とりあえず10まで埋めよう
- 6二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 19:09:27
埋め
- 7二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 19:10:49
📞と♨️、どっちが器用だろう
林檎とか梨とかむいてほしい埋め - 8二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 19:11:18
10まで埋めがてら書いてる途中の📞♨️同棲SS導入部を投下
朝5時。目覚まし時計をセットしている訳でも無いのに、この時間に目が覚めるのはトレセン学園時代に染み付いた習慣だ。
寝ぼけ眼を擦りながら上半身を起こすと、隣で幸せそうに眠る黒い髪と顔があった。
トレセン学園を卒業後、そのまま同じ系列の大学へと進学したデアリングタクトは、大学から徒歩圏内のマンションでの一人暮らしを始めた。
そしてその一人暮らしに何故か溶け込んでいる黒髪の牡ウマ。
トレセン学園卒業式の日、デアリングタクトはコントレイルから事実上のプロポーズを受け、同じ大学へと進学し勉学とドリームリーグでの活躍を条件にコントレイルと同棲する事を両親から許可された。
というよりは、両親が「コント君ならうちの娘を任せられるし、孫の顔も早く見せてくれるだろうからね」などと笑いながら適当な事を言っていたのだが。
しかしあくまで本分は大学生。完全に同居というのは良くないと2人で決め、それぞれマンションの別の階に入居したのであった。
しかし1年が経過した今では片方の部屋を解約し、完全に同居してしまっているのだから自分達の意志の弱さが恥ずかしく感じる。
恋人であり同居人となった以上、毎日同じ部屋で寝て起きる生活が当たり前。毎朝コントより先に起きてその寝顔を堪能した後、朝ご飯を作るのが日課だ。
パジャマ代わりのTシャツを部屋着に着替え、洗面台へと向かう。
置いてあるコップには2つの歯ブラシ。隣には男性用ヘアワックスと女性用化粧水が仲良く並んでいる。ヘアワックスはあまり使われていないのか、少し埃を被っているが。
「このヘアワックス使わないんだったら片付けなさいよね…」
そう愚痴をこぼしながら顔を洗い、キッチンへと向かう。
冷蔵庫の中には卵や野菜だけではなくにんじんジュースやヨーグルト、カットフルーツ、さらには昨日夕食にコントが作った自慢のカレーがタッパーに入っていた。
「朝からカレーはちょっと重いし…よし!」
食材を冷蔵庫から出すと、母親から一人暮らしを始める際に貰ったエプロンを身につけた。 - 9二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 19:12:51
「ふわぁ〜……おはようタクト」
大きなあくびをしながら起きてきたコントレイルは、漂っている香ばしい香りに気付いたのかキッチンを覗いてくる。
寝間着のTシャツと短パン姿ではあるが、背伸びをした際にチラリと見える引き締まったお腹に少しだけ色っぽさを感じるタクト。
「おはようコント、もう出来るからお皿と飲み物出しておいて」
「ほいほい、タクトはにんじんジュース?コーヒー?」
「コーヒーで」
コントが慣れた手つきでマグカップと皿を棚から取り出し、ダイニングテーブルへと並べていく。
マグカップをコーヒーメーカーの下に置くと、機械のスイッチを押した。
インスタントではなく、ちゃんとした機械式のコーヒーメーカーを用意したのはコーヒーには拘りがあるコントだ。
鼻をつく香ばしい香りが漂ってきた。こちらも完成したので皿に盛り付ける。
コントが棚にある食パンをトースターへと入れてダイヤルを回す。
「今日はベーコンと卵炒め、コンソメスープ、あとは昨日の残りのサラダね」
「おぉ〜、じゃあパンはジャムじゃなくバターの方がいい?」
「そこはコントにお任せでいいわ」
トースターが鳴るとパンを取り出し、2人の朝食が始まった。 - 10二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 19:13:32
「ねえタクト、今日はどうする?」
洗濯機に昨晩脱いだ下着やシャツを入れていると流し台で食器を洗うコントが聞いてきた。
「コントも休みでしょ?私はウチでゆっくりするつもりだけど」
「じゃあ僕も今日はゆっくりするよ、ゴミ出しはまだだっけ?」
「今日は燃えないゴミの日だからそこに置いてあるのお願い」
何気ない日常の会話。でもこうやって2人で生活していると、将来の予行演習のような雰囲気で楽しいものだ。
食器を洗い終えたコントが引き出しを探る。どうやら外に出る用の服を出していた。
ランニング用のシャツとハーフパンツ、アンダーウェアに着替える。
「そんな服装でゴミ出しって…どうせ走ってくるつもりでしょ?」
「さすがタクト、良くお分かりで」
仕方ないなあという顔でランニングシューズを履くコントにスポーツウォッチを手渡す。同棲を始めて最初のコントの誕生日に私がプレゼントしたものだ。
「じゃあ行ってくるね、多分1時間ぐらいで戻ってくる」
「はいはい、行ってらっしゃい」
ゴミ袋を持ちながら小走りで玄関を出ていったコントを見送り、溜まっていた洗濯物を片付け始めた。 - 11二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 19:14:26
洗濯物を干し終えると、リビングで軽くストレッチを始めた。
以前故障した足は既に完治しているが、怪我の再発だけは避けたい。だからこそ日頃からのマッサージとストレッチは念入りに行う。
テレビから朝の情報番組が流れている。今日の天気は曇り時々雨。まだ降っていないようだが今日は家でゴロゴロしよう。
テレビを眺めながらストレッチをしていると、玄関の扉が開く音がした。
「ただいま〜、ちょっと天気悪くなりそうだから途中で帰ってきた」
「おかえり、汗かいたならお風呂入ってきたら?」
「う〜ん…タクトが一緒に入るならいいかもなぁ…」
「はいはい、冗談はいいから」
少しだけ残念そうに脱衣所へと向かうコント。一緒に入った事は何度かあるが、そこまで広くないこのマンションの浴室だと2人で入るには少し狭い。
というより一緒にお風呂に入るのは大抵そういう事をする前か後なので、朝っぱらからというのは少し堕落しすぎてると思う。
シャワーの水音が響いてきた。コントはランニングから帰ってくると決まってシャワーを浴びてからキンキンに冷えた麦茶を飲むのだ。
今のうちに準備してあげよう。そう思い冷蔵庫の麦茶を取り出し、氷の入ったコップに注ぐ。
すると浴室の扉が開き全裸のコントが上半身だけ乗り出してこちらに叫んだきた。
「タクト!ごめんシャンプー切れてた!」
浴室の方を向くと、水が滴る上半身が目に入る。そういう事をする間柄だし、同棲を始めてから毎日のように全裸は見ているが、引き締まった体にドキリとする。
「ち、ちょっと!水びたしになるから引っ込んで!これ昨日買ってきたシャンプー!」
リビングに置いてあった詰め替え用のシャンプーを手渡す。
「ありがとタクト!」
コントは浴室に再び引っ込んだ。タクトは滴り落ちた水滴で濡れた脱衣所の床を見ながら、「自分で拭きなさいよね」と半分呆れていた。 - 12二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 19:14:47
とりあえずここまでです
- 13二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 21:22:08
良識のない私では消したほうがいいものとかわからないので、一回立てたけどすぐに消してしまった
とりあえず立て乙です
今度は落とさないように頑張りたいですね - 14二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 21:38:20
- 15二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 21:40:22
スレ再開と同時によい📞♨️小説がなだれ込んできた
最高じゃないですか……ありがとう - 16二次元好きの匿名さん22/08/24(水) 23:18:04
ゴミ出しついでに走ってくるのがすごくそれっぽくて好きだな
- 17二次元好きの匿名さん22/08/25(木) 03:25:38
同棲2年目なのに生活感が夫婦のそれ
- 18二次元好きの匿名さん22/08/25(木) 04:11:53
📞と♨️がただ一緒に日常を過ごすだけのSSがこんなに尊いんだな
ありがとう - 19二次元好きの匿名さん22/08/25(木) 07:28:46
新婚夫婦!もいいけど、熟年夫婦みたいなふたりも美味しそう。
それこれ指示語で通じ合うやつだ - 20二次元好きの匿名さん22/08/25(木) 12:04:01
- 21二次元好きの匿名さん22/08/25(木) 18:06:52
お互い同棲には慣れてきてが夜の方はまだまだ初々しいしベッドで一緒に寝るのはまだ少し顔が赤くなる
2人でスーパーに買い物行ったり一緒にレース中継の勝ちウマ当てしたりの
日常のちょっとした事で「一緒に生活してるんだなあ」って実感して嬉しくなる概念 - 22二次元好きの匿名さん22/08/25(木) 22:10:36
『おかえり、ご飯にする? お風呂にする? それとも自分?』のシチュ。
♨️にとっての復帰戦であるVMが終わり、復帰のお祝いをもらったりみんなで騒いだりしたその日、📞だけは姿を見せなかった。たしかに会場にはいたはずなのに、どこを探しても見つからない。疲れた身体に鞭を打ってメディア対応や復帰記念のささやかなパーティーを終え、♨️がひとり学園に戻ると、校門の前に、きょうずっと探していたシルエットがある。
「コンちゃん、探したんだよ」
「だとは思ってたけど」
「……そういうところ自意識過剰」
「でも間違ってないでしょ?」
「……まあ、そうだけど」
「さて、タクト」
「うん」
「ターフにおかえり」
「……うん」
「ご飯にする? お風呂にする?」
「えぇ……」
「それとも、僕?」
「……脈絡ないよ、コンちゃん」
「あと十秒で決めないと僕は選べなくなりまぁす」
「なにそれ」
「ほらほら、ご飯やお風呂でいいの?」
「……じゃあ、コンちゃん」
「じゃあって何さ、じゃあって」
「選んでほしかったんじゃないの?」
「タクトが選びたいんじゃないかって思ってたのにさ。……ほら」
両腕を広げる📞。疲れきった脚をもうひと吹かし。📞の腕の中に飛び込む♨️。 - 23二次元好きの匿名さん22/08/25(木) 22:11:07
「……ただいま」
「うん」
「私、戻ってくることが、できた」
「うん。頑張ったね」
「……帰ってくることが、できた」
「うん」
「私、まだ、走ることができるよね?」
「うん。タクトならできる」
「うん」
「おかえり、タクト。……君のターフへ」
緊張がとけて子どものように泣く♨️。あやすように抱きしめる📞。
こんな話をそのうち書きたい(希望) - 24二次元好きの匿名さん22/08/25(木) 22:50:09
いい概念に感謝……
お礼に概念置いておきますね
同棲した後、いってきますのチューかせめてハグで揉める夫婦漫才をするふたり。問答の末にハグになったけど、📞がしれっとキスして逃げるように出て行く朝があって、結局ハグしながらキスすることになって「なんかおかしいぞ?」となる♨️と目論みどうりになり満足そうにする📞の概念 - 25二次元好きの匿名さん22/08/26(金) 00:24:47
- 26二次元好きの匿名さん22/08/26(金) 05:43:18
街もやや寝静まった夜、リビングのソファに腰掛ける2人。何もない日にはテレビを見ながらお茶を啜り、雑談に興じるのが日常となっていた。
「ねえ、コント」
話の隙間にできた無言の時間に、口を開いたのはデアリングタクトだ。
「どうした?タクト」
隣に座るコントレイルはタクトの言葉に素早く反応した。
「ねえコント、私のこと……どれくらい好き?」
「え!?う~んとねぇ……」
突然の質問に驚くコント。ただここで茶化す返答をしてはいけないことは、経験と直感から即座に感じ取った。
一方でタクトが発した質問だが、自身の名に刻まれているような、何らかの戦略や意図といったものは一切存在していなかった。
ただ直前まで流れていたテレビの話題がそれだった。それだけ。ただそれだけである。
2人の出会いから10年以上、学園の卒業と交際開始から5年、同棲を始めて3年。そろそろ結婚の話も出てきそうな頃合い。
今更どの程度好きかを尋ねても、望んでいる答えが返ってくることはタクト自身が一番良く知っていた。
「む~……」
「なんでそんなに考え込んでるのよ」
予想とは裏腹に、なかなか答えを出さないコントに困惑するタクト。
何十秒にも感じるような僅かな沈黙を、コントが破る。
「どれくらいって言われると難しくて」
「別に簡単な言葉で良いのに」
「でもちょっと思い出したことがあってね。一緒にJCとか模擬レースとか走ったでしょ?」
思いもしない展開にタクトは頷くしかない。
「そのレースにタクトが出ていなかったら?ってことは何パターンも予想できるし考えた。でも、そもそもタクトと出会ってなかったらどんな人生を送っていたかなあってことは、たまに考えようとしても思い浮かばないんだよねぇ」
思いがけない言葉に、コントの方を向いていたタクトは、恥ずかしさで顔を赤らめながら逸らし、更に俯く。コントには決して顔を見られないように。 - 27二次元好きの匿名さん22/08/26(金) 05:43:35
「そんな訳で、上手い言葉では説明できないけど、タクトは僕の人生そのものなんだと思ってる。そのくらい好き……ってことでいい?」
「……ほんっとコントって、キザなことばっかり言うわね」
「えぇ~?でも本当のことだし、本当にそう思ってる」
三女神様に誓って。そう一言添えるコントの方を向かないようにタクトは立ち上がった。
「わかった、わかったから……ありがと……お風呂入って来るわね」
「いってらっしゃ~い」
お互いお風呂から上がったら、私からも好きってちゃんと言わなきゃ。そんな事を考えながら、脱衣所へ向かうタクト。
その耳と尻尾の揺れが隠しきれない嬉しさを表していたことは、ソファから眺めるコントだけが知っている。
- 28二次元好きの匿名さん22/08/26(金) 05:45:46
過去スレ含め上質な作品達を読んでいるうちに感化されて書いてしまいました
SSを両手で数えられる程度しか書いてない人間が勢いで書いたため、多少のおかしい点はご容赦ください
長文お目汚し失礼しました - 29二次元好きの匿名さん22/08/26(金) 07:32:55
最初のスレからだけどこの組み合わせには何かSSを書かせたくさせるオーラでもあるのだろうか
おつでーす - 30二次元好きの匿名さん22/08/26(金) 12:22:31
嬉しいのが尻尾と耳に出ちゃうタクトかわいいね……
素敵なSSをありがとうございます - 31二次元好きの匿名さん22/08/26(金) 17:06:22
表面上は冷静だけど尻尾は正直な♨️かわいすぎ…
この後ベッタベタに甘える♨️とその可愛さで顔緩みまくりの📞も見たい - 32二次元好きの匿名さん22/08/26(金) 22:03:40
📞♨️きぶりババアになりたい
幼馴染組で偶然迷い込んでしまった彼らと仲良くなってお茶とかお団子とか出してあげる近所のウマミミのババアになりたい
すごくまったりした時間を過ごす中で女の勘で📞が♨️に気があることに気づいてしまってそこからニコニコしながら二人がいつくっつくかと元担当トレーナーの旦那と予想し合いたいしそれはそれとしてみんなを平等に可愛がりたい
トレセンで一勝しかできなかったからあんまりいろんなことは話せないけれど、聞かせてってせがむ彼らにおんなじ話を繰り返して呆れられてもいい
それで中学にあがってしまったからめっきり来なくなってしまった彼らを道の掃き掃除をしている最中にたまに見かけて挨拶する程度の仲になってしまって、でも着々と成長している彼らを見守りたい
テレビを見て彼らが立派になったことを知って満足してから死にたい - 33二次元好きの匿名さん22/08/26(金) 22:43:59
まごうことなき怪文書
- 34二次元好きの匿名さん22/08/26(金) 23:09:18
近所のウマミミ……なりたいな……自分は📞の故郷であるお山の麓にある定食屋の女将がいい……(現役時の勝鞍は丹頂S)コンプボンフェが元気いっぱいにご飯食べるからおまけしたり大盛りにするんだ……でも学園に入学するからって地元から旅立つ彼らを見送るんだ……それであるとき、📞が、見たことのある女の子を連れて帰ってきてるのを見かけてアラアラウフフしたい。定食屋に寄ってくれたら通ってた当時と同じくらいに大盛りにするし、♨️にもデザートとかおまけしちゃうんだ……そして連名のサインを色紙にもらって店の家宝にするんだ……
ちなみに画像は📞の地元(?)のWINSで撮影したコンタクト(過激派の発言)
📞の地元なので📞のヒーロー列伝はたくさん貼ってあったけど、♨️も並べてくれてたから思わず激写してしまった。 - 35二次元好きの匿名さん22/08/26(金) 23:41:19
📞と♨️のぬいぐるみ欲しいと思っていたら両方とも在庫調整中でした…
2人で📞の地元に行って📞のポスターが沢山貼られてる中で、📞♨️のポスターが並べて貼ってあるのを見つけたときの2人の反応が見たい - 36二次元好きの匿名さん22/08/27(土) 06:29:23
雑誌に♨️の特集グラビアが掲載されていて、📞はそれを隅から隅まで目に焼き付ける
♨️に「何見てるの?」と聞かれて慌てて取り繕うために他のページめくってそれを見られる
ジト目で「へぇ〜、そんなにおっぱい大きいのが好きなんだ」っていじってくる
でも実際は♨️以外には大して興味もなく、♨️にこの格好して欲しいみたいな想像ばかりしてる📞
付き合いだしてからは「可愛さが全然伝わらない、僕が撮影した方がマシ」って理由で雑誌の写真にケチつけて♨️が顔真っ赤にしてそう - 37二次元好きの匿名さん22/08/27(土) 14:00:09
こんにちは。前スレの26-30とか99-100を書かせていただいておりました。続きを投稿させてください。
――――
何かが違う、気がする…。上手く言えないけれどさっきまでとは何かが変わってしまった。廊下を歩いているときも、道路を歩いているときも、家に着いて一階で話していたときも、コントはもっと…なんだろう、もっと"近かった"気がする…
私は何かやってしまったのだろうか、はしたない娘だと思われたとか。それとも……いけない、一度悪い方に考えると止まらなくなってしまう。落ち着いて…もう追いかけっこは要らない。何があったか振り返って―――
沸かしたてのお湯でインスタントコーヒーを淹れて、残ったお湯はポットに注いで。マグカップを2つ、ちっちゃなお盆に乗せて階段を上がった。コントがいる部屋、つまり私の部屋の前に到着する。…しまった、両手がふさがっているのでドアを開けてもらうしかない。
私は少しだけ息を整えて、部屋の中へ向かって声をかけた。「コントー」うん、自然な声が出せた「開けてー」中からゴトトっと音がして、ドアノブが下がり、ちょっとだけ隙間が空いて廊下にいる私がドアのぶつからない位置に立っていることが明らかになると扉が完全に開いた。
「ありがと」なんだかたったこれだけのことにも照れてしまう。部屋の中に男の子がいて、私の方が招き入れられるなんて。私は彼の前を通り部屋に入った。「おかえり」「――っ」
(いきなりボソッと言うしー!「ただいま」って返せばよかったの!?)彼が小声で変なことを言うものだからリアクションをしそこねた。結果的に無視したみたいになってしまう
お盆を丸テーブルの真ん中に置き、さて…あれ、彼はどこに座っていたのだろう。そういえばクッションなどを渡さなかったな、失敗だった
「いただきます」彼は迷っている私の左側に来ると立ったまま上半身だけ屈めて腕を伸ばし、カップを手に取って私が立っている位置の斜め向かいに座ってしまった。部屋の壁にほど近い。元々そこにいたの?でもなんだか…
(遠い…)こんな小さな丸テーブルで何を言っているのかという話だが、私がこのまま座れば彼との間には人が2人ぐらい詰めて座れる程度の空間が空く。 - 383722/08/27(土) 14:01:05
並んで歩いていたときはあと一歩、いやあと半歩、といったぐらいの距離で、腕を組むのは流石にまだそんな…と思っていたが――いや、もちろんコントの方から肩でも抱き寄せてくるならそのときは別だけど、勿論事前に一言欲しいけど、でもやっぱり実際にその状況に直面しないと分からない、けど多分
……とにかく。
物理的にそういう距離感だったし、屋外から室内に移ったのだからむしろもっと近づく可能性もあると思っていた。おかしいだろうか?
「座らないの?」コントが声をかけてきた。含みもなく、本当にただ疑問だから質問したといった風情だ。私は反射的にそのまままっすぐ着座した。コントは私に近い側、つまり右足の膝を起こして座っている。右手にカップを持って、少しだけ掲げて頭をちょびっと下げた。ありがとうというジェスチャーだろう、私も慌ててカップを持ち、アチチと思いながら両手でちょいっと掲げ返して見せた。コントはニコニコしていた。
違和感に抗って、座ったまま少しだけにじり寄る。コントは離れこそしなかったけど、目を細めがちにして、視線が分かりづらい。右手はカップを持ったまま、テーブルの上だ
――振り返ってみて分かる。やっぱり違う、これは…これは他所向けのコントだ。例えば記者さんの質問に答えるときや、先生から激励と言う名のプレッシャーをかけられたとき。クラスに来た後輩の子から呼び出され、何かを渡されて受け取るとき。そういう、人目があるときのコントだ。そこそこ優等生で外面がいい、ファンサービス精神は見せるがどこか掴みどころのない『コントレイル』だ。
急にどうしたんだろう……今日はなんだかコントが積極的で、私も一緒に居たくて…考えた結果、彼相手には"引く"のが効果的だと思った。だから私はもう目一杯後ろに下がって、今や自室である。渡せる領地は全部明け渡してしまったし、コントもついてきてくれた。それもただ流されたという感じではなく、私に興味を向けていたと思う
…………まあその、いささか私の頭がピンク色な思考に染まってしまってはいたかもしれないが、何せ相手はむっつりコントであるし…
そう、さっきまではそう思っていたのだ。彼らしくないけど緊張してる、とかだろうか?"引き"すぎて引かれた?それとも「他のコの時の経験を生かして」…とか……
- 393722/08/27(土) 14:05:29
「良い豆を使っているね」「…インスタントだよ」「良いインスタントを使っているね」「ッフ 何それもう」冗談も言ってくる。口数が増えるほどやり取りが表面的になる気がする。思えばさっきの「おかえり」も、何かサプライズ狙いというか、あざとい
ダメだ、勝手に一人で不安になるべきじゃない「ちょっと待ってて。何かお菓子探してくる。甘いのは平気だよね?」強制的に思考を遮断して立ち上がった。いいのにーなんて呑気ぶった声が聞こえたが、とんでもない、これは自分のためのインターバルなのだから
またキッチンに下りて棚を探す。チョコクッキーがあった、ちょうどいいのでこれにしよう、袋を開けてお皿に広げ……なんだか無性に苛立ってきたな。女の子がここまでしてるんだぞ???なんで私の方がこんなにやきもきしないといけないんだっ
大体、あのヘラヘラした態度はなんなんだっ、みんなにはあんなのがウケるのか?みんなじゃなくて今目の前にいるのは私一人なんだぞ。私はああいうのより、言葉は少なかったけどさっきまでの帰り道とか、私の手を放さないぞって、「やだ」って言ったときのコントの方が
…とにかく!!……一回落ち着こう。手元を見ると、なぜかクッキーの個包装(開封済み)が3つも置かれていた。これではとんだ食いしん坊だと思われてしまう…急ごう
15分ぐらい前に、僕は「一周廻って冷静になった」と思った。過去形なのはつまり2周目に入るまで15分程度しか持たなかったということである。むしろよく15分間も我慢したと自分を褒めたい、いややっぱり責めたほうがいいのかもしれない、抵抗したせいで余計大変になったとも取れるからだ
なんだかえらく時間をかけてお菓子を用意してくれたタクトは、先ほどとは違って一人でドアを開けて部屋に戻ってきた。その時点では「つまみ食いでもしてた?」なんて軽口が言えたし、ギクっとした反応を見て笑えたのだから安心していた。大丈夫だ、普通におしゃべりができる、自分を宥めなくてもいい、と
クッキーの皿をテーブルに置いた彼女は、どういうわけか僕の後ろをクルっと通って左側に来た。彼女が座る瞬間僕の膝に一度手を着いたものだから、僕は左膝を立てることができなかった。そのまま彼女は至って自然に僕の左に収まる。足が押し合いになり…こっちが負けた。左足をあぐらの形から前に伸ばすとタクトはその分更に詰めて座った
- 403722/08/27(土) 14:07:31
タクトが僕の前に身体を割り込ませるようにして手を伸ばし自分のマグカップを引き寄せる間僕はピクリとも動けなかった
「…どうしたの…?」なんとか普通の声で聞けた、と思う。「ずっとこっちだったから」だそうだ。そう、だから手をつないでいた時のことを思い出してしまう…むしろ今の方が近い
落ち着け。まずはちょっとだけ座り方を変えて…腰を下げ前傾気味になった。左手は自分の左ももの上に逃がそう。何か悪さをしてしまわないように、それにいざという時に隠…いやなんでもない
(3.1415…926535…、3.1415926535…、3.1415926535…、3.1415926535…)先ほどお菓子を待っている間に円周率を検索して暗唱できる桁数を増やしたのだ。こんなに早く活用するとは思わなかったが
タクトの顔をこっそり伺うとまあ結構な赤さだ。自分で照れてるんじゃないかよもう!!わ、分からない、どうする?!
デアリングタクトは、とにもかくにもポジションを取ることに成功した。やっぱりマーク相手との位置関係は大事だ。もちろん、距離も。あの三角形に立てられた右足も、テーブルから降ろされない右腕も、それ自体がコントレイルの一部ではあるのに、自分と彼とを隔てる壁のようでとてももどかしかった。
だから流れるように彼の左側に滑り込めたのはとても良い判断ができたと自画自賛するぐらいである。ほとんど密着するような距離になってしまったのは壁が近いのだから仕方がない、コントレイルが彼自身でその位置に座ったんだから仕方がない。つまり自分は進んで壁とテーブルとコントレイルに挟まれる形を作ってしまったわけだ。このポジション取り、本当に成功なんでしょうか?
心臓の音がうるさいが、コントレイルがソワソワしているのも感じ取っていた。"肉を切らせて肉を切る"ぐらいのことはできたらしい、ならばえーっとそう、目的は……
(ここからどうすれば「可愛い」って言わせられるかな…??)正直コントレイル側はそれどころじゃないのだが、デアリングタクトに心が読めるわけではない以上これもまた仕方がないことなのだ
「えーっと…何か動画でも見る?」とりあえず彼女はウマホを開きウマチューブを立ち上げることにした。レースとか猫動画とか…それならあんまり喋らないでも済むし、その間に考えよう。コントレイルは曖昧な言葉と共にただ頷くだけであった
- 413722/08/27(土) 14:12:02
- 42二次元好きの匿名さん22/08/27(土) 16:59:00
飛行機雲をみてコントを思い出すタクト
- 43二次元好きの匿名さん22/08/27(土) 17:39:17
良いインスタントを使っているねまでは耐えられたけど2度目の抵抗あたりで耐えられなかった……良い……ニコニコしちゃった……
- 44二次元好きの匿名さん22/08/27(土) 17:49:50
デートで集合時間より早く着いた♨️
ふと空を眺めたときに飛行機雲が目に入って📞の事を考え出す
そのうち📞が到着して♨️を見つけるけど♨️は気づかなくて
じっと空の雲を眺める♨️の姿を可愛いなあと思いながら声をかけずに見つめる📞
>>42を見て思い浮かんだので置いておきます
- 454222/08/27(土) 20:42:47
44さんのとは違うんですけど、飛行機雲のやつで思いついたんで投げます
未成立の📞♨️ このあとくっつく予定
「……あ」
コントだ。
私は空を断つように刻まれた飛行機雲を見ながら思った。コントレイルが飛行機雲という意味だからだろうか。私はずっと昔から飛行機雲を見つけるたび、コントのことを思い出す。
「ふふ」
私はスマホを空に向ける。まっすぐに走る白い線はやっぱり、なんとなくコントに似ている。
今ではもう習慣のようなものだ。飛行機雲を見かけるたびに写真に収めている私は、きっと少しおかしいのだろう。今のを飛行機雲のアルバムに入れる。スマホを持ったのが10年前ぐらいだから、このアルバムはだいたい10年分の飛行機雲が入っていることになる。アルバムを眺めていると思い出が蘇ってくる。私の名前を呼ぶ声が聞こえてくるような気がする。あの笑顔を思い出せる。私の過去が鮮やかに色づいていく。スクロールするたびに。
思い出し笑いをしながらスクロールすると、一番最初に撮った画像にたどりついた。はっ、と息を飲むように遠のいていく輝きに目を瞑りたくて、スマホの電源を落とす。
「……飛行機雲なら、突っ切ってよ」
ふと空を見上げると、もう飛行機雲は消えてしまっていた。 - 46二次元好きの匿名さん22/08/27(土) 22:48:37
壁と体の間に挟まりに行くのカワイイ
家のイヌみたい - 47二次元好きの匿名さん22/08/28(日) 03:36:12
📞♨️一緒に寝たとき先に目覚めた方はもう一方が目覚めるまで寝顔を眺めて幸せに浸る概念
- 48二次元好きの匿名さん22/08/28(日) 05:39:10
普段は♨️の方が早起きだけど因子継承(意味深)した後は📞の方が先に起きてあどけない♨️の顔でキュンキュンしてる概念
- 49二次元好きの匿名さん22/08/28(日) 11:18:51
♨️、📞の寝顔すきそう
- 50二次元好きの匿名さん22/08/28(日) 20:27:21
Part2の最初投げたSSの一応続きですが多分単品でも読めます
捏造レシステンシア、レイパパレ、ウインマリリンが登場します
前回のあらすじ
日高での認識:娘の婚約者が金銭的支援を名乗り出た
鳥取での認識:息子が初恋拗らせた挙句相手の財政難に漬け込んで娘さんと婚約した
掃除は完璧。普段は掃除機をかけて終わりだが、今日はちょっと気合を入れて雑巾も掛けた。ぴかぴかしているフローリングは心なしか嬉しそうだ。お気に入りのティーセットを引っ張り出して、テーブルに並べた。
今日来るのはレイパパレ、ウインマリリン、そして言い出しっぺのデアリングタクトの3人。タクトとはこまめに連絡を取っていたし、パパレとはちょくちょく会っていたが、女優業で忙しいマリリンまで来れるとは思わなかった。マリリンのインスタに載せられてもいいようにちょっと奮発していいところのケーキまで買った。はしゃいでいる自覚はある。でもそれだけ同期に会えるのは嬉しいのだ、現役時代は一々感染症を警戒しなければならなかったから余計に。
すると、軽やかなチャイムが鳴った。インターホンを確認すると3人が勢揃いしていた。
「はーい、今あげるよ」
直接玄関に声を掛けると、「ありがとー」とドアの向こうから声がする。鍵を開けると、「久しぶり」とマリリンが手を振って入ってきた。その後ろから「おひさー」とタクト、「お邪魔します」とパパレ。
「久しぶり〜、マリリン来るから奮発して高いケーキ買っちゃったよ」
「ほんと? あたしも仕事のコネ使って濡れせんべい買ってきたよ。タクトこういうの好きっしょ」
「こういうジジクサイの好きなんだよね」
「これはわたしから。みんなが用意してくれたのに比べたら霞んじゃうけど、クッキー焼いて持ってきたよ。レシスちゃんフルーツ好きだからフルーツと迷ったんだけど、日持ちしないからジャムクッキー」
「え、パパレのクッキーじゃん! 懐かしい、色々思い出すなあ」
「お見舞い行った時にレシスが泣きながら食べてたよね」
「あれみんな見てたの!? 絶対食べたら泣くと思ったからみんな帰ったなと確認してから食べたのに」
「タクトちゃんが『やっぱりレシスともう少し話したい』って言うからもう一回様子覗きに行ったの」
「やば、はっず」 - 51二次元好きの匿名さん22/08/28(日) 20:28:05
「はいこれ、私から。多分お茶菓子はみんなが持ってきてくれると思ったから紅茶。みんな平気だったよね?」
「平気平気。お、アップルティーじゃん」
「わたしも。レシスちゃんはフルーツティー好きだったよね?」
「うん、ありがと〜」
お土産をレシスに渡す度に、代わる代わるハグをしていく。全員とハグをしたところで「洗面所借りるね」と一番この家に出入りしているレイパパレが手を洗いに行った。タクトとマリリンがその後をついていく。
レシスはその隙に電気ジャーでお湯を沸かし、大皿にマリリンの持ってきた濡れせんべいとパパレの持ってきたクッキーを持った。単体ならフォトジェニックになりそうだが、合わせることで面白い絵面になる。それにちょっと笑ってテーブルに置くと、3人が部屋に入ってきた。
「美味しそう」
「紅茶はもうちょいでお湯沸くから待ってて。ケーキはいつ出す?」
「どうする?」
「わたしはいつでもいいよ」
「あー、これからメイクするから、先食べちゃったほうが色々気になんないよね。今お願いしていいかな?」
「りょ」
タクトに言われた通りにレシスはケーキを皿に盛っていく。アイランドキッチンのカウンターに取り分けたケーキを置くと、各自が自分の分を取って行った。そうこうしているうちにお湯が沸いたので、大きなティーポットにタクトの持ってきた茶葉を入れた。ヴェルトがいつか20期のみんなにお土産で配ってくれた砂時計をひっくり返す。
「今やってるドラマで、マリリンちゃんすごく高いところから紅茶注いでるでしょう。あれって本当にやってるの?」
「あ、気になる気になる」
「やってるよ、紅茶注げなくてリテイクは気まずすぎるから練習してるよ」
「すご」
「流石プロだね」
「え、やってやって」
「いいよ、任せて」
砂時計の砂が完全に落ち切ったところでカウンターにティーポットと人数分のティーカップを出すと、マリリンはそれら全てをテーブルに下ろし、ティーポットを構えた。最初は低く、傾きを大きくするにつれ高く掲げ、最後にはまた低く。それを4回繰り返し、それぞれの席の前に置いた。
「すごい、めっちゃ綺麗」
「量もきっちり等分されてる」
「匠の技だなあ」
同期からの賛辞の言葉にマリリンは得意げに鼻を鳴らし、席に着いた。
「食べていい?」
「いーよいーよ、どうぞ」 - 52二次元好きの匿名さん22/08/28(日) 20:28:43
マリリンの質問にレシスが承諾すると、真っ先にタクトが濡れせんべいに手を伸ばした。それを微笑ましく見ながらパパレがケーキを一欠片頬張り、その美味しさに目を輝かせた。レシスはクッキーを一枚食べ、美味しかったので次は二枚取った。「相変わらず食べるね〜」とマリリンが揶揄うように言う。
それぞれ思い思いにお菓子を摘んで、紅茶を飲んで一区切りついたところでレシスは本題に入った。
「で、今更メイクを教えて欲しいなんてどうしたの?」
「実は」
実は今回の言い出しっぺであるタクトの話はこうだった。
タクトとコントが結婚を前提としたお付き合い(ここでの前提とは本当の意味での前提である)をしているのは周知の話である。そしてその内結婚するのだろうなということもまあ大体周知の話ではあるが、お付き合いと結婚ではレベルが違う。恋人から婚約者にステップアップするにあたって、お互いの家族に報告しようという話になったそうだ。
「私の方はお父さんとコントは仲良いし、なんならコントが引退して今の仕事について以来ずっとの付き合いだから問題ないんだけど」
「え、何あの男そんな前から外堀埋めてたの?」
「こわ〜、執念すら感じるね」
「タクトちゃん、困ったらいつでもわたしのおうちきてね」
「そんなコントは怖くないよ。私のこと好きだから、絶対私にひどいことできないもん」
多分無自覚なんだろうけどしれっと惚気おったな……レシスはそう思ったが黙っておいた。
問題はコント側の親族である。コント側の親族、つまり英雄の一派は色々数が多い上複雑で、血のつながりもよく分からない感じになっている。実はレイパパレもその1人だ。そして長年その英雄一派をまとめ上げてきたのは英雄本人とその娘のジェンティルドンナである。
「出た、第4代トリプルティアラ」
「英雄の長女だね」
「わたしも一応英雄一派だけど、あの方はやっぱり格が違うよ」
「そんな人に挨拶に行くんだからメイクぐらいちゃんとできるようにならなきゃって」
なるほど、経緯はよく分かった。
タクトは今繋靱帯炎から復活した貴重なモデルケースとしてスポーツ医学研究に携わる傍ら講演会に出席する日々を送っている。普段は化粧をせずとも良いし、講演会ではメイクさんがメイクをしてくれるのだろう。 - 53二次元好きの匿名さん22/08/28(日) 20:30:32
「普段コントの前では化粧してないの?」
「ファンデーションつくからやめてって何回も言ってるのにコントがひっついて来るから面倒臭いし化粧やめたんだ。服汚れたら誰が洗濯すると思ってるんだろう、もう」
そこで接触禁止にするわけではなく、化粧をやめる方を選ぶあたりまんざらではないのはお察しである。世代トップが家ではベタベタしていることが思わぬ形で発覚してレシスは微妙な気持ちになった。向かいの席のパパレも微妙な顔をしている。
「義姉に挨拶に行くんだったら、ナチュラルメイクかな」
「肌綺麗だし白いからあたしとしてはバッチバチに盛りたいけど、まあそうね」
「ナチュラルメイクって一番難しいけど、タクトちゃん大丈夫?」
タクトは口元をきゅっと結んで黙った。彼女は不器用なタイプである。
「タクトの手先の器用さ考えるとアイラインは省略して代わりにアイシャドウ入れた方が良いだろうね」
「うん、正直その方がありがたい」
「シャドウの色は? ブルベ夏だし淡い青みピンクいっとく?」
「私もブルベ夏だからいくつかわたしの試してみるのはいいと思う」
「ていうかそもそもタクトは何持ってる?」
そう言われてタクトはバックからポーチを一つ取り出し、中から一つ一つ化粧品を出していく。日焼け止め、MISSHAのクッションファンデーション(モイスチャー)明るい肌色、CLIOのアイパレット#06、ヒロインメイクのマスカラ、UZUのEYE OPENING LINERのグレイ、KATEのリップモンスター13。
「これあたしがタクトの誕プレにあげたやつじゃん!」
マリリンがアイパレットを指して信じられない!と言わんばかりに声を上げる。
「うん、可愛くてお気に入り」
「そうじゃなくて、何年使ってるの! アイシャドウの使用期限は大体3年、もうこれ6年は使ってるでしょ」
「え、3年でなんて使いきれないよ!」
「使いきれなくても肌荒れたら困るでしょ」
顔を商売道具にしている女優にいわれるとタクトは反論できない。
「多分このラインナップ、友達に勧められた奴をドラッグストアで買い揃えた感じじゃないい」
「なんでそんなことまでわかるの?」
「やっぱそうだと思った。ていうかそんなノリなのにちゃっかりリップモンスター入手してるのずるい、わたし探し回ったけど全然見つからなかったのに」 - 54二次元好きの匿名さん22/08/28(日) 20:32:12
レシスが当時の連敗記録を思い出し唇を尖らせると、こともなげにタクトが返す。
「それはコントがくれた奴」
レシスは思わずマリリンとパパレの顔を見た。さしものマリリンも顔をを引き攣らせているし、パパレは開いた口を手で覆っている。レシスは耐えきれなくなって叫んだ。
「ぎゃー! だいぶ前から貢がれてる!」
「おっも、いやおっも」
「貢ぎ方がガチだね……」
「…………そんなにこれ高いの?」
思い思いに恐怖心を顕にする3人を見て、恐る恐るといった風にタクトが切り出す。いや、値段の問題ではないのだ、これは。
「値段はそんなに高いものじゃないよ。一応プチプラの部類だし」
「ただ口コミで超評判良くて、めっっっっっちゃ売り切れるの早かったの」
「さっきも言ったけどわたし行く先々で探したのに結局買えず終いだったからね? なのにコントが入手できたってことはそれ以上に何個も回ったか、或いは入荷の情報に入手して朝から並んだか……。いずれにしろかなりの時間費やしてるからね」
「お金じゃなくて時間貢いでるのがガチすぎて怖いよ。しかもマスクで見えないのに」
「むしろタクトがマスク外ししたときに誰かが『あれ、口紅つけてるの? 意外』って言うことを狙ったと思う」
「何何何、マスク外すほど親密な相手が出来なかったら万々歳、万が一出来てもマウントとれるってこと?」
「どんな生き方してたらそんな恐ろしいこと思いつくの……」
「そんなことが……」
周囲の阿鼻叫喚をBGMにタクトはリップモンスターを掲げ、
へにょり、と幸せそうに笑った。
「ぎゃー! 完全に堕とされてる!」
「これで怯えられない程度に惚れ込ませたのは素直にあの男の手腕を称賛するわ」
「タクトちゃん、身の危険を感じたらいつでも連絡してね」
「大丈夫だって」
へへへ、とタクトが幸せそうに笑うので、非常に苦い顔をしながらそれ以上の追求は辞めた。基本我らが女王が幸せならそれでいいのだ、多分。
マリリンはこほんと咳払いをして話題を戻した。
「化粧品の話に戻すけど、どうせ買うんだったら店で色々助言もらいながら買いなよ。それかコント連れてってあの男に選ばせるとか」
「リップモンスターの評判知ってるくらいには色々分かってるだろうからね」
「とりあえず今回はベースメイクだけでも練習しよっか」
そう言ってパパレは自分のポーチを摘んだ。ポーチのサイズからして違う。 - 55二次元好きの匿名さん22/08/28(日) 20:32:39
タクトはブンブンと頷いた。化粧云々より、その素直さで十分気に入ってもらえるのでは? とレシスは思ったが言わなかった。
英雄の長女がなんだ、トリプルティアラがなんだ。私たちの女王だって、神威啟示の長女で、トリプルティアラだ。タクトはありのまま、そのままでいい。そうも思いはしたけど、レシスはタクトの好きな人のために変わろうとする誠実さも好きだった。
だからただ微笑んでケーキを頬張った。 - 56二次元好きの匿名さん22/08/28(日) 20:33:03
化粧に関しては詳しくないので雰囲気でやってます! 許してください!
- 57二次元好きの匿名さん22/08/28(日) 21:04:47
乙ですー
自分もお化粧の詳しいところは分からぬですが、これは📞の方も同期連中に惚気まくってることだけは察する - 58二次元好きの匿名さん22/08/28(日) 22:17:12
ナチュラル惚気連発♨️とナチュラル愛が重すぎる📞は夏バテによく効く…
- 59二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 07:00:12
「フンフフフ~ン♪」
「彩Phantasia?お気に入りなんだね」
「うん!3回ともセンターで歌ったからね」
「ちょっとわかるかも。そろそろボンドとトレーニング行ってくるね」
「……離さない ゆずれない 逃がさない 渡さない───ふふっ」
「……ブルッ、悪寒が」
「コント風邪でもひいたプボ?」 - 60二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 07:01:54
独占欲強めなトリプルティアラ♨️概念とその文章化です
- 61二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 07:02:58
📞が親父になんて打ち明けるかで悩んでそう
当の本人は「男なら男らしく一生幸せにする覚悟持つプイ、それはそうとタクトちゃんは並走好きかい?」って言ってそうだけど - 62二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 11:08:14
コント重い概念きちゃったな...
マイブームになってしまう - 63二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 18:31:51
📞は恋愛感情の自覚が早いので幼馴染の♨️にはおそらく初恋だし、まあ拗らせわね
- 64二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 20:20:39
- 65二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 20:21:48
原作要素強めにするとプイさんはコンちゃんデビュー前に亡くなるけどね……
- 66二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 20:35:02
初恋拗らせると大変だからね
でも父プイに♨️にプボ他友人全員は終始和やかに話を進めてそう
📞にはもう少しの間だけ拗らせたまま皆の手のひらで踊ってもらいたい - 67二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 21:09:04
初恋だからか♨️への依存度が常軌を逸してて、普段のプレッシャーから解放されて家に帰るとベッタベタに甘える📞はアリ
そのままなし崩しでベッドに向かっておっ始めるけどその時だけは大種牡バの遺伝子が目覚めて逆に♨️がトロトロにされそう - 68二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 23:22:13
夏場でも普通に♨️ちゃんにくっついて寝ようとして拒否られる📞くんはアリ
多分3日後にはエアコンが最新式になってる - 69二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 23:34:25
暑い~暑い~って言いながらも♨️に抱きつきに行く📞と
文句を言いながら引き剥がそうとはしない♨️ - 70二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 23:59:28
「ねえ、暑い」
「んー」
夜も冷えない季節になってきたというのに、コントはいつもこうだ。私だって、甘えられるのはやぶさかではない。優等生なくせして変なところで不器用な彼なりの愛情表現だとわかってるし、そういうところがかわいいなとも思える。……時と場所を弁えてくれれば、だけど。さすがに気温30度近くの部屋で、抱き枕にされるのはしんどい。
「エアコン壊れてるの知ってるでしょ」
「んー」
「寝れないんだけど」
「僕はタクトと一緒じゃないと寝れない」
「うっ……」
……なに今更、少女漫画のヒロインばりにキュンとしちゃってんの私。そうやってうまいこと流されて、昨日も一昨日も寝付けなかったんでしょーが。耐えろ、私。
「コントのせいでずーっと睡眠不足なの、私」
「タクトは一緒に寝るのいや?」
「いやじゃ、ないけど……エアコン直すまでは我慢して」
「やだ」
ぐっ……上目遣いはズルだと思うなあ!さっきよりも抱き締め方が強くなってるし、離す気ないなこの彼氏。
あー……もう。
「……わかった。おいで、コンちゃん」 - 71二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 00:05:42
素敵な概念だったので、初めてSSを書いてしまいました
コン×タクトは素晴らしい - 72二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 00:08:53
- 73二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 04:58:27
絆されて今日もまた寝不足になっちゃうタクトいいね…
良SSに感謝 - 74二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 08:24:40
「さむ……」
「また壊れるとはね……」
夏に続いて、まさか冬でも。修理という形で一時を凌いでいたけど、エアコンそのものがもう限界なんだろう。
寒さには比較的強い僕らとはいえ、これからが冬本番というタイミングでのこれは、なかなか身にこたえる。明日は二人ともオフだし、電気屋にでも行こ……ん?
「タクト?」
「……寒いから、だから」
「まだなにも訊いてないよ」
くいっと、腕を引かれる感覚。そちらに目をやれば、少し顔を赤らめて、露骨に目を合わせようとしない彼女がいた。別にいじめてやろうなんてつもりはないのに、わざわざ言い訳するのが愛おしい。
でも、タクトの方からスキンシップをしてくるのは珍しい。普段なら、ベッドに入って少し時間を置いてから、僕がそれとなく身体を寄せていって──というのがほとんどだ。人肌が恋しくなっちゃったのかな。
「ほら。タクト」
「……ん」
もう片方の腕を広げてこっちにおいでと促せば、二つ返事で寄ってきて。
エアコン、しばらく買い換えなくていいかもな──なんて思ってしまう自分は、まったく現金なやつだ。 - 75二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 08:28:12
コンちゃん視点と冬バージョンが見たかったので
これからもちょいちょい書いていきたいですね - 76二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 10:00:13
♨️可愛すぎか〜?
もしかして♨️甘えるの下手くそだったりするんだろうか - 77二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 12:22:51
♨️は無自覚デレはするけど、自ら甘えに行くのはあんまり上手じゃない気がしますね
- 78二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 18:05:53
このレスは削除されています
- 79二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 21:15:04
- 80二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 21:19:34
天才じゃん(天才じゃん)
- 81二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 23:06:59
素晴らしきイラストに感謝
- 82二次元好きの匿名さん22/08/31(水) 06:18:02
- 83二次元好きの匿名さん22/08/31(水) 11:57:28
今日も素敵な創作物に感謝の♡押し
みなさんすごいです…… - 84二次元好きの匿名さん22/08/31(水) 18:07:16
- 85二次元好きの匿名さん22/08/31(水) 18:33:17
実馬がかわいいので滅茶苦茶似合うのかもしれないけど、肩幅とか膝とか手とかが男って感じだといいな……
萌え萌えキュンを擦り続けるプボもいるのかもしれない - 86二次元好きの匿名さん22/08/31(水) 18:36:13
男子の仲良しグループの一人のカノジョが現れたときのノリ最高ですね
タクトちゃんは可愛いのも好きだと思うよ! - 87二次元好きの匿名さん22/08/31(水) 20:37:30
コンちゃんのやけくそ萌え萌えキュンをしれっと録画するボンド…
後日あの時の動画を送って欲しいってタクトちゃんがボンドにこっそり頼んでたらかわいい - 88二次元好きの匿名さん22/08/31(水) 23:17:04
逆のパターンで♨️が男装執事喫茶やるってなったらオープン1時間前から待機してそうな📞
メイド喫茶の場合は「そんなスカート短いのはダメ!胸元も出すぎ!禁止!」で服を📞が没収して参加できなくするけど実は後で自分と2人きりの時に着てもらうつもりだったりする
その場合着るだけで尊死しかけて萌え萌えキュンやった瞬間に「可愛すぎ!犯罪!萌え萌え罪で有罪!僕の前以外じゃ絶対やったらダメ!」って悶えてそう - 89二次元好きの匿名さん22/09/01(木) 06:23:04
休憩時間のたびに行ってそう……。そして必ず♨を指名してそう……。
- 90二次元好きの匿名さん22/09/01(木) 06:36:01
パパレ「まったくあいつはどんだけアンタにゾッコンなのかしら」
タクト「こっちが聞きたいわよ…1時間に1回は見に来てるし」
レシス「いや貴女も昨日コント達のメイド喫茶に行って2時間帰ってこなかったでしょ」
アメリア「んでボンドに撮影頼んでたし、ずっとスマホ見てニヤけてたし」
マリリン「ほんとこのバカップルは場を弁えないわね」
タクト「うぐぅ………」 - 91二次元好きの匿名さん22/09/01(木) 12:20:50
このレスは削除されています
- 92二次元好きの匿名さん22/09/01(木) 12:28:11
男装喫茶と女装メイド喫茶、教室2つ並べるか一部屋区切ってやって欲しいな
「トリプルクラウン・ダブル」っていう特性ブレンドを頼むと2人が並んで写った写真が付いてくる - 93二次元好きの匿名さん22/09/01(木) 12:48:29
カラオケデートして、お互いのクラシック曲を歌わせる📞×♨
格好良く歌う♨にドキドキする📞と、恥ずかしがりながら歌う📞にドキドキする♨ - 94二次元好きの匿名さん22/09/01(木) 14:53:38
お互いに意識しあいながらもこの関係が好きだから一歩踏み出せない葛藤という幼馴染特有の甘酸っぱさ最高すぎるな
📞と♨️もそうなってて毎レスごとに死にそう - 95二次元好きの匿名さん22/09/01(木) 16:00:08
普段は積極的にスキンシップ取る📞が不意打ちで♨️にキスされて事態が飲み込めずにポカンとしてたら
♨️が「いつもコントばっかでずるい」と赤面しながら上目遣いで拗ねる
それに理性の糸切れた📞が長々とディープキスするも、それを同期達に目撃されて1週間イジられ続ける2人 - 96二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 00:23:51
幼馴染として過ごしていたけど、ある日色々(要想像)あってすごく際どい状況になり、流されかけたところで「これ以上は恋人同士がやることだから」と理性が勝つのは📞♨だとどっちかな?
- 97二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 06:49:08
互いに自分から相手に矢印が伸びているのに気づいたときの📞♨️
手を繋ぐのがやっとの距離感から勇気を振り絞って一歩距離を縮めた(先に進んだ)瞬間の📞♨️
初めての夜、緊張と不安と恥ずかしさで一杯だった心を愛情と幸せでぐちゃぐちゃに上書きする📞♨️
見たい📞♨️が波のように浮かんでしまったので過激にならないよう気を付けて文章化してみたいですね……
あとこのときの📞はまだヘタレで奥手な気がする - 98二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 07:38:52
お互いのスマホの壁紙が三冠達成のゴールの瞬間
同期から「いくら付き合ってるとはいえそれは重い」って言われるけど本人達は「えっ?だって一番格好良い(可愛い)じゃん」って程度の認識
他にもお互いのグッズ(本人限定の非売品含む)を通学鞄に付けてたりする
同期からは「無理矢理バカップルのイチャイチャを見せられてるこっちの身にもなれ!」と定期的に怒られる - 99二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 10:11:24
無敗三冠ペアってことで世間的には囃し立てられたりするけれど、お互いにとってはそこまでアイデンティティーでもなく、そういえば2人ともそういう記録持ってたな、ぐらいだと嬉しい
- 100二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 17:09:30
📞は初期はヘタレだけど付き合うに連れて余裕綽々になってスパダリになる
- 10137です文字数がギリギリ22/09/03(土) 00:08:40
う、上手くいかないぃ……あの後いくつかレースの動画を一緒に見て、このレース凄い競り合いだねとかこんな展開は怖いなあとか話して、まあそれ自体は普通にできたのだ。日常的な行為であることに助けられた。近すぎて顔を合わせることもできなかったけれど。で、1つ下の子たちはESTやUSAとかって呼ばれてるんだって、なんて話題にもなった
「ソダシちゃん本当に真っ白でキレイだよね…」と何気なく振ってみると、コントは「あー…目立つよね」ぐらいのリアクションだった。き、気を使われている?「コントは…真っ黒だよね」子供か?「プボもだよ。同じ青鹿毛」「私もっ」「うん。知ってる…タクトはちょっと茶色だよね」「…うん」はい。
猫動画も犬動画も、とても癒されたし可愛かった。こちらに対してはコントは遠慮なくカワイイと言っていたが、思ったより間が持たず、結局頃合いを見てコーヒーをお代わりする名目で腰を上げることにした。再びインターバルだ。少女漫画なら頭でも撫でられるんだろうか。それとも『君の方がカワイイよ』みたいな台詞が?うーん
へとへとだったが、立ち上がり際に思い出して「そうだこれ使って」とクッションを渡した。私の座っていたところにも忘れず敷く。お願いだからここにいてと念じて。もう一回同じことは多分、できない
カップにお湯を注ぎながらネコちゃんワンちゃんはカワイイって言ってもらえていいなあなんて思ってしまった。実際可愛いから別に文句なんて無いんだけど…いいなぁ……
私にあの時言ったのは慰める為だけだったんだろうか。実は他に好きな人が…いや、さすがにそんな不誠実な奴じゃないと思う。つまり…私は…うぅ~
お盆を持って部屋に戻る。足音が聞こえたのか、今回は私が部屋に着く前に扉が開いた。コントがまた外面モードに戻っていたらどうしようなんて心配してしまったけど、大丈夫だった。私の方を見ている。…?なんか視線が…上手く言えないけど疲れてるっていうか、困ってるみたい?
「おかえり」「たっただいま」今度は…正面からはっきり言われた
あ、あれー?アイスコーヒーにすればよかったかな。なんか暑くない?私はそそくさとテーブルに着いてしまう。クッションの位置は動いてない。だから私はお盆を置いて…自分から、奥の方に座った。コントが近づいてきて、右隣に座る。こうして私は出入り口から遠い側に、壁の方に追い詰められる
- 1023722/09/03(土) 00:09:26
コーヒーのお代わりを持ってきたタクトは、なんだかちっちゃくなった気がした。ちょっと俯き気味で、背筋が曲がって、両手は膝の内側でもじもじしている。お皿に立てかけられたウマホはまた適当な動物動画を流しているが、多分ほとんど見ていないだろう。僕も斜め後ろからタクトを見るついでで視界に入れているだけだ。じっくり見すぎかな、視線に気づかれてるかな、でも誤魔化す余裕もない
「これ、さっきも見たよね」「えっ?ああ、そうかも…飛ばす?」「いや、いいよ。…可愛いし」「…そうだね」子猫が、画面外から伸びるおもちゃに翻弄される様子が映っている。きれいなヒラヒラが近づいたり離れたりしていたら気になるよな、分かるよ。確かこの後、おもちゃを隠されてしまって、最後にヒラヒラが消えていった隙間の前でずーっと待ってるんだっけな
今さっきタクトが部屋を出たときに、もう一回"発散"しようとしたけど大して効果がなかった。どうしようもない。タクトには…今日はもう初めての面をたくさん見せてもらった。部屋の内装とか手の感触とか、まあそういう点もあったけど…それよりも照れながら笑う顔や、普段より子供っぽくふるまうところとかが
…タクトは僕のことをどう思ってるのか、なんかもう誘われてるんじゃないか、いやいや自意識過剰は恥ずかしいぞとすら思ったけど……僕の懐にこんなにスルスル入ってきた割にその後は大人しくなってしまう。僕の反応を見てからかってるってわけでもないだろう、本人も見たところいっぱいいっぱいだ
複雑に考えることは無いのかもしれない―――例えば、彼女は単に僕の興味を惹きたいだけなのかも。もしそうなら狙い通り、僕は彼女に興味津々だ。効果的過ぎて少々困っているくらい―――そう、彼女の心の内について確証は得られない。でもじゃあ、僕の心は…
(もう少し一人で考えたい)彼女を傷つけたりはしたくない、けどこのままただ時間を潰してカレーをご馳走になってさようならでいいのか?
「ゴメンちょっと…トイレ借りるね」「あ…うん」さっさと立ち上がって部屋を出る。なんだかタクトの声はホッとしているように聞こえ、もしかして怖がらせたかな、なんて思った
- 1033722/09/03(土) 00:09:58
ガチャリ。と、部屋のドアが確かに閉まるのを見届ける。無意識に深呼吸をすると、まだほんのりコントの匂いがした。コントも緊張していたのかな?……どうしよう、彼はどれぐらいで戻ってくるだろう。彼の座っていたクッションと、マグカップを眺める。コーヒーは半分ぐらい残っていた。やっぱりアイスにすればよかったな…ちなみに私の方は全然減っていない。喉はカラカラのくせに。ほどほどにぬるくなっているのでガブりと一口飲んで、むせた。
彼が部屋を出てよくわかった。暑かったのは…熱かったのは部屋じゃなくて視線だ。私は縮こまって動けなくなってしまった。……彼が次に戻ってきたとき、どんな目をしているのだろうか。それ次第で今日この後のことは全部決まってしまうのだろうか…
今日彼との最初のやり取りで考えたことが思い出される。手を取られ、涙を拭かれ、髪を撫でられ…彼のお人形みたいになってしまった。あれはあれで決して悪い気分ではなかったけれど……
ウマホは連続再生でまた動物動画を流していた。子猫が大型犬の前足にちょっかいを出している。これもさっき見たなあ…そう、最初は犬の方が子猫にされるがままだったけど、そのうち子猫の方を向いて2匹の目が合う。犬が鼻を近づけると子猫がびっくりして…ダーっと走ってまた戻ってくる。犬が顔を背けると猫はまた前足にちょっかい出し始めて、犬の顔が子猫の方を向くと子猫は逃げ出す、で、また戻ってくる。繰り返し。
動画はその場面しか映ってない、この子たちはこの後仲良くなれたのかな。犬は何をしようと思って猫の方を向いたんだろう。猫はその足の何が気になるの?お互い相手のことが本当は怖い?動物同士の微笑ましい一幕という感じで紹介されているけど、この子たちはすれ違いを続けているんだと思うと、いつか2匹のタイミングが合いますようにと願いたくなった
……押してダメなら引いてみろって、それは手段であって目的じゃないよね。可愛いって言われたいと思ったって、都合よく全部察してくれるわけないよね。自分にできることは結局自分のことだけで、目的地は自分で決めないとどこにたどり着いても文句は言えなくて…
(コント、ごめんっ!)私は扉まで移動して部屋のカギをかけた。ちゃんと説明するから。今はほんのちょっと時間が欲しい、勇気を出す時間が
- 1043722/09/03(土) 00:12:47
(3.1415926535…、3.1415926535…、3.1415926535…)冷静に…お父さん、僕は紳士でいたいです
(3.1415926535…、3.1415926535……よし)決めた。好きになったって言おう。めちゃくちゃ不器用というか、お前流されてるだけじゃないのかってツッコミが聞こえる気がするけど、どうせ今日帰ってもタクトのことが頭から離れないだろうし明日自然に顔を合わせられる気がしない。今日言わなくても、じゃあいつ好きって言えるのかと悩むことになる
だから今日。…フーっと息を吐く。そしてようやくトイレを利用して、手を洗い、個室を去る。さてどうしようかな。…このまま衝動に任せてすぐ思いを伝えても「こいつトイレ帰りに告りやがった」なんて思われちゃったら嫌だな…しかもちょっと時間をかけてしまったからウ〇コだったと疑われるかもしれない。いや別に小学生じゃないんだしウ〇コしてきたと思われてもいいんだけど、(ウ〇コ直後に好きとか言われても…)みたいなリアクションを受けたら多分あれだ、さすがの僕でも寝込むかもしれない
…冗談はさておき。何か雰囲気を考えないとな…晩御飯を頂いた後?……よさそうだけどサブプランにしよう、そこまで行くともう後がない。まずは部屋に戻ったら…またタクトがちっちゃくなっていたら可哀想だから、彼女の様子をよく見て。必要なら部屋の広い方に引っ張り出したい。
あの座り方はとても密着出来て、考えてみればとんでもなく贅沢な悩みかもしれないけど…2人とも緊張して上手く話せなくなってしまう。
それで、そうだなあ。もしまだウマチューブを見るなら、さっきは避けてた自分たちの出走レースを流させてもらおうかな。僕はもう何十回も隅々まで見たしタクトも同じだろう、でも多分僕の一番かっこいいところが映ってるから。例えば…あの菊花賞もジャパンカップも、頑張ったんだよ。たくさん、考えなきゃいけないことや不安なことがあったけど、君に置いて行かれたくなくて、君に勝ちたくて。走るときそう思ったのは嘘じゃない。
それで…あれ、その頃からなのかな?やっぱり今日からかも?分からないけど、タクトのこと…
と、部屋の前だ。考えすぎてもいけない、ふーっと一息。ドアノブに手をかけて―――扉には鍵がかかっていた。
「っ!!?!!!?」めちゃくちゃびっくりした。頭が真っ白になった
- 1053722/09/03(土) 00:16:20
あれ?部屋を間違えた?いやそんなことはない。じゃあ追い出された?…何がいけなかったかな。やっぱりさっきの声、あれは怯えてたんだろうか。視線が危険人物のそれだったとか?あああ、僕は思いあがってたのか?軽くちょっかい出したらなんか思いつめた雰囲気だし告白されたりしたら面倒だから…みたいな?
被害妄想が止まらない。数秒のうちに自分が世界で最も価値のない男になったような気さえした。「タ、タクト?」と、言おうとしたんだけど意識に身体が付いていかず。辛うじて口から空気が出ただけだった
「あっコントっもう戻ってきちゃった?ゴメンね!」部屋の中からタクトの声が聞こえた。「制服のままだとちょっと…疲れちゃって!着替えてるの!終わったら開けるからっ」
………なんだそういうことかーー!というか着替え中か。それは危なかった。唾を飲み咳払いして喉を復活させる。「ゴメン、ノックぐらいするべきだった」「いいのいいの大丈夫、すぐだから」ジャージかな?僕もよくやる。部屋着として楽だからね洗濯用に複数着持ってるし
ええと、あれ、なんだっけ、何しようとしてたんだっけ?ああそうだ告白…その前にタクトが委縮してないか…でも着替えてるぐらいだし平気かな?むしろ僕の方がちょっ…ちょっとだけ休ませて…
とかなんとか考えていたら、ガチャリと音がして、開けるよーという声が聞こえてきた。僕はドアの正面に立ってしまっていたので慌てて少し下がる。扉を開けて出てきたタクトはジャージではなく、何やらもこもこしたでっかいパーカーかワンピースみたいな服を着ていた。ニーハイソックスは履いていなくて、靴下はこれまたもこもこした、くるぶしまでのやつだ。当然太もももからその間は全部生足である。
「お、おかえり…」はにかみながら彼女はそう言った。僕が繰り返したから真似ということだろうか。辛うじてただいまと返事した…気がするけど自分でもよく聞こえなかったので自信は無い。
それで…ええと、あれ、なんだっけ、何しようとしてたんだっけ…?まずはタクトの様子をよく、みて…あの、白っていうか、クリーム色と、あとピンク色の。縞々で、いつもより内股気味で、ちょっと恥ずかしそうで…片手で口元を隠してるけど、袖が少し余って指だけ出てる、髪の毛はざっくりした三つ編みみたいで、先端は青いリボンで、ぜんぶ不意打ちで
きっと世界一可愛いんだと 思いました
- 1063722/09/03(土) 00:19:00
こんばんは。今回はここまでです。毎回縦幅を頂いてしまいすみません。
- 1073722/09/03(土) 01:02:23
脱字ありましたすみません。真ん中ぐらいの"普段より子供っぽくふるまうところとかが"の後は「知れてよかった」です。
- 108二次元好きの匿名さん22/09/03(土) 07:18:11
この📞、部屋着♨️にやられてやがる…
- 109二次元好きの匿名さん22/09/03(土) 16:26:49
20歳になってお酒飲めるようになったら意外と弱い♨️がふにゃふにゃになってるのを📞が介抱
前後不覚のまま「コントぉ〜チューしてぇ〜いつもやってりゅでしょ〜にゅふふ〜❤️」とキスをせがむ♨️とその可愛さに悶絶しながらおでこにキスする📞
酔いが覚めた後でその時のことを📞に聞かされて布団にくるまって恥ずかしがる♨️
「でもタクトのもっと可愛いところは僕だけが知ってるから、主に夜の方で」と耳元で囁きながら背後から抱きしめる📞 - 110二次元好きの匿名さん22/09/03(土) 22:37:37
- 111二次元好きの匿名さん22/09/04(日) 00:14:21
あっタクトのアホ毛描き忘れた…ごめんねタクト…
- 112二次元好きの匿名さん22/09/04(日) 01:13:42
- 113二次元好きの匿名さん22/09/04(日) 01:50:18
- 114二次元好きの匿名さん22/09/04(日) 04:58:35
♨️の方が恋愛感情の自覚早くて無自覚📞のスキンシップに一々ドキドキするのか
📞の方が早くから恋愛感情こじらせてて無自覚♨️に独占欲出して困らせるのか
付き合いだしたら前者は♨️デレッデレ、後者は📞がベタ甘な気がする - 115二次元好きの匿名さん22/09/04(日) 14:55:26
両片思いぐらいが一番尊い
- 116二次元好きの匿名さん22/09/04(日) 18:17:21
じゃあ両片思いの妄想を置いておこうかな
愛してるゲームをして内心凄い恥ずかしいし嬉しいしちょっと悲しいんだけど、ウマミミとしての闘争心が働きすぎ、ガチの「愛してる」にて勝利を収めるタクト
勝者の特権をえたタクトはコントにパンケーキを奢らせることにするが、結局デートだと気づいてガチ照れする回 - 117二次元好きの匿名さん22/09/04(日) 18:36:11
- 118二次元好きの匿名さん22/09/04(日) 21:04:03
「貴様ー!それでも無敗の三冠馬かー!」「男ならゲームに頼るなー!」って揶揄わられて、「うるせー!俺は完璧じゃないからいいんだよ!」っと謎の逆ギレかます📞っすか。良いっすね……。
- 119二次元好きの匿名さん22/09/05(月) 04:00:15
無自覚♨️と恋愛感情拗らせ📞、♨️は自覚した瞬間にこれまでのアプローチ思い出して悶えてそう
「あんなに積極的にボディタッチしてきたって事はつまりそういう事よね!?」みたいに - 120二次元好きの匿名さん22/09/05(月) 13:26:22
両片思いっていうのはつまりこんなに好きなのは自分だけなんだろうな…っていう状態なわけで、自分が愛されてる自信が無いとも言えるわけで、仮に恋人同士とかになった後もありえるわけですね
長い時間を過ごす中で自分が相手から大事にされてるなぁって実感できるタイミングがあるといいですね - 121二次元好きの匿名さん22/09/05(月) 22:16:23
📞♨はどうしてこんなに甘酸っぱいアオハルしてるの……好き……。
- 122二次元好きの匿名さん22/09/06(火) 05:02:07
恋愛不器用♨️とヘタレ主人公系📞の相性良すぎるからね
一線超えたらこれまで溜まってたのが全部爆発する - 123二次元好きの匿名さん22/09/06(火) 14:55:41
襲い受けとロールキャベツとはよく言ったもので
- 124二次元好きの匿名さん22/09/06(火) 19:46:31
デートの時の服装選びで半日悩んで比較的大人しい服装で行くも📞がかなり格好良くキメて来てたせいで少し落ち込む♨️
じゃあ今から買いに行こうって手を引かれて店に行って店員に薦められるがままに割と露出多めの攻め気味のを試着
📞がその場で万札ビターンしてお買い上げしてデート再開するも周りから「あの子めっちゃ可愛くない?」って視線向けられて📞イライラ
帰り道で♨️が「服ありがと、でもなんかこういうの着たこと無くて恥ずかしいわね」ってモジモジする
その仕草で抑えていた感情爆発させて路地裏でキスする📞と「その…これ以上は帰ってから…」で火に油注いじゃう♨️ - 125二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 02:10:49
デート中で既に掛かり気味の📞と無自覚に据え膳を据える♨️いいね…
📞の方は♨️宅へ帰りを急かす素振りは見せてないつもりでも尻尾とか口調でバレバレだったりして - 126二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 10:29:24
- 127二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 16:56:43
「っ!」
「ちょっとコント!まだ玄関でしょ!」
「………」
「お風呂もまだだし…」
「だめ」
「ちょっと…んっ!…」
「一日中我慢した、もう無理」
「そんな事言われても知らないわよ!ってそこに手を入れるな!」
「その格好で誘ってくるタクトが悪い」
「んっ!………もう仕方ないなあ、ベッド行く?」
求められて渋々だけど実際は少しだけ📞に荒々しく求められたかった♨️概念
- 128二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 22:04:20
そうやってすぐイチャコラ始めるバカップルさぁ…
もうちょい節度というものは無いのかい?無いなら無いで結構なので思う存分イチャコラしやがれ - 129二次元好きの匿名さん22/09/08(木) 06:02:12
隠れ狼系📞と被食者願望持ち♨️の相性良すぎでしょ
誘い受けでも📞はいつも優しくしてくれるけど時々📞の理性を♨️が更に破壊しに行くんだ
はよ一緒に住まえ - 130二次元好きの匿名さん22/09/08(木) 06:55:03
このレスは削除されています
- 131二次元好きの匿名さん22/09/08(木) 07:05:40
自覚無しで誘惑する♨️とそれに耐えながら悶々とする📞、結局プッツンしちゃった📞がきっちり据え膳頂く
事後は♨️が怒るも途中からは自分もノリノリだったせいであまり強く言えず、逆に📞の胸の中で抱きしめられて「そういうところが本当にズルい」と思いながら顔をすり寄せる♨️
この後は熱を帯びたままの♨️の色っぽさで📞にまた火がついてしまってそのまま朝までしっぽりコースだな - 132二次元好きの匿名さん22/09/08(木) 13:36:51
2人とも可愛い系って感じの見た目してるけど意外と熱情的な性格してるってギャップがよき
- 133二次元好きの匿名さん22/09/08(木) 17:54:35
「あっ、コントおかえり〜」
「ただいま〜ってちょっ!タクトなんて格好してんの!」
「ん〜?いいでしょ別に、さっきトレーニングから帰ってきてシャワー浴びたばっかなのよ」
「っ………タクト」
「ん?どしたのコント?機嫌悪いの?……っひゃあっ!」
「そんな格好で寝そべるのは男にとっては目の保養…ごほん毒なんですけども」
「ちょっと!だからって太もも触らないでよ!んっ…」
「これが僕じゃなかったら真っ先に襲われてるところだよ?」
「ひゃっ!…手入れないでって!…んむっ!」
「んっ…ぷはっ……分かった?」
「はぁ…はぁ…分かったわよ…」
「よろしい、じゃあ罰として続行するからね」
「ってちょっと待って!せめてベッドで…あっ…」
同棲📞♨️
♨️がTシャツ1枚で下履かずにゴロゴロしてる所に帰ってきた📞がプッツンしちゃうお話でした - 134二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 03:52:40
📞の前でだけだらしない姿見せる♨️も、♨️にだけは普段の優等生の仮面外して1人の男になる📞もよき…
- 135二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 05:01:37
📞の前で下履いてなくても狼狽えないあたり
さては長いこと同棲してるなこの二人… - 136二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 15:16:32
普段はショタ声なのに二人きりの時だけ低音イケボになる📞
- 137二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 16:20:51
逆に♨️はお風呂上がりの全裸📞見て平静装ってるけど実際はうっとりしてそう
- 138二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 18:53:33
2人きりになった時だけ見せる表情とかあると良い
守ってあげたい感情が溢れて菩薩のような微笑みの📞とか、ひっついて離れたくない時に上目遣いでおねだりする♨️とか - 139二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 03:50:53
肝心な時だけスパダリ化する📞格好良すぎかー?
- 140二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 12:33:47
そういえばコンちゃんはディープ一族だとかなり下の世代だけどタクトちゃんはエピファの初年度産駒なんだよね
私はここに二人の弟属性と姉属性を提唱したい - 141二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 13:21:36
- 142二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 14:32:52
普段は📞優位だけど追い詰められたときだけ見せる弱々しい表情に庇護欲掻き立てられる♨️
♨️が姉さん女房でしっかりしてるが実は甘えたいし📞は守ってあげたくなる
どっちでもアリ - 143二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 16:50:42
「ねえコント! また靴下ほっぽってたでしょ!? 毎回毎回……っ!」
「ごめん、ごめんてタクト〜!」
「それ前回も聞いたんだけど!? 何度言えばわかるの!」
みたいに普段はずっとぎゃーぎゃー喧嘩してるけど、ピトッて寄り添いながらテレビを見てたりするようなイチャラブ同棲ケンカップルしてほしさがある - 144二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 17:23:42
一人で部屋の片付けをしているとトレセン学園時代の服が出てきて試しに着てみる♨️
その最中に帰宅した📞が目撃したのは成長したせいでヘソ出し&ギリギリ見えないレベルのミニスカというコスプレ風◯寸前の姿
「ど、どうかな?久しぶりに着てみたけどちょっとキツいかも…」と言われて悶えながらサムズアップする📞
もちろんその後しっかり頂いちゃった📞が♨️に後でしっかり怒られる - 145二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 21:57:53
成長後♨️はE〜Fの美巨乳でお尻はしっかり大きめだとよき
164cm、87-59-89ぐらいを想定してる
📞は168cmぐらい - 1463722/09/10(土) 22:50:20
こんばんは。>>105の続きを上げさせて頂きます
―――
(うぅ…すっっごく見られてる気がする)さっきよりも熱い。自分から発熱してるのもあるだろう
コントは「ただいま」と言ったきり黙ってしまった。言葉に困ってるのかな…似合ってなかった?確かに初めて着たけど、でもイトちゃんたちも可愛いって言ってたし……じゃあ見惚れてる、とかっ?
多分現実には10秒程度、けど体感ではもっとずっと長い間、爪先とドアノブの間で目線をうろうろさせていた。今日は時間がよく伸び縮みする、着替えてる間はもう大急ぎでも全然足りなかったのに
…部屋にカギをかけてすぐ、私はクローゼットに突撃した。つまりこうだ、服を着替え、そして自分から聞く。「可愛い?」と。コントのことだからよっぽどでなければ可愛いと返すに決まっているんだから自分から聞きに出ればいいのだ。けど流石に突然変な恰好はできないし、ちゃんと自分で可愛いと思えて、違和感のない服装は…
最近イトちゃんたちと買った部屋着がある。一緒に買い物してたら彼女がとてもふわふわな部屋着を見ていたので気になって話しかけたのだ。なんかあまりに可愛い系で私には向かないんじゃないかと思ったけど「まぁまぁ。一つぐらい持っていてもいいんじゃないでしょうか~」と勧められて…男性はこういうのがお好きな方もいらっしゃるようですし…それに触ったら気持ちよさそうじゃありません? と、どこか遠くを見つめ目を細めるイトちゃんは、一種妖艶なようにも見えた
…誰か好きな人がいるのかな?レシスちゃんはあたしパースって興味無さそうだったけど、パパレちゃんは試着したら凄く似合ってて妖精みたいだった。私は別に具体的なことは……いやもういいいや。はいはいコントのことがちょっとだけ頭を過りましたよ、でも本当にちょっとだけ。だって部屋に呼ぶ予定なんてなかったし。まあでもあのとき2人と一緒に買ってよかった
結局今日まで一度も着なかったけど、おかげで新品そのままだ。一応カギをもう一回確認してから、制服を脱いでクローゼットに突っ込み、例の部屋着を着てみる。
いわゆる萌え袖…に、裾が結構長くてショーパンが隠れてしまうのでなんかこう、あ…あざとい…うぅ~タイツ履けばよかった?というかこういうのはいっそコントが着てそうじゃない?
(………って違う。今は自分のことを考えないと)正直恥ずかしさはあるけどこれなら…
- 1473722/09/10(土) 22:51:56
ガチャっとドアノブが音を立てて背筋が伸びてしまった。わー!何分経ったんだろっ。もう少し待ってくれるかな?落ち着いて…「あっコントっもう戻ってきちゃった?ゴメンね!」頭のリボンを解いてみる。癖のある髪が憎い…もっとサラッとしてたらなあ…暗い声にならないよう努めて喋った「制服のままだとちょっと、…疲れちゃって!着替えてるの!終わったら開けるからっ」返事は無い。私変なこと言っちゃった?もういちいち彼の反応が気になって仕方ない
「ゴメン、ノックぐらいするべきだった」ちょっと焦りの滲む声だった。なんだそういうことか。律儀な奴、私が後ろ向くと見つめて来るむっつりなくせに…キッチンだってついさっきだって。後ろと言えば、首の後ろは男の人がグッとくるポイントらしい
「いいのいいの大丈夫、すぐだから」もう髪型に悩んでる時間は無い。急いで髪をまとめる。で、寝るときに下敷きにならないように……先端は小さいリボンで結んで肩から前に流した。首に手を当てるとうなじが露出しているのが確認できる。耳に当たるからとフードの無いタイプを選んだのも、偶然だけど結果オーライだ。
急いでいなければもっとじっくり整えられただろうけど…変じゃない?大丈夫?深呼吸をする。覚悟を決めてカギを開け、外のコントに声をかける。ドアを開けるとコントと目が合って…びっくりしているんだろうな、とは思った
で、今である。そういえばまだ例の質問をしていなかった。どうしよう変な間ができてしまったかな、入り口を塞いで何をやっているんだろう…でもコントも何も言わないし…というか絶対足見てる!ええい見物料はタダじゃないぞ!言う、言うぞ…「どうかな…kっ…似合う?」あー、もうっ!!
ギリギリで日和ってしまったことを誤魔化すように無理やり笑顔を作って返事を待たずに部屋に入った。すると2・3歩ぐらいで「タクト。待って」っと声をかけられた。「そのまま振り返らないで」と続けられ、私は両手を胸のところで握り合わせ止まってしまう。尻尾が上がりそうになるが力を入れて押しとどめた「ちょっと首のところ、触るね」き、来たっ?!やっぱりそこが好きなのかな?…カーペットの上をコントの足音が近づいてくる。
- 1483722/09/10(土) 22:52:32
左肩に手を置かれ、もう一方の手が背中を本当に少ーしだけ撫でると、そのまま私の首に…「タグが付きっぱなしだ。動かないでね」そうタグが・・・・は? 左肩に置かれた手が離れ、首の後ろで2つの手に力が入ったのが分かった「ふんっ」プチっという音がして、糸が皮膚を一瞬くすぐる感触があった
「よしっと。大丈夫かな?ところでタクトそういう服も似合うね、可愛いと思うよ…「ていっ」痛っ!何っ?」「知らない!もう!」「えぇ?ごめっ…タグ勝手に取ったから?」「違う💢ありがと💢」「じゃあなにっ?可愛いって言ったこと? っ!」「っそれも💢ありがと💢」「じゃあ…」「もー!ちょっと静かにして!コントも悪いもん!」
待ちかねた言葉を聞いた瞬間、私はぐるっと振り返った。するとコントが思ったより近くにいたので…咄嗟に少ししゃがんでボディーブローを放った。狙うは左の脇腹である。コントは一発目こそ食らったけどすぐに後ずさって逃げ、私はそれを追いかけながら執拗に右手でボディを狙う。コントも半身の体勢を取って左腕をガードに使い、サイドステップで逃げ回った。こうして私の部屋ではぐるぐると左回りの攻防戦が繰り広げられることとなった
(あっっっぶねぇ…)自分で思った以上に気負っていたのだろう。動揺したせいで完全にノーガード状態のところにタクトの姿を見たら意識が飛びかけた。部屋に鍵がかかっていた時は頭が真っ白になったが、部屋着姿を目にした瞬間は無重力に放り出されたぐらいの感覚だった。
呆然としていたらタクトが一言残して部屋に入ってしまい、後ろ姿に吸い寄せられそうになったところで――付きっぱなしのタグが目に入って現実に帰還した。やばいやばい今何しようとしてた?違うぞ、僕はそんな強引な……そうだ、タグを取ってあげようとしたんだ。流石に脱いでくれとは言えない。声をかけ後ろ向きのまま立ち止まってもらって、紐を千切った。口で噛み切ってしまうところを想像したら絵面が犯罪的だったので両手を使う。
そして肝心な答え損ねた質問にも返事をする。正面から言えなかったな……でも照れずに言えるかなぁ
「ところでタクトそういう服も似合うね、可愛いと思うよ」この一言を発したが最後、僕はタクトのボディーブローから逃げ回ることになった。
- 1493722/09/10(土) 22:53:00
彼女が言うには「僕も悪い」らしく、なら謝るから止めてもらおうと思ったのだが…大変なことに気づき僕の口は止まってしまった
(裾のなびき方おかしくない!?!?)
右半身を前に出した格好なので、僕から見て左には彼女の尻尾が揺れているのが見える。問題はそのすぐ下方で、裾がたなびいているのだが…布の"角"が見える。ファスナーの付いたワンピース形状だと思っていたがどういうことだ?尻尾が穴じゃなくってスリットから出てるんだと理解した僕は…
(えっえっ…どういうこと?下に何か履いてるよね?)冷静に考えればそうに決まっているのだが――そうじゃないとどれだけミニスカートだって話だ――、猫と一緒できれいなヒラヒラが目の前にあったら夢中になってしまうものなのだ、だから許して欲しい…いややっぱり許さないでください。でも抗えないんです…
おかしいなあ…さっきまですごくこう…シリアスというか真面目な雰囲気で、真剣にムード作って告白しようとしてたはずなんだけどな…下心に全然勝ててないじゃないか。そういえば漢字の覚え方で「恋は『したごころ』と覚えましょう」とか言ってた先生が苦笑を買ってたけど…笑えない
止めてとも言えずかといって凝視するわけにもいかず、僕たちはしばらくぐるぐるとカーペットの上を回り続けた。タクトだって別に本気でパンチしてるわけじゃなく、僕の上に触れたぐらいのところで拳は引き返していく。…彼女なりに何か発散したかったのかもしれない。
しばらくして、タクトは動きを止めると膝に両手をついてハーハーと大げさな呼吸をした。そして…床にすてーんと座り両足を投げ出した
(……っ!あーーーよかった!!ちゃんと短パン履いてた!)(当たり前だろうが!何を期待してたんだばーかばーかばーーーか!!!)脳内で自分と喧嘩しながら天井を見上げ、僕も深く息を吐く。なんだかとっても喉が渇いた
テーブルの方へ移動し、マグカップに半分ほど残ったコーヒーを手に取りほとんど一気飲みしてしまう。…味がよく分からない。タクトのカップにはまだまだたくさん残っていた
「タクトも飲む?」頭だけ振り返って尋ねると、彼女は首をフルフルと振り…右手で自分の隣の床をてしてしと叩くのだった。その目つきは三白眼で睨まれているようにも、不安な上目遣いにも見えた
- 1503722/09/10(土) 22:54:44
仰せの通りに。
動き回って酸欠になってしまったのだろうか、もう頭がうまく働かない。カップを置いて無言で彼女の隣に近づき、同じように両足を投げ出すように座った
「……叩いてごめんね」「まあ、一発目だけちょっと痛かったかな、大丈夫だよ。…僕が何を謝ればいいのか教えてもらえる?」「足ばっかり見すぎ」ブッ
「っていうのは冗談で…さっきのもう一回…こっち見て言ってよ」タクトの声は少しだけ震えている。なにを?とは聞き返せなかった
僕はゆっくりと顔を左に向け、タクトをよく見る。足ばっかりなんて心外な、ちゃんと全身見ているぞ。僕の視線は彼女の腰、手から腕、お腹、胸元、肩、お下げと首、顎、口、鼻、そして目へと徐々に移動していった。タクトとは目がバッチリ合ったと思ったが、即座に斜め下へ逸らされてしまった。
「タクトはこっち見てくれないの?」「っ」彼女は一旦顔ごと斜め下を向いてから、また顔を上げて僕の目をまっすぐ見てきた。どうも僕らは揃って酸欠かもしれない、呼吸が浅くて耳のてっぺんまで真っ赤っかである
僕は唇を舐めて意を決する。「タクト、似合ってる。…可愛いよ」照れずに言えるかって?言えるわけがない。か細くてヒョロヒョロな声になってしまったが…しかし確かに言った。タクトは僕が言い終わった後、くるっとそっぽを向いてしまったが…小声で「ありがと…」と、更に小さな声でため息のようによかった…と続けた
今僕告白したっけ?多分してないなあ、もったいない。絶好のチャンスだったろうに…でも改めて彼女を見返したら可愛いところしか見当たらないし複雑なことまで考えられなかった。ちなみに今は、タクトがこっちを向かないまま僕に左手を貸してと言ってきたので腕ごとあげた。何がそんなに面白いんだか分からないけどもう好きにして欲しい。さっきのやり取りだけで部屋の温度が上がったかと思うぐらいに全身あっつくて、多分2人ともヘロヘロになっている。
ねぇ、あとちょっと…回復したら。僕からもう一つ君に言いたいことがあるんだ。聞いてくれる?
- 1513722/09/10(土) 22:56:21
私は思う。あの動画の子猫は、きっと今の私と同じ心境だったんじゃないだろうか。私の手元にあるコントの左手、恐らくあの子にとっての犬の前足は、この左手と一緒だ。要するに理屈じゃない、もしかしたらマタタビみたいなものが出ていても驚かない。
だってこの手が触れるとあったかくて、握ったら放したくなくて、安心するけどドキドキして。これにちょっかいを出さないというのは無理な相談というものだ
ちなみにこの時の私は冷静に考えると相当に大胆なことをしていたので振り返ると悶えたくなる。だって脇の下から伸びる彼の腕が物足りないからとグイグイ体を密着させていたのだ。どうもコントからお目当ての言葉を引き出したところで気が抜けて、頭がとろけてしまっていたのかもしれないが、後の祭りと言うほかない。
さてと…ご飯はもうとっくに炊けているだろうし、目的だって達成したし。コントさえよければ、もう少し堪能させてもらって…お開き、かな…………コントさえよければ
(ねぇ、コントには何かやり残したこと、ないですか?)
急展開な放課後だった。最初は子ども扱いされていると思って不満を露わにしてしまったが、私なりに頑張ってみたらコントも意外と余裕がなくなるところが見れた。今後は流石に女の子として扱ってくれるだろう。その分私の方も大変なことになったが…
トドメとばかりに、コントの手を開かせて私の両手でサンドする。大きさ比べなんて言い訳をしながら。マーキングでもしているつもりなんだろうか、これでは本当に動物みたいである。彼に体重を預けると尻尾がピクッとしたのが分かった。へへへ…効果あったかな?
すると彼からはカウンターのようにして手を捕まえられ、ぷにぷにで柔らかいとかなんとか言われてしまった。効果は抜群だった
(止まってえぇぇ!尻尾止まってぇーー!)私の尻尾は彼のと重なっているので、あんまりゆっさゆっさ揺れると毛が絡まってしまうかもしれない。それがとてもワルいことをしているようで…背中や腰に力を入れてようやく止める。
- 1523722/09/10(土) 22:56:57
気付けば…私の口は勝手に動きだしていた。「ねぇ、コント」――何も心の準備なんてしていない。尻尾を止められたことにほんの少しホッとして、心臓の音が相変わらずうるさくて。でも背中越しにコントもすごくドキドキしていることを実感したら感情が溢れるように出てきてしまった。とても抑えきれない。
「私さ」ああ、ガタガタ震えてしまう。なんでこんな背中合わせで、こんな泣きそうな声で。さっきは可愛いって言われたじゃないか、もっと相応しいタイミングがあったんじゃないのか。意に反して言葉は止まってくれない。「わたし、コントのこと…」振られたらどうしよう。こんなに格好悪くて、コントがガッカリしていたらどうしよう。喉の奥が痛くなって、鼻がツンとして、私は必死に息を止め、顔を隠した
「タクト。タクト。お願い、落ち着いて。泣き止んで…」三角座りをする彼女を前にして、自分でも驚くぐらいに優しい声が自然と出た。
"コントのこと…"その台詞の後タクトの手は僕の腕を突然解放し、膝の裏を抱えてそこに自分の顔を埋めてしまった。すすり上げる音。右手が伸びてきて、僕のシャツの腰辺りを掴んだ。
ごめん、ごめんなさい、もう一回やらせて。今のは忘れて。次はもっと上手にできるから。ごめんなさい・・・・そんな言葉が聞こえる。
今のは忘れて、だと?目の前で泣いているタクトを放って、次は上手くやってくれるだろうと漫然と構えていられるなら、僕はそんな奴をタクトの隣に置いておきたくない。
「タクト。そのままでいいから聞いて。…もし自惚れでなかったら、君が今言おうとしたことと同じことを、僕も言おうと思ってたんだ」
「出遅れちゃったよ、僕が悪いんだ。…だからタクトが謝るようなことは何もないと思うんだ。やり直す必要だって無いと思う。もし…君が許してくれるなら。僕に続きを言わせてもらえないかな?」
絞られていた耳が徐々に開かれる。返事は首を動かすだけでいい、と言ったけど…タクトは数回鼻をすすると、今泣き止むからちょっと待ってと目を閉じたまま告げてきた。頑張り屋さんだ。僕は彼女の右手をシャツから外し、また指先を左手で包んだ。言葉を交わさない時間が過ぎた。
「お願い、コント」呼吸を整えたタクトは、目を開け静かにそう言った
「先に、涙拭いてくれる?」ちょっとだけ笑顔を見せてくれて、僕は久しぶりに呼吸したような気分だった
- 1533722/09/10(土) 23:00:43
- 154二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 08:48:14
初々しい2人いいね…
- 155二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 18:20:25
「あっ、コントじゃん!」
聞き覚えのある声がした。振り向くと、そこにはかつて一緒にレースを走ったことのあるG1バがいた。
隣には同じくG1バ。どちらも同世代だ。
「パパレにレシスか、びっくりした…」
「何よ、私達がこうやってぶらぶらしてたら悪い?」
「いや別にそういうのでは…まあ一応お久しぶり」
コントレイルは一人で買い物に来ていた最中、同期のレイパパレとレシステンシアとばったり遭遇していた。
2人は衣料品店の紙袋を下げている。おそらく同じ買い物帰りだろう。
「2人ともあそこの服買ったんだね」
「まあね、あそこウマ用のやつ種類豊富だから」
「コントも買い物帰り?」
「えっと…まあそんな所」
内心ギクッとする。確かに買い物帰りではあるが自分だけの秘密にしておきたいから。
そんな表情を見抜かれたのか、パパレの目が狐のように釣り上がる。
「んっふふ〜、当ててあげよっか?どうせタクト絡みでしょ?」
「はぁ…まあ2人には隠せないか…」
レシステンシアが追撃してくる。
「そりゃ貴方達が卒業後に同棲してるなんて同期全員知ってるし、こんな女性向けの店が並んでる所にコント1人なんてそうとしか考えられないでしょ」
降参といった手振りでアピール。これ以上聞くな、そっとしろと。
パパレはコントが手に提げていた紙袋を見遣ると、訳知り顔で語り出す。
「その紙袋はあっちのアクセサリーショップのね、割とお高めなのを買うなんてアンタなかなかやるわね」
「うるさいなぁ…別にいいだろ…」
確かに奮発した。しかしこれは値段どうこうよりも自分がタクトにこれを贈るべきだと思っただから選んだのだ。 - 156二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 18:21:35
「まあ2人ともトレセン学園時代からのバカップルだったし、お熱いようで何よりだわ」
「この店でタクトへのプレゼントならおそらくネックレスかイヤリングね、付き合いだして何年みたいなやつ」
「うわー!あの子絶対喜ぶやつじゃない!」
2人からの集中砲火でコントは二の句がつげない。これではまるで裁判の被告人である。
「はぁ…もういいだろ?2人の言う通りでございます」
「やっぱり!こんな彼氏持ってるなんてタクト羨ましいわ〜」
「タクトの事だから多分予想してるんだろうけど、これやられるの女としては本当にキュンキュンするのよね」
2人は勝手に盛り上がっている。しかしあくまで紙袋の中身を見たわけではないので中身はバレていないようだ。
「ごほん、まあそう言う事でそろそろ帰ろうかなと」
「うむうむ、タクトはここまで愛されてるなんて幸せ者ね」
「本当にね、あんだけイチャコラされてもやっぱりコントと2人になるのがハマってたし」
昔のことまで掘り起こされるのは勘弁願いたい。そう思いコントは後退りをした。
「タクト待ってるしじゃあこれで」
「タクトによろしく言っておいてよね!」
「私からも!」
これ以上詮索されてはマズい。足早に帰路を急ぐコントレイル。
その後ろで挙動不審のまま去っていくコントレイルを見送る2人であった。 - 157二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 18:24:19
-after sideパパレ&レシス-
「いや〜しかしまさかコントにここで会うなんてねー」
「パパレよく紙袋だけで中身分かったわね」
「あんなのチョロいもんよ、男が一人であのブランドの紙袋持ってるってことは基本彼女へのプレゼントだし」
「でも誕生日には遠いでしょ?付き合い出したのも12月だし、流石に早くない?」
「言われてみれば確かに、でもそんなもんじゃないの?」
「待って、あの紙袋やけに軽く見えなかった?入ってる箱はかなり小さいと思う」
「………確かにネックレスならもう少し大きい箱よね…」
「それに来月はあの2人にとっては大事な日」
「三冠とトリプルティアラ達成の日よね」
「と言うことはあの中身は……」
「………なんかアイツ、本気なんだなって改めて感じた」
「これはタクトには内緒にしとくべきね」
卒業後社会人となった📞と同期達の邂逅SSでした
📞がプロポーズする時は絶対♨️のトリプルティアラの日付に合わせてくるだろうなという妄想 - 158二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 19:13:38
うわーっ!! コンちゃんやりそうすぎる!!!!
タクトもコンちゃんもどっちも付き合い始めてから、とか結婚してから、とかそれこそお互いが引退した日、お互いが三冠達成した日とかの記念日もしっかり覚えていそう - 159二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 21:24:26
📞のプロポーズ、何故か漏れてる情報(👹や🥒が各方面根回しして掴んだ)で指輪はめた瞬間に同期達が出てきて祝福するやつだといい…
そのままノリで結婚式ごっこしたら
ノリノリで神父役をするアリストテレス、友人代表挨拶で幼少期の恥ずかしい思い出暴露するプボ、ウエディングドレスのベールだけ持ってきているパパレ&レシス、キスコールで煽るサリオス&アカイイト - 1603722/09/11(日) 21:29:04
ポケットからハンカチを取り出して、タクトの目元を右手で慎重に拭った。彼女は床にペタンと女の子座りをして、僕は膝立ちなので顔を上に向けてもらっている。左目、そして右目と、閉じたままの目元を拭くと、…眉尻の辺りを指で軽く押した。
タクトは少し首をすくめたけど、口元が軽く笑ったので正解だったと安心する。次は…眉間も解して、それが終わったら…彼女の前髪を触らせてもらう。膝に押し付けられ、汗もかいて、おでこにくっついてしまった前髪をはがしたら、こっちも軽く撫でた。
ハンカチをしまい、手櫛を軽く1回2回…もう1回。するといつもの星がいつもの場所に収まってくれた。
(…………)
ゴクリ、と。喉が鳴る音がやけに頭に響いた。タクトは今、目を閉じて少し上を向き、左手は袖の中に、右手は僕の左手に捕まえられている。すごく無防備だ…
(3.1415926535…)静かに鼻から息を吸って、口からゆっくりと吐いた。尻尾が暴れたがるので、いっそブンッブンッと意識的に2回だけ振って落ち着かせた
「タクト。目を開けて」左手に力を込めながら僕が言うと、タクトは少しまぶしそうにしながら目を開けた。僕は膝立ちから腰を下ろして正座になり、タクトの右手を握りなおした。そのまま反対の手も求め、お互いの両手をつないでそれぞれ左右に置く。
タクトの手。頑張り屋な女の子の手。柔らかくて、少しひんやりして、何度も何度も努力する度に握りしめられてきたであろう手。僕はここに至ってまだ緊張して、目を閉じもう1度だけ唾を飲んで深呼吸をした。声がヒョロヒョロでは格好がつかない
彼女の目を見つめると、タクトも正面から受け止めてくれた。まだ充血してるけど、きれいな瞳だ
タクト
はい…
僕はタクトのことが好きだよ。元から大事なライバルで友達だったけど、女の子として好きなんだって今日だけで何度も実感した。僕――ドンッ!――の彼女になっ――「わたしも!」――てもらえますか?いいよね?これはオッケーってことだよね!?
最後の方はタクトが両手を振り払って胸に飛び込んできた衝撃で言えなかった。正座してなかったら後ろに転んでたかもしれない
(…あ~~~緊張した!!)メイクデビューより緊張した気がする。やったぞ…やったぁ~!
またグスグスと言っているタクトの背中を左手で支えながら、僕は誰も見てない空間に向かって右の握り拳を掲げた
- 1613722/09/11(日) 21:34:48
- 1623722/09/11(日) 21:44:19
途中で送信してしまった
一応まだ続きはあるんですがひと段落とします。もうちょっと書き溜めてから投稿したいと思います。
とか言ってまた来週末に出没するかもしれませんが。とりあえず一旦失礼いたします
- 163二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 05:37:36
おおついに告白できた…甘酸っぱくて初々しい二人は良い…
長らくありがとうございます。続きも楽しみにしてますね - 1643722/09/12(月) 11:54:12
すんませんスレ主さんでもないのにあんまり出しゃばるべきじゃないとは思うんですが、何度も感想頂いたのでお礼を言いたいです
改めて読み返したらアホみたいに長いし時系列ごっちゃごちゃで読みづらかったと思いますがお疲れ様です、いつもありがとうございます。
- 165二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 16:57:59
ついに漢気出した📞しゅき…
はよくっ付けと思いながら見てました、ありがとうございます… - 166二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 01:11:46
付き合いたて📞♨️は手を繋ぐだけでドキドキしてて欲しい
初キスまで半年、初ぴょいまで2年でゆっくり進展するやつで - 167二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 06:17:39
ゆっくり進展するのもいいし、溜まりに溜まった分一気に進展するのもいい
- 168二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 15:12:42
初キスの後
📞「……どうだった………?」
♨️「……なんか思ってたよりあっさりしてたかも」
📞「うん、僕も」
♨️「でもコントにファーストキスをプレゼント出来たのは嬉しいかな?」
📞「……っっ!!!可愛すぎ!!!」ガバッ
みたいなのだと良い… - 169二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 20:20:13
ニブチン📞が♨️からのアピールになかなか気づかなくて初キスまでにえらい時間かかるやつ
初キスした後は逆に♨️が📞がアピールしてるのに無意識でスルーして余計に📞の欲求不満高めちゃう - 170二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 04:08:14
お互い不器用なまま進展するのいいね…
- 171二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 14:00:38
- 172二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 18:56:12
ジャパンカップでゴール後の📞を迎えて「よく頑張ったね」ってナデナデする♨️が
今度は📞に迎えられる概念 - 173二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 22:00:55
「これまで応援ありがとうございました!」
深々と頭を下げ、ウィナーズサークルを後にする。
3連敗で迎えた後のないジャパンカップ。コントレイルは見事にトゥインクルシリーズ最後のレースを勝利で飾った。
ウイニングライブは大盛況だった。1年ぶりのセンターは、多くのファンが待ち望んでいた。
ライブを終え、寮へと帰るためにトレーナーに付き添われながらスタンド内の控室へと向かう。
他の出走者も使っていた控室はすでにもぬけの殻だった。
人気のない控室のパイプ椅子に腰掛けると、どっと疲れが押し寄せてきた。
「はぁ……これで、これでいいんだ…」
トゥインクルシリーズからの現役引退を発表したのはレース直前であった。負け続きの自分への戒めとして課した条件は、有終の美へと変わった。
事前にトレーナーと相談しての結論であったが、悔いがないと言えば嘘になる。
頭からタオルを被り、しばしクールダウンする。デビューからの全てのレースが走馬灯のように頭の中を巡る。
そうしているとドアの開く音がした。トレーナーだろうか、振り向いた先にいたのは泣き腫らした顔のウマ娘であった。
「タクト……」
つかつかと歩み寄ったデアリングタクトは、前に立つとコントレイルの頭を腕で抱きしめた。
「………おかえり」
ああ、これだけで今日の勝利は報われる。そう思える暖かさ。
スタート直前、握りしめた拳の中には三冠を取った時に一緒に決めたはずの目標が書いてあった。
『2人で一緒に走る』
その約束は、リハビリ中のタクトを差し置いて先に一線を退くコントレイルが破ったようなものだ。
「タクト、ごめん…」
タクトを置いていく後ろめたさと、心配をかけ通しだったこの1年の申し訳なさから目に熱いものが込み上げる。
そんなコントを、タクトはただ抱きしめたまま頭をそっと撫でていた。
「……格好よかったよ、頑張ったね」
タクトの温かい手は、今日まで凍りついていた心を優しく溶かすようにコントを撫で続けていた。
2021JC後の📞♨️
感情ぐちゃぐちゃで涙を流す📞を優しくあやす♨️いいよね…という妄想の産物 - 174二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 02:55:24
うわあ好き…
それ以来JCが二人にとって大切な日の一つになるんだ… - 175二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 12:28:47
走法でそう見えるのかコンタクトは一生懸命走る印象がある
- 176二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 17:47:50
トレーニングとか一緒にしててお互いの走るフォームをずっと見てるから勝負服じゃなくてジャージで走ってるだけで分かるぐらいの関係であってほしい
- 177二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 22:10:18
付き合いだして2年目ぐらいの「お互いの表では出さない素の姿を知って、余計に愛おしく感じる時期」ぐらいが一番甘酸っぱそう
考え事始めると自分だけの世界に入る📞とか、お風呂上がりはだらけきった顔を見せる♨️とか
むっつり📞を敢えて煽っていく♨️とか、がっつきすぎて♨️にちょっと引かれて凹む📞とか - 178二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 02:14:23
♨️と📞の勝負服どんなのかわかんないけど、きっと両方とも何かしらの特徴はあるだろうから、服屋とかでふとした拍子に相方の勝負服の特徴に似たアクセサリーや服見つけて、理由もわからないまま衝動買いして欲しい
自分用でも相手に送る用でもよき
後で衝動的に買ってしまった理由に気づいて一人でマジかぁ....ってなってもいいし、本人は気づかないまま、気づいたプボくんとかパパレさんとかに冷やかされて赤面するとかでもいい - 179二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 12:55:12
2人揃っての雑誌のグラビア撮影のオファーが来て
📞はバチバチに決めたダークスーツ姿、♨️は背中大きく開いたパーティードレス姿で撮影
撮影終わったら「よかったらその服差し上げますよ」って言われてそのまま大人デートして欲しい
📞のノーネクタイでチラチラ見える胸元とか♨️のドレスのスリットから見える生足で周囲の目めちゃくちゃ引いてそう - 180二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 17:33:31
格好付けるために腰に手を回してエスコートするけど慣れてないせいでぎこちない📞と、手を回される時点で頭真っ白になっててなすがままの♨️
裾踏んでバランス崩した♨️を📞が支えて社交ダンスみたいな体勢になってそう
- 181二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 21:20:05
タクトのことを指揮棒をみて思い出すコント
そっちじゃないのは知ってるけど、名前をきくとちょっと尻尾とか耳がぴくっとしてしまうコント
それをクラスメイトにからかわれるコント
顔を真っ赤にして必死に言い訳するコント
スレの最初の方にあった思い出すやつ。幻覚が見えてしまったので共有しときますね〜 - 182二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 00:53:02
📞(○○リングタクト…)
「コントもこれ食べる?」シェアリングタクト…
「あ゛ぁー癒される」キュアリングタクト…
「頑張れ~♡」チアリングタクト…
「大丈夫?」ケアリングタクト…
♨「どうしたの?」
📞「…指輪、似合ってるなあって」
♨「え~?おんなじのつけてるのに~?」
ペアリングタクト…
何が言いたいかっていうと連休だし保守 - 183二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 02:38:43
卒業後現役時代にできなかった遊びを思いっきり二人で楽しんで欲しい
はっきり言うと📞♨️でゲームして欲しい
ゲーセンデートでもお家ゲームでもイチャイチャしろ - 184二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 11:20:14
マクドナルドでポテト一緒につつく📞♨️
ゲーセンでプリクラ撮る📞♨️
カラオケでお互いの持ち歌歌う📞♨️
夏休みにキャンプ行く📞♨️ - 185二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 16:24:53
初恋こじらせると依存度高めになるとか言われてるし
しばらく会えなくて久しぶりに2人きりでお家デートの時に幼児退行する♨️はあると思います
逆に📞は普段は受け身だけどそういう時だけ自分がリードする - 186二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 21:57:07
両方愛が重くあってほしい
- 187二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 05:10:24
「コントぉ……ぎゅ~」
か細い声とともに抱きつかれた。胸元に顔を埋めるタクトの頭が見える。
今日は久々のデート。流れでタクトの家でのんびりと…時々イチャイチャしていたが、この突然の展開には驚きである。
「タクト、何かあった?」
答えはなく、秒針の針だけが聞こえてくる。
実のところ、お家デートで抱きつかれるというのはいつものことだ。
自分自身も慣れた手付きでタクトの腰に手を添えると、タクトが顔を動かさずに話しかけてきた。
「コント、私のこと好き?」
「もちろん。好きだよ。愛してる」
即答する。当然だ。その答えが揺るぐことはない。
抱きついたままのタクトの背中を撫で続けた。
「じゃあ、ずっといっしょにいてくれるよね…?」
嗚呼、そうだね、寂しかったよね、ごめんね。
思えば、僕はずっとタクトを一人にしてきた。一緒に走ろう。その約束を破って先にターフを去ったのも僕だ。
その責任を取るように新しい約束を取り付ける。
「うん、ずっと一緒にいよう」
「……うん」
タクトは強い。史上初の無敗トリプルティアラの重圧も一年越しの復帰の不安も、約束を破られたあとの孤独にも一人で全部耐え抜いてきた。
これからは僕がタクトを守る。最後までタクトの味方だ。
「うん、約束」
優しくタクトの頭を撫でると、タクトはリラックスしきって耳を横に倒す。
もう少しだけ、夜が更けるのは待って欲しいと、タクトを抱きしめながら僕は思った。
日によって甘えるのが📞♨️で入れ替わってほしい
♨️視点も書きたい(書く)
- 188二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 09:48:31
最高
しれっと腰に手を添えてるコント手慣れすぎてて面白い - 189スレ主22/09/18(日) 17:17:19
- 190二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 00:49:29
お願いします
- 191二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 07:27:17
- 192二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 12:25:26
- 193二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 13:02:09
ありがとうございます!
- 194二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 19:58:39
新スレ立ったので埋め
- 195二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 21:46:34
うめうめ……
新スレ概念うめうめ…… - 196二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 21:47:14
うめリングタクト
- 197二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 22:04:53
うめトレイル
- 198二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 22:10:04
♨️「うめリングタクト…うめトレイル…」
📞(思いつきで呟いたらツボに入っちゃったみたい…可愛い…) - 199二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 22:14:37
ゲラリングタクトは新しい
- 200二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 22:16:02