- 1二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 00:55:32
血を吸ったみたいに 目が痛くなるほどの赤 赤 紅
鋭くとがった花弁に触れた
冷たい この炎のような色に血は通っていない
その地の底には毒を持つ
恐ろしい 地獄の花だと人は言う
けれどそれでも手を伸ばす
貴方の温もりを感じる やけどしそうな程の昏い熱を
これはアタシのもの
アタシの中に燃え滾るもの
｢あちゃ〜……どこかホテルに駆け込むしかないですなあ｣
アタシは笑う
彼から見るアタシは 野に咲く女郎花でなきゃいけない
だから彼は知らない
硬い腕を離さぬように流し込む 血を 毒を
蝕んでしまえ 貴方の心臓を 根を張り咲き誇れ おぞましき花よ - 2二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 00:55:51
温い風に当たる 彼は笑った
｢行こうかネイチャ｣
毒にまみれてなお 陽の光は消えない
決して間違えない まっすぐ咲き誇る笑顔
握った繋がりは強く より深く突き穿つ
目を離せない 表情が息がその全てが アタシを侵す
それは心地のよい真赤な毒 目を奪われるような あの鮮やかな真紅を思い出す
ああ
アタシは貴方の彼岸花
貴方はアタシの彼岸花 - 3二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 01:08:57
習作です
お目汚し失礼致しました - 4二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 01:58:55
甘い毒…
- 5二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 02:00:27
歌詞みたいだ…