- 1二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:26:38
- 2二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:27:11
エミュが難しい
- 3二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:27:37
知ってるか?
この掲示板では概念を何度も出力するとやがて他の人も集まってくるんだ…… - 4二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:28:06
エミュが難しいというか、やりようがなくないか……?
- 5二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:28:26
そう言うならシービーのエミュの仕方を教えろ
- 6二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:29:40
アニメでもシングレでも出番がほぼないからどんな人物か分からない上にアプリでもサポカないからほんの少しのイベントでしか探れないのがつれえよ
- 7くまも21/10/20(水) 21:31:22
この前別のところで書いたけどクソ難しかったわ
前向きに考えれば未実装の今なら多少エミュ失敗しても許されると言える - 8二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:32:07
一応2つほど書いたのあげてみたんだ...でもネタが...
- 9二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:34:45
- 10くまも21/10/20(水) 21:35:57
- 11二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:39:35
- 12二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:40:03
あれめちゃくちゃ良かったです!カッケーって思いながら読んでました!
- 13二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:41:21
- 14二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:46:39
- 15二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:47:12
>>11だった
- 16二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:48:34
ありがとうございまーす。シービーのエミュが難しいから暖めてるだけだったんで、助かりました
- 17二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:48:40
一コマ見た感じ爽やかだけど天然っぽい…?
- 18二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:52:02
🐴や😷みたいに完全に未実装なら史実を踏まえつつ適当にキャラ付けできるけど実装予定で少し媒体に出てて出番が少ないと…やりづらいねんな
- 19二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:16:30
- 20二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:27:30
>>19ですが11さんらの奴とは全くの別モンっす。マジでSS書いてる人尊敬するっす。語彙力足りんっすわ
- 21くまも21/10/20(水) 22:30:20
会話の中では一人称はアタシ、二人称はキミ。
語尾は~だよ、~するよ、~だしって感じで、疑問形が多く相手を軽くからかう雰囲気の話し方。
いい意味で自己中心的、自分の楽しさ重視だけど観察眼は鋭い。
あたりを意識して書くとかなりエミュれるかも。
上から目線ですいません。
- 22くまも21/10/20(水) 22:32:38
- 23二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:39:27
- 24二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:43:51
- 25二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:45:10
- 26二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:53:50
- 27二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:54:33
- 28二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:56:33
- 29二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:58:25
皐月賞からダービーまで栄光を駆け上がるテイオーとそれを光の中で称えるルドルフを見つつ
同じようにシービーに憧れて走っているが
テイオーの影になっていくも走るのをやめないシガーブレイドを影で称えるシービーという
概念で誰か書いてくれ - 30二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:00:39
フラッシュ当たった時にここで一回書いてみたけどやっぱり情報が薄いと無理だ
エミュが合っているのかすら分からん - 31二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:35:21
時に、悪意の見えざる手を疑うほどに偶然が整いすぎることがある。
「まさか」「そんな偶然」「このくらいなら大丈夫」……そう油断した瞬間、唐突に影が迫り、差しに来る。
それは、正月休みの浮かれた時でも関係ない。伏兵とは、意識の外から急襲してくるからこそ伏兵なのだ。
「トレーナー、箱根行こう!」
「いいよー、いつ行く?」「今から!」「今!?」
アタシのトレーナーが豆鉄砲を食ったような顔をする。実際に食べているのはおこたの上のみかんだけど。
「待って、整理させて?なぜに箱根?初詣行きたいの?」
「さっき箱根駅伝の特集見てさ、『箱根路走ったら楽しそうだな』って思って。あ、勿論レースに影響が出ない程度にするよ。制限速度いっぱいで走るのはちょっとだけ。後は軽速歩でお散歩くらいにするからさ」
「お、おおう……自由な上に体力もある……これが若さか……」
「後ロープウェイも乗りたいかなって。初日の出運行やってるんだって」
「えっ」
「?」
「シービー、いつの間に高所恐怖症克服したの?エレベーター乗れないくらいダメじゃない」
「ん?それなら大丈夫。アタシがエレベーターが苦手なのって、高所恐怖症とは違うからさ」
「どう違うの?」
「なんていうのかな、狭い密室で下に降りていくときの浮遊感?地に足がついてないのにどこにも逃げ場がないっていうのがダメなんだ」
「タワーオブテラーとか相性最悪そう」
「そう、そういうの。子供の頃乗った華厳の滝エレベーターのせいかなって思ってるんだけど」
「あー……あれは確かに」
「で、今回乗るのは横に動くロープウェイでしょ?落っこちたらそりゃフワーってなるけど、そうなったらそれどころじゃないし?トレーナー守らなきゃだし」
「しれっとイケメン台詞はごちそうさまとして……箱根行くのは前提なのね……」
「え、行くよね?」
「まぁ、かわいい担当の為なら車くらいお安い御用だけどさー」
「さっすが、話が分かる!早く行こう!」
かくして大晦日の夜、トレーナーと2人で初日の出と初詣へ行くことになった。
……伏兵が、そこにいるとも知らないで。
義によって助太刀いたす。仕事があるので残るは明日としたく。許されよ。 - 32二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:54:44
- 33二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:56:56
- 34二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:59:18
- 35二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 07:51:54
- 36二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 17:06:15
保守
- 37二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 23:30:05
~数時間後~
「見事に、掴まったなぁ……」というトレーナーの声で目が覚める。見れば、完全に渋滞に嵌っていた。
「あ……ごめん、起こしちゃった?」
「ん、大丈夫。よく寝れたからスッキリ起きられたよ。……渋滞嵌ってる?」
「そうなんだよ~……どうやら箱根神社にお参りしたいのはみんな同じみたいでさ。すっごい混んでる」
「お疲れ様、トレーナー」
「いや、このくらいなら……それよりシービー」
「?」
「初日の出、間に合わなかったらごめんね」
申し訳なさそうに謝ってくる。悪いのはトレーナーじゃないのに。本当に善良で、かわいい人。
なんとかして喜ばせてあげたいなぁ。何かいい手は……と考え、妙案を思いつく。
「トレーナー」
「ん、何?」
「近くの……このコインパーキング。そう、GoogleMapのここ。そこに車止められる?」
「ん~~……この信号左折だから次の青信号で渋滞抜ければいけるかな。……あ。そろそろ休憩しないとね」
「いや、おトイレじゃなくて」
「ん?じゃあ何が目的?」
「ふふ、ついてからのお楽しみ。この未来の三冠バにお任せあれ♪」
「それが大言壮語でも何でもないのずるいと思う」
などと話しつつ、ややあって目的地のコインパーキングに停車する。外に出ると、師走の喧騒が過ぎ去った静寂に、身を切るような強風と寒さだけが満ちていた。 - 38二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 23:30:21
「ロープウェイ乗り場まであと10kmくらいだけど……間に合いそうにないなぁ」とトレーナーがぼやく。
「大丈夫!そのために降りてもらったんだし」
「……?」
「トレーナー、ちょっと失礼するね」
「え、ちょ、シービー!?うわぁ!?」
膝裏を腕で掬い、後ろにバランスを崩したところをすかさず背中からキャッチしてもちあげる。所謂「お姫様だっこ」という奴だ。
「ふふ、油断大敵だよトレーナー♪」
「え、ちょっ、何!?なんでお姫様だっこ!?」
「ん?このままロープウェイ駅まで走ってエスコートするためだよ?」
「えっ」
「10kmそこらでしょ?ウマ娘ならヨユーだって。それに、箱根路走るってノルマもついでにクリアできるしね。一石二鳥ってわけ」
ようやく理解が追い付いてきたのか、トレーナーの顔がみるみる紅潮していく。ああ、本当に愛くるしいなぁ。
「カギ閉めたよね?貴重品も持ってる。ブランケットもトレーナーにかかってるね、ヨシ。……それじゃあ、しゅっぱーつ!」
「まっ、待ってシービー!?せめて、せめて人目を気にしてえええぇぇぇぇぇぇ……」
変なことを言う。人目は気にしてる。だからこそこうして見せつけるんだ。そんなことを思いながら、トレーナーという襷を箱根の山に運ぶ為走り出した。 - 39二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 23:31:02
ミスターシービーの育成シナリオ実装するならルドルフだけでも話は作れるっちゃ作れるけど、
カツラギエースを実装してほしいところ - 40二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 23:38:22
「とうちゃーく!いやぁ、箱根路楽しかった!」
車の隙間を縫いつつ軽速歩でばっさばっさと追い抜いていくの、豆腐屋の車みたいな気分ですっごくすっきりした。
そのせいか、駅までの体感時間はあっという間だった。いや、実際早かったんだけど。日の出まで余裕があるくらいだし。
「モウオヨメニイケナイ……ヨヨヨ」
トレーナーはブランケットwithホッカイロで防寒対策をバッチリしてあげたから、凍えてはいない。こんなふうに冗談を飛ばせるくらいにはぴんぴんしている。
「トレーナー、この分なら山頂で余裕で初日の出見れるよ」
「うう……それはよかったんだけどさ……さっきの知り合いに見られてないか心配だよぅ……」
見られた方がいいんだけどなぁ。そんなことを思いつつ、ロープウェイの乗車列に並ぶ。
「ロープウェイの終点に、箱根三社の1つがあるんだってね。お参りしていこうよ」
「もちろん。どうせなら箱根三社全部回りたいな。……ところでトレーナー屋、例のものは……」
「バッチリですシービー様。今日という日の為神様の好物の、山吹色の5円玉をたっぷり貯めておきました」
「ふふふ、トレーナー屋。お主もワルよのう」
「シービー様程では」
「……ふふっ」「ふふっ」
今時通じるか怪しい時代劇ネタで戯れていたら、乗る番があっという間にやってきた。この人と一緒にいると、時間がたつのが本当に早い。
観光案内を兼ねたアナウンスを流しながら、ゴンドラが空中を進んでいく。日の出直前の曙が、外の地面を照らす。早朝運行の時だからこそみられる、きれいな景色。これを大切な人と共有できる幸せを噛みしめる。きっと、今日は大吉を引けるはずだ。
──そう思っていた。迫る影が、すぐそこまで来ていることに気づかぬままに。
冷酷な強風が、ゴンドラを捉え不意に揺すった。 - 41二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 23:52:14
『ただいま、ゴンドラを安全に運行するための安全装置を作動しました。点検中の為、しばらくお待ちください』
──アナウンスが流れている。何を言っているかわからない。頭が解そうとしない。それどころじゃない。
ゴンドラがこの程度の縦揺れで落ちないことくらいわかってるのに。頭では理解できているのに。身体が、竦んで、動かない。
断続的な浮遊感が身体に纏わりついてくる。自慢の脚が地を掴めない。ウマ娘にとって、脚が使えないことは最大の恐怖と言っていい。自分の存在意義を捥がれるようなものだから。
そしてなにより、このゴンドラからは──逃げられない。それに付け込んで嘲笑うかのように、揺れが強くなっていく。
呼吸が乱れ、息が肺まで届かなくなっていく。それでも、恐怖が気絶すら許してくれない。ただ、どこにも寄る辺のない、孤独が心を削っていく。
怖い。怖いよ。もう限界だよ。
──たすけて、トレーナー
そう思った刹那、身体に衝撃が走る。何が起こったか把握しきれない。衝撃にされるがまま引っ張られ──アタシはトレーナーの胸に顔をうずめていた。
アタシより小さなトレーナーの腕が、アタシの背中を抱き寄せ、包む。同時に、トレーナーがいつもつけているシャネルのチャンスの、柔らかく抱擁するような匂い。数瞬して、アタシはトレーナーに抱き寄せられたことを理解した。
「シービー。大丈夫。大丈夫だよ。私が、ついてるから……」
何を言っているのかは頭に入ってこない。でも構わなかった。いつもの匂い。いつもの声。そして、アタシの背中を一定の間隔でポンポンと叩く手。トレーナーを、アタシの寄る辺を、身体全体で感じる。
何も掴めない脚の代わりに、手でトレーナーにしがみつき、存在を噛みしめる。状況が解決したわけじゃない。トレーナーが解決してくれるわけでもない。
でも、そんなことはどうでもよかった。ただ、この恐怖から救ってくれたこと。アタシに安心をくれたこと。それがうれしくて。風が止んでゴンドラが動いてからもずっとずっと、抱き着いていた。 - 42二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 00:12:11
「もうすぐ日の出だよ、シービー」
「……ん」
トレーナーの腕に抱き着いたまま、初日の出スポットへたどり着く。今まさに、日が出るところだった。
「……ね、トレーナー」
「何?」
「有難う。我儘聞いてくれて。ずっとついてきてくれて。それに……」
「……これからだよ」
「え……?」
「私とシービーは、これからだよ。これからダービーを取って、三冠を取るんだから。だからその台詞はもっと後。……これからもよろしくね」
「……うん」
赤い初日の出が、新たな門出を祝福してくれていた。
お参りを済ませ、お神籤を引く。結果は──吉。うん、悪くない。内容に目を通す。待人の項目が目に留まった。「待人:窮地に来る」
……ここまで正鵠を射た占いは初めてだ。トレセンで占いをやってるあの子にも見習ってほしいくらい。
さて、トレーナーには伝えていない、今回の旅の目的を果たさねば。
授与所に行き、初穂料を納めて御守りを受ける。これをトレーナーさんに渡したかったんだ。
「トレーナー!」
「ん、何?」
「これあげる!」
「……勾玉の形をした……お守り?」
「うん。言ってなかったけど、これをトレーナーにプレゼントしたかったんだ。」
「もしかして、今日がいいって言ったのって……」
「うん。それの為。ごめんね、わがまま言っちゃって」
「……ありがとう。大事にするよ。」
「……ん。」
──トレーナーさんに隠し事をした。この御守りは、実は2つで1組であるということを。この御守りは2つを合わせると、模様が勘合のようにぴったりと合う。そして、模様が一致するお守りは世界に1組しかない。『和合御守』。そのご利益は──
ここからは余談。寝て起きて精神が落ち着いたアタシは、冷静に自分を直視することになった。
ドライブデート、お姫様抱っこ、ゴンドラの中でずっと抱擁、そして──渡したお守りの意味。 暫くトレーナーと目を合わせられなくなったのは、別のお話。