【閲覧注意】私がいいって言うまで飲み込んじゃダメだよ【CP・SS】

  • 11/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 17:43:10

    ただいまサニー号は食糧危機に陥っている。

    事の発端は5日前、私がキッチンの冷蔵庫のカギをかけ忘れたのが原因だ。

    その日はお風呂上りに冷たい飲み物をいただこうと思い、サンジ君に冷蔵庫の鍵を開けてもらった。

    だけど、サンジ君に冷蔵庫の施錠を任された私はドリンクを飲み終えた後、鍵をかけることなく部屋に戻ってしまった。

    そして夜中に寝ぼけたルフィによって冷蔵庫が襲撃され、一夜にして冷蔵庫は空になった。

    幸い保存食や冷蔵していなかった食料は無事だったので、今すぐ餓死するという状況ではない。

    だけど、次に食料を調達できる日がいつになるかわからない。なので、今は節約生活の真っ只中だ。

    ナミの予測では今日か明日中には島が見えるみたいだけど、この海では何が起こるかわからない。

    そして現在、私とルフィは食糧調達のため、甲板から海に向かって釣り糸を垂らしていた。

    雲一つない良い天気。波も穏やかだ。

    私たちの釣り糸も波と共に穏やかに揺れるだけで、何の変化も訪れない。

  • 2スレ主◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 17:45:36

    既に書き終えているので10分間隔くらいで続きを投稿していきます。全部で18回分です。

    R-15程度の表現があるので苦手な方は注意してください。

  • 3二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 17:45:59

    🍲

  • 4二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 17:46:21

    連投規制の関係か?

  • 5二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 17:47:26

    君を鳴らして君を待つ

  • 6二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 17:48:19

    荒らしの防止とはいえ連投制限面倒くさいな

  • 7二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 17:50:26

    このレスは削除されています

  • 8二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 17:53:44

    わくわく

  • 9二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 17:55:28

    既に書き終えてるのに18レス全部投稿し終わるのに3時間くらいかかるってのも何だか変な話だなぁ 仕方ないが
    待ってるぜ

  • 102/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 17:56:17

    「全然釣れないねルフィ……」

    「そーだなァ…… ああぁ腹減ったなァ……」

    ただ暇つぶしのための釣りなら日向ぼっこのついでくらいの気持ちで楽しめるんだけど、食糧危機の今、動かない釣り糸を眺めているのは、ただただ苦痛である。

    はーぁ、頭が上手く回らないのは糖分が足りないからだろうなァ。

    もう限界だ。とっておいたアレをいただくしかない。

    「ルフィ、私ちょっとキッチンに行ってくるね」

    「ん、おお、いってらっしゃーい……」

    ルフィの力ない返事に見送られて私はキッチンに向かう。

    キッチン内で私は“ウタ専用”と書かれた棚の中を確認する。はぁあまり気は進まないけど、これに頼るしかないよね。

    目的のものを手に私はルフィの待つ甲板に戻った。

    「おかえりウタァ…… なにしてたんだ?」

    「ん、ただいま。これを取りに行ってたの」

    私はキッチンから持ってきた物をルフィに見せる。

  • 11二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 17:59:20
  • 123/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 18:01:17

    「んー?なんだそれ?食いもんか?」

    「うん、パンケーキにかけるために買ったメープルシロップだよ」

    前回上陸した島で買ったものだ。一緒に買ったハニーディスペンサーに入れて保管している。

    食糧危機の今、私が自由に糖分と取る手段はこれしか残っていない。ああ、瓶に入ったシロップを眺めるだけで、涎が出てくる。

    私が愛するパンケーキは目の前にないので、お行儀が悪いけど代わりに人差し指にシロップを垂らす。そしてそのまま指を鼻に近づけて匂いを堪能する。

    「ああ、いい香り。目を閉じると瞼の裏にパンケーキが浮かび上がってくるよ」

    極上のパンケーキを想像しながら、シロップにまみれた指を口で咥える。

    「おいひい……」

    ふああ、糖分が体中を駆け巡ってる感じがはっきりとわかる。とてもハッピーな気分だ。

    「ふえぇ、このシロップは至極の一品だよ」

    シロップは一瞬で口の中に溶けだし、今はその余韻に浸っている。ああ、舌に残るこの幸せを手放したくないなァ……

    だけど、無情にも甘く幸せな感覚は時間とともに失われていき、とうとう消えてしまった。

  • 13二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 18:04:08

    >>11

    一手間かかると心理的に面倒くさいって感じる人もいたりするからな

  • 144/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 18:06:51

    静かに目を開け、ルフィのほうに目をやる。

    ルフィは涎を垂らしながら恨めしそうな目で私を見ていた。

    「いいなァ……うまそうだなァ……」

    「ルフィも食べる?」

    「……!? いいのか!」

    ルフィの目は一転してキラキラと輝きだした。まぁもともとルフィにも食べさせてあげるつもりで持ってきたし。

    私は再び人差し指にシロップを垂らし、ルフィの唇に近づける。

    「はい、どうぞ」

    「いただきます!!!」

    ルフィは元気よく食事の挨拶をすると同時に私の指を咥えた。

    じゅぽん!

    だけど、指が咥えられた感触は一瞬で過ぎ去り、すごい勢いで指に垂らしたシロップが吸い込まれた。

    私は慌てて自分の指を確認する。よかった、ちゃんと指はある。はーぁ、ビックリした。指まで吸い込まれたかと思ったよ。

  • 15二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 18:08:31

    距離が近いぞこの幼馴染共
    えっちだな

  • 16二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 18:10:13

    ルフィの指じゃなく自分の指に垂らすのえっち…えっちじゃない??

  • 17二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 18:11:11

    無意識に自分の指に垂らすウタと別に気にせず吸い取るように飲むルフィ、距離近すぎてバグっているのいいなぁ

  • 183/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 18:11:54

    「うんめェな~~~!!!ありがとうウタ!」

    シロップはお気に召してもらえたようで何よりだ。だけどねルフィ、今の食べ方はいただけない。

    「ねぇルフィ?貴重なシロップなんだから、もっと味わって食べないとダメだよ」

    いつもより少し声のトーンを落としてルフィを注意する。

    「わ、わりィ…… すっげェうまそうだったからつい……」

    ルフィは私の静かな怒りを察し、素直に謝ってくれた。

    だけど、これは少し躾けなきゃいけないよね。

    「ルフィ、もう一回食べさせてあげるから今度は私がいいって言うまで飲み込んじゃダメだよ」

    「わかった!」

    さて、ルフィの口の大きさなら指2本でも余裕だよね。というわけで今回は人差し指と中指にシロップを垂らしてルフィの口元に近づける。

    「はい、どうぞ」

    「いただきます!」

    そう言ってルフィはゆっくりと私の指を咥えた。うん、今のところは素直に言うことを聞いてくれてるな。

  • 19二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 18:15:17

    この幼馴染えっちだ……

  • 20二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 18:17:24

    だが待ってほしい、これルフィもえっちなのでは?

  • 216/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 18:19:05

    ルフィは言いつけを守りシロップをすぐに飲み込まず我慢している。

    私に気を使ってか、なるべく歯を立てずに指を咥えている。歯が指に軽く触れる感触は少しくすぐったい。

    「そうそう、そのまましばらく味わうんだよ」

    ルフィの舌はシロップを求めて私の指を這いずり回っている。

    指の腹、指の間、関節のしわ、爪。私の指の全てを確かめるように絡みついていた。

    他人の口の中を触るのは初めての経験だけど、何とも言えない不思議な感覚だ。

    ルフィの舌は弾力があってモチモチしてる。それはルフィ自身の体質なのか、ゴム人間の性質かはわかんないけど、触っていて飽きない。

    ルフィの舌を指で少し押してみると、押し返してきたり、逃げ回ったりしておもしろい。

    シロップを飲み込むことを禁止したせいで、ルフィは止めどなく分泌される唾液も飲み込めずにいる。

    だから、シロップとルフィの唾液が奏でるぴちゃぴちゃぬちゃぬちゃという音は時間とともに大きくなっていた。

    ルフィは溢れ出る唾液をこぼすまいと口をすぼめるので、口全体で私の指に吸い付いてくる。

    軽く指を引き抜こうとすると、思いのほか吸い付きが強く、簡単には動かない。

    少し力を入れてみるとじゅるじゅると音を立てながら指が解放されていく。指に吸い付く感覚は私の背中をゾクゾクさせる。

    この感覚がクセになってしまった私は、ルフィの口のなかで、指を前後に何度も動かした。

    ルフィは困惑した表情で私を見つめてくる。へぇー、ルフィってこんなに可愛い表情を見せることもあるのか。

  • 22二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 18:19:11

    自然に躾と発想している時点でやはりムッツリ

  • 237/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 19:02:46

    「ルフィ?もう飲み込みたいの?」

    私の問いかけに対しルフィはうんうんと首を縦に振る。

    「そっかそっか。それじゃあ一旦指は引き抜くけど、まだ飲み込んじゃダメだよ。もう少し我慢してね」

    まだ飲み込む許可が下りなかったことに落胆したルフィはへろへろした表情になってしまった。顔色がころころ変わるから見ていて楽しい。

    私はゆっくりと指を引き抜いてあげた。引き抜き終わる直前に口の中身をこぼさないようにと吸い付きがより強くなった。必死になって可愛いなルフィは。

    「はい、じゃあ飲み込んでないか確認するから口開けて。ほら、あーんして」

    ルフィは不満げな顔をしながら、渋々口を開いた。

    「舌も出してみてよ。べーってやって」

    ルフィは口の中身がこぼれぬように舌で窪みを作りながら恐る恐る舌を出した。

    舌の上にはシロップと唾液が混じってものが泡だってぬらぬらしている。今にもこぼれてしまいそう。

    「私があげたシロップをこぼさないように頑張ってくれてるんだね!偉いよルフィ!」

    ルフィの健気な努力を心から褒めたたえる。だけど、称賛を浴びたルフィはちっとも嬉しそうじゃない。

    せっかく褒めてあげたのにそんな顔されたらウタお姉ちゃんは悲しいよ。

  • 24二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 19:08:21

    いじわるドSウタちゃんだ……

  • 25二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 19:09:23

    食糧食い荒らされた挙句こんなプレイを見せられるサンジ憤死しそう

  • 268/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 19:14:01

    せっかくシロップを分け与えたのにこんな態度を取られると意地悪したくなる。

    たまには私がお姉さんであることを思い出させてあげないとね。

    「もう我慢の限界かなルフィ?」

    「ふん!ふん!」

    言葉をまともに発せないルフィは鼻息と目線で必死に訴えかけてくる。

    「じゃあ、私がいまから10数えるから、数え終わったら飲み込んでいいよ」

    あと少し我慢することで解放されると知ったルフィはわずかに目を輝かせた。

    そして私はカウントダウンを待つルフィの鼻を指で優しくつまんだ。

    「!?!?」

    不意を突かれたルフィは目をぱちくりさせている。ビックリしたのに言いつけを守って舌を出したままシロップをこぼさずに持ちこたえて偉いぞルフィ!

    「ふふ、ちょっと苦しいかな?でも大丈夫だよ。我慢すればするほど、苦しければ苦しいほど飲み込んだ時の美味しさが増すからね」

    私の言葉を聞いたルフィは納得のいかない顔をしている。そんな顔で私を見ないでよ。さっきから背中がゾクゾクして私も大変なんだよ?

    「今からルフィのためにカウントダウンしてあげるね。いくよ。じゅ~~~う、きゅ~~~う、は~~~ち………」

  • 279/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 19:25:54

    「……な~~~な、ろ~~~く」

    焦らすようにゆっくりカウントダウンしながら、ルフィの口元を眺めていると、少しこぼれたシロップと唾液が彼のあごを伝っていた。

    「ほらルフィ、こぼれてるよ」

    私は空いている手の指でルフィのあごをふき取り、指先をそのまま彼の舌の上に這わせた。

    「もうこれ以上こぼさないように頑張るんだぞ!がんばれルフィ!がんばれ♪がんばれ♪」

    私は普段なら決して出さない甘ったるい声でルフィを応援する。だけどやっぱりルフィは喜んでくれない。早くカウントダウンを進めてくれって目でこっちを見ている。

    「あ~ぁ、せっかく頑張ってルフィを励ましてるのに、ちっとも喜んでくれないなんて悲しいな」

    テンションが下がったトーンで話しながら、白々しく目元の拭う仕草をしてみる。

    これ以上私の機嫌を損ねるのはまずいと察したルフィは、目元だけでどうにか笑顔を表現しようとしていた。

    いつもは屈託のない笑顔を見せてくれるルフィが、今は私の機嫌を取るためだけにこびたような笑顔を作っている。

    ルフィその顔はダメだよ。なんか私の中にあるスイッチが反応してしまうよ!

    「えーと、それで私はいま何秒まで数えてたっけ?いけない忘れちゃった。ごめんねルフィ。また最初から数えるね」

    忘れてなんかいないけど、とぼけたふりをしてみる。それに対してルフィはパーにした手を私の目の前に突き付けてくる。

    「あっそうだったね!あと5秒だったね!偉いぞルフィ!ちゃんと覚えてるなんてすごいよ!」

  • 2810/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 19:35:36

    ちゃんとカウントを覚えていたルフィを褒めながら、彼の頭を優しく撫でる。

    ルフィの表情は苦しさ半分、無理やり作った笑顔半分といったところだ。

    「じゃあ、私に正しいカウントを教えてくれたお礼として、あと3秒にまけてあげるね♪」

    私はルフィの耳元で優しく囁く。頑張ってくれてるからちゃんとご褒美も与えてあげないとね。

    「さ~~~~ん、に~~~~~い……」

    そのままルフィ耳元でカウントダウンを再開する。鼻をつまんでいないもう片方の手は無意識のうちにルフィの喉仏をさすっていた。

    「い~~~~~~~ち、……………ゼロ♪」

    ごっくん

    カウントダウンが終わると同時にルフィの喉は大きく躍動した。シロップと唾液が喉を通り過ぎる感覚が私の手にも伝わってくる。

    「どうルフィ?美味しかった?」

    「ぜ~~~は~~~ぜ~~~は~~~、息が苦しくてそれどころじゃねェよ……」

    ルフィは必死に息を整えていた。ありゃ、ちょっと虐めすぎたかな。

    「そんなに苦しかったなら、私の言いつけなんて守らないで飲み込めばよかったじゃん」

    「……それななんか負けた気がするからイヤだ」

    ふふ、相変わらず負けず嫌いなところは可愛いなァ。でも今回のこれは私の言いつけを守ろうとした時点でルフィの負けだと思うよ。

  • 29二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 19:45:13

    最高

  • 3011/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 19:45:47

    でも、さすがにルフィにばかり苦しい思いをさせるのは不公平だよね。

    さっきやったことを私もやってあげれば、ルフィも少しは気が晴れるだろう。

    「ルフィ、今私がやったことを、今度は私にやってみて」

    「え?なんで?すげェ苦しいぞあれ」

    ルフィは二つ返事でOKしてくれなかった。優しい彼のことだから、予想通りすんなり了承してはくれなかった。

    「いいからやってみて!苦しいと思ったらすぐにやめるからさ」

    少し強めの口調でルフィに言いかかる。なんかムキになってるな私。

    「……わかったよ。危ないと思ったらすぐにやめるからな」

    私が頑固な性格をしていることを知っているルフィは根負けし渋々了承してくれた。

    「私の口にはルフィの指2本はきついかもしれないから、人差し指だけでお願い」

    そう言って私はルフィの右手人差し指を手に取り、シロップを垂らした。

    そしてそのままルフィの指を唇に近づけ、そっと咥えた。

  • 31二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 19:47:52

    あ~~~フェアな関係………… に見せかけてルフィに「やらせる」やつ……

  • 3211/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 19:56:11

    口いっぱいにシロップの甘みが広がる。

    だけど、最初に自分の指に垂らしたシロップとは味が変わっている。人によって指の味が違うからなのかな?

    私はシロップの味の違いの原因を探るため、執拗にルフィの指を舐め回す。

    ルフィの指は全体的にごつごつしている。だけど、部位によって感触が違うのは私の舌でも感じ取ることができる。

    指の腹はほどよくぷにぷにしている。関節のしわの部分を軽く舐めるとくすっぐたいのかルフィの指がぴくぴく動く。

    私がルフィの口の中に指を入れた時は好き勝手動かしていたけど、ルフィはまったく指を動かそうとしない。

    考えてみると、今ルフィのごつごつした指が私の歌手として大切な部分のすぐそこにあるんだよね。ルフィは私の喉を傷つけないためにじっとしているのかな?

    でも少しは反応がないとつまらない。ルフィの気を引くためにわざとらしく音を立てながら指を舐め回してみたけど、反応してくれない。

    意地になった私はルフィの指に強く吸い付いてみる。そのまま首を上下に動かし、ルフィの指を出し入れしてみた。

    私の口の中でも止めどなく唾液が分泌されているので、それらをこぼさないように必死に吸い付いた。

    出し入れするたびにじゅるじゅると音がする。そのまま首を動かしながらルフィを見つめると、ルフィもこっちを見ていたので目があった。

    だけど、ルフィはすぐに目を逸らしてしまった。私がこんなに頑張ってるのになんでルフィはちゃんと見てくれないの?

    「なぁウタ、もう指引き抜くぞ」

    ルフィは目を合わせてくれない。全然楽しんでくれていない。さっさと終わりたいって顔をしている。

  • 33二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 20:03:18

    完全に指フ…
    えっちすぎる

  • 3413/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 20:05:51

    私が反応しないのを無言の肯定だと受け取ったルフィは私の口から指を引き抜いた。

    ルフィはそのまま黙ってしまい、私に指示を出さない。

    だから、私は勝手に口を大きく開き、舌を目一杯突き出した。

    ルフィはこちらをチラチラ見るだけで、しっかり見ようとしない。

    もー、もどかいしいな!もっとよく見てよ!ちゃんと飲み込まずに我慢してるんだからさ!

    「ん!」

    「ちょ、ウタ?」

    私は両手でルフィの頭をつかみ、ちゃんとこっちを見ろという意思を伝えた。

    ルフィは私の意図を察してこっちを見てくれるようになったけど相変わらず無言だ。

    こんなに頑張ってるのに全然褒めてくれない。女心のわからない悪い男だよ。

    私は自分の指で鼻を指さす。ほらルフィ、次は鼻をつまむんだよ。

    「なぁホントにこれやらないといけないのか?」

    ルフィは躊躇っており、私の鼻を塞ごうとしない。

    「はっへ!」

    声が上手く出せない私は情けない声でルフィを催促する。私がこんな変な声を出してまで頼んでるんだから、さっさとやってよ。

  • 35二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 20:08:11

    つよつよが過ぎる。冷蔵庫からになったのもわざとルフィを誘導したんじゃないか?

  • 36二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 20:08:37

    とゆうかこれ無知ウタと我慢ルフィでは?

  • 37二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 20:15:49

    指フェと飲のあわせ技だぁ……

  • 3814/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 20:15:51

    「わかったよ。やるからそんなに怖い顔すんなよ……」

    ようやくルフィは私の鼻をつまむ。今日のルフィはなんか変だよ。いつも遊んでるときはもっとノリノリで付き合ってくれるのに。

    「じゃあ数えるぞ。じゅう、きゅう、はち、なな、ろく……」

    あーぁ!ルフィは趣旨を理解してないじゃん!もっと焦らさないとダメだよ!さっき私にいじめられた分、私にお返しをしなきゃいけないのに!

    私はルフィの頬をぺちぺちと叩き、両手で大きなばってんをつくる。

    「何だよウタ。今のはダメだったのか?」

    私はルフィを強く睨みつけて小さく頷く。やり直しだよルフィ。

    「はーぁ、今日のウタなんか変だぞ…… じゃあ、数えるぞ。じゅ~~~う、きゅ~~~う、は~~~~ち……」

    やっと趣旨を理解してくれたルフィはゆっくりカウントダウンを始める。

    はぁあ、さすがにちょっと苦しくなってきたなァ。歌手やってるから肺活量には自信があるけど、口を開けて舌を出したままじっとしているのは思っていたよりしんどい。

    「な~~~~な、ろ~~~~~く、ご~~~~~、よ~~~~~ん……」

    ふぅ~う、頭がくらくらしてきた。でも口の中はシロップの甘さが充満しているから苦しいのに気分がいいって言う不思議な感じだ。

    「さ~~~~ん、に~~~~、い~~~~ち……」

  • 3915/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 20:25:24

    「ゼロ!」

    カウントが終わると同時にルフィは当然私の鼻をつまむ指を離そうとする。

    だけど、私は両手でルフィの指を抑え、無理やり鼻をつまませた。

    「おい、なにやってんだよウタ」

    ルフィはちょっと怒ってる。ごめん、なんかもう少しですごいところにいけそうなの!

    今、私はふわふわしてくらくらして苦しいけど気持ちいの!

    もっと我慢したら、すっごく気持ちよくなれる気がするの!

    だから、あと少しだけ…… あと、すこ、し、だけ

    「ウタ!」

    突然の大声にビックリした私は思わず口の中に溜まるシロップと唾液を飲み込んでしまった。

    そのまま、私の体は本能的に酸素を求め大きく呼吸をする。

    「ぜ~~~は~~~、は~~~ぁ。なんで怒ってるのルフィ?」

    私は必死に呼吸を整えながら、ルフィに質問する。

    「やる前に約束しただろ。危ないと思ったらすぐにやめるって」

  • 4015/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 20:36:13

    目の前のルフィは幼い頃の私を叱るシャンクスにそっくりだった。

    「おまえ、あのまま続けてたらぶっ倒れてたからな」

    まるでその光景を実際に見たような言い方だ。……そう言えばルフィは見分色って覇気で少し未来が見えるんだっけ?だから、あんなに慌てて止めてくれたのか。

    「……ごめんなさい」

    約束を破ってルフィに心配をかけたので素直に謝る。

    「もう、あんなことするんじゃねェぞ」

    目に見えてテンションが下がった私を慰めるためにルフィは優しく私の頭を撫でてくれる。

    「おれはもうシロップいらねェから、残りは全部ウタが食えよ」

    ぐぅうううう

    ルフィは私に気を使ってくれたけど、お腹の虫は空気を読まずに音を鳴らしていた。

    「一緒に食べようよ。もうあんなことしないって約束するからさ」

    「……わかった、約束だぞ。シロップ分けてくれてありがとうウタ」

    ルフィは優しい声色で話しかけてくれる。やっぱり優しいルフィが一番好きだな。

  • 4117/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 20:46:59

    私とルフィは残りのシロップをお互いの人差し指に垂らし、それぞれ相手の唇に近づける。

    私が軽くハムハムとルフィの指を咥えると、ルフィもそれに合わせて優しく咥えてくれる。

    私が舌を動かすと、ルフィもそれを真似するように動かしてくれる。

    指の腹を舐める。関節のしわを数えるように舐める。指を甘噛みしてみる。

    一通り、相手の指を堪能した私たちは静かに指を引き抜く。

    私はゆっくり口を開いてルフィに見せつける。ルフィも大きく口を開いて私に見せてくれた。

    ルフィの口の中にあるそれはシロップと唾液の境界線がなくなり混ざり合っている。

    お互いの唾液とシロップが混ざり合ってできた甘ったるい匂いが漂っている。

    クラクラする。そわそわする。ドキドキする。その匂いは私の色々な感情を刺激する。

    私は指を3本立てた手をルフィの目の前に掲げる。

    薬指を折り、2本指にする。

    中指を折り、1本指にする。

    人差し指を折り、握りこぶしになる。

    それを合図に私たちはシロップを同時に飲み込んだ。今日一番甘い味がした。

  • 42二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 20:53:03

    今、私は何を見てるんだ???

  • 43二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 20:53:21

    そんなことになっても普通に食べる流れにせず一緒に食べさせ合うのやばいですね……

  • 4418/18◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 20:55:12

    「美味しかったね」

    「あぁ、うん、うまかった」

    そう言ったきり、私たちは無言で見つめ合う。なんでだろ、体の奥が熱い。ポカポカした気分ではないと思う。

    「ルフィ~!ウタ~!あっここにいたのね!」

    私たちが少し気まずい雰囲気になっていると、航海士のナミが私たちを呼びながらこっちに近づいてきた。

    「ん? あんた達なにしてるの?」

    「あっ、うん、釣りしてたんだけど、全然釣れないから、ちょっと休憩してたの」

    うん、嘘は言っていない。休憩中にシロップを舐めていただけだ。

    「? まぁいいわ。それよりルフィ!ようやく次の島が見えたわよ!」

    「本当かァ!やぁ~と、肉にありつけるな!よかったなウタ!すぐに腹いっぱいになるまで飯が食えるぞ!」

    「うん、そうだね」

    なんでだろ。ようやく食糧危機から解放されるのに思ったより嬉しいって気持ちが湧いてこない。

    先ほど感じた体の奥の熱が不完全燃焼している感じがする。それに、空腹感とは別にお腹の奥がむずむずする感じもする。なんだろこれ、お腹が空きすぎて変になってるのかな。

    よくわからない現象のせいで不安な気持ちなる。まだ、糖分が足りてないだけかな?とりあえず次の島にも美味しいメープルシロップが売ってあるといいな。久しぶりにパンケーキを食べたら、こんな不安な気持ちなんて吹き飛ぶでしょ!

    ~おわり~

  • 45スレ主◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 20:56:16

    以上で終了です。ルフィとウタの仲睦まじい食事シーンを書くことができて満足です。

  • 46二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 20:56:49

    しょく、じ……?

  • 47二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 20:58:43

    えっちでした ごちそうさまでした
    空腹関係なくまたウタの提案でやりはじめるんでしょうね
    今度はホイップやチョコソースでやるんでしょうね

  • 48二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 21:00:17

    えっちでやんした
    素晴らしいssをありがとうでやんす

  • 49スレ主◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 21:15:00

    ちょっとえっちなSSに挑戦してみようと思って書いたんですけど、
    掲示板の規約上直接的な描写はNGだし、そもそも自分が直接的なえっち文章を技量がないので、
    あれこれ悩んで書いた結果、こんなSSが出来てしまいました。

  • 50二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 21:26:49

    これ続けていたら互いの口に入れたシロップを口移しし始めるだろ
    指を介すやり取りがもどかしくなり、シロップも無くなっても口移しをするんだろうなぁ

  • 51二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 21:31:12

    下手なえっちSSよりえっちでやんした…

  • 52スレ主◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 21:31:58

    >>50

    当初の予定では残り少なくなったシロップをルフィの舌に垂らして、それをウタが舐めるっていう話を書いていたんですけど、さすがにこれを食事シーンと言い張るのは無理じゃね?って個人的に思ったのでボツにしましたw

  • 53二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 21:32:28

    突っ込むのも野暮だがウタお前いつから船に乗ったんだ

  • 54スレ主◆zuhRlwhW7o22/10/30(日) 21:37:16

    >>53

    すまない、それはこのSSを読んでくれた皆さんがそれぞれ好きなシチュエーションで脳内補完していただけると助かる

  • 55二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:01:00

    無知ウタの食欲と性欲がごちゃごちゃになってる感じが好き

  • 56二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:38:10

    私この世界を望んでたんだ...
    ウタちゃんありがとう...悔いは無いよ....

  • 57二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 03:25:26

    舌にシロップだと…
    貴重なシロップを一人分で二人共楽しめるんだ!
    このきんきゅうじたいにはひつようなことじゃないか!

  • 58二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 03:30:38

    >>53

    最近二次創作ばっか見てたせいでそういやウタって船乗ってなかったわってなったわ

    なんか普通に違和感無い

  • 59二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 06:53:49

    お互いの指は舐め合ってるけど、唾液の交換まではしてないから、絶妙に一線を越えてない感じがいいね

  • 60二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 10:05:40

    歯磨きプレイに通じるナニカがある

  • 61二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 12:27:45

    このウタはドSなの?ドMなの?どっちなの?

  • 62スレ主◆zuhRlwhW7o22/10/31(月) 21:56:59

    せっかくなのでボツにした内容も投稿して供養します。


    >>38

    の続きからになります。全部で6回分の投稿になります。

  • 631/6◆zuhRlwhW7o22/10/31(月) 22:01:17

    「ゼロ!」

    カウントが終わると同時にルフィは私の鼻から指を離す。

    だけど、私はすぐには飲み込まず、ルフィの耳に喉元を近づけた。

    ……ごっくん

    そして、出来るだけ大きな音がするように思いっきりシロップと唾液を飲み込んだ。

    「……ごちそうさまでした♪」

    そのままルフィ耳元でお礼の言葉を伝える。

    「……ウタ、苦しくなかったのか?」

    「苦しかったけど、我慢したおかげでとっても美味しくいただけたよ」

    ルフィが私をとことん焦らしてくれたおかげで、満足いく結果を得ることができた。

    「手伝ってくれてありがとね」

    感謝の言葉が自然と口から出る。きっと今の私は満面の笑みになってると思う。

    「……ウタが喜んでくれたならいいけどよ」

    だけど、ルフィは困った表情をしている。慣れないことをしたせいで疲れたのかな。

  • 642/6◆zuhRlwhW7o22/10/31(月) 22:08:01

    一息ついてシロップの入った瓶を確認する。

    元々残り少なかったシロップはあと1回分しか残っていない。

    「あと1回分しか残ってないけど、どうしようか」

    「おれはもういいから、残りはウタが全部食っていいぞ」

    ぐぅうううう

    ルフィは私に気を使ってくれたけど、お腹の虫は空気を読まずに音を鳴らしていた。

    「気を使ってくれるのは嬉しいけど、一緒に食べようよ」

    「いや、一緒に食べるって言ってもどうやるんだよ」

    んー、確かにどうしよう。2人で出来るだけ味わって食べるいい方法はないかな?

    ……あっ、この方法ならいけるかも。

    「ねぇルフィ、また舌をべーってして」

    「ん?なにするつもりだ?」

    「いいから、いいから」

    ルフィは私の言うことが理解できていないみたいだが、大人しく舌を出してくれた。

  • 65二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 22:09:38

    ……!!!

  • 663/6◆zuhRlwhW7o22/10/31(月) 22:15:17

    「じゃあ今からルフィの舌にシロップ垂らすけど、舌を出したまま飲み込まないでね」

    そう言いながら私はルフィの答えを聞く前に、舌の上にシロップを垂らした。

    「……!?」

    ルフィは状況がわかっていないみたいだけど、舌は出したままにしてくれている。

    「それじゃあ、いただきます♪」

    私はシロップとルフィに感謝しつつ、ルフィの舌の咥えた。

    「んんん!?」

    だけど、ルフィは私に舌を咥えられた瞬間に舌を引っ込めてしまった。

    ちょっと待ってよ!一緒に食べようって言ったじゃん!独り占めはよくないよ!

    私はルフィからシロップを取り返すべく、すかさずルフィの口の中に舌をねじ込んだ。

    勢いあまってそのままルフィを押し倒してしまったけど、そんなことを気にしている場合ではない。

    私は必死にルフィの舌を追い求める。だけど、ルフィの舌は暴れまわり、私の舌とぶつかり合うだけだ。

    ところどころシロップの甘みを感じる。でも、どんどんその幸せの味は薄まっていく。

    あーぁ、これほとんどルフィが飲み込んじゃってるよ!もー!ひどいよルフィ!

  • 67二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 22:16:37

    おっ、ボツ稿ありがたい

  • 684/6◆zuhRlwhW7o22/10/31(月) 22:22:05

    シロップの味が完全になくなったので、私はゆっくりとルフィの唇から離れる。

    そのまま馬乗りの状態でルフィの胸をポカポカと叩く。

    「ばかルフィ!ほとんどルフィが飲み込んでるじゃん!ばか!ばか!」

    「……わりィ、ビックリして飲み込んじまった」

    ルフィは申し訳なさそうに釈明する。確かにちゃんと説明しなかった私も悪いけどさ、ちょっとは耐えてよ。

    「もー!せっかくいい方法だと思ったのに!」

    私はなりふり構わず子供のようにルフィをポカポカ叩き続ける。

    「ルフィ~!ウタ~!あっここにいたのね!」

    私が無抵抗のルフィをひたすら叩いていると航海士のナミが私たちを呼びながらこっちに近づいてきた。

    「ちょっとあんた達なにやってんのよ!」

    私たちのやり取りに驚いたナミは慌てて仲裁に入る。

    「もう、どうしたの」

    ナミは私とルフィの顔を交互に見ながら状況を確認していた。

  • 69二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 22:28:24

    可愛そうなルフィ

  • 705/6◆zuhRlwhW7o22/10/31(月) 22:31:27

    「……どうもしてないよ」

    心配するナミに対してぶっきらぼうな対応をしてしまう。

    「どうもしてないっとことはないでしょ。何があったのルフィ?」

    「あー、ウタが大切にとっていたシロップをおれが勝手に食っちまってよォ」

    ルフィは勝手には食べていない。だけど、話をややこしくしないために自ら悪役を買って出た。

    「はーぁ、なにやってんのよあんたは」

    ナミは空のハニーディスペンサーを見て、ルフィの証言を信じたみたいだ。

    「もう、ようやく次の島が見えたってのに、なに喧嘩してるのよ」

    「お!?やっと島が見えたのか!?」

    「そうよ。私は今から上陸の準備をするから、あんた達もさっさと仲直りしときなさいよ」

    そう言ってナミは私たちのいざこざに深く首を突っ込むことなく、この場を後にした。

    「よかったなウタ!これで腹いっぱいになるまで飯が食えるぞ!」

  • 715/6◆zuhRlwhW7o22/10/31(月) 22:38:41

    「……ごめんルフィ。私にも悪いところがあったのに、一方的に怒っちゃって」

    「まァわりィのは勝手に飲み込んだおれだからよ。気にすんな」

    そう言ってルフィは私の頭を軽くポンポンと叩く。

    今のルフィを見ていると幼い頃に不貞腐れていた私をあやしてくれたシャンクスを思い出す。私もいい加減、機嫌を直さないといけない。

    「ねぇ、次の島はどんなところだろうね」

    気分を変えるために次の島の話を始める。

    「どんなとこだろうな!いやー楽しみだな!うめェシロップがあるといいな!」

    だけど、ルフィのほうもまだ気にしていたみたいで、またシロップの話に戻ってしまった。

    「ねェルフィ、次の島でシロップが手に入ったら、さっきのやつもう1回しようよ」

    お互いモヤモヤしたままなのはよくない。さっきの行為をちゃんとやり直せたらお互いスッキリできるだろう。

    「わかった。今度は飲み込むのをちゃんと我慢するよ」

    ルフィは私の提案に反対することなく、二つ返事で了承してくれた。なんでだろ、さっきの行為をまたできると思うと胸の奥が熱くなる。

    とりあえず、シロップはたくさん買っておこう。次は私の舌の上にシロップを垂らしてルフィに舐めてもらうのもいいかもしれない。

    パンケーキ分が不足しているときに、ルフィで補えるようにホイップやチョコレートソースでも試してみようかな!

    ~おわり~

  • 72スレ主◆zuhRlwhW7o22/10/31(月) 22:43:00

    ボツ案の供養完了!

    終始ルフィが攻められっぱなしなのが、どうにも気になったのがボツにした理由の1つです。

    ずっとウタが主導権を握っているように見えて、ルフィに怒られるとしゅんとするウタが好きなんですよね私。

  • 73スレ主◆zuhRlwhW7o22/10/31(月) 22:48:23

    あと、キスシーンがあんまりえっちな感じになりませんでした。

    お互いの指を舐め合うほうが個人的にはえっちだと思ってます。

  • 74二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 22:50:51

    投下乙!
    確かにえっちさは感じなかったけど、ウタがこの行為の意味に気がつくのはいつになるのか…

  • 75二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 22:52:10

    ルフィはこれがディープキスであることに気がつきながらも、次の予約を了承しているところに気ぶるわ

  • 76スレ主◆zuhRlwhW7o22/10/31(月) 23:05:23

    ちなみに指をしゃぶった時の音を確認しようと思って自分の指にハチミツかけてしゃぶってみたんですけど、虚しくなるだけなので、皆さんは真似しないほうがいいですよ

    音を立てるのって意外と大変なんだぞ!

    一生懸命頑張って音を立ててるんだから、ちゃんと褒めてよルフィ!

  • 77二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 07:37:02

    ありがとう!!
    素晴らしい傑作だった!!

    指舐め妙に描写が丁寧だと思ったら自分で…お、お疲れ様です…

  • 78二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 17:58:36

    作品のために実践する行動力は素直にすごいけど絵図想像したらひでぇ……

  • 79スレ主◆zuhRlwhW7o22/11/01(火) 22:20:35

    >>78

    うるさい!ひどい絵面だなんて言われなくても知ってたよ!!


    だからってどうしろっていうの、今さら。このスレに私のSSを待っている人たちがいるのに!

  • 80二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 22:22:23

    安心しろスレ主!
    刀だって構えるときにチャキ…って音なんて鳴らねェ!

  • 81スレ主◆zuhRlwhW7o22/11/01(火) 22:25:02

    どうでもいいけど、この画像が子供の頃にもそういうことをしていたようにしか見えなくなった

  • 82二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 09:31:50

    >>81

    そういうことってどういうことでしょうか?

    詳細な説明を求めます!

  • 83二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 19:36:27

    保守

  • 84二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 19:41:10

    ウタウタの指舐めやウタウタの唾液交換は健康にいいとされます

  • 85二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 19:56:01

    新作期待してもええのんか?

  • 86二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 23:13:36

    このSSの指舐めシーンで興奮した奴はスレ主セルフ指舐めで興奮したことになるってことですか!?

  • 87二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 23:26:42

    この音楽家...すけべ過ぎる!!

  • 881/5◆zuhRlwhW7o22/11/03(木) 09:32:32

    「ルフィは強い男になりたいんだよね?」

    さびれた風車小屋の中で夕日に照らされながらのんびりする私はルフィに問いかける。

    「おう!だれにも負けねェつえェ男になりてェ!」

    隣に並ぶルフィは元気いっぱいに答える。

    「なら、忍耐力を鍛えなきゃいけないね」

    「にんたいりょく?」

    「我慢強い男になれってことよ」

    ルフィは意味を理解できてなかったので、言葉を変えて説明してあげる。

    「がまん強い男になるにはどーしたらいいんだ?」

    やり方を聞いてくるってことはルフィは我慢強い男になる意思があるみたいだ。なら、私が手伝ってあげよう。

    「ふふ、ルフィが強い男になるために私が特訓してあげるよ!」

    「特訓か!なにやるんだ!」

    やる気満々になったルフィを鍛えてあげるために、私はポーチから秘蔵の小瓶を取り出した。

    「ん?なんだそれ?」

    「メープルシロップだよ。シャンクスに買ってもらったの!いいでしょ!」

  • 892/5◆zuhRlwhW7o22/11/03(木) 09:35:46

    「へー、きれいな色だな!」

    私のお気に入りのシロップをルフィがキラキラした目で眺めている。私の好きなものに興味を示してもらえるのは嬉しい。

    「きれいなだけじゃなくってとっても美味しいのよ!」

    「いいなァ!なっ!これ食わせてくれるのか?」

    「そうだよ。ちょっと待っててね」

    ウキウキで喜ぶルフィの目の前で私は小瓶を開け、人差し指にシロップを少し垂らす。

    「今から食べさせてあげるけど、私がいいって言うまで飲み込んじゃダメだからね」

    「えー!なんでだよ!」

    「言ったでしょ。忍耐力を鍛えるって。強い男になりたんでしょ?」

    「わかった。やってみる!」

    そう言うと、ルフィは小さな拳をぎゅっと握り気合を入れていた。

    「はい、舐めていいよ」

    私は人差し指をルフィの小さな唇に近づける。ルフィはくんくんと匂いを確認した後、私の指を咥えた。

  • 903/5◆zuhRlwhW7o22/11/03(木) 09:40:34

    はむはむ、ぺろぺろ

    ルフィは小さな口で一生懸命に私の指を咥えこみ、シロップを舐めとっていた。

    「今から指を引き抜くけど、まだ飲み込んじゃダメだからね」

    指を引き抜こうとすると、ルフィはほんの少しも残すまいと私の指にちゅうちゅうと吸い付いてくる。引き抜いた指を確認すると、シロップはきれいに舐めとられていた。

    「飲み込んでいないか確認するから、口開けて。あーんしてルフィ」

    ルフィはちゃんと我慢してることを強く主張するように、目一杯口を開いた。

    「うん、ちゃんと我慢できてるね。それにしても、よだれがたくさん出てるね。溢れそうだよ」

    口で呼吸ができないルフィは懸命に鼻で空気を取り込んでいる。ちょっと苦しそうだ。

    「もう口は閉じてもいいよ。今から10数えるから、数え終わったら特訓終了ね」

    ルフィは口を閉じて、うんと首を縦に振った。

    「数えている間は息を我慢してもらうよ。ずるしないように鼻をつまむね」

    私はルフィの可愛らしい鼻をやさしくつまむ。ルフィは気合を入れた表情で力強い目をしている。

    「じゃあ、数えるよ。じゅ~~う、きゅ~~う、は~~~ち、な~~~な……」

    苦しい思いを必死に我慢するルフィは目をぎゅっと閉じ、耐え忍んでいた。

  • 914/5◆zuhRlwhW7o22/11/03(木) 09:46:23

    「ろ~~~く、ご~~~ぉ……」

    歯を食いしばって我慢を続けるルフィ。どんどん表情が険しくなっていく。

    「よん、さん、にぃ、いち、ゼロ!もう飲み込んでいいよ!」

    これ以上、苦悶の表情を浮かべるルフィを見てはいられなかったので、急いでカウントダウンを終わらせた。

    「大丈夫ルフィ!?ごめん、苦しかったよね?」

    「ぜ~~は~~、ぜ~は~、だ、だいじょうぶだ!これぐらいなんともねェ!」

    ルフィは息を整えながら、やりきった表情で笑顔を作る。よかった、何ともないみたい。

    「ちゃんと我慢できて偉いねルフィは」

    私は両手でルフィの頭をわしゃわしゃを撫でながら褒めてあげた。

    「ししし!これくらい朝飯前だ!」

    褒められて気をよくしたルフィはすっかりいつもの調子になっていた。

    「頑張ったご褒美にこれあげるよ」

    ルフィの頭から手を離し、シロップの入った小瓶を手に取る。

  • 925/5◆zuhRlwhW7o22/11/03(木) 09:52:00

    「はい、受け取って」

    手に取った小瓶をルフィに手渡す。

    「え!いいのか!?」

    小瓶を受け取ったルフィは興奮した様子で私に話しかける。

    「うん、もうあんまり残ってないから全部あげるよ。しっかり味わって食べるんだよ」

    「やったァ!ありがとう!」

    ルフィは小瓶を頭の上に掲げながら、全身を使って喜びを表現している。これだけ喜んでもらえると私も鼻が高い。

    「じゃあ、暗くなる前にフーシャ村に帰るよ」

    「うん!ししし!どうやって食べようかなァ!」

    ルフィの頭はシロップでいっぱいになっており、足取りは軽やかだ。

    「もう、喜んでくれるのは嬉しいけどちゃんと前見て歩かないと転ぶよ」

    見ていて危なっかしいので、私はルフィの手を取り、手を繋いだままフーシャ村へ向かって歩を進めた。夕焼けが照らす帰り道は一面がメープルシロップで染められているように見える。

    近いうちにシャンクスはまた海に出るって言っていた。シロップを手に入れる機会があったら、今度は多めに買ってもらおう。

    ルフィが頑張ってくれたときにいつでもご褒美をあげられるように。これからルフィと甘い思い出をたくさん作るために。

    ~おわり~

  • 93二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 09:52:00

    過去編だー!

  • 94二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 09:54:52

    あーこんな年で躾けられちゃってますね

  • 95スレ主◆zuhRlwhW7o22/11/03(木) 10:00:31

    104巻掛け替えカバーのイラストで脳が焼かれました。なので、えっちな感じは控え目です。

    ちなみにエレジア出発の数日前って設定で書いてます。

  • 96二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 17:36:32

    >>95

    よくやった

  • 97スレ主◆zuhRlwhW7o22/11/03(木) 19:17:46

オススメ

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