【現パロ・SS・CP注意】卒業式

  • 1二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:21:50

    卒業式
    「ウタ!卒業おめでとう!」
    「ありがとう!ルフィ!これ私の第二ボタンね!欲しかったでしょ?」
    「い、いらねぇよ!それよりちょっといいか?」
    「うん。どうしたの?」
    「んっんん!ウタ!お前のことが好きだ!おれと付き合ってくれ!」
    「ルフィ…」
    「…!」
    「ドッキリ?それとも練習?もーそうやって揶揄っても騙されないよ!」
    「…ししし!バレちゃったな!」
    「もーっ!ルフィ!私だから許すけど、他の人にしちゃダメだからね!」
    「…他のやつにはしねーよ」
    「?何か言った?」
    「ししし、なんでもねー!」

  • 2二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:23:20

    クソボケ
    ソ  ボ
    ボ  ソ
    ケボソク

  • 3二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:26:26
  • 4二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:26:50

    すれ違い多すぎる

  • 5二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:27:01

    >>3

    なにその絵!?

  • 6二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:27:34

    >>5

    ルフィはウタをなぐれないからな…

  • 7二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:27:50

    卒業式
    「ルフィ!卒業おめでとう!
    「ありがとう!それでウタ話があるんだ」
    「?何?」
    「今度はもう逃げない。…ウタ、いや、ウタさん。あなたのことが好きです。性格も、歌も、あなたの全てが好きです。これからもずっと一緒にあなたと生きていたいです。私と付き合ってください!」
    「…?ドッキリ?でも、えーと、そのー」
    「ししし、クラスのみんなに考えてもらった渾身の告白だったんだけどな…悪い、困らせるつもりはなかった。それに、決心がついた。だから大丈夫だ、ウタ。」
    「ルフィ、私…」
    「無理に答えなくて大丈夫だ!」
    「じゃあなウタ!」

  • 8二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:30:24

    このクソボケガーーー!!!

  • 9二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:35:05

     
     
     
    その日からルフィは私の前から姿を消した。
     
     
     

  • 10二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:37:23

    ココロガ・・・

  • 11二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:41:50

    次の日私がルフィの家へ行くともぬけの殻になっていた。

    ルフィのお爺さんが言うにはルフィは昨日急いで荷物をまとめて飛行機で世界に飛び立って行ったらしい。

    ルフィがいなくなった私の世界は少し静かで色褪せていた。

  • 12二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:43:37

    突然の行動力で笑った

  • 13二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:44:24

    ここだけ行動力すごすぎだろ笑

  • 14二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:46:32

    こいつらってどっちかが告白するともう片方がクソボケにならなきゃいけないルールでもあるのか

  • 15二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:49:05

    ルフィがいなくなっても時間は止まらない。

    私は変わらず大学に通っていた。

    「じゃあ行ってくるねシャンクス!」

    『緊急ニュースです!アラバスタでの巨大な陰謀が明かされました!主犯のサー・クロ・・・』

    「おー、気をつけろよウタ」

  • 16二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 23:51:51

    鰐は現パロでもヤベー奴かよ

  • 17二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 01:00:00

    現パロでもクロちゃんぶっ飛ばしたんか...?
    すごいしん....

  • 18二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 01:02:58

    大丈夫?幼馴染政府に喧嘩売ったりしない?

  • 19二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 01:16:27

    国連の旗撃ち抜いちゃうん?

  • 20二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 09:22:33

    大学を卒業した私は念願の歌手になっていた。

    最優秀新人賞を取り破竹の勢いで大人気になっていた私は、ドームでのライブと世界会議に歌姫として参加することになり順風満帆だった!

    次の日のニュースを見るまでは…

  • 21二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 09:24:54

    あえ?

  • 22二次創作好きの匿名さん22/12/04(日) 09:31:17

    >>20

    おっおい…急に不穏になったぞ…!!

  • 23二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 09:36:35

    >>19

    改めて市井の人からすると純粋にテロリストだなこいつ

  • 24二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 09:39:00

    ムジカスさぁ……

  • 25二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 09:39:44

    もしバッドエンドならシーザーの丸焼きを作る

  • 26二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 09:44:44

    >>25

    バッドエンドはないです。まだ序盤なので

  • 27二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 09:44:59

    『速報です!ドレスローザで革命が起こり、元国王のドンキホーテ・ドフラミンゴ氏が逮捕されました!ドフラミンゴ氏は、闇のブローカーとして数々の犯罪行為に手を染めていたと…ここで臨時ニュースです。ドレスローザで起こった革命での死者ですが…黒髪の少年が亡くなったそうです。遺体の損傷が激しく、身元の確認ができないそうで・・・』

    「…え?」

    黒髪?それって…いや!そんなわけない!でも今どこにいるかわからないし、それに…絶対に違うという証拠がない…

    その瞬間私の世界から色が消えた。

  • 28二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 09:45:40

    >>26

    >>27

    本当か?

    おい!本当か?

  • 29二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 10:13:53

    ゴードンの話によると私は2、3日抜け殻のように生活してたらしい。

    今日はレッスンの日だったのでトレーニングルームに向かったが、ひどい顔をしていたらしく、ゴードンに無理やり休ませられ、リフレッシュのために顔を隠して外出している。

    街を眺めながら歩いているとふと声が聞こえた。

  • 30二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 10:30:37

    「ルフィ先輩!買えてよかったべ!ウタ様のグッズ!」

    「ししし、おれはあまり興味がないからなー。ロメ男が嬉しそうでよかった!」

    「くー!感動で前が見えねーべー!そんじゃ早速ホテルに向かうべ!ここのホテルのバイキングは格別らしいべ!」

    「!めっし!めっし!」

  • 31二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 10:40:35

    生きとるやないか!(安心)

  • 32二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 10:42:09

    良かった…

  • 33二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 10:42:20

    よくよく考えれば、
    ドレスローザって「黒髪の少年」に該当しそうなキャラほかにもいるからなぁ。

  • 34二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 10:43:13

    >>33

    あの友達か?

    でもあいつも強いしな…

  • 35二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 11:04:47

    >>12

    >>13

    多分振られるか、まともに受け取ってもらえないことを予想してたんじゃないかな

  • 36二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 11:08:37

    …え?

    「ルフィ…?」

    「!…ロメ男。ちょっと急ぐぞ。早く乗れ。」

    「…?ルフィ先輩の知り合いだべか?」

    「ルフィ!私だよ!ウ…」

    ここで名前出したらファンが寄ってきちゃう!どうしよう…?

    「ロメ男、車出せ」

    「でもルフィ先輩…」

    「いいから!…早く出せ」

    そして車は私の前から去って行った。

    もう会えない?…いや!私のグッズを買っていたということはドームライブにも来るはず!

    チャンスは一回!その時に捕まえて話を聞く!

    私のモチベーションは今この時最高になった!

  • 37二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 12:17:11

    「…ルフィ先輩…?」

    「悪いロメ男、少し寝る…」



    高校を卒業してウタにフラれたおれは、自分のやりたいことを見つけるため世界に飛び出した。

    たくさんの国や村に行き、知り合いや友達を増やした。

    実際に世界中を見て回ったおれの感想は一つだけだった。

  • 38二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 12:22:11

    「こんな世界じゃ、おれは息がつまりそうだ」

  • 39二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 12:24:19

    今更だけどコテハンをつけてほしいことを教える

  • 40二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 12:25:30

    世界を回ると、困ることは多かったがそのたびに優しい人に助けられた。面白いやつと友達になったりした。

    だがそういう人たちは決まって支配されていた。

    自分の権威を笠に着るやつ。執事として潜り込んで財産を狙うやつ。自分達は至高の存在だと威張り、村を支配するやつなど多くの気に入らない奴がいた。

    その度におれはそいつらを友達になったやつや志が同じやつと一緒にぶっ飛ばした。

    そうしているとだんだん敵が大きくなっていき、王女と一緒に国の乗っ取りを企む秘密組織と戦ったりもした。

    別に英雄になりたかったわけじゃない。

    ただおれは自分のやりたいように、気に入らないやつや友達を苦しめているやつをぶっ飛ばしただけだ。

  • 41二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 12:27:42

    現パロでもだいぶ無茶苦茶なことしてるなwww

  • 42二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 12:41:03

    現代時空でも、モーガン、クロ(クラハドール)、アーロン、クロコダイルは悪さしてるのか

  • 43二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 12:46:17

    >>42

    ドフラミンゴもやね

  • 44スレの作者22/12/04(日) 13:09:41

    今回もそうだ。

    ただ国民が上っ面の笑顔で過ごしていて、弁当を奢ってくれた友達が泣いているこの国が気に入らなかったから、その原因の奴らをぶっ飛ばしただけだ。

    その途中でおれに憧れた地元のギャングや国を追い出された王子、別の国のギャングや王族が手伝ってくれたからなんとか勝てた。

    宴のあとそいつらがおれの子分になりたいと言ってきた。もちろんおれは断った。窮屈だから嫌だと。

    そうしたら勝手に子分になる。おれ達の自由だと言い返された。流石に言い返せなかった。

    その自称子分の一人のロメ男がどうしてもライブに一緒に行きたいと言うから来ただけだった。

    「だから…会う気はなかったんだけどなァ…」

  • 45二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 13:31:27

    ほう

  • 46スレの作者22/12/04(日) 13:35:16

    おれがやるって決めて戦ってそのために死ぬなら別によかった。だからどんな相手でもぶっ飛ばせたんだと思う。

    でもだめだ。未練ができたら、死にたくなくなってしまう。一歩踏み出すところを躊躇してしまう。

    だからウタに決めてもらった。ウタに告白して受けてくれたら、ウタと一緒に生きる。振られたらやりたいことを見つけに世界に行く。

    もう決まったことだから後悔はしない。そう決めてたんだけどなぁ…

    「ルフィ先輩!ライブの席最前列取れたんだべ!だからルフィ先輩も」
    「悪いなロメ男。おれは出口近くで立って聴くよ。」
    「むぐぐ〜!ならおれも」
    「いや、ロメ男が取ったんだからロメ男は最前列で楽しんでくれ。」

    また早く旅に出ないと…決意が鈍ってしまう。

  • 47二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 15:16:25

    最終的にハッピーエンドを望んではいるが、それはそれとしてビターエンドもちょっと見てみたい世界線だ
    期待待機

  • 48二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 15:16:50

    さあ…どうなる?

  • 49スレの作者22/12/04(日) 17:17:57

    「みんなやっと会えたね!ウタだよ!」

    ライブ当日、会場は大盛況!

    歌を歌いながら客席のルフィを探しているが…見つからない。

    でもまだ時間はあるから大丈夫!

  • 50スレの作者22/12/04(日) 17:19:25

    「今日はありがとう!」

    立ち見席で久しぶりにウタの歌を聴いた。

    相変わらず楽しそうに歌っていて、その姿を見ておれはやっぱり、ウタのことが大好きなんだなと自分の気持ちを再確認することができた。

    …未練はなくなった。ウタはもう自分の夢に向かって歩いている。

    ロメ男には悪いが一人で帰りたい気分だった。

    出口から出てしばらく歩いていると急に手を引かれた。


    振り向くとそこにウタがいた。

  • 51二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 17:40:56

    もう逃げられないゾ❤

  • 52スレの作者22/12/04(日) 17:53:58

    「はぁ、はぁ、はぁっ、捕まえた!」

    「…人違いじゃねーか?」

    「ううん!間違えないよ!久しぶりだね、ルフィ!!!…生きててよかった」

  • 53スレの作者22/12/04(日) 18:40:03

    流石に逃げきれなかったおれは今ウタの部屋にいた。
    「はいルフィ、スープ」
    「…ありがとう」
    温かいスープを飲んで一旦冷静になることにした。
    「…懐かしいね。」
    「…ああ」
    「ねぇ、ルフィ。…いや、なんでもない。……それは流石にずるいよね。逃げたのは私なんだから」
    「ウタ?」
    「ううん、なんでもない。それよりルフィ。明日私完全オフなんだ。だから私とお出かけしよう!」
    「…?」
    「はい決まり!じゃあまずは・・・」
    いつだってそうだった。おれはウタの笑顔には勝てないのだ。
    なのでおれはとりあえず電話でロメ男に滞在期間の延長と今日明日合流できないことを謝ることにした。

  • 54スレの作者22/12/04(日) 19:03:49

    その日は楽しかった。ウタと久しぶりに一緒にいて、一緒に買い物をして、一緒に遊んで、一緒に食事をした。
    だから、こんな急にこの幸せが終わるなんて思わなかったんだ。

    夜になりウタの部屋で談笑していると電話が鳴った。ウタが会話していると急に顔色が悪くなり電話を切った後泣き出した。

    「ルフィ…どうしよう。ゴードンがぁ…」

  • 55スレの作者22/12/04(日) 19:30:14

    ウタの話によると、電話の相手は作詞・作曲家のトット・ムジカというやつで、以前から世界会議の時に自分の作った歌を歌ってほしいと言ってきていたが、ウタが断り続けていると実力行使としてウタの師匠兼マネージャーのゴードンを拉致監禁したらしい。

    「ルフィ…いや、ルフィはこの件に関しては部外者だからね…。自分でなんとかするよ!…でも不安だから今日は添い寝してもらっていい?」

    おれはウタに何も言えなかった。今日はこのまま二人で添い寝した。

  • 56二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 19:43:49

    ここでもトット・ムジカはよお・・・

  • 57スレの作者22/12/04(日) 20:11:03

    朝になりおれはウタと別れた。

    ウタは笑顔で見送ってくれたが、空元気なのは見てわかった。痛々しい笑顔だった…!

    だからおれは決めた。いつだっておれはやりたいことをやる男なのだから。

    「ルフィせんぱ〜い!二日も何してただべか?!」
    「ロメ男、頼みたいことがある」
    「!ルフィ先輩からの頼み事ならなんでもお任せだべ!」

  • 58スレの作者22/12/04(日) 20:49:32

    ロメ男と別れたおれはある国に向かった。

    「ビビ様!あなたにお会いしたいという者が訪ねて来ました。」

    「え、そんな人と会う予定なかったはずだけどなぁ…誰なの?」

    「それは・・・」

    「会うわ!」

    「即断即決…かなわぬ」ポロッ

  • 59スレの作者22/12/04(日) 21:42:56

    『さぁ、世界会議に出席するために各国の代表が降りて来ました。あれは…アラバスタ国のビビ王女です!その隣にいるのは、ボディーガードのチャカさんと…ローブに隠れて顔が見えませんが、今入った情報によると…ルーシーさんのようです。』


    「!」
    「どうしたのそんな急に準備して」
    「あいつに会いに行くの!借りっぱなしは私の主義に反するから!」

  • 60二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 21:58:49

    チャカ様だけあにまん風味で草

  • 61スレの作者22/12/04(日) 22:21:46

    ルフィと別れてから二日後、私はトット・ムジカと対峙していた。

    「約束だよ!この書類にサインしたらすぐにゴードンを解放して!」

    「ああ、君が今後私の曲しか歌わない内容のこの契約書にサインすれば解放するとも」

    「・・・ほら、サインしたよ!早くゴードンを解放して!」
    「はて?そんな約束したかなぁ?」

    「!騙したの!」

    「人聞きが悪いなぁ〜!口約束を信用した君が悪いんだろう〜!」

    「そんな!この嘘つき!!ふざけるなぁ!!!」

    「はーっはっはっはっは!!」

    「うぅ…ごめんゴードン…」

  • 62スレの作者22/12/04(日) 22:47:05

    機嫌が良いままトットムジカは高層ビルに入り最上階に登って行った。

    「お待たせして申し訳ない!アラバスタ王国のビビ王女とドレスローザ国のリク王とヴィオラ王女!」
    「飲み物です」
    「ありがとう。美人なコンパニオンだなぁ…」
    「単刀直入に聞くわ。…何のために私とドレスローザ王国のリク王とヴィオラ王女を呼んだのかしら?」
    「…あなた方には私を世界会議に招待してもらいたいのですよ…」
    「…なぜ私達に?」
    「それはあなた方2国がお金に困っているからですよ〜!私からは復興するための支援金を望む額渡しましょう。どうです?」
    「お断りします」
    「は?」

    ビビはトット・ムジカを睨みつけて宣言した。

    「アラバスタを嘗めるな!あなたの手など必要ない!それに、あなたは私の友達を怒らせた!それだけでもあなたに私たちが手を貸すことはありません!」
    「くっ…なら力づくでも従わせる。来い!」

  • 63二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 23:04:40

    トット・ムジカが指を鳴らすと、後ろから異形の肩の男と足が長い男の二人出てきた。

    「こいつらは傭兵の“破壊砲イデオ”とブルーギリーだ!二人とも、ビビ王女の意見が変わるように躾けてやれ!」
    「…気乗りはしねーが、こんなクズでも客なんだ。悪いな」
    「ビビ王女!」

    リク王が身を乗り出す。しかし状況に反してビビは落ち着いていた。

    「大丈夫。お願いできる?ルーシー」

    二人の前に立ち塞がったのは全身をローブに隠した者だった。

    「おいおい…一人かよ。」
    「これも金のためだ!気を抜くな!」

    イデオとブルーギリーのコンビネーションで壁際に追い詰められる。

    「これで終わりだ!」

    そう言って放ったイデオの一撃を壁を蹴って宙返りして避けビビの元に戻って行った。

  • 64スレの作者22/12/04(日) 23:08:36

    >>63

    コテハン外れてますがスレ主です

  • 65スレの作者22/12/04(日) 23:22:45

    「なァビビ、これ脱いでいいか?」

    護衛にしては気安い言葉にビビは苦笑し
    「そういうと思いました。いいですよ。」

    「サンキュー!これ着ていると動きにくくてさァ…」

    そう言ってローブを脱いだ中から現れたのは…

    「お…親分?!」

    「あっ、その言い方やめろ!おれはまだ認めてねぇからな!」

    「?こんな若造がどうした!やってしまえ!」

    そう言ってきたトット・ムジカに対して

    「いや、やめとく」

    「依頼料は返す。俺たちはこの依頼は受けれねぇ」

    「な、何〜!!」

    そう言ってイデオとブルーギリーは去って行った。

    「く、くそ!だがおれにはまだこのお方が残っている!来てください!」

    「…おれの出番か?」

    そう言って現れたのは右手が斧になった異形の男だった。

  • 66二次元好きの匿名さん22/12/05(月) 06:55:05

  • 67二次元好きの匿名さん22/12/05(月) 16:19:38

  • 68スレの作者22/12/05(月) 17:28:49

    >>66

    >>67

    保守してくれてありがとうございました!

  • 69スレの作者22/12/05(月) 17:31:00

    「彼こそ俺の秘密兵器!元大佐の斧手のモーガンさんだ!」
    「おれは元でも大佐だ!ボディーガード程度のお前とは格が違う!」
    そう言って攻撃してくるモーガンの攻撃をルフィは避け続けた。
    「さすが元大佐のモーガンさんだ!あの若造、びびって避けることしかできてねぇ!」
    そうやってモーガンの攻撃を避け続けているとルフィの懐から電話が鳴った。
    「悪い、ちょっとタイム!もしもし」
    『ルフィ先輩!おら』
    「この俺を誰だと思ってやがる!俺は」
    『やりましたべ!頼まれていた救出作戦達成できましたべ〜!』
    「ししし、そっか!ありがとう!」
    「元でも大佐の斧手のモーガン様だぞ!!!」
    そうやって振り下ろした斧をルフィは電話を切りながら避けると
    「ししし、思い出した!お前何も変わってないな〜!」
    そう言いながらモーガンの斧を足で叩き折った。

  • 70スレの作者22/12/05(月) 17:46:19

    「は?」

    「お前邪魔だ」

    そう言われてルフィに殴られたモーガンは壁に叩きつけられ意識を失った。

    「おい」

    「ひっ」

    ルフィに睨まれたトット・ムジカはリク王の方を見て
    「助けてくれ!支援金はいくらでも払う!」

    「いや、無理だな」

    「!?」

    「私たちは彼に足を向けて寝られないほどの恩がある」

  • 71スレの作者22/12/05(月) 18:34:06

    そう言われて追い詰められたトット・ムジカはルフィを懐柔しにかかった。
    「金か?金なら欲しい額をやるぞ!」
    「いらねぇ」
    「そもそもお前は何で俺に怒っている?初対面のはずだが?!」
    「お前がやっちゃいけねぇことをやったからだ」
    「やっちゃいけないこと?…ははーん、さてはウタのことか?なら話は早いな!おい!お前それ以上動いてみろ!あの女のマネージャーのゴードンとかいうやつの命はないぞ!」
    ルフィは一歩近づきながら言った。
    「それなら心配ねェ。ロメ男が助けてくれた」
    「!な、なら…俺を殴っても意味ないぞ!もうあの女に契約書は書かせた!」
    そう言ってトット・ムジカは懐を探るが、何も出てこない。
    「あ、あれ?落としたか?」
    そうやっていると壁際に立っていたコンパニオンが懐を探り
    「盗っておいたわよ♡これで村を救ってもらった貸し借りはなしね」
    と言い紙をビリビリに破いた。
    「ありがとな…ナミ」

  • 72スレの作者22/12/05(月) 18:35:03

    「はっっはっっっはっっっは!!」

    過呼吸になっているトット・ムジカに向けてルフィは一歩進む。

    「お前はやっちゃいけねぇことを二つした。」

    「っはっはっっはははっはっは!!」

    ルフィは一歩進む。

    「一つはあいつから自由と歌を奪ったこと」

    「はっっっはははははっはあっはあっはああ!!!!」

    ルフィは一歩進む。

    「もう一つは」

    「はっっはっはっはっっははああああ!!」

    ルフィはトットムジカの前に立つと拳を引き絞り

    「おれの大切な人を泣かすなよっ!!!!」

    トットムジカの顔面を撃ち抜いた。

  • 73スレの作者22/12/05(月) 19:00:33

    その後おれはビルを出てロメ男と合流し、そのままホテルに戻った。

    後のことは任せてくれとあの場の全員が口を揃えて言ったからだ。

    というかぶっちゃけ邪魔と言われた。

    …まァ、やりたいことできたし、おれは満足だ!

    …決していじけているわけではない。

  • 74スレの作者22/12/05(月) 19:48:22

    次の日の早朝、寝ているロメ男に黙っておれは旅に出ることにした。ロメ男には悪いが、このまま姿をくらませて旅を続けるつもりだ。
    そう思いホテルの玄関から出るとそこにはウタが立っていた。

    「!」
    「!?」

    驚いた一瞬の隙に捕まったおれはまたウタの部屋に連行された。
    「…何でおれのいるホテルがわかったんだ?」
    「昨日ゴードンがニワトリ君から聞いておいてくれたの!なんでも私のファンでルフィの一番の子分だってぇ〜。いや〜私も鼻が」
    「ウタ」
    「!」
    「…何の用だ?」
    「…ルフィでしょ?私とゴードンを助けてくれたの。ニワトリ君や、旅で得たコネを使ってさ。…ありがとう。ありがとうねぇ…ルフィ…」
    ウタは涙を流しておれに抱きついてきた。おれはそっとウタが泣き止むまで抱き返し続けた。

  • 75二次元好きの匿名さん22/12/05(月) 20:03:29

    ルフィ強いなぁ…

  • 76スレの作者22/12/05(月) 20:11:43

    「…恥ずかしいところ見せちゃったね」
    「…いや、おれは嬉しかったぞ。ウタがおれを頼ってくれて」
    「…コホン!それでルフィ!その…私から言うのはずるいかなって思ったけど言わないとルフィがまたどっか行っちゃうってのはわかっているから言うね!」
    そう言ってウタは深呼吸を一回すると
    「ルフィ、いえ、ルフィさん。あなたのことが好きです。性格も、強さも、あなたの全てが好きです。これからもずっと一緒にあなたと生きていたいです。私と付き合ってください!」
    「それ…おれが言った…」
    「…」
    「でも、だめだウタ。おれじゃお前に釣り合わねェ。一人じゃないと死ぬ覚悟もできない弱いおれじゃァだめなんだ。だからそういうのはおれ以外と」
    「私は!ルフィと一緒じゃないと!死んじゃうよ!…私もそれぐらい弱いんだよ?だから大丈夫。弱い者同士支え合って生きていこ?」

    「…ああ。よろしく…お願いします…!」

  • 77スレの作者22/12/05(月) 20:59:18

    こうしておれとウタは付き合い始めた。ロメ男に一人でドレスローザまで帰ってもらうことになったので謝ると
    「推しと推しが付き合うなんて…おらは…うおー!!!生きててよかったべー!!!!大丈夫だべ!おら一人で帰るんで!ルフィ先輩とウタ様は末永くお幸せに!後結婚式には呼んで欲しいべー!!!!!!」
    と言い風のように去っていった。

    それからもウタの人気は鰻登りに上がっていった。
    おれの口座にはアラバスタとドレスローザから多額の謎の振込みがあり正直怖かった。

    でも、幸せだ。あの卒業式から何年も経ったけど、辿って来た道に後悔はしていない。
    一つでも欠けていたら今に繋がらなかっただろう。遠回りこそが幸せへの最短の道だった。
    今日もおれは彼女の隣で今を歩き続ける。

  • 78スレの作者22/12/05(月) 21:00:17

    これで終わりです

    読んでくださってありがとうございました

  • 79二次元好きの匿名さん22/12/05(月) 21:02:40
  • 80二次元好きの匿名さん22/12/05(月) 21:17:15

    面白い内容でした

  • 81二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 08:01:38

    アラバスタとドレスローザからの多額のお金ってどれくらい何だろうか?
    一般人目線での多額であってそこまで財政に影響しないのか、国民が感謝の気持ちで集めた少額のお金がちりも積もれば理論で大きくなってるのかな?

  • 82二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 10:07:37

    >>81

    国を救われた、っていう意識だったら、国からと国民からを合わせて多分二桁億はいくんじゃない? 参考になるかわからないけど、東日本大震災のときの海外からの支援金が一番多くて30億くらいだったはず


    それはそうと良いSSでした

    完結おめでとう、そしてありがとう

  • 83二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 21:38:20

    ウタのためにみんなと協力してムジカを打ちのめすルフィのかっこよさには敵わぬ…ポロッ
    幼少期に誤魔化して離れてた分二人ともずっと幸せに暮らしてほしい…
    改めて素晴らしいSSをありがとうございました!

  • 84二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 06:04:13

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