ここだけカフェの姿のお友だちが その5

  • 1二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 20:56:57
  • 2二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:13:24

    カフェトレ
    「視える」ようになり合わせ鏡のような二人に深く愛された、とても幸せなトレーナー。
    あまりにも甘美な誘惑に負けそうになるも、学生と指導者の関係を守るためにも、そして規約を破らないためにも今日も耐え続ける。

    お友だち
    本人(本霊?)も知らず知らずのうちに、カフェトレに強い好意を抱いてしまった霊。
    カフェトレには見えていない(と思っていた)のをいいことにベッドに潜り込んだり一生にお風呂に入ったりしていたが、カフェトレが視えていることに気付いてからはより一層積極的に好意を示す。
    霊体なので体のサイズは可変だが、カフェより胸部が豊かであることが多いようだ。(カフェ初期設定のB81?)
    霊体ゆえ着替えも一瞬で自由自在にできたり、カフェトレに憑りついて思考を読んだり、夢の中に入り込んだり、不在中のカフェトレ宅に潜入して通い妻したりといろいろできるが、その行動力に反して想いを言葉にして伝えるのは苦手らしい。

    マンハッタンカフェ
    カフェトレが指導を担当するウマ娘。
    カフェトレにはもともと密かに、しかし確かな思慕の情を持っていたが、お友だちのアグレッシブさに危機感を覚えて以前より積極的になったようだ。
    お友だちとは逆に好意を行動に表すことは若干苦手だが、言葉で伝えることは比較的得手としている。

  • 3二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:13:40

    カフェトレサンド
    カフェトレが時にお風呂で、時にベッドでなどあちこちでカフェとお友だちに挟まれてぴったり密着されている状態。
    カフェトレは多幸感に包まれるが、手を出すまいと必死に耐える。
    世界線によっては、オセロのように挟まれたカフェトレが二人そっくりのウマ娘の姿に変化することも…?

    ミントキャンディ
    カフェトレのトレーナー室や自宅に置いてあるキャンディでお友達の好物。
    お友だち用に用意されたものを間違って食べてしまった結果、カフェトレがお友だちの姿を「視える」ようになったとかなってないとか?
    ちなみにお友だちからはこのキャンディの香りがほんのり香るらしく、カフェトレはいつの間にかこの香りを嗅いだだけでお友だちのことを夢に見たりするようになってしまった。

    浄化
    お友だちが除夜の鐘を聞いたり、何らかの外的要因で浄化されると起きる現象。
    具体的には口調が柔らかくなり素直になる。素直になりすぎてカフェトレにひたすら好意を口にしまくり甘えまくる。
    その代償としてカフェは機嫌が悪くなる。

  • 4二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:14:11

    以上テンプレ

  • 5二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:16:34

    次スレありがとうございます!!!!!

  • 6二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:18:11

    もっといちゃつかせていけ

  • 7二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:23:33

    寝かしつけ回は多分日付変わってからの投稿になると思われますよろしくお願いします…

  • 8二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:25:00
  • 9二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:27:49

    ここがサンドイッチ生産施設ですか

  • 10二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:28:18

    10!!

  • 11二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:31:24

    割と長く続いてて驚いた。
    いいぞもっとやれ。

  • 12二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:31:42

    さてどんなシチュで書くか。シリアスなやつは1本ネタがあるんですが、コメディ風はね…

  • 13二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 21:45:27

    自分もコメディは上手く書けないので普通のお話くらいしか描けないのであります
    シリアス読みたい!

  • 14二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 22:08:59

    当方甘々イチャラブ一辺倒にございます
    コメディだとトレーナーさんとイチャイチャしつつもカフェとの仲を気ぶるとか……?

  • 15二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 22:12:47

    わたくしいろんなひとの書いたカフェトレサンドを読みたいマンです!!!

  • 16二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 22:40:55

    カフェトレサンドか…やってみるか?

  • 17二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 22:45:54

    スレ主ではないですが、カフェトレサンドを題材に1つ書いてみます。多分1スレで終わる分量。

  • 18二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 22:50:07

    ありがとうございます!!

  • 19二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 23:04:49

    「トレーナーさん…」
    仕事が一段落し、トレーナー室のソファに沈んでいたカフェトレに、カフェが寄りかかってきた。
    「どうしたんだカフェ。疲れてるのか?」
    「それはトレーナーさんもそうではありませんか?」
    否定は出来なかった。実際そうであったからだ。
    「私が癒してあげます…」
    そう言うと、彼女はトレーナーの前…いや、膝の上に、対面するように着座する。
    側から見るとだいぶ如何わしい絵面ではあるが、幸い誰も入ってくる様子はない。
    「どうでしょうか」
    カフェの温もりと感触が、トレーナーの理性を削っている…
    その時だ。
    「おいカフェ、俺様に黙ってそんなことすんなよ、俺様も混ぜろ」
    お友達…サンデーが後ろから声をかける。
    「サンデー!?」
    トレーナーが頓狂な声を上げる。無理もあるまい。
    背中に、カフェのそれより柔らかな感触が当たっていたのだから。
    「…私の方がいいですよね?」
    カフェが更に押し付ける。
    「…俺様だろ?」
    サンデーがもっと押し付ける。
    トレーナーの理性は崩壊寸前だった。
    「なートレーナー。このまま最後まで行っちまおうぜ。レッドディザイアとかジョーカプチーノとかこさえちまおうぜ」
    急に謎の名称が出てきたが、トレーナーにそれを考える暇はなかった。
    「おかしなことを言わないで」
    カフェとサンデーの押し付け合いは、トレーナーが忍耐のあまり気絶するまで続いたのであった。

  • 20二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 23:08:51

    10分クオリティですがお許しを。

    ちなみに自分とこの設定はこんな感じで

    カフェ、トレーナー:このスレの設定に準ずる
    サンデー:お友達。とある事情からカフェトレにも見えたり触ったりできるようになった。一人称は「俺様」。何故か色んなことに詳しい。時折謎の名前(現実におけるSS血統の馬名)が出る。特定のウマ娘(SS血統)にちょっかいをかけたり、マックイーンといちゃつきに行く(当然マックちゃんには見えていないが、「何故か懐かしい気配がしますわ」とは思われてる模様)

  • 21二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 23:14:55

    ヤる気満々だぁ…………

  • 22二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 23:38:46

    やばぁ……今までと違うテイストの破壊力やばい……
    めっちゃ好き……グイグイいけ……

  • 23二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 00:16:27

    …よく考えると、レッドディザイアとかジョーカプチーノをこさえる場合相手はカフェでは?となりますが…

  • 24二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 00:23:30

    そりゃあれよ、二人がかりでトレーナーさんに頑張ってもらうんだよ……

  • 25二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 00:35:30

    結局サンドイッチ寝かしつけは3時くらいになりそうです
    寝かしつけだけど朝かお昼の糖分摂取にでもご活用くださいませ……

  • 26二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 03:20:02

    お待たせしました!イブニングカフェトレサンドです!!!

  • 27イブニングサンドイッチ23/02/11(土) 03:20:19

    「今日も、お布団を暖めてあります……どうぞ?」
    週末の夜。俺の愛バ、マンハッタンカフェが俺のベッドの中から手招きしている。
    「トレーナーさんも知っての通り、風呂上がりのカフェはあったかいぞ……?ワタシとあいつの二人に挟まれて寝たらとっても幸せだぞ……?」
    カフェの「お友達」にしてもう一人の愛バ、サンデーサイレンスも後ろから誘惑してくる。冬の寒さと相まって、あまりに甘美だった。
    普段は風呂上がりにサンデーの霊障(?)の力で冷気を出してもらって涼んだりするのだが、今日は一週間分の疲れを癒すことを優先するということで、風呂上がりの暖まった体が冷めないうちに就寝する運びとなったのだ。
    トレーナーとしては家に上げる段階から断るべきであったのだろうが、自分自身でも二人を愛してしまっているため、断る気にはなれない。
    「皆で一緒に風呂入るのと比べたら、このぐらい大したことねえよ。……まだ、手も出さねえだろ?」
    「まだ」の部分を強調した言い方だった。
    「まあ、手は出さないよ……それで納得しちゃいけない気もするけど……」
    「うん、じゃあ大丈夫だよな。しっかり疲れを取ってもらわねえと。」
    実際、二人に寝かしつけてもらうのは本当に幸せで、疲れも取れ、すっきりと目覚めることもできるのだ。
    「私が学生のうちは、たまの贅沢だとでも思って……三人で一緒に、ゆっくり休みましょう……?」
    カフェが上目遣いで追い討ちをかける。この視線には弱い……
    「……今日も、お願い……」
    冬の日の添い寝の誘惑には耐えられかった。サンデーが普段してくる誘惑と違って、何としても耐えなければならないものでもない……のだろうか?自分自身でも相当に感覚が麻痺している。

  • 28イブニングサンドイッチ23/02/11(土) 03:21:19

    「よーし。素直になったな?」
    サンデーのからかうような声を背に、カフェが少し布団を持ち上げてくれた隙間に潜り込む。
    「すごい……あったか……」
    声が漏れるほどだった。サンデー一人のときや、二人に挟まれて眠ることも今まで複数回あったが、暖かさが際立つ。
    「捕まえました……」
    左腕が抱きしめられ、そのまま恋人繋ぎで握り込まれた。抱かれる腕の確かに柔らかい感触に一瞬どきりとするが、掌と腕に伝わる熱は、それだけで眠気が湧いてくるようだ。
    「目、とろんって……もう眠いですか?」
    「うん……」
    素直に返事をした。これだけでも既にぐっすりと眠ることができそうな快適さである。
    「今日はあの娘だけじゃありませんから、二人でもっと、癒してあげますね……」
    優しい微笑みが目に入るとともに、サンデーも布団の中に潜り込んできた。一人用には大きすぎたベッドは、3人でも密着すればそう窮屈さを感じさせない。
    「覿面だな?ワタシも普段より暖かいままだから、すぐ寝付けるさ……」

  • 29イブニングサンドイッチ23/02/11(土) 03:21:32

    ところで、という呟きとともに、いつものニヤリとした笑みが浮かぶ。
    「こうやって三人で寝るのにもそろそろ慣れて来たか?将来は日常になるんだから、さっさと慣れるに越したことはないぞ。」
    艶を帯びた囁き声と共に胸元に右腕が寄せられ、こちらにも指が絡められた。
    「でもなぁ……あんまり慣れ切っても、それはそれでなぁ……」
    左側の彼女より豊かな感触に心臓がまた高鳴る。その心臓をあやすように、胸板がつつ、と撫ぜられた。
    「こうやって初々しく照れて心臓をどっくんどっくんさせてるトレーナーさんをもうしばらく堪能したいし、悩みどころだよなぁ…………」
    心底楽しげな声から目を背けるも、今度は反対側の温もりが意識に入る。温もりの主は頬を軽く膨らませ、自らの身体の感触を教え込むように抱く力を強めた。
    「もう……トレーナーさんを寝かしつけるはずでしょ……?」
    「おっと、そうだったな。いけねえいけねぇ……」
    カフェの方もこの状況を楽しんでいるらしい。始めの頃は向こうも真っ赤になっていたのはどこへ行ってしまったのだろうか……

  • 30イブニングサンドイッチ23/02/11(土) 03:21:49

    「さて、じゃあちゃんと寝かしつけてやるとするか……」
    胸に置かれていた手が動き、頭に向かう。
    そのまま、柔らかな手付きで撫でられた。髪の流れに沿った、瞼を重くするに十分な緩やかな刺激。
    「今日はワタシが頭の方にしようか……よしよし……目を閉じてな……」
    言われた通りに目を閉じると、先ほどまでの楽しさや誘惑するような響きの含まれた囁きとはまるで違う、慈しむような声が耳に入り込んで来る。
    「私は、胸の方をとんとんしてあげますね……」
    鳩尾の辺りに暖かな手のひらが置かれ、とん、とん、と、穏やかなリズムの衝撃が送り込まれる。サンデーが頭を撫でていてくれたのと相まって、先ほど高鳴っていた心臓も落ち着きを取り戻してゆく……
    「そうです……私の手のリズムに合わせるように、落ち着けて……」
    普段の声色に輪を掛けて穏やかで優しい声。瞼を閉ざしてからは、左右から包み込んでくる温もりを鮮明に感じられるようにもなり、幸せの中に意識が沈み来んでゆく。
    「もう限界みたいだな……」
    サンデーは幽霊だから、わかるのだろう。
    「お休み、──さん。……すき、だぞ……。」
    「ふふ。私も、──さんのことを愛しています……」
    二人が名前で呼んでくれて、好きと言ってくれた。嬉しい、と思いながら、意識が闇に落ちた。

  • 31イブニングサンドイッチ23/02/11(土) 03:24:12

    以上となります
    風呂上がりのあったかウマ娘は抱き枕として最強……
    カフェにはちょっと恋愛攻撃力強化が入ってます

  • 32二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 10:55:30

    トレーナーさん耐えすぎて不能になってそう

  • 33二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 11:05:01

    ゲロ甘でとてもいい……カフェトレはその日まで耐えろ……
    下手すればお兄ちゃんより耐えてるのでは……?

  • 34二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 11:06:56

    耐え切ったカフェトレが一度発散したらそれ以降干からびることになりそう

  • 35二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 11:09:06

    なのでお友だちが夢の中で発散させてあげる必要があるんですね

  • 36俺様サンデー23/02/11(土) 13:27:06

    やはり本家が強すぎる…もう一つ思いついたネタがあるのでとりあえず投げます

  • 37二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 13:59:56

    よく投下させていただいている身として、こちらも書かねば無作法というもの…
    今日明日は難しいので後日になりますが…

  • 38二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 14:21:47

    好評で大変嬉しゅうございます
    (わたくし「ワタシ」の一人称を考えてくださったお方とはまた別人にございます)

  • 393723/02/11(土) 14:25:38

    私が「ワタシ」であります…
    いつもお世話になっております
    とりあえずバレンタインネタで後日書きますね

  • 40俺様サンデー23/02/11(土) 16:34:53

    「トレーナーさん…」
    仕事中、カフェが声をかけてきた。
    「どうしたんだカフェ」
    「…抱きしめてくれませんか」
    「急だな。いいけど」
    「ありがとうございます…」
    カフェを抱きしめる。…何か違和感があるような。
    「トレーナーさん…もう、私だけのものですからね…」
    具体的には、当たる感触…
    「私だけの…」
    カフェは、首筋に噛みつこうとしていた。

    「お前サンデーだろ」
    「何を言っているんですか。私はカフェですよ」
    「こんなに胸あったか?」
    「…成長したんですよ」
    「へー…ん?マックイーン、何か用か?」
    「マックちゃん!?」
    後ろを向くが、マックイーンはいない。

    「…やっぱりな」
    「トレーナー、テメェ俺様を嵌めやがったな?こうなりゃ強行突破だ!」
    暴かれたサンデーは、トレーナーを無理やりに押し倒そうとする。

    「…何をしているんですか!」
    そこにカフェ。こちらは本物だ。
    「「カフェ!?」」
    「あなたという人は、こんな手を使って…!」

    その後は言うまでもないだろう。争奪戦が繰り広げられたのだった。

  • 41二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 18:42:38

    判別理由が胸だとサンデーにバラされたら、今度はカフェのほうがむくれそうだなぁ

  • 42二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 18:48:30

    B81は偉大ということですね…
    俺様なお友だちもトレーナーさんへの好意を隠さないのが可愛くて好き…

  • 43二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 22:22:59

    ううむ、やはり本家様が強い

  • 44二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 23:14:22

    「おいカフェ、今日はトレーナーさんの家に来るだろ?」

    「うん、明日休みだから……だけど、どうかしたの……?」

    「いやな、晩飯のメニューはカフェが喜ぶものにするつもりだからさ」

    「喜ぶもの……? 好きなものとか、じゃなくて……?』

    「おう! きっと喜ぶぞ、なんたって大豆食品と肉、アボカドサラダのパーティだからな」

    「……大豆と、お肉と…………? どうして私がそれで喜ぶ、って……?」

    「なんだ知らないのか? こいつらにはバストアップの効果がある栄養素がたくさん詰まってて痛ッ!!? なんで叩くんだ!」

    「…………」

    「そんな怖い顔するなよカフェ! 胸でかくすればトレーナーさんだって喜ぶし、オマエだって気にしてたろ!? この前、シャワールームでこっそり豊胸マッサージし痛いって!! また叩いたな!?」

    「………ばか」

  • 45二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 23:14:32

    という一幕

  • 46二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 23:39:21

    デリカシー………………

  • 47二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 23:46:30

    シリアス編書いてみるか。サンデートラウマ刺激編ともいう

  • 48二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 23:55:32

    史実のこと全然知らないからそっちの観点もらえるのすごくありがたいです……!

  • 49二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 01:39:23

    ちょっと書くのは明日になります

  • 50二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 09:23:23

    お待ちいたしております

  • 51二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 15:23:04

    カフェトレがバス移動することになる度に、尋常じゃないほど心配するお友だちはとてもいいと思います

  • 52二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:39:19

    お友だちは……バスが苦手なんですか……?

  • 53二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:42:29

    バレンタインネタで書いてるのにすごく長くなってしまいそう
    いつも私の投稿するものは冗長で長くなってしまうので申し訳なく思います

  • 54二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 22:21:06

    元馬サンデーはバス事故がね……

  • 55二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 22:36:27

    >>54

    なるほど…じゃあバス移動するってなったら嫌がるお友だちが見れそうですね…

  • 56二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 23:23:33

    もうちょっとお待ちを。ちなみにバス事故ネタですが、3人でいる時の話になります。

  • 57俺様サンデー、トラウマ刺激編123/02/13(月) 01:11:12

    その日は3人で映画を観ていた。内容としては良くあるアクション映画だ。特殊部隊出身の主人公の一人娘が攫われて、主人公が悪人共を容赦なくボコボコにする、もはや観てて安心するレベルのシナリオ。

    「こういうの俺様大好きなんだよなぁ」
    器用にポップコーンをつまみながら、サンデーが呟く。
    「頭を空っぽにしてみるならこういう映画がいいよね」
    トレーナーも同意する。
    「私はもう少し静かな映画が良かったですが…」
    カフェだけはそこまで好きではなかったらしい。

    ある程度映画が進んだ。よくある展開、定番とも言える主人公無双。
    しかし、そこから続いたシーン。
    主人公と敵の戦いにより、バスが横転し爆発する。これ自体はままある展開だ。

    しかし、バスで戦うシーンからどうもサンデーの様子がおかしかった。
    画面を直視できていないような、霊体なのに冷や汗をかいているような…

    「大丈夫かサンデー?」
    「あ…ああ、大丈夫だ…」
    そして、バスは横転し爆発。

    それを観たサンデーの脳裏に、ある光景がフラッシュバックした。

  • 58俺様サンデー、トラウマ刺激編223/02/13(月) 01:11:59

    『いたいよぅ、いたいよぅ』
    『しにたくないよぉ』
    『こわいよぉ』
    『にいちゃん、たすけて』
    横転する馬運車、瀕死の仲間や弟、妹たち。死んでいく彼ら。

    「あ…あ…」
    「サンデー?」
    「バスが…だめだ、あいつら死んじまう、また一人になっちまう…だめだだめだだめだ!そんな…俺様だけが生き残ったなんてダメだ!」
    サンデーは取り乱す。かつての記憶。幼かった頃の事故。馬運車を運転していた運転手が心臓発作を起こし、横転。サンデーだけが生き残った。

    「サンデー!」
    トレーナーが抱きしめる。
    「あ…あ…」
    トレーナーに抱きしめられ、少しだけ治まる。
    「大丈夫だ。アレはフィクション、誰も死んじゃいない」
    「でも、でも…」
    「一旦止めましょう」
    カフェが再生を止める。
    「せっかく観てたのに…ごめん…」
    「いいんだ。辛い思いをさせてまで観るもんじゃない」
    「うう…」
    しばし抱きしめられる。その様子を見たカフェに、嫉妬の様子はなかった。こればかりはしょうがない、と思っていたからだ。
    自分たちの知らないところで、トラウマを抱え、それがフラッシュバックしてしまったサンデーに嫉妬するほど、彼女も子供ではなかった。

    「…落ち着いたか?」
    「…うん、ごめん…カフェも…」
    「大丈夫だよ」
    「この映画はやめておこう。またこういうシーンがあるかもしれない」
    「…ありがとう…」

  • 59俺様サンデー、トラウマ刺激編323/02/13(月) 01:20:14

    サンデーが取り乱している最中、カフェにも朧げながら映像が見えていた。

    横転する車両、周りの子達の命が消えていく、助けられたのは自分だけ。

    「…そう、そんなことがあったんだね」
    ポツリとつぶやいた。

    後日、改めて映画を見ることにした。今度は、車両が横転するシーンのない映画だ。
    「…俺様のせいだ…」
    「気にしないでくれ、サンデーが辛いのはよくわかった」
    「3人で見られる映画が一番だよ」
    「そうだな…」

    なお選んだ映画にだいぶエグめの濡れ場があったせいでカフェとサンデーが大変なことになったのはまた別の話。

  • 60俺様サンデー23/02/13(月) 01:21:39

    というわけで書きました。
    映画に特定モデルはありません。一昔前のアクション映画とかイメージで。

    正直バス横転系の映像でもフラッシュバック起こすんじゃないかなーというアレでした。サンデーには可哀想なことしたよね。

  • 61二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 01:51:41

    確かに自分が事故に遭ったら似た状況の映像を見るだけでも息が止まりそうになるようですからね……
    お友だちのことをより知る意味も込めてこういうお話もよいですね、お疲れ様でした

    ところで、そのエグい濡れ馬を見たふたりの様子をですね

  • 62二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 03:17:20

    二人はもうサンデーを一人にしないように長生きしなくては……
    いいや寿命が尽きた後も子孫を一緒に見守っていてもらう

  • 63俺様サンデー23/02/13(月) 09:35:14

    バレンタインネタか…そういえばあったな

  • 64二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 11:22:02

    バレンタインのすぐあと、2月19日がチョコミントの日らしい
    これを知ってバレンタインとチョコミントの日で二段構えのプレゼントをするお友だちという概念を発見した

  • 65二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 11:36:15

    いい子かよお友だち…
    でも逆にバレンタインは知ってたけどチョコミントの日は知らず、トレーナーさんとカフェから逆にサプライズを仕掛けられるのも良いのではないかと提案いたします

  • 66二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 19:57:56

    バレンタイン今日中に書けるかちょっと微妙です遅れてますすみません…
    2月13日のお話を書いてるのに…ぐぬぬぬ

  • 67二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 20:16:30
  • 68二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 23:50:41

    >>66

    ごゆっくり………お待ちしております!!!

    >>67

    コーヒーと混ぜたものもあるのか………

  • 69バレンタイン前日の話その123/02/14(火) 03:53:53

    まだまだ寒さの残る季節。1年を通して1番寒い月と言われている2月の空は、確かに悲しげな色をしているように見える。

    薄い雲は強い風によって流されていき、また別の雲が空を薄く覆っていつまで経っても悲しげな色のままだ。

    そんな空を窓から眺めながら、ワタシは暖かいこたつに入ってテレビを見ているわけだが。

    冬のこたつは最高だ。足元からあたためられてポカポカになるし、全身で中に入ってしまえばもう抜け出せなくなってしまう。

    その恐ろしさたるや、このワタシの顔がゆるゆるになるし何もやる気が起きなくなってしまうほどで……醜態とも呼ぶべき恥ずかしい姿を晒す形となってしまうのだ。

    ちなみに今、トレーナーさんとカフェは学校に行っているわけで────……この姿を見られて困る者もいなければ、咎めてくるヤツもいない。

    ワタシひとりだけで堪能できる優雅な午後ってわけだ。

    普段はワタシもカフェの隣で授業を眺めたり、トレーナーさんの仕事を眺めながらちょっかいをかけたりするのだが、今日は寒すぎて外に出る気が起こらず部屋にこもっているのだった。

    ……誰か今、霊体のくせに寒がるなよとか思ったか? 思ったろ、おいそこのお前。

    霊体だって寒いものは寒いし、暑い時は暑いんだ。

    幽霊がなんで夏の夜、暗くて寒気のするような場所にいるか分かるか? 涼しいからだよ。

    というわけでワタシたちにも暑さや寒さは分かるわけだ。だから、ばかみたいに寒くて外に出たくない日は家でゆっくりこたつでのんびりするのが正解なんだ。

    「……それにしてもこの時間はたいして面白い番組もないな」

    時間は10時前。9時から始まった情報番組が一旦終わり、つぎの番組までのつなぎに挟まれたCMやニュース、通販番組などが時間を稼ぐ退屈なタイミングだ。

  • 70バレンタイン前日の話その223/02/14(火) 03:55:14

    ワタシは息を吐いてから、テレビをつけっぱなしにしたまま寝転がる。

    そばに置いてある鬼滅はもう3周目を読み終わったところだし、呪術が置いてある本棚はちょっと移動しなくちゃいけないから取りに行くのが面倒臭い。

    「まあ不思議パワーで取ればいいんだけどな」

    本棚に向かって手を伸ばす。指先から不可視の力が飛び出して本棚の方へと向かっていく。

    辿り着くと目を凝らしながら本を選んで、ちょうどほしい本に指先が触れたところでそいつを掴み、引き寄せて────

    「あ……違う本取っちゃった」

    引き寄せたのは、所謂ラブコメ漫画。学生の男女が日常的なやり取りを繰り返す中で恋をして、小さなすれ違いをしつつも距離を近づけていきながら恋人になる……というありきたりなものだ。

    トレーナーさんこんなの読むのか……ちょっと意外だ。考えてみればワタシもずっとこの部屋にいるけど、持ってる漫画を全部確認したことはなかったな。自分が読みたいやつだけ取ってたし、この機会に読んでみるのも悪くないか。

    「って、これ3巻じゃないか。1巻どこだ……」

    というわけで普段は読まないラブコメ漫画を読み漁ることにした。

    思っていたよりも内容は面白く、ところどころ参考になりそうな内容があって意外と悪くない。こういうことされると喜びそうだな……なんて考えながら読んでいるうちに、時間はどんどん過ぎていき────

    「……ふぅん」

    ある話でページを捲る指が止まった。

    それは今と同じ、2月の話。妙にそわそわした様子の主人公が学校に行き、クラスの女子から配られるお徳用チョコに一喜一憂するなかで、ヒロインにヤバい目で見つめられて背筋を凍らせ……────

    ────……その日の学校の帰り。公園でヒロインからチョコを渡されるのだ。

  • 71バレンタイン前日の話その323/02/14(火) 03:55:44

    『え、これ……』

    『ん……友チョコ』

    『でもみんなに配ってたのと違っ────』

    『いっ……いらないなら返して!』

    『も、もらうけど! もらう……けど、でも………………手作り?』

    『…………うん』

    『そ……っか。…………食べていい?』

    『か、帰ってからにして! あんまり、上手に……出来てないと思う……から』

    『ごめん、いま食べたい』

    『あっ……』

    『……おいしい。今日もらったチョコのなかで1番嬉しいよ』

    『……………………ばか』

  • 72バレンタイン前日の話その423/02/14(火) 03:56:30

    ……という、なんだか胸の奥が締め付けられるようなやり取りをしてその話は終わるのだが、どうやらその日付が2月14日らしく。

    ふとカレンダーを見て、奇妙な一体感を覚えて────

    『明日が本番! バレンタイン特集〜!!』

    などと付けっぱなしにしたままだったテレビで、いつの間にか始まっていた午後のバラエティ番組がそんなことを口走ったのだった。

    「……バレンタイン」

    そういえば、これまでもカフェは年に1度、幼稚園だったり小学校だったりで数少ない友達からチョコをもらったり渡したりしていた。

    あの頃は特に興味もなくて考えたこともなかったが……────なるほど。この漫画や番組によると、バレンタインは好きな男にチョコをプレゼントする日ってことらしい。

    「好きな男……か」

    脳裏に浮かぶのは、ただひとり。この家の主人で、カフェのトレーナーで、ワタシの……守るべきもの。

    「……トレーナーさん」

    口にすると、急に胸が痛むような気がした。霊体のくせにそんな感覚だけが残っているなんて、にわかには信じ難いが……そもそもこれまで感じたことのない感情だ。まだまだワタシにも自分のことで分からないことはたくさんあるらしい。

    それが少し嬉しいような、少し腹立たしいような────……まあ、嬉しさの方が大きいので良しとしておいてやる。

    「……チョコか」

    たぶん、甘いものは好きなはずだ。トレーナーさんとカフェはいつもコーヒーのお茶請けに甘いお菓子を食べているからな。

    ならチョコも嫌いじゃないだろうし、あとでカフェと買いにいけば……────

  • 73バレンタイン前日の話その523/02/14(火) 03:57:28

    『大切なヒトに贈るチョコレート。だけど自分へのご褒美にも大人気!?』

    「……え、ウソだろ……高くないか……?」

    番組で紹介される、色鮮やかで美味しそうなチョコレートたち。しかしその値段はどれもが6個しか入ってないのに1000円を超えていたり、小さいのに600円だったりと明らかに高級品ですと言いたげな値段をしていた。

    実際、こいつらは高級品なのだろう。テロップにも高級チョコレートと銘打たれているし、アナウンサーも試食しながらそれらしい反応を繰り返している。

    「また季節のブランド品ってやつか……」

    しかし侮るなかれ、すでに先日の節分でワタシは学んでいる。高けりゃ確かに美味いし、美味そうに食うカフェたちの顔を見るのがワタシは好きだ。

    だが、高いもんは高い。年に1度のバレンタイン……────大切なやつにいいチョコを送ってやりたい気持ちもわかる。

    そこでワタシは理解した。美味いものは高くて手を出せないが、食わせてやりたいヤツがいる……なら、作ってしまえばいいのだ。

    さいわい、今の時代には便利なレシピサイトもあるわけだ、評価高いやつを真似すればトレーナーさんも喜ぶようなチョコを作ることが……────

    「……って、なんでワタシがトレーナーさんのためにチョコを作ることになるんだ!? 小っ恥ずかしい……!」

    よく考えたら作ってやる義理なんかこれっぽっちもないだろ!?

    そもそもワタシはいつもよくないものから守ってやってる側で、飯も作ってやってるし洗濯や部屋の掃除だってしてるんだ。だからむしろお礼に用意してもらうくらいじゃないと……────

    「……誰に向かって言ってるんだワタシは」

    ひとりで取り繕ったって、何の意味もないことくらいワタシにも分かってる。

    もうワタシは……トレーナーさんが好きなんだ。分かってる。カフェとまとめて大切にしてくれるあの男が好きなんだ。
    そんな男にあげたいと思ったなら……それが本心で、だったらせめて自分の気持ちくらいには素直にならないと。嫌なやつって思われたら……それこそ、嫌だしな。

  • 74バレンタイン前日の話その623/02/14(火) 03:59:09

    「……作ってみるか」

    そうと決まれば行動は早いに越したことはない。ワタシはタブレットを操作してレシピサービスサイトを開くと、チョコケーキのレシピの中から良さそうなものをひとつ選んで表示させた。

    「これならいけるか……?」

    不安は多分にあるが、せっかくなら美味しそうなものを作ってやりたい。味見ができないせいで一歩遅れを取るワタシだが、レシピがあればだいたいの料理はなんとかなる。

    ……────が、1番の障害。

    まずこの家にはチョコケーキを作るのに必要な材料がない。具体的には薄力粉もココアパウダーも、そもそも肝心のチョコがない。

    ワタシは周りから見えないし、声も聞こえないから買い物に行くわけにもいかない。

    実体を作ったとして、こちらから触れることができたとしても相手からは触れられないし、まず会話ができないならどうにもならない。

    せめてカフェがいれば一緒に買い物に行くことができたんだが……────

    「……どうしたもんか」

    バレンタインデーは明日だからカフェと買い物に行ってもいいが……どうせならふたりには秘密にしたい。しかし家に材料はなく、ワタシひとりで買い物をするわけにも……────

    「いや、周りからワタシが見えるようになれば、買い物はできるか……?」

  • 75バレンタイン前日の話その723/02/14(火) 03:59:49

    以前、トレーナーさんと離していたことを思い出す。確かあれはワタシが部屋で勝手にトレーナーさんのゲームをやっていた時だ。

    『霊体って周りにはその姿が見えないわけだよね』

    『あん? そうだけど、なんだよ今更。オマエだってこれまではそうだったろ』

    『それはそうなんだけど、今はもうそこにいるようにしか見えないからさ。見えるし、聞こえるし、話せるし、触れる。もう僕にとっては普通のヒトと同じだから』

    『ふぅん……ま、今ワタシが持ち上げてるゲーム機も、見えないヤツからすりゃあゲーム機が空を飛んでるように見えるわけだ』

    『やっぱりそうなんだ……』

    ……────そうだ、そんな話をした。だからワタシの姿が見えるように……すれば?

    「ひとりで買い物ができるんじゃないか……?」

    まさかそんなわけ……あるはずがないだろ。

    ────そうは思いつつも、ワタシはタンスからカフェの服を勝手に拝借して着てみることにした。

    なるべく袖が長く、全身を覆うもの……脚は黒いストッキングを履けば隠せるだろうか。両手は手袋をしておけば問題ない。今日はかなり寒い、手袋をしていて当然の気候だ。

    あとは帽子とサングラスとマスクで顔を隠せば……────

    「……意外といけるんじゃないか……これ」

    正直、怪しい見た目ではある。肌を一切見せないように全身を覆い隠した風体だ。凝視されたら身体がないと見抜かれそうではあるが、これでもかなり隠れてるしすれ違ったくらいじゃワタシが霊体だとは思われまい。

    それに今日はかなり寒い。寒いと分かってて外出するやつなんてそうそういないだろう。

  • 76バレンタイン前日の話その823/02/14(火) 04:01:20

    「やってみるか……はじめてのおつかいってやつ」

    もし見抜かれそうになったら、ちょっと力を解放して逃げればいい。大きな被害が出ないように、少し強めの風が吹くくらいにしておけば誰もよくないものを引き寄せることもないだろう。

    そうと決まれば善は急げ。ワタシは財布をポーチに押し込んで家から飛び出した。

    ・・・

    「うわ……うわわ、なんだこれ……」

    ひとりで出た近所の通りは、普段と恐ろしく変わって見えた。

    時間の割にヒト通りはそれなりに多く、特に主婦と思しき女性たちがバッグを片手に自転車で往来を走っている。

    吹き荒ぶ風が強くて痛い。部屋の窓から見えた空模様はそのまま、とても物悲しい色をしている。

    その色が町中にも映っているようで、まるでワタシが道を行くことを拒んでいるようにすら感じられてしまう。

    そんなことはない。そんなことはない……はずだ。

    ワタシはあくまでちょっと買い物に行くだけ。しかも……いつもと違う少し大きめのスーパーにだ。なぜって、そっちのスーパーにチラシが入ってるからに決まってるだろ。

    スーパーまでの距離はそう遠くはない。歩いて10分程度、鼻歌を唄ってりゃすぐに着く。
    特にワタシは空を飛んでいけばもっと早く着く……んだけど、今日は服を着てるからな。大事になりかねない行為は控えなくちゃ。

    ちなみに普段は霊パワーで服を作って着ているから周りから見えないだけで、ハダカってわけじゃないぞ。そこは勘違いするなよ!

    あー……いやだ、すごく緊張してしまう。

    周りから視線を感じる……ワケじゃないが、気にしてしまって仕方ない。ずっとキョロキョロしてしまって、これのせいで目立ってるんじゃないかと不安になる。

  • 77バレンタイン前日の話その923/02/14(火) 04:02:06

    落ち着け、落ち着け……────そう心の中で唱えながらワタシは道を進んでいった。

    大通りは避け、多少遠回りになっても小道を進んで行ったおかげで店にたどり着いたのは普段よりも倍近い時間がかかってしまった。

    それでもヒト通りの少なめのルート選択をしたおかげでトラブルもなく、想像していたより遥かに楽に店へ到着できた。

    あとは買い物をするだけ────……と思っていたワタシがばかだったと知るのはその数分後。

    「……なんだこのヒト集り」

    スーパーの中はヒトで密集していた。見渡す限りヒト、ヒト、ヒト。寒いからかコートやダウンで着膨れしたヒトがこれでもかと言わんほどに詰め込まれている。

    今日みたいに寒い日に外出するヒトはいない────……なんて考えていた少し前の自分を殴ってやりたい気分だ。収容所(過剰表現)かと思いたくなるほどのヒトの多さに、ワタシはもうすでに帰りたくなってしまっていた。

    「大丈夫かな……」

    ワタシの心配事はヒトが多いことによって変装がバレてしまうこと。今のこれはヒトが少ないことで成り立つもので、しばらく凝視されたりヒト目につく時間が長ければ長いほどボロが出てしまうのだ。

    首から下は平気かもしれないが、それより上はどうしても違和感が拭えないからな。

    とはいえ、ここまで来て帰るのも癪だ。あいつらを喜ばせてやるために頑張るとするか……!

    買い物かごを持ち上げ、いざ出陣。

    店内に足を踏み入れてすぐに目に入るのは高級チョコレートの山。このヒト集りの原因の100%はこいつだと思う。

    GODIVAやらモロゾフやら、ワタシですら名前をに聞いたことのある高級チョコレート店が特設ブースを開いているようだった。

    ヒト混みが邪魔で値段がよく見えん……が、多分高いだろう。だがワタシの目的はここではなく、チョコケーキの材料だ。

  • 78バレンタイン前日の話その1023/02/14(火) 04:02:37

    高級チョコなんかに負けないくらい気持ちを込めたケーキにすれば、値段なんか関係ないだろう。高級感は気持ちで補うのだ。

    ……とはいえ、やっぱり高級チョコってもんがどんなモノなのかは気になってしまうからもう少しだけ見ていこう。列に並んでればそのうち見られるだろうしな。

    ・・・

    1番苦労したのは、会計の時だった。レジのおばちゃんからかけられた声をすべて身振り手振りだけで答えなければならず、時間がかかってしまった。

    そして手袋をつけたままで財布から小銭を取り出すのが困難を極め、最終的には紙幣でなんとか会計を済ませてやっとの思いでスーパーを後にした……のが、入店から1時間弱経過したところ。

    エコバッグの中には目当ての材料やその他諸々がしっかり詰め込まれており、これでワタシのミッションはコンプリート。あとは帰ってケーキ作りに取り掛かるだけだ。

    「にしても、あの店員のおばちゃんめっちゃ見てきたな……」

    もうこのスーパーはひとりで利用しちゃダメかもしれない。カフェほど霊感が強くなくとも、ワタシが見えるやつは存在する。下手に強いやつはワタシの力に当てられて体調を崩したりするし、下手すりゃ意識を持ってかれてしまうからな。

    押さえてるとはいえ、全身に服を着るこの状態は力を使いすぎるからワタシの消耗も激しいし……やっぱり滅多に使えるものではなさそうだ。周りの影響も考えたら、尚更な。

    「まあいいや。早く帰って作らなくちゃ」

    心配を払うように頭を振って、ワタシはひとり帰路を急いだ。

  • 79バレンタイン前日の話その1123/02/14(火) 04:03:14

    ・・・

    「さて……始めるとするか」

    無事に帰宅してほっと安心したのも束の間、ワタシはキッチンに立つ。

    ちなみに着ていた服は綺麗に畳んで箪笥へ戻してある。ワタシに汚れや垢なんか存在しないから大丈夫だろ、多分。

    「まずは……スポンジ作りからだな」

    タブレットを開いて調べていたレシピを確認しながら、ケーキ作りを始めていく。まずは冷やしておいた卵を卵黄と卵白に分け、メレンゲを作るところから。

    ボウルに卵白を用意して、ハンドミキサーで泡立てていく。ここが難しいようで、確かになかなか泡立ちがうまくいかない。時間をかけながらなんとか泡立てていき、泡の大きさが揃ったところで砂糖を加えてさらにきめ細かいメレンゲに……────

    手際は良くないものの、レシピと睨めっこしながら工程を進めていく。時に飛び散ったメレンゲに怒りを向け、時に舞い上がった薄力粉に腹を立たせつつもあいつらの顔を思い浮かべながらなんとか作業を進めていった。

    そうして作業開始から1時間。ようやく出来上がったスポンジは……────

    「ウソだろ……しぼんでる……」

    オーブンから取り出して冷ましている間に、綺麗に膨らんでいたはずがものの見事に縮んでしまったのだった。

    縮んでしまったスポンジの、なんと見窄らしいことか。大きく膨らみ綺麗な形になっていたのに、中央からベコベコにしぼんでヘコみ、見るも無惨な姿に変わってしまっている。

    「こんな見た目じゃ喜んでもらえない……────いや、まだだ」

    材料はまだある。この見窄らしいスポンジはあとで供養して、ワタシが食えば問題はない。ちゃんとオマエは食ってやるから安心しろ。

  • 80バレンタイン前日の話その1223/02/14(火) 04:03:51

    「1回くらいの失敗でへこたれてやるもんか」

    まずはタブレットで縮んだ原因を探すことから始めた。どうやらこの現象は焼き縮みと呼ぶらしく、メレンゲを混ぜすぎると起きてしまうみたいだった。

    きっとなかなか泡立たず長時間混ぜすぎたことが原因で焼き縮みが起きてしまったのだろう。それ以外はレシピに書いてある通りにできていたはずなのだ。

    なら次はそれに注意しながら、手早く泡立ててメレンゲを作るようにすればいい。トライアンドエラーだ。

    「今度は手早く混ぜすぎないように……」

    1回目の泡立てのおかげで、2回目は比較的簡単に泡立てることができ、メレンゲ作りにそう時間はかからず終了できた。

    そこからはレシピ通りに作業を進めて、温めておいたオーブンに生地を入れて40分。

    そうして……────

    「…………またしぼんでる」

    まただ。また焼き縮みしてしまっていた。

    どうやら今度はメレンゲの混ぜなさすぎが原因と思われた。この作業がケーキ作りの肝だというのに、初っ端の難易度が恐ろしく高いなんて……くそ、世の中のケーキ屋さんを悪く言えないぞこりゃ。

    「まだ材料はある……オマエも後でワタシが食ってやるからな」

    1回目と同じく見窄らしくなってしまったスポンジに一瞥くれてやり、ワタシはまだ材料が残っていることを確認して3度目のスポンジ作りに取り掛かった。少し多めに買っておいてよかった。

    今度はメレンゲを混ぜる時間を2回目より長く、しかし1回目よりは短い中間くらいの時間で作り上げることができた。これなら焼き縮みはしないはず。今度こそ頼む、3度目の正直で────

  • 81バレンタイン前日の話その1323/02/14(火) 04:04:36

    「…………な、なんで……?」

    今度のスポンジは、真っ黒に焦げてしまっていた。原因は……分かりきっている。オーブンの余熱を忘れてしまったのだ。余熱をする温度でそのままスポンジ生地を焼いてしまった結果、黒焦げになった……というだけのこと。

    「くそ……くそ、くそっ……! なんで……っ」

    さっきまでの意気込みはどこへやら────……悲しそうにしぼんだスポンジやこげてスポンジたちを前に、ワタシはもう全てが嫌になってしまっていた。

    視界が潤む。こんな、こんなことでワタシが泣きそうになってしまうなんて……いや、それほどのことだったのか。

    ……それほどのことだったのだ。

    美味しいチョコケーキを食わせてやると決めたのに。頑張ってひとりで買い物にまで行ったのに……こんな結果だなんて、そんなのあんまりにもあんまりじゃないか。

    しかも3度目は自分自身のミス……もう、もう嫌だ。もうやりたくない。

    まだ材料がある? だからなんだっていうんだ。作るたびにどんどん酷い失敗をしていくのに、もう……これ以上頑張る気なんて、起こらない。

    「は、はは……ははは! さ、さすがワタシだな……ははは! こ、こんなこともあろうかと保険を……────」

    その時、部屋にインターホンの音が鳴り響いた。

    時計を見れば18時。

    スポンジを作り直しているうちに、いつのまにかトレーナーさんの帰ってくる時間になってしまっていた。

    まずい、まずい、まずい、このままじゃ……────

    ワタシはスポンジたちに布巾を被せ、玄関へと走っていった。

  • 82バレンタイン前日の話その1423/02/14(火) 04:05:24

    「……ただいま」

    玄関にいたのはカフェだった。トレーナーさんはどうやら居ないようで、少しだけ安心した。あの有様を、彼には死んでも見られたくなかったから。

    「お、おうカフェ! 今日は平日なのに来たのか? トレーナーさんはどうした、残業か?」

    涙を拭いて、無理に笑顔を作ってカフェを迎え入れる。労いの言葉を投げかけながらバッグを受け取ろうとすると────

    「……?」

    「な……なんだ……?」

    「…………どうしたの?」

    「えっ……」

    ワタシの顔を見て、カフェは眉を顰めてそう言った。ワタシは誤魔化すようにかぶりを振って、

    「ま、まさかそんなわけないだろ! このワタシが……どんな理由があって、泣いたりなんか……」

    「……」

    ……しかしカフェの目は、ワタシの心を見透かしているかのように悲しげで。

    「何が……あったの……?」

    そう、聞いてきた。

    「……そ、れは……っ」

  • 83バレンタイン前日の話その1523/02/14(火) 04:06:12

    言えない。言いたくない。

    トレーナーさんとカフェのためにケーキを作ろうとして、失敗したなんて……それで泣きそうになっていたなんて。

    そんなの、そんなの……────

    「リビング……行こう……」

    ワタシの頭に手が乗せられる。優しい手つきで、撫でてくれるカフェの手だ。

    へにゃりと倒れた耳と耳の間を、優しく髪の流れに沿って撫でてくれる。

    ……まずい。この優しさは、いまは……まずい。

    我慢してた気持ちが、溢れ出して……っ。

    「ぐすっ……う、うぅぅ……っ……」

    鼻の奥が痛い。

    潤んでいた目が限界を迎え、涙として溢れ出してしまう。溢れ出した感情はもう止められない。

    「だいじょうぶ……だいじょうぶだから……」

    カフェは静かに涙を流すワタシをあやすように、だいじょうぶと口にしながら頭を撫でてくれた。

  • 84バレンタイン前日の話その1623/02/14(火) 04:07:01

    「っ……ぅ、ぐず……ぅうぅ、ううっ……」

    止まらない。

    溢れ出して止まらない。

    涙が次々と流れて止まらない。

    泣くのは何年ぶりだろう。それもカフェの前で、こんなに……ボロボロと大粒の涙を流して、泣くだなんて。

    これまで築き上げてきたかっこいいワタシの印象が台無しだ。ワタシはどこまでもカフェの乗り越えるべき壁であり続けなければならないのに……そんなカフェの前で、子供のように泣いてしまうなんて。

    でも。

    それでも。

    慰めようと抱きしめてくれたカフェの温もりは、これまでの何よりもあたたかく感じた。

  • 85バレンタイン前日の話その1723/02/14(火) 04:07:42

    ・・・

    「チョコケーキを……作ろうとした……の?」

    「……うん」

    ようやく落ち着いて、リビングでぐしゃぐしゃになってしまったスポンジ生地をカフェに見せた。昼間に買い物に行ったことも含めて全てを説明し、ようやく……ワタシの涙も止まった。

    カフェの目はまんまるに開かれて驚いているようだったが……これは、どんな驚きなのだろう。ワタシらしくないと思ったのだろうか。それともワタシがこんな失敗をしたことに失望したのだろうか。

    後者だったら嫌だな……と思いながら、ワタシはバツが悪く何も口にできない。

    「……どうして、急に……?」

    「それは……カフェこそ、だろ」

    カフェがなぜここに来たのか、それが疑問だった。たぶん質問の答えとしては不適切。カフェが訊ねたのは急にケーキを作ろうとした理由で、私が聞き返したのはカフェがここにいる理由。

    会話が噛み合っていない────それに気づいたのは、カフェに問い返したあとだった。

    「え? ……ああ、私は……」

    カフェは答えようと口を開いてから、何も発さず見窄らしいスポンジ生地を一瞥してから、

    「……あなたと同じ、かな」

    と、優しく微笑んだ。

  • 86バレンタイン前日の話その1823/02/14(火) 04:08:41

    「同じって……?」

    「これ……チョコ、でしょ……? 明日の、バレンタインの……」

    指差したのは可哀想なスポンジ生地たち。黒焦げで分かりにくいが、生地にはココアパウダーを練り込んであるからよく見ればチョコの色をしているし、部屋もチョコの香りでいっぱいだ。

    考えるまでもなく、バレンタインのチョコを作ろうとしていたのは明らかだった。

    「……私も、トレーナーさんにチョコをあげたくて、あなたに相談しに……来たんだよ」

    「……そうだったのか」

    「トレーナーさんは残業で帰るのが遅くなるみたいだから……今のうちに、と思って」

    数分後に気づいたことだが、タブレットのLANEに帰りが遅くなるとのメッセージが届いていた。もっと早くに気づいていれば、もう少し落ち着くことができたかもしれないのに……随分と情けない姿を見せてしまった。

    「ふふ、情けなくなんてないよ……むしろ、私は……嬉しいな」

    「嬉しい……? なんでだよ、こんな大失敗してるのに……」

    「ううん……そうじゃないよ。あなたが、トレーナーさんにチョコをあげたい……って、思ってくれたことが……嬉しいの」

    「……」

    去年はカフェだけがチョコをプレゼントしていた。いつもの旧理科実験室で、ふたりきりで、ちょっとしたサプライズを織り交ぜて。

    そのあとワタシがトレーナーさんとコミュニケーションを取るようになって……彼を、好きになって。

  • 87バレンタイン前日の話その1923/02/14(火) 04:09:31

    だから……カフェの想いというのは────

    「……私と同じヒトを好きになって……そのヒトに、私と同じ気持ちを伝えようとしてくれることが……嬉しい」

    ……ということ、だそうだ。

    普通、同じヒトを好きになったらヤキモチを妬くだろうに。

    カフェはそれを良しとした。

    むしろそれが嬉しいと、言ってくれた。

    私もそれでいいのかなと思ったから、今があるわけで────

    「……うん、まだ材料は……あるね」

    買ってきた材料の残りを確認しながら、カフェはエプロンを身につけ始めた。ワタシは頭が理解に及ばず、問いかけてしまう。

    「何をする……つもりだよ」

    「ふふ……決まってる、でしょ……?」

    カフェは優しく笑いながらワタシの手を取って、

    「ふたりで……一緒に作ろう? 好きなヒトに贈る、バレンタインの……チョコケーキ」

  • 88バレンタイン前日の話その2023/02/14(火) 04:13:19

    トレーナーさんが戻ってきたのは20時を少しすぎた頃。疲れた顔でドアを開けたトレーナーさんを、ワタシとカフェで迎えながら、リビングへ連れていって。

    「あれ……? なんか甘い香りが……」

    さすがはトレーナーさんだ。かなり換気したのにすぐに気づくなんて目ざとい……いや鼻ざとい? ……やつだな!

    「トレーナーさん……こちらへ」

    「そこでちょっと目閉じててくれよ」

    「え、うん。……うん?」

    トレーナーさんをそのまま待たせ、冷蔵庫で冷やしていた例のものをカフェとふたりで目の前に掲げ、

    「目を……開けてください」

    「へへっ、喜べよトレーナーさん」

    「……えっ! これって……」

    ぱちりと目を開けたトレーナーさんの顔は、まるでプレゼントを渡された子供のように輝いて。まんまるに開かれた瞳は、ワタシたちの手に乗せられたチョコケーキに注がれている。

    「せーのでいくぞカフェ」

    「……うん。1日、早いですが……」

    「せーのっ」

    『ハッピーバレンタイン、トレーナーさん』

  • 89バレンタイン前日の話その2123/02/14(火) 04:14:26

    ・・・

    「……ありがとう、サンデー」

    その日の夜。トレーナーさんと共にベッドに入っていると、後ろから優しく抱きしめられた。

    「……何回も言うなって、恥ずかしいだろ」

    「ケーキ、すごく美味しかった」

    背中を彼に向けているため、どんな顔をしているかは見えない。けれど声色はとても甘く、抱きしめられた腕はあたたかい。

    きっと、いつものように優しい顔をしているのだろう。

    あのあとカフェを入れて3人で夕飯を食べてから、デザートにチョコケーキを食べるとカフェは門限があるから寮へ帰ってしまった。本当なら外泊届を出してきたかったようだが、平日はなかなか受理されづらいらしい。

    寂しそうなカフェをトレーナーさんとふたりで抱きしめてから見送ったから、きっと大丈夫だろう。どうせ毎日会うし。

    ちなみに失敗したスポンジ生地もチョコクリームを塗れば食べられることに気づき、今は冷蔵庫で冷やしているところだ。

    「まさかひとりで買い物に行くなんて。無茶するんだから」

    「……だって、それはさ……」

    返事に困ることを言うなよ……くそ。

    「好きなヒトに……作ってあげたいって気持ちは…………ダメなのか?」

    ワタシがそう問いかけると、抱きしめてくる力が強くなった。

  • 90バレンタイン前日の話その2223/02/14(火) 04:15:20

    顔が熱くなった気がする。胸がきゅうっと締め付けられて、ドキドキして……なんかめちゃくちゃ恥ずかしい……!

    「……ダメじゃないよ。すごく嬉しかった」

    「そ……そうかよ」

    「1番ほしいヒトたちから貰えたんだ。嬉しいに決まってるよ。……僕は幸せ者だね」

    「……へへへ、当たり前だろ。ワタシとカフェふたり分の愛情なんだからな」

    「うん、そうだね。もう持ちきれないかも」

    「なに言ってんだ。まだまだたくさん押し付けてやるから、全部持てよな」

    「頑張るよ」

    「ん、頑張れよな。ワタシも……なんだ、もっと……こう、素直に……あれだ」

    「あれって?」

    「もうちょっと素直に……好きって、言えるように……なるから」

  • 91バレンタイン前日の話その2323/02/14(火) 04:16:46

    「……サンデーはそのままでもじゅうぶん素直だと思うよ?」

    「ち、違うわばか! 思うだけじゃなくて……言えるように……って話、だよ」

    「あはは、ありがとう」

    「……ふん。カフェにも言えよな、オマエの愛情はワタシが独り占めしていいもんじゃないんだから」

    「うん。また明日、ちゃんと伝えるよ」

    「……もう寝ろよ。明日も早いんだろ」

    「うん……おやすみ」

    「おやすみ」

    夜はゆっくり過ぎていく。あたたかい布団に包まれて、優しい彼の腕に包まれて。

    ほんのりチョコの香りが残った、甘くとろけるような空間で……ふたりで、ひとつになるように。

    愛する男と、共に。

    もうひとりの愛する者のいない寂しさを感じながら。

  • 92バレンタイン前日の話その2423/02/14(火) 04:17:20

    ・・・

    「結局、オマエは日の目を浴びなくなっちゃったな」

    翌日の昼。

    バレンタイン当日の、まだまだ遅くないと宣う特集番組を見ながらワタシは供養を施した高級チョコレートを口に放り込んだ。

    昨日、ケーキが失敗した時のために保険で買っておいたものだったのだが……────その出番がなくなってしまうとは。

    「ん、うまっ! さすが高級……」

    さすがはひと粒換算で200円もするチョコ、お高いだけある。めちゃくちゃうまい。

    ワタシとカフェが作ったチョコケーキもかなりうまかったが、流石に本物の高級チョコには敵わないかもな……。

    愛情でもどうにもならないレベルってのがあるんだと気付かされた今日この頃。

    だけどワタシたちの愛情はふたり分だ。ふたりで詰め込めば、ちょっとくらいはこの高級チョコにも敵うかもしれないよな。

    ……いや、やっぱ無理かも。めちゃくちゃうまいもん、これ。

    「さてと、学校行くか。ワタシたちのトレーナーさんが浮気してないからチェックしなきゃな」

    気合いを入れるようにそう口にして飛び出した外の空は昨日よりは幾分明るい色をしていて、気温も少しだけあたたかくて。

    バレンタイン一色に染まった街を祝福しているようだった。

  • 93バレンタイン前日の話23/02/14(火) 04:19:21

    バレンタイン前日のお話、おしまい
    くっそ長くなりました申し訳ない……
    12560字ですって…やりすぎですね、申し訳ない…

    服を着たりする云々はちょっと思いついた独自設定みたいなものなので、私以外にも書いていただける方は無視してください!

    長文お付き合いありがとうございました

  • 94二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 05:24:07

    糖分もボリュームも特盛り……………しゅき……………Telegraphからも溢れそう…………
    トレーナーさんも二人のこと大好きだね…………………幸せだねぇ……………………

  • 95二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 11:18:08

    これは…ヤバイ…
    いじらしいお友だちがここまで破壊力高いとは思わなかった、ありがとう

  • 96二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 11:49:39

    かわいいなこっちのサンデー

    俺様サンデーの方は自分で作ろうなんて気は多分ないよ。その代わりなんか高いチョコを注文するよ。

  • 97二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 17:10:01

    カフェからの特別なチョコはこちら
    トレーナーさんだけのオリジナルブレンドのコーヒーでした
    彼女らしい夜のひとときを切り取ったようで素敵ですね

  • 98二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 22:43:55

    二人分の彩りに溢れた人生だ………

  • 99二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 23:05:36

    三日月がお友だちだったら良いなぁって勝手な妄想を置いておきます

  • 100二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 03:18:28

    育成イベントの「受け取ったらもう後戻りはできません」って台詞もいいよね………
    独占力………

  • 101二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 09:03:29

    もとより戻るつもりなんてないんだよね……
    カフェトレ側も相当覚悟決まってるし重いよね……

  • 102二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 16:39:27

    お友だちが好意を持っている状態で育成のバレンタインと同じことが起きると、後ろから押すだけじゃなくてお友だちに問い詰められそうだな

  • 103二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 21:07:02

    多分育成イベント後のバレンタインでは二人から念を押されまくる

  • 104二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 23:50:14

    「ドンッッ!!」が「ぎゅっ……」になったりしてそう
    湿度アップだ!

  • 105二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 02:48:24

    節分に続いて左右から「あーん♥️」ってやられるカフェトレ!?!?!?!?

  • 106二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 09:11:16

    節分の豆と違って、同時に食べられないから先にどちらを食べるか選ばなきゃいけないのは悩むだろうな

  • 107二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 10:16:36

    後に食べるほうのご機嫌取りはしっかりとしなくちゃね

  • 108二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 10:24:18

    俺様サンデーが浄化されるとどうなるんだ…?

  • 109二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 15:41:40

    >>106

    この場合、カフェがオリジナルブレンドのコーヒーにしたのはお友だちのチョコと一緒に味わえるように配慮したという別解釈が産み出せるのか!

  • 110二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 15:41:48

    浄化俺様サンデーはなんかしおらしさマシマシに原案カフェエッセンスを加えた感じになりそうなイメージ

  • 111二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 21:42:13

    間違いなく湿度は上がる
    普段ふざけてるタイプの娘のしっとりした振る舞いからしか得られない栄養素がある

  • 112二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 23:48:53

    見てみたいですね俺様サンデー浄化…ちらり

  • 113俺様サンデー23/02/16(木) 23:49:33

    ちょっと書いてみるか。浄化のきっかけわかりませんが

  • 114二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 23:52:18

    今までこのスレであったのは、

    除夜の鐘を聞く
    神社の鐘の音を聞く
    シラオキ様に触れられる
    節分の豆を食べる

    だったかと思います
    邪念や邪気を祓う系の何かをされると浄化が起こるみたいな流れでした

  • 115俺様サンデー23/02/16(木) 23:57:52

    >>114

    ありがとうございます。時期的に除夜の鐘と節分の豆はズレるからなぁ…

    神社の鐘かフンギャロするか

  • 116二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 00:00:43

    お経とか聞いてもなるのではと思います
    あとは念仏とかかな? 多分シラオキ様と絡ませるのが1番早いかもしれません

  • 117俺様サンデー23/02/17(金) 00:10:17

    >>116

    フクキタル絡みでしょうね…少し考えます

  • 118二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 00:11:42

    >>117

    楽しみにしております!

    カフェの別のパートスレみたいにここも長く生きていけたらいいなあ

  • 119二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 05:07:57

    私も楽しみにしております……………
    フンギャロする(動詞)

  • 120二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 11:33:49

    フクキタルと姉妹を失っているつながりで気付いたけど、アヤベさんがお友だちの血筋ということは妹も同じだよな
    何かストーリーを作れそうな気がするけど、未所持だから細部の設定がわからない…

  • 121二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 12:59:11

    アヤベさんもSS産駒だもんね
    なるほどね、なるほどね……

  • 122二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 20:55:02

    アヤベ妹ちゃんとの惚気合戦とか……?

  • 123二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 01:43:14

    自分の所のトレーナーさんをどうやって堕とすかの話し合いとかいかがでしょう
    妹ちゃんが見える世界線となるとアヤベさんの湿度が大幅に軽減されてそうだけど………

  • 124二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 11:40:27

    タキオンとダスカ・ギムレットとウオッカ・キングとカワカミの関係性を踏まえると、アヤベさんの妹を出すならお友だちを慕うキャラになるかな

  • 125二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 16:03:14

    舎弟じみたノリの妹さんにたまにふわふわをPRされるお友達……?

  • 126二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 17:42:25

    アヤベさんとアヤベさんの妹にサンドイッチされるアヤベトレ

  • 127二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 21:32:32

    ほぼ除湿されてトレーナーさんとイチャつくアヤベさんもそれはそれで見てみたいな…………
    バレンタインはサンドイッチだったしアヤベトレくんも挟んでもらおう

  • 128二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 00:20:23

    妹ちゃんに教わってカフェのぱかプチ(ふわふわ)に憑依した状態で二人に愛でられまくるお友達という電波を受信した

  • 129二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 00:34:13

    アヤベさんが妹と見える話せるだったらアヤベさんシナリオのほとんどが解決しちゃう…

  • 130二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 09:45:24

    このレスは削除されています

  • 131二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 09:47:42

    アヤベさんは育成シナリオ本編終了後の出来事にして妄想した方がいいのかもしれない
    彼女のトレーナーさんは二人についていってもらう

  • 132二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 10:11:24

    それはいいんですけど、このスレで続ける?別スレ立てる?

  • 133二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 10:48:51

    ちょっとした派生ネタみたいなものだからこのスレでいいんじゃないかと思う
    妹ちゃんが姉の所に気ぶってるのを眺めるお友達とかも面白いかもしれない

  • 134二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 11:10:29

    個人的にはアヤベさんは妹を常に見える常に話せるじゃないほうがいいなと勝手に思う
    アヤベさんとアヤトレがいい感じのときに後ろから届かない声でエール送り続けるところが見てみたい
    アヤトレは全く見ることも話すこともできないけど、アヤベさんの身体を借りたときだけ話せるとか


    一方そのころお友だちは鼻歌を唄いながらカフェとトレーナーさんの夕飯を作っていた

  • 135二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 18:55:54

    「お姉ちゃんが中々素直にならなくてね~」とか言ってる妹ちゃんに「わかるわかる」とか言いつつ自分は進展とかいう概念を通り越してるお友達………………

  • 136二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 23:16:52

    育成シナリオ中だとカフェ側はクリスマスの頃には既にそういう中だと勘違いされてたからな…………
    この世界観だともっと周知の事実になってそうだし妹ちゃんがカフェの方にも「どうやって自分のトレーナーさんを堕としたんですか」とかの恋バナを聞きに行ったりしてそう

  • 137二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 05:14:53

    幽霊通い妻作戦は流石に真似できなさそう…………

  • 138二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 07:32:13

    >>136

    どうやったと聞かれたら…

    一晩中手を握ったり、ずっとくっついて過ごしたり…?

  • 139二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 15:37:07

    >>138

    この画像のせいで噛み癖ありそうなイメージがついた

    引退後実馬ウインディちゃんみたいに甘噛みが上手かったらカフェトレは耐えられるんだろうか

  • 140二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 15:43:57

    えっちやな…

  • 141二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 16:42:45

    寝ている時に無意識に甘噛みしたりキスマークつけたりするお友だち…
    後日、気付いたカフェに問い詰められるも寝ている時だから知るわけもなくトレーナーさんの浮気尋問が始まる

  • 142二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 21:09:00

    ほぼマッチポンプでは………?

  • 143二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 01:20:44

    今までカフェとトレーナーさんしかまともに話せる気を許した相手がいなかったお友だち
    シラオキさまは何故か自分を浄化しようとする分かり合えないヤバいやつ
    そんなお友だちに初めてできた明確な後輩ポジションのアヤベ妹…

  • 144二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 09:39:01

    三人の仲の真相を知った妹さんはオーバーヒートしないだろうか
    健全なJK(?)にとってあまりにも過激すぎるのでは?

  • 145二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 09:42:14

    先輩面しまくるお友だちを書いてみようかと思ったけどアヤベ妹の性格とか口調がわからなすぎて…

  • 146二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 09:55:02

    妹さんはアヤベさんの悪夢の中で本人が作り上げた幻としてしか出てないからな……
    ウララちゃんみたいなテンションの天真爛漫JKでいかがでしょうか

  • 147二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 10:22:40

    名案にごつ

  • 148二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 19:05:10

    >>141

    後々カフェの方からもいっぱい痕付けまくられちゃうんですね!?!?!?

  • 149二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 22:20:01

    このレスは削除されています

  • 150二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 22:20:43

    >>139

    耳とか首元とかを甘噛みしてくるお友達か……

    あーだめだめ威力が高すぎます

  • 151二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 01:16:44

    B81のカフェorお友達ってこんな感じか…

    うっ


  • 152二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 01:27:51

    こんなボディがくっついてきたり甘噛みしてくる上にカフェ本人も迫ってくるのか…………
    トレーナーさんの耐久力は凄まじい………

  • 153二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 04:46:46

    >>151

    だめだめだめこんなのだめえっちすぎます!

    載せる予定のないちょっとえっちなSSが増えてしまいます!

  • 154二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 06:28:04

    バレンタインの時に書いたお話、描写はしてないけど縦セーターでイメージしてたので解釈一致すぎてこれはいけない…
    しかもこたつ…本当に解釈一致すぎる

  • 155二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 08:25:22

    >>153

    見たい…見たい…

    だめ…だめですかね…?

    見たくない…?

  • 156二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 10:00:53

    >>153

    ちょっとエッチくらいなら少年漫画のお色気みたいなもんだから気にせず公開しやがれ!!

  • 157二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 12:13:50

    >>156

    もしかするとちょっとどころではないかもしれません…

    それでも良ければもう少し形にしてからお出ししますね

  • 158二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 18:54:30

    猫の日ということで気になったけど、カフェのコーヒーカップは黒猫モチーフのマークがついてるんだよな

    「実はお友だちは黒猫の姿で出現することもでき、この時はタキオンみたいな霊感がない相手にも見える」なんて架空設定を思いついた


    >>157

    とりあえず直接的な描写は避ければなんとかなる…はず

  • 159二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 19:47:30

    >>158

    そういうのもアリだ

    猫好き勢にかわいいかわいいされたりタキオンに威嚇かましたりするのもKawaii

    そしてトレカフェの膝の上で丸まって撫でられてたりするのもよい

  • 160二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 19:55:58

    夜一さんかな…夜一さんだね…
    鬼滅と呪術が好きならBLEACHもカフェトレの部屋に置いてないかな……

  • 161二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 20:12:55

    >>158

    載せる時はTelegraphに写してから投稿しますね

    もしやばいと判断されたら消してくだされば…

    ただちょっと書き直してるのでもう少しかかります!



    猫になるの可愛いですね!

    ほんとに夜一さんみたい

  • 162二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 23:58:19

    猫になればマックちゃんにも可愛がってもらえるのではないだろうか
    そしてサプライズで猫になってみたらトレーナーさんに現れて「もうお嫁に行けない……」とか言い出すお友達も見られそう

  • 163二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 02:51:21

    お待たせしました

    >>151で言っていたお友だちとのちょっとえっちなSSでふ


    ちょっとえっちなシーンだけだったのでお話として成り立つように前後のシーンを追加したり、ちょっとえっちなシーンに加筆をしておりました


    やばかったら言ってください明日消します


    閲覧注意夜の帳が下りてしばらく。

    昼のあいだに暖められていたはずの空気は月明かりに冷やされて、すでに肌を刺すように痛い。


    カフェの夜のトレーニングを終えた僕は帰路を急ぐ。筆記用具や貴重品を入れたカバンを小脇に抱えて、小走りになりながらたどり着いた我が家はすでに明明と照明がついており、僕の帰りを待ってくれていることが伺えた。


    ドアの前で少し息を整えてから、


    「ただいま」


    ようやく帰ってきた我が家の廊下に、ふわりと漂う出汁の香り。今夜はお鍋だろうか……寒い夜にはぴったりで夜風に冷え切った僕の身体も喜んでいる気がする。


    「おかえりトレーナーさん!」


    ぱたぱたと足音を立てながら、廊下の奥からひとりの少女が現れた。艶やかで豊かな黒い髪を揺らしたその子は、マンハッタンカフェと瓜二つの見た目をしている。


    「ただいま、サンデー」


    名をサンデー、あるいはお友だち。いつの間にか僕の家に来るようになって、いつの間にか共に暮らすようになった半同居人。


    しかしその姿は僕とカフェにしか見えず、話せず、触れられない。側から見れば存在しない者……────だけれど僕たちにとっては明確に存在する者。


    声が聞こえるし、触れれば暖か…
    telegra.ph
  • 164二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 07:02:47

    このレスは削除されています

  • 165二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 07:23:39

    ちょっと危ないけどやっぱり糖分てんこ盛りでよい……………
    二人とも大事にしてるんだね………………………
    はっきり愛情伝えられて赤くなっちゃうお友達もかわいいね…………

  • 166二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 11:14:48

    >>163

    全然ヤバくないと思うで

    とても良かった

  • 167二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 11:23:36

    ジャンプ+のスレイヴとか裸で女が男の体を体使って洗ったりしてるしこれくらいなら大丈夫だ

  • 16816323/02/23(木) 13:57:25

    ありがとうございます
    そろそろカフェのターンも書いてあげたいと思っております
    アヤベさん妹との遭遇イベントも書かなきゃね…

  • 169二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 21:44:22

    >>163

    大いにセーフ とても良い…

  • 170二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 21:53:40

    今回追加された勢絡めてやろうかと思ったけど、今プロフ出てるどっちもSSいねえ!

  • 171二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 22:20:48

    ネオユニヴァースなら……?プロフ出てないけど

  • 172二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 22:22:41

    なので書くとしてもせめてネオユニヴァースのプロフ出てから…

  • 173二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 22:23:31

    何も出てないからこそできることもあると思います

  • 174モーニングサンド23/02/24(金) 02:53:11

    そのうちかわいいかわいいされるニャンデーサイレンスのお話書こうと思います
    気長にお待ちくださいませ……

  • 175二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 10:41:10

    たのしみにしてます
    やっぱり猫形態だと猫じゃらしに反応しちゃうのかな

  • 176二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 19:02:40

    ニャンデー期待

  • 177二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 20:55:28

    >>170

    新登場の中だと、SS産駒ではないがやたらうるさいポッケは出しやすそう

  • 178二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 22:40:56

    >>141

    一回一回のキスが長くて濃いカフェに対して一回一回は短いけどその分回数が多いし色んな所にキスしてくるお友達……?

  • 179二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 04:47:33

    半身の鎖骨周りとかが歯形とキスマークでいっぱいになってそう…

  • 180二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 10:51:00

    カフェ以外には見られないことをいいことに、外でも構わずカフェトレにキスマークを付けるお友だち
    なお、その現場を目撃した同僚トレーナーは心霊現象だと怖がってカフェトレと疎遠になった

  • 181二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 16:35:18

    同僚の女性トレーナーとか他のウマ娘とかと話してたりした後にもそんな事をしてくる

  • 182二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 20:30:10

    「騒ぎになるから、あまりそういうことをしてはダメ」
    『でもあの同僚トレーナーの女と仲良くなられたらちょっと嫌だろ?』
    「…それは、そうだけど」

  • 183二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 00:27:33

    独占力…………
    表立っての頻度は減るけど裏では激しくなる………

  • 184二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 10:49:17

    カフェトレは──耐えた

  • 185二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 13:09:45

    同僚やトレセン生みたいに他の女性が近くにいるとき、カフェは何もしないけどこの顔で見てそう

  • 186二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 14:16:28

    メガドリームサポーターに干渉してカフェトレを合法的にサポートするお友達

  • 187二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 14:59:25

    トレーナーさんを「子羊ちゃん」と呼ぶ距離感近めの女神様に二人して嫉妬したりもするかもしれない
    多分女神様はお見通しなんだろうな……
    (あとそろそろ次スレをいただきたく)

  • 188二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 16:46:27

    「やあ子羊くん。キミの担当はマンハッタンカフェだったね……彼女の活躍は俺もちゃんと見させてもらってるよ。爪の調子の体重の増減は気になるところだが、うまくやっているようだね」

    「いえいえ……あなたたちのアドバイスあってこそです。本当にありがとうございます」

    「ははは、俺たちはそのために存在してるわけだからね。またいつでも声をかけてくれ、キミの力になれるなら本望さ……────っと、なんだか怖い視線を感じるな。それじゃあ俺はここで。またいつでも来てくれよ」

    「あ、はい! ……怖い視線?」



    「……なあカフェ。あいつ距離近くね?」

    「AIだから大丈夫。嫉妬なんて……しなくても、いいから」

    「でもお前も結構アレな顔してるぞ?」

    「……………………してない」

  • 189二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 19:08:54

    二人そろってこんな顔してるのか
    Kawaii

  • 190二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 21:40:54

    三女神にも普通に認識されてそう
    只のAIじゃなそうだしレースに付き合ってくれたりするかもしれない

  • 191二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 21:44:28

    「あのAI、俺様たちのご先祖さまじゃねえかよ。ちなみに俺様のご先祖さまダーレーな」
    「何を言ってるのかな」

  • 192二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 23:20:30

    「ようこそ俺たちのエキシビションレースへ。子羊くんも来てくれて嬉しいよ! しっかりと見ていってくれよな、きっとマンハッタンカフェとの今後にも役立つと思うからさ」

    「ありがとうございます。しっかり勉強させてもらいます! ね、カフェ」

    「……はい」

    「はははっ! じゃあ今日はキミたちのために勝つことを目指そうかな? しっかりとその目に焼き付けておいてくれよ?」

    「よろしくお願いします!」

    「…………」


    「なあカフェ、あいつトレーナーさんに去り際に投げキッスしたぞ。やるか?」

    「やらない」

    「1番やりたそうな顔してるのカフェだけどな」

    「…………別にそんなこと、ないよ」

    「とりあえずあいつ横で走ってくるか。ぶっちぎってきてやる」

    「やめといたほうが…………あ、いっちゃった」

  • 193二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 01:09:00

    明日あたり新スレに移行ですかね?
    新シナリオも始まり、ジャンポケも登場したのでカフェ周りのお話や掘り下げが捗りそうで嬉しい限りですね

  • 194二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 01:27:27

    「確か今トレセン学園にいる連中で、ゴドルフィンはいなかった気がするな。バイアリーはルドルフとテイオーとツヨシ、後マックちゃんくらいだった気がする。後全部ダーレーアラビアンだ」
    「何の話?」

  • 195二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 09:40:09

    メタい!俺様サンデーすごくメタい!

  • 196二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 18:57:21

    >>192

    お人の悪い女神様だ……

    子羊くんはこの後挟まれてもみくちゃにされる

  • 197二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 22:11:51
  • 198二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 22:22:19

    埋め立ててまいります

  • 199二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 22:22:35

    >>197

    ありがとう!!!!!

  • 200二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 22:24:31

    200なら今日から俺様がこのスレの神

オススメ

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