【閲覧注意🎲/パラレル】三船長×ネクロニカ Part4

[1 NC 23/02/22(水) 22:04:35]

この三人がTRPG永い後日談のネクロニカの世界でドールとして目覚めた世界
原作世界の三人の自我が目覚めたのではなく、ネクロニカの世界で生きて死んだ三人が世界でアンデッドとして目覚めた設定

キャラメイクしながら適当に過去などを生やして妄想するスレです
ネクロニカのシステム上、キャラ間に軽率に恋愛感情が生える場合がありますが、あくまでシステム的なものなので過度なCPネタは禁止の方向でお願いします

あと、そんな酔狂な方はいないと思いますが、前スレ含めここのSSは転載禁止です
（ネクロニカのシナリオの参考にしていただくのは大歓迎です！）

[2 NC 23/02/22(水) 22:06:48]

前スレ

【閲覧注意🎲/パラレル】ここだけこの三人が永い後日談の世界で目覚めた｜あにまん掲示板

【閲覧注意🎲/パラレル】三船長×ネクロニカ｜あにまん掲示板

【閲覧注意🎲/パラレル】三船長×ネクロニカ Part2｜あにまん掲示板

【閲覧注意🎲/パラレル】三船長×ネクロニカ Part3｜あにまん掲示板

[3 NC 23/02/22(水) 22:09:31]

▼ザックリし過ぎているあらすじ

暗号文書の解読に成功した三人は、契約書に記載されている三つの施設を巡ることにした。
オペラハウスと呼ばれる施設に辿り着いた三人は、海中フロアでローのことを知る白熊と海の生き物たちと出会った。


＊＊＊
シナリオ進行状況
▼シナリオ01「自我再生研究所クレイドル」　クリア
▼シナリオ02「総合海洋発電所タービンズ・ラグーン」　クリア
▼シナリオ03「豪華客船グロリアス・ヨグソトース」　クリア
▼シナリオ04　進行中･･･

[4 NC 23/02/22(水) 22:10:43]

ドール設計図：「ルフィ」
享年：8歳
暗示：渇望
記憶のカケラ：「迷子」「ネクロマンサー」「荒い息」「指導者」
ポジション：ジャンク
クラス：タナトス/ゴシック
スキル：【半壊】【必中】【断罪】【引き裂き】【肉の宴】【冥王】
強化パーツ：最大行動値11
　頭【カンフー】【ボイスエフェクト】【きもちいいくすり】
　腕【スパイク】
　胴【しんぞう】【うろこ】【たからもの】
　脚
たからもの：航海日誌。古ぼけている上に小難しくて君自身は読めないが、ワクワクを駆り立てられる。

いつか誰かとはぐれ、ひとりぼっちで寂しくて泣いていた。
あの悲しみに比べれば、たとえ終わった世界だろうと兄弟がいる今ならへっちゃらだ。【半壊】した心は、もうこれ以上は壊れない。
【しんぞう】を駆動させ、【カンフー】のような素早い動きで敵を仕留めろ。尖った【スパイク】が、獲物を【引き裂く】のを助けるだろう。
君の皮膚を覆うゴムのように軟らかい【うろこ】が、敵の小賢しい攻撃を吸収する。反撃の機会を逃さず、【必中】の一撃で君たちを傷つけるものに【断罪】を下せ。
諦めずに声を上げ続けろ。【ボイスエフェクト】ののった君の声は高らかに響き、兄弟の心に響くだろう。

[5 NC 23/02/22(水) 22:11:19]

ドール設計図：「ロー」
享年：16歳
暗示：破局
記憶のカケラ：「恋の敗北」「駆け落ち」「飢え」「残酷な遊戯」
ポジション：ホリック
クラス：レクイエム/タナトス
スキル：【修羅】【子守唄】【最高の戦友】【死神】【加速する狂気】
強化パーツ：最大行動値１０
　頭【カルマプロセッサ】【たからもの】【リフレックス】【アンテナ】
　腕【狙撃ライフル】【ショットガン】【名刀】【救急箱】
　胴
　脚
たからもの：牙のペンダント。大きな肉食獣の牙のようだ。

大好きな人がいた。その人を奪った憎い奴がいた。
焦がれるような慕情が、あるいは燃やし尽くすような憎しみが、君を【修羅】にする。
【死神】のように【名刀】を振り下ろし、【子守唄】代わりに【ショットガン】と【狙撃ライフル】の銃声を聞かせてやれ。君の手にある武器は、決して君を裏切らない【最高の戦友】だ。
衝動のままに武器を振るえ。【カルマプロセッサ】が、過ぎた狂気を麻痺させてくれる。戦いの後に【救急箱】の中身を使えば、君は本来の自分自身を思い出せるだろう。

[6 NC 23/02/22(水) 22:11:55]

ドール設計図：「キッド」
享年：13歳
暗示：破局
記憶のカケラ：「英雄」「助手」「秘密」
ポジション：コート
クラス：ロマネスク/バロック
スキル：【先読み】【調律】【狂った歯車】【怪力】【時計仕掛け】【看破】
強化パーツ：最大行動値10
　頭【アドレナリン】
　腕【ワイヤーリール】【パイルバンカー】【ジャンクパーツ】【ガントレット】【たからもの②】
　胴【ちみどろ】【おとこのこ】【たからもの①】
　脚
たからもの①：好きなバンドの特集が組まれた雑誌。戦争の最中にあって、音楽は束の間の癒やしだった。
たからもの②：簡易羅針盤。磁気を纏った小さな鉄片。終わった世界を進む指針となる。

君は戦場に生まれ、戦場に生きた。
終わった世界のことをよく認識している君の頭は、ひとりでに起きうる事象を【先読み】する。
君にかかれば、高度なアンデッド兵器の【調律】もお手の物。君の前では、粗悪なアンデッドなど【狂った歯車】も同然。
【ちみどろ】の体さえ気にならなくなる程に【アドレナリン】を滾らせ、敵を【ワイヤーリール】で引きずり回し、【パイルバンカー】で遠くまでぶっ飛ばしてやれ。
冷静さを失わず、クールに暴れろ。【おとこのこ】らしい君の体から放たれる【怪力】の一撃が、腐ったアンデッドどもを一掃する。

[7 NC 23/02/22(水) 22:25:51]

「ローさん、あのペンダントもってる！おれの牙まだちゃんとついてる！」
「おれの爪も！」
「あたしの角の先も！」

海の生き物たちは、ローとペンダントを見て口々に嬉しそうな声を上げた。

――本物のローさんだ！

「･･････さっきから何だ、その本物ってのは」

引っかかっていた疑問をローは口にした。話だけ聞けば、どうにもこの施設にはローがもう一人いることになる。

「･･･ジョーカーがね、ローさんのアンデッドを作ろうとしてたんだ。体はできたみたいだけど、目が覚めないんだって。あっちは体だけだから、偽物のローさん」
「ローさんはもう別の場所で目覚めてたんですね。せっかくꖳꗩさんと一緒に逃げられたのに、またここに閉じ込められることにならなくて良かったです」
「そうそう！ꖳꗩさんはどうしたの？」

ローの疑問に海の生き物たちが答える。
ジョーカーという知らない名前。それと、どうにもよく聞き取れない名前。

「･･･誰がどうしたって？」
「だから、ꖳꗩさんだよ」

どうしてもその名前が聞き取れない。
ローの頭の上に留まっているカラスは、気にするな、とでも言うようにローの頭を帽子の上からつついた。

[8 NC 23/02/22(水) 22:54:37]

行動ロール　dice1d2=2 (2)

1:ルフィが話に割り込む

2:キッドが話に割り込む

[9 NC 23/02/22(水) 23:10:28]

「おい、トラファルガー！！いつまでくっちゃべってる気だ！おれたちがここに来た目的を忘れたとは言わせねぞ！！」
三人がここを訪れたのは暗号文書に隠された内容の手がかりを得る為だ。
いつまでも本題に入れないことに苛立ったようにキッドは機械の指先を小さく叩いた。

「それともてめェはここに残るか？おれはそれでもいいぜ」
「･･･なんだと？」
「わー、待って待って、おれがローさんを引き留めたんだよ！赤い髪の人、ローさんを怒らないで！」

喧嘩が始まりそうな雰囲気を察したベポが慌てて仲裁に入った。

「ローさんと、お友達は何しにここに来たの？」
「･･･暗号化された情報の手がかりを探しに来た。お前ら、こんな暗号知らねェか？･･･あとこいつらは友だちじゃねェ」
「えーッ、なんでだよトラ男！」
「なんでもだ」

不服そうなルフィは無視して、ローは救急箱から暗号混じりの契約書を取りだして見せた。ベポと水槽の中のシャチとペンギンが顔をつきあわせて契約書を覗き込む。

「･･･海中フロアでは見たことねェな、すいません」
「おれ、上のフロアで見たことあるかも」
「それは本当かベポ！」
「うん。すごーく昔の話だけどね。まだローさんが生身の人間だった頃の話だよ」
「お手柄だぞベポ！お前だけがローさんの頼りだ！」

ベポは上を仰ぎ見た。二本脚で歩けるベポと異なり、水槽の中にいる者たちは上部のフロアには立ち入れないようだった。

「とりあえず、上に行ってみる？途中の研究室にも資料は色々残ってるし」
「ああ。案内を頼む」
「アイアイ！任せて、ローさん！」

三人はベポの後に続き、螺旋階段を登っていった。

[10 二次元好きの匿名さん 23/02/22(水) 23:11:47]

コラさんか

[11 NC 23/02/22(水) 23:19:47]

今日はこの辺にしておきます

ルフィのことを「麦わら」と呼ぶのと同じセンスでキッドを呼ぶなら「赤髪」になってしまうのでは？と思うこの頃
海賊じゃない世界線で「キャプテン」って二つ名は変な気がする･･･

そもそもローもキッドもあまり二つ名で呼ばれていない気もしますが
「麦わら」って呼称は自己紹介入れなくても自然に相手に呼んでもらえるから便利なのに･･･

[12 二次元好きの匿名さん 23/02/22(水) 23:33:21]

まさかのハートの一味大集合か
ジョーカーという単語に嫌な予感しかしないけど頑張ってくれ

[13 二次元好きの匿名さん 23/02/22(水) 23:33:23]

お疲れ様です！
体だけのローと対面することもあるのだろうか…

[14 二次元好きの匿名さん 23/02/22(水) 23:52:29]

主さんお疲れ様です
今日は猫の日らしいので滑り込みで猫耳生やしてみました！帽子とフードは全部外してもらってますこう見ると帽子率高いな……アプーくんとハンコックちゃんはお休みです……ごめんよ〜

[15 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 00:12:38]

キッドは作中で頭orキッドの頭呼びだったし普通にキッド呼び捨てで良いんじゃないかな

[16 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 00:23:50]

確かに麦わらは見た目で呼んでもらえるアドバンテージでかいな
赤髪だとシャンクスと被るからゴーグルとか？

[17 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 08:07:56]

>>14

かわいい！これは煮込まないと！

[18 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 08:10:00]

キッドはキッド呼びで良いかもしれない

上にあるように出るか分からないけど赤髪はシャンクスと被ってしまうし

>>14

猫耳可愛い！

みんな結構似合うな…

[19 NC 23/02/23(木) 15:08:19]

>>14

ｷｬﾜｲｲ猫耳ちゃんたち！？

スン･･･としてるホーキンス良いれすね

お猫さまはいつも気まぐれで、人間に簡単に心を許したらいけないの（厄介猫オタク）

よく分かってなさそうなルフィと、名状しがたい神妙な表情のローがツボれす

[20 NC 23/02/23(木) 15:17:56]

一層分螺旋階段を上った先は実験室になっていた。

ステンレス製の大きな台座。大型で無骨な機械。シンプルな粘菌培養プラント。今までに訪れたことのあるアンデッド研究所とは、根本的な設備が異なっている。

「ここでおれたちの体が作られたんだよ」

水槽の中からシャチが声をかけてきた。

「ここの連中は何のためにてめェらみたいなアンデッドを作ったんだ」

「それは知らねェ。おれたちはただここで作られて、たまに試験を受けてただけだ。そうこうしてる間に、研究員は戦争でみんな死んだ」

シャチが顔を揺らして機械を指し示した。

大型のポンプが頑丈な金具で取り付けられた機械には、いくつものメーターが取り付けられていた。

行動判定

ルフィ　dice1d10=8 (8)

ロー　dice1d10=10 (10)

キッド　dice1d10=6 (6)　+1（改造パーツの多さによる補正）

[21 NC 23/02/23(木) 15:34:56]

それは大柄なシャチやイッカクでも入れる程の容量がある、耐水圧性を試験するための機械だった。
メーターに印字されている数字からして、世界最深の海溝の底にも相当する負荷をかけることが可能であるようだ。

「――･･････」
「あッ、ローさんおれたちの心配してくれてます？大丈夫ですよ、この体、痛覚とか無いんで！水がムギーッってなるくらいですよ。もし体が潰れても一応ここの人たちが毎回直してくれましたし」
「そうそう！おれたちずっとピンピンしてるんで！！」

おどけたように水の中でくるくる回るシャチとペンギンに、ローの険しい表情が少し和らいだ。


「ギザ男～、なんかメモ帳が出てきたぞ」
「貸せ。･･･汚ったねェ字だなクソが！！」

ルフィが実験室の隅に置かれている事務用のデスクを漁ると、研究員のものと思しき手帳が出てきた。
手帳の主があまりにも悪筆であり、ルフィでなくともほとんど内容を読み取れないような有様だったが、いくつかの単語がキッドの目についた。

『海底開発プロジェクト』
『水圧試験クリア』
『長時間の嫌気条件により粘菌の活性低下、活動時間に難アリ』
『資金難のためプロジェクト凍結』

[22 NC 23/02/23(木) 16:18:32]

「ギザ男～、何が書いてあるんだ？」

「おそらく、海底の資源やらの探索に使えるアンデッドの製造を目指していたみてェだが、金が足りなくなってプロジェクトが中止になったみてェだな」

「ふ～～ん」

「絶対分かってねェだろこのバカザル！！」

「賑やかな人たちだね、ローさん」

「･･･うるさすぎるくらいだ」

＊＊＊

対話判定

ロー→ルフィ　dice1d10=8 (8)

キッド→ルフィ　dice1d10=3 (3) +1

＊＊＊

海底を探索するための、高度な知能を有した海棲生物型のアンデット開発。

非常にシンプルな内容だが、ネクロマンシー技術に理解のあるキッドには気にかかる点があった。

「･･･こいつらの自我はどこから来てんだ？」

昆虫レベルならばともかく、人間相当の高度な思考を有する自我を人工的に作成することは不可能だ。

ならば、ここにいる海の生き物たちには、必ず自我のもととなった人間がいるはずだった。

[23 NC 23/02/23(木) 16:32:34]

ローからルフィへの「依存」　●●●○　→　●●○○

＊＊＊

「てめェら･･･、一体どこから来た？」

重大な疑問を飲み込むのは性に合わず、キッドは直球で水槽の面々に問いかけた。

「さァね、覚えてねェから分からねェ」

「おれたち全員、ここで目覚めてからの記憶しかねェよ」

ここにいる獣型のアンデットたちは、皆記憶を全て封印された状態で目覚めさせられているらしい。

だが、彼らと話していると、彼らがもともと人間であったことは想像に難くなかった。

道具として知能と思考能力を利用するだけならば、生前の記憶も、人間としての自覚も、全て捨ててしまった方が使いやすいことは目に見えている。

「胸糞悪ィな･･･」

キッドは誰にも聞こえないような声で、小さく吐き捨てた。

狂気判定

キッド　dice1d10=9 (9)

[24 NC 23/02/23(木) 16:45:51]

「この部屋はもう良いだろう、次に行くぞ！さっさと案内しろ白熊」

「気が利かない熊ですいません･･･」

「おっかねェなァ、あの赤い髪の人･･･。腕もゴッツいし･･･」

キッドが先行して螺旋階段を上る。次のフロアはデスクとファイルが詰まった棚が並んだ、事務室になっていた。

空調がしっかりと効いている部屋の資料は、目の細かな埃を被っているものの、内容はどれも無事であるようだった。

「さて、何か暗号文書に関わるモンはあるか･･･？」

行動判定

ルフィ　dice1d10=5 (5)

ロー　dice1d10=10 (10)

キッド　dice1d10=8 (8)

[25 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 17:10:52]

ローの行動判定がふるいまくってるな

[26 NC 23/02/23(木) 18:53:19]

ルフィは背表紙の字をみてもよく分からないため、ベポのお腹をつついて遊んでいた。

ローは棚のとあるファイルが気になった。

『XXXX年　成績表』

実験データをまとめたであろう小難しい専門用語で書かれた背表紙が並ぶ中で、学校の教室でみかけるようなその背表紙は妙に浮いていた。

一方、キッドは事務机を漁っていた。

よく整理された机の上で、『MKウルトラ計画』と書かれた分厚いファイルと、『XXXX年XX月　研究計画会議録』と書かれた分厚いファイルがとくに目についた。

ローとキッドがファイルを持ってきたのをみて、ベポとルフィは戯れるのを一時中断した。

「おッ、何か気になるモンは見つかったのか？」

何から読んでみる？　dice1d3=1 (1)

１:『成績表』

２:『MKウルトラ計画』

３:『研究計画会議録』

[27 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 18:59:24]

>>23

キッドなりの気づかいが優しい

[28 NC 23/02/23(木) 19:13:19]

「おれ、あんまり難しいのは嫌だ！！」

ルフィがしかめっ面でそんなことを言い放ったので、ローとキッドはため息を吐きながら最も内容がやさしそうな『成績表』から見ていくことにした。

T. LAW
巻頭の名簿に見覚えのある名前が記されている。

「どれ、てめェの成績とやらを見てやろうじゃねェか」

キッドは名簿をめくり、該当の人物の成績表が綴じられているページを開いた。
成績表は一人につき見開き一ページ分。左のページには『知能試験』、右のページには『ESP試験』と項目が書かれている。

「ローさんはすっごく頭が良かったんだよ！」
「･･･そうみてェだな」

言語。計数。科学。地理。歴史。政経。知能試験の全ての項目で最高値を叩きだしている。
他の人物の成績とは比べものにならない程に優秀な成績であるといえた。

「こっちのページはえぬでぃー？ばっかりだな！どういう意味だ？」
「Not Detected、検出限界以下って意味だ。･･･こっちはまるでダメだな」
「あたり前だろう、この項目を見てみろ！こんな試験で結果を出せだと？バカバカしい」

反対に、ESP試験では全く成果が出ていない。念動力。透視能力。共感能力。瞬間移動。
ローに言わせれば、全く非現実的な項目の数々だ。
超能力だなんて馬鹿馬鹿しい。歴史上の偉人たちが解明してきた、この世の真理を無視している。

記憶はないが、きっとこの試験を受けていた頃のローも、今のローと同じように思い憤慨していただろう。

[29 NC 23/02/23(木) 19:15:24]

「非現実的ってのには同意するが、･･･どうにもESP試験にも結果を出した奴はいるみてェだな」

キッドはパラパラとファイルをめくり、目についたページを開いた。

DQ. Doflamingo

彼のESP試験の項目には、どれもSS+と記されている。

「次のページの奴は兄弟か？こっちはからっきしだったみてェだけどな。遺伝性ってもんでもねェのか」

DQ. Rocinante

彼のESP試験の項目は、透過試験がCであるのみで、他はどれもFと記されていた。

行動判定

ロー　dice1d10=7 (7)

[30 NC 23/02/23(木) 19:25:01]

DQ. Rocinante

ローはその名前に釘付けになった。彼を知っている、思い出せと、心が叫んでいる。
ロシナンテさん。
どうにもしっくりこない。彼のことを、もっと、呼びやすい名前で呼んでいたはずだ。

もっと短くて、言いやすくて、思い出せないけど、せめて名前だけでも――。


「――――コラさん？」
「あ、本当だ、コラさんの成績表だ！こんな感じだったんだね」

ベポがその名前を口にするのを、今度ははっきりと聞き取れた。
ローの頭の上の黒い鳥がムクリと起き上がり、開かれた成績表の近くに降り立った。

黒い鳥はもの言いたげに成績表を見下ろしていた。

[31 NC 23/02/23(木) 19:32:31]

「おい、もう良いか。他の二冊もさっさと目ェ通すぞ」

キッドはローとは異なりこの建物にもここにいた人物にも一切の思い入れがない。

ローが記憶の海に沈むのを防ぐように、キッドは分厚いファイルをドン！と机に叩きつけた。

「てめェ、こっちはまだ読んでるだろうが！」

「後にしろって言ってんだよ！まずは暗号文書、てめェの都合はその後にしやがれ！！」

ギャンギャン、年上二人が怒鳴り合う姿は非常に大人げなかった。

「･･･おれ、あんなローさん初めてみたよ」

「そうか？おれが知ってるトラ男はいつもあんなんだぞ」

＊＊＊

対話判定

ロー→キッド　dice1d10=4 (4) +1

キッド→ロー　dice1d10=10 (10) +1

次は何を読む？　dice1d2=2 (2)

1:『MKウルトラ計画』

2:『研究計画会議録』

[32 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 19:42:33]

今のところダイスかなりいい出目だな
その調子で続けて、どうぞ

[33 NC 23/02/23(木) 19:42:48]

キッドからローへの「執着」　●●●○　→　●●○○

＊＊＊

三人は『研究計画会議録』を覗き込んだ。

何か暗号に関わるような情報はない。

途中、ページをめくるキッドの手が止まった。

『海底開発プロジェクト』。先ほど見かけた計画に関する内容だった。

「海底開発プロジェクトにおける探索アンデッドに使用する自我次元の座標は、ESP試験にて陰性と判断された検体より供試する」

この研究室の本命はESP研究であり、海底開発プロジェクトはESP研究で使い物にならなかった検体を再利用して行う副次的な実験である。

そんな思惑が透けて見える一文だった。

狂気判定

ルフィ　dice1d10=7 (7)

キッド　dice1d10=9 (9)

ロー　dice1d10=5 (5)

[34 NC 23/02/23(木) 19:52:47]

ローからルフィへの「依存」　●●○○　→　●●●○

その一文を見て、ローは唐突に、自分を慕う海の生き物たちの正体に思い至った。

減っていく白い部屋の子ども。いつの間にか増えていた水槽の中の生き物。

人間のように話す、海の生き物たち。

「･･････お前ら、まさか」

「その先は言わないで、ローさん」

目を悲壮に歪めたローを宥めるように、ペンギンがローの言葉を遮った。シャチがうんうんとペンギンに同調して頷く。

「たとえばの話だけどさ、もしおれに前世があったとして、ローさんと同じ人間で一緒にいられたならすごく嬉しいよ」

「おれも！まあ、覚えてもいない前世より、歌って踊れる今が一番だけど！」

「違いねェ！あははは！！」

ローは白い部屋の子どものことをよく覚えていない。シャチたちはすっかり人間としての過去が漂白されてしまって、本当の名前も顔も分からない。

それでも、人ではない姿になってしまった今を楽しそうに肯定するその姿に、ローは少しだけ心が軽くなった。

「トラ男、あいつら、良い友達だな！」

「――――ああ、そうだな」

＊＊＊

対話判定

ルフィ→ロー　dice1d10=1 (1)

ロー→ルフィ　dice1d10=1 (1)

[35 NC 23/02/23(木) 19:55:52]

ハートフルな流れで来たはずなのにどうして･･･

対話判定大失敗による未練の変更

ルフィ→ロー　dice1d10=10 (10)

ロー→ルフィ　dice1d10=6 (6)

1:嫌悪

2:独占

3:依存

4:執着

5:恋心

6:対抗

7:友情

8:保護

9:憧憬

10:信頼

[36 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 19:58:40]

信頼ならセーフ 対抗も3バカらしいのでセーフ
1出したけどもしかして🎲神今回優しめ？

[37 NC 23/02/23(木) 20:00:08]

未練の変更

ルフィからローへの「信頼」　●○○○
ローからルフィへの「対抗」　●●●○

ちなみにこのシナリオでローはほとんど対話判定に成功していないことを教える
信頼は数ある未練の中でも発狂時のデメリットが非常に大きいことも教える

舞台をオペラハウスにしてしまったせいでシナリオの情報量が多くて長引くな･･･
このスレ中で畳みたい気持ちですが、果たして

[38 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 20:00:16]

ロー→ルフィが対抗になっちゃったのか
発狂時のお兄様RPはしばらく封印か？

[39 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 20:03:11]

ホリックなんだから対話判定できる時に減らしておかんか貴様ァ！

[40 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 20:07:03]

信頼は発狂時のデメリットヤバいのか！！！
ルフィが発狂することは最初以降起きてないからいい…のか？
ローのお兄様モードなくなったのは残念…今後大成功キメた時にお兄様モード使える未練に変えることを祈るしかないかな

[41 NC 23/02/23(木) 20:14:34]

「･･･最後のファイルも目を通すぞ」

ローは気を取り直して最後のファイルを開いた。

『MKウルトラ計画』

それは吐き気を催すような実験計画の概要だった。

ESPの力を用いた新兵器の開発。世界各地に創設されたオペラハウスと呼ばれる研究施設。

マウスよりも安い価格で実施される人体実験。人を人とも思わない、悪魔の研究。

ESPは万能の力などではなく、自我次元との接触領域を過剰化することで生じる自然現象だ。

例えば、蓄音機の針をレコードに強く押しつければ、甲高いノイズが発生し、あるいは針が強く跳ね返る。そうしたイレギュラーこそがESPの正体だ。

ESPの発現のために、被験体にはあらゆるストレス負荷がかけられる。

また、針で削られたレコードが劣化して再生できなくなるように、ESPを酷使した人物の自我次元は摩耗し、再現不可能となる。

まさに、ESP兵器を掲げたこの計画は人の肉体も魂も軽視する、権力に溺れた人でなしどもが描いた夢の形であった。

狂気判定

ルフィ　diced10=

ロー　dice1d10=7 (7)

キッド　dice1d10=7 (7)

[42 NC 23/02/23(木) 20:14:59]

振り直し

ルフィ　狂気判定　dice1d10=6 (6)

[43 NC 23/02/23(木) 20:30:52]

計画の概要を読み終えた三人の胸の内は、意外にも冷えていた。先ほどのシャチたちの言葉もあるだろうし、この実験の被験体を実際に見ていないせいもあるだろう。

とにかく、三人はおぞましい実験の内容を自分たちから切り離して捉えることができた。

「･･････次に行くぞ、案内してくれベポ」

「アイアイ！」

不快な思いを断つように立ち上がったローにベポが続く。

「多分、もう海中フロアには大した情報はないと思うんだ」

そう言ってベポはずんずんと螺旋階段を上っていった。次のフロアは図書館になっていた。

「ここ、おれたちとローさんがよくお喋りしたところだよ！いっぱい本はあるけど、色んな人が出入りするところだから、暗号にするような情報は置いてないと思うよ」

図書館の層を通り過ぎると、水族館のバックヤードのような層に出た。

「ここで海中フロアは終わり！ここから水槽に入ったり出たりするよ」

「よッと！ローさん、これから上に向かうんでしょう？気をつけてくださいね」

水槽からペンギンが飛び出てきて、よちよちとローの足元まで歩いてきた。ローの方に羽を伸ばすので、ローが応える形でこぶしを突き出すと、水槽からヤジが飛んできた。

「ずりィぞペンギン！お前だけ足があるからって！」

「おれたちも応援してます！！ローさんこっちにも来て！！」

口々に名前を呼ばれて、ローは水槽の方まで歩みよった。水面から入ってきたローの手に触れられて、海の生き物は「キャアアア―――♡」と黄色い声を上げた。

「なんだありゃァ、アイドルじゃあるめェし」

「ししし、面白れェなあいつら！」

対話判定

ルフィ→ロー　dice1d10=7 (7)

ロー→ルフィ　dice1d10=5 (5)

キッド→ルフィ　dice1d10=1 (1) +1

[44 NC 23/02/23(木) 21:27:26]

ローは記憶のカケラのスロットが5/6埋まっている状態ですが、最後の一つはどうしようか

整合性つけるためにスレ主が決定するか、ダイス神に託すか･･･

dice1d2=1 (1)

1:ダイス神にお任せ。整合性は地の文で書いて取っていくのだ

2:スレ主が良い感じのカケラを選んで授けるのだ

[45 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 21:35:12]

辛……辛ハートフル(ボッコ)か

[46 NC 23/02/23(木) 21:49:07]

ルフィからローの「信頼」　●○○○　→　○○○○
＊＊＊

「ローさん、気をつけてくださいね！ジョーカーに見つからないように！」
「ベポ、ちゃんとローさんを守れよ！」


水槽から声援を送る海の生き物たちに手を振って、ベポを含めた四人は元来たロビーに戻ってきた、

「･･･おれ、実はここの職員たちが死んじゃってからは上に来たことないんだ」
ベポが丸い耳を垂れ下げて俯いた。
「ジョーカーがいるから、見つかったらと思うと怖くて･･･」

先ほどから何回か耳にしているが、その名前には聞き覚えがなかった。

「･･････そのジョーカーというのは何者なんだ？」
「ここの上のフロアを牛耳ってる人だよ。すごい超能力者で･･･、あの人が力を使ったら、一斉にここの人たちが死んじゃったんだ」
「超能力･･･。ESPか･･･」

今までに相対してきた敵とは全く異なる力をもった相手だ。戦えばどうなってしまうか分からない。
もし敵対することになるのなら、厳しい戦いになるだろう。

[47 NC 23/02/23(木) 21:50:14]

「ししし、面白れェ！宝探しはこうでないとな！！」

「相手にとって不足はねェ！腕が鳴るぜ！！」

なんだかすごそうな敵、という曖昧な情報を手に入れたルフィとキッドは、ボキボキと手を鳴らして好戦的な笑みを浮かべた。

「･･･目的は暗号文書を手に入れることだぞ、なんで相手を倒すのが前提なんだ」

「ハン、ビビってる格下はおれたちの後ろに隠れてな！」

「あァ！？誰が誰にビビってるって！？ESP能力者ぐらい、おれ一人でも倒せる！」

てめェが格下だ！いや、お前が格下だ！

低レベルな応酬がロビーに響き渡った。

「しーーッ、見つかっちゃうよ！」

ベポが必死に三人を制止しようとしたが、頭に血の上った三人は止まらなかった。

黒い鳥だけがベポに同調するように足元に擦り寄った。

対話判定

ルフィ　現在取り除ける狂気点はありません

ロー→キッド　dice1d10=1 (1) +1

キッド→ロー　dice1d10=1 (1) +1

[48 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 21:53:12]

補正がなかったら大失敗だぞ貴様らァ！

[49 NC 23/02/23(木) 21:54:39]

今回の戦闘はローの狂気点絡みのカルマを入れようと思っていたれすが、ローは今のところ一回しか対話判定に成功してないので、狂気点が現時点でパンパンに溜まっているれす

どうなっちゃうんれすか？？

[50 NC 23/02/23(木) 21:58:46]

ロビーの小さな受付兼守衛室の横に、フロアマップが書かれていた。

地上フロアは２Ｆより上にメインの施設があるようだった。

「上は研究所というよりも、寄宿舎のようなつくりだな」

食堂、ベッドルーム、多目的室、プレイルーム。その他生活に必要な細々とした設備。スタッフルーム。

フロアマップに書かれている部屋は、そんなところだった。

部屋は一本の廊下でつながっており、どこから見て回っても問題はないだろう。

どこから見ようか。　dice1d6=2 (2)

1:食堂

2:ベッドルーム

3:多目的室

4:プレイルーム

5:スタッフルーム

6:その他

[51 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 21:59:24]

>>49

粘り強く対話判定をするか…狂気点絡みのカルマをなかったことにするか…諦めて精神崩壊してもらうか…

[52 NC 23/02/23(木) 22:04:08]

「流石にジョーカーも昼寝中じゃねェだろ」

「それもそうだな！じゃあベッドルームに行くぞ！！」

四人は始めにベッドルームを訪れた。

白いベッドカーテンで区切られた二段ベッドが所狭しと並んでいる。

「寝心地は悪くねェな！」

「おい麦わら屋、何やってる！真面目に情報を探せ！」

行動判定

ルフィ　dice1d10=5 (5)

ロー　dice1d10=10 (10)

キッド　dice1d10=7 (7)

[53 NC 23/02/23(木) 22:15:25]

ベッドはどれも白いリネンのシーツが敷かれており、清潔な印象を受けた。

ベッドカーテンは開け放たれ、風を通すようにされている。

奥のエリアにある数台のベッドはどれも一段で幅が広く、特別であるようだった。

ふと、奥のエリアに一台だけカーテンが閉じられたままのベッドが目についた。

ローは一台だけカーテンが掛っているのがどうにも気に掛り、直すためにカーテンを開けた。

「―――！！」

そのベッドには、ローが横たわっていた。

ローは精神安定のための機械が頭部に埋め込まれていること以外かなり人間に近い見た目のアンデッドだが、ベッドで眠っているローはそれ以上に人間らしい姿をしていた。

「これかベポ、お前が言っていたのは」

「うん。前にジョーカーが下の実験室で作ってた偽物のローさんと同じ格好してる」

ベッドの上のローは、当然ながら微動だにしない。自我が宿っていないアンデッドはただの腐らない死体だ。

「てめェの出来損ないアンデッドをわざわざ保存してるたァ、気色悪ィ野郎だな、ジョーカーってのは」

「･･･今だけはお前に同意する、ユースタス屋」

対話判定

ロー→キッド　dice1d10=2 (2) +1

キッド→ロー　dice1d10=5 (5) +1

[54 NC 23/02/23(木) 22:18:29]

キッドからローへの「執着」　●●○○　→　●○○○

※探索パートにおける狂気点減少数の上限に到達

＊＊＊

「とりあえず、こいつは放っておくぞ」

「お、次の部屋に行くのか？」

次はどこを見ようか。　dice1d5=2

1:食堂

2:多目的室

3:プレイルーム

4:スタッフルーム

5:その他

[55 NC 23/02/23(木) 22:19:05]

ダイスミス、振り直し

次はどこを見ようか。　dice1d5=4 (4)

1:食堂

2:多目的室

3:プレイルーム

4:スタッフルーム

5:その他

[56 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 22:22:27]

狂気点減少数の上限に到達してしまった…ローに前スレにあった脳筋ストロング発狂戦士戦法しろと言ってるのか？その選択肢否定したのに？

[57 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 22:24:58]

>>56

それぞれのキャラで記憶のカケラ分だけ狂気点回復できるけど、キッドは記憶のカケラが少ないから上限に達しちゃっただけだと思う

ローは記憶のカケラが5個あるならジャンジャン回復できるはずなんですがねぇ･･･

[58 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 22:31:12]

どうしてローだけ対話判定上手くいかないんです？行動判定はバッチリ取らせてダイス神楽しんでません？

[59 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 22:46:22]

発狂トラ男がドフラに対して最高打点を叩き出す所が見たくないかと言えば嘘になるけど 多分今回のシナリオでトラ男が発狂(もしくは精神崩壊)したらヤバそうなんだよな
頼むから行動だけじゃなくて対話も成功させてやってくれダイス神

[60 二次元好きの匿名さん 23/02/23(木) 23:07:34]

>>44

🎲神におまかせかぁ

事故るかとんでもなくお労しいやつを出してきそうで気が気でならないぜ…

[61 二次元好きの匿名さん 23/02/24(金) 08:06:25]

ここまでくるとある意味ダイス神の愛なんじゃないかな？ってなっちゃう…
記憶はダイスだけど無理そうならそれっぽいのをいくつか絞ってのダイスもありだと思う

[62 NC 23/02/24(金) 11:48:48]

「よく考えたら、ベッドルームに暗号がある訳ねェか･･･」

「スタッフルームを探すのが妥当だな」

四人は次にスタッフルームを訪れた。

ここは休憩室も兼ねていたようで、PCが備え付けられている事務机の他に小さなカフェコーナーがある。

行動判定

ルフィ　dice1d10=7 (7)

ロー　dice1d10=7 (7)

キッド　dice1d10=10 (10)

[63 二次元好きの匿名さん 23/02/24(金) 14:22:38]

数えてみたけど、このシナリオでここまでに対話判定8回してるのにローは1回しか成功してない･･･
狂気判定には割と成功してるのがせめてもの救いか

[64 二次元好きの匿名さん 23/02/24(金) 20:22:13]

ローは対話判定以外の出目は比較的に安定しているけど、やっぱり戦闘が怖いよな

[65 二次元好きの匿名さん 23/02/24(金) 20:22:24]

行動判定と狂気判定は良い感じなんだけどね
肝心の会話判定の出目が…

[66 二次元好きの匿名さん 23/02/24(金) 20:44:54]

ほんと行動狂気はキレッキレなのに……絶対ダイス神ニッコニコでしょ！？
ありがとう！(曇らせの押し売りじゃねぇか！)

[67 二次元好きの匿名さん 23/02/24(金) 20:55:13]

戦闘は精神攻撃確実に入るだろうしこのパート内で狂気点ある程度回復しててもらわないと危ないのよローさん...

[68 二次元好きの匿名さん 23/02/24(金) 21:09:25]

ルフィのボイスエフェクトを信じるしかないってのは心許無いしな…
もはやダイスに意思を感じるまである

[69 二次元好きの匿名さん 23/02/25(土) 08:19:12]

ダイス神は高火力が見たいのか、はたまた歪んだ愛なのか判断に迷う

[70 NC 23/02/25(土) 12:19:05]

「おい見ろよ！この機械ちゃんと動くぞ！」

ルフィが戯れにコーヒーメーカーのスイッチを押すと、ゴゴゴと振動した後に紙コップにエスプレッソが注入された。

「おれコーヒー苦くて好きじゃねェからやるよ、はいトラ男」

「何やってんだてめェは！…ったく、味は悪くねェな、良い豆だ」

「いやてめェも素直に飲んでんじゃねェよ！！」

＊＊＊

対話判定

ロー→ルフィ　dice1d10=5 (5)

＊＊＊

コーヒーメーカーは今なお使われているようで、全く正常に稼働していた。

「机の方は日報と…、パソコンも待機状態で生きてやがるな」

「パソコンか…。重要な情報がありそうだが、セキュリティがかかっていそうだな」

パソコンを…　dice1d2=2 (2)

1:とりあえず起動してみる

2:放置して日報を読む

[71 NC 23/02/25(土) 12:20:28]

そういえばドジって今回のシナリオカルマの公開を忘れてました
今回のシナリオカルマは「暗号文書の手がかりを手に入れる」です

[72 二次元好きの匿名さん 23/02/25(土) 17:23:24]

保守
このスレでネクロニカが気になってついついルルブ買っちゃった。
続き応援しています！

[73 NC 23/02/25(土) 20:14:32]

>>72

わわ！嬉しいです！！NC冥利に尽きるというものです

戦闘処理に慣れるまでちょっと大変ですが、慣れれば数あるTRPGのなかでも抜群に戦闘が楽しいシステムだとスレ主は思ってます

自分のこだわりのドールで戦えば楽しさもひとしお、好きなキャラをモチーフにドールを作るのも一興

ドール達を適度にいたぶるための手駒の盤面を考えるのもいいものです

[74 NC 23/02/25(土) 20:46:18]

「とりあえず日報から先に読むぞ」
キッドは几帳面な文字で書かれた日報を開いた。インクの劣化具合から、かなり昔に書かれたもののようだ。

＊＊＊以下、目についた記述の抜粋＊＊＊
XX56/3/12
MKウルトラ計画はまずまずの滑り出しだ。
ESP試験の結果に応じて扱いに格差をつけることで、自然と子どもたちの間にカーストが形成された。少ない労力でストレス負荷を継続的に与える環境形成は上手くいっているだろう。

XX56/9/24
ドフラミンゴのESP能力は群を抜いており素晴らしい。それに引き替え、弟のロシナンテは殆ど成果が出ていないのは嘆かわしいことだ。双子とはいえ二卵性ならばこんなものか。
それでも同じ血を分けているのだから、自我の構造にも類似点はあるだろう。ロシナンテへのストレス負荷を高めることにする。

XX57/2/27
ドフラミンゴを頂点としてESPもちの子どもたちがグループを作り、他の子どもを虐げ始めた。尖った選民思想に耽る子どもたちをみると、性善説がいかに馬鹿げたものかつくづく実感する。
出来損ないのロシナンテに虐めの矛先が向かないのは、血縁の情け故か。

XX57/8/9
仕入れた子どもの大半が使い物にならなくなって廃棄になってしまった。
相変わらずロシナンテへのストレス負荷は続けているが、望み薄か。
頭脳が飛びぬけているローも残してはいるが、ESPの方はからきしだ。そろそろ処分するべきかもしれないが、ドフラミンゴが目をかけているようなので、慎重に検討する。

XX58/4/2
ここへきてロシナンテがローに接触するようになった。唯一残ったESP非保持者どうしで傷を舐め合うつもりだろうか。
ドフラミンゴがいる間は二人は遠巻きにされているが、不在の間に秘密離に行われる他のESP保持者による虐めは子どもとは思えぬ陰惨さで笑えてくる。

XX58/6/7
肉体をアンデッド化することでESPの発現が安定化するという内容の論文が発表された。
ドフラミンゴをアンデッド化すれば、我々は他のオペラハウスよりも早く実用に耐えうるESP兵器の開発に成功できるだろう。7月中にドフラミンゴのアンデッド化を目指す。

日報はXX58/7/3で途絶えている。

[75 二次元好きの匿名さん 23/02/25(土) 21:04:53]

ネクロニカらしい人の心ないんか？研究だな…

[76 NC 23/02/25(土) 21:13:52]

「XX58年の7月って、確かジョーカーが研究所の人をみんな殺しちゃったときだ」

「じゃあこのドフラミンゴって野郎がジョーカーか」

「そうだよ。…上では毎日こんなひどいことが起きてたんだね」

大きくモフモフとした両腕をローに回しながら、べポが日報に目を通して悲しそうに呟いた。

黒い鳥がローの肩に留まり、羽毛を押し付けるように首を傾げた。

「……おれはその事件の前にここから逃げ出したのか？」

「うん、コラさんが連れてね。ちょうど事件の前の日に、慌てたコラさんが図書館まで下りてきて、ローさんと一緒に逃げるって教えてくれたんだよ」

行動判定

ルフィ　dice1d10=8 (8)

ロー　dice1d10=1 (1) +1（記憶のカケラ【図書館】による補正）

キッド　dice1d10=3 (3)

[77 二次元好きの匿名さん 23/02/25(土) 21:22:26]

今回🎲荒ぶってるな…

[78 NC 23/02/25(土) 21:23:45]

「コラさん、ってトラ男の恩人だよな？お前たちとも仲良かったんだな！」

べポの話を聞いて、ルフィが口を開いた。

「すごいドジで面白い人だったからね。ローさんと違ってコラさんは夜中にたまに図書館に来るくらいだったけど」

そういえば、ローさんは図書館に下りるためのパスをもってたけど、コラさんはもってないのにどうやって図書館まで来てたんだろうね、とべポは不思議そうに人差し指で口元をかいた。

「それは考えても仕方ねェだろ。さて、PCの方だが…」

PCを…　dice1d2=1 (1)

1：今調べる

2：後で調べる

[79 NC 23/02/25(土) 21:38:52]

「情報があるとしたらPCしか考えられねェ。立ち上げて調べるぞ」

そう言ってキッドはPCの電源ボタンを押した。
スリープ状態だったようで、すぐにモニターがロック画面に映る。

ロック画面で、目の形をしたアイコンが点滅していた。

「チッ、虹彩認証かよ面倒くせェ」
「こーさいにんしょう、ってなんだギザ男？」
「あァ？……簡単に言やァ、目の色をパスワード代わりに使う技術のことだ」
「じゃあ、この機械の持ち主を引きずってこないと開かねェ、ってことか？」

ルフィが残念そうに眉尻を下げた。

「……これだけこの部屋が使われていた痕跡が真新しいんだ、十中八九ドフラミンゴの虹彩で開くようになっているだろう。ドフラミンゴを解体して、眼球だけ繰り出してくればいい」
「お前急に物騒なこと言うな～トラ男」

ローは自分で出した野蛮な提案に自分でも驚いていたが、そうさせるだけの何かがドフラミンゴという存在にあるような気がした。
一度は逃げ出したはずの自分が、またここに戻されてアンデッドにされたという事実も引っかかっている。
なんにせよ、記憶はまだ靄がかかっている。

「とりあえず、次に向かう部屋だが…」

バタン。
ローが切り出そうとすると、廊下からどこかのドアが鳴る音がした。

「……ジョーカーかなァ。あっ、大丈夫だよローさん、おれビビッてないよ。本当だよ、赤い髪の人、睨まないで…」
べポが大きな体を小さく縮めた。

音が鳴った扉は、食堂へ続く扉だった。

[80 NC 23/02/25(土) 21:44:03]

結局ローは全然対話判定成功しなかったな…

キリが良い＆作劇の都合で今回のシナリオ中でローに記憶のカケラ大盤振る舞いの予定ですが、悪しからず
ラストのダイス神による記憶のカケラで上手くまとまらなかった場合は、スレ主から7つ目の記憶のカケラをプレゼントします
7つ目のカケラはエクストラ枠で、狂気点の減少数の上限としてカウントされないものとします

[81 二次元好きの匿名さん 23/02/25(土) 22:30:32]

この後確実にジョーカーことドフラミンゴ戦になるだろうけど、ESP能力者なのがネックだ…他にザコ敵いるかもだけど、ドフラミンゴ1人でも充分すぎる強敵な予感しかない
今回も無事に生き残ってくれ

[82 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 01:01:19]

うる覚えだけど、EPS能力者のドールって色々強い代わりにパーツが少ないんだっけ？
ローの狂気点次第だとすごい絵面になっちまいそうな感じもなくもない…？

[83 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 08:30:11]

サイケデリック（ESPを使用するクラス）のドールは強化値が少ないのでパーツも少ないけど、敵ならNCが悪意点振りまくればパーツを増やしまくれるので屈強にも作れるぞ

[84 NC 23/02/26(日) 09:22:35]

食堂の扉の向こうの気配を探るべく、四人は扉の前で静かに様子を伺った。

――ぐにゃり。

一瞬扉が歪んだような錯覚が起き、生理的な不快感に思わず目を瞑る。

次に瞼を開いたとき、四人の目の前には殺風景な施設の内装とは打って変わり、豪奢な迎賓館のような空間だった。

目の前にあったはずの扉が背後にある。

七色に光を反射するクリスタルのシャンデリア。毛足の長い重厚な絨毯。生けられた豪華な花々。

白いテーブルクロスがかけられた長く伸びる机。その上には装飾的な曲線を描く燭台。

どこかボニーと出会った豪華客船の内装と似ていたが、そちらよりは品よく纏められている印象を受けた。

「フッフッフ。よく来たなァ、ロー」

長いテーブルの向こう側に、圧倒的な存在感をもって座る者がいる。

金の短髪に特徴的な形をした色入り眼鏡。桃色のフェザーコート。彼がジョーカーことドフラミンゴだ。

「…余計なのもいるが、まァいい。久しぶりの再会を祝して乾杯でもどうだ」

ドフラミンゴが指先を振る。

次に瞬きしたとき、四人は既にテーブルの席に着いていた。

＊＊＊

ドフラミンゴの容姿

dice1d10=10 (10) +18 歳

[85 NC 23/02/26(日) 09:54:55]

目の前に現れたワイングラスに、宙に浮くボトルから透き通る赤い液体が注がれていく。
芳醇な香りにつられたルフィとべポが一口舌をつけて、ビックリしたように口を離した。アルコールの鋭い苦みは子どもには不味く感じられるものだ。

「……おれはてめェとお茶しにきたんじゃねェ。暗号文書の情報を探りに来ただけだ」
「暗号文書ねェ…。あんなもの、おれの部下になるならいくらでも見せてやるが」
「断る」

ローが目を吊り上げ、すっぱりとドフラミンゴの誘いを断った。彼を見ていると、はらわたがふつふつと煮えるような不快感をローは覚えるのだった。

「おれが用があるのは、てめェのその眼球だけだ」
「まァそう焦るな、ロー」

ドフラミンゴがまた指を振る。
皿とカトラリーが宙を舞い、どこからともなくチョコレートが現れた。ローはとても食べる気になれない。
横から手を伸ばしたルフィがローの分まで口にいれた。

「お前の懐かしい顔もいるはずだ」
「――――！！」

ドフラミンゴの傍の席に、いつの間にか数人のアンデッドがかけていた。ローの視線は、ドフラミンゴの二つ右の席に座っている者に釘付けになった。
瞳までかかるような重たい金の前髪。両頬を裂く笑ったような口紅。

「コラさん……！？」
「えっ、あいつがそうなのか！？」

ローが思わず零した名前に、ルフィが反応した。

「……いや、でも、何か違う」

[86 NC 23/02/26(日) 09:55:14]

大好きな人の姿をした存在は口を固く閉ざしたままで、ローを一瞥もしない。ローの肩の上で黒い鳥が羽毛を逆立てた。

「何が違う？こいつはおれの弟だ。一度は逃げ出したが、今はおれのもとにいる。お前も戻ってこい」

「ふざけるな！」

そこにいるはずの大好きな人に生気はない。違和感を感じる程に、記憶の中の大好きな人の姿が明瞭になっていく。

焦がれる思いに引きずり出されるように、ローの記憶のカケラが蘇った。

ローの記憶のカケラ

※1d5=1-3:通常、4:アルファ版、5:ベータ版の記憶表を参照

万が一被ったら振り直し

dice1d5=2 (2)

dice1d100=60 (60)

[87 NC 23/02/26(日) 10:04:35]

このタイミングでキッドの行動判定を発生させるのを忘れていました。

（この行動判定の結果は戦闘後に処理します）

行動判定

キッド　dice1d10=4 (4)

[89 NC 23/02/26(日) 10:31:50]

雪が降っている。刺すような冷気が手足の温度を奪う。
雪を凌ぐために身を隠した廃屋は隙間風を通し、ヒュウヒュウと音を立てていた。

「寒いだろうが、じきに雪が止む。それまでの辛抱だ」

そう言ってボロボロの毛布をローにかけたその人は、空模様を読むのがとても上手だった。ドジな人だったけれど、旅の進め方を間違えたことは一度もなかった。今も窓から灰色の空を眺めている。
二人きりで北極圏から南へ逃げるという無茶な旅だったが、すぐに凍死しなかったのは彼のおかげだった。

「南の常夏の国はいつも薄着で過ごせるくらい暖かくて、放っておいても木に甘い実がたくさんつくらしいぞ」

その人はよく逃避行に成功した後の話をした。
春には柔らかな葉菜を摘んで、夏には甘い果汁が滴る果実を齧って、秋にはよく蒸した蒸した芋を食べて、冬には脂ののった魚を焼いて。

「……また食い物の話かよ」
「いいだろ！おれは花より団子派なんだ」

おどけたようにその人は笑った。口が裂けたような口紅もあって、コミカルな道化師のようだった。ローもつられて口が緩む。
ローもその人の視線を追いかけて窓を見た。真っ白に曇った窓に、未来の想像を描いてみる。

窓に映る白い雪の世界を抜けたら、どんな素晴らしい世界が待っているだろう。


ロー　記憶のカケラ　「窓から」

[90 NC 23/02/26(日) 11:01:57]

ローの記憶の中の大好きな人は、よく笑う人だった。
目の前の、人形のように佇んでいる人とは似ても似つかない。目の前の存在が大好きな人の姿だけ模した偽物であることをローは直感した。

「おれはてめェの人形ごっこにつきあう趣味はねェ！！」
「フッフッフ、強情だなァロー。なぜおれを拒む。お前の力がおれのもとにあれば、世界だって手に収められるというのに」

武器に手をかけたローに対し、ドフラミンゴが指を動かしてカトラリーを差し向けた。
ローがそれを弾く前に、機敏に動いた影が鋭い金属音を立ててカトラリーを弾き返した。

「さっきから聞いてりゃ、てめェの目は節穴か？こいつはてめェに降るようなタマじゃねェよ。ご自慢の色眼鏡、度が合ってねェんじゃねェか？」
「勝手なことばっかり言うなよジョーカー！ローさん、こいつを倒すなら、おれも一緒に戦うよ！！」
「気に入らねェ、ぶっ飛ばす！！」

四人は椅子を蹴とばすように立ち上がり、構えた。

「宣戦布告か、いいだろう」

ドフラミンゴは口の端を吊り上げ、異様な力を放ち始めた。

▼戦闘パートを開始します

[91 NC 23/02/26(日) 11:07:32]

▼戦闘終了条件「ドフラミンゴを倒す」を公開します
▼共通戦闘カルマ「ローを精神崩壊させない」を公開します
▼ローの戦闘カルマ「【小さなアンデッド】を破壊されない」を公開します

※【小さなアンデッド】について
戦闘中、黒い鳥は【小さなアンデッド】としてローの頭部パーツに組み込まれます
【小さなアンデッド】は【たからもの】同等のパーツとして処理を行います

※べポはホラーとして舞台に配置され、三人とともに戦います
べポの初期舞台配置は「煉獄」です

[92 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 11:09:54]

うわぁ……

[93 NC 23/02/26(日) 11:18:57]

やっと戦闘入れたれす…

本当は海中フロア部分だけか地上フロア部分だけにしようかと思ってたんれすが、ペンダント要素と記憶のカケラ要素を両方回収するためにどっちも混ぜ混ぜしたシナリオにしたら長引いてしまったれす…すまない…
ノリでオペラハウスを舞台にしたのも原因れすね。オペラハウスシナリオで「MKウルトラ計画」の情報を出さないのはスレ主的に許せなかったのれす

このシナリオで三人は何個かフラグ取り逃してるけど戦闘カルマの達成次第で取り戻せるれすが、戦闘カルマを達成できるかは一切が謎のままれすね

[94 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 11:22:02]

そういえば28歳って丁度ミニオン島の事件があった年齢では…？さては女神原作読んでる？

[95 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 11:38:36]

> 共通戦闘カルマ「ローを精神崩壊させない」

あの、ローの狂気度全然下がってないんですがあの(頭抱え)

[96 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 12:29:02]

共通戦闘カルマが無理ゲーすぎる…
敵がどういう構成かによるがトラウマスイッチ持ちいそうでやだなぁ

[97 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 14:36:57]

ローの精神崩壊は達成できるかしら...たぶんだけど狂気点全部リーチ状態なんですよこの人
早めに切り上げないとターン経過の狂気点追加と敵のトラウマスイッチ精神汚染でやられちゃいそう
スイッチ積み積みで来そうだからルフィキッド戦闘リードしてくれ頼む

[98 NC 23/02/26(日) 19:58:52]

今回は敵のデータだけ先に置いておくれす

手駒・NPCデータ０４

ちょっと戦闘進めてみましたが、我ながら絶妙な狂気点の管理難易度で構成された構成のなかで、ローの圧倒的高火力が仇となってしまっているれすね

精神崩壊するかしないかギリギリの戦いれすが、【アンテナ】が良い働きしてるれす

あと毎回のことれすがルフィの【ボイスエフェクト】をローに取られてしまうので、キッドの狂気点管理も相当厳しいれす

お兄様二人とも精神崩壊する可能性がなきにしもあらず、ってところれすね

[99 NC 23/02/26(日) 20:03:25]

ルルブもってる人はジョーカーの悪意点”２３”ってところに是非笑ってほしいところ
こんなに悪意点つぎ込んで手駒作ったのは初めてれす
ちなみに合計悪意点は59点れす

[100 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 20:04:51]

あれ、精神崩壊=ロストになるのか？
そこのところ教えてスレ主

[101 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 20:06:22]

わー狂気度加算するパーツがたくさんだー(遠い目)

[102 NC 23/02/26(日) 20:22:39]

>>100

誰かが精神崩壊または完全解体状態になってもすぐにロストしてしまう訳ではないです

なにせアンデッドなので、戦いさえ生き延びれば回復処理によって生き延びることができます

兄弟姉妹全員が精神崩壊する、または攻撃と移動の手段を失うと全滅状態となり、全員一気にロストします

終わりのときはみんな一緒なのがネクロニカの良いところですね

[103 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 20:25:21]

狂気に染める気みんな満々ですね()
♥の弟の狂気の波長とジョーカーの痕抉りがキツい
単分子繊維あるのめちゃくちゃ良い殺意高いけどジョーカーのパーツ取り最高です...

[104 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 20:35:59]

ローは火力が高いからオーバーキルでトラウマスイッチを踏みやすいのか
後半になるほど加速する狂気の効果で火力が上がるから、さらにトラウマスイッチを踏みやすくなる負の循環が･･･

[105 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 20:39:12]

>>102

解説ありがとうスレ主

終わりの時はみんな一緒なのは寂しくないから良いね

1人だけロストして2人生き残るみたいなのを懸念してたから安心した

ネクロニカは残酷だけど、終わる時はみんな一緒な点は慈悲深さを感じる

[106 NC 23/02/26(日) 22:40:20]

戦闘処理終わったのでログを置いておきます

ダイジェストは明日以降に載せます

とある戦闘のログ０４

ここの兄弟たちは妨害と防御の手段に乏しく切断判定に対抗できないため、難易度調整としてジョーカーの【単分子繊維】は使用せず、【精神汚染】と【痕抉り】をダイスで選択しながら使用しました

あとの手駒はいつも通りダイスで対象を決めてます

最後ダイス神の良い笑顔が見えたような気がしたれす

なんかシナリオ通してスタンスが一貫してる気がするんれすよね

[107 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 22:59:40]

>>106

ロー！！！！！！！！！！！

[108 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 23:00:35]

まってこれどうなるんだ


どうなるんだこれ

[109 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 23:05:56]

>>106

ラスト！！ねぇ！！！ダイス神いい趣味してやがる

[110 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 23:11:21]

ローも然ることながらキッドもやばくない？

[111 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 23:15:53]

やっぱ庇う持ちがいると安定感が違うな
それはそれとしてローはめちゃくちゃ損傷したんやがなﾌﾞﾍﾍ
戦闘カルマ未達成だから寵愛点での修復が厳しそうだな…

[112 NC 23/02/26(日) 23:24:02]

キッドもあと１点狂気点溜まってたら精神崩壊だったれすね、ギリギリだったれす
ルフィは狂気点スカスカなのにお兄様たちときたら･･･

[113 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 23:25:57]

半壊とアンテナ、ありがとうございました

[114 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 23:27:35]

ダイス荒ぶりがちだけどルフィは味方がピンチの時は頑張ってんなぁ…ファインプレー多いし
ここからが不安だぜ

[115 二次元好きの匿名さん 23/02/26(日) 23:42:11]

ラスト...悔しいけど美しいと言わざるを得ない
ロー心身共にボロボロだしキッドもヤバいしこれ二人共ちゃんと会話できるかな
末っ子ルフィともふもふベポ頑張って会話をしてあげてくれ、兄ちゃんたちを助けてやって...

[116 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 00:00:43]

ちょっと最後！！！ジョーカーこの野郎！！！！！
末っ子のルフィが大活躍だったな…今回は修復どこまでできるんだろうか

[117 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 00:08:07]

元々はアンデット作る場所だったし、材料が残ってるとかで修復が追加でできないかな…

[118 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 00:17:23]

末っ子以外狂気点大惨事じゃん
大丈夫かな

[119 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 08:04:59]

カルマの達成失敗でいいのかな？これは大変なことになってそう
戦闘お疲れ様でした！

[121 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 08:38:37]

これてローの今回での宝物(カラス)テ大丈夫なのか？それだけ気になるどの辺にあるか分からない

[122 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 08:41:48]

うわぁ大惨事……

[123 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 08:43:00]

うーんこの アイテム系は直るのかな？

[124 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 09:26:29]

ルフィとキッドもうちょい火力出せるようにしたいな
いっそのことどちらかに支援妨害パーツ積みまくって補助寄りドールにするのもありっちゃありだがキャラっぽくはないな…

[125 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 16:12:51]

これもしかしてBADENDルート確定ですか……？

[126 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 17:28:51]

全滅しては無いし、ちゃんと処理を読んだ感じのローのたからもの(カラス)は破壊されてないからBADENDルートは回避するんじゃないかな？
ローが最後に精神崩壊してるのは知らん

[127 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 18:04:18]

これ精神崩壊したら直らないんだったっけ直るんだっけ
えっこれどうなるの……どうなるんだ…

[128 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 18:12:24]

精神崩壊は戦闘後処理でたからものによる狂気点減少の時点で回復してると思う認識間違ってたらごめん
戦闘カルマが達成できてない＝フラグが何個か拾えてない状態なのはNCが温情をくれるかどうかかな…このシナリオ内では少なくともバッドエンドにはならないと思うけど今後も使う要素が拾えてないとかだとこの後のバッド率は上がるかもって感じじゃないかな

[129 NC 23/02/27(月) 20:16:26]

コメントありがとうございます
システム的なことに関する質問も多いので、先に解説を挟みますね

ローは戦闘中に精神崩壊しましたが、たからものを2つ死守した状態で戦闘終了したので、戦闘終了時に狂気点２点減少して今は精神崩壊からは回復しています（未練３つ分が依然として発狂状態ですが…）
ちなみにローはたからもの以外だとパーツが３つしか残らなかったので、文字通り”死守”です

戦闘カルマは達成失敗ですが、それ自体はよくあることです
そもそもカルマはNCからドールに配布するものですが、ドールは意志ある存在なのでカルマの達成を放棄することもできます
今回の戦闘、TURN3の【ボイスエフェクト】が不発に終わった後でもローを精神崩壊させずに勝利する手が実はまだ残っていました
（最後のcountでキッドの【ワイヤーリール】とべポの【発頸】でローを「花園」まで強制的に下がらせた後、前線に残ったルフィとキッドでターン内にジョーカーを完全解体できれば戦闘カルマを達成できました）
でも、ルフィとキッドはそうしないだろうと思ったので、カルマ達成を放棄する形でローにトドメを任せました

とはいえフラグを取り逃したのは事実なので、この後に発生するイベントと描写が変化します

[130 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 20:36:10]

>>129

よくあることなんだ

それならちょっと安心

[131 二次元好きの匿名さん 23/02/27(月) 22:30:29]

>>129

>> ローはたからもの以外だとパーツが３つしか残らなかったので

まじかよ

体ほとんど無くなってるじゃんそれ…名刀とアンテナは残ってたっぽいけどあと一つ何だろ

[132 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 08:17:17]

>>129

あっあっでも回復はしてた！！よかった！

過去一心臓に悪い戦闘だった……

[133 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 14:30:28]

シナリオ終わった後でもいいから、フラグを取り逃さなかった場合の展開も教えて欲しいのだ

[134 NC 23/02/28(火) 20:06:32]

ジョーカーは軽い足取りで三人のもとに歩み出した。

「おれのもとに来い、ロー」
「――…！！」

ジョーカーの指先から伸びる不可視の糸がローを絡めとる。
強制的に距離を詰められ、ローが構えていた狙撃ライフルが役に立たなくなった。




「お前ら、ドフィのもとへはいかせねェぞ！」

ジョーカーの側に控えていたアンデッドたちが立ちはだかる。

「そこをどけェッ！！！」

ルフィの棘のあるこぶしがマントを羽織った剣士のアンデッドの肉体に穴を開けた。

「おらァッ！！！」

間髪入れずにキッドがパイルバンカーを打ち込んだ。
二人の連撃によって剣士のアンデッドがあっという間にバラバラになって弾け散った。

人らしい姿をしたアンデッドを壊したことによる不快感がわずかにキッドの胸を刺したが、今は気にするべくもなかった。

「「次はどいつだ！！！」」

[135 NC 23/02/28(火) 20:07:46]

「ドフィには指一本触れさせない！！」

甲高い声の巨体アンデッドが大斧を構えた。
ルフィは岩のように太い肩にこぶしを打ち込んだが、固い手応えと共に跳ね返った。

「こいつ固てェ！」



「なぜそんなガキとともにいる？お前にはもっと相応しい場所があるだろう」
「黙れドフラミンゴ！！」

ジョーカーの悪意が籠もった言葉を拒むようにローの頭の機械が割れた。パキリという衝撃でローの頭が冴える。キッドが手を入れてくれた頭部の機械は、ローの精神を守る役目をしっかりと果たした。

「ローさん後ろ！！」
「―――！！！」

ジョーカーの操るおもちゃの兵隊が襲いかかる。ベポはとっさにローを庇った。厚い毛皮にブリキの剣は通らない。

「ローさん大丈夫？」
「ありがとう、助かった。――べポ！」
「アイアイ！任せてローさん！アイヤー！！」

べポがローの意を汲み取り、掌底で背中を押し出した。
加速した動きに合わせてローが刀を握る。

「ドフィ危ない！！」

速度の乗った鋭い斬撃は、ジョーカーを庇った巨体アンデッドの固い肉体を一刀両断にした。

[136 NC 23/02/28(火) 20:08:45]

ジョーカー率いるアンデッドたちに三人は奮闘していた。邪魔なおもちゃの兵隊はベポが引き受けてくれている。
確かな手応えに勝利が見えてきたとき、頭蓋骨の中に直接悪意を吹き込まれるような、不快な感覚が三人を襲った。
脳をかき乱され、弄ばれているような感覚。断片的な記憶が明滅しては消えていく。

生前の記憶が特に戻りつつあるローは、突如猛烈な喪失感に襲われた。
生きていた頃の生々しい感情が蘇り、ローを支配する。

「コラさん…、ドフラミンゴ、お前、コラさんをどうしたんだ！！」

感情の激流に振り回され、ローは平静を失い始めていた。


「トラファルガー！！ひとりで突っ込むんじゃねェ！！！急になんだ･･･！！」

キッドが状況を見渡すと、ジョーカーが弟だと呼んだ、クラウンメイクのアンデッドがふと目に入った。
力無く、揺れるように佇む不気味な立ち姿。笑ったような口元が小さく動いていた。

「今の妙な力…、あいつの仕業か？早いところ潰した方が良さそうだ」
「…………」

キッドがワイヤーリールを伸ばして引っかけると、クラウンメイクのアンデッドは少しも抵抗せずに引きずられた。

「気味の悪ィ野郎だ……！！」

[137 NC 23/02/28(火) 20:09:04]

「トラ男、いまそっちに加勢する！！」

ルフィが素早い動きで前線へ駆け、本来は庇護されるべき小さな体でローの側までやってきた。
その健気な姿にローが感じた感情は、こともあろうに嫌悪だった。

「―――･････････、何だ･･････？」
「どうしたトラ男？」

ぎこちなく動きを止めたローにルフィが問いかける。大きな目に丸い頬の幼い顔、それに似つかわしくない深い傷痕。いつも見ているルフィの顔と何も変わりはないはずなのに、ローは思わず顔を顰めてしまった。

「なんでもねェ。･･････あまり寄るな、麦わら屋」

おそらく精神汚染の一種だろう、と予想はできたがどうにもできず、ローは再び刀を握った。

「てめェのやり口には反吐がでるぜ･･･！！」

ありもしない嫌悪をかき立て不和を起こし、同士討ちを誘発する。悪趣味なやり口だった。
ルフィへの嫌悪さえジョーカーへの憤怒に変え、ローの一閃がジョーカーの脚に深い傷を与えた。

「いつまでも笑ってられると思うなよ！」
「勇ましいねェ。･･･あまり思い上がるなよガキが」

[138 NC 23/02/28(火) 20:09:21]

ドクン。キッドは自身の精神が再び何者かの干渉を受けたのを感じた。
ワイヤーリールで引き摺り出したクラウンメイクのアンデッドの、硝子玉のように空虚な目から狂気が滲み出ていた。声も出さずに口元で何かを唱え続けている。
先ほどから感じていた妙な力の源があのアンデッドであるとキッドは確信した。

「――バカザル、先にピエロ野郎を解体しろ！！」
「――分かった！」

キッドの指示を受けたルフィが柔軟に姿勢を変え、鋭い棘のあるこぶしでクラウンメイクのアンデッドを殴りつけた。

「････････････」
「うわッ！？」

そのアンデッドは全く抵抗を示さなかった。体も腕も脚も、鈍い音を立てて弾け飛ぶ。
殴った側のルフィの方が思わず驚いてしまうほどだった。

[139 NC 23/02/28(火) 20:09:44]

「白熊、おれを前に飛ばしてくれ！」
「アイアイ！いくよ、アイヤー！！」

前線から一歩引いて状況を見ていたキッドだったが、自身も前へ出るべきだと判断した。
ベポの体術の勢いを狩り、キッドも一気に前線へと飛ぶ。急な空気抵抗で金属の腕がガタガタとなり、暴発した。

「クソッ！白熊、大丈夫か！！」
「おれは大丈夫だよ、気にしないで！！」

ベポは自慢の白い毛皮を膨らませるようにポーズをとった後、周囲のおもちゃの兵隊を蹴散らした。

「後ろは頼んだぜ！！」
「言われなくても！！」

[140 NC 23/02/28(火) 20:10:07]

スパン！
ローの鋭い残撃がジョーカーの胴を抉った。

まともな傷を与えられたジョーカーの纏う雰囲気が変わる。肌を刺すような気配は、滲み出る怒気だ。

「少しおいたが過ぎるんじゃねェか？なァ、ロー」
「ああああああ！！」

ジョーカーがローの頭に手を翳し、不可視の力が悪意をもってローの記憶を引き摺り出した。
深い絶望。無力感。自身を殺したくなる程の負の感情が膨らみ、ローの体の内側から爆ぜた。ローのパーツが戦場に弾け飛ぶ。

「トラ男ォ！！」
「べへへ～、自分の記憶に耐えられないとは、マヌケなガキだ」
「なんだと･･････！」


べたべたと粘液を流すアンデッドが、ローを嘲笑った。
その姿がルフィをカチンとさせる。ルフィがべたべたと粘液を流すアンデッドに向けて固く握ったこぶしを放った。

「なんだ･･･、腕が･･･！！」

ルフィのこぶしはズブズブと粘液に沈んだ。飛沫が飛んだ先でテーブルクロスがジュウと溶けた。有毒な粘液なようだったが、ルフィのゴムのような皮膚は幸いにも毒の粘液を撥ね付けた。

[141 NC 23/02/28(火) 20:10:43]

「麦わら屋、よくやった！！」

ルフィのこぶしで粘液が薄くなった部位にむけ、ローが刀を振るう。ボロボロの体からは信じられないほどの力でもって、ローは粘液を流すアンデッドを切り払った。

引き摺り出された記憶の中で、ローは先日の豪華客船から脱出した際のことを思い出していた。
桃色の長髪の少女の姿が脳裏をよぎる。父の形見とともに、父を想って戦っていた彼女の姿。それが今のローには何より気高く感じられた。

「コラさん、おれ、アンタから自由を奪ったあいつを伐つよ･･･！」



キッドの目の前で真っ赤な口紅を引いた口元が開かれた。音のない呪詛が漏れ出す。

「二度も同じ手をくらうかよ！！」

キッドは思い切りパイルバンカーをクラウンメイクのアンデッドに向けて振りかぶった。
重い鉄の塊がその体をバラバラに押しつぶす、その直前でキッドは激しい頭痛を感じた。パイルバンカーの矛先がずれ、床に大きな穴を開けた。

「が、ァ、急に頭が･･･！」
「弟に手出しはさせねェよ」

ジョーカーが笑う。クラウンメイクのアンデッドから再び狂気が滲み出た。頭の中を蟲が掻きむしっていくような不快感が三人を襲う。

キッドの胸に悪意の芽が植え付けられる。
小さな体で戦うルフィの姿が目に入り、キッドは嫌悪を感じた。常のキッドならばあり得ない、じっとりとした悪意が胸に満ちる。

「･･･バカザル、さっさとこいつらブチのめさねェと容赦しねェぞ！！」」
「おう！！」

キッドは頭の血管を破りそうなほどの苛立ちの手綱を握り、押しとどめた。

[142 NC 23/02/28(火) 20:10:55]

「失望したよ、よほど死にてェようだな」
「あ”、ァ･･･！ハァッ、ハァッ･･････！」

ジョーカーの力に当てられ、ローの肉体は内側から破裂するようにしてボロボロになっていた。
アンデッドの肉体に充填されている真っ赤な粘菌混じりの液体がボタボタと床に滴り落ちる。

「ローさん！！」
「大丈夫だベポ･･･、ゲホ･･････！」

悲痛な声でベポが叫んだ。ローは動じず、千切れかけの腕を思い切り振りかぶってジョーカーの頭に刀を突き出した。
よく研がれた刃先がジョーカーの頭部を貫く。

「この･･････！」
「てめェの相手は一人じゃねェよ、右がお留守だぜフラミンゴ野郎！！」

キッドが間髪入れずにジョーカーの胴体をパイルバンカーで思い切り抉った。強すぎる反動でキッドの肩とこぶしがぐちゃりと嫌な音をたてて潰れたが、確かな手応えとともにジョーカーから発せられるESPの気配が弱まったような気がした。

「邪魔をするなユースタス屋！！」
「なんだとてめェ！？」

極限状態のローがほとんど絶叫しながら刀を振るった。ローの激情に応えるように、その刀がジョーカーの腕を落とした。

「ぐああああァア」
「次はその首を切る！！」

[143 NC 23/02/28(火) 20:12:46]

「トラ男、ギザ男！！大丈夫か！！」

嫌な力が渦巻く中で、二人がピリピリと冷静さを欠いていくのをルフィは感じ取っていた。

キッドの説明によれば、ピエロのような、ローの大切な人の姿をしたアンデッドのせいであるらしい。

それは空虚な目にだらりと垂れ下がった手足とまるで操り人形のようでいて、そのくせに生々しい狂気を放ち続けている。

「･･････おれの仲間に手ェ出すなら、容赦しねェ！！」

ルフィは異様な力を発し続けるアンデッドに二度目のこぶしを放った。抵抗しない体は今度こそ砕け散った。

衝撃で金の髪が舞い、両頬まで口が割けた笑ったような顔が露わになった。

金の髪、笑顔。

『―――ルフィ』

ルフィはそこに誰かの面影を見出した。

「･･････優しい、兄ちゃん」

それから、もう一人。確か黒い髪の―――。

「ッ、トラ男！！」

ルフィは我にかえり跳ね起きた。ジョーカーとローが正面から衝突しようとしている。

＊＊＊

▼ルフィが記憶のカケラを獲得します

※1d5=1-3:通常、4:アルファ版、5:ベータ版の記憶表を参照

万が一被ったら振り直し

dice1d5=2 (2)

dice1d100=90 (90)

[144 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 20:13:56]

！？

[145 NC 23/02/28(火) 20:14:29]

「･･････何の真似だ、ガキ！！」

ルフィは弾むゴムボールのような動きで二人の間に割り込み、サンダルを履いた足の先でジョーカーが踏み込もうとした足を妨害した。

「いけトラ男！！」
「どいてろ麦わら屋！！お前ごと切るぞ！！」

激情がローを修羅にする。煮えるような憎しみが力に変わる。
一閃。
ジョーカーのESPによる障壁さえ全て切り払って、ローの刀がジョーカーの首を落とした。


「･･････ロー」

数秒茫然とした後、ジョーカーの口元が狂ったような弧を描いた。激情に溺れて力を振るうローの姿を愉しんでさえいるかのようであった。

「お前はおれによく似ている」

そのことを決して忘れるな。

切り離されたジョーカーの首がローに向かって囁いた。
狂人の言葉に引き寄せられ、割れた色眼鏡のレンズの向こうを、ローは覗き込んでしまった。

狂気で歪んだ瞳は、ローの大好きな人の瞳と同じ色をしていた。

ぐしゃり。ジョーカーの頭が固い床に当たって砕けた。

その瞬間、ローの胸に溢れたのは何事かを成し遂げた喜びではなく、途方もない、根源的な喪失の悲しみだった。

▼戦闘終了条件「ドフラミンゴを倒す」をクリアしました

[146 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 20:24:27]

苦しくて悲しいけど見てしまう

[147 NC 23/02/28(火) 20:31:39]

▼破損パーツ数
ルフィ
基本パーツ：1つ　強化パーツ：なし
ロー
基本パーツ：11つ　強化パーツ：5つ
キッド
基本パーツ：8つ　強化パーツ：1つ

▼修復可能パーツ数
基本パーツ：15
強化パーツ：8
（※ハウスルール：強化パーツの代わりに基本パーツを２つ修復できる）

▼修復パーツ
ルフィ：【こぶし】【はらわた】【せぼね】【かた】【うろこ】
ロー：【カルマプロセッサ】【リフレックス】【狙撃ライフル】【ショットガン】【救急箱】
【あご】【こぶし】【かた】【うで】【せぼね】【はらわた】【ほね】【ほね】【あし】
キッド：【こぶし】【かた】自動修復（【ジャンクパーツ】の効果）
【こぶし】【せぼね】【はらわた】【ほね】【ほね】【あし】【おとこのこ】

▼修復後破損パーツ数
ルフィ
基本パーツ：１つ　強化パーツ：なし
ロー
基本パーツ：２つ　強化パーツ：なし
キッド
基本パーツ：２つ　強化パーツ：なし

今回ルフィに対する攻撃判定がほとんど成功しなかったので、末っ子が心身共に圧倒的にピンピンしてました

[148 NC 23/02/28(火) 20:32:52]

アイデアロール

ルフィ　dice1d10=2 (2) -3

キッド　dice1d10=10 (10) -1

[149 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 20:33:18]

ナイスキッド

[150 NC 23/02/28(火) 20:42:15]

「ゲホッ、ゲホッ、ッ、コラさん･････」

真っ赤な泡を吐きながら、ローは子どものように泣いた。
アンデッドは涙を流さない。けれど、破れた強膜から真っ赤な体液を流すことが涕泣の代償行為となった。

「･･････ローさん、悲しいんだね」

ベポは自慢の白い毛皮が真っ赤に染まるのも構わずに、パーツが減って小さくなってしまったローを両腕で包み込んだ。ローの首に残っていたペンダントが乾いた音を立てる。
黒い鳥が労るような仕草でローに頬ずりする。

柔らかな感触に包まれて、ローはようやく落ち着くことができた。
強制的に引き摺りだされた記憶が、脳のあるべきところに収まっていく。

心の奥底にしまい込んでいた、ローの最後の記憶のカケラが蘇った。

[151 NC 23/02/28(火) 20:43:22]

処理が立て込んでいる･･･！！
それっぽい順番で処理します

[152 NC 23/02/28(火) 21:01:08]

貧しくも穏やかだった逃避行は絶望とともに終わりを迎えた。
死なない肉体を手に入れた大好きな人の恐ろしい兄が、突如として目の前に現れた。人知を超えた力を前に二人はあまりにも無力だった。
不吉な黒い鳥が、死体が増える気配を察して嬉しそうに鳴き声を上げた。

――お前たちを仲間として迎えよう。

妄執まみれで狂った夢の計画を聞かされる。狂人の妄想の世界の住人につくり替えられることほどおぞましいことはなかった。

――ロー、お前だけでも必ず逃がしてみせる！！

その人は、兄と同じく魔法使いだった。音を断ち、姿を消し、存在を断つ魔法をもっていた。
ローを縛っていた不可視の糸が切れる。宙づりだった体が地面に打ちつけられた。

――いやだ、コラさん！！

本当は知っていた。窓の外に希望なんてないこと。戦禍に包まれた世界が滅びつつあること。
それでも、二人で生きてしねるのならば、それだけで幸せだったのに。自分だけが生き延びても意味がない。

――逃げろ、走れロー！！
――コラさんも一緒じゃなきゃいやだ！！！

ローは必死で宙に手を伸ばした。糸の中で苦しむその人を助けようとした。
必死の想いが実るように、ローの腕の感覚が拡張する。伸びるはずのない遠くまでローの腕が届く。

あの時、ローの腕は確かにその人のことを掴んだはずだった。
確かに、掴んだはずだったのに。

暗くなった視界の向こうで、黒い鳥が悲鳴を上げた。

ロー　最後の記憶のカケラ　「ESP暴走」

[153 NC 23/02/28(火) 21:09:33]

ぶつり。

四人は空間そのものが断裂するような奇妙な目眩に襲われた。

次に目を開けたとき、そこは豪奢な空間などではなく、無機質な白い食堂に変わっていた。

ドフラミンゴのESPで幻覚を見せられていたらしい。

途端、饐えた臭いが鼻をついた。倒れたグラスから零れた液体からだ。

丁寧にもドフラミンゴは子どもである四人にワインではなくブドウジュースを振る舞ってくれたようだが、永い年月を経て腐敗してしまっていたようだ。

「――･･････」

現実に帰ってきた空間で、キッドは目の前の物言わぬ肉塊を見下ろした。

目までかかるような長い金の前髪。紅を引いた大きな口。

キッドはもう壊れて動かなくなったアンデッドに誰かの面影を重ねていた。

懐かしさと虚無感が同時にわき起こり、それに呼応するようにキッドの記憶のカケラが蘇った。

キッド　狂気判定　dice1d10=8 (8)

キッド　記憶のカケラ

※1d5=1-3:通常、4:アルファ版、5:ベータ版の記憶表を参照

万が一被ったら振り直し

dice1d5=3 (3)

dice1d100=91 (91)

[154 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 21:15:14]

>>152

このカケラ読んだ時まさかローがコラさんをやっちまったのか…！？と思ったけどESPが暴走してコラさんと近くにいたカラスの精神がシャンブルズされたってことかな？

[155 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 21:17:53]

キッドはキラー引いてたのかなこれ辛……

[156 NC 23/02/28(火) 21:20:57]

飛び交う銃弾。悲鳴。鉄と肉が焼ける臭い。
命が軽々しく散っていく戦場。大切な人を失った誰かの慟哭が、侵攻の砲弾の音にかき消される。
誰も死にたくないのに、誰かの命令で殺し合う日々。

地獄のような世界で、自分は命を蹂躙する側の人間だった。
死体の山を駆け、敵を屠って血の雨を浴びることは、己の性にあっていた。

しかし、アンデッド兵の普及で戦況は一変する。

死なない兵士。死を恐れない兵士。
”誰も死なない人道的な戦争”を謳い、開発された死者の軍隊。

どれ程力があろうとも、生きた肉体には限界がある。
一人、また一人。ともに戦う仲間が倒れていく。常に隣りにいた金の髪の相棒も、例外ではなかった。
そしてそれは、自分自身でさえ。

やがて、馬鹿げた戦争で誰も死ななくなった。皆死んだから。

キッド　記憶のカケラ　「戦火」

[157 NC 23/02/28(火) 21:33:17]

二人の兄とともに、よく海を眺めていた。
生まれ育った国の海は汚くて、海岸はいつもゴミで溢れていた。

流れ着く様々なゴミを漁り、使えそうなガラクタを拾っては三人の秘密基地に持ち帰った。
大人たちのもとにはいたくなかった。戦争とやらのせいで、大人はみないつも怖い顔をしていた。

国全体に満ちる鬱屈とした閉塞感が、嫌で嫌でたまらなかった。

「この国を飛び出して自由になろう！！」

そう言ったのは、二人いる兄のどちらだったか。
大海原を船で渡る夢は、灰色の世界で色鮮やかにキラキラと輝いていた。

約束したはずだった。三人の船に掲げる旗だって作ったはずだった。
でも、自分は今の世界で目覚めるまで船に乗ったことがなかった。

ルフィ　記憶のカケラ　「海岸」

[158 NC 23/02/28(火) 21:50:22]

大切な人の記憶を思い出して、ルフィとキッドはしばし茫然としていたが、ローが液体を吐きながら激しく咳き込む音で我に返った。

いつもは率先して器用に肉体を修復してくれるローだが、今は肩から先が完全に千切れてしまっている。どうやって刀を振るっていたのか、不思議になるような有様だった。

「トラ男、今直してやるからな！えーっと･･･」

「おい、この下手くそ！！ゲホ、人体のそんなところに骨はねェ！！ゲホッ、おェッ！！」

「･･･そんだけ叫べるなら元気そうだな、トラファルガー」

キッドは泡を吐きながらも文句を言うローを呆れたように横目に見て、自身の体を鉄屑で修復した。

機械仕掛けの体は順序立てて組立てればよいので修復が楽だ。もののついでに、キッドはローの武器と頭部の機械も修理してやることにした。

「･･････麦わら屋、これを見てなんとも思わねェのか」

「けっこう上手くくっついただろ、両手」

「左右逆なんだよ馬鹿が！！！ゲホッ、ゲホッ！！！」

＊＊＊

対話判定

ルフィ→ロー　dice1d10=7 (7)

ロー→ルフィ　dice1d10=1 (1)

キッド→ロー　dice1d10=10 (10) +1

＊＊＊

肉体の修復が粗方すみ、ローも自分で肉体の微調整をできる程に回復したが、がらんどうになってしまった眼窩は依然としてそのままになっていた。

痛々しさが残る姿のローに、　dice1d3=1 (1)　

１:ルフィが紅い虹彩の眼球を差し出した。

２:キッドが紅い虹彩の眼球を差し出した。

３:キッドが金の虹彩の眼球を差し出した。

[159 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 21:51:18]

対話判定ダメみたいですね…

[160 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 21:53:12]

ルフィ……！お前ってやつは！

[161 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 21:57:54]

1/3だったのに的確に引くやんけルフィお前という子は…！

[162 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 22:04:18]

>>156

>>157

また原作にニアピンな内容を引き当てるなダイス神は

原作読み込んでるな

[163 NC 23/02/28(火) 22:22:29]

ルフィからローへの「信頼」　●○○○　→　○○○○

キッドからローへの「執着」　●●●●　→　●●●○

＊＊＊

粘菌ネットワークにより辛うじて映るぼやけた視界の中、ローはルフィが差し出した眼球を受け取った。

「･･･これはあいつの眼球か」

「目ん玉はそれしか落ちてなかった、悪ィな」

「･･･別にいい。ねェよりはマシだ」

紅い虹彩の眼球を眼窩に嵌め込むその一瞬、ローは特徴的な笑い声を聞いたような気がした。

▼ローがドフラミンゴへの未練を獲得します

敵への未練表より　dice1d10=8 (8)

１:恐怖

２:隷属

３:不安

４:憐憫

５:愛憎

６:悔恨

７:軽蔑

８:憤怒

９:怨念

10:憎悪

[164 NC 23/02/28(火) 22:29:30]

ローからドフラミンゴへの「憤怒」　●●●○
ロー　【めだま】修復
＊＊＊

本来ならローがこのシナリオで獲得できるのはベポへの未練の予定でしたが、カルマ未達成＆ドフラミンゴの【めだま】を修復に使ったことによりドフラミンゴへの未練に上書きされました

これから鏡を覗くたびに、ローは大好きな人と憎い人と同じ色の目をした自分を見ることになります

アイデアロールは、ベッドルームの偽物ローのことを思い出すかどうかの判定でした
使おうと思えば偽物ローのパーツをむしり取って修復用に使えましたが、かなり猟奇的な行動だと思うので厳しめの判定にしました
結局ルフィが部屋に落ちていた目をそのまま拾って渡しました

[165 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 22:42:59]

紅い瞳のローはなんか良いな…

[166 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 22:46:14]

複雑だなロー...素直に喜べもしないし憎むこともできない

[167 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 23:43:51]

ピンポイントでルフィが当たったり未練が憤怒だったりここのダイス神鬼畜だけど原作分かってるぅ……ってなるな

[168 二次元好きの匿名さん 23/02/28(火) 23:44:53]

また目玉が破損したらどうなるんだ？

[169 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 03:04:40]

回り回ってドフラミンゴ大勝利したな

[170 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 10:19:33]

>>168

その時はまた現地調達になるのでは？

大好きな人と嫌いな人の瞳を失うことになるから内心かなりぐちゃぐちゃなりそうだけど

[171 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 10:39:39]

三人全員に金髪の知り合いがいるせいでコラさん一人に全員が引きずられてるの申し訳ないけど笑った

[172 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 14:00:05]

>>171

わかる

くせっけ気味の金髪に縁があるね船長たち

[173 NC 23/03/01(水) 20:43:21]

眼球が馴染むと、ぼやけていたローの視界が明瞭になった。

視界いっぱいに大きな丸い目が映り込んでいる。ルフィが体が治ったローをみてニコニコと笑っている。

愛嬌たっぷりの笑顔で、そこに嫌悪などあるはずもなかった。

「･･････どうかしたかトラ男？」

「･･････別に」

＊＊＊

対話判定

ロー→ルフィ　dice1d10=3 (3)

＊＊＊

「･･･さて、ドフラミンゴの目も手に入れたことだし、スタッフルームに戻るぞ」

四人は再びスタッフルームのPCを立ち上げた。

カメラがローの虹彩を認識し、ロック画面が解除される。

「暗号文書の情報はどこだ･･･？」

得られた情報　dice1d100=89 (89)

[174 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 20:45:52]

おお！

[175 NC 23/03/01(水) 20:56:18]

「このファイル、―――当たりだ」

隠しファイルの中にあったフォルダを開くと、例の暗号で書かれたデータが表示された。

「ユースタス屋、読め」

「命令すんなこの野郎！！ったく･･･」

＊＊＊

対話判定

ロー→キッド　dice1d10=9 (9) +1

キッド→ロー　dice1d10=1 (1) +1

＊＊＊

「ソウルキングの情報文書の片割れみてェだが、どうやらこれは最初の部分みてェだな。前文がある」

「前文には何が書いてある」

「―――最終兵器『ヒュムノス』ここに眠る、だとよ」

行動判定

ルフィ　dice1d10=1 (1)

ロー　dice1d10=10 (10)

キッド　dice1d10=1 (1)

[176 NC 23/03/01(水) 21:10:13]

ローからキッドへの「執着」　●●●●　→　●●●○

＊＊＊

『ヒュムノス』。ローはその名前を古い神話の本で読んで知っていた。

「――眠りの神の名を冠する兵器か」

三人の旅の目的は、アンデッドが永眠する方法を探すことだ。

そこに眠りの神の名前。なにやら運命めいた巡り合わせだ。

「俄然興味が湧いてきたな、この暗号文書が指し示す場所にあるもんが！」

キッドが口を吊り上げて笑った。ルフィがつられて目を輝かせた。

「お宝か！？」

「兵器だっつってんだろ！――だが、今のおれたちにとっちゃ、お宝かもしれねェなァ！！」

「うおおおおお！！！」

「何でもいいが、内容を控えるから書いてあることを全部教えろ」

「だから命令すんじゃねェよトラファルガー！！！」

＊＊＊

対話判定

ルフィ→キッド　dice1d10=9 (9) +1

ロー→キッド　dice1d10=4 (4) +1

キッド→ルフィ　dice1d10=10 (10) +1

[177 NC 23/03/01(水) 21:11:35]

>>175 >>176

『ヒュムノス』じゃなくて『ヒュプノス』でした

痛恨のミス

心の目で直してください･･･

[178 NC 23/03/01(水) 21:29:35]

ルフィからキッドへの「嫌悪」　●○○○　→　○○○○
キッドからルフィへの「対抗」　●●●●　→　●●●○
＊＊＊

「探してたものが見つかってよかったね！！」
にわかに喜びの声を上げた三人の様子にベポもつられて笑顔になった。

「･･･それで、三人は他の部屋も見ていく？それとももう旅に出て行っちゃうの？」
「目的の情報はもう手に入ったし、これ以上ここを家捜しする理由もねェ」
「うぅ、もう行っちゃうのローさん」
ベポがつぶらな瞳をうるうるとさせた。ローはこの瞳にとても弱かった。
「･･･出て行く前に、シャチやペンギンたちにも礼をしたい。いいか？」
「もちろんだよ！」


四人がベポとともに再び海中フロアに下りると、水槽の縁に先ほどまではいなかった鳥が一羽留まっていた。
白い鳥だが、翼の先だけが黒い。

「･･･ハクガンか？」
「･･･えッ、ローさん！！？？」

ハクガンはローの姿をみて大げさに飛び上がり、キャアアア♡♡と黄色い歓声を上げた。

[179 NC 23/03/01(水) 21:52:19]

「待って、ローさんなんか目の色変わってる！？コラさんとお揃いの紅い目だ！！」
「カッコイイんだけどローさん♡」

ローが戻るとハクガンだけではなく皆が喜び、水槽の中が一気に賑やかになった。
そして、ここには賑やかで楽しい空間が大好きな者が一人。

「よォ～～～し、宴だァ～～～ッ！！」
「「「いえーーーい！！！」」」

ルフィの音頭に、海の生き物たちが全力で乗っかった。

「宴って･･･。ここに宴に使えるものなんてねェだろ」

呆れたように腕を組むローとキッドの近くの水槽まで、シャチとペンギンが泳いできた。

「ここはおれたちに任せろ！！なァ、シャチ！！」
「おうよ！！ここでしか見られねェ、とっておきのショーをみせてやるぜ！！」

ちょっと待っててね、とベポがテキパキと水槽の上に輪やボールを吊していく。

何が始まるのかとルフィは胡座をかいてソワソワと体を揺らした。

[180 NC 23/03/01(水) 22:20:01]

「これからご覧にいれますは～、我々がお送りする海の生き物ショーでございまーす！！」

ベポがペンをマイク代わりに司会を担い、ショーが始まった。

水面から跳ねるペンギンが華麗に輪を潜り、イッカクとシャチがスピンしながらジャンプをして釣られたボールを突いた。

大きな体が着水する瞬間に派手な飛沫が上がる。

「おおおおお！！うおッ、冷てェ！！にししッ！」

クリオネがバッカルコーンを披露して、ベポも鼻の上にウニを乗せてバランスを取る芸をやってみせた。

息のあった演目が次々に繰り広げられる。

「これが最後の大技！！」

全員が一気に自ら飛び上がり、空中でハートの形を描いた。

――ザブン！！

天井まで届くような水柱があがり、三人は頭から水を被った。

服が水浸しになる。だが、その感覚さえ今は楽しく感じられた。

＊＊＊

対話判定

ルフィ　現在取り除ける狂気点はありません

ロー→ルフィ　dice1d10=8 (8)

キッド→ロー　dice1d10=1 (1) +1

[181 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 22:21:32]

切っ頑張ってたけどついに最低値出したな……

[182 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 22:21:55]

コラさんがカラスなの気づくのかなロー

[183 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 22:24:20]

ルフィの「現在取り除ける狂気点はありません」の安心感よ
お兄ちゃんたちも見習ってくれ

[184 NC 23/03/01(水) 22:36:29]

ローからルフィへの「対抗」　●●●●　→　●●●○
＊＊＊

楽しい時間も終わり、三人はベポを交えて机を囲んでいた。

「三人はこの住所に向かうんだよね。それなら、この辺りを流れる流氷に乗っていくといいとおもう」

ベポが古びた紙の上に海図を書いた。お世辞にも上手いとはいえないが、読み取れるだけの精度はある。

「ハクガンが何回か調査に出て調べてくれたんだけど、ここから流れている流氷はこんなルートを辿って･･･、この辺りまでは確実に溶けないで流れていくんだ」
「･･･なるほど、それなら確かに目的の住所まで近いな」
助かった、ありがとう、とローが言うと、ベポとハクガンは分かりやすく照れた。

「･･･てめェら、なんでこんなこと調べてたんだ？」
キッドが素朴な疑問を口にした。
「自由研究だよ！」
「ずっと水槽の中ってのも退屈だから、新天地を探してんだ。海流が安定してて水が綺麗な場所を探してるんだけど、なかなか良い場所がなくてな」
ベポとそれに続くペンギンの言葉に水槽の面々がうんうんと頷いた。
自由研究は全員共同で行っているらしい。彼らは明るいだけではなく、真面目な面もあるようだ。

「今ちょうど大きな流氷が来てます。移動するなら今がチャンスです」

[185 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 22:49:02]

狂気点に関してはホントにルフィの安心感凄い…
兄ズはもうちょっと末っ子見習って頑張って対話判定成功させてくれ

[186 NC 23/03/01(水) 22:53:45]

三人の次の行き先　dice1d2=1 (1)

1:社会福祉法人　もりのいえ

2:（株）アップサイクル・ソリューションズ

＊＊＊

「ローさん！！旅が終わったら絶対また来てね！！」

「麦わらとユースタスも、また会おうぜ！！」

賑やかな声に見送られながら、三人はオペラハウスを後にした。

ベポが三人を流氷の近くまで案内する。

「気をつけてねローさん！！麦わら、ユースタス！！ガルチュー！！」

流氷に乗り込む直前、ベポは三人を一気にまとめて抱きしめた。柔らかな毛皮が優しい安心感を与える。

ルフィとキッドは、ローがベポのスキンシップを許している理由をよく理解した。

「またね～！！絶対また会いに来てね～～！！」

「おう白熊！！じゃなくってベポ！！またな～～！！」

三人を乗せた流氷が動き出す。白い雪原の上で、ベポは三人から姿が小さく見えなくなるまで手を振り続けていた。

ふと、白い雪の間を縫って近づいてくる影がある。黒い鳥だった。

黒い鳥は流氷に着陸しようとして、ツルリと足を滑らせた。海に落ちそうになったところをローが慌てて掴む。

「･･･お前、着いてきたのか」

「････････････」

「･･･一緒に来るか？」

ローの提案を肯定するように、黒い鳥はローに頬ずりした。

▼ローが【黒い鳥】を【たからもの】として獲得しました

[187 NC 23/03/01(水) 23:06:36]

氷山のように大きな流氷に乗り、三人は海中に乗って南東へ下っていった。

海はどこも毒々しい緑や紫色で、ひどい臭いを漂わせている。

生き物の気配は殆どなく、時折野生化した水中アンデッドの影をみかけるくらいだった。

かつて生命の母とも呼ばれた大いなる海は、愚かな人間よる冒涜の限りを受け、死を湛えた姿に成り果てていた。

やがて、三人がのる流氷が溶けて小さくなり、目的の島が見えてきた頃、流氷の進みが突然遅くなった。

周囲の海水がヘドロのように粘ついている。流氷のすぐ下まで腐敗した有機物が堆積しているようだった。

流氷と入れ替わりで現れた、今だ分解されずに残っているプラスチック製のゴミがぷかぷかと浮いている。

「これはゴミの上を渡って言った方が早いか･･･？」

「だな。どのみち氷ももう長くはもたねェ」

「にしし、誰が一番先にあの島に着くか競争だ！！」

＊＊＊

対話判定　（競争の結果。数字が大きい順）

ルフィ　現在取り除ける狂気点はありません　（dice1d100=46 (46) ）

ロー→ルフィ　dice1d10=5 (5)　（dice1d100=6 (6) ）

キッド→ルフィ　dice1d10=7 (7)　+1（dice1d100=17 (17) ）

[188 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 23:09:45]

コラさんが旅に同行することになったか

[189 NC 23/03/01(水) 23:12:25]

キッドからルフィへの「対抗」　●●●○　→　●●○○

＊＊＊

「とうちゃーく！！」

ルフィが小さな体の身軽さを生かし、浮いたゴミの上を軽やかに飛び渡って一番のりで島に到着した。

キッドとローは体が大きな分、苦戦しながら後に続くことになった。

三人はゴミにまみれた海岸から、島を見上げる。

目に入って来たのは、　dice1d2=1 (1)

1:怪しく茂る密林だった。

2:廃墟の町だった。

▼シナリオ04「北の最果ホワイト・スノーフィールド」をクリアしました

[190 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 23:17:55]

第4シナリオ完走お疲れ様です！
ローがボロボロでなおかつ発狂したり、キッドが発狂寸前だったりで大変だった…ルフィの精神面の安定さはホント凄いので兄2人はそこを見習うように
次はもりのいえだけど、キッドとルフィのどっちかの生産元かな？どんな過去が生えるか楽しみ

[191 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 23:21:20]

乙なのです
白熊からベポに言い直してるのなんか良いなぁ、ほっこりした

[192 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 23:21:51]

アップサイクルの方な気がするなキッドは楽しみ

[193 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 23:25:01]

キッドも狂気点上限まで減らしてて精神崩壊直前だったのでルフィの狂気点不沈艦ビルドを他の2人にもやらせるのはちょっと厳しい気がするんだぜ

[194 NC 23/03/01(水) 23:31:19]

三人は黒い鳥をみて最初の行動判定に全員失敗している＆戦闘カルマ達成失敗という条件だったため、黒い鳥の正体に気づくことはありません。
行動判定に成功していると、この黒い鳥から羽ばたく音が一切しないことに気がつけました。
コラさんはESPの副作用による自我次元の接触不良を起こしており、人格再現の劣化が起きているため、本能的な感情表現しか行えず、明確な意思疎通はできません。

お気づきの方もいたとおり、ローは今際の際に発現したESPを暴走させてコラさんとカラスの自我次元の座標を入れ替えました。
その際にローは自身のESPに脳が耐えきれずに破裂して命を落としています。そのため、ドフラミンゴが頭部を補強するためにカルマプロセッサを装着した、という設定です。

一方、この瞬間コラさんもローを逃がすための一世一代のESPを放っていました。
コラさんはもしローが兄につかまっても手駒のアンデッドとして利用されないように、ローから発せられる反応を全て断ち切る術をかけました。
この術の影響でローはドフラミンゴにアンデッド化された後も自我次元の接続が上手くいっていないように反応を誤魔化され、やがて頭部の破損が致命的な失敗作と判断されてドール市場に放流されることになりました。不良品（にみえるもの）を流しているので、詐欺行為ですね。

コラさんのESPはステルスに特化した能力なので、オペラハウスの職員では観測できませんでした。
コラさんはこの力を使って研究所内を夜中に歩き回り、研究所内の色々な情報を仕入れていました。兄のアンデッド化計画を知った際に嫌な予感を感じたため、当時唯一まともな生き残りだったローを連れて逃げ出しています。

[195 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 23:35:36]

辛……いつかコラさん治るかな……

[196 NC 23/03/01(水) 23:36:03]

残りのシナリオ終了処理と、説明不足のまま終わったような気がする部分の解説は次スレに回そうと思います

今立ててもすぐに落としちゃいそうなので、明日以降に立てる予定です

あとルフィの強化について

スレ主は【肉の宴】をラピッドマニューバだと勘違いして強化候補に入れましたが、実際はアクションマニューバだったため使うタイミングがなく、現在完全に死にスキルとなっています

スキルを付け替えたい気持ちがありますが･･･、ダイス神どうですかね

dice1d3=3 (3)

1:しょうがない、10点分の寵愛点に払い戻してもよいぞ

2:良いが、同じゴシックのスキルから取り直すように

3:削除だけしといてやる。新しいスキルが欲しければ寵愛点をまた払うのだ

[197 二次元好きの匿名さん 23/03/01(水) 23:43:41]

もりのいえ→ASLのツリーハウス……ゴミの海→グレイターミナル…………ってことか？

[198 二次元好きの匿名さん 23/03/02(木) 10:59:14]

ルフィが一番最初に発狂したのが遠い昔に思えるほどメンタルが健全化してて笑ってしまう
いかにもジャンクって感じのタフさだな
逆にローは最初は健全だったのに段々発狂癖ついてきててホリックだな～と笑ってしまう

[199 二次元好きの匿名さん 23/03/02(木) 21:02:41]

ホリックは精神崩壊してからが本番な所がちょっとあるし…

[200 NC 23/03/02(木) 21:23:00]

【閲覧注意🎲/パラレル】三船長×ネクロニカ Part5｜あにまん掲示板

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