【閲覧注意🎲/パラレル】三船長×ネクロニカ Part7

[1 NC 23/03/27(月) 20:24:45]

この三人がTRPG永い後日談のネクロニカの世界でドールとして目覚めた世界
原作世界の三人の自我が目覚めたのではなく、ネクロニカの世界で生きて死んだ三人がネクロニカの世界でアンデッドとして目覚めた設定

キャラメイクしながら適当に過去などを生やして妄想するスレです
ネクロニカのシステム上、キャラ間に軽率に恋愛感情が生える場合がありますが、あくまでシステム的なものなので過度なCPネタは禁止の方向でお願いします

[2 NC 23/03/27(月) 20:25:25]

前スレ

【閲覧注意🎲/パラレル】ここだけこの三人が永い後日談の世界で目覚めた｜あにまん掲示板

【閲覧注意🎲/パラレル】三船長×ネクロニカ｜あにまん掲示板

【閲覧注意🎲/パラレル】三船長×ネクロニカ Part2｜あにまん掲示板

【閲覧注意🎲/パラレル】三船長×ネクロニカ Part3｜あにまん掲示板

【閲覧注意🎲/パラレル】三船長×ネクロニカ Part4｜あにまん掲示板

【閲覧注意🎲/パラレル】三船長×ネクロニカ Part5｜あにまん掲示板

【閲覧注意🎲/パラレル】三船長×ネクロニカ Part6｜あにまん掲示板

[3 NC 23/03/27(月) 20:31:10]

▼ザックリし過ぎているあらすじ

暗号文書に記された情報をもとに海へ出た三人は、金属スクラップが山のように積み重なり怪しげな電波が飛び交う半島に到着した。
三人は金属スクラップの山の中で出会ったヤマトの協力を得ながら怪電波塔へと辿り着いたが、そこで待ち構えていたのは巨大な龍型の兵器と、変わり果てたキッドの相棒だった。


＊＊＊
シナリオ進行状況
▼シナリオ01「自我再生研究所クレイドル」　クリア
▼シナリオ02「総合海洋発電所タービンズ・ラグーン」　クリア
▼シナリオ03「豪華客船グロリアス・ヨグソトース」　クリア
▼シナリオ04「北の最果ホワイト・スノーフィールド」クリア
▼シナリオ05「燃滓の島グレイ・プルガトリアム」クリア
▼シナリオ06　進行中･･･

[4 NC 23/03/27(月) 20:31:46]

ドール設計図：「ルフィ」
享年：8歳
暗示：渇望
記憶のカケラ：「迷子」「ネクロマンサー」「荒い息」「指導者」「海岸」「願いごと」「炎*」
ポジション：ジャンク
クラス：タナトス/ゴシック
スキル：【半壊】【必中】【断罪】【引き裂き】【冥王】
強化パーツ：最大行動値11
　頭【カンフー】【ボイスエフェクト】【きもちいいくすり】【たからもの②】【あるびの】【つめたいひかり】
　腕【スパイク】
　胴【しんぞう】【うろこ】【たからもの①】
　脚
たからもの①：航海日誌。古ぼけている上に小難しくて君自身は読めないが、ワクワクを駆り立てられる。
たからもの②：兄弟の盃。これで酒を酌み交わして、大好きな二人の兄の弟になった。

いつか誰かとはぐれ、ひとりぼっちで寂しくて泣いていた。
あの悲しみに比べれば、たとえ終わった世界だろうと兄弟がいる今ならへっちゃらだ。【半壊】した心は、もうこれ以上は壊れない。
【しんぞう】を駆動させ、【カンフー】のような素早い動きで敵を仕留めろ。尖った【スパイク】が、獲物を【引き裂く】のを助けるだろう。
君の皮膚を覆うゴムのように軟らかい【うろこ】が、敵の小賢しい攻撃を吸収する。反撃の機会を逃さず、【必中】の一撃で君たちを傷つけるものに【断罪】を下せ。
諦めずに声を上げ続けろ。【ボイスエフェクト】ののった君の声は高らかに響き、兄弟の心に響くだろう。

[5 NC 23/03/27(月) 20:32:14]

ドール設計図：「ロー」
享年：16歳
暗示：破局
記憶のカケラ：「恋の敗北」「駆け落ち」「飢え」「残酷な遊戯」「図書館」「窓から」「ESP暴走*」
ポジション：ホリック
クラス：レクイエム/タナトス
スキル：【修羅】【子守唄】【最高の戦友】【死神】【加速する狂気】【集中】
強化パーツ：最大行動値１０
　頭【カルマプロセッサ】【たからもの①】【リフレックス】【アンテナ】【たからもの②】
　腕【狙撃ライフル】【ショットガン】【名刀】【救急箱】
　胴
　脚
たからもの①：牙のペンダント。海の生き物たちの体の一部。
たからもの②：小さなアンデッド。ドジで物静かな黒い鳥。

大好きな人がいた。その人を奪った憎い奴がいた。
焦がれるような慕情が、あるいは燃やし尽くすような憎しみが、君を【修羅】にする。
【死神】のように【名刀】を振り下ろし、【子守唄】代わりに【ショットガン】と【狙撃ライフル】の銃声を聞かせてやれ。君の手にある武器は、決して君を裏切らない【最高の戦友】だ。
衝動のままに武器を振るえ。【カルマプロセッサ】が、過ぎた狂気を麻痺させてくれる。戦いの後に【救急箱】の中身を使えば、君は本来の自分自身を思い出せるだろう。

[6 NC 23/03/27(月) 20:35:45]

ドール設計図：「キッド」
享年：13歳
暗示：破局
記憶のカケラ：「英雄」「助手」「秘密」「戦火」
ポジション：コート
クラス：ロマネスク/バロック
スキル：【先読み】【調律】【狂った歯車】【怪力】【時計仕掛け】【看破】
強化パーツ：最大行動値10
　頭【アドレナリン】【ボルトヘッド】
　腕【ワイヤーリール】【パイルバンカー】【ジャンクパーツ】【ガントレット】【たからもの②】
　胴【ちみどろ】【おとこのこ】【たからもの①】
　脚
たからもの①：好きなバンドの特集が組まれた雑誌。戦争の最中にあって、音楽は束の間の癒やしだった。
たからもの②：簡易羅針盤。磁気を纏った小さな鉄片。終わった世界を進む指針となる。

君は戦場に生まれ、戦場に生きた。
終わった世界のことをよく認識している君の頭は、ひとりでに起きうる事象を【先読み】する。
君にかかれば、高度なアンデッド兵器の【調律】もお手の物。君の前では、粗悪なアンデッドなど【狂った歯車】も同然。
【ちみどろ】の体さえ気にならなくなる程に【アドレナリン】を滾らせ、敵を【ワイヤーリール】で引きずり回し、【パイルバンカー】で遠くまでぶっ飛ばしてやれ。
冷静さを失わず、クールに暴れろ。【おとこのこ】らしい君の体から放たれる【怪力】の一撃が、腐ったアンデッドどもを一掃する。

[7 二次元好きの匿名さん 23/03/27(月) 20:59:34]

待ってました！てか難易度上がってたのに無事クリアできたのすごいな……

[8 NC 23/03/27(月) 21:02:01]

人の心を壊すための怪電波が嵐のように吹きすさぶ。
怪電波による変質か、あるいは隠された性質が引き出されたのか、ルフィの屍肉のしんぞうがドラムのように大きく高鳴った。

人の表情を笑顔に固定する電波の中で、ルフィの口の端が大きくつり上がった。
ルフィの小さな体が不自然に白く発光する。

「あっひゃっひゃ！！」
「ルフィ、どうしたんだキミのその姿！･･･いや、今はカイドウを倒すのが先か！！」

ただ事ではない現象にヤマトは目を丸くしたが、すぐに武器をとって目の前の敵に集中した。
戦いの緊張感を取り戻すように、ローが階下へ投げ落とした手榴弾の爆発音が轟く。

「カイドウの兵器は頭の部分に搭載されてる！まずは道を塞いでる体の部分を壊して、上への道を開くんだ！」
「ウォロロロ、そうはさせねえぞガキども！！」

龍の形をした機械の口が開き、高熱の火炎放射が電波塔の踊り場を焼く。
キッドは腕の鋼鉄で防いだが、ルフィの顔からジュウと嫌な音がなった。

「あちちちちッ！！」
「厄介だな･･･。トラファルガー、てめェは下の尾を壊してから上に登ってこい！！」
「命令するな、ユースタス屋！！」

炎の中、鎌ぞうがパニッシャーを構えて三人の方へ駆け寄ってくる。高速で回転する刃先が三人に届く寸前で、鎌ぞうの刃先が横に逸れた。
鎌ぞうの胴にヤマトの鉄球鎖が巻き付き、動きを制限している。

「鎌ぞうの機械刃をまともにくらうとマズい、まずはこいつを足止めしなきゃ･･･！」

[9 二次元好きの匿名さん 23/03/27(月) 21:02:01]

たて乙！
NCのうっかりで難易度上がった上で突破したのか…凄いな

[10 二次元好きの匿名さん 23/03/27(月) 21:47:16]

今回もたておつです

>>9

それで結果的にギリギリのドラマチックな戦闘になったのほんとすごいわ

[11 二次元好きの匿名さん 23/03/27(月) 22:11:28]

立て乙ですー！
そんな事情が…！無事に勝って良かった…！

[12 NC 23/03/27(月) 22:40:26]

「クソ、使いづれェ！！こういう得物ってのはどうにも性に合わねぇ！！」

キッドが振るう小刀を鎌ぞうが難なく躱す。キッドの無骨な機械の手は、小さな刀を扱うにはあまりにも鈍重だった。
それでも闇雲に小刀を振るうと、刃先が鎌ぞうの頭部を捕らえたが、首を断ち切るには至らなかった。

「ちょっと止まってろキラー！！」
「この下手くそ！！ユースタス屋、刀を握るときはそんなに力むな！！斬れるもんも斬れねェぞ！！」
「あァ、ごちゃごちゃうるせェ！！黙ってろ！！！」

重い破裂音とともにローが階下に向けて放ったショットガンの弾丸が炸裂し、龍の尾が爆散した。
ローは素早く武器を刀に持ち替え、背後にある龍の後脚に斬りかかる。鉄のうろこが剥がれ、怒りのたうち回った機械のかぎ爪がローの肩を抉り、狙撃ライフルの胴を真っ二つにした。

＊＊＊

ルフィは身軽な動きで階段を昇り、道を塞ぐ龍の前脚に組み付いた。ルフィが鋭いつめを立てて鋼鉄のうろこを剥がすと、無防備な機械の導線が剥き出しになった。

「ルフィ！そこをどいてくれ！！」

ヤマトが深く息を吸い込み、吐いた。空気さえ凍てつかせるような冷たい吐息がルフィが露わにした龍の前脚の内部を氷漬けにした。機械の腕が動作を停止する。

「お前すっげェなヤマ男！！」
「ハァ、ハァ･･･。ありがとうルフィ！これはあまり何度も撃てないけどね」

[13 NC 23/03/27(月) 22:41:25]

キィィィィイ！！甲高い機械音を立て、パニッシャーの刃がキッドを捕らえる。
パニッシャーの刃は直接切り刻んだキッドの腕ばかりか、音圧の力でヤマトの腕までも傷つけた。

「ファッファッファ！！」
「やめろキラー！！おれが分からねェのか！！」

怪電波受信器を取り除くためにキッドは必死で小刀を振るったが、思うように命中せずに鎌ぞうの太腿に傷をつけた。

＊＊＊

太古の生き物を象った機械の兵士が四人の行く手を阻む。
そのうちの一体、ブラキオザウルス型の機械が放った火炎がヤマトの胴を焼く。

「ヤマ男！！」
「ぼくは大丈夫！！キミはそっちの飛んでる方を頼む！！」
「ああ、分かった！！」

ルフィはゴムボールのように飛び上がり、空を飛ぶプテラノドン型の機械に組み付いた。

「おれたちの･･･、邪魔すんな！！！」

ルフィはうでのトゲを機械に引っかけ、うでを大きく振り回して地面に叩きつけた。固い音をたて、プテラノドン型の機械に大きな亀裂が入った。

「あひゃひゃッ、どうだ！･･･上にはまだいけないか、皆頼んだぞ！！」

塔の上への道は依然として塞がっている。ルフィの行く手を阻むように、三体の機械が立ちはだかった。

[14 NC 23/03/27(月) 22:42:35]

「あァッ！！」

龍の後脚のかぎ爪がローの胴を握りつぶし、ローの上半身と下半身が真っ二つに分かれた。

「この･･････！」

ローは上半身が鋼鉄の踊り場に叩きつけられる直前にショットガンの引き金を引いた。炸裂する弾丸が龍の後脚の回路を撃ち抜き、動作を止めた。

「ハァ、ハァ･･･！うッ、また電波か･･･！」

踊り場に落ちたローの頭のアンテナに怪電波が届く。頭部の機械が割れ、精神的なショックからローを守った。

「電波の発生源は･･････、あそこか！！」

ローは上半身だけになった体をなんとか仰向けにして、塔の最上部の怪電波発生装置を捉えた。
ローが折れた狙撃ライフルを構える。ローの意志に応えるように、折れているはずの狙撃ライフルは真っ直ぐに弾丸を撃ち出した。

「チッ、外したか･･･。おいお前ら、あの面倒な機械はおれが狙撃で仕留める！龍の胴体はお前らがやれ！！」
「ああ！？」
「ここはローの言う通りにするのが最善だ！キッド！鎌ぞうは一旦ぼくが足止めする！キミは龍の頭の胴体を破壊してくれ！！塔の最上部への道を開くんだ！！」

ローの言葉を受け、ヤマトがキッドの前に出て鉄球鎖で鎌ぞうのパニッシャーの刃を受け止めた。
硬い鋼鉄のうろこで覆われた機械の破壊には、ヤマトの武器よりも重量のあるキッドの武器の方が向いている。

「しょうがねェか･･･！すぐにぶっ壊して戻ってくる！それまでキラーのことを頼んだぜ！！」
「ああ、心得た！！」

[15 NC 23/03/27(月) 22:44:23]

キッドは小刀を一度懐にしまい、パイルバンカーを振りかぶった。重い鉄屑の槍が鋼鉄のうろこを押しつぶし、穴を開ける。

「キッド！今援護する！！」

ヤマトがキッドが開けた機械の穴めがけ絶対零度の吐息を吐いた。塔の上部への行く手を阻んでいた最後の機械も動作を停止した。

「よし、これで塔の最上部へ行ける！！」

＊＊＊

塔の最上階へ続く階段の上で一人戦うルフィに、カイドウの炎が直撃する。

「うッ、熱ィ！！あっひゃっひゃ！！なんか楽しくなってきた！！」

苦しい戦いのはずなのに、ルフィはなぜか楽しくて笑いが止まらなかった。ルフィの楽しい気持ちに比例して、体から放たれる白い光が強くなる。
神秘的な光は、ルフィが敵とみなしたアンデッドの目を眩ませ、外れた敵の攻撃が互いを傷つけた。
白い光に当てられた鎌ぞうのパニッシャーを振る腕の動きが一瞬鈍る。包帯の隙間から覗く目が眩しそうに細められた。
キラー！！キッドの呼びかけに、はっとしたように青い目が開く。

「ファッファッ、･･････？」
「キラー、聞こえてんのか！？今解放してやる、そのままちょっと大人しくしてろ！！」

まるで首を差し出すように動きをとめた相棒に向けて、キッドは鋭い小刀を思い切り振り抜いた。
怪電波受信器が埋め込まれた頭部が切り離されたことにより、鎌ぞうの胴体が動きをとめる。

「よし、動きが止まった！悪ィがもう少し待っててくれキラー！！」

電波の影響が発たれた頭部は、眠ったように目を閉じている。キッドは相棒の頭を比較的安全な場所に置き、左腕のパイルバンカーに動力を走らせた。

「さァて、おれの相棒に手ェ出したケジメつけてもらうぜ･･･！」

[16 NC 23/03/27(月) 22:45:53]

キッドは右腕のワイヤーリールを伸ばし、最上階へつづく階段の上へ降り立った。

「おら、邪魔だてめェら！！」

巨大なパイルバンカーが行く手を阻む機械の兵士の機体に穴を開ける。
ルフィが一手に引き受けていた手駒をキッドも受け持つことで、ルフィが最上階へ上る余裕ができた。

「おいバカザル！！マンモス野郎の鼻がくるぞ！！」
「よっと！！ありがとなギザ男！！このままカイドウをぶん殴る！！」

キッドの助言を受けてルフィがひらりとマンモスの鼻を変わると、一気に最上階へと飛び跳ねていった。

階段を駆けるルフィを一発の弾丸が追い越していく。ローが放った狙撃ライフルの弾が怪電波発生装置の核を破壊した。

「流石だなトラ男！！おれも負けられねェ！！」

ルフィがついにカイドウの頭に辿りつき、組み付いた。鋭い爪を硬い鋼鉄のうろこの下に突っ込み、一枚一枚剥がしていく。

「硬ッてェ！！！」
「てめェの戦いぶりはそんなものか、小賢しい！！」
「ゲホッ！！」

まるで蚤のようにカイドウの頭にひっついているルフィめがけ、機械のマンモスの鼻が直撃する。
ルフィの胴体が熟れたトマトのようにグシャリと潰れた。ルフィが笑って体を揺らすと、胴と口から赤黒い粘液が飛び散った。

「あひゃひゃッ！！」
「何を笑ってやがる？てめェも楽しんでやがんのか、殺戮を！！ウォロロロロ！！」

真剣勝負に相応しくない笑い声を上げるルフィに、機械の龍が牙を立てる。めりめりと音を立ててルフィの脚が千切れたが、ルフィの笑い声は止まらなかった。

[17 NC 23/03/27(月) 22:46:28]

ルフィのかぎづめとローの弾丸が少しずつカイドウの装甲を削っていく。
キッドもワイヤーリールを駆使して塔の最上階へ辿り着き、最大出力でパイルバンカーを振りかぶった。

重々しい一撃が機械の龍を粉砕しようとしたが、捨て身で間に入ってきたブラキオザウルスの機械に飲み込まれた。

「渾身の一撃を無駄にしやがって、この肉ダルマ野郎！！」
「あっひゃっひゃ、次は決めるぞギザ男！！」
「二人とも、すこしそこをどいてくれ！！今吐息を出す！！ハァァァ！！！」

ヤマトの絶対零度の吐息がカイドウを直撃する。しかし、まだ機械の龍は動き続けていた。

「何て硬さだ･･･！もう一度！！」

ヤマトは再び息を吸い込んだが、息を吐き出すことができずに咳き込んだ。

「うッ･･･。ごめん、ぼくはもうエネルギー切れみたいだ･･･、あとは頼んだよ･･･！」
「任せろヤマ男！！」

[18 NC 23/03/27(月) 22:47:05]

ルフィの爪が一枚一枚鋼鉄の鱗を剥がしていく。ルフィ自身の爪が剥がれかけたころ、うろこの最後の一枚が地面に落ち、機械の龍の内部の導線が剥き出しになった。

「固ェ！！けど、これで鉄の鱗は全部剥がした！！」
「よくやった麦わら屋！！」

遥か階下から狙い澄ましたローの弾丸が機械の龍の内部を破壊する。バチバチと火花が散ったが、機械の龍はまだ動き続けていた。

「痛ェな･･･。効いたぜ、今の一撃！ウォロロロロ！！」
「まだ動くのか･･･！？まずい、そろそろアイツの兵器の“溜め”が終わる･･･！！」
「さあ始めよう“暴力の世界”！！」

機械の龍の口内に膨大なエネルギーが集約し、赤く光った。

キッドはその真正面に立ち、まっすぐに左腕を打った。

「こいつァおれの相棒が世話になった礼だ、このクソ野郎がァ！！！」

硬い金属同士がぶつかり合い、眩い火花を上げた。
白く眩んだ視界が晴れたとき、そこにあったのは二本の脚で立つキッドの姿と、砕け散った龍の頭だった。


▼戦闘パートを終了します

[19 二次元好きの匿名さん 23/03/27(月) 22:51:44]

毎回スレ主の戦闘パートのSSが熱い！
溜めが終わる直前に決着ついたのドラマチックすぎる
🎲神わかってるな

[20 二次元好きの匿名さん 23/03/27(月) 22:59:32]

ルフィとローが下半身と内臓バイバイしてぐちゃぐちゃになっとる･･･
両足で立ってられたのはキッドだけだったのか

[21 二次元好きの匿名さん 23/03/27(月) 23:06:26]

描写だけみるとルフィが完全に精神逝っちゃってるんだけどステータス的には誰よりも正気なの怖いわ
発狂しながらあたかも冷静であるかのようにバンバン遠距離狙撃決めてくるお兄様も怖いわ

[22 二次元好きの匿名さん 23/03/27(月) 23:09:07]

キッドが最後仕留めたのかカッコよ！！！

[23 NC 23/03/27(月) 23:16:46]

▼破損パーツ数
ルフィ
基本パーツ：9つ　強化パーツ：3つ
ロー
基本パーツ：9つ　強化パーツ：3つ
キッド
基本パーツ：7つ　強化パーツ：3つ


▼修復可能パーツ数
基本パーツ：25 + 3（ロー【救急箱】の効果）
強化パーツ：13
（※ハウスルール：強化パーツの代わりに基本パーツを２つ修復できる）


▼修復後破損パーツ数
ルフィ
基本パーツ：なし　強化パーツ：なし
ロー
基本パーツ：なし　強化パーツ：なし
キッド
基本パーツ：なし　強化パーツ：なし

余りのパーツをヤマトとキラーに譲渡

[24 二次元好きの匿名さん 23/03/27(月) 23:28:07]

めちゃくちゃ壊れたけど、ヤマトとキラーに譲渡できる分まで修理パーツあったの良かった
これでキラーも治せそう

[25 二次元好きの匿名さん 23/03/27(月) 23:36:22]

わァ……いっぱい壊れてるけどなんとか無事で良かったァ〜〜！！！
お兄様発狂後のスナイプ力が怖過ぎる　必殺仕事人…

[26 NC 23/03/27(月) 23:37:28]

カイドウの機体を破壊し、キッドは一目散にキラーの頭に駆け寄った。

「キラー！目ェ開けろよ、おい、キラー！！」

キッドは幼い少年のように一心に相棒の名前を呼んだ。キラーの目が固く閉ざされている。

「キッド、ちょっと待って。鎌ぞう･･･、じゃなくて、キラーの頭の中の機械の影響がまだ残ってるんだ」

ヤマトが下半身を失って歩けなくなったルフィとローを担ぎながらキッドのもとへ歩いてきた。

「キラーの頭に触れてもいいかい？」
「それでこいつの目が覚めるなら、断る理由はねェ！！」

ヤマトが膝を着き、キラーの額に手をかざす。ヤマトの目に一瞬だけ機械じみた青緑の光が浮かんだ。
次の瞬間、長い睫毛が震え、キラーの目がゆっくりと開いた。

「･･･キッド？」
「キラー！！」

冷静そうに語る相棒の姿に、キッドの胸がいっぱいになる。
沢山の思い出とともに、キッドの最後の記憶のカケラが蘇った。

[27 二次元好きの匿名さん 23/03/27(月) 23:39:33]

キラー生還！！！！やった！！！！！！やったぞ！！！

[28 NC 23/03/27(月) 23:54:34]

鏡を覗き込んでいる。
鏡に映った自分の唇に、鮮血のような赤い口紅を引いた。

「良いんじゃないか、その新しい口紅」
「そうだろ！お前のもキマってるぜ、キラー」
「ありがとう、キッド」

その人も自分の隣りに座り、毒々しい紫の口紅を引いた。とても似合っていたが、すぐにフルフェイスの仮面を被るので隠れてしまう。

「そろそろ爪も塗り直すか？」

そう言ってその人は自分の両手をとり、丁寧な手つきで口紅と同じくらい赤い色のマニキュアを塗ってくれた。

自分の好きな色で自分を派手に飾り立てることは好きだった。仲間と皆で奇抜で派手はファッションを楽しんでいた。
それは自由な振る舞いの一部であり、戦地に向かう自分の気合いを入れる行為でもあった。

「･･･この前、中心町の店に新製品が入っていたのを見た。次の戦いから戻ってきたら、ドルヤナイカも誘って見にいかないか」

その質問に二つ返事で頷いた。
血と戦いばかりの日々の中にも確かにあった穏やかな時間だった。

ただ、次はやってこず、この約束は果たされることはなかった。

キッド　最後の記憶のカケラ　「鏡台」

[29 二次元好きの匿名さん 23/03/27(月) 23:57:51]

ヴィクトリアさんはダメだったのかつか2人ともこれでダメだったのか……ネクロニカだしどっかでヴィクトリア蘇生してて欲しい

[30 二次元好きの匿名さん 23/03/28(火) 07:22:40]

でもこんな世界だしゆっくり眠っていて欲しい気持ちもちょっとある…

[31 二次元好きの匿名さん 23/03/28(火) 13:49:12]

もしかしてローまだ発狂してる？寵愛点でなんとかなるかな

[32 二次元好きの匿名さん 23/03/28(火) 20:39:56]

>>31

いつも通り()発狂してるよ

今回は既に全パーツ修復してるし、狂気度減少に寵愛度まわせるね

[33 NC 23/03/28(火) 20:46:09]

ほっと息を吐いたキッドの横で、下半身を失ったルフィとローが話している。
ルフィは普段の黒髪に戻り、狂ったような笑いは収まっている。一方でローは普段とはかけ離れた穏やかな表情を浮かべていた。

「こんなに怪我して仕方ないな･･･」

ローは妙に優しい目つきでルフィの小さな体にできた傷をみると、悲しそうな表情をした。
かと思えば、頭の機械を捻って壊して機械の神経を引き摺り出し、かろうじて残っていた自身のうでを強く鉄骨に打ちつけて砕いた。飛び散った赤い液体がルフィの頬にかかる。

「でも大丈夫、これでおれも一緒だよルフィ」
「え～ッ、何やってんだトラ男ォ！？」

突然のローの奇行に、ルフィは目玉が飛び出そうな程に驚き、ドン引きした。
ローは穏やかな笑みを浮かべたまま、今度はキッドの方を見た。

「キッドもひどい怪我だけど･･･、うん、まだ大丈夫そうだな。よかった！」
「ついにイカレちまったかトラファルガー！？気持ち悪ィこと言ってんじゃねェよ！！」

ニッコリと笑ったローにキッドは薄ら寒いものを感じて、シンプルに罵倒した。

[34 NC 23/03/28(火) 20:48:40]

ローはしばらくお上品にニコニコとしていたが、だんだんと正気に戻ってきたのか、死にそうな顔になってきた。

眉間に不機嫌そうな皺が寄り、目元の深い隈が不健康そうな印象を与える。

「･･･お前ら、傷を縫うからこっちに見せろ」

「いや誤魔化されねェからな！？大体てめェ今の奇行のせいで両手グチャグチャじゃねェか！！！」

「うるせェ！とっとと見せねェとてめェの脳漿ぶちまけるぞ！！」

＊＊＊

対話判定

ルフィ→ロー　dice1d10=1 (1)

ロー→キッド　dice1d10=4 (4) +1

キッド→ロー　dice1d10=2 (2) +1

[35 NC 23/03/28(火) 20:50:33]

ルフィが思っていたより発狂したローの奇行にドン引きしていたみたいれす

ロー→ルフィ

大失敗による未練の強制変更　dice1d10=1 (1)

１：嫌悪

２：独占

３：依存

４：執着

５：恋心

６：対抗

７：友情

８：保護

９：憧憬

１０：信頼

[36 NC 23/03/28(火) 21:07:57]

ルフィからローへの「嫌悪」　●●○○
＊＊＊

ローは半ば無理矢理自分の両腕をもとに戻すと、意地でルフィのキッドの肉体を完璧に修復してみせた。
「――･･･キラーもこれでいいだろう。ヤマト、お前も怪我をみせろ」
ローが救急箱から新しい針を取り出しながらヤマトに声をかけたが、ヤマトは困ったようにその場から動かないままだった。

「･･･隠していてゴメン、実はぼく、アンデッドじゃないんだ。だから、キミたちと同じように修復できないんだ」
ヤマトは傷ついた腕を引っ張り、取り外した。腕の断面が鈍い銀色に光っている。

「ロー、戦う前のキミの質問に答えるよ」

＊＊＊

―――実はぼく、カイドウと親子みたいなものなんだ。カイドウが自分のプログラムをもとに作成した補助用のAIがぼくなんだ。
この体も、粘菌でできたアンデッドの肉体じゃなくて、機械でできた擬体だ。ぼくはアンドロイドなんだ。

カイドウはぼくに色々学習させようとして、色々なデータを取り込ませた。
その中におでんの逸話のデータがあって、それを読んだとき、ぼくはあまりの衝撃で目が覚めたんだ。

おでんは破天荒な人だったけど、困った人を助けて自分の国を守り抜いた立派な侍だったんだって。
ぼくは彼のようになりたいと思って、カイドウと決別した。

こんな大事なこと、黙っててゴメン。情報の権限がカイドウにあったから、話したくても話せなかったんだ。

決してキミたちを騙そうとしてたわけじゃない。それだけは信じてくれ。

[37 二次元好きの匿名さん 23/03/28(火) 21:11:10]

ここでよりによって「嫌悪」ひくのマジでドン引きしたんだなって思えてかわいそう

ていうかルフィから二人に対する未練どっちも「嫌悪」になっちゃったのか･･･仲良くしてくれ･･･

[38 NC 23/03/28(火) 21:22:54]

「ああ、信じる！」
「えッ、そんなにアッサリ！？」

ルフィが即答したので、ヤマトは逆に面食らって口をぽかんと開けた。

「大体よ！機械に好き嫌いなんてないはずだろ！！だったら、お前もおれたちと一緒じゃんか！！」
「ルフィ･･･」

ヤマトが熱烈におでんへの憧れを語ったことをルフィは覚えていた。
聞いている側がウンザリしてしまうほどの熱い語り口。ただの機械ならばあんな風には話せない。

「それにお前はおれの相棒を助けてくれたんだ、礼以外に言うことなんてねェ。ありがとよ」
「キッド･･･。ふふ、なんだか照れるな！どういたしまして！」

[39 NC 23/03/28(火) 21:31:39]

「そうだ、キラーの容態はどう！？」

ヤマトが心配そうにキッドの膝の上に横たわっているキラーに視線を投げた。

ローの手によってキラーの首と体は綺麗に縫合されている。

「･･･だとよ。どうなんだ？」

「概ね問題はないな、ファッファッ！」

「――･･････」

キラーはヤマトの問いに丁寧に答えたが、引き攣れた笑い声だけが妙に浮いていた。

キッドの表情が僅かに曇る。相棒がもとはあまり笑わない人物だったことをよく知っているからだ。

「･･･電波の後遺症が少しだけ残っちゃったみたいだね。･･･ゴメン、ぼくじゃ治せない」

行動判定

ルフィ　dice2d10=7 5 (12)　（記憶のカケラ「ネクロマンサー」使用）

ロー　dice1d10=9 (9)

キッド　dice3d10=8 10 7 (25)　（【のうみそ】、記憶のカケラ「助手」「鏡台」使用）

[40 NC 23/03/28(火) 21:46:55]

「･･･バカザル、血晶琥珀は持ってるか」

「ああ、持ってるぞ！」

ルフィが懐から赤い宝石を取りだした。鈍色のスクラップに囲まれた中で、その石は鮮やかにキラキラと輝いていた。

「･･･そいつを使わせてもらってもいいか」

「当たり前だ！多分サボもこういうときのためにこの石を置いてったんだ」

ルフィの小さな手がキッドの大きな機械の手に血晶琥珀を握らせた。

血晶琥珀から見る者の心を癒やす赤い光が放たれる。キラーは眩しそうに目を細め、笑みの形を作っていた口を引き結んだ。

光が収まる頃には、キラーの表情は憑き物が落ちたように落ち着き払ったものに変わっていた。

「･･･てめェにでけェ借りができちまったな」

「にしし、肉で返してくれればいいぞ！！こっちも暗号を読んでもらった借りがあるしな！」

＊＊＊

対話判定

ルフィ→キッド　dice1d10=9 (9) +1

キッド→ルフィ　dice1d10=7 (7) +1

[41 NC 23/03/28(火) 21:53:49]

ルフィからキッドへの「嫌悪」　●○○○　→　○○○○
キッドからルフィへの「対抗」　●●●○　→　●●○○　
＊＊＊

余談ですが、もともとキラーの完全救済ルートは用意してなかったので、目が覚めたけど怪電波の影響は抜けなかったルートが最善となる予定だったれす。

でも、ルフィが記憶のカケラで「海岸」を引いた辺りで流れが変わったれす。
サボが前面に出てきたことで、芋づる式に革命軍つながりでくまの存在がでてきて、過去シナリオとの繋がりをつくるアイテムとして血晶琥珀を出したれすね。
それを持ってきたので、本編中でキラー完全救済ルートが実現したれす。

本当なら、血晶琥珀の力を頼るならシナリオ終了後にボニーを探しに行くルートしかなかったんれすけど、不思議れすね。

[42 二次元好きの匿名さん 23/03/28(火) 21:55:38]

女神様はキラー推しでもあった…？

[43 二次元好きの匿名さん 23/03/28(火) 21:56:53]

キラー推しの女神とはいい酒が飲めそうだ

[44 二次元好きの匿名さん 23/03/28(火) 22:04:02]

キラー完全救済ルートでにっこにこよ
何があったのか話聞けるのかな

[45 NC 23/03/28(火) 22:37:32]

「ほらよ」

「―――！！」

完全に正気を取り戻したキラーに向けて、キッドが鉄の廃材を曲げて作ったフルフェイスの仮面を投げた。

いつも通りの姿に戻り、二人はこつんと拳をぶつけ合った。

＊＊＊

キッド　「秘密」をキラーに打ち明ける？　dice1d2=1 (1)

１打ち明ける

２打ち明けない

[46 NC 23/03/28(火) 22:39:32]

中途半端ですが、今日はこの辺にしておきます

ちなみにこのキラーの左腕に爛れたような傷痕は　dice1d2=1 (1)

１ある

２ない

[47 二次元好きの匿名さん 23/03/28(火) 22:42:29]

気になる！今日見なければよかった……明日見てれば！！

[48 二次元好きの匿名さん 23/03/29(水) 08:31:23]

ある意味引き運強かったってことか……

[49 二次元好きの匿名さん 23/03/29(水) 08:47:47]

完全救済おめでとう！出目もドラマチックだし女神ニッコニコ

[50 二次元好きの匿名さん 23/03/29(水) 16:33:56]

ここのダイス神、原作履修した上でエンターテインメントをよく理解してる
いい酒が呑み交わせそうだ

[51 二次元好きの匿名さん 23/03/29(水) 20:58:00]

そっか…秘密も話すんだな…

[52 NC 23/03/29(水) 23:09:16]

「キラー、お前に一体何があった。他の仲間はどこにいる」
キッドがキラーに問いかけた。キラーが仮面の下で目を伏せる。

キラーは静かに語り始めた。

＊＊＊

･･･おれたちの部隊が壊滅した日のことは覚えているか？

おれたちは無残に死んだ後、敵国の軍事企業に回収されてアンデッド兵にされた。
お前は最後まで目を覚まさなかったから、覚えていないだろう。おれも意識が混濁していたからよく覚えていないが、アンデッド兵にも色々用途があったようでな。一人また一人とどこか別の場所へ送られていった。

この塔に送られたのはおれ一人だ。他の仲間のゆくえは分からない。すまない。

――ただ、ここへ送られる前、あの町にいた見知った顔のアンデッドを何体か見かけた。
屋台の店主に、ジャンク屋の親父に、裏路地の女に。

･･･ドルヤナイカのアンデッドは見なかった。
何事もなく戦場から逃げられていたならいいんだがな。

[53 NC 23/03/29(水) 23:24:03]

ドルヤナイカ。幼馴染みで親友の名前をキラーの口から聞いて、キッドは機械仕掛けの心臓がどきりと跳ねたのを感じた。
胸の内にしまいこんだままの秘密がある。それを今話さなければならないと、キッドは強く感じた。

「あいつは、――ドルヤナイカは、あの戦争で爆撃に巻き込まれて死んだ」
「――――！！」
「あいつのアンデッドは作られちゃいねェはずだ。アンデッドなんてロクでもねェもんに使われないように、――･･････あいつの遺体を海に沈めた」

＊＊＊

激しい戦いは、自分たちが住んでいた町に容赦のない銃弾の雨を降らせた。
死者の兵たちは相手が戦えない女子どもだろうと見境なく銃を撃ち、爆弾を投げこんだ。

見慣れた町が瓦礫の山に変わる。昨日まで生きていた人が物言わぬ肉の塊になる。
変わり果てた町のなかで、瓦礫の下敷きになって事切れていた幼馴染みの姿を見つけてしまった。

死者の兵の足音が迫っている。
ネクロマンシーの心得があったキッドは、この戦争で死した者の末路が容易に想像できた。

命を奪われた後、死体を弄られて尊厳さえも奪われて辱められることのないように。
親友の体に鉄をくくりつけ、海の底に沈めて敵兵の目から隠した。

キッド　記憶のカケラ　「秘密」補足

[54 NC 23/03/29(水) 23:54:35]

「そうか･･････。話してくれてありがとう、キッド」

キラーの表情は仮面に隠されていて見えないが、不器用な笑みを浮かべているのだろうとキッドには分かった。

「･･･しかし、お前の方こそ何があった？いつ目が覚めたんだ、何をしにこんな危険なところまで攻めてきたんだ？」
「詳しく話せば長くなるが･･･、目が覚めたのは最近だ。暗号文書の謎を追って旅をしていたらここに辿りついた」
「暗号文書？」
「ああ。おいトラファルガー、契約書を一枚貸せ！！」
「･･･てめェはおれに命令するなと何度言わせる気だ？」

文句を言いながらも、ローは救急箱の中から契約書を取りだしてキッドに渡した。

「この暗号文書の内容はいくつかに分割されてる。ここの近くにもあるはずなんだが、知らねェか？」
「･･･悪い、おれは分からない」
「･･･あれ。ぼく、その暗号知ってるかも」

暗号文書を後ろから覗き込んだヤマトが頭を捻った。

「情報の権限がカイドウからぼくに移ったから、今ならデータバンクにアクセス出来るはず･･･。ちょっと待ってて、大分古いファイルに･･･。あった、これだ！！」

ヤマトの目が文字通りピカリと光り、周囲の鉄骨に暗号文書の画像が投影された。

[55 二次元好きの匿名さん 23/03/30(木) 00:04:19]

死体がないと復活できないのか？じゃあヴィクトリアちゃんはそのまま海で眠ってるのか優しいなキッド

[56 NC 23/03/30(木) 00:23:43]

ネクロニカの世界観的には死体がなくても復活自体はできます
適当な死体に自我次元を接触させれば、見た目は本人のものでなくとも当人の人格を再現したアンデッドが生まれます

ただ、接続先の自我次元の座標をどうやって入手するのかルルブに詳しく書かれていないため、NCによってシナリオ中での扱いに差が出ます
ここでは、生前～体組織が生きている間に専用の処置をして自我次元の座標のデータを抜き取っていないと人格の再現ができないという設定にしています

キッドはドルヤナイカの自我次元の座標が抜き取られる前に死体を海に沈めたため、ドルヤナイカのアンデッドは永遠に作成できない状態になりました
死体そのものも利用不可能な状態になっているため、別人の自我が宿ったアンデッドの素材にされることもありません

[57 二次元好きの匿名さん 23/03/30(木) 07:35:27]

よかった、ゆっくり眠って…

[58 二次元好きの匿名さん 23/03/30(木) 12:48:35]

ネクロニカて自我の再現て言ってたけどこれってドラえもんのどこでもドアのパラドックスと同じって事？

[59 二次元好きの匿名さん 23/03/30(木) 20:15:16]

その時からネクロマンサーの手伝いをしていたのかな？

[60 NC 23/03/30(木) 20:26:36]

「すっげ～！ヤマ男、お前そんなこともできんのか！！」

「まあね！結構便利なんだ、この体！」

「それでユースタス屋、これには何が書かれている」

映し出された暗号文書の内容を見て、キッドが頭を捻った。

「･･･こいつも『ヒュプノス』の位置情報だ。こいつが最後の情報だろうが･･･、妙だな」

「何が妙なんだ」

「これまでの暗号文書に緯度と経度が記されていた。こいつにゃ“高度”が記されてる。だが･･･、もしこれが本当なら『ヒュプノス』は――」

dice1d2=2 (2)

1:空高くにあることになる。

2:海深くにあることになる。

[61 二次元好きの匿名さん 23/03/30(木) 20:28:29]

魚人島かな？

[62 二次元好きの匿名さん 23/03/30(木) 20:28:46]

お！魚人島来る？

[63 NC 23/03/30(木) 20:40:47]

「もしこれが本当なら『ヒュプノス』は海深くにあることになる」

「――･･････」

キッドの言葉を聞いて、ローとルフィも頭を捻った。

「･･･さすがに潜水艦は造れねェな」

「潜っていけねェのか？」

「バカ言え！皮膚のツギハギが水圧で裂けたら、肉が海中でバラバラになるぞ！」

「え～～ッ、じゃあどうすんだよ！」

「それをこれから考えるんだろうが！！」

＊＊＊

対話判定

ルフィ→ロー　dice1d10=1 (1)

ロー→ルフィ　dice1d10=2 (2)

＊＊＊

「･･･キッド、『ヒュプノス』とは何だ？」

「さァな。“最終兵器”だなんて大層な銘を打たれるもんであることは確かだが」

キッドはキラーにこれまでの冒険の話をざっくりと話して聞かせた。

アンデッドを永眠させる手段を捜す旅、その中で出会ったドールやネクロマンサー達のこと。

「･･･そうか、随分と波瀾万丈な旅をしてきたんだな」

「そうでもねェよ。楽勝だ、楽勝」

キッド　行動判定

キラーを旅に　dice1d2=2 (2)

1:誘う

2:誘わない

[64 NC 23/03/30(木) 20:42:05]

今回のシナリオは対話判定の大失敗多いれすね･･･

ルフィ→ロー

大失敗による未練の強制変更　dice1d10=3 (3)

１：嫌悪

２：独占

３：依存

４：執着

５：恋心

６：対抗

７：友情

８：保護

９：憧憬

１０：信頼

[65 二次元好きの匿名さん 23/03/30(木) 20:42:36]

キラー着いてこないの……？

[66 NC 23/03/30(木) 20:58:44]

ルフィからローへの「依存」　●●○○

＊＊＊

「海に潜るなら、工場で“コーティング”していったらどうかな！」

海の底へいく手段について頭を悩ませている三人に、ヤマトが提案した。

「本当はアンデッド用じゃなくてアンドロイド用の処置なんだけど、どうせ生き物じゃないもの同士だし上手くいくはずだ。特殊な有機ガラスで全身を覆って海水の影響を受けないようにするんだ！皮膚の強度もあがるから、海中でも体がすぐにバラバラになるのは防げるようになると思うよ！」

「おお！そんな方法があんのか！！じゃあ、その“こーてぃんぐ”やってくれヤマ男！」

「お安いご用さ！じゃあ、早速アップサイクル・ソリューションの工場跡へ行こう！」

話がまとまり、五人は塔を下りることにした。

階段を下りる最中、キッドは『ヒュプノス』を探す旅にキラーを誘おうかどうか迷い、結局やめることにした。

長期にわたって浴び続けた怪電波の影響か、キラーの肉体はいくらか動きがぎこちなく見えた。事実、先の戦いでキラーはキッドが知っている実力の半分も出せていなかった。

危険な旅であるからこそ、万全な状態でない相棒を連れて行くことはできなかった。

そんなキッドの胸中を知ってか知らずか、キラーがキッドに語りかけた。

「おれは少しの間ここでリハビリをする必要がありそうだ。おれのことは気にせず行ってこい、キッド」

「･･････おう」

▼キッドがキラーへの未練を獲得します

dice1d5=1 (1)　（中立者の未練表より抜粋）

1:依存

2:感謝

3:悔恨

4:期待

5:信頼

[67 二次元好きの匿名さん 23/03/30(木) 21:09:55]

そういう事か度が終わったら再開出来るといいな

[68 NC 23/03/30(木) 21:11:36]

キッドからキラーへの「依存」　●●●○

＊＊＊

電波塔を下りた五人を待っていたのは、長らくカイドウのもとで強制労働をさせられていたアンデッドの群衆だった。

彼らは皆笑いながら、カイドウを打ち倒して自分たちを解放した五人に向かって感謝の言葉と歓声を浴びせかけた。

「･･･何だこれは」

「にしし、まるでお祭りみてェだな！」

「“まるで”じゃないよ！本当にお祭りなんだ！」

いつの間にか金属スクラップの櫓が建てられ、その上で鳴り物の演奏が行われている。

櫓の周りで、喜びに震えるアンデッドたちが回りながら踊っている。ルフィとヤマトは楽しそうな雰囲気に迷わず乗っかり、踊る人々の輪に加わった。

「･･･おい、手を引っ張るな！おれは踊らねェぞ！！」

「あっひゃっひゃ！何でだよ、踊ったら楽しいぞ！！」

「じゃあいいよそれで！踊らないお前らは格下な！！」

「･･･おい、今なんつった？」

ルフィの安い挑発に乗ったローとキッドも盆踊りに加わった。

支配と狂気から解放され、自由を謳歌する人々の姿をキラーが輪の外から眩しそうにみつめた。

盆踊りの出来映え（キラー評）

ルフィ　dice1d100=95 (95)

ロー　dice1d100=36 (36)

キッド　dice1d100=18 (18)

ヤマト　50（固定）

[69 NC 23/03/30(木) 21:20:40]

「にっしっし！面白れェなこの踊り！」

「そうだね！！これは多分盆踊りだ！おでんもこれを踊ったんだって！ぼくも踊れて嬉しい！！」

「･･･おれが知ってる踊りとなんか違ェな。何だこの拍子、やりづれェ･･･」

「おいてめェらもっと離れて踊りやがれ！ぶっ飛ばしちまいそうだ！！」

ルフィとヤマトはすっかり盆踊りの輪に馴染んだが、ローは後ろにずれるような独特の拍子に乗り切れずに悪戦苦闘し、キッドに至っては大きな機械の腕を左右に振る動きで周囲のアンデッドを薙ぎ払いそうになって満足に踊れなかった。

相棒の欲目を入れてみても、キッドが一番下手だったとキラーは思わざるを得なかった。

＊＊＊

対話判定

ルフィ→ロー　dice1d10=2 (2)

ロー→キッド　dice1d10=5 (5) +1

キッド→ロー　dice1d10=1 (1) +1

[70 NC 23/03/30(木) 21:40:43]

ローからキッドへの「執着」　●●●●　→　●●●○

＊＊＊

「あ～楽しかった！！」

気が済むまで踊り明かして、沢山のアンデッドに手を振って見送られながら五人は工場跡へと歩き出した。

「･･･防水コーティング用資材は、あった、これだ！」

ヤマトは工場の倉庫を漁ると、大きめの遮光瓶を取りだした。

「じゃあ今からコーティングするから、ちょっと服を脱いでくれる？」

「「はァ！！？？」」

けろりとした調子で言い放ったヤマトに、ローとキッドはあんぐりと口を開けた。

ヤマト曰く「おでんが男だからぼくも男」とのことだが、ヤマトの見た目はあくまでも少女なので、まだ幼いルフィはともかく二人は少なからず動揺してしまった。

「服の上からコーティングしても意味ないだろ！ほら、早く！」

「いい、･･･自分でやる」

「そう？それならいいけど･･･。ちゃんと塗れてないと大変だから、できてるかどうかは見てるからね！」

「･････････」

行動判定　コーティングは上手くできた？

※成功で次回の戦闘時に防御がオマケされます

ルフィ　7（固定）

ロー　dice1d10=9 (9)

キッド　dice1d10=9 (9)

[71 NC 23/03/30(木) 21:45:36]

>>68

なんか台詞ミスってルフィが二人いるみたいになってるれすが、ルフィがフキダシ二つ分の台詞を続けて言ってる感じで想像してほしいれす

ちなみにヤマトは原作と違ってアンドロイドなので性別はどうとでもなるれすが、良い感じのボディが女性用しかなかったのでそれを使っている設定れす

男性用ボディより四肢が細く関節パーツの可動域が広くて小回りが効くので、使い勝手は普通に気に入っているみたいれす

[72 二次元好きの匿名さん 23/03/30(木) 21:53:41]

キラー同行しないの寂しいけどキッドの帰る場所ができたと思えばこれもこれで

[73 二次元好きの匿名さん 23/03/30(木) 21:56:44]

旅が終わったらまた会えるだろうし案外悪くないかもしれないそしてそれを察して自分から言ってくれるキラーが好き

[74 NC 23/03/30(木) 22:06:42]

「キミたち器用だね！初めてのコーティングだとは思えないや」

「流石だなキッド」

ローもキッドも手先が器用であるため難なく自身にコーティングを施すことができ、ヤマトにコーティングしてもらうことになる事態は免れた。

「なんか肌がツルツルしてるぞ！」

「それがコーティングだよ！かなり丈夫な資材を使ったから、ちょっとやそっとじゃ剥がれないはずだ」

三人の皮膚を透明な膜が覆う。これで三人は短時間ならば強酸の海の中でも活動できるようになった。

問題が解決したのなら、あとは目的地へと向かうだけだ。

「――よし！じゃあ行ってくる！！ありがとなヤマト！！」

三人は錆の浜に泊めていたローの帆船のもとまで戻ってきた。拙い造りの船ではあるが、ヤマトは初めてみた船に目を輝かせた。

「ああ！戻ってきたらまたキミたちの冒険の話を聞かせてくれ！！ぼくもいきたいけど･･･、アンドロイドに海水は厳禁だからな･･･。う～ん、悔しい！」

ヤマトは残念そうに自分の腕をみた。十分に修復がなされていないひび割れた擬体はコーティングしたところで意味がない。海水が内部に入り込み、回路がショートして動けなくなってしまうのが目に見えていた。

「キッド、手を出してくれ」

「？･･･ああ」

キラーはキッドの手をとると、丁寧な手つきで爪の形が残っている機械の右手に赤いマニキュアを塗ってくれた。

「さっきの工場で義手用の塗料を見つけたからな、くすねてきた。よく似合ってるぞ」

「ハハッ、やるじゃねェかキラー！！」

＊＊＊

対話判定

キッド→キラー　dice1d10=7 (7) +1

[75 NC 23/03/30(木) 22:27:22]

キッドからキラーへの「依存」　●●●○　→　●●○○

＊＊＊

「よォ～し、出航だーー！！」

「だから何でてめェが仕切ってんだバカザル！！」

三人は船を押して海に浮かべ、乗り込んだ。タイミング良く風が吹き、ぐんと帆船が進む。

浜辺で見送るヤマトとキラーの姿があっという間に小さくなった。二人は姿が見えなくなるその瞬間まで三人の船出を見守ってくれていた。

「ユースタス屋、方角は！」

「北東だ！取舵いっぱい！！」

羅針盤をもつキッドの指示に従い、ローが舵柄を操作する。小さな船の上にあっては、我の強い三人も協力し合わざるを得ない。

キッドが方角を見て、ローが舵柄を操作して、ルフィが帆の向きを調整して。ともに数々の視線をくぐり抜けてきた三人の息はよく合っていた。

ここまで長い旅だった。散らばった暗号文書の内容を集め、この旅はついに終わりを迎える。

「おいお前ら、あそこだ―――！！」

ルフィのたからものの航海日誌と暗号文書の内容をもとに作成した海図と羅針盤を見比べながら、キッドが海の上を指さした。

そこには　dice1d2=1 (1)

1:凪いだ海面が広がっていた。

2:荒れ狂う渦が広がっていた。

▼シナリオ06「金属廃棄場スクラップ・パンクチュアリ」をクリアしました

[76 NC 23/03/30(木) 22:31:34]

これにて6本目のシナリオもクリアです！
次がこのキャンペーンシナリオのラストになります

最終シナリオは探索短めのショートセッション形式にしようと思ってますので、実質エピローグに片足を突っ込んでいる状況です

三人とも大きな事故なく記憶のカケラのスロットが埋まってほっとしています
毎回ダイス振る度に変なカケラ引いたらどうしようとドキドキしてましたが、杞憂に終わって綺麗にまとまって良かったです

[77 二次元好きの匿名さん 23/03/30(木) 22:51:34]

次がいよいよラスト……！ここまで三人ともゲームオーバーになることなく来れてよかった！
Part1から追っかけ続けてましたが、戦闘シーン・探索パート問わず掛け合いも文章も軽妙で、読んでいてめちゃくちゃ楽しいスレだったので今から寂しさががが
これまで旅先で出逢ってきた子たち、そして何より三体のドールにとって納得のいく旅の終わりになることを祈っております…！

[78 二次元好きの匿名さん 23/03/30(木) 23:08:04]

次が遂にラストシナリオなのか
同じくPart1から追ってて、スレ主のSSが非常に良くてめちゃくちゃ気に入ってるからこそ今から寂しさが湧いてきてしまう
ルフィ、ロー、キッドにとって良い終わりを迎えられるように頼んだぞダイス神！

[79 二次元好きの匿名さん 23/03/31(金) 07:33:36]

できれば生きて帰ってきてみんなに顔合わせしてほしい…

[80 二次元好きの匿名さん 23/03/31(金) 08:21:58]

やっと追いついた！
ちょっと見てないうちに面白い冒険してるな

[81 二次元好きの匿名さん 23/03/31(金) 12:34:00]

次がラストなのか……寂しい

[82 二次元好きの匿名さん 23/03/31(金) 20:24:13]

強化もどんな風になるか楽しみ！

[83 NC 23/03/31(金) 21:33:30]

▼寵愛点の配布
・合計悪意点　101÷3=33 （端数切り捨て）
・カルマの達成　各2点
「記憶のカケラを手に入れる」達成（※キッドのみ）　
「暗号文書の手がかりを手に入れる」
「怪電波を断ち切る」
「３ターン目終了までに戦闘を終了させる」
「人斬り鎌ぞうの【相棒の素顔】が破壊される前に頭部を切断する」（※キッドのみ）　

獲得寵愛点
ルフィ　３９点＋４点（繰越し分）＝４３点
ロー　３９＋２点（繰越し分）＝４１点
キッド　４３点＋１３点（繰越し分）＝５６点

[84 NC 23/03/31(金) 21:42:59]

▼寵愛点4点消費：任意の狂気点を1点減少
ルフィからローへの「依存」　●●○○　→　○○○○
ルフィからたからものへの「依存」　●○○○　→　○○○○
ルフィからサボへの「保護」　●○○○　→　○○○○

ローからルフィへの「友情」　●●●○　→　●○○○
ローからたからものへの「依存」　●●●○　→　○○○○

キッドからたからものへの「依存」　●●●○　→　○○○○
キッドからドレークへの「感謝」　●●●○　→　○○○○
キッドからボニーへの「感謝」　●●○○　→　○○○○

ルフィは狂気点が空っぽになりました
キッドもほとんど空ですが、ローはわりと狂気点残ってます
こんなに狂気点減っちゃったら、次の戦闘でいっぱい狂気点足してあげないといけないれすね

[85 二次元好きの匿名さん 23/03/31(金) 21:49:36]

最初のシナリオ以来1回も発狂してないルフィ優秀すぎる
キッド兄ちゃんは程よく発狂してるけど安定してるから見てて焦ることはない
ローお兄様はほぼ毎回お決まりのように発狂してる…末っ子を見習ってくれ

[86 NC 23/03/31(金) 22:01:42]

▼寵愛点10点消費：スキル獲得または強化パーツの獲得

最後なので気前よく全員20点分消費します

今回の戦い･･･

ルフィ①　dice1d2=2 (2)

1:　空を翔るように戦場を駆け抜ける感覚を身に付けた。ジャンクのスキル【随行】獲得　

2:　強大な敵にも臆することなく戦った。ジャンクのスキル【足掻く】獲得

ルフィ②　dice1d2=1 (1)

1:　不思議な力を使った反動で体がやせ細った。変異＋１→変異３パーツ【やせぎす】獲得

2:　不思議な羽衣のようなものが体から出るようになった。変異＋１→変異３パーツ【やぶれひまく】獲得

ロー①　dice1d2=1 (1)

1:　救急セットを入れられる頑丈な鉄のケースを拾った。武装+1→武装２パーツ【合金トランク】獲得

2:　鎌ぞうの身のこなしをみて、体術のヒントを得た。武装+1→武装２パーツ【発勁】獲得

ロー②　dice1d2=1 (1)

1:　頭の精神安定装置をさらに補強した。改造＋１→改造１パーツ【リミッター】獲得

2:　念入りにコーティングを行った。改造＋１→改造１パーツ【アーマースキン】獲得

キッド①　dice1d2=1 (1)

1:　思い切って四肢を全て機械の義肢と取り替えた。変異+1→変異３パーツ【だるま】獲得

2:　自身の頭脳を補助するAIプログラムを導入してみた。変異+1→変異３パーツ【よぶんなあたま】獲得　

キッド②　dice1d2=2 (2)

1:　右腕のワイヤーリールの機能を改良した。改造+1→改造２パーツ【テンタクル】獲得

2:　ありったけの機械のパーツで腕力を強化した。改造+1→改造２パーツ【エナジーチューブ】獲得　

[87 二次元好きの匿名さん 23/03/31(金) 22:03:17]

キッドがマジで人間離れしちゃった……

[88 NC 23/03/31(金) 22:08:21]

▼スキル/強化パーツの獲得

ルフィ：
【足掻く】最後の最後まで絶対に諦めない、強い心。
【やせぎす】無駄な肉のない体。細い体が的確に敵陣をかき分ける。

ロー：
【合金トランク】銃弾にも耐えうる頑強なケース。盾がわりに使える。
【リミッター】脳内麻薬の抑制装置。壊れれば反動で一気に脳が覚醒する。

キッド：
【だるま】四肢を失った肉体。代替の器官を備えているため特に不便はない。
【エナジーチューブ】ドールの肉体を異常活性化させるエネルギーを循環させるためのチューブ。

[89 NC 23/03/31(金) 22:16:28]

これで今回のシナリオ終了処理も完了です！

ルフィの新スキル【足掻く】は狂気点を追加して振り直しをした際に出目補正がかかるようになります。ルフィは現在狂気点が空なので、最大24点分の振り直しが可能であるため非常に使い勝手が良いスキルです。
また、【やせぎす】は敵の妨害を無効化する効果があるので、【断罪】【必中】もちのルフィとシナジーが高いです。

ローは堅実に防御を伸ばしました。【リミッター】は壊されるためにあるのでリスクなしで壊せるパーツが１増えた上、壊れれば最大行動値が＋２される便利なパーツです。

キッドは金属廃棄場や工場跡でパーツを漁りまくった模様。
【エナジーチューブ】は最大行動値が＋２される代わりに装備部位へのダメージが増える効果がありますが、受けたダメージを任意の箇所に振り分ける【だるま】と一緒にとったのでデメリットがかなり軽減されています。
このシナリオを通して一番人外の見た目になったのはキッドですね。最初は精々腕が機械になっていたくらいでしたが、今はターミネーターみたいになってます。

[90 二次元好きの匿名さん 23/03/31(金) 22:17:56]

顔がキッドならまぁ問題ないのかな……

[91 NC 23/03/31(金) 22:21:40]

これだけ回復・強化したなら、ラストバトルの難易度をどこまで上げればいいのか迷うところれす
ここの兄弟は寵愛点80点分のスキル・パーツを獲得しているので、生半可な手駒の盤面じゃもう太刀打ちできないれすね
ヒヤヒヤするバトルを楽しむなら、悪意点を湯水のようにつぎ込んで敵を強化しないといけないれす

[92 NC 23/03/31(金) 22:28:42]

折角なので、今回のゲスト二人も掘り下げたいと思います。

キラー　記憶のカケラ

※1d5=1-3:通常、4:アルファ版、5:ベータ版の記憶表を参照

dice2d5=4 5 (9)

dice2d100=75 60 (135)

キラー　死後経歴表

dice1d100=29 (29)

ヤマト　経歴表

dice1d100=94 (94)

※ヤマトは人類滅亡後に自我を得ており、記憶を失っていないため記憶のカケラの取得はありません。

[93 NC 23/03/31(金) 22:41:00]

若干キラーの記憶のカケラが事故ったれすが、なんとかフレーバーの内容で誤魔化すれす

＊＊＊
以下、ものすごく今更なネクロニカの世界観の補足

ドールが記憶を失った状態で目覚めるのは、脆い少年少女の心が終わった世界で壊れないようにするための処置です。
生前との差でショックを受けないように、記憶を抑制してまっさらな状態にしておきます。
そこから段々記憶を取り戻して喪ったものを嘆いたり自身のあり方に葛藤するドールを眺めるのがネクロマンサー達の遊びなのです。

最も、ここの三人はメンタルが頑健＆状況把握の鬼のキッドがいるおかげでドロドロせずにここまで来ています。
ネクロマンシー関連の判定を一度も落としていないのは奇跡だと思っています。ありがとうキャプテンキッド。


掘り下げのタイミングを逃したので生やした設定を投げますが、ここのキッドは幼い頃に両親にネクロマンシーの研究施設に売り飛ばされ、奴隷同然の待遇で助手という名の雑用をさせられていました。
そこにある日キラーが献体として運び込まれてきましたが、本能的に気が合った二人は協力して研究施設を爆破して脱出してきました。

[94 二次元好きの匿名さん 23/03/31(金) 22:44:49]

生身で両親のいる施設ぶっ飛ばして逃げたのか強い

[95 二次元好きの匿名さん 23/04/01(土) 07:03:47]

各々のスキルツリーの伸び方にダイス神原作履修説を唱えずにはいられない
ルフィとかめちゃくちゃ「読んでます？読んでますよね？」みたいなスキル取ったなあ(あるびの→やせぎす)

[96 NC 23/04/01(土) 09:07:55]

キラー　記憶のカケラ
【変異】
：大切な仲間が、見知った人間が、おぞましい化け物の姿に作りかえられていく。悪意にみちたネクロマンサーの手が、瀕死の自分のもとにも伸ばされた。
【シーツの血】
：ぐっしょりと赤く塗れた病床。酷い怪我をして、どこか怪しい施設へと運び込まれた。

キラー　死後経歴
【肉畜】
：君は強い再生能力をもったアンデッドの肉体を与えられた。あるとき、敵国の食糧供給プラントが壊れると、拘束され、毎日少しずつ切り刻まれるようになった。
いつまでも包帯の取れない体。結局、君の苦しみは意味を成さず、愚かな敵国の人間は飢えに喘いで死んでいった。

ヤマト　経歴
【女の争い】
：創造主の寵愛を得るべく、被造物同士で戦い合っていた。
終わりの見えない泥沼の戦い。けれど、強い憧れによって心を得た君は誰よりも強くなり、他の被造物達を降した。
もとは女性としてプログラムされたかもしれないが、自由な心を得た君はそれに囚われる必要はない。

[97 NC 23/04/01(土) 09:09:09]

ドール簡易設計図：「キラー」
享年：16歳
記憶のカケラ：「変異」「シーツの血」
死後経歴：「肉畜」
ポジション：オートマトン
クラス：タナトス/ステーシー
スキル：【援護】【死神】【災禍】【死に続け】
強化パーツ：最大行動値11
　頭【リミッター】【カンフー】
　腕【パニッシャー（芝刈り機）】
　胴【ちみどろ】【有刺鉄線】
　脚【リフレックス】
たからもの：好きなバンドの特集が組まれた雑誌。戦争の最中にあって、音楽は束の間の癒やしだった。

鎌ぞうのときは心身共にボロボロだったので【失敗作】のマニューバをもっていましたが、本来は【死に続け】をもつ再生力の強いドールです。
怪電波漬けにされてただけでもお労しいのに、死後経歴の中でもえげつない内容を引き当ててしまったため不幸が二段構えになってしまった不運なお方。

[98 NC 23/04/01(土) 09:12:46]

特殊ドール簡易設計図：「ヤマト」
年齢：19歳
死後経歴：「女の争い」
ポジション：ジャンク
クラス：タナトス/ロマネスク
スキル：【半壊】【殺劇】【怪力】【時計仕掛け】
強化パーツ：最大行動値10
　頭【カンフー】【スパイク】【絶対零度の吐息（ランチャー）】
　腕【鉄球鎖】
　胴【アーマースキン】【サイボーグ】
　脚
たからもの：“おでん”のメモリー。破天荒な将軍の冒険を綴った歴史書のテキストデータ。

厳密にはドールではないのですが、一応ドールということにしておきます。
特殊枠で、効果優先で通常はできないマニューバの取り方をしました。
【絶対零度の吐息】の判定成功率が高かったため、戦闘の難易度が大きく下がりました。
経歴的には最初は量産型アンドロイドっぽかったですね。おでんのメモリーを読み込んだ瞬間、深刻なバグが発生して自己を確立するにいたった、回路おでんアンドロイドです。

[99 二次元好きの匿名さん 23/04/01(土) 09:53:59]

キラーの肉畜エグイ
完全救済ルート行けて本当によかった

[100 二次元好きの匿名さん 23/04/01(土) 10:04:27]

キラー！？えぐい良かったよほんとに完全救済ルートで

[101 二次元好きの匿名さん 23/04/01(土) 10:16:10]

キラーよく見たら心殺しのオートマトンじゃないですかヤダー……年齢差もきっちり原作と近いじゃないですかヤダー……やっぱりダイス神原作読んでるでしょ全員の湿度かっとばしたの含めて

[102 二次元好きの匿名さん 23/04/01(土) 18:40:30]

キラー……
これから幸せになって欲しい

[103 二次元好きの匿名さん 23/04/01(土) 22:12:40]

旅が終わったらみんなに再会してほしいな…

[104 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 00:01:16]

ネクロマンサーの遊びて言ってたけど3人とも強すぎて全然遊べてなさそうざまァ！

[105 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 09:26:41]

ネクロマンサーは誰になるんだろ？

[106 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 12:50:04]

今更だけど第6シナリオのBADENDがどうなってたか気になる
良かったら教えてスレ主

[107 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 12:51:46]

まじでキラーさん完全救済で良かったね……

[108 NC 23/04/02(日) 15:33:12]

ちょっとIP規制に巻き込まれていたれす

このシナリオは戦闘時の状況によって分岐します。

・戦闘終了条件を満たせずに全滅した場合
三人は一度ミンチになった後、鎌ぞうと同じく笑い続けながらカイドウの命に従うアンデッド兵となります。
ちなみに、ここの怪電波はSMILEとは異なり表情だけではなく心の中まで「楽」の状態で固定されますので、三人の自我はほとんど塗りつぶされた状態になります。
ヤマトも回路を初期化され、無機質なアンドロイドに作り直されます。

・共通戦闘カルマ達成失敗の場合
カイドウの【極大消滅波】が発動すると、【失敗作】のキラーの脆い肉体は跡形もなく吹き飛びドール達の技術では　　修復不可能になります。
この場合キッドに補正-3の狂気判定が発生し、新たな未練を獲得できなくなります。

・キッドの戦闘カルマ達成失敗の場合
戦闘中怪電波の影響を受け続けたキラーの精神に不可逆な損傷が生じ、キラーが戦闘後も目を覚まさなくなります。
この場合キッドに補正-2の狂気判定が発生し、キラーへの「悔恨」の未練を獲得します。

・カルマを達成したが【血晶琥珀】をもっていなかった場合
キラーは目を覚まし正気を取り戻しますが、怪電波の後遺症が残ります。
この場合キッドに補正-1の狂気判定が発生し、キラーへの「悔恨」の未練を獲得します。

ヤマトの状態はキラーの状態には影響しませんが、ヤマトが完全解体された場合は暗号文書の情報が入手できないためシナリオカルマを達成できなくなります。

[109 NC 23/04/02(日) 15:39:30]

怪電波塔に向かう際のイベント表の内容は次のとおりでした

1:鎌ぞうと出くわす。戦闘時の人斬り鎌ぞうの初期舞台配置が「煉獄」になる。
2:笑う生首アンデッドを見かける。異様な姿をみて狂気判定が発生する。
3:警備ドローンと遭遇する。行動判定に失敗すると1ダメージ受ける。全員が判定に失敗した場合、追加でもう一度同じ判定を行う。
4: ゴミに紛れ込んでいた爆発物を拾う。【火炎瓶*】【手榴弾*】【ダイナマイト*】のいずれかを取得する。
5:体が削げている笑う労働アンデッドとすれ違う。異様な姿をみて狂気判定が発生する。
6:少し隠れて様子を伺う。
7:ヤマトに質問をする。
8:貴金属の運搬車に追い越される。行動判定に成功すれば、運搬車に飛び乗って進行度を+10%できる。
9:怪電波の嵐に襲われる。狂気判定が発生する。
10:ゴミに紛れ込んでいた【ライトセイバー】を拾う。

ちなみに、ヤマトと出会う前の行動判定に全員失敗していた場合、三人は少しの間正気を失って屈辱の都市鉱山送りにされていました。
この場合もヤマトが三人に声をかけて正気に戻して「早く立ち去った方がいい」と忠告してくれます。

実際はルフィだけが正気のままヤマトと一対一で対面することになったので、エースのことをゆっくり話す尺ができました。
補正-2の行動判定に成功して自分より大きなお兄様二人を抱えて逃げ回れたのは流石です。

[110 NC 23/04/02(日) 16:11:08]

今回ダイスの結果でキラーを置いて出航しましたが、ダイス次第では最終戦の助っ人ドールとして連れて行くこともできました
ただキッド以外未練のスロットが埋まっているため、対話判定の扱いがちょっと難しくなるところでしたが、もし着いてきてくれていたらかなり強力な前衛になりました

ちなみにキラーのポジションであるオートマトンは「発狂しにくいがパーツを自損しやすい」という特徴があります
コートと迷いましたが、【援護】のスキルがぴったりだと思ったのでこっちにしました

本当はヤマトへの未練も取りたかったですが、未練のスロットが埋まっているため取れませんでした

[111 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 16:28:00]

着いてきても欲しかったけどこれはこれでキラーも辛くなさそうだし旅が終わったら再会出来るから……

[112 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 16:46:53]

この三人の旅として始まって三人で終わるのが収まりいいし良かったんじゃないか
黒い鳥さんはまあ…会話も戦闘参加もできないからな…

[113 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 18:56:24]

黒い鳥さんもいつか自我の座標？だっけあれが特定出来る方法が見つかって治るといいね……

[115 NC 23/04/02(日) 19:27:37]

ラストシナリオ行く前に、幕間恒例の掘り下げダイスを振っておきます

もうみんな掘り下げることは残ってないので、スレ主の趣味で振ります（誤字脱字ヤバかったので上げ直しです）

ルフィ

どちらの兄と先に会える予感がする？　dice1d2=2 (2)

1:エース

2:サボ

ロー

旅に出る前のコラさんとの親密度　dice1d100=4 (4)

キッド

秘密基地で仲間と暮らしていたときの生活　dice1d100=63 (63)　（高い程満ち足りた生活）

＊＊＊

オマケ

ドレークとホーキンスの目的地までの道のり

現在　dice1d100=24 (24) +87%

ハンコック王国（仮）の入国者　dice1d10=10 (10) +3

建設済みの施設　dice1d3=1 (1)

1:乙女の沐浴場

2:思い切り体を動かせる闘技場

3:可愛い花を育てられるガラス宮

[116 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 19:30:29]

親密度さんぇキッドは結構楽しい生活だったのねまたヒートとかワイヤーともの再会できるといいね

[117 NC 23/04/02(日) 19:39:27]

この世界線だとコラさんがローに暴力を振るう理由がないので穏やかな出会いを想定してたれすが、なんかダメだったれすね、やっぱり誘拐まがいの旅出だったみたいれす
記憶のカケラの中で「愛してる」って言葉は出さなかったので、別のタイミングで言ってもらえるような何かがあって親密度が上がったれすね

キッドはやっていけなくもないけど余裕があるわけでもなさそうな、絶妙な生活水準だったみたいれすね
たまの贅沢でロールキャベツを食べるくらいの余裕はありそうれす

ドレーク＆ホーキンスは一足先に旅の目的を果たしたみたいれす
暫くは山の頂上でキャンプするれすね
汚染ガスの雲の層よりも上の世界一高い山の頂きからは、世界が終わる前と同じ星空が見える想定れす
ドレークのたからものの望遠鏡で星を存分に眺めるれす

ハンコック王国（仮）も人が増えて賑やかになってきたれすね！
本編中だと男の子の方が多いれすが、ネクロニカの世界観的にはドールもサヴァントも本来は大半が女の子れす
今のところ続々と女の子のドールが集ってきているれすね

[118 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 19:40:25]

良かったな見たい星空が見えてほんとに

[119 NC 23/04/02(日) 20:14:53]

暗号文書をもとに三人が辿り着いた場所には、凪いだ海面が広がっていた。

「何にもねェぞ、本当にここであってるのかユースタス屋！！」

「ああ、間違いねェ！！だが――･･････」

「――ギザ男、トラ男！！海ン中に何か建物がある！！」

「･････････！本当か麦わら屋！！」

ルフィはサンダルを履いた足先を船縁にひっかけ、上半身だけ海に漬けて海中の様子を伺った。

凪いだ海は大陸から流れてくる汚染物質も少なく、水の向こうが見えるだけの透明度を保っていた。

海の中に、海底へと伸びる堅牢な造りの塔がある。

「入り口は！」

「窓みてェなのがついてる！」

「錨はどうする！！」

三人が謎の建物を前にどうするか話し合っていると、潮が引いて塔の天辺が海から顔を出した。

塔の天辺に船を乗せれば、少しの間は船が流されずに済むだろう。

「――丁度いい、中に入るぞ！」

「てめェに言われずともそのつもりだ！バカザル、錨を出せ！」

船を泊め、まるで待ち構えていたかのような塔の中へ三人は入っていった。

塔の外壁には、dice1d2=2 (2)

1:カモメの意匠が描かれていた。

2:三つ首の髑髏が描かれていた。

[120 NC 23/04/02(日) 20:18:06]

導入まで進めて今日はこの辺にしておきます
ちょっと戦闘に時間かかりそうなので更新がゆっくりになるかもれすが、まったりお付き合いくださると嬉しいれす

[121 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 20:20:56]

ラストシナリオ楽しみだけど寂しいな…

[122 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 20:25:37]

ドレークとホーキンスの旅の目的達成おめ！
カモメってことはラストシナリオは海軍か

[123 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 20:26:37]

>>122

ドクロだぞ

[124 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 20:58:33]

うーーん今からボス戦が怖いの引いちゃったよ……

[125 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 21:26:11]

カモメは海軍だろうけど髑髏は候補が多すぎない？って思ったら三つ首か…

[126 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 21:31:30]

海の中の塔ってことはインペルダウン的なロケーションなのかな？

[127 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 22:17:12]

これインペルが黒ひげに占拠されてるんじゃ…

[128 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 01:01:39]

>>123

普通に見間違えた

ボス戦が不安でしかないな！

[129 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 07:28:46]

敵は予測できるけどどんな能力になるか楽しみ！

[130 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 17:01:47]

ダイスの女神様が最後まで微笑みますように

[131 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 20:46:34]

清算が終わったら今度はみんなに会いに行ってほしいのすごくわかる

[132 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 06:43:24]

追いつき記念カキコ
ダイスの女神さまは曇らせと晴れの塩梅をわかってらっしゃるな

[133 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 13:54:25]

何回見てもキラーからリハビリて形で残って義手にマニキュア塗るの好き

[134 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 14:20:39]

ドレークとホーキンスは今何やってるんだろうか満天の星空の下で美味しいもの食っててくれ

[135 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 21:18:15]

どうなるか楽しみ

[136 NC 23/04/04(火) 21:50:01]

ちょっと今週はあんまり更新できなさそうれす
週末にまとめて更新しようと思うので、気長に待ってくれると嬉しいれす

[137 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 22:43:04]

了解したぞスレ主
無理はしないでほしいぞスレ主

[138 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 08:05:52]

保守

[139 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 15:07:31]

わかったゆっくり待っている

[140 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 18:35:11]

週末の楽しみができたぜ

[141 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 22:30:25]

わかりました！気長に待っています！

[142 二次元好きの匿名さん 23/04/06(木) 07:14:27]

ダイスの女神は今のままでいてほしい

[143 二次元好きの匿名さん 23/04/06(木) 12:24:16]

ルフィはサボの措置、ローはコラさんのESPみたいに中々目覚めなかった理由があるけど、キッドは特にないから気合で起きなかったのかなとか思うとちょっと笑う

[144 二次元好きの匿名さん 23/04/06(木) 18:58:09]

支援保守
推定ボスの性格からして狂気度上げる能力持ってそうだな…

[145 二次元好きの匿名さん 23/04/06(木) 23:03:49]

保守！
ついにラストシナリオ…楽しみすぎる

[146 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 07:21:11]

保守は基本いらないし、もっとゆっくりで平気だよ…

[147 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 16:20:03]

どんな結末になるか楽しみ！

[148 NC 23/04/07(金) 20:43:22]

海底へと伸びる塔の中は、石造りの階段が螺旋状に下へ下へと伸びていた。

「この一番下にお宝があんのか！？」

「さァて、『ヒュプノス』とやらを一目拝んでやろうじゃねェか！！」

「おいお前らもっと慎重に――――、避けろ！！」

「うわッ！？危ねェな！！」

塔の中は侵入者を拒むトラップが幾重にも張り巡らされていた。

けれど、そのどれもが三人の足を止めることはできなかった。

血みどろの針の山を越え、異形のアンデッド達を御し、渇きも熱も寒ささえも振り切って、三人は奈落の底へと進んでいく。

何も恐れず、脇目も振らず、底へ、底へ。

やがて、三人はがらんと開けた石造りの広間に降り立った。

そこには、いるはずのない先客がいた。

＊＊＊

先客は　dice1d2=2 (2)

１:三人と同じくらいの年齢

２:三人よりかなり年上

[149 NC 23/04/07(金) 21:16:24]

「なんだァ？てめェらも『ヒュプノス』を獲りにきたのか？」

ゆっくりと、暗闇の底で佇んでいた男が三人に向かって振り返った。見上げるほどに大きな体。印象的な黒い髭に欠けた歯列。男はどこか異質な雰囲気を漂わせていた。

「ゼハハハハ！！いいじゃねェか、コイツを手に入れりゃァこの時代を獲ることだって夢じゃねェ！！」

男は『ヒュプノス』が何であるかを知っているようで、それを求めて塔の底までやって来た三人をみて愉快そうに笑った。

「･･･おっさん、結局『ヒュプノス』って何だ？」
「ゼハハ！知らねェのにこんなところまで来たのか！！面白ェ奴らだ！！」

男は無知である三人を笑い飛ばしたかと思うと、不意に重々しい殺気を放った。

「――だが悪ィな！こいつはおれのモンだ、てめェらには渡さねェ！！」

塔の影から、男の仲間のアンデッドが現れ武器を構えた。
相手の宣戦布告に応えるように、三人も戦闘態勢に入った。

――宝の奪い合いならば、上等だ。
三人はドールだ。最高品質のアンデッド。戦う力と本能を与えられている。
数々な死線をくぐり抜け、未練を結んで絡め合い、戦いの経験さえ得た三人に恐れるものなど何もない。

キッドは機械と肉体が複雑に絡み合う神経回路が興奮で熱くなるのを感じた。
ローは背負った武器が己の狂気に反応してカタカタと嬉しそうに揺れるのを感じた。
ルフィは全身に力がみなぎりニカリと口角を上げながら猛烈な飢餓感で腹を鳴らした。

進む道を塞ぐものは、誰であろうとぶっ飛ばしてやろう。

▼戦闘パートを開始します

[151 NC 23/04/07(金) 21:18:35]

▼戦闘終了条件「舞台上のサヴァントを全て完全解体する」を公開します
▼戦闘カルマ「誰も完全解体および精神崩壊せずに勝利する」を公開します

ラストシナリオはショートセッション形式（探索パートをスキップして戦闘とエンドパートのみで構成されたシナリオ）なので、サクッと戦闘に入るれす

黒ひげ海賊団はエミュの難易度が高すぎるれす

[152 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 21:20:24]

早速黒ひげ海賊団との対決か！
カルマの完全解体及び精神崩壊せず勝利を達成できるといいな…

[153 NC 23/04/07(金) 22:27:20]

データだけ先に置いておきます

手駒データ０７

※【コーティング】について

3ターン目までタイミング：ダメージ、コスト：０、射程：自身、効果：防御１のスキルとして使用可能です。

4ターン目以降は使用不可能です。

※【亡者の目覚め】のハウスルール

・対象エリアに「ゾンビ」が配置されていない場合

＞増援のゾンビを新たに舞台上に加える

・対象エリアにすでに「ゾンビ」が配置されている場合

＞増援のゾンビを舞台上のゾンビの残数として加える

実質合計悪意点は９８点れす。カイドウ戦より少なく見えるれすが、悪意点にカウントされない雑魚敵が無限湧きする盤面なので実際は110点超えてるれす。

[154 NC 23/04/07(金) 22:34:54]

戦闘を少し進めていますが、泥沼の戦いになって狂気点がメリメリ増えているところれす
黒ひげの【狂気の造形】の効果で、毎ターン終了時に追加される狂気点が1点増えるれす

狂気点空っぽだったルフィもわりと危ないところまで来てるれすね
正直ルフィは強化時のダイス運に恵まれていないので死にスキルと死にパーツを多めに抱えているれすが、よくここまで戦ってるなァという感想れす

[155 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 22:40:39]

狂気度空っぽだったルフィが危ない所に来てるってそれローとキッド発狂しまくってない？大丈夫？
相変わらず慈悲のないクソ強設定だから頼むぜダイス神

[156 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 23:24:09]

半壊ボイスエフェクトきもちいいくすりで狂気点溜まりずらい筈のルフィが危ないところってそれもうクソヤバなのでは？お兄様達無事？
ここまですごいいい感じの結果だったから今回もいい感じに終わると信じてるぞここのダイス神
いい感じにギリギリの辛勝が見たい

[157 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 23:31:31]

まっっってくれないかルフィがそんだけ稼いでるって、発狂がデフォ感ある医者の方のお兄様大丈夫か
あの人精神崩壊経験あるドールだから心配すぎる　頼むぞダイスの神さま……

[158 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 23:43:42]

今まで危ない場面もあったけどルフィは安定して見れたからそのルフィがやばいってなると最終章来たって感じがしてちょっと燃えるな
でも最後はしっかりばっちり勝利を収めてくれ頼むぞダイス神

[159 二次元好きの匿名さん 23/04/08(土) 07:25:25]

ダイスの女神はちょっと厳しい時もあるけど救いもあるタイプなので信じたい

[160 二次元好きの匿名さん 23/04/08(土) 16:29:16]

ルフィでキツいとなると相当な戦いになってそう

[161 二次元好きの匿名さん 23/04/08(土) 16:52:13]

死にはしないはず……いや死なないでくれほんとに

[162 二次元好きの匿名さん 23/04/08(土) 21:32:45]

カルマは失敗してもいいから勝ってほしい

[163 NC 23/04/08(土) 23:42:22]

戦闘処理が終わったので結果だけ置いておきます

ログが長すぎてtelegraphに収まりきらなかったので分割しました

とある戦闘のログ０７－１

とある戦闘のログ０７ー２

ギリギリのところでカルマ達成での勝利れす！

最後の一撃、ルフィの火力だと大成功を出さない限り黒ひげに攻撃が通らないですがダメ元で発狂ギリギリまで振り直ししてみたところ、なんと大成功が出た上に黒ひげの切断判定が失敗してそのままトドメとなりました

ルフィが外してもバフ乗りまくりで4割の確率で大成功射撃が通るローか、防御無視の４ダメージを出せるキッドのどちらかが決めていたと思いますが、ここでルフィが決めたのは流石すぎて感動したれす

キッドは２つ、ルフィは３つしかパーツが残らなかったですが、たからものは守りきったれすね

ローは結構パーツが残っていましたが、「共鳴依存」の発狂効果で壮絶な自傷ダメージを負ったれす

あと一発でも黒ひげの攻撃を食らっていたら前線のキッドとルフィは戦闘手段を残すかかたからものを残すかの二択を迫られていました

もし5ターン目中に黒ひげを倒しきれなかった場合は、６ターン目開始時に黒ひげの最大行動値が１５になり、パーツが壊れて最大行動値が削れた三人は文字通り嬲り殺しにされていた可能性が高かったので、本当にギリギリだったれす

[164 NC 23/04/08(土) 23:55:12]

戦闘が大混戦＆泥沼で文章化が難しいので、今回の描写はダイジェストのダイジェストみたいな感じでサックリまとめたいと思うれす

正気じゃない難易度の戦闘でしたが、なんとか勝ててほっとしているれす

低火力ながら切断効果で有効打を与えつつ、ラフィットのヘイトを稼いで精神攻撃のタンク役として味方を発狂から守ったルフィ
低火力の狙撃ライフル頼りの状況にも関わらず、大成功で火力を上乗せして毎ターン敵のパーツを削り取ったロー
出目補正が無いのにも関わらずほとんどの攻撃判定を成功させて、防御無視の攻撃で固い敵のパーツを安定して削りとったキッド

全員がMVPの総力戦だったれすね！！とっても満足れす！！

[165 二次元好きの匿名さん 23/04/08(土) 23:56:01]

カルマ達成で勝利したの凄い…最後をルフィにキメさせるの流石原作履修ダイス神
あと初手でいきなりローお兄様が足パーツ全損しててﾋｭｯ…ってなった

[166 二次元好きの匿名さん 23/04/08(土) 23:56:53]

お兄様の宝物大丈夫？

[167 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 00:27:56]

大丈夫だった良かった……

[168 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 02:47:08]

おお…お疲れ様です

残りレス数微妙だし次スレで最後になる感じかな
感想書く余裕も欲しいし

[169 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 02:53:50]

カルマ達成した上で勝利してる！すごい！
最後ルフィ大成功決めるの余りにも主人公で流石原作読み込んだダイス神だと思った
ルフィの狂気点がヤバいってレス見てお兄様達大丈夫かな？って思ってたけどルフィが精神面のタンクしてたからヤバかったのだと判明して一安心
難易度バカ高かったけど勝てて本当に良かった

[170 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 09:43:06]

ダイス神「最後はルフィが決めてこそのワンピースでしょ」(ルフィ大成功と黒ひげの切断判定失敗)

うーん、これは原作完全履修のダイス神

[172 NC 23/04/09(日) 09:55:52]

「―――ッ！！」

音もなくローの脚が吹き飛び、遅れてけたたましい銃声が響いた。
音速を超える銃弾を放つ対戦車ライフルの銃口が、石造りの広間の向こうからローを捉えていた。

「おや、即死しなかったか。それも日々の行いの賜物なのである」

ドールの優れた瞳は、光が届かない海底の塔の中に潜んでいた敵の姿を探し当てた。相手は四人。

スコープを装着した狙撃手。
瘦せこけた馬に乗った顔色の悪い男。
紳士帽姿の長身痩躯の男。
そして、黒ひげの大男。

全員が相当な実力を有していることを三人は肌でピリピリと感じた。

「先手必勝だ！！前に出るぞ！！」
「ああ、分かった！！」

瞬時に戦況を判断し、ルフィとキッドが同時に前に駆け出した。

[173 NC 23/04/09(日) 09:58:19]

ルフィの体が白く輝く。神秘的な光はルフィが敵とみなしたアンデッドの目を眩ませるが、手練れの相手は多少の不利をものともしなかった。
光の向こうから放たれた対戦車ライフルの銃弾がローの胴体を吹き飛ばす。

「トラ男！！」
「おや、よそみしている暇がおありで？」

逆光を背負った紳士帽の男が何事かを呟きながらクルクルとステッキを回した。くるくる、くるくる。ルフィの目が無意識にステッキの動きを追いかける。

「構うなバカザル！敵は前線に集中してる、まずは目の前の敵からだ！！」

キッドがパイルバンカーを振りかぶる。顔色の悪い男から片付けようとしたが、健気な馬が主人を庇って守った。

「あァ！？邪魔だこのバカ馬！！」
「なかなかやるな…、ゲホ」

[174 NC 23/04/09(日) 10:00:48]

黒ひげの男がネクロマンシーの技術を駆使し、三人が上階で倒した警備用のアンデッドを造り変えて次々とゾンビを戦場に放っていく。

「チッ、こいつら邪魔くせェな！！」

キッドが固いうででゾンビたちの攻撃をいなし、ルフィが隙を縫って痩せ馬を尖った爪で切り裂いた。馬は哀れな鳴き声を上げてバラバラの肉塊となった。

「ギザ男、そいつは任せた！！」

キッドのパイルバンカーが顔色の悪い男を突き飛ばし、開けた戦場の間をルフィが駆け抜けて敵の大将である黒ひげの男のもとへ距離を詰めた。

「ゲホ、かわいそうにストロンガー！…今治してやろう」

顔色の悪い男が肉塊になった愛馬を悼んだかと思うと、ゆっくりと肉塊がもとの馬の姿を取り戻していき、ついには再び立ち上がった。

「なんだァ、馬が復活したぞ！？」
「これでもおれは医者でね･･･、ゲホ」

痩せ馬が主人を守るために再びキッドに立ち向かった。

＊＊＊

脚を失って自力で移動できなくなったローは長射程の狙撃ライフルを構えた。ローの狙撃ライフルは口径が小さいため、アンデッドを相手にするには威力が不足している。一発、また一発と確実に敵の狙撃手を撃ち返していくが、決定的な損傷には至らない。

「クソッ、これじゃ威力が足りねェか･･･！」

前線ではルフィとキッドが多数のアンデッドに囲まれながら道を切り開いている。ローひとり後方に取り残され、なにもできずにいるのはごめんだった。

「いや、撃ち抜けるはずだ！アンデッドの体には必ず“核”が存在する･･･！」

ローの想いに応えるように、細身の狙撃ライフルから性能以上の銃弾が放たれる。鋭い銃撃が敵の狙撃手の頭の上半分を削り取った。

[175 NC 23/04/09(日) 10:02:27]

「クソッ、なんだこいつらキリがねェ！！」

何度倒されても立ち上がる痩せ馬に、無数に湧くゾンビの兵。
このままでは消耗戦になると踏んだキッドは、後方で銃を構える狙撃手に向けてワイヤーリールを放った。

「そんなところで銃なんざ撃ってねェでこっちへ来いよ！まずはてめェからバラしてやる！！」

しかし、キッドのワイヤーリールは敵の体をすり抜けた。咄嗟に振り向くと、一瞬の間に狙撃手に真後ろを取られていた。

「しまった、敵の近くに出てしまったか」
「――――！！何だか知らねェが、こっちの間合いまで詰めてくれるたァ好都合だ！！」

キッドが振り抜いたパイルバンカーは狙撃手の首を遠くまで吹き飛ばした。

「ここは分が悪い･･･！」
「あッ！？クソ、あの野郎また消えやがった！！」

狙撃手が姿を眩ませ、次に転移した先はローの真後ろだった。

「随分と手頃な獲物だ」

敵の狙撃手の熊撃ち銃が至近距離でローに向かって放たれた。ローは固い合金のトランクでなんとか銃弾が直撃するのを防いだが、衝撃で割れた薬莢の破片がローの頭の機械にヒビを入れた。
ローの精神の昂ぶりを抑制する機械の一部が破損する。ローの奥底から狂気と破滅衝動が這い出した。

「――それはこっちの台詞だ」

ローは素早く武器を持ち替え、刀で狙撃手の頭を切り取った。赤い粘液で塗れた刀が嬉しそうにカタカタと震えた。

「貴様、狙撃手ではなかったのか･･･！？」
「わざわざこっちの間合いまで出向いてくれて助かるぜ」

[176 NC 23/04/09(日) 10:02:45]

「うおおおおお！！」
「おっと危ねェ！！」

狙い澄ましたルフィのこぶしが黒ひげの男に放たれたが、ゾンビ兵の肉壁に吸収されてしまう。

「ゼハハハ、ちっこいのに勇ましいじゃねェか！！気に入った、おれの仲間になれ！！」
「断る！！」
「そりゃ残念だ！！さて、そろそろ後衛のとこにも手駒を送ってやらねェとなァ！！」

黒ひげの男が指先を動かすと、ゾンビたちが戦線の後方へと移動しはじめた。

「てめェらの狙撃手はもう動けねェようだが、戻って助けてやらなくてもいいのか？」
「バカにするな！トラ男は強ェ、おれはお前をぶっ飛ばすだけだ！！」

ルフィが再びこぶしを振り抜いた。強力な一撃はゾンビ兵の守りを貫き、黒ひげの男の脚を付け根から抉り取った。

「うおおおお！！効いたぜ、今の一撃！！ゼハハハハ！！」

[177 NC 23/04/09(日) 10:04:07]

「どうです、麦わらの方。狂気に身を委ねてみては？」　
「うるせェ！！なんだお前のその杖、気が散る！！」

赤く光るルフィの視線がステッキの先にもっていかれ、戦いの気を削がれてしまう。

「――バカザル、そいつを先に始末しろ！！そのステッキ、何かある！！」

後ろから飛んできたキッドの助言をうけ、ルフィのこぶしの向かう先が反射的に紳士帽の男に変わる。

「ホホ、おお怖い。――我々のリーダーはやらせませんよ、貴方の心から先に潰して差し上げます」

紳士帽の男が何事かを呟きながら、再びステッキを回す。ルフィの頭がくわんと揺れた。

「んぎぎ･･･、惑わされねェぞ！！」

催眠を避けるためにルフィは目を瞑りながらこぶしを放った。動物的な勘でもってこぶしの先は男の顎を捉え、鋭い爪が男の頭を丸ごと切り取った。紳士帽の男の声色が、低く冷たいものに変わる。

「ホホホ･･･、ぶちころしますよ」

＊＊＊

スパン！ローの刀が狙撃手の腕を落とした。引き金を引く指を失った狙撃手は途端に無力となる。

「後ろは片付いたかトラファルガー！ならてめェもこっちに加勢しろ！」
「命令するなユースタス屋！！」

キッドのワイヤーリールがローを引っかけ、前線に向けて引っ張った。ローのショットガンの射程 まで敵との距離が縮まる。
ローとキッドの二人がかりで攻撃された痩せ馬があっという間にバラバラになる。

「さて、今度こそてめェをバラしてやる。また馬を復活させられると厄介だ」

[178 NC 23/04/09(日) 10:04:51]

「クソ、お前ら邪魔だ！！」

黒ひげの男が造りあげたゾンビの兵がルフィを取り囲み、凶暴化した一部のゾンビがルフィの肩を囓りとった。
身動きが取れないでいるルフィの目の前に再びステッキが翳される。くるくる回るステッキの動きは、見続けるほどにルフィの心をかき乱した。

「まだ堕ちませんか、しぶといですねェ」

心を壊すための特殊な催眠術がルフィの精神を蝕んでいく。
けれど、それが何の問題になるだろう。終わった世界で目覚めてしまった時点で、小さなルフィの心は既に半分壊れてしまったようなものだった。
半壊した心は、これ以上は壊れない。

「おれが倒してェ相手はお前じゃねェ！！そこをどけェ！！」
「――――ッ！！！」

ルフィは細身の体を一度小さく縮こめ、ゴムのような肌の伸縮性を生かして弾けるようなこぶしの弾丸を放った。
鋭い一撃が紳士帽の男をバラバラにする。

後方ではローのショットガンが狙撃手の残ったパーツをバラバラに解体し終えたところだった。

「麦わら屋、このまま一気に片付けるぞ！！」
「麦わら、てめェにばっかり良い格好はさせねェぞ！！」

勢いに乗った三人は、ボロボロの体に力をこめた。

[179 NC 23/04/09(日) 10:06:01]

「やられちまったかラフィット！！ゼハハ、お前の死は無駄にしねェよ！！」

黒ひげの男はバラバラになった仲間の遺体を傍に寄せたかと思うと、周囲に散らばる雑多な肉片とともに素早く縫い上げて一つのツギハギ死体の兵を作りだした。
もとの原型を留めていないツギハギの死体は、もとの自我を残せずにぎこちなく動いた。

「･･･何てことしやがる！！」

生命的な倫理感の高いローが嫌悪を露わにした。ルフィも言葉を発さずに鋭く黒ひげの男を睨み上げた。

「オーガーもやられちまったか！！今作り直して･･･、っても材料が足りねェなァ！ゼハハハ！！！」
「狂ってやがる･･･！」
「相手にするなトラファルガー！！てめェはショットガンで粗悪なアンデッドを先に片付けて援護しろ！！」

キッドは頭に血が上りそうになったローに檄を飛ばし、原因であるツギハギの死体をパイルバンカーで圧殺してローの視界から取り除いた。
生前から戦いに身を投じ、酸鼻を極める惨事にも慣れきっていたキッドは終わった世界にあっても頭の奥は常に冷静を保っていた。

「命令するなと何度言わせる気だ！言われなくともそのつもりだった！！」

記憶はなくとも、ローは善良な医師のように生命を大切に思う心があった。終わった世界を生きるには向いていない精神は容易に狂気を溜め込んでいく。しかし幸か不幸か、ローには激情を力に変える超常的な性質が備わっていた。

決して高性能ではないローの銃の弾が、鋭い一撃で敵に大きな穴を空けていく。次々にアンデッドを沈めていく様は、さながら銃声の子守唄を聞かせているようだった。

「誰も死なせねェ、この武器で仲間を守る！！」
「あァ！？てめェに守られる筋合いはねェよトラファルガー、おれはおれの戦いをするだけだ！！」

[180 NC 23/04/09(日) 10:07:56]

「うッ、痛ェッ･･･！！」

ルフィに凶暴化したアンデッドが群がり、腕を、脚を、胴を囓りとっていった。
激しく損傷した肉体が力を失い、ルフィから白く輝く光が失せた。

「麦わら屋！！」
「――大丈夫だトラ男！！」

最前線で攻撃を受け続け、四肢を失ったルフィが体の弾力を駆使して跳ね上がり、黒ひげの男に噛みついた。
鋭い牙が黒ひげの喉笛を食い破り、完全に解体した。

――かのように思われた。

「痛ェな！！ゼハハ、やるじゃねェかおめェら！！」

野太い高笑いとともに、黒ひげの男が自身の肉体を形成して再び立ち上がった。

「ウソだろ･･･！」
「まだ立ち上がるのか･･･！！」
「どれ、おれも本気を出すか！！」

黒ひげの男が身の丈に合う巨大なサーベルを構え、振り抜いた。

「―――ッ、畜生！！」

圧倒的な重量と速度をもったサーベルがキッドの体を直撃する。キッドの肉体を構成する時計仕掛けの機械のパーツがバラバラに砕け散り、鉄屑へと戻ってしまう。

「ユースタス屋！！よくも･･･！！」

ローの激情がのった弾丸が黒ひげの男の頭を吹き飛ばす。黒ひげの男はちらりとローを一瞥したが、すぐに目の前にいる前線の二人に視線を戻した。

[181 NC 23/04/09(日) 10:09:39]

「だから、てめェに守られる筋合いはねェって言ってんだろうが！！」

キッドは素早く鉄屑をかき集めてパイルバンカーを組み直した。重たい打撃が黒ひげの男の腕に衝撃を与える。

「なかなか腕の立つ狙撃手だが･･･、あいつは後回しだ！次はてめェだ麦わら！！」
「うぁッ！！」

重たいサーベルがルフィの小さな体を吹っ飛ばす。とっさに弾力のある皮膚で衝撃を吸収したものの、殺しきれなかった衝撃がルフィの頭蓋にヒビをいれた。

「麦わら屋――！！クソッ、この銃の口径じゃあいつの脚に通らねェ！」

本来の狙撃ライフルは本来黒ひげの男の屈強なアンデッドの肉体に傷をつけるには威力が低すぎる。
ローが焦って無意識にこめている激情の力が霧散してしまえば、それは玩具の銃のようなものに成り下がってしまうのだ。

ローの視界に映るルフィの小さな体はすでに四肢がなく、胴も僅かに残った骨と筋だけで繋がっているような状態だ。頭からは赤い粘液を垂れ流し、両腕がないので目に入る液体を払うこともできない。

「限界だ麦わら屋、転がってでも一度そいつから離れろ！！」
「嫌だ、一歩も引かねェ！！おれは！！最後まで絶対に諦めねェ！！！」

ルフィが大きく口を開け、黒ひげの男に噛みついた。その瞬間、気が狂いそうなほどの飢餓感がルフィを襲った。
飢えさえも力に変えて、ルフィの牙が固い皮膚を、その下の骨肉を食い破った。

「――！！やるじゃねェか、ゼハハハ、負けちまった！！！」

どこか痛快そうに笑いながら、黒ひげの男は崩れ落ちた。彼によって作られたゾンビの兵も、主が力を失ったことで戦う意志を失ってその場から動かなくなった。
今度こそ、敵はもう起き上がらなかった。

▼戦闘パートを終了します。

[182 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 10:10:58]

うおおおおおおおお！！！！

[183 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 10:21:29]

地の文に各々のフレーバーテキストが入ってるのが激アツ

[184 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 10:25:46]

ティーチが負けてすら楽しそうで何よりですよ…
いやほんとこいつは

[185 NC 23/04/09(日) 10:33:01]

▼破損パーツ数
ルフィ
基本パーツ：１１　強化パーツ：６
ロー
基本パーツ：9　強化パーツ：８
キッド
基本パーツ：１１　強化パーツ：９

▼修復可能パーツ数
基本パーツ：25 + 3（ロー【救急箱】の効果）
強化パーツ：13
（※ハウスルール：強化パーツの代わりに基本パーツを２つ修復できる）

▼修復パーツ
ルフィ：【のうみそ】【めだま】【あご】【かた】【うで】【こぶし】【せぼね】【はらわた】【はらわた】【ほね】【あし】
【スパイク】【やせぎす】【カンフー】

ロー：【あご】【かた】【こぶし】【せぼね】【はらわた】【ほね】【あし】
【カルマプロセッサ】【アンテナ】【リフレックス】【名刀】

キッド：【めだま】【あご】【かた】【うで】【こぶし】【せぼね】【はらわた】【はらわた】【ほね】【あし】
【ジャンクパーツ】【パイルバンカー】【アドレナリン】【おとこのこ】【ちみどろ】【だるま】

▼修復後破損パーツ数
ルフィ
基本パーツ：１　強化パーツ：３
ロー
基本パーツ：２　強化パーツ：４
キッド
基本パーツ：１　強化パーツ：２

[186 NC 23/04/09(日) 10:43:49]

激戦のなかで【救急箱】をちゃんと最後までローお兄様が残しておいてくれたので、三人とも基本パーツはほとんど綺麗に治ったれすね
【うで】も残ってたので、ちゃんと治療できたれす

ルフィの方が生身っぽいの構成なので痛々しい描写をしたれすが、実はキッドの方が破損パーツ数が多いれすね
キッドは戦闘中盤にローが煉獄エリアに移動するまで、地獄エリアの敵のヘイトを稼ぎながら【だるま】【ガントレット】のコンボで雑魚敵の攻撃の被害を半分以下に軽減してくれていたれす。このコンボがなければキッドはおそらく４ターン目中には完全解体状態になって、ヘイトがルフィとローにむいて更に厳しい戦いになっていたと思うので、キッドが思い切って生身の四肢を捨ててきてくれてよかったれす

ルフィは途中まで【足掻く】より【奈落の引力】を選択肢に入れてあげた方が良かったかな～、と思っていたれすが、最後の大成功を導くためには【足掻く】が必須だったので、ダイス神の采配が見事だったとしか言いようがないれす

[187 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 10:53:26]

誰も完全解体にならなくて本当によかった…ダイス神は最後までダイス神でいてくれたな

[188 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 18:43:38]

火力最低クラス武器の狙撃ライフルで７ダメージも出してるお兄様が火力オバケすぎてシリアスな戦いなのにふふってなってしまった
それは全武器中最高火力の対戦車ライフルとかで出す数値なんよ

[189 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 19:15:45]

ギリギリ動ける余力はあるけど満身創痍のローキッドがルフィに託して
死に体（既に死体だけど）をおして意地でトドメ刺すルフィ

原作で見たなこれ

[190 NC 23/04/09(日) 19:54:34]

崩れ落ちた黒ひげの男に噛みついていたルフィは、力を込める先を失ってべしゃりと石畳の上に落ちた。赤い粘液がルフィを中心に飛び散り、花のような模様を石の上に描く。

「麦わら屋･･･！」

ローが必死の形相でルフィのもとへと近づいた。小さな姿が傷ついているのをみると、ローの胸の内がざわざわと焦りと悲しみを訴え、冷静ではいられなくさせる。両足も両肩も失っているローは芋虫のようにして這い、石畳の上で自身の肉体が傷つくのも構わずにルフィのもとへと移動した。

「トラ男･･･」

ルフィは血の泡を吐きながら小さく声を発した。目の焦点がぼけている。粘液を流しすぎたのだ。アンデッドは死なないが、肉体が傷つきすぎれば自我を宿すための媒体を失い、思考レベルが低下してしまう。

ローはまるで小さな兄妹をあやすような優しい手つきでボロボロのルフィの肉体を抱き寄せた。

「大丈夫、戦いはもう終わったんだ･･･。今治療する」

ローは周囲の肉塊をかき集め、救急箱を開いた。骨を組み、肉を付け、皮膜で覆い縫い付ける。ローのうでの中ですっかり小さくなってしまったルフィの肉体がもとの姿を取り戻した。

「――ユースタス屋、お前は」

「見くびるな、自分の体の面倒くらい自分で見られる。大体てめェは機械は専門外だろうが。それよりも自分の体を治せ」

キッドは僅かに残るばかりの肉体と鉄屑を融合させ、機械仕掛けの体を元通りに組み直した。歯車と呼ぶには烏滸がましいような歪んだパーツが組み合って構成された肉体は人体からはかけ離れすぎていて、もはやローでは治せなくなっている。

「――･･････！！お宝は！！」

「･･････目覚めて第一声がそれか、ご挨拶だな」

「あ、トラ男！！治してくれてありがとうな！！お前らが無事でよかった！！」

「･･････全くお前は、――仕方のないやつだな」

ついさっきまでボロボロだったのにすぐに明るさを取り戻したルフィに、ローとキッドは苦笑交じりのため息をついた。

＊＊＊

対話判定

ルフィ→ロー　dice1d10=10 (10)

ロー→ルフィ　dice1d10=6 (6)

キッド→ロー　dice1d10=8 (8) +1

[191 NC 23/04/09(日) 19:57:59]

ルフィからローへの「信頼」　●●●○　→　●●○○

ローからルフィへの「友情」　●●●○　→　●●○○

キッドからローへの「執着」　●●●●　→　●●●○

＊＊＊

「それで･･･、結局『ヒュプノス』とやらはどこにあるんだ？」

しんと静まりかえった塔の底で、三人は石造りの広場を見渡した。

＊＊＊

行動判定

ルフィ　dice1d10=1 (1)

ロー　dice1d10=10 (10)

キッド　dice1d10=10 (10)

[192 NC 23/04/09(日) 20:01:39]

続きは次スレに持ち越そうと思います
ここの判定で全員失敗したらどうしようと思いながら振りましたが、お兄様たちがしっかりしていたのでひと安心です

[193 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 20:03:21]

これ肉は粘土みたいなものだと思ってたけど合ってるのかな

[194 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 20:03:46]

スレ主の文章ほんとに好き……全員生還出来て良かった……

[195 NC 23/04/09(日) 20:09:18]

ちょっと補足

戦闘後のローがルフィにゲロ優しいのは「友情」の発狂描写のつもりれす

１６歳と８歳の友情って想像しにくいので、やっぱり兄弟愛に近い何かになると思ったれすね

記憶はないけど優しいお兄様だった部分が表層に出てきている状態れす

>>193

アンデッドの肉体については「粘菌が充填されている肉体」くらいしか設定が書かれていないので、細かな質感なんかは個人の想像に委ねられているれす

粘土みたいにこねているのかもしれないし、肉の袋のなかに肉を詰めてソーセージの要領で作っているのかもしれないれす

とにかく粘菌の力を信じるとくっつくという部分が重要れすね！ローはお医者様をイメージしながら毎回兄弟を治してあげているみたいれす

[196 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 23:29:57]

ルフィ大失敗してるけど、お兄様2人がバッチリ10を出してるの流石だ
三馬鹿してる3船長もいいけど、ネクロニカらしく兄弟の絆を感じるやり取りする3船長も素敵だ
ここでしか摂取できない空気感でいい

[197 二次元好きの匿名さん 23/04/10(月) 00:06:28]

あぁつまり某石の国のインクルージョンみたいな感じか＞粘菌の力を信じるとくっつく

ともかくスレ主最後の戦闘パート本当にお疲れ様でした。ダイス神が原作厨で毎度解釈一致の展開出してくれるのもすごいけど、原作設定を上手くネクロニカ世界に組み込んだ主のシナリオも構成力がうますぎて感動した

[198 二次元好きの匿名さん 23/04/10(月) 07:25:52]

大変な戦闘だったと思いますがお疲れ様です！
エンドパートも結末も解説も楽しみすぎる！

[199 二次元好きの匿名さん 23/04/10(月) 19:05:21]

次のスレも楽しみ保守

[200 NC 23/04/10(月) 21:09:34]

保守コメントありがとうございます！次スレ立ててきました

【閲覧注意🎲/パラレル】三船長×ネクロニカ Part8｜あにまん掲示板

これで最後になるかな、と思います

あとはエピローグを残すのみです