【SS】白い稲妻にスキャンダル発覚！？お相手は担当トレーナー

1二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:16:18

シチー「タマモ先輩、大変です！」

タマモ「どうしたんやシチー？朝っぱらからそんな血相変えて」

シチー「これ見てください！」

タマモ「なんや、けったいなゴシップ雑誌やないか。アンタがこんなの見るなんて意外やな。…ああ、この雑誌の名前なら聞いたことあるわ。よくワイドショーで名前を聞くねん」

シチー「この中にタマモ先輩の記事が載ってるんです！」

タマモ「なんやて！？ウチはスクープされるようなこと覚えがないで！」

シチー「ほら、このページ見てください！」

2二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:18:19

『白い稲妻は人妻！？お相手はまさかの担当トレーナー』

クラシック・春シニア・秋シニアの三冠をことごとく制覇し、歴代最強ウマ娘と呼ばれるタマモクロス氏。そんな彼女が、未成年でありながら既に結婚していたしていたという情報を弊社は独自で入手した。

最初にその情報を手に入れたのはタマモクロス氏がシニア期になったばかりの正月。福引コーナーに並んで担当トレーナーとお正月デートを楽しむ姿を確認した。
タマモクロス氏は２等のにんじん山盛りを引き当てると、人目もはばからず満面の笑みでトレーナーとツーショットを撮り始めた。

↓積極的に担当トレーナーとツーショットを撮ろうとするタマモクロス氏。

>>4

3二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:20:02

また、その年のバレンタインには担当トレーナーにいじらしくチョコを渡す姿が目撃された。その後のタマモクロス氏は、担当トレーナーに向かって『胸がドキドキする』『いい気持ち』『心臓がバクバクする』と言ったかと思うと、『弟妹に新しい兄ちゃんができた』と大声で笑った。

↓『弟妹に新しい兄ちゃんができた』と喜ぶタマモクロス氏。

4二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:20:53

>>2

タマは春シニア3冠取れないぞ

>>9

5二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:21:25

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6二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:22:13

最後に決定的瞬間を目撃したのは、有馬記念を間近に控えたクリスマスの日だった。記者がクリスマスデート中のタマモクロス氏に突撃取材して2人の関係を問うと、『トレーナーではなく家族』『実家にも紹介済み』であることを認めた。

既に業界では噂になっており、今後は彼女のレースだけではなくプライベートにも目を離せない。

↓担当トレーナーが家族の一員であること認めるタマモクロス氏。

7二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:22:58

タイトルの絶妙な下世話感、嫌いじゃないわ！

8二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:23:13

構わんつづけろ

9二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:23:39

>>4

シニア二年目で取ったんやぞ

>>12

10二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:24:21

センセーショナルなタイトルの釣り記事だと思って開いたら本人も認めててたまげた

11二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:24:32

ファン「知ってた」
トレセン学園「知ってた」
家族「知ってた」
オグリ「そうだったのか・・・」

12二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:24:43

>>9

それなら納得

13二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:26:47

あれっ、ひょっとして噓は言ってない…？

14二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:28:34

タマの反応が見たいわね…
アホかいなって流すのか、ななななんでやねん！って動揺するのか

15二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:28:47

タマモ「…」

シチー「こんな捏造記事…いくらタマモ先輩が有名人だからって…許せない！アタシ、この出版社に抗議しますから！」

タマモ「ま…待て！シチー」

シチー「えっ？」

タマモ「なんか…なんかもやもやするけど…身に覚えがあるような…ないような…昔のことだからよく覚えてへんけど…」

シチー「ええっ！？タマモ先輩本当に結婚してたんですか！？」

タマモ「そんなわけあるかい！トレーナーとは清廉潔白や！」

シチー「…それじゃあ、この福引当てて人前でツーショットを撮った話は？」

タマモ「それは…本当や。ちなみにこの時撮った写真はスマホの待ち受けにしとる」

シチー「じゃあ、バレンタインの話は？」

タマモ「それは…本当や。ホワイトデーにはウチのチビたちのために手作りクッキーをいっぱい作ってくれてな。料理なんて普段せえへんのに、わざわざ教室まで行ってきたんやって。めっちゃうまかったわあ。…そんでな！『これは特別に』ってウチの為だけに稲妻型のクッキー用意してくれてん！」

シチー「…クリスマスの話は？」

タマモ「それは…本当や。こん前な？トレーナーをまたウチの実家に連れてったんやけど、そしたら今度は親戚どころか隣りのおっちゃんおばちゃんたちまで集まって大騒ぎや！みんなして『タマをよろしく』なんて言って照れるっちゅーねん！だけどトレーナーもいい奴やから、すぐにみんなに好かれて大賑わいや！チビたちも懐いて『タマねえの彼氏になったんか？』なんて言い出して…かぁー！あの日ほど顔が真っ赤になった日はなかったわ！」

シチー「…なんか惚気てませんか？」

タマモ「ウチが惚気るワケあるかい…」

16二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:29:20

困った嘘は言ってない。

籍入れてないだけだ。

17二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:31:15

シチー「でも、ヤバくないですか？」

タマモ「何がや？」

シチー「たぶん会見とかすることになるんじゃないかな、って」

タマモ「ははっ…まさかあ、ウチみたいなちんちくりんのゴシップなんざみんな本気にせえへんやろ。…あー、自分で言って虚しいわ…」

ガチャリ

たづな「タマモクロスさん、お昼から緊急会見することになりました。理由はもちろんお分かりですね」

タマモ「う、嘘やろ…」

>>44

18二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:39:52

タマモ「なあトレーナー。もしかして、トレセン学園から除籍になったりとかせえへんよな…？」

トレーナー「大丈夫、走られない、なんてことにはさせないよ」

タマモ「もう中距離と長距離のG Iは総舐めしたから、今年はマイルのG Iもって決めたんや。前人未到に挑戦するってな！…それなのに、のっけからこんなことでつまずくなんて…」

トレーナー「タマモ…」

タマモ「…ほんま、スマンなあ。ウチが軽率だったせいで、こんなことに巻き込んでしまって…」

トレーナー「…」

19二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:41:39

パシャパシャ

タマモ「この度は、皆様に多大なご迷惑をお掛けして、誠に申し訳ございませんでした…」

記者A「担当トレーナーとの男女の関係が噂されていますが、事実でしょうか？」

タマモ「えー、そのような事実はございません」

記者B「雑誌に載っている発言は事実なのでしょうか？」

タマモ「えー、確かに似たようなことを言ったような気もしますが、決してそんなアレではなく、私とトレーナーはそんな関係じゃなくて…」

タマモ（なんやろ…本当のこと言ってるはずなのに胸が痛むわ…）

20二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:43:03

本日の白い新妻スレはここですか

21二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:44:25

良いよね白い新妻タマモクロス

22二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:45:00

トレーナー「ご質問の途中で申し訳ございませんが、私からどうしてもお話ししたいことが一つあります」

司会「はい、何でしょう？」

トレーナー「ありがとうございます。それでは…タマモ！」

タマモ「おおっ！？なんや、急に大声出しよって」

トレーナー「今回、こんなことになってしまって、本当に申し訳ない。ひとえに、担当として、俺の管理不足だった…」

タマモ「…そんな気にせんといてな。ウチがはしゃいであることないこと言いふらしたせいなんやから…」

トレーナー「だけど、今日の騒動で決心ついた。本当は、タマモがいつかレースを引退して、トレセン学園を卒業してから言うつもりだったけど…」

タマモ「な…なんや…」

トレーナー「俺と婚約してくれ！」

23二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:46:16

ﾌｧｯ!?

24二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:47:42

これは急展開
トレーナーが漢を見せたか…

25二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:47:57

ざわっ…ざわっ…

タマモ「はあっ！？アンタ急に何言ってんねん！？」

トレーナー「急じゃない。ずっと、ずっと想っていたことだったけど、担当トレーナーとして相応しくないと思ったから言えなかった。だけど、この会見でタマモとの関係をただの担当トレーナーとウマ娘って言ってしまったら、もう2度とこの気持ちを伝えることが出来なくなってしまいそうで…」

タマモ（な、なんやこれ…？はっ！まさかドッキリか？）

トレーナー「ドッキリじゃない」

タマモ「何ウチの頭の中覗いてんねん！？」

トレーナー「初めて公園で出会った時、俺はタマモの走りに魅かれたけど、一緒に過ごしていくうちに、1人の女性として見るようになって…俺のことを家族って言ってくれた時は本当に嬉しかった。それにあの時…」

タマモ「ちょちょちょい！ちょいタンマや！待て待て待て！少し掛かり過ぎやで！」

記者C「それでは、タマモクロスさん。トレーナーさんの想いに応えられるのでしょうか？」

タマモ「なっ…今すぐ言わなアカンのかいな！？」

記者C「今、世界中のファンがこの公開告白を固唾を飲んで見守っていることでしょう。それに、彼のためにも今すぐその答えを出してやるべきです」

トレーナー「ゴクリ…」

記者「ゴクリ…」

司会「ゴクリ…」

タマモ「…答えなんか、とっくの昔に決まっとるわ」

26二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 19:54:20

シチー「タマモ先輩、大変です！」

タマモ「どうしたんやシチー？朝っぱらから血相変えて」

シチー「これ見てください！」

タマモ「なんや、けったいなゴシップ雑誌…かと思ったらただの週刊誌やんか」

シチー「今年の最も憧れるウマ娘ランキングに先輩が史上最高得点叩き出してますよ」

タマモ「おおっ、それは嬉しいわ！今年はマイルのGIも総舐めしたったからな。それくらい評価してもらわんとバチが当たるで。どれどれ、どんなコメント書いてんのかな、っと…」

『史上最エモウマ娘』
『世界で1番アツアツな告白を受けた全女性の憧れ』
『タマで金、妻で金、ママでも金も秒読みか？』

タマモ「…」

シチー「アタシも同じ女性として憧れるなあ…アイツは変に気を張るから、絶対ダサいことしそうだし…」

タマモ「がああっ！」

シチー「きゃっ」

タマモ「ウチは浪速のど根性ウマ娘やで！？長距離も、中距離も、マイルも制覇した最強ウマ娘やぞ！それなのに、言うに事欠いて『最エモウマ娘』やと！？そんな年がら年中乳繰り合ってるワケないやろうが！ムカついて全身の血管がプッツンしそうや…！」

シチー「ご、ごめんなさい…」