【🎲/閲覧注意】日常で出会うそこはかとないホラー.2.5後

  • 1124/03/10(日) 01:13:48

    スレタイ通り一味がそこはかとないホラーに出会うスレ
    展開はダイス次第その結果が後々に響くかもしれない
    時間軸はジンベエ加入後~エッグヘッド前くらいのはずもしくは謎時空
    ゆっくりまったり進行

    鯖落ちと規制のコンボで前スレ落とした
    2回目だからどうしようかと思ったけど一回始めた以上最後までやりたい

  • 2124/03/10(日) 01:14:08
  • 3124/03/10(日) 01:14:46

    2

    【🎲/閲覧注意】日常で出会うそこはかとないホラー.2|あにまん掲示板スレタイ通り一味がそこはかとないホラーに出会うスレ展開はダイス次第その結果が後々に響くかもしれない時間軸はジンベエ加入後~エッグヘッド前くらいのはずもしくは謎時空ゆっくりまったり進行bbs.animanch.com

    2.5前

    【🎲/閲覧注意】日常で出会うそこはかとないホラー.2.5|あにまん掲示板スレタイ通り一味がそこはかとないホラーに出会うスレ展開はダイス次第その結果が後々に響くかもしれない時間軸はジンベエ加入後~エッグヘッド前くらいのはずもしくは謎時空ゆっくりまったり進行画像探してる間に前…bbs.animanch.com
  • 4124/03/10(日) 01:16:31

    ※多少の一味の日常に捏造が入る
     スレ主は原作と映画数本とアニワン半分程度しか見てないのでそれ以外の媒体の情報はスレ内に入らない

    前スレ続きからやってくけど後からテレグラ使ってまとめる(テレグラの規制が解除されてたら)

  • 5二次元好きの匿名さん24/03/10(日) 02:19:43

    10までうめほしゅ
    一回スレ立て直した?

  • 6124/03/10(日) 02:24:28

    2.ルフィ

    匂いに釣られて、ルフィは匂いの濃い方へ濃い方へとぴょんぴょん跳ねていった。船内に入り、ほどなく一際大きい扉を見つける。壊れかけの扉に突っ込めば、中は広い食堂だった。扉は壊れた。
    「ここ食堂かあ!食堂はいい匂いだよな~」
    サニー号の食堂、もといダイニングも、一日の大半はいい匂いがしている。サンジがキッチンで作る料理やおやつはいつでも最高に美味い。特に肉。あの匂いはルフィを幸せにする。
    そしてこの食堂でも美味しそうな肉のいい匂いがしていた。きょろきょろと食堂内を見渡せば、その匂いの元は壁側の大きなテーブル。幾つものテーブルにどん、と山盛りの料理が並んでいた。
    「おおぉ~~~!!✨」
    肉を中心にずらっと並んだ料理の数々。湯気がたち、鉄板に乗ったものなど僅かにじゅうじゅうと音を立てている。まるでたった今できたばかりですよと言わんばかりに。
    普通に考えたらおかしな事だ。何しろこの船は廃船。新鮮な食材も、料理を作る設備もなければ作る人もいないはず。
    でも間違いなく美味しそうな肉料理が目の前にあって、それはルフィにさぁ食べてくれと訴えていた。

    目を輝かせたルフィは。

  • 7124/03/10(日) 02:26:18

    >>5

    ありがと

    立て直したというかエラー?出てバグった?ぽい

    一回PC落として入り直したら無かったから削除しちゃったんだと思う正直よくわからん何でだ

  • 8124/03/10(日) 02:28:12

    24

    揥

    1.ルフィ 2.チョッパー 3.フランキー

    dice1d3=2 (2)

  • 9二次元好きの匿名さん24/03/10(日) 02:28:59

    あっ

  • 10二次元好きの匿名さん24/03/10(日) 03:40:47

    ルフィも待てだけどチョッパーーー!!

  • 11124/03/10(日) 10:10:38

    4.チョッパー

    重複する声から逃げて逃げて、いつの間にかチョッパーは甲板付近まで上がってきていたようだ。天井から「外」の音が聞こえる事に気づいて初めてチョッパーはそれに気づいた。ちょうどいい。こんな密閉空間みたいなところにいるから余計に怖いんだ、いったん外に出よう。そう思って床下から甲板に続く扉を押し上げた時だった。
    「きゃっ!」
    「えっ ロビン!?」
    少し遠くから耳慣れた仲間の危機感を孕んだ悲鳴に近い声が聞こえた。慌てて甲板に飛び出せば、船先の方にロビンがいて、そのロビンに襲いかかっているらしい誰かがいる。
    船医であるチョッパーの目には、パッと見でもそれが歪であることが見て取れた。けれど今は仲間の危機、チョッパーは形態を変えるとひとっ飛びに甲板を駆けて歪な影に突進し突っ込んだ。歪な影が弾き飛ばされ甲板に転がる。
    「ロビン!大丈夫か!?」
    「チョッパー!」
    ホッとした顔のロビンにありがとう、助かったわと礼を言われてくねくね照れていると、転がっていた影がよたよたと起き上がってくる。ハッとして警戒態勢をとったチョッパーの目が、起き上がった姿を正面からとらえた。とらえた、が。
    「え…」
    歪なのはシルエットだけではなかった。頭から足まで全部おかしかった。頭、腕、胴体、足、尾。それらが全て違う動物のパーツで構成された、腐った剥製をちぐはぐにつなぎ合わせた人形のような…見た瞬間に脳が一瞬バグるようなものだった。つなぎ目から溢れた体液のようなものが床に落ちて、しゅう、と煙があがる。
    「ロビン、これ、何だ…?」
    「わからないわ…でも――」
    ロビンが何かを言いかけた。それを遮るかのようにちぐはぐなそれが獣のような俊敏さで飛びかかってくる。慌てて避けると着地もせずに床にべちゃりと落ちた。大して強くはない、これなら――と思った時。

    ギィ、ギッ…ギギィ――――――…

    「えっうわっ!!」
    「きゃっ!」
    ちぐはぐなそれの突進を躱したところに波に煽られた突然船が大きく揺れて。
    「わぁぁあああああああっ!!」
    チョッパーとロビンは揃って廃船から放り出された。

  • 12二次元好きの匿名さん24/03/10(日) 10:42:56

    本格的にモンスター出てきたじゃん

  • 13124/03/10(日) 11:46:19

    25

    揥

    1.ルフィ 2.フランキー 3.待機組

    dice1d3=2 (2)

  • 14二次元好きの匿名さん24/03/10(日) 20:14:14

    フランキーのニップルライトのお陰でなんとなく安心できるよ

  • 15二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 02:21:04

    このレスは削除されています

  • 16124/03/11(月) 03:06:40

    3.フランキー

    みし、みし、とひび割れた床が悲鳴を上げる船の中を進むうちに、フランキーは強烈な違和感を覚えた。確かに全体の大きさの割に広さのない通路でフランキーには手狭に感じたものだが、それにしたって進めば進むだけ通路が狭まっている。快適さや耐久性の観点から見ても船の構造がおかしい。
    おかしいのはそれだけではない。違和感をもって注視してみれば、進む先を誘導されているのがわかる。例えば左右に分かれた道の片方が微妙に狭いとか、一方の灯りが僅かに強いとか、逆に片方の通路の先が暗くなっているとか、僅かに上がったり下がったりしているとか。
    「妙な造りだぜ」
    船は海の上で船員達の生活を、命を支えるものだ。それがこんな造りになっているなんて、いくら大昔の船といってもフランキーにとっては気分の良いものではない。いっそ改造してやろうか、この船。そう思っていたところ、また通路の先が別れていた。
    「キリがねェな」
    先に成果を見いだせない。ついに立ち止まったフランキーは一度引き返そうと決めた。踵を返して振り返る。
    「…はァ!?」
    振り返った先は壁だった。
    たった今歩いていた通路である。壁をすり抜けてきたわけでもなく、あるべき空間がなくなっていた。一瞬脳がバグったフランキーだが、すぐに表情を引き締めると壁に触れた。腐った木の壁の感触。幻覚でもなく、間違いなくたった今までなかった壁が存在している。
    「この先に進めってか?」
    フン、と鼻を鳴らすと、フランキーは数秒おいて再び前に足を進め始める。別れた通路の灯りが等間隔に続いている方へ曲がる。
    「売られた喧嘩から男が尻尾巻いて逃げるワケにはいかねェよなァ」
    フランキーはニヤリと口角を上げた。

  • 17二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 08:50:23

    安心安定のアニキ

  • 18二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 11:31:58

    フランキー心強すぎて草

  • 19124/03/11(月) 13:24:56

    26

    揥

    1.ルフィ 2.フランキー 3.待機組

    dice1d3=2 (2)

  • 20二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 18:06:11

    ついにフランキーも…

  • 21二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 19:30:25

    また2ばっかりでてるな

  • 22二次元好きの匿名さん24/03/12(灍) 00:06:49

    4.フランキー

    誘導されるまま、行き着いたのは1つの部屋だった。それまでの通路は徐々に狭くなっていったものの、この部屋の扉はそこそこ大きい。ドアノブはまだついていて、フランキーは錆びたそれを捻って扉を開けた。
    「なんだ…この部屋は」
    広さはサニー号の図書室ほどもあるだろうか?部屋の中にはそれこそ図書館のように棚が並び、そこには大小様々な壺がずらりと並んでいた。部屋に入ってみると床の上には絡まった細いものがいっぱいに散らばっている。自身のライトで照らせば様々な色の糸?のようだ。髪の毛ほどの細さながらややごわごわしている。足の裏がそれを踏んだ感触にゾワッとしながら、フランキーは並んだ壺を試しに1つ手に取ってみた。軽い。中には木片のような、固くて軽いものが詰め込まれているようだ。
    ――ガタン
    「ん?」
    船の揺れのせいか、部屋の奥で何か音がした。そちらにライトを向けると入り口と反対の壁に扉がある。ギィ、と外れかけた扉の僅かな隙間から、ぼんやりと光が差し込んでいた。
    「まァだ奥があンのかよ…」
    些かうんざりしながら扉の方へ行き、軽く押す。あっけなく外れて扉は外側に落ちた。――落ちた?
    扉が落ちた先は通路ではなく「外」だった。潮風が霧ごとぶわりと部屋の中に入ってくる。船の揺れでそこから落ちかけて、反射的に壁を掴んだ。
    「どういう設計だよ…」
    手すりも足場もない、塞がれてもいなかった扉。何も知らずに開けてそのまま外に出たら海に落ちてしまう。まったく、と一歩下がろうとしたフランキーの、背を。
    ドンッ
    「あっ」
    誰かが、強く押して。
    「うぉおあああああああああああッ!!?」
    霧の中に、波音に混じってフランキーの叫び声が響いた。

  • 23124/03/12(灍) 00:57:29

    27

    揥

    1.ルフィ 2.待機組

    dice1d2=2 (2)

  • 24二次元好きの匿名さん24/03/12(灍) 07:17:09

    保守

  • 25二次元好きの匿名さん24/03/12(灍) 09:06:06

    ぞわぞわするけどニップルライトでいろいろ照らしてるんだよな…って思うと草

  • 26二次元好きの匿名さん24/03/12(灍) 09:54:38

    ルフィだけが廃船に取り残されたのか…

  • 27124/03/12(灍) 11:02:32

    待機組

    1.ナミ 2.ウソップ 3.サンジ 4.ブルック 5.ジンベエ

    dice1d5=2 (2)

  • 28二次元好きの匿名さん24/03/12(灍) 11:04:27

    ダイスが2を好きすぎる

  • 29二次元好きの匿名さん24/03/12(灍) 12:18:10

    >>25

    ホラー吹っ飛んだわありがとう

  • 30二次元好きの匿名さん24/03/12(灍) 22:33:51

    待機

  • 31124/03/13(ć°´) 05:50:58

    4.ウソップ

    「落ちた!!」
    「ロビンちゃん!チョッパー!」
    「任せい!」
    ウソップの叫びにジンベエが再び海に飛び込む。ジンベエでなければサンジが自ら飛び込んだだろう。ギリギリ踏みとどまったのは一味の船長がおらず両翼の片割れが未だ目覚めないからだ。
    ゾロが救助されてすぐ後、ウソップは廃船の甲板で何者かと戦っているロビンに気づいた。すぐに援護の態勢に入ったウソップだったが弾を撃つより先にチョッパーが駆けつけた。が、直後に波に煽られた船の揺れに抗えず2人揃って放り出される。それを目視してのウソップの叫びだ。
    「ロビンが自分で手咲かせて船に捕まろうとしたみたいだけど上手くいかなかったみたいだな」
    「よりによって能力者2人ってのがね…まあジンベエに任せておけば大丈夫でしょうけど」
    苦い顔をしているナミがウソップから奪った望遠鏡を覗き込みながら言う。ちなみにサンジは3人が上がってきたときのためにタオルを取りに走っていった。
    「こうなるとルフィさんとフランキーさんの身も心配ですね…」
    眼球のない目で廃船を見つめるブルックの言う事は最もで、ウソップとナミは息を呑む。何よりウソップは見ているのだ、ロビンが何者かに襲われて?いるのを。
    「そういえばブルック、お前幽霊がどうのって言ってたけど…」
    「えッ!?まさかウソップさんも見たんですか!?怖ァ~~~い!!」
    「いや、おれが見たのはたぶん実態あったから」
    幽霊じゃない、と続けようとしたウソップの言葉が。
    ――ウォオアアアアアアア…!
    「なにッ!?」
    「今度はフランキーさんですか!?」
    おそらく廃船の後方から聞こえたフランキーらしき叫び声に遮られた。
    「おいおいどうなってんだよ本当に…!!」
    見上げた廃船は、ただギシギシと軋み音をあげながら波に揺れている。

  • 32124/03/13(ć°´) 10:10:48

    28

    揥

    1.ルフィ 2.待機組

    dice1d2=1 (1)

  • 33124/03/13(ć°´) 13:15:22

    3.ルフィ


    ルフィ「んまほ〜〜〜〜!✨」

    大量に並んだ料理を前にして目を輝かせたルフィは、早速びゅんと手を伸ばして。

    ルフィ「いっただっきまーす!」

    掴んだ肉を。



    1.「うんめ〜〜〜!!」

    2.「…あり?」

    dice1d2=1 (1)

  • 34二次元好きの匿名さん24/03/13(ć°´) 15:57:22

    おバカ!!!!

  • 35二次元好きの匿名さん24/03/13(ć°´) 18:32:59

    保守

  • 36124/03/13(ć°´) 22:05:23

    29

    揥

    1.ルフィ 2.待機組

    dice1d2=2 (2)

  • 37二次元好きの匿名さん24/03/13(ć°´) 22:39:06

    待機組

    1.ナミ 2.サンジ 3.ブルック 4.ジンベエ 5.探索(してた)組

    dice1d5=4 (4)

  • 38二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 09:13:46

    ちょっと早いけどほしゅ

  • 39二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 15:50:32

    廃船に残ってる上に飯食った船長…

  • 40124/03/14(木) 23:06:58

    3.ジンベエ

    落ちた2人を片腕で抱えたジンベエは一気に浮上して海面に飛び出した。
    「ブハァ゙ッ!!」
    「2人とも、大丈夫か」
    「はっ…はぁ、えぇ…、ありがとう」
    海面に落下した衝撃と能力者故に抗うこともできず溺れたことによる負荷はかなりのもので、ロビンとチョッパーの荒い呼吸はしばらく続いた。
    「ジ、ジンベエ゙、あり、ありがど…!ゴホッ」
    「構わん、それより無理に喋るでない すぐにサニー号に」
    言いながら泳ぎを止めないジンベエと抱えられる2人だったが、サニー号まであと少しというところで新たに別方向から叫び声が聞こえた。
    ――ウォオアアアアアアア…!
    「えっ!?」
    「今の、フランキー!?」
    「2人とも、ちと辛抱せぃ!」
    2人を抱える腕にぐっと力を込めたジンベエが、反対の腕で海を掻いた。ブワッと間欠泉のような水柱が上がり、ロビンとチョッパーはその勢いに攫われた。
    「きゃっ!?」
    「わぁぁぁあぁあッ!?」
    「ブルック、サンジ!2人を頼む!」
    サニー号の上の方から「ヨホホホ!お任せあれ!」「ロビンちゃんが怪我したらどうすんだ!」との声がしたがそれには返事をせず、ジンベエはそのまま海中に突っ込んだ。フランキーは能力者ではないが、明らかな異常事態が続いている。海にアドバンテージをおく自分が駆けつけるのが一番確実だと判断した。遠くに波に揉まれる光を見つけた。フランキーだ。速度を上げたジンベエの上で、大きな廃船の影が揺れた。

  • 41二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 00:21:51

    海に落ちてなお活躍するニップルライト

  • 42124/03/15(金) 01:31:48

    30

    揥

    1.ルフィ 2.待機組

    dice1d2=2 (2)

  • 43124/03/15(金) 01:32:32

    待機組

    1.ナミ 2.サンジ 3.ブルック 4.探索(してた)組

    dice1d5=3 (3)

  • 44二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 08:28:29

    ほしゅ

  • 45二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 15:20:41

    >>41

    何のことかと思ったらあれか、ジンベエが海の中で見た光

  • 46二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 20:32:29

    助けに行った相手の乳首が光ってたジンベエどんな顔すりゃいいんだよ

  • 47124/03/16(土) 05:08:31

    2.ブルック

    ジンベエが打ち上げた2人を、サンジとブルックがそのままキャッチした。
    「大丈夫ですか、チョッパーさん」
    「び、びっぐりじだ…!」
    ひっしとしがみついてくる船医だが、ひょいと降ろすと同じようにぐったりしているロビンに駆け寄る。
    「ロビン、ロビン大丈夫か!?」
    「えぇ…大丈夫、ちょっと驚いただけよ」
    「なぁお前ら、さっき何があったんだ?甲板にいたあの変な奴はなんなんだ?あの船には何があったんだ!?」
    双眼鏡と見聞色で異常を感じていたウソップが矢継ぎ早に2人に訊くが、訊かれた2人もなんと答えれば良いのかと顔を見合わせた。
    「よくわかんないけど…なんか、色んな動物の体をつなぎ合わせたみたいな…!」
    「!それってスリラーバーグの!?」
    「まさかモリア…いやホグバックがいるのか!?」
    「いや、違う、あれは…あのゾンビ達とは違うよ、上手く言えないけど、もっと気持ち悪い…!」
    ツギハギの死体といえば覚えのある敵だ。が、それとはまた違うらしい。サンジの持ってきたタオルでナミに拭かれながらチョッパーの言葉を補足するロビン。が、肩にかけていたバッグが床におかれている。開いた口から本が飛び出そうになっていて、ブルックはそれを拾おうと手を伸ばした。
    ニュルッ
    「えっ」
    本の間から、黒い何かが飛び出した。は?
    海水で濡れた甲板の上を滑り、数秒でサニー号から海へと飛び出していった。え?
    「…??」
    見間違いだろうか?ただ目の前の事象を見送るしかなかったブルックは、サンジに声をかけられるまでぽかんとしていた。

  • 48124/03/16(土) 08:10:17

    31

    揥

    1.ルフィ 2.待機組

    dice1d2=1 (1)

  • 49二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 11:51:52

    追いついたー!保守!!

  • 50124/03/16(土) 21:42:33

    4.ルフィ


    「はぁ~~、うまかった!ゴチソーサマ!」

    テーブルの上の皿をカラにしたルフィは、ぱん!と手を叩く。満足。

    「うまかったけど、もっと量あったらよかったな」

    満足してなかった。そうだ!と皿を雑に避けて背負っていたリュックをどんとテーブルの上に置く。中からごそごそと取りだしたのはサンジ特製の海賊弁当。かぱっと蓋を開けるとルフィの好物が多めに入っている。

    「やっぱりこれだよなァ!いっただっきまーす!」



    1.バタンッ …Zzz

    2.う~んめ~~~~!!

    dice1d2=2 (2)

  • 51二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 23:13:58

    まあ食うよなルフィなら

  • 52二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 23:38:31

    危険回避?

  • 53二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 08:52:03

    保守

  • 54124/03/17(日) 10:54:37

    31

    揥

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=2 (2)

  • 55二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 20:11:34

    気になる

  • 56124/03/18(月) 00:47:21

    1.サニー号

    「…ハッ!!」
    「あ、ゾロ起きた!!」
    「やっと起きたのアンタ!」
    フランキーがジンベエに救助されてサニー号に上がってきた直後、突然ゾロがビクッと跳ねて起きた。何が起きた!?とキョロキョロするゾロにブルックが端的な説明をする。
    「船から…そうだ、廊下の突き当たりの扉を開けようとしたら気配を感じて、振り返ったら変な奴がいて」
    「変な奴、とは?」
    「あー…なんか、ライオンの頭と…でも体は別の動物だったな 人間みたいに突っ立ってて…」ウーン?
    「!ゾロ、それっていろんな動物の顔とか腕とかをくっつけたみたいな奴だったか!?」
    「あぁ、そうだな そいつに突き飛ばされて、扉にぶつかったと思ったら扉が壊れて、そしたら外が海だったんだ」
    「あン?おめェもか おれも直接外に通じてる扉から突き飛ばされたぜ まったく、ふざけた造りの船だ」
    「そこじゃねェだろ」ビシッ
    「なんだか、あの船は全体的におかしかったわね…」
    「っていうか誰なんだよ、その動物ミックス野郎は!?」
    造りのおかしい船、その中にいた明らかに異形な存在。話を聞いていたサンジが「ん?」と首を傾げる。
    「ちょっと待てゾロ、お前背後に立たれるまでそいつに気づかなかったのか?」
    「あ?あぁ、そういえばそうだな」
    その言葉に全員がしん、と静まる。あのゾロが、背後をとられた?事の深刻さがじわじわと這い上がってきたところ、フランキーが「つーかよ」と顎を摩る。
    「おれァ別のことが気になるんだが」
    「別の?」
    「おう 最初にゾロを船の後方から、次にロビンとチョッパーを甲板の先端から、最後におれを船内の奥から放り出してんだよ」
    「あ…そうか、そうね」
    納得しているロビンにウソップが何だよと被せる。
    「あの船、大きい上に内部はちょっと複雑だったの それなのに…」
    「あぁ この短時間で船の中を後ろから甲板から内部に移動しておれ達を襲うってのは無理がある」
    「そ、それってどういう…」
    「そりゃァ、おめェ」

    「あの船にいるツギハギ野郎は一人じゃねェってことだ」

  • 57二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 08:23:23

    あとルフィだけだ脱出はよ

  • 58二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 16:23:50

    これルフィ戻ってこれる?

  • 59二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 20:34:51

    これルフィ忘れられたりしてないよな?

  • 60124/03/19(灍) 02:33:56

    32

    揥

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=2 (2)

  • 61二次元好きの匿名さん24/03/19(灍) 10:30:11

    >>59

    ほんとだ>>56でだれもルフィのこと言ってない

  • 62124/03/19(灍) 13:17:28

    >>59は未来視でも使えるんスかね…

  • 63124/03/19(灍) 13:24:18

    2.サニー号


    「そんな化け物がいるとか冗談じゃないわよ!」

    「そうだそうだ!聞いてねーぞ!」

    話を聞いたナミとウソップが声を上げる。チョッパーも「おれもうあの船嫌だ〜!」と半泣きだ。

    「さっさと離れましょ!」

    そう言うとナミは…。


    1.「フランキー、クードバーストの準備!」

    2.「誰かルフィ回収してきて!」

    dice1d2=1 (1)

  • 64二次元好きの匿名さん24/03/19(灍) 13:27:17

    >>62

    えっ

    >>63

    えっっっルフィ

  • 65二次元好きの匿名さん24/03/19(灍) 13:28:18

    今まで2率高かったくせにこのダイス!!!

  • 66二次元好きの匿名さん24/03/19(灍) 20:20:13

    誰も名前だしてなくてこわいなってだけだったんだ

    なんで……

  • 67124/03/20(ć°´) 00:15:43

    正直2が出ると思ってた

    救済チャンス来い

    dice1d8=4 (4)

  • 68二次元好きの匿名さん24/03/20(ć°´) 00:23:36

    このレスは削除されています

  • 69124/03/20(ć°´) 00:43:41

    チャンス4回か

    1回目

    dice1d100=70 (70)


    1~40:忘れてる

    41~90:違和感

    91~100:ルフィは!?

  • 70124/03/20(ć°´) 00:45:04

    1回目

    1.ゾロ 2.ウソップ 3.サンジ 4.フランキー 5.チョッパー 6.ロビン 7.ブルック 8.ジンベエ

    dice1d8=8 (8)

  • 71124/03/20(ć°´) 01:15:20

    4.ジンベエ

    「ジンベエは操舵を!」
    「わかった!」
    一味の操舵手はジンベエだ。舵輪を握れば魚人ならではの波をとらえる感覚が冴える。波に揺れる廃船によっておこる二次的な波がサニー号を煽る。
    船内ではコーラ樽を運んだり錨をあげたり帆をたたんだりとクルーたちが駆けずり回って脱出準備をしている。それを操舵席から見て、ふとジンベエは違和感を覚えた。
    「(なんじゃ?何か…)」
    指示を出すナミ、帆をたたむサンジとゾロ、コーラ樽を運び設置するフランキーとチョッパー、錨をあげるウソップとロビン、見張り台に駆け上がるブルック。

    足りない、ような。
    決定的な何かが欠けている、ような。
    目の前で走り回る仲間たちの光景に急にノイズが入ったような感覚に、ジンベエは額に手を当て頭を振った。

  • 72124/03/20(ć°´) 01:16:10

    2回目

    dice1d100=78 (78)


    1~40:忘れてる

    41~90:違和感

    91~100:ルフィは!?

  • 73124/03/20(ć°´) 01:16:56

    2回目

    1.ゾロ 2.ウソップ 3.サンジ 4.フランキー 5.チョッパー 6.ロビン 7.ブルック

    dice1d7=2 (2)

  • 74二次元好きの匿名さん24/03/20(ć°´) 12:35:33

    これ4回気づかなかったらどうなるの…?

  • 75二次元好きの匿名さん24/03/20(ć°´) 18:48:31

    こうなるのさ

  • 76124/03/20(ć°´) 19:12:31

    3.ウソップ

    「上げろ上げろー!」
    鎖の金属音にウソップの声が被り重い錨が上がっていく。あがりきった瞬間のガタンという振動にロビンが足を崩しそうになったのをウソップは反射で支えた。
    「ロビン、お前大丈夫か?」
    「大丈夫よ ありがとう」
    さっきまで海水のせいでぐったりしていたロビンだが、その疲労感がまだ残っているのだろうか。能力者ではないウソップにはわからない感覚だ。
    しかしロビンでこれならあいつはもっとぐったりしていそうだ。海水どころか風呂のお湯ですら毎度…。
    「…ん?」
    「どうしたの、ウソップ?」
    「いや…」
    なんだか今強烈な違和感が胸を突いた。なんだ?
    思考にハマりそうになったウソップの耳に、カンカンカンカン!と大きな音が飛び込んだ。クードバーストの準備が完了したようだ。

  • 77124/03/20(ć°´) 19:24:56

    3回目

    dice1d100=73 (73)


    1~40:忘れてる

    41~90:違和感

    91~100:ルフィは!?

  • 78124/03/20(ć°´) 19:25:36

    ダイスの数値配分せめて80まで下げれば良かったとおもってたらこれだよ

  • 79二次元好きの匿名さん24/03/20(ć°´) 20:24:46

    決定打っぽい忘れてるまでいかないのがまだ恩情レベルだったりする?

  • 80二次元好きの匿名さん24/03/20(ć°´) 23:42:40

    こんだけ違和感あるやつがいるんだから90いかなくても気づくべきじゃないですかね?

  • 81124/03/21(木) 00:45:07

    >>80

    検討する

    まあダイス頼りだが


    3回目

    1.ゾロ 2.サンジ 3.フランキー 4.チョッパー 5.ロビン 6.ブルック

    dice1d6=1 (1)

  • 82124/03/21(木) 08:52:49

    2.ゾロ

    帆をたたみながら一瞬目眩を感じたゾロは頭を振る。目を覚ましてから何度めかの感覚だ。
    「なんなんだ、さっきから…!」
    気がかりはあった。溺れていたせいかあの廃船から放り出されてジンベエに救助されるまでの記憶が曖昧だった。水中で浮上しようとして、何かに首を絞められたことは覚えているのだが。
    カタッ
    「!」
    カタカタカタッ
    「っ、閻魔?」
    何かを訴えるように、愛刀の一振りが震えた。
    何かを訴えている。聞き逃してはいけない何かを。
    ぐっと閻魔を握ったゾロの思考を遮るように、クードバーストの準備が完了した告知音が割り込んだ。

  • 83124/03/21(木) 13:39:40

    今度こそ

    4回目

    dice1d100=21 (21)


    1~40:忘れてる

    41~90:違和感

    91~100:ルフィは!?

  • 84二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 13:48:37

    あらら…

  • 85二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 14:10:26

    今度こそがフラグになったな

  • 86124/03/21(木) 20:09:21

    どうしようかなこれ


    4回目

    1.サンジ 2.フランキー 3.チョッパー 4.ロビン 5.ブルック

    dice1d5=3 (3)

  • 87二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 04:51:15

    よりによって最後…

  • 88二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 09:49:53

    >>79

    最後に決定打きたんでむしろ引き伸ばして落とされましたね

  • 89二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 19:30:28

    待機

  • 90124/03/22(金) 23:52:49

    1.チョッパー

    「急げ急げー!!」
    フランキーと変形で大きくなったチョッパーがコーラ樽を抱えて船内を走る。クードバースト用のコーラ樽は普通のものよりかなり大きく、一味内でも全員が運べるわけではない。他の仲間がそれぞれの配置についている横を駆け抜けて、コーラ設置用の部屋に飛び込む。
    「よォし、樽設置ィ!」
    「おう!」
    ドスン、ドスンと樽を3つの設置箇所に落とす。フランキーがバーを引くとガシャンガシャンと上下にシェイクされ始め、速度がどんどん上がっていった。じりじりと待っているとメーターが振り切れ、カンカンカン…!と準備完了の合図が鳴った。
    「よっしゃきたァ!」
    サニー号自体が波の揺れとは別に振動している。いつでもクードバーストでこの廃船から離れられる状況になって、チョッパーはホッと息を吐いた。
    「これで…!」
    あの怖い化け物がいる廃船から逃げられる。それだけがチョッパーの頭を占めていた。

  • 91二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 05:05:15

    このレスは削除されています

  • 92124/03/23(土) 08:35:13

    クードバースト判定

    dice1d100=78 (78)


    1.偶数=成功(バッドエンド)

    2.奇数=失敗(ワンチャン)

    3.ぞろ目=ルフィは!?(ハッピー?エンド)

  • 93二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 08:38:15

    絶対にバッドエンドにするというダイスの強い意志を感じる

  • 94二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 08:49:24

    ワ…ァ…!

  • 95124/03/23(土) 11:50:28

    33

    揥

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=1 (1)

  • 96二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 20:58:15

    えっこれバドエンなんです?

  • 97二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 00:03:11

    そのまま進むのか

  • 98124/03/24(日) 08:11:06

    1.坃舚

    「はァ~~~、美味かった!」
    ゴチソーサマデシタ!と弁当箱の蓋を閉めてリュックに箱を仕舞う。腹が満たされたら本来の目的の冒険だ。
    「よし、行くか!」
    ひょいと大きいが軽くなったリュックを背負って食堂を出る。
    「なァんか面白ェモンあるかな~♪」

    意気揚々と船内に進んでいくルフィはまだ気づかない。
    その船に、仲間がもう誰もいないことに。

  • 99124/03/24(日) 08:12:00

    34

    揥

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=2 (2)

  • 100二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:22:53

    救済は
    救済はないんです?

  • 101二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 21:59:50

    いやでも残ったのがルフィならなぜだが最終的にハッピーエンドになるんじゃないかって思う

  • 102二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 03:50:13

    先が怖い

  • 103二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 07:28:16

    ここまでダイスが一回もナミに当たってないの逆にすごいと思った

  • 104二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 17:53:42

    待機中

  • 105二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 18:19:23

    エース死亡で仲間の存在を心の支えにしてたルフィが仲間に置いてかれたことを知ったらメンタルやばそう

  • 106二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 20:28:21

    さすがにクードバースト使われたらゴムゴムでも届かないよな?それかニカになって飛んでく?

  • 107二次元好きの匿名さん24/03/26(灍) 01:34:16

    保守

  • 108124/03/26(灍) 13:07:49

    0.サニー号

    ーーーーカンカンカンカン‼︎

    「きた!ジンベエ!」
    「わかった!」
    「全員船体にしがみつけ!いくぞ!」
    船全体が大きな衝撃の予兆に震える。燃料がシェイクされ、ガチャガチャと機械音が響き、船尾の巨大な砲門にエネルギーが集まり、ついに。
    「クー・ド・バースト!!」
    耳が痛くなるほどの砲撃音と廃船を揺らすほどの衝撃を海面に叩きつけて、サニー号は霧の海を突き抜けた。


    太陽を置き去りにしたことに気づかないまま。

  • 109二次元好きの匿名さん24/03/26(灍) 16:19:14

    あっ……

  • 110二次元好きの匿名さん24/03/26(灍) 20:10:16

    えちょっと待てルフィは!?

  • 111二次元好きの匿名さん24/03/26(灍) 21:07:16

    そこはかとないどころじゃなくなってしまったんだが…

  • 112124/03/27(ć°´) 00:05:41

    35

    揥

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=1 (1)

  • 113二次元好きの匿名さん24/03/27(ć°´) 10:14:10

    ルフィが見聞色で気づいてスネイクマンかニカで空飛んで追いかけるしかなさそう

  • 114二次元好きの匿名さん24/03/27(ć°´) 12:41:46

    このレスは削除されています

  • 115124/03/27(ć°´) 12:42:27

    2.坃舚

    「お、いい感じの棒みっけ!」
    そこそこ長くて握り心地も良い木の棒。それをぶんぶん振り回しながらルフィは薄暗い廃船の中を鼻歌交じりに歩いていた。とりあえず直感的に気になった部屋はザッと中を見る。壊れたり外れたりして扉を開ける必要も無い。とはいえ荷物が散乱した客室、棚の中身が床に散らばった物置き、僅かな動物の死骸、そんな部屋が殆どだ。その中には価値のある物があったのかもしれないが、いちいち細かく物色するルフィではない。
    ルフィが求めるのは例えば冒険心を擽るような面白い物、海賊らしくお宝、そんなところだ。また肉があったら最高。
    元は豪華客船の一面も兼ねた商船だったようで、普通の船とは明らかにグレードが違う。こうして廃船となってしまえばその影もないが。
    同じような景色ばかりが続く船内に早くもルフィに飽きがきた頃。
    「お?」
    控えめの灯りにチラと光った小さなもの。床に落ちたそれをひょいと拾って、ルフィはおぉ、と声を上げる。
    「ガラス玉か?いいなァ、これ!」
    鶏卵くらいの大きさの、透き通った綺麗な玉だった。つるっとしてしっかり重さがある。ガラス玉か水晶玉かはわからないが、ともかくその玉はルフィの遊び心を刺激した。
    もっと面白いものがあるかもしれない。そう思ったルフィは玉をポケットに突っ込んでさらに奥へと進んでいった。

  • 116124/03/27(ć°´) 14:34:52

    正直なんだかんだ脱出できると思ってた
    どうするかなこれ
    状況悪化させるしかないかな

  • 117二次元好きの匿名さん24/03/27(ć°´) 14:56:51

    サニー飛んだ先に誰かがいて「船長はどうした」って聞かれればワンチャンあるか?

  • 118二次元好きの匿名さん24/03/27(ć°´) 15:06:28

    >>116

    より悪い方に舵をきろうとするな

  • 119124/03/27(ć°´) 15:28:51

    36

    揥

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=2 (2)

  • 120124/03/27(ć°´) 18:52:16

    クードバーストから着水したサニー号


    1.「はァ、なんだったんだあの船…」

    2.「帆を下ろしてもっと離れましょう!」

    dice1d2=1 (1)

  • 121124/03/27(ć°´) 19:24:17

    1.サニー号


    ドォォン、と大きな音と体が浮くほどの衝撃と船体が隠れるほどの飛沫を上げて、サニー号は海面に着水した。長い浮遊感の後の衝撃から立ち直って、誰ともなく溜息を吐く。

    「はァ、なんだったんだあの船…」

    「ゴーストシップってやつですかね、そのまんまの意味で…」

    「いくら新世界だっていったって、何でもアリすぎるだろ」

    全員ぐったりして起き上がれない。それくらい異常な体験だったこともあるが、着水したのは晴れた青空の下。仰向けに寝転がると視界に青空がいっぱいに広がる。あぁ、太陽が眩しい。太陽…。


    1.「あれ?なんか忘れてるような…」

    2.「廃船の怪談なんて珍しくもねェが…」

    dice1d2=1 (1)

  • 122124/03/27(ć°´) 19:25:40

    1.ゾロ 2.ナミ 3.ウソップ 4.サンジ 5.チョッパー 6.ロビン 7.フランキー 8.ブルック 9.ジンベエ

    dice1d9=4 (4)

  • 123二次元好きの匿名さん24/03/27(ć°´) 19:35:30

    気付けサンジ~!

  • 124124/03/27(ć°´) 19:37:35

    「…?」

    青い空を見上げ、輝く太陽に目を細めたサンジはふと呟いた。

    「あれ?なんか忘れてるような…」

    霧の立ちこめる息苦しい暗い曇り空の下から、澄み渡った青空の下、眩しいほどの太陽光…。

    「(なんだ?最近何か、似たような事が…)」

    うぅん、と考え込んだサンジの耳に。


    1.くしゅんっ、と小さなくしゃみが聞こえてきた

    2.廃船について話す仲間の声が聞こえてきた

    3.誰かの腹の虫の声が聞こえてきた

    dice1d3=2 (2)

  • 125124/03/27(ć°´) 19:47:50

    うぅん、と考え込んだサンジの耳に、廃船について話す仲間の声が聞こえてきた

    「結局あれは、怪談的なものなわけ?」

    「うぉぉい止めろよナミ!怖ェーだろ!」

    「ヤメロ~~~!お化けなんていないんだ!あれはただの廃船なんだ~~!!」

    「廃船の怪談ね…怪談自体はいくらでも耳にしたことはあるけど」

    「私、この一味に入る前はたぶん怪談側でした」ヨホホ

    「「(…本当に語られていそうだ/じゃな)」」

    「ロビンは?聞いた事ある?」

    「海の怪談はいくつか…でも船なら、フランキーの方が詳しいんじゃないかしら?」

    「おれか?そりゃァ廃船の怪談なんて珍しくもねェが…」

    うーん、とフランキーが考え込んでいる間に、サンジはひとまず…とダイニングに温かい飲み物を淹れに行った。レディ達の体が冷えては一大事だ。ついでに野郎共の分も。

    「いや待てよ?そういやさっきも何か引っかかったんだよなァ」

    なんだったか…とフランキーは記憶を探った。


    1.奇数:思い出す

    2.偶数:まだ思い出せない

    3.ぞろ目・10の倍数:部分的に思い出す

    dice1d100=91 (91)

  • 126二次元好きの匿名さん24/03/27(ć°´) 19:57:01

    やっと思い出せたか!

  • 127124/03/27(ć°´) 21:03:47

    フランキーの言葉にウソップが首を傾げる。
    「引っかかるって、何が?」
    「思い当たる事があるのか?廃船の怪談について」
    「廃船の怪談自体はいくらでもあるぜ」
    「あるんだ…」
    「ただ、あの船で見たモンが色々…」
    脳内であの船で見たものや救出後の諸々を再生させていたのだろうフランキーが、急に止まった。
    「あれ、フランキー?」
    「止まりましたね」
    「なんだ、バグったか」
    「こいつに対して言われるとガチか冗談か迷うわ」
    「――――――それだ!!!」
    「何が!?」
    ウソップの言葉に被せるように叫んだフランキーにチョッパーが悲鳴を上げる。何が"それだ"?
    「昔トムさんに聞いた事があるぜ、海を漂う"迷い船"の話を!」
    「迷い船?」
    「彷徨う船の怪談なら、いくつかあるけど…」
    「いくつもあるのかよォ~~~~!!」
    「その中の1つということか?」
    抱き合って嘆くウソップとチョッパーをスルーして、ジンベエが続きを促す。
    「正式な名前はおれも知らねェ たぶん話し手によって名前が違うんだろう」
    「怪談あるあるですねェ」
    「そもそも今回の話については元ネタがあるんだ」
    「元ネタ?」
    なんだそれ、とゾロが眉を寄せると、フランキーは答える代わりにロビンを見た。
    「おめェなら聞いたことがあるんじゃねェか "マヨイガ"って話をよ」
    「マヨイガ…迷い家ね!」
    聞き慣れない単語になんだそれと全員が目を瞬いたところで、サンジがちょうどダイニングから人数分の飲み物を持って出てきた。

  • 128二次元好きの匿名さん24/03/27(ć°´) 23:20:02

    というか帆 帆を見ろ
    誰もつけてないのに麦わらはおかしいだろ

  • 129二次元好きの匿名さん24/03/27(ć°´) 23:31:28

    >>128

    たぶんな、>>120で帆をおろすの後回しになっちゃったから…

  • 130124/03/28(木) 02:36:51

    「ロビンさんも知ってるんですか?」
    「えぇ でもフランキー、あれは訪れた者に富をもたらす…確か山の中の家じゃなかったかしら?」
    「富…お宝!?」キラーン
    「うぉ、ナミの目が輝いた」
    「あぁ、迷い家ってのはそうだな ざっくり言うと1つだけ宝を持って帰れる幻の家だ」
    「でもあの船、お宝っぽいものなんて無かったぞ」
    「持って帰れる…お前ら、何か見つけたのか?」
    「おれはこの酒…なんだが、中にいた蛇がいなくなってんな」
    「蛇ィ!?」
    「アンタ何飲もうとしてんのよ!!」
    「蛇が漬かった酒ってのがあるんだよ!」
    「衛生上大丈夫なのかそれ…チョッパー達は?」
    「おれ化け物とか動物の死骸を見ただけだぞ」
    「私は古い本と…あ、そうね、そういえば日誌を見つけたわ」
    「日誌?」
    「えぇ でも普通の日誌じゃなくて、何かの飼育記録か実験記録みたいなものだったの」
    これよ、とロビンが取り出した古びた日誌を見て、ブルックはおや?と気づいた。あれはさっき、何か黒いものが流れ出た…飛び出したようにも見えた日誌だ。ブルックがそれを口に出す前にロビンの目が広げた日誌の中を見て、見開かれる。
    「…そんな」
    「ロビン?」
    小さく呟いて次から次にページを捲る姿にナミがロビンを呼ぶが、ロビンは1つ息を吐いて、それから仲間達に見えるように日誌を開いた。
    日誌の中の文字は1面に幾つか、バラバラに散らばっているだけだった。

  • 131二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 06:41:04

    マヨイガってよもつへぐいとセットなこと多かった気がする
    ルフィ大丈夫か?

  • 132二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 10:24:32

    思いっきり食べてましたね

  • 133匿名24/03/28(木) 16:31:41

    保守

  • 134二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 23:27:48

    これからどうなるのか怖いような気になるような

  • 135124/03/29(金) 04:40:59

    ロビンから日誌を受け取ったフランキーは数ページ捲って「なるほどな」と頷いた。
    「迷い家は当人にとって値打ちのあるモンを持ち帰れる家だ おれが聞いた話の時も、最初はその一点に準えて迷い船と呼ばれたんだろうよ」
    「とはいえこれらを見るに、お宝という感じはしませんねェ」ヨホホ
    「ああ …おれが昔聞いた事をそのまま話すぜ」

    その船は霧の中から現れた。海賊達はお宝目当てに巨大な廃船に乗り込む。大きな宝石のついた宝飾品、金と宝石の大剣、蝶が舞う絹織物、貴重な古文書、宝の地図…。海賊達は船中から色々な宝を持ち帰ろうとした。ところがその船には怪物がいた。怪物に襲われた海賊達はそれぞれ1つの宝を持ち帰った。ところが。

    「いざ船に戻ってみりゃァ指輪についてた宝石がねェわ古文書は文字が消えてて読めなくなってるわ、結局ガラクタ掴まされたってこった」
    「何よそれ!詐欺じゃない!」
    「詐欺…?」
    「なんでそんなことするんだ?勝手にお宝を持って行こうとした罰的なやつか?」
    「さァな それにオチはここじゃねェ」
    「えっまだあるんですか?」
    「全然いいモンじゃなかったな ほらチョッパー、ココアだ」
    「わー!ありがとうサンジ!」
    「美味しいし、温まるわ…」ハァ
    「それにしても、それじゃあお宝をくれる船どころか厄災をもたらす船って感じね…あ、美味しい」
    「幸せ~~~~~~~~~♡」
    「お前はいつでも幸せそ…あれ?」
    ハートを飛ばしつつくるくる周りながら自分にカップを渡してくる器用なサンジに呆れた顔をしたウソップだが、そのトレイを見て目を瞬く。
    「サンジ、それ誰の分だ?」
    「あン?」
    「お前の分含めても1つ余るぞ」
    「何言… え?」
    トレイの上に残ったカップは2つ。ウソップの指摘通り、全員に行き渡ったはずの飲み物がサンジの分を差し引いても1つ余る。あり得ない事にサンジ以外の仲間もぽかんとした。ただ一人フランキーを除いて。むしろフランキーは「なるほどな」と何か納得した様子で話を続ける。
    「…で、これが最悪なところなんだがな」
    フランキーは一呼吸おいて、その先を口にした。
    「その海賊達は後になって気づいたんだ 一緒に廃船に乗り込んだ仲間が一人廃船から戻らず、自分たちもその時まで仲間の存在を忘れていた事に」
    ザーーーン…という耳慣れた波の音が妙に遠く聞こえた。

  • 136124/03/29(金) 05:16:07

    「仲間を忘れてた…?」

    「え?え?それどういうことだ?」

    「そのまんまさ その海賊達は廃船に仲間を一人残し、そいつの事を忘れたまま廃船から離れちまったんだ」

    「いやいやいや、なんでだよ!?仲間忘れるとかあり得ねェだろ!?」

    「そうか?そのあり得ない、を、おれ達ァドレスローザで体験しただろうが」

    「あっ…」

    「ドレスローザ?」

    「触れた対象をおもちゃにした上にその人の事を人々の記憶から消してしまうという能力者がいたのよ」

    「何それ怖ッ!!」

    「そうか… 確かにいたな、そんな奴が」

    「"あり得ない"はずのことが"あり得る"…それがこの海じゃからな」

    「じゃああの怪物…おれ達を海に放り投げた奴が能力者だったのか?」

    「さァな そこんとこはわからねェ」

    だが問題はそこじゃねェ、とフランキーは人差し指を立てる。

    「確実なのは、今あの船におれ達の仲間が一人取り残されれるって事だ そしておれ達は、そいつの事を忘れてる」

    仲間達が信じがたいと表情を凍り付かせる。フランキーだって今の今まで与太話だと思っていた。けれどあのサンジが給仕の数を間違えた。そのことでフランキーは確信したのだ。サンジの体に染みついた習慣が、今ここにいない"もう一人"の存在を裏付けていると。

    「それって…それが本当なら、大変じゃない!」

    「おい誰だ!?おれ達は誰を忘れてるんだよ!?」

    一度シュガーの能力でロビンを忘れ、その事に気づいて愕然とした事があるウソップはあの時のゾッとした気持に再び襲わた。今があの時と同じ状態だとしたら…。

    「忘れてしまった仲間の事を思い出す方法はないの?」

    「おれが聞いた話じゃその辺は何も言及されてなかったな」

    「つまり自力で思い出すしかねェってことか」

    「あ、じゃあ…」


    1.サニー号の中に痕跡を探す

    2.知り合いに訊く

    dice1d2=1 (1)

  • 137二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 13:14:12

    ルフィって私物あるんだろうか…?

  • 138124/03/29(金) 17:04:19

    「この船の一員なら部屋かどこかに痕跡があるはずよ、私物とか…」
    「それだ!探そう!」
    「部屋を見てくるわ、ロビンはここにいて!」
    「おれも男部屋を調べに行ってくる!」
    「おれ、保健室に行くよ あそこにはみんなのカルテがあるから」
    「おれはコーラ樽を持ってくる 」
    「手伝うぜ」
    ゾロがフランキーに続いて降りていく。
    コーラ樽はクードバーストの準備用。もう一度あの廃船に、仲間を迎えに行くために。

  • 139二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 18:53:13

    この流れなら自分たちの海賊旗見れば思い出せそう…!

  • 140二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 20:20:02

    ありったけの夢を かき集め
    探し物を探しに 行くのさ

  • 141二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 20:32:50

    なんでもそうなんだけど 反撃開始って感じの局面ってわくわくするよね…

  • 142二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 20:41:33

    んん?
    これもしかしてルフィの方も忘れてたりする?

  • 143124/03/29(金) 22:08:40

    37

    揥

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=1 (1)

  • 144124/03/30(土) 08:11:57

    3.坃舚

    「コインだ!」
    割れた床の上にぽつんと転がっていた金貨を見つけ、ルフィはパッとそれを拾い上げた。あれからいくつかの部屋を覗いて、通路を進んで少し。拾い上げたのは繊細な彫り物がされた金貨だった。ベリー硬貨ではない。
    「これ、金(かね)なのか?」
    一応硬貨には違いない。あれか、記念硬貨というやつか。記念硬貨って金として使えるんだっけ?
    「今度会った時に見せてやろうかな~」
    そう言ってから、ルフィははたと停止した。見せる?誰に?持ち帰ればすぐ仲間には見せられるしなんならナミにあげる事になりそうなのに。
    「…んん?」
    腕を組んで、ルフィは首を傾げた。うんうん唸って考えて、考えて。
    「…ま、いっか!」
    ちょっと忘れてるだけでそのうち思い出すだろう。それよりも探索だ。なにせ最初にいい感じの木の棒、次に卵サイズの玉、そして金貨。大きくはないがなかなか冒険心を擽られるものがあるようだ。
    「よっし、お宝見つけるぞ~!」
    軽快な足取りで、ルフィはさらに船体の奥へと進んでいく。

  • 145二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 11:28:45

    おや…?ルフィの様子が…?

  • 146二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 13:11:37

    確かローの趣味が記念硬貨集めだったよね?そのことをルフィが知ってるかわからないけどもしかして仲間以外の存在を忘れ始めてる…?

  • 147二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 13:15:53

    まさか記憶をちょっとずつ消していくタイプの敵?
    長居したらマズい感じ?!

  • 148124/03/30(土) 19:49:25

    サニー号が廃船のところへ戻るまで

    dice1d5=5 (5)

  • 149124/03/30(土) 19:50:35

    サニー号が廃船に戻るまでにルフィが廃船の最深部までいったらアウトかもしれない

    次 38

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=2 (2)

  • 150124/03/30(土) 20:52:21

    【5】

    1.ゾロ 2.ナミ 3.ウソップ 4.サンジ 5.チョッパー 6.ロビン 7.フランキー 8.ブルック 9.ジンベエ

    dice1d9=3 (3)

  • 151124/03/30(土) 23:50:36

    【5】

    男部屋に駆け込んだウソップは、まず吊されたボンクを数えた。多い。フランキーなど元々使わない仲間の分を抜いても1つ多い。
    次に男部屋のロッカーの数。これも多い。ここはおれの、ここはサンジの、と数え、残った1つを開ける。鍵はかかっていなかった。中に入っていた物は少なく、どこかで拾った石やら木彫りの置物…いや違うこれただの木片だ。つまりはおよそ海賊らしからぬ、ガラクタと呼ばれる物ばかりで。けれどそれらはウソップにとって、非常に馴染みがあった。
    「いるんだな、本当に」
    きっと自分はそいつと、しょっちゅうバカをやって遊んでた。少ないロッカーの中身からそれを感じる。物の扱いは雑そうだから、きっとしょっちゅう怒られてもいた。
    「待ってろよ…絶対思い出して迎えに行ってやるからな!」
    バタン、とロッカーを閉めてウソップは顔を上げた。

  • 152124/03/31(日) 00:12:08

    次 39

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=1 (1)

  • 153二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 11:57:46

    >>148

    さ、最大値…

  • 154二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 20:15:48

    🎲神が全力でバッドエンドにしようとしてる

  • 155二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 01:16:22

    保守

  • 156124/04/01(月) 08:46:42

    振り忘れてたルフィが廃船の最深部に行き着くまで

    dice1d5=4 (4) +2

  • 157二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 17:11:26

    つまり廃船が連続で出てルフィが一番奥まで行ったらアウトってこと?

  • 158二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 18:08:20

    >>157

    そうじゃなきゃ助かるってことだ

  • 159二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 19:18:19

    >>158

    ルフィの方が回数多いから希望はあるな、ヨシ!

  • 160124/04/01(月) 22:13:47

    【6】


    ギシ、ギィ、ミシ…
    天井も壁も床もひび割れ砕け穴が開いている、そんな通路を、ルフィは鼻歌を歌いながらずんずん進んでいた。今度は何を見つけられるだろう、それとも何もないだろうか。どっちでもいい。
    「♪~♫♩~… ん?」
    ふと何か触れた気がして、棒を振り回しているのとは逆の腕を見下ろす。薄暗がりの中じっと見るが何もない。が、確かに今何かが触れた。細くて儚い、一糸の風のような…。
    「クモの糸かなんかか?」
    ぶんぶんと腕を振るが異常は無い。
    「でっかいクモだったら捕まえてあいつらに見せてやったのにな~」
    でもあいつらにはめちゃくちゃ怒られるんだろうなァ。
    …。…?
    あれ?でかい虫が好きなのは誰で、虫が嫌いなのは…。
    「…んん?」
    誰だっけ?
    ついにルフィは立ち止まり、腕組みして悩み始めた。

  • 161124/04/01(月) 23:00:48

    次 40

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=2 (2)

  • 162二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 23:29:44

    大丈夫さあ前に進もう
    太陽をいつも胸に

  • 163124/04/01(月) 23:33:09

    【4】

    1.ゾロ 2.ナミ 3.サンジ 4.チョッパー 5.ロビン 6.フランキー 7.ブルック 8.ジンベエ

    dice1d8=6 (6)

  • 164二次元好きの匿名さん24/04/02(灍) 08:50:21

    >>162

    その太陽が今廃船に取り残されてるんですよ

  • 165二次元好きの匿名さん24/04/02(灍) 20:13:35

    よしよしこのまま追いつけ

  • 166二次元好きの匿名さん24/04/03(ć°´) 07:57:59

    このレスは削除されています

  • 167124/04/03(ć°´) 08:32:36

    【4】

    担いだコーラ樽を定位置に設置すると、先ほどよりも大きな音と共にくスプリングが揺れた。がしゃんがしゃんと室内の機械が船ごと揺らす勢いで激しく動き出す。メーターがぐんぐん上がるのを、フランキーは揺れる床の上で無意味に足踏みしながらじりじりと待った。
    焦っている。フランキーにはその自覚がある。忘れている仲間の事もだが、それ以上に。
    先ほど仲間達には、1つ言わなかった事があった。いや、ロビンやブルック辺りはわかっているかもしれない。
    あの迷い船は、物理的に海を漂っているわけではない。神出鬼没の怪談だ。つまり今この瞬間に、あの場所にあの船がまだいるという保証がない。もしも自分たちが離れた時点であの場所から消えていたら?忘れた仲間を取り戻すことはほぼ不可能だ。
    「まだ消えるんじゃねェぞ…まだ…」
    フランキーの呟きをかき消すように、クードバースト準備完了の告知音が高らかに鳴り響いた。

  • 168124/04/03(ć°´) 08:33:16

    次 41

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=1 (1)

  • 169二次元好きの匿名さん24/04/03(ć°´) 18:51:12

    うわー廃船サイドか
    ルフィがどんどん仲間のことも忘れてきてて怖い

  • 170二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 06:45:44

    保守

  • 171124/04/04(木) 16:33:13

    【5】


    ギィ、ギィ、ミシッ、ギィィ――…
    鼻歌を歌いつつ一人で進んでいたルフィだが、奥に進めば進むだけ波音が遠ざかり船鳴りが耳に響いてきた。少々滅入るような暗い雰囲気に、むぅ、とルフィは膨れる。ほぼ一定の音程で流れるメロディのようだが、どうにも辛気くさくて眠くなる。やはり海賊の音楽なら明るく賑やかで派手でないと。
    「あいつのならゆっくりでも好きなんだけどな~」
    ぶーぶー言いながら進むルフィはそのあいつが誰で、どんな楽器で奏でていたのかも思い出せていない。
    思い出せていない事にも気づいていなかった。なにせこの船鳴りのせいで、眠くて。

  • 172124/04/04(木) 16:38:16

    このスレ内に終わるだろうか

    次 42

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=1 (1)

  • 173二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 02:02:28

    ああああ〜〜連続廃船…

  • 174124/04/05(金) 13:31:43

    【4】

    眠気に負けそうになりながら船内を進んでいると、どこからともなくいい匂いが漂ってきた。湿気った木材とカビの匂いの中で鼻先を掠めたその匂いを敏感に察知したルフィの目が半分開かれる。ひく、と鼻が動いた。
    「なァんか、いい匂いがすんなァ〜…」
    同時にぐぅ、と鳴る腹。たらりとよだれを垂らしながら、ルフィは匂いの元を辿ってふらふらと進む。
    廃船の奥へ、さらに奥へ。

  • 175124/04/05(金) 13:49:33

    次 43

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=1 (1)

  • 176124/04/05(金) 14:18:23

    【3】

    ギィ…ミシ…ハハ…ギィー…
    臭いを辿って薄暗い通路を歩くルフィは、ふいに船鳴り以外の音が聞こえた気がして足を止めた。
    ワハハ…ギィー…
    「!誰かいる…」
    この時点でおかしい。未来視もつかえるルフィの、見聞色に全く引っかからない声の主達。
    誰だ?船の中、男女複数の、楽しそうな笑い声ーーー。
    脳内のどこか遠くでアラームが鳴る。行くな。引き返せと。辛うじて踏みとどまっている足は、それでも痙攣した。勝手に先に進もうとして。
    さらにルフィは一歩も進んでいないのに、楽しげな声は徐々に近づいてきた。気づけば目の前に扉がある。今の今まで先の見えない暗い通路が続くばかりだったのに。
    笑い声が止んでいた。でも木の扉一枚向こうに奴らはいる。ルフィの意に反して、手が勝手に扉に伸びて。

  • 177124/04/05(金) 14:21:34

    次 44

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=1 (1)

  • 178二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 14:22:17

    このレスは削除されています

  • 179二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 17:06:43

    今回のダイスはバッドエンド希望らしいな

  • 180二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 17:49:41

    ダイス神容赦なさすぎでは?

    >>156で+2してなかったらもう終わりだったぞ

  • 181二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 23:57:13

    さっき2ばっか出していたのに今度は4連続で1か

  • 182124/04/06(土) 10:59:25

    【2】


    ガチャッ


    錆びたドアノブを回すと同時に、賑やかだった部屋の中の笑い声が蝋燭の火のようにふっと途絶えた。
    ドアノブを掴んだ手を少し前に出せば、キィ、と小さな音がやけに耳の奥を突く。
    部屋の中には。

    「あ、やーっと来た!」
    「遅ェぞ、もう先に始めるところだった」
    「さあ早く、ここ座って!」

    そこにいたのは年齢と性別も種族もバラバラな船員達。ルフィの口から「ぇ」とか「ぁ」とか意味のない音が溢れているのも気にせず1人がルフィの腕を掴み部屋の中に引き込んだ。
    「あ」
    バタン、と扉が閉じる。そして彼らはそれはそれは嬉しそうに笑った。

    「待ってたよ、"船長"!」

  • 183124/04/06(土) 11:26:04

    巻き込まれなのかわからんけど夜になると規制かかる…夜間レスしてくれた人達ありがとう


    次 45

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=2 (2)

  • 184124/04/06(土) 12:31:23

    【3】


    「全員準備はいい!?」

    「おう!いつでもいいぜ!」

    「こっちもだ!」

    「よし!…そんじゃあ頼むぜサニー号…!」


    「クー・ド・バースト!!」



    結果

    1.〜90までの奇数=成功(行動回数−1)

    2.〜90までの偶数=失敗(行動回数+1)

    3.99以外のゾロ目=廃船消失(BADEND)

    4.91以上=欠けた仲間のことを思い出す

    dice1d100=77 (77)

  • 185二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:32:42

    終わった…

  • 186二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:34:52

    よりによってラッキーセブンのゾロ目とか芸術点高すぎる

  • 187二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:52:26

    今回の🎲神はバドエン好きに当たってしまったか…無念

  • 188124/04/06(土) 13:28:45

    正直1か2だろうとたかを括ってた

    どうしようかな他の組織まで被害者増やそうか


    次 46

    1.廃船 2.サニー号

    dice1d2=1 (1)

  • 189二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 16:14:46

    こんなオチある?確率1/10以下だよ?

  • 190二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 16:53:15

    そこはかとないどころじゃないバッドエンド確定で正直めちゃくちゃ落ち込んでいる
    よりによってルフィってところがさあ…!!ダイス神厳しすぎる

  • 191二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 18:57:36

    ダイスに慈悲はない
    学んだ

  • 192二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 21:00:33

    バッドエンドそんなに嫌なもん?
    個人的には某過去映画の逆でルフィがいなくなったあとのサニー号メンツが今後どうしていくのかっていうのを見れそうで楽しみなんだけど

  • 193二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 21:15:08

    バドエンも美味しく食べるよ
    この世界線の一味ここまでなんやかんやクルーのピンチの度に帰還してたから最期が船長喪失ネタなのはある意味美しい
    次の世界線の一味の活躍を期待してます

  • 194二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 07:59:17

    バドエンも好きだよ
    それはそれとして絶望はする

  • 195124/04/07(日) 10:05:09

    【1】

    仲間はたくさん集めた。海を渡るための仲間。航海士、船大工、船医、用心棒、金庫番、操舵手、料理人、書記者、他にも大勢。
    あとは最後の1人だけ。船の行き先、在り方を決める者。
    「やっぱりよ、船長がいねェと船は出セねェからな!」
    「キャプテンはどコに行きたい?どこにでも行けるわよ、この船なら」
    ぐるぐるぐる。脳みそが上下左右に回転し、視界が眼球ごとぐにゃりと歪む。声が遠かったり近づいたり聞きとり辛い。甘い匂いと酸っぱい匂い、腐った匂いと香ばしい匂いがごちゃ混ぜになる。頭の中がぐちゃぐちゃになって何も考えられなくなる。

    「さァ、どコへ行く?お頭!」

    ああ、強烈な違和感で吐きそうだ。

  • 196124/04/07(日) 11:39:00

    【0】

    絶望は着水より早かった。
    方向は間違いない。距離も然り。仮に多少ズレていたとしても、あの巨大な廃船が視認できないはずがない。
    着水の飛沫を浴びながら、誰かが嘘、と呟いた。

    ついさっきまで霧が立ち込め巨大な廃船が漂っていたその海には、吹き抜けるような一面の青が広がっている。
    芝生の上で飛沫に濡れた電伝虫がぶるぶると頭を振った。

  • 197124/04/07(日) 11:46:39

    - - - - - -
    ということで残念ながらこのスレでは船長連れ去りエンド
    一応救済というかトゥルーエンド的なルートにはまだ繋がってるので回線安定したら夜にでも続きスレ立てる
    最近急に規制されたりたまに夜中に解除されたり不安定なんで今夜確定ではない
    - - - - - -

  • 198二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 12:25:35

    救済√あるのか!ありがとう待ってる

  • 199二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 13:48:56

    流石にこれはダイス神の意思が強かったな

  • 200二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 21:05:43

    めちゃくちゃ楽しかった ありがとう

オススメ

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