- 1二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 18:38:16
ルディが女の子だった場合の無職転生を妄想するスレです。
※キャラクターに対する過度に暴力的な曇らせや、曇らせのための原作キャラの極端なクズ化は、虐待スレやキャラヘイトになるので、なるべくそのキャラが好きな人が見てもあまり不快に思われないように常識の範囲でお願いします。
>>190は次のスレ立てをお願いします。
※次のスレを貼る人はこれをテンプレにして下さい。
↓前スレ
ここだけルディが女の子だった世界線72|あにまん掲示板ルディが女の子だった場合の無職転生を妄想するスレです。※キャラクターに対する過度に暴力的な曇らせや、曇らせのための原作キャラの極端なクズ化は、虐待スレやキャラヘイトになるので、なるべくそのキャラが好き…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 18:38:49
- 3二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 18:47:50
何故かものすごく人気です(1月2日初スレ)
- 4設定衆22/01/22(土) 18:49:55
ルディ子(名前ルーディア、ルディア)
・小さい頃はちょっと生意気で小賢しく口が回った
・エリスとの初夜でアルスとクリスがいるシングルマザー
・妊娠しやすい呪子
・男性不信の男性恐怖症
・子供たちを温めるための火属性や水属性が得意
・低身長巨乳(149くらい…?)
・14歳からずっと母乳が出ている
・もしかして*よわよわ…?
・ジュリのことを子供のように想っている
・ノルンやアイシャにお母さんみたいに振舞っているが誰もいない時ゼニスに甘えている
・ナナホシにも甘えられてる
ルディ呪子概念
・妊娠しやすい。出産までの期間が早くなる。
・生まれた子供は膨大な魔力や、強い力を持つ
・子供への愛情が強くなる
・ずっと若々しい見た目、寿命は人族と同じ
・妊娠している子供の安全性が爆上げ
・出産時肉体活性化
AIの呪い
・子供の成長が早くなる
・子供が呪い子になる
#二次創作 #恋愛 【TSルディネタ】我が子【※エリスファン閲覧注意】 - 02 インテンシティの小説 - pixivエリスの子だ。 たった今、俺の中から生み出された二つの命を見てそう感じた。 顔を真っ赤にして、割れんばかりの声で力強くなく赤子。そして二人の深紅の髪がエリスとのつながりを否応なしに感じさせた。 女としてこの世に生を受け、初めてこの身をささげようと決めた相手、エリス。 だが、エリス...www.pixiv.netここだけルディが女の子だった世界線SSまとめ(許諾もらえたもののみ) Wiki*wikiwiki.jp - 5二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 19:00:10
- 6二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 19:00:56
- 7二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 19:03:39
美しい…からな
- 8ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 19:05:27
- 9二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 19:05:58
転移事件をルディ子が村から出てなかったルートでやる時はノルンと2人揃って別の場所に飛ばしてパウロ追い詰めたくなるくらい好き
- 10二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 19:06:08
- 11二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 19:06:18
好き!
- 12ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 19:07:20
>>10はい、書きます。ただこれから書き始めるので投稿は遅くなります。
- 13二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 19:13:51
しかし…まさかアイシャでこんだけ加速するとは正直思わなかったな
アイシャ編の扱い的にも埋まってない地雷かと - 14ssアシタカ22/01/22(土) 19:14:21
じゃあそれ終わったら私も書きます
- 15二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 19:15:16
…やべぇぞ!!休日恒例SS洪水だ!
- 16二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 19:31:16
ここから数時間はSS投下祭りになりそう
- 17二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 19:31:16
ところで複製母体老デウスの見た目は救出後ゼニスをもう少し大人しくした感じで儚げな瞳してるけどもヒトガミ関連だと眼の中に憎悪が溢れ出す感じだと当方が喜ぶ
- 18二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 19:59:11
アルスやクリス、ルーシーにジーク、ララにリリ・・・
そうか・・・この世界の”俺”はこんなに・・・
・・・あぁ、安心した・・
俺とオルステッドでヒトガミはどうにかして見せる、だから精々幸せそうに笑っていてくれ、そこには・・俺たちが厄介ごとなんてひとっつも近づけさせないから・・
くらいに激重感情向けてたりするとおいしい
- 19凡人に囲まれた凡人22/01/22(土) 20:15:01
迷走した感のあるSSですが、お二方の前座を努めたく存じます。
まとめ可です。 - 20凡人に囲まれた凡人22/01/22(土) 20:15:17
『冥王ビタ戦 百合ハーレム√』
「ひっ!?」
目が覚めると私は全裸で、木製の檻の中にいた。
記憶に覚えがある……ここドルディアの村の。
そうだ、段々思い出した。私はレオの事で謝りに来たんだ。でも、10年前と変わらず罪人扱いされて、今回は誤解じゃなかったから捕まったんだ。
しかもレオは実はオルステッド、いや、正確にはペルギウスで認識を操作されていて、本当に操られていたから、私は真っ青な顔で土下座したんだ。
でも、男性恐怖症って分かってもらえたから、見張りはなくて、代わりにリニアが一緒に入ってくれたんだ。
なんて優しい娘だろう……誤解されやすいけど、本当はこの子はとても優しくて魔法大学でもいつも盾になってくれて……ん?リニア?
「ニャア……ごめんニャ、ボス、ちょっとヤバい事になったニャア……」
なんか目が血走ってて、エリスを彷彿とさせるのですが……?
「えと……リニア」
「ニャ、もう雨季終わったニャ?ボスにもわかるニャ?」
「うん、そうだね……あ」
思い出した。雨季が終わるとドルディアの一族は……発情期……。
さぁっと自分の顔が青褪めるのが分かる。ヤバいヤバい、待って待って。
「フシュュュウウ!!もうガマンできないニャ……ボス逃げるニャ!」
「リニア落ち着いて、ちょっ、なんで魔術使えないの!?」
気付けば、シーローンの地下牢にいた。転移?なんでこんなピンポイントに!?
結界の外に出ようと走るも見えない壁にぶつかる。流石にこれはヤバい、助けて、誰か助けて……!!
「ごめんな、ルディ、お前がこんなに辛い思いしてるなんて知らなくて」
唐突に場面が切り替わった。ここ覚えがある。確かミリスの―――
いつの間にか小さくなった、と言っても背はあまり変わらないけど、幼い私を覚えのある懐かしい顔が抱きしめていてくれた - 21凡人に囲まれた凡人22/01/22(土) 20:15:35
**********************
「やだ!置いてかないで!!」
私は恥ずかしい格好で自宅のベッドに縄で縛られていた。
でも、今の私には羞恥心より恐怖心が勝る。パニックになって、子供のように泣きじゃくって……
「ルディ、そろそろ新しい趣向を覚えましょう」
ロキシーが優しく微笑む。どんなにマニアックなプレイを覚えても私が本気で嫌がる事は今までしなかったのに、何か師匠を怒らす事をしたのだろうか。
「大丈夫だよ、ルディ。今日中には帰ってくるから。待ってて」
シルフィが苦笑した。いつも私を腕に抱いて顔を見なきゃ気がすまないのに、飽きられてしまったんだろうか?それとも、知らない内に我慢させてしまったんだろうか。
「大丈夫よ!ルディならきっと我慢できるわ!」
エリスが自信満々に腕を組む。その姿に私はロアの街跡で、残された置き手紙と断たれた髪がフラッシュバックした。
惨めな思いと一人ぼっちになるという恐怖がないまぜになって、3人が笑顔で、でも、私は縛られて、駄目だ、思考がまとまらない。
どうしよう、どうしたらいい、どうしたら……
「あれ?」
気付けば私はバシェラント公国の冒険者ギルドにいた。
いつの間にかボロボロのローブを着込んだ私の隣には、大きな手で片手を握ってくれて……ああ、こんな感じで冒険したかったなぁ……
彼は私の頭を撫でてくれた。
「安心しろ、彼女達はお前を絶対一人にしない、俺と違ってな」
- 22凡人に囲まれた凡人22/01/22(土) 20:15:51
**********************
私はナナホシの奴隷だ。自暴自棄になっていた所を魔力の欲しい彼女に買われてしまった。
私は彼女に役目を貰い、知識を教わり、日々充実した毎日を過ごしている。だけれども、彼女とはそれだけでない。
「ルディ、私頑張ってるわよね」
「うん、そうだね、頑張ってるよ、ナナホシは」
「やった、もっと撫でて」
ずっと気を張り詰めて限界に耐えていた彼女は私に母性を求め、こうやって膝枕を要求する。
ただ、彼女はナナホシだ。そんな甘ったるい展開だけで終わる女じゃない。
「ナ、ナナホシッ」
「あら?ご主人様でしょ?」
ナナホシが膝枕されながら、サディスティックな笑みを浮かべた。
「ご主人様、トイレ、トイレ行きたいです」
「ふふ、駄目よ。我慢なさい……いい顔よ、ルディ?」
「意地悪しないでぇ……」
「あらあら、『泥沼』様も形なしね。大丈夫よ、ルディ。あなたが粗相をしてもあなたのオムツは私が交換してあげる」
クスクスとナナホシは笑う。この女は私にこうやって甘えるくせに、私をイジメるのが大好きなのだ。
「だ、駄目、漏れ……」
私は赤ちゃんになっていた。
おしめ交換を泣き声で要求していた。
覚えがある、この時確か不慣れな手つきで、そうだ、やっぱりパウロがやってきた。
実年齢を考えると恥ずかしいけれども、でも懐かしい。もし、転移災害がなければ平和なブエナ村に戻って家族と笑い合えただろうか―――
「なあ、ルディ」
「あー、だー」
あ、声も赤ちゃんなのね
「悪いが、次のは無理だ。自分でなんとかしてくれ」
へっ、それってどういう………?
- 23凡人に囲まれた凡人22/01/22(土) 20:16:18
**********************
私が目を覚ましたのは、光沢のある薄い絹の天幕で覆われた豪華な寝台だった。
私は全裸の姿に、鉄の首輪をかけられ、首輪は鎖でベッドに結ばれている。
思い出した。ルークに人質にされたシルフィと、オーベールの毒にやられたエリスの命を盾に取られて…………………ちょっと待って、この設定ってことは……ッッ!?
私の推測を答え合わせするように、ベッドの天幕が勢い良く開かれた。
「ごきげんよう、ルディ」
後光をバッグに現れた彼女は聖母のような微笑みを浮かべていた。
でも、私は知っている。彼女は魔王だ。勇者も裸足で逃げ出す大魔王……アリエルだ。
「さあ、ルディ?今日は何して遊びましょうか?うふふ、時間はたっぷりありますからね」
「ひっ!い、い、い、」
私は声にならない絶叫を上げた。
―――――――――――――――――
その頃の冥王ビタ。
(くっ、極上の夢を見せてずっと眠らせたいのに、上手く行きませんっ。トラウマが多いくせに、何でこの娘はこんなに被逆欲求強いのですか!?指輪の邪魔の方がよっぽど夢見心地なの、納得行かないんですが!?)
- 24凡人に囲まれた凡人22/01/22(土) 20:16:46
- 25二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 20:23:04
ブラボー
- 26二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 20:25:15
ロキシーとアリエルはさぁ……
- 27二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 20:28:05
このレスは削除されています
- 28ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 20:28:47
投稿しますね
- 29ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 20:29:04
「お姉ちゃんを喜ばせる方法……ですか?」
「ああ」
ある日のこと私ルディア・グレイラットはオルステッドからそのような質問を受けた。
話を聞いたところオルステッドはお姉ちゃん━━━並行世界の私であるルーデウスに日頃のお礼をするために同一人物である私に相談をしてきたようである。
「ルーデウスを喜ばせるいい案はないだろうか?」
「そうですね……」
お姉ちゃんが喜ぶことそれはオルステッドと一緒にいることだろう。
お姉ちゃんはオルステッドのことを好いている…多分自覚はないだろうけど。ただ、だからといって一緒にいるだけじゃ味気ないそう思った私は
「お姉ちゃんと一日一緒に出かけるというのはどうでしょう」
オルステッドにお姉ちゃんとのデートを提案した。
「……それでルーデウスは喜ぶのか?」
「はいっ!絶対に喜びます!」
私が断言するとオルステッドは「そ、そうか」と言って納得してくれた。
「じゃあ早速計画を考えましょう!」
そうして私とオルステッドとデートプランを考えた。
頑張ってお姉ちゃんとオルステッドをくっつけるぞ! - 30ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 20:29:18
「ど、どうしよう……」
俺、ルーデウス・グレイラットは今非常に困っていた。
一昨日のことである俺はオルステッドに今度一緒に出掛けようと言われた。
この誘い自体は嬉しい。オルステッドと一緒に過ごす時間はすごく居心地がいいし。なら、何故悩んでいるのかそれは━━━
「着ていく服どうしよう……」
服のことである。オルステッドの前で変な格好はしたくないというかできれば格好を誉められたい。しかし、俺は服をほとんど持っていない。このままでは、ろくな格好ができない。そう思っていると
「お困りのようだねお姉ちゃん。」
そう言ってこの世界の俺で妹分であるルディアとその娘であるクリスが入ってきた。何故か大量の服を持って
「いきなりどうした、ていうかその大量の服はなんだ」
「お姉ちゃん、服のことで悩んでいるでしょ?だから私の服かそうと思って。」
「後、ルーデウスママをコーディネートしようと思って。」
俺の質問に対して二人はそう答えた。
「いや、いいよ別に」
「そう言わないで、ほらこれとか似合いそうじゃない?」
「ルーデウスママーこの服も着て!」
「ちょっまっ」
俺の静止も聞かず二人は俺に服を着せ始めた。 - 31ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 20:29:26
「大丈夫かな、俺の格好……」
鏡で自分の姿を確認しながら俺は一人ごちた。あの後、グレイラット家女性陣の着せ替え人形にされた俺は様々な格好をさせられ、最終的には今来ているワンピース姿に落ち着いた。正直こんな装備で大丈夫か不安でしかないが、もう時間もないので行くしかない。…ええいままよ!
「お、お待たせしましたオルステッド様」
「気にするな俺も今来たところだ。」
そんなデートの待ち合わせみたい会話をしながら、俺達は合流した。
オルステッドはいつもとは違い動きやすそうなそうな格好をしていた。いつもと違う装いに目を奪われているとオルステッドに見られていることに気づいた。
…もしかして似合ってなかっただろうか俺が不安に駆られていると━━━━
「ルーデウスよく似合っている」
そう言ってくれた。……不思議なものでその言葉を聞いた瞬間あれだけ俺の心に満ちていた不安感は消し飛び、今は途方もないほどの歓喜だけが俺の心にあった。
「あ、ありがとうございます。オルステッド様もよく似合ってますよ。」
なんとか俺はそう言うことができた。 - 32ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 20:29:41
あの後、俺達は色々なところを回った。綺麗な鍾乳洞、一面の花畑、景色が絶景の山頂他にも色々なところを回った。
どこも楽しかったが、それはオルステッドが隣にいたからだろう。
きっと俺が一人でこれらの場所にいってもここまで楽しくなかった。
「ルーデウスお前の料理はうまいな」
そう思っているとオルステッドにそう言われた、今俺達は昼食を食べている。ちなみに俺の手作りだ。
「ありがとうございます。まぁルディアやアイシャ達には敵いませんが。」
「いや、お前の料理の方が好みだ」
「ほっ本当ですか!?」
「ああ」
その言葉に思わず俺は盛大ににやけてしまう。
━━━ああ、幸せだなぁ。心の底からそう思った。この時間がずっと続けばと思う。
しかし、物事にずっとなんてない。楽しい時間は過ぎ去り別れの時間が来た。
……今日ももう終わりか。
楽しかった時間が嘘だったかのような寂しい気分で俺は
「オルステッド様、今日は楽しかったです。明日からも頑張りますね!……それではさようなら…」そう言った。 - 33ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 20:29:51
「ルーデウス!」
去っていく俺の背に向けオルステッドが彼にしては珍しい大きな声をかけた。
「何ですか?オルステッド様」
俺がそう質うと
「俺も今日は楽しかった。もしお前がいいのなら、また今度一緒に出掛けよう。」
そう言った。
その言葉を聞き、俺は
「はいっ!また一緒に出掛けましょう!」
直前までの気持ちを忘れ、満面の笑みでそう答えた。 - 34ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 20:30:30
終わりです
- 35ssアシタカ22/01/22(土) 20:32:15
良かった…
グレイラット家の守護キャラ以外の生き甲斐のある老デウスは健康に良い…… - 36二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 20:34:57
- 37ssを叩き込むアシタカ22/01/22(土) 20:40:48
- 38ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 20:42:08
- 39ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 20:44:04
>>37頑張って。でも無茶しないで!
- 40遥かな旅路22/01/22(土) 20:52:00
「ここ、は…?」
あれ、たしか俺達はロアの草原で杖の試し撃ちをして……光に、飲まっ
「エリオット!?」
「……ん、んぅ…」
後ろで寝ていた、よく見ると俺には布までかけられていた、エリオットにはかけてないのに……ギレーヌらしくないな…
明らかに夜だけど明るい、あぁ焚き火ね。
一応俺だって護衛は命じられてるのに全部ギレーヌにさせてしまった、謝らないと……
「ギレー、ヌ?…ッ!!」
違う!ギレーヌじゃない!杖は…ある!また誘拐犯か?落ち着け、エリオットと相手に挟まるように……この、髪色、それに、それは…
エメラルドグリーンの髪と額の赤い宝石、ロキシーに何度も教えられたその姿、
''その男''は『スペルド族』だった。 - 41遥かな旅路22/01/22(土) 20:58:51
「エリオット、エリオット!起きて!」
できうる限り声を抑えて叫ぶ、勝てるにせよなんにせよエリオットは先に逃がすべきだ。
でも、エリオットは起きない、覚悟を決めてその男を睨み付ける。
「っ…………」
でも、ロキシーに聞いた話と、その男の顔から感じ取れた感情は余りにもかけ離れていた。
俺は''その顔''を知っている、なんにせよここがどこかも分からなければ逃げることもできない。
ロキシー、私は初めて貴女の教えに背きます。
『お、おはは、おは、おはようございます……』
『!!…』
『私達を食べるんですか…?』
『……いや、子供は食わん』
バカな会話だ、でも、そのやり取りで俺の恐怖は何処かへ消えていた。 - 42ssアシタカ22/01/22(土) 21:01:09
こんな感じで大分ガッツリやっていくけど良いかな?
たまにはしっかり書きたくなって
あとアシタカ時空のルディ子はヒトガミとは日記後まで会いません、他の人間(魔大陸だとエリオット)を操ってルディ子を殺そうとしてます。 - 43二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 21:06:27
おぉぉ・・・これがアシタカのがち・・
- 44ssアシタカ22/01/22(土) 21:06:37
あとめちゃくちゃ長くなるから書いてる途中もガンガン無視して他の書いてってくだせぇ、
スレが止まってしまうから - 45変態の同胞22/01/22(土) 21:07:21
んじゃ前座に1時間クオリティ即興もってけ―
- 46二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 21:07:51
今日はいっぱいSSが来るな…いい事だ
- 47変態の同胞22/01/22(土) 21:07:58
「アイシャ、あなたはルディアお嬢様のメイドにして護衛です、それを心に刻みなさい」
母は常にそう言っていた、生き方を最初から決められていたというのは不幸なのかもしれないが、それに文句があるわけではない
姉さまは素晴らしい人だ、賢く、強く、優しく、美しい、普段はニコニコと笑顔で家族を見守り、愛し、いざという時には害から守るためにあらゆる手を尽くす
私の才能も認めてくれた、家族だと抱きしめてくれた、同じゼニス母様の子だからとノルン姉との扱いに差などつけない態度にはどれだけ救われたかわからない
私の才能すべてを捧げて守ることに異論はない、本懐であるとすらいえる
幼いころは守られるばかりだったが、最近になってようやく守れるようになった・・・姉さまの愛する家族を守るために動けるようになったのだ
だが・・・現実は非常だった
「ふぅ・・・やっとアイシャ姉さんに勝てたか」
弾き飛ばされた木剣と突き付けられたそれに呆然としていると、そんな声が頭を抜ける
「あ・・・・あははは、強く、なったねぇアルス君」 - 48変態の同胞22/01/22(土) 21:08:28
必死になって笑いながらどうにか言葉を絞り出す、ありえない、私が・・・私がようやく守れる番だと思ったのに
アルス君は守る相手でもあると同時にライバルでもあった、彼はいつだって姉さまを守るために強くなりたがっていた、そんな彼が私を超えた・・・?なら、私は・・・?
「うん、おめでとう、それじゃ片づけるからアルス君もすぐに上がりなよ」
木剣を奪うように取って定位置に収め、逃げ出すようにして家に戻る
あぁ・・・・私はどうすればいいんだろうか、何をすればいい?私にどう生きろというのだ
ぼんやりとしながら家事を片づけていると声が聞こえてきた・・・アルス君と、ねえさまだ
「母さん!やったよ、ついにアイシャ姉さんに勝てたんだ!」
「おぉ!アルス凄い!」
あぁ・・・姉さまに知られてしまった
「これでアイシャ姉さんも守ってあげられる!」
は?なにをいっているんだ、逆だろうそれは、私が守るべきなんだ、盗らないでください
「うんうん、アイシャは無理しがちだからねー、アルスも頑張れ!」
「姉さんだけじゃない、母さんも、妹も、弟も、みんな僕が守って見せる!」
無邪気な声が頭に響く・・アルス君のことは好きだ、かわいいしかっこいい弟だ、だが・・・今だけはたまらなく憎かった - 49変態の同胞22/01/22(土) 21:09:03
「だから母さん、もう無理なんてさせないからね!」
・・・・あ
「母さんはいっつもにこにこ笑ってて家に居ればいいようにして見せる!傷の一つもつけさせない」
うん・・・そうだ
「あはは・・ちょっと照れるねーもう、アルスはお母さんのこと好きすぎー」
「ちょ、もうハグははずかし」
にぎやかな声を聴き流しながら立ち上がる
そうだ、私が守るのは姉さまが笑顔でいてくれるためだ、単純な武の腕が及ばないからどうした、強さ比べなんて知ったことか、守り抜けさえすればいいのだ
アルス君は私より護衛だった、護衛の心を知っていた、ある意味武で負けた以上に悔しいが、今は原点を思い出せたことに感謝しよう
「姉さま―!なぐさめてくださーい!」
道化をしながら飛び込み、強敵の顔を心に改めて刻み付ける
「うわ、アイシャいたの!?」
「わぷ、アイシャ姉さん!?」
二人を丸ごと抱きしめてライバルに宣戦布告する
「今度は負けないからね!アルス君!」
試合では負けたけど・・・本業では絶対負けないからね、アルス君。姉さまを守るのは私なんだから - 50変態の同胞22/01/22(土) 21:09:44
- 51二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 21:13:09
…これが縛りか、あらゆる才能を得る代わりに恋愛できない
- 52二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 21:15:45
元々の下地がしっかりしすぎてて分かりやすい意味のない事にとことん向かないの悲しい……
- 53二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 21:17:58
- 54変態の同胞22/01/22(土) 21:20:13
実際一番アイシャの感情引き出して揺らしてるからきっかけさえあれば恋愛に転ぶ・・・といいなぁ
- 55二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 21:21:20
みんな
おふで
はやいなぁ(試験とかレポートとかで中々書けない人並感) - 56変態の同胞22/01/22(土) 21:23:35
- 57ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 21:31:06
- 58遥かな旅路22/01/22(土) 21:31:19
「……じゃあ、貴方が助けてくれたんですか?」
彼はどうやら人間語を話せるらしい、エリオットとも話が通じるし正直ありがたい。
「ああ、お前達はいきなり空から落ちてきた、人族の子供はひ弱だ、火を焚いて暖めていた。」
「そうだったんですね、先程はすいませんでした、私はルーディア・グレイラットです。」
「…!ルイジェルド・スペルディアだ、お前は…俺が怖くはないのか?」
「助けてくれた人を怖がるのは失礼ですよ。」
「不思議な子だな、お前は。」
「よく言われますよ…」
どこか恐る恐ると頭を撫でられる、全く、世が世なら一発逮捕だぜお兄さん。
それにしても彼も災難な、変なレッテルのついた一族に産まれてロキシーにすら誤解されているなんて……って!?スペルド族が居るってことは!
「こ、ここって!もしかして!」
「ここか?ここは魔大陸の端だ、近くの村まで数日もあれば着くぞ、お前達はどこから来たんだ?」
「…………あ、アスラ王国のフィットア領から…世界の端と端ですね……」
「心配するな、必ず俺が送り届けてやる。」
「で、でもここからロアまでは遠いっ」
「子供は余計な気を使わなくて良い、ここで投げ出したとあってはスペルドの誇りに傷がつく、……もっとも、傷だらけの誇りだがな……」
そう自嘲気に微笑むルイジェルドの顔がどうにも痛々しくて、俺はもう少しこのまま撫でられている事にした。 - 59二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 21:33:27
- 60二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 21:38:46
書きたいと思ったなら書けばええんや!
- 61遥かな旅路22/01/22(土) 21:46:03
「ルーディアァ…んぅ?…!?ス、スス、ス、スペ、スペルド!スペルド族!ル、ルーディア!逃げろ!俺が!俺…が…ギ、ギレーヌ!ギレーヌ!!何で来てくれないんだよ!ルーディアが!なんで、ごめん!ごめんルーディア!ワガママばっかりでごめんなさい!ごめん、なさ…うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
エリオットが、泣いていた。
俺だって前世で5年に渡って遊び続けたネトゲがサ終してもここまでの泣き方はしなかった、
……というか!いくらなんでも泣きすぎだろ!誰が助けたと思ってんだよ!
「エ、エリオッ「あれが普通だ」
「………………えっ?」
あんまりだろう、それは、名前も知らなかった俺達を助けて送るとまで言って、これはあんまりだ。
「私は異常ですか?」
「異常だ。」
否定しろよ!してくれよ!
「だが、悪くはない。」
……なんだか無性に腹が立ってきた、けど今のエリオットは錯乱してる、先ずは落ち着かせてあげないと。
「大丈夫大丈夫、怖くないですよエリオット。」
「怖くないわけないだろ…俺達、食われるんだぞ……」
「食べられたりしませんよ、そうですよね!?ルイジェルドさん!」
「あ、ああ、子供は食わん。」
俺はしばらく昔お婆ちゃんがしてくれたようにエリオットの背中を撫で続けた。 - 62ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 21:50:46
>>59了解という訳で投稿。色々設定無視し、内容もひどいけど許してください。
僕の名前はルロイ・グレイラット自分で言うのもなんだが僕は幸せ者だ。優しい家族に裕福な家庭このシャリーアで一番幸せなのは僕だと胸を張って言える。さてそんな僕にも悩みがある。それは
「私ルディアさんのことが好きになっちゃったの。お願いルロイ、ルディアさんとの仲を取り持って!」
同級生が次々と祖母に惚れます。僕の祖母であるルディア・グレイラットは魅力的な人で未だにおばあちゃんに恋心を抱くものは多い。
僕の友達の大半はおばあちゃんが初恋だ。こういった相談も初めてではない。…まぁ女子からの相談は初めてだが。
「いや、無理。おばあちゃん、おじいちゃん達大好きだから。」
「そこをなんとかぁ!」
荒ぶる女友達を必死に押さえていると、
「ルロイ、あんたよく見たらルディアさんそっくりじゃない……この際あなたでも…」
なんか不穏なこと言い出した。
「ちょっまっ」
「待たないわ!」
「ぎゃぁぁぁぁぁ!」
ちなみに僕は無事貞操を守り切ったがしばらく彼女の顔はまともに見れなかった。
ルロイ君…この世界ではおばあちゃんそっくりの男の娘
- 63遥かな旅路22/01/22(土) 21:57:21
「は、はは、始めまして、エ、エエエ、エリオット、ボボ、ボレアス、グレイラットです……」
「エリオット・ボボボレアス・グレイラットか人族は変わった名前をつけるのだな。」
「ボ!レ!ア!ス!噛んだだけだ!名前教えたんだからそっちも教えろよ!」
人間関係を戦いと見立てるなら挨拶は先制攻撃、その教えを忠実に守ってエリオットは噛みまくったあげく怒鳴った相手が誰かを思い出して固まっていた、これじゃ漫才だ。
「そうか、すまん、ルイジェルド・スペルディアだ」
エリオットはまだルイジェルドを警戒している、まぁ子供の頃からなまはげみたいに教えられて来たら仕方ないか。
「ルイジェルドさん、ホラ、撫でてくださいよ!」
「む?あ、ああ」ナデナデ
「ほーら、まだ怖いんですかエリオットは?」
「は、離せよ!ルーディアもこっち来いよ!」
あれ?逆効果か?でも、そんなやり取りをする内にエリオットの恐怖心は消えていた、人類皆兄弟とは言わんが出来れば会話が弾んだ方がいいに決まってる。
「じゃあエリオット、私はもう寝ますね……」
「もう寝るのか?仕方ないな、おやすみルーディア。」
「うん…なんだか、とっても眠いんだ………」
緊張の糸が切れたのか、俺は泥のように眠りについた。 - 64ssアシタカ22/01/22(土) 22:01:18
- 65ルディ子概念を深め隊22/01/22(土) 22:02:25
>>64お疲れ様
- 66二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:04:03
マジでだいぶガッツリ書いてるな…
- 67二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:08:12
また男女両方落としてるこのおばあちゃん・・
- 68二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:08:16
- 69へんたいのへんたい22/01/22(土) 22:12:08
- 70へんたいのへんたい22/01/22(土) 22:13:12
たいけんばん
ラノア魔法大学への入学はとんとん拍子だった、幸運と人の縁に恵まれたということだろう
かかった女医さんがラノア魔法大学で学んだことがあったらしく、その線からロキシーの師匠に事情を説明する手紙を送ってもらい、学びたい旨を伝えたところ、あっさりと推薦するから来いという返事が来た
ロキシーの師匠のジーナス先生は、才能ある魔術師は貴重だし子連れで安定した職に就いてくれそうなロキシーの認める天才なんて都合がよすぎて夢かとすら思ったと言っていた・・・苦労が多いらしい。
寮では男女分かれるし、子連れで環境がころころ変わるのもよくないだろうと小さな家を買った、定住なんて何年ぶりだろう・・
そんな家で私は・・・
「んく・・・・ふ・・・あ・・・だめ、エリオット・・・アルス・・・おきちゃう」
溜まりに溜まった旦那様にがっつり襲われていました・・・明日も学校なのに、ひぃん - 71二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:15:11
- 72二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:15:45
- 73へんたいのへんたい22/01/22(土) 22:16:45
- 74二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:18:32
まぁ絶対そうでしょうね……
- 75二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:21:07
エロばっかのくせに妙にエリオットくんとルディのイチャラブとして完成度高いのなんなんだこいつ…
バカになれるエリオットくんはエロありでないと書ききれないのか…? - 76二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:24:48
エリスだって暇さえあればルーデウス抱き潰してるし当然よ
- 77二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:26:49
- 78二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:30:29
- 79二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:31:34
- 80二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:35:22
- 81二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:36:38
- 82二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:50:38
シルフィはルディ子と過ごした幼少期のシーンと
魔法大学で別の名前と髪色で再会するシーンがいいよね… - 83二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 22:52:42
ずっと大好きなのが強すぎるよね…
- 84二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:00:26
現在3時間経過
投稿SS数5…おかしない!? - 85二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:00:47
シルフィはでろっでろに甘やかす系やぞ(個人の感想です)
- 86二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:01:40
- 87二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:04:45
ねっとり耳元で囁きながら絡み合って、ピロートークもじっくりやって腕枕してあげて、眠るルディ見ながら寝てルディより早くおきるんだよね…
- 88二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:05:19
- 89二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:06:40
- 90二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:13:12
ここに来るのは初めての人かな?
SS倉庫を見に行くもいいし最初のスレを見に行くのもいいぞ
ここだけルディが女の子だった世界線|あにまん掲示板元々ゼニス似だから、ゼニスそっくりになりそう。ルイジェルドかオルステッドとフラグが立ちそう。bbs.animanch.com - 91二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:14:45
- 92二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:18:24
重力魔術かけながらばかでかい岩弾で押し込むくらいの勢いで沼にはめようとしてるな……
全部読むんだぞ♥️ - 93二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:25:58
誰一人逃がす気なくて草
- 94二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:26:35
- 95二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:29:18
- 96二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:31:29
- 97二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:32:18
ありがとう、最初のしかマジで出来上がってないので後から追加送っていきますねー
- 98ルディアとシルフィの耳かき22/01/22(土) 23:35:33
俺の名前はルディア・グレイラット。何故か死んだかと思ったら
女性の身体になって別の世界で生きる事になった元男である。
そんな俺は今、師匠から教わった魔術をこの世界で出来た初めての友達、シルフィに教えている最中である。
シルフィ「ねぇねぇ、今のどうだった!?ちゃんと詠唱出来てたかな!」
ルディア「うん、詠唱はちゃんと出来てたしもうすぐエクスプロージョンも撃てそうだね。」
目を輝かせながらピコピコと耳を動かして俺に魔術が上手くいったか聞いてくるシルフィ。
うーむ、やはりかわいい…前に性別を間違えていたことでちょっとぎくしゃくはしたが、
性別が女性だと分かった後でもその可愛さに1mmも変化はなかった。
そんな風に今日も俺はシルフィの魔術を教えつつ、シルフィのかわいさを再確認していると、
シルフィが何か不思議そうな顔をしてこちらを見つめてきた。
シルフィ「?あの、ルディア?ボクが今詠唱したのはファイアボールだよ?」
ルディア「…え?」
どうやらシルフィがさっき撃ったのはファイアボールだったらしい。そんな馬鹿な。
俺の耳にはちゃんとエクスプロージョンという単語が聞こえていたはず…
シルフィ「………あ、あのさ、ルディア。ちょっと耳貸して…?」
ルディア「え!?あ、ああうん…」
明らかに普段ならしないような間違いに動揺していると、
シルフィがいきなり遠慮がちに顔を近づけて何か言おうとしていた。
シルフィの上目遣いは兵器レベルのかわいさであり、それに俺がNOと言えるわけもなく耳を近づけると…
シルフィ「あ、あのさ…もしかして…ルディア、最近耳掃除してないの?」
…え? - 99二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:39:07
原作無職転生にエリオットってキャラいて草
- 100二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:40:24
- 101ルディアとシルフィの耳かき22/01/22(土) 23:41:49
ルディア「…えっ、そ、その…た、確かに耳掃除は最近してもらってないけど…なんでわかったの?」
シルフィ「その…今日ボクと話してる時に変に聞いてない時があったから…
それにさっきのも明らかに聞き間違えてたし、もしかしたらって…」
確かに私は最近耳掃除をしてもらっていない、何故か分かったかと聞いたら
シルフィの発言から滅茶苦茶証拠が出るわ出るわ…
そういえば今日何故か何回かシルフィの発言が聞こえない事があったし、
さっきの発言なんか明らかに聞き間違えていた。
…うん、そんなに溜まってたのか…早い所掃除してもらった方がいいな…
ルディア「そ、そっか…全然気づかなかったよ、ありがとうシルフィ…
それじゃこのまま魔術の授業やるのも危ないし、今日は一旦ここまでって事で…」
シルフィ「えっ…?きょ、今日の授業終わりなの?今から耳掃除しちゃえば…」
ルディア「それは出来ればしたいんだけどね…私、自分で耳掃除出来ないから…」
本当はもう少し魔術の授業をしたかったが仕方ない。
断腸の思いでシルフィにお礼を言ってから去ろうとしたら引き留められてしまった。
だが、それは出来ないのである。なぜなら俺は…この体では耳掃除が死ぬほど下手なのだ。
ルディア(ゼニスがやってくれる時はすごい上手くやってくれて、
いつの間にか寝ちゃうぐらいなのに…)
何故かゼニスがやってくれる時は普通に出来るのに…不思議な物だ。
しかし今までの少ない経験上、自分で耳掃除する事は難しいし、そうなると誰かにやってもらう方がいいだろう。
魔術の授業も詠唱部分はしっかり唱えないと危ない事があるし、残念だがシルフィには明日また授業を…
シルフィ「そ、そうなの…?それならさ…ボクが耳掃除…してあげよっか?」
ルディア「…えっ?」
…えっ? - 102二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:42:45
- 103二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:48:17
- 104二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:52:30
- 105ルディアとシルフィの耳かき22/01/22(土) 23:53:34
シルフィ「…そ、それじゃあ…いい?私もはじめてだから上手く出来ないかもだけど…」
ルディア「う、うん…自分じゃ上手く出来ないし、オネガイシマス…」
…どうしてこうなった…?
俺はいつの間にか耳掃除用の柔らかい棒を持ったシルフィに膝枕してもらい、
耳に来る綿棒を待つ状態になっていた。
いや、言い訳をさせてほしい、最初はシルフィの耳掃除に少しだけ抵抗したのだ。
子供だけで耳掃除するのは下手したら加減を間違ってしまうかもしれないし、
危ないから少し考えた方がいい、そう言って説得したのだが…
シルフィ「そ、そっか…ボクが治療魔術かければいいかなって思ってたけど、
そうだよね、危ないよね…ご、ごめんね…?」
そんな事言いながら涙目で上目遣いされた。その仕草に俺はあっけなく陥落し、
こうして耳掃除を待つ状態である。…女性の涙に滅茶苦茶弱いな、俺…
- 106ルディアとシルフィの耳かき22/01/22(土) 23:55:27
ルディア「し、シルフィ?その、無理しなくていいからね?
元はと言えば耳掃除してなかった私が悪いんだし…」
シルフィ「む、無理してないよ!いいからじっとしてて、危ないよ!」
一応最終確認を取ると耳をピコピコさせながら顔を真っ赤にしてそう言ってきた。
あっはい大人しくしてます、シルフィの膝枕柔らかくて最高です。
そうして大人しく膝枕を堪能していると、耳にシルフィの手が触れたようで
小さな指のつるつるとした感触が伝わってきた。
シルフィ「そ、それじゃ…いくよ…?」
ルディア「う、うん…や、やさしくしてね…?」
いかん、なんか嫁入り前の娘のようなセリフが出てきてしまった。落ち着け俺。
これは別に結婚した直後でもなくただの友達が膝枕して耳掃除をしようとしてくれているだけだぞ…?
ルディア(いや、十分緊張するイベントだな…うん。)
ええい、この際緊張してしまうのは仕方ない、割り切ろう。
この緊張をシルフィにさえ伝えなければいいんだ。落ち着け…
シルフィ「えっと…ここ、かな?」
シルフィの操る棒の先端がゆっくりと耳の穴に触れる。
そうだ、緊張する事はない。このまま普通に終わらせてしまえば…
(こりっ)
ルディア「ひぅんっ!?」 - 107ルディアとシルフィの耳かき22/01/22(土) 23:59:00
シルフィ「…へっ?」
シルフィの耳かき棒が耳の穴の淵をなぞったと思ったら、
その瞬間、時が止まったように俺達は動けなくなった。
シルフィ「え、えっと…もしかして今の声って…」
ルディア「ち、ちがいます」
シルフィ「まだなにも言ってないよ…?」
耳を上に向けているのでシルフィの顔は見えない。
だが話す声が震えてくるのは伝わってきた。違うんだシルフィ、訳を聞いてくれ。
ルディア「今のは空耳です。いいですね?シルフィ?」
シルフィ「え、ええ…?わ、分かった…」
ヨシ、誤魔化せたな!後は普通に耳掃除を耐えれば…
シルフィ「あ、ここ結構すごいな…」(くいっ、くいっ)
だ、大丈夫…耐えればいいのだ、耐えれば…
シルフィ「ここを、こうして…上に持ってきて…(こりこりっ…)
た、たえればぁっ…
シルフィ「これで…よし!」(すぽんっ…ぐにっ)
「ふひゃうっ!?」 - 108ルディアとシルフィの耳かき22/01/23(日) 00:09:28
だ、だめだ…声が、押さえられないっ…!
な、なんで…?自分でやる時はちょっとこそばゆくて出来なかったぐらいなのに、
シルフィにされると、なんか声が…!
シルフィ「…ルディア、あの、これって…」
明らかにシルフィも勘付き始めている、どうにかして誤魔化さなければ!
な、なきそうだけど我慢して…
ルディア「…シルフィ、あの…耳が、びんかんなだけなので…だから、気にせずやっちゃってください…」
シルフィ「………………っ!?」
あ、あれ?思ったのとなんか違う感じの声が…
これだと変に思われてしまうかもしれない、急いで弁解を…
シルフィ「…うん、そっか。わかったよ。」
ルディア「わ、分かってもらえましたか…!」
よ、よかった。弁解は必要なかったようだ。
分かってくれたのが嬉しくて、つい顔の向きを変えてシルフィの方を向くと――
シルフィの目は、笑っていなかった。
シルフィ「よく分かったから、おりこうさんだから、ちょっとだけ頑張ろうね?
いつもはボクが教わってる分、ルディアにいっぱいお返ししてあげたいから…ね?」
ルディア「し、シルフィ…さん?」
あ、やばいぞこれ。明らかに目の焦点が合ってないっていうか、
何かに目覚めちゃった感じの顔をしているというか…
ヤバい、今耳掃除を続けられたら大変なことになる予感がする! - 109二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:13:47
パウロ「やべぇ!引き離さないとマジでアスラしちまう!」
- 110ルディアとシルフィの耳かき22/01/23(日) 00:15:32
ルディア「そ、そうですか、ありがとうございます。それでは私はこれで…」
シルフィ「えいっ」
急いで逃げようとした私の肩にシルフィの手が伸びて、体重がかかる。
草むらの上に転がった私に、シルフィが覆いかぶさるようにして俺の身体を包み込むと、
顔を赤くしながら微笑を浮かべてこちらを見てきて…
シルフィ「…いいから、ボクにお世話…させて?」
ルディア「…ふぁい。」
はい、勝てませんでした。
結局俺はこの後、ぎゅっと抱きしめられてもう一度膝枕の体勢に戻されて…
シルフィ「ふふ、いい子いい子…それじゃあ、こっちはどうかなー?」
ルディア「ま、まってしるふぃ、そっちはさっきやっひぇ、ひうぅっ…」
夕方、家に帰る時間になるまでずっと念入りに耳を掃除されてしまい
ゼニスが掃除する必要がないくらいにきれいにされてから家に帰る事になりました…
- 111ルディアとシルフィの耳かき22/01/23(日) 00:18:03
おまけ
【おまけ:シルフィとルディアの帰宅後の反応】
【シルフィの家】
シルフィ父(ロールズ)「なぁ、仕事に帰ってきてからシルフィがずっと布団に潜ってるんだが…何かあったのか?」
シルフィ母「さぁ…友達と遊んできた後に布団に潜り込んで、ずっとあのままなんですよ。どうしたんでしょう…?」
シルフィ(布団の中)(あ"あ"あ"あ"あ"っ…………!!!!ボクは一体何をやってるんだぁ…!
ちょ、ちょっとあの時のルディアがかわいく見えたからついあんなに弄って…
明日どんな顔してルディアに会えばいいのぉ…!)
【グレイラット家】
パウロ「…どうしたルディア、さっきからずっと耳を抑えてるが…」
ゼニス「そういえば最近耳かきしてなかったし、溜まってるのかしら?
ルディア、私がお掃除してあげようか?」
ルディア「い、いえ…お気遣いなく…既にやってもらった後ですので…」
(どうしよう、耳かきしてもらった後からずっとあのぐりぐりされた時の
気持ちいいのが耳に残って…く、くせになったらどうしよう…?) - 112ルディアとシルフィの耳かき22/01/23(日) 00:19:32
以上で投下終わりです!小ネタにするつもりがまた結構時間かかってしまった…
今回のお話はまたこちらで投稿予定です、良ければこちらもどうぞ!
ルディ(♀)、特殊魔法を開発する - ハーメルンルディが変な魔法を作ってしまい大変な事になるお話。syosetu.org - 113二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:20:50
あんたかい!!
- 114二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:23:09
- 115ルディアとシルフィの耳かき22/01/23(日) 00:28:43
- 116二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 01:12:39
普通にやっと落ち着いてきただけだとは思うが
休日になると失速するの何か面白いな - 117ssを叩き込むアシタカ22/01/23(日) 01:51:45
- 118二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 01:54:36
アシタカ怖……
それはそれとしてありがとうございます - 119二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 01:56:00
楽しみだねぇ
- 120遥かな旅路22/01/23(日) 02:07:46
「だからギレーヌはすごいんだ!」
「そうか、俺も会ってみたいものだな。」
俺が目を覚ました頃にはルイジェルドとエリオットは完全に打ち解けていた、剣士のあれこれは完全に分からん俺には入り込めん話題だ。
魔大陸、か……これから帰るまでにどれだけかかるか、ちゃんとエリオットを送り届けないと、あと5年も待たせるのに約束の歳を待たずに死んだとか流石のミリス様でも怒る。
いや別にエリオットとどうにかなるつもりなんてまだ無いが。
「ルーディアルーディア!朝食べてないのお前だけだぞ!早く食べて冒険しよう!」
「冒険じゃ無いですよ、ここは魔大陸なんですよ?これからどうやって帰るかを……」
「分かってる!」
絶対分かってねぇだろあんさん、これじゃ許嫁どころか5年後でも専属魔術師だ、このお坊っちゃまに連れ回されてダンジョンで家電をやらされる自分がありあり浮かぶ。
「……ごちそうさまでした。」
「もういいのか?」
「はい、なんだかお腹空いてなくて。」
嘘じゃない、妙に食欲が無いのは本当だ。
…それ以上に渡された干し肉?が死ぬほど不味いせいでもあるが、パウロが魔物の肉はめちゃくちゃ不味いって教えてくれたけど本当だったんだな……
ああ、母さんの手料理が懐かしい……。 - 121遥かな旅路22/01/23(日) 02:19:38
「絶対に動くなと言っただろう。」
何十分かに一回はルイジェルドに隠れていろとだけ言われて待たされていたが、魔大陸はやたらと暑い、じっとしてると気が滅入るしつい追いかけてしまった。
にしてもあんなデカい魔物始めてみたな、さすが魔大陸、スケールが違う。
「ルーディアはお前の姉なのか?」
「違う!」
「同じグレイラットなのだろう?人族は家名で家族を表してると聞いたぞ」
「そうだけど違うんだって!」
「腹違いなのか?種違いなのか?」
「俺達は兄妹じゃない!」
「人族の事はよく分からんが、姉の事はお前が守ってやれ。」
「違うって言ってるだろ!」
「いいから守ってやれ、お前は男だろう。」
「……言われなくても俺が守る!」
う~ん噛み合わん、波長は合うけどお互い話下手過ぎる、ルディちゃん翻訳は必須だな……
そうしてお互いの事を教え合ったり、魔物との戦いに参加したいと頼み込んだりしている内に、最初の村にたどり着いた。
……結局子供は危険なことをするなと最後まで断られてしまった、頑固親父め。 - 122遥かな旅路22/01/23(日) 02:30:02
『ダメだ!そんな怪しい奴等、入れられる訳ないだろ!』
「ロキシー!?」
我が神がいた、こんな辺鄙な所で安っぽい武器を構えて門番をしていた、いや違う、ロキシーがこんなところにいるはずないしいくらなんでも覚えててくれてるはずだ。
『ロキシーを知ってるのか!?』
うわ!近い!顔が良い!ダメよ!私の神はロキシーとミリス様だけなんだから!
「おい!離せよ!」『ロイン、貴様子供に手をあげる気か?』
ワオ、血の気が多すぎる。
それにしても何でこんなに似て……
『ロキシーは、ロキシーは俺の息子なんだ!』
ここロキシーの実家かよ!ということでロキシーの弟子の俺に免じて村に入れてもらえた、早速神の御加護に背中を押されていると思っていたが、試練はここからだった。
『ロキシーが一人、ロキシーが二人…』
まさかこんなやり方で俺の信仰を試される事になるとは、魔大陸、なんて恐ろしい場所なんだ……! - 123遥かな旅路22/01/23(日) 02:42:09
ロキシーのお父様に色々と話を聞かれ、俺とロキシーの歳が同じ(前世込み)だとわかった、なんて事だ、運命を感じざる終えない。
その後ルイジェルドの友人らしい村長の家まで案内され、まっずい魔物の肉で歓迎された、魔物しか肉ねえのかよ魔大陸。
一応火を通して香草と一緒に煮込めばある程度臭みが抜けることは分かった、料理を教えてくれていた母さんとリーリャさん様々だ。
「ん…ルーディア、先に寝る…」
「ちょっと!地べたで寝ないでくださいよ!私の膝使っていいですから!」
「え!い、いいのか?」
「床で寝て寝違えても知りませんよ?ほら…うん、おやすみエリオット。」
ウチの野生児にも困ったものだ、と寝ているエリオットを撫でていると村長とルイジェルドから生暖かい目で見られた。
ふふ、これでも彼、歳上の許嫁なんですよ?情無さすぎ?デスヨネー - 124二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 02:53:09
うーんこれはママ
- 125遥かな旅路22/01/23(日) 02:56:17
「それで、どうするつもりなんじゃ?」
「どうもこうもない、俺がこの子達を故郷まで送り届ける。」
……と、村長とルイジェルドは勝手にこの先の事を話し合っていたが、ルイジェルド、お前町に入れないからって問題が起きたら皆殺しはメチャクチャだろ、目が怖い。
「相変わらず子供の事になると見境がないの、そんな強引なやり方でおぬしの目的は果たせるのか?」
…ルイジェルドは、スペルド族についた汚名を晴らしたいらしい、はっきり言って不可能だ。
こういい差別はクラスたった一つでもどうにもできないような問題だ、世界中に悪評が根付いたものをどうにか出来るわけがない。
だから、聞いてしまった。
「スペルド族が大戦中に敵味方なく殺し回ったのは本当なんでしょう?」
それは殺気だった、見たこともないような形相で掴みかかられ言い放たれる。
「違う!真実ではない!あれはラプラスの陰謀だ!奴が、俺達の忠義を裏切ったのだ!」
俺の震えに気づいたルイジェルドは手を放して気まずそうにした、だから、もう少し話を聞きたくなってしまった。
それから聞かされたのは歴史の裏側、魔族側の強力な奇襲部隊として恐れられていたスペルド族にラプラスが魔槍を渡した。
躊躇いつつも忠誠を示すためにそれを受け取ったスペルド族に待っていたのは、地獄だった。 - 126遥かな旅路22/01/23(日) 03:09:52
魔槍を受け取った彼等は狂い、敵も味方も悉く殺し尽くした、それが誇りだと誰も疑わず、最後には自らの家族すら手にかけた。
狂気はルイジェルドを救おうとした彼の息子が魔槍を砕く瞬間まで続いた。
正気に戻ったルイジェルドの口には彼の息子の指が詰まっていた。
そして、スペルド族には汚名だけが残り、数百年に渡る差別の歴史が始まった。
「スペルド族の悪評は当時自らの誇りを捨てラプラスの槍を受け取らせた俺の責任だ。戦士達の長として、たとえ俺が最後のスペルド族だとしても、その汚名だけは晴らさねばならん。」
最後にそう締め括られた言葉は彼の後悔そのものだった、彼は数百年間、ずっと孤独の中で後悔を続けてきた。
一族の誇りだとか長の義務だとかに全く響くもののなかった俺は、ただその後悔に心を打たれてしまった。
「分かりました、人族の子供の私が手伝えば何かが変わるかもしれません、約束します、私ができる限りをすると。」
「!あ、ああ!よろしく頼む…」
「持ちつ持たれつですよ、これからは仲間ですね、ルイジェルドさん!」
町の外ではルイジェルドに守ってもらって、町の中では俺達がルイジェルドを助ける、俺達ならきっと、故郷まで帰れるはずだ。 - 127遥かな旅路22/01/23(日) 03:19:17
『もっとゆっくりしてくれていいのに……』
ロキシーのお母様に呼び止められるともうどこにもいかなくていい気がする。
『ありがとうございます、でも、帰らないと行けませんから。』
『ロキシーの無事を知らせてくれたお礼だ、安い宿なら何日か泊まれるだろう。それと、昔フラりと寄った刀鍛冶が拵えてくれた刀だ、受け取ってくれ。』
『ありがとうございます。ほら、エリオットも。』
「ご、ご厚意感謝いたします。」
油の入ってないロボットみたいなお辞儀だが、エリオットが礼儀正しくお礼をしているだけで感動も一塩だ。
「じゃあ、これからもよろしくお願いしますね!ルイジェルドさん!」
旅をしながらの金稼ぎなんて冒険者くらいしかないだろう。
先ずは、戦闘に参加させてもらう所から説得だ。 - 128遥かな旅路22/01/23(日) 03:34:19
なんとか町についた、ルイジェルドにこれからの方針で俺も戦うと言って説得に苦労し、想像以上に強かった魔術の威力のセーブに苦労し、『デッドエンド』なんて物騒な二つ名までついたルイジェルドを町に入れるのに苦労した。
最初っからハードすぎる……いかにも呪いのかかってそうな兜を被らせて外せなくなったと誤魔化して、町の衛兵には顔を見せずに入ることができた、でもスペルド族の汚名を払うなら顔を隠してちゃ話にならない。
スペルド族の目印になっている髪をロキシー達と同じミグルド族の青に染め、ロキシーから貰った首飾りを付けさせてスペルド族の名を騙るミグルド族のふりをさせる。
売名行為にデッドエンドの名を騙って結局やることは人助けな少し間抜けなミグルド族、後はミグルド族の部分だけ取っ払って最初っからスペルド族と名乗っていたと言ってしまえば皆も馬鹿馬鹿しくて悪印象だって薄れるだろう。
先ずは何をするにも冒険者登録をするのに俺達の方がが目立たないように俺とエリオットのローブを買った、お揃いだ。
これから俺達の冒険者生活が始まる……! - 129遥かな旅路22/01/23(日) 03:46:13
結果は上々だった、スペルド族を名乗るのに髪も染めていないミグルド族とそれに騙された頭の悪そうなガキ二人の新人パーティー。
チーム名は『デッドエンド』
できるだけ愉快なノリで入っていい感じに大ウケした、隣の大魔神みたいなお坊っちゃまが爆発しないかとこっちはヒヤヒヤだったが。
登録を済ませた後は馬面のコテコテの嫌そうな奴に絡まれた、ルイジェルドの方もよく見ていたが特に俺にしつこく絡んでくる、たぶんロリコンだ。
周りの大爆笑と馬面の馴れ馴れしい態度にエリオットが噴火しそうだったので一先ずギルドを出ることにした。
「その…すまなかったな。」
「何がですか?それよりも大成功でしたよ!この調子でいきましょう!」
「?あれで良かったのか?」
「良かったのです!デッドエンドの名前が笑いの種になった、これだけでも大きな一歩ですよ、これからどういう仕事を受けていくか相談していきましょう!」
そう、先ずは宿だ、二人と違ってか弱い乙女なんだ、早く柔らかいベッドで寝させてくれ! - 130遥かな旅路22/01/23(日) 03:55:14
それから宿を取っている間に鬼っぽい感じの美少年率いるパーティーにナンパされたり、しつこいナンパにキレたエリオットが乱入して少年パーティーが危うく少年パーティーじゃなくなりかけたり、最後まで慌ただしい日が終わった。
「……エリオット、眠れないんですか?」
ふと、目が覚めるとベッドに座っているエリオットと目があった。
「なあルーディア、俺達、帰れるのかな……?」
それは、いつも自信満々のエリオットからは絶対に出ないような言葉だった、当たり前だ、誰だっていきなりこんな遠くまで飛ばされて不安じゃないわけがない、全く気づけてなかった。
「大丈夫ですよエリオット、私が全部何とかして見せますから、一緒に、皆の待つフィットア領まで帰りましょう。」
そう言って、エリオットが寝付けるまで、俺はエリオットを抱き締めながら話し続けた。 - 131ssアシタカ22/01/23(日) 03:58:51
一旦これくらいで……
ノコパラはミグルド族に連れられた小さい魔術師の女のルディ子を見てちょっとロキシーを思い出しているだけでロリコンではないはずです。
あとこんな感じでルディ子がやたら近い距離感でエリオットを励ましたり世話を焼くせいでエリオットの性癖はメチャクチャに破壊されます。
- 132ssアシタカ22/01/23(日) 04:02:18
このまま書いてるとスレ落ちるまで書き続けそうだから一回ブレーキかけます。
ちょうどサンも起きたし朝の散歩行ってくるね…… - 133二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 04:05:02
待てお前どういう体力してんだ
- 134二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 04:06:33
ほんま死なないレベルにはとどめておけよ……?
- 135二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 04:15:04
いい感じにダイジェストされてるとルディの負担の多さが分かるな……
- 136二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 04:26:39
まだ流れ的に半分も残ってるのに土日に終わるのかこれ
終わらせる方が怖いけど - 137二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 04:32:41
シルフィの耳かきASMRが聞きたい人生だった…!!
- 138二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 04:47:54
アシタカが怖いよ…
社畜てみんなこんな体力してんの? - 139二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 06:10:11
オルステッドとの戦いで両腕を失ったルディ子。
両腕を復活させるという、『ザリフの義手』もあるため義理堅い彼女はアリエルを玉座につけた時の褒美として、取っておいてください、と言う。
しかし、オーベールの魔の手によって義手の一部が破壊され、行動に支障が出始める。その一連の流れをうっかりルディ子がもらしてしまったため、アリエルはオルステッドとの会談後、彼にこう言うのだ。
「ルディ子さんは意地を張る事が損だと理解しないようです。そうですね、明日一日中オルステッド様がルディ子さんの壊れた義手を取り上げて、身の回りの世話をしてあげれば、ルディ子もさんも頭ではなく身体で理解するでしょう
配下の教育も主の務めですよ」
アリエルなんかの言葉を真に受けてしまった龍神。
果たしてルディ子は羞恥心に耐えられるのか!?オルステッドは男の本能に逆らえるのか!?
ルーク「人が父親と主君の板挟みに悩んでるっていうのに、なんでこいつらイチャイチャしてるんだ。やっぱり悪い龍神じゃないか!」
ルークの暴走まであと約二週間ほど - 140二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 06:16:03
なぜ漏らさせるんだ…
- 141二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 06:22:41
元からして失言気質だもの……
- 142ルディ子概念を深め隊22/01/23(日) 06:37:55
- 143二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 07:38:06
エリオットが予想以上にきっちり子供してるせいでルディに負担がかかるかかる…
- 144二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 08:09:37
- 145二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 08:11:49
- 146二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 08:17:29
やることやったからね、仕方ないね
- 147二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 08:44:27
このレスは削除されています
- 148ssアシタカ22/01/23(日) 08:55:11
- 149ssアシタカ22/01/23(日) 08:57:31
朝飯も食べたしそろそろ続き書くね……
- 150ルディ子概念を深め隊22/01/23(日) 09:10:36
- 151遥かな旅路22/01/23(日) 09:12:01
起きてみると、エリオットは元気いっぱいにルイジェルドと組手をしていた。
ミグルド族の村で貰った剣もエリオットの手に馴染むらしく、この町に来るまでもエリオットは魔物を切り伏せまくっていた。
ルイジェルドも見込みのあるエリオットに大満足なようで、鍛えたら一流の戦士になると太鼓判を押した、因みに俺について聞くと魔術師の事は分からんと言われた、終いにゃ拗ねるぞ。
『ん?昨日の!おーい!』
『あ、おはようございますえーと、クルト。』
『そうそう!クルトだ!昨日のあいつもめちゃくちゃ強かったし君もかなりの治癒術師なんだろ?俺達とパーティー組まねぇ?』
昨日のナンパ少年達、鬼っぽいクルト、鳥っぽいガブリン、投げ技の強そうな四本腕のバチロウだ。
はっきし言って彼らじゃ足手まといだ、というか懲りないなこいつ、後ろでイライラしてるエリオットが見えないのか?
『私達ももうパーティーを組んでるんですよ、ほら、後ろの彼と三人で。』
『そっか…でも、後で後悔しても知らないぜ?俺達はすぐに有名になってやるからな!''トクラブ村愚連隊''!今から覚えておけよ!』
決まった…みたいな顔をしているがどう見てもギ◯ー特戦隊みたいなポーズで男子中学生みたいなことをされても俺の心の引きニートが痛々しさに悶えるだけだ。
『いいんですよ、私達もすぐにランクを上げて有名になりますから、チームは''デッドエンド''これからはデッドエンドと言えば私達の名前になりますから!』 - 152遥かな旅路22/01/23(日) 09:24:17
最初に仕事選びに躓いた、本来ならバンバン魔物を狩っていくものだが、冒険者はランクの低い内は小間使い上等の便利屋働きを何度かしなきゃいけない。
結局、初仕事は昨日の馬面の言ってたような猫探しになった。
なぜかエリオットがこの仕事が良いと言って、聞かなかった。
「別にエリオットが見つけたらエリオットのペットになるわけじゃないですからね?」
「違う!その、ルイジェルドの目で探すと、その、早いし!先ずは何かやった方がいいだろ!?」
これだ、お坊っちゃまのモフモフ好きにも困ったものだ、隣にいる音速で走りそうな名前のネズミで我慢してほしい、名前だけでモフモフじゃない?確かに。
探しに出る前に依頼主でターゲットの飼い主の女の子に話を聞く、特徴を聞いて、家の場所を覚えて、最後にウチの色男ルイジェルドおじ様の頭撫で撫ででどんな子猫ちゃんもイチコロだ。
「カッコよかったですよルイジェルドさん、あの子なんてもうメロメロでしたよ!」
「そうなのか?」
なんて冗談めかしながら話してるとエリオットにすごい顔で捕獲された、なんなのよもう。 - 153遥かな旅路22/01/23(日) 09:38:22
結局猫探しはルイジェルドの独壇場だった、スペルド族の額にある宝石と何百年も生きてるルイジェルドの経験値についていけるはずがなかった。
なぜか、スラム街の地下で牢屋に放り込まれた猫……猫?やたらデカい猫を見つけて、それを捕まえた思しき三人組を相手に大捕物となった。
とりあえず一番頭の悪くて口の悪そうなこいつに話を聞こ…ヴェッ!?
『調子に乗ってんじゃねえぞクソガキがぁ!』
頭が悪すぎるだろこいつ…っレバーに深めに入った、詠唱ができな……
「お前何してんだ!……ってえ!?」
エリオットの声が聞こえる、まさか捕まったのか?急げ、早く何とかしなゴロン
俺を蹴った男の生首が、ここまで転がって……
目の前には、槍を抜いたルイジェルドが、なん、で、殺すことないだろ、あれだけで、なんなんだ、怖い、怖い、いやダメだ、落ち着け俺、先ずは話を聞いて何でそうしたのか知らないと俺達も殺されかねない、俺は体力がないしルイジェルドの目にかかれば絶対に見つかる、最悪、ルイジェルドを確実に殺さなきゃいけなくなるかもしれない。 - 154遥かな旅路22/01/23(日) 09:45:45
「こ、殺しちゃダメだ!」
「何故だ?子供を蹴るような悪党だぞ?」
「殺すほどじゃないでしょう!?」
「悪党に違いはあるまい。」
ダメだ、価値観が違いすぎる、ルイジェルドがここ何百年も俺達みたいなのを助けて回っていたのに何も進展がなかったのは、これだ、ここまで殺しに躊躇がないと誰だって怖がる。
……エリオットは少しだけ驚いただけで当然かのような顔をしているが……あの暴力の化身はノーカウントだ。
「とにかく、スペルド族のルイジェルドさんが誰かを殺すとどんなに正しくても、スペルド族の悪評になるんです!だから、誰も殺さないでください、私達もルイジェルドさんの事を怖がりたくないです。」
「むぅ…」
そう、落ち着け、ちゃんとダメな理由はある、 - 155遥かな旅路22/01/23(日) 09:46:20
やっべミスった
- 156遥かな旅路22/01/23(日) 09:55:51
ちゃんとその理由に納得してもらってルールにしてしまえばいい、話を聞いていたこいつらには正体がバレたから何とかしなきゃだけど……
殺せばさっき言ったことの意味がなくなる、却下だ。
口止めも、そんな金もないし脅したところでバラされたらそれで俺達の詰みだ、却下だ。
別の町で稼ぐ……にしてもこいつらがバラして他の町でもはたらけなくなったら笑えない、これも当然却下だ。
……いっそのことこいつらを抱き込んでしまおう、こいつらはすぐにランクを上げられるベテランらしく、ペットの調教が上手いせいで人のペットを拐って返すと言うマッチポンプみたいなやり方を繰り返していたらしい。
ルイジェルドが殺した奴に見つかって途中からはズルズルと脅されていたらしいし恨まれてはいないだろう、こいつらのランクの仕事を俺達が受けて、こいつら…ジャリル達に俺達の仕事を受けてもらう。
それなら金を稼ぎつつ町の中でも名前も売れるし口止めにもなる、ランクも上げられて万々歳だ。
大丈夫、俺達はまだやっていける。 - 157遥かな旅路22/01/23(日) 10:05:52
とりあえず捕まえていたペット達は全員上手く逃がして俺達は依頼されてた子だけ連れていく事にした、デッドエンドの仲間になるなら悪事は絶対禁止だ。
「おい!なんだあれは!?」
!?いきなり、からだが浮いて…ルイジェルドに胸ぐらを掴まれていた、スペルド族の話で間違えた時と同じ顔だ、怖い、言葉が出ない。
「離せよ!ルーディアに任せるって言ったじゃないか!」
「あんな悪党と組んで汚名を晴らしたいとは思わん!」
「なんだよワガママばっかり!お前だって悪い事してたんだろ!?なんなんだよお前!ルーディアの言うこと聞けないなら帰れよ!俺達だけでやっていけるんだ!」
「エリオット!もう、そのくらいにしてあげてください……」
「っ………そうだな、すまない、俺が悪かった。」
「い、いいんですよ!そんな事よりせっかくの初仕事なんです!笑って終わらせましょう!」
その後、飼い主の女の子に悪魔にも優しい人がいるんだね!なんて笑顔で言われて凍り付いていた。
そうそう、ルイジェルドはこうでないとな… - 158ssアシタカ22/01/23(日) 10:10:15
- 159二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 10:16:34
こいつ土日なのに休む気無さすぎるだろ
- 160二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 10:23:06
- 161二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 10:28:35
マジで今日中に書き終わりそうで怖いな……
- 162ルディ子概念を深め隊22/01/23(日) 10:40:32
>>158ちゃんと休んで
- 163二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 10:41:35
なんか「ロキシーだって本気です」の序盤思い出して電波受信した。
冒険者稼業中、短期家庭教師の依頼をソロで受けることになり、
「うーん、魔術の訓練に身を入れてもらうためには……ん?明日は水系統と風系統の魔術か……よし、スカートの丈詰めるか。服もなるべく白い薄着にしよう。元男だから分かる、男なんて単純なのだ。」
……的な、誘惑講師ルディ子概念。
TSエリスは魔術でスカート捲りじゃなくて肉体で脱がしにかかるから、駄目。開幕ビンタからのマウントポジションにしろ、呪子押し倒しにしろ、挑発しちゃいけない相手って流石に分かるでしょう。ルディ子だって馬鹿じゃないんだから。
どういう授業をしたか、うっかりバラすまでがテンプレなんだろうけど。 - 164ルディ子概念を深め隊22/01/23(日) 11:00:51
- 165ルディ子概念を深め隊22/01/23(日) 11:15:34
- 166二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 11:33:41
- 167ルディ子概念を深め隊22/01/23(日) 11:53:50
- 168二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 12:40:54
アルスとクリスを抱えたボロ沼ちゃんをララ旅立ち直後の人が減ったねえ……ってまったりしてる原作グレイラット家に転移とかで放り込もうぜ
娘くらいの年齢のゼニスそっくりの女の子が赤ちゃん2人抱えて死にかけてるとかめっちゃ可愛がりそうだし
元の世界に帰るタイミングは心が癒えたあたりとする(お好みで) - 169二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 12:53:21
ふと思ったが、護衛アイシャ概念ってルークアイシャに滅茶苦茶嫌われねぇ?
腕も無い、政治的なあれこれも父さんに及ばない(パウロが凄すぎる)、忠義も足りない(大貴族子息が死にかけてもついてきて家がやばい(父が死ぬ)でやっとヒトガミに騙される)それが血筋と立場で王女護衛トップ立ってるんだから - 170二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 12:57:33
- 171ルディ子概念を深め隊22/01/23(日) 13:02:26
投稿しますね
- 172ルディ子概念を深め隊22/01/23(日) 13:02:37
「護身用のマジックアイテムを作りたい?」
「はい。協力してくれませんか?」
謎の幼児化事件から1ヶ月未だ元に戻る兆しはない。今の私の体はひどく脆い。このままでは子供達はおろか自分も守れない。そのため、マジックアイテムを作って戦力の増強を図るためクリフに協力を仰ぐことにした。
「そんな物作ってどうするつもりだ。…まさか危険なことをするつもりじゃ…」
「しませんよ。単に安全を確保したいだけです。」
「なら、いい。僕も今の君の状態は心配だったし。」
「本当ですか!やったぁ!」
と私が喜んでいるとクリフに頭を撫でられた。
「ちょっクリフせんぱい、子供扱いしないでくださいって言ったじゃないですか!」
「すまない。だが今の君を見てるとつい…」
そう言ってクリフは苦笑しながら私の頭から手を離した。
この姿になってから私の周りの人達は私に対してすごく過保護になったし子供扱いするようになった。エリナリーゼなんか顔を合わせるたびに抱きついたり、手を繋いだりしてくる。
恥ずかしいが、大切にしてもらっていると思うと抵抗できない。正直一刻も早く戻りたい。
そんなことを考えていると
「とりあえず、どんな物を作りたいか教えてくれ。」
「はい。まずは━━━━」
こうしてマジックアイテム作りは始まった。 - 173ルディ子概念を深め隊22/01/23(日) 13:02:44
「できたー!」
あの後、ザノバやエリナリーゼ、フィッツ先輩の助けも借りてマジックアイテムは完成した。
「おめでとう!ルディア!」
「わっ!」
そう言ってエリナリーゼに抱き抱えられる。
「え、エリナリーゼさん離して!みんな見てる!」
「いいではありませんの今日ぐらい。」
そんな私達の様子をみんなが微笑ましそうに見ている。
は、恥ずかしい!特にアルスとクリスとジュリに
見られるのは恥ずかしすぎる。
「エリナリーゼさん。ルディアさんを離してあげて、マジックアイテムの試運転もしなきゃだし」
そんな私を見かねてかフィッツ先輩が助け船を出してくれる。あなたが神か!いや、神はロキシーだからフィッツ先輩は救世主あたりか?
「……仕方ありませんわね」
名残惜しそうにエリナリーゼは私を地面に下ろした。
「ありがとうございます!フィッツ先輩!」
「いや、いいよお礼なんて……」
私が笑顔でお礼を言うとフィッツ先輩は顔赤くしてそう言った。 - 174ルディ子概念を深め隊22/01/23(日) 13:02:53
「さて、じゃあ早速起動させますね」
私はマジックアイテムを起動させた。
今回私達が開発したのは、一言で言うなら魔法少女の変身アイテムだ。これを起動すると姿が変わり身体能力が向上する。本当は鎧とかの方がよかったが持ち運びとか重さとかを考えた結果、こうなった。
マジックアイテムが起動し、私の全身が光に包まれる。光がやみ、自らの姿を確認すると魔法大学の制服かわいらしい衣裳に変わっていた。軽く体を動かしてみるが、どうやら、身体能力も向上している。実験は成功だ!そう思って喜んでみんなの方を見ると、みんなおかしな反応をしていた。
フィッツ先輩は顔を赤くして俯いているし、クリフとアルスは顔を赤くして目をつぶっている、ザノバはなんか申し訳なさそうにしている。みんなの反応を不思議がっていると怖い顔したエリナリーゼ、クリス、ジュリが近づいてきて
「ルディア悪いですけれど、そのマジックアイテムを使うのは禁止にさせてもらいます。」
エリナリーゼにそう言われた。
「な、なんでですか!エリナリーゼさん!」
「ママこれ使っちゃダメ!」
「グランドマスター金輪際これを使わないでください!」
三人は私の抗議を聞き入れず、私からマジックアイテムを取り上げた。 - 175二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 13:03:28
- 176二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 13:05:28
早い早い早い!?書き溜めにしたってラグ10秒くらいて!
- 177ルディ子概念を深め隊22/01/23(日) 13:06:41
- 178二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 13:07:02
と言うか多分一瞬全裸バンク入るタイプの魔法少女だこれ!
- 179二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 13:08:49
変身時だけ大人化(14くらいのもとに戻る)でもそのままでも美味しい…
大人化有りの場合本人めっちゃ使いたがりそう - 180二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 13:10:54
ああ…変身バンクあるもんね……
- 181ルディ子概念を深め隊22/01/23(日) 13:13:49
- 182二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 13:35:08
- 183二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 13:58:55
ミリス教ルディ子だとロキシーと結婚を決めた時に(ごめんなさいミリス様)してロキシー一神教になりそう
- 184二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 13:59:46
これでクリフ編で異端審問にかけることができますわね。。。
- 185二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 14:13:29
物心ついた幼い頃から熱血系魔砲少女ものとダーク系魔法少女ものを見てきたせいで、性癖歪みまくってる衣装デザイン担当のナナホシ概念。
- 186二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 14:31:27
ナナホシはこんなところにまで影響を及ぼしてくるのか……
- 187二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 14:37:09
- 188二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 14:41:02
格上の魔術師に殺意を向けられて母親(母親じゃない・廃人)に庇われるルディ子にダメージありそう
- 189二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 14:43:57
- 190二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 14:49:42
- 191二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 14:52:12
- 192二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 15:00:45
そのナナホシは一体グレートテンタクルスをどう魔法少女に結び付けたんですかねぇ…
- 193二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 15:00:54
不名誉だなぁ……
- 194ルディ子概念を深め隊22/01/23(日) 15:02:26
- 195二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 15:13:18
このレスは削除されています
- 196二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 15:13:44
魔術師版闘神鎧……
多分脱げなくて魔力を干からびるまで引きずり出して中身が砕け散ろうがラプラスの神級魔術ブッパ……むしろ光魔の杖的な触手で術者の手から離れないブッパ杖になりそう(干からびる)
持ち手が砕け散る事無く技術を引き出してくれるならルディの一発屋的な最強装備になりそうだが
- 197二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 15:38:28
- 198二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 15:41:37
ゼニスとルディ子で親子で魔法少女?(難聴)
- 199二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 15:43:07
パウロ(ぶっちゃけゼニス割りときつ痛だだだだ)
ルディ子(父様言っていいことと悪いことが痛たたたた)
ララ(泥ママとお爺ちゃんがやられたけど心が読める私はそんな間抜け晒さな痛たたた)
ゼニス(ふんす)
- 200二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 15:48:34
またジークさんにやめてよママ言われますよルディの姐さん