【TRPG】きみの肖像を描こう【閲覧・CP注意】

  • 1二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 13:45:26

    最後に会った日まで、
声を聞いた時まで、
目で見た頃まで、
    
「君」は確かにそこに居た。

    気がつけば、世界中の誰もが「君」をわすれていた。それでも世界は、栄えも滅びもせずにいつも通りにまわっていて。

    ただひとり、「あなた」だけが「君」のことをおぼえている以外、
「君」が存在しているという「真実」だけが、世界に取り残されていた。
    
けれど、穴だらけの真実は、永遠に未完成のままだ。

    「だから、かいて、くれませんか」

    出会えたのが君だったから、世界はこんなにも、

  • 2二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 13:45:43

    【注意】
    
・ピンチャンが呪力とかない現代でコンビ組んでるふわふわ時空です
    
・ダイスはこれを見ている皆様に振っていただきます。お付き合いください
    
・CoCシナリオ『意識の蒸発、憂き世にゆらぎ』のネタバレを含みます
    
・スレ内でのシナリオのネタバレはお控えください
    
・シナリオの改変を含みます
    
・システムは6版です
    
・場合によっては非人道的・暴力や人の死に関する描写があります
    
・カップリングらしき表現が含まれる場合があります
    ・ピンチャンがナチュラルに同棲してます
    
・TRPGならびにCoCに関するシステムの質問は受け付けますので気軽に質問どうぞ
    
・至らないところなどあると思いますが温かい目で見守っていてください
    ・反応があると嬉しいです
    
・髙羽と羂索の運命はこれを見ている皆様に委ねられます

    

以上のことを踏まえて大丈夫という場合には宜しければ最後までお付き合いください

  • 3二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 13:46:00
  • 4二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 13:48:04

    ちゅんちゅんと、遠くで小鳥の囀りが聞こえる。
きらきらと、起き抜けにはやや眩しい陽の光が窓に射す。
いつだって変わらない日々。

    平穏な日常。


    そんな今日という日を、すこしだけ変えるかもしれないことと言えば。



    羂索「ねえ、今日どっか出かけない?」


    相方と出かける予定だろうか。


    髙羽「どっかって、どこ?」


    羂索「どこでもいい。なんか君ここ一ヶ月様子おかしかったしさ、遠くに行くリハビリってことで。暇でしょ?今日」


    髙羽「……まあいいけども……」


    どこに行く?>>6

  • 5二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 14:06:38

    新スレありがたい〜!
    せっかくだからお笑いライブに観客で行くとかどうでしょうか

  • 6二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 14:43:43
  • 7二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 14:47:19

    様子おかしいのは前回の虚脱か

    しんどいピンチャンたすかる…たすかる…

  • 8二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 14:47:45

    髙羽「じゃあお笑いのライブとかどう?366日やってるとこあるでしょ」


    羂索「劇場か、いいね。40秒で支度しな」


    髙羽「羂ちゃんラピュタ見た?」


    羂索「よくわかったね」


    《目星》(80以下で成功)>>10

  • 9二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 14:48:20

    dice1d100=18 (18)

  • 10二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 14:48:40

    今日もピンチャンは可愛い

    dice1d100=8 (8)

  • 11二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 14:51:07

    髙羽がのんびりと準備をしていると、ふと朝のニュース番組が目に入る。

    昨今、加速するストレス社会について、専門家の意見を交え特集しているようだ。


    
「不安感やストレスから遠ざかる一番の方法は、やはり原因となる物事や人物から距離を置くことですが、誰しもそう上手くいくものではありませんよね」


    「そうなってくると、ベタですが『大切な人、信頼出来る人と話をする』ことが効果的なのではないかと私は考えます。カウンセリングとはいかないまでも、世間話の延長として愚痴ひとつ零すだけでもだいぶ変わってくるものです」


    
「なるほど。でもその悩み事が人に相談しにくいものだったりしたら、どちらにしろ意味を成さないのでは?」


    
「もちろん、その事柄についてではなく、ただ単に『話をする』というだけでもじゅうぶん効果を発揮すると思いますよ。大切なのは内容よりもそのひとを思う気持ちですからね」


    
そこまで見ていると、アナウンサーはありがとうございました、と続けて別の話題に移った。


    羂索「ねえ、いつまで準備してんの。早くしてよ」


    髙羽「ごめーん!!急ぎます!!」


    《アイデア》(65以下で成功)>>13

  • 12二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 14:52:36

    dice1d100=65 (65)

  • 13二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 14:55:30

    dice1d100=25 (25)

  • 14二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 14:55:32

    dice1d100=6 (6)

  • 15二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 14:56:14

    今日は出目いいな…良いぞ…

  • 16二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 14:59:25

    髙羽は羂索の顔に、どこか疲れているような雰囲気を感じる。

    髙羽「……羂ちゃん、なんか疲れてる?」

    羂索「強いて言うならここ一ヶ月君の世話ばかり焼いていたからね。その疲れじゃない?」

    髙羽「その節は本当にすみませんでした……」

    羂索「酷い時は食事すら自分で取れなかったじゃん。ほとんど赤子同然の君の世話焼いてた私を褒め称えたほうがいいよ」

    髙羽「マジで頭が上がりません……」

  • 17二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:00:34

    甲斐甲斐しく無気力髙羽の世話焼く羂ちゃんイイネ

  • 18二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:02:40

    そういえば発狂してたな…
    無気力髙羽と無気力髙羽を見た時の羂索を想像するとこう…ニコニコになるね…

  • 19二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:02:56

    平日の朝だからだろうか、まだらに人はいるものの通勤ラッシュの如き波に呑まれることはないだろう。


    
それでも駅前のモニュメントは変わらず、街ゆく人々を見守るようにして鎮座していた。




    それじゃあ行こうか、と羂索は、さながら子どもみたいに髙羽の手を引いていく。


    《目星》(80以下で成功)>>20

  • 20二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:03:34

    dice1d100=20 (20)

  • 21二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:06:20

    電車に揺られつつスマホを眺めていると、ふとネット掲示板のとあるスレに目が留まる。

    どうやら建てられて日が浅いようで、まだそんなに話題にはなっていないようだ。


    
内容はどれも、


    「課題で何回も同じ文章読んでたら意味わかんなくなってきた」

    
「(「ぬ」が大量に並べられた画像)」


    「おいばかやめろ」

    
「追い討ちで草」



    ……というような些細なもので、どこか一周まわって混沌を感じるかもしれない。


    《知識》(85以下で成功)>>23

  • 22二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:07:32

    dice1d100=88 (88)

  • 23二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:08:07

    dice1d100=58 (58)

  • 24二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:16:40

    このような現象を、たしか「ゲシュタルト崩壊」と呼ぶのだよなと思い出す。


    電車にしばらく揺られていると、目的の駅に辿り着いた。



    羂索「こっちに座るのは久しぶりだね」


    髙羽「羂ちゃん元々劇場通ってた人だもんな」


    羂索「案外才能の原石に出会えたりするんだよ、こういうのは」


    髙羽「ちなみに俺はどうだった?」


    羂索「微妙」


    髙羽「ガーン……」


    面白かった?(数字が小さいほど面白い)

    dice1d100=58 (58)

  • 25二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:18:08

    普通、か

  • 26二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:24:33

    可もなく不可もなく、って感じかあ
    羂ちゃんのダメだしが冴え渡りますね

  • 27二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:25:46

    羂索「……普通だったな……」

    髙羽「あんま劇場前でそういうこと言うなって!」

    羂索「毒にも薬にもならない。まさに普通。テンポは悪くないけどネタの掴みもオチも弱い。バラエティ番組に2分程度で滑って以降見かけなくなる芸人の味」

    髙羽「言い過ぎだから!!もうそれ悪口の域だって!期待しすぎなんだよ弱小の劇場相手に!」

    羂索「大した収穫はなかったな……ラーメンでも食べて帰ろうか」

    髙羽「なんか羂ちゃん俺と出かけると大体ラーメン食べてない?」

    羂索「君の顔見るとラーメン食べたくなるんだよね」

    髙羽「どういう条件反射!?」

  • 28二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:26:47

    人の顔見てラーメンの口になるのは草

  • 29二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:29:54

    2人はお世辞にも綺麗とは言えないようなラーメン屋に行くと、いつものようにそれぞれラーメンを注文する。

    それから、店の隅に置かれている本棚が目に入った。


    《目星》(80以下で成功)>>31

  • 30二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:30:23

    dice1d100=66 (66)

  • 31二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:30:36

    dice1d100=70 (70)

  • 32二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:34:49

    ふと「さまざまなパラドックス」「哲学のほん」と題された2冊の本が目に留まる。ぱらぱらと目につく項目はどれも難しそうだ。

    羂索「君本とか読む人間だっけ」

    髙羽「ラーメン屋にジャンプとサンデー以外があるの珍しいなって」

    羂索「たしかに」


    「さまざまなパラドックス」
    
・テセウスの船

    ギリシャ神話に登場する英雄テセウスの船にまつわる、ものごとの同一性に関する思考実験である。
船を後世にずっと残すため、朽ちた部分が出てくるたび新しいものに置き換え、修復を続け、やがて船の全てが新しい部品に置き換えられた。
    さて、そうして存在する船は、
「もはや元の船と同じものとは言えない」のか?
「部品が全て置き換えられても船は同じものだと言える」のか?

    髙羽「羂ちゃんはどう思う?」

    羂索「えー……同じものなんじゃない?それをそれたらしめるのは外観というよりは周囲……例えば呼ばれる名前とかだと思うな」

    髙羽「へー」

    羂索「聞いといて秒で興味無くすのやめな」

    「哲学のほん」
    
「我思う、故に我あり」または「コギト・エルゴ・スム(ラテン - cogito, ergo sum)」という言葉がある。

    これは、この世のすべては偽物だと考えることはできても、そう考える自分自身の存在は疑うことができないとし、自我という主体性を絶対的な真理だとするデカルトの命題である。

    髙羽「俺何語読んでる?」

    羂索「日本語。あ、ラーメンきたよ。それ戻してきな」

    髙羽「はーい」

  • 33二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:48:04

    2人揃ってラーメンを啜り、帰路に着く。


    気がつけば空は水彩画のような淡い茜色に染まっており、烏たちが群をなして声を上げながら雲を抜け、住処へ向けて羽ばたいていた。


    それを見ていた羂索も、ほんの少し名残惜しそうに口を開いた。


    羂索「そろそろ帰ろうか」


    髙羽「満足した?」


    羂索「まあね。君が遠出できることもわかったし」


    髙羽「俺をなんだと思ってんの?」


    羂索「窓の外をぼんやりと眺めて8時間そのままでいた男」


    髙羽「ご心配おかけしてすみません……」


    《アイデア》(65以下で成功)>>35

  • 34二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:52:05

    dice1d100=86 (86)

  • 35二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:52:15

    dice1d100=82 (82)

  • 36二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 15:59:30

    帰り道を歩いていると、なぜか一瞬、ほんの一瞬だけ違和感を抱くが、その正体はわからなかった。

    家に帰れば、すっかり見慣れた光景が2人を待っていた。
    ぱちりと部屋の電気を点ければ、現実に引き戻されたような気分にさえなってしまうかもしれない。


    それでも2人は残っている家事を、寝支度を済ませていくことになる。
    羂索にダメ出しされながら掃除をしたりして、何もできなかった一ヶ月を、すこしずつ取り戻していった。

    そうして髙羽は、徐々に重くなってくる瞼に抗わず、シーツの海に沈んでゆく。
    今日はよく眠れるといいな、と思いながら、羂索と2人並んで薄い布団の中で眠った。

  • 37二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:02:54

    夢を見る。

    どこか、さながら大海原のように、終わりなく広がった空間で。
    はじまりとおわりが交錯して、空と陸が反射し合ったその中心に、髙羽は立っていた。


    一面の鏡みたいだ、と思うのかもしれない。
    境界さえ曖昧なまま、自分以外の人影もなく、ただ髙羽が、髙羽だけが立ち尽くしていた。

    ふと、瞬きをするように目を閉じると、そこへたったひとつだけ、人影が増えた気配がした。
    
声は出ない。思うように動くこともできない。
    唯一、自分の意思が通じる瞼をゆっくりと開けば、そこには羂索が立っていた。

  • 38二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:04:53

    彼は、どこか俯いたように下を向いている。

    髙羽も視線を下げれば、羂索の足元が透けているのが見えるだろう。

    なんとなく嫌な予感がするかもしれない。
    突飛でもない光景だと、信じられていないかもしれない。

    
けれど、何かしらの思いを抱くまえに、その透明は足から胴、腕、顔、頭へと上っていき、あっという間に羂索の身体は背景と同化するように侵食されてしまった。

    しかし、なぜだか。消えていく、とは思わない。

    ただ、ただ、境界線が曖昧になっていく。揺らいでいく。


    羂索が目の前から居なくなってしまう恐怖も、喪失感こそないのに、いっそ消失よりもかなしく思えるような。


    その不安に駆られるようにしてか、髙羽はふと羂索に手を伸ばす。レンズ越しでもないのに、視界がぼやけていく。

    周りの光が、ちいさなまるい形に収束していく。
羂索が顔を上げる。
こちらに気付いたのかはわからない。

    けれど羂索はじっと髙羽のことを見つめて、どこか切なげな表情を浮かべた。

    刹那、完全に髙羽のピントは合わなくなり、辺りは暗闇に覆われる。

  • 39二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:08:00

    髙羽は目を覚ます。


    起き抜けは至って平穏だ。


    髙羽「んん……」


    未だ微睡みの混ざる意識ではあれど、それもすぐ覚醒するだろう。


    けれど、なぜか。
薄らとした不安感が拭えない。

    決して大きなそれではないのに、どこか落ち着かない。


    SANチェック(0/1)>>41

  • 40二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:09:24

    dice1d100=80 (80)

  • 41二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:12:36

    dice1d100=10 (10)

  • 42二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:13:54

    成功しててえらい


    《POW×5》で夢の内容を思い出せますが思い出しておく?>>44

  • 43二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:28:33

    思い出したいなあ

    dice1d100=29 (29)

  • 44二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:29:09

    悩むけど……思い出しておきたいな……

  • 45二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:30:16

    《POW×5》(50以下で成功)>>47

  • 46二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:30:41

    dice1d100=28 (28)

  • 47二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:30:55

    dice1d100=93 (93)

  • 48二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:36:11

    不安感は依然として強く髙羽に主張してくるだろうが、結局うやむやなままだ。

    ともあれ、今日も一日は始まる。
どう過ごすかは、髙羽の自由だ。


    隣を見れば、未だすうすうと規則的な寝息をたてる羂索がいる。


    髙羽「……羂ちゃん、おはよう」


    しかし、いくら声をかけても、羂索はなぜか目を覚まさない。
普段はこんなに眠りが深いわけじゃないのに。

    寝ている、のではなく、倒れている、と言ったほうが正しいだろう。


    髙羽「……羂ちゃん?」


    いくら髙羽が騒がしくしても、身動ぎひとつしない。


    呼吸こそ正常でも、そこにはたしかに、それでいて致命的なまでに、生命活動の欠陥が感じられた。
言うまでもなく次に懸念するは、そう。


    
………………このままずっと目覚めなかったら、どうしよう?


    SANチェック(1/1d3+1)>>50

  • 49二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:38:29

    dice1d100=41 (41)

  • 50二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:39:19

    dice1d100=75 (75)

  • 51二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:40:32

    dice1d3=1 (1)

  • 52二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 16:42:06

    髙羽のSAN値24→22


    髙羽「……羂ちゃん?大丈夫?ねえ、羂ちゃん」


    どうする?>>54

  • 53二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:13:55

    声を上げながら体をゆすってみる

  • 54二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:19:12
  • 55二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:22:48

    髙羽「……羂ちゃん、羂ちゃん。起きてよ、ねえ、羂ちゃんってば」

    いくら体を揺さぶられようとも、その身体は目を覚ますことはない。

    できることと言えば救急車を呼ぶなり羂索を運ぶなりして病院に運び込むことくらいですね

  • 56二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:29:55

    救急車呼ぼう

  • 57二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:32:11

    ま~た羂索いなくなりそうになって~

  • 58二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:32:41

    髙羽は携帯を取り出し、震える手で119に電話をかける。半泣きだったからまともに状況を伝えられたかはわからないが、救急車は十数分後にきてくれた。

    それから到着した車に乗せられ、
羂索は病院へと運び込まれることになるだろう。


    病院に到着すると、ある程度緊急性も認められ、半ば機械的に対応されることになる。
    それには滞りこそないとはいえ、どこか冷たさすら感じるかもしれない。

    けれどよく見守っていれば、担当してくれたひとたちはみな、まるで羂索のことを「顔と名前が一致していない」とでもいうような、どこかぎこちないような、腑に落ちないような……

    やっぱりどこか、なんともいえない態度で業務にあたっているようだった。

  • 59二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:35:31

    髙羽「あ、あのっ、け、羂索……は」

    「ひとまず、連れてきてくれてありがとう。とりあえず経過観察ということで、こちらもじゅうぶん気を配っておきますので」

    たとえ髙羽が羂索との関係性をいくら説明したとしても、察されたり気遣われたりすることなく。受付から声をかけられる。

    羂索がいる病室を聞いて様子を見に行ったとしても、大きな変化はないだろう。

    髙羽が起きたときと変わらず、血色もそのままに、眠り姫のように目を閉じ寝息を立てている。その表情は、穏やかにもかなしげにもとれる。

    結局、なにもできないまま。けれど、それでも。
その中からできたことがある、と暗示をかけて。

    髙羽はひとりその日を過ごし、夜を迎え、久しぶりに1人、眠りにつくことになる。

  • 60二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:37:41

    次に目覚めると、視界いっぱいに「白」が映り込んでくる。


    その白色はどこかふわふわとしていて、不思議と心地よく思えた。



    どうやら自分はその上に横たわっていたのだ、とわかるだろう。


    体を起こしてみれば、そこには見渡す限りの群青が広がっていた。


    まるで飛行機から見るような、それよりも幻想的な天空みたいだ。



    しかしそれ以外は、いっそ途方に暮れるほどなにもなかった。

    地平線もなければ、水平線もない。

    行き止まりもなにもなく、空と陸が互いに反射しあったその中央に、髙羽はいる。



    夢のようで、それでいて夢だと思えない。


    きちんと自分の知る場所で眠りにつき、けれどいつの間にか知らない場所で目が覚めたというのに、なぜだか明晰夢だとすら思えない。


    理解し難い矛盾にSANチェック(0/1d2)>>62

  • 61二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:38:15

    dice1d100=85 (85)

  • 62二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:38:27

    dice1d100=97 (97)

  • 63二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:39:18

    髙羽さあ……

    ファンブルなので減少増やしますね

    dice1d3=3 (3)

  • 64二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:41:52

    髙羽のSAN値22→19


    髙羽「……う、ああ……羂ちゃん、羂ちゃん……」


    《POW×5》(50以下で成功)>>66

  • 65二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:42:22

    dice1d100=30 (30)

  • 66二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:42:38

    dice1d100=80 (80)

  • 67二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:46:22

    髙羽はなぜかただ漠然と、この場所を知っている気がする。

    たとえ一歩を踏み出してみたとしても、どこまでも同じ景色が広がるのみで、髙羽はすぐどうしようもなく立ち尽くしてしまうことだろう。

    「髙羽?」

    ふと、髙羽の名前を呼ぶ声が聞こえてくる。

    そう、聞き慣れた声は、確認するように。


    しかし声の方を向いても姿はなく、あるのは透明な光の粒が、いくつもぱちぱちと乱反射して輝きながら浮いているだけだった。

    金平糖みたいにちいさな星屑は弾けるようにしながら、ふわふわと一箇所にかたまって、誰でもない羂索の声を放ってきている。

    髙羽「……羂、ちゃん……?」

    羂索
「そうみたい……ううん、"そう" だよ」

    羂索
「そう、なんだけど……」

    一瞬もご、として
、すぐに続ける。

    羂索「自分が "羂索" であるっていう事実としては理解できるんだけど、なんていうのかな。「感覚」がなくなっちゃった、みたいな……」

    髙羽「どういう、こと……?」

    羂索
「馴染まないんだ。紛れもなく自分なのに、そのはずなのに……自他の境界線がぐちゃぐちゃになってるような……」


    羂索「……でも、髙羽のことはちゃんとわかる……髙羽も私のことがわかる?」

    髙羽「……わ、かる。わかるよ、羂ちゃん」

  • 68二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:52:30

    羂索「……そっか、よかった。ありがとう、覚えててくれて」


    髙羽「覚えてるよ、羂ちゃんだもん」

    羂索「…………それ、なら、さ。お願いがあるんだ」


    髙羽「なに?」

    羂索「私ことを、かいて、くれませんか」

    髙羽「?」

    羂索
「私さ。なんでか、"自分"がわからなくなっちゃったみたいなんだ、よね。顔も、どんなひとだったのかも、髙羽とどんなことをして、どんなきもちになったのかも」

    髙羽「え」

    羂索
「それを憶えてくれているのは髙羽だけでしょ。それはうれしいんだけど」

    羂索
「でも、やっぱり。どこかさみしい」


    羂索「髙羽にはどう見えてる?髙羽には私が、どう映ってる?」

    羂索
「おしえて、ほしいから」

    羂索がそう言えば、たちまち雲のような白色がどこからともなく千切られていき、少しずつ目の前にキャンバスじみた形が作られ、浮遊する。
    そしていつの間にか、手にはガラスペンのようなものが握られていた。

    羂索「なんでもいい。文字でも、絵でも、ほんとうになんでも」


    羂索「髙羽の、みえるままに。かいてほしい。色ならきっと、歩いていれば見つかる気がするから。一緒に行こうよ」

  • 69二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:53:27

    髙羽「……いいよ、羂ちゃん」


    羂索「うん、ありがとう」


    羂索はそう、やわらかく声色を零す。表情こそ見えないものの、そこからは安堵が覗いてみえるだろう。


    
こうして髙羽は、「羂索」を取り戻すため、ともに羂索をえがくことになる。


    髙羽をとらえて離さなかったあの瞳の色も、
指をとおせばするり梳かされてゆくような髪の色も、
表情も、性格も、髙羽と過ごした日々の数々も、
それらすべてを抱き締めていた、自分自身すらわからなくなってしまった、だれでもない「羂索」のために。


    
世界でたったひとつのその色を、すくいにいこう。


    何を探す?>>71

    1.瞳の色


    2.髪の色


    3.性格の色


    4.思い出の色

    (4は最後がいいかも)

  • 70二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:54:35

    3

  • 71二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:55:38

    ひ、羂索、羂索のメンタルが…あ、あわわわわわ……
    3!!

  • 72二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:58:10

    >>68

    見た瞬間変な声出た…いやー!!!羂索ー!!!弱るな!!!!!うわぁぁぁ!!!

    とくに

    羂索「私ことを、かいて、くれませんか」

    のとこ!!!ヒュッ……ってなった……むり、まじむり……つらい…

  • 73二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:59:14

    だから肖像画、なのね…

  • 74二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 17:59:28

    よわよわ羂索、なかなか取れない栄養素だ!!という気持ちと弱るなーーーー!!!!!!!元気出せーーーーーーー!!!!!!!という気持ちが戦ってる

  • 75二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 18:04:05

    歩いていれば見つかるはずだ、という羂索の言葉を頼りに、2人……厳密にいうと髙羽だけが、あてもなく足を動かしていると、ふと金平糖のような星が、ぷかぷかと目の前を横切る。

    一旦は通り過ぎたその星は、かと思えばおもむろにこちらへと戻ってくるだろう。


    「おや、こんなところにきみのような人間がいるなんて。どうしたの?」


    髙羽「気づいたらここにいて……」


    「ふうん……?」


    髙羽「えーっと……星さん?は、どういう……」


    「じぶん?じぶんは……なんだったんだろう。でも、そこのお星さまと同じような感じだと思うよ」


    「あぁ、でもだいじょうぶ。じぶんもきっと、きみのようなだれかが迎えに来てくれるはずだから。おれはずっと、それを信じているんだ」



    髙羽「……へえ……」


    「とはいえ、待っているのもつかれてしまうから……そうだ。ちょっと心理テストみたいなものに付き合ってくれないかな。単なる暇つぶしだから、深い意味はないのだけれど」



    髙羽「……いい、ですけど……」


    「もしも、車通りの多い道路で杖を突いたお婆さんが道を渡れずに困っていたら、きみはどうする?」



    「自分と渡っている道が違っても……たとえ自分にはメリットもなにもなくても助ける?」



    「それとも自分と道が同じなら助ける?それか、明確にメリットがあるようなら助けるのかな。きみたちはどう?」


    なんと答える?>>77

  • 76二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 18:09:46

    髙羽さんならきっと助ける気がするなあ

  • 77二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 18:11:14

    メリットがなくても助けるだろうよ、髙羽なら

  • 78二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 18:13:55

    髙羽「……助ける、と、思います。メリットがなくても」


    「ふふ、なるほどね。おしえてくれてありがとう。お礼におれの色をあげよう」


    羂索の性格の色>>80

  • 79二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 18:21:13

    このレスは削除されています

  • 80二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 18:26:49

    あたたかみのあるグレー

  • 81二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 18:29:31

    そう言うと星は、光の粒から抽出するように、淡くあたたかみのあるグレーの雫をぽたり滴らせた。

    「……ああ、このままペンにつけてもいいけれど、戻るまでに乾いてしまうかもしれないよね」

    
「瓶をあげよう。そこに、大切な色を集めていくといい。きっと一色だけじゃ、どこか寂しいはずだから」

    言いながら、鏡に反射させるようにきらりと辺りを白くさせたかと思えば、いつの間にか髙羽の手の中に、透明なガラスの小瓶がひとつ、収められていた。

    
星はそこに改めてぽたりぽたり色を渡すと、またきらきらと輝く。

    「これはきみにとって、なんのメリットもなければデメリットもない行いかもしれない。秩序や倫理じゃなくて、彼を想うきみの感情だけがきみを突き動かしているのかもしれない。それはただのエゴだって人は言うのかもしれないけれど、それでもおれは、その感情を否定しない。人間なんてそんなものだからさ」

    
「そんなもの、だけれど……だからこそ、捨てられないんだよね。ふしぎなことに」

    
「きみのその意思を、大切にしてね。だれかによって覆るものじゃ、決してないのだから」

    髙羽「……はい」

  • 82二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 18:33:51

    もらった色をペンにつける。ペン先から吸い上げた、髙羽が感じとった唯一無二のその色を、キャンバスに走らせよう。

    羂索の性格は、髙羽にとってどんなものだっただろうか。

    やさしい?いじわる?てれやさん?
よく笑うだろうか、よく泣くだろうか。怒りっぽいところも、よく照れることもあるのかもしれない。


    髙羽「……羂ちゃんはさ、いじわるだよね」

    羂索「失礼だな」

    はたまた、その喜怒哀楽をひとりで抱え込んでしまうようなひとだったのかもしれないし、髙羽や他の誰かとよく共有するひとだったのかもしれない。


    髙羽「意外とさ、感情豊かだったりするよね」

    羂索「そうだっけ?」

    人前で涙を見せないようなひとだったなら、髙羽はその涙を見たことがあるだろうか?
その彼の中身ともいえるような部分は、髙羽にとって陽だまりみたいだった?それとも、雨粒のよう?明るい?ちょっとだけ暗い?

    髙羽「滅多に泣かないけどさ、俺のために泣いてくれたよね」

    正解も不正解もない。はたまたそれは一つの面にしか過ぎないのかもしれないけれど、それでも紛れもなく彼を構成する一つの要素だ。

    髙羽「……難しいな、羂ちゃんを描くのって」

    羂索「いいよ、ゆっくりで。君が思うように、描いて欲しい」

  • 83二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 18:37:39

    筆を滑らせれば、不思議とそれを映し出すみたいに。



    たとえどれだけ不格好なものでも、ことばに、文字に起こしたものだったとしても。



    たちまちそれらは整えられて、人の形を成して。


    星くずも、輪郭が輝き、人型にかたちをつくる。

    とはいえ、相変わらず透明のままではあるのだけれど。


    羂索「ちょっとだけ、もどった?みたい。このまま色をもらってかけば、元に戻れるかも」


    髙羽「……よかったぁ……」


    羂索
「……ふふ。なんだか、魔法使いが杖を振るみたいで、素敵だったよ…………ありがとう」


    髙羽「なんだよ、それ……」


    羂索
「まだ、不完全な感じ……だから」



    羂索「色が、足りないのかな。探してみよう」


    髙羽「……うん。いくらでも、探そうよ」


    そう言って、2人は再び果てのない光の道をひたすら歩く。


    何を探す?>>85

    1.瞳の色


    2.髪の色


    3.思い出の色

    (3は最後がいいかも)

  • 84二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 18:40:36

    1!!

  • 85二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 18:44:29
  • 86二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 18:49:42

    天の川のようにも、延々と流れ星が流れているようにも感じられる鏡の地面を歩んでいると、どこからか声が聞こえてくる。


    「あれ、こんなところにも普通の人間がいるんだ?」


    ふと横に視線をやると、先程と同じような小さな星のかけらが、きらきらと存在をささやかに主張していた。


    髙羽「……こんなところって、どういう……」


    「知らないの?ここに長くいると、夢の主に連れてかれちゃうんだよ。そうしたら二度と戻ってこられないの」


    
「はやくここから出ないと、きみも出られなくなるかもしれないよ……それでも、たすけたい?」


    髙羽「……助けたい、です。羂ちゃんを取り戻して、一緒に帰りたい」


    
「それって、ほんとうに「彼」だといえるの?描き直したその子は、もはや別人なんじゃないかな?……なんて」


    髙羽「……そんなことない、と思います。今羂ちゃんを羂ちゃんって決めるのは、多分、俺だから」


    「……そっか。そのひとのことがすごく大切なんだね。いいんじゃない、その子だけのヒーローって感じだ」


    
「でも、それなら尚更、こんなところに長居しないほうがいい。きみもその子も」


    髙羽「……星さんは?」


    
「ぼくはもう、悟りみたいなものを感じてるんだ。ぼくにはきみたちみたいな、心から守りたいと思えるような人には出会えなかったから」


    
「……そうだ。きみがその子だけのヒーローたる、証みたいな色はある?彼のそばにいたい、そんな思いの表れみたいな、そんな色」


    どんな色?>>88

  • 87二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 19:22:12

    ヒーロー...うーん…スカールとかで助けようとしてくれてたし、夕焼けみたいな橙色とかどうでしょう...

  • 88二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 19:37:01

    このスレの2人なら夕焼け色かな、
    お揃いのブレスレットの色

  • 89二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 19:41:28

    髙羽「……夕焼け色、かな」

    髙羽がそう答えれば、そうかそうか、と返事をしながら、その星はひとつめの星と同じように一際輝いて、うすくやさしい黒色を抽出する。

    同時に、するりと小瓶に夕焼け色のリボンがやさしく結ばれた。

    「ぼくからはこの色とリボンをあげる」


    「見たくないものを見せないための目隠しじゃなくて、傷ついたときにも、悲しいときにも、寄り添ってあげるような、優しく包んで抱き締めてあげるような、ふわふわのタオルみたいなお守りだ」


    「たとえそれが真っ黒でも、寒々しい色でも、火傷しそうなくらい熱い色だとしても。きみが護っていたいと願えば、どんな色だろうと関係ない」

    
「きみたちの関係が羨ましくないといえば嘘になる。けれど、だからこそ」


    「……はやく行きなよ。たすけたいんでしょう、ヒーロー。無駄な足掻きだろうとなんだろうと。応援してる」

    髙羽「……ありがとう」

  • 90二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 19:46:22

    色をもらったなら、ペンに乗せてキャンバスに向かおう。

    羂索の髪は、髙羽にとってどんな印象を抱くだろう。

    さらさら?ふわふわ?それともつやつや?
羂索のいつも使っているだろうシャンプーの良い香りは、羂索にとって何を連想するだろうか。

    髙羽「羂ちゃんの髪はサラサラだよね。そんな頻繁に触ってたわけではないけど」

    羂索「そうだったっけ」

    髙羽「ちょっとお高いシャンプー使っててさ、時々スタジオのシャンプー使ってキシキシになったって怒ってたの」

    
思いをペンに込めて描けば、透明だったそのひとのかたちは少々くすんでいるものの、いつの間にか色付いて見えるだろう。

    しかしまだハイライトや影が入っておらず、いわば原色のみが仮に置かれているような見え方をしている。

    そのせいか、どこかのっぺりとしていて服の質感や表情変化が分かりにくいと感じるかもしれない。


    ふと、もらった色をキャンバスにえがいたのを見遣ると、手に収められたガラスのペンにぱきりと少しだけヒビが入ったように感じた。

    
また、ペンも小瓶に入った色たちも、なぜか混ざり合うことなく一色ずつ重なっているようだ。まるでロケットペンシルやパフェのような層になっている。

  • 91二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 19:51:02

    羂索「……見て、戻ってきた」

    ひらひらと全身を見やって、羂索は口を開く。

    羂索
「でもまだ……あともう少しかな。こう、なんていうか。心に穴が空いてるような気持ち、になってる、みたいな……」


    羂索「なにが足りないのかわからない、けど……もう少し、探してみてもいいかな」

    髙羽「いいよ、羂ちゃん。多分、それは大事なものだと、思うから」

    羂索はひらひらと全身を見遣っては、うれしそうにはにかんだのち。こくり、頷いて。


    再びしばらく歩いていれば、今度はすぐにぴかりとあるひとつの星が目の前にやってくる。

  • 92二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:03:43

    「おや、形ある人間が迷い込んでしまったの?それは……」

    星は言いにくそうな、神妙な声色で話しかけてくる。

    髙羽「どういうこと、ですか……?」

    
「……ここはとある眠りの神によって作られた、きみたちのいる世界と、べつの世界との狭間なんだ。その向こうの世界に飛ばされれば、かの神の思う通りの姿に変えられて、二度と帰れなくなる」

    
「ここに来る者のほとんどが『自分がわからない』といってくるんだ。自我を失えばどんな姿にもなれてしまえるからね。きみがどうしてその姿、意識のままここに居られているのかは、わからないが。きみたちも、どちらかは存在が揺らいでいるんじゃないのかい?大丈夫?」

    髙羽「羂ちゃん……俺の、相方が……」

    「……そうか」


    「自分はきっと、自分のことをわからないまま死んでいくんだ。だけどそれでいい。自分の人生なんて、そういうものだから……だからこそ、きみが彼のことを大切に思っているのならば、きみは助けなさい。たとえそれがエゴでしかなくとも」

    髙羽「……はい。助けます。羂ちゃんのこと」

    
「唯一無二の自我同一性を証明してやれるのは、もはやきみしかいない」

    そこまで話せば、色をあげようね、とやさしく輝き、黄土色に近い色を渡してくれるだろう。蜂蜜を弱火で煮詰めたような、甘くも苦い、
けれど、あたたかい。そう感じるものだった。

    「目に見えないものをどう感じたかは人それぞれだから、きみがこの子へおくるこの色をどんな風に捉えたのかは分からないけれど。でもきっと、素敵な色だよ」

    もらった色をペンにつける。ペン先から吸い上げた、髙羽が感じとった唯一無二のその色を、キャンバスに走らせよう。

  • 93二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:08:46

    はわわここドリームランドかよ

  • 94二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:13:30

    羂索の瞳は、髙羽にとってどんなイメージがあるだろうか。

    あたたかい?つめたい?
羂索に見つめられると安心する?それとも照れてしまう?


    髙羽「羂ちゃんの目って、カッケーよな」

    羂索「そんなふうに思ってたんだ?」

    髙羽「なんかさ、板の上とかだとわかりやすいんだけどさ、常に遠くを見てるんだよな。俯瞰してる?っつうの?」

    羂索「ふうん」

    髙羽「でもギラギラしてて、きっと誰にも見えない世界を見てんだろうな、って感じで」

    羂索の瞳の輝きは、髙羽にはどんなふうに映るだろうか。太陽のよう?月のよう?はたまた、星のようだろうか。


    髙羽「多分結構さ、好きなんだと思う。羂ちゃんの目」

    羂索「何それ、愛の告白?」

    髙羽「そうかも」

    羂索「否定しなよそこは。ガチになっちゃうでしょ」

    髙羽の思い描くとおりでいい。ことばにして伝えるように、思ったことをペン先に込めるのだ。

  • 95二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:18:28

    えがけば、透明なペンと小瓶の中にインクが溜まっていく。

    積み重ねられていくそれはいっそ作品のようで、見蕩れていればふと、小瓶になにかが貼られていることに気付いた。

    
白い、トレーシングペーパーのような長方形。なにも書かれていないそれは半透明で、薄らと小瓶の中の色を映し、色同士の境界線も淡くグラデーションをつくっていた。


    いつの間に、とそれを見ていると、先程の星だろうか。きらきらと一粒の光が、自分たちの来た道を追いかけてきては声を届けてくる。

    「一番たいせつなことを言い忘れるところだったよ。ごめんね」

    
「色と一緒に、ラベルもあげようと思っていたんだ。あとでその子と話しながら、その子だけの……きみたちだけの色の名前を定義するといい」

    それだけ伝えると、じゃあまたね、とどこかへ星はふわふわと流れていってしまう。
ふと手元を見れば、ガラスペンに入っていたヒビは先程よりも深くなっていた。

    羂索「髙羽」

    気がつけば、羂索の至る所にハイライトや影が彩られており、すっかりいつも通りの彼の姿を取り戻していた。

    それをもはや別の羂索だと呼ぶのか、いつも通りだと信じるのかは、髙羽次第なのだろうけれど。

    しかし彼はまだどこかすっきりしない顔で髙羽を見遣り、苦く笑う。まだ足りないものがあるのだろうか。

  • 96二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:25:04

    羂索「……うん、ほぼほぼ戻ってきた」


    髙羽「本当?」

    羂索「うん。ありw。あとは……これはきっと、髙羽と過ごした時間のところ……が足りないのかな。なんとなく、だけど。そう思う」

    羂索
「それ以外のぜんぶ思い出せても、なくても生きていけるものだけど……でも、それがすっかり抜け落ちているのは…………やっぱり、寂しいな」


    羂索「ごめん、あとすこしだけ、付き合ってくれるかな」

    羂索は馴染むじぶんの手をぐー、ぱー、とさせて、手のひらに視線を落として。そう続けた。


    髙羽「付き合うよ。俺も、思い出して欲しいから」

    髙羽が頷けば、羂索は心から安心したようにきゅっと髙羽の手に自らの指を絡めてくるだろう。

  • 97二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:30:46

    ふたりそのまましばらく歩みを進める。

    
すると、ふと羂索が歩を止めた。


    羂索「……見て。きれいだね」


    声の向くまま、羂索が指さした先を髙羽も辿れば、そこには無数の、色とりどりの星たちが天の川のように集っていた。



    言葉を発することはなく、撫でるようにやさしく触れると、どこかぽうっと淡く輝きながら透き通る。


    触れた感触こそないが、不思議と柔らかいような、傷さえ覆ってくれるような、そんなあたたかみを感じるだろう。


    刹那、星たちからはぽたりと露が降りた。


    《目星》(80以下で成功)>>99

  • 98二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:31:04

    dice1d100=87 (87)

  • 99二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:42:02

    dice1d100=42 (42)

  • 100二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:48:54

    その雫をよく見ると、うっすらと色がついていることがわかる。星の輝く光と同じ色のようだ。

    雫に触れると、そのやさしさと、温もりと、どこか胸がきゅっと痛くなるような切なさや苦しさ、果ては怒りや虚しさまでもをあらわすように、脳裏に映像が流れ込んでくる。

    
その、つめたい、あたたかい、けれど紛れもない、ふたりの過ごした軌跡。
それはスポットライトの色に、あの日高いところから見た夕焼けのような暖色に、心臓のような、いつかに流した血の赤色に、目覚めてそこにあった真っ白な天井の色に、ふたりが爪に乗せ合った色に。

    きらきらと、紙吹雪のような、ラメのような輝きが紛れ込みながら。

    ひとつの、色になった。

  • 101二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:50:09

    綺麗なシナリオだなあ

  • 102二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:51:57

    さながら、映画のように。
    はっと気がつけば、星を前に変わらず自分たちは立っていた。
    あとは、ペンを執って。そっと滑らせるだけ。

    それは自らの体に染み渡るように、髙羽史彦という人間を、羂索という「ひとり」を司る成分のひとつとして、軌跡として、経過点として……細胞のように、血液のように、呼吸のように、廻り巡って。

    髙羽を、ふたりを、つくりだす養分となるのだ。

    羂索「髙羽、見て見て」

    えがいたあとは、いつもの羂索の姿にもどっている。

    しあわせそうに笑う羂索に不安な色はもうなく、その笑顔にもすっかり彼らしい体温が灯っていた。

    しかし、ガラスペンはすっかり使い込んだせいかヒビ割れ、さながらこの硝子で指を傷つけた自身の血液を思わせる色たちが、とろりと漏れてきていた。

  • 103二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:54:49

    改めてキャンバスを見遣れば、そのなかではいつの間にか、肖像画のように羂索が優しく佇んでいた。

    
さて、ここからどうしようかときょろきょろとしていると、どこからか声が聞こえてくる。

    「完成、おめでとう」

    キャンバスの中の、羂索だった。

    彼は、その姿でありながら。どこか決定的な違いを以て、さながら嘲笑するように話しかけてくる。

    「やあ。ここまで、お疲れ様」

    髙羽「っ、え」

    「やっぱりパスを繋いだ甲斐があったというものだね。僕としては、君がこのままこの子を取り戻せずに共倒れしても、だけどそうならない為に足掻くのでも、どっちを見られても満足だったからいいんだけどさ」

    
「まあでも、ほんとにその子を取り戻しちゃったんだもの。こんなところでくたばるのも勿体ない」


    「こうして生まれてきた人間たる者、もっと人間臭く生きて、せいぜい面白いところを見せてほしい」

    言いながら、キャンバスの中の羂索はにっこりと笑み、勝手に動き出す。
白いキャンバスの中で歩いて、歩いて。

    やがて、一枚の扉のようなものの前に、辿り着く。

    「この扉を潜ればいわゆる『現実の世界』だ。君たちは帰れる」

  • 104二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:58:16

    「だけど見てご覧よ、そのペン。もうぼろぼろじゃないか?」


    「それはね、その子の普段の悩みだったり不安だったり、自己の揺らぎだったり……そういう、今までの人生に於いて大なり小なり抱いてきた感情、それも良いとは言えないものを形づくったものなのさ」


    「人生は良いものばかりで構成されているわけではないけれど、他人は良いものを挙げてその人間を表そうとしてくれるだろう。その行為自体に悪いことなんてないが、だからといって隠しておきたいものたちがなくなるわけでもない」

    「だから、君に選ばせてあげようと思う」

    
「そのペンを壊して色同士がぐちゃぐちゃに混ぜ合わされてしまえば、何にも染まらぬ、何にもならぬ色ができる。そうすれば、『今後一切の負の感情』を『認識できなくなる』……つまり、くるしみやかなしみ、怒りといったもの、果ては痛覚なんかまでもぜんぶ、認識しなくなるわけだ。まあどこまでその効果が現れて、そのあとその子がどうなるかまでの保証はできないけどね」

  • 105二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:59:23

    「でも、なにもその子本人に傷がつくわけじゃない。君が代わりに傷に成るようなものだし」


    「それが嫌なら、そのペンをこの扉に向ければいい。鍵を挿すのと同じだよ」


    
「解放するんだ。負の感情もそうでないものもぜんぶ。だけどそれをすれば、君の手は破片によって傷つくかもしれない」


    
「それは今までこの子が、君ですらも味わってきた数多の道で、乗り越えた壁で抱え落ちた感情の追体験みたいなものだ。つらいと感じるかもしれないことも、それもまた人生であると受け入れるのならば。そうしてともに歩むだけの覚悟があるというなら、選んでみせるがいいよ」


    ガラスペンを壊す?>>107

    1.壊す

    2.壊さない

  • 106二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 21:45:46

    壊さない

  • 107二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 21:58:19

    壊さない

  • 108二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 22:01:05

    髙羽「……壊さない。壊さないよ」

    髙羽はペンを割らずに、キャンバスの向こうの扉にその先を向けた。


    ペン先から伸びた光が、線のように手に持つそれと扉とを結びつけた。

    同時、ひび割れた隙間から今まで集めてきた何色もの光が漏れだす。

    それはまるで濁流のようで、太陽がいっそすべてを焼き尽くすような眩しさで、痛いほど、で。

    ぴり、ぴり。ぱき、ぱき。
硝子が割れていく音がする。
ぴし、ぴき、と。


    うすい指先の皮膚にちいさな裂け目が出来る感覚がする。
    棘に刺さったように、すこしだけ、痛いかもしれない。それでも、目を離すことはなく。手を離すこともなく。


    いつの間にか、包み込むみたいに。空いている片方の手に、羂索が自分の指を絡めていた。
ぎゅっと。ふたりで、手を繋いで。


    がちゃりと。その扉が、開いた。
間もなく光は、いよいよ目を焼くくらいに……はげしい明滅のなかで、一点に収束して。


    しろく、塗り潰して、いく。

  • 109二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 22:04:35

    目を、覚ます。
そこはいつもの、自分と羂索の、部屋だった。今日も今日とて、やっぱりどこか遠くでちゅんちゅんと小鳥の囀りが聞こえていた。


    けれど、はっきり覚えている。
この手で羂索を描いたこと、取り戻したこと、羂索と、たくさん話をしたこと。

    羂索は、と。
髙羽は咄嗟に、携帯を取り出すだろう。

    なんに、せよ。
電話帳の中の、羂索の名前と番号、は。

    いっしょに過ごす羂索の笑顔、は。
違和感なんてちっとも感じずに、しっかりと。当たり前のように、感じられたのだ。

    その事実がいまは、眩しいくらいに明るく感じられる。


    ほどなくして、病院から電話が掛かってくるだろう。

    
「髙羽さん、でしたよね。羂索さんが目を覚ましましたよ」


    
自分たちの関係も、「羂索」という人間がしっかり個として結び付けられていることも、それではっきり認識できるだろう。

    今行きます、とでも言って、駆け出すだろうか。出会えたら、抱き締めてしまうだろうか。ようやく目覚めた、あの子のことを。


    かけがえのない彼の「存在」を証明する、たったひとりの。
誰でもない、たいせつなひと、として。

    
自分たちはこれからも、未完成なままで。「それでも、」を望んで、彩られていく。

  • 110二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 22:06:46

    END A「意識の追想、浮世にかえり」

    生還報酬

    生還 dice1d5=1 (1)

    
羂索とたくさんお話した dice1d5=1 (1)


    取得AF

    『透明なガラスペン』と『ラベルの貼られた小瓶』

    
髙羽にガラスペン、羂索にいつか定義した「きみたちだけの色の名前」が書かれたラベルの貼ってある小瓶がそれぞれ贈られる。


    使うと両者ともに一度だけ、任意のタイミングで【髙羽と羂索が共通して割り振っている技能の中からひとつ】を即時成長させることができる。

    使用すればインクの補充されていないただのガラスペンと、空っぽの小瓶になるだろう。
ふたりの想いの強さに対応し、強ければ決して割れることはない。

    ただし弱まっていけばいくほどくすみ、濁って、傷つき割れやすくなる。
それでもずっと、ふたりの軌跡をつなぐもの。

  • 111二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 22:09:53

    お疲れ様です!素敵な雰囲気のシナリオだった...

  • 112二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 22:13:11

    おつです!!!素敵なシナリオだった…ドリームランド行きにならなくてよかったね羂ちゃん…

  • 113二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 22:20:59

    ピンチャンのデカ感情なんてなんぼあってもいいですからね マジで

  • 114二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 22:52:45

    美しい話だった…有難うございました

  • 115二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 23:09:55

    この世界は、ヒュプノス…?

  • 116二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 23:12:49

    >>115

    主にヒュプノスときどきニャルって感じですね

  • 117二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 23:17:00

    またピンチャン大好きニャル様がちょっかいかけてる…

  • 118二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 23:25:21

    ニャル出てきてたんだ、気づかなかった

  • 119二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:00:35

    >>100 ここめちゃくちゃ好き……ピンチャンの軌跡……


    >その、つめたい、あたたかい、けれど紛れもない、ふたりの過ごした軌跡。
それはスポットライトの色に、あの日高いところから見た夕焼けのような暖色に、心臓のような、いつかに流した血の赤色に、目覚めてそこにあった真っ白な天井の色に、ふたりが爪に乗せ合った色に。


    きらきらと、紙吹雪のような、ラメのような輝きが紛れ込みながら。

  • 120二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:06:08

    キャンパスの中にいたのがニャルかな?今回は助けてくれたっぽい?

  • 121二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:07:58

    >>120

    ヒュプノス「なんかこの人間いいな連れてこ」

    羂索「ヤダーーーーーーッッッッッッッッ髙羽助けてーーーーーッッッッッッッッ」

    ニャル「なんやこいつオモロ笑オモロいからヒュプノスちょっと邪魔しとくね私この髙羽ってやつも一緒に入れたろ笑」

    こんな感じですね

  • 122二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:10:20

    >>121

    よし、ニャル様よくやった、クッキーをあげよう

    あと羂ちゃんかわいいな

  • 123二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:32:41

    存在が曖昧にならずにあの世界に髙羽が行けたのはニャルのおかげ…ってコト?!

  • 124二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:33:53

    >>123

    はい(クソデカボイス)

  • 125二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:34:36

    やっぱりここのニャル様、ピンチャンのファンだろ

  • 126二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:35:36

    ピンチャンのライブにいそうだなここのニャル

  • 127二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:36:08

    >>126

    面白いこと大好きだもんな

    ……羂索とニャルって、似てるのでは???

  • 128二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:39:45

    >>127

    すぐ姿変わるし混沌だし人々を恐怖のズンドコに突き落とすし口調が軽薄がちだし大体ニャル=羂索

  • 129二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:42:47

    >>128

    倫理度外視で面白いことだーいすき!!!

    ……うん、親友になれ

  • 130二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:45:34

    羂索の姿になったニャルに大興奮した私を誰か殴ってくれ。それはそれとしてニャル羂索と本物羂索と機械羂索に囲まれて夜も眠れない髙羽をくれ

  • 131二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:48:34

    >>130

    羂索バリエーションがどんどん増えていく…髙羽をもみくちゃにしてくれ羂索たち 必要だろ

  • 132二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:55:01

    三つ巴ロジハラ大会開幕
    髙羽のメンタルはしぬ

  • 133二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:59:43

    髙羽「余計なお世Wi-Fi!!!」

    本物羂索「クッッッッッッソつまんない。いい加減ギャグのバリエーション増やせよ」

    機械羂索「正直言って面白くない」

    ニャル羂索「何が面白いのかわかんなーい」

    偽物羂索「私の運命♡」

    髙羽「なんか俺の相方いっぱいいる……」

    本物羂索「君の相方は私だけでしょ!?!?!?!?」

    こういうことですね

  • 134二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 01:02:43

    機械羂ちゃんまで辛辣で花
    偽物羂索もいたね、本物羂索に速攻ボコボコにされてそうだけど

  • 135二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 01:09:00

    助けて 記憶羂ちゃん

  • 136二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 06:24:15

    天使羂ちゃんもいたよね

  • 137二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 06:37:13

    羂ちゃんハーレム…wまたif羂索が増えた…w

  • 138二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 08:05:34

    >>136

    天使羂索と機械化羂索は本物羂索

  • 139二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 08:55:15

    >>133

    >>135

    ララバイ羂ちゃんは優しくしてくれそう…と見せかけてつまらないギャグには厳しそう

  • 140二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 08:56:35

    記憶羂ちゃんは優しいと思いきや髙羽のイマジナリー羂ちゃんだから普通に笑いには厳しいという罠

  • 141二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 09:03:44

    >>140

    お笑いに関して甘い羂ちゃんは解釈違いだからね仕方がない

  • 142二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 09:52:07

    FAかつ個人の感想ですお納めください

  • 143二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 09:52:46

    「うまれかわる愛によせて」見てみたい…です…

  • 144二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 09:54:27

    >>142

    ぎゃわいい。。。。。。。。。いっぱい羂ちゃんがいて嬉しい…すき…たすかる…いのち…

  • 145二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 10:13:17

    ピンチャン旅行できるのなら「印/骰子/奴」見てみたいな...
    てか今回の世界めちゃ綺麗...

  • 146二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 11:33:46

    >>142

    かわいいが過ぎるたすかるありがとう

  • 147二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 14:46:45

    新スレ!!!やった!!!

  • 148二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 20:17:22

    >>142

    ニャル様、機械羂ちゃん復活させてくれ 必要だろ

  • 149二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 20:20:30

    機械羂ちゃんと再会できるシナリオとかあったりしないの…?しないか…

  • 150二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 20:22:26

    SAN値回復系のシナリオならいけるかもね、
    NPCと再会出来るタイプのやつ

  • 151二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 00:58:31

    >>150

    そんなのあるの…?

  • 152二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 01:00:42

    >>150

    こういうのがあったら教えてくれ 必要だろ

  • 153二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 06:00:58

    >>151

    一般通過CoCおぢさんだヨ...


    死んじゃったNPCだからたいていは幻覚の世界だけど、探索者が前を向くためのシナリオとして存在するよ

    おぢさんは『まもなく最終電車が参ります』って言うシナリオが好きだよ...


    電車じゃなくて列車かもしれん...

  • 154二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 06:44:59

    「花に嵐と」とか好き
    NPCとの対話シナリオ
    穏やかな雰囲気が機械羂ちゃんに合いそう

  • 155二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 09:54:46

    穏やかに微笑みながら髙羽とお話する機械羂ちゃん…見てぇ…最後に大好きなんて言われたらボロ泣くかもしれん

オススメ

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