タケル「和食を作るぞ!」

  • 1二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 17:21:16

    タケル「——と言う訳で教えて欲しい」
    「」「ふふ、面白いわ。私に料理を教えてほしいと言うのね」
    タケル「あぁ。頼む」
    「」「料理ならうってつけのが厨房にいるでしょう。彼ならはりきるでしょうに、私を選ぶのね」
    タケル「厨房の……、あぁ、エミヤか。彼ではダメだ。イオリにバレる……。イオリにはバレずにやりたい」
    「」「あらあら」
    タケル「私が作った朝餉は今はカルデアの献立に加わり、物珍しさがなくなってしまった。故にイオリを驚かせる為に私には新たな料理が必要なのだ。イオリに『美味い』と言わせる為に。和食が上手いのは御厨の者たちを除くと君だと聞いた」
    「」「出来なくはないわ。でも、あの子の方がいいと思うわ」
    タケル「あの子?」
    「」「アサシンの私」
    タケル「あぁ。最初に頼んだのだが、逃げられた。マスターと同じ現代の子だと聞いたが、山の獣の如く逃げられてしまった」
    「」「ごめんなさいね、あの子、人見知りだから。なら、私の出番かしらね。ふふ、偶にはこうしてみるのも悪くないわね。和食、和食ね」
    タケル「おぉ! 頼もしいぞ」
    えっちゃん「話は聞かせてもらいました! 和食ならば、和菓子も用意すべきだと思います!」
    タケル「……君は?」
    えっちゃん「えっちゃんです」
    「」「宇宙人だそうよ」
    タケル「うちゅう?」
    「」「空の上、未来の彼方から来たサーヴァントよ」
    タケル「みらい?」
    えっちゃん「細かい事はお気になさらず。とにかく、和菓子です」
    タケル「わがし?」
    えっちゃん「そうです! 和菓子は和食の心です」
    「」「各所に怒られそうな説明ね。とりあえず、食べてみればいいと思うわ。
     確か、あの子が隠してた練り切りがあった筈」手元に小分けされた練り切りが現れる
    えっちゃん「おぉ! こ、これは並んでも買えない老舗の練り切り。良いのですか?」
    「」「いいわ」
    タケル「あの子とは、君の別霊基だろう? いいのか?」
    「」「ふふ、あの子は私だもの。少し腹を立てるくらいで済むわ」
    タケル「難儀だな、君たちは……」

  • 2二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 17:21:43

    タケルと剣式とえっちゃんがわちゃわちゃするだけのスレです

  • 3二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 17:22:02

    こういう絡みいいぞ!!もっとやってくれ!!!(画像略)

  • 4二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 17:23:58

    ちょうだいちょうだいそういうのちょうだいもっと!!

  • 5二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 17:25:52

    タケル「もぐもぐ、……あまぁい! これが練り切りか! これならイオリも喜ぶ、筈だ」
    えっちゃん「ただ甘いだけではなく、口溶けが絶品です! 後に引かない上品な甘さ! これならいくらでもいけます!」
    「」「これも作れるけど、作る?」
    タケル「作れるのか? ならば、是非作りたい!」
    えっちゃん「私は味見係なので応援します」
    「」「そう。キッチンを借りたら、まずかったのよね。じゃあ、ここを変えましょうか」
    タケル「一瞬で部屋が御厨に?」
    えっちゃん「おぉー!」
    タケル「この力、君も神の類だったか?」
    「」「私は違うわ。似たような事は出来るの。けど、そもそも伊吹童子のような権能がないのよ。霊基の身体になって性能も落ちてるし。ただそう言う力を持ってるだけ。不正アクセス。あまり使えば、怒られてしまうわ。今はこの変化を少しだけ世界から隠してるの」
    タケル「泰平の世においても、君のような子は生まれるのだな」
    「」「本来は、生まれる前に死んでしまうのが正しいのだけどね。両儀はそれを生かす術を持っていた。それだけ」
    タケル「……成否はどうあれ、君が生きていてくれてよかったと思う」
    「」「——ん。頭を撫でてくれるのね。こんな私でも」
    タケル「君も私たちの末だ」
    「」「ふふ、私の国の神さまはとても優しいわ」

  • 6二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 17:25:54

    かわいいじゃんこういうのアリアリアリのアリ!

  • 7二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 17:27:01

    あーっ!ほのぼのしつつも大さじ三杯くらいのシリアスが混ざるこの雰囲気すき!!!!

  • 8二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 17:28:54

    尊さがあなたに急接近する。
    凄まじい尊さレベル。あなたは退去せざるを得ない。

  • 9二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 17:29:11

    剣式補足:
    サーヴァントなので「」としての万能は型落ちしてます
    未来を全て見通す力はないです

  • 10二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 17:32:42

    「」「さぁ、まずは手を洗ってね」
    タケル「イオリの御厨とは全然違うのだな。竈門がない」
    「」「江戸時代とは勝手が違うもの。食堂のキッチンを再現したの。使い方は教えるわ」
    タケル「う、うむ!」
    えっちゃん「頑張ってください」
    タケル「本当にやらないのか?」
    えっちゃん「応援します」キリッ
    タケル「そうか……」
    「」「エプロン、何色がいい?」
    タケル「えぷろん?」
    「」「前掛けよ。下半身じゃなくて、上半身の汚れを防ぐもの」
    タケル「別に何色でも構わん」
    「」「じゃあ、ピンクね。こう言う時はピンクって相場が決まっているもの」
    えっちゃん「コスモピンクは純情の証です。コスモドラマで見ました」
    タケル「こすも……?」
    えっちゃん「よくお似合いです」
    タケル「???」

  • 11二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 17:49:41

    いちいちやりとりが可愛い!!!式とえっちゃんが話通じてるのがまたよき

  • 12二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 18:02:59

    「」「まず何から作る?」
    えっちゃん「練り切りです。おかわりを所望します」
    タケル「私はまず和食を作りたいのだが……」
    えっちゃん「何を言いますか? 前回主食を作ったのならば、次はデザートが相場が決まってます」
    タケル「そ、そんなものか? ならば、和菓子にする」
    えっちゃん「素晴らしい判断です」
    「」「神さまも押しには弱いのね」
    タケル「三臨の私なら兎も角、今の私は神ではないぞ」
    「」「ごめんなさいね。私の時代ではヤマトタケルノミコトは神さまだからね。コクトーくんと参拝した事があるわ。あの時の私はあの子だけど」
    タケル「そうか」
    「」「じゃあ、まずは——」

  • 13二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 18:14:04

    タケル「ぎゅうひ作り? 材料を混ぜてチン。……ちん?」
    「」「レンジで温める事よ」
    タケル「温める事なのか? 何故そんな名称になったのだ?」
    「」「温めてみればわかるわ」

     レンジ < ピーピーピー

    タケル「……わからないが?」
    「」「……今のレンジは言わないのね、チンって」
    えっちゃん「最新の機種ではチンとは言わないようです。性能が低いものならば言うようですが。
     チン……」
    「」「そうなの……」
    タケル「ちん……?
     こんな四角い者でも鳴き声が変わるのか。面妖な……」
    「」「機械の知識もないのね」
    タケル「とりあえず中に入れたものを出せばいいのか?」
    「」「気をつけてね」
    タケル「あっつい! 熱い?」
    「」「温めるものだ言ったでしょう?」

  • 14二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 18:18:17

    どこの神社いったのかな
    横須賀か埼玉かな
    デート匂わせ好き

  • 15二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 18:49:52

    タケル「ぎゅうひと白餡を混ぜる。ふむ、簡単だな!」
    「」「だいぶ溢しちゃったけどね」
    えっちゃん「は、わ……。練り切りになる粉が……」
    「」「雑巾持ってきてくれる?」
    えっちゃん「私は味見と応援係なので」
    タケル「働かざるもの食うべからず、だぞ」
    えっちゃん「雑巾持ってきました!」シュバッ

  • 16二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 19:07:29

    タケル「色付きの生地も幾つか用意した! もうこれは成功と言っても良いな!」
    えっちゃん「わー! ここで味見係の出番ですね!」
    タケル「先程も食べただろう」
    えっちゃん「あぅ……」
    「」「後は整形ね」
    タケル「せいけい」
    「」「形を整えるの。サンプルが必要ね」
    えっちゃん「こちらのタブレットに写真があります」シュバッ
    タケル「ふむ。なるほど。任せよ!」

    タケル「中に餡を包む? 中に餡を……」
    「」「生地が破けちゃってるわね。包む餡が多すぎるのよ」
    えっちゃん「あわわわわ」
    「」「手本を見せるわ。こうして、こう」
    タケル「ほう! も、もう一回!」
    「」「えぇ。わかったわ」

    タケル「何度試しても生地が破けてしまう……」
    「」「そうね。もうこうなったら、破けた部分を下にしましょうか。見栄えは誤魔化せるわ」
    タケル「むぅ、それは……。イオリには完璧なものを渡したい。どうせなら、見た目からあっと言わせるものを作りたいのだ」
    えっちゃん「ひょい、パク」
    タケル「あ」
    えっちゃん「もきゅもきゅ。美味しいです。失敗したのは私がいくらでも食べますので!」キリッ
    タケル「よし! 生地を追加するぞ、シキ!」
    「」「……後でえっちゃんの保護者に怒られそうだわ。でもまぁ、タケルが楽しそうだからいいわ。
     ——私にはこんなにも誰かを想う事は赦されないから」

  • 17二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 19:10:29

    剣さんの最後の独白が…わぁ…切ない

  • 18二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 19:20:08

    タケル「生地の色が混ざりすぎてしまった……」
    「」「あまり綺麗とは言えないわね。粘土のようにこねてはいけないわ」
    えっちゃん「あーん。味は変わらないので、どうぞ、こちらに」ウキウキ
    タケル「うむ。いくぞ、エッチャン」
    えっちゃん「はむ!もっきゅ、もっきゅ」
    「」「タケルもえっちゃんへの餌付けに慣れてきちゃったわ」
    タケル「うーん、難しい」
    「」「じゃあ、もうこうしましょう!」

  • 19二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 19:23:43

    タケル「できたぞ!」
    小さく丸くした紅色の生地を五つ作ってくっつけた。真ん中に黄色い生地を置いて梅の形にした
    「」「お疲れ様。頑張ったわね」
    えっちゃん「美味しゅうございました」
    タケル「イオリに渡してくる」
    「」「行ってらっしゃい。さて、片付けましょうか」
    えっちゃん「私は部屋に戻ります」
    「」「駄目よ。沢山食べたでしょう?」
    えっちゃん「あーうー」

  • 20二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 19:24:08

    「」「うちの神さまは気づいたかしら、美味しいには2種類あるって」
    えっちゃん「二つですか?」
    「」「えぇ。二つ。一つはもちろん、味。もう一つは誰かと食べてる時間を共有する事よ」
    えっちゃん「なるほど」
    「」「でも、どちらの味も感想を伝えないと意味がないのだけどね」
    えっちゃん「それは味の問題じゃないですね。あ、練り切りおかわりです」
    「」「はいはい」

  • 21二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 19:24:46

    書き溜めここまで

    後はゆっくり

  • 22二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 19:34:52

    こっちと同時進行で厨房でエミヤに料理習ってる伊織とかいたら面白いな

  • 23二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 19:40:15

    いい組み合わせだなぁ
    レンジの下り好き
    確かにレンチンって言うけれど鳴らないよね

    続き楽しみにしています

  • 24二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 20:42:53

    一方その頃

    式「おい、そこの」
    伊織「ん? もしや、俺か?」
    式「その俺だ。少しシミュレーションに付き合え」
    伊織「それは構わぬが、いきなりなんだろうか?」
    式「お前があの神、ヤマトタケルノミコトの保護者だろ」
    伊織「保護者と言う訳ではないが」
    式「いいから!こっちは*とっておきを取られてイライラしてるんだ」
    *練り切り
    伊織(……なにをしたんだ、セイバー?)



    この後、式との試合はわりとワクワクできた伊織だった

  • 25二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:01:28

    タケル「練り切りではイオリにまったく響かなかった!
     また感想が『食えるぞ』だった。他に何かないか聞いたら、『甘いな』だけだった」
    「」「あらあら。次は渋いお茶も一緒に用意してあげたらいいわ」
    タケル「うむ。とにかく次だ! 次を作るぞ」
    えっちゃん「次はなにを作りますか?」ワクワク
    タケル「今度こそ和食だ」
    「」「ねぇ。和食って言っても広いけど、どう言うのがいいかしら? タケルが日頃食べてるカレーも和食よ。正しくは日本食って言うべきだけど」
    タケル「なんと!? あ、あれは渡来したものではないのか?」
    「」「元はそうだけど、日本は魔改造が多いから、今は海外のものを元にした別のものよ」
    タケル「そ、そうなのか!?」
    「」「本場の食を試してみようとしたら海外にはなかったってよくある話みたい」
    えっちゃん「和食と言うものはコスモガラパゴスみたいなのですね」
    タケル「江戸も食が豊富だと思ったが、それ以上に豊かな国になるのだな」

  • 26二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:07:43

    いい組み合わせ…読んでてほのぼのした…
    らっきょのことよく知らないので、やさしい「」さんのこと気になってきた。

  • 27二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:08:30

    タケル「しょーとけーき」
    「」「そうね」
    タケル「なぽりたん」
    「」「本場にはないわ」
    タケル「も、もんぶらん」
    「」「日本ね」
    タケル「くりーむしちゅ」
    「」「海外から来てるような顔してるけど日本よ」
    タケル「えびふらい」
    「」「それもそうみたい」
    タケル「おむらいすも、か?」
    「」「えぇ」
    タケル「この国に一体何が起きたのだ?」

  • 28二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:09:34

    ナポリタン(新潟B級グルメ)までたどり着いてほしくなってきたな

  • 29二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:11:15

    >>26

    らっきょはおすすめです

    だが「」さんはほぼ出てこないので

    「」さんの性格はFGO準拠です

  • 30二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:13:14

    「」さん今となっては出番自体はFGOのほうが多い気はする

  • 31二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:13:28

    ラーメンも魔改造案件ですね

  • 32二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:16:09

    一時期中華にハマってた時に、本場では回鍋肉にキャベツが入らないと知って驚いたなぁ

  • 33二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:18:17

    タケル「うーん、イオリが好みそうなのはなんだ?」
    えっちゃん「和菓子です。和菓子を作るのです」
    タケル「またか」
    えっちゃん「またではありません。和菓子の道は奥深いのです。練り切りがダメなら、お饅頭やお煎餅もあるのです」
    タケル「数があるのだな」
    「」「タケルは初心者だから、簡単に作れるのがいいわね。どら焼きとかどうかしら?」
    えっちゃん「素晴らしいです!それにしましょう!」
    タケル「……私は和食を作りたいのだが」
    えっちゃん「和菓子も和食です!」
    タケル「そ、そうか」
    えっちゃん「今回も私は味見係です」
    「」「お片付け係も兼ねてるわよね?」
    えっちゃん「……あーうー」

  • 34二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:23:35

    「」「どら焼きは整形する必要がないから、きっとちゃんとできるわ。焼いて包むだけ」
    タケル「ふむ!」
    えっちゃん「失敗はこちらで受け付けます」
    タケル「もう既に食べる気満々だな」
    えっちゃん「はい!」
    タケル「いい返事だな!」

  • 35二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:26:13

    タケル「なぁ、イオリ」
    伊織「どうした、セイバー」
    タケル「鄭の国の食べ物だと思ってたラーメンが日本のものだった」
    伊織「てい?」
    タケル「そうか。君は知らないのだな……」

  • 36二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:47:08

    タケル「この前、ジャックや幼子たちに日本の絵本に乗ってる茶色い筒のようなものかなにか聞かれたんだ。
     それは英雄が事を成し遂げた後に持ち帰るものに含まれている宝の一種だった。その正体が私もわからずにイオリに聞いた。そしたら、正体は米俵だった」
    「」「そうね。海外でお宝って言ったら金銀財宝だものね。米俵——食べ物が含まれるのは日本だけなんでしょうね」
    タケル「日本の食へのこだわりは幼い頃から植え付けられているのだな。それであの今日に至る食文化ができたのか」
    「」「さぁ、どうかしら?」

  • 37二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:56:52

    >>36

    むしろ君の末の民だから食に貪欲なんだよで説明がついてしまう気すらするんだけどな!

  • 38二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 22:08:22

    「」「海外ではラインの黄金。日本では無尽俵。どちらも無限の富が手に入るものよ。これがお国の違いね」
    えっちゃん「日本の方が美味しくてお得です」




    思いついたネタを書いているので、順序がバラバラです
    次から続きものはなるべくわかりやすくします

  • 39二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 22:39:05

    タケル「シキ、君は料理が上手いと聞いたが、君の料理は食べた事はないな」
    「」「食べたいの?」
    えっちゃん「食べたいです!」
    タケル「相変わらず、エッチャンはこう言う事の返事は早いな」

    「」「どうぞ」
    タケル「この匂いは〜。じゅるり!」
    えっちゃん「わーい! いただきます」
    タケル「うぅまーい! もぐもぐ! 使っている材料は同じなのにここまで違うのか!」
    「」「材料の切り方、隠し包丁とかね。材料の炒める順番とかもそう。そう言う手間を加えるだけで大分変わるのよ。後で教えてあげるわ」
    タケル「あぁ、よろしく頼む」
    えっちゃん「おかわりです!」

  • 40二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 02:17:01

    >>25

    >>27

    その極め付けがトルコライスだからな。イスラム教徒は食べない豚肉を使ってたり、ピラフとスパゲッティが一緒になってたり。

  • 41二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 03:21:37

    えぇ〜ショートケーキやモンブランって本場のヨーロッパとかにはないの!?
    え…クリームシチューも!?
    日本って外国産の料理からどんだけ洋食っぽいオリジナル料理作ってるの…なんか凄いな

  • 42二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 06:37:05

    面白かったですありがとうございます
    食物でもラフランスが日本しかもう作られてなかったりとかも聞いたなあ今はフランスがもう一回栽培挑戦するために日本から苗木分けてもらったとか

  • 43二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 08:24:09

    >>33

    どら焼き


    タケル「ようは焼けばいいのだな!」

    「」「そうね。生地が丸くなるようにホットプレートに乗せてね」

    タケル「うむ!」


    タケル「もうひっくり返してもいいのでは?」

    「」「待って、まだ早——」

    タケル「ていっ」

    ベチャッ

    えっちゃん「あー、真っ二つです……」

    「」「まだ焼けてなかったわね。もう少し焼いてからにしましょう」

    タケル「ぬぅ……。次こそは!」


    タケル「………」ソワソワ

    えっちゃん「………」ソワソワ

    「」「生地がふつふつしてくるまで待っていてね」

    タケル「あぁ!」ソワソワ

    えっちゃん「………」ソワソワ

    「」(そう言えば、あの子も末那とこうして料理してたわ)

  • 44二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 08:26:11

    肉じゃがも和食と言えど歴史は浅いんだよな海軍発だし

  • 45二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 08:37:27

    伊織「式、最近、セイバーが世話になってると聞く」
    「」「そうね」
    伊織「迷惑をかけてないだろうか?」
    「」「そんなに心配しなくても大丈夫よ。ただ一緒に料理してるだけだから。
     あの神さまは好奇心が強いから一通り失敗するけど、物覚えはいいからしっかりやり通すわ」
    伊織「……そうか」
    「」「ふふ、親離れできないのはどっちなのかしら?」

  • 46二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 10:39:12

    >>43

    どら焼き続き

    タケル「焼いた生地を一旦らっぷに包む?」

    「」「生地から水分が抜けちゃうと美味しくないのよ」

    タケル「水ならば足せるが。水分が抜けないようにすればいいのだろう?」

    「」「……そうね」子供には一回失敗させればいいと思っている

    タケル「てい!」

    えっちゃん「……き、生地がべちゃべちゃです」

    タケル「難しいな……」

    「」「ラップにしましょうか」

    タケル「そうする……。もう少し加減が次はできればいけると思う!」

    えっちゃん「はわわ……」

    「」「ふふっ」


    タケル「あんこをいれて……」

    えっちゃん「溢れるほどの餡子!」

    タケル「いいだろう!」

    えっちゃん「ください」

    タケル「これはイオリにあげるのだ。エッチャンにはこっちな」

    えっちゃん「ありがとうございます。もきゅもきゅ」

    「」「次は彼にはお茶淹れてあげるといいわ」

    タケル「うむ!行ってくる!」


    えっちゃん「行きましたね」

    「」「結局のところ、あれなのよね。美味しいと言わせたいなんて口実。一緒に喋りながら食べるのがいいんでしょうね。

     あの子もそうやって、めんどくさがりの癖に料理作ってたもの」

    えっちゃん「もきゅ、そうですね、もきゅ」

    「」「はい。えっちゃん、お茶」

    えっちゃん「ありがとうございます、もきゅ」

  • 47二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 13:10:48

    「」「カレーを作るの?」
    タケル「あぁ。だが、その前に確認したい。本当にカレーは日本食か?」
    「」「えぇ」
    タケル「本当に本当か!?」
    「」「本当に本当。そうだ。確認してくればいいわ?」
    タケル「そうか。確か発祥はインド。インドのサーヴァントに確認すればいいのだな!」
    「」「日本に来るまでイギリス経由しているので、イギリスのサーヴァントにも必要ね」
    タケル「!?」

  • 48二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 13:55:59

    伊織と一緒に食べたいタケルかわいいな…。
    失敗をあえてさせる「」さん好き。
    インド鯖とイギリス鯖もしかして出てくる…!?

  • 49二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 17:05:03

    えっちゃん「え? タケルさんってどこかの偉い人なんですか? しかも、強い……?
     え、あ、そのー……、私、セイバー特攻持ってますので」

  • 50二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:46:11

    タケル「ひゃあ、あ……」
    えっちゃん「大丈夫です? 口が真っ赤です」
    タケル「う、ぁ……み、ず!」
    「」「こう言う時、水はダメみたいよ。はい。牛乳」
    タケル「んく! ごくごく——ぷはっ!」
    えっちゃん「どうしたんですか?」
    タケル「逸れのアーチャー——アルジュナにカレーについて聞いてきたのだ。そしたら、馳走になった。別のものだった。辛くて辛くて口が痛い……。食べてから間を置いても辛さが込み上げてくる!」
    「」「本場だとスパイス多いからかしら」
    タケル「私が知ってるカレーではなかった……!
     何をどうしたら、あれが日本のカレーになるのだ?」
    「」「食へのこだわり?」
    えっちゃん「食への絶え間ぬ探求心です」
    タケル「日本の食へのこだわりは一体どこから生まれたのだ?」
    「」(タケルを見る限り、先祖代々食べるのが好きだったんでしょうね。小さな積み重ねが今になる。
     解っていた事だけど、制限された今なら実感し直せる。面白いわ)

  • 51二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 20:48:57

    タケル「………」
    えっちゃん「おや、タケルさん。どちらへ?」
    タケル「あぁ、エッチャンか。これから、丑御前の監視でな」
    えっちゃん「監視、ですか?」
    タケル「丑御前が暴走しがちなので、やらかさぬように見張るのだ」
    えっちゃん「……タケルさんは宇宙防人(ギャラクシアン)かなにかですか?」(震え声
    タケル「ぎゃ、ら?」
    えっちゃん「はわわ……」←ヴィラン
    タケル「?」

  • 52二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 22:21:12

    蘭丸X「蘭丸Xでありまーす!」

    タケル「えっくす?」
    えっちゃん「サーヴァントユニヴァースではよくある事です。彼女は——」
    タケル「なんと!?」


    タケル「ユイ……」
    正雪「あぁ、タケル殿か。どうした?」
    タケル「あそこにいる御仁、ランマルエックスとやらは、ユイが増殖した結果生まれる世界と似た星の出身であるようだ」
    正雪「ど、どう言う事だ!?」
    タケル「詳しくはわからぬが、ランマルしかいない星があるようだ」
    正雪「え? えっ!? も、森宗意軒先生!?」

  • 53二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 22:22:15

    ……困った由井正雪星あのユニヴァースにないと言い切れないのが困る

  • 54二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 23:06:09

    えっちゃん「キッチンから日本産のリンゴをもらいましたー!切ってください」
    「」「はいはい。わかったわ」
    タケル「日本の、りんご?」
    「」「平安時代頃に日本に入ってきた果物よ」
    タケル「ほう。……何故、日本の、とわざわざ付けるのだ?」
    えっちゃん「日本産のものは甘味が強く、そのまま食べても美味しいのです。海外ではそのまま食べるのではなく、調理することが多いです。パイとか」
    タケル「我が国は料理だけでなく、食材にもこだわっているのか……!?」
    「」「米の品種改良は昔からあるじゃない。それの一種よ。雨風、病に強いから味にも拘った結果ね」
    タケル「なるほど」
    えっちゃん「ちなみに日本産のものは今やブランド品として名高いです」
    タケル「奥が深いな」

  • 55二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 23:16:48

    「」「——と言うわけで、食材選びから料理は始まっていると言えるわ。次は用意された食材じゃなくて、自分で選んでみましょうか!」

    タケル「こ、米にも種類がこんなに……!? どれがお勧めだ?」
    「」「そこは用途にもよるわね。炊き込みご飯ならこっち。寿司ならこっち。だけど、あとは好みもわね。甘味、粘り気、硬さ。色々あるわよ」
    タケル「うむむむぅ!」
    「」「ふふふ」選んでるタケルを見るのが楽しくなってきた。

  • 56二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 23:29:30

    タケル「………」
    伊織「セイバー?」
    タケル「………」
    伊織「どうしたんだ?」
    タケル「………」
    伊織「……うーん」
    タケル「………」
    伊織「式殿、何があったか聞いていいか?」
    「」「いいわよ。タケルが食材に拘ったら、下手の料理したものより、素材そのままの方が美味しかったみたい」
    伊織「食材をそのまま?」
    「」「タケルが作ったアップルパイとこっちはただ切ったりんご。どうぞ」
    伊織「あぁ。いただこう」
    タケル「……ん」
    伊織「そのままでもいけるりんごか。ふむ。それでセイバーが作ったアップルパイか。
     ——あぁ。食えるぞ」
    タケル「……ぷい」
    「」「余計、拗ねたわね」
    タケル「………」
    伊織「どうすれば?」
    「」「それは考えなさい。選択できるのは今ここにいる——関わる事ができる者の特権よ」

  • 57二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 23:46:46

    タケル「なんと言うか、日本は独自の文化が根強いな」
    「」「えぇ。一度も植民地にならなかった結果よ」
    タケル「なるほど。弱いと思っていたが、末の民々も強くあったのだな」

  • 58二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 23:54:58


    タケル「ここが現代の日本の山か。平安以後、なんだったかてくす?てくー?」
    「」「テクスチャ——神秘ね」
    タケル「そう、それだ! もう現代では御山の御子のような神秘は残っていないのだろう?」
    「」「……アーキタイプを殺せるような神秘がまだ生まれたりするわ」
    タケル「なんと!?」
    「」「不思議ねー」

  • 59二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 08:47:51

    タケル「カレーパンも日本生まれなのか。
     ……もう日本にないものを探した方が早いのではないか?」
    「」「そうね……」
    タケル「もぐもぐ、美味しいなぁ」
    えっちゃん「同意です」
    タケル「後でイオリにも分けてやろう!」

  • 60二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 12:53:18

    タケル「……むぅ」
    「」「あらあら」
    えっちゃん「どうしたんですか?」
    「」「私が伊織と手合わせしたんだけどね。彼、此岸で刀を重ねる事は慣れているみたいだけど、彼岸からの一撃は初めてだったみたいなの。それで興味を持たれて何度か手合わせしてたのよ。それが伊織がタケルとの約束をすっぽかす形になったみたいで、こうなったの」
    えっちゃん「……なるほど? つまり嫉妬です?」
    タケル「嫉妬じゃない。イオリが悪い」
    「」「そう。でもね、こんな事を言いながら、わざわざ伊織から私を遠ざけてるの。面白いわよね」
    タケル「………」
    えっちゃん「式さんはわりと楽しんでます?」
    「」「ふふ、ナイショよ」
    タケル「聞こえているが!?」

  • 61二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 19:19:51

    第三臨タケル「この姿になったからわかる。式、君は——」
    「」「………」
    タケル「その瞳、神(私)の死さえ見通す、か」
    「」「ふふ……」

    えっちゃん「マキでお願いします」

    タケル「ん?」
    えっちゃん「まともにやると1クールは使いそうなので、マキでお願いします。私としては次の和菓子作りをお願いしたいところです」
    「」「そうね」
    タケル「………」
    「」「大丈夫。既に私は討伐済み。全ては雪の日に——」
    タケル「……そうか。ならば、手は出すまい。
     エッチャン、次は何を作ろうか?」
    えっちゃん「和菓子カタログがこちらに!」シュバッ

  • 62二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 19:30:43

    タケル「そういえば、カルデアには天叢雲剣が2本あるがいいのか?」
    「」「いいんじゃない? 現代でも2本あるわよ」
    タケル「なんと!? 何故そんな事になっているのだ?」
    「」「さぁてね。諸説ある、としか言えないわね」
    タケル「そ、そうなのか」
    えっちゃん「ちなみにカルデアではエクスカリバーはいっぱいあります」
    タケル「神剣にも並ぶ聖剣ではないのか?」
    えっちゃん「えぇ。そうです。ですが、それは変えられない事実です。
     ちなみに私のネクロカリバーは通販性です」
    タケル「つうはん?」
    「」「お店に行かなくてもできる買い物よ」
    えっちゃん「そのうち、タケルさんの剣もスペース・アメノムラクモとして通販に並ぶかもしれませんね」
    タケル「つうはんに……」

  • 63二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 19:38:21

    えっちゃん「生きてる意味に悩んでいると?」
    正雪「あぁ、創造主手から離れ、私はどうすればいいのだろうか?」
    えっちゃん「そうですね。私もダークラウンズを背負うべく造られましたが、道半ばで創造主の手を離れました。それから学園編を挟み」
    正雪「学園編?」
    えっちゃん「シーズンがかわり、Xさんとの敵対編を挟み、次元の彼方に消えたりしましたが」
    正雪「次元の彼方に消え!?」
    えっちゃん「今ではアイドルやってます。造られた意味と離れても、まぁなんとかなるかと」
    正雪「え? あ、アイドル?」
    えっちゃん「正雪さんもアイドル、やります?」

  • 64二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 19:49:55

    村正「最近料理を習っていると聞いたが」
    タケル「ん、私か? そうだが」
    村正「儂もちと覚えがあってな。と言っても依代の記憶だが。それでも良ければ、儂もハンバーグでも教えようか。そして、剣をだな——」
    タケル「はんばーぐは和食か?」
    村正「ん? いや、和食じゃねぇぞ」
    タケル「ならば、良い。まだ私は和食を学んでる途中なのだ。まだカレーも作ってないしな」
    村正「……カレー? いや、カレーは和食じゃねぇだろ」
    タケル「……カレーは和食だ。和食だった」
    村正「……?」

  • 65二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 23:30:02

    タケル「カレーを作るぞ!」
    えっちゃん「おー!」
    タケル「まず、人参と玉ねぎとじゃがいもを切る」
    「」「ここからカレー、肉じゃが、ハヤシライスとか分岐できるけどどうする?」
    タケル「ここから分岐するのか!?」
    「」「分岐できるのよ」
    タケル「私はカレーを作りたいのだが……。だが、肉じゃがはこの前食べた時に美味しかった。イオリも好む味だと思うが……。うぅん、むむむ……」
    えっちゃん「沢山切って、全部作りましょう」
    タケル「それだ!」

    「」「………」
    えっちゃん「式さん、怒ってます?」
    「」「いいえ。惜しいと思ってるだけ。もう少し悩んで欲しかったと思ってね」
    えっちゃん「そうですか。式さんも楽しんでるのですね」

  • 66二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 09:39:31

    色んな人たちがちょこちょこ顔出してくれて嬉しい…
    ハンバーグで釣ろうとする村正おじいちゃん失敗してて草

  • 67二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 09:56:01

    タケル「イオリが何を食べさせても、『食えるぞ』『甘いな』『いいのではないか?』とかそんな事しか言わぬ!」
    えっちゃん「はわわ、あんなに美味しいものを……」
    タケル「そうだろう? 美味しいだろう? エッチャンは愛いな」
    えっちゃん「褒められてしまいました」
    「」「語彙がないのはもう仕方ないわ。そもそも日本語には食を褒める語句って少ないのよ」
    タケル「あれだけ食に拘っているのに、食への賞賛は少ないのか!?」
    「」「美味しい。旨い。くらいかしら?」
    タケル「少ないな」
    「」「だから、声のトーンで判断してみたらどうかしら? 嬉しいと声も弾むでしょ」
    タケル「なるほど!」

    タケル「剣の手合わせ相手を前にした時が一番声が弾んでた……」
    「」「あらあら」

  • 68二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 09:58:11

    えっちゃん「そもそもタケルさんといる時の伊織さんの声は普段よりも優しいとお伝えすべきでは?」
    「」「それはナイショにしておきましょう。
     ふふ、自分では気付けないなんて、浪漫でしょう」

  • 69二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 11:08:28

    伊織「最近、式やあのえっちゃんとやらと一緒にいるな。迷惑をかけてないか?」
    タケル「当たり前だ。エッチャンは料理の失敗作を食べてくれる——あ、いや、料理を手伝ってくれる。とても愛い」
    伊織「他人(ひと)に失敗作を食べさせるな」
    タケル「うむ……。なるべく失敗しないようにする」
    伊織「………」今度お礼をしに行こうと思ってる
    タケル「それに式は我が国の末だ。マスターもそうだが、末の子にはどうしても甘くなる。
     この霊基は三臨の私——神である私も含んでいる。そうすると視座がどうしても高くなり、末の子たちが愛いと感じる」
    伊織「そうか」
    タケル「まぁ、我が国の子と言っても、イオリはイオリだがな!」

  • 70二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 11:25:09

    3人がきゃっきゃしながらお料理したりお話ししたりしてるところがもう可愛くて可愛くて癒し…

  • 71二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 11:31:48

    最初意外な組み合わせだと思ったけどほんわかしてていいな……

  • 72二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 11:36:44

    癒される…………

  • 73二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 11:41:47

    読んでくださりありがとうございます!
    タケルがサムレム組以外と絡むのが見たかったという自家発電に付き合ってくれてありがとうございます

    ちなみに人選は
    剣式は料理
    えっちゃんは緩衝材
    くらいな感覚だったのですが、
    わりとこの三人でも話が進む!
    どこまでいけるか不明ですが、お付き合いくださいな

  • 74二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 15:28:44

    タケル「水着霊基とはなんだ?」
    「」「水着もわかってなさそうなので、水着から説明するわね。水着は海や水を泳ぐ為の衣装。現代では夏になると水で遊ぶの」
    タケル「水で遊ぶのか。良いな!」
    「」「水着霊基。謂わば、夏の為のサーヴァントの霊基よ。夏の魔力で身も心も夏向けになるのよ」
    えっちゃん「タケルさんも水着霊基狙いですか? それはライバルですね! ふんすこ」
    「」「えっちゃんにはアイドル霊基があるでしょう? ライバルならあの子かしら。そろそろあの子に来ても面白そう」
    タケル「そんなにいいものなのか? そもそも夏の魔力とはそんなにも影響が出るものなのだろうか?
     私は対魔力Aはある。大抵の魔力は弾くぞ」
    「」「違うわ、タケル。弄るのはあなたではなく、霊基。容れ物の方。あなたが魔力を弾いても、サーヴァントとしての容れ物は既に決められている。どんなサーヴァントでも容れ物は同じなの」
    タケル「容れ物」
    「」「どんなに優れた水でも、容れ物で運べる量が変わるわ。あなたと言う水も、コップで運ぶか、バケツで運ぶかでできる事は変わるのよ」
    タケル「ん? んー? むむむ」
    「」「わからない? なら、試してみましょうか?」
    タケル「あぁ」


    「」「——と言うわけで、タケル・リリィよ、伊織」
    オウス「……いおり?」
    伊織「リリィとは?」
    「」「所謂、子供霊基かしら? 明日になれば治るのでよろしくね」
    伊織「——消えた。霊体化か」
    オウス「いおり? いおりー?」
    伊織「まさか、子守を丸投げされたのか……!?」


    タケル・リリィ——オウスが大暴れしたのはまた別の話

  • 75二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 15:32:11

    タケル「に、にきち?」
    ニキチッチ「ニキチッチだぞ」
    タケル「済まない。言いにくい」
    ニキチッチ「許すぞ」
    アストルフォ「あっれー? 二人とも今からお風呂? ボクもいくー!」
    タケル「あぁ、アストルフォか。ん? 私はともかく、にきちち、……にきちー」
    ニキチッチ「ニキチッチだ」
    タケル「そう! 彼女は媛なのだろう?」
    ニキチッチ「ニキチッチは男だが?」
    タケル「……え? ど、どう見ても媛だが」
    ニキチッチ「まぁ、そうだな」
    タケル「??」宇宙猫
    アストルフォ「細かい事は気にしなーい! せっかく誰かと入れる機会だもん。性別不明の湯は全然人いなくてつまんないし。さぁ、行こ行こ!」

    「」「ニキチッチ? あぁ、彼ね。彼は奥さんの身体で現界してる疑惑があるのよ」
    タケル「妻の身体!?」
    「」「逸話的に彼の帰りを待ってた妻が別の男に取られかけた事があるのよ。だから、妻の身体で現界してるのでは? って言う説があるの。そうすれば妻を待たせる事がないから、取られないの」
    タケル「説なのか」
    「」「本人がなんとも言わないからね」
    タケル「そうか。
     妻を取られまいと妻の身体で現界、か。そう言う事もできるのか。私もそうすれば、海にオトタチバナを取られずに済むな」
    「」「………」

    その夜
    うなされ伊織「うーん、うーん、カヤ、そんなにお転婆をしては、兄は悲し——ん? セイバーなのか? 嫁の身体? 何故、セイバーの嫁とカヤの姿が同じなのだ? うーんうーん……」

    「」「いい感じに伊織が悪夢見たわね。これでタケルはそれとなく止められるでしょ。余計な事を言ってはマスターに怒られてしまうものね」
    マーリン「だからって、私を便利に使わないで欲しいな。いやぁ、「」の眷属とか天敵なんだけど」
    「」「………」
    マーリン「その直死の魔眼(め)で見ないで欲しいかな!」

  • 76二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 20:06:50

    カルデアキッチン

    ヤマトタケルが料理を学びたいという情報を得たエミヤ(かの皇子が料理を学びたいと言うのか。ならば、新しい初心者セットを用意しなくてはな。エプロンに包丁、鍋などの調理グッズ。あとはレシピブックか。なんの料理を作りたいかが、わからないので種類を用意しておこう。
     料理を学びたいのであれば、食堂は必ず訪れる筈だ。伊織の長屋にもキッチンはあるが手の込んだ料理ならば、キッチンに来るだろう。
     仲良くなったら、是非神話に伝わる剣を見せてもらうとしよう!)

    数日後
    エミヤ(………来ないな)

    剣式の違法キッチンに行くので、エミヤの元に訪れないタケル

  • 77二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 20:19:39

    ちなみにタケルが料理を学ぶ事にについて伊織に黙ってる筈が、いつの間にか知ってる理由


    伊織「相済まぬ。少し尋ねたい事があるのだが、良いか?」
    えっちゃん「私ですか?」
    伊織「あぁ。俺は宮本伊織と言う」
    えっちゃん「えっちゃんです」
    伊織「えっちゃん……殿?」
    えっちゃん「はい。えっちゃんです。なんでしょうか?」
    伊織「最近、セイバー——あ、ヤマトタケルと一緒にいるのを見るが、セイバーが迷惑をかけてないか?」
    えっちゃん「いえ、タケルさんとは料理をしているだけなので、迷惑など——あ」
    伊織「あ?」
    えっちゃん「こちらナイショでした」
    伊織「内緒?」
    えっちゃん「タケルさんに口止めされてました。なので、ナイショですよ」
    伊織「…………そうか」


    こうして、バレた

  • 78二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 21:46:52

    タケル「三枚おろしが上手くいかぬ」
    「」「エネミー——怪異退治は慣れているでしょう? それと同じよ。ただ小さいだけなの。生物の身体の構造は変わらないわ。
     タケルなら、何処が刃が入りやすいかは知っている筈」
    タケル「なるほど!」
    「」「ほら、ここ。お腹に刃を入れる時はここ」
    タケル「おぉ! するすると包丁が入る」
    「」「ね、同じでしょ?」
    タケル「うむ!」


    えっちゃん「あわわわ、料理なのになにか不穏です」

  • 79二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 06:59:36

    >>76

    申し訳ないけど笑ってしまったw

  • 80二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 08:09:41

    タケル「あぁ、もう! イオリと言うやつはぁ!」
    えっちゃん「また荒れてる模様。タケルさん、羊羹をどうぞ」
    タケル「いただく! じゅるり……!」
    えっちゃん「甘味はいつでも優しく迎えてくれる心のオアシスなのです」
    タケル「うぅまーい! さすが、エッチャン。良い事を言う!
     だが、イオリのボクネンジンっぷりには殆呆れ果てる」
    えっちゃん「おや、今日は羊羹では治らなかったご様子」
    「」「えっちゃん、いいのよ。これで。
     はい。二人とも、お茶」
    えっちゃん「ありがとうございます。
     あの、いいのですか?」
    「」「いいのよ。私たちを感情を揺さぶる者なんて滅多にいないんだから。それを失えば凪の日々。夢も見ない眠り。それはとてもつまらない事よ」
    タケル「……ん」
    「」「でも、どうか忘れないで。足掻くのやめて、力づくで成し遂げようとした時に、私たちは獣に成るのだから」
    タケル「………」
    えっちゃん「……ほ、ほう」わかってない
    「」「えっちゃんには特別にもなかの差し入れよ」
    えっちゃん「わーい」

  • 81二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 08:09:59

    えっちゃん「式さんはタケルさんに優しいですね」
    「」「えぇ。人を想うって、恋でも友でも、全力で一人相撲を取るって事でしょ? 相手を想って一喜一憂するの。相手といる時間が何よりも楽しくて、苦しくて、それでも人は求めずにはいられない。
     あの子の時もそうだった。結婚してから落ち着いちゃったけど。
     だから、今のタケルを見てると楽しいわ」
    えっちゃん「おー、なるほど」

  • 82二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 13:00:45

    タケル「お、犬だ! よーしよし」
    えっちゃん「可愛いです」
    犬「わん」
    「」「面白いわね」
    えっちゃん「可愛いではなく?」
    「」「えぇ。だって、撫でると言う行為で対価として成立してる。餌という明確な生存に必要なものとは違う。撫でるなんて、生存には関係ない行為なのに」
    タケル「式は難しい事を考えるのだな。本人が望んでいるのだ。撫でてやるといい」
    犬「わぬ!」
    「」「そうね」
    タケル「式は望むのではあれば、私が式を撫でるぞ。大人になると撫でてもらえぬと聞くからな!」
    えっちゃん「では、私もお願いします」
    タケル「良いぞ」
    「」「……そうね。生物なんて、存外単純なものよね。
     うん。お願いするわ」
    タケル「うむ!」
    「」「……悪くないわね」
    えっちゃん「できれば、そろそろ甘味作りの再開もお願いします」
    タケル「エッチャンは相変わらずだな」
    えっちゃん「えへへ」

  • 83二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 16:54:04

    えっちゃん「まず、作るために味を知るべきです。柏餅をどうぞ」
    タケル「おぉ! 有り難い。餅を葉で包んでいるのか。いただくぞ、もぐ——ん、んー?」
    えっちゃん「お気に召しませんか?」
    タケル「葉が硬い……。食べづらい……」
    えっちゃん「葉っぱは食べなくていいんですよ」
    タケル「桜餅では食べたのにか!?」
    えっちゃん「柏餅では食べないのです。ですが、食べれない代わりに手を汚さないという利点があるのです」
    タケル「そ、そうだったのか……」
    えっちゃん「和菓子とは奥が深いのです」
    タケル「なるほど」


    タケル「イオリ! 柏餅だ!」
    伊織「いつも悪いな」
    タケル「私がしたくてやっているのだ。気にするな」
    伊織「いただこう」
    タケル「待て、イオリ。柏餅の葉は食べなくていいのだ」
    伊織「そうなのか?」
    タケル「あぁ。手を汚さずに食べれるのだぞ」
    伊織「そうか」
    タケル「ふふん!」


    柏餅発祥: 江戸時代の徳川9代目から10代目あたり
    なので、伊織の時代にはまだないのdr伊織は知らない

  • 84二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 16:54:16

    オマケ
    正雪「これが柏餅か。本当にもらっていいのか、タケル殿?」
    タケル「あぁ! 沢山作ったからな」
    正雪「では、頂こう。はむ——」
    タケル「あ、ユイ!」
    正雪「んんっ、葉が硬いな……」
    タケル「済まない。言うのが遅かった。葉は食べなくていいのだ」
    正雪「そ、そうなのか!?」

  • 85二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 22:18:39

    伊織「胤舜殿と手合わせしてくる。——夕餉? ……そ、そうだな。夕餉には戻る」ワクワク

    「」「ちょっと斬らせてくれないかしら?」
    X「お断ります!! ギャグ貫通できる人が気安く口にしていい言葉ではないと思います!」
    「」「大丈夫よ。主人公が峰打ちって言えば峰打ちになるのでしょう?」
    X「絶対あなたじゃ峰打ちで済まないやつです!!」


    タケル「どうして、末の子たちはあぁなったのだ?」
    えっちゃん「もきゅもきゅ……こくん。不思議ですね」
    タケル「……エッチャン、実はあまり聞いておらないであろう」
    えっちゃん「ごめんなさい」
    タケル「素直なのはいい事だ」

  • 86二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 01:57:05

    なでなでされてる剣式さんとえっちゃんかわいい…ずっとこっそり眺めてたいスレ

  • 87二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 07:23:01

    タケル「イオリ、何を食べているのだ?私にも一口!」
    伊織「セイバー、一口と言いつつ、全部食うな。まったく……。
     このような事、式殿たちにはしてないだろうな?」
    タケル「媛たちにこんな真似する訳なかろう」
    伊織「……そうか」

  • 88二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 08:30:47

    媛には紳士なタケル良いね

  • 89二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:00:37

    タケル「式! ユイを預かってくれ!」
    正雪「タケル殿、私は子供ではない。心配しなくても大丈夫だ」
    タケル「なにを言う。私もイオリも特異点解決の為、暫く留守にするのだぞ。丑御前監視班が穴抜けになる」
    正雪「監視班は頼光殿や綱殿がいるではないか」
    タケル「丑御前に彼、彼女らがかかりきりになったら、誰がユイを見るのだ?」
    正雪「そんな心配しなくても問題はない」
    「」「とりあえずわかったわ。正雪を預かればいいのね」
    タケル「あぁ、よろしく頼む」
    「」「もしも、丑御前が襲ってきたら、斬っていいのね」ワクワク
    タケル「斬れるのか? あ——いや、この疑問は君には不要だったな」
    正雪「式殿は現代の御仁ではないのか? 丑御前相手なのだぞ!?」
    「」「平気よ。ずんばらびんに斬れるわ」
    タケル「斬るだろうな。あ、済まない。時間だ。行ってくる!」
    「」「いってらっしゃい」
    正雪「あ、う……」
    正雪(丑御前相手にこのような姫のような御仁が戦えると言うのだろうか? 侮る訳ではないが、クラスは——」
    「」「セイバーよ」
    正雪「え? わ、私は口に出していたか?」
    「」「ふふ、わかるのよ。安心して、切った張ったは得意だから」
    正雪(不思議な方だな……。なにかあったら、私が守らねばなるまい)
    えっちゃん「正雪さん、顔が硬いです。甘いもの食べますか?」
    正雪「あ、あぁ、忝い」
    「」「じゃ、お茶にしましょうか?」

    この後、剣式でもカバーしきれないポンっぷりを発揮する正雪先生であった
    「」「完全ではないけれど「」の身として予想はできるのよ。予想可能回避不可みたいな事案だったわ。面白いわ」

  • 90二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:25:49

    てぇてぇで脳が溶かされる…………………………
    セイバーと「」がお互いに自分の方こそ保護者みたいな目で見合ってるの、うぉ……うぉあおうお……(合掌)
    えっちゃんはなんだぁ?孫か?
    らっきょとサムレムのオタクしてきたけどこんな二次読める日が来るとは思わなくてぶっ倒れそう
    わちゃわちゃする人数は多いほどいいですからね………
    「」、清楚…神…美………ってはわわってたら突然の「ずんばらびんに斬れるわ」で吹いた

  • 91二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 13:05:26

    アーツセイバーで周回中

    タケル「刮目せよ。其は命。其は開闢の雫にして、星を成すものっ!
     『絶技・八岐怒濤』!
     ゆけぇええええっ!!」
    「」「流石、神話の剣技ね」
    タケル「どうだ!」
    「」「すごいわ。でも——タケル、伏せなさい」
     ——シャァン
    「」「両儀の狭間に消えなさい」
    タケル「……お、おう。背後にまだ敵が残ってたか。済まない。
     ……それよりも、式」
    「」「何かしら!」
    タケル「今、私ごと斬ろうとしたな」
    「」「うふふ」
    タケル「頭上を『死』そのものが通り過ぎてって、首筋がビリビリしたのだが!?」
    「」「この前、Xと対峙してから、ついそのアホ毛を斬りたくなっちゃって」
    タケル「ついで君は氷雨のようだな……。媛のように佇んでいればいいものを」
    「」「それができたら、ここにはいないわ」
    タケル「そうだな。あ、そうだ。式、今度は煮物が作りたい」
    「」「えぇ、わかったわ」


    アルキャス(バフ要員)(こっわ……。嘘偽りなく殺しにかかった後で普通に会話してる……。村正さんとこの国ってみんなあんなんなの?)

  • 92二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 17:12:02

    タケル「その四角いのはなんだ?」
    藤乃「貴方は、確かヤマトタケル……さん?」
    タケル「あぁ、済まない。挨拶が遅れたな。私はヤマトタケルだ」
    藤乃「浅上藤乃です。タケルさん、でよろしいでしょうか? それともカミサマとして接した方がいいでしょうか?」
    タケル「よい。今の私は君と同じ星見台に来た一人だ」
    藤乃「はい」
    タケル「それで、その、四角いのはなんだ?」
    藤乃「Blu-rayです」
    タケル「ぶるーれい?」
    藤乃「映像を保管したものです。これには映画が記録されています」
    タケル「た、確か、この前、マスターがえんげき? とかを撮っていたな。それが映画か?」
    藤乃「少し違いますが、ニュアンスとしてはそうです。これにも誰かが演じて、誰かが写した物語が保管されています」
    タケル「それをどうするんだ?」
    藤乃「もちろん観ます。……一緒に見ますか?」
    タケル「いいのか?」
    藤乃「えぇ。もちろん。……スプラッタは大丈夫ですか?」
    タケル「すぷらった?」
    藤乃「血が出ます」
    タケル「血!?」
    藤乃「現代では平和で、血を見るような事はてんでありません。ですが、刺激が欲しくなって空想に刺激を求めているのですよ」

    タケル「——そこでぶしゃーと血が舞ったのだ! それで鮫がじぇーそんに襲い掛かり!」
    伊織「待て!落ち着け。エイガと言うのが面白かったのはわかった。だが、そろそろ落ち着け」
    タケル「えへへ、凄いのだぞ、イオリ。現代では怖いものも恐ろしいものも娯楽になってしまうのだ!」

    *マスター表記ですが、タケルはマスターを名前呼びにしていると思ってください。仮でマスターをしてます

  • 93二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 21:25:00

    タケル「イオリ! 今日はな! 今日はな!」
    伊織「聞くから座ってくれ」
    タケル「うむ。……えっと」
    伊織「………」
    タケル「……なんだったか?」
    伊織「まさか、忘れたのか?」
    タケル「わ、忘れてないぞ! 今日はえっちゃんと……」
    式「霊基に猫耳をつけた」
    タケル「そう。それだ!」
    式「——ん、あれ? オレは今、何を?」
    タケル「本当に難儀だな、君たちは」
    伊織「いや、セイバー。俺がいない間に何してるんだ……?」

  • 94二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 22:05:04

    「」「え? 私の娘の顔が見たい? いいわよ。あの子は恥ずかしがるでしょうけど」
    えっちゃん「おぉ!」
    タケル「式の子と言うのならば、さぞ可愛いのであろうな」
    「」「はい。これが礼装。普段はあの子が隠してるけど、末那が礼装になった事があるのよ。この頃の末那は10歳ね」
    えっちゃん「可愛いです」
    タケル「愛いなぁ……。この頃はと言うと今はもう少し大きくなっているのか!」
    「」「そうよ。そうね。ちょうど、マスターと同い年よ」
    タケル「なんと!」

  • 95二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 00:13:31

    え……癒し…泣いていい?

  • 96二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 08:36:30

    道満「ンンンンンンッ!これはこれはヤマトタケル殿」
    タケル「ん、この蕨のような髪。大柄な体躯。もしや、あしゃあどーま?」
    「」「蘆屋道満ね」
    タケル「……う、うむ」
    道満「おや、知っておられたとは。これは光栄ですな」
    タケル「うむ。ユイには決して近づかせぬように、と。そして出たら、みかんをぶつけよ、と」
    道満「ンンンン!?」
    タケル「もしくは蕨を掴んで、峠を攻める? そうすると良いとか」
    道満「……それはどこ情報で?」
    タケル「ナギコだが」
    「」「あってるわ。はい、みかん」虚空からみかんを取り出す
    タケル「うむ」
    道満「式殿、とめてくだされ!! おやめなされ!おやめなされ!!筋力Aのみかん投げは暴力に他なりませんよ!!」

  • 97二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 08:38:31

    タケル「食べ物は無駄にしたくはないな」
    「」「じゃあ、伊織が使ってる貴石にしましょうか?」
    タケル「そうだな」
    道満「ンンンン!!!?」

  • 98二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 09:06:34

    タケル「よしよーし、愛いなぁ」
    猫「にゃあ」
    ハベにゃん「お!猫なんだわ」
    タケル「君は?」
    ハベにゃん「花嫁の味方ハベトロット!ハベにゃんなんだわ。確か、新入りのタケルだったっけ?」
    タケル「そうだ。よろしく頼むぞ、ハベニャン」
    ハベにゃん「うん! タケルも猫が好きなのかい?」
    タケル「うむ」
    ハベにゃん「でも、撫でてるだけなのかい?」
    タケル「そうだが」
    ハベにゃん「なら、ハベにゃんがとっておきの猫の愛で方を伝授するんだわ!」
    タケル「とっておき?」
    ハベにゃん「病みつきになる事請け合いなんだわ」
    タケル「や、病みつき……!?」
    ハベにゃん「そう!それは猫吸いって言うんだわ」
    タケル「猫吸い?猫を吸うのか?」
    ハベにゃん「あくまで匂いだけ。猫に顔を埋めて、こう!」
    猫「なーう」
    タケル「こう、か?」
    猫「にゃ」
    タケル「おぉ、日向の匂いが——へっくしゅっ!」
    猫「にゃっ!?」
    ハベにゃん「あ、逃げちゃったんだわ。ごめん。猫の換毛機だって忘れてた。毛飲み込んでない?」
    タケル「……大丈夫だ。でも、そうか。これが猫吸いか!」
    ハベにゃん「お!イケる口だねー!じゃあさじゃあさ!この後時間があるなら猫巡りに行くのさ!」
    タケル「行くぞ!」

  • 99二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 12:37:57

    タケル「んー……」
    えっちゃん「どうしましたか?」
    タケル「量が多いと思った弁当があまり入っていなかった」
    えっちゃん「あぁ、『企業努力』ですね」
    タケル「きぎょーどりょく?」
    えっちゃん「お弁当の底が二重底になっていたり、凹凸があってして見かけより量が入ってないんです」
    タケル「詐欺ではないか!」
    えっちゃん「費用の高騰などあるのです。世の中とても世辞辛いのです」
    タケル「そうか……」
    えっちゃん「一応二重底もメリットもあります。あっためた時に、直接持っても火傷しません」
    タケル「それでも量はほしいな」
    えっちゃん「そうですね」

  • 100二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 19:41:50

    癒される良きスレ

  • 101二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 19:45:43

    タケル「フグには毒があるのか」
    「」「あるわね」
    タケル「でも、食うのか?」
    「」「食べるわよ。毒がある部分を除いて」
    タケル「すごいな」
    「」「美味しいからね。ちなみに毒がある部分も食べるわよ。そういう毒抜き技術があるの」
    タケル「……なにがそこまでさせるのだ?」
    「」「食への執念かしら?
     あ、補足するとその毒抜きの技術はどうやって毒が抜けてるのか解明されてないわ」
    タケル「……私が知らない時代になにか食の革命が起きているな」

  • 102二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 19:56:20

    伊織「セイバーが世話になった礼だ」
    えっちゃん「仏像ですね」
    「」「あら、本当」
    えっちゃん「……重いですね」
    「」「そうね」
    伊織「済まない。重かったか? なるべく削ったが」
    「」「そうじゃなくて……。異性からの手作りの品って点がね。
     私、これでも人妻なんだけど。旦那さまに勘違いされたらどうするの?」
    伊織「なっ!? そんなつもりはない! 換金してもらえればそれで……!」
    「」「ふふ、冗談よ。コクトー君はこんな事で勘違いする人ではないし、貴方がそう言う人でないのも知っている。それでも、ね……!
     気をつけなさい、この朴念仁さん」
    伊織「あ、あぁ……」
    「」「特にそこの曲がり角に頬を膨らませた皇子さまがいるんだから」
    伊織「ん? セイバーか?」
    えっちゃん「次は甘味を所望します」
    伊織「相解った……」

  • 103二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 20:58:52

    現代 セイバーずでレイシフト
    タケル「イオリ! 犬がいっぱいるぞ!」
    伊織「セイバー、あまりはしゃぐな」
    タケル「おぉ! これは回復し放題だぞー」
    「」「ダメよ、タケル。現代にはお仕事中の犬もいるから、触る場合は飼い主の許可を取らないと」
    タケル「なんと!? 犬が仕事をするのか?」
    伊織「見世物小屋のような?」
    「」「違うわ。目の見えない人を誘導したりしてる子がいるのよ。盲導犬や介助犬って呼ばれてるわ」
    タケル「現代の犬は凄いのだな!」
    伊織「そうだな」
    タケル「むむ! あれはなんだ?」
    伊織「待て、セイバー」

    わくわくスポット: ドッグラン

    タケル「柵の中に沢山の犬がいるぞ! なぁ、入れないか?」
    伊織「きっと、銭がかかるぞ」
    「」「かからないわ。ここは店舗付属のドッグランみたいだから」
    タケル「誠か?」
    「」「えぇ。でも、ドッグランは犬を遊ばせるところだから、犬を連れてない人は入れないの」
    タケル「そうか……。入れないのか」
    「」「………」
    伊織「諦めろ。寄り道せずに行くぞ」
    「」「伊織とタケル、どっちが犬になる?」
    伊織「い、ぬになる?」
    「」「霊基を弄れば犬くらいには変えられるわよ」
    タケル「……君は逸れのキャスターのようだな。セイバーよりキャスターの方が良かったのでは?」
    「」「斬りたいからセイバーなのよ。両儀式に魔術適正ないしね」

    この後、伊織は犬になった

  • 104二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 22:18:30

    カイニス「なぁ、お前、白鳥になった逸話があんだろ?」
    タケル「あるが、それがどうした?」
    カイニス「逸話が肉体変化を齎す事が多いからな。お前もどっかに出てるか気になったんだ」
    タケル「君の耳のようなものか。ふむ……。今の私にはないな。恐らくだが、白鳥になったのは剣を手放した後だ。剣を持つ今の私には白鳥は紐付かなかったのだろう」
    カイニス「ふぅん」
    モーさん「なんだ。オマエも鳥になんのか?」
    タケル「お前もと言う事は——」
    モーさん「あぁ。オレの父上はカラスだぜ! 真っ黒なカラスとかイメージじゃねぇよな!」
    タケル「父君か……」
    カイニス「どのアーサー王もカラス要素ねぇな」
    モーさん「そう言えばそうだな」
    タケル「どの?」
    モーさん「父上は沢山いるからな!剣の父上と黒い剣の父上とリリィな父上と(以下略」
    タケル「………」宇宙猫

  • 105二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 02:45:34

    推しと推しが絡んで嬉しすぎる…ありがとうありがとう
    宇宙猫タケルかわいいよ

  • 106二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 07:27:32

    >>103

    犬になったなら伊織をモフれば犬を撫でたい欲は解消できるかもなのに伊織犬を連れてドッグランでタケルキャッキャしたんだろうな。

    伊織犬はもはや悟りの境地でタケルに連れられてだんだろうな。

    かわ、可愛い…

  • 107二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 08:31:08

    えっちゃん「……は!」
    タケル「?」
    「」「……?」
    えっちゃん(そう言えば、二人とも既婚者で子持ちです)
    タケル「どうした、エッチャン?」
    「」「そんなに見つめて、何かしら?」
    えっちゃん(でも、よくよく考えたら、何の問題ありませんね)
    えっちゃん「お腹空きました。甘味が欲しい時間帯です」
    タケル「相変わらずだなぁ。では、何か作るか」
    「」「手伝うわ」
    タケル「では、いっぱい作ってイオリとユイも呼ぼう!」

  • 108二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 08:53:26

    相変わらずタケルが料理を習いに来るのを待つエミヤ

    エミヤ(何故来ない? いや、普通に食事には来ているようだが……。
     言い出しにくいかもしれないな。初心者募集のポスターでも、貼ってみるか)

    時が経って
    エミヤ(相変わらず来ない。だが、ヤマトタケルが自ら作ったと言うものを宮本伊織に差し入れしたところは見た。
     一体どこで……?
     夜のキッチンでも使っているのか?)

    再度時が経って
    エミヤ(夜にキッチンを見張っていたが、夜食を求めた不届者しか来なかった……。最近の酒の減りが早いと思ったらこういう事か……!)

  • 109二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 17:02:58

    ~その頃のエミヤ~出てくるたび笑うわ
    報われてほしい思いとなんかおもしろくなってしまうから待ちぼうけくらってほしい気持ちがラインダンス踊ってる
    世話焼きオカン心を刺激させられてるじゃん

  • 110二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 19:14:52

    「」「今日のご飯は私が作るわね。
     ご飯に、油揚げと豆腐ともやしのお味噌汁——御御御付け。冷奴にお醤油をかけて、こっちはがんもどきと枝豆を似たもの。添え物には卯の花よ」
    タケル「おぉ!豪華だな!」
    「」「さて、ここで問題よ。この中に仲間外れがいるけど、何かしら?」
    タケル「な、仲間外れ?むむ、むー?」
    「」「どれだと思う? 正解したらきな粉餅をあげるわ」
    タケル「仲間外れなどいないではないか?」
    「」「いるのよ」
    タケル「うぅ……」
    伊織(遊ばれているな、セイバー……)
    えっちゃん「きな粉餅美味しいです」
    タケル「狡いぞ、エッチャン!」




    A. ご飯(米)
     ご飯以外は大豆から出来てる

  • 111二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 19:56:55

    「」さんが頭一つ抜けてお姉さんな気がするけど160cmだからタケルえっちゃんの154cmと並んでもそんなに変わらないの可愛いよねここのイツメン

  • 112二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 22:00:57

    えっちゃん「お花見予定でしたが雨です……。桜散っちゃいますか?」
    「」「雨、止める?」
    タケル「良い。こう言うのを『サクラナガシ』と言うのだろう。散ってしまうが、これも良いではないか?」
    「」「……ふぅ。ダメね。なまじ何でも出来ると加減を間違えてしまうわ」
    タケル「……式は良くやっている」
    「」「ふふ、褒めてくれるのね。あの子ならこう言う時は、悪くない、って言うかしらね?」
    えっちゃん「お待たせしました! 宇宙船の用意ができましたので、雲の上まで行きましょう!」
    タケル「なんと!?」
    えっちゃん「雲の上まで行けば晴れてますので」
    「」「雲の上だと桜が見れないわよ」
    えっちゃん「あ、そうでした……」
    「」「今日は花見改め、遊覧飛行かしら?」
    タケル「良いぞ!」
    えっちゃん「はい……!」

  • 113二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 23:45:34

    今更ながら、100超えして折り返しも過ぎてますね
    感想書き込んでくれる方々ありがとうございます
    一つ一つにお返事できてませんがちゃんと読んでおります!大変励みになっております
    ゆっくり進行ですが、
    異質な三人の組み合わせSSに最後までお付き合いくださいませ

  • 114二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 00:23:04

    更新毎日楽しみにしてます。いつか本当にゲームでも絡んで欲しいなと思ってます。
    エミヤがずっとソワソワしてるの笑っちゃうのでまたでてきてほしい。

  • 115二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 07:38:55

    にこにこしながら見てるでよ
    「」とタケルの会話が人とも神とも付かないふわふわした感じがいい

  • 116二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 09:07:52

    コクトー『ただいま』
    黒猫『にゃあにゃあ』
    コクトー『やぁ、君も元気だった?』
    黒猫『にゃあ!』
    コクトー『猫って案外お喋りなんだね』
    式『違うぞ。ソイツはお前が帰ってきたからお喋ってるんだ。オレとだと鳴きもしない』
    コクトー『そうなのかな?』
    式『そうなんだよ。本人だと気付かないもんだな』


    伊織「………」
    「」「………」
    伊織「………」
    「」「………」
    タケル「イオリ!今帰ったぞ」
    伊織「あぁ」
    「」「おかえりなさい」
    タケル「ふふん。私の活躍を私自らイオリに教えてやろう! 式、また後でな」
    「」「またね」
    伊織「引っ張るな、セイバー!」
    「」「——行っちゃったわね。
     ほんと、自分では気付けないものなのね」

  • 117二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 09:10:29

    X「最近、よく和菓子を持って遊びに行きますね。いつもなら一人で食べてしまうのに」
    えっちゃん「これは先行投資なのです。タケルさんに味を教える事で何倍にもなって帰ってくるのです。式さんにもお茶を淹れてもらえて一石二鳥です」
    X「そうですか。えっちゃんが楽しそうでよかったです。次は誘ってくださいね」
    えっちゃん「はい」
    X「式さんがいない時に」
    えっちゃん「はい?」

  • 118二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 10:06:31

    すっごく好き…。
    伊織も剣式さんもタケルがいるとたくさんお喋りしてくれるの、ネコチャンとの対比ですき

  • 119二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 11:31:31

    伊吹童子「ん〜! あ、元気ー?」
    タケル「げぇ! お、御山の御子!?」
    伊吹童子「もうそんな顔しないでよー。お姉さん一人で呑むの寂しいから一緒にいてよー。マスターも忙しくて構ってくれないんだもの」
    タケル「それは、だな。って、抱き締められると身体が軋むといつも言って——」
    「」「………」
    タケル「式! どさくさ紛れて一人で逃げるな!」
    「」「あ」
    伊吹童子「あ、もう一人いたー!いつも近寄ると逃げちゃう子だ。ふわふわで綺麗ねー。お姉さんと一緒にお酒呑みましょ!」
    「」「タケル、後は任せたわ」
    タケル「ん?」
    「」「両儀式の肉体はお酒に弱いの。それこそ一口で潰れるくらい」
    タケル「な!? ……済まない」
    伊吹童子「ねぇねぇ!二人きりで話してないでよ!私もいれてよー」

    この後、二人は潰れて床に転がった

    *式のお酒云々については映画DVDについてた一問一答より

  • 120二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 19:13:11

    うわばみ(ダブルミーニング)おねえさんに絡まれてて草ァ!!
    ちいさな人の子たち(大別)かわいいからね 仕方ないね

  • 121二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 19:57:09

    タケル「餡蜜を作ったぞ。味見してくれぬか、エッチャン?」
    えっちゃん「勿論ですとも」
    「」「待って」
    タケル「どうした?」
    「」「ここであんみつを進化させます」
    タケル「進化?」
    「」「ここにバニラアイスをいれます」
    えっちゃん「はわ〜っ!」
    タケル「なんと!」
    「」「クリームあんみつになりました」
    タケル「こ、これはぁ……じゅるり」
    えっちゃん「いただいてもよろしいのですか?」
    タケル「あ、あぁ……。まだあんみつはあるが、イオリの分を残しておかねば……!」
    「」「伊織に渡す前に美味しいかどうかの確認は必要でしょ?美味しかったらまた作ればいいわ」
    タケル「あ、あぁ!そうだな!」
    「」「本当に餡子ってアイスと相性がいいわね。和洋折衷。贅沢ね」

  • 122二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 22:06:04

    えっちゃん「何故、第三再臨で髪が伸びるのですか?」
    タケル「いや、私は解いただけなので伸びてはないぞ」
    「」「お姫様みたいでしょう?」
    えっちゃん「つまり見栄えの為と?」
    「」「ふふ」
    正雪「わ、私は違うぞ。髪は魔術師の魔力貯蔵庫。伸びた髪はそれだけ魔力を保持しているのだと言う証だ」
    えっちゃん「なるほど」
    正雪「この霊基ならばより強い魔術を——うわぁ」自分の髪を踏んですっ転んだ
    タケル「ユイ!? 大丈夫か!?」
    正雪「だ、大丈夫だ……」
    えっちゃん「あわわわ……! の、伸ばさない方がよかったのでは?」
    正雪「そ、そんな事は、あ、ぅ、うぅ……」
    タケル「ユイ、しっかりしろ。自信を持つんだ。ユイのその姿はとても愛いぞ」
    「」「髪が地面につかない魔力の流し方教えるわね」
    正雪「そんな事は出来るのか?」
    「」「出来るのよ。伊達に長髪や裸足で色んな特異点行ってないわ」
    タケル「おぉ」

  • 123二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 08:15:47

    正雪先生に対して年上っぽさが発揮されるタケルすき。

  • 124二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 08:27:40

    「」「………」
    タケル「もう夜も遅いが眠らないのか?」
    「」「私は眠らないの」
    タケル「ん?」
    「」「そういうものなの」
    タケル「そうか。なら、もう少し話でもするとしよう!夜に一人は寂しいからな」
    「」「……ありがとうね」

  • 125二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 08:48:16

    ハシビロコウ「………」
    タケル「………」
    ハシビロコウ「………」
    タケル「………」
    ハシビロコウ「………」
    タケル「……なぁ、これ生きてるのか?」
    「」「生きてるわよ。川とかに動かずにいる事で魚の警戒を解いて、狩をする鳥なのよ」
    タケル「そうなのか」
    いきなり翼を広げるハシビロコウ「………」バサッ
    タケル「動いた!?」
    翼を広げただけでなにもしないハシビロコウ「………」
    タケル「何がしたいんだ?」
    「」「同じ鳥同士、仲良くね」
    タケル「確かに白鳥になったが、私をなんだと思ってるんだ、式!?」
    羽をたたむハシビロコウ「………」
    タケル「一体、君は何がしたいんだ……?」

  • 126二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 12:17:01

    「」「きつねうどん」
    タケル「きつね」
    「」「たぬきそば」
    タケル「たぬき」
    「」「かっぱ巻」
    タケル「かっぱ……?」
    「」「これらは、名前はついてるけど、食材として使用されてません」
    タケル「なんで名前を使われているんだ?」
    「」「各々の好物だって言われてるからなのよ。たぬきは違うみたいだけど。狐なら油揚げ。カッパならきゅうり」
    タケル「……そうなのか! 好物なのか」

    タケル「キャットは油揚げが好きなのか?」
    キャット「キャットは良妻を良しとする尻尾しなるサーヴァント。故ににんじんを所望しよう!」
    タケル「???」宇宙猫
    タケル「

  • 127二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 12:42:52

    お路さんをお手伝い

    タケル「犬の毛を梳かせばいいのだな!」
    お路「はい。名だたる英雄にこんな事をさせてしまうのは心苦しいのですが……」
    タケル「私がやりたいと言っているのだ。気にするな。もふもふー」
    お路「では、ケノを頼めますか?」
    タケル「この櫛——ではなく、ぶらしと言うのだったな。これを使えばいいのだな」
    お路「よろしくお願いしますね。抜け毛はこちらの袋に」
    タケル「うむ。いくぞ、ケノ」
    ケノ「わん」
    タケル「おぉー、毛がすごい抜けるな。面白いな」
    ケノ「わん」
    タケル「すごいすごいぞ!」
    ケノ「わんわん」
    タケル「初めてばかりでこんなにも毛が!」
    ケノ「わふー」
    タケル「こんなに出てもいいものか?」
    ケノ「わん」
    タケル「ま、まだ出るぞ」
    ケノ「わふわふ」
    タケル「い、いいのか?」
    ケノ「わん」
    タケル「オミチ、これ以上やったら、ケノがなくなってしまうのではないか!?」
    お路「………」
    タケル「オミチ? 何故、涎を垂らしている? 腹でも減ったか?」
    お路「だ、大丈夫です! ケノは換毛機ですので」


    後日、馬琴名義で出た本にタケルに似た女装する美少年が出た

  • 128二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 18:42:50

    タケル「メロンパンにもメロンは入っておらんのか」
    「」「メロンパンは形からの名称ね」
    タケル「私は、一体なにを信じればいい?」
    えっちゃん「メロンパンがお嫌いなのであればいただきます」
    タケル「いや、食べるぞ!」
    「」「ちなみにメロンが練り込んであるメロンパンもあるわよ」
    タケル「なんと……。それは正しい形ではないのか?」
    「」「勘違いする人が多かったから生まれたのよ」
    タケル「間違いから正しいものが生まれたのか……?」


    タケル「正しいが間違い。間違いから正しいものが生まれる。日本食と言うのは複雑怪奇だな、イオリ……」
    伊織「……そうか」

  • 129二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 18:48:55

    大昔の神さまみたいなひとたちが人の子の食を知り楽しんでく図いいぞ~~

  • 130二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 23:05:05

    ハベにゃん「猫なんだわー」
    タケル「で、デカくないか?」
    ハベにゃん「メインクーンなんだわ」
    メインクーン「なーう」
    タケル「私が知ってる猫の数倍あるぞ」
    ハベにゃん「メインクーンは猫の中で一番大きな品種なんだぜ。きっと、タケルが言ってるのは日本猫なんだわ。メインクーンみたいな洋猫は日本猫に比べると大きくなる」
    タケル「そうなのか!凄いぞ、ハベニャン!大きいのにふわふわでもこもこだ!毛も長い!そして胴体が伸びる!すごく伸びる!」
    メインクーン「にゃうにゃう」
    ハベにゃん「ふっふっふー。タケルも大きな猫の魅力を知ってしまったみたいなんだわ! 次は猫の中でもぬいぐるみと名高いラグドールを紹介するんだわ」
    タケル「それは楽しみだ!」
    ハベにゃん「ちなみに子猫の時から足が太いんだぜ。子猫の時から大きくなるんだーって、主張しててたまらないのさ!」
    タケル「おぉ!それは素晴らしいな」

  • 131二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 08:26:36

    タケル「なぁ、式。この胡瓜と茄子はなんだ? 割り箸がついてるぞ」
    「」「精霊馬。日本におけるお盆と言う先祖の霊が帰ってくるとされる期間があるの。精霊馬はその先祖の霊が帰ってくる為に乗ってくるとされる乗り物。
     きゅうりが馬で、茄子が牛を模しているわ」
    タケル「なるほど。これが乗り物なのか」

    タケル「イオリはもっと食に興味を持て! 日本人は食材を乗り物にする程、食が好きなのだから」
    伊織「何の話だ、セイバー?」
    タケル「日本の先祖の霊は胡瓜と茄子に乗ると聞いた。他で代用も出来るだろうに、わざわざ食材を使ってるんだぞ。よっぽど食べる事が好きに違いない」
    伊織(胡瓜、茄子? 精霊馬の事か?
     ……そもそも食べる事が好きの日本の元祖はセイバーな気もするが……?)

  • 132二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 16:22:24

    えっちゃん「これがカップ焼きそばです」
    タケル「焼きそばと言う割には調理工程で焼いてないが」
    えっちゃん「そこはインスタントなので。焼きそばを再現する為に、なんか別のものになったのです」」
    タケル「?」
    えっちゃん「焼きそばではないですが、これはこれで美味しいのです」
    タケル「そうだな。これはこれで美味い。お湯を淹れて、湯切りするだけで出来るのは楽だな」
    えっちゃん「インスタントは味と時短を追求した素晴らしい食べ物なのです」

  • 133二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 19:03:22

    タケル「モルガンは犬を飼っていたのか」
    モルガン「……えぇ。ふわふわで何よりも愛くるしく温かった」
    タケル「それは良いな! 猫もいいがやはり犬もいい。是非、モルガンの犬にも会ってみたい」
    モルガン「機会があれば」
    ハベにゃん「うんうん。僕も会ってみたいな」
    モルガン「……そう、ですね」
    ハベにゃん「犬と言えば、コーギーも可愛いんだぜ」
    タケル「こおぎ?」
    ハベにゃん「コーギー。足が短かいワンちゃんなのさ!」


    アルキャス(うわー。普通に話してる。知識デバフのせいでモルガンへの知識ないからかぁ。先入観ないって強い。
     モルガンの言う犬が星の排熱器官だとはわかってないんだろうな)

  • 134二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 19:07:42

    タケルもいつか別霊基で大口真神を連れてきてほしいな…

  • 135二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 19:14:33

    タケル「はんばーぐずしも、あぼがどろーるも寿司ではないのか!?」
    伊織「寿司ではないな」
    えっちゃん「寿司ですよ」
    「」「日本人としては、寿司とは言いたくないのよ」

  • 136二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 19:15:03

    ここのタケル「」えっちゃんの組み合わせやっぱ癒される……
    そういや白鳥にまつわるのだとスワンシュークリームも日本発祥らしいね

  • 137二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 19:26:16

    >>135

    注釈

    サムレム時代にはまだ寿司ないみたいです

    伊織は似たようなものを知っているかなんかだと思ってください

  • 138二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 19:47:36

    大丈夫サムレムはちょっと未来の江戸飯もある(たまごふわふわとか)ので実はゲーム内屋台にも握り寿司があるぜ

  • 139二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 20:59:50

    >>132

    湯切りするときに「ベゴン!!」てならなかったのかな

  • 140二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 21:06:39

    サムレム、剪定事象だからかは分からないけど結構ぐちゃぐちゃな感じする
    セミの鳴き声聞こえるけど桜咲いてたりするし、ほんの少しだけ早く寿司ができたとかありえるかも

  • 141二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 21:23:05

    サムレム屋台に玉子とかサヨリとか白魚とか蛸とかの握りなんやかや置いてるよね
    江戸前寿司検索かけて画像みたらブリンブリンにデカくて笑っちゃった

  • 142二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 21:25:09

    >>138

    なるほど

    そうなのか。情報ありがとうございます

    (おにぎりしか買ってないのがバレる)


    >>139

    えっちゃん「お湯を淹れてしばし待ちます」

    タケル「ふむふむ」

    えっちゃん「時間が経ったら湯ぎりします。お湯の注ぎ口とは反対のところに湯ぎり専用の口がありますので」

    タケル「これだな」

    えっちゃん「お湯をしっかり捨てましょう」

    ベコンッ

    タケル「!? 何やら音が?」

    えっちゃん「カップ焼きそばとこのべこんと言う音は切っても切り離せないものなのです。原始宇宙から蒼輝銀河になった今でもカップ焼きそばがある限りべこんはあり続けるのです」

    タケル「ふむ?」

    「」「シンクが温度差で伸縮した音よ」

  • 143二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 21:40:26

    >>142

    139です

    まさかの湯切り編!ありがとう

    やはりこの3人はとてもいい…

  • 144二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 07:35:38

    一方その頃のエミヤ

    エミヤ(こうなったら直接お願いをして、ヤマトタケルの剣を見せてもらおう!
     シミュレーターに行くぞ)

    伊織「衛宮殿」
    エミヤ「君は宮本伊織か」
    伊織「衛宮殿、是非手合わせ願いたい」ワクワク
    エミヤ「あ、あぁ……」


    正雪「張り紙を見たのだが、初心者歓迎の料理倶楽部とはここだろうか?」
    エミヤ「……あぁ」
    正雪「チョコのような失敗を今後しない為にも、本腰を入れて料理を学びたいのだが、いいだろうか?」
    エミヤ「勿論だとも」


    タケルは相変わらず来ないが、別のが釣れていた。

  • 145二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 07:45:19

    どうして…食堂のアーチャーはこんなにも健気に善意故のお節介焼きたいだけなのに…!
    サムレムマスター組が初めて見たものを親と認識するカルガモの子のようにエミヤに懐いちゃうじゃないですか(なお本星)

  • 146二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 09:37:52

    かっこいい武器!伝説の剣!をみたがるエミヤいいよね。 
    いつのまにか伊織と正雪がエミヤと仲良くなっててタケルちょっと頬膨らませそう

  • 147二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 17:06:36

    伊織「エミヤ殿か。あぁ言う二刀流もあるのか。弾いても戻ってくる二刀。距離を取ればアーチャーと言うだけあって弓が飛んでくる」ワクワク
    タケル「………」

    正雪「パンを作ったのだが、如何だろうか?」
    タケル「美味いぞ!」
    正雪「良かった。食堂のエミヤ殿に習ったのだ」
    タケル「………」



    タケル「………」
    「」「あら、大変。うちの国の神さまったら、頬袋ぱんぱん。言いたい事を言わないと頬が膨れるばかりよ」
    タケル「言いたい事はない。イオリもユイも交流関係が広がるのはいい事だ。いい事なんだ……」
    「」「あらあら」
    えっちゃん「おにぎり食べます?」
    タケル「……食べる。——もしや、君たち、私が食で機嫌が取れると思ってないか?」
    えっちゃん「思ってます」
    タケル「むむむー!」

  • 148二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 18:39:48

    異常気象: 猛暑

    タケル「暑い……。どうなっているのだ、この暑さは?」
    「」「異常気象ね。現代の夏は35度超えも普通になってしまっているのよ」
    タケル「暑すぎる……。どこの魔性のせいなのだ? どんな魔性だろうと私が斬るぞ」
    「」「……そっか。タケルの時代は天候や不具合は形を成す時代だったわね。
     残念ながら、今は神秘のテクスチャが減って異常気象は形を為せないのよ。だから、殺せないの。形がないから無敵。ほんと、厄介ね」
    タケル「なんだ、それは……!」
    「」「……じゃあ、狐狩りでも行く?」
    玉藻「濡れ衣も甚だしいんですが!!」

  • 149二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 18:54:46

    >>147

    伊織は発散させた方が安全だし

    正雪先生は最初に食べるか持って来てくれる時点で

    かなり仲良いぞ

    正雪先生なんか元はアレが原因で習ってるから人にあげるハードル高くなっちゃってるだろうし

  • 150二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 21:00:25

    タケル「式、またユイを預かってくれ」
    正雪「タケル殿、心配しすぎだ」
    「」「いいわよ。でも、タケルは心配性ね」
    タケル「ユイは自分の犠牲を厭わない。私はそれが不安なのだ」
    「」「そう。そういえば、彼女は玉兎だったわね」
    正雪「別に本当に兎という訳ではないぞ。志の話だ」
    「」「なら、同じうさぎ馴染みとして、正雪には首くらい狩れる兎に仕立てておきましょうか?」
    正雪「首!?」
    「」「最近のうさぎは油断すると騎士さまの首すら堕とすのよ」
    タケル「いや!そこまではしなくていい!」
    「」「あら、残念」

  • 151二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 21:17:07

    タケル「(オトタチバナの話をしている)」
    「」「そう」



    「」「愛する人の話をしている人の顔って、みんな同じ。

     ——なんて、幸せそうなのかしら」

  • 152二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 06:38:08

    惚気話いいぞ~~

  • 153二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 06:47:29

    図書館

    えっちゃん「む。高いとこの本に手が届かないです」
    タケル「任せよ!」
    えっちゃん「同じ身長ですが?」

    タケル「——イオリを連れてきた!」
    伊織「引っ張るな、セイバー」
    えっちゃん「台を使ったほうが早かったと思いますよ」

    とりあえず本は無事に取れた
    大声を出した事でタケルは注意された

  • 154二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 07:28:20

    >>147

    頬っぺた膨らませてふんす!してるタケルかわよ

    タケルにはおにぎり与えておけばOKな認識を「」さんじゃなぬてえっちゃんが持ってるあたりこの3人ほんと可愛い

    「」さんぷくぷくほっぺつついてくださいな

  • 155二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 10:13:13

    卑弥呼「お米美味しいー!」
    タケル「あぁ、米は良い!」
    卑弥呼、タケル「「おかわり!!」」


    えっちゃん「どうして、日本のお偉方はお米にあんなにも感動するんですか?」
    「」「……そうね。あのお偉方が美味しいお米を食べたいって思った結果なのかもしれないわね。品種改良で味と量を極めて、現代に至るまでまだ改良を加えているから」
    えっちゃん「おぉ、まだ探求は続いているのですね」
    「」「そうよ。願いが続く限り歩みは止まらないの。願いがなくなった時が『人類(あなた)』たちの終焉なんだから」



    以下は妄想と補足
    *ここではビーストとしての剣式はここではダン飯の翼獅子と同様だと解釈しています
    願いを叶えて、叶えた先で願いを失って停滞する的な

    こうして、「両儀式」のクラスは決定された。万能の器など偽りの呼水。
    人間に願われ請われ、人類史に停滞を齎す墜落の夢……ビースト◾️。

  • 156二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 18:58:02

    クリスマス間近

    伊織「最近、セイバーは大人しいな」
    タケル「イオリは私をなんだと思っているんだ? 私が早々に問題を起こす訳がなかろう」
    伊織「そうか」
    タケル「それに、『くりすます』とやらまでに良い子にしていると『さんた』なる者から、贈り物が貰えるようだ! 良い子にしていたご褒美に!」
    ↑知識デバフでサンタの真実を知らないタケル
    伊織「さん、た?」
    タケル「『くりすます』の夜に人知れず、枕元に贈り物を置いていくようだ」
    伊織「……なるほど。人知れずとは……、さぞ腕の立つ御仁なのだろうな」
    タケル「普段、食事も忘れて鍛錬に勤しむ悪いイオリは果たして貰えるだろうか?」


    「」「大変。サンタのハードルが上がったわ。伊織とタケルの気配探知能力に引っかからないようにプレゼントを渡さないと」
    えっちゃん「……それは難しいのでは?」
    「」「そうね。でも、楽しみにされると渡したいって思うじゃない? とりあえず、日本のサーヴァントを総動員するところから始めようかしら? 忍者ならいけるかしら?」
    えっちゃん「作戦会議ですね!」

  • 157二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 19:42:43

    >>156

    クリスマス間近2


    正雪「止まれ、ライダー——いや、丑御前!」

    丑御前「いいえ。いいえ! 正雪、壊(ただ)します。壊(ただ)さなければなりません!」

    正雪「良い子にしないと『サンタ』が来なくなるぞ!」

    丑御前「………」ピタッ

    正雪「よ、よし。良い子だ。この調子ならサンタなる御仁はきっと、いや必ず来る!」

  • 158二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 20:10:59

    >>157

    クリスマス間近3


    千代女「——無理ゲーでは?」

    「」「近いうちに、貴女の先祖が召喚されて、似たような試練を課されるから、それの予行練習だと思えばいいわ」

    千代女「な、なんでござるか、それ!?」

    「」「大丈夫よ。まだ確定してないから」

    千代女「それはぜんっぜん安心できないでござる〜!!」

    「」「よしよし。

     やっぱり当日限界まで遊ばせて、寝る前にホットミルクをあげればいいと思うの。肉体はどうあれ、精神は疲れるもの。どうかしら?」

    斎藤一「いや、それだと宮本の兄さんは警戒しますよ。普段されない事をされたら警戒する御仁でっすよ」

    沖田さん「あー。確かにもてなされたら、暗殺を警戒しますよねー。ただ斬るのであれば、沖田さんが百人力なんですがねー」

    小太郎「一先ず、主殿に相談して、その日の周回任務に組み込んでもらいましょう」

    「」「そうね。なんだか、タケルより伊織の方が難関そうね」

  • 159二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 20:17:54

    >>158

    クリスマス間近4


    沖田さん「ちなみに式さん、実体験っぽいですが誰かにやった事あるんですか?」

    「」「正確には私じゃないわ。あの子がやったことなの。娘が小さい頃はそうやって寝かしつけてたわ」

    沖田さん「なるほどー。いいですねー、そういうの」

    ノッブ「そういや、おぬしもう1人の方呼ばんのじゃ?」

    「」「あの子、呼んでも私を認識できないもの。話がややこしくなるだけだわ」

    ノッブ「厄介じゃの」

    沖田さん「霊基段階で性格変わるノッブがそれを言いますか?」

  • 160二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 20:53:54

    >>159

    クリスマス間近5


    「」「じゃあ、伊織は夢魔に頼んで夢を見せておきましょう」

    マーリン「巻き込まれた上で一番厄介な役を押し付けられてないかい? 夢と気付かれたら私、無防備になるんだけど」

    「」「一度やったからいけるでしょう」

    ノッブ「コヤツでダメなら、闇の精霊王でも使えばえぇじゃろ」

    「」「捕まらなかったのよね。マーリンを掴んでたからなのだろうけど」

    千代女「しかし、伊織殿が寝たとするでござる。けれど、気配を察知しもうタケル殿が起きた時に、伊織殿が起きなければ異変だと思うのでは?」

    「」「そうね」

    小太郎「両方同時に寝かす必要があるのですね」

    ノッブ「ナチュラルにあやつら同室なんじゃな」

    沖田さん「しっ。そう言うのはプライベートですし。と言うか私たちボイラー室で雑魚寝なんですよねー」

    ノッブ「是非もないのじゃ」

  • 161二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 21:02:48

    うーん・・
    巻き込んで可哀想かもだけど本当の目的(夜にプレゼント)は告げず
    ゆっくり休むのにオススメだとか説明してホットミルクを正雪先生から差し入れて(と言うか一緒に飲んで)もらうとかどうだろう
    正雪先生も仔細知らないなら善意からやるだろうし
    カルデア剣陣営なら正雪先生保護者感強いから疑わないだろうし

  • 162二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 21:04:20

    >>160

    クリスマス間近6


    えっちゃん「お待たせしました!えっちゃんの登場です」

    「」「あら」

    えっちゃん「とびきりの子守唄で寝かせます!」

    「」「……可愛いわね」

    斎藤一「いや、どう考えても寝ないでしょ……」

    えっちゃん「では、聞いてください、新曲『朝会の校長』です」

    沖田「絶妙に眠くなるチョイスですね」

    ノッブ「沖田が真っ先に貧血で倒れるやつじゃな」

    小太郎「貧血で倒れたら、騒ぎになって起きてしまうのではないでしょうか?」

    ノッブ「マジレス!?」

    千代女「伊織殿はそもそもそう言うので寝ないと思うでござる」

    「」「そうね。でも、歌は使えるわ」

  • 163二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 21:09:47

    >>162

    クリスマス当日


    エリちゃん「はぁい! エリザベート・バートリーのクリスマス特別ライブにようこそー! 心して聞きなさいよ、コブタたち!」


    タケル「イオリはいつ、エリチャンとやらの前でピグレットになったのだ?」

    伊織「ぴぐ……? 何の話だ?」



    「」「エリザベートの歌の破壊力を知らないから、普通に来たわね。ライブが始まって、気絶したら回収で」

    小太郎、千代女「「承知」」

    ノッブ「えっぐい事考えるのー」

    沖田さん「結果オーライならいいんじゃないですか?」

    斎藤一「皆さん、耳栓を忘れないでくださいねー」



    クリスマスプレゼントは気絶してるうちにちゃんと渡せました

  • 164二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 21:12:50

    めっちゃ物理な解決方法してる!?

  • 165二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 21:16:42

    >>163

    ちなみに正雪と丑御前は平安組が頑張って渡しました

    頼光が丑御前の行動をトレースして、金時と綱で丑御前の警戒を突破した

    正雪は普通にワクワクしながらも、当日はすやすや寝てた

  • 166二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 21:17:12

    神鯖が気絶するレベルのエリちゃんの歌声よ

  • 167二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 22:52:49

    マーリン「いやぁ、出番がなくてよかった。よかった」
    「」「今から出番を作ってもいいのだけど」
    マーリン「怖い怖い。あまり虐めないでおくれよ。それにしても、今の君は異質だね」
    「」「………」
    マーリン「根源に接続して生まれてくるなんて、退屈の極みだろう」
    「」「えぇ、そうね。全てを識っている世界は何の楽しみもない」
    マーリン「それがこんなにも努力してるだなんてね」
    「」「だって、出来ないから足掻くのでしょう。識ってる事はしないけれど。今の私は型落ちしているの。知らないのだから、いくらだって楽しめるの。不自由こそ、楽しみそのものじゃない」
    マーリン「そうかい。じゃあ、頑張りたまえよ。私はこれ以上巻き込まれる前に退散しよう!」

  • 168二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 23:21:45

    「」「アフタークリスマス。サンタさんからプレゼントは貰えたかしら?」
    タケル「あ、あぁ」
    「」「浮かない顔ね。嫌いな物だった?」
    タケル「違う……。昨日、らいぶとやらに行ったのだが……」
    「」「うん」
    タケル「あまりの歌声に気絶してしまったんだ。そして、気が付いたら朝で…・。イオリが……」
    「」「彼がどうしたの?」
    タケル「……それが、
    『音を防御するなどとは考えた事がなかった。まさか気絶するなど……。俺は未だ未熟。次は音を斬ってみせる』
     などと言い出して……」
    「」「………」
    タケル「今、シュミレーターで音を斬るべく鍛錬している」
    「」「あらあら。……少しインパクトが強すぎたわね。
     また伊織が夢中になっちゃって、拗ねてるのね」
    タケル「拗ねてない! 拗ねてないぞ、式!」

  • 169二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 07:35:38

    拗ねタケルかわいいね…
    ぐだぐだ組も絡んでてうれしい

  • 170二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 09:01:43

    モルガン「これを」
    タケル「なんだ?」

    タケル「行ってしまった」
    ハベにゃん「どうしたのー?」
    タケル「今これをモルガンから渡されたのだが」
    ハベにゃん「あぁ、Blu-rayなんだわ。きっと、モルガンのおすすめの犬動画かなんかなんだぜ」
    タケル「そうか。モルガンは口数が少ないのだな」
    ハベにゃん「モルガンが頭いいから、その基準で考えちゃってる。モルガンの悪い癖なんだわ。自分がこれくらいで理解できるから、相手も理解するだろうって思ってる」
    タケル「難儀だな」
    ハベにゃん「そうだね。
     とりあえずこれ一緒に見ようぜー」
    タケル「うむ」

  • 171二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 14:13:47

    タケル「おや、君はたしかマスターの...」
    モルガン「妻です」
    タケル「君はマスターの...」
    ジャンヌ(水着)「お姉ちゃんです!」
    タケル「君はマスターの...」
    頼光「母です」
    タケル「君は...」
    テノチ「家です」

    タケル「イオリイオリ!マスターはすごいのだな!奥方に姉君に母君に、家屋までもが英霊になっているとは!!」
    伊織「人や神なら分かるが、家屋が英霊になれるのか?」
    タケル「彼女が自分でそう言っていたのだ!なれるに違いない!」
    伊織「そうか。本人がそう言っていたのなら真実なのだろう。しかし、縁者がこれほど英霊になるとは......凄まじいな、マスターは。」

  • 172二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 14:23:49

    サムラム組のサンタさんの夢を壊さぬよう和鯖が頑張ってる図がほんと素敵
    とびきりの子守唄であら可愛いって言ってたあたりのほのぼのがエリちゃんの意識を刈り取るコンサートに変わるのも最高!
    スタッフ一同高性能耳栓してたんかな

  • 173二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 20:02:28

    ついに直接頼みにきたエミヤ
    エミヤ「少し剣を見せてもらえないだろうか?」
    タケル「………」

    ホワンホワン ヤマタケ~
    タケル『ユイ?』
    正雪『あぁ、タケル殿』
    タケル『今日はどこに行ってたのだ? 周回ではないようだが、姿が見えなかったな』
    正雪『エミヤ殿に料理を教わっていたんだ。エミヤ殿はとても教えるのが上手い。私も教える立場であったが、彼から新たな学びを得ている』
    タケル『そ、そうなのか?』
    エミヤ『由井正雪、そろそろオーブンの時間だ。焼き上がるぞ』
    正雪『今行く。済まない、タケル殿』
    タケル『………』

    伊織『………』
    タケル『イオリ?』
    伊織『……・』
    タケル『イオリ』
    伊織『………』
    タケル『イオリ!』
    伊織『——あ、ぁ。済まない。集中していた』
    タケル『食事中だぞ』
    伊織『今日のシュミレーターでの反省点を考えていたら、つい。相済まぬ。
     エミヤ殿に不覚を取ったが、俺の中でまだ残っているようだ。あぁ、カルデアでは俺が未熟だと思い知らされるな』ワクワク
    タケル『……!』

    タケル「断る」
    エミヤ「な!?」

  • 174二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 20:02:48

    >>173

    行数オーバーしちゃった


    「」「——それで、八つ当たりして凹んでるの?」

    えっちゃん「チーフレッドは人たらしですからね。油断すると持ってかれます」

    「」「タケルは2人には自分を頼って欲しかったのよねー」

    タケル「ふ、2人ともうるさいぞ! あぁ、もう! ご飯おかわり!」

    「」「はいはい」

    えっちゃん「やけ食いですか? 付き合いますよ」フンスコ

    「」「えっちゃんはただ食べたいだけでしょ?」

  • 175二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 20:04:44

    >>171

    おぉ!

    ついに1以外にも書く人が!

    ありがとうございます

  • 176二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 21:42:49

    >>168

    オマケ


    「」「伊織は音を斬りたいの?」

    伊織「……あぁ」

    「」「そうであれば、見方を変えた方がいいわ。音は空気を伝うの。だから——」


    ——スパァン


    「」「——一瞬だけ、無音になったでしょ?」

    伊織「……空気を斬ったのか?」

    「」「えぇ。空気が無ければ音は伝わらない。もちろん、永続的には斬れないけどね。やろうとすれば数秒は斬れるわよ」

    伊織「その眼、師匠と同じ魔眼か」

    「」「そうよ。性質は違うけどね。

     彼女の魔眼は『目的を果たす』ものだから、彼女も空気斬りくらいやろうとすればできるわ」

    伊織「……そうか」


    タケル「何故、イオリを前に実践してみせた!? こう言うのを『ヒニアブラヲソソグ』と言うのであろう!?」

    「」「つい」

    タケル「いい笑顔で言う事かー!」



    この後、伊織は鍛錬のし過ぎで倒れた

  • 177二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 08:06:38

    読んでて癒される

  • 178二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 08:22:45

    「」「タケルは料理作るの上手くなってきたわね」
    タケル「そうだろうか? 相変わらず、イオリは、
    『食えるぞ』
    『問題ない』
    『あぁ、うん』
    『差し支えない』
     など、言うばかりなのだが」
    「」「あらあら」
    えっちゃん「……素っ気ない返事にもレパートリーがあるんですね」
    タケル「それに最近は鍛錬ばかりで食を抜くようになったからな。私がしっかりしなければならない。まったくイオリのやつは手がかかる」
    「」「そうね」
    タケル「お。魚が綺麗に焼けたぞ。ユイにも分けてやろう」

    えっちゃん「文句言いながらも楽しそうですね」
    「」「手がかかる程、楽しいものよ」

  • 179二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 16:41:58

    タケル「おかわり!」
    伊織「俺の飯でいいのか? 式殿の飯の方が美味いだろう?」
    タケル「ん? イオリと式では違うだろう?」
    伊織「ん?」
    タケル「とにかく私はイオリの料理が食べたい! おかわり」
    伊織「……相解った」

  • 180二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 18:44:55

    >>179

    自分でも美味しく作れるようになってきたし式さんの絶品和食も美味しいけど、やっぱり江戸のご飯が一番なのね。

    これは「」さんもにっこり

  • 181二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 20:08:48

    いつもほっこりする
    ありがとう

  • 182二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 20:45:18

    >>181

    神が降臨なさった!

    めっちゃほのぼのしてるー!

    ありがとうございます

  • 183二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 20:54:02

    「」「タケル、えっちゃん! 手合わせしましょ」
    タケル「別に良いが、やけに張り切っているな」
    えっちゃん「次のイベント特効対象ですから、気合いも入ると言うものです」
    「」「そうなの。宇宙人も魔法もずんばらりんに斬ってみせるわ」
    えっちゃん「では、今こそセイバー特攻の力を見せる時です。お相手しましょう」


    えっちゃん「かはっ! 味方の時にはいまいち発揮されないのに、敵に回ると牙を剥く即死が——!」キラキラエフェクト
    タケル「エッチャーン!!?」
    「」「次はタケルよ」
    タケル「君は次回の敵ではあるまいな?」
    「」「さぁ、どうかしら?」

  • 184二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 23:22:33

    >>181

    天才か

  • 185二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 23:34:43

    タケル「フジノー!」
    藤乃「あ、タケルさん。どうしましたか?」
    タケル「フジノがぶるーれいを観るなら一緒に観ようと思ってな」
    藤乃「Blu-rayなら図書館でも借りれますよ」
    タケル「一人で観るより一緒に観た方が良いだろう」
    藤乃「……そうですね。ですが、私はこれからシュミレーターに行こうと思ってるんです。次の特効サーヴァントに選ばれましたので」
    タケル「君もか! 相手が決まってないのであれば私が付き合おう」
    藤乃「まぁ、嬉しいです!」

    藤乃「凶れ」
    タケル「——ッ!? 厚み、距離、関係なく、害する? っ呪術の類か!?」
    藤乃「家がそういう家系でして」
    タケル「君はお淑やかな媛だと思っていたが……」
    藤乃「はしたなくて、申し訳ないです。末故に辿り着けるものがあるのです。ですから、藤乃は止まりませんよ。
     ——凶れ」
    タケル「くっ」
    タケル(式が言ってた怪獣みたいな媛とはこう言う事かぁ!
     まったく、うちの国の末はどうなっているんだ?)

  • 186二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 10:11:28

    タケル「疲れたー」
    えっちゃん「タケルさんが周回の洗礼を浴びております」
    タケル「あんな素材何に使うのだ?」
    「」「スキル上げとかかしら?」
    タケル「そういえば、イオリもあぁして工房の強化で変なものを集めていたな。
     兎に角、私はもう動けん!」
    えっちゃん「大変です。おにぎり食べます?」
    タケル「食べる」
    「」「はい。御御御付け。そして、おかずも追加です」
    タケル「うむ!」
    えっちゃん「後なにか足らないものありますか?」
    タケル「イオリ」
    「」「あら」
    タケル「それから、ユイ」
    えっちゃん「呼んできますね」
    「」「じゃあ、私はこれで失礼するわ。おかわりと伊織と正雪の分もこっちにあるから、後は三人で楽しんでね」
    タケル「ダメだ。式もえっちゃんもいるべきだ」
    「」「ワガママねぇ」

    この後、みんなでご飯食べた

  • 187二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 18:46:45

    「」「カルデアではバイトが出来るわよ。貯めたQPで好きなものが買えるわ」
    タケル「おぉ!これは江戸でもイオリがやっていたな!」
    えっちゃん「やってみます?」
    タケル「うむ」
    「」「興味がある分野から選ぶといいわ」


    食堂の配膳バイト
    タケル「ま、待たせたな。唐揚げ定食だ……!」ぐぅ〜(お腹の音

    タケル「う、うぅ、カレーライスだ」ぐぅ〜(お腹の音

    タケル「食事を持っているのに食べられないのは辛すぎる……!」ぐぅ〜(お腹の音
    「」「興味がありすぎるのもダメねぇ」
    えっちゃん「生殺しの極みです」



    エミヤ(……料理を習いにではなく、配膳のバイトで来た、だと?それは予想外だ……!)

  • 188二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 22:10:52

    タケル「うーん。いっぱい作るのは難しいな」
    えっちゃん「ですねー」
    タケル「どうしても途中で減るな」
    えっちゃん「美味しかったです」
    「」「2人とも味見は程々にしなさい」
    タケル「お、美味しいかどうかを確認しないとならない!」
    えっちゃん「そうです!味見係としては外せません」
    「」「それでなくなったら世話がないでしょう?」

  • 189二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 08:38:02

    イオリもユイもえっちゃんも剣式さんもいてほしがるセイバー可愛くて微笑んだ…

  • 190二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 09:32:18

    タケル「春だな」
    「」「春ね」
    「」「タケル。子猫がいるわ。動物に取っても春よ。——第三再臨になってくれる?」
    タケル「別に良いが、何故だ?」
    「」「ここ陽当たりが悪いから、母猫が引っ越したいんですって。抱っこするついでに移動してほしい、との事よ」
    タケル「それは良いが、何故再臨する必要が……?」
    「」「えっちゃん、タケルの袖に子猫入れて」ニャーニャー
    えっちゃん「了解です」ニャーニャー
    タケル「待て」ニャーニャー
    「」「下手に動くと子猫が落ちるわよ。はい、この子達2匹はは手で持って」ニャーニャー
    タケル「ふ、ふわふわ!服の中に入れる必要はなかろう!」ニャーニャー
    「」「連日の雨でダンボール、ダメになっちゃったみたい。他に籠もないし。人間が子猫持ったら嫌がるけど、神さまなら大丈夫でしょ。自然の化身だし」
    えっちゃん「袖には二匹ずつ。計4匹です」ニャーニャー
    「」「タケル、はい胸元の服の中に一匹よろしく」ニャーニャー
    タケル「多いな。待て、素肌にふわふわが当たってくすぐったい……!」ニャーニャー
    「」「7匹よ。頑張って、向こうの日当たりが良いとこまで運んでね」ニャーニャー
    タケル「この状態でか?」ニャーニャー
    「」「うん」ニャーニャー
    タケル「式とえっちゃんは持たないのか!?」ニャーニャー
    「」「私、母猫と父猫を抱えてるし」ナーウ
    えっちゃん「*まだ父猫が2匹いるので」ニャニャー
    タケル「お、大所帯なのだな。ま、待て、暴れるなぁ……。くすぐったい。落ちる……!」ニャーニャー

    その後なんとか無事猫を運んだ
    懐かれたタケルはその後もしばらく猫まみれだった

    * 猫は父親が複数いる事が多い。出産は別の父猫でも期間内なら時期は一緒

    「」「本当は籠を出す事は出来たの。時折、タケルを困らせたくなるわ」
    えっちゃん「今流行りのキュートアグレッションなのでは?」

  • 191二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 09:45:03

    なんだかんだで190超えです
    剣式が次回のイベントに出るので2スレもあると思います
    その場合は若干メンバーが増えるかもです
    このスレが落ちた場合は書きだめてから次スレ作ります

    相変わらずただわちゃわちゃするだけのスレをお楽しみください

  • 192二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 11:35:40

    タケルがずっとかわいくて助かる

  • 193二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 14:17:45

    タケル「魔法とはなんだ?」
    「」「魔法って言うのは現代の——そもそも現代知識が欠けていたわね。タケルからしたら、魔法も現代科学も大差なかったわ」
    えっちゃん「優れた科学は魔法と区別できないと言うやつですね」
    「」「蒼輝銀河の科学を持ってくると更にややこしくなるから。まだ現代は自由に宇宙に行けないのよ」
    タケル「そうなのか!? エッチャンに乗せてもらったあの宇宙船はなんだったのだ?」
    「」「サーヴァントユニバースへの接触はタケルにはまだ早かったわね……」

  • 194二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 20:58:58

    水族館

    タケル「おぉ!凄いぞ。魚が沢山泳いでいる!」
    えっちゃん「大きな水槽。まるで宇宙のようです」
    伊織「現代にはこう言った施設もあるのか」
    「」「水中の生き物の研究や保全、生態系の観察とか色々な用途があるけど、一般人からしたら水の生き物を見る娯楽施設ね」
    タケル「なぁ、あの魚はなんだ?」
    「」「あれらは鯵、鰯、鯖——」
    タケル「あれが朝食べた魚……。じゅるりっ」
    伊織「おい、セイバー。ここでその反応はやめておけ」
    「」「日本人としては恐らく正しい反応ね。あっちに魚を見ながら、お寿司を食べれるところがあるわ」
    伊織「あるのか……」
    「」「あるのよ」
    えっちゃん「これが食育と言うやつですか?」
    伊織「違うと思う。いや、ある意味あっているのか?」
    タケル「何をしている? 疾く行こう!」

  • 195二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 21:34:13

    しれっと伊織ハーレムデートしてるな
    本人は全くそんな気はないだろうけど

  • 196二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 22:18:49

    タケル「日本人の『美味しい』への探求は凄いな」
    「」「えぇ。美味しいからと取りすぎて、生態系に影響与えるくらいには」
    タケル「そこまでか……」
    「」「鰻は絶滅危惧種になったし、マグロも漁獲量を減らそうって動きになってるの」
    タケル「鰻も、鮪もか……。食べられなくなるのは寂しいな」
    「」「それをどうにかする為に類義商品を作ってるわ。別の魚のすり身やこんにゃくゼリーで再現された鰻がこちらよ」
    タケル「なんと!?」
    「」「今はまだ味は本家には及ばないけど、いずれ至るでしょうね」
    タケル「食への執念は凄いのだな」

  • 197二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 08:34:32

    式「最近、やたら隠してた事が出回ってる気がする」
    アルクェイド「隠してた事って?」
    式「……娘や旦那について」
    アルクェイド「あー、あれねー」
    アルクェイド(もう1人のほうが普通にバラしてるから、広まってるわね。今まで両儀はあんまり言わなかったみたいだし。まぁ、それを言ってもこっちの両儀に理解できないかしらね)
    アルクェイド「まぁ、いいじゃん! そのおかげで最近の両儀は話しかけられる事増えたみたいだし」
    式「良くない」

  • 198二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 08:45:44

    タケル「桜も散ったな」
    「」「すっかり緑の葉っぱね」
    タケル「これからさくらんぼがなるのか」
    「」「ソメイヨシノだからならないわね。なっても、食べられる奴じゃないわ。ソメイヨシノは種子が育たないのよ」
    タケル「そうなのか? タネが育たないのであればどうやってこんなにも増やしたのだ?」
    「」「接木と言われる方法で増やしたの。花見に向いてるからと言う理由で江戸時代後期から増やされてきたのよ」
    タケル「花見の為に増やしたのか」
    「」「日本人はお祭り大好きだからね。神さまもでしょ?」
    タケル「……そうだな!」

  • 199二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 09:03:29

    タケル「そういえば、エッチャンは何故味見係に付き合ってくれるようになったのだ? 食堂にいけば、味見くらいいつでも出来るだろうに」
    えっちゃん「そうですね。お二人が話している時に、こう何やらビビッときまして」
    タケル「びびっと?」
    えっちゃん「直感ですかね? それで付き合ったら楽しかったので」
    タケル「そうか」
    えっちゃん「なので、これからもご一緒させてください」
    タケル「うむ。良いぞ」
    えっちゃん「次は苺大福を希望します。いちごが甘い時期なので」
    タケル「要望を出すとはちゃっかりしているな」

  • 200二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 09:07:34

    タケル「イオリがどうしても『美味い』と言わぬ!」
    「」「じゃあ、どうしましょうか?」
    タケル「和食も甘味もダメならもっと他にも試してみるぞ」
    えっちゃん「おー」

    タケル『うまーい』
    伊織「………」
    伊織(本当にセイバーは良い顔をする)

    「」「きっと伊織のあの顔が答えなんでしょう。でも、きっと気付けないのよね。
     だからこそ、見てる分には面白いわ」


    異色の組み合わせに最後までお付き合いありがとうございました!
    感想ありがとうございました
    次スレは少し書き溜めてからです

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