- 1124/04/18(木) 18:56:44
- 2124/04/18(木) 18:58:32
- 3二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 19:04:18
たておつ
- 4124/04/18(木) 19:07:00
- 5124/04/18(木) 19:17:22
ではアスランが乗り込んだ先には牛山に掴み掛かり、手投げ弾を今まさに投げようとしている月島がいた。
アスラン「月島ッ!!」
月島「ッ!?アスラン!?」
鯉登「月島ッ!!」
月島「!?」
アスランとは逆側から鯉登が月島と牛山に向かって駆け寄ってくる。
月島「来るな!!」
鯉登「よせ月島ッ!!」
月島「…なんでいつもきかないんだ!!」
手投げ弾を持つ月島の腕が動揺からなのか、葛藤からなのか…或いはその両方か。
ブルブルと大怪我なほどに震えている。
…今ならば月島から手投げ弾を奪い取れるかもしれない。
アスランは背後からそっと近づいて行く。
アスランdice1d100=52 (52)
VS
月島 dice1d100=95 (95)
アスランの出目が上回ると手投げ弾を奪い取れる。下回る場合は月島に気付かれる。
- 6二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 19:24:18
動揺してるから過敏になってたか?
- 7124/04/18(木) 19:29:54
- 8124/04/18(木) 19:39:26
- 9二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 19:41:11
先生!?
- 10124/04/18(木) 19:49:56
- 11124/04/18(木) 19:50:32
- 12二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:01:00
モブ兵士が優秀
そしてチンポ先生が生き残った! - 13124/04/18(木) 23:33:56
- 14二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 07:08:02
もう終盤か
- 15二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 12:39:35
ヒグマは怖いからな…
チンポ先生がなんとかしてくれれば - 16124/04/19(金) 17:28:19
- 17124/04/19(金) 17:29:57
- 18二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 17:37:40
土方さん...
- 19124/04/19(金) 18:08:59
- 20124/04/19(金) 19:24:08
ヒグマ「ギャッ!!」
白石「痛ったぁ!!ちょっとカジっていきやがった!!」
アスラン「大丈夫か!?」
白石「…!!」
アシㇼパ「どうした?」
白石「鶴見中尉だ!今屋根の上にいた!!」
杉元「…!…どっちに行った?」
白石「先頭の方に向かって行った!」
兵士A「いたぞッ!不死身の杉も…がッ!!」
杉元「!?」
背後からやって来た兵士達は入口付近に隠れていた土方の不意打ちを食らい切り伏せられた。
しかし兵士達は後から続々とやって来る上に負けじと土方に発砲して来る。
牛山「さすがにジジイ一人じゃどうにもならねぇな…とッ!!」
言いながら牛山は近付いてくる兵士達を投げ飛ばす。
アスランと杉元も、土方を躱してこちらに向かって来る兵士達を蹴散らして行く。 - 21124/04/19(金) 19:25:34
土方歳三は夢を見ていた。
正確には『夢』と言うよりも『幻』と言った方が正しいかもしれない。
新撰組…月に照らされた夜の京の都をかつての仲間達と駆け回り、攘夷派の連中を取り締まっていたあの日々を。
尊敬する人や一緒に馬鹿をやれる友に囲まれ、義に熱と生命を捧げたあの日々を。
自分の人生の中で最も眩い光を放つ、輝くような愛しいあの日々を。
土方歳三は最期の夢を見ていた。
土方「少し…疲れたな…」
兵士達の銃弾を受け、膝を着く土方。
灼けつくような痛みの中、幻はひび割れ目醒めていく。
独りでかつての仲間の背中を見送る。
その中に自分自身がいる。
──いや、あれは俺じゃない。あれは…
一人の男の姿が、かつての自分の姿と重なった。 - 22二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 19:45:32
文章がすげぇ…
- 23二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 22:32:17
このレスは削除されています
- 24124/04/19(金) 22:34:04
- 25124/04/19(金) 23:36:50
(>>23誤字あったので再投稿しました)
アシㇼパ「土方ニシパ…」
アスラン「…行こうアシㇼパ」
牛山「お嬢…、今は前だけを向いてな」
杉元達とアスランがその場を離れると、永倉と夏太郎が車両に乗って来た。
永倉・夏太郎「「…!!」」
永倉「土方さん…」
夏太郎「嘘だろ…」
土方「ガムシン…」
土方が目を開け永倉の方に顔を向ける。
土方「あの頃は面白かったなぁ…」
永倉「………」
土方「でも…やっとこれからもっと面白くなってくるはずだったのに…。あの頃より暴れてやろうと…、我が人生の春はこれからだと…。悔しいなぁ…」
- 26124/04/19(金) 23:37:49
- 27二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 09:10:59
泣いた
- 28124/04/20(土) 17:30:16
- 29二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 17:39:01
被害はほぼ無いな、ヒグマ退治で一時休戦したか?
- 30124/04/20(土) 17:44:39
- 31124/04/20(土) 18:03:04
(>>28はアスランと牛山が向かった現在ヒグマがいる車両内の被害状況という意味でした。説明不足ですみません…)
兵士A「ふざけんなッ!!敵の手を借りるくらいなら潔く死ぬわ!!」
兵士B「大体テメェらが金塊を放棄しねぇからこんなことになったんだろうが!!」
兵士C「そうだそうだ!!」(パァン!)(発砲)
アスラン「うぉ!?」
牛山「…ダメだなこりゃ。退却した方が良さそうだ」
アスラン「…そうだな。流石に兵士達に加えてヒグマの相手は厳しい」
ヒグマよりも先に兵士達が手を出して来そうな勢いなので撤退を余儀なくされたアスランと牛山。
兵士達は…
dice1d2=2 (2)
1.二人を追い掛けようとするがヒグマに阻まれる
2.dice1d5=1 (1) 人がヒグマを躱して追って来た
- 32二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 18:04:36
ガッツあるなぁ··
- 33二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 18:36:38
白兵戦最強の2人に立ち向かうとは、ちと蛮勇がすぎるぜ
- 34124/04/20(土) 19:13:05
- 35124/04/20(土) 19:20:33
- 36124/04/20(土) 19:30:01
このモブ覚悟ガンギマリ過ぎじゃねぇか!!
牛山先生に5ダメージ食らわすとか只者じゃないぞ!!
兵士A「喰らえ!!」
アスラン「牛山!!」
牛山「くっ…やるじゃねぇか」
【2ラウンド目】
アスラン dice1d100=6 (6)
牛山 dice1d150=65 (65)
VS
兵士Adice1d100=85 (85)
攻撃対象dice1d2=1 (1)
(1.アスラン 2.牛山)
ダメージ dice1d20=14 (14)
出目が一番高いキャラの攻撃が当たります。
ヒグマや岩息と互角に戦える牛山はダイスが1d150になります。
敵・味方共にHP20、ダメージダイス1d20とします。0になると戦闘から離脱します。
今回は本気の殺し合いなので気絶判定はなし
【残りHP】
アスラン8・牛山6
兵士A 7
- 37124/04/20(土) 19:33:01
- 38124/04/20(土) 19:39:15
- 39二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 20:07:39
な、なんだこのパワーは!パワーが違いすぎる!
まじでなんなんだよこいつ、ブロリーか? - 40124/04/20(土) 21:55:08
- 41二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 21:57:13
これなら対処できそうか?
- 42124/04/20(土) 22:16:05
- 43二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 22:27:40
ブロリー…
- 44二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 22:35:46
ブロリー...ヒグマは強かったよ...
- 45二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 22:36:57
やっぱりヒグマは災害だよ…
- 46124/04/20(土) 22:43:14
いや…瀕死とはいえヒグマ相手に相討ちに持ち込めるお前は本当に何なんだよブロリー(仮)
白石「おい、アスランッ!しっかりしろッ!!」
アスラン「…う…」
白石に身体を揺さぶられ、アスランは意識を取り戻す。辺りを見れば牛山が同じように杉元に身体を揺さぶられている。
アスラン「…ヒグマと兵士は…?」
アシㇼパ「ヒグマはアシㇼパちゃんが倒した。兵士は多分、ヒグマにやられたんだろ。そこに倒れてるぜ」
アスラン「そうか…すまない、役に立てなくて」
アシㇼパ「いや、気にするな」
アスラン「…?アシㇼパ…顔色が悪いぞ。大丈夫なのか?」
アシㇼパ「………うん」
白石「…アスラン」(チョイチョイ)(手招き)
アスラン「ん?」
白石「…今はそっとしておいてあげて」(ヒソヒソ)
アスラン「…何かあったのか?」(ヒソヒソ)
白石「うん…、ちょっとね…」(ヒソヒソ)
- 47124/04/20(土) 23:43:33
- 48124/04/21(日) 00:00:04
- 49二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 00:56:09
杉本ピンチ!
- 50二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 10:26:32
保守
- 51124/04/21(日) 11:17:28
- 52124/04/21(日) 11:22:21
- 53124/04/21(日) 11:24:17
- 54二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 16:17:22
アシリパさん…
- 55124/04/21(日) 19:22:17
- 56二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 19:27:25
イマジナリー勇作!!
- 57124/04/21(日) 19:36:26
- 58二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 21:18:57
尾形…
- 59124/04/21(日) 21:51:44
「…俺の罪悪感?いや幻覚だッ!!毒だッ!!目玉を抉られた傷のせいだッ!!」
そう自分に言い聞かせて、目の前の幻から目を逸らす。
『勇作だけが俺を愛してくれたから』
「殺した後悔などしとらんッ!!」
『罪悪感があるってことは俺は愛情のある親が交わってできた人間ってことか?』
「いいや違うッ!!こいつはおっ母の葬式に来なかった!!」
『愛した瞬間があったということでは?』
傍から見ると滑稽で愚かしい独り芝居は、まだ幕を下ろさない。
『お父っつぁまに愛があるか知りたくておっ母を殺したのに、意味なかったってこと?』
「毒で錯乱してるッ!!」
『「欠けた人間」が陸軍少尉になって、第七師団長になることで「奴らの価値がない」と証明出来るのに。これじゃ台無しじゃねぇかよ』
『俺は欠けた人間なんかじゃなくて、欠けた人間にふさわしい道を選んできたのでは?』
「駄目だ!!それでは!!すべてが間違いだったことになるッ!!」 - 60二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 22:16:14
もう良い…もう良いんだ…尾形…!もう休め…!
- 61124/04/21(日) 22:23:27
- 62二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 22:23:50
オルフェの言葉を素直に受け止めていれば…まだ引き返せたろうに
- 63124/04/21(日) 22:42:30
- 64124/04/21(日) 23:01:57
- 65二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 23:09:30
逝ったか…
- 66二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 23:11:26
さらば尾形
- 67二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 07:06:54
- 68二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 13:43:08
このレスは削除されています
- 69二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 13:43:28
🎲の理解度が高い…
- 70124/04/22(月) 17:31:07
- 71二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 19:03:57
まさか…死んだのか…!?いやでも気絶って言ってたし…あのブロリーどんだけやばいんだよ…
- 72二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 21:39:33
チンポ先生未だ気絶、まぁ生きてるだけでも儲けもんか
- 73124/04/22(月) 22:27:53
牛山「…スピ〜…」
アスラン「…寝てるな」
杉元「まぁこのオッサンこの3日間ずっと働きっぱなしだったからな。休ませてやろうぜ」
そんな話をしていると…
──ガタンッ!!!!
「「「「うわッ!?!?」」」」
車体が大きく揺れて転びそうになる。
白石「今のなんだ?」
杉元「ひっくり返りそうな揺れだったぞ」
アスラン「…まさか…」
アスランが機関室へ続く扉を開くと、機関室と車両を繋ぐ連結部が外されていた。
白石「あッ!連結が外されてる!だんだん離れていってるぞ!!」
アシㇼパ「…みんな」
アシㇼパが重々しく口を開く。
アシㇼパ「みんなはここにいてくれ。アイヌの権利書は私の問題だ。」
白石「!?」
アスラン「アシㇼパ!?」
アシㇼパ「私が矢筒を取り戻してくる」
- 74124/04/22(月) 23:03:53
- 75124/04/22(月) 23:08:26
アシㇼパ「杉元ッ!この金貨はたぶん10圓くらいの黄金だ。これじゃ全然治療費には足りないけど、でも…私がたくさんヒグマの胆嚢を獲るから!」
アシㇼパは房太郎から貰った金貨を杉元に渡す。
アシㇼパ「白石にはこれを…!!」
アスラン「………なんだこれ?」
白石「…カッサカサのはんぺん」
アシㇼパ「アスランには…その…何も渡せないけど…」
アスラン「いや、俺はそもそも金塊には興味ないから構わないが…」
アスランの言葉を聞いてアシㇼパが幾らかほっとしたように見えた。
アシㇼパ「あの井戸には戻らないで…忘れて欲しい。いちばん大切なひとまで失いたくない」
杉元「………」
アシㇼパの必死な様子にアスランは何も言えなかった。
父親を初め、金塊に関わったせいで大切な人を失い続けた彼女の気持ちを痛い程に理解出来たからだ。 - 76124/04/23(火) 00:41:48
- 77124/04/23(火) 00:42:31
- 78二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 00:45:02
さぁ!最終ラウンドだ!
- 79二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 07:03:21
種割れはなしかな?
- 80124/04/23(火) 17:02:37
- 81124/04/23(火) 18:01:53
アスランが石炭庫を乗り越え機関室に辿り着くと、杉元とアシㇼパがいた。
アシㇼパ「とりあえずこの汽車を止めないと!!」
杉元「ああたしかに!!終着駅に突っ込んじまうぜ!よし停止ッ!!」
(ハバツ)(ササッ)(辺りを見回す杉元とアシㇼパ)
「「……………………………」」
杉元「ここは頼んだぜアシㇼパさん」
アシㇼパ「ウキーッ!!」(ガンッ)(機械を殴る)
アスラン「いや何をやってるんだお前達
は!?」
杉元「アスラン!?」
アシㇼパ「付いて来たのか!?」
アスラン「機械の扱いにはわりと自信があるからな。汽車を止めに来た」
杉元「よしッ!!じゃあ頼んだ!!」
アシㇼパ「頼むぞアスラン!!これに関してはお前しかアテにならない!!」
アスラン「ああ、わかってる。行ってこい」
- 82二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 21:55:28
汽車を止めたか
- 83124/04/23(火) 22:00:17
- 84二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 22:07:49
機関車強ぇぇ
- 85124/04/23(火) 22:13:39
- 86二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 22:18:52
止まった…?
- 87二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 22:23:30
止まった…か?
- 88124/04/23(火) 22:30:49
アスラン「いや諦めるな…!!杉元とアシㇼパの命がかかっているんだ、もっと集中しろ…!!」
アスランの精神を統一していく…。
鶴見「…金塊は五稜郭にあったんだろう?」
鶴見が問掛ける。
鶴見「でなければウイルクが『まだらの金貨』を作った意味がわからない。ありもしない軍資金を語りアイヌを騙して蜂起を図るつもりだったことになる」
杉元「………」
鶴見「資源の少ない我が国を外国から守るには満洲進出しかない。足を引っ張る中央を黙らせるにはこの権利書が必要だ。杉元一等卒だって日本のためにロシアと戦ったのだろう?」
杉元「軍隊に食わせてもらった分働いただけだ」
鶴見「今すぐ飛び降りろ。金塊は忘れてやる。どうせ中央に追われる私に持ち出す時間はない。金塊はお前たちのものだ」
アシㇼパ「いや…」
杉元「ここで全部終わらせる」
- 89124/04/23(火) 22:59:07
- 90124/04/23(火) 23:01:23
- 91124/04/23(火) 23:01:59
- 92124/04/23(火) 23:11:57
- 93124/04/23(火) 23:22:53
- 94124/04/23(火) 23:43:49
- 95124/04/23(火) 23:44:37
- 96二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 23:55:09
愛するものはみんな〜からのこの返しやっぱり好きだわ…
- 97124/04/23(火) 23:56:48
- 98124/04/23(火) 23:57:40
- 99124/04/24(水) 00:30:27
アスラン「と、止まった…、良かった…」
気が抜けたのか、フラフラとした足取りでアスランが機関車から降りてくる。
白石「アスラン!」
呼び掛けられてそちらを見ると、全身傷だらけでボロボロになった杉元を介抱するアシㇼパと白石、谷垣がいた。
アスラン「…杉元は…」
杉元「…生きてるぜ。何とかな」
アスラン「良かった…」
アシㇼパ「鶴見中尉は海に落ちたみたいだ…」
アスラン「……そうか…」
白石「…お前のせいじゃねぇよ。気にすんな」
アスラン「…ああ」
谷垣「…!?アスラン!お前足見ろ!!」
アスラン「え…?…!?」
谷垣の言葉で自分の足元を見ると、足の先から段々と体が透明になっていっている。
アスランは確信した。
元の世界へ戻る時が来たのだと。
- 100明日エピローグへ突入24/04/24(水) 00:31:39
- 101二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 01:01:49
乙です!楽しみにしてます!
- 102二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 01:10:19
アスラン帰還か…
- 103二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 07:12:28
ついにラストか
- 104二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 12:03:12
長かった旅も、これで終幕か
- 105エピローグ24/04/24(水) 17:05:54
- 106124/04/24(水) 18:00:50
- 107124/04/24(水) 18:12:00
キラが病室から出ていってしばらくすると、中年の優しそうな医者がやって来て手際よく検査を進めていく。
どうやらここはオーブの軍病院らしく、『ザラ一佐』と呼ばれる。
オキタ「検査の結果特に異常は見受けられませんでしたが、念の為あと数日入院して様子を見ましょう」
アスラン「わかりました。…あの、先生」
オキタ「はい、なんでしょうか?」
アスラン「いきなりなんですが…その…先生の知り合いに『沖田総司』という人はいませんか?」
オキタ「?ええ、私の父ですが…。知り合いなのですか?」
アスラン「あ、いえ。そういう訳では…」
オキタ「ははっ、まあオーブ軍の一佐に名前を覚えて貰えるなんて父も光栄でしょうね」
アスラン「…父君は今もご存命で?」
オキタ「dice1d2=2 (2) 。若い頃にオーブに移住して来て、この国でも珍しい剣道の道場を営んでいたのですよ」
アスラン「そうなんですか…、教えて下さってありがとうございます」
1.ええ、元気で生きてますよ
2.生憎dice1d10=5 (5) 年前に亡くなりましてね
- 108二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 18:18:10
帰ってきたか
そしてC.E.になっても続いていたか - 109124/04/24(水) 22:06:24
- 110124/04/24(水) 22:30:49
キラ「まず3日前…君が昏睡して4日目だね。その日オーブの海岸で小さい男の子が不審者に首を絞められたんだ」
アスラン「!?確かに想像してたものとは全然違うが…、それでも十分事件だろ!」
キラ「確かにそうなんだけどね…。でも幸いな事に被害者の男の子はほぼ無傷で助かったよ」
アスラン「?それは良かったが…、何故だ?」
キラ「その犯人って言うのが今時珍しい飴売りをやっててね。その日非番で出掛けてたシンとルナマリアが様子を眺めてたんだって。で、男の子を人気の無い場所に連れて行ってたから不審に思って後を付けたら首を絞めてたらしくて…」
アスラン「なるほど、2人が子供を助けたんだな」
キラ「うん、dice1d2=1 (1) ってさ。そんな訳で2人とも警察の事情聴取と現場検証に付き合う事になったから、多分しばらくお見舞いとか来れないと思う」
アスラン「そ、そうか…」
1.シンが怒りの余り生身で分身して犯人をボコボコにしてた
2.ルナマリアが見た事無い程怖い顔で犯人を馬乗りで殴ってた
- 111二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 22:35:10
分身は!こうやるんだーっ!!
- 112二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 22:35:40
上エ地ぇ…
- 113続きはまた明日24/04/24(水) 23:25:23
キラ「で、その次の日…君が昏睡状態になって5日目なんだけど…」
アスラン「今度は何があった?」
キラ「海沿いにある『メゾン・ド・オオサワ』って民宿の近くで身元不明の男の人が保護されたんだって」
アスラン「…不法入国者か?」
キラ「それは今メイリンが調査中なんだけど、どこを探しても戸籍が見つからないんだって。本人は『ヘイタ・マツダ』って名乗ってたらしいけど」
アスラン「…!…その人もしかして、俺と声が似てたりしないか?」
キラ「あ〜、そう言えばメイリンが『似てる』って言ってたっけ…。知り合いなの?」
アスラン「ああ。…その人は今どこに?」
キラ「dice1d2=2 (2) 」
アスラン「そうか…、退院したら会いに行ってみるよ」
1.まだ留置所に拘束されてるよ
2.保護観察になってヘイタさんと仲良くなったオオサワさん一家に身柄を預かって貰ってるよ
- 114二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 23:36:43
平太師匠...!
- 115二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 23:40:55
房太郎...良かったなぁ...
- 116二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 07:00:58
会いに行かないとなぁ
- 117124/04/25(木) 17:14:32
- 118二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 18:01:42
特に何も無かったか…
- 119124/04/25(木) 19:06:58
- 120124/04/25(木) 19:08:13
- 121124/04/25(木) 19:15:05
- 122二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 19:23:30
白石w世界の理からも脱獄して見せたかw流石は脱獄王だぜ👍
- 123二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 19:50:42
裏面には房太郎が描かれてそう
- 124124/04/25(木) 21:36:53
【金カム世界で生き残ったメンバーのその後】
房太郎
アズラエルの能力でC.E世界に戻ったアスランの夢を通じて家族の無事を知り吹っ切れる。
その後白石と一緒にどこかの無人島で移民を募り、誰かの故郷を作る事に尽力する。
ちなみに王様になったのはdice1d2=1 (1)
1.白石 2.房太郎
牛山
兼ねてからの願い通り、金塊の分け前を賞金にして世界一強い奴を決める大会を開催する。牛山自身の順位はdice1d100=11 (11) 位
その後はdice1d2=1 (1)
1.札幌世界ホテル跡地に道場を開いて後進を育てた
2.やっぱりブロリー(仮)に負けたのが悔しかったのか、世界中を回る武者修行の旅に出る
都丹
dice1d3=1 (1)
1.兼ねてからの願い通り、海のそばに家を建てて静かに余生を過ごす
2.房太郎に引っ張られて一緒に無人島に移住
3.途中までは1だったが10年後、門倉達と一緒にアメリカに渡って映画撮影
- 125二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 21:44:40
牛山さん
世界中から人を集めれは10人くらい自分より強い人はいるか
流石に - 126124/04/25(木) 22:31:02
- 127124/04/25(木) 22:46:04
- 128124/04/25(木) 22:55:04
- 129二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 23:16:24
- 130二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 23:17:33
お疲れ様でした!楽しかったです!
- 131二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 23:20:38
お疲れ様でした
楽しませてもらいました - 132二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 23:21:50
お疲れ様でしたー
めでたしめでたしで終われたね - 133二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 23:25:48
お疲れさまです。ずっと追ってました。毎日の楽しみだったので、終わってしまうのが寂しい…。
- 1341の代理・神ラエル24/04/25(木) 23:29:36
- 135二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 23:40:19
杉元や谷垣ニシパなどの後日談は原作通りかな?
- 1361の代理・神ラエル24/04/25(木) 23:45:11
- 137二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 23:49:35
ステラの手紙があればシンはアスランの話を信じてくれそうだし、レイは異世界で議長と艦長と一緒に暮らしてるって話も出来るかもしれないのか
シンは異世界でもふたりが生きてるなら喜んでくれそう - 138二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 02:22:25
平太師匠のお話もみたいです
- 139二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 07:56:36
白石&房太郎王国見てみたい
- 140二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 08:24:39
- 1411の代理・神ラエル24/04/26(金) 17:31:31
- 1421の代理・神ラエル24/04/26(金) 19:14:41
【保守代わりの裏話】
・クルーゼの偽入れ墨
元ネタはこちら↓のスレです。
短いスレだけど興味深い内容だったので良かったら読んでみて下さい
「頭上エ地かよ」というキレッキレの罵倒が素晴らしかったですw
刺青人皮争奪戦に大混乱を巻き起こす方法を思いついた|あにまん掲示板bbs.animanch.com・アスランが寝ていた日数
アスランが寝ていた日数=スレの数です。
8スレ目でようやく起きたのでキラが「丸7日間寝ていた」と言っていました。
C.E世界で事件が起きていた日数もスレの数と連動しています。
※上エ地は4スレ目時点で議長の存在がほのめかされていたので4日目に転移して来て事件を起こし、シンルナに捕まえられました
- 1431の代理・神ラエル24/04/26(金) 23:25:45
【保守代わりの裏話2】
・リュウのマウンティング
文章を書いてる最中に、そう言えばスレ主よく飼い犬にマウンティングされてたな…というのをふと思い出して書いてました。
当時まだ子供だったので面白がってたけど、犬についてよく知らない人ならじゃれついてると受け取るのかも…と思ったんですよね。アスランは多分犬とか飼った事ないでしょうし…
・神ラエル
金カム連載完結前後くらいの時期に金塊を擬人化させるスレがちらほら立っていたので、黄金の神に転生してる奴いてもおかしくねぇか!!のノリで地面に埋められる事になったのが僕です。酷くないですか???
恐らくですがこちら↓が金塊擬人化概念の初出のスレですね。
金カムがもし乙女ゲーだったら…というスレですが、真っ当に乙女ゲーやれるキャラが少ねぇな!!あと尾形はどうすればトゥルーエンド行けんだよ!?ってなってて笑ったんですよねw
復活の金カム乙女ゲーにありそうな事|あにまん掲示板もうすぐ完結するし当時は参加できなかったからもうちょっと見たい…https://bbs.animanch.com/board/16092/https://bbs.animanch.com/board/…bbs.animanch.com - 144二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 07:04:01
保守
- 145二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 11:28:28
- 146今晩 後日談投稿します24/04/27(土) 13:42:14
【保守代わりの裏話3】
・死体消失について
これはぶっちゃけ安価でオルインが来なければ考えつきませんでした。
金カム世界にC.E世界の死者が来てるなら、逆に金カム世界の死者がC.E世界に来るのもアリなのでは?と思ってストーリーに組み込みました。
結果予想以上にハッピーエンドに辿り着くキャラが増えて良い感じに終われたので、安価でオルインを召喚して下さった方 本当にありがとうございます!
・幻の鶴見中尉記憶障害ルート
本編では菊田さんと鶴見中尉の魂が入れ替わるというトンチキルートになりましたが、あの時『鶴見が記憶障害になる』(もしくは『記憶障害になったフリをしている』)という選択肢を引き当てていた場合、鶴見中尉の記憶が長谷川さん時代に戻る上にアシㇼパさんを自分の娘(オリガ)だと思い込む各方面が曇る地獄のようなルートに進む予定でした。
そのスレも読んだ事あります!
型月作品詳しくないけど面白かったです!
- 147二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 14:25:43
- 148二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 20:52:25
保守
- 149124/04/27(土) 21:21:04
- 150124/04/27(土) 21:22:21
- 151124/04/27(土) 21:52:38
シン「あ〜もう!そういうのはいいから!本題に行こう!」
アスラン「(何を照れる事が…?)」
シン「隊長が言ってましたけど!俺に渡したいものって何なんですか!?!?」
ルナマリア「シン、ここは病院だからもうちょっと声のボリューム落として」
シン「あ、ごめん…」
そう、今日ここにシンを呼び出したのは他ならぬアスランである。
自分から言っても素直に来てくれるとは思えなかったので、キラに言伝を頼んでおいたのである。
アスラン「ああ、これだ」
シン「…封筒?なんすかこれ…?」
アスラン「見れば分かる」
怪訝そうな顔で封筒を受け取ったシンは中身を取り出していく。
シン「…手紙?と、他にもなんか入ってる…、…!?」
封筒をひっくり返すと中から見覚えのあるネックレスが出てきて衝撃のあまりシンは言葉を失う。 - 152124/04/27(土) 22:10:21
- 153124/04/27(土) 22:31:34
シンへ
シン、元気?ステラは元気だよ!
ステラは今とってもさむいところで、アイヌのおじさんとおばさんといっしょに住んでるよ。
毎日おじさんたちと狩りをしてるんだけど、みんなステラはエモノをしとめるのが上手だってほめてくれるの!
でもこのお手紙を書くちょっと前に「そうなん」しちゃって困っちゃった…。
キリがすごくてずっとキツネさんといっしょに晴れるのを待ってたら、アスランとシライシたちが来てステラをおうちにつれて帰ってくれたの。
それで、おうちに帰ったらスティングとアウルがステラに会いに来てくれてたの!
アウルが次はあったかいところに行きたいって言ったから、もうちょっとお金をかせいだらステラたちは旅に出るよ!
ステラがアスランに「シンに会いたい」って言ってたら、アシㇼパがアスランにお手紙を届けてもらったら?って教えてくれたから、今このお手紙を書いてるよ。
アシㇼパがステラからのお手紙だってシンにわかるように、「しょうこ」としてステラのたからもののネックレスを入れておいたよ。
どうしてもシンに「やさしくてあったかい世界」に来られたよって言いたかったから。
シン、ステラは今幸せだよ。
シンもそっちの世界で幸せになってね!
ステラより - 154124/04/27(土) 23:01:29
- 155124/04/27(土) 23:16:52
- 156124/04/27(土) 23:31:40
アスラン「…落ち着いたか?」
シン「ええ、まぁ…」(ズビズビ)
鼻をかみながらシンが答える。
シン「…で、アンタはどうやってあの手紙をステラから受け取ったんですか?」
アスラン「…信じられないかもしれないが…昏睡してる間 俺はこことは別の世界を旅していて…その最中にステラに会ったんだ」
シン「………はぁ???」
アスラン「あとデュランダル議長と、少しだけだがグラディス艦長とレイにも会った」
シン「…!レイにも…?」
アスラン「ああ、議長と離れ離れになっていたせいか少しやつれてはいたが元気だったぞ」
シン「……詳しく聞かせて下さい。勿論ステラに会った時の事も」
アスラン「長い話になるが、それでもいいか?」
シン「むしろしっかり話して貰わなきゃ気が済みませんって!!」
それからアスランは長い長い異世界での冒険譚を語った。
シンはアスランの話に笑ったり泣いたりしながら傾聴する。
ルナマリアはそんな2人の様子を微笑ましく思いながら見守った。
- 157124/04/27(土) 23:47:38
ルナマリア「あ、もうこんな時間…!シン、そろそろ面会時間終わるわよ!」
シン「え、もう!?今地面から黄金の神を名乗る人が出て来てめっちゃ気になるトコだったのに…!!」
アスラン「仕方ない、続きはまた俺が退院してからゆっくり話すか」
シン「ちぇ…、わかりました…」
ルナマリア「まぁまぁ、お楽しみは後に取っといた方がいいじゃない。…じゃあアスラン、お邪魔しました」(ペコリ)
アスラン「ああ、こちらこそ来てくれてありがとう」
シン「お邪魔しました。…あと…手紙、ありがとうございます…」(ゴニョゴニョ)
アスラン「…ん?何か言ったか?」
ルナマリア「手紙ありがとうござい「ちょ、違うって!!!!」
ルナマリアの言葉を慌てて遮るシン。
ルナマリア「なんで止めるのよ?」(ヒソヒソ)
シン「んな事言ったら『熱でもあるのか?』とか言われそうだからだよ!」(ヒソヒソ)
アスラン「…何か言いたい事あるんじゃないのか?シン」
シン「あ〜…えっと…」(ゴニョゴニョ)
- 158124/04/28(日) 00:00:39
シン「…!そ、そうだ!さっきアスランから聞いた話を元に小説とか書いて良いですか!?!?」
アスラン「…?ああ、別に構わないが…」
シン「やった!…じゃあこの手紙とネックレス、参考資料として貰って行きますからね!!」
アスラン「ああ、そもそもそれはお前宛てのものだから問題ない」
シン「じゃあまた…退院したら絶対に続き聞かせて下さいよ!お邪魔しました!!」
少し早口気味で喋った後シンはルナマリアと一緒に退室する。
アスラン「…手紙を受け取った時は珍しくしおらしかったのに、結局いつもの調子に戻ってたな…」
アスランがぼやいてるその頃、病院の外では
シン「…〜♪」
ルナマリア「(シンってば…ステラからの手紙貰って、アスランから面白い話沢山聞けたから凄い機嫌良いわね…)」(クスクス)
シン「…?ルナ、どうしたの?」
ルナマリア「ううん、何でもないわよ」(クスクス)
【異世界からの手紙】
~完~
- 159次回予告24/04/28(日) 00:35:58
やっと退院したアスランはメイリンと一緒に平太師匠の様子を見に行く事に。
海沿いの民宿『メゾン・ド・オオサワ』、そこに待ち受けているものとは?
後日談その2
【メゾン・ド・オオサワへようこそ!!】
乞うご期待!!
- 160二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 01:45:56
- 161二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 01:52:54
- 162二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 09:25:33
保守
- 163二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 15:43:14
時を超えた愛、いいなあ
- 164二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 20:57:27
- 165124/04/28(日) 21:29:47
- 166124/04/28(日) 21:34:15
- 167124/04/28(日) 22:26:25
平太「アスランさんこそ最近まで入院されてたそうですが…大丈夫なんですか?」
アスラン「ああ、体調は何も問題は無いんだが…」
平太「…?どうかしたんですか?」
メイリン「一週間ずっと昏睡状態だったもんですから、心配したアスハ代表から当面の間休養するように命じられたんですよ」
アスラン「…大丈夫だって言ってるのにな…」
平太「いや無理しちゃダメですよ!しっかり休んだ方が良いですって!」
アスラン「……わかってる…」
メイリン「こんな事で代表がアスランさんを『使えない奴』だって思う訳がないって言ってるんですけどねぇ…」
アスラン「………ああ…」
メイリン「ずっとこんな調子でしょんぼりしてるんで、今日ここに引っ張って来たんですよ」
平太「た、大変だったんですねぇ…」
- 168124/04/28(日) 22:35:15
父「ザラ一佐、ホーク三尉。お待たせしました」
母「よろしかったらお茶をどうぞ」
メイリン「あ、ありがとうございます」
アスラン「ありがとうございます。…それでは本題に移りましょうか」
父「はい。…平太の事ですが…電話でもお伝え通り、私達の養子として迎え入れたいと思います」
平太はこの世界では無戸籍なので、養子縁組して大沢家の籍に入る形で戸籍を取得してはどうだろうかと大沢家の人達が提案してきたのだ。
母「私達家族がこの国に来た時に色んな人に助けて貰ったのもありますが、何より平太のお陰で房太郎(フサタロウ)の無事を知る事が出来たんです。この位の恩返しはさせて欲しいわ」
入院中特にやる事の無かったアスランは、メイリンに頼んで平太と連絡を取れるように手配して貰っていた。
そうして無事に平太と話が出来たアスランは、平太を保護した人達があの海賊房太郎の肉親だと知ったのである。
- 169124/04/28(日) 23:00:43
- 170124/04/28(日) 23:16:53
アスラン「…?(クルッ)…ッ!?!?」
振り返るとそこにはどことなく房太郎に似ている10人は優に超えているであろう若い男女が集まってこちらを見ていた。
「「「「「「「「「「「「(ジッ…)」」」」」」」」」」」」
アスラン「あ、あの…彼らは…?」
父「ああ、すみません。ウチの子供達です」
メイリン「…え!?全員ですか!?!?」
母「ええ、ウチは房太郎含めて13人子供がいるんですよ」
アスラン「た、確かにそんな事言ったような気が…」
息子1「平太おめでとう!!今日から俺達兄弟だな!!」
娘1「ねぇねぇ軍人さん達!!房太郎の話詳しく聞かせてよ!!」
息子2「房太郎あっちの世界で金塊探しやってたってマジなの!?」
娘2「なんか『王様になる』って言ったのもホントなの!?」
息子3「つーかキミ(メイリン)可愛いね!彼氏いるの?」
娘3「アンタ関係ない事聞いてんじゃないわよ!!」
──ワイワイガヤガヤワチャワチャ
房太郎のきょうだい達はいっぺんにアスラン達に話しかけてくる。
アスラン・メイリン「「わァ…あ…」」
父「す、すみません!お前達、お客さんが困ってるから静かに!!」
母「騒がしくてすみません…」
アスラン「い、いえ…。大丈夫です…(騒がしい所はきょうだいそっくりなんだな…)」
- 171続きはまた明日24/04/28(日) 23:30:21
その後みんなでお茶を飲みながら房太郎の話をしたアスラン。
特に房太郎が最終決戦で仲間の一人を助けた話は大いに盛り上がった。
娘4「良かった…、房太郎兄ちゃん独りぼっちじゃないんだね」
息子4「ホントにな…」
娘5「…そう言えば房太郎って何の仕事してるの?」
息子5「あ、そういや聞いて無かったな」
アスラン「(ギクッ)あ、えっと…」
平太「に、人夫の仕事をしてましたよ!子供の頃からやってた仕事だって聞きました!!」(アワアワ)
娘6「ふふっ、そっか…。あっちの世界でも頑張ってるんだね…」
息子6「だな。俺らも仕事頑張んねぇとな!!」
母「ほらみんな、そろそろ仕事に戻った戻った!…お客さん達は好きなだけゆっくりしていってね!」
アスラン「あ、ありがとうございます」
父「じゃあ平太、ザラ一佐とホーク三尉のおもてなしは頼んだぞ」
平太「はい!!」
ひとしきり話を聞いて満足したのか、きょうだい達は仕事に戻って行く。
両親も平太とアスランに気を使ったのか席を外してくれた。
アスラン「…良かった、何とか誤魔化せたな…」
平太「はい…、流石に55件もの強盗殺人で網走監獄に収監されてたとか言えませんからね…」
メイリン「えっ」
- 172二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 08:32:11
ほ
- 173二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 09:22:32
- 174二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 20:25:00
そりゃ凶悪犯やっていましたとは言えないよね…
- 175124/04/29(月) 21:26:29
平太「そう言えばお2人はオーブには詳しいんですか?」
大沢一家が退出した後の部屋でゆっくりとお茶を飲んでいると、平太が尋ねてくる。
アスラン「いや…俺仕事で国外に行ったりする事が多かったからそこまでじゃないな」
メイリン「私もまだオーブで暮らし始めて1年位ですし、アスランさんと一緒で国外にいる事が多いですからねぇ」
平太「そうですか…、じゃあ『アレ』の事は知らないんですね?」
アスラン・メイリン「「『アレ』…?」」
平太「…まだお時間は大丈夫ですか?」
アスラン「あ、ああ…」
平太「ならちょっと、ご案内したい場所があります」
アスラン・メイリン「「?」」
平太に付いて行くと、民宿の裏手の方を進んで行く。辿り着いたのは小さな山の麓だ。
平太「この間この辺を散歩してる時にたまたま見つけたんですけど…、あ!アレです!」
アスラン「…!?こ、これは!?」
案内された先には、岩壁に描かれた見覚えのある坊主頭の男の顔があった。
平太「ね!この壁画どう見ても白石さんですよね!?」
- 176124/04/29(月) 22:15:48
- 177124/04/29(月) 22:16:34
- 178124/04/29(月) 22:28:04
- 179二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 22:30:23
- 180124/04/29(月) 22:50:18
では急遽装備を揃えて遺跡を探検する事になったアスラン達。
懐中電灯で足元を照らしながら進んで行く。
通路は3人が横に並んで歩ける程度の幅があり、緩やかな下りのスロープになっている。
(ちなみに金貨は遺跡に入る前に回収した)
メイリン「なんかゲームのダンジョンみたいですね!」(ワクワク)
平太「結構長そうですね…全然出口が見えないや…」
アスラン「まぁ…白石が危険なものを作るとは思えないから大丈夫だろうが…、一応気を付けろよ2人とも」
進みながらそんな会話をしていたその時。
──カチッ
アスラン「!?待てッ!!今何か『カチッ』って聞こえたぞ!!」
メイリン「た、確かに聞こえましたけど…」
平太「え、何なんでしょうね…?」
何が起こる?dice1d3=1 (1)
1.大量の矢が飛んでくる
2.壁が迫って来る
3.大きな岩が転がってくる
- 181124/04/29(月) 23:07:58
- 182続きはまた明日24/04/29(月) 23:25:03
平太「はあッ…はあッ…」
メイリン「な、なんでいきなり…」
アスラン「2人とも怪我はないか?」
メイリン・平太「「だ、大丈夫です…」」
どうやら矢が飛んで来るのは一部のゾーンだけのようで、3人は走り抜けて何とか助かった。
平太「もうこれは戻った方がいいのでは…?」
アスラン「そうしたいが…、戻るとなるとまたあの矢が飛んで来るゾーンを走り抜けて行く事になるぞ」
メイリン「別の出口探しましょう!!」
平太「そ、そんなぁ…」
この遺跡が安全でない事がわかったので慎重に進むアスラン達。しかし…
──カチッ
平太「ひいッ!?またなんか『カチッ』って言った!?」
メイリン「ちょっ…今度は何が起きるの!?」
アスラン「しっ!2人とも静かに!!」
何が起こる?dice1d2=2 (2)
1.壁が迫って来る
2.大きな岩が転がって来る
- 183二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 01:17:38
楽しみに待ってます!
- 184二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 07:17:29
インディジョーンズじゃないか
- 185二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 17:59:05
シライシ王の遺跡と遺産……どう考えてもしょーもないものが出てきそう
- 186二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 17:59:09
保守
- 187124/04/30(火) 21:08:45
──ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
3人の背後から何やら大きな音が近付いてくる。
振り返ると大きな岩がこちらに向かって転がって来ていた。
メイリン・平太「「ええええええええ!?!?」」
アスラン「2人とも走れ!!」
3人は走って逃げるが、なかなか岩は止まらない。
平太「ハァ、ハァ…もうダメ…」
メイリン「平太さんしっかり!!」
アスラン「…!2人ともこっちだ!!」
平太「わっ!?」
メイリン「きゃあ!?」
メイリン・平太よりも少し先を走っていたアスランが2人を壁の方へ引っ張る。
メイリン「ん?穴?」
アスラン「どうやら退避スペースも作ってあったみたいだな」
壁にあった横穴に3人が退避し、岩は通路の先へと転がって行った。
- 188124/04/30(火) 21:46:15
平太「た、助かった…」
メイリン「…あ、この横穴 奥に道が続いてるみたいですよ!」
アスラン「岩が転がって行った方が出口だとは考えにくいし、こっちが正規ルートなのかもな。進んでみるか」
メイリン「はい!」
平太「(どうか無事に帰れますように…)」
横穴の中の道を進んで行くアスラン達だが、しばらく道に沿って進んで行くと…
──カチッ
平太「またなんか『カチッ』っていったぁ!!」
メイリン「もうヤダァ!!」
アスラン「2人とも落ち着…ッ!?」
アスランが声をかけた時にはもう既に時遅し。
床がパカッと開いて3人は落とし穴の中に落ちてしまった。
平太「うわあああああああ!?!?」
メイリン「きゃあああああ!?!?」
アスラン「くっ…!?」
- 189124/04/30(火) 22:15:10
アスラン「平太師匠!メイリン!」
平太「えっ」
メイリン「きゃっ」
アスランが2人に腕を伸ばし、小脇に抱える。そして壁を蹴りながら穴の底へと降りて行き、やはり無事に着地した。
(ストンッ)
アスラン「よし、無事に降りられたな」
メイリン「はぁぁ…もう嫌…」
平太「(この人本当に人間とは思えない動きしてたなぁ…)」
アスラン「…ん?ここ…何だかさっきまでとは大分雰囲気が違うな?」
平太「確かに…広いし周りに柱が沢山ありますね」
メイリン「ここがゴールって事なんでしょうか…あれ?」
広い空間の壁を懐中電灯で照らして眺めていたメイリンが何かに気付く。
アスラン「どうした?」
メイリン「あそこの壁に描かれてるの、シライシさん?ですよね?」
アスラン・平太「「えっ」」
- 190二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 22:16:13
遂に御対面
- 191124/04/30(火) 22:18:34
- 192二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 22:29:53
立て乙!
- 193二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 09:49:28
埋め