【クロス注意】アスランinゴールデンカムイ・番外編

  • 1124/04/30(火) 22:17:57

    後日談などを書き綴っていくスレです

  • 2124/04/30(火) 22:19:03
  • 3124/04/30(火) 22:23:44

    【ここまでのアスラン】
    とうとうC.E世界に戻ってきたアスラン。
    シンにステラからの手紙を届け、平太師匠の様子を見に大沢一家が経営する民宿『メゾン・ド・オオサワ』を訪れる。
    平太師匠に家族が出来た事を喜んでいたのも束の間、何故かシライシ王国の遺跡を探検する事に。
    途中途中に仕掛けてある罠のせいで(主に平太師匠とメイリンが)えらい目に遭いながら進むと、とうとう最深部に辿り着く。

  • 4二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 22:30:45

    どんな金銀財宝と御対面か
    立て乙!

    GIF(Animated) / 2.08MB / 280ms

  • 5124/04/30(火) 22:31:35

    メイリンの言葉で改めて懐中電灯で辺りを照らして見ると、広い空間の壁や天井にはまるで大聖堂のような色鮮やかな壁画が描かれていた。

    そしてその中に一際大きく白石の姿が描かれていた。


    アスラン「た、確かに白石だな…」

    平太「…!アスランさん!!」

    アスラン「ん?」

    平太「白石さんの右隣に描かれてるの…房太郎さんじゃないですか?」

    アスラン「えっ!?」


    平太の言う通り、白石の右隣には黒い長髪と特徴的な眉毛を持つ男…房太郎が描かれていた。

  • 6124/04/30(火) 22:37:20

    平太「まさかこんな所に房太郎さんがいたなんて…」

    メイリン「…これはご家族に知らせなきゃ、ですね」

    平太「そうですね…きっと喜ぶと思います!」

    アスラン「………」

    メイリン「アスランさん?どうしました?」

    アスラン「いや、よく見れば見覚えのある顔が沢山いるな、と…」

    平太「え、そうなんですか?」

    アスラン「ああ」


    白石の左隣…房太郎の逆側にはアズラエル。


    中央の白石達3人を取り囲む天使のようにステラ・スティング・アウルが描かれている。


    房太郎の更に右隣には杉元とアシㇼパがいる。そして…


    メイリン「あっ!?これアスランさんじゃないですか!?」

    平太「あっ、本当だ!…あれ、アスランさんの横の人…なんか見覚えが…」

    アスラン「…!キロランケ…」

  • 7124/04/30(火) 22:39:34

    平太「…これはきっと、みんなの想いを背負ってこの場所に国を作ったって事なんでしょうね」

    メイリン「じゃあ、オーブの前身になった国がシライシさんの作った国って事なんでしょうか?」

    アスラン「…そうなのかもしれないな…」


    まだあの旅を終えてからそんなに経っていないのに、何だか懐かしい。

    自分自身でも知らない内に笑みを零しながらアスランは壁画に描かれた仲間達の姿を眺めた。

  • 8124/04/30(火) 22:58:04

    メイリン「…そう言えばここ、結局何なんですかね?」

    平太「あと帰り道も探さないと…」

    アスラン「ああ、そうだな」

    平太「…あれ?あっちの方なんかいっぱい木箱がありますね?」

    メイリン「!!もしかしてお宝が入ってたり…?」

    平太「わぁ!それは夢があって良いですね!!」

    アスラン「…帰り道についての手掛かりもあるかもしれないしな。開けてみるか」


    木箱を開けてみると、中身はドライフルーツや干し肉などの保存食や毛布、本などで金目の物は入っていない。


    メイリン「…むぅ〜、お宝無い〜…」

    平太「(パカッ)…あっ、これ何か変わったものが入ってますよ!」

    メイリン「えっ、どれどれ!!」

  • 9124/04/30(火) 23:05:03

    平太の開けた箱には映画用のフィルムと台本と思しき冊子、そしてこの謎の空間のものと思われる設計図が入っていた。


    メイリン「!!設計図って事は…、何処かに帰り道の事が書いてるかも!!」

    平太「やった!これで帰れる…!」


    3人で設計図を眺めるアスラン達。

    そこには『防衛用地下シェルター設計図(設計:ムルタ・アズラエル)』の文字が描かれていた。


    アスラン「なるほど…、あの目立つ入り口は侵攻して来た敵を誘い込む為の罠だったって事か…」

    メイリン「罠である程度敵の数を減らして、あの落とし穴に落ちた敵を取り囲んで袋叩きにしてたんですね」

    平太「ぶ、物騒…」

    メイリン「…あ、ありましたよ!出口の情報!!え〜っと…この辺りの柱に…、…あった!」


    メイリンが設計図の情報を元に近くの柱を確認すると、蝶番と切れ込みが入っているものがあった。

  • 10124/04/30(火) 23:16:50

    アスラン「よいしょ…っと」(ズズズズ…)


    アスランが柱の切れ込みに手をかけ手前に引くと、重たい石が擦れる音を響かせ扉が開く。中を照らして見ると、上に向かって螺旋階段が続いていた。


    平太「良かった!これで家に帰れる!!」

    メイリン「行きましょ行きましょ!!」

    アスラン「(ここを探検しようと言い出したのはメイリンなんだがな…)」


    階段を登って行くアスラン達。


    メイリン「…そう言えば、なんで地下シェルターにあんな宗教画みたいな壁画があったんでしょうね?」

    平太「さあ…白石さんならやってもおかしくないとは思いますが…」

    アスラン「………これは俺の想像だがな」

    メイリン「はい?」

    アスラン「多分、あのシェルターに入る国民達に笑っていて欲しかったんじゃないかと思う」

    平太「…ふふっ、そうですね。あの壁画、見ていてとっても楽しい気分になりました!」

  • 11続きはまた明日24/04/30(火) 23:32:38

    階段を登り切ると、出口はもうすぐそこにあった。生い茂るツタで隠された洞穴を抜けると、オーブの海が見える。

    もう日が沈みかけてて、真っ赤な夕日が海を照らしている。


    平太「わぁ…!綺麗な夕日ですね!!」

    メイリン「さっきまで暗い所にいたから余計に目に沁みますね!!」

    アスラン「…本当にえらい目に遭ったな…」

    メイリン「本当ですね…」

    平太「でも…楽しかったです!今までこんな風に冒険なんてした事なかったから…」

    メイリン「平太さん…ふふっ、そうですね!私もなんだかんだ言って楽しかったですよ!」

    アスラン「そうだな…俺も今日、ここに来て良かったよ」


    3人は夕焼けの中、家路を辿る。

    きっと今夜は『メゾン・ド・オオサワ』で夜通し今日見たものの話をする事になるだろう。

  • 12二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 23:35:01

    乙でした!楽しみしてます!

  • 13二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 09:48:42

    保守

  • 14二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 17:44:05

    ほしゅ

  • 15124/05/01(水) 21:57:56

    アスラン達が遺跡を発見して数日後、オーブの国立博物館から連絡が来た。

    先日あの遺跡を探検した際に発見した映画用のフィルムを再生出来る機材が見つかったので、是非とも発見者であるアスラン達に見てもらいたいと言うのだ。


    平太「僕、映画を観るのも初めなんです!」

    メイリン「何が映ってるのか楽しみですね!」

    アスラン「ああ、そうだな」


    特別に博物館内の会議室にて、関係者のみの上映会が始まる。

    スクリーンに映し出されたのは…


    アスラン「!?門倉!?!?」

  • 16124/05/01(水) 22:12:57

    平太「あっ、本当に門倉看守部長だ!?」

    メイリン「えっ、また知ってる人なんですか?」

    アスラン「ああ…、キラウㇱとマンスールまでいる…」


    サイレント映画である以上音声は入っていない為、一緒に遺されていた台本を元に学芸員が映画の内容を解説してくれる。

    騎兵隊やお尋ね者や日本から来た侍とアイヌがアメリカ先住民の隠した金塊を奪い合う西部劇らしい。


    メイリン「なんというか…シュールですね…」

    アスラン「確かに…、…あっ!?」

    平太「今度はどうしたんです?」


    スクリーンに仮面を着けた長髪の男が映し出される。


    アスラン「クルーゼ隊長…?いやでもなんか違うな…」

  • 17二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 22:13:43

    出てきたw

  • 18124/05/01(水) 22:37:56

    学芸員に尋ねた所、クルーゼとは別人の

    役者が演じている事が分かる。


    メイリン「この人も知り合いなんですか?」

    アスラン「ああ。…と言っても、モデルになった本人は金塊争奪戦の最中に亡くなったけどな」

    平太「そうだったんですね…」


    どうやらクルーゼ(役)は門倉演じる土方歳三の人柄に惚れ込んで腹心の部下になるという役柄のようだ。


    その後も映画を見続ける3人。

    アスランの心境は…

    dice1d100=84 (84)

    1←あいつら元気そうで良かったな…(しんみり) 大爆笑→100

  • 19二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 22:47:07

    映画がよほど面白かったんだろうなw

  • 20124/05/01(水) 22:56:25

    アスラン「………ぷっ…」
    メイリン「えっ」
    アスラン「あはははは!!!!」
    メイリン「アスランさんが爆笑してる…!?」
    平太「確かに可笑しいですけど…そんなに?」
    アスラン「ふふふふ…いや、そうだけどッ…っ、それだけじゃなくて…ふふふふ…」
    メイリン・平太「「?」」

    息を整えてアスランが喋る。

    アスラン「…白石達もそうだが、あいつらは俺が思うよりもずっと逞しいんだって事を思い知らされてな」

    ──きっと杉元とアシㇼパも、アイヌを守って逞しく生き抜いた。
    アスランも願った未来はきっと叶えられたのだと、この一連の出来事で信じる事が出来た。

    どれだけ時が流れようとも、仲間達が生き抜いた命の灯火はそう簡単には消えない。
    彼らの遺した足跡が思いの外近くにあった事を嬉しく思うアスランであった。

  • 21124/05/01(水) 23:01:48

    それから数ヶ月後…


    ──ピンポーン…、ガチャ…


    平太「いらっしゃいませ!!」


    アスラン達が発見した遺跡はオーブの重要文化財に指定され、新たな人気観光地となった。

    そのお陰で、遺跡の最寄りの宿である『メゾン・ド・オオサワ』は大盛況である。


    平太「ご予約のお客様ですね?『メゾン・ド・オオサワ』へようこそ!!」


    【メゾン・ド・オオサワへようこそ!!】

    ~完~

  • 22次回予告24/05/01(水) 23:09:09

    門倉達の作った映画が見終わったアスラン達は、せっかくなのでオーブ国立博物館を見て回る事に。
    そこである物を発見する…

    次回 後日談その3&前日談
    【生きた証】
    乞うご期待!!

    GIF(Animated) / 3.29MB / 2800ms

  • 23裏話24/05/01(水) 23:16:46

    ちなみに今回の後日談を書いてて思い出したんですが、2025年春に函館山の旧ロシア領事館が改修されてホテルとしてオープンするそうですよ!

    終盤アスラン達がロシア領事館に避難してたのでちょっと調べたんですが、↓記事によると火災による焼失を経て1908年(ちょうど金塊争奪戦終盤)に再建されたそうですね。

    白石に領事館へ放火させる事を考えてた時にこの記事を発見したので、安心して燃やす事が出来ました(笑)

    https://www.asahi.com/sp/articles/ASR325FJ1R32IIPE00L.html

  • 24二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 01:34:00

    明日も待ってます!

  • 25二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 01:35:50

    >>23

    へぇ〜旧ロシア領事館がホテルに改修されるんですか、完成されたら行ってみるか

  • 26二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 10:06:13

    保守

  • 27二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 20:31:27

    ほしゅ

  • 28124/05/02(木) 21:26:35

    皆様 保守ありがとうございます!
    では後日談その3&前日談、初めていきます!

    GIF(Animated) / 1.23MB / 5200ms

  • 29124/05/02(木) 21:27:21

    後日談その3&前日談

    【生きた証】


    メイリン「はーっ、映画面白かった!」

    平太「はい!楽しかったです!」

    アスラン「ああ、そうだな」


    ここはオーブ国立博物館。

    アスラン達は先日シライシ王国の遺跡で発見した、門倉達が作った映画を鑑賞し終わった所である。


    メイリン「せっかくですから博物館も見て回りませんか?」

    平太「僕も是非行きたいです!」

    アスラン「そう言えば俺もカガリの公務での護衛以外で来た事なかったな…」

    メイリン「じゃあ決まりですね!」

    アスラン「ああ、行くか」

  • 30124/05/02(木) 22:05:09

    楽しげに展示室を見て回るメイリンと平太。

    その後ろをゆっくりとした足取りでアスランがついて行く。


    平太「わぁ、剥製がいっぱいありますね!」

    メイリン「へぇ〜、オーブに生息してる生き物だけじゃなくて寒い地域の生き物の剥製もあるんだ〜」(館内マップを見ながら)

    アスラン「流石 国立博物館だけあって内容が充実してるな…ん?」


    その時アスランの目に止まったのは…

    dice1d4=2 (2)

    1.アムールトラの剥製

    2.トナカイの剥製

    3.シロクマの剥製

    4.エトピリカの剥製

  • 31124/05/02(木) 22:14:27

    アスラン「トナカイの剥製か…懐かしいな…」

    メイリン「もしかしてコレも例の世界で見たんですか?」

    アスラン「ああ」

    平太「あれ?でも北海道にトナカイはいませんよね?」

    メイリン「そうなんですか?」

    アスラン「一時期訳あって樺太の方にも行っててな。見た…と言うか、背中に乗ったな」

    平太「乗った!?」

    メイリン「へぇ〜、凄いですね!」

    アスラン「偶然とはいえ、今思えばかなり貴重な体験だったな…。…あと、剥製だが運んだ事もある」

    平太「『運んだ』?」

    アスラン「ああ、あれはまだ俺があの世界に来てさほど経っていない時期でな…」

  • 32124/05/02(木) 22:45:23

    「ダメだ!!やっぱり僕には出来ないッ!!」


    ──ガシャーン!!!!


    作業場の方から叫び声が聞こえる。

    またか、と思いつつ声を掛けに行く。


    アスラン「江渡貝、大丈夫か?…ってお前何作ってるんだ?それ…」


    ここは江渡貝剥製所。

    数日前からアスランは鶴見中尉の命令で月島・前山と共に剥製職人・江渡貝弥作の護衛をしていた。


    江渡貝「鶴見さん人形ですよッ!あんまりにも鶴見さんに会えないから気休めで作ってます!」

    アスラン「…仕事は?」

    江渡貝「これ作ってからやりますッ!!」

    アスラン「…はぁ、やれやれ…」


    鶴見は江渡貝の腕を見込んで偽の刺青人皮の制作を依頼したのだが、プロの腕を持ってしてもなかなか上手く出来ないらしい。

    そのフラストレーションを発散する為にこの男は依頼と全く関係ない物を作ろうとしているのだ。

  • 33124/05/02(木) 22:59:23

    アスラン「あんまりサボってるとまた前山に『仕事しなよ』って言われるぞ」

    江渡貝「さっきもう既に言われましたよ!!でも出来ない物は出来ないんですぅ〜!!!!」

    アスラン「そ、そうか…」

    江渡貝「ああああああ鶴見さんッ!!!!鶴見さんに会いたいよおおおおおお!!!!」

    アスラン「…わかった、俺も手伝うからさっさと人形を完成させよう」

    江渡貝「えっ、良いんですか!?」

    アスラン「どうせ作り終わるまで仕事を進めるつもりは無いんだろう?ならさっさと終わらせるぞ」

    江渡貝「作るからには妥協しませんからね!!覚悟して下さいよアスランさん!!」

    アスラン「はいはい、わかったよ(なんかこの世話の焼ける感じ…誰かさんを思い出すな…)」


    アスランが手伝った鶴見人形の出来栄えは?

    dice1d100=67 (67)

    高い程精巧。50で原作と同じ出来栄えとします。

  • 34続きはまた明日24/05/02(木) 23:38:20

    アスラン「よし…出来たな」

    江渡貝「アスランさん、あなた結構手先が器用ですね。お陰で思ってたよりもずっと早く完成しましたよ!」

    アスラン「…昔 幼馴染みにも米に字を書けそうだと言われた事はあるな…」

    江渡貝「あはは!面白い事を言いますねぇ、その人」


    ──ガチャ、バタン!!


    江渡貝「あーもうッ!!また月島さんか前山さんかッ!!『扉は静かに閉めて』って何度も言ってるのに…!!」


    プリプリと怒る江渡貝は人皮で出来た奇抜な服の裾を引き摺りながら玄関へと向かう。


    …剥製職人としての腕は確かだし、悪い奴では無いが…あの常軌を逸した服のセンスと倫理観だけは理解出来ない。


    アスランはとりあえず使った道具を元の位置に戻す作業をする事にした。

  • 35二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 07:41:10

    保守

  • 36二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 07:52:49

    普通に仲良くなっているな···そりゃ鶴見に利用されていたと思ったら速攻で裏切りますわ。

  • 37二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 17:59:00

    保守

  • 38124/05/03(金) 21:30:33

    月島「それじゃあ、屋敷内の清掃に取り掛かるぞ」

    アスラン・前山「「はい!」」


    江渡貝に快適な作業環境を提供する為に、アスランと月島・前山はこの任務中家事を引き受ける事にした。


    (ちなみに本編ではさっさと裏切ったので特に言及してませんでしたが、アスランの階級は杉元や谷垣と同じ一等卒とします)


    月島「分担だが…、前山はあの人間の剥製が置いてある部屋を任せても良いか?」

    前山「はい、勿論です」

    アスラン「えっ」

    月島「なら頼む。俺達は動物の剥製の部屋だ、行くぞアスラン」

    アスラン「そ、それについて異論はありませんが…その…前山は…」

    月島「………大丈夫だ、問題無い」

    前山「?」(キョトン)

    アスラン「は、はい…(あの死体だらけの部屋の掃除を一人でやらせるなんて…本当に良いのか…?)」

  • 39二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 21:32:39

    きちゃ!

  • 40二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 22:23:35

    一佐(大佐)から一等卒に相当格下げされてるや

  • 41124/05/03(金) 23:23:10

    二人で動物の剥製が並ぶ部屋を掃除するアスランと月島。


    月島「アスラン、そっちの剥製を動かすのを手伝ってくれ」

    アスラン「はい」

    月島「…しかし江渡貝の癇癪には困ったものだな」

    アスラン「はは…、まぁ手のかかる奴の世話には慣れてますので…」

    月島「何だ、弟妹でもいるのか?」

    アスラン「幼馴染みです。本気を出せば優秀なのにぐうたらで、本当に手のかかる奴なんですよ」

    月島「…そうか」

    アスラン「月島軍曹もどちらかと言えば他人の世話を焼く方だったのでは?」

    月島「…いや、俺は逆だな。幼馴染みに迷惑かけてばかりだった」

    アスラン「そうなんですか?意外ですね」

    月島「…まぁ、その幼馴染みがいたから生きようと思えたのは確かだな」

  • 42124/05/03(金) 23:24:41

    アスラン「ああ…確かに心の支えになる人がいたから生きようと思えた、と言うのは俺にも経験ありますね」

    月島「…そうか」

    アスラン「はい。俺が死に逃げようとした時その人が『生きる方が戦いだ』という言葉をくれたから、今俺が生きてここにいます」

    月島「そうか…お前は良い縁に恵まれたんだな」

    アスラン「はい、俺の周りの人達は皆良い人達ばかりです。勿論月島軍曹も含めて、です」

    月島「…おだてても箒しか渡せんぞ」

    アスラン「…今はどちらかと言えばちりとりが欲しいですね」

    月島「ふっ…」

    アスラン「ふふっ…」

  • 43続きはまた明日24/05/03(金) 23:36:57

    月島「さて、こちらは終わったな」

    アスラン「あちらの方のゴミも纏めて捨てて来ます」

    月島「ああ、頼む」


    前山の掃除している部屋の前に移動してきたアスラン。


    アスラン「前や…」


    前山に声を掛けて部屋に入ろうとした時。


    「〜♪」


    中から鼻歌が聞こえて来た気がした。


    アスラン「………」

    月島「…?アスラン?どうし…」

    前山「〜♪」

    アスラン・月島「「………」」


    気のせいではなかった。

    人間の剥製が置いてある部屋から前山の鼻歌が聞こえる。


    アスラン「…月島軍曹…」(信じられないものを見た顔)

    月島「…言いたい事は分かる。聞かなかった事にするんだ」

    アスラン「………はい」

  • 44二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 01:32:17

    楽しみに待ってます!

  • 45二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 10:22:07

    保守

  • 46124/05/04(土) 21:20:39

    ──コンコン


    「江渡貝さーん、いますかー?」


    江渡貝「はーい!」

    月島「…!誰か来たな」

    アスラン「隠れて様子を見ましょう」


    息を潜めて江渡貝と来客の会話を盗み聞きするが、どうやら相手はただ剥製を買い求めに来た客のようだ。


    アスラン「(良かった、他の陣営が江渡貝を狙って来た訳じゃなさそうだ)」

    江渡貝「…すみません月島さん!前山さん!アスランさん!ちょっと手伝って下さい!!」

    アスラン・月島「「?」」


    呼ばれたので3人で応接間に行くアスラン達。


    客「おや?兵隊さん達が何故ここに…?」

    江渡貝「ええ、今第七師団の迎賓館に飾る剥製の制作を引き受けておりまして…その間この方々に手伝いをして貰う事になったんです」

    客「おや、そうだったのですか」

  • 47二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 22:26:01

    このレスは削除されています

  • 48124/05/04(土) 22:28:54

    月島「…それで、我々は何を手伝えば?」

    江渡貝「ええ、剥製を荷馬車に積むのを手伝って貰いたいんですよ。大きい物なので力が要りますし」

    アスラン「わかった、どれを運べばいいんだ?」

    江渡貝「こっちです」


    江渡貝が案内した先にあったのは…

    江渡貝「これを運んで下さい」

    アスラン「トナカイの剥製か…確かに大きいな」

    江渡貝「大事な品物ですから倒したりぶつけたりしないで下さいよ!!」

    月島「ああ、わかった。俺が後ろ側を支えるから、アスランは前、前山は真ん中を頼む」

    アスラン・前山「「はい!」」


    江渡貝「ああッ!天井にぶつかりそうだからもう少し低くしてッ!!あと右側壁に擦りそうッ!!」

    月島「むんッ!」

    江渡貝「今度は左に寄りすぎッ!ぶつかるッ!!」

    アスラン「(売り物を運んでいるから仕方ないが…大分細かいな…)」

    >>47画像貼れなかったので上げ直し)

  • 49124/05/04(土) 22:37:16

    アスラン「…という事があったんだ」

    平太「た、大変だったんですね…」

    メイリン「(アスランさんもその位のレベルで面倒臭いですよ…)」

    アスラン「まぁ、職人らしくとことんこだわる所は嫌いじゃなかったが」

    平太「そうですね、職人とはそういうものですよね!」

    メイリン「確かに…(ウンウン)…ところでそろそろ休みませんか?ずっと立ちっぱなしで喋ってましたし」

    平太「あ、そうですね。お茶でも飲みに行きましょうか」

    アスラン「ああ、そうだな」


    その場を立ち去ろうとした時アスランは、何気なくトナカイの剥製の説明書きに目を向ける。


    アスラン「…!!」


    『トナカイの剥製』

    西暦1907年製作

    製作者:ヤサク・エドガイ

  • 50124/05/04(土) 23:03:37

    平太「?アスランさん?」

    メイリン「どうしたんですか〜?」

    アスラン「…ふふっ、いや…この博物館は本当に凄いんだなって思っただけさ」

    平太「はい!初めて来たけど凄いですよね!」

    メイリン「そう言えばさっきの映画、自動カラー化と音声を加えた後オーブ国内の映画館で上映するみたいですよ」

    平太「それも凄いですね!!」

    メイリン「上映が始まったらまた観に行きましょうよ!」

    平太「はい!是非観に行きたいです!」

    アスラン「ああ、そうしよう」


    白石や門倉だけでなく、江渡貝もこの時代に生きた証を残していた。

    その事実が少しだけ、あの日の後悔を軽くしてくれた。


    アスラン「…あのトナカイの剥製、実は…」


    博物館からの帰り道、アスランはメイリンと平太に語った。

    人知れず愛に生き、愛に殉じたとある天才芸術家の話を──


    【生きた証】

    ~完~

  • 51次回予告24/05/04(土) 23:10:15

    時は1912年、金塊争奪戦から三年後。

    柔道家・牛山辰馬は札幌から小樽へ向かっていた。
    表向きの目的は出稽古だが、彼の本当の目的は…?

    後日談その4
    【小樽の街を往く】
    乞うご期待!!

    GIF(Animated) / 3.29MB / 2800ms

  • 52二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 08:07:24

    保守

  • 53124/05/05(日) 19:23:44

    すみません、本日急遽用事が出来たので更新はまた明日にさせて頂きます…
    本当に申し訳ない…

  • 54二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 23:27:45

    保守

  • 55二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 07:12:27

    保守

  • 56二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 10:18:46

    >>53

    了解しました!楽しみに待ってます!

  • 57124/05/06(月) 21:16:42

    皆様保守ありがとうございました!
    それでは後日談続き投稿していきます!

  • 58124/05/06(月) 21:18:57

    後日談その4
    【小樽の街を往く】

    牛山「それじゃあ、出稽古に行ってくる。留守は頼んだぞ」
    弟子「はい、行ってらっしゃいませ」

    金塊争奪戦から3年後。
    牛山は札幌世界ホテルの跡地に道場を開き後進を育てているが、定期的に小樽で出稽古をする為に足を運んでいる。
    今日はその出稽古に行く日だ。

    牛山「さて、元気にしているかね…」

  • 59124/05/06(月) 22:34:45

    牛山「よし、では今日の稽古はここまで!!」

    「「「「「「「ありがとうございました!!」」」」」」」


    出稽古を無事に終え、小樽の街へと繰り出す牛山。しばらく歩いていると…


    アシㇼパ「あッ!ちんぽ先生〜ッ!!」

    杉元「あれ、ホントに牛山のダンナじゃん」

    牛山「おお、お嬢に杉元!」


    偶然 道で杉元とアシㇼパに出くわした。


    牛山「ちょうど今コタンに顔出しに行こうかと思ってたんだ」

    アシㇼパ「そうか!私たちは議長の家に熊肉のおすそ分けに行ってたんだ!」(キャッキャッ)


    久しぶりに牛山に会えたからか、かなりテンションの高いアシㇼパ。

    ところがその時…


    「ひったくりだ!鞄盗られた!!」

  • 60124/05/06(月) 22:50:15

    一人の男がこちらに向かって走って来る。


    杉元「!アシㇼパさん下がっ…、!?」


    杉元の言葉とは逆に前に進んで行くアシㇼパ。そして…


    アシㇼパ「でぇいッ!!!!」


    アシㇼパは腕を真っ直ぐ横に伸ばし、犯人目掛けて勢い良く突っ込みすれ違いざまに相手の首元を強打した。いわゆるラリアットである。


    ひったくり犯「ぐはッッッ!!!!」


    アシㇼパ渾身のラリアットを食らった犯人は地面にひっくり返った。


    杉元・牛山「「………」」

    アシㇼパ「杉元!ちんぽ先生!コイツを取り押さえるの手伝ってくれ!!」

    杉元「は、はいアシㇼパさん!」

    牛山「お、おう…」

  • 61続きはまた明日24/05/06(月) 23:36:56

    こうして無事にひったくり犯は警察のお縄になった。


    牛山「お嬢…、いつの間にそんなに強くなったんだ…?」

    アシㇼパ「せっかくアスランから護身術を教わったんだから、もっと上手くなろうと思って今はレイに教えて貰ってるんだ!」

    牛山「そうか、杉元には教わらないのか?」

    アシㇼパ「杉元はな…『こうやってバーン!』とかみたいな感じの教え方するし、何より力加減に不安があるから…」

    牛山「……確かに…」

    杉元「アハハ…」(乾いた笑い)

    アシㇼパ「レイに月謝を払うと言ったんだけど、『自分は専門家じゃないから』って頑として受け取らないんだ。だからせめてものお礼って事で時々捕れた肉や魚をおすそ分けしに行ってるんだ」

    牛山「ははっ、じゃあ後で議長の家で熊肉料理を頂いて来るかな」

    アシㇼパ「それじゃあ、私たちは明日に備えてさっさと帰って休むぞ杉元」

    牛山「ん?明日何かあるのか?」

    アシㇼパ「マンボウを捕りに行くんだ!あれは夏しか食べられないからな!!」

    杉元「………」( ᷄ᾥ ᷅ )

    牛山「(杉元が今まで見た事無いくらいしわしわな顔してる…)」

  • 62二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 10:43:15

    保守

  • 63二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 17:14:21

    マンボウ、美味いのかね実際

  • 64124/05/07(火) 21:11:28

    杉元・アシㇼパと別れた牛山はまた小樽の街を歩き、とある家に到着する。


    ──コンコン


    牛山「永倉のジイさん、生きてるか?」

    永倉「生憎だがまだお迎えは来とらんわ」(ガラッ)


    ここは小樽の旧土方陣営のアジト。

    永倉は金塊争奪戦の後この家で余生を過ごしていた。


    牛山「邪魔するぜ…ん?」

    都丹「その声は牛山か。またお目にかかれたな」

    牛山「なんだ、都丹も来てたのか」


    都丹は金塊争奪戦、小樽の海岸沿いに家を建て静かに暮らしている。


    都丹「流石にずっと波の音ばっか聞いてっと街の喧騒が恋しくなってくんだよ」

    牛山「贅沢な悩みだな。…っと、ジイさん、仏間の方にも上がらせて貰うぜ」

    永倉「ああ、行ってこい」

  • 65124/05/07(火) 22:13:02

    旧アジトの仏壇には、位牌が二つ並べられている。


    牛山「よう、邪魔するぜ。土方のジイさん、クルーゼ」

    線香を上げ、リンを鳴らし手を合わせる。


    牛山「…しかし土方のジイさんは分かるが、クルーゼの位牌は議長ん家でも良かったんじゃねぇのか?」

    永倉「最初はそのつもりだったが、都丹がどうしても一緒に祀ってやって欲しいと言うから…」

    都丹「別に良いじゃねぇか。アイツだって土方さんの為に命張ったんだ、この位の『分け前』はくれてやってもバチは当たんねぇだろ」

    牛山「アンタら仲悪かったんじゃなかったのか…?」

    永倉「私もそう思っていたが、どうも都丹はクルーゼの捨て身のあの行動のお陰で命拾いしたらしいからな…」

  • 66124/05/07(火) 22:20:27

    都丹「直接助けてくれたのは房太郎だけどな。…まぁコイツがいなきゃその前にお陀仏になってたかもしれねぇし、一応俺なりに感謝はしてんだよ」

    牛山「そうか…、ところでずっと気になってたんだが…」

    永倉「どうした?」

    牛山「クルーゼの戒名…『貞実来流宇是信士(ていじつ くるうぜ しんじ)』って誰が付けたの…?」

    永倉「dice1d4=2 (2) だ」

    牛山「いや…、悪かねぇけど本名そのまま当て字になっててちょっと笑っちまうんだよな…」


    1.私(永倉)

    2.都丹

    3.議長

    4.クルーゼを弔ってくれた寺の住職


  • 67124/05/07(火) 22:27:33

    旧アジトを後にした牛山は再び小樽の街を歩いて行き、とある家に到着する。


    ──コンコン


    デュランダル「はい。…っと、牛山君か。よく来たね」


    デュランダルは金塊争奪戦後、小樽に定住した。現在は自宅でタリアと共に外国語の私塾を開いている。


    牛山「よう議長、邪魔するぜ。…ん?なんか美味そうな匂いがするな」

    デュランダル「ああ、今 夏太郎君が来ていてね。『美味しい獣肉の調理法を学んだから是非ご馳走させてくれ』と言ってたので、さっきアシㇼパ君達から貰った熊肉を調理して貰っているんだ」

    牛山「そういやさっきお嬢が『熊肉をおすそ分けしに行ってた』って話してたな」


    ちなみにデュランダル邸の建築様式は

    dice1d3=2 (2)

    1.洋風

    2.和風

    3.和洋折衷

  • 68124/05/07(火) 22:36:17

    デュランダルに案内されて台所へ向かう牛山。


    牛山「よお、邪魔してるぜ」

    夏太郎「あ!牛山さん!」

    レイ「こんにちは」

    タリア「あら、ようこそ牛山さん。今お茶を淹れるわね」

    デュランダル「いや、君達は今料理中だろう?お茶なら私が淹れるからそのまま続けていなさい」

    タリア「そう?ならお願いするわね、ギルバート」

    牛山「しかし良い匂いだな。何を作ってるんだ?夏太郎」

    夏太郎「『烤羊肉』っつって、この間 ウチの牧場に来てた中国人から教えて貰ったんですよ。羊肉でも臭みが気にならなかったんで、熊肉でもイケるかと思って奥さんに台所貸してもらってるんです」

    タリア「料理のレパートリーが増えるのは助かるから教えて貰ってるのよ」

  • 69二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 22:38:17

    平和に暮らしてる

  • 70124/05/07(火) 22:53:41

    牛山「そういや表に荷車があったけど、あれお前のか?」

    夏太郎「はい。今日は羊毛の納品に来てたんですけど、駅の方でたまたまレイに会って『ウチで茶でも飲んでいけ』って誘って貰ったんですよ」

    レイ「俺もピアノの稽古が終わって家に帰る所だったからちょうど良かった」


    夏太郎は現在 羊を主にした小さな牧場を経営していて、レイはピアノ講師をやっている。

    金塊争奪戦の最中は特に接点の無かった二人だが、気が合うのか終結後につるむようになったようだ。


    夏太郎「…よし!コレで完成!!早速食べてみましょう!」

    牛山「(モグモグ…)うん、こりゃあなかなかイケるぜ!」

    タリア「(モグモグ…)あら本当だわ!獣肉特有の臭みが気にならないわね!」

    レイ「(モグモグ…)美味い。お前は料理が上手いな、夏太郎」

    夏太郎「やだなぁ〜、みんなそんなに褒めても何も出て来ないぜぇ〜!!」(テレテレ)

  • 71124/05/07(火) 23:02:55

    デュランダル「みんな、これビールに合いそうだから良かったら一杯やらないかね?」

    牛山「おっ、良いねぇ!!」

    夏太郎「良いんですか!?ありがとうございます!!」

    レイ「飲み過ぎないように気をつけるんだぞ、夏太郎」

    夏太郎「うっ、気ィ付けるわ…」

    タリア「それじゃあ少し早いけど、お夕飯にしましょうか」

    夏太郎「あっ、俺も準備手伝います!」

    レイ「俺もやります」

    タリア「あら、ありがとうね二人とも」


    ちなみに夏太郎が作った『烤羊肉』とは、昭和初期に台頭し北海道の郷土料理として今日親しまれている『ジンギスカン』の元になった中国料理だと言われている。

  • 72124/05/07(火) 23:12:15

    牛山「じゃあな議長、奥さん。ご馳走様」


    すっかり日も落ち暗くなった頃、牛山はデュランダル邸から出ようとする。

    (ちなみに夏太郎は既に酔い潰れてレイが客間に運んでいた)


    デュランダル「泊まっていってくれても構わないんだが、本当に良いのかね?」

    牛山「ああ、これからまた顔出しに行きたい場所があるからな」

    タリア「また遊びにいらしてね、牛山さん」

    牛山「ありがとうな奥さん。それじゃあ、またな」

    デュランダル「ああ、またね」


    デュランダル邸を後にした牛山は、すっかり暗くなった小樽の街を軽ろやかな足取りで歩いて行く。


    牛山「さぁて、いよいよだな…」

  • 73二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 23:15:59

    このレスは削除されています

  • 74124/05/07(火) 23:22:44

    >>73画像貼り忘れたので上げ直し)


    ──ガラッ


    牛山「よう、久しぶりだな!」

    遊女「きゃあ!牛山様ッ!!また来て下さったのね〜!!」

    牛山「ははっ、当たり前だろ。こんな良い女忘れるワケねぇ」


    牛山の目的地は小樽の花街にある遊廓だった。


    牛山「やっぱり出稽古の後はビールと女に限るぜッ!!」


    男・牛山辰馬。

    その強さと精力は未だ衰え知らずである。


    【小樽の街を往く】

    ~完~

  • 75次回予告24/05/07(火) 23:33:02

    ここは東南アジアのとある島国。
    まだ生まれたばかりのこの国は波乱に満ちていてトラブルが絶えない。
    果たして今日は何が起こるのか…?

    後日談その5
    【シライシ王国の一日】
    乞うご期待!!

    GIF(Animated) / 1.23MB / 5200ms

  • 76124/05/07(火) 23:37:11

    >>63

    ちなみに↓のサイトによるとマンボウは美味しいらしいです。

    水分多いから一度水抜きが必要ですけど、貝柱とか鶏肉に似た食感らしいですね。

    腸や肝臓は珍味なんですねぇ…

    https://mokuyouichi.com/sakana/sengyo/ma/manbou.htm#:~:text=%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%81%AF%E8%BA%AB%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7,%E3%81%8B%E3%82%89%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

  • 77二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 23:46:31

    >>75

    待ってます!

  • 78二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 23:47:51

    >>76

    はぇ〜そんな感じなんですか、ありがとうございます

    こんにゃくみたいな感じなんですかね

  • 79二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 10:25:42

    保守

  • 80二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 19:49:27

    保守
    明日も楽しみ

  • 81二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 20:19:34

    東北の者だがマンボウは生か湯がいた肉を裂いて酢味噌和えにする
    食感は水っぽい鶏肉、特に湯がくと棒々鶏そっくりになるんよ
    新鮮な肝が手に入ったなら肝和えもおいしいよ

  • 82124/05/08(水) 21:32:48

    >>81

    はぇ〜、そうなんですね!

    有益な情報をありがとうございます!


    では後日談その5始めて行きます〜

  • 83124/05/08(水) 21:34:32

    後日談その5
    【シライシ王国の一日】

    国王・シライシの朝は早い。

    「まぁ脱獄に比べりゃ楽しいモンよ」
    そう言いながらシライシは手元の金貨を見つめる。

    ──ガウガウガウガウ!!!!

    「『国を作る』って事は『誰かにとっての故郷を作る』って事じゃん?やることは山のようにあるけどさ、それでも脱獄と違って自分ひとりだけじゃない。頼れる仲間たちがいるから楽しんでやれてるんだよ」

    ──オイ、シライシ…

    「…って今言ったことほぼ全部房太郎の受け売りだけどな!!あははは!!!!」

    房太郎「白石!!いい加減起きろ!!!!」

    (  '-' )ノ)`-' )ベシッ!!!!

    白石「ふがッ!?!?」

  • 84二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 21:47:55

    いきなり叩き起こされたな

  • 85124/05/08(水) 22:14:33

    白石「…えッ!?ここどこッ!?」

    犬「ガルルルルルッ!!!!」

    白石「うわぁ!犬がなんかめっちゃ威嚇してくる!!あとなんで俺全裸なの!?!?」

    アズラエル「それはこちらの台詞ですよッ!あなた朝になっても帰って来ないと思ってたら、なんで全裸で犬小屋に上半身突っ込んだ状態で寝てるんですか!?!?」

    房太郎「大方また国民と博打打ってボロ負けして身ぐるみ剥がれたんだろ」

    ここは東南アジアのとある島国。

    今からおよそ3年前、無人島だったこの島に移り住んだ白石は房太郎・アズラエルと共に新たな国を興した。


    白石「はっ…思い出した…!博打打ってた時にしこたま酒飲んでて眠かった上に全裸で肌寒かったモンだから、犬小屋見つけて『ラッキー!』って思ってそのままお邪魔して寝ちゃったんだった…!」

    犬「ガルルルルルッ!!!!」

    アズラエル「全く…王様が国民に迷惑掛けてどうするんですか。ほら、ワンちゃんと飼い主さんに謝りなさい」

    犬「ガウガウッ!!!!」

    飼い主「………」( ˙-˙)

    白石「ゴメンネ…」

  • 86124/05/08(水) 22:24:35

    房太郎「ほら、時間無いしこのまま集会所行くぞ」

    白石「え?今日なんかあったっけ?」

    房太郎「昨日『定例会ある』っつっただろこのタコ坊主!!」

    白石「あっ、そうだった…って…待って?俺今全裸なんだけど?このまま行くの???」

    アズラエル「仕方ありませんね、急ごしらえですが僕が何とかしましょう」

    白石「アズにゃん…!!」


    そう言うとアズラエルは徐ろにその辺の葉っぱを一枚ちぎった。


    アズラエル「はい」(スッ)

    白石「アズにゃん…?それ葉っぱだよね…?」

    アズラエル「あなたの大きさならコレで十分でしょう」

    白石「いやいやいや!!ちょっと動いたら落ちちゃうじゃんコレ!?いいのッ!?王様が国民の前でうっかりポロリしちゃっていいのッ!?!?」

    アズラエル「確かにそれは国民の皆さんが気の毒ですね…。わかりました、蔓と葉を編んで腰蓑を作りましょう」

    白石「俺は気の毒じゃないの???」

    アズラエル「今あなたが全裸なのは自業自得でしょう」

    白石「クーン…」

    (※下の画像は腰蓑のイメージ図です)

  • 87124/05/08(水) 22:41:10

    白石「あ、ところでアズにゃん…」

    アズラエル「お小遣いならあげませんよ」(ピシャリ)

    白石「そんなぁ…」

    アズラエル「大体あげた所であなたまた賭博やりに行く気でしょう?ならあげませんよ」

    白石「クーン…」


    一応国王は白石だが、財務大臣として国の財布を握っているのはアズラエルである。

    そして国王なのに白石はお小遣い制で何とか(賭博の)やり繰りをしているのである。


    房太郎「ったく、お前は相変わらずそういうトコだらしねぇな…」

    白石「だったらやっぱ房太郎が王様やりゃあ良いじゃんよ〜」(ブーブー)

    房太郎「生きる為とは言え、50人以上も殺した俺じゃあ『誰かの故郷となる国』の神輿には相応しくねぇだろ」


    房太郎はアズラエルの能力で家族の無事を知り憑き物が落ちたのか、『王様になる事』よりも『誰かの故郷となる国を作る事』を真剣に考えるようになった。

    その為か白石を王に推挙し、自らは副王となる事を選んだ。


    アズラエル「僕も人で無い事を悟られないようにしたいので、出来るだけ裏方に回りたいんですよねぇ。そうなるとやはり白石さんが王になるのが一番良いんですよ」

    白石「じゃあお小遣い制度撤廃してよぉ!!」

    アズラエル「………わかりました」

    白石「えっ!?」

    アズラエル「では今日から無給で王様頑張って下さいね」

    白石「クーン…」

  • 88二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 22:51:12

    可哀想な白石wひとえにてめぇの賭博癖が悪いせいだが

  • 89124/05/08(水) 22:58:56

    歩きながらアズラエルが作ってくれた腰蓑を身に着け、白石達は島の中央に位置する集会所に到着する。


    白石「おう、みんな来てるか〜?」(ガチャ)

    ステラ「シライシ!おはよう!」

    アウル「おはよ〜。今日なんか面白いカッコしてんね」

    スティング「おはよう。『クールビス』ってヤツか?」


    建国して間もない頃、ステラ達はこの国の移民になった。現在は古参として国民達の相談役もやっている。


    白石「お、おう…そんな感じだな!(くーるびず…?)」

    アズラエル「皆さんおはようございます。…暑さ対策で仕事着を軽装にする事ですよ」(ヒソヒソ)

    白石「なるほど…」(ヒソヒソ)

    房太郎「みんな、おはよう。じゃあ早速定例会始めてくぜ」

  • 90二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 23:06:18

    ステラ達も楽しそうで何より

  • 91124/05/08(水) 23:19:46

    『定例会』と言ってもそんなに堅苦しいものではなく、各地区の代表者が集まってトラブルの報告や国民達の要望を直接白石達に伝える為の意見交換会のようなものである。


    房太郎「来週南側の農園でマンゴーの収穫をしたいから人手が欲しい。勿論給金は出すから手が空いてる奴に呼び掛けてくれ」

    スティング「わかった。こっちの報告だが、東側はそろそろ家が足りなくなりそうだ」

    アズラエル「わかりました。ではマンゴーの収穫を終わらせたら家の増築にも人手を回しましょう。念の為仮設住宅用のテントも支給します」


    白石「(やる事ねぇな俺…)」

    ステラ「シライシ、バナナ食べる?」( 'ч' )モグモグ

    白石「ありがとステラちゃん…」

    アウル「じゃあ次、俺の報告なんだけど…シライシに苦情が来てるんだ…」

    白石「えッ!?何!?心当たりあり過ぎて怖いんだけど!?!?」

    アウル「『dice1d4=2 (2) 』だってさ」


    1.ウチの犬を犬小屋から追い出して寝てた

    2.酒代のツケをさっさと払え

    3.臭い

    4.胸の大きい女性をジロジロ見るな

  • 92続きはまた明日24/05/08(水) 23:46:17

    アウル「『酒代のツケをさっさと払え』だってさ」

    房太郎「〜ッ…」(頭を抱える)

    アズラエル「…そう言えばあなた昨晩も犬小屋で寝る程酩酊してましたね…」

    白石「あ〜…あはは…」

    アズラエル「はぁ…仕方ありませんね。アウルさん、後でそのお店にお金を届けて貰って構いませんか?」(スッ)(懐から金を出す)

    アウル「僕は良いけど…、アズラエルさんはそれで良いの?」

    アズラエル「大丈夫です。来月の白石さんのお小遣いから天引きするので」

    白石「えッ!?」

    アズラエル「当然でしょう、あなた自身のツケなんですから。お店の方に迷惑が掛かるから一旦僕が肩代わりするだけですよ」

    スティング「うわぁ…全面的にシライシが悪りぃから一切擁護出来ねぇ…」

    白石「クーン…」

    ステラ「シライシ、お酒はダメだけどココナッツジュースならステラ取ってあげるから元気出して?」

    白石「ステラちゃんありがと…」

  • 93二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 00:30:12

    楽しみに待ってます!
    良かったね白石、ステラもあんまり甘やかしちゃダメよ

  • 94二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 10:15:11

    保守

  • 95二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 21:46:10

    保守

  • 96124/05/09(木) 21:50:42

    白石が落ち込みステラが慰める間も定例会は滞りなく進んで行く。ところが…


    国民「王様!!大変です!!」

    白石「えッ!?何!?」

    国民「砂浜に見知らぬ人間が倒れていました!!」

    房太郎「船の事故でもあったのか?」

    国民「分かりません。意識が無かったので、とりあえず近くの民家に運び込んで寝かせてます」

    アズラエル「報告ご苦労様です。ちょうど定例会が終わる所なので、今から医者を連れて様子を見に行きましょう」

    白石「え、俺も行くの???」

    房太郎「そりゃそうだ。お前がこの国の王様なんだからな」

    アズラエル「王自ら医者を連れて来たとなれば、相手も我々に面会せざるを得ないでしょう?詳しく話を聞く為にも白石さんは必要です」

    白石「え〜…」

    房太郎「ちなみにどんな奴なんだ?」

    国民「恐らく西洋人で、妙齢の女性ですね」

    白石「よし行くか!!!!」

    房太郎「手の平返すの早ッ」


    シライシ王国に漂着して来たのは?

    dice1d5=3 (3)

    1.ミーア

    2.ナタル

    3.フレイ

    4.2+3

    5.1~3全員

  • 97124/05/09(木) 22:08:31

    では白石と房太郎・アズラエル、特に用事の無かったステラが医者を連れて民家へと向かう。

    国民A「王様が医者を連れて来て下さったぞ。開けてくれないか?」
    国民B「あらまぁ、今ちょうど目を覚ました所ですよ。どうぞ上がってくださいな」
    アズラエル「お邪魔します。…おや?」
    フレイ「…ッ!!」(ビクッ)

    ステラより少し年下と思われる赤毛の少女は、アズラエルの姿を見て怯えるような表情をしている。

    アズラエル「君は確か…、アルスター君でしたっけ…?」
    房太郎「知り合いか?」
    アズラエル「ええ、元の世界でちょっと…」
    フレイ「………」(ジリジリと後退る)

  • 98124/05/09(木) 22:22:02

    房太郎「仲良し…ってワケじゃ無さそうだな。何したんだよお前…」

    アズラエル「いや…『彼女には』何もしてないんですけどね…」


    以前としてアズラエルを警戒し続けるフレイ。


    白石「お嬢さん、怖がらせてすまないね。私がこの国の王・シライシヨシタケです」(キリッ)

    房太郎「うわぁ…今まで見た事ない位のキメ顔してやがる…」


    フレイの反応は?

    dice1d100=41 (41)

    1←何よこの変な格好したタコ坊主…(警戒)

    王様!?そんな偉い人が…!?→100

  • 99124/05/09(木) 22:35:49

    フレイ「お、王様…?…でも…変な格好してるし…」(ボソッ)

    白石「クーン…」

    房太郎「(どうでも良いがステラと声がそっくりだな…)」

    アズラエル「あ〜その…アルスター君…?」

    フレイ「…!!」(ビクッ)

    アズラエル「僕に対して思う事は色々あるでしょうけど、今は君に危害を加えるつもりは無いのでもう少し落ち着いて話をしませんか…?」

    フレイ「………」(ジリジリ)(後退り)

    アズラエル「………」

    房太郎「アズラエル…お前もう帰っとけ」

    アズラエル「…そうします…」


    自分が居ては話が進まないと判断したアズラエルは退出した。


    フレイ「(ホッ…)」

    房太郎「アズラエルと何があったかは知らねぇが、怖がらせて悪かったな。医者を連れて来たから、ひとまず怪我とかしてないか診察させて貰えねぇか?」

    フレイ「は、はい…」

  • 100二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 22:38:12

    フレイが漂流して来たか

  • 101124/05/09(木) 23:07:19

    医者「大丈夫です、あのお嬢さんは特に怪我も病気もしてませんでしたよ」

    房太郎「そうか、ありがとうな」


    フレイの診察が終わり、再び話を聞く為に部屋に入る白石と房太郎とステラ。


    白石「えっと…俺はさっきも言った通り白石で、こっちは副王の房太郎だけど…お嬢さんのお名前は?」

    フレイ「…フレイ…、フレイ・アルスター…」

    房太郎「(まだ警戒されてんな…)」

    ステラ「フレイ、ね。これあげる」(スッ)

    フレイ「…?何これ…?」

    ステラ「ココナッツジュース、美味しいよ。今割ってあげるね」

    フレイ「えっ?」

    ステラ「えいッ!!!!」(ドゴォ!!!!)


    ステラは愛用のナイフの背でココナッツの殻を一撃で叩き割った。そして住人から借りたのか、中のココナッツジュースをグラスに注いでいく。


    ステラ「はい」(スッ)

    フレイ「あ、ありがとう…???」


    フレイは困惑しながらグラスを受け取り、少し躊躇ってから口を付けた。


    フレイ「……美味しい…」

    ステラ「…!うん、美味しいよね!ステラもココナッツジュース好き!!」

    フレイ「…ふふっ…」(クスクス)

    房太郎「(おっ!ステラでかした!!)」

  • 102二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 23:26:29

    桑島sのふれあい

  • 103124/05/09(木) 23:46:39

    ステラとのやり取りで少し警戒心が解けたのか、フレイはこれまでの自分の身の上やアズラエルとの関係を語った。


    フレイ「…そういう訳で、私は正直あの人(アズラエル)を信用出来ないわ…」

    白石「うわぁ…マジか…、アイツ絶滅戦争の指揮とかそんなやべぇ事やってたの…?」

    房太郎「確かにそれは信用出来ねぇってなっても仕方ねぇな…」

    フレイ「………」


    話終えてフレイはまた俯いてしまった。


    ステラ「…フレイ」

    フレイ「…何?」

    ステラ「アズラエルも房太郎もシライシも、ステラも…みんな昔は悪い事してたの。でもね、みんなもう悪い事はやめたの。信じるのは難しいかもしれないけど、アズラエルはもうフレイを怖い目にあわせたりしないと思う」

    フレイ「ステラ…」

    ステラ「それでも怖いなら…ステラとシライシが守ってあげる!」

    白石「えッ、俺も!?」

    ステラ「うん!だってシライシはこの国の王様でしょ?だからみんなを守るのがお仕事だよね!!」

    白石「……ッ」

    フレイ「………」

  • 104続きはまた明日24/05/10(金) 00:04:08

    白石「も…勿論だッ!!ステラちゃんもフレイちゃんも、みんな俺が守ってやるよッ!!」

    ステラ「シライシ…!フレイ、よかったね!」

    フレイ「う、うん…」


    フレイの視線が白石に突き刺さる。

    そりゃあ上半身には奇妙な入れ墨が入っていて、下半身は腰蓑一丁なんだから仕方ないが。


    白石「あ〜…その、この格好は…アレだ!『クールビス』ってヤツだ!」

    フレイ「ク、クールビス…?」

    白石「そう!この国は暑いだろ?仕事着を出来るだけ軽装にして快適に過ごせるようにって事で、今俺が試作品を着て試してるんだよ!なっ、房太郎!?」

    房太郎「オウ、ソウダナ」(棒読み)

    フレイ「そ、そうなの…王様って大変なのね…」


    フレイの白石への信用度

    dice1d100=30 (30)

    高い程白石を信用している

  • 105二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 00:18:40

    し、信用されてねぇ〜w

  • 106二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 10:43:42

    保守

  • 107二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 15:57:57

    腰蓑一丁だしなあ

  • 108124/05/10(金) 21:49:14

    ステラ「ねぇフレイ。今歩ける?」

    フレイ「えっ?うん、歩けるけど…?」

    ステラ「じゃあ今からみんなでフレイにこの国を案内してあげようよ!」

    白石・フレイ「「えっ!?!?」」

    房太郎「…あ〜、いや。無理にとは言わねぇよ?ただな…残酷な事を言うと、フレイは多分もう元の世界には戻れない」

    フレイ「………」

    房太郎「勿論フレイがこの国に住みたいというなら歓迎するし、出たいと言うのなら出来るだけの援助はする。この国の中身を自分の目で確かめてから決めてくれ」

    フレイ「………わかったわ」

    ステラ「じゃあ行こう!シライシ、最初はどこに行く?」

    白石「えっ?俺が決めるの???」

    ステラ「王様のシライシが一番この国に詳しいでしょ?」

    房太郎「…そうだな、案内は白石に任せるわ(フレイはイマイチ白石を信用してねぇみたいだしな…、なるべく良いトコ見せるようにしねぇと…)」

    白石「わ、わかったよ…それじゃあ…」


    白石が案内した先は?

    dice1d4=1 (1)

    1.白石達の居城

    2.行き付けの酒場

    3.学校

    4.賭場

  • 109124/05/10(金) 23:05:43

    白石「ほら、ここが俺たちの城だ!」

    フレイ「……何というか、イメージとは大分違ってたわね…」


    白石達の居城は小高い丘の上にある。

    日本の城に似た造りで、『城』と言うよりも『屋敷』程度の規模でそんなに大きくない。


    房太郎「アズラエルが言うには、この国の気候じゃ西洋風の城だと蒸し風呂みてぇになるらしくてな。日本の建築様式の方が向いてるんだと」

    フレイ「そ、そうなのね…」

    ステラ「ステラはこのお城好き。風が涼しいから」


    そんな話をしていると、中から使用人が出てくる。


    使用人「あ、王様!dice1d2=1 (1)


    1.お帰りなさいませ!

    2.臭いです!


    (※画像はお城のイメージ図です)

  • 110二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 23:14:57

    一応慕われてはいるなぁ

  • 111124/05/10(金) 23:28:00

    使用人「王様、副王様、お帰りなさいませ!」

    白石「おう、ただいま!…っつってもまたすぐに出て行くんだけどな」

    房太郎「今このお嬢さん(フレイ)に国に残るかどうか検討してもらう為に案内しているんだ」

    使用人「あらまぁ、それはお疲れ様でございます」

    ステラ「ねぇ、フレイにこの国の良いところ教えてあげて?」

    使用人「そうですねぇ…、王様達との距離が近い事ですかねぇ。毎日のように一緒に酒飲んだり博打打ったりしてますよ」

    白石「ちょっとぉ!?」

    フレイ「…それって良い事なの…?」

    使用人「いやまぁ、博打は良くないかもですが…。それでも悩み事とかは真面目に聞いてくれたりするし、困り事を相談するとすぐに対応してくれるし…。いい加減な王様ですけど、良い所もあると思いますよ」

    白石「そ、そんな風に思っててくれたんだ…!」(ジーン…)(感激)

    フレイ「…そう、良い所もちゃんとある人なのね…」


    フレイの白石への信用度

    dice1d100=9 (9) +30

    高い程白石を信用する

  • 112124/05/10(金) 23:44:40

    使用人「まぁそんなワケで、この国に残る事もそんな悪い事じゃないと思いますよ。お嬢さん」

    フレイ「…うん、教えてくれてありがとう」

    使用人「…ところで王様、その格好は一体…?」

    白石「あ…、えっ〜と…」(ギクッ)

    ステラ「『くーるびず』だって!仕事着を軽装にして快適に過ごせるように?だって!」

    フレイ「今試作品を王様が試してるって聞いたんだけど…」

    使用人「へぇ〜!今初めて聞きましたよ!」

    白石「あ、アズラエルが急に思い付いたみたいでさ…今朝急に試作品持ってきたんだよ!」‪(ダラダラ)(冷や汗)

    使用人「あら、そうなんですか?」


    城でのクールビス()の評判

    dice1d100=10 (10)

    1←ないわぁ… COOOOL!!→100

  • 113二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 00:02:59

    ひでぇw

  • 114124/05/11(土) 00:03:14

    使用人「いやまぁ…、凄く涼しそうだし快適だとは思いますよ?ただちょっと…色々と心許ないって言うか…」(しどろもどろ)

    フレイ「ちょっと…お城の人めちゃくちゃ気を遣ってるじゃないのよ…」

    白石「ま、まぁそうだよな!!俺もちょっと無理あると思ってたんだ!!(よっしゃあ!!この流れでマトモな服に着替えられるぜ…!!)」

    使用人「でも他の人達は案外気に入るかもしれませんし、もうちょっと色んな人の意見聞いてみてはいかがですか?」

    白石「えッ!?!?」

    房太郎「ブホォ!!…そ、そうだな…ッ!王様なんだし、色んな人の意見聞かなきゃダメだよなぁ!!…ブフッ…」(プルプル)(肩を震わせて笑いを堪えている)

    白石「くっそぉ…、もしこの格好マジで気に入る奴いたらお前にも着せてやるからなコノヤロー!!」

    房太郎「ブホォ!!い、いいぜ…!一人でもいたらそれ俺も着てやるよ!!ブホォ!!」(爆笑)

    フレイ「(その格好ダメだってわかってるのにまだやるの…?)」

  • 115二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 00:03:51

    諦めぬ白石

  • 116続きはまた明日24/05/11(土) 00:12:58

    ステラ「じゃあ人がいっぱいいる所に行かないとね!シライシ、次はどこに行くの?」

    白石「えっ〜と…それじゃあ」


    白石が案内した先は?

    dice1d3=1 (1)

    1.行き付けの酒場

    2.学校

    3.賭場

  • 117二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 00:24:08

    酒場かぁ〜
    楽しみにまってます!

  • 118二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 10:29:41

    保守

  • 119124/05/11(土) 21:34:52

    では白石はフレイを行き付けの酒場に案内する。


    白石「この辺は市場にもなってるから結構人通り多いし、治安もなかなか良いんだぜ」

    フレイ「…確かに、女の人や子供も普通に歩いてるわね。それにシライシさんに手を振ってる人もちらほらいるわ」

    ステラ「酒場のおじさんも良い人だよ。薪割りとか力仕事のお手伝いしたらごはん作ってくれたりするの!」

    フレイ「…ステラって普段仕事は何してるの?」

    ステラ「島のみんなのお手伝い!!」

    フレイ「え?」

    房太郎「…一応城の衛兵なんだが、あまりにもヒマ過ぎていつも出歩いてるんだよ…」(ヒソヒソ)

    フレイ「ああ…、確かにこの島事件とか起きなさそうよね…」(ヒソヒソ)

    ステラ「?」(コテン)

    白石「はい到着!…おやっさ〜ん!邪魔するぜ!」(ガチャ)

    店主「へい、らっしゃい…ああ、王様か。dice1d2=1 (1)


    1.まだ呑むには早ぇ時間だぞ?

    2.やっとこツケ払ってくれたなアンタ

  • 120二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 21:53:06

    お、きたきた!wktk

  • 121124/05/11(土) 22:12:10

    店主「まだ呑むには早ぇ時間だぞ?」

    白石「違ぇよ!今日は呑みに来たんじゃねぇよ!」

    店主「あ、そうなのかい?」

    ステラ「おじさん、こんにちは〜!!」

    店主「おお、ステラちゃんいらっしゃい!」

    ステラ「おじさん、今ステラと白石と房太郎でフレイにこの国の良いところを教えてるの!!」

    店主「おや?見掛けないお嬢さんだね。移民して来たのかい?」

    フレイ「あ、いえ…まだ考え中で…」

    店主「そうかい。まぁ茶でも飲んでゆっくりして行きな」(スッ)

    フレイ「あ、ありがとうございます」

    ステラ「おじさん!ステラお腹空いたからごはん作って!フレイの分も!」(チャリーン)

    フレイ「えっ?」

    店主「毎度あり!いつものヤツで良いかい?」

    ステラ「うん、お願いね!」

    フレイ「ちょ、ステラ…」

    ステラ「おじさんの料理美味しいから楽しみにしててね!」(ニコニコ)

    フレイ「………うん…ありがとう…」

    房太郎「(フレイがツッコミを放棄した…)」

  • 122124/05/11(土) 22:24:56

    店主「へい!お待ちどうさま!!」


    店主が出してきたのは葉物野菜とエビの炒め物だった。


    ステラ「わぁい!いただきま〜す!!」

    店主「おう!お嬢さんもお上がりよ!!」

    フレイ「(よかった、奇抜な料理じゃなかったわ…)はい、頂きます」


    食べるとエビの旨味が口いっぱいに広がる。

    微かにココナッツオイルの風味が鼻をくすぐり、シャキシャキとした野菜の食感が楽しい。

    隠し味に入れられた唐辛子がピリッとした良いアクセントになっている。


    フレイ「…!美味しい…!」

    店主「おっ、気に入ってくれたなら良かったよ!!」

    ステラ「うん!美味しいよね!!」

    フレイ「ふふっ、うん…!!」(ニコッ)

    白石「ははっ、良い顔で笑うじゃねぇか。やっぱ落ち込んでる時は美味いモン食うに限るな!」

    フレイ「…!(もしかして…その為に私をここに連れて来たの…?)」


    フレイの白石への信用度

    dice1d100=34 (34) +39

    高い程白石を信用する

  • 123124/05/11(土) 22:26:04

    >>122

    ↓料理のイメージ図です

  • 124二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 22:27:15

    それなりに信用されるようにはなったか

  • 125124/05/11(土) 22:33:59

    白石「ところでさ…おやっさん、この格好どう思う?」


    食事が一段落した所で白石が話題を振る。


    店主「どうって…奇抜な格好だなと…」

    房太郎「これを暑さ対策で仕事着にする計画を今白石が立ててるんだが、アリだと思うか?」


    酒場でのクールビス()への反応

    dice1d100=47 (47)

    1←ないわぁ… アリかもしれない…→100

  • 126二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 22:35:17

    微妙ダァ…

  • 127124/05/11(土) 22:43:50

    店主「涼しそうではあるけど…、料理中に油跳ねとかするから上半身にも布は欲しいかな…」

    房太郎「結構具体的な改善案出てきたな」

    白石「何気に今まで一番好感触!房太郎〜?これはヤバイんじゃねぇの〜?」(ニヤニヤ)

    房太郎「ぐっ…!で、でも『着たい』とは言ってねぇぞ!だからまだ着ねぇからな!!」

    白石「ハイハイ、この調子じゃあ一人くらいは『着たい』って言うヤツ出てくるかもなぁ〜」(ニヤニヤ)

    房太郎「ハハッ、そんなワケねぇだろ!!………ねぇよな…?」(ボソッ)

    フレイ「(自信失くしてるわこの人…)」

  • 128124/05/11(土) 22:54:15

    白石「よっしゃ!この調子で支持者探すぜ!」

    房太郎「うわぁ…、アレを『着たい』とか言うバカが出てきませんように…!!」

    ステラ「ごちそうさまでした!そろそろ他の場所行く?」

    フレイ「あ、ご馳走様でした!…うん、お願い」

    店主「おう、またおいで!!」

    白石「おう、またな!!じゃあ次は…」


    白石が案内した先は?

    dice1d2=2 (2)

    1.学校

    2.賭場

  • 129124/05/11(土) 23:15:00

    白石はフレイを賭場に案内し「シライシィィィィィィィィ!!!!」


    白石「うわぁ!?ビックリした!!」

    房太郎「『ビックリした!!』じゃねぇよ!!!!なんでカタギのお嬢さんを賭場に連れて来たんだよお前は!?!?」

    白石「だって俺と仲良いヤツいっぱいいて話が盛り上がりそうなのここくらいしか思いつかなかったし…」

    房太郎「テメェさては俺にその格好させるのが目的になってきてるだろ!?アホか!!フレイにこの国の良さを伝えるのが今日の目的だろうがッ!!」

    フレイ「…ステラ、ちょっと聞きたいんだけど…」

    ステラ「なぁに?」

    フレイ「この建物の中ではみんなは何をやってるの?」

    ステラ「うーんとね…サイコロ振ったり、トランプみたいな感じのカード(花札)で遊んでるよ!」

    フレイ「………」

    ステラ「ステラは難しいからやった事ないけど、フレイ遊びたいの?」

    フレイ「dice1d2=2 (2)


    1.やる訳ないでしょ!

    2.…ちょっとやってみようかしら…

  • 130二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 23:26:37

    ギャンブラーフレイ誕生か!?

  • 131続きはまた明日24/05/11(土) 23:32:17

    フレイ「…ちょっとやってみようかしら…」

    房太郎「フレイ!?!?」

    白石「おっ、良いねぇ!頑張れよフレイちゃん!」

    フレイ「あっ、でもお金無いんだったわ…」

    ステラ「じゃあステラが払ってあげる。あんまり使ってないからいっぱいあるし」

    フレイ「良いの?ありがとうステラ!」

    房太郎「いやいやいや!!!!やめとけよ!!!!」

    白石「まあまあ、何事も経験って言うじゃん?」(肩ポン)

    房太郎「馬鹿野郎!!!!あんな良いトコのお嬢さんっぽい子に教えていい事じゃねぇだろうが!!!!」

    ステラ「フレイ、あっちの席空いてるって」

    フレイ「ありがとう。じゃあお邪魔します」(ペコリ)

    客「おー、お嬢ちゃん新顔だね?どうぞ座んな!!」

    房太郎「フレイ!!!!戻って来い!!!!」


    フレイはじめてのギャンブル。

    結果はdice1d100=22 (22)

    1←ボロ負け… 大勝ち!!→100

    10以下で手持ちの金が足りなくなる

  • 132二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 00:10:31

    ぼ、ボロ負け…

  • 133二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 10:19:00

    保守

  • 134二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 21:34:28

    保守

  • 135二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 21:41:54

    このレスは削除されています

  • 136124/05/12(日) 21:43:50

    ではビギナーズラックもクソもなくボロ負けしたフレイ。幸い手持ち分だけで賭け金はギリギリ足りたようだ。


    フレイ「………」チーン

    白石「ま、まぁ最初は誰でもそんなモンだって…!」

    ステラ「フレイ、元気出して…」

    房太郎「今ので分かっただろうが、博打ってのは恐ろしいモンなんだ。これに懲りたらもう博打打つのはやめとけ」


    フレイ「dice1d2=2 (2)


    1.そうね…もう二度とやらないわ…

    (白石への信用度がdice1d10=10 (10) ダウン)

    2.次こそ勝つわよ…!!

    (白石への信用度がdice1d10=4 (4) アップ)


    白石への信用度:現在73

    >>135画像ミスったので上げ直し)

  • 137二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 21:52:51

    ふ、フレイ大丈夫か…ギャンカスにならなきゃ良いが…

  • 138124/05/12(日) 22:30:11

    上げ直しても結局ギャンブルに沼るフレイでした()


    フレイ「次こそ勝つわよ…!!」

    白石「よっしゃ!頑張れよ!!」

    ステラ「がんばれ!!」

    房太郎「オイ!!!!!!!!!」


    白石「…ところでおっちゃん達、この格好どう思う?暑さ対策でみんなの仕事着にどうかと…」


    賭場でのクールビズ()の反応

    dice1d100=31 (31)

    1←ないわぁ… いいかも…→100

  • 139124/05/12(日) 22:50:37

    客「いやぁ…涼しそうだけどちょっと…」

    胴元「座ったら見えそうだしなぁ…」

    白石「クーン…」

    房太郎「(良かった…、ウチの国民達はマトモだった…)」


    悔しがるフレイと白石を連れて外に出る4人。


    房太郎「オイ白石、今度こそマトモな場所を紹介しろよ…!」

    白石「あ〜、わかってるって!次は本当にマトモな場所だから安心しろって」

    ステラ「今度はどこに行くの?」

    白石「学校だよ。子供達の様子見りゃこの国がどんなトコなのかわかりやすいだろ」

    房太郎「まぁそこなら大丈夫か…」

    ステラ「じゃあ行こ、フレイ!」

    フレイ「う、うん…」

  • 140124/05/12(日) 23:00:31

    白石はフレイを学校に案内した。

    日本で言う尋常小学校に当たる施設で、幼い子供達が勉学に励んでいる。

    現在はちょうど午後の授業が終わり、教師が児童達に連絡事項を話している所だった。


    白石「ようみんな!元気に勉強しているか?」

    教師「まぁ王様!!ようこそいらっしゃいました!!」

    児童達「王様〜!!dice1d2=2 (2)


    1.こんにちは〜!!

    2.くさ〜い〜!!


    (※↓の画像は学校のイメージ図です)

  • 141124/05/12(日) 23:14:15

    児童達「「「王様くさ〜い!!」」」

    白石「えッ!?ウソぉ!?」


    房太郎「ブホォ!!!!」


    フレイ「(あ、私の気のせいじゃなかったのね…)」


    教師「こ、こらみんな!!す、すみませんウチの児童達が…」

    白石「い、いや…良いんだ…。うん…」

    フレイ「(子供達に悪気がない分余計にダメージ入ってるわね…)」

    ステラ「大丈夫だよシライシ!シライシのニオイのおかげですぐにシライシのいる場所がわかるから!とっても便利だよ!!」

    白石「ステラちゃん…!」

    ステラ「シライシ…!」


    白石「…それって結局臭いって事…?」

    ステラ「うん」

    白石「クーン…」

  • 142124/05/12(日) 23:31:38

    教師「ゴホン…それで王様、副王様。本日はどのような御用向きでいらしたのですか?」
    房太郎「ああ、このお嬢さん(フレイ)が今この国に住むかどうか考え中でな。みんなにこの国の良い所を教えてやって欲しいんだ」
    教師「なるほど…、ではこの国の良いと思う所を考え付いた人は手を挙げて発表して下さい!」
    児童達「「「はーい!!!!」」」

    教師に言われて多くの児童達が一斉に手を挙げる。

    児童1「毎日ごはんがお腹いっぱい食べれる!」
    児童2「毎日友達と遊べる!」
    児童3「大人達が優しい!」
    児童4「王様達が時々一緒に遊んでくれる!」
    児童5「戦争がない所がいい!」

    フレイ「………!」

    児童達の意見を聞いて、フレイは今にも泣き出しそうな表情になる。

  • 143124/05/12(日) 23:55:21

    白石「!?フレイちゃん!?どうしたんだ!?」


    ステラ「フレイ?」(心配そうに顔をのぞき込

    む)


    児童達「お姉さんどうしたの?」「どこか痛いの?」「大丈夫?」

    フレイ「ち、ちが…ご、ごめんね…」

    教師「…お嬢さん、どうぞ」(スッ)(ハンカチを差し出す)

    フレイ「あ、ありがとうございます…」


    ハンカチで涙を拭いながらフレイが語る。


    フレイ「…みんな…私もね、戦争でパパを…お父さんを亡くしてるの」

    教師「まぁ…、それは辛かったですね…」

    フレイ「はい…。だから今、この子達が戦争に巻き込まれずに笑って学校に通えてて本当に良かったなって思ったら…涙が出てきちゃって…」

    児童達「じゃあお姉さんもこの国に住みなよ!」「そしたら毎日一緒に遊ぼ!」「王様達優しいから大丈夫だよ!」

    白石「ははっ、みんな優しいなぁ」

    フレイ「みんな…ありがとう…」

    房太郎「………」


    フレイの白石に対する信用度

    dice1d100=47 (47) +77

    高い程白石を信用する

  • 144124/05/12(日) 23:59:36

    白石「あ、ちなみになんだけど…暑さ対策でお父さん達の作業着をこの格好にする事についてはみんなどう思う〜?」


    児童達のクールビズ()への反応

    dice1d100=14 (14)

    1←ないわぁ… COOOOL!!→100

  • 145124/05/13(月) 00:04:31

    児童達「ないわぁ…」「お父さんがそんな格好してたら恥ずかしいからヤダ!!」「お父さん達が可哀想だからやめてあげて!!」


    フレイ「…遠慮がない分容赦ない批判が飛んでくるわね…」

    房太郎「ほれ見ろ、これが現実だ」

    白石「クーン…」

  • 146二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 00:15:01

    可哀想な白石、ひとえにテメェの格好のせいだが

  • 147124/05/13(月) 00:55:52

    ステラ「ふ〜…、みんなでお散歩楽しかったね!」

    房太郎「そうだな、…なぁフレイ」

    フレイ「なに?」

    房太郎「…この国はな、『誰かの故郷となる国』を目指して作られたんだ」

    フレイ「故郷…?」

    房太郎「そうだ。ここにいる奴らは全員何らかの理由で元いた故郷を失っている。そういう奴らが新たに家族を作って幸せに暮らしていける国なんだよ、ここは」

    フレイ「家族…」

    房太郎「すぐには結論は出ないかもしれねぇが…この国を見て回った通り、この国のみんなはフレイの事も必ず受け入れてくれるさ」

    フレイ「…ずっと思ってたんだけど、なんか白石さんより房太郎さんの方が王様らしいわよね」

    房太郎「え?そうか?」

    フレイ「そうよ、なんであなたが王様にならなかったの?」


    房太郎「う〜ん、そうだな…」


    ──お前は分かってないようだから言うけどな!アシリパに『金塊を諦めろ』と言うのは『故郷を諦めろ』と言うのと一緒だぞ!!お前はあの子にそんな残酷な事が言えるのかッ!?


    房太郎「…俺が仲間に叱られるまで、誰かの故郷を奪おうとしていた事に気付かなかった馬鹿野郎だったからだな」

  • 148続きはまた明日24/05/13(月) 01:07:07

    フレイ「ふーん…でもなんで白石さんが王様なの?」

    房太郎「アイツはいい加減だけど良いヤツだからさ。みんなアイツと一緒にいて笑ってただろ?」

    フレイ「…確かに」

    房太郎「だろ?みんながニコニコ笑って出迎えてくれる王様なんて最高じゃねぇか」

    フレイ「…そうかもしれないわね…」(フフッ…)

    白石「おーい二人とも、何話してんの〜?」


    少し先をステラと一緒に歩く白石が声を掛けてくる。


    房太郎「ん〜?いや〜、白石はやっぱり臭いよなって話してた」

    フレイ「ん”ッ…!」(笑いを堪える)

    白石「うわ〜ん!二人ともひどいィ〜!!」

    ステラ「シライシ、ステラはシライシのニオイ嫌いじゃないからね!」

    白石「ステラちゃんやさし〜!ありがと〜!」


    そんな話をしながら歩いていると。


    国民「王様!副王様!大変です!!」

    白石「ん?どうしたの?」

    房太郎「何かあったのか?」

    国民「港が海賊に占拠されました!!」

    白石・房太郎「「何だって!?!?」」

  • 149二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 01:14:13

    楽しみに待ってます!

  • 150二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 01:15:09

    海賊か…

  • 151二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 11:07:22

    保守

  • 152二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 19:35:04

    保守

  • 153124/05/13(月) 21:57:48

    国民から報せを受けて港へ向かう白石達。

    そこには船員達を人質に取り港に立てこもる海賊達がいた。


    親玉「コイツらの命が惜しけりゃ金と食いもんを寄越しな!!」

    房太郎「うわぁ…こりゃまた分かりやすい悪党共だな…」

    親玉「何か言ったかあ”あ”ん!?」

    フレイ「ちょっと、どうするのよ?」(ヒソヒソ)

    ステラ「ステラが倒して来ようか?」

    白石「いやちょっと待ったステラちゃん」

    ステラ「?」

    白石「まず人質になってるヤツらを助けねぇと。ステラちゃんの仕事はそれからだ」(ヒソヒソ)

    ステラ「わかった。じゃあそれまで待つ」

    フレイ「…何するの?」

    白石「まぁ見てなって。…おい、お前ら!!」


    白石が海賊達に声を掛ける。

  • 154124/05/13(月) 22:10:11

    親玉「あ”ぁ”ん?なんだテメェは?」

    白石「俺はこの国の王だ!お前らに金塊を渡すから、人質を解放して出て行ってくれ!」

    子分1「はぁ〜?『王』だァ〜?」

    子分2「そんなトンチキな格好した王様がいるかよ!」

    親玉「ヒャハハハハ!!確かに!!仮に王様だとしても金持って無さそうだなぁ!!ハッタリもいいトコだぜ!!」

    白石「ぐっ…、まさかこの格好がこんな形で裏目に出るとは…」


    アズラエル「いいえ、そのお人こそ我が王です」

  • 155124/05/13(月) 22:37:29

    子分「な、なんだテメェ!!」

    アズラエル「王の側近ですよ。はいこれ、証拠です」(ポイッ)


    アズラエルは懐から財布を取り出し、海賊達に投げて寄越す。


    親玉「あ”ぁ”?端金で追い出す気かテメェ?」

    子分1「(ガサゴソ)…ん?…!これ…!」


    アズラエルの財布を拾って漁っていた子分の顔が歓喜に染まっていく。


    子分1「親分!!これ金貨だ!!」

    親玉「何ィ!?!?」

    子分2「すげぇ…!10枚以上は入ってるぜ…!!」

    アズラエル「これでわかりましたか?我が国には北の大地で王が手に入れた金塊があるのですよ」

    親玉「…わかった。人質と交換してやるから残りの金塊も全部寄越せ」

    アズラエル「…だそうですが、どうします?我が王よ」

    白石「あ、ああ…。房太郎、『アレ』を持って来てくれ」

    房太郎「…わかった」

  • 156124/05/13(月) 22:58:29

    それから半刻後、城に行った房太郎が戻ってきた。


    白石「お、戻ってきたな!みんな、危ねぇからなるべく離れとけよ!」

    アズラエル「房太郎さん、お疲れ様です」

    房太郎「ああ。…金塊はこの荷車に積んである。人質を解放してくれ」

    親玉「良いだろう。荷車をそこに置きな」


    房太郎が宝箱を幾つも積んだ荷車を置いて離れたのを確認してから、海賊達は人質を解放した。


    子分1「重い!よしよし、空箱じゃ無さそうだな!!」


    子分の一人が荷車を親玉の元に引いて持って来る。


    親玉「まぁでも中身がちゃんと金塊かどうか確認しねぇとな。オイ、箱を開けろ」

    子分1・2「「へい!!」」


    子分達が宝箱の蓋を開ける。

  • 157124/05/13(月) 23:02:43

    ──シュ


    子分1「あ?なんだこのヒモ?」

    子分2「こっちにも付いてんぞ」


    房太郎「みんな伏せろ!!!!」


    房太郎がそう叫んだ次の瞬間。


    ──ドォン!!!!


    宝箱が爆発し、親玉と宝箱の中を検分しようとしていた子分二人が吹っ飛んだ。

  • 158続きはまた明日24/05/13(月) 23:32:44

    フレイ「!?!?」

    白石「ステラちゃん、今だ!!」

    ステラ「うん!」


    親玉が倒れ統率を失った海賊達をステラが制圧に乗り出す。

    それを見たスティングとアウルもすぐさま加勢し、たったの3人で海賊達をあっという間に制圧してしまった。


    ステラ「シライシ!終わったよ!」

    スティング「なんか久しぶりに暴れたなぁ」

    アウル「ホントにね。腕が鈍ってなくて良かったよ」

    白石「おう!3人ともお疲れ!!」

    フレイ「凄い…、ステラってかなり強いのね」

    ステラ「ふふっ、すごいでしょ!」(エッヘン)


    白石「房太郎とアズラエルもありがとうな。アイツら俺だけじゃまともに取り合ってもらえそうに無かったから助かった」

    アズラエル「いえいえ、白石さんが金塊を加工してくれたお陰で持ち運べるようになったのが幸をそうしましたね」

    房太郎「それにあの爆弾はそもそもお前が作ったモンだろ。俺はただ運んだだけだ」

    フレイ「えっ!?」

    白石「はは…、昔キロちゃんとアスランから爆弾の作り方教わっといて良かったなぁ〜」

  • 159二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 08:50:32

    キロちゃん印の爆弾つおい
    楽しみに待ってます!

  • 160二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 18:10:35

    保守

  • 161124/05/14(火) 22:07:53

    フレイ「…白石さん」

    白石「ん?」

    フレイ「…私…正直なんであなたが王様なの?って思ってたんだけど…撤回するわ」

    白石「えッ?お…おう、ありがとうな」

    フレイ「それとね…やっぱり私、ここに住むわ」

    白石「…!そっか!じゃあお祝いをしねぇとな!!」


    白石は港に集まっている国民達に声を掛ける。


    白石「お前ら!!新しい国民が来たのと海賊を退治した記念で今日は朝まで呑んで騒ぐぞ!!」


    「「「「「「「いぇーい!!!!」」」」」」」


    アズラエル「全く…どうせこうなるだろうと思って準備しておいて正解でしたよ」

    房太郎「おお、流石大臣。仕事が早い」

    アズラエル「まぁ人心掌握の為の投資だと思えば安い物ですよ」


    そうして白石の宣言通り、フレイの移民と海賊退治を祝う宴は夜通し行われた。

  • 162二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 22:11:13

    どんちゃん騒ぎか

  • 163124/05/14(火) 22:24:59

    それから数ヶ月前後──


    フレイ「ステラ!!」

    ステラ「ん?フレイどうしたの?」

    フレイ「ちゃんとココナッツオイル塗らなきゃダメじゃない!日焼けしちゃうわよ!」(ヌリヌリ)

    ステラ「うん、フレイありがと」


    ぶつくさ言いつつステラの顔にココナッツオイルを塗りたくるフレイと、されるがままのステラの姿がそこにあった。


    フレイの職業dice1d4=4 (4)

    1.学校の教師

    2.アズラエルの秘書

    3.酒場の看板娘

    4.賭場の胴元


    またフレイのギャンブル依存度

    dice1d100=53 (53)

    高い程依存している


    ちなみに借金はdice1d2=1 (1)

    1.まだ無い

    2.dice1d1000=643 (643) 万ある

  • 164二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 22:26:12

    フ…フレイ…

  • 165124/05/14(火) 22:42:44

    流石にまだ身を持ち崩す程の負け方はしていないが、順調にギャンブラーへの道を突き進んでいるフレイ。彼女の明日はどっちだ。


    ステラ「…ん?フレイ、それなぁに?」


    ステラはフレイの持っている荷物に気が付いた。


    フレイ「ああ、これはdice1d2=2 (2) よ」


    1.キラへの手紙

    2.新しい賭博の道具

  • 166二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 22:44:54

    もうだめだぁ…おしまいだぁ…

  • 167124/05/14(火) 22:55:50

    多分このフレイはSEED最終話の魂だけになった時の会話で満足しちゃったんだな…


    フレイ「これはね、トランプとルーレットよ。アズラエルさんに頼んで輸入して貰ったの」

    ステラ「あ、賭場で遊ぶ道具?」

    フレイ「うん。ルーレットなら簡単だからステラも遊べると思うわ」

    ステラ「ほんと?じゃあやってみる!」


    ルーレット初挑戦のステラ。結果は…

    dice1d100=12 (12)

    1←ボロ負け… 大勝ち!!→100

    また10以下だと手持ちの金が足りなくなる

  • 168124/05/14(火) 23:01:16

    では初挑戦の時のフレイより更にボロ負けしたステラ。


    ステラ「………」チーン

    フレイ「ま、また次があるわよ!!」

    ステラ「dice1d2=2 (2)


    1.もうやらない…

    2.またがんばる…

  • 169二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 23:04:50

    す、ステラまで…

  • 170124/05/14(火) 23:16:14

    今回のダイスは本当にとことんダメな方に向かって振り切るなぁ…


    ステラ「またがんばる…」

    フレイ「その調子よステラ!!」

    白石「おーい、ステラちゃん!フレイちゃん!」

    ステラ「あっ、シライシ!!」

    フレイ「おはようございます、白石さん!」

    白石「おう、おはよう!アズラエルからフレイちゃんが新しい博打の道具取り寄せたって聞いて早速やりに来たぜ!」

    フレイ「うん!じゃあ早速遊び方を説明するわね!」


    ここはシライシ王国。

    黄金と民の笑顔、そして時々誰かの悲鳴が溢れる明るくて楽しい国。

    今日もまた、きっと酒を酌み交わしながら夜が更けるまで博打を楽しむのだろう。


    【シライシ王国の一日】

    〜完〜

  • 171二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 23:20:37

    お疲れ様でした!次の話は有りますか?

  • 172次回予告24/05/14(火) 23:21:32

    遂にカガリが満を持して登場!!
    ようやく生身のカガリに会えたアスラン。
    長かった旅路の果てにアスランが彼女に伝えたかった事とは…?

    後日談ファイナル
    【黄金の絆】
    乞うご期待!!

    GIF(Animated) / 3.29MB / 2800ms

  • 173二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 23:25:46

    楽しみに待ってます!

    GIF(Animated) / 2.08MB / 280ms

  • 174124/05/14(火) 23:26:53

    ちなみに冒頭で白石がやっていた『犬小屋に上半身を突っ込んで寝る』というやらかしは、昔スレ主の身内が実際にやらかしたお酒でのやらかしです(※服は着てました)

    飼い主とはいえ真冬に犬小屋を追い出された我が家のイッヌは、身内の体に寄り添い暖を取っていました。
    (※スレ主宅は四国なので真冬の晩に屋外で寝ても無事(犬も人間も)でしたが、良い子は絶対に真似しないで下さい)

  • 175二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 10:59:22

    保守

  • 176二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 14:06:39

    >>174

    お酒って怖いっすね

  • 177124/05/15(水) 21:26:15

    >>174

    本当にね…


    では後日談ファイナルはじめて行きます!

  • 178124/05/15(水) 21:27:01

    後日談ファイナル

    【黄金の絆】


    カガリ「アスラン!」

    アスラン「カガリ!久しぶりだな!」

    カガリ「仕事とはいえ見舞いにも行けずに本当すまなかった…」

    アスラン「気にしなくていい。その代わり毎日ビデオ通話はしてくれてただろう?」


    ここはアスハ邸。

    アスランが退院して既に1ヶ月近くは経っているが、カガリが多忙過ぎて直接会えたのはこれが退院後初めてである。


    カガリ「…それで、今日はウチで何をするんだ?」

    アスラン「ああ、カガリに食べさせたいものがあるからキッチンを借りてたんだ。ちょうど出来た所だから一緒に食べよう」

    カガリ「え?お前の手作りなのか?」

    アスラン「調べたんだが流石に提供している店が無くて…、ダメだったか…?」

    カガリ「いや、珍しい事もあるもんだって驚いてだけだ。普通に嬉しいぞ」

    アスラン「そうか、なら良かった」

  • 179124/05/15(水) 22:04:24

    カガリが傍目から見てもウキウキとした足取りでダイニングルームへ向かうと、もう既に配膳してある二人分の食事が目に入った。


    カガリ「鮭料理か?焼き鮭以外にも色んなのがあるな!」

    アスラン「前に俺が夢の中でこことは別の世界に行ったって話をしただろう?その世界で旅してる時に食べたものなんだ」

    カガリ「へぇ〜、どれも美味しそだな!なぁ、これなんて言う料理なんだ?」

    アスラン「これらはアイヌの料理で、これがチタタㇷ゚だ。鮭の氷頭やエラ、白子を叩いて混ぜてある」

    カガリ「なんかなめろうみたいだな!」

    アスラン「確かに。…で、このイクラ入りのお粥がチポロサヨ。こっちのジャガイモにイクラを混ぜたものがチポロラタシケプだ」

    カガリ「…呪文みたいな名前だな。お前よくそれ覚えられたな」

    アスラン「間違えると(杉元に)怒られてたからな」

    カガリ「熱心に教えてくれる奴がいたんだな!」

  • 180124/05/15(水) 22:14:17

    >>179

    ↓アスランの作った料理のラインナップ

  • 181二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:18:11

    あぁ…腹が減ってきた…

  • 182124/05/15(水) 22:19:22

    カガリ「それじゃあ頂きます!」

    アスラン「頂きます」


    席に着いた2人は料理を食べ進めていく。


    カガリ「ん〜!美味いなこの料理!」

    アスラン「ふふっ…そうか、それは良かった」

    カガリ「なぁ、アイヌの言葉で『美味しい』ってなんて言うんだ?」

    アスラン「そうだな…直接的に『美味しい』を指す言葉となると『ケラアン』(味がある)とか『ケラピリカ』(味が良い)とかだが…もっと使われていた言葉があるな」

    カガリ「へぇ、どんな言葉なんだ?」

    アスラン「『ヒンナ』と言って、食べ物に感謝する意味合いを持つ言葉だ。その言葉を言いながら食事する事が多かったな」

    カガリ「へぇ〜!『ヒンナ』!…こんな感じか?」

    アスラン「そうそう、そんな感じだ」(フフッ)

  • 183124/05/15(水) 22:22:51

    アスラン「…カガリ」

    カガリ「ん?なんだ?」


    和やかな雰囲気で食事を取る中、アスランは徐ろに自分が食べていたチポロサヨの入った器をカガリに渡す。


    カガリ「…?お前の分をくれなくても、私の分はまだ残っているが…?」

    アスラン「…アイヌにはこんな慣習があるんだ」

    カガリ「?」

    アスラン「女性が男性の家に行ってご飯を作り、男性は半分食べた器を女性に渡す。そして女性が残りを食べたら…」

    カガリ「食べたら…どうなるんだ?」

    アスラン「…婚姻が成立するんだ」

    カガリ「へぇ〜……って、待て!!それって…!!」

  • 184二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:27:54

    遂に来たか!

  • 185124/05/15(水) 22:36:09

    アスランの意図に気付いたカガリが顔を真っ赤にして彼の方を見ると、アスランも同じように顔を真っ赤にしていた。


    カガリ「………」(モジモジ…)

    アスラン「…カガリ」

    カガリ「なっ!?なんだッ!?」

    アスラン「その…君が良いと言うのなら、その器の中身…食べてくれないか?」

    カガリ「〜ッ…!!///」(カァァ…)


    カガリは器の中身を…dice1d3=2 (2)

    1.勢いよく食べ始めた

    2.少し逡巡した後ゆっくり食べ始めた

    3.食べなかった

  • 186124/05/15(水) 22:52:52

    カガリ「〜ッ…!…(モグ…モグ…)」

    アスラン「…!カガリ…!!」


    ゆっくりと半分残した器の中身を食べ始めるカガリを見て、安堵するアスラン。


    カガリ「…ふ〜っ…ご馳走様でした!!」(パンッ)


    恥ずかしそうに勢いよく手を合わせて食べ終わった後の挨拶をするカガリ。


    カガリ「あ〜…その…///」(モジモジ)

    アスラン「カガリ」

    カガリ「な、何だ?」

    アスラン「改めて、これを受け取って欲しい」


    アスランはポケットから何かを取り出す。

    一つは坊主頭の男が印字されたユーモラスな金貨。

    もう一つは真四角のジュエリーケース。


    アスランは金貨を机に立てて置き、カガリの前に跪いた。


    カガリ「…?アスラン?そのコインは何なんだ?」

    アスラン「あっちの世界の友達に、証人として見届けて貰おうと思ってな」

  • 187124/05/15(水) 23:04:09

    アスラン「改めて…俺と結婚してくれ、カガリ」


    アスランはカガリに指輪を差し出す。


    カガリ「…ふふっ、うん!!」


    アスラン「…!ありがとう、カガリ!」


    何時ぞやアスランがいきなり指輪を送った時とは違い、お互いに幸せな笑みを浮かべながらアスランはカガリの左手薬指に指輪を嵌めた。


    日の光を浴び、指輪とカガリの黄金色の髪がキラキラと輝く。

    その輝きに負けない位 輝くような笑顔をアスランに向けるカガリ。

    アスランの願いは遂に叶えられたのだ。


    机に置かれた金貨も日の光を浴び、キラリと祝福するかのように輝いた。


    【黄金の絆】

    ~完~

  • 188二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 23:06:07

    お疲れ様でした!これにて完結かぁ…名残惜しいなぁ…

    GIF(Animated) / 2.08MB / 280ms

  • 189124/05/15(水) 23:06:39

    皆様約3ヶ月もの間お付き合い下さり本当にありがとうございました!!
    アスランinゴールデンカムイ、これにて閉幕と相成ります!

  • 190二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 23:10:44

    最後にいい絵も見れて最高っす!
    また次のスレがあったら参加したいですねぇ

    GIF(Animated) / 172KB / 4300ms

  • 191124/05/15(水) 23:22:54

    >>190

    ありがとうございます!

    今の所予定は未定ですが、今度は金カムメインで何かやってみたいとは思ってますね

  • 192二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 23:27:51

    >>191

    楽しみに待ってます!ロボカテ以外だと参加できるか怪しいんですけどね…

オススメ

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