閲注 ホプちん

  • 1二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 20:32:59

    ハロンタウン

    ポケモンバトル興行の聖地とすら言えるガラル地方においては珍しく、のどかな田園風景の広がる小さな町。少し郊外に歩いて出れば、そこは近隣の羊毛畜産農家たちの広大な牧場地が顔をのぞかせる。
    緩やかな丘陵は見る者の心を和ませ、かすかな川のせせらぎは都市の生活に疲れた現代人の精神に一服の安らぎとささやかな潤いを与えてくれる。

    そんなハロンタウン、当然ながら人口は多くなく、お世辞にも賑わった町とは言えない。しかし、ガラルの住民であればこの町の名を知らぬ者などいないだろう。

    偉大なチャンピオン・ダンデをはじめ、奇抜な服装で名を馳せたマサル、常時甘い蜜を携帯している蜜ペロのユウリなど数々の強者を生み出したこの町はガラルのトレーナーたちの間ではなかば聖地のような扱いを受けている。

    その聖地ハロンタウンの片隅にひっそりと佇む小さな酒場。カウンターテーブルは近隣の森に生えていた大きな桐の木から切り出した特注品であり、表面のニス塗装はこの店の年月を物語るかのように暗褐色にくすんでいる。窓からはだいぶ傾いて紅色を増した夕日が斜めから強い陽光を届け、深い色が多く配置された店内に鮮やかなコントラストを生み出していた。

    深い臙脂色のテーブルに店主がマティーニを置いたと同時に客の入店を告げる鈴の音が控えめに鳴り響いた。

    「お待ちしておりました。ホップ博士」

    そこには、”ホップ”と白髪交じりで壮年の男性がにこやかに立ち、スプリングコートを脱いでいた。

  • 2二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 20:34:30

    ま た お 前 か
    久しぶり!

  • 3二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 20:35:27

    スレ画……描いたのか!?

  • 4二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 20:46:01

    「今年のジムチャレンジも大詰めですな」
    「いろいろ懐かしいぞ・・・」

    店主とホップの会話は二人の付き合いの長さと反比例するかのように端的な言葉で短く区切られている。

    「マティーニです。よく冷えていますよ」
    「おっ、さすがだぞ。俺の好みをバッチリ覚えてるんだな。」

    ダンディという言葉で形容するに些かの迷いも起こらない二人の雰囲気。
    「あのう・・・もしかしてホップ博士です・・・よね?」
    そこに一人の女性が声をかけてきた。見たところ、年の程は成人したばかりだろうか、控えめな佇まいは”女性”というよりはむしろ”少女”といった方がしっくり来るとすら言える。

    「ん?俺のこと知ってるのか?光栄だぞ。初めまして、ホップです。」
    「やっぱり!”あの”ホップ博士ですよね!」

    女性の口にした”あの”という連体詞は、彼女がホップのことをすでに知っているということを意味している。そして、店主とホップは目を合わせて瞬時に理解するのだった。

    「お嬢さん、こちら確かにかのホップ博士ですが・・・」
    「いいんだぞ、マスター。あれからだいぶ経ったからな」

    遠くを見るような目をするホップ。その双眸には何が、いや、”いつ”が映っているのだろうか。

    「俺を探してたってことだよな。あの話を聞きに来たんだな。このハロンタウンが・・・」
    「はい、そうです!一部のエリートトレーナーたちの間で”ちんちんタウン”と呼ばれるにきっかけになったあの発明のことを!」

    夕日はハロンの丘を赤く照らし、西の空へと沈み込もうとしていた。

  • 5二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 20:47:28

    カオスが帰ってきた

  • 6二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 20:57:41

    「ああ、”特殊状況対応専用型わざマシン人体装着仕様特式”・・・通称”わざマちん”のことだな」

    ホップの手の中のマティーニはグラスに薄い霜を貼り付けてその冷気を示している。口に含めば鋭い冷気とは対照的な酒精が喉と胃に熱をもたらしてくれた。

    「はい。大学の講義でさわりだけ習ったんですけど、どうも詳細が気になっちゃって・・・」

    口ぶりから察するに女性はどうやら都会の学生のようだった。子供のような好奇心と大人の行動力を合わせ持ったその若さにホップは在りし日の自分を重ね合わせる。師に、兄に、先達たちに、そして好敵手たちに揉まれながら懸命にあがいたあの頃を思い出す。

    「はは、マスター。懐かしいな」
    「ええ、男女問わず若い方がちんちんを気にするのは自然なこと。ホップ博士、いえ、ホップさんたちのあの頃を思い出してしまいます」

    「それじゃあ、どこから話したもんか。エール団の対抗組織でディック団って奴らが居たけどその辺は置いといて・・・やっぱり”わざマちん”の開発から話していかないとダメかな・・・」

  • 7二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 20:58:35

    わざわざタマゲタケを赤く色分けする丁寧な仕事

  • 8二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 21:00:41

    >>2

    久しぶり

    ゴールデンウイークはよろしくね

    >>3

    描いたぞ

    顔は無理だぞ

    描いてほしいぞ

  • 9二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 21:02:29

    >>1

    顔マッドネスコンバットで草

  • 10二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 21:04:14

    生きとったんかワレェ!!

  • 11二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 21:29:22

    やった最新作だ!と思ったらスレ画で草

  • 12二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 23:43:24

    悲劇は終わっていなかった

  • 13二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 08:34:08

    「あれはいつ頃だったかな・・・・ああ、そうそう。ブラックナイト事件からちょっと経った辺りかな。俺たちの同期がちょうど成人した頃だった気がするぞ」
    「そうですね、わたくしもその時期だったと記憶しています」

    店主は透き通った氷を柱型にカットしながらホップの語りに同調する。ホップの手の中のマティーニはほんの少しずつ彼の口の中に運ばれていくためか、グラスの中ではまだまだ豊かな波紋が起こっている。

    「俺も研究者として駆け出しだったけど、ぼちぼち形になった成果も出せるようになってきた頃だった。ビートとかマリィとかと一緒にハロンタウンでキャンプしようってなったんだ。飲んだこともない初めてのエール持ってさ。」

    穏やかに昔語るホップの表情はすっかり沈み込んだ夕日の代わりに、店内のアンティークランプが届ける柔らかな灯りを受けて、いっそう深みを感じさせる。わずかながら刻まれた顔のしわは彼の人生の挫折と栄光を暗示しているかのようだった。

    「思えば、そのときだったんだよな・・・ちんちん出したのって」

  • 14二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 08:34:50

    このレスは削除されています

  • 15二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 08:44:02

    「ワイルドエリアで命がけの状態になりながらポケモンの技調整するのって大変だなって、ずっと思ってたんだ。それでトレーナーの体に装着できるようなタイプのわざマシンが作れたらって、俺も思っていろいろやってたんだぞ」

    ホップはガラルの英雄の片割れ。研究職でありながら最高戦力の一角といって差し支えない強さを持っている一流トレーナーである。その彼が若かりし日に利便性を追求して作成した装着型わざマシンともなれば、一定の価値があることは間違いない。

    「それで・・・その同期たちの前でお披露目して・・・ふふ・・・・はじめて酒飲んで・・・・最初は手首に着けてたんだけど、楽しくなって・・・・へへ・・・・ちんちんにつけちゃったんだ」
    「懐かしい話です・・・・わびさびがありますな」

    店主は聞き手の女性にフレッシュオレンジジュースを使ったスクリュードライバーを差し出しながら、感想をこぼした。聞き手の女性は何も言わず、ただホップの話の続きを待つ。

    オレンジの爽やかな匂いが店内の空気に鮮烈な鋭さをもたらす。

  • 16二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 08:45:43

    スクリュードライバー

  • 17二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 09:50:20

    「酔っぱらってたんだ。はじめての酒で加減が分からなかったし、マリィとかユウリとかもゲラゲラ笑ってた。ビートなんか呼吸困難になるくらい・・・・へへ」

    ホップの語りは心底楽し気であった。
    まるで幼い子供が自分の宝物のおもちゃについて説明しているかのような純真さがそこにはあった。

    地方によってはアゲハントがひらひらと踊る季節であろうか。ガラルではココガラが小気味よくさえずっていた。
    夕日は丘陵の向こうへと姿を潜め、橙色の灯りは店内の空気を染めて過去の記憶へと皆をいざなう。

    昔語りに興じるホップにとってはマティーニの酒精だけが彼の精神を現実へと繋ぎとめる唯一のものであった。

  • 18二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 10:29:40

    「若かったんだ・・・・みんな若かったんたぞ。くだらないことで笑って、盛り上がって、酔いつぶれて・・・・朝起きたらわざマちんが取れなくなるなんて思いもしなかったんだ」

    男は悲しみを乗り越えるたびに大人になるという。
    だとすれば、これほどの憂いと深みを帯びた瞳を得るまでに、いったいどれほど悲しみの丘を踏破してきたのだろうか。
    聞き手の女性は言葉を失うばかり。彼女もまた、スクリュードライバーの果実の香りと密やかで力強い酒精に繋ぎとめられていたのだった。

    店主がグラスを拭く音と、柱時計の秒針が時を刻む音だけが静かに響く。
    各々の手の中の酒は、いまだ冷気を失ってはいなかった。

  • 19二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 19:03:55

    「どうにもならないから、ソニアに事情を説明したんだ。けっこうこたえたぞ・・・・知ってる人が苦笑いでドン引きしてるってのは・・・うん。でも、アニキは優しかったな。自分のちんちんと比べたりしてくれて・・・大人ってああいうのを言うんだろうなって、はじめてわかったんだ」

    マティーニをあおるホップに店主は水を差しだした。
    「ありがとう」
    ホップは店主の心遣いに素直に感謝を示す。

    「一度ダイマックスしたちんちんを戻すには、結局一回使わないといけない。それはいつの時代もそうだぞ。ただ、俺が作ったわざマちんに登録されてた技は”メロメロ”だったんだ。ウケると思ったんだぞ。実際ビートとかマリィとか爆笑してたし。でも、しらふに戻ってみたら何でこんなのことしたんだろうって・・・・ワイルドエリアに出てはじめて後悔した。」

    ”メロメロ”という技の恐ろしさは、トレーナーならよく分かっているだろう。店主も聞き手の女性も彼の胸中を察するにあまりある。

    「野生のポケモンたちが俺のちんちんにメロメロになったんだ。ゾンビみたいだったぞ。わらわら寄ってくるんだから、怖いじゃきかなかったぞ」

  • 20二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 22:38:04

    何もわからないのに理解できてしまうの毎回怖い

  • 21二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 09:00:01

    毎回ちんちんに群がってるポケモンサイドにも問題があるだろ

  • 22二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 11:43:36

    おそらく常人であれば命を失うか、恐怖に心をむしばまれ、廃人とかしていてもおかしくないほどの異常事態。しかし彼はここでこうして杯を傾けている。そのうえ朗らかに昔語る余裕すらある。

    それはつまり、この壮年の男、ホップ博士はこともなげにその異常事態を乗り切ったということである。口ぶりから察するにちんちんを丸出しにしていたことは想像に難くない。

    その彼がこうして仕立ての良い服で丁寧に下半身を含めた全身を覆い隠して酒食に興じているということこそ、ホップの圧倒的戦闘力の証左であった。

    「たぶん通報があったんだろうな、あとからユウリ飛んできて助けてくれたけど、そのときはユウリもしらふだったから・・・結構恥ずかしかったぞ」

    聞き手の女性の手の中で揺らめくスクリュードライバー。その杯の中の氷が静かに崩れる高い音だけが店内に響いていた。

  • 23二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 18:24:32

    今更だけどちんちん連呼して出して怒られない世界ってすごいよね

  • 24二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 23:12:40

    ほっしゅ

  • 25二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 23:54:27

    保守感謝

  • 26二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 07:43:25

    ほしゅ

  • 27二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 07:49:38

    すいませんこのスレ主さんのスレってシリーズなんでしょうか?出来れば、前スレ?の様な物を貼って頂けるとありがたいです

  • 28二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 08:15:02

    スレ主じゃないけどあるよ!!!

    ○○ちん まとめ

    1ぺぱ

    閲注 ぺぱちん|あにまん掲示板「マスター、バーボンくれ」「おや、この時間に来るのは久しぶりですね、ペパーさん」球形の透明な氷にバーボンが注がれる。BGMなど配していない小さな場末の酒場にトクトクとささやかな音が添えられていく様をペ…bbs.animanch.com

    2スグ

    閲注 スグちん|あにまん掲示板テーブルシティの喧騒から遠く、かといって人通りが消え果るわけでもない、そんな街角にただずむ一軒の小さなバー。少し小さめのカウンターテーブルはこの酒場の主人の心意気がつまった特注品である。しつらえのいい…bbs.animanch.com

    3グル

    閲注 グルちん|あにまん掲示板ヤヤコマの鳴き声が遠くに響く昼下がり。セルクルタウンの中腹にあるパティスリームクロジ、その展望デッキ席には一人の青年がアフタヌーンティーを喫していた。ナッペ山ジムリーダー、グルーシャである。今日は彼の…bbs.animanch.com

    4ハイ

    閲注 ハイちん|あにまん掲示板パルデアを代表する商業都市カラフシティ。元々は切り立った崖であったが、水利資源が豊富だったこともあり、古来から人々が集まる、いわばオアシスとしての機能をもっていた。現代ではより洗練され、上層中層下層に…bbs.animanch.com

    5ボタ

    閲注 ボタちん|あにまん掲示板見渡す限りの青い海。コサジタウンの西端に位置するその砂浜は真っ白な砂と青い海がコントラストとして実に美しい一景を作り出していた。少しだけ傾いて刺さったパラソルは燦燦と照り付ける太陽を遮り、その陰に入る…bbs.animanch.com

    6セキ

    閲注 セキちん|あにまん掲示板「此度はごくろうであったな、うむう」「さすがに骨が折れたわい」コトブキムラの中腹、現代の言い方でいえば一等地にあるムベの店では、ギンガ団のデンボクと店主のムベが歓談していた。「時空の裂け目、空から現れ…bbs.animanch.com

    7ヤロ※打ち切り

    CP閲注 ヤロちん|あにまん掲示板ガラル全土を揺るがしたあの大事件から何度か季節が巡り、人々はとうに落ち着きを取り戻していた。いや、むしろ活気づいていると言ってもいいだろう。その理由は多々あれど、やはり無視できないのは偉大なるチャンピ…bbs.animanch.com

    8桃爺

    閲注 桃爺ちん|あにまん掲示板ひらり冬の厳しさも鳴りを潜め、すっかり暖かくなってきた頃。山が桜色で満ちていると評するには少々時期が遅れたか、若緑が一面を覆う中、どこからともなく桜の匂いだけがほんのりと風に運ばれてくるそんな季節。一…bbs.animanch.com

    9スグⅡ

    閲注 スグちん Ⅱ|あにまん掲示板パルデアの学術文化をけん引する一大学園都市、テーブルシティ。その郊外に位置する一軒の小さな酒場のカウンターにオモダカの姿はあった。富裕層向けというわけではないが、少々高級志向のこの店。必然的に客層もあ…bbs.animanch.com

    チリぱい(削除済)

    https://bbs.animanch.com/board/3073788/


    ホプちん

    ここ

  • 29二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 11:51:09

    「俺もこの年になったからわかるんだけど、人生にはタイミングってものがあるんだ。アニキがチャンピオンになったのも、ユウリがチャンピオンになったのも・・・俺が研究者になったのも」

    ホップ博士が自身の若き思い出を語るとき、その表情は暖かさを含んでいるがそこには確かな苦みが潜んでいるような色があった。

    「ホップさん、こちらを・・・」
    「おう、マスター。ありがとう」

    厚めに切ったプロシュート。マティーニの付け合わせとしては必ずしも最適とは言えないつまみだが、ホップの好みには合っているのだろう。

    「あのときもタイミングの問題だったんだぞ。ネズがPV撮ってて、そのまま配信もしてて・・・そこで俺のちんちん、いやわざマちんが」
    「公開されたってことですか!?」

    ここまで黙っていた聞き手の女性だったが、思わず口を挟んでしまった。公衆の場にちんちんを持ち出すなどあってはならない暴挙である。それが配信されたとなれば・・・

    「いや、色んな角度とか障害物とかのおかげで見えなかったんだけどな、状況的にポケモンたちが俺のちんちんに群がってるってのは伝わってたみたいで」

    一息で話したホップ。ため息とともに深く息を吸い込んで続ける。

    「ガラル中のトレーナーたち、ああ、もちろん一部だけだぞ?とにかくトレーナーたちが認識したんだ。ハロンタウンは特別なんだって。ハロンタウンのちんちんにはバトルのご利益があるかもしれないって。」

  • 30二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 12:00:22

    「確かに地理的にもターフタウンに近い・・・・ヤローさんちんちん事件との関連性も考えられますね・・・」
    聞き手の女性はホップの発言に同調した。

    「まあそこからは知っての通りだぞ。ちんちん狙いの凄腕トレーナーたちとのバトルとポケモン調査のフィールドワークの日々だった。結構長く続いたな。ソニアなんかちょっとキレてたぞ。アニキもスケジュール的に余裕ができたのか結構帰ってくるようになってさ、兄弟でちんちん談義に盛り上がってたらソニアに怒られるってのがルーティンに、いや、ルーちんになってたな・・・」

    「チャンピオンダンデも楽しかったのでしょうな。ホップさんが小さい頃にチャンピオンに就任して以来、お構いすることもできなかったでしょうから・・・。」
    「へへ・・・」

    聞き手の女性には兄や弟がいなかった。ただ漠然と男兄弟の友情にも似た仲の良さを感じ取り、どこか羨ましさに似た感情を覚えるのだった。

  • 31二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 12:01:32

    >>28

    スグリ2回被害にあってて草

  • 32二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 16:47:28

    恥ずかしがったりはしてるから、ちゃんと公序良俗はあるんだよね
    ただちんちん見えてるだけで

  • 33二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 17:25:13

    各地にあるちんちん酒場の店主は何者なんだ

  • 34二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 01:46:06

    一大シリーズじゃねえか、なんなんだこれ

  • 35二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 09:24:35

    「まあ、こんなところだぞ」

    そう言ってにこやかに笑うホップ博士。
    大人の男性特有のエロティカルな魅力をまといながらも、少年のようなあどけない笑顔を見せる。
    聞き手の女性は店主とホップに礼を言い、急いで大学に戻りレポートをまとめるとのことであった。

    しかし、話はここで終わらない。
    興奮冷めやらぬ彼女は痛恨の愚をおかしてしまった。夜のワイルドエリアに一人で踏み入ってしまったのである。

    終電はまだ先であった。飛行タイプの手持ちも居た。ワイルドエリアの危険性は当然何度も学習している。
    それなのに足を踏み入れてしまったのは、彼女の未熟さだろうか、それともそれこそがちんちんの魔性なのだろうか。

  • 36二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 09:33:09

    眼前にせまる巨岩の剣山。

    縄張りを侵害されたと判断したイワークが一矢のごとく女性にせまる。
    鈍重さを連想させるはずの巨岩の蛇体は、自然の摂理を明らかに捻じ曲げ、神速をもって距離を詰めていく。

    女性に逃げる時間は到底残されていなかった。

    なんとか初撃のたいあたりをかわしてしのぐも、手持ちではあまりに相性が悪すぎる。そもそもレベルの差が圧倒的であった。
    生物は逃れ得ない明確な死が目前に控えているとき、全存在をかけて離脱手段を考えねばならない非常事態において、全く別の事柄を考えるという。

    脳が確実な死という極度のストレスから逃れるために編み出した逃避機構なのだろう。
    このとき、目の前で怒張する岩峯の屹立を見た女性の脳が逃避した思考は・・・。

    「はは・・・ちんちんみたい・・・・」

  • 37二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 09:37:15

    刹那。
    瞬きにも満たないわずかな時間。
    女性の両目は確かに捉えていた。

    イワークの背後を取り、瞬時に抑え込む剛勇の姿を。
    下履きの中で雄々しく揺れるちんちんのまたたきを。

    「ホップ博士・・・・」
    「危なかったな!大丈夫だったか?」

  • 38二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 15:54:10

    ちんちんのまたたき?

    ……?

    …………???

  • 39二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 22:06:21

    ゴールデンウィークかけてちんちん書くつもりか

  • 40二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 07:26:39

    GWの楽しみだ
    ……これが楽しみでいいのか?????

  • 41二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 15:39:58

    待機

  • 42二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 17:40:38

    ちんちんが見守っていてくれた
    ちんちんが助けてくれた!

    ち ん ち ん が !

    聞き手の女性はただただ感激するばかりであった。
    ヒトは奇跡に触れたとき、そこに信仰を見出すという。古のシンオウ地方では無限の空間の広がりと永遠の時間の移り行きを神として祀り、”シンオウ様”と呼び崇め慕った。
    今日この場で聞き手の女性が感じた奇跡とは、言うまでもなくホップ博士の優れたバトルの腕前であり、自身が持ちえぬ宝剣の冴えであった。

    ズボンの中で物言わずひらひらと揺れるその姿を脳内で思い描き、彼女は信仰へとたどり着いたのである。
    後年、彼女は回顧録の中で、ガラル発の新興宗教として一部の人々の間でひっそりと営まれるようになる一団、”ダンコン団”の最初の一歩はまさにこの時であったと綴っている。

  • 43二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 17:45:57

    エアタクシーで無事帰路に着いた聞き手の女性をにこやかに見送るホップ博士。

    その双眸は少年の頃のあの日のように優しく・・・
    「何をぶつぶつ言ってるんだ、ユウリ?」

    優しく・・・あれ?バレた?

    「バーに居た時も店の端っこでぶつぶつ言ってたし、なんか戦略でも練ってるのかなって思って声かけなかっただけど、ちょっと変だぞ」

    そこから気づかれて・・・た?

    「あの女の人もユウリがいるなら大丈夫だと思ったけど、心配だったから結局俺が出てきちゃったぞ。あんまり危ないことしたらダメだ」

    ふざけてナレーターを気取っていた私を優しく気遣ってくれるホップ博士。

  • 44二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 23:37:10

    ち ん ち ん が ! じゃないんだよ

  • 45二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 01:58:24

    ナレーションだと思ったらユウリの独り言だった

  • 46二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 09:11:23

    また変な組織できてる

  • 47二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 17:53:25

    保守

  • 48二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 19:26:40

    この世界、ちんちん組織多すぎるだろ。悪の組織並みだぞ

  • 49二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 00:48:51

    今まで何個組織あったかな

  • 50二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 09:39:47

    フグリ団は覚えてるけどもっとあった気がする

  • 51二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 10:48:41

    後日、ホップは研究室にこもりレポートを書きつけていた。
    学会発表用の論文は数日前に書き終えていたため、今回の文は完全に別件である。

    なんでも、パルデアリーグを通してアカデミーおよび姉妹校であるブルーベリー学園での特別講義を頼まれたとのこと。なんの因果か、ビートもともに招待されているらしく、二人そろって軽口を叩い合いながら密に連絡を取り合っている模様。

    今回の招待が博士としての招待なのか、一流トレーナーとしての招待なのか、それともちんちんとしての招待なのか。
    それは分からない。

    ただ、ガラルの住民たちにとってはガラルちんちんの象徴的アイコンはホップではなくヤローであったため、やはり今回はちんちんインビテーションではないと思われる。ヤローが、いや、ヤローさんがガラちんの祖と呼ばれるに至った事件についてはこの場でのちん述を差し控えるものとする。

    レポートを書きつけるホップのサイドテーブルには温くなったカフェオレが置かれている。
    ”紙と液体を同じテーブルに置かない”は彼の師であるソニアのアドバイスであった。

  • 52二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 10:53:02

    カフェオレの香りはふわりと甘く、そして軽やかである。

    今回はどんな話をしようか、あの件はどうだろう、このバトルはどうだろう・・・

    ホップの脳裏に浮かぶは輝かしい思い出たち。甘く、苦く、それでいてとても温かい思い出たち。時の移ろいともに味わいを変える大切な記憶は若い学生たちにとってはどのように映るのだろうか。

    にやりと口角を持ち上げカフェオレをごくりと飲み込むホップであった。

  • 53二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 20:11:20

    >>ちん述<<

  • 54二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 20:51:53

    ほのかな言葉遊びが香るな

  • 55二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 01:30:31

    ゴールデンウィークの締めがこれか

  • 56二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 10:01:42

    ちんちん

  • 57二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 10:46:21

    ビートとともにパルデア行きの飛行機へと乗り込むホップ。

    久方ぶりの飛行機、しばらくぶりの遠出、懐かしい冒険の気配。
    ホップの心境を暗示するかのように、飛行機の搭乗ゲートは少しまぶしく感じられた。手には空港で買ったオレンジジュースが握られている。

    早く行こうと催促するビートに急かされ足を速めるホップ、その足取りは実に軽やかであった。

  • 58二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 10:53:59

    「で、ユウリはいつまでそのナレーション続けるんだぞ?」

    とりあえずパルデアに着くまでは。

    「そっか・・・」


    パルデアのアカデミーやイッシュのブルーベリー学園。学術研究機関としては極めて名高い両学だが、招待されるのははじめてのこと。ホップもビートも多少緊張している。

    ホップは知らない。パルデアはちんちんの総本山であることを。
    知らない、だから知りたい。冒険者にとっての根源的な欲求を彼は再び思いだすのだろうか。
    そのときは近い。

    幾年月の思いを超えて、男はいま大海を越える。ただ授業をしに行くのではない。
    挫折とあこがれを胸に抱きしめて歩いた若い日々、その眩しさと瑞々しさを取り戻しに行くのである。
    己にとってもっとも大切なものを。

    そう、ちんちんのように・・・。

    ~ホプちん 完~ 

  • 59二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 10:54:55

    ゴールデンウィーク特別ちん、これにて終了。

    次は夏休みにまた会おうぜ。

  • 60二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 18:09:16

    あにまん断ちできない理由このシリーズの存在なんだよな

  • 61二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 18:58:46

    >>60

    ちんちんで繋がれてて草

  • 62二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 19:03:35

    ナレーションのユウリとの気が置けない空気感いい…

  • 63二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 20:51:40

    この世界の住人の羞恥心とか公序良俗どうなってんだ

オススメ

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