- 1二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 22:40:54
「なにがわかったのだ、マヤ」
「飢えているのが、よ。ブライアン」
「飢え?」
「そなたのことじゃ。……なぜ喰らわぬ?」
「……」
「飢えているのであろう?喰らいたいのであろう?その欲望のままにむさぼりたいのであろう?ならばそうすれば良かろう」
「……だめだ」
「耐えたところで益なぞありはせぬ。そなたには、自由を謳歌する権利がある。ナリタブライアンとはそういうウマ娘のはずだ。なぜそうしない」
「姉貴との約束がある」
「それがどうした。そなたはナリタブライアンじゃ。姉上どのでも、ほかのだれであっても、そなたを縛り続けることはできぬ」
「やめろ、マヤ。それ以上なにも言ってくれるな」
「いやじゃ、やめぬ。無理やり首輪をつけられ、飼いならされようとしている獣には、野生をおもいだしてもらわねばならぬ」
「私はウマ娘だ。獣ではない」
「さよう、そなたはウマ娘じゃ。ナリタブライアンという名の怪物じゃ。怪物をおさえることはできぬぞ。怪物本人にすらもな。だから、良いのではないか?」
「……」
「そなたの自制心は大したものよ。しかし、何事にも限度はある。抑えつけるほどに反発も強くなるもの。……喰らえ、ブライアン。飢えを満たすのじゃ。これは不可抗力じゃ」
「不可抗力」
「さよう。そなたは固辞したが、このマヤがそれを許さなかった。悪いのはこのマヤ。そなたは最後まで抗った」
「……」
「喰らえ。喰らうのじゃブライアン。喰らわねば……」
「マヤだけじゃ食べ切れないよ、このステーキ」 - 2二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 22:42:03
なんじゃあこの夢枕獏めいたssは
- 3二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 22:42:10
ノリノリだなブライアン
- 4二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 22:43:46
多分その日の授業でやったんだろう
- 5二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 23:01:17
だから頼みすぎるなとあれほど・・・
まてこの二人で食べきれない量ってどれだけだ - 6二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 23:06:24