- 1二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 19:38:34
- 2二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 19:40:30【閲覧注意?】ここだけ二重人格コハル|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつついろんな生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好きbbs.animanch.com【閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part2|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com【閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part3|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com【閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part4|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.comここだけ二重人格コハル・part5|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com【閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part6|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com【エ駄死・閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part7|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com【エ駄死・閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part8|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com
〜〜part8までのあらすじ〜〜
アリウスとの決戦がいよいよ始まる……と思ったら、ミハルとサオリには何かしら因縁があるみたいで……?
- 3二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 19:44:35
被害者リスト
・ヴァルキューレモブ(完堕ち)
・歌住サクラコ(完堕ち)
・赤司ジュンコ(アクメード被弾・重傷)
・鰐渕アカリ(アクメード被弾・重傷)
・獅子堂イズミ(アクメード被弾・軽傷)
・ナギサ襲撃部隊第一陣に参加したアリウス生徒の9割(アクメード被弾・内4割重傷)
・白洲アズサ(思春期の始まり)
・古関ウイ(完堕ち)new!!
・黒舘ハルナ(アクメード被弾・軽傷→完堕ち)
・才羽ミドリ(完堕ち→ミレニアムにて修羅場中)
・桐藤ナギサ(アクメード被弾・軽傷→完堕ち)
・蒼森ミネ(not完堕ち)
・百合園セイア(えっちな夢を見ている)
・伊落マリー(完堕ち)
・浦和ハナコ(( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!→脳が破壊されちゃったじゃん!私のせいかなこれ?)
・パテル分派の過激派生徒の一部(アクメード被弾)←new!!
・錠前サオリ(not完墜ち)←new!! - 4二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 19:45:25
part9になります
またのんびり進めていく予定
楽しんでいただければ幸い - 5二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 19:45:55
立て乙
- 6二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 19:47:17
たておつです
- 7二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 19:50:13
10まで埋め埋め
- 8二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 19:50:33
うめうめ
- 9二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 19:52:45
ここ埋めアンアン
- 10二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 20:10:04
埋まった埋まった
- 11二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 20:10:59
被害者リスト見るたびに、ハニトラだったらトリニティ壊れてたなって気持ちになる
- 12二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 20:18:02
うめ
- 13二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 20:22:25
ゴタゴタの時のミハルの活躍を逆方向に向けたらと想像してヒエッとなった
- 14二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 20:24:18
ベアおばが真面目に活用を考えていたら危なかったきもしれない
なお姉の正義の心 - 15二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 21:05:58
エデン(条約)に絡む“見張る”者で
実体の無いヘイローを除けば4枚の羽根でケルビム疑惑が固まりつつあるね。
ただモチーフ元がケルビムから堕天した連中のムツキとカヨコとは関係をもってないけど。 - 16二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 21:57:18
ミハルちゃんが手を出してない生徒の方が気になってくる
- 17二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 01:38:50
調印式に向かってたミドリはどこに?
- 18二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 01:40:38
- 19二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 11:47:22
ほ
- 20二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 19:47:18
ゲマトリア側が未だコハル、ミハルの動向を把握してるなら厳しそう
- 21二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 21:56:48
「は……?」
「えっ……!?」
"なっ……!?"
私が放った一言に、周りのみんなが言葉を失うくらい驚いていた。特にアズサ先輩の衝撃は一際強かったみたいで、唖然としながら聞いてくる。
「み、ミハル……サオリと、知り合いだったのか……?」
「うん。半年くらい前に、ブラックマーケット近くでちょっとね」
「半年……」
そう、あれはずっと前……多分だけど、アズサ先輩がトリニティに来ることになるよりも前。まだ私にもあまり友達がそんなにたくさんはいなかった頃。私はこの人に────サオリと会っている。
「…………まさかお前がいるとは思わなかったが……何にせよ、私たちのやることは変わらない」
「………………」
私に気付いて目を見開いていたサオリだけど、すぐに平静を取り戻したように見える。さっきまでと同じ、冷たい目に戻って、またテロリストみたいなことを言っている。
「────つれないねぇ。ほんの一回しかしてないけど、あれだけ熱く愛し合った仲だっていうのに」
「ぶふっ……!?」
「ええ……」
「……や、やっぱり……!?」
「あ、あれはお前が……!」
「リーダー……?」
「………?」
- 22二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 21:58:00
盛 り 上 が っ て ま い り ま し た !!
- 23二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 22:02:07
カットイン入りましたあ!!!!
- 24二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 22:12:17
「不思議な雰囲気の人だなあとは思ったけど、アリウスの生徒だったんだね。連絡しても帰ってこなかったわけだ」
「ん、うぉっほんっ!……お前がトリニティの人間だと分かっていれば、情報を抜き出す為に接触したかもな」
「全然取り繕えてないですよ臍がドスケベなお姉さん」
「……………っ!!」(発砲)
「うおあぶなっ」
ちょっとしたジャブがわりにセクハラをひとつかましてみると返ってきたのは銃弾だった。咄嗟に転がって避けつつサオリの方を見ると、心なしかお腹を隠すような姿勢のまま銃をこっちに向けていた。……マスクでよく見えないけど顔もちょっと赤くなってたり……?
"…………何だろう、この空気"
「私たちさっきまでめちゃくちゃシリアスなシーンしてた筈なんですが……」
「え、何なのこれこの事件もしかして痴情のもつれ?」
「セリカちゃん、しーっ」
サオリが黙ったのもあって外野からのそんな声も耳に届く。まあ確かに、絶望的な状況をひっくり返して、さあここから反撃開始……みたいな場面がなんか台無しになったような気がしないでもないけど……。
「ごめん先生、あとみんな、もうちょっとだけ話させて」
チャチャを入れて少し煙に巻いてる自覚はあるけど、私はこれでも、それなりに真面目だったりするんだ。 - 25二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 22:15:31
真面目とは……?
- 26二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 22:27:05
たしか総合エッチ度50くらいだっけ?
- 27二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 02:18:14
エッチ度は低いけど、サオリの本来の状態考えると精神的な影響が大きいのかもしれない
- 28二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 02:22:55
(………………やっぱり、ダメなのかな)
(ミハル…………?)
冗談を交えて怒らせてみても。少しだけ恥ずかしい気持ちにさせてみても。少ししたら、また剣呑な顔に戻ってしまう。『あの時』とは全然違う、恐くて、嫌な顔に。そんな顔を見ながら話したくなんてなかったけど……サオリの心にこびり着いた何かが、どうしても、拭い取れないみたいで。
「────ねえサオリ。どうして、こんなことをしたの?」
静かな声で問いかける。主犯格がサオリだって知って、どうしても聞きたくなったこと。私に冷たい目を向けながら、サオリはマスクの下で口を開く。
「……………知れたこと。トリニティより追放されてからの数百年、永く燻り続けた憎しみと怒りを、審判と報いとして鉄槌を下す。それが私達の────」
「本当に?」
「………………何?」
「本当に?それは、本当に、『サオリの』、本心?」
「…………何を……言って……」
わざとらしく言葉を切って、強調しながら問いかける。サオリの顔と声が目に見えて揺れたのが解った。 - 29二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 02:27:14
「本当に?サオリは、本当に、そう考える人だったのかな?」
「………………お前に、私の、私達の、何が……」
「解らないよ。私がサオリについて知ってることなんて、ほんのひと握りだから」
私は、サオリのことをほとんど知らない。あの日会って、見て、聞いて、触れて、そうやって知ったことだけ。アリウスだったことも、こんな大事件を起こすような人だったことも、何も知らなかった。
「でも、その『ほんのひと握り』は、多分嘘でも間違った認識でもないと思うんだよね」
ベッドの上で、身も心も丸裸になると、その人の心の根っこのところが見えてくる事がある。
心に着ける仮面。精神が着てる鎧。自分を守るための、形のない壁みたいなもの。そういうのを全部取り払って肌を合わせて、そうして見えるものがある。
「バニタスバニタータム……だっけ?さっきっから言ってるやつ。全ては虚しい、とか何とか」
思い返せば、アズサ先輩も呟いていた言葉。先輩は『それでも』って逆説で繋げるけれど、サオリは世界の何もかもを否定するみたいにして言っていた。
「ああ、そうだ。全ては虚しい。いかなる努力も、いかなる幸福も、全てはただ虚しいだけの────」
「────そうでもないって、『あの日』、サオリは思ったんじゃないの?」
「あの日。『悪くなかった』って、私に少しだけ笑ってくれたサオリは、さ」
- 30二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 02:32:45
サオリ…
- 31二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 11:49:16
保守
- 32二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 11:50:59
ミハルゥ!お前はアリウスにとっての光となれ!
- 33二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 18:27:15
ところでアリウスのリーダーとまでねんごろな仲だったミハル、これ結果的にナギサ様の慧眼がすごかった案件にならない?
さすがナギサ様だ真相にあと一歩の所まで詰めれてはいた なおニアピン案件なので胃のお労しさも数倍キツい - 34二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 18:35:25
- 35二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 00:26:47
「……………………………違うッッッ!!!」
耳をつんざくような大声。一緒に放たれた発砲音にもかき消されないくらい鋭い声が、悲鳴のようにも聞こえた。けど、胸あたりに走るドンッという強い衝撃に息が詰まって、そのことを考える余裕はなかった。
「────あ゙っ、ぐぅっ……!」
「ミハル!!」
「違う、違う、違う、違う、違う、違う────!」
「リ、リーダー……?」
続けて、次々に音が爆発する。立て続けに聞こえる発砲音に混じって、胸が締め付けられるみたいな悲痛な声がかすかに聞こえた気がした。直前に受けたの一発目の予想外のダメージで咄嗟に避けられない私は、思わず腕で頭を庇って……何の衝撃もないことに気づいてから顔を上げた。
「うへ、大丈夫かな?」
「あ、ありがとう……」
「うん、どういたしまして」
私を庇うみたいにして、盾を持ったピンク色の髪の人が銃弾を受け止めてくれた。確かこの人は、覆面水着団のうち1番の覆面をつけてた人だった筈。
「……どういたしましてついでに、ちょっと差し出がましいことを言うけど」
「……?」
「お話の時間はここまでにした方がいいよ。ああいう手合いがああなったら、もう言葉で説き伏せるのは無理だから」
「…………でも」
「もし、それでも話したいっていうなら……一旦、叩き潰して大人しくさせるしかないんじゃない?」
淡々とした声で告げられた言葉を受け止めて、サオリに目を向けて、それから考えてみる。
「違う、違う、違う…………あんなものはただの気の迷いだ……」
「サオリ…………」
「何の残像があろうとも……我々は我々の為すべきを為す……!」
覆面水着団の人の言う通りなのかもしらない。これ以上、まともには取り合ってくれそうに無かった。そう思ってしまうくらいには、サオリの雰囲気は険悪になっていたから。 - 36二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 00:35:14
- 37二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 00:38:56
あっ(察し)
……でも、いいな、むしろいいぞ
このまんま盛大にやっちゃえ!!() - 38二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 03:22:46
Part6を見返してきたんだけどさぁ
私のことを慰めてくれたあの人が実はアリウスとも縁があったとかナギサ様の心労の度合いが超やばくない?
もうミハルの事も信じられないと泣きながらも火照った体は過酷を求め…… とかあまりにもあんまりにも
穴姉妹のサクラコ様とミネ団長がそこは支えてくれる? - 39二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 06:45:58
生の悦びを教えてあげようねぇ
- 40二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 06:49:42
- 41二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 10:23:30
ショータイムだ
- 42二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 10:26:23
なにこれ100日後に死刑になるコハル概念?
- 43二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 10:28:00
100日後にトリニティの裏ボスになるミハルなら合ってそう
- 44二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 10:53:59
- 45二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 12:28:26
むしろあはは…からの慰めっクスコンボで、表面上取り繕ってるけど中身は原作以上にズタズタな可能性もあったりしませんかね…… そういう失策をミハルが見逃すわけもないか
- 46二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:50:38
ところで変態ガスマスクシスターの亡霊相手にアクメードは
dice1d6=5 (5)
1効果がないようだ……
2効果今ひとつのようだ……
3通常
4効果は抜群だ!
5キラーEL
6ワンパン(!?)
- 47二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:53:53
これはミメシス痙攣しますね間違いない
- 48二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 08:00:16
HSH
- 49二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 08:42:12
- 50二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 13:11:14
- 51二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 13:15:05
(ポケモンネタの選択肢に唐突に別ゲーを入れてすまんかった)
(元ネタはモンストの特定の条件で攻撃力が倍加する能力でキラーS、キラー(無印)、キラーM、キラーL、キラーELの順に倍率が上がる)
(キラーELは3倍)
- 52二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 13:38:59
つまりいちげきひっさつ程ではないが超効いてると
よし、いつもどおりの重傷枠だな! - 53二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 18:45:49
このレスは削除されています
- 54二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 22:38:53
ほ
- 55二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 07:49:34
ひどい有様になりそうだ……
- 56二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 17:09:07
保守
- 57二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 02:31:55
戦場の真っ只中に、場違いなくらい鮮やかなピンク色の球が舞う。無造作に放られたように見えて、実際のところ狙いは正確。お姉ちゃん譲りの投擲技術は、幽霊みたいなシスターの兵隊をきっちりと爆破させた。
『『『──────ッッ!?!?♡♡♡』』』
ユスティナは声を発しない。話すことも叫ぶこともしない、まるで人形。の、筈なんだけど。
身悶えしながら倒れ伏す様子からは、声なき声が聞こえてきそうだった。
"効いた……"
「本当に効きましたね……」
「…………うわ本当に効くんだ私のアレ……」
「いややった本人が引かないでください」
「ユスティナが、動かなくなった……?」
「よくわからないですけど、一撃でなんて……」
「…………………ぅわぁ……」
周囲にいるユスティナが倒れてビクンビクンしながら動かなくなったのを見て、ロケランを抱えた人は怪訝そうな顔を、水色の髪の人はさっきからずっと変わらず嘆いていて、サオリは……あれ、なんか引いてる?
「……………だが、エデン条約の戒律により現れるミメシスは無限。倒されたとしても、またすぐに────」
「────それは、どうでしょうか?」
サオリの言葉を遮って、ハナコ先輩が不敵に笑った。 - 58二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 02:33:47
『ユスティナ聖徒会への対処法ですが……先生の"策"で機能不全になるのが理想的な状況ですが、それだけ打破足りない可能性も十分に考えられるでしょう』
アズサ先輩に合流する前、私達にそう告げたのはハナコ先輩だった。
『接敵した皆さんからの情報を統合し打ち立てた仮説ですが……ユスティナ聖徒会には、弱点が存在します』
『弱点?』
『はい。本来ならば弱点にもならない要素ですが────』
「これって……」
"…………どうやら、上手くは、行っているみたいだね"
倒れたユスティナに、私たちは……『何もしない』。ただ放置して、他のアリウス生徒に攻撃をする。
「あ、あれ……?」
「……ユスティナが、現れない……?」
異変に気付いたらしいスクワッドの人が、怪訝そうな顔をした。それに対して、ハナコ先輩がどこか得意げに話してみせる。相手の気を引くとか、挑発して動きを乱すとか、そんな考えもあるのかな。
「実際に戦ったツルギさんやハスミさん、ヒナタさんから聞く限りでは……『倒しても復活する』事はあっても、『倒さないままだと次々に増えていく』事はなかったという事実がわかっていました」
「加えて……調印式の爆発からかなり時間が経っているにも関わらず、その数が増しているようには見えません」
「アズサちゃんによる攻撃や妨害があった可能性を考慮しても、ユスティナが無限に湧き続けるならば数はもっと増えていてもおかしくはない。しかし、そうはならなかった。何故なら────」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「同時に存在出来る最大数に限りがあるから」
- 59二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 02:46:23
『無尽蔵ではあっても、無制限ではない。同時に現れることのできる最大数がどこかで頭打ちになるのなら…………』
『倒して消滅させるのではなく、倒さずに戦闘不能に、それを放置することで、本来ならば減らせられないユスティナの戦力を、実質的に減らす事が可能になるかもしれません』
『ミハルちゃんのアレがユスティナにも効くのか。効いた場合、長く行動不能にする事ができるのか。様々な要因を天に任せる他ない、博打に近い作戦ですが────』
『私は、分が悪い賭けではないと思います』
「────"大当たり(ジャックポット)"、でしたね」
"────ユスティナ聖徒会は、倒れているものはしばらく放置!!スタンを免れたものや復活したものが出た場合は適宜応戦しつつ、アリウス生徒に火力を集中!!"
ニッと笑ったハナコ先輩の後ろでは、先生がいろんな人に指示を出しているのが聞こえてくる。集まったのは、トリニティの正実だけじゃない。ゲヘナも含めて、派閥も学校も何もかも超えて、みんながここに集まって一緒に戦っているみたいだった。
"『アリウススクワッド』は……私と補習授業部でカタを付ける!!"
『『『『『了解っっ!!』』』』』
(さて……やるよ、お姉ちゃん)
(はぁーーーっ…………終わったらちゃんと、話聞かせなさいよ!!)
さあ、決戦だ。 - 60二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 02:47:46
(ミハル式ユスティナ封じの回でした)
(実はワンパンするより効果ありから効果3倍までの方がユスティナ対策になるというちょっとした変化球) - 61二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 03:10:28
乙です
しかしまぁ、アリウス側にしてみれば最悪クラスのファンブルを引いて、無限に復活できるだけという強みが完全に潰される状況になってしまったんで、これは下手人(主に状況を作り出した要因的な意味でミハル)が判明したら、更に激昂しそうですね…
- 62二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 04:54:20
乙です
やっぱり戦犯はベアおばよ、製造者責任で。 - 63二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 14:02:20
うひょーー!!!最っ高じゃねぇかwww
- 64二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 14:25:30
こういう本編とは違う方法による危機回避大好き
- 65二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 15:46:23
ビクンビクンしているハイレグガスマスクお化けの上でアクメードをぶん投げてるミハル……
- 66二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 18:58:16
絵面…
- 67二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 01:09:23
ユスティナの対処がある程度済んだら、次に狙うのは主犯格のアリウス。私の手榴弾がこういう戦闘でかなり使えることは実証済み。
誤爆にだけは注意しながら、ひたすら、投げる、投げる、投げる、投げる、投げる──────!
【アクメードダメージ計算】
(『エ??条?』の効果により補正時の参照値がミハルのえっち才能値の二分の一から4分の3に変動)
ミサキ
初期H度dice1d100=49 (49)
補正値52+ dice1d48=12 (12)
ヒヨリ
初期H度dice1d100=97 (97)
補正値52+ dice1d48=26 (26)
サオリ
現状のH度 52
補正値52+ dice1d48=46 (46)
その他アリウス生の被弾状況
被弾dice1d100=87 (87) %
その内dice1d100=41 (41) %が重症
- 68二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 01:10:54
もう爆破無双なんだわ
- 69二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 01:11:12
(虐殺で草)
- 70二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 01:12:21
アリスク完堕ちしてる…
- 71二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 01:41:36
エ駄死条約に塗り替えられそうな伏せ方だな…
- 72二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 01:43:19
これがジェノサイドアクメ戦法……
- 73二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 01:44:09
というかヒヨリが初期からえっちすぎる…
- 74二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 03:11:57
- 75二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 07:58:32
確か、とあるVtuberはBL本をまわりに置いて霊避けにしたり、同事務所の仲間も電マで悪霊退散してたな…
- 76二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 07:59:50
ヒヨリは雑誌集めしてるから、おませさんだったとか?
- 77二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 09:07:29
- 78二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 09:12:48
姫……いなくてよかったね
- 79二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 09:14:38
67の書き方で絵面がボンタン爆弾(ボーボボ)しか想像できん
- 80二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 19:26:48
いたら一番大ダメージなのはサオリでは?
- 81二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 02:20:56
「ひっ、いっ、ああぁぁーーーっっ!?!?♡♡♡」
「いっ、ぎっっ……なにっ、これっ………!?♡♡」
「これっ、はっっ……ゔっ、うっ、っぅぅうぅっ……!?♡♡」
「……あれ、なんかいつもより強力……?」
アビドス勢の反応(1困惑 2引き気味 3顔真っ赤)
ホシノdice1d3=2 (2)
シロコdice1d3=3 (3)
ノノミdice1d3=3 (3)
セリカdice1d3=1 (1)
アヤネdice1d3=2 (2)
- 82二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 02:34:59
「……ねえヒフミちゃん……何あの……何……?」
「ん、ん……ん……!」
「はわ、はわ、はわわわ………!」
「え?…………え?」
『ひぇっ…………』
「ほんっとうにすいません……うちのミハルちゃんがすいません……!!」
ヒフミ先輩がアビドスの人達に何か話してるのは気にせずに、油断なくサオリ達を見る。
あの夜戦ったアリウスの生徒に効いたみたいにサオリ達にも効果はちゃんと──というかいつもより数段強く出ているような気もする──あったらしい。
「ぐ、ぅ、ぅぅぅ……!」
けど、それ単体ですぐに動けなくなるなんてこともなく、動きを鈍らせるくらいに止まっているみたいだった。
「マジか……あれでもまだ動けるんだ」
「……ミハルの手榴弾の効果は特殊ではあるけど、言ってしまえば強い絶不調状態に陥らせるに留まるもの。悪条件でも戦えるような訓練を、スクワッドは特に積んでるから……」
「そっか、なるほどね……アズサ先輩?」
隣に立つアズサ先輩が冷静に分析してくれた。ただ、声の様子がちょっとおかしいように感じて、ちらっと顔を見てみると、ほんの少し顔が赤くなっていた。
「…………!な、なんでもない。今は戦いに集中しよう」
「……集中できなくさせちゃってごめんね、色んな意味で」
「……………っ!!」
何と言うか……そう言えば今のアズサ先輩、絶賛思春期だったっけ。主に私のせいで。 - 83二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 02:55:41
「…………とにかく、あれじゃ決定打にはならないけど……それでもいつもの調子は出しにくい筈」
「りょーかい。……じゃあ、こっからはどんぱちして行くかな」
そう言って、私は銃を手に持った。私は自分用の銃は持ってない。使うのは……お姉ちゃんが愛用している黒いライフル。
勝手に使うのは気が引けたから、お姉ちゃんに隠れて動いてる時も持ち出したことはないし、お姉ちゃんに知ってもらった後も特に使わなかった。
お姉ちゃんの身体の感覚があるから使えはする。ただ、この銃はお姉ちゃんのだから、使うなら、貸してもらわなきゃいけない。
(借りるよ、お姉ちゃん)
(ミハル?)
(お願い。ここは……サオリとは、私に戦わせて欲しいの)
(…………)
お姉ちゃんは、少しだけ黙った後。
(────わかった。良いわよ。思いっきりやりなさい)
(お姉ちゃん……!)
(でも、一個だけ。危なくなったら代わりなさい。治してあげるから)
(…………! うん!)
(…………せっかく2人いるんだからね。自分だけで引き受けないで、一緒にやれることは一緒に……2人で、戦うわよ!)
(……りょおっかい!)
お姉ちゃんの言葉に背中を押されて。ジャキっと銃を構えた。
「さあ、行くよ!!白黒はっきり付けてやる!!」 - 84二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 06:54:23
白黒つけようぜ…!!
- 85二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 06:56:41
白黒つけるぜで二重人格……ゼブラーマンかキン肉マンゼブラか
- 86二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 10:26:09
- 87二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 17:59:12
そう考えると白い翼と黒い翼でなんか繋がりを感じるな大二。
- 88二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 18:55:51
- 89二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 21:48:53
- 90二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 22:38:37
シロコ!見ちゃダメ‼︎君にはちょっと早い!
- 91二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 09:30:26
そう、白い翼がジャスティス・ブラックを振るう…
- 92二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 16:21:54
コハル/ミハルの戦闘力(part1より抜粋)
30/26
【?????補正】(part7・182時点)
(元の数値+10(最低保証))が(10×dice1d5=4 (4) )%上昇
→コハル56、ミハル50
⇒【エ??条?補正】により数値が変動
(元の数値+10(最低保証))が(10×5)%上昇
現在のコハル/ミハルの戦闘力
コハル (30+10)×1.5=60
ミハル (26+10)×1.5=54
- 93二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 19:20:29
- 94二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 02:29:02
ここからシリアスに。なるかなぁ?
- 95二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 02:56:22
- 96二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 06:00:06
このレスは削除されています
- 97二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 11:01:21
ほ
- 98二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 21:19:27
事態の行く末を見守り保守
- 99二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 07:51:03
どうなることやら(保守)
- 100二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 12:26:54
(更新滞ってて申し訳ない)
(今日の夜か明日の夜あたりには…) - 101二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 21:05:54
しえん
- 102二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 04:08:13
ほ
- 103二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 11:17:24
待機かきこ
- 104二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 21:24:11
そ
- 105二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 07:52:38
保守
- 106二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 11:37:54
訓練を積んでる。アズサ先輩が言っていた事は正しかったみたいで、アクメードの重傷状態のはずのサオリは身体を震わせながらもこっちに向けて銃弾を放って来た。
「………………っ!」
サオリを中心に周るみたいにして横向きに走り出す。瓦礫を障害物にしつつ、偏差撃ちされない様に走る速さを極端に変えたりしながら、こっちからも負けじと銃を撃つ。サオリは、アズサ先輩よりもずっとずっと強いらしい。戦いに関しては素人寄りな私でもわかる。多分、普通に挑んでたら私が何もできないまま負けてたと思う。でも今のサオリはアクメードで身体がうまく動かない状態だし、反対に今の私は、不思議なくらい、いつもよりも力が漲ってる。
「やあああっ!」
「あ゙っぐっ、ゔっっ……!」
怯んだ隙に思い切り地面を蹴って、距離を詰めながら力一杯拳を突き出す。喧嘩慣れなんてしてない素人のパンチだけど、速度と力はそれなりだ。苦しそうな声を上げるサオリに続け様に蹴りを入れてから、至近距離で銃撃をもう一発。
「こっ、のぉっ……!」
「────っ!」
かなり堪えたらしい……けど、サオリはこっちに掴みかかって来た。多分、投げとかそういう体術みたいなのに繋げてくるんだろうな。前に一度アズサ先輩がそんな技を使っているのを見た覚えがあった。なんて事が頭の片隅を掠めながら、私は咄嗟にサオリの肩を抑えて、サオリに掴まれる前に体制を崩させて。
「ぇっ────」
「えい、やっ!!」
「ぐっ、ふぅっ……!?」
そのまま、呆気に取られた様な声を漏らしたサオリを、地面に押し倒した。シチュエーションは全然違うけど……こちとら、人を押し倒すことにかけては百戦錬磨なんだ。普段はここまで乱暴にはしないけど。
「ふんっ!」
「あ゙っっ……!?」
そのまま襟元を引っ掴んで、思いっきり引き寄せながら自分の頭をサオリの頭に叩きつけた。頭突きで弾かれた頭がさらに地面にぶつかって鈍い音が立った。サオリの上に馬乗りになりながら一瞬だけ周りを見る。先生とヒフミ先輩たちは残りのアリウスを抑えてくれてるみたいだった。
(今なら……!)
さっきは無理矢理遮られたけど、今ならもう一度、言葉を届けられるかもしれない。そう思った私は、意を決して口を開いた。 - 107二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 11:39:11
「もう一回聞いてやるよサオリ!!こんなテロがサオリのやりたい事!?」
「何を……!」
「街もめちゃくちゃにして!人を襲って!全部傷付けて!!心の底からそれをやりたいって、『サオリ自身が』、思ってるの!?」
私は……私は、そうは思わない。そうは思えない。だって、違和感があるから。
「何度も、言わせるな……!私たちは知らしめる。私たちの恨みを、怒りを……そして、全ては虚しいという絶対の真理を……!」
「全ては虚しいって、納得しながら言ってるの!?幸せとか嬉しいこととか、そういうの全部無意味だって、ほんとにそう思ってるの!?!?」
アズサ先輩から少しだけ聞いた、アリウスでの生活の話。その場所で、これまで教えられて来たこと。
全ては虚しい。そんな風に、2人が揃って似た様な文言を話していたのは、そのせいだった。そうやって、『教えられて』来たんだって。
「誰かに……そう思い込まされてるだけなんじゃないの!?」
私がそう思いたいだけかもしれないけど……私にはそうとしか思えなかった。だって。
「全部虚しいとか、そういうのも……トリニティが憎いとか、そういう感情も……全部全部取っ払ったサオリを、私は知ってる」
「…………まれ」
「サオリだって覚えてるはずだよ。いや、忘れたなんて言わせない」
「………黙れ」
「黙らない!!」
ベッドの上では何もかも剥き出しになる。身体も、心も、取り繕うことなんてできない、ありのままのその人が見える。そんな風にして、私が見たサオリは──── - 108二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 11:39:32
『────結局、何が望みなんだ。お前は、私に何を望んでいる?』
『────この行為それ自体が、か?いや、今なら言わんとすることはわかるが……無茶苦茶な奴だな、お前は……』
『────でも、まあ。悪くはなかったよ。それなりに、いい気分だ』
「あの時……少しは、喜んでくれたんじゃないの!?!?ほんのちょっとだけでもっ!ほんの小さな、幸せをっ!感じてくれたんじゃないの!?!?」
思わず見惚れそうなくらい、綺麗な顔で。透き通る様な笑顔で、笑いかけてくれたんだ。 - 109二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 11:54:30
「────────ッッッ!!」
「あっ…………うぐっ……!」
一瞬の隙に逆にこっちが掴まれて、気づいた瞬間には投げられていた。瓦礫の上をゴロゴロと転がされる。大した痛みじゃない、けど衝撃で一瞬意識に空白ができてしまった。
「────黙れぇぇぇぇぇ!!!」
(ミハル!!起きて!!)
「うっ…………っ!?しまっ──」
お姉ちゃんの声で我に返って、身体を起こそうとした瞬間、サオリがこっちに銃を向けてるのが見えた。私たち生徒が何かしら力を使う時の光、それが銃口に収束していた。
「Vanitas……vanitatum……!」
避け、られな────
(……………っ!!)
(えっ…………?)
そう思った瞬間、何か、後ろからぐいっと引っ張られる様な感覚がして。
「ぐっ、ゔっ、ぅぅぅ、あ゙ぁぁ……!」
(……………………お姉ちゃん!?!?)
気付いた時には、私は意識の裏側にいて。表に出たお姉ちゃんが、銃撃を受けて蹲っていた。 - 110二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 20:37:04
こ、コハルゥゥゥ!?
- 111二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 22:43:51
コハル…
- 112二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 05:08:02
私たちの意識は痛みを共有しない。直撃した時の痛みにしろ、その後に響いてくる痛みにしろ、受けるのはその時に表に出ていた方。つまり……お姉ちゃんは、私を庇って、サオリの一撃を受けたんだ。
「ゔっ、ぅ……」
(お姉ちゃん!)
「だい、じょう、ぶっ……」
言いながら、お姉ちゃんが地面に手榴弾を叩きつける。優しい光の波動が広がって、身体が治癒されていく。光が収まると同時に、お姉ちゃんが裏側に引っ込んで、弾かれるみたいにして私が表に出た。身体に残っている痛みを今度は私が引き受ける形になって、鈍く響くみたいな感覚に顔が歪む。
「いっ、づぅ……」
(みは、る)
「お姉ちゃん、なんで……」
(私に、構って、ないで……また来る……!)
私を庇って一番痛い瞬間を引き受けたお姉ちゃんの声は、苦痛が尾を引いているのか少し弱々しくなっていた。けれど、お姉ちゃんの言う通り、それを気にしている暇もなかった。
ユスティナの無事だった残りがサオリに加勢するみたいにして集まってきていた。ジリジリと、私を囲おうとしている。
「くっ……」
アクメードで……いや、今使ったらサオリに対処される。投げようとした瞬間撃ち落とされたら最悪だ。お姉ちゃんとの入れ替わりでフェイクを入れつつセイなる手榴弾で……だめ、まだお姉ちゃんの痛みが引いてない。
"マズいっ……ヒフミ!!デコイでミハル達のフォロー!急いで!"
「はっ、はいっ!」
サオリとのやりとりに夢中になるうちにみんなと少し距離が空いてしまったみたいで、このままだとヒフミ先輩のサポートが間に合う前に波状攻撃が襲って来る。
(………っ、もういっかい、かわって……!)
(だめっ、お姉ちゃんにこれ以上は……)
「もう、終わりだ……ミハル……」
ユスティナとサオリが、一斉に銃を向けて来る。そして、私がせめて少しでも避けようと身体を起こして逃げようとして、そんな私に向けて引き金が引かれようとした、まさにそのタイミングだった。 - 113二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 05:08:43
- 114二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 07:17:53
勇 者 降 臨
- 115二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 07:24:23
アリス来た!!つまり他の開発部メンバーも来たのか!
- 116二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 08:32:47
勝ったな(確信)
- 117二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 09:33:59
今のアリスは間違いなく最高の『勇者』だよ
- 118二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 19:43:37
このレスは削除されています
- 119二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 19:45:24
このレスは削除されています
- 120(上手く書き込めなかった)24/05/26(日) 19:46:58
「……っ!?なんだ……!?」
私の周りにいたユスティナに向けて、白い光の帯みたいなのが走ったと思ったら、次の瞬間ユスティナが消し飛んでいた。咄嗟に飛び退いていたサオリはダメージはなかったみたいだけど、驚いた様な顔でどこかを見ていた。
「今のは……?」
「レーザー……いえ、レールガン……?」
"今のは、『光の剣』……もしかして……!"
みんながそれぞれ困惑している中、サオリに釣られる様にして私もそっちに視線を向ける。光の線の発生源と思しき場所には、大砲みたいな大きな機械を構えた、髪の長い女の子が立っていた。
「目的地に到達、ターゲットを確認!これより、緊急特別救援クエストを開始します!」
そんな妙な言い回しで、高らかに宣言するみたいに。助けに来た、とその女の子は言った。 - 121二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 19:48:58
勝利とこの後の修羅場が確定した
- 122二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 20:02:51
"アリス!?どうしてここに……!?"
「アリスだけじゃないよ!!」
倒された事でもう一度沸いたユスティナに、今度は普通の銃弾とグレネードがいくつも着弾して、何人かが倒されていった。
アリスと呼ばれた女の子の後ろから、2人の女の子が現れた。1人は白いミレニアムのパーカーを上から下まできっちりチャックを閉めてる、赤い髪の子。
「先生……!良かった、無事で……!」
"ユズ!それに……!"
そして、もう1人。さっきの声の主と思しき、女の、子……
「えっ……」
(あの顔って……)
その、見覚えしかない顔に、私は息を詰まらせて。私と同じ様に知っているお姉ちゃんも呆然としているみたいだった。
だって、あの顔は────
- 123二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 20:11:46
- 124二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 20:17:10
(というわけでミレニアム合流です)
(実はpart1でミドリを引いた時点でこの展開はやろうとこっそり決めてたり) - 125二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 20:20:11
実質三大校揃い踏みか…!これは熱い!
- 126二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 20:21:16
これは熱い展開!!
- 127二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 20:22:34
盛り上がって参りました!
- 128二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 02:38:22
ほ
- 129二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 08:50:24
これがセイなる繋がり()か…
- 130二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 09:36:32
やかましいわ
- 131二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 19:33:51
ゲーム開発部が激戦区の筈のここまで来れたという事は……
- 132二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 21:48:30
ほ
- 133二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 07:39:32
し
- 134二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 12:04:23
ゅう
- 135二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 19:57:05
じゅ
- 136二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 21:13:36
このレスは削除されています
- 137二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 22:27:39
ぎょ
- 138二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 22:45:19
う
- 139二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 22:48:48
ぶ
- 140二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 07:42:10
サティスファクションしたぜ
- 141二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 15:28:52
ほ
- 142二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 21:33:51
し
- 143二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 05:02:34
遡ること、数時間前。
新興の理系学校らしく機械的でピカピカなミレニアムの廊下をひたすら走る。視線の先にいるのは、脇目も振らずに走る妹。
「はあっ、はあっ、ミドリ、まって……!」
こっちも必死に走っているはずなのに、全く距離が縮まらない。それどころか少しずつ離されている気さえする。それくらい全速力で走り続けるミドリを必死に追いかける。こんなに全力で走ったこともなくて、そろそろ息が苦しいと思い始めたあたりで、ミドリの行く先に見覚えのある人影が見えた。
「────っ!!ネル先輩!!ユウカ!!ミドリ止めて!!!」
「あん?」
「────っ!!どいて下さい!!」
「はあ……?」
姉妹から別々のことを言われて怪訝そうな顔をした2人だったけど、ネル先輩がミドリの方を見た途端、鎖を器用に使ってミドリの体をがっちりと捉えてあっという間に捕まえた。
「なぁっ……!?なんで……!?」
「いや、なんつーか……えらい殺気立ってるっつーか、剣呑なツラしてたからな。ただ喧嘩して追いかけっこしてた訳じゃねぇと見た」
「離してください!!私、今すぐにでも行かないと……!!」
「はあ?……ミドリ、一体どうしたの……?」
「はっ、はっ、はぁっ、はあっ……やっ、やっと追いついた……」
ようやく止まったミドリのところまで駆け寄る。心臓が破裂しそうなくらい激しくなってるし、息も落ち着かない。何とか呼吸を整えながら、2人と話す。
「おいチビ、一体何があったんだよ」
「わかんっ、ないっ……はあっ、はあっ……なんか、エデン条約?かなんかの中継見てたら、はあっ、いきなり、部屋飛び出して……」
「エデン条約……?」
「なんかっ、爆発か何かっ、あったみたいでっ、それ見たミドリがっ……」
「爆発……!?」
中継を見てた訳じゃなかったのか、慌てた様にユウカがスマホを取り出した。 - 144二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 13:56:31
ほす
- 145二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 20:47:50
ほし
- 146二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 23:44:41
全部終わったら色んな人たちにお礼もしないとね
アリスへのお礼は性教育でいいかな? - 147二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 08:44:46
す
- 148二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 17:09:18
ほ
- 149二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 17:24:50
- 150二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 22:47:58
し
- 151二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 08:24:03
楽しみ
- 152二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:35:22
ゅ
- 153二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 19:34:35
菓子折りは無いけれど姉妹丼を持って行こう
- 154二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 23:00:02
あ
- 155二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 23:05:31
メイドさんは食べられてない?
- 156二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 05:00:30
「本当だ……大変なことになってる……」
「ふうん?……条約云々はよくわからんが……結局何でお前はこれ見て血相変えて飛び出そうとしてんだ?もしかしてここに行くつもりだったのか?」
「………………」
「……ミドリ。いい加減答えてよ……」
黙り込んだままのミドリに問いかける。酸欠でうまく回らなかった頭も考えを巡らせられるくらいにはなって、そこで初めて、ミドリがトリニティに行こうとしてるかもしれないことに思い至った。
危ないところに行こうとしているのは見過ごせないし、せめて理由を聞きたかった。そんな私にこのまま黙ってても捕まったままになると思ったのか、ミドリがポツリと呟くみたいに言った。
「…………ミハルが」
「え?」
「中継に、ほんの一瞬だけど……ミハルの姿が映ってた」
「それって……」
その名前には、聞き覚えがあった。ミドリと一緒に、その、ラブホに入っていった生徒の名前だった気がする。
「きっと、まだあそこにいるんだ。助けに行かないと……!」
「ミドリ……」
「だからお願い、離してっ!!」
悲痛な声で、必死に懇願するミドリに呆然としていると、ネル先輩が「落ち着け」とミドリを抑えた。
「そのミハルってのが誰かは知らねえが……見たとこ状況はだいぶ深刻らしい。そんな中にお前が行って、どうなるんだ?」
「…………っ」
「そうよ。何が起こってるのかもわからないのに不用意に近づいても貴方自身が危険になる可能性の方がずっと高いわよ」
それに、とユウカは続ける。
「ざっと調べただけでも、今回の『エデン条約』はとても重要な学校間の取り決めなの。外部の学校が安易に手を出せば、最悪学際問題に発展しかねない。尚更、行かせられないわ」
「…………っ、…………!!」
- 157二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 09:41:16
続きが気になるぅ
- 158二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 14:40:07
「…………そんなのっ!そんなの、知らない!!」
「み、ミドリ……?」
「ここでじっとしてる間に、ミハルに何かあったら一生後悔する!!いいから離してよ!!」
「お、おい……」
そう叫びながら、無理矢理にでも拘束を振り解こうとミドリ。鬼気迫る、っていうのはこういうことを言うんだな、なんて場違いな考えが頭を掠めた。
「どうして、そこまで……そんなに、あの子が大切なの……?」
気付けば、そんな呟きが口から漏れていた。
正直言って、私はそのミハルって子のことを良く思ってなかった。妹に手を出したことだけじゃなくて、名前も学校もろくに教えてないことも含めて。なのに、ミドリは……
「…………お姉ちゃんが言いたいことも……わからなくは、ないよ。側から見たら、女の子を食い物にしてるみたいに映っても、仕方ないかもしれない」
「……………」
「でも……………!」
泣きそうな声で、ミドリは続ける。
「それだけの人なら……こんなに好きになんてならなかった……!!」
「ミドリ…………」
- 159二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 19:09:20
行け…!ミドリ!!!
- 160二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 19:31:30
良い、凄く良い
スケベだけどそれだけじゃないってわかってるの、良いよね - 161二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 21:48:13
「────なら。助けに行きましょう。アリスも一緒です」
「……アリス!?」
ミドリの切実な声に思わず黙り込んだ私たち。その静けさを破ったのは、後ろから聞こえてきた声だった。光の剣を背中に背負ってまま、走るのが苦手なユズを抱えて追いかけてきたらしい。
「誰かが危機に晒されているなら、助けに行って、守って、救う。それもまた勇者のあるべき姿だと、アリスは思います。それに、ミドリがこんなにも助けに行きたいと望んでいるなら……友達が、そう願っているなら、アリスは手伝ってあげたいです」
「アリス……」
「そうだよ……ミドリがそこまで大切に思う人なら……ミドリが悲しむところなんて、見たくない」
アリスと、アリスに降ろされたユズはキッパリとそう言った。もう心は決まってるんだって、そんな強い目をしていて。そんな目で、私の方を見てきて。
「………………まあ。私も、その人に直接会って、言ってやりたいことが山ほどあるしね」
「お姉ちゃん……」
「ちょっ、モモイ……!?」
気付いたら、そんな言葉がこぼれ落ちていた。
「ネル先輩、ミドリを離してあげて欲しいな」
「…………ああ」
「モモイ。さっきの話、聞いてなかったの?」
「聞いてたよ。聞いてたけど……正直、よくわかんない。学校の間のこととか、条約とか……危なそうだって事は、なんとなくわかるけど」
「だったら……!」
「でもね」
怖い顔をしているユウカだけど、私はもう決めたし……譲るつもりはなかった。だって。
「妹がこんなに必死になってるんだもん。お姉ちゃんとしては、それを叶えてあげたいかな、なんて」
「おねえ、ちゃん…………」 - 162二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 22:07:25
「みんな……ありがとう……」
「その言葉は、助けた後に取っておきなよ!」
「パンパカパーン!アリス達は緊急特別救援クエストを受注しました!……絶対、助けに行きましょう!」
「…………うんっ……!」
「あわっ……な、泣かないでミドリ……」
「…………はあ。おいユウカ、こりゃ諦めた方が良さそうだぞ」
「ネル先輩まで……」
「やるって決めたこいつらがテコでも動かねえのは、そっちの方がよく知ってるだろ」
「……………っ」
「まあ、お前の心配もわかる。だから……おい、チビども」
「え、何……?」
今度は感極まったみたいに目に涙を浮かべてるミドリをみんなで囲んで宥めていると、ユウカと何かを話していたネル先輩が、不敵な笑みを浮かべながら声をかけてきた。
「────あたしらも連れてけ」
- 163二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 22:21:00
すごく頼りになる熱い場面なんだけど、なんでかな、食われそうって思っちゃったの
- 164二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 22:23:10
パイセンも来てくれるのか!
…つまり戦場にツルギ、ヒナちゃん、ホシノ、ネルパイセンが揃い踏みと
アリウス側ハードモードですねわかります - 165二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 22:27:00
勝ったな、風呂食ってくる()
てか、色んな勢力に介入されちゃって、計画丸々狂わされてベアおばブチ切れてんじゃね?w - 166二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 23:03:33
良いのか?これで…
- 167二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 23:11:06
これでアリウス凸にゲーム開発部+αまで乱入したら、モモイはどっかで見たような雰囲気を纏って、𝐅𝐀𝐓𝐀𝐋𝐈𝐓𝐘…ってテロップを出してきそうな感じがありますし、
ベアおばは、あまりの計画破綻に𝐀𝐍𝐆𝐑𝐘…というテロップを呼び寄せそうな気がするんですよね
そうなると、ミハル関係は𝐄𝐂𝐒𝐓𝐀𝐒𝐘…になるんですかね…? - 168二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 04:37:06
そして今。トリニティ領内の戦場のど真ん中に、私たちは来ていた。
「なんで、ここに……」
「良かった……ほんとに、無事で良かったぁ……!」
「ミドリ……」
「あの子が、ミドリの……」
涙ぐみながら、白い羽を生やした女の子をミドリが抱きしめてる。ミハルって名前らしいその子は、戸惑いながらミドリを抱きしめ返していた。
「おーおー、お熱いこった」
そんな様子を面白がるみたいに、後ろからヒョイっと顔を覗かせたネル先輩が笑った。更に、先輩と同じようなメイド服を着た背の高い人達が続く。
「ここに来るまでにもちらほらいましたが、ここは大量ですね」
「何なんだろうねあれ?幽霊?」
「シスター服にガスマスク……なかなか尖った格好……」
"ネル!C&Cのみんなも!!"
トリニティに行く私たちの護衛として、メイド部の先輩達が同行してくれた。ここに車でも何回か襲われたけど、先輩達のおかげで一発も喰らわないままここまで来れた。
「ほら、建前言っとけ。そういう予定で行くって言ったのお前だろ」
「ああもう、絶対面倒なことになるってわかってるのに……!!」
そして、一緒に来てくれた人は、もう1人。
「────────ミレニアムサイエンススクールセミナー所属、そして連邦捜査部シャーレ初期メンバー、早瀬ユウカ!!これよりシャーレ顧問の"先生"への支援を開始します!!」 - 169二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 06:46:33
うわー、ありそうだけどなかった熱い展開!
ジッサイ建前は大事 - 170二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 06:51:47
そりゃあゲーム開発部だけじゃここまで来るのは難しいからC&Cは同行してると思ったがユウカもか!
- 171二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 07:50:39
- 172二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 12:54:09
勝ったな風呂食ってくる
- 173二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 18:12:19
風呂買ってくる
- 174二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 19:21:14
風呂作ってくる
- 175二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 19:27:19
みんながんばれ!ベアおばの計画なんて木っ端微塵にしちゃえ!
とりあえずアリスク保護するだけであらかた計画壊れるかな? - 176二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 21:59:26
スレが埋まり過ぎないように注意しておかないと
- 177二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 03:55:20
ここに来る前、ユウカが決めた事。危なくなったらすぐに撤退する事、念のためにユウカもついて来る事。そして、後々問題になりにくいように、建前を用意する事。
『私達はトリニティ・ゲヘナ間の問題に立ち入るつもりはなく、あくまでシャーレの先生を救援する。そういう名目で……なんとか、通そうと、思う。これでもシャーレの最初の活動に関わったメンバーでもあるし、最低限の言い訳は立つ』
『ユウカがちょくちょく自慢してるやつね』
『元々は連邦生徒会に愚痴りに行っただけなのにね』
『うぉっほんっ!!』
ちょっと赤い顔でわざとらしく咳払いをするユウカだった。
『……いい、の?』
『良くは、無いわよ……リオ会長もいない時に独断でこんな判断下すなんて越権行為もいいところだもの』
『…………』
『でも……貴方達はもう、私が止めたところで無理矢理にでも行くつもりなんでしょ?』
『それは……』
『だったら、近くに居て手綱握ってた方がいくらか安心できるもの。それに私だって、会場に行ってたって言う先生が心配だから、って言うのもあるし……』
それにね、って、ユウカは苦笑い気味に笑いながら言った。
『誰かを助けたいって気持ちが、間違いなわけないんだから。それを無碍には、したくないもの』
「────ってわけだから、いい?あくまで私達は先生を助けるためにここに来たってことを忘れないように────」
「あの子いつまでミドリに抱きついてんの……?」
「聞きなさいよ!!」
ごめんユウカ、私そんなことよりこっちの方が気になるの。 - 178二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 10:06:08
最後まで締まらんな
- 179二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 10:08:47
らしさがあるからOK!
- 180二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 20:49:19
す
- 181二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 00:34:32
き
- 182二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 04:08:31
ミドリが、助けに来た。いろんな人と一緒に。ミレニアムから、決して近いわけじゃない、トリニティまで。危ないって、解ってたはずなのに。
私のことをきつく抱きしめて来るミドリの身体を、半分くらい信じられない気持ちでおずおずと抱きしめ返す。暖かい、と言うよりほんのり熱くさえ感じるのは、全速力でここまで来たからなのか。その熱に触れているうちに、実感が追いついて来て。
「みど、り」
「うん」
途端に、言葉で言い表せないような感情が胸の中で膨らんで、いっぱいいっぱいになって。気付いたら、私も同じようにミドリをキツく抱きしめ返してた。
(ミハル……)
「もしかして、あの人たちも、ミハルちゃんの……?」
「少なくとも、あの緑色の子はそうみたい、ですね……」
"本当に、色々と手が広すぎるなぁ……"
「ミレニアム、だと……?」
「ふぅっ、ふっ……♡……トリニティでもゲヘナでもない学校が、なんで、こんなところに……」
「ひいっ、ひいっ…♡て、敵がどんどん増えていきますね……ひんっ♡……かっ、からだも、ずっと変な調子だし……辛いですね、苦しいですね……」
「…………………ねえ!ちょっと!!いつまでミドリに抱きついてんのさ!!!」
「も、モモイ……ちょっと落ち着いて……」
「あー……いや、チビの言う通りだな。ここは戦場だ、呑気に抱き合ってる間に撃たれかねねえぞ。…………おーい!そろそろ戻ってこーい!!」
「……ゆっくり話してる時間、無いみたいだね」
「……そうだね」
周りがそれぞれ騒がしくなって、そういえば今みんなに見られてるし、ここは戦場のど真ん中だしでするりとミドリとの抱擁を解いた。改めてミドリと向き合って顔を見ると、まるで泣き腫らしたみたいに目の周りが赤くなっていて。そんなになるまで心配かけたことが申し訳なくて、でもそこまで想ってくれてる事が、やっぱり、嬉しかった。 - 183二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 04:19:48
「あ……ミハル、怪我してる」
「あー……まあこれくらい、どうってことないよ」
私の顔を見たミドリに言われて気付く。確かに少しだけ擦り傷が残っているような気がする。怪我は粗方お姉ちゃんが治したけど、治しきれない分が残ったらしい。
「そう……あの人達のせい、なんだね」
そんな私に、ミドリは小さく呟きながらライフルを構えて、サオリ達の方を見た。
「り、リーダー、これは……」
「さらに増援……バカみたいに大きい砲台が目立つけど、それ以外も雑魚じゃないし、何よりあの妙な格好の4人は多分相当な手練……流石に、まずいね」
「まだだ……虎の子が残っている……」
先生とヒフミ先輩が起こした奇跡、ハナコ先輩と私が成功させた作戦、そしてミレニアムからの援軍。こっちの有利がどんどん揺るがないものになっていっているけれど、サオリ達の戦意は衰えてなかった。
「へえ、この状況でもやる気とはな。まっ、その方が来た甲斐があるってもんだ」
メイド服にジャージを組み合わせた妙な服の小さな子が獰猛に笑いながら言ってのけた。それに呼応するみたいに、ミレニアムの人達がみんな臨戦体制になる。
正直、私はまだサオリのことを諦めきれてない。けど、やっぱり言葉だけじゃもう止まってくれない。これ以上はやっぱり、往生際が悪いかな。
だから。
「…………ミドリ。手伝ってくれる?」
「うん。もちろん」
「ありがとう」
一回全力でぶちのめして、企みも全部打ち砕いて……この事件を、終わらせる。それがきっと、今の私のやるべきことなんだろう。
「────じゃあ、行こう。みんなで一緒に」 - 184二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 04:21:13
(ミドリがこんなヒロインになるとは最初は思わなかった)
- 185二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 04:33:36
- 186二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 06:20:29
- 187二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 07:54:46
- 188二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 16:41:25
ほ
- 189二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 21:24:08
紡いだ縁が味方してくれる展開大好き
- 190二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 22:56:02
(寝落ちして起きたらホスト規制ィ!)
(「キリがいいのでこのスレではこの辺で終わるの」を書き忘れてました)
(次スレではアリスク戦決着とエピローグをやった後キリエ編の導入しようかと考え中)
最近生活環境変わって更新が滞りがちで飛び飛びになってしまいましたが読んでくださる人がいらっしゃって嬉しい限りです。
次スレは少し間を空けます。前みたいに数ヶ月は空けたりはしないのでご安心ください。見かけた際はまた読んでいただけると幸いです。 - 191二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 00:38:15
これからじゃん?!生殺しすぎる~
…次回お待ちしております - 192二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 05:53:27
いやぁ楽しかった…!次スレ気長に待ってます!!
- 193二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 16:48:43
おつ
- 194二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 17:38:50
待っとく
- 195二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 05:10:46
楽しみにしとく
- 196二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 15:59:53
楽しみ
- 197二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 20:30:31
- 198二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 22:01:56
- 199二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 22:13:36
えっ?
- 200二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 22:17:24
命を育むためではなく、ただ快楽のために情事に耽る
人はそれを大罪の一つとした
曰く、『色欲』と