- 1二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:16:08
- 2二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:17:09
これまでのスレ
【閲覧注意?】ここだけ二重人格コハル|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつついろんな生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好きbbs.animanch.com【閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part2|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com【閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part3|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com【閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part4|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.comここだけ二重人格コハル・part5|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com【閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part6|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com【エ駄死・閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part7|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com〜〜part7までのあらすじ〜〜
おや? コハルとミハルの様子が……?
- 3二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:17:20
スレ立て乙
ミハルちゃんがなんかとんでもないBD見たような顔に…… - 4二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:20:19
part8になります。
前スレでは伏線みたいなものに挑戦してみたくなりいつもとテイストの違うものを置いたりしてみました。今までと同じままのものと少し雰囲気が異なるもの、どちらも楽しんで頂ければ幸いです。
ゆっくり更新していきますので、またお付き合いくださいませ。 - 5二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:23:34
取り敢えずうめ
- 6二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:28:09
テレテレン♪
デッ・デッ・デッ・デッ・デッ・デッ・デッ・デーン(進化BGM)
Bボタンを連打するべきか否かはこの先の展開次第だ! - 7二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:29:49
ミハルちゃんのフィンガーテクがキヴォトスを救うと信じて
- 8二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:33:09
たておつです
- 9二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:36:03
ミハルはこれからどうなるんだろうかね?
- 10二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:22:43
ふたりとも欠けずに生きてほしいんだ
- 11二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:29:49
立て乙
コハルは、きっとミハルに対して真心を込めて真摯に向き合ったから
これから彼女たちが直面する因果にさらされても、すれ違うことなく、それに向き合う乗り越えられると信じたいね - 12二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:31:29
BBBBBBBBB
- 13二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 00:07:07
(週末にガバッと更新したい……)
(良ければミハルとシてそうなキャラ、関わりがあって欲しいキャラ、関わりがあったら面白そうなキャラなどがあれば書いてくれると嬉しいです) - 14二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 00:21:43
キャスパリーグを寝取る?
- 15二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 01:28:19
そこはまぁ、陰の者なレイサかな
- 16二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 01:31:02
ユカリ。色を知る良家のお嬢様とかおいしいのでは?
- 17二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 01:31:49
堕ちるホシノは見てみたいな…
- 18二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 01:34:13
マイかシノン
なんか不用意なマスコミを食ってトロトロにしてそう - 19二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 01:35:32
ラブちゃんみたいな明らかにアンダーグラウンドな子は流れで食いやすそう(下衆
- 20二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 01:36:12
ここは意外性狙いのウミカ
- 21二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 01:37:07
シロコとかはどうかな
- 22二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 01:39:13
ヒナ委員長は食われててもいいし、食われてなくても美味しいな
- 23二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 08:11:12
ほしゅ
- 24二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 08:20:05
リオ会長とか
アリスのこととかエリドゥ建築でストレス溜まってるところにミハルとのプレイがスーッと効いて - 25二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 13:30:46
シュンは大人と幼女二度楽しめてお得!
シュン!お前も寝ろ!() - 26二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 13:41:44
ちょっとミノリと関係をもたせたらという電波が
- 27二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 14:04:15
ミレニアムはあんまり食べられてる人はいない...と見せかけて案外別で被害者が今回の騒動で特定されてそう
- 28二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 16:48:39
車椅子が不調で困ってたヒマリを連れ込んだミハル?
- 29二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 00:44:17
ミハルが何となしに百鬼夜行に行った時そこに居たのは目的のために奔走するシュロが…
- 30二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 00:45:14
これ好き 両方の姿で愛されて欲しい
- 31二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 08:49:10
- 32二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 18:00:13
ほしゅ
- 33二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 22:19:39
ほ
- 34二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 22:26:34
エンジニア部にエッチなおもちゃを発注する?
最悪自爆装置が搭載されそうだけど - 35二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 02:48:25
結局、会場の周りで出来ることはあまりなかった。気持ちばかりが逸るのに、どうしたらいいのかわからなくて、もどかしくて、辛かった。
「ミハルさん、ハナコさん、ヒフミさん……!」
「マリー!良かった、無事で……! サクラコ先輩は……!?」
「わかりません……行方もわからず、連絡もつかなくて……!」
「そんな……」
追いかけてきたハナコ先輩に連れられてトリニティに戻った私たちを出迎えてくれたのは、マリーだった。
トリニティは大騒ぎになっていて、よくよく聞くとゲヘナがどうのこうのと言っているのが聞こえる。
「みんな、あの騒ぎがゲヘナのせいだって思ってるってこと……?」
「はい……それだけじゃなく、実は今、一部の過激派が独断で緊急招集令を出したようでして……サクラコさんも不在の中、シスターフッドを指揮してティーパーティーの各派閥の暴走を止められるのは、きっとハナコさんしか……」
「で、ですが今は……」
「あ、そこ!」
話している途中で、別の方向から声がする。見ると、正義実現委員会の子が私達に……というより、私に話しかけていた。
「たしか、正実のメンバー……だよね?これから即応体制に入る話が出てるから、急いで部室に集合!」
「え、いや、私は……」
「委員長も副委員長も見当たらないの、急いで!」
正実なのはお姉ちゃんであって私じゃない……けどこの身体はお姉ちゃんだし着ている服も正実の黒い制服だから何も間違ってない、それにそんな事いきなり説明しても信じてもらえないし混乱させるだけだし……と、悩んでるうちに、言うだけ言って走り去ってしまった。
(委員長……ハスミ先輩……)
(お姉ちゃん……) - 36二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 02:48:51
心配を募らせるお姉ちゃん。その不安が伝わって来て、思わず顔を伏せた私に、ヒフミ先輩が口を開く。
「────ハナコちゃん。コハルちゃん。私はアズサちゃんを探します。お二人はそれぞれの場所へ、行ってきてください。ミハルちゃんは、コハルちゃんのお手伝いを」
「ヒフミ先輩……」
「こっちは大丈夫です!アズサちゃんは必ず戻ってくるはずですから。見つけたらすぐに連絡します!」
「…………わかった。じゃあ、また後でね!」
「はい。了解です。マリーちゃん、行きましょう!」
「は、はい……!
ヒフミ先輩の号令に、私から代わったお姉ちゃんとハナコ先輩が従ってそれぞれ散らばっていった。 - 37二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 03:12:59
お姉ちゃんが合流した正実のメンバーは、大混乱に陥っていた。支援の要請や命令があれこれ変わったり、別々の方向から連絡が来たり。ひとまずそれを置いておいて、委員長と副委員長を助ける方向で動くことにはしているらしいけれど、情報が上手く処理しきれてないみたい。
「あ、あの……私は……」
「ああもう……とりあえず各員持ち場へ!そこの貴方も!突っ立ってないで本来の仕事をして下さい!」
言うだけ言って慌ただしく移動していく正実の生徒の子。ポツンと取り残されたお姉ちゃんがぽつりと呟く。
「え、私の担当って……押収品管理……?」
(今行っても意味はない、と思うよ)
「……そう、だよね……じゃあ、どうしたら……」
どこに行けばいいのか。何をしたらいいのか。何が正解なのか、わからない。
(先生……私……私達……一体、どうしたら……)
今はいない先生のことを思う。聞いた話じゃ、先生も怪我をして意識がない、とか。それが本当かどうかも、何もわからない。
(う、ぅ…………)
じわじわと、水に墨が垂らされて黒く染まっていくみたいに、不安な気持ちが広がっていく。
(みんな…………!)
「──────大丈夫」
(え………?) - 38二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 03:21:36
不意に響いた声に、沈みかけた意識をふっと"表"に向ける。
「大丈夫、大丈夫だから……」
(おねえ、ちゃん……?)
「私が……お姉ちゃんが、ついてるから……」
お姉ちゃんが、ぎゅっと胸元を握り締めて。大丈夫、大丈夫だよって、何度も何度も、私に言ってくれていた。
前にも、こんなことがあった。
補習授業部の最後の試験のほんの数時間前。まだ私のことなんて知らなくて、得体の知れない誰かが心の中にいるって、そんなふうに気味悪くすら思ってた筈なのに、私の悲しい気持ちや不安を感じ取って、一生懸命に慰めて、元気付けようとしてくれた。
それが……それが、本当に、泣きたいくらい嬉しくて、安心できて、勇気を貰えて。自分を明かす覚悟が出来るくらい、不安な気持ちを消し飛ばしてくれて────
「大丈夫、大丈夫だから────」
(────────ああ、そっか)
それを見て。ようやく、わかった。 - 39二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 03:35:22
(そうだよ。そうだよね。不安なんだ。みんな一緒で、不安なんだ)
「ミハル……?」
(お姉ちゃん、代わって)
「えっ……?」
(お願い。暫くの間、身体を貸して欲しいの)
「う、うん……」
お姉ちゃんから身体の主導権を受け取って、ゆっくりと目を開ける。耳を澄まさなくても、戸惑ってる声があちこちから聞こえてくる。
「………………」
ポケットからスマホを取り出して、トークアプリを立ち上げる。連絡先がずらっと並んでるのを見て、ぎゅっとスマホを握りしめた。
「これが、私にできること」
本当に、大したことはできないかもしれない。私の言葉なんて、全然響かないかもしれない。誰かにとっての私は、私にとってのお姉ちゃんくらい大きな存在に成れているなんて、とてもじゃないけど言えないから。
でも。
「────最善を尽くすよ。私にできる、最善を」
どんな理由があったとしても、自分ができる限りのことを。
補習授業には参加してない私だけど……アズサ先輩が教えてくれたそれを、私も学んだんだから。
- 40二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 03:40:20
(前スレで何やら色々と強化や変化が入ったミハルですが、本質的なところは全然変わりません)
(不安に駆られて、どうしたらいいかわからなくなってしまう時もあるけれど、そんな時でも強い勇気を持つ姉ちゃんが励ましてくれるから、同じように勇気を持って頑張れる)
(きっとそんな女の子なんだと思っています)
(ここからが、下江ミハルの本領発揮です) - 41二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 06:48:26
今までミハルがやってきたのは誰かの不安を取り除く事だからね
- 42二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 12:07:34
ほす
- 43二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 20:21:20
(書き溜め中……)
現在のトリニティの混乱度合い
70+dice1d30=17 (17)
- 44二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 22:36:43
ほしゅ
- 45二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 02:13:39
『ありがとう、でもここまでだ。ここから先には来ちゃいけない』
『ヒフミみたいな善良な人は、これ以上来ちゃいけないんだ』
『これまでの時間は、死んでも忘れない』
『ありがとう、ヒフミ。さよなら』
呼び出された先で、アズサちゃんから別れを告げられて。追い縋ることもできなかった私は、ひとしきり泣いて、泣いてもどうにもならないのに泣いて、重たい足を引きずるように、トリニティまで戻って来ていました。
「…………」
アズサちゃんが残した言葉が頭の中を駆け巡ります。ハナコちゃんは、マリーさんと一緒に今も必死に頑張っているんでしょうか。コハルちゃんは、正義実現委員会で、今も必死に動いているんでしょうか。ミハルちゃんは、どうしているんでしょうか。
みんななら、アズサちゃんを止められたのかな。どんな言葉をかけられたのかな。そんな考えがぐるぐると回る。みんなに、アズサちゃんのことが大好きなみんなに、言えばいいんだろう。それを考えるだけで、膝から崩れ落ちそうになる。
「────ねえ、そこの君!」
不意に、前から声が聞こえて来て、ゆらりと顔を上げます。聞き覚えのない声。見覚えのない顔。けれど、誰かに呼びかけたのかと思ったその声は、どうやら私に向けられているみたいで。
「え、と……なん、でしょうか……?」
「怪我は……してないみたい、だけど……酷い顔、してるね」
何とか声を絞り出す私に近寄って、その人は服や身体を確かめるように見て、最後に私の顔を見てそう言いました。
鏡があるわけでもないから、その「酷い顔」がどんな表情なのかはわからない。でも、そこまで言うくらいなのだから、きっと愉快な顔ではないのでしょう。理由なんてわかりきっています。……大切な友達が、私たちと袂を別とうとしているから。
「……………」
悲しくて、辛くて、だんだんと俯いてしまう。
そんな私の様子を見た彼女は。
ぱしっ、と。私の両手を掴んで来た。 - 46二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 02:28:30
突然、両手で私の両手を纏めて包むようにギュッと握り込まれて。いきなりの事に面食らってしまいました。
「目、つぶって」
「え……?」
「いいから!目つぶって、深く息しながら、頭の中で3秒ずつ数えるの!」
「え、は、はい……」
言われるがままに目を瞑って。大きく息を吸いながら3つ数えます。いち、に、さん。同じように息を吐きながら、もう一度、いち、に、さん。
「……………」
すると、不思議な事に、あれだけぐちゃぐちゃだった心の中が、凪いだように落ち着いていました。悲しいのも、不安なのも、そのまま残っているけれど、少しだけ冷静になっている自分に気がつきました。
「そのまま聞いて。貴方に何があったのかはわからない。今、すごく怖いかもしれない。すごく悲しいのかもしれない。初対面の私にこんなことを言われたって困るかもしれない。それでも聞いて」
「……………?」
両手を包む手に力を込めて、彼女は続けます。
「負けないで」 - 47二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 02:33:36
「その気持ちで心を折らないで」
「私も、負けないように頑張るから」
私は、この人の名前を知りません。向こうも、私のことを知っているわけじゃないみたいです。なのにこの人は、気持ちを込めて、精一杯私に伝えようとしてくれます。
「もしも心が挫けそうなら────貴方は独りじゃないって、そう思って」
「独りじゃ、ない」
「きっと理由も原因も違うだろうけど……悲しい気持ちや不安な気持ちを抱えてるのは、私も、貴方も、他の誰かも一緒なの」
「だから……一緒に戦おう」
「そう思ったら、力が湧いてくるはずだから」 - 48二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 02:38:25
「……ありがとう、ございます。おかげで少しだけ、落ち着きました」
そっと息を吐き出して、目の前の彼女にお礼を言いました。あれだけ沈みかけていた心の中に、少しだけ勇気と気力が湧いてくるような気がしました。
「うん、どういたしまして。……って言っても、さっきの深呼吸も、今の言葉も、ぜーんぶ友達の受け売りなんだけどね」
「受け売り、ですか?」
気まずそうに言う様子が何故だか気になって問い返す。うん、と頷いた彼女は、ぽつりとこんなことを言いました。
「そうそう。優しくて、人に寄り添うのが上手くて、欲しい言葉をかけてくれる、そんな子。…………ま、とんでもないエロガキなんだけどね?」
「それって……」
そんな生徒は、私は、1人しか知りません。
(ミハルちゃん……?) - 49二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 08:09:10
どこまでバレてしまうんだミドリ
- 50二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 08:11:21
- 51二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 12:41:17
なん…だと…
ミドリは何処に - 52二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 13:15:16
(ミドリの出番はもうちょっと待ってネ)
- 53二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 13:30:54
ミハルがトリニティで繋いだ愛の輪が広がってるなぁ
- 54二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 21:19:52
ものは言いようだなぁ
- 55二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 01:07:09
「もしもし?……うん、私。話すのは2週間ぶりくらいかな……っていうか、電話したのは初めてだっけ」
「…………うん。大変なことになってるね。……ごめん、私にも何が起きてるかはわからない。私も今トリニティにいるよ。怪我もしてない。……そっちは大丈夫?……そっか。良かった」
「…………怖いよね。不安だよね。私も同じ。だから────聞いてほしいことがあるの」
「まずは、心と身体を落ち着かせよう。ゆっくり息を吸って。3秒数えて、ゆっくり吸って。また3秒数えながら、ゆっくり吐くの」
「いち、に、さん。うん、ちゃんとできてる。……少しは落ち着いたかな?」
「落ち着いても、まだ怖いかな。でも……大丈夫。大丈夫だよ。独りじゃない」
「納得しずらいかな?ならもっかい、言うよ。ついでに君も言って。独りじゃない。独りじゃない、って」
「不安でも、怖くても、どうしたらいいかわからなくても。独りじゃないってことは忘れないで。大丈夫だって、心の中で強く思い描いて、顔を上げて」
スマホに表示されているのは通話画面。相手は、トリニティにいる、私の友達。
これが私にできること。お姉ちゃんが、私にしてくれたみたいに。精一杯声を届けて、励ますこと。
────トリニティの混乱、87 - dice1d10=6 (6)
- 56二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 01:14:31
「ねえ、今、1人かな?」
「もし近くに友達か、知っている人がいるなら、その人に。近くにいないなら、隣の部屋をそっとノックして。できるならその人に、伝えてあげて。
「独りじゃないよって、言ってあげて」
− dice1d10=5 (5)
「特別なことはしなくて大丈夫。ただ、ひとつだけ、やって欲しいことがあるの」
「不安そうな顔をした人に……一緒にいようって、声をかけて」
「誰でも良いの。友達でも、クラスメイトでも、同じ委員会の人でも、先輩でも、後輩でも、たまに話すぐらいでしかない人でも」
「手を繋いだり、肩に手を置いたり、何なら抱きしめちゃっても良い。独りじゃいよって、一緒だよって、伝えてあげて」
「きっと、それが力になるから」
− dice1d10=3 (3)
- 57二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 01:19:21
このレスは削除されています
- 58二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 01:20:15
「わかるよ。私だって、同じ気持ちだから」
「私の何がわかるのって……そりゃもう喘ぎ方から性感帯まで色んなことを……そっちが何が聞いたんじゃん!怒んないでよ!……あとはそうだね、口がだいぶ悪いけど、すごい優しいのも知ってるよ」
「そんなの、裸で触れ合ってたらすぐ分かるよ」
「他人に優しく触れる人は、誰かのことを思える人だから」
− dice1d10=1 (1)
「怖いのはわかるよ。何が起きてるかわからなくて、この先何が起こるのかもわからなくて、友達が大丈夫なのかもわからなくて……うん。うん。でもいっこだけ、信じて欲しいの。独りじゃない。これだけは、信じて」
「隣の部屋のドアをそっとノックして。一緒にいようって声をかけて。断られちゃったら、仕方ないけど……それでも、独りじゃないってことだけは、伝えて」
「大丈夫。君ならできるよ。そういう人だって、私は知ってるから」
− dice1d10=10 (10)
「────喧嘩なんしてる場合じゃないんだよ!!今その人に喧嘩なんて売ったってしょうがないでしょ!?」
「はー?そんなこと言んちゃうんだ?じゃあもう抱いてやらないよーだ」
「……そこで本気で悲しそうな反応するところ可愛いよね…………うるさっ!!もうっ、鼓膜破れるでしょ!」
「ほら、もう良いから!友達の1人か2人、発破かけて元気付けてこい!!」
− dice1d10=5 (5)
- 59二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 01:38:50
なんかこれ、混乱の減少値がそのまんまオトしてきた子の全体への影響力っぽいな
- 60二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 01:41:19
「散々電話するなって言ったのは謝るって。電話に出れるようになったの最近なんだってば」
「はいはい、ぜーんぶ片付いたら通話もデートもいくらでもしてあげるって。死亡フラグじゃないよ?────だから、頼んだよ」
− dice1d10=7 (7)
「……そっか。何かしたいんだね。うん。そういうところ、ほんとに凄いって思う。だって、なかなか出来ることじゃないもの」
「そうだ、確か回復系の神秘持ってたよね?それ使って、救護騎士団のところに行ってあげて。持ってたら救急箱も一緒に」
「断られちゃったら、さっき言ったことを誰かにしてあげて。不安なんて、ぶっ飛ばしちゃえって、言ってあげて」
− dice1d10=5 (5)
「……うん。君が強いのは知ってる。……でも、少しだけ、待って欲しいの」
「敵に銃を向けるんじゃなくて……味方に……いや、友達とか、クラスメイトとか、そうじゃなくても知ってる人とか……誰かに」
「私がついてるって、私が守るって、安心させてあげて」
− dice1d10=1 (1)
「手の届く範囲でいいの。おっきな事件なんて、独りじゃ抱えきれないでしょ?」
「だから、考えることは、両手が届く範囲まで。隣にいる人。近くにいる人。今抱えるのは、それだけでいいの」
− dice1d10=9 (9)
- 61二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 02:13:26
「────誰かを元気づけられたら、その人と一緒に、また別の誰かを励ましてあげて」
「大丈夫。君ならできるよ。私は知ってる」
「うん、その息だよ!……うん、じゃあ、また後でね」
− dice1d10=10 (10)
「────ふぅ」
通話を切る。何人も何人も電話をかけて喋り通して、ちょっと喋り疲れたかも。
(すごい、みんな励ましちゃった……)
私が電話する様子を静かに見守っていてくれたお姉ちゃんがぽつりとそんなことを溢した。
「お姉ちゃんのおかげだよ」
(私の……?)
「うん」
落ち着ける場所が欲しくて電話しながら入り込んだ空き教室の椅子にどかっと体重を預けて、頭を休ませながら、ふと思うこと。
「前もそうだったんだ。お姉ちゃんが、励ましてくれて、勇気をくれたから……私も精一杯、頑張れるんだ」
お姉ちゃんは私のことをすごいって言ってくれたけど。私から見たら、本当にすごいのはお姉ちゃんだって、ずっとずっと思ってる。
(…………?)
お姉ちゃん本人は、あんまりわかってなさそうだけど。そのうちちゃんと、わかってくれたら嬉しいな。
- 62二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 02:19:56
- 63二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 10:04:36
繋いだ輪が窮地を脱する展開すこ
- 64二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 16:54:47
ほす
- 65二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 21:55:02
ほ
- 66二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 00:46:12
(ちょっと更新滞ります……)
- 67二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 08:14:03
ほ
- 68二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 13:07:46
ほ
- 69二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 13:35:40
ほ
- 70二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 14:20:33
保守は12時間に一回でいいぞい
しかし性とはいえ本当にいろんなところに心を繋いできたんだね。短い時間の中で、彼女が全力で生きてきたことがわかる
この感じだと下手すりゃゲヘナにも電話かけられる子いそうだな - 71二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 21:41:00
展開に悩んだのでダイス
dice1d2=2 (2)
1まだやれることが……
2 過激派、暴走
- 72二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 02:40:14
「…………これは、一体……?」
シスターフッドに合流して、混乱の渦中にあるトリニティをなんとか鎮める為に動いていた私は、時間が経つごとに違和感を感じていた。
シスター達から集められる情報の中に、トリニティ内での武力衝突や事件が予想よりもはるかに少ない。みんなと一緒に校舎に戻ってきた時は、確かに混迷に溢れていたはずなのに、目に見えて減少、あるいは既に解決した知らせが次々に届いて。
現地に向かっていたシスターから話を聞くには、生徒達が自主的に声を掛け合って穏当に解決しているらしく。さらに不可解なのは、それがどうやら自警団でも正義実現委員会でもなく、もっと言えば派閥や所属組織の括りもない雑多な一般生徒が関わっているらしい。
「何が、どうなって……」
「浦和さん!ちょっといい!?」
シスターの1人が、私に携帯電話を向けながら話しかけてきた。この人は確か、ミハルちゃんの知り合いで、補習授業部の最終試験に時に車を出してくれた────
『ハナコ先輩!聞こえる!?』
「ミハルちゃん?」
電話の向こうから聞こえてきたのはそのミハルちゃん。今は正実として動いているこはるちゃんじゃないのか、と思いながら、話を聞いてみる。
そこから語られた話に、思わず目を見開く。トリニティ内にいる知人一人一人に連絡を取り、励ましていって。同じように誰かを支えてくれるように願って、遂には。
「────────電話1本で、トリニティの混乱を治めた……?」
『まっさかー、電話1本じゃ足りないって。多分100本くらいかけた気がする』
当人はそんな風に冗談めかして言うけれど、それがどれだけ途方もないことか。彼女の言葉だけで、多くの人々が賛同し、動く。凝り固まった派閥思想も所属組織も関係なしに。
「そんな、ことが……」
派閥を超えて慮り合うことなどあり得ないと思っていた。組織や集団の壁を挟めばいがみあうしかない、そんな敵意と害意に満ちた策謀と陰謀が渦巻く毒蛇の巣なのだと。
それが、たった1人の女の子を中心にした縁と円によって、溶かし崩され、一つにまとまりかけている。
言い表せない衝撃に、私は思わず呆然とした。
- 73二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 02:45:06
『とにかく、これで暫くはいざこざとか喧嘩とかはみんな抑えてくれると思う!!』
そんなミハルちゃんの声で我に帰る。でも、とミハルちゃんは続ける。
『正実所属の知り合いが1人いなくてそっちには手が回せてないの!それと、パテル分派の子が…………!』
「────いえ、充分です。お手柄ですよミハルちゃん。……本当に」
理由と背景が分かったことで混乱しかかった思考が回り始める。厄介な変数だったトリニティ内の争乱が、ほぼほぼゼロに近い定数として考えられる。おかげで、策の組み立てが一気に簡易になった。
目下の問題は、トリニティの中でも随一の過激派のパテル分派を抑えること。ミハルちゃんのおかげでここに注力することができる。
「現在動いているシスターフッドのメンバーのうち、先程まで情報収集と伝達を担っていた方は引き続きお願いします!────ミハルちゃん!」
『はい!』
「私達でパテルの暴走を止めます。まず私が行って話をつけるつもりでいますが、あのタカ派がそれでおさまるとがそれで矛を収めるとも思いません。その時は……ミハルちゃんが強制的にストップをかけて欲しいんです」
『私が?』
「はい。────あまり進んで使いたい手ではありませんが、今は非常時なので。あの夜と同じく、ミハルちゃんの武器に火を吹いてもらおうかと」
その言葉で全てを察してくれたらしいミハルちゃんは、おかしそうに笑いながら言った。
『あはっ、りょーかい!使わないで済ませられたらいいね、パテルの子の尊厳的に!』
「ふふっ、その辺の自覚はあったんですね!」
そんな様子に。こんな大変な事態なのに、まだ解決の兆しも見えていないのに。気付かないうちに、私の口元にも少しだけ笑みが浮かんでいた。 - 74二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 02:46:58
(進みが遅くて申し訳ない)
(お察しの通り『アレ』が牙を剥きます) - 75二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 02:53:35
どけどけぇ!トリカスども!ミハル様のお通りだい!
...真面目に女の子としての尊厳を守りたければ、じっとしておいた方がいいよ - 76二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 02:54:42
あー……これは事件解決したらハナコはミハルに抱かれに行きますわ
完全に脳が焼けちゃってるもん - 77二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 03:04:46
究極の非人道的兵器……
- 78二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 12:44:30
ほし
- 79二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 21:52:33
露出に目覚める前のハナコがミハルセラピーに引っかかっていたらどっぷりハマってそう
- 80二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 22:26:51
- 81二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 22:29:55
- 82二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 07:23:46
みんなくらえば仲間だから相対的にセーフ
- 83二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 17:45:21
ほし
- 84二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 22:02:56
ほしゅ
- 85二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 00:16:19
大丈夫、食らったらみんな怪我なく仲良くなれる手榴弾だ。
- 86二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 00:47:59
まぁイッたら今は尊厳失うけど後に多数派になるしへーきよ
- 87二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 04:15:57
どんどん広がるミハルの輪!
- 88二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 13:55:16
ほし
- 89二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 21:36:45
ミハルの槍?
- 90二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 21:57:07
「うん……うん……うん、わかった。でも、無理はしないで。────ハナコ先輩!今パテル派の行政官の子と連絡取れた!なんとか時間は稼いでくれるって!でも正直あんまり余裕ないかも!」
「ここは二手に分かれましょう。私がパテルの集会所に乱入します。説得で止められれば御の字ですが……まあ、十中八九私を拘束しようとするでしょう。その時はこれを使います」
ハナコ先輩に持たせたのは皆さんご存知、私の愛用武器・強制絶頂手榴弾(アクメグレネード)。我ながら誰かの動きを止めたい時にこれほど役に立つものはないってくらい便利な代物。
dice1d2=1 (1)
1「扱いには気をつけて。自分を巻き込んで使ったら大変なことになっちゃうから」
2「今回のはお姉ちゃんの力もブレンドしたから、自爆の心配はないよ。安心して使ってね」
- 91二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 22:13:22
「そうなんですか?」
「うん。というか、敵味方を区別して効果の違いが出るなんていうよく考えたら何かがおかしい芸当お姉ちゃんにしかできないしね。……あれ本当にどうやってるの?お姉ちゃんから見えない位置の知らない通行人とか巻き込んでもその人が普通の人か悪い人かで効果変わるの本当に謎じゃない?」
(えー……感覚で使ってるからどうやってるとか言われても説明できないんだけど……)
お姉ちゃんのセイなる手榴弾は「範囲内の対象によって爆破か治癒別々の力が出る」なんていうよくわからない仕様がある。
これは煙幕とかでよく見えない状態で投げてもちゃんと分けて発動されるし、死角にいた無関係の人を巻き込んでも大抵の場合は治癒になる。
爆破になる時もあるけれど、その場合はその相手が実はスリとかひったくり犯だったみたいな感じで悪い人なケースが多い。もちろん、お姉ちゃんがその事を知ってるわけもなく。
つまりまとめると、お姉ちゃんの手榴弾はお姉ちゃんの認識とかその人を知ってる知らないとか全く関係なしに、その人が悪い人かどうかで爆破か治癒かがオートで決まる、みたいな感じみたい。うーん、謎だ。
「…………敵味方ではなく、もっと別の……?………相手の業や罪に呼応して……?いや、そんなのまるで、神話の中の断罪者のような……」
「ハナコ先輩?」
「あっ、いえ、なんでもありません。とにかく、気をつけますね」
「あ、うん。目の前に相手に使いたい時は相手の服の中に放り込んで蹴っとばしちゃえば自分を巻き込みにくいから試してみてね!」
「だいぶエグくないですかその戦法」 - 92二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 22:26:59
「話を戻して……先程のミハルさんの友達が言うには、パテルは残ったティーパーティーホストであるミカさんを担ぎ上げて宣戦布告を行おうとしている、でしたね」
「うん、投獄されてるミカ様を解放しに行った人がいるって……」
「では、そちらは任せます。ただしミカさんが既に解放されている場合は無理をせずに。隠れてあのグレネードを投げる程度で充分です。決して、無理はしないように。護衛と補助にシスターフッドの皆さんが付いてくれますが、戦闘は極力避けて下さい」
「うん、わかった!……ありがとう、心配してくれて」
私の方を見るハナコ先輩は、こっちを信じて任せてくれる事が伝わってくる。それと同じくらい、こっちの事を心配してくれてる事も。そのどっちもが、私には嬉しかった。前は……補習授業部が始まった時は、多分ハナコ先輩は、こんな風に誰かを信じたり心配したりはあまりしなかった様だから。
こんな時だけど……私はハナコ先輩にとって大切な人の1人になれてるんだって、そう思えて。思わず笑顔になる。
「……………」
頭が良くて察しがいいハナコ先輩は、私がそう思ってる事も見抜いちゃうのか、少し気恥ずかしそうと言うか、ちょっぴり気まずそうな顔で曖昧に笑って。
「────それでは、頼みます。ミハルちゃん。そして、コハルちゃん」
(あっ…………うん!)
「うん!!行ってきます!!」
忘れずに、お姉ちゃんにもしっかり語りかけて。それからハナコ先輩は走って行った。 - 93二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 23:59:22
さらっとパテルの幹部ともつながってるの笑う
ホントどこにでもミハルのセフレいるな - 94二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 00:10:36
意外と武闘派、そういう喧嘩してた時期もあったんだろうか
- 95二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 09:37:48
これ全て片付いたらミハルをヘッドにしようとする人が出てきてまた別で面倒なことになりそう
- 96二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 11:15:50
断罪者かぁ…神たるコハル…
- 97二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 22:45:14
アズライール?
- 98二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 22:59:42
ここから先生とか助けに行くことになるのだろうか
- 99二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 01:17:06
「到着、っと……こっから先は慎重に……」
「待って。なんか、様子が……」
「揉めてる……?」
聖園ミカ様が入れられている監獄に着いた私達は、様子を伺うとすぐに違和感に気付いた。どう考えても、これから徒党を組んで戦争を仕掛けようって雰囲気じゃない。むしろ険悪で、これからここで喧嘩でも始めそうな様子だった。仲間割れ、とかなのかな。会話を聞き取れないか、そっと耳を澄ましてみる。
「────自分たちの代わりに憎んでくれだなんて、変なこと言って……もう帰ってくれないかな?今はそういう気分じゃないし、そろそろ面倒になってきちゃうから」
「……何だと?」
「お耳掃除でもしてあげようか?命令されなきゃ憎むこともできないの、って言ってるの」
「この、言わせておけば……っ!」
「────えっ……?」
「ちょ、何あれ……?」
言い争う声が大きくなったと思ったら、パテル派の人が、ミカ様を殴り始めた。
「世間知らずのお嬢様が!わざわざ牢屋から出してあげようって言うのに、調子に乗って……!」
「………………あー、もう……」
呆然とみているうちに、暴力は激しさを増していって、ついには蹲ったミカ様を囲む様に銃弾まで浴びせ始めて。
「…………痛いなあ」
「自分の立場を理解しろ!もうティーパーティーから解任直前の身で!」
「わざわざ来てあげたと言うのに、それを……!」
(──────ッッッ!!)
(えっ…………)
気付いたら。身体が、勝手に動き始めていた。 - 100二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 01:18:30
「何してるの!!!」
(────お姉ちゃんっ!?!?)
一瞬のうちに、意識が"裏"に引き摺り込まれていて。
私から主導権を奪うみたいに取り返したお姉ちゃんが、ミカ様を庇うみたいにして、パテル派の人達の前に立ちはだかっていた。元いた場所では、一緒話についてきてくれたシスターの人達が固まったままになっている。
「な、なんだお前は!」
「い、いじめはダメっ!どうして、こんなに大勢で寄ってたかって……!」
(お姉ちゃん……)
声が少し震えているのは、怖いから……じゃなくて、身体が追いつかないくらい、感情が昂っているから。その証拠に、お姉ちゃんから伝わってくる心に、怯えとか恐れとかは全然感じられなかった。
「こんなのっ、私が許さないんだからっ!」
ただただ強く、悲しんで、傷ついて、それを全部塗りつぶすくらい、怒ってた。
自分に向けられたものじゃなく、他人に向けられた嫌な感情を、自分の事みたいに感じ取って。
(………………お姉、ちゃん………)
ずっと、そうだった。
小さい頃からずっと。
誰かの為に心を動かせられるような。
私は。そんな、お姉ちゃんの事が──── - 101二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 01:19:06
コハルならこうするよな…
流石よ - 102二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 01:21:29
※コハミハ小話
ミハルは誰よりも近い場所からずっとコハルのことを見ていた。
当然、こんがり灼けている。 - 103二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 08:01:47
これはウェルダンですね
- 104二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 17:05:37
保守
- 105二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 23:05:56
ほす
- 106124/04/30(火) 01:06:30
(明日というか今日の夜あたりに更新予定……)
- 107二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 11:56:59
保守
- 108二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 23:06:59
保守
- 109二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 23:27:49
無我夢中って、多分こういう気持ちのことを言うんだと思う。後になって冷静になった時、私はそんなことを考えた。
それくらい、この時の私は何も考えてなくて。気持ちばっかりが先走って、気付けばあの時戦った相手を守るみたいにして立っていた。
「退きなさい、今の状況がわからないの!?」
「緊急の事態なのよ!?」
「…………っ、そんなの、知らないっ!こんな風に誰かを虐めていい理由なんて、あるわけないっ!!」
大きい声で怒鳴られて、情けないけど怯みそうになる。それを跳ね返すみたいに叫び返す。置いてけぼりにした恐怖に追い付かれないように、負けないように。
「だいたい、戦争なんて、馬鹿じゃないの!?!?今、トリニティのみんなが必死になって喧嘩しないように頑張ってるのに!!台無しにするようなことしないでよっ!!」
それと一緒に、思ったことを……頭に浮かんだ怒りを思いっきり吐き出す。ミハルが、ミハル友達が、ハナコ達が、たくさんたくさん頑張って、なんとか繋いでいるのに。こんな人たちのせいで、壊れるなんて許せない。
「このっ…………!」
私の態度が気に食わなかったのか、手を振り上げる人達。中には銃に手を伸ばす人までいる。
避け────たら駄目、後ろにいるミカ様が、でも、どうしたら────
(────お姉ちゃん代わってッッッ!!!)
「──────っ!!」
頭に響いた声に、ほとんど反射的に、ぎゅっと目を瞑る。なんだか練習しているうちに身につけた、身体の力を抜いてベッドに倒れ込むようなイメージ…………
「────ぐ、ぅっ!?」
意識の"裏"に回った私が見たのは、さっきまで目を釣り上げて怒っていた人が……『床に押し倒されている姿』だった。
…………あれ?なんでミハルはベッドに人を押し倒した時のことイメージしてるの? - 110二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 23:40:32
「あっ、ぐっ……」
身体の主導権を半分くらい奪い取る勢いで"表"に回った私は、即座に取り囲んでいた1人をベッド、もとい硬い床に押し倒した。どたんっ、と結構大きい音が響いた。
「────お姉ちゃんに、何してんの」
自分でも少しびっくりするくらい、低い声が喉の奥から響いていく。
「は…………?」
「お姉ちゃん?ミカ様が?」
「そっちじゃない。お姉ちゃんに、何してんのって言ってんの」
「何を、言って……?」
「…………もういい」
後で冷静になって思い返した時、二重人格なんて知る由もないんだから、この人たちの反応は当たり前なんだけど。
この時の私は、よくわかってなさそうな顔すら気に入らなくて。押し倒した人の胸ぐらをむんずと引っ掴んでぐいっと引っ張って、開いた胸元に、『いつものアレ』を放り込んで。
「ぐえっ!?」
そのまま身体を引っ張り起こして、ヤクザキックみたいな感じで蹴っ飛ばしてやった。
────次の瞬間。
「ひいぃぃっっ!?♡♡」
「ひ、ぁぁぁぁぁっ!?♡♡」
「んっ、うぅぅっぅ!?!?♡♡」
甲高い声が、監獄の中に反響した。 - 111二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 23:42:29
え、えげつねぇ!?
- 112二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 23:42:50
この時いたパテル派の人数
5人+(dice1d6=1 (1) -1)
アクメード重症数(↑の合計値を超過した場合は全員重症)
dice1d10=1 (1)
- 113二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 23:44:15
胸元に突っ込まれた娘が重症か
- 114二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 23:45:17
重症にはならなかったか
不幸中の幸いかあるいは… - 115二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 06:55:12
まぁこいつらをミハルが抱きたいかと言われると……だし
- 116二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 13:15:53
ほ
- 117二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 21:30:48
「はへぇ……♡」
「ぅ、ぅ……♡♡」
「あ゙っっ♡ひい゙っ♡♡ゔううーっ♡♡」
「…………ふんだ。ざまーみろばーかばーか」
(ちょっ、ちょっとミハル……なんでそんな怒ってるの……?)
ピンク色の光が部屋の中で弾けた後。床に突っ伏しながら喘ぐ4人と、1人だけ直撃してもろに食らったせいか身体をのけぞらせながらまだまだ連続イキが止まらなくなってるのが1人。
外を出歩いていると時たまチンピラみたいなのに襲われることもあるのがキヴォトス。そんな時に身を守る為に編み出したのがさっきのアクメードからのヤクザキック戦法だったりする。
「…………わっ、わーお……」
荒めに息を吐き捨てる私の後ろで小さな声がして。振り返ってちらっと見てみると、心なしか微妙に顔が赤くなっているような表情のミカ様がいた。 - 118二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 21:45:30
(…………人になんてもの見せてるのよ!!)
(あ、いや、だって仕方ないっていうか……ほら、そんなことより怪我してるみたいだから。治療しよ治療)
(もう!まったく!)
しゅるん、ともう一度生み出した手榴弾を手に持ったままお姉ちゃんに代わる。お姉ちゃんが"表"に出た途端、手の中のピンク色の手榴弾は、一瞬光った後に藍色に近い色の手榴弾に変化した。
入れ替わりの練習をしている中で身につけた、手榴弾にそれぞれの神秘を上書きすることで『強制絶頂手榴弾』と『セイなる手榴弾』を切り替え符というちょっとした小技。メリットはいちいち取り出さなくていいことと、お小遣いの節約になること。
「え、ちょっと……」
「大丈夫。じっとしてて」
私、もといお姉ちゃんが手に持った手榴弾ということで、さっきの一幕を見ていたのもあって一瞬身構えたミカ様だったけど、有無を言わせる間もなくお姉ちゃんがぱっと起爆させた。
「あ…………」
優しい波動みたいなのが広がって、ミカ様の傷が少しずつ癒えていく。痛みやダメージが減った感覚がしたのか、困惑したみたいに両手を眺めたりしながらミカ様が小さな声を漏らした。
「…………これで、ひとまず大丈夫……だ、と、思い、ます。……そ、そういうこと、なので」
「え?あ、うっ、うん」
(お姉ちゃん…………)
ここで、思い出したようにお姉ちゃんの人見知りが発動した。いきなり挙動不審になったお姉ちゃんと、それに戸惑いつつ頷くミカ様が、なんだかおかしかった。 - 119二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 21:47:53
(考えてみるとティーパーティー全員ミハルのせいで何かしらえっちな目にあっている)
(アクメードの惨状を間近で見たミカ)
(盛大にミハルに頂かれてるナギサ)
(↑二つを予知夢で全部見てるであろうセイア) - 120二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 03:57:50
これはもう責任を取るしかないのでは?
- 121二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 05:55:16
ミネとサクラコともヤッてるから後はツルギでコンプリートだな