- 1122/02/07(月) 23:18:06
- 2122/02/07(月) 23:21:16
過去スレ
【Part1】(これを読めば大体のあらましはわかります)
お久しぶりです、トレーナーさん|あにまん掲示板「ああ、久しぶり、フラッシュ。…そんな風に君に呼ばれるのも、本当、懐かしいな」 トレーナーと呼ばれた男は眩しそうに目の前の妙齢のウマ娘をみる。フラッシュと呼ばれた女性は、懐かしむように目の前の男と視線…bbs.animanch.com【2】
[SS]卒業後フラッシュとトレーナーさん|あにまん掲示板気がついたら完走してしまったようなので前作https://bbs.animanch.com/board/75583/同じかんじでフラッシュとトレーナーのイチャイチャ話を思いつき次第投下予定。ただ前回ほ…bbs.animanch.com【3】
【SS】卒業後の再会を経てイチャイチャするエイシンフラッシュとトレーナーさんand more 【part3】|あにまん掲示板ありがとう。皆さんと駄弁りながらだけどパート2も完走できたみたいです。このスレは引退の時に思いを伝え損ねたけど、再会後に同棲することでトレーナーさんと燃え上がってしまったエイシンフラッシュさんアンドモ…bbs.animanch.com【4】
【SS】【フラッシュ×♂トレ】卒業後の別離を経て同棲するエイシンフラッシュとトレーナーさんand more 【part4】|あにまん掲示板題名通りエイシンフラッシュと♂トレーナーさんが卒業後に同棲しながらイチャイチャするお話しと彼女たちを取り巻く方々のお話しです。希にルドルフ×トレーナー、マルゼンスキー×トレーナーなどもあったりします。…bbs.animanch.com【5】(スレ落ち)
【SS】【フラッシュ×♂トレ】卒業後の別離を経て同棲するエイシンフラッシュとトレーナーさんand more 【part5】|あにまん掲示板題名通りエイシンフラッシュと♂トレーナーさんが卒業後に同棲しながらイチャイチャするお話しと彼女たちを取り巻く方々のお話しです。徒然に書いていくので時系列はバラバラとなります。(現役時代、別離期間、同棲…bbs.animanch.com【5.5】
【SS】【フラッシュ×♂トレ等】卒業後の別離を経て同棲するエイシンフラッシュとトレーナーさんand more 【part5.5】|あにまん掲示板題名通りエイシンフラッシュと♂トレーナーさんが卒業後に同棲しながらイチャイチャするお話しと彼女たちを取り巻く方々のお話しです。徒然に書いていくので時系列はバラバラとなります。(現役時代、別離期間、同棲…bbs.animanch.com【6】
【SS】【フラッシュ×♂トレ等】卒業後の別離を経て同棲するエイシンフラッシュとトレーナーさんand more 【part6】|あにまん掲示板題名通りエイシンフラッシュと♂トレーナーさんが卒業後に同棲しながらイチャイチャするお話しと彼女たちを取り巻く方々のお話しです。徒然に書いていくので時系列はバラバラとなります。(現役時代、別離期間、同棲…bbs.animanch.com - 3122/02/07(月) 23:24:03
基本的に本編より後の話となります。トゥインクルシリーズ後、一年をフラッシュと共に歩んだものの引退を契機にエイシンフラッシュはドイツに帰国してマイスターへの道を歩み始めます。それから一年と半年後、再び日本で二人が寄り添うことになったというお話です。詳しくはpart1を参照のこと。
主な登場人物
・エイシンフラッシュ
メインヒロイン。別離の一年半の反動でトレーナーさんとの蜜月をたっぷり味わっている。一時期へたれていたが関係を確固たるものにしてからはグイグイ迫っている。もう無茶苦茶迫っている。
・トレーナーさん
エイシンフラッシュのトレーナーさん。一番の果報者。エイシンフラッシュとの時間を今は一番大事にしている。現役時代に比べるとかなりフラッシュに対して押され気味。
・チーフ
ルドルフのトレーナー。フラッシュのトレーナーさんの上長みたいなかんじ。世話焼きな一面もあったりなかったり。
・シンボリルドルフ
カイチョー。カリスマっぷりは健在。こっちもちょっと二人に気を回していたりする。元生徒会のメンバーとかフラッシュとかのパートナーとの蜜月っぷりを羨ましく思っている。
・マルゼンスキー
チャンネー。グンバツのスタイルを誇る、ルドルフとは別の意味でカリスマを誇るが引退済み - 4122/02/07(月) 23:25:45
更新はかなりまったり目ですが、ボチボチ書いていこうと思います。
次回はルドルフのお話の続き、の筈…!中途半端でおわってましたので。
VDフラッシュのお話もかきてえええ - 5二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 23:31:38
よっしゃあああ続きだぁああああ
- 6二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 23:32:19
立て乙です!すっかり長寿シリーズですねぇ
引き続き楽しみにしております! - 7二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 23:32:30
1レス(2レス)じゃん!
やったぜ!書けなかったけど! - 8122/02/07(月) 23:33:10
1レスのつもりだったんだけど50字あまったんだ…
- 9二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 23:36:44
そういや今日がPart1から数えて100日目なのかな?
- 10二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 23:39:59
同性すら魅了するとは……
さすがグッドルッキングウマ娘やね - 11二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 09:50:17
同性とはいえ直に見たらそりゃあそうなるよねぇ
- 12二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 20:32:53
ここだああああ!
- 13二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 07:36:48
フラッシュのアレは凄い、了解
- 14二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 14:44:40
助かる
- 15122/02/09(水) 22:34:23
- 16おもいこみ0722/02/09(水) 22:36:22
「遠慮を彼にしているつもりはなかったが、そういうことになるか。しかし……」
自分もいつまでも走り続けているわけではないというのは、それはその通りである。いつかはこの学園を離れることにはなるのだろう。トレーナーとその担当ウマ娘であるという関係は永遠ではない。
「ルドルフ?」
考え込んでしまう友人に声をかけるマルゼンスキー。
「困ったものだな、これは」
「ん?」
本当に困ったように眉を寄せるルドルフ。
「ど、どうしたの?急に」
「いや何、君の勧めに従って未来のことを少し考えていたのだが」
目を丸くする友人に語り掛けるルドルフ。が、途中で言葉を途切れさせて腕を組んで再び考え込んでしまう。
「ちょ、ちょっとルドルフ」
「む、すまないな。いや、だが……」
明瞭な態度を好むルドルフにしては妙に歯切れが悪い。
「どうしたのよ、本当に。貴女らしくないじゃない」
「いや、全くもって君の言う通りだな。マルゼンスキー。確かにそうだ。君の言う通りだろう。この世に永劫不変のものはありはしない。トレーナーとその担当、などという間柄は人生のスパンで考えて仕舞えば決して長いものではありえないのだろうよ。だがね……」
「だけれど?」
「どうしても想定が出来ない。困ったことに」
耳を倒れさせて弱ったように口にするルドルフ。だが、ほんのわずかだが皇帝らしからぬ照れが混じっているようにも見えた。
「…未来を思い描いた時、トレーナー君がその時に居ない、ということをね」
目を丸くしたままのマルゼンスキーはルドルフの言葉を聞いて、いつものように幼さを表情ににじませた。
「結構大胆なこと言うのね。ルドルフって」
「そう聞こえるかな」
先ほどの言葉の内容と裏腹に、妙にルドルフ自体の態度は控えめである。
「ええ、聞こえますとも。正直、そう言ってしまえるのは羨ましいところはあるかも」 - 17122/02/09(水) 22:36:46
次回へつづく!!!
- 18二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 09:41:10
ほ
- 19二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 19:22:33
逃す気はさらさらないなこの子…!
- 20二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 00:49:22
照れってよいですなぁ
- 21二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 10:16:09
ルドトレは耐寒に効く。
- 22二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 21:04:04
ルドトレは覚悟を決めてもらわないとな〜?
- 23二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 08:56:34
保守
- 24二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 19:16:45
あぶねぇ!
- 25122/02/12(土) 22:34:38
- 26おもいこみ0822/02/12(土) 22:36:01
そうやって言い切ってしまえるほどに思いきれない自分を自嘲する。その一方、ルドルフがそう言えてしまうほどに大胆だということはマルゼンスキーにとっては驚きであった。ルドルフのトレーナーは新人トレーナーとしてルドルフについていたのでまだ若いが、外から見ると泰然として落ち着きのある人物のように見える。無論トレーナーとしてルドルフに情熱を傾けてることは間違いのないことだが、自らを律する性向の高いルドルフからそんな言葉を引き出せるような関係になっているのは意外である。
「マルゼンスキー、そういうわけではないんだ」
こちらの考えを見透かしたようなルドルフは相変わらず困ったように肩を落としたままに首を横に振る。
「私はそういうことを彼と確約したわけではない。確かに君を手放すつもりはないとは彼に告げたことがあるし、未来への展望も幾度も彼には語っている。だがね、君に言われるまで気が付いていなかったのだが明瞭な言葉を交わしたことは無かった。というより、そこまで意識したことがなかった。共にあるのが当たり前といつの間にか思い込んでいてしまったのだな。そう考えると不安も首をもたげてきてね」
「ルドルフ……」
そう言って小さくなってしまうルドルフを見ることは滅多にないことである。ルドルフは俯いて少しだけ言葉をこぼす。
「果たして、彼が私と同じ視座に立ちたいといった言葉が、今もトレーナーとしてのそれに留まるものなのか、彼の中で変わっているのか……」
最初にルドルフが彼に期待していたのは前者の筈であるが、いつの間にか求めるものが大きくなってしまっていた。ルドルフとしてみればトレーナーとの関係というのは不思議なものであった。劇的に関係が変わったと思うシーンは一度足りとてなかった。誰との関係も一つ一つを積み上げるものではあるが、例えば生徒会との関係は劇的に深まった瞬間というのがある。トレーナーとの関係は、契約を結んだあの時以降は大きな変化というものはないように思えたが、あの時と今とでは思いを向ける大きさは全く違うというのにこれがあったが故に変化した、という出来事を挙げることが出来ない。トレーナーとして彼を選んだあの時の延長上に居るという実感だけはある。 - 27122/02/12(土) 22:37:24
次回へつづく!しかしアルダンも可愛いですね…
- 28二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 08:41:57
ほ
- 29二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 12:50:28
△
ウマ娘ちゃんはみんな可愛いため - 30二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 15:25:06
アニバ前でなければ天井していた…
バレフラアルダン周年はちょっと殺意が高過ぎないかなサイゲくん? - 31二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 21:43:33
進み続けるんだ…
- 32二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 07:10:41
悪いなお前ら!フラッシュから親愛のこもったチョコもらっちまったぜ!
- 33二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 12:19:37
フラッシュのハッピーバレンタインボイスで脳がやられちまった
- 34二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 13:45:40
手作りチョコ使えるか…?俺は無理だ…
- 35二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 13:46:46
でもフラッシュは食べてくれない方が悲しむと思う
- 36二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 22:10:39
チョコ保守
- 37122/02/14(月) 23:19:02
おあああ、すみません、ちょっと更新が…
仕事がきびしい…
明日はいけると思いますので…! - 38二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 11:17:13
保守
- 39二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 19:16:48
オレハマッテルゼ
- 40122/02/15(火) 22:31:17
- 41おもいこみ0922/02/15(火) 22:31:50
「なるほどね。でも確かめる方法なんてそう多くはないのじゃない?」
「無論。彼の思いの在処は彼にしかわからないだろう。聞く時は担当直入に真正面から聞くことになるだろうさ」
まごつく理由は彼女にはない。直接トレーナーに確かめればいいだけである。それだけの筈なのに、口に出した言葉とは反対にそれが妙に難しいことのようにルドルフには思えてならない。
「まったく、改めて意識してしまうというのも厄介なものだな」
「あら、私、余計なことを口にしてしまったかしら」
「いや、感謝するよ。少なくとも間際になって色々と迷ってしまうことにはならずに済んだ。彼との関係というものを振り返ることはあっても一歩踏み込んだ考えを持つことは滅多になかったのだから」
この思い込みを持ったままレースの道を離れることになった場合、果たしてどうなったろうか。慌てる自分の姿を思い浮かべてしまって笑いを押し殺すようにするルドルフ。
「いや、全く。それにしても私を悩ますなんて、トレーナー君ときたら。こういうのは罪な男というのだったかな?マルゼンスキー」
「どうかしら?罪な男っていうのは私のトレーナー君みたいなのを言うんじゃない?」
軽口を返して見せるマルゼンスキーだが、その罪な男に寄せる目は温かみのあるものである。
「ふむ、確かに君のトレーナーは色男なところはあるかもしれないな」
「それはあるわね。貴女のところはちょっとタイプ違うものね。当たり前だけど」
マルゼンスキーのトレーナーは男女問わず惹きつけるタイプの男性のように見受けられる。ルドルフ自身のトレーナーは一言で言えば一見目立たないタイプではある。一皮剥けば情熱的なところはあるがそれを剝き出しにすることはない。矢面に立つことは厭わないし頼りになるトレーナーなのだが、ルドルフ自身から見た時の「良さ」が特に他のウマ娘には伝わっていないように見えるのが勿体ないとは常々思ってはいるのだが、一方でそれを悪くないと思ってしまう自身の矛盾にはルドルフは目を瞑っていた。
「……彼は今日は学園で仕事だったな」
自身は休暇を申請しているが、トレーナーは学園で事務作業に没頭している頃だろう。作業を貯めているというよりは先の作業を早めに片付けるタイプ故にというところが彼らしい。そういった点は似たもの同士ともいえるのだろう。 - 42122/02/15(火) 22:32:23
次回へつづく…!アニバ衣装も可愛いっぽくて期待
- 43二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 07:19:45
アニバサポカフラッシュくる可能性ありますか!!
- 44二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 18:25:36
全身全霊がつかえるスキルになると良いなぁ
- 45二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 20:40:06
こんなんもうウマ娘2やん…フラトレの関係も進み続けるんだ…
- 46二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 05:36:40
おはほ
- 47二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 17:00:02
好きな人のいい所は知られてほしいし自慢したいけどそれはそれとして独り占めはしたいよねぇ〜…
- 48二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 23:13:29
独占欲保守
- 49二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 09:04:07
俺もなぁ〜独占されてぇなぁ…
- 50二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 20:11:32
来月はフラッシュと勝ちたいなぁ
とれぇなぁ - 51122/02/18(金) 22:14:04
- 52おもいこみ1022/02/18(金) 22:14:33
「マルゼンスキー!」
想いに耽っているとへとへとになったマルゼンスキーのトレーナーが自身の愛バに駆け寄る。
「トレーナー君!」
「まったく、少しは助けてくれてもいいじゃないか」
「メンゴ、ちょっとルドルフと話しててね」
ウィンクして手を合わせて誤魔化すようにするマルゼンスキーには、そのトレーナーも何も言えぬ様子である。
「ああ、ルドルフも居たのか。って、そういえば彼は来ていないんだね」
当たりを見回すマルゼンスキーのトレーナー。
「もうそれは私が聞きました」
「っと、そうだったのか」
ちょっとバツが悪そうな形となる彼にそっと身を寄せるマルゼンスキー。ほんのりと先ほどより華やいで見える。
それにしても開口一番で似たような問いが発せられるあたり、ウマ娘と担当トレーナーは似通うところがあるということだろうか。
「こういうのを見せつけてくれる、というのだったかな?」
「ええ、あっているわよ。羨ましい?」
「さて、どうかな」
悪戯っぽく彼に腕を絡めながら微笑むマルゼンスキーのその問いに、はぐらかすような答えを返すルドルフ。が、一瞬自身のトレーナーの顔が脳裏に浮かんだのは確かである。まだ彼は雑務を片付けている頃であろう。
学園に戻ったら彼を驚かせてやろうか。時計の針の示す時刻を確認しながらもルドルフの心はわずかに踊るのであった。
-----------
「度々ありがとうございます。なんとお礼を言ったらいいか」
「いえ、たづなさんにはお世話になっていますからお気になさらず」
頭を下げる緑の帽子がトレードマークの理事長秘書ににむしろ恐縮するルドルフのトレーナー。
ふぅ、と嘆息するたづなの口からは珍しく愚痴がこぼれる。
「理事長は素晴らしい方ですが、思い付きが先に走ってしまうのは…」
「はは……」
乾いた笑いしか浮かべることが出来ないトレーナー。良くも悪くも周りを振り回しがちな理事長なのは確かであるし、その恩恵も被害も両方とも被ったことはトレーナー自身もある。
はっとした理事長秘書は自らの口を押える。その仕草が妙に可愛らしい。一見温厚に見える彼女だが、暴走しがちなメンバーのストッパーとしても十二分に重きをなす人物である。理事長が周りを振り回しがちなのもいざとなったら彼女が止めるという安心感故なのかもしれない。 - 53122/02/18(金) 22:15:17
次回へつづく…!
ちょっと色々忙しくてあれですが落ち着いたらもうちょっと書きたい… - 54二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 07:11:24
たづルドトレ助かる
- 55二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 14:58:37
マルトレくん!やっと解放されたマルトレくんじゃないか!
- 56二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 19:39:45
メンゴとかずいぶんとマルゼンスキーに影響うけてますわね!
- 57二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 06:05:03
あさほ
- 58二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 15:43:08
ルドルフもベッタベタに甘えても…って思うけど(少なくとも人前では)やらないよなぁとも思う
持ってないからわからんけどね - 59二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 22:18:33
アプデ楽しみ保守
- 60122/02/20(日) 23:15:17
- 61おもいこみ1122/02/20(日) 23:16:19
「お礼と言っては何ですが、来週あたりに夕食でもいかがでしょう?勿論私がお代はお払いしますよ」
「いえ、本当にお気になさらず」
見返りを期待しているわけではないし、そもそも改まっての会食というのも得意ではない。人付き合いが苦手というわけではないが積極性が高い方でもないので場合によっては気疲れしてしまうこともある。
理事長秘書もそれを察してか別の提案で済ませてくれた。
「それではおやつの差し入れでいかがでしょう?勿論、ルドルフさんの分もご用意いたします」
断りづらい言い方をされてしまった。流石にこういう提案は上手い。
「それでは、ご厚意に甘えて楽しみにしておきます」
「はい。では私はこれで」
足早にきびきびと去っていく彼女の姿はどこか逞しい。来客が去ったのでうん、と伸びをしてから残った業務に取り掛かろうとした矢先である。再びの来客のようであった。
そこまでこのトレーナー室への来客は多くないのが常なので珍しい。
「トレーナー君、お邪魔をしていいかな?」
その声の主は自分に次いでこのトレーナー室に訪れる者のものである。
「ルドルフ?」
が、トレーナーにとってはその声は少々意外なものであった。彼女は本日は休暇を取っていたし、彼女の友人のマルゼンスキーからも休暇を取った理由であるパーティーの写真が送られてきていた。
あれから気が付けば数時間は経ったので学園に帰ってきたということか。
「失礼するよ」
扉を開けて入ってきたのは見慣れた愛バの姿であった。いかにしても損なわれない皇帝の凛々しさは変わらない。
「ただいま、トレーナー君」
「おかえり。お疲れ様っていうわけでもなさそうだね」
トレーナーの目から見て、ルドルフの横顔は疲れを残したそれには見えなかった。
「そう見えるかな。だとしたらマルゼンスキーのお陰かもしれない。話が少々弾んでね。意外と彼女と学園で面と向かって話すことも少ないからな」
友人同士話が弾んだということだろうか。学園を「走り」で牽引する二大巨頭と言えるのが「皇帝」ルドルフと「怪物」マルゼンスキーであることに異論があるものはいないだろう。走りも性格もスタイルがまるで異なる二人だからこそ並立しているといえるかもしれない。
ルドルフは慣れたソファに腰を落ち着かせて息をつく。生徒会室と教室、寮の自室についで慣れた席である。 - 62122/02/20(日) 23:16:58
それでは次回へつづく!!
うおお!月末までいきのこらねば - 63二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 10:07:26
夜中更新だと!?
- 64二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 21:40:43
もうすぐ3月なのか…
今年の1/6もう終わるの怖くない? - 65二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:15:12
俺は通りすがりの保守おじさん
保守するついでに後で読ませていただく - 66二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 19:50:38
ぱかライブ前保守
- 67122/02/22(火) 22:46:00
ぱ、ぱかライブの情報量が多すぎて更新できなかった…!
明日はがんばる! - 68二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 01:19:12
保守
- 69二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 10:03:49
俺たちはは情報の渦に飲み込まれちまった
- 70リハク22/02/23(水) 16:52:15
大阪杯で独占力からの光芒一閃で差し切るフラッシュを見る予定が…
まさか長距離だとは… - 71二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 21:20:01
フラッシュ…お前と戦いたかった
- 72二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 21:30:25
Part1からイッキしてようやく追いつきました
何回砂糖吐いて死んだか覚えてないほど最高でしたしこのssのお陰でフラッシュ×トレーナーに目覚めましたありがとうございます - 73122/02/23(水) 22:42:00
- 74おもいこみ1222/02/23(水) 22:42:20
「それにしてもトレーナー君の方こそこんな時間まで仕事となるとお疲れではないかな?」
「……君にそんな風に言われるとは思わなかったな」
ルドルフの言いぐさにトレーナーの方は呆れた様子である。余人は兎も角目の前の彼女に言われたくないというのは普段のルドルフを間近に見ている人物としては当然の反応である。
「折角、普段言われていることを言い返す機会だったからついね」
仕事を抱え込む悪癖となると他人のことは言えないというのは目の前にいるトレーナー自身にも、生徒会の面々にも散々言われていることである。そういう風に返されるとトレーナーもばつが悪くなる。
「形無しというやつかな、これが」
「…今後は君に返されないように努めるよ」
肩を竦めるトレーナーを微笑まし気に見守るルドルフ。
「ところでルドルフ、用件は何だい?」
「用件?」
「態々トレーナー室に寄ったのだから私に用件があるのかと思っていたのだけれど」
逡巡するルドルフ。用件というほどの用件があったわけではない。ちょっと驚く彼の顔が見れたことで目的は果たしてしまったといえる。
「用件、用件か……それが無くてはこの部屋に寄ってはいけないのかな?」
「そういうわけではないさ。ただ理由も無くというのはルドルフにしては珍しいことに思えてね」
「理由か。全く無いわけではないけれども、強いて言うならば、ちょっと君の顔が見たくなって気が付いたらこちらに足を運んでいたと言ったところかな」
半ば本音であるが、トレーナーはそれを冗談の類として受け取って苦笑する。
「君にしては変わった冗談を口にするんだな。さんざ見飽きているだろうに。私の顔なんて」
それこそ毎日のようにこのトレーナー室やグラウンド、トレーニング室、生徒会室と顔を合わせている。懐かしむようなことは無かろう。
「いや、それとも君に余計な心配をかけるようなことをしたかな。心あたりはないが、だとしたらトレーナー失格だ」
自己管理の心配は実はさほどしていない。そういう面ではルドルフ自身よりしっかりしているトレーナーということは肌身に染みて知っている。そういうトレーナーだからこそ我が身を預けているところでもある。そう、トレーナーとそのウマ娘という関係上で、彼に対する心配は絶無に近い。心配があるとすればその先の話だけである。 - 75122/02/23(水) 22:42:48
次回へつづく!
今週来週はいそがしくてきつい…うおおお - 76二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 07:11:06
保守
- 77二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 14:20:40
新シナリオの曲で歌ってる…!
めっちゃカッコいいし可愛いぞ - 78二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 21:40:39
フラッシュううううう!
- 79二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 08:41:15
アニバーサリー☆
- 80二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 18:53:32
シナリオイベントでたくさん出てきてくれて嬉しいよ…ありがとうCygames…
でもサポカは完走してくれよな… - 81二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 20:29:00
ブライアンアマさんとルドグルのダンスてえてえかったからフラッシュにもダンス欲しい
- 82二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 06:02:25
おは☆
- 83二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 17:00:47
長距離育成キッツい
補正的にバレフラの方が良いかな - 84二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 22:39:42
まだコツ掴めてない
- 85122/02/26(土) 22:48:30
- 86おもいこみ1322/02/26(土) 22:49:22
「私のトレーナーは君しかありえない。切磋琢磨は互いに欠かすべきではないが、君が失格とすればこの先に私が困る。君と比してよりその資格ありと言えるトレーナーが私の前に現れることはないだろう」
「君にそこまで言われるのはこそばゆいな。」
軽口ではあるがリップサービスの類ではないことはトレーナーとしても承知している。ある種偶々が重なったことでトレセン史上でも最高クラスの逸材の担当をすることになり、自身としては驥尾に付す形となったことは紛れもない事実ではあるが、一方でルドルフのトレーナーとして十全を尽くしてきたという自負もある。ターフを駆ける彼女の理解者という意味では自身に勝るものはいないだろう。
「光栄なことだ。本当にトレーナー冥利に尽きる、などと言ってしまうにはまだ先は長いかな」
数多の勝利の上にある今のルドルフではあるが、トレーナーとしてはまだまだ彼女には先を見てもらわないとならない。慢心とは無縁の皇帝であるから、どちらかといえば自身に言い聞かせた言葉となるのかもしれないが。
「先は長い、か……」
そう。ターフの上でルドルフが為さなければならないことはまだ沢山残っている。一方で、マルゼンスキーの言葉も心のうちによみがえる。ターフの上で為すべきことを自身が為した、と堂々と世に宣言できるまで目の前のトレーナーは寄り添ってくれるのは間違いのないことである。手放す積りは無いという言葉をふっと微笑んで受け入れてくれた彼であればその責から逃げ出すことは今更あり得ないであろう。勝利の美酒だけでなく敗北の辛酸も共に味わい、それを余すことなく力に変えるということをこれまで続けてこれたのである。ウマ娘とトレーナーという関係であればそれで十二分であるが、マルゼンスキーと話して、どうやら自身が彼に向ける信頼、或いは親愛はそれに留まるものではないことに気づかされた。ただそういう踏み込み方に関してはどうしていいのかわからないのが正直なところである。
「ルドルフ?」
「あ、ああ、何でもない」
「疲れが無いようには見えたけれど気を張っていたのかな。なら早めに休息をとった方がいいのじゃないか?」
「いや……」