- 1124/07/25(木) 22:31:31
- 2124/07/25(木) 22:33:12
書く前に落ちたら仕方なかったということで
- 3二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 22:34:26錠前サオリの裏バイト奇譚3【SS、微ホラー】|あにまん掲示板自分探しのために色んなアルバイトをして各地を放浪する錠前サオリ。だがその中には恐ろしいものが隠されている危険なアルバイトもあった。これはそんな危険なアルバイトにうっかり勤めることとなったサオリのお話。…bbs.animanch.com
良い具合のホラー物ホラーをつまみたい時にいい
リクエストはハルカと先生のイチャコラで
- 4二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 22:38:58
最近は辻ssが多いから単体って言われるとなかなか
- 5二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 22:57:43
やぁ、自推ですまない。エ駄死で閲覧注意でよければこちらのスレはどうかな?
推薦理由としては、完全に私の手を離れて文豪や神絵師がリレー形式でリクエストの品を出していくスレになってしまい、全体的にかなり質の高いSSが高密度で投下されたスレとなっていることだね。
part5まで続いてるから、スレ主がお気に入りの生徒のSSもきっと見つかると思う。エ駄死要素のないSSもある。
少しハードなやつも混ざってるが、基本ワンクッションおいて読めるようになってるから大丈夫だと思うよ。
リクエストはツムギがアイリの様子を見にきたついでに、トリニティを見て回るSSかな
それにしてもリクエスト形式とはね・・・修羅の道になるかもしれないが応援するよ
「先生の♡すっごく固くて大きくて…あったかい♡」|あにまん掲示板いらっしゃい。久しぶりのバーボンセイアだよ。このドリンクはサービスだから、まずはこれを飲んで落ち着いて欲しい。最近ツムギばかりだったからみんな寂しかったんじゃないかな?ライバル店にばっかりいい顔をさせ…bbs.animanch.com - 6二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 22:58:47ひっ…ぐすっ……ぅ|あにまん掲示板モモイ(どうしよう、ゲーセン近くの銃撃戦に巻き込まれて変なガス吸ってから涙止まんない…)グスッモモイ(目も痛いし、喉乾くし……泣くのって異常に疲れるし……ちょっとこの辺りで座って休もう…)グスッ……bbs.animanch.com
自覚のないまま大事件に巻き込まれるモモイとブチキレミレニアムが見られる
リクエストはミカセイをお願いしたい
- 7二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:03:22
このレスは削除されています
- 8二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:06:30いやー、よく寝たよく寝た!|あにまん掲示板それにしても、あそこから私もミドリもよく助かったよねー!先生がアリスちゃんたちを連れてきてくれたおかげだよ!あれ?なんで私アリスのことちゃん付けで呼んで…ていうか、ちょっと喉おかしいのかな…声が自分の…bbs.animanch.com
曇らせとギャグが混在してるからいい意味で心ぐちゃぐちゃになる
この概念好きだけどss少ないからリクエストはこの概念書いてほしい
- 9まやなた24/07/25(木) 23:08:54
- 10二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:14:35このブルアカ概念を誰か語ってくれ|あにまん掲示板知識がたりないから「ここだけユメが生き残った代わりにホシノが死んでユメがホシノの真似をしているアビドス。ユメは強引に留年している」という概念をうまくまとめられないんだだから誰かこの概念を語ってくれbbs.animanch.com
これの40の辻SSをおすすめしたい
リクエストは……リンク先のスレの概念で新しいSSを
- 11二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:20:47"ミサキはふと消えてしまうような危うさを感じるんだよなぁ。何とかしたいけど……"|あにまん掲示板「あれ……これ、木彫り熊?」"ああ、木彫り熊のプラモデルだよ。最近はこういうのもあるんだよね"「へぇ……プラモデルで……」"(……!何か情熱を持てる趣味があればミサキを繋…bbs.animanch.com
自薦なうえにSSかどうかも怪しいがこれを。なんかいろいろあってホシノもスオウもユメ先輩(?)もみんないい空気吸ってる世界になった
リクエストはこの↑スレみたいに趣味に生きる意味を見出した生徒の物語を頼む
- 12124/07/25(木) 23:47:50
まずいな……落ちそうにないぞ……
ちょっと書いてきます
沢山ssを教えられると筆が速くなるかもしれません - 13二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:01:54
頑張って保守するから沢山書いてくれぃ
- 14二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:12:21
pixivからです
ノア曇らせ(話が進むとSCPネタが入るのでこれだけ見るのがオススメ)
語彙力が高くノアの心情が丁寧に描かれているのがGood
#1 ノアがユウカを連れて先生に逢いにいく話 | 曇らせまとめ - 赤魔の牌乙の小説シリーズ - pixiv先生が亡くなられてから三週間が立ちました。 暖かい木漏れ日が頬を照らす、気持ちの良い日です。 温もりなんて伝わりませんが。 小鳥のさえずりが私の耳をくすぐります。まるで童話の1頁の様。 鬱陶しい事この上ないです。 D.U.街頭の雑踏は、まるで一つの洋楽かの様に目まぐるしく切り替わっ...www.pixiv.netコユキ曇らせ(晴れます)
コユキの善意から来る行動と先生の優しさが染みる
#ブルーアーカイブ #黒崎コユキ 黒崎コユキの幸福論 - リアンの小説 - pixiv誰にも止められない。止まるつもりなんてない。 己を満たすため、やりたいことをやるだけだ。 黒崎コユキは、そんな少女だった。 色々なものを持ちすぎている。それでいて、色々なものが欠けすぎている。私が、初めて彼女に相対した時に感じたことだ。 恐ろしく高い能力を持っている。猪突猛進で摩...www.pixiv.netセナ、ナグサ、トキ、シロコ*テラーのギャグSS
ギャグ系は説明しずらいからとにかく見てください
#1 迷子の迷子のクールビューティー | ブラックマーケットブルース - ドブカスナメクジラの小説シリー - pixiv氷室セナは休日、ひと気のない路地裏や廃墟の中を散策していた。 キヴォトスでは噂でしか存在しない人の死体を探して、誰も訪れない、日常の陰になりそうな場所を巡る。 特にこのブラックマーケット周辺は、違法な武器の使用や行き過ぎた暴力が横行している。その為、他の地域よりも多少は死の可能性...www.pixiv.net補習授業部のギャグSS
上記と同様
#ブルーアーカイブ #阿慈谷ヒフミ アズサ「セッ○スってなに?」 - 浮遊様の小説 - pixiv色々とあったエデン条約も一先ず解決して暫くたったある日、私は補習授業部の面々に授業を行っていた。退学の危機を免れ補習授業部は解散するのかと思っていたが、そうはいかなかった様で今もこうして集まり勉学に励んでいる。個人差こそあれど全員が順調に進んでおり、次のテストで赤点を取るようなこ...www.pixiv.net陰キャな生徒同士が仲良くなっていくSS
陰キャ寄りの生徒たちが頑張ってコミュケーションするのが健気でほっこりします
オチも面白い
#1 陰キャがシャーレに集まる日─前編─ | 陰キャがシャーレに集まる日 - ニジイロの小説シリーズ - pixiv※書いた後に「ツクヨの仲間集め」の存在を思い出しました。そこら辺の出会いや設定は考慮してないので、ご了承ください。www.pixiv.netアキラがトリニティで盗みを働くSS
戦闘描写も読みやすく、ラストシーンのナギサとアキラの話し合いがカッコいい
#ブルアカ #清澄アキラ 慈愛の怪盗と光の大天使 - もとりなの小説 - pixiv8月某日。 トリニティは最高気温を更新していた。 茹だるような熱気はアスファルトを熱々のフライパンに変え、自販機の在庫を一瞬で空にしていく。 すでに倦怠感が一瞬で最高値までたまるような環境だったが、ストレスの要因はまだあった。 セミである。 ミンミンジージーと体力を耳から奪ってい...www.pixiv.net紹介したアカウント全て面白いので他のSSを見てみて下さい
ユメ先輩と先生がバカやってるSSをお願いします
- 15二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 12:12:46
ほしゅ
- 16二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 20:14:08
保守
- 17二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 22:27:50先生のPCに隠されていた「極秘」って名前の厳重なパスワード付きファイルを開けたら|あにまん掲示板先生が不慮の事故で命を落とした時の為に作ってた引継ぎ資料、そして生徒1人1人に対して書かれたその生徒にだけ通じるパスワード付きメッセージファイルが出てきた時のコユキちなみにコユキ宛のメッセージには「も…bbs.animanch.com
こういう系では欠かせない遺書コユキ
リクエストは頑張って上の奴らのss書いてやってくれ
- 18124/07/26(金) 23:25:10
──ヒロイン達は、常に何かを待っている。
「数奇な運命ですね。一所に留まらない私が、こうしてまた、彼女に会いにやって来る。フィナーレを見届けるのは、私の役目ではないというのに」
時刻は現在午前6時。開催は8時からであるようだが、そんなことは些事だ。トリニティの警備体制は、胸躍る再開の前に無力というだけである。
『謝肉祭』。話には聞いていたが、キヴォトス三大校の一つだけあって、流石というか、スケールが違う。壁のデコレーションは、花壇が地面を間違えたようだし、浮かんでいる風船達は、テーマパークですら見たことのない数で埋め尽くしている。
この広大な敷地を一杯に使って、それでもなお足りないとばかりに活気ずくヒロイン達からは、高揚の香りが漂う。レシーバー片手に疾走している彼女も、ステージに寝転んで、橙に染まっていく様を見上げる彼女も、どこか祭りの雰囲気に踊り狂っている。盆踊りだけが祭りの踊りではない。不安や葛藤、期待や焦燥を纏いながら、ヒロイン達はその時を待っている。
草木の陰から見渡す私は、えもいえぬ
──『フィードバックエモーション』
……に、五線譜を書き殴られていた。
- 19124/07/26(金) 23:26:38
「……折角ですし、見てまわりましょう。前日譚だって立派な物語です。革命前夜のヒロイン達は、王子様の夢を見るんでしょうか」
ヒロイン達にとって、今日は数少ない自己表現の舞台。未来への期待、過去への憧憬、今の鬱屈した気持ち。その全てが許される日。
私は立ち上がって呟く。校舎の窓にちらちらと反射する朝焼け色は、今の気分にぴったりだった。
──そう、私は立ち上がった。
目の前に誰がいるかも知らず。
「あ!お客さんですね!私が案内しま……」
「……お客さ……」
「……まだお客さんは入っちゃダメですよ!!!」
目の前には、青い髪に星屑を振りかけたヒロインが、心底驚いた表情で叫んでいる……ううん、まだ立ち上がらない方が良かったかもしれませんね。 - 20124/07/26(金) 23:27:23
「さ、さては!この祭りに乗じて生徒を襲おうと……!」
さて、どうしたものでしょう。面倒ごとは避けたいですが。
「……いえ、私はここの生徒ですよ。制服こそ着ていませんが。今日は……そう、コスプレみたいなものです」
「で、でも……今草むらから……」
「困りましたね。ええと、栗村アイリという方を知っていますか?放課後スイーツ部という部活に所属していて、本日バンドをするらしいのですが……」
「あ!知ってます!」
「それはよかった。彼女に会わせてくれれば、嫌疑は晴れる筈です。実は彼女に曲を提供していましてね」
いかにも関係者然としながら、私は髪についた木の葉を払う。純朴そうなヒロインは、すっかり警戒の色を解き、代わりに何かに怯えているようだった。 - 21124/07/26(金) 23:27:54
「そ、その……ご、ごめんなさい。不審者なんて決めつけてしまい……」
「いえいえ、むしろ警備の万全さに安心しました。私は眠れる森の姫、椎名ツムギです。もっとも、ここは草むらで、そこから私は出てきた訳ですから……ええ、眠れる森の姫ですね。よろしければ、そちらのお名前を伺っても?」
「あ……えと、宇沢レイサっていいます」
ヒロインは遠慮がちに答える。最初の大声とは打って変わって、まるで虎を前にした狐のようだ。
「ふむ、可憐な良いお名前です」
「そこで、レイサさん。あなたに頼みがあるのですが……」 - 22124/07/26(金) 23:28:29
「病弱であまり学校には来れなかったんですね……」
「ええ。ですので今年の出し物がよくわからず、こうして案内してもらっている訳です。業務もあるでしょうに、申し訳ありません」
「全然!大丈夫です!困っている人を助けるのが、自警団の仕事なので!」
明朗快活な返事を聞いて、私はふっと安心する。ヒロイン達に涙は似合わない。
──『ハッピーエンド』
……が、私は好きなのだ。
そんなヒロインを騙す魔女がここにはいるらしいが、その物語はまた今度語るとしよう。私が私にそういう役回りを与えたからには、幕引きまで演じきるのが良い演者というものだ。 - 23124/07/26(金) 23:28:52
「それにしても、十人十色、屋台の内容も様々ですね。あそこの屋台はなんですか?」
「学園文化部のイワシパイ屋さんですね!」
「イワシパイ……ですか」
「最近はあんまり人気のない料理ですけど、あそこの部活は毎年完売ですから!すごいですよねー!」
見れば、イワシパイの歴史など、事細かに説明されたポスターを貼り出しているところ。最後の一文には、『原初の味を残しながら、モダナイズされていくイワシパイをご賞味あれ!』と、少々荒めに書かれていた。歴史を背負って次に進む、彼女達の想いが分かる気がした。 - 24124/07/26(金) 23:29:56
「おや、あれは……」
「あれは……ええと、あ、補習授業部ですね!出し物は……」
「もしもし、失礼します」
「え!?ちょ、ちょっとツムギさん!」
「あ、はい……なんでしょうか」
裏の方から出てきたのは、幼い顔立ちの、いかにも普通そうな少女。どこかで……ブラックマーケットかどこかで見たことあるような気がする少女。
そんなヒロインに、私はのぼりに描かれた絵の訳を聞いた。
「これは……ペロロジラではないですか?」
「……!知ってるんですか!?」
「ええ勿論ですとも。モモフレンズは私も大好きで。つい声をかけてしまいました。ここの『モモフレンズ倶楽部』、並んでいるのは自作グッズですね?よくできています」
「わぁ……!ありがとうございます!実は、こういう場を通して他のファンの方と交流できないかなぁと思っていたんです!」
「……あれ?すごいスピードで仲良くなってます……?」 - 25124/07/26(金) 23:30:28
ヒロインは満面の笑みを浮かべて、後ろにいた友達を呼んできた。どうやら白い髪の二人を筆頭に、他二人も今では少し可愛いかもくらいには思っているらしい。特に何故か水着で柔らかい笑みを浮かべる彼女は、『新しい趣味を見つけられるかもしれない』と、どこか物憂げで、それ以上に嬉しそうだった。
「この調子だとお客さんもちゃんと来そうだ。ヒフミの案にして正解だったな」
「私の秘蔵コレクションも並べたかったのですが……残念です」
「ダメに決まってるでしょ!」
「あら、別になんのコレクションとも言っていないですよ?コハルちゃんはどんなコレクションだと思ったんです?」
ヒロイン達は騒々しく声をあげる。それは戦争映画のエピローグに似ていて、一度完結した物語のようだった。第二幕があるのなら、その時は私達も、関係することがあるかもしれない。
そんな期待も妄想でしかなく、一通り語り合った後、彼女から渡された自作ペロロ人形を持って、私は次のヒロインを探しにゆく。祭りの始まりが、楽しみになってきた。 - 26124/07/26(金) 23:31:35
「しょ、初対面だったんですよね、あの人達と……」
「ええ。行先で味わう邂逅もまた、
──『エモーション』
……ですからね」
「す、すごいです。私はそういうのが上手くできないので……」
そう言ってヒロインは俯いてしまう。
──ああ、だから、何度も言うように、
あなたに涙は似合わないのですよ。
「……一期一会という言葉がありますね。巡り合いというのは美しく、かつ残酷なもので、二度と同じ出会いはなく、似たような出会いすら、必ずあるとは限りません」
「だから、あなたにも感じてほしいのです」
「──『エモーション』
「……というものを」
「私はあなたに、感じているのですから」
ぱあっと、弾けるような表情。
わかりにくいと言われる、私の気持ち。
伝わったようで、私は嬉しい。
「はい……はい!わかります!『えもーしょん』!」
ああ、頭の中に響く、この高音が心地いい。
五線譜は繰り返し記号ばかりで、終止線に至る気がなさそうだった。 - 27124/07/26(金) 23:33:23
「ああ、そういえば、私の知り合いはいるんでしょうか」
「知り合いですか?」
「学園の外で知り合った方がいるんです。確かトリニティ総合学園と……あぁ、『同じ学校』と言っていた筈……」
そう、確かふわふわの耳が生えていて、身長は低め。刺激的な服を着て、肩にいつも鳥が……
「あ、見つけました。ちょっと行ってみましょう」
「え?どなたですか?」
「ほら、あの人です。きつね耳の彼女」
私はそう言って指を指す。先を見たヒロインは、あの甲高い声をあげて、押さえつける勢いで私のことを引き留めた。
「あ、あ、あそこはティーパーティーの出し物ですよ!?人違いじゃないんですか!?」
「む、心外ですね。言ったでしょう?人の出会いは一期一会なのですから、私が見間違える訳がありません」
「しかもあなたが言ってるの百合園セイアさんじゃないですかー!?あの人のプライベートは一切謎に包まれているんですよ!」
「行きましょうレイサさん。運命的な再開です」
「うわーん!この人思ったより力が強いですー!」
そんな風に店前で騒いでいると、ようやく彼女もこっちを向いた。すごく驚いていたから、ひらひらと手を振ってみた。
「お久しぶりですセイアさん」
すると彼女は私の耳のそばに来て、
「お久しぶりじゃない!まだ開催時間前だぞ!なんで君がここにいる!?」
なんて言うのだけど、私はそんなことより、肌を撫でる耳の感触にうっとり。
「聞いてるのか!?」
「いやぁ、実はですね……」 - 28124/07/26(金) 23:38:00
帰ってきたので取り敢えず書いたところまで
リクエストを同時に書くのはそこそこ難しいということがわかりました
みんなー!保守代わりにssをくれ〜!
それで助かる命があるんだ〜! - 29124/07/26(金) 23:39:01
あと、出来ればあにまん内にあると助かります
掲示板の感想が近い感じが好きなので…… - 30二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 01:03:05
思ってた以上の文豪だった…これは良質なssを献上せねば…
これってリクエストなしなら何回もss貼っても大丈夫です? - 31二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 02:53:53
保守がてらモモイ系をもうひとつ
鬱ゲーモモイの系譜だけど、作者の手腕も相まって鬱ゲーの構想が具現化していて大変楽しい
【🎲、⚓️、ss】どうしよう……|あにまん掲示板【*今回は前振り長めかもです】部費が…部費が足りない…!!前回のゲームの声当てする時に徹夜特有のおかしなテンションで相談無しにめっちゃ良いマイク買った私が全部悪いんだけども…!!ゲーム作る予算の為にゲ…bbs.animanch.com - 32124/07/27(土) 07:40:45
- 33二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 09:00:07
これは良SSスレ
折角なのでシュガラの好きなSSを
OMOIDE IN MY HEAD [SS]|あにまん掲示板──ロックって、何?bbs.animanch.comリクエストはシャーレの休憩室で鉢合わせたミユ、コユキ、レイサがなんやかんやでボードゲームやカードで遊ぶことになる話を
この三人いたら他に誰いてもいいので
なんなら場所もシャーレじゃなくてもいいので
- 34二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 09:12:47
- 35二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 11:00:40
pixivからですが
www.pixiv.netid=21087190
ざっくりとした内容は、レイサが自販機弁当を食べるお話です。
不思議な空間で食事をするという雰囲気がとても気に入っています。
夜汽車の男(世にも奇妙な物語)のような感じで
先生or生徒が駅弁を食べる作品が読みたいです。
- 36二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 11:03:55
- 37二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 17:16:24
- 38二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 19:44:00
>>37だ。
ついでにオススメのSSスレを
このスレタイで、いきなり3万字ギャグSSをぶち込まれるオススメスレだよ
いくつかスレ主以外のSSも読めるのもオススメポイントだね
【閲覧注意】先生♡私で卒業してくれるのですね♡♡|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/img/3622193/1いらっしゃい。バーボンだ。このドリンクはサービスだから、まずはこれを飲んで落ち着いて欲しい。うん、またバーボンハウスなんだ。…bbs.animanch.com - 39二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 19:55:08
- 40二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 20:00:20
- 41二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 22:27:56
もうリクエストとか関係ねぇ!自己満で好きなss を出すぞー!
丁寧な不知火カヤ獄中出産概念
#ブルーアーカイブ #二次創作 カヤ「…産みたい、です…」 - あかねツキの小説 - pixiv「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 矯正局。キヴォトスで重大犯罪を犯した生徒たちが収容される、ヴァルキューレ管轄の監獄施設。 狐坂ワカモ、清澄アキラを始めとした数多くの凶悪犯が収容されていたその場所では、今日も懇願と悲鳴が鳴り響く。 「痛いの嫌ですお願いだからやめてください...www.pixiv.netキキョウ対先生の戦い。
キキョウ「先生、私と勝負して」【SS】|あにまん掲示板bbs.animanch.comコユキが冤罪で追放されちゃったお話。
#ブルーアーカイブ #黒崎コユキ 冤罪で退学させられた黒崎コユキの日常 - ばったいんの小説 - pixiv黒崎コユキの朝は早い。 06:00に起床してそのまま10分でシャワーを浴びて作業着に着替える。 朝ご飯は昨晩の残りの煮物と冷凍ご飯にお茶漬けの素をふり掛けて 熱湯を注いで食べる。 「にはははっ、今日も頑張りましょうかね~。」 諸々の準備を終えたコユキは愛用の汎用機関銃<マリ・ガン...www.pixiv.netティーパーティーがミカニアを捕まえる話。
#二次創作 #清渓川 ナギサ「清渓川にミカニアを釣りに行きます」 - 登山の人の小説 - pixivトリニティにて セイア「ナギサが釣りなんて珍しいじゃないか」 ナギサ「えぇ、今日はミカニアを釣ろうと思いまして。ミカニアはスターゲイジーパイにすると美味だとミカさんから聞きましたので」 セイア「...それ、騙されていないかい?」 ナギサ「私は一度スターゲイジーパイを食べたことがあ...www.pixiv.netスマブラ
#1 真夏の夜の夢 | ブルアカ淫夢 - フル○ン侍の小説シリーズ - pixiv<シャーレ執務室 AM7:02> 眠い目を擦りながら、私は執務室の自席に腰掛ける。 これから仕事だというのに、日頃の激務からくる疲労感で今にも意識を手放しそうだ。 連邦捜査部S.C.H.A.L.E キヴォトス全域のあらゆる生徒の相談に応じ、同時に所属や学籍によらず不特定多数の生徒...www.pixiv.net - 42二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 22:28:26
このレスは削除されています
- 43二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 22:33:33
このレスは削除されています
- 44二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 22:37:07
このレスは削除されています
- 45二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 22:41:28
同じの3つ投稿されてるから1つ残して消しとけー
- 46二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 22:49:30
気づかなかった、ありがとう。
ついでに間違って消したやつを再投
カンナがお惣菜を食べる
#2 尾刃カンナのグルメ 惣菜屋さんのアジフライ | ブルアカのグルメ - 妄想箱の小説シリーズ - pixiv夕暮れ。 私は足早にヴァルキューレから飛び出した。 午前は撃鉄を交える事件を片付け、午後は防衛室との冗長的な会議を終えた。 「はぁ……このようなことでは部下に示しが……」 私はいつもより数時間も早く、退校していた。 交差する欲望と罪悪感に身を包んで、舗装された道を歩いている。 ──...www.pixiv.net曇らせ系、アリスが憂さ晴らしする。
#ブルーアーカイブ #天童アリス 天童アリスの憂さ晴らし - バディムの人の小説 - pixiv「痛いですか?」 ミレニアムにある現在は使われていない工場。そこでアリスは不良達に言い放った。不良達は苦しそうに言う。 「ゆ、許して……」 「許す?そのコマンドを実行すれば、先生はコンティニューできるのですか?」 アリスはレールガンを低出力で不良に撃つ。不良は苦しみ悶える。 「う、...www.pixiv.net曇らせ系、キヴォトスに災害級の豪雪が襲いかかる。
#1 勇者の仲間たちは如何にして全滅したのか | 終末、勇者のオデッセイ - 名無しの練り物の小説シリー - pixiv冬が来ました! ゲーム開発部のみんなと部室に篭って冬を乗り越えます! アリスは勇者なので、雪解けの晴れの下で冒険したいのです!www.pixiv.netアリスがトキニ耳かきしてもらう話。
#11 トキ「アリスが大音量で映画を見ています」 | キノコの闇鍋 - キノコアザラシの小説シリーズ - pixiv『今の一発は、私の事を捨て駒だって馬鹿にした分です。……だけど、何より許せないのは……!!』 「………!」 『奥に引きこもってるだけの陰気な先生の元について残念ねぇ』 『まあ?無能な先生の元についてるあんた達は、苦労を感じる前に私がヘイロー壊してあげるわよ』 「………!!」 『私...www.pixiv.net走れメロスパロ
#ブルアカ #黒舘ハルナ 『走れハルナ』 - マロ^4カの小説 - pixivハルナは激怒した。必ず、かの邪知暴虐の店主を除かねばならぬと決意した。ハルナには調理が分からぬ。ハルナはゲヘナのテロリストである。食を楽しみ、店を爆破して暮らしてきた。けれども邪道に対しては、人一倍に敏感であった。今日未明ハルナは隠れ家を出発し、道を越えビルを越え、十里はなれた此...www.pixiv.net小鳥遊ホシノVS美食研究会
暴力描写有り。先生とホシノがデートした時に、襲撃してきた美食研究会とファイトッッ!
[R-18] #リョナ #小鳥遊ホシノ 襲撃~美食研究会 リョナ~ - イチノフの小説 - pixivブルーアーカイブより、美食研究会の面々が水族館を襲撃するものの水族館に居たホシノの手により鎮圧されるお話です。元々書きたかったのは美食研究会でのHIGH&LOWパロの一文だったんですが、そこから
色々考えて『ホシノが美食研究会の面々と戦う』ネタを考えたけど それはリョナなのか…?と悩みつつも…
書きたいからいっか!というわけで書き始めました。
なるべく美食研究会の面々のやられ方をリョナらしくしたつもりですがこれがリョナ的な需要があるかどうかは悩ましい。
たまにはこういうゆっるい作文も書きたくなるんです、いいよね?いいよ。www.pixiv.net - 47二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 23:49:18
いつも見てるあれ、のぼりって名前だったのか…
- 48124/07/28(日) 00:00:40
彼女にかくかくしかじか説明しているうちに、なんだなんだと、奥の方からまた違うヒロイン達が出てきた。一人はお姫様で、一人はお嬢様。レイサさんは五歩くらい後ろの方で、心配そうに私をみている。
「あー!トリニティの制服じゃないじゃん!」
「この方は誰なのですか?セイアさん」
「……腐れ縁だよ」
「申し遅れました、私、椎名ツムギという者です。姫でも魔王でもスパイでも、はたまたモブでもライバルでも敵役でも、好きなようにお呼び下さい」
「なんか言ってることわっかんないや⭐︎」
「椎名ツムギ……そんな生徒いましたかね……」
「……無理もない。彼女も同じように病弱でね。顔を見たことのある生徒の方が少ないだろう」
彼女はなんだか不機嫌そうな顔で、ティーパーティーホストと呼ばれる二人に弁解する。
……えぇ、はい。そんな顔をしなくても、感謝していますとも。 - 49124/07/28(日) 00:02:03
「セイアさんは私の、
──『パトロン』
……なのです。嬉しいことに、私の作る曲が好きなんだそうで」
「えー!ほんとー!?セイアちゃん私達以外に交流あったんだー⭐︎」
「ミカ、君はもう少しオブラートに包むということを覚えないか?」
お姫様は、明け透けな口調で笑う。
……隠しているつもりかもしれないが、笑みの底、心のずっと奥の方には、寂しさが見える。目を凝らす必要すらない。なんてったって透けているのだから。
問題はそれに、他の二人が全く気づいていないこと。プリンスなら気づいてしかるべきである、些細なゆらぎ。彼女達は見逃している。
「……鈍感なヒロイン」
「何か言ったかい?ツムギ」
「いえ、何も」 - 50124/07/28(日) 00:03:10
「それよりセイアさん、こちらでは何を取り扱っているのでしょう。セイアさんは勘がいいですから、占いなどかと思ったのですが」
見たところ、それらしい物もない。まぁ、水晶玉とかベールとか、きっと彼女にはいらないのだろうが。なにせ彼女の勘の良さは、偶然や嘘っぱちではないのだから。
「あぁ、ここは所謂休憩所だよ。まだ春とはいえ、昼時にはそこそこ暑くなるからね。日陰とドリンクの提供をしてるのさ」
「私達、組織の名前が『ティーパーティー』ですので……もうそれでいいじゃないかとミカさんが……」
「ナギちゃんそれずるくなーい?一番ノリノリだったじゃん。ドリンクも紅茶で何種類あるのさー」
「そ、それは……その……」
お姫様が桜餅のような頬を膨らませたかと思えば、お嬢様は白い陶器を色付ける。小さい春は、こんなところにも見つかるものだ。 - 51二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 00:03:11
キヴォトス昔ばなしシリーズ
SSかといわれると微妙な気もするけど、見てて楽しくなれる紙芝居?的な感じ
キヴォトスむかしばなし「モモイタロウ」|あにまん掲示板昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがおりました。ある日おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯へ行きました。bbs.animanch.comキヴォトスむかしばなし「ウラワシマタロウ」|あにまん掲示板昔々あるところに、ウラワシマタロウという少女がおりました。ウラワシマタロウは釣りの帰りにて何やら騒がしい所へ向かいます。bbs.animanch.comキヴォトスむかしばなし「一二三休さん」|あにまん掲示板昔々小さなお寺で修行僧をしている「一二三休さん」という者がおりましたbbs.animanch.comキヴォトスむかしばなし「ん、竹取物語」|あにまん掲示板bbs.animanch.comキヴォトス童話「カヤずきん」|あにまん掲示板とある小さなお家に小さく平たく可愛らしい女の子がおりました。赤い頭巾を被っているのでみんなからは「カヤずきん」と呼ばれています。bbs.animanch.com - 52124/07/28(日) 00:04:16
「折角だ。何か飲んでいくかい?」
「そうですね、頂きましょう。お勧めはありますか?」
「バーボンだね」
「なるほど、ではそれを一つ」
「……冗談さ。生憎お勧めできるほどの知識がなくてね。こっちの彼女にでも聞いてくれ」
彼女はそう言って、隣のお嬢様を指指す。指名を受けた彼女は、なんでか口をぽかんと開けて、
「セイアさん……冗談なんて言うんですね……」
心底驚いた顔だった。
「──君達は私のことをなんだと思ってるんだい?」
目を向けてみれば、今度はお姫様が笑い転げている。憂い寂しさなんかを通り越して、なんだかとってもハッピーなご様子。
「はぁ……あの馬鹿は放っておいてくれ。とにかく、メニューを考えたのは彼女だから、そっちに聞いた方がいい。私はメニュー表を持ってくるよ」
彼女は立ち上がって、転がり続けているお姫様に一発蹴りを入れて、奥の方に消えていった。 - 53124/07/28(日) 00:05:10
「騒がしくてすみません……」
「構いませんよ。セイアさん、あなた方との関係を随分と悩んでいたみたいですが……過ぎた心配だったようですね」
「……えぇ、そうですね。最近は派閥同士の軋轢も緩和され、私達もこうして、一緒に店舗を構えるくらいには行動を共にできますから」
満足そうに微笑む彼女の顔は、まさしくお嬢様。朝焼けの逆光からか、顔の半分は影に染まっていて、数多あった筈の苦労を、容易に私に想起させた。
「私が今飲んでいる紅茶も、少し前までは二人共、銘柄さえ知らなかったのですよ」
「それが今では、私が紅茶を飲みたいと言えば、なんだかんだと罵りながら、迷わずこの銘柄を選んできてくれる」
そう言って彼女は、コップの縁をさする。柔らかな手つきは、シルクの布を撫でているかのよう。 - 54124/07/28(日) 00:06:01
レディやプリンセスの、境遇による断絶。実に様々な物語を産んできた、王道のパターンだ。
では、何故王道は王道足り得るのかと言えば、万人にとって共感できるからに他ならない。冒険譚なら興奮を、ロマンスなら情愛を、喜劇ならば笑みを。
……悲劇ならば涙を。
古今東西誰からでも誘うことができる。それが王道というものだ。
それは物語の世界で、自分でない誰かであっても、である。
「……すいません、少し話し過ぎましたね。お勧めのドリンクですが……」
「いえ、申し訳ありませんが、もうその必要はなくなったみたいです」
私は、彼女のコップのすぐそばに手を置いて、こう告げた。 - 55124/07/28(日) 00:06:50
「──あなたが手に抱えている、空のカップ。そこにあった銘柄はありますか?」
「私も、あなた方の物語を体験してみたいのです。それがたとえ、1ページに満たないとしても」
彼女はその柔らかな微笑を崩さぬまま、目をゆっくりとつむる。空間を、少しだけ、スモーキーな香りが支配する。
かのお嬢様は、透き通るような声でつぶやいた。
「ええ、お勧めですよ。間違いなく」 - 56124/07/28(日) 00:08:06
青い柄の入ったティーポットを傾ける、彼女の姿。その洗練された仕草に思わずため息が漏れそうになったその時。
後ろの桜餅二つが、先程よりも色づいているのに気がついた。
「ナギちゃんナギちゃん⭐︎中々照れること言ってくれるじゃんね⭐︎」
「ミカさん!?いつの間に!?」
「おーいセイアちゃーん!ナギちゃんがねー!」
「ま、待ちなさいミカさん!は、恥ずかしいです!」
お姫様に、すっかり翳りは消え去っていた。 それと引き換え、色は耳まで侵食し、禁断の果実もかくやという濃淡に到達した。お嬢様は、呆れたことに、それにも気づく気配がない。
……私としたことが、すっかり忘れていました。
鈍感な王子様というのもまた、
──『クラシック』
……でしたね。 - 57124/07/28(日) 00:08:47
「……エンディングを邪魔するようで悪いのですが、あの青髪のヒロインにも紅茶を貰えますか?彼女にも味わってほしいので」
「えぇ!?ええと……わかりました。し、少々お待ちください……」
焦りながらも、彼女の所作は乱れることがない。立派なことだが、そんなことをしているうちに、もうお姫様の目的は達成されたようだ。
「で、では私はこれで!」
急いで裏の方に引っ込んでいくが、もう遅い。大きく、小さく笑う二つの声と、取り繕うような声が、奥から漏れてくる。
私はそんな演奏に、思わず笑みが溢れてしまう。
お嬢様も、お姫様も、もふもふ……賢者も今は関係がなく、
ヒロイン達は、全く普通の『青春』を楽しんでいた。 - 58124/07/28(日) 00:09:19
「レイサさん、お待たせしました。物語は一気に読むのも良いですが、こうやって紅茶を嗜みながらというのも、中々乙なものですよ」
「い、いいんでしょうか……私まで……」
「二人分の紅茶代くらいは私が……おや?」
ふと机の上を見ると、雑に盛り付けられたロールケーキが二つ、追加で乗っている。
側に置いてあるメッセージカードには一言、
『さんきゅ⭐︎』
とだけ、書かれていた。
「……ええ、ロールケーキもあるようですから、二人で、一つずつ食べましょうか」 - 59124/07/28(日) 00:09:56
紅茶は少々苦味があったけれど、強い風味はそれを打ち消していて、ロールケーキのせいなのか、少し甘すぎるくらいだった。
私はメッセージカードの裏に、
『素敵な結末を、ありがとうございます』
と書き残して、嬉しそうにロールケーキを頬張るヒロインと、次の出会いを探して、立ち上がった。 - 60124/07/28(日) 00:13:31
- 61二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 07:28:26
続き上がってる・・・というかまだあるの!!?なんて大ボリューム、質も量も最高すぎる
- 62二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 11:21:23
あにまんじゃなくて申し訳ないが個人的にかなり好きなヤツを
クローゼットがキヴォトスと繋がってしまった女子大生がミカと交流する話
クローゼットからミカ出てきた - ハーメルン 一人暮らしの女子大生の部屋のクローゼットから出てきたのは、ピンクの髪の天使だった。 聖園ミカと普通の女子大生の奇妙な交流の話。 ※捏造しかない。なんでも許せ…syosetu.org - 63二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 16:28:12
リクエストは上で書いたけど、他にもオススメSSあるから紹介だ!!
続きものだから、ぜひ上から順に読んでほしい
甘酸っぱくてほろ苦い青春を書いた、逆にあにまんだと珍しい恋愛SSだと思う
コトリ×ウタハ【CP注意!】|あにまん掲示板幼い頃、みんなが知らないことを教えてあげると、みんな凄い凄いって言ってくれて。私の知ってることをみんなに教えることが好きになった。だからたくさん勉強して色んなことを学んだ。みんなに教えられることが、み…bbs.animanch.comブルアカSS『泣き声は響かない』(CP注意)|あにまん掲示板第一印象は最悪だった。私、猫塚ヒビキがエンジニア部に入部した時、最初に話したのがコトリだった。そもそも私は人と話すことはあまり得意ではない。だが、入部したばかりのまま話せる相手が1人もいないことが不味…bbs.animanch.com - 64二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 21:30:04
まだ始まったばかりのスレですが、期待を込めて
どうしても他生徒との絡みが薄くなりがちな未実装生徒たちが、わちゃわちゃしてるのいいよね
未実装生徒同棲概念(SSあり)|あにまん掲示板セイアとリオとカヤ。三人は同じ部屋で各々の趣味に打ち込んでいた。夏の暑さに負けエアコンは25度設定であるのに、部屋の温度は31度である。それでも今外で動いている人たちに比べれば、百倍以上快適な環境と言…bbs.animanch.com - 65二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 01:02:05
くっ、いいSSだからスレ主を応援したいが、もうオススメのSSを全部出し尽くしまった!!
- 66二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 02:25:09
ちょっと前に始まったばかりだけど既に描写が凄いスレ、リクエストはキキョ×カズ、できたらでいいです
ウサギとおじさんのガチ鬼ごっこ【SS】|あにまん掲示板~アビドス廃校対策委員会 教室~ホシノ「テレビ出演~?」フアァアヤネ「はい、クロノススクールからアビドスに正式な依頼です。ドキュメンタリー番組の制作に協力してほしいんだとか」ホシノ「そっかぁ。知らない…bbs.animanch.com - 67二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 04:28:54
スレ主のSSへの愛が伝わってくる良いスレだぁ
- 68二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 07:41:28
こんな良いSS読んでると、公式でもツムギに色んな生徒と絡んで欲しくなるな
ワイルドハントイベントとか来ないかな - 69二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 11:46:39
このレスは削除されています
- 70二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 11:50:01
このレスは削除されています
- 71二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 20:51:43
オリキャラスレだからスレ主が望むものとは少し違うかもしれないけれど、展開も文章も面白くてオススメなスレ
リクエストはハルナが食べ歩きしながら食レポするSSを
私はゲヘナの新入生|あにまん掲示板ピッカピカの一年生としてゲヘナ風紀委員会に入ります!ちなみにスペックは戦闘dice1d100=@76 (76)@ 知力dice1d100=@37 (37)@魅力dice1d100=@16 (16)@倫…bbs.animanch.com - 72二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 20:59:02ドンブルーアーカイブ - ハーメルン今この小説を見たな!これでお前とも縁ができた!syosetu.org
劇薬と劇薬を混ぜたやつ
キヴォトスに馴染んでるようで馴染んでないタロウの様子が面白い
給食部特製弁当はいかが? 添加物いっぱいで腐らないよ〜! - ハーメルンブルアカ知らない転生者(頭アニカビ)の給食部活動記録。syosetu.orgコックカワサキみたいな女の子が給食部にいる
純粋なギャグ系は希少なのでぜひ
リクエストはハルナが柴関ラーメン食べに行く話
- 73二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 08:50:26
同じ作者でしたか〜。どうりで文章力が高いと思った
- 74二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 18:22:17
ところでエ駄死系のやつは貼っていいんでしょうか
- 75124/07/30(火) 18:48:50
感想やssありがとうございます
多分今夜には上がると思います…… - 76124/07/30(火) 18:49:14
- 77二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 20:26:57
回答ありがとうございます
じゃあおいどんの好きな重ための感情の乗ったエ駄死置いとくからさ…
セイアちゃん...なんで?(閲覧注意)|あにまん掲示板「セイアちゃん、なんでこんなこと...?」「君が思っているよりも、私は手段を選ばない女だったってだけさ。」「それに...嫌なら力ずくで抵抗すればいい、そうしたら今度こそ私は死んでしまうかもしれないけど…bbs.animanch.com - 78124/07/31(水) 01:35:18
「それにしても、本当にセイアさんと友達だったんですね……!ビックリしました!」
「驚くほどのことではないですよ。友達というのは立場やら何やらで左右されるものではありません。実際に、その苦労や軋轢に思い悩んだヒロイン達が、しがらみの一切を断ち切って『再会』する様を、あなたも見た筈です」
「──『エモーション』」
「……ただそれだけの為に、私達は友を求めるのではないですか?」
とは言うものの、正直私には、ティーパーティーホストがどれほど偉いのかはわからない。だからやっぱり、彼女との友達関係は、それ以上の価値を持ち合わせない。 - 79124/07/31(水) 01:35:49
彼女は私を見上げながら、羨望の眼差しを向けている。『憧れは理解から一番遠い感情である』、そんなことを私は思い出している。
「……ツムギさんは、本当にすごいです。私は、友達と付き合うにも臆病で、空回りしちゃったりするので……ツムギさんみたいには……」
ふむ。どうやらヒロインは、私をすごいと思ってくれているらしい。私がコミュニケーション上手などと、そう思っているのだろうか。
……あらぬ誤解だ。
「ええ、私はあなたと違う。私はきっと、ヒロイン達の感情の機微に、人よりも敏感なのでしょう。それは確かに、あなたよりもすごい所かもしれません」
「そうです!ツムギさんはすごいんです!……だから!」
興奮気味に語るヒロインを制して、私は話を続ける。
私のコミュニケーションには、『それ』がないのだと。
そういう話をする。 - 80124/07/31(水) 01:36:54
「でも私は、溢れかえるこのエモーションを、真っ直ぐに伝えることができない。心で感じた本当が、頭へ行くまでに捻じ曲がり、口から出るまでに焼き切れる。こうして出てくるのは、婉曲に歪曲を重ねた言葉だけ」
「それならばやっぱり、私はあなたと違うのです。私はあなたのように、素直な言葉で伝えることができない」
出てくる言葉は確かに、私の気持ちを反映している。間違いなく、私の言いたいことではあるのだけど、伝わらなければ意味がない。それはコミュニケーションではない。
「なので私、あまり交友関係は広くありません。バンドメンバーと、先程のセイアさんくらいしか、友達と言い切れる人はいないのです」
「だから私はあなたにこそ……」
──そこまで言いかけて、彼女の方を向いた時、さながら意趣返しのように、ヒロインは話に割り込んだ。
大きな声で、あの高い声で、はっきりと。 - 81124/07/31(水) 01:37:50
「知りませんそんなの!ツムギさんはすごいです!」
「だって、こんな私の『友達』です!!」
その一言は、衝撃というほどではなかった。褒められただけで、友達と言われただけで堕ちるほど、私も簡単な人ではない。
けれどそれは、私が失くした大切な部分をゆっくりと埋めていくようで、その感覚が、少しこそばゆい。 - 82124/07/31(水) 01:38:25
まるで主人公のように言い切ったヒロイン。我に返ったかのように、はたと目を見開いたあと、口をもごもご、慌てている。
「ふふっ……」
思わず笑ってしまったのは、可笑しかったのか、照れ隠しか。私にもよくわからなかった。
「……ええ、そういえば、好きなようにお呼び下さいとは、あなたには言っていませんでしたね」
「いくらでも憧れて下さい。それがあなたの
──『エモーション』
だとしたら、それを止められる道理はありませんね」
友情に同じ物は一つとして現れない。時にそれは羨望、安楽、嫉妬など、カタチを変えて様々な人々と存在する。
それなら私達のこの関係も、友情といえばそうなのだろう。
──『ともだち』
……手が届かないからこそ美しいのだと思っていましたが、
いつ聞いても、いい言葉です。 - 83124/07/31(水) 01:42:08
ヒロインは、恥ずかしいのかなんなのか、私の腕にくっついたまま離れない。腕を挙げれば付いてきそうだが、肩に埋まった口角の歪みを見ていると、私も力が抜けてきたので、しばらくこのままでいることにした。
そろそろ、低血圧な太陽も元気が出てくる時間。開催時刻も迫り、会場には正体不明のざわざわが、我が物顔で闊歩している。ライブ直前の、誰が発しているのかもわからないようなあの感じ。話しかけているわけでもないのに、徐々に熱気は増していく。
そんな、私の好きな喧騒を感じていた。
──後ろから、気配もないのに、話しかけてくる人がいた。
「ちょっといいっすか〜?」
これは不味いと、なんらかの器官が警告していた。
「……はい、なんでしょう。目覚めた森の姫、椎名ツムギに何か……」
振り返って、予感は確信へ変わる。
あぁ、見たことがある。
「……ええと、やっぱり、そうっすよね」
「どーして『二度』も、不法侵入するんすかねー。こう短期間に」 - 84124/07/31(水) 01:45:43
Q.おい完結しないじゃねーかどうなってる
A.俺にもわからん
次には……次には終わるから…… (お題が良いのが悪い!あなたたちのせいだよー!) - 85二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 07:38:32
- 86二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 18:12:20
保守代わりにおすすめss貼ります。
ここだけモモイが|あにまん掲示板本当は周りが思ってるほど心が強くも前向きでも楽観的でもないけど、ミドリやユズやアリスの居場所を守るために頑張ってポジティブで無敵のお姉ちゃんを「演じてる」世界bbs.animanch.com分厚い曇り空が徐々に晴れていく感じがたまらない作品です。
リクエストはモモイ×ミドリかユズ×アリスの百合でお願いします
- 87二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 20:05:15
もうssってレベルじゃねぇぞおい!
- 88二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 21:51:23
ところで、大事なアイリをバンドマンの道に引き摺り込んだあげく、今度は宇沢にまで粉かけてる(ように見える)ツムギさんですが、キャスパリーグから狙われない?大丈夫?
- 89二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 23:22:11
レイサ✖︎ツムギだと!!?こんなの僕のデータに無いぞ!!?
- 90二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 08:45:31
いいなぁツムギらしさとレイサらしさで世界が広がっていく感じエモーション
いや本当に読んでて幸せな気持ちになれる素敵なSS - 91二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 12:28:25
エミュの完成度高いから、会話聞いてるだけですっごい幸せになれるのわかる
- 92二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 22:46:53
- 93二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 00:59:58
- 94二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 07:35:46
これホント好き、ホラー書ける人尊敬する
- 95124/08/02(金) 18:47:19
多分今日の夜半にはあがるはずです
平日はキツイね…… - 96二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 19:44:33
自分の書いたSSが2つもシェアされてて嬉しいマン
こういうスレ、地味に励みになる - 97124/08/03(土) 00:19:34
二度。確かに彼女はそう言った。
夜目は利かないと思っていたけれど、その細い目で、よく見ているものだ。
隣のヒロインは困惑顔で、どういう事だか、状況をまるで理解していない。
「……私の物語もここまでという訳ですね」
「あれ、あっけないっすね。なんかもっとこう……バレてしまったらー、みたいな展開も考えてたんすけど」
「いえ。もうこうなったら全て打ち明けた方が早いかと思いまして。手錠でもなんでも掛けてもらっていいので、少しお話しませんか?」
「……何か事情がありそうっすね。手錠は掛けないんで、ちょっと端の方行くっすよ」 - 98124/08/03(土) 00:20:01
「ちょちょ、ちょっと待って下さーい!!ど、どういうことですか!?不法侵入って、誰が……」
「……あー、ジブン、もしかしてタイミング最悪でした?」
放心していたヒロインは、意識を取り戻して開口一番、素晴らしい声量だ。
まぁ確かに、折角仲良くなったところ、タイミングは悪いと言えば悪い。最も悪い。でも悪いと言えば、一番は私であるのに異論ある人はいないだろう。それに、いつかは話さなければいけないことだったのだ。
嫌だとすれば、それは嫌われることじゃなくて、ヒロインの心を傷つけること。純粋で、白無垢のような彼女に、小さな穴を開けること。
「すいませんレイサさん。一緒に来てもらえますか?」
「あなたにも、聞いていてほしいのです」
だからせめて、もう嘘がないように。 - 99124/08/03(土) 00:20:40
人手の少ない、校舎の端。そこは私がヒロインに見つかった場所を目視できるほど、なんだか馴染みのある場所だった。
私は洗いざらい白状した。トリニティの生徒ではないことから、ヒロイン達との交流まで全て。
私が話終えたあと、聞き上手な彼女は、満を持してこう言った。
「え、じゃあなんすか。時間前に侵入してたのに理由はないってことすか」
「ええ、まあ」
「まあと言われても」
敢えて言えば、楽しそうなヒロイン達がそうさせたと言うべきだろうか。何かに少しでも興味が向けば、私の身体は全自動で動くようになっているのだ。
大きなため息を吐く彼女。その一連の仕草はどこか手慣れていて、苦難の相が見てとれた。 - 100124/08/03(土) 00:21:38
「……もう今捕まえたところで開催時間まで少しですし、見逃してあげるっすよ。もしセイアさんのお友達っていうのが本当だったら、また一悶着ありそうっすからね。もう政治絡みはゴメンっす」
「……よ、よかったぁ〜……よかったですね!ツムギさん!」
ヒロインはまるで、自分のことのように反応する。当事者の私が安堵のため息をするより早く、深く、まるで逆転勝訴を勝ち取ったかのような勢いで。弁護人が私の説明を補足してくれたおかげで、幾らか心象もよくなったのだろう。
私はヒロインに笑い返す。感謝の意味も込めて、できる精一杯の笑顔で返す。自分の口角の上がり具合を感じるに、私の精一杯は世で言うところの微笑程度らしいけれど。
ヒロインは、何故か徐々に機嫌が悪そうになっていく。ぶんぶんと私の腕を振りまわしていた手も少しずつ勢いを弱めて、最後には止まってしまった。
一体どうしたのかと顔を見れば、ヒロインは頬をふぐのように膨らませて、こう言った。
「私だけ喜んでるのおかしくないですかー!ツムギさん、本当はダメなんですよ、こんなことしちゃ!反省!してますかー!」
取り敢えず、私の精一杯の笑顔は伝わっていないようだ。表情筋を鍛え直すところから始めないといけないが、なかなか今日中には難しい。
思い返せば、ヒロインは自警団に所属していた。本来ならば、罪を咎めるべき立場にいるのだろう。そんな彼女が、それを二の次にして、私のことを祝ってくれていたと言う事実に、また笑みが綻んだ。
「もう!本当に反省してるんですかー!?」
「仲いいっすねー」
ぷりぷりと怒るヒロインを横目に、にやにや笑う彼女。糸目が更に細く、側から見れば最早、夢遊病患者と変わりない。
私も彼女に自慢するように、口元を歪める。今日一番の笑顔だった。 - 101124/08/03(土) 00:22:06
「いやあ、それにしても羨ましいっすよ。趣味にそこまで熱心になれるのは。や、皮肉とかじゃなくてっすよ?」
「まあ、趣味ですから。ケーキより宿題を望むヒロインがどこにいるでしょう」
「肝心のケーキ屋さんが見つからないんすよねー。教えてほしいくらいっすよ」
彼女は至って平然として、なんでもないことのように語る。だが、私にはわかってしまう。どんな少女にもある『現実との軋轢』を、彼女も感じている。それも、虚ろに。
そんな私達の会話を聞いていたヒロインは、おずおずと、けれど甘い匂いを漂わせながら、こう言った。
「わ、私のお気に入りのお店、紹介しましょうか!?」
……それを聞いた、糸目の彼女は一言。
「この子いい子っすねー」
「そうでしょう。私の友人ですから」
「な、なんなんですかー!」
彼女はさらさらとヒロインの髪を撫でる。梳かすようなその仕草も手慣れていて、幾人のヒロイン達がその手に堕ちたのか、私には見当もつかなかった。 - 102124/08/03(土) 00:23:14
「ふむ、糸目でクールなヒロインはその実、行き先も持たない漂流者だった……というところでしょうか。なるほど、難儀で、そして魅力的なヒロインです」
「──なんだか、心を読まれてるみたいっすね。モヤモヤした、形を持たない感情に名前を付けられたというか……流石芸術家っす」
驚いた顔を隠しもしないのに、彼女の目は一縷のまま動かない。一方ヒロインは首を傾げて。
「……どういうことですか?」
「ええと……要するに、趣味がないんすよ、私。探している最中なんすけど、中々難しくて……」
「ぬぬぬ……イチカ先輩が好きそうなもの……」
趣味がない。私には全く理解できないことだ。私の世界への興味は止まらず、身体も時間も足りていない。時間のある限り音楽を作っていたいし、聴いていたい。趣味を通じて、こうして友人もできて、音楽のない世界なんて考えられないくらいには、私は趣味に依存している。
だから、そんな私だからこそ、彼女に言えることがある。
「趣味がない。素晴らしいことではないですか」
「──色々言いたいことはあるんすけど、まず、それをあなたが言うんすか?」
「ええ、私が言うのです。私は趣味に生かされてきた人間なので」
二人揃って、話が見えないとでも言いたげな顔をしている。気づいてないふりのままに、私は続ける。 - 103124/08/03(土) 00:23:42
「二つ以上のモノが存在する時、そこには必ず、関係が発生します。それは光と影に留まらず、季節外れな蝉の抜け殻と部活帰りのヒロインに至るまで、全てのモノは関係せざるを得ない」
「人は、そんな沢山の関係の中で生きています。逆説的に、関係がなければ人は生きていけません。捕食関係が良い例でしょうか」
「だというのに、往々にして、関係は脆く儚いものです。大半の人はその軋轢に耐えられない。不安や恐怖を感じてしまう。紛らわそうと必死になって、新たな関係を結ぼうとする」
「そのうちの一つが
──『パスタイム』
……所謂『趣味』なわけです。生きていることを、意味を、自己のアイデンティティを、新たな関係によって証明しようとすること。それは一種の、酩酊状態と言ってもいいでしょう」
そう、酔っ払っている。きっと私も、誰も彼もが、不安の拠り所を探している。
けれど、それは普通のことだ。イワシパイだとか、モモフレンズだとか、紅茶だとか、音楽だとか、或いは友人関係だとか。そう言ったものに夢中になるのは普通のことで、だからこそ、その酩酊が弾劾されることはない。 - 104124/08/03(土) 00:24:32
「ですがイチカさん、あなたはどうでしょう。今の関係に不安はありますか?」
「……ないっすね。正義実現委員会の仕事も、性に合ってるというか……後輩達も頑張ってくれてるっすから」
彼女はごく普通に、皆がそうであるかのように言う。それがどれだけ珍しいのか、素晴らしいのか、彼女は多分知らない。
「それはきっと、あなたがこれまで積んできた徳や信頼が、あなた自身を安心させるほど、強固であるからなのでしょう。あなたに、多少のトラブルを呑み込める器量があるからでしょう」
「私には、できないことです」
彼女は、困惑した顔で首を傾げる。自己否定という怪物が、彼女の中ではずっと、首をもたげている。
「待ってほしいっすよ。その、そんなに褒めてもらって悪いんすけど、私、趣味を探してるんすよ?」
「ええ、言いたいことはわかります。イチカさんの場合、趣味がないことが、不安に繋がっているのではないでしょうか?」
「……あー、まぁ、敢えて不安があるとすれば、そうっすね」
「だからこそ、話はここでおしまいなんです」
趣味がないことの不安を趣味に求める。それはあまりに破綻したシステム。不安な内には趣味も捗るだろうが、習熟すればするほど、趣味への心持ちは薄れていく。
だから、『趣味がないこと』そのものに不安がなければ、狂ったシステムの主電源は落とされる。素晴らしいと思えたならば、向かうところは敵なしだろう。 - 105124/08/03(土) 00:27:48
「胸を張って、誇って下さい。あなたはヒロインでありながら、まさしく『超人』であるのですから」
糸目のまま、頭を掻いて、恥ずかしそうに笑う。
そんな彼女は、40%ぐらいは納得しているのだろうか。少しだけ、ほんの少しだけ救われたような顔をして、言った。
「なんだか、哲学者みたいっすね」
「ええ。ミュージシャンは大体、
──『フィロソファー』
ですから」
私だって、ただの物語の傍観者ではありません。
なんてったって、『紡ぎ』ですので。 - 106124/08/03(土) 00:30:20
すいません、終わりませんでした
次が本当の最終話です
遅筆で申し訳ない…… - 107二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 12:03:06
わーい!まだ続くぞ!
- 108二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 12:10:08
「この子いい子っすねー」
そうなんですよいい子なんですよ - 109二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 22:43:50
なら、今新しく記録すべきだ。レイサ✖︎ツムギは、「ある」。このSSで確信したよ
- 110二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 07:30:58
レイサが可愛すぎる…俺、後方腕組み彼氏面100万回首振りキャスパリーグになっちまうよ
- 111二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 19:08:32
保守じゃい!
- 112二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 19:09:50
他意はないのはわかるけどレイサの頭をイチカが撫でるシーンで宇沢が危ない!って心の中のキャスパリーグがイチカに威嚇をした
- 113二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 19:17:06
自薦にはなるんだが……
https://bbs.animanch.com/board/3696559/?res=14
正直なこというとこれ書いててフウミカに目覚めた感はある。
リクはイロハとナギサのイチャイチャかな
- 114二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 23:25:12
このスレキャスパリーグ多くない?
- 115二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 00:17:21
レイサを見てるとね
人はキャスパリーグになってしまうんだよ - 116二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 03:32:14(cp)先生は馬鹿なの??|あにまん掲示板(昨日はこの時間にホスト制限来なかったし)…と油断したら制限来て即落ちしたので立て直しです申し訳ない先生のお相手は好きに想像してくださいませbbs.animanch.com
先生のポンチな行動を叱るモモイの漫才を見ているだけかと思いきや事態は急変する。
なんかこう…展開が「っくぅー!」って感じで良いのだ。
現在2スレ目でそろそろ終わりが見えてきた。
リクエストは今溜まってるのを頑張ってくれという事で…
- 117二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 07:25:51
これは良いスレを見つけてしまった