【オリキャラ】私はクトゥグアの神秘を持ってる生徒 part7【⚓️&🎲】

  • 1火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/09(月) 21:06:38

    ……えっと、今、なんて、言った?

  • 2二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:09:22

    保守

  • 3火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/09(月) 21:10:45

    プロフィール
    名前:火神エンリ
    所属:ゲヘナ学園救急医学部3年生
    見た目:身長163㎝体型は胸絶壁、腹細い、尻小さめ

    戦闘89 事務46 医療97 知性40 運動48 技術18 政治12 交渉14 創作21 倫理8 慈悲11 神秘71 クトゥルフ神話93 運転99 ナビゲート65 料理20 指揮42 薬学93 諜報(変装)90 隠密78

  • 4火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/09(月) 21:11:39

    武器:火炎放射器
    名前:Lacaille 9352(ラカーユ 9352)
    見た目↓の黒い部分を赤く染めたイメージ

  • 5火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/09(月) 21:12:48

    友好度
    セナ 66
    救急医学部モブ 76
    ヒナ 75
    アコ 28
    イオリ 88
    チナツ 76
    風紀委員会モブ 13
    フウカ 71
    ジュリ 30
    ハルナ 39
    アカリ 11
    イズミ 41
    ジュンコ 30
    マコト 24
    イロハ 91
    イブキ 43
    サツキ 60
    チアキ 61

  • 6火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/09(月) 21:13:20

    好感度(左対象→エンリ 右エンリ→対象)
    先生:97 67
    シロコ:106 41
    ノノミ:77 40
    セリカ:77 37
    アヤネ:21 3
    ホシノ:90 30
    アル:40 99
    カヨコ:53 49
    ムツキ:57 69
    ハルカ:9 47
    ヒフミ:36 78
    アズサ:76 57
    ハナコ:52 47
    コハル:78 22

  • 7火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/09(月) 21:15:43

    前スレ

    【オリキャラ】私はクトゥグアの神秘を持ってる生徒 part6.5【⚓️&🎲】|あにまん掲示板………………bbs.animanch.com

    part6

    【オリキャラ】私はクトゥグアの神秘を持ってる生徒 part6【⚓️&🎲】|あにまん掲示板バッドエンドなんて認めない追い詰められてからが……"探索者"の本領発揮よbbs.animanch.com

    part5.5

    【オリキャラ】私はクトゥグアの神秘を持ってる生徒part5.5【⚓️&🎲】|あにまん掲示板……ここまでバレてたら、全部話しちゃいましょうか本当、色々な生徒が心開いてたり、頼りにしてたり……不思議な人よね……"先生"って役割がこういったものを生んでるのかしらね"…bbs.animanch.com

    part5

    【オリキャラ】私はクトゥグアの神秘を持ってる生徒part5【⚓️&🎲】|あにまん掲示板折角の海なのに……まあ、愚痴っても仕方がないわよねそれじゃ、救急医学部として頑張りましょうか!bbs.animanch.com

    part4

    【オリキャラ】私はクトゥグアの神秘を持ってる生徒part4【⚓️&🎲】|あにまん掲示板……倒し切ってしまったわこんな予定じゃなかったのだけれどもbbs.animanch.com

    part3

    私はクトゥグアの神秘を持ってる生徒part3【オリキャラ】【⚓&🎲】|あにまん掲示板今の私に出来ることを私が楽しく居られる世界をbbs.animanch.com

    part2

    私はクトゥグアの神秘を持ってる生徒part2【オリキャラ】【⚓&🎲】|あにまん掲示板(ホスト規制されてる間に落ちてしまったのでたて直し)この状況……何か面白いことがありそうなのよねbbs.animanch.com

    part1

    クトゥルフの神格を元ネタにした生徒を見てみたい【オリキャラ】【⚓&🎲】【クロス?】|あにまん掲示板まだなんも決めてないけど()ステータスとかは神格決めてからその神格っぽい補正入れてダイス振りたいですこの神格モチーフのキャラ見てみたいとかありますか?あ、ニャルはできれば辞めたい、あのトリックスターの…bbs.animanch.com
  • 8二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:16:59

    ついに7か…
    そしてエデン4章だが進みとしては後ちょいで中盤辺りの距離感かな

  • 9二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:17:57

    とりあえず今はダイス神よ、エンリと共にあれとしか言えないかな

  • 10二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:18:19

    とりま10まで

  • 11火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/09(月) 21:33:00

    前スレのあらすじ
    ……とりあえずアリウス自治区の所在を突き止めないことには話が始まらないわ
    そのためにトリニティに行って、上層部──桐藤ナギサ、歌住サクラコ、蒼森ミネ、の三人と話をしたのだけれど……なんか、こう……政治って大変ね
    とりあえず魔導書の存在だけ伝えておいて、提携準備だけ整えたわ
    とはいえ、話せることが少なすぎるのだけれどもね……この世界の人間が知るべきことでは無いのだから

    次に聖園ミカのところに行って謝罪、メンタル弱弱になってた、以上!
    ……終わったことは終わったことで処理するけど、それはそれとして一度植え付けられた悪印象は早々拭えないのよ

    そして、百合園セイアのところにも行くことに……難しい言葉使うから説明がわかりにくいわ、なんか変に達観してて他人事のように話すわ……うん、多分、性にあわない、苦手
    世界の滅びとゲマトリアに関しては……今はいいかな、どうせ探索していく内にフックが出てくるから、それが出てきてから考えればいい
    無闇に複数の事象について考察してると情報がぐちゃぐちゃになるし、見逃しも多くなる……考察は一つ一つ、確実に行うのがベスト……それを許してくれない盤面もあるけど、そうなってから対処すればいいと思うわ

    そして……

  • 12二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:47:27

    そろそろかな…

  • 13二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:36:41

    まだかな

  • 14火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/09(月) 23:37:26

    すーーーーっ…………

    はい、かいさーん!お疲れー!!私の知ってる世界なら、そこまで露骨にフラグ踏み外した時点で詰みでーす!!
    他人の心理状態の管理は、ちゃんとしようね!
    割と真面目にそこら辺怠ると敵にガッツリつけ込まれることが多いのよね〜
    そういった隙や負け筋を一つずつ潰して、相手を追い詰めるための手を丁寧に打ち続けて、その上で運を味方につける
    最初の二つはやって当然のことなのよ

    ……はあ、いや、馬鹿じゃねーの?本当にふざけないで欲しいのだけれど?
    このやらかしのせいで事態が悪化して、取り返しがつかなくなった時は本気で覚えてなさいよ?
    そんな初歩的なミスやらかしてるなんて思ってなかったわよ
    相手の様子があからさまにおかしいのだから、真っ先にその可能性に至りなさいよ

    本っ当に信じられない、ありえない

    ……あーもういいや、基本的に今ならまだ間に合うでしょ
    間に合わなかったらその時になったら考えればいいや

  • 15二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:53:52

    やはりここは困った時の穏便に暴力スタイルによるかもしれない運転をするしか無いか…

  • 16火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/10(火) 00:12:21

    セイア「そうか……まだ、ミカは私に許されていないと思っているのか」
    セイア「自分が犯した罪……その一番の被害者が私だと、彼女は感じているのだろうから」

    セイア「愚かだね……」
    セイア「我が儘で、浅慮で、衝動的で──欲張りなくせに自傷的でもある君は……」
    セイア「童話に出てくるような、生意気で傲慢な悪役令嬢がお似合いだったのに」
    セイア「よりによって……」
    セイア「己の気に入らない存在を苦しめようとした悪役令嬢は……」
    セイア「童話ではなく、寓話の主題となる愚かな存在と成り果ててしまった」

    ……童話とか寓話とかどうでもいいんだけど
    人生を、運命を、シナリオを、己が歩んだ軌跡のジャンルを決めるのはその人自身
    人生の批評なんて歴史家に勝手にやらせておけばいい、それによって価値が決まるのは偉人としての面のみ

    振り返ってみて、その道筋を歩んだ本人が『ああ、良かった。完全無欠のハッピーエンドでは無かったとしても、私の物語は素晴らしいものだった』って思えればそれでいいのよ

  • 17二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 08:18:18

    自分で自分をダメだって思っちゃうのが一番まずいんだよな

  • 18二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 15:01:18

    前向きならヨシ

  • 19火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/10(火) 19:35:31

    セイア「だが……そんな彼女にも救いがあるとすれば……私が一命をとりとめた事で、彼女が辛うじて人殺しには堕ちなかったという点」
    セイア「ミカがこの地獄のような状況に耐えていられるのは……その事実があるからなのだろうね」
    セイア「私の安否は、ミカにとっての心の拠り所になっていると言っても過言ではない」

    セイア「……」
    セイア「私は彼女に優しくなかったのに……彼女は私のせいであんな……」
    セイア「……ああ、そうだな」
    セイア「子供じゃあるまいに……私もミカも『ごめんね』の一言すら伝えられずにいるだなんて……恥ずかしい限りだ」
    全くもってその通りね、私ですら謝ったのに何やってんのかしら?本当に、ねぇ?

    セイア「──今すぐ、ミカを呼んできてもらうとしようか」
    セイア「彼女と言葉を交わし……そして、明日の聴聞会に私も参加する」
    セイア「ミカの罪状の中で最も重いのは、私に危害を加えたことだから──その当事者である私が一緒にいれば、多少罪は軽くなるだろう」

    そう言った後に彼女は面会をするためのやり取りなどを始める
    さて、これでようやくトリニティでの用事は終わりかしら?
    はあ……思った以上に感情面で不安定になったなぁ……
    シンプルに色々と思うことが出てくる話もかなりあったけど……焦りはあるかな?
    ま、感情を露骨に出さずに抑えられたし、私にしては及第点でしょう

    "それじゃあ、私もナギサのところに行って、この事を伝えてくるよ"
    「ああ……ありがとう先生」
    セイア「私は──久しぶりに人と接しすぎたみたいだ……少し、横になってくる」
    セイア「……悪いが、二人とも。それでは失礼……」
    "それじゃあ、明日の聴聞会で。おやすみセイア"
    「……夢に溺れないように気をつけなさいよ」
    セイア「……肝に銘じとくよ、お休み。それでは、お気をつけて」

    (SPY LIFE3見てくるので今日はこれだけになる……かもです。情緒と次の展開の執筆速度次第)

  • 20二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 20:46:08

    とりあえずセイアはもう大丈夫かな

  • 21二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 20:48:44

    了解
    色々と進むがこれから起こる問題は大体が自然発生+その結果なヤツな所がエデンのク、ソポイントその①な所だよな

  • 22二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:30:15

    期待の保守

  • 23火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/10(火) 23:48:05

    「さて、とりあえず桐藤さんと話した後はどうするの?」
    "急いでシャーレに帰って、明日の聴聞会に備えるつもりだよ"
    「わかったわ。それじゃ、先に車戻ってるね」

    とりあえず今日はここまででしょうね……明日も聴聞会だし動きは無さそうね
    そもそもトリニティのごたごたがある程度収まってくれないと調査出来るかしら……


    ……って、思っていたけど
    "ごめん、エンリ。先に帰っててもらえる?"
    「あら?何かあったの?」
    "えっと……誰かからメールが送られてきてね、そこに向かうつもりなんだ"
    「え?誰かわからないの?」
    "発信元が不明なんだけどね、きっと大丈夫だよ"
    「……はあ、先生って本当にバカよね。私も行くわ」
    発信元不明のメール……いいね、最高
    フックになるようなものがない以上、向こう側から切っ掛けが飛び込んで来るのは大歓迎よ
    「護衛役の人は居て困ることはないでしょ」


    (……ふぅ、いいね、素晴らしい。頑張って頑張って抗って抗って、それでも一番大事なものだけ守れなくて、壊れ狂う……そんな人間の姿はいつ見てもいいものです)
    (ああ、そういえばそろそろ当スレにも大事な人が傷ついて、狂っちゃう人出てきますね……ふふふ)

  • 24二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 05:36:21

    保守

  • 25火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/11(水) 08:34:41

    さてさて……メールを頼りに目的地へ向かっていたのだけれど……もしかして、ガチで罠なのかしら?
    ここら一帯が寂れていて、夜であることと雨が降ってることを加味しても人の気配が感じられないわね……って、あら?

    「先生?急に立ち止まってどうしたの?」
    "……急に嫌な胸騒ぎがしたけど……多分、気のせいだから大丈夫"
    「……警戒した方が良さそうね。大体そういう時の嫌な予感って当たってるものだから」
    本当になんで当たって欲しくない時に限って当たるんでしょうね……

    "あれ?あそこに……"
    「誰か居るわね……っ!?」

    そこに居たのはアリウススクワッドの錠前サオリ──エデン条約の最中、先生を撃ち抜いた張本人だった

    "サオリ……?"
    サオリ「……」
    「先生下がって!」
    ガチャリ、という音と共に反射的にラカーユを構える
    ……正直、先生を罠に嵌めるにしても色々と違和感が凄いけど、警戒を緩めるという選択肢は無いわ
    少なくとも今はまだ伏兵の気配は感じないけど、襲われたり、狙撃されたりされる可能性は残っている……はず

    "エンリ、武器を下ろして"
    「そうは言っても、全くの無警戒っていうのも……」
    そうやって先生と話しているとカチャ、と銃器が立てた音が聞こえてきた
    反射的に体が強ばるが……彼女はそのまま武装を解除し──

    サオリ「……」
    "…………!?"
    「え……!?」

    こちらに向かって土下座をした

  • 26二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 15:47:15

    このレスは削除されています

  • 27二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 20:32:35

    そういやもうここになるのか

  • 28二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 22:50:47

    ついにか…だがこれでようやく解決の為の手を打ちにいける、後手だろうと世界崩壊要素がたくさんある以上はやるしかないから…

  • 29火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/11(水) 23:42:57

    サオリ「……先生」

    サオリ「アツコが……連れて行かれた」

    サオリ「他の仲間もアリウスの襲撃に遭って、散り散りに……生死も不明だ……」

    サオリ「あれから何日も……逃げてきたが……私では彼女を止められなかった……」

    サオリ「このままでは……アツコは……姫は、死んでしまう……」

    サオリ「明日の朝……夜明けと共に『彼女』に殺されてしまう……」

    ……『彼女』?殺される?このキヴォトスで?

    それって、どちらかと言うと……"私"側の世界の話よね……

    サオリ「私の話など、信じられないだろうが……これだけは、真実だ……」


    サオリ「アツコは、元よりそのように育てられた存在なんだ……」

    サオリ「幼い頃からそうやって『生贄』にされる運命にあったのだと……」

    サオリ「『彼女』は……」

    サオリ「姫の運命を変えたいなら、彼女の命令に従えと……」

    サオリ「そうすれば、姫だけでなく……他の仲間も助けてやると」

    サオリ「エデン条約を強奪し、ユスティナ聖徒会の力をアリウスのものとし──トリニティとゲヘナを手中に収めたら……」

    サオリ「アツコが『生贄』にならずとも済む、と……」


    サオリ「だが……」

    サオリ「私は失敗した……」

    サオリ「アリウススクワッドは……任務を遂行できなかった」

    サオリ「エデン条約の強奪に失敗した上、トリニティとゲヘナ自治区の征服も、仲間を助けることも、アツコを守ることさえも、」

    サオリ「全て……私の力が及ばず、叶わなかった」

    ………………


    サオリ「……今の私は落伍者だ。トリニティにも、ゲヘナにも──同じアリウスにだって助けを求めることなどできない」

    サオリ「だから、頼れるのはもう、先生しか……」


    ……なるほど、ね

    dice1d100=17 (17) (医療97)

  • 30二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:45:06

    医療が強すぎる

  • 31火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/11(水) 23:45:19

    サオリ「頼む……」
    サオリ「……私の命を賭けて約束する、どんな指示だろうと従う」
    サオリ「……『ヘイローを破壊する爆弾』、これも、預ける。私の命を握ってもらって構わない」
    「はあ!?ヘイローを破壊するって……」
    え、何それ、知らない……ヘイローを破壊……つまり即死兵器……!?
    エデン条約の時にばら撒かれなかったから量産は不可なんだろうけど……最悪、今よりも被害が広がったかもしれかったのね……

    ……ちょっと、いや、大分本気で黒幕諸共消し炭にする必要があるわね
    ねえ、黒幕さん……ここまで本気で殺.すつもりってことはさ……殺される覚悟ぐらい、出来てて当然よね?

  • 32二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 00:04:37

    構わない、ンガイの森相手くらいの熱量で燃やしてくれ

  • 33二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 03:21:29

    素材系オーパーツとゲマトリアの技術の混合品だろうから
    制作者の性質上数個作ればもう作る気が湧かない類のアイテムなのが救いだよな

  • 34火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/12(木) 08:31:47

    サオリ「私を信用できないと判断したら、それを使ってくれ……だから、頼む」
    サオリ「……」
    サオリ「どうか……アツコを……」
    サオリ「姫を……助けてくれ……」

    ……さて、普通の人間なら信じるか、信じないか、考えるんでしょうね
    状況、要素、そして相手の状態から推理していくんでしょうけど

    "立って、サオリ"
    あなたは悩みすらせずに、手を差し伸べる
    知ってたわよ、『生徒(私たち)』にとって最高の『先生(狂人)』

    サオリ「だ、だが……」
    "私はサオリと、対等に話がしたい"
    サオリ「……」
    そう促された彼女は立ち上がる
    夜の雨の中立っている姿は、先生を回収した時に見えた姿と比べると、酷く小さく、弱々しく思えた

    "先に質問させて。『彼女』って誰の事?"
    サオリ「『彼女』はアリウス自治区の代表であり、アリウス分校の主人。私たちは『彼女』と呼んでいるが、他の生徒からは『マダム』とも呼ばれている」
    サオリ「私も数回しか姿を見たことはない……背が高く、赤い肌を持ち、白いドレスを纏った大人だ」
    サオリ「名をベアトリーチェ……私よりも、姫がよく彼女と会っていた」
    ベアトリーチェ……ね……覚えたわよ
    あなたが黒幕で、あなたが『ネクロノミコン』を盗んだんでしょ?

    慈悲も、許しも、存在しない
    楽に死.ねると思うなよ?

    ……ふう、一旦落ち着いて、冷静に……今はまだ怒る時じゃない

  • 35二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 10:15:31

    キレるのはせめて現地に入ってから、だな。仮にアレを使う事になるにしても

  • 36二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 14:33:59

    クールだ、クールになれ

  • 37二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:21:58

    保守

  • 38二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 20:12:46

    大丈夫か?

  • 39火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/12(木) 20:28:47

    "……他の『スクワッド』は今どうしてるの?"
    サオリ「……姫を連れ去られてから、すぐに襲撃を受けて……その時に散り散りになったから消息は分からない」
    サオリ「もしかしたら、まだアリウスの生徒に追われているかもしれないな」
    "連れ去られたアツコがどこにいるかは分かる?"
    サオリ「アリウス自治区にある──アリウス・バシリカ。その地下に『彼女』が用意した秘密の至聖所がある。おそらくそこだろう」
    "アリウス・バシリカ……どうしてそこにアツコを……?"
    サオリ「そこまでは分からない。あそこも、以前から姫のために準備された場所としか……」
    以前から用意されてるものなら魔術的儀式の可能性は限りなく低いわね……

    サオリ「ただ、姫は以前から、いつかそこで『生贄』に捧げられるのだと口にしていた……」
    サオリ「『彼女』は……明日の夜明けと共に儀式を行うそうだ……」
    サオリ「姫に残された時間は、もうないかもしれない」
    "……わかった。状況は大体把握したよ"
    "一緒にアツコを助けに行こう"

    サオリ「……本当、に?」
    サオリ「手を貸して、くれるのか……?」
    "生徒のお願いは無碍にできないからね"
    サオリ「……それだけの理由で?……そんな」
    サオリ「わ、忘れたのか?私は、お前を撃ったんだぞ!」
    サオリ「お前の命を奪おうとしたとに、どうしてそんな簡単に……理解できない……どうして……」
    "でも、爆弾は没収"
    サオリ「……ああ、そうだな。約束通り」
    ……ちょっと待って、もの凄く嫌な予感がするのだけれど
    いや、先生のことだから自分が死ぬ時になってもどうせ使わないんだろうなぁ、とは思うわよ
    まさか、ねえ?最低限の保険となりうる爆弾をねえ?手放したりなんか、普通は、普通なら、常識的に考えたら……しないわよね?

    サオリ「これが起爆装置だ。いつでもこれを押すといい」
    "……起爆装置だけじゃなくて、全部。爆弾全部没収"
    ふざけんな!信頼してても最低限の保証ぐらい残しなさい、この能天気で頭スッカラカンのお気楽大馬鹿先生がさぁ!!もう!!

  • 40火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/12(木) 20:54:26

    サオリ「ば、爆弾も……?」
    サオリ「……分かった。お前がそう言うのなら……」
    そう言ってサオリは爆弾を先生に手渡す
    彼女は……うん、先生の意図がまだ分かってないみたいね……まあ、普通はわからないのよ……
    私も薄々予感はしてたけど、本気でやるとは思ってなかったわ……

    サオリ「だが、安心していい。この起爆装置なしでは、それは絶対に爆発しない」
    "それはよかった。生徒が危険物を持っているのを、見過ごすわけにはいかないからね"
    サオリ「……?」

    そしてそのまま流れるように先生は起爆装置を殴りつけようと──丁度良いわね、軽い茶番を挟みましょうか
    私は先生と違って、保険をかけておかないと安心出来ないからね

    ガシッ
    "……エンリ、どういうことかな?"
    「……それはこっちのセリフなのだけど」
    私は先生の手首をしっかりと掴み、起爆装置の破壊を阻止した

    さて、ここまでお人好しムーブしちゃった訳だし、いっその事『良い警官・悪い警官』してその印象を盛っておきましょうか……

  • 41二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 22:56:51

    正直人心無な事言ってると分かってる上で言うけどエンリは最悪生け贄になってるアツコに例の爆弾投げて起爆すればアツコは…な感じにはなるけどそれなら一応の阻止は出来そうよね。今サオリの警戒とこの先の色々な事に使うよりは、
    まぁ先生はそもそもこの爆弾の存在が目指すルートの邪魔をするからアレするけど…

  • 42火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/12(木) 23:40:04

    「ダメだよ、先生。保険は残しておかないと」
    「まあ、アリウス自治区への手がかりがそこにいる奴しか居ないし、私としても向かいたいからそれに乗るのは賛成」
    「でもね、信頼と盲信は違うのよ?それに自覚しているみたいだからまだマシだけど」
    「そこに居るのは、先生や私の大切な人たちを傷付け、そして私の居場所を壊そうとした人間」
    「反省とか、そういうことじゃないの。一度やったことは消えない、そして一度出来たのだから二度とやらないという保証は無いでしょう?」
    サオリ「……」
    「相手の命、っていう手綱を握ることが出来るチャンスを逃したらいけない。わかってくれるかしら?」
    まあ、先生なら上手く否定して"良い警官"やってくれるでしょ
    正直、私が嫌われる分には誤差だし……嫌われる前提で立ち回り考えないといけないことだけ面倒かしら?
    正直出来レースだし、これからの行動でも考えて──

    "えっと……変に悪人っぽく振る舞う必要は無いと思うよ?"
    「え、どうしたの先生?私は思ったことをそのまま言ってるだけなのだけれど」
    "エンリももうサオリのこと信頼してるよね?"
    サオリ「え?」
    …………
    "そういった演技とかしないで、普通に協力すればいいと思うんだけど……"

    怒りか、それ以外の感情か、ぐちゃぐちゃになってよくわからないけど体がプルプルと震え出す
    その震えを抑えるために俯きながら息を深く吸い、深く吐く
    そのまま私は顔をあげてニコリ、と満面の笑みを浮かべて


    先生にアイアンクローを決めた

  • 43二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 23:42:26

    コレは先生が悪い

  • 44火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/12(木) 23:42:47

    >>41

    (儀式完遂まで時間ギリギリとかの場合に限りますけど、やるかやらないかなら間違いなくエンリはやります)

    (良くも悪くも優先度がハッキリしてるので、必要なら躊躇いませんね……)

  • 45二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 08:02:06

    ベアおばに向かって爆弾を投げた後、爆発させれば取り込んだ神秘を吹っ飛ばせるかもしれない
    とか考えるのは、フィリピン爆竹を不法所持する(KPの省き忘れ)酔っ払い卓のせいだろうか

  • 46二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 10:40:04

    >>45

    それは、アリだ。

    てかそれが最もだろうけど、そしたら最終編案件が起きないからアレの時にガバって詰む可能性が高いから今の幸せを掴む変わりに先生と自分達の未来を○す選択になるから、それは今でもエンリに○人させない考えの先生よりも生徒会長が一番避けたい事案説な気はするんだよな

  • 47二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 10:45:15

    人それを照れ隠しと言う

  • 48二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 13:33:33

    突如として現れたN神父「や~いや~い、ヤマンソの下位互換~!!」

  • 49火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/13(金) 13:39:38

    >>48

    「ハッ、ノーデンスにちょろっと妨害されただけで破綻するような計画たてたポンコツが何を言っているのかしら?」

  • 50二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 21:57:53

  • 51二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 06:28:54

    いあいあ

  • 52火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/14(土) 08:12:05

    「先生?ねえ、先生?折角私が『良い警官・悪い警官』してるのにネタバラシしないで欲しいんだけど先生?バカなの?私の企み一瞬でパーにするのが好きなの?」
    "い、痛い痛い!ちょっとタンマ!"
    「ねえ、先生。私が今掴んでる頭の中に脳みそは入ってるの?ちゃんと考えてる?これって私なりに先生のこと心配した結果の行動なのよ?先生が撃たれた時生きた心地しなかったのわかってる?もっとキツいお仕置必要かしら?」
    "は、話せばわかる!"
    「問答無用!!」
    と、まあ、こんな感じでふざけたやり取りをしていたのだけれど

    サオリ「な、なぜ……なぜお前まで……」
    「ん?ああ……一応言っとくけど、私は先生よりもちゃんと考えた上で判断してるからね」
    「まず、何かしらの事情はあるんだろうな、っていうのは調印式襲撃の時点で薄々感じていたこと」

    「そして、今助けを求めた"だけ"だったこと」
    サオリ「……」
    「自身と敵対してた、ましてや殺そうとした人間を無条件で信じるなんて普通はありえない。先生が信じられないくらいのお人好しだったからたまたま上手くいっただけ」
    「私たちを罠に嵌めようとするのなら、普通は色々と小細工を施そうとするはずなのよ」
    「私たちが有利になる情報だったり、金銭やアーティ、じゃなくてオーパーツだったりね」
    アリウスに関しての話は全く情報が無かったからありがたくはあったけど……明確なプラスとなるものがあったか、と言われれば無いのよね
    ただ現状を説明しただけの必要最低限なものだった訳だし

  • 53火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/14(土) 08:12:27

    「態度や言葉じゃなくて、私たちに対して明確な利益やメリットを提示することで信頼を得て、その上で騙そうとするのよ」

    「でも、あなたはそうしなかった。薄っぺらいって一蹴されてもおかしくないのに……」

    「だからこそ、本気で追い詰められてて、何が何でも仲間を助けたいって思いが伝わってきたわ。逆張り、って言われたらそれまでだけどね」

    サオリ「……」


    「ちゃんとそれ以上に明確な根拠もあるけど……」

    「とりあえず屋根のあるところに行きましょう?このままずぶ濡れだと体調を崩してしまうかもしれないわ」

    サオリ「あ、ああ……」


    "それじゃ、これ壊しちゃうね"

    そう言って先生が掲げたのはヘイロー破壊爆弾、すっかり後回しになってたわね……

    「そうね、先生がそうするって決めたのならそれでいいんじゃないかしら」


    dice1d100=88 (88) (知性40)

  • 54二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 10:14:54

    ダイスはミスか
    まあファンブルじゃないならヨシ!

  • 55二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:40:08

    保守
    にゃる・しゅたん!

  • 56二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 21:40:09

    期待の保守

  • 57二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 00:09:42

    まぁ処理するのが良さそうだな
    フィリピン爆竹のノリで使うよりはましだからなぁ

  • 58二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 08:32:45

    保守
    にゃる・がしゃんな

  • 59二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 10:07:00

  • 60火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/15(日) 12:26:19

    とりあえず風雨を凌げる場所に移動したわ

    ……さっきの爆弾に少し引っかかりを覚えたけど、気のせいよね

    さて、気持ちを切り替えて、鞄の中から道具を取り出して、っと……


    「それじゃ、手当始めるわよ。一応先生はあっち向いててくれるかしら?ついでに周辺警戒してくれると助かるわ」

    "わかったよ"

    「ずっと逃げてたのなら道具も時間も不十分だったでしょ。この機会にちゃんと手当しておくわよ」

    サオリ「……済まない、頼む」

    「はいはーい。救急医学部の実力、特とご覧あれ!」

    "そういえば救急医学部だったね……"

    「せ ん せ い ?」


    「はあ……まあ、ここ最近自分でも思うところはあるけど……」

    「ただ、伊達に普段から一日辺り何十人も診てるわけじゃないのよ──その傷が作られたものじゃないことはすぐにわかったわ」

    テキパキと手当をしながら話し続ける


    「新しい傷、治りかけの傷、治りかけの上から更に抉られた傷、キチンと手当されてるもの、簡単な処置しかされてないもの……基本的に銃創で、傷を負った時期もバラバラ」

    任務失敗による拷問、とも考えづらいタイプの傷なのよね

    ( >>29 の医療判定)

    「流石にそこまで凝った偽装してるとは思えないからね。もし偽装なら気持ちよく騙された後に罠ごと叩き潰してあげるだけよ」

    サオリ「……」


    dice1d100=22 (22) (医療97)


    (保守ありがとうございます、上手く文が練れなくてとんでもなく時間かかった……)

  • 61二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 16:26:54

    いろいろありすぎて忘れていたけどこのこ救急医学部だもんね

  • 62二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:11:57

    改めて書かれると医療の高さにビックリするぜ

  • 63二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 23:12:39

    もはやペスト医師なのよな危険度最低ランクの方の

  • 64二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 23:15:45

    >>63

    ロボトミのほうか…確かに大型核弾頭だしなコイツ

  • 65火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/15(日) 23:54:10

    「よし、これで大丈夫なはずよ」

    サオリ「済まない、助かった」

    「ただ、今までのダメージや疲労の蓄積はあるから無理は禁物よ」

    「もし無理を通すなら……ここ一番をしっかりと見極めること、いいね?」

    "それじゃあ、出発しようか"

    「了解。時間は有限だからね……」


    「さっさと全部壊して、全部滅ぼして、全部狂わせて、全部否定して」

    「──私たちにとって都合がいい、私と、私たちと、私たちの大切な人たちだけが幸せになれるエンディングを迎えましょうか!」


    手の中で車の鍵を弄びながら、満面の笑みを浮かべながら、私は宣った


    ──────────────────────────────

    dice1d100=3 (3) (隠密78)

  • 66二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 23:57:20

    クリったァァァァァァ

  • 67火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/16(月) 00:47:58

    ザッ、ザッ、という足音が寂れた街に響き渡る

    その足音の主はガスマスクを付けた生徒──アリウス生だ

    二人組となって何かを探すように歩き回り、周りによく注意を払っているようだが……気配を消しながら近づく影が一つ


    ドカッ!!

    そんな中、突如として何かを叩きつけるような音が響き渡る──それも、すぐ近くで

    驚いたようにそちらに振り返るが、彼女の目に写った光景は……ほんの数秒前まで一緒に巡回していた仲間が投げ技をかけられている姿だった


    「はい、『サルト』」

    よし、不意打ちが完壁に決まったおかげで綺麗に決まったわね、しっかり気絶してる

    アリウスの生徒A「なっ……いつの間に……!」

    「んー、色々と遅いかな?」

    完全に私に気を取られてるみたいだけど……残念ながら、私は一人じゃないのよねぇ


    明確に生まれた隙を見逃すはずも無く、錠前さんが急襲を仕掛ける

    アリウスの生徒A「ぐ、ぐぁっ!」

    アサルトライフルがけたたましく発砲音を響かせ、もう一人のアリウス生を気絶させる


    「よし、これで問題無いわね」

    サオリ「……なあ、お前は本当に救急医学部なのか?ゲヘナ学園の秘密部隊所属とかじゃないんだろうな?」

    「違うわよ!いや、色々と怪しいけど違うからね!?」

    サオリ「そうか、すまない。私の目からしても見事な隠密だったから、つい……」

    「……そうですか」

    ……もう、なんと言うか、なんて言えばいいのか……なんなんでしょうね、私


    隠密クリ成長

    dice1d10=2 (2)

  • 68二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 00:52:41

    >>67

    え?探索者

  • 69二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 00:54:27

    そういえばこの人忍者のようなスキルを持ってたのを今更思い出した

  • 70二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 07:05:45

    ほんとになんで隠密もできるんですかねぇ?

  • 71二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 10:38:24

    今、邪神卓の話した?

    ……なんであの神様達、探索者してるの(困惑)

  • 72二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 20:33:28

    保守
    にゃる・しゅたん!

  • 73火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/16(月) 21:12:21

    装備剥いで、適当に縛って……変装用に装備貰っておこうかな?いや、どうせ正面突破しかしないしいらないか……

    ん?この手榴弾なんだろ?見たことないタイプ……アリウスの装備だし、もしかして違法なものかしら?なら強いかも


    サオリ「ヒヨリ、大丈夫か!?」

    ヒヨリ「リ、リーダー」

    おっと、仲間が見つかったみたいね。手榴弾だけ死ぬまで借りていくことにして、私も合流しましょうか


    ヒヨリ「どうしてここが……」

    "ヒヨリ、無事でよかった"

    ヒヨリ「……」

    「一人で逃げてたにしては損耗も少なそうね」

    ヒヨリ「……………………」


    ヒヨリ「……え、ええっ!?」

    ヒヨリ「シャ、シャーレの先生と、ゲヘナの生徒がどうしてリーダーと一緒にいるんですか……!?」

    ……あ、そっか、それが普通の反応になるわよね

    サオリ「それは……」

    ヒヨリ「つ、ついに天罰の時がやってきてしまったんですね?やっぱり、私は終わりなんだ……」

    「いや、私たちは……」

    ヒヨリ「そうですよね……よくよく考えてみたら、先生は私たちをアリウスから取り返したいですよね……自らの手で処罰したいでしょうから……」

    「先生はそんなんじゃ……」ムスッ

    ヒヨリ「私たちを捕まえて、シャーレにあると噂の地下牢に入れる気なんですね!シャーレに反抗した子たちのすすり泣きが夜な夜な聞こえるという、曰くつきのあの場所に……」

    「先生?」スンッ

    "ち、違うから!決してそんなことないから!!"

    ヒヨリ「うわぁぁぁぁぁぁん!もう終わりです……まだやりたい事も、読みたい雑誌もたくさんあったのに……」


    ……あれ?全部虚しい、ってなってるアリウスの子にしては……なんか、変?


    >>68

    「なるほど、私は治療も隠密も変装も戦闘も運転もこなせるだけな普通の探索者なのね!……な訳ないわよ!ここまで万能なのは流石に居ないわ!!」

  • 74二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:13:57

    >>73

    成長ダイスあるなら生き続けたらこうはなるさ…

  • 75二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:02:52

    >>73

    たぶんだけど化身属だから本来の探索者なら成長し切る前に道半ばでSAN値由来のキャラロストするのを

    殆ど無視して判定重ねられるテキスト外無法能力持ちなのが逸般探索者化の最大の原因なのでは・・・

  • 76火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/16(月) 22:41:08

    サオリ「……」
    ヒヨリ「……仮にそうだとしても、リーダーが先生と一緒にいるのはどうしてでしょうか?……ああ、私完全に理解しました」
    サオリ「ヒヨリ……」
    ヒヨリ「リーダーはシャーレの先生に脅されているんですね!?リーダーも苦痛だらけの人生で、可哀想に……」

    "ヒヨリを助けに来たよ"
    ヒヨリ「……」
    「まあ、実際に動くのは私たちになるんでしょうけどね」
    ヒヨリ「……え?わ、私を……ですか?な、何故?」
    まあ、普通はそうなるわよね
    ヒヨリ「も、もしかして記憶喪失とかですか?私たちが誰なのか、分からないとか……?」
    そんな訳な……いや、そうでもない?むしろ割と有る?
    記憶喪失の結果、本来は敵同士なのに味方になる展開……まあ、無いとは言いきれないわね……
    本当に酷い時は神格の記憶がPON!してるし……
    とは言え、今回は違うけどね

    サオリ「先生の言う通りだ、ヒヨリ。『シャーレ』の先生が、私たちの手助けをしてくれる」
    ヒヨリ「……!?」
    "事情は聞いたよ。一緒にアツコを助けよう"
    「私もアリウス自治区に用があるからね、協力するわよ」
    そう告げると、驚いたような表情からどこか不安気な表情に変わっていく

  • 77火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/16(月) 22:44:06

    ヒヨリ「そうだ、姫ちゃん……」

    ヒヨリ「は、果たして私たちで……姫ちゃんを助けられるんでしょうか……?」

    ヒヨリ「わ、私は……」


    ヒヨリ「リーダーの居場所を教えれば、アリウス自治区に戻れるよう便宜を図ると『彼女』に言われました……」

    サオリ「……っ!?」

    ヒヨリ「わ、私はリーダーの言葉に従っただけの存在だから……情状酌量の余地があるのだ、と言っていて……へへ……」

    「……そうか」


    ……浅いなぁ、この感じだと一回切り捨ててるんでしょ?それでこの物言いとか……

    私ならもうちょっと色々と考えて駆け引きするわよ?

    なんか……傲慢というか、自惚れているというか……お前ら私に従って当然だよな?って感じの阿呆の気配がする……


    そういう人って私たちの世界だと大体カモられるのよね……なんせ神話的事象やベテラン探索者の恐ろしいところって、武力よりも悪辣さだからね……

    どいつもこいつも常識離れしてたり、発想力が化け物過ぎる……油断や慢心なんかしたらニッコニコで漬け込んで確実に仕留めにかかる……



    >>74 >>75

    (キヴォトスをCoC的に考えると、シナリオに該当する事件が多発してるんですよね……普通に一組織との銃撃戦って題材でシナリオ書けますし)

    (その上で神話的事象も死体もないからSAN値チェックほぼ無しで多数のシナリオ駆け抜けれる、って考えると滅茶苦茶成長しやすい環境整ってそう……)

  • 78二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:03:57

    まぁ…探索者は疑わしきはしばけのメンタルが生存に繋がる事が多い以上はなぁ…
    何ならエンリはsanチェック案件は無いまま突貫できる人物だからそりゃベアトリーチェはカモ所か神話生物の肩慣らしにもならない気はする。まぁ敵としてぶつかるにしても本当に天井組とか言う例外しか無さそうだけど…

  • 79二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:34:56

    期待の保守

  • 80二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 16:49:35

    クソボスがよ

  • 81二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:27:46

    一応の保守

  • 82火神エンリ◆i3zxmnWlFwjG24/09/17(火) 23:52:27

    サオリ「ならば、そうするといい」
    ヒヨリ「……えっと?」
    サオリ「私の居場所を『彼女』に伝えて、そのまま自治区に戻れ」
    サオリ「そうすればヒヨリ、少なくともお前に迷惑はかからない」
    ヒヨリ「は、はい!?わ、私は……」
    サオリ「いつかこんな日が来ると、分かっていた。お前は今までよく私に付き合ってくれた」
    んー、そういった類の言葉がスラスラ出てくるとさすがに私もビックリ
    ちょっと卑屈になり過ぎね……まあ、そうなるだけのことはあったのでしょうけど……

    ヒヨリ「ええと、その……もう断ったんですけど……」
    まあ、言動からしてそんな気はしてたわ
    ヒヨリ「……な、何ですか、その裏切り者に理解を示すみたいなムーブ。私ってそんなに簡単に裏切ると思われてたんですか?」
    ヒヨリ「そもそも、『彼女』の言葉が本当かどうかもわかりませんし……それに、もう私たちは同じ船に乗った運命共同体のようなものですし……私一人で自治区に戻ったって、何の意味も……」
    ヒヨリ「それに……私一人が救われたとして、アツコちゃんは……」
    ヒヨリ「わ、私もみんなでアツコちゃんを……姫ちゃんを助けられるなら、その方がいいと思うんです……」

    ヒヨリ「それはリーダーだって同じじゃないですか?だから私を助けに来たんですよね?」

    私の口角が自然とあがっていくのがわかる
    ……なんだかんだで覚悟決まってるじゃない、そういうの好きよ
    サオリ「……ああ、そうだ」
    「それじゃあ決まりね、一緒に頑張りましょうか!」

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