- 1◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:46:58
中京レース場でレースがある為、遠征へ向かう道すがら。
新幹線での移動中の暇を潰すべくアタシ、メジロドーベルはスマホで漫画を読んでいた。
「水族館かぁ……」
今読んでいる漫画が水族館回だった為、無意識に声が零れた。少女漫画では割と定番どころなシチュエーションではある。
「ん?水族館行きたいの?」
何でもないただの独り言だったのだが隣の席に座っていたトレーナーが声を掛けてくる。
「え、いや、読んでる漫画に水族館が出てきただけだけど……」
前にもこんなやり取りをしたような……と記憶を思い返す。確かあの時は遊園地で、お出掛け帰りに驚きのフットワークの軽さで連行された。だとするとこの流れは……
「行こっか?水族館」
予感が的中し、想像通りの言葉がトレーナーから発せられる。 - 2◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:47:24
「……宿泊先の近くにもあるみたいだし。まあ、帰る日の新幹線に乗るまでの間、にはなるだろうけど」
早速手元のノートPCで調べたらしい。というかただの独り言にそこまでするだろうか、普通。
「別に行きたいとは一言も言ってないんだけど」
「……う~ん、じゃあ、俺が行きたいから!それじゃあダメか?」
……こういうところは年齢よりも子供っぽいなぁ、と思う。遊園地に行った時だってなんだかんだアタシよりも楽しんでいた気がする。
ただ、行きたいか行きたくないかで言えばアタシも行ってみたくはある。
「はぁ……どうせ強引にでも連れて行くんでしょ?」
言葉では仕方なく、という風を装っているが。内心、アタシも楽しみだった。 - 3◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:47:40
「流石に有名なところだけあってでかいな……」
「そうだね……」
遠征先でのレースも無事に終えた翌日。
時刻は10時を回ろうかというころ。
来る際に言ってた通り、アタシたちは水族館を訪れていた。
「……トレーナーって水族館好きなの?」
「まあ、人並みには好きだと思うけど。ドーベルは?」
「アタシは普通……?まあ、アンタと似たようなもんだと思う」
「そうなんだ。……見たい魚とかはいる?」
チケットも購入して、入館しようとしたところでトレーナーが訪ねてくる。
「別に詳しくないから特別見たいってのは……あ、でもあの魚は見たいかも。ほら、映画でもあったじゃない?あのオレンジ色の」
「あ~!クマノミかな!……クマノミは……南館かな。じゃあそっちから見て回ろっか」
大きな水族館だった事もあってか、北館と南館に分かれていた。
私のクマノミが見たいという要望も合ってか、取り合えずは南館から回る事になる。
(なんだか本当にデートみたい……)
読んでいた少女漫画でも実際デートをしていた訳だけれど、当事者になったと意識した途端顔が熱くなるのを感じる。
朱に染まった頬を悟られないよう、先を行くトレーナーの後ろをついていくのだった。 - 4◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:47:53
「クマノミって産まれた時は皆雄なんだってね」
「え!?そうなの!?」
「うん、一番大きい個体が雌になるんだって」
「へ~……雄から雌に……」
「待ってドーベル。今なんでこっちを見たの?」
「え、いや!なんでもないから!」
「今なんか変な想像したよね!?」
(……トレーナーが男から女の人に変わったらとかちょっと思っちゃったけど……でも顔立ちは整ってるし、もし女の人だったら美人だったのかな?)
ただ例え性別がどうであれ、アタシの為にいつも一生懸命で、引っ張っていってくれるような人だったんだろうな、と思う。
「可愛いなぁ……」
「ええ~……これが?可愛いかなぁ……」
「可愛くないか……?ダイオウグソクムシ……」
(流石にこれが可愛いはないでしょ……でっかいダンゴムシじゃない……)
これを可愛いとする感性はちょっと分からない。 - 5◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:48:07
「わぁ~……!」
「ペンギン、好きなんだ?」
「嫌いな人の方が珍しいと思うけど……何?好きだったらいけないの?」
「いや、ドーベルらしくていいと思うぞ」
「……それ、どういう意味?」
「う~ん、内緒」
「ちょっと、隠さないでよ」
「……可愛らしいな、って思っただけだよ?」
「……~っ!バカ!」
「あっ!ちょっと!置いていかないでくれ!だから伏せたのに!」
(バカバカバカバカ!どうしてそういうこと恥ずかしげもなく言えるのよ!)
確かに隠さないで、って言ったのはアタシだけれど。でも意味深に内緒にしたトレーナーだって悪いと思う。
─・─・─・─
そうして南館を一通り見終わり、北館へと移動する。
「おっ、13時からショーがあるみたいだな」
「ふ~ん、じゃあもうちょっと時間あるね」
案内版に書かれていた予定表によると13時からイルカによるショーがあるらしい。
現在時刻は11時を少し過ぎたところ。もう少し時間がある為、それまでの間北館を見て回る。 - 6◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:48:19
「わっ、見て。こっち来たよ」
「ベルーガって言うんだね、今までシロイルカだと思ってた」
「どっちの呼び方も正しいみたいだけど」
「……日本で初めて産まれたベルーガの愛称ってベルって言うんだ……へぇ~……」
「!?」
「じゃあドーベルと同じ「今、ベルちゃんって呼ぼうとしなかった?」
「し、してません……」
(アタシが言わなかったら絶対呼んでたでしょ……)
全く、油断も隙もあったもんじゃない。今後もトレーナーにベルちゃんと呼ばせることはない……はず。
「格好いいなぁ……シャチ」
「アルダンさんが上手なんだよ、シャチの鳴き真似」
「何それ、初めて聞いた。凄い気になるんだけど」
「う~ん、機会があったら聞かせて貰えるんじゃない?」
「どんな機会だ……」
(……確かに担当トレーナーでもないのに聞く機会っていつあるんだろ)
というかアルダンさんの担当トレーナーも知ってるかどうか怪しい。 - 7◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:48:32
「何でアンタはそんな残念そうな顔してるの……?可愛いじゃん、アザラシ」
「いや……何度見てもゴマフアザラシってやっぱ白いままじゃないんだな……って」
「白い……?トレーナーは何の話をしてるの……?」
(ゴマちゃん……って確かにこの子の名前はゴマちゃんみたいだけど……)
トレーナーの言ってるゴマちゃんはアタシたちの目の前にいるゴマちゃんとは違う……気がする。
……後々聞かせて貰った話によると、トレーナーが小さい頃見ていたアニメに出てくるゴマフアザラシの赤ちゃんがゴマちゃんという名前だったらしい。
トレーナーの意外な一面を垣間見た気がする。
─・─・─・─
見て回っているうちにいい頃合いになり、ショーを見るべくスタジアムへと移動する。
「ねえ、トレーナー。あそこの席空いてるよ」
「お、じゃあそこにするか」
ショーが行われるまでまだ少し時間がある為か、幸い前の方の席が空いていた。
万一水しぶきが飛んできても最前列というほどでもない位置なので大丈夫だろう。
「楽しみだな」
「うん、そうだね」
待ち時間の間はシャチの公開トレーニングもあり退屈せずに済んだ。
そして程なくしてイルカによるショーが始まる。 - 8◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:48:54
「わぁ~……すごい……」
「おぉ~……」
ハイジャンプやイルカの背中に乗ったサーフィンなど。
演目は進み、イルカたちによる水かけが始まる。
……嫌な予感がしてきた。
精々ジャンプした後の飛沫くらいだろうからこの位置なら大丈夫と思っていたが、思いっきり水をかけに来るとは思っていなかった。
水を防ぐビニールシートやかっぱを着ている訳でもないので濡れる事は当然避けられない。
……演目を詳しく知らなかったとはいえ、見通しが甘かった。
「ドーベル、ちょっと後ろに下がろう。その服で濡れるのはまずい」
「あ、うん」
季節柄薄着だったこともあり、心配したトレーナーに引かれ席を立つ。
ただ避難を始めた時にはもう遅く、無情にもイルカの尾による水しぶきが観客席に舞い上がる。
ああ……これはどう考えても避けられないだろう……濡れる事を覚悟し、固く目を瞑る。
「ッ!」
直後、お腹を覆うくらいの大きな手に抱き寄せられる。
「うおっ、冷た!?」
アタシに降りかかってくるはずの水はいつまでもやってこず、代わりに背中を包むのは暖かな体温。
暖かな、体温。
体温!?
(ちょ、ちょっと待って!?え!?)
トレーナーに後ろから抱きしめられるような形になっていると理解した途端、思考がパニックを起こす。 - 9◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:49:26
「ドーベル、大丈夫?濡れてない?」
「……う、うん」
(な、なんで!?どうなってるの!?)
返事はしたものの頭の中では未だに情報が処理しきれず、パンクしたままだ。心臓もバクバクと早鐘を打ち、頬は瞬く間に紅潮する。
「良かった、間に合って。その服で濡れちゃったら大変だからな」
覆いかぶさっていたトレーナーが退き、そこでようやく我に返る。
(あ、そっか。トレーナーが盾になってくれたんだ……)
しかし水を被るはずだったアタシが濡れていない、という事は必然トレーナーがその被害を引き受けた事になる。
「ちょっと!アンタは!?」
「俺?あ~……まあ、ほっとけば乾くでしょ。冬場じゃなくて助かったよ」
困ったような笑顔を浮かべ、シャツの後ろ側を確認しているがアタシから見ても分かるくらいにずぶ濡れだ。
乾くとしてもかなり時間が掛かってしまうだろう。
「ごめんな、ドーベル。まさか水しぶきがここまで飛んでくるとは思ってなかった」
確かにショーに誘ったのはトレーナーだが、正直アタシだって乗り気だった。それに前の方の席を陣取ったのはアタシだ。
だからこそトレーナーが謝ってくる必要なんてどこにもないのに。……いや、今はそんな事を考えている場合ではない。 - 10◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:50:03
「……売店。アンタが風邪ひくでしょ」
「いや、これくらいなら乾くのを待っても」
「アンタが気にしなくてもアタシは気にするの!」
アタシのせいで風邪なんかひかれたら堪ったもんじゃない。抵抗するトレーナーのシャツの袖を引っ張りながら、強引に売店へと連行するのだった。
─・─・─・─
売店へと移動後。
適当なシャツを見繕い会計を済ます。
「いやいやいや!俺が出すって!」
「庇ってくれた相手にお金も出させるなんて、アタシの気が済まないの。だから、お礼だと思って受け取って」
レジのお姉さんがトレーナーの服を見て事情を察してくれたのか、タグを切り取ってくれた為すぐに着られる状態だ。
「早く着替えてきて。アンタの格好見てるとアタシまで寒くなるから」
「いや、でも。悪いよ」
尚も受け取るのを固辞してくるトレーナーにしびれを切らしたアタシはシャツの入った袋を強引に押し付ける。
「いいから!さっさと着替える!」
「わ、分かりました!」
怒らせてしまったと思ったのか、ようやく受け取ってくれる。
お手洗いに着替えに行ったトレーナーを見送って売店近くの壁に寄り掛かる。 - 11◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:50:24
(何やってんだろ、アタシ……)
トレーナーのように上手く気が利かせられたらいいのに。
(庇ってくれたのに怒鳴るなんて……バカみたい……)
水しぶきを被ったのはトレーナーの方なのに。
なんでアタシが冷や水を浴びせられたような気分になっているのだろうか。
素直に庇ってくれてありがとう、と言えれば。
あんなキツイ言い方をしなければ。
もっと優しい言い方をすれば、素直に受け取って貰えたんじゃ。
「はぁ……」
不器用なやり方しか出来ない自分に思わずため息が零れる。
「ごめんドーベル!待たせちゃって」
「……ん」
「……ドーベル、具合悪かったりする?」
「別に」
どうやら落ち込んだ気分が態度にも出てしまっていたらしい。
「……ごめん、もうちょっと待っててくれる?」
「え、ちょっと」
呼び止める間もなく、そう言ってトレーナーは再び売店へと入っていく。
買うもの自体は既に決まっていたのかそれほど時間もかからず、すぐに出てきた。 - 12◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:50:44
「お待たせ!」
「お土産買いたいならそう言いなさいよ」
「いや、そうじゃなくてさ。はい、これ」
そう言って手渡された袋に入っていたのは……トレーナーが今来ているものと同じシャツ……?サイズはアタシに合うようにSサイズだが。
「……なんで?別にアタシはアンタからシャツを貰うようなこと何もしてないけど」
「水族館に付き合ってくれたお礼にね。ほら、だって元々は俺が言い出したことだからさ」
さっきのやり取りを引きずっていたアタシは、無意識にトゲのある言い方をしてしまう。
「やっぱり俺だけ何か貰っちゃうのは悪いと思ってさ。だからこれでお相子?だと思って」
思わず呆気に取られる。
どうやらトレーナーなりに折り合いを付けたかったらしい。
本当にこの人は……どこまで気づいているんだろうか。
「ねえ、これ着ちゃったらアンタとペアルックになるんだけど」
それはそれとしてこのチョイスをしてきたことには抗議しておく。
なんでわざわざペアルックになるように同じものを渡してきたのだろうか……。別の柄のシャツでも良かったのに……。
「……嫌か?」
「嫌に決まってるでしょ!恥ずかしいじゃない!」
「そこまではっきり否定されると悲しいぞ!?」
「……まあ今は着てあげないけど……えっと、ありがとう」 - 13◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:51:02
狙ってやったのかは知らないけれど、今ので陰鬱な気分も晴れてしまった。
「後さっきはキツイ言い方してごめん。本当はその……庇ってくれて嬉しかった」
「いやいや、俺も素直にドーベルの言う事を聞いておけば良かったよ。確かにあれだけ濡れてたら風邪ひいちゃってたかもしれないし」
そうして2人して笑い合う。
なんにせよ、折角の遠征先でのお出掛けなのに嫌な思い出にならなくて良かった。
「なぁ、ドーベル。一通り見終わったしそろそろご飯食べに行かないか?お腹空いちゃってさ」
「うん、アタシもお腹空いた」
水族館は十分堪能できた。色々見れたし、トレーナーからは抱きしめられ……た……し……。
(思い返しても……~っ!恥ずかしい……!)
あの時は慌ててたので気付かなかったけれど、服越しとは言え思いっきりお腹を触られてしまったし。
結構手大きいんだな……とか、腕がっしりしてるんだな……とか抱きしめられた時の体温まで今更になって思い返してしまう。
「ドーベル、顔紅いぞ?」
「うっ、うるさい!」
取り合えず。今日のお昼は少なめにしよう。そう思ったのだった。 - 14◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:51:13
みたいな話が読みたいので誰か書いてください
- 15二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 20:52:49
ここまでガッツリ書いといてそれ言う?!
いやーいいもん読ませてもらいましたわ
ありがとうございます - 16二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 20:54:27
なんとなく覗いたらとてもよかった かわいい
- 17二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 20:54:31
ニマニマしながら読んじゃったよ(今の若い子はゴマちゃん知らんのか…)
- 18二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 20:55:46
13レスもあるんだがまだ続きを求めるのか…!?
- 19◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 20:56:41
少女漫画で水族館回って割と定番だよね~、って事でほぼ同じ時期に水族館回やってて片やヒロイン、片やヒーロー(オネェ)が水被ってたな、というのを思い出し書いてみました。
どうしてもベルトレに水を被って欲しくて参考にする水族館が狭まってしまった悲しみ……ある程度は捏造しましたけれども。
ただ、書いたはいいもののほぼ「夕陽にきらめいて」と同じような流れになってしまったので投下したのは供養の側面が強いです……
後私自身はグソたそは好きです。ドーベルは好きじゃないと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。 - 20二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 20:56:43
SSなんてなんぼあってもいいですからね
- 21二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 20:58:27
素晴らしい……もっと書いて
- 22二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:10:18
- 23二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:12:00
- 24二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:13:37
- 25二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:15:37
逆になんでそれだけで特定できるんだよ?
- 26二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:16:58
ベルーガいるとこそんなに多くないからな
シャチもいるし - 27二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:17:32
横からだけどシャチだけで二択まで絞れるからね
後水被るイルカショーも珍しい - 28二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:17:51
シャチは鴨川と名古屋港しかいないんじゃなかったか?
- 29二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:18:49
名古屋港は割とデカくてビビる
- 30◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 21:19:40
ご名答です。
イルカのショーがあって、泊りがけの遠征にはなるであろう距離の水族館、って事で消去法でレース場を中京レース場にしました。
はじめは海遊館をモデルにしようかと思ってたんですけどあそこショーとかないので泣く泣く没に。
実は水族館を訪れた時の「でかいな……」という反応はジンベエザメを想定して書いてたんですよね……。
上手い事流れが思いつかなかったので水族館の大きさにしてほぼそのまま採用したんですけど。
- 31二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:20:11
伊勢志摩エリアは名古屋から特急出てるから鳥羽水族館と名古屋港水族館セットで回ると捗るぞ
- 32二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:20:57
まて!このままじゃ水族館に話題を攫われる!
ここでなんかムードを作る豆知識をくれ! - 33◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 21:21:13
- 34二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:22:22
- 35二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:22:57
水族館は子ども多いから意外とムード作りにくいねんな
デカい水槽が見えてかつルートからちょっと外れたベンチにでも座れば落ち着けるけど - 36二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:23:57
- 37◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 21:26:37トレーナーの机のあれって……|あにまん掲示板トレーナーとのミーティング前、「少し席を外してるから先にトレーナー室で待ってて欲しい」とメッセージが入る。そうすると自然トレーナー室は鍵が開けっ放しになる為不用心なんじゃ……と思うが開いてないと部屋の…bbs.animanch.comダージリンのファーストフラッシュかぁ……|あにまん掲示板昼休み、トレセン学園中庭のベンチに腰掛けウマスタグラムを見ていると紅茶専門店の宣伝が目に入る。今日はトレーニングも休みだし放課後にでも買いに行こうか、と予定を立てていると。「おっ、ドーベルじゃないか!…bbs.animanch.comはぁ……遊園地のペアチケットかぁ……|あにまん掲示板溜息をつきながらアタシ、メジロドーベルはトレーナー室へと向かう。手に持っているのは遊園地のペアチケット。なぜこんなものを持っているのかというと5月6日……アタシの誕生日に同じメジロ家のブライトからプレ…bbs.animanch.com
このシチュエーションはこれ以上膨らませられないので過去作で許してください……
- 38二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:37:23
良質なベルトレSSで滋養強壮効果が期待できる
いや、マジで "効く" わ……
ありがとう…… - 39二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:40:25
やっぱりあんただったか
このシリーズ好き - 40二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:45:28
- 41二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:47:32
君の見解をもっと聞きたい。できたらSSにしてほしい
- 42二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:48:33
よう!ドーベルにそのトレーナー!!もうお帰りか?もっと見ていけよぉ〜
こちとら水族館界隈で悩みの種である「みんな『魚』現象」を打開すべく頑張っているんだからよぉ
ふーむ…そうだなぁ…
オキアミは見たか?ナンキョクオキアミ。
あれを世界で常設展示してるのは名古屋くらいの凄い展示なんだけどよ、まぁ確かに小さな生き物で目立たないが南極のキーストーン種として注目してる人はちゃんとその重要さがわかっているんだよな…多くの人にそれを知って欲しいって素直な気持ちがこの展示には詰まっているんだ…
まぁあれだドベちゃん、アタシはこのナンキョクオキアミは知る人ぞ知る!じゃあ勿体無いと思うんだよな
なぁ、ドーベルのトレーナーもそう思うだろ?隠れたままとか知らないまま、気が付かないままなんてホントに勿体ないよな?
ところでこの喫茶店のサービス券やるよ。
仲良く登山でもしてきな!! - 43二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:50:16
ゲロ甘パスタはともかく、オムハンバーグは量が多く美味しいのでウマ娘でもそこそこ腹膨れるんじゃないかな
- 44二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:51:33
その語り口…出たわねザリトレゴルシ
- 45◆y6O8WzjYAE22/05/17(火) 21:52:07
- 46二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 22:05:19
1よ、そなたにベルちゃん専門家の称号を授けよう
- 47二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 22:18:59
- 48二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 23:23:52
都内だとイルカショーって言われると品川しか思いつかないがあそこもショーが凄いんだってね
- 49二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 08:53:21
ウミガメの人工孵化に世界で初めて成功したとこだっけ?
- 50二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 18:48:01
流石です、y6O8WzjYAE。
やはり私が見込んだ通り貴方は凄い物書きだ - 51二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 20:31:37
いいssだ...
- 52二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 20:39:06
名古屋港はコウテイペンギンを飼育してる数少ない水族館の一つなんだよねぇ
- 53二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 08:27:48
水族館結構奥深いな...
- 54二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 19:11:47
読んでたらあなたに出会えて満足