エグい魔法を使う魔法少女同士が戦うやつを語るスレ2

  • 1二次元好きの匿名さん22/08/08(月) 23:57:13
  • 2二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:01:00

    保守

  • 3二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:01:34

    ほーしゅ

  • 4二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:05:02

    10レスまでほーしゅ

  • 5二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:08:21



  • 6二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:08:49

    保守プルヘイズ

  • 7二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:09:15

    スレ画キンブリーゆりねでいいのか…(困惑)

  • 8二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:09:49

    保守

  • 9二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:10:32

    スレ画がすっかりガーゼットのイメージに……

  • 10二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:10:58

    保守官僚!

  • 11二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:11:52

    前スレでレイおじが大勝利してる…

  • 12二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:12:14

    ベルト開発中のレイがイデア死亡を知る一幕のSSを書くぜー

  • 13二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:12:38

    SSだって!?(ガバッ

  • 14二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:17:01

    俺もそろそろ幽はるSS書くかぁ…

  • 15二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:17:56

    すごい数のSS作成者が集まってきている

  • 16二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:24:28

    このシリーズで初めてSS書いたわ

  • 17二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:25:57

    >>16

    同じく

    楽しいなこれ

  • 18二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 00:37:57

    >>16

    >>17

    素晴らしい提案をしよう お前もSS書きにならないか?

  • 19二次元好きの匿名さん22/08/10(水) 05:55:04

    私は今、とても満たされている。

    私があれほど渇望した『特別』を持つ少女、未来はるか
    彼女が私を『特別』にしてくれた。


    「はるか、次はこれ着てみてよ♪」
    「え~…これちょっと露出多すぎじゃない?」

    休日にショッピングへと繰り出した私達は、夏物の服を見に入ったショップでお互いの服をセレクトしていた。
    渋る彼女を試着室に押し込み、衣擦れの音が止んだタイミングで声をかける。

    「どう?着終わった?」
    「うん…着たけど…これはちょっと「入るよ~」待って!?」

    静止の声を無視し、はるかの着替えていた試着室へと入る。
    試着したはるかは顔を真っ赤にし、何やら必死に手でおへそを隠しているが、剥き出しになった肩や、ホットパンツから伸びるしなやかな脚は見えてて平気なのだろうか。

    「いいね!それ買ってそのまま着ていこっか♪」
    「無理無理無理!恥ずかしすぎるって!」

  • 20二次元好きの匿名さん22/08/10(水) 05:55:50

    必死になって拒否するはるかに、私はニッコリと笑顔を向け“手を振り上げた”

    「ひっ」と小さな悲鳴をあげたはるかは咄嗟に頭を手で庇い、刷り込まれた恐怖に身を竦ませる。

    「嫌じゃないよね?私の選んだ服、着てくれるよね?」
    「ごめんなさい!嫌じゃないよ…着る!着るから…ぶたないで…」

    小さく震えるはるかを見下ろすと、ゾクゾクとした快感が背中を走り、甘い痺れが私の脳を包む。
    振り上げた手をゆっくりと下ろし、愛しいはるかを抱きしめる。

    「ふふっ、かわいいおへそ。はるかはスレンダーだから、そういうのが似合ってるよ」
    「…うん、選んでくれてありがとう幽歌…」

    未来を見通し、天才の名を欲しいままにした『特別』なはるか
    そんな彼女を思いのままに支配する私もまた『特別』


    そうでしょう?

  • 21二次元好きの匿名さん22/08/10(水) 05:57:36

    いくら手直ししても最後の言い回しからヴェルダースオリジナル感が消えなくて泣いた

  • 22二次元好きの匿名さん22/08/10(水) 06:30:31

    >>21

    言われたらそう見えてくるからやめろw

  • 23二次元好きの匿名さん22/08/10(水) 06:41:16

    平凡だった少女に支配されているはるかちゃんかわいいね…

  • 24二次元好きの匿名さん22/08/10(水) 07:12:05

    イチャイチャしてる幽はるSSとDV幽歌のSSを交互に読んだせいで脳がおかしくなる

  • 25二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 13:16:00

    本スレから戻ってくるたびにやべーSSがあってびっくりする

  • 26二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 13:43:52

    >>25

    申し訳ねえな

    今回は一応本スレに投稿報告してはいたんだけど早朝だったしな

  • 27二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 13:44:11

    >>20

    悦に浸ってる幽歌の元に現れた霊歌

    霊歌の天性の明るさに影響されて自然と笑顔が増えるはるか

  • 28二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 13:55:24

    >>27

    ほう… 霊はるですか 大したものですね

  • 29二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 13:57:44

    ガーゼットとアシュラの異常者コンビを妄想してる
    お互いの思考に反して能力的にアシュラがぶん殴ってガーゼットが補助しつつ近接って感じになりそうで面白い

  • 30二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 14:00:46

    >>27

    嫉妬魔法の最大威力出しそう

  • 31二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 16:03:02

    最悪世界線概念好き
    妄想が捗る

  • 32二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 17:51:24

    >>29

    追い込まれてからの爆発力にはガーゼットも一目置いてるって感じだったらいい

  • 33二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 18:27:03

    はるかを巡って霊歌vs幽歌が…?

  • 34二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 18:36:03

    >>33

    十四音「はるかお姉ちゃんは危ないからあっちで一緒に(Hな)お勉強してようね…」

  • 35二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 18:44:58

    >>34

    はるとよ!?!?

  • 36二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 18:49:31

    幽歌ちゃんもヒロイン適正めちゃくちゃ高いけどはるかちゃんも相当高いでしょこれ

  • 37二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 18:54:38

    裏でこの泥沼バトルしてるせいでコブラがヨイチ戦に不参加ってマジ?

  • 38二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 18:56:44

    裏も全然平和じゃねぇじゃねーか!!

  • 39二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 19:57:27

    >>32

    ジョナサン……

  • 40二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:10:11

    >>39

    どっちかというとアシュラはゲロ以下の匂いがプンプンする方じゃないかな

  • 41二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:12:16

    >>37

    裏で泥沼百合バトルが繰り広げられてるかもしれないし

    この前の一件で曇ってしまった事を配慮したドクプリの判断で遠距離での回収班に回っているのかもしれない

    どちらもありえるのだ

  • 42二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:27:50

    幽はるの供給が足りなくて手が震えてきた
    キメたい…はやく幽はるキメたい……

  • 43二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:31:11

    >>40

    アシュラ様の匂い!?

  • 44二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:32:28

    >>43

    落ち着けヨイチ

    もう一度冷静になってその匂いを嗅いでみろ どんな匂いがする?

  • 45二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:38:24

    元スレでイッチから連絡来たぞー
    次スレ立てるのが明日になるかもしれないとの事です

  • 46二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:39:06

    明日まではここ使いましょうか〜

  • 47二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:48:16

    >>44

    はぁ〜♡くっさ♡

    身だしなみいくら整えても魂食いすぎて内臓環境終わってるアシュラ様くっさ♡

  • 48二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:51:46

    >>47

    本人的には褒めてるんだろうけど完全に貶した言い方してて草

  • 49二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:52:20

    あ〜ヨイチちゃんがアシュラ様泣かせた〜

  • 50二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:53:39

    涙拭きますって顔面舐めてる……

  • 51二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:53:48

    >>49

    (嘘泣きかな?)

  • 52二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:53:59

    アシュラ様の涙おいちい!ペロペロ

  • 53二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:55:31

    あー!死川せんせー!!ヨイチちゃんがアシュラちゃんの顔舐めたせいでアシュラちゃんがもらしたー!!!

  • 54二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:56:21

    >>53

    (あっ今回はわざとじゃない…っていうか泣いてるって言うよりなんか顔赤くしてない?)

  • 55二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 20:58:30

    東宮先生と死川先生と木戸幽歌先生がいる保育園か…

  • 56二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 21:00:59

    本スレでやってたHAPPYEND VS BADEND な世界の話もしたいな
    ギャグスピンオフから微シリアスになって最悪の世界に向かう話になる構成めっちゃ気になる

  • 57二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 21:03:03

    シリアス世界の14人ととギャグ世界の14人で作画180°変わってそう

  • 58二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 21:04:47

    >>55

    とれーだーちゃんは先生じゃなかったんですか?

  • 59二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 21:06:42

    >>57

    ギャグ四コマ漫画のデフォルメっぽい絵柄の十四人+α

    シリアスな等身の高い感じの十四人+α

  • 60二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 21:12:15

    >>59

    これでギャグ世界線の奴らの方が強いとか嘘だろ…?

  • 61二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 21:19:19

    >>60

    基本的に最悪世界の方はスタンドプレー至上主義な奴等だから仕方ないね

    (協力関係を結んでる所も大抵はビジネスパートナーくらいの関係だったりする)

    その代わりギャグ世界線の方は色々やりつつも

    なんだかんだヤバい事態にはみんなで立ち向かってたから団結力が凄まじいんだ

    (最悪世界の方が能力の発展性はヤバいけど、コンボ前提ならギャグ世界の方も互角か上回るイメージ)

  • 62二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 21:21:30

    たぶんギャグ世界の名無しはいくら折られても次のシーンでは復活してるからタンクにしよう
    たまに味方にも折られるだろうけど

  • 63二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 21:30:59

    (かっこいいセリフ吐くシーンだけめっちゃ作画が良くなるギャグ世界線のメンツ)

  • 64二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 21:40:23

    2、3話だけ作画がめっちゃいい最悪世界線のキャラだけが描かれたせいで作者の本気とか伝説の逆作画崩壊回と呼ばれるギャグスピンオフ漫画

  • 65二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 21:44:30

    適度にかっこいいけど所々素肌が見えてる外骨格に身を包む最悪世界線レイおじvsパワーバランス無視して勝つことしか一切考えていないクソゴツいフルアーマーギャグ世界線レイおじ

  • 66二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 21:50:44

    戦いの連続でめっちゃ擦れた性格になった霊歌は見たい

  • 67二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 22:04:08

    「どうして────どうして私が負けるの!?」
    「簡単よ……あなたには決定的に足りないものがある」
    「足りないもの……!?」
    「そう、あなたに足りないのは心の底から信頼できる仲間と未来を信じる気持ち……

    そしてバリツよ!!!!!!!!!!」
    「バリツ!?!?」

    ってやる最悪世界の探偵ちゃんとギャグ世界探偵ちゃん

  • 68二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 22:27:53

    最後でボケに走る辺り完全にギャグ時空の住人で草
    でもこの時空だとはるかちゃんと幽歌ちゃんは友達として仲良く過ごせてるんだよね…

  • 69二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 22:29:03

    多分最悪世界線の幽歌はまず嫉妬で暴走してるしはるかも恐らく前言われてたみたいに凡人皆殺しにしようとしてるから幽歌は抹殺対象になってる
    幽はる勢阿鼻叫喚だ……

  • 70二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 22:42:15

    ギャグ時空のトレーダーさんとかそれはもう実質幼女なんだよね

  • 71二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 22:43:05

    「私は神になる……神になって君や人々が永遠に幸せに暮らせる世界を────」
    「えっ…その年で神になるとか言うのはちょっとイタすぎない…?」

    ギャグ世界幽歌にそう素で言われて最悪世界一枝さんのメンタルは砕けた
    ついでに後ろで一緒に聞いてたギャグ世界一枝さんのメンタルも砕けた

  • 72二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 22:43:54

    相手の若さを奪うって美少女モノだとかなりキツイ絵面になりそうな能力な気がする

  • 73二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 22:48:15

    >>72

    ここはギャグ世界補正+コンプレックスを乗り越えた事で

    逆に若さを与えて幼くさせる事も可能になったりしてれば大分ギャグ漫画的にマシな絵面になる…かな?

  • 74二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 22:53:44

    ライダーの某命かける人も内部の肉体年齢だけ80歳並みになってたしそういう感じなのかもしれない

  • 75二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 00:25:53

    最悪世界線の荒廃した街の有様と暴走する魔法少女のこと考えるだけで楽しい

  • 76二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 00:46:57

    >>75

    分かる

    ここにギャグ時空(シリアスもあるよ)の魔法少女放り込んだ場合の戦闘とかも気になりすぎる

  • 77二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 00:59:12

    ギャグ時空のイデア、「英雄は○○するよ」って言えば簡単に信じてやってくれそう

  • 78二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 01:17:06

    英雄は猫みたいな仕草をするんだよ!!

    おや?ガーゼットがなぜかこちらを睨んd

  • 79二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 01:25:06

    ファンから英雄って呼ばれると露骨にニコニコするイデア

  • 80二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 01:29:14

    英雄ー!!英雄かわいいよ英雄ー!!
    英雄こっち向いてー!!笑って英雄ー!!

    ずっとやってたら流石に照れてきてそう

  • 81二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 01:33:07

    「みんなー!ありがとーー!!」
    ワーワー\エイユー!エイユー!エイユー!ヒデオー!エイユー!/ワーワー
    「おい今ひでおって言った奴誰だ」

  • 82二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 01:34:56

    英雄ー!ご飯よー!!

  • 83二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 01:45:52

    たまに英雄コールが薄いと表情も薄くなってそう

  • 84二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 01:56:01

    畜生ギャグ時空のイデアかわいいなw
    大学生組は三人でアイドルグループ結成してる回とかありそう

  • 85二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 06:04:36

    トヨーネの能力活用したら生やせそう

  • 86二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 06:42:15

    >>84

    ドクプリはノリノリで楽しんで、パープルは赤面して「はわわ…」ってなってそう

  • 87二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 07:46:04

    イデアちゃんは本編で狂いに狂ってる分ギャグ時空での可愛さが目立つんだ

  • 88◆.IN19Gew2c22/08/13(土) 07:47:10

    9時か10時くらいに新スレを立てます

  • 89二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 07:49:15

    了解しました〜

  • 90二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 07:56:55

    大学生組3人でキャラソン歌ってそうだな…

  • 91二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 08:27:14

    投稿まで時間を置いたおかげで最悪世界線SSをもっと最悪に更新できた
    やったね

  • 92二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 08:44:24

    大学生トリオいいな…

  • 93二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 09:29:53

    大学生組全員自炊してそうだからみんな料理うまそうだよね

  • 94二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 09:52:23

    お料理教室する大学生組…?

  • 95二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 11:13:50
  • 96二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:08:56

    SSの投下が来ると聞いて

  • 97二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:10:04

    最悪世界線のSSを上げておきます
    本当に長いですが、結構頑張ったので読んでいただけると嬉しいです

  • 98二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:11:07

    やあ、初めまして諸君。
    ここは、一つの世界の可能性。
    最悪が幾つも重なった、考えうる限りの悪辣を詰め込んだような世界だ。
    折角だし、現状を少しだけ覗いていこう。



    「ただいま、姉さん」
    「……れい、か…?」
    「…幻覚の効きが悪くなってる、かけ直すね」

    こちらは魔法少女コブラと、その姉にあたるティックだ。ティックはジーニアスと友情を育みつつあったのだが、彼女が願望を吐露した事をきっかけに破綻、怒りのままにその場で絞殺した。
    実際のところ彼女は死んでいないのだが、ティックは死んだと思い込んだ。これにより心が壊れた彼女の嫉妬は暴走し、魔法に巻き込まれた多くの人々が萎びた屍と化した。
    当然、他の魔法少女は黙っていない。だがティックへ攻撃する彼女らを阻んだのが、妹のコブラだ。どうやら彼女は、他の全てよりも姉の味方をする事を選んだらしい。コブラの援護と、付与された幻覚幻聴により嫉妬の勢いを増したティックには誰も歯が立たず、討伐は失敗。以降、彼女らは自宅に陣取り、コブラは精神崩壊を起こしたティックを幻に閉じ込めて生活している。

    「大丈夫、私だけは姉さんの味方だから。大丈夫、大丈夫だよ。ほら、あーんして?」
    「!…あー」
    「うん、よくできました。姉さんは偉いね」
    「……は、る、か、…」

  • 99二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:11:59

    「さあ進め!!壊せ!!私の軍勢、私の仲間たちよ!!『英雄』の行進だ!!!」

    続いて魔法少女イデアを見ていこう。序盤から潜伏に成功し、街の人口の約2割を「仲間」にしてみせた彼女は、ティックの暴走を皮切りにその軍勢を操り、全てを破壊し始めた。途方もない数の配下を作り上げた彼女の力は、現在「生きている」魔法少女の中でぶっちぎりのトップとなっている。誰も、彼女を止める事は出来なかった。
    元々ティックの暴走で混乱が始まっていた街を、圧倒的な数と力でもって蹂躙。交通網、都市機能などのインフラは崩壊し、街の半分近くは廃墟と化し、なおも「行進」と称する暴走を無軌道に続けている。
    と、空からイデアへ高速で飛んでくる物がある。

    「おや、また君かい?何度来ても無駄だよ」
    「…全く、化け物め。」
    「英雄と、呼んでくれッ!」

    弾丸のように飛んできたソレは、魔法少女レイだ。だが、イデアは当然のようにそれを手で受け止め、思いきり地面に叩きつけた。
    レイはあまりにも強い衝撃により四散、即死した。

    「…この子も懲りないなあ。これで何回目だろう」


    「8体目だな、奴に殺されたのは」
    「力はともかく、感覚まで配下の数に応じて鋭くなるなど反則だろう、全く」
    「状況はどうだ」
    「依然、全てが不明瞭だ。とにかく情報が少なすぎる」

    誰も知らない場所に位置する秘密のラボ、そこが魔法少女レイ「達」の本拠地だ。
    彼女は魔力を利用した自己改造技術を転用し、完全な自己複製に成功した。鋼の精神を持つ彼女らは犠牲を顧みず、人道を顧みず、また己の命すら顧みない。文字通り、鋼鉄の部隊と言っていい。
    願望に取り憑かれた彼女らには、崩壊した街すら眼中にない。今後も至極冷静に、勝利を狙っていく事だろう。
    とはいえ複製にも制限はあり、現在は五体までしか維持できないらしい。しかし本当に何なんだろうねこの子。魔力はそんな便利な物じゃないんだけどな…

    「俺は何としてでも勝つ。例え俺自身が何度死のうとも、だ。」

  • 100二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:12:30

    「ははははは!!あー本っ当に、楽しいな!!」
    「うん、たのしい。」
    「あ゛ーー、う゛ぅ、キヒッ、あ゛ー」

    打って変わってこちらはトヨーネ、レガシー、スタチューリーヴァーの三人組。と言っても、彼女らにもうこの名は相応しくないだろう。なにしろ彼女らは、全員「白草 誠」なのだから。
    スタチューリーヴァーは、襲いかかってきた男を鎮圧したのち、刀に触れた。そうして名も無き悪意に塗りつぶされ、少女は気ままに人を騙し、人を斬り、笑った。
    それを止めようとしたのが、トヨーネだ。覚悟を決め立ち向かった彼女は、見事刀を折った。だが、「悪意」の執念はその上を行った。
    刀身を、ほとんどの自我と知性を失いながらも、スタチューリーヴァーに残る「悪意」は動いた。彼女が投擲した、折れた刀身はトヨーネを貫き、そうして「刀身に宿った自我」がトヨーネを乗っ取った。
    刀身による傷をトヨーネの魔法で他者に押し付け、刺さった状態を無傷で保つ。こうして、のうのうと「白草 誠」は蘇った。
    やがて彼女らはかつての肉体、レガシーを確保。
    魔法で自らの悪意を分け与える事で、レガシーはもう1人の「白草 誠」へと「成長」した。
    三人は、崩壊する街でなおも生きようとする者を、騙し、狂わせ、斬り裂いて、笑っている。

    「──ああ、この世界は、こんなにも楽しさに溢れている!!次は、誰をどんな風に騙そうかな!!」
    「うん。わたしも、たのしみ」
    「キヒッ、キヒヒッッ…あ゛ー…」

  • 101二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:12:56

    「アハハハハハハハハ!!!アハハ、アハハハハ!!殺した、殺した!!私を殺そうとした報いだ、アハハハハハハ!!!!」

    壊れゆく街の避難所の一つで、血と死体の中心で笑うのは、魔法少女ジーニアスだ。
    彼女はティックに絞殺される寸前、魔法を使用した。そうしてねじ曲がった運命により、完全な死からの有り得ない蘇生が実現したのだ。
    当然、死を経験した彼女は慎重になる。慎重に、慎重に、未来を視て、危機を避けて、未来を視て、視て、視て、視て…案の定、狂った。
    狂気に侵された今の彼女は、生存本能を根底として、疑心暗鬼と加害衝動で構成される。先程、彼女は生きるためにこの避難所へ入り、疑心暗鬼ゆえに未来を視て、「自分を殺そうとする」避難民を視た。だから、その場の全員を殺した。
    彼女の未来視が狂ったのではない。彼女が疑心暗鬼から未来を視て、避難民を加害し、彼らが「反撃する」。そんな最初から決まりきった未来を、未来視は捉えているだけだ。
    最悪のパラノイアを発症した彼女に、もう「今」など見えてはいない。

    「ハハハ…ああ、怖い、怖いよぉ。死にたくないよぉ…逃げなきゃ、ここからも、逃げなきゃ…!!」

  • 102二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:13:28

    「…なあ、暴れてきちゃダメか?」
    「ダメに決まってるでしょう、迂闊に動けば死ぬわよ」
    「だよな、ハハ…」

    こちらはガーゼットとアシュラ、なんとも珍しい組み合わせだ。
    イデアという巨大勢力の存在を知り、己の窮地を認識したアシュラは、既存のプランを破棄し集団戦に移行した。突如現れた「バケモノ」共に蹂躙された街の人々に、それらへの「対抗手段」として自家製ステッキをばら撒いたのだ。当然、対抗する力を与えるアシュラを人々は崇め、盲目的に従った。ステッキの代償で魂を失い死んだ者は、イデアの軍勢によって殺されたよう偽装し、さらに民衆の感情を煽った。そうして、多数の忠実な魔法少女の兵を保有する陣営を形成してみせたのである。「レジスタンス」と、彼女らは名乗っているそうだ。
    見事な策略だ。戦力の確保と魂の補充を並列で行う、最高にして最悪の策と言えるだろう。追い詰められると強いというのは、伊達ではないらしい。
    加えて彼女は、戦力として正規の魔法少女を味方に付けようと目論んだ。そうして白羽の矢が立ったのが、ガーゼットだったというわけだ。
    レジスタンスの体制を整えた段階で、襲撃をかけてきたガーゼットを多数の魔法少女によって鎮圧、拘束し説得。圧倒的な力を持つイデアやスノードロップを目撃して心が折れ、元より自暴自棄になっていたガーゼットは投げやりに「首輪付き」になる事を了承した。

    「貴方は貴重な戦力なの。今消耗させる訳にはいかないのよ。」
    「分かってる。…ああ、クソ。何でこんな、私は、自由になりたかった筈なのに…」
    「…」

  • 103二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:13:55

    「…ぐ、る、う゛ぅ゛うううう…」

    ゆらゆらと、悪鬼羅刹の如き有様で街を彷徨うコレは魔法少女スノードロップ、その成れの果てだ。
    ティック暴走の直前、ガーゼットの完璧な奇襲を受けた彼女は、なす術もなく死ぬ筈だった。しかし死の直前、彼女は咄嗟に自分自身に向けて魔法を発動した。非生物へ偽りの魂を付与するという魔法を自身へ使い、発動から魂が付与されるまでの僅かな間に死ぬことで「死体となった自分自身へ魂を付与する」という荒技を成し、見事蘇ってみせたのだ。
    だが蘇りの代償は高くついた。魂を付与された非生物は、本来スノードロップの意思によって統制される。だが彼女の死体に魂が宿った時、統制する意思は消滅していた。結果、死体に宿った魂は暴走を始めたのだ。
    今の彼女は知性も自我も無い、ただ彷徨い、魂の付与により天災を操り、敵を破壊するだけの怪物。人でも神でも無いナニカへと成り果てた。精神的なあらゆるタガが外れた「死体」は、今のイデアすら勝つ事の出来ない最強の存在であり、もはや誰にも止められない。唯一止めうる平凡な少女は、幻想の中で微睡んでいる有様だ。
    だがある意味で彼女のかつての願望は、叶っているのかもしれない。崩壊したこの街は、今や平等な「弱肉強食」の世界。圧倒的な力で世界の頂点に君臨する彼女は、まさしく新世界の神と言って遜色無い。そう思わないかい?

    「グ、ルゥ゛、ウ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!!!!!」

  • 104二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:14:29

    「…楽しい、ゲームだ」

    無数のモニターに囲まれ、笑顔で街中の映像を見つめる女。ご存知、トレーダーだ。
    早々にこの「ゲーム」が面白く転がったことに気づいた彼女は、ありとあらゆる手段でこの街への介入を遮断した。彼女の情報力は、資金力は、その根底にある頭脳は、何もかもを圧倒した。
    警察も、政府も、国際組織すらも、彼女の「力」の前に屈した。街の支配権は、完全にトレーダーの手中に収まったのだ。
    街という盤は、彼女の物となった。彼女は外の介入の一切を許さず、また内から駒が逃れる事も許さない。
    そうして彼女は、楽しそうに盤面を眺めている。時折アレコレちょっかいを出したり、駒を誘導して自分の思い通りに動かしてみたり。その姿はまさしく、悪辣な「ゲームマスター」そのものと言えるだろう。

    「さて、次はどの陣営を動かしてみるかな…」


    「……」
    「大丈夫ですか?」
    「…ええ、大丈夫よ。」

    最後に見るのは、魔法少女でも数少ない良心のパープルヘイズとドクタープリンセスだ。
    といっても、彼女らに特筆する事はない。街は崩壊し、仲間もいない、守るべき命はすでに多くが失われた。そんな世界でも、めげずに救える物を救おうと足掻く。そんな健気な魔法少女が彼女らなのだ。

    「アタシは、大丈夫よ。例え死んだって、気持ちが折れる事はないわ」
    「私もです。…どこまでも、お供しますよ」
    「じゃあ今日も、この辺り一帯のパトロールにいきましょう」

  • 105二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:14:59

    いやあ、凄い世界だと思わないかい?
    ここまでの物になるなんて、私も想定外だったよ。実に楽しませてもらったさ。
    ん?結局お前は誰だって?…名乗るほどの者でもないとも。 

    私は何処にでもいる、「普通のサラリーマン」さ。
     
    …ところで、今のこの世界には一つ問題がある。
    この世界はもう、行き着く所まで行き着いた。悪辣な展開は極まり、後は終わりに向かうだけ。果たして正義が勝つか、悪が勝つか、あるいは全て滅びるかは気になる所だが、このまま終わってしまうのは味気ない。諸君もそう思うだろう?

    そういうわけで、僕は今久し振りに街を歩いている。目的は、まあ言わずもがなだ。
    …ちょうど目が合ったね、あの子にしてみよう。

    「やあ、お嬢さん」

    街はもはや地獄そのもの。目の前の彼女は、これからその渦中へと突き落とされる。

    「君は」

    彼女は善か、悪か、それともそれ以外か?彼女はこの世界で、どんな『喜劇』(ひげき)を見せてくれるか。ああ実に、実に──

    「魔法少女に興味はないかい?」

    ──面白そうじゃないか。

  • 106二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:15:23

    以上です。
    ありがとうございました

  • 107二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:20:24

    読了しました
    予想以上にとんでもない世界線だった…

  • 108二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:27:56

    スタチューちゃん洗脳路線は…ヤバいね(語彙力0)
    レガシーちゃんは本当の自分になれたから一応救いではあるのかな…?

  • 109二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:31:37

    書き手のお気に入りポイントは「「あーん」に反応するティック」「心が折れたガーゼット」「ブレない大学生コンビ」です
    あと締めの独白部分はどう締めるかかなり悩みましたね

  • 110二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:33:18

    あーんの部分からほんのりと感じる幽はる成分がスーッと効いて……スーッと……ス……

    悪い…やっぱつれぇわ……

  • 111二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:35:05

    トレーダーは自分が戦わなければ優秀

  • 112二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:37:25

    ちなみにサラリーマンが性悪上位存在になってるのは、「せっかく最悪世界線の話なんだしサラリーマンも最悪な奴にしたいなあ」という思いつきです

  • 113二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:51:48

    このアシュラとガーゼットちゃん、なんかいやらしくないですか?

  • 114二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:57:22

    社長は神になれてよかったね…(白目)

  • 115二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:59:08

    >>113

    そのポジション私のものなんですけど?🏹

  • 116二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 18:14:14

    >>112

    その理屈で行くとギャグ世界のサラリーマンは

    魔法少女になれるステッキを善意で渡したものの全然上手くいかない苦労人になる…ってコト!?

  • 117二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 23:18:01

    アシュラ「ヨイチちゃ〜ん♡ちょっと外に出るからその前にエチケットチェックしてくれない?」
    ヨイチ「私がですか?」
    アシュラ「別にいいでしょ〜♡」
    ヨイチ「え、ええ。もちろん…ではどうぞ…」
    アシュラ「いくよ〜?はぁ〜♡」
    ヨイチ「くっっっさ♡♡♡♡♡♡」
    アシュラ「え〜?昨日魂食べた後、歯磨かないで寝ちゃったからかな〜♡」
    ヨイチ「くっさ♡もはや歯磨き云々の言い訳で済むレベルじゃない口臭くっっっさ♡」
    アシュラ「…今のはちょっとムカついたんだけど」
    ヨイチ「あっ…す、すみませんアシュ…」
    アシュラ「だから今度はこうしてやる〜♡」バサ-
    ヨイチ「くっっっっさ♡♡♡♡♡♡♡♡アシュラ様が1日着て汗まみれになった軍服の中身くっっさ♡♡♡♡革製だから通気性最悪で匂い篭りまくってる♡♡♡♡」

  • 118二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 23:21:16

    >>117

    新鮮なSSたすかる

    仕返ししようとして逆にめっちゃ匂いの事言われて自爆してるアシュラ草

  • 119二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 00:09:43

    アシュラ様はハーフだからしょうがないんだ

  • 120二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 00:38:38

    >>119

    アポクリン汗腺!!

  • 121二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 12:58:21

    ついに最終回を迎えた…
    終わるのは惜しいけどこちらでまだまだ語り合おう

  • 122二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 12:59:49

    第一部、完!って感じの終わり方でしたね…
    10人の魔法少女達が最強の魔法少女に挑むのはきっと劇場版で見られるでしょう
    ゆり何とかさんは…うん!

  • 123二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 13:00:40

    最終回全員の強化フォームが一気に登場したせいでデザイン担当の人ヒィヒィ言ってそう

  • 124二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 13:02:51

    ラストバトルは泣けたね
    最強の魔法少女にドクプリとヨイチの魂が親子かめはめ波みたいなの撃った時は号泣したよ

  • 125二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 13:03:58

    >>124

    お前…コブラ砲の幻覚が…

  • 126二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 13:04:51

    自分の超能力の呪縛から解放されて
    幽歌ちゃんと二人で手を繋いで運命を打ち破る合体魔法を撃つはるかちゃんはよかったな…
    結局最後の12人目の魔法少女は誰だったのか分からなかったけど、設定資料集とかで分かるんだろうか

  • 127二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 13:06:52

    これ外伝で幽歌とはるかの大学生活と探偵社での活躍見れるらしいぞ

  • 128二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 13:16:48

    最終話放送時間残り5分でリーマンがしゃしゃり出てきた時の実況スレ見たいわ

  • 129二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 13:31:40

    本スレにラストシーンの妄想SSを投下してきました
    よろしければ読んで下さると幸いです

  • 130二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 13:34:43

    >>128

    「えっ今日最終回だよね」

    「何する気だこいつ」

    「うおなんだこの魔法少女かっけえ」



    「打ち切りエンドじゃねーか!!」

    「打ち切りエンドじゃねーか!!」

    「打ち切りエンドじゃねーか!!」

  • 131二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 13:38:06

    >>130

    3回も言ったぞ!やずやでさえ2回なのに!

  • 132二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 14:39:16

    まぁなんか名無しの悪とスノードロップが速攻で逝ったり、イデアvsアシュラが妙に白熱した挙句イデアも死んだり、その際急にポップしてきたヨイチ13がやたらと強かったり、振り返るとホントにカオスだな

    あと、名無しの悪とスノードロップとイデアが速攻死んだ上にトレーダーさんが味方側になったせいでまともな魔法少女達の同盟を阻むものが殆ど無かったのがもうバトロワ的にはほぼ終わってる状態というか、マジでガーゼットしか真面目に殺し合いやってなかったな

  • 133二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 14:56:20

    まあ混沌としたダイスの中に一貫したキャラや展開が見えたので個人的には満足だった
    社長は本当に惜しかったけどね…

  • 134二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 19:15:27

    トレーダーさんが愉悦枠じゃなくてアシュラと敵対して仲間になるよって
    最初の頃の自分に話しても信じてもらえ無さそう…個人的にトレーダーさんが仲間枠のままだったのが本当に嬉しかった

  • 135二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:24:53

    SSが投下されると聞いて

  • 136二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:33:23

    >>135

    同じく待機!

  • 137二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:38:52

    幽はる後日談投下しまーす!!
    めっちゃ長い上に稚拙な文なのでお許しを…

  • 138二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:39:56

    ────2年前。
    この街で、ある一つの抗争が起こった。
    多くの少女たちが命を落とし、それ以上の数の一般人たちが犠牲となった大規模抗争。
    『魔法少女抗争』。抗争の主犯達が全員少女の姿をしており、現実ではあり得ないような力を使っていたという噂から、街の人間からはそんな名前で囁かれている。
    これは、そんな抗争を生き残った二人の少女の今を生きる日常と、奇妙な事件の記録を綴った物語……。

  • 139二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:40:34

    「ゆ〜う〜か〜。お腹すいたぁ〜」

    テーブルに座って壊れた楽器のような声を出すのは、学生制服に似た服を着崩し、ハンチングを被っている美少女。

    「はいはい、というか朝食ぐらいたまには自分で作りなさいよ……」

    そう答えるのは、キッチンに立って大人らしくブラウスとジーパンを着こなしている女性。

    「えー!!だって私料理できないしー!!」
    「はるかももう大学生でしょ。自炊ぐらいできるようになりなさいよそろそろ」
    「やーだー!!幽歌のご飯食べるのー!!」

    はるかと呼ばれた探偵の少女は、そう言って手足をじたばたさせる。
    それに対して幽歌と呼ばれたキッチンの女性がやれやれ、と頭を抱えた。

    未来はるかと木戸幽歌。
    とある街に暮らしているごく普通の大学生……と言いたいところだが、この二人には少しだけ普通じゃない部分があった。
    まず一つ目、それはこの二人のうち一人が超能力者だという事。
    はるかは自身の超能力である未来視の能力をフル活用しつつ、自分の探偵社を立ち上げて大学に通いながら活動している。幽歌はその探偵助手であり、はるかが探偵社を立ち上げた時に半ば無理矢理雇わされたのだった。
    そして二つ目────この二人は、元『魔法少女』であること。
    『魔法少女抗争』。2年前にこの街で起こった、14人の魔法少女達が殺し合いを行う超自然的な事件。彼女たちはその生き残りであり、この事件の首謀者の一人を倒すために共闘した仲でもあった。
    ……まあ、あることがきっかけで、一度は殺し殺される仲にまで発展してしまったこともあったのだが。

    「はいはい、もう分かったわよ。今作るから待ってなさい」
    「やったぁ!ありがと幽歌!」

    はるかがそう言って笑顔を見せると、いつまで経っても子供ねこいつは、と思いつつ幽歌はため息をつく。ただ、その顔には何処かほのかに幸せそうな表情が含まれていた。

  • 140二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:42:02

    「はい、出来たわよ」
    「おおー、今日はサンドイッチかぁ〜!」

    幽歌の出した朝食に、はるかが目を輝かせながら嬉しそうな声を上げる。こんな普通の料理のどこがそんなに楽しいのか、と幽歌は呆れたようにため息をつきながらも、はるかの前に牛乳を置いた。

    「さっさと食べちゃいなさいよ。講義遅れるわよ?」
    「うん、いただきまーす!!」

    はるかが両手を合わせて元気よく言うと、早速サンドイッチに手を伸ばす。……と、その時。

    ぷるるるるるるる、ぷるるるるるるる。

    「……ん、電話?こんな朝早くから依頼かしら」
    「だーっ!なんで食べようとする直前にかかってくるのよ!!」
    「はいはい、依頼人にケチつけないの」

    幽歌はため息をついて受話器を手に取る。

    「はい、もしもし。未來探偵事務所です。ご用件は?」
    『……俺だ。その声は木戸幽歌だな?』
    「えっ、そうですけど……どちら様?」
    『……獅子羽礼、と言えば理解してもらえるかな』
    「礼……ってレイさん!?」

    獅子羽礼、またの名を元魔法少女レイ。小学2年生という年齢で抗争に参加し、その上であの殺し合いを生き残った猛者の一人だ。
    ……だが、一つ妙なのが。

  • 141二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:42:42

    「レイさん、どうしたんですかそのダンディーな声!?」
    「……ああ、これか」

    受話器から聞こえてくるのはあの頃の少女らしい声ではなく、色気のある男の声であったことだ。確かに、元々三十歳の男性で、抗争に参加するために自身の身体を弄って無理やり参加したと本人は言っているのだが……正直冗談だと思っていた。まさか本当だったのか?

    「……色々あったんだ。具体的に言うとボイスチェンジャーの調子が……いや気にしないでくれ」
    「いや気にしない方が無理ですってそれは……」
    「そんなことより、だ。未来はるかに代われるか?
    「え、えぇ……」

    幽歌は戸惑いながらもそう言うと、はるかに受話器を渡した。

    「はい、代わりました未来はるかでーす!!」
    『獅子羽だ。相変わらず五月蝿い声だなお前は』

    唐突に聞こえてきたダンディーな声とその名前に、はるかは飲もうとしていた牛乳をぶふーっ、と吹いてしまった。

    「レッレレレレレレイさん!?何その声風邪でも引いたの!?!?」
    『うるさい黙れ。……それより、お前に頼みたいことがある。
    最近この街で起こっている連続殺人について知っているか?』

    殺人事件、と聞いてはるかの眉がぴくっと動く。

  • 142二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:43:17

    「えっと、確か今朝ニュースになってた奴です?被害者は全員女性、しかも死因が全部全身がバッキバキに折れまくってたってやつですよね?しかも凶器が不明な」
    『そうだ。実は昨日例の投資家から俺の方に依頼が回ってきてな。"うちのお得意さんの娘が被害に遭って殺された。警察に手を回して遺体を手に入れたから共闘したよしみで元医者の君にも遺体の解剖を手伝って欲しい。ついでに例の可愛げのある探偵ちゃんにも話を回しておいてくれないか"と大金を握らされてしまった。やれやれ、俺は便利屋や伝書鳩じゃないんだが』
    「おおう……それはまた大変なことで……」

    この投資家、というのも例の抗争で生き残った人間の一人である。

    「じゃあその事件の捜査の依頼をしに電話してきた、ってことでオーケー?」
    『まあ、そうなるな』
    「ふふーん……ならお任せあれ!!この超天才美少女大学生名探偵の未来はるか様がぱぱぱーっと解決を……」
    『はいはいすごいな。報酬やこっちで調べた遺体の情報に関しては追って連絡する。頼んだぞ』

    そう言い残して、電話が切れる音がした。

  • 143二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:43:53

    「……どうしよう、幽歌。事件だよ!殺人事件だってさ!」
    「言葉と声色が一致してないわよ」

    目を輝かせてぴょんぴょん跳ねながらそう言うはるかを見て、幽歌は再び呆れたような表情をする。

    「だーって!!今までうちの事務所がやってきたのは猫探しとか浮気調査ばっかりだったじゃん!?こういうのは初めてだし、これはまさにこの天才名探偵さまの出番でしょ!!」
    「あのねぇ……遊びじゃないんだから」
    「分かってるよーっ!くぅぅ、楽しみ……!!」

    本当にわかってるんだろうか、と思いつつ、幽歌はため息を一つついた。

  • 144二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:44:29

    「というわけで、事件現場に来てみましたー!!!」

    二人が来たのは、街外れにある廃工場だった。錆び付いたシャッターには血痕らしきものが残っていて、既に警察が調べた後なのか立ち入り禁止のテープが貼られている。

    「……ねえ、来てみたのはいいけど、大学の講義はどうすんのよ」
    「……まあ一日ぐらい大丈夫!!」
    「それ絶対あんたがサボりたいだけでしょうが!!」
    「あ痛ぁッ!!!?ちょ、殴ることないでしょ!?」
    「アンタのそういうとこほんと……というか、そもそも私達部外者なんだから現場に入れるわけ」

    ……なんて幽歌の言葉と貼られているテープを無視して、はるかは事件現場にずかずかと入っていく。

    「……はぁ、もう知らないわよ私は」

    諦めたように幽歌もその後に続いていくのだった。

    中は薄暗く、あちこちに血痕が残っている。奥の方まで続いているようだったが、ここからでは見えないようだ。

    「……ここで事件が起きたのは間違いなさそうだね。被害者はこの中で殺されたみたいだけど、一体どうしてこんなところに入ってったんだろう」
    「まぁ、確かにこんな不気味なところに好き好んで入ってくとは考えにくいわね。となると、犯人が人目を避けて殺すためにここに連れ込んだとか?」
    「うーん……被害者は確か全員10代の女の子だったよね」
    「ええ。10代とはいえ、年齢も所属していた学校、それに殺害された場所もバラバラね。ただ、殺害現場に関してはそれぞれ違う場所だったとはいえ、ここみたいに人気のない場所だったみたい」
    「うーむむむ……そうなると幽歌の言った通り犯人が人目を避けるためにここに連れ込んだ可能性が高い……ん、これは何かな」

  • 145二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:45:04

    はるかはそう言って立ち止まると、壁際に落ちていたものをハンカチで拾い上げる。
    それは金属製の何かのカケラのようだった。表面に何かしらの文字装飾が施されていることがわかる。

    「……なにこれ、何かの部品?」
    「にしては形が歪すぎる気がするけれど……でも、よく見るとなんか書いてある……?」
    「うーん……──────ッ!!」

    うんうんと二人で悩んでいると、突然はるかが目を見開いて立ち上がった。

    「ちょっはるか、急に一体どうしたのよ」
    「……逃げるよ、幽歌!!」
    「逃げる……ってまさか!?」
    「うん、一瞬だけど……"視えた"。20秒後に向こうから来る!!」

    はるかは幽歌の手を掴むと、出口に向かってすぐに駆け出した。
    それと同時に、反対方向から何かが駆ける音が聞こえてくる。二人を追ってきているのだ。

    「走って幽歌!追いつかれるよ!!」
    「わ、分かった……!」

    二人は必死で走る。しかし、相手の方が早いのか徐々に距離を詰められていく。

  • 146二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:45:36

    走り始めてから10秒も経たないうちに、背後から迫る影の正体が見えてきた。
    それは白いフードとローブを身に纏い、仮面をつけた人間のような姿。そして手には一本の棒状のもの。

    「……あれ、もしかしてあいつが今回の事件の犯人じゃ……!」
    「あり得る、もしかしたらさっきのやつみたいな警察でも調べきれなかった証拠を消しに来たのかも……だから逃げないと!」

    はるかはそう言うと、さらに足を早めた。幽歌もそれに追いつこうと必死で足を動かす。

    「……っ!!幽歌、左に飛んで!!」
    「!!」

    はるかが叫ぶのを聞くと、幽歌は言われた通り即座に左に飛んだ。
    次の瞬間、数秒前まで幽歌がいた場所を紫色の衝撃波が猛スピードで通り過ぎていく。

    「な、なんなの今の!?」
    「分からない、でもとりあえずアイツが死ぬほどやばいってことだけはわかる!!」

    そこまで言うと、進行方向から小さく光が見えてくるのがわかった。出口だ。

    「よし、もう少しで出られる……!」
    「やった……!」

    二人が希望を見出したその時、すぐ後方から声が聞こえる。

  • 147二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:46:42

    『に が さ な い』

    地の底から響くようなその言葉を聞いた直後、はるか達は外に出ることができた。
    しかし、直後に建物の中から轟音とともに巨大な爆発が起こった。

    「きゃ……!?」
    「わっ……!!」

    二人は軽く吹き飛ばされ、地面に転がっていく。

    「いたた……大丈夫、はるか?」
    「う、うん……なんとか……」

    幽歌とはるかは起き上がると、辺りをキョロキョロと見渡した。
    すると、はるか達の目の前に先ほどの人物が立っていた。

    「あ……」
    「嘘……」

    二人が呆然としていると、白いローブの人間は手に持っている棒のようなものを高く振りかぶった。
    今にも二人の頭に振り下ろされるかという瞬間……聞こえてきたのはパトカーのサイレン。

    『…………』

    ローブの人間はそれを聞いた瞬間、常人ではあり得ないほど上空に高く飛び上がった。そのまま近くの建物の屋根まで移動し、はるか達を見下ろす。

    『つ ぎ は  こ ろ す』

    そう二人に呪詛を吐いたのち、そのまま他の建物へと飛び移り、どこかへ消え去ってしまった。
    その場に残された二人は、そのままゆっくりと顔を見合わせる。

  • 148二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:48:03

    「……幽歌、今のヤツって」
    「……えぇ、あのステッキ。信じ難いことだけど……」

    ***

    「"魔法少女"に出会ったァ!!!?」

    そうやって素っ頓狂だが見た目に反してダンディーな声を上げるのは、見た目だけは金髪の幼い女子である獅子羽礼。
    はるかは獅子羽が住まいにしているラボへと入り、獅子羽に事の顛末を話していたのだった。

    「バカな、魔法少女は"あの時"に最強の魔法少女とやらとあの胡散臭いリーマンを倒したたのち、願いを叶える力で全て消し去った筈だろう!?」
    「そう……ですよね。そのはずですよね」

    そう言って俯くはるか。

    「でも、一瞬だけ見えたあのステッキとあの衝撃波……あんな力が出せるのは魔法少女しかいないはず」

    はるかがそう話すと、獅子羽は少し呆れたような笑いを零した。

    「……二人して同じ白昼夢でも見ていたんじゃないのか?天文学的確率だ
    が、同じような夢を見ることの一つや二つは……」
    「ほんとですってば!証拠にほらこれ!!」

    そう言ってはるかが突き出したのは、ハンカチに包まれた歪な形の物体。廃工場で拾った金属片である。

    「私たち、爆発する直前な現場に行ってそれを拾ってきたんです」

    獅子羽はそれを渋々受け取ると、手の中で転がしてよく見始めた。

  • 149二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:48:26

    「確かにただの鉄片ではないようだが……なんだこれは?文字列か?」
    「それが分かんなくて困ってるんです……でもなんとなくどこかで見たことあるような……」
    「……まぁいい。一応調べてみるから預かるぞ。それより、そのローブの人間とやらは見つかったのか?」

    獅子羽はそれをポケットに仕舞うとそうはるかに聞いた。

    「それが見つからないどころか、目撃証言ひとつ耳に入ってこない状態で」

    と頭をかいて言うはるか。それを聞いて、獅子羽は腕を組み考え込んだ。

    「ふむ……あれほど人目に付きやすい格好をしていてそれは確かに妙だな。普通ならばすぐに見つかるものだが……」

    そう言うと、獅子羽はため息を一つつく。

    「まぁ。とにかく今はもう休め。本当に魔法少女なのかどうかは知らんが、少なくとも今回の犯人はおそらく超自然的存在────相当危険だ。投資家には話をつけておくから、お前たち二人はこの事件を降り────」

  • 150二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:49:45

    「……私は降りませんけど」

    獅子羽の言葉にそう平然と返すはるか。

    「だって、ここで降りたらアイツから逃げるのと同じじゃないですか」
    「…………」

    はるかの脳裏に浮かぶのは、ゆっくりと沈んでいく夕陽の光景と、その時に感じた暖かい体温。

    「────もう、未来(ぜつぼう)からは逃げないって決めたんです、あの時」

    そう言って真剣な眼差しを向けるはるかに、獅子羽がふっ、と鼻を鳴らす。

    「まあ、お前ならそう言うだろうと思ったよ。なら依頼は続行だ。死なないように精々気張るんだな」
    「…………任せてください!」

    はるかはそう言うと、踵を返してラボの扉へと戻っていく。
    その後ろ姿を横目に見つつ、はぁ、と獅子羽はまた一つため息をつく。

    「……全く。備えあれば憂いなし、とはよく言うがまさかな」

    そう言って、テーブルの上に置かれたアタッシュケースを見つめた。

  • 151二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:50:08

    ラボから出てきたはるかを迎えたのは、仁王立ちしている幽歌だった。

    「……全く、何一人で勝手に覚悟決めてんのよ」
    「……幽歌、聞いてたの?」
    「依頼主に報告するだけなのにあんまりにも遅いからちょっと見にきただけよ」

    そう言って、幽歌は不機嫌そうにそっぽを向く。

    「言っとくけど、別に私だって降りるつもりなんて無いからね。あんたばっかり特殊な事件を解決して手柄独り占め、なんて癪だし」
    「……ふふ、そっか」

    そう言う幽歌に、はるかは少し微笑んだ。
    ……やっぱり、幽歌を相棒に選んでよかった、なんて思いながら。

    「何笑ってんのよ」
    「ううん、別にっ!!」

    呆れたような顔をする幽歌に、はるかが勢いよく抱きつく。

    「ちょ、何いきなり抱きついてんのよ!?」
    「ふふ〜!べっつにー、幽歌あったかいなーってだけ!!」
    「意味わかんないわよ!!離れなさいこの……!!」
    「や〜だ〜!!」

    そう言って二人はいつものようにじゃれ合いながら、街へと繰り出していく。



    ────これが災厄の始まりとも知らずに。

  • 152二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:51:40

    以上です!!!
    独自解釈強めな上に妄想の塊みたいになってしまったのは許して…

    もしかしたら続くかもしれません

  • 153二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:57:59

    >>152

    なんちゅう…なんちゅうもんを書いてくれたんや…!

    ありがとう!!マジでアフターとして読めるくらい読みごたえがあってよかったです!!

    幽はるがかわいいしレイおじがロリなのにダンディーだしでめっちゃよかった…!!!

  • 154二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:58:38

    アシュラステッキの生き残りかぁ?
    この劇場版はいつ公開ですかね!?

  • 155二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 00:08:02

    >>152

    素晴らしい

    後方支援科学者枠に収まるレイさん好き

  • 156>>15222/08/15(月) 00:17:36

    ちなみに続く場合の展開とラストはなんとなく考えてはいます
    文章にできるかは分からないけど…

  • 157二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 02:12:29

    最後の魔法少女、機械仕掛けの神をもじって「デウス・エクス・マギカ」みたいな名前だとかっこいいなと今思いついた

  • 158二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 09:45:22

    せっかく続くような終わり方にしちゃったし続き書いてみようかな…

  • 159二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 11:29:39

    おーSS来てたか
    乙だぜ

  • 160二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 17:03:59

    そういえばこの外伝世界のレガシーちゃんってどうなってるんだろう
    レイおじパワーで内部年齢よろしくロリ化とかしてるのかな

  • 161二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 18:06:19

    このレスは削除されています

  • 162二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 18:08:13

    このレスは削除されています

  • 163二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 18:09:07

    完走記念妄想絵 服は流石に画力が足りなくて描けなかった

  • 164二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 18:12:51

    ウワーーーーッ!!!ファンアート!!!!!

  • 165二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 18:25:03

    佐々木がいる…だと…!?

  • 166二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 23:54:49

    このレスは削除されています

  • 167二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 00:29:50

    メガネの子が探偵ちゃんかな?
    何もかけてないイメージだったけどメガネかけてるのもいいね

  • 168二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 01:38:49

    ニヨニヨした顔のヨイチちゃん可愛い

  • 169二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 07:35:27

    ガーゼットさんこの可愛い顔で死体コンクリ詰めたりするの怖すぎない?

  • 170二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 12:47:14

    またしばらくしたらレイおじ過去編とかやるのかな?

  • 171二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 15:13:42

    スレ主もやってみたいとは言っていたけど、どうなるかね

  • 172二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 16:36:34

    ありのまま今起こった事を話すぜ…
    外伝第二話を書いていたと思っていたらいつの間にか最終決戦直後のリーマンの最期を書いていた…

  • 173二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 16:38:05

    >>172

    気になる

  • 174二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 16:38:55

    >>173

    上げちゃおうかな…?

  • 175二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 18:29:00

    せっかくだから投下しちゃおうかなと思います
    今回も稚拙な文な上にトッポ並みに最後まで独自解釈たっぷりなのでご容赦を…

  • 176二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 18:30:03

    ──────限界だ。
    もうこれ以上、立ち上がるなんて無理だ。
    私たちは最後まで戦った。諦めずに戦い切った。"最強の魔法少女"を相手に。
    レイさんが作ったデバイスをみんなで使って。
    ドクタープリンセスさんが後ろでみんなを回復させてくれて。
    コブラちゃんとパープルヘイズさんが彼女の動きを鈍らせて。
    トレーダーさんが彼女までの足場を作って。
    レガシーさんとスタチューリーヴァーちゃん、それからトヨーネちゃん────十四音ちゃんが剣で道を開いて。
    そして、ティック────幽歌と、ジーニアス────私で、全霊の一撃を放った。
    それが、彼女の"因果"を壊したのだろうか。
    崩れゆく彼女の最期の姿は、儚くも美しくて。
    そして──────笑っていた気がした。

    ……私たちは勝ったんだ。
    傷だらけになりながらも、最後の運命に打ち勝った。

    「────バカな、こんなことあり得るはずがない!!」

    どこからか聞こえてくる男の声が、朦朧とした私の意識を叩き起こす。
    まだ終わっていない。全ての引き金を引いた張本人が、まだピンピンして突っ立っている。

    「ふざけるな!!ふざけるな!!!こんなことあるはずがない!!通るか、こんなこと……!!!」

    怒声を上げながら、こちらへと近づいてくるスーツ姿の男。
    ……戦わなければ。でも、身体はもう言う事を聞いてくれない。

    ────ああ、ここまできて。終わってしまうのか。
    せっかくみんなで生き残ったのに。せっかく幽歌と分かり合えたのに。

    …………ひどいよ、神様。

  • 177二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 18:30:35

    「こんなつまらんゲームなどいらん!!かくなる上はもはや皆殺しに────あ?」

    その瞬間、スーツ姿の男が宙へと浮き上がる。
    彼の背後の空には、ぽっかりと開いたドス黒い穴が一つ。

    「下がれジーニアス!"空間の揺り戻し"だ!異次元に引き摺り込まれるぞ!!」

    レイさんの声が聞こえた瞬間、腕を掴まれる感触がした。
    振り返ってみると、幽歌と十四音ちゃんがそこにいた。

    「はるか!!」
    「お姉ちゃん!!」

    ────そうだ。諦めるもんか。
    生きて帰るんだ。みんなで。
    二人の声に勇気を貰って、私は最後の力を限界まで振り絞って走り出す。
    穴が強烈な力で私を引き摺り込もうとするが、それに負けないぐらいの強い力で二人が私を引っ張ってくれる。

    「ふざけるな!!こんな結末、あってたまるか!!!あってたまるかあああああああああああああああっ!!!!!」

    スーツの男が穴に吸い込まれていく。
    "最強の魔法少女"を呼び出した代償が。自分が撒いてしまった種が。無惨にも彼を飲み込んでいく。

    黒い穴が閉じて、辺りに残ったのは静寂と、10人の勇者たちだけだった。

  • 178二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 18:31:44

    短めですが以上です…
    外伝基準なのではるかちゃん目線です
    今回も解釈違いあるかもしれませんが許して…許して…

  • 179二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 19:42:30

    いいSSですね…
    最強の魔法少女が負けて笑うの好き

  • 180二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 21:01:27

    あんだけやらかしてくれたリーマンくんには相応な最期をと思ったらいつのまにかこんなものが出来上がってました…
    外伝第二話(仮)の方も誠意製作中です

  • 181二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 22:58:19

    すごいいいSSでした。最強の魔法少女を召喚した本人が報いを受けるのは解釈一致しましたね…
    本編終わってもファンアートだったりSSが途切れないのすごいなぁ

  • 182二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 23:05:05

    まだまだ妄想が止まらないコンテンツだからね
    これでレイおじ過去編来たらまた盛り上がると予想

  • 183二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 07:19:11

    過去編の人たちもまぁヤバいだろうな…
    どんな濃いキャラが出来上がるのか

  • 184二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 14:26:30

    スタチューちゃんあたりのその後も見てみたいな
    レガシーちゃんと仲良く過ごしてたりするのかな

  • 185二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 18:32:43

    (ごくたまにレガシーちゃんのところに遊びに行く投資家さん)

  • 186二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 21:01:55

    外伝だとEDがちょっとオシャレになってそう

  • 187二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 21:40:18

    >>186

    何故か幽歌とはるかがEDでダンスしてる幻覚が見えた

    本スレ見返してて二人でダンスするSS読んだからかな…

  • 188二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 23:57:46

    ラストバトル後、願いの成就をなおも妨害しようとするリーマンをいつもの如く上から強襲して食い止めるガーゼット概念を思いついた
    動機は「くだらない社会から自由になったと思ったらなおも他人の手のひらの上だったと分かった。殺す」みたいな感じで

  • 189二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 00:29:23

    >>188

    リーマンにも抗うあたりガーゼットらしくていい……

    そして外伝二話が半分ぐらい出来上がってきたけど残りレス数的に次スレ立ててそこで投下した方が良さそうだな

  • 190二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 07:58:20
  • 191二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 19:59:19

    こちら埋め立て予定地となっております

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