- 1二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 12:23:18
こちらのスレはもし自分がカラミざかりのストーリーを書くことになったらどのようなストーリーにするか妄想するスレです
元スレ↓
※有料版ネタバレ注意 リメイク版カラミざかりを語るスレpart8|あにまん掲示板あげbbs.animanch.com※有料版ネタバレ注意 リメイク版カラミざかりを語るスレpart9|あにまん掲示板あげbbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 12:24:47
- 3二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 12:25:09
- 4二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 12:27:25
たておつです
- 5二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 12:38:05
青の季節の人です
これより紅い青春更新開始させて頂きます
好きな人と初めてエッチすることが出来た。
だけどその好きな人は、おれの目の前で他の男子ともしてた。
なあ…これ…どういう事よ…?
「はあ…」
日が落ち行く帰り道。男子高校生の山岸高成は1人とぼとぼと帰宅している最中である。
彼には飯田里帆という名前の想い人がいる。黒いさらさらとしたロングヘアとおっとりとした性格の持ち主でいつも穏やかな表情を浮かべている清楚な見た目の女子高生だ。高成はそんな彼女に一目ぼれしたのであった。
その後なんやかんやあってそんな里帆と「初体験」を経験した高成だったのだが、その直後。高成の目の前で里帆は平然と高成の友人である吉野貴史とも行為をした事で、高成は混乱のるつぼに落とされる事となった。
「おいおい…女子ってさー…誰とでもやれんのか?いや、もしかして飯田だけ…?」
「そんな良い子で天使な飯田がまさか…はあ…」
肩を落としながら歩いていく高成の目の前にある光景が映し出される。
「ん?!!」
どうやら道端に1人の女性がふらふら~と千鳥足で歩いているようだ。その女性の後ろ姿は里帆と瓜二つである。その女性の体調が良くないのは高成の目にも明らかだ。
(なんかやばい気がする!声かけた方がいいかも…!) - 6妄想副題・紅い青春22/10/01(土) 12:40:38
意を決して高成はその女性に声をかけるとその女性は高成へ振り返る。顔つきも里帆とそっくりだが顔色は悪い。
「あのっ…!大丈夫ですか?!!」
その女性はついにふらふらと力なく倒れてしまう。高成は抱きかかえるようにして受け止めるとゆっくりと歩道の脇へと座らせる。
女性は気を失いかけているのかはあーっはあーっという力ない呼吸音だけが聞えてくる。
「まずい…救急車呼ばないと…!」
高成はスマホを取り出して救急車を呼ぶと、数分後救急隊がかけつけて女性をストレッチャーに乗せた。
彼女はとても聞き取りが出来る様子では無く高成の他に彼女の様子を知る人物もいなかったので、高成も救急車に乗って病院へ向かう事となった。ストレッチャーに乗せられている彼女の顔を見るとやはり里帆とそっくりに見える。
(この人、飯田の姉ちゃんか親戚か誰かかな?すんごい似てる…)
病院に到着するとなにやら検査や処置が始まる。しばらくして点滴をつけた彼女はベッドに乗せられて入院病棟へと向かっていった。高成も彼女の荷物を持って向かう。
そして入院病棟の入り口へと到着した時、ゆっくりと彼女の瞳が開いた。
「うん…?ここは…?」
「気づきましたか?良かった…!」
- 7妄想副題・紅い青春22/10/01(土) 12:55:41
起き上がろうとする彼女を看護師が制すると、そのまま入院病棟の個室へと向かった。そこで彼女は看護師から情報の聞き取りを受ける事となる。
「すみませんがお名前は…?」
「私ですか?茜谷 栞(しおり)って言います。…あ!これからマネージャーさんと夕食会なのにっ…!!スマホどこいったっけ…?」
栞の声を聞いた高成はバッグを彼女に渡す。栞はありがとうと言って自身のバッグを受け取ると慌ててスマホを取り出しながら看護師に先にスマホで電話してもいいかと聞く。
どうやらマネージャーと電話しているようだ。その後マネージャーも栞のいる病院へと向かうようだった。
栞は看護師から住所や電話番号などの個人情報を書く書類の挟まったバインダーを受け取ると、ゆっくりではあるが書きだして看護師へと渡す。
高成は近くの椅子に座って彼女の様子を見守っていた。
(さっきよりかは大丈夫そうかな?)
栞はその後医師の診察を受け、2.3日は入院する事となった。原因はどうやらかなりの貧血のようで栞曰く元々貧血気味だったのが仕事が忙しく中々病院へ行けなかったとの事だった。
(マネージャーって言ってたな。モデルとかかな?)
高成がそう考えていると、栞から話しかけられる。
「さっきはありがとうございました。ほんと助かりました…」
「いえいえ!良かったです…」
「…失礼します!栞ちゃん!大丈夫なの?!」
- 8妄想副題・紅い青春22/10/01(土) 13:11:29
そこへ眼鏡をかけた中年の男性がやってきた。どうやら彼が栞のマネージャーのようだ。
「すみません。栞ちゃんを助けてくださりありがとうございます。」
「いえいえ…!」
「これ良かったら受け取ってください。また後日栞ちゃんと共にお礼の品をお送りさせていただきます。」
栞のマネージャーはそう言って高成に栞の写っている写真を3枚渡した。それぞれ水着姿に今どきの私服姿の栞が映されている。
(すごい可愛い…あれ、でもなんかどっかで見たような…)
「ありがとうございます…あの、茜谷さん?は普段モデルか何かをやられているんですか?」
「あー…えーと…」
栞のマネージャーは高成の服を見ながら言葉を濁すも栞ははっきりと答える。
「AV女優やってます。」
ーーーーー
その頃。あるアパートにて…
「ああっ…んっ…」
「挿入れるぞ、優里…」
「うんっ…」
- 9二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 13:22:17
あげ
- 10二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 13:22:27
10コメ保守
- 11二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 13:42:22
たておつです
始まりましたね新たな物語 - 12二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 14:41:20
AV女優の茜谷栞はひょっとして原作1話目で出た、あのAVの人?
- 13妄想副題・紅い青春22/10/01(土) 15:53:57
2人の男女がまさに今結ばれようとしていた。夕日が差し込み暗さと明るさが入り混じった、少し散らかった部屋のベッドの上に2人の若いカップルがいた。ベッドの下には2人の下着にTシャツとズボン、赤いセーラー服にグレーのプリーツスカートが乱雑に置かれている。
ずぽっと若い男のいきりたったそれが若い女のそれにねじりこまれると辺りから血がにじむ。
この初めてのセッ クスを経験する事になった若い女の名前は茜谷優里と言う。高成と同い年である女子高生で、脱ぎ捨てられた赤いセーラー服とグレーのプリーツスカートも彼女のものである。
彼女はクラスでは成績優秀で学級委員長も務める優等生であるが、そんな彼女にもつい先日恋人ができた。それが若い男である。
「やっ…痛いっ…」
「我慢しとけ。皆痛いもんだ。」
「んんっ…」
「動くぞ」
優里の彼氏はそう言って腰を動かし始める。優里はぎゅっと彼の背中に腕を回す
(…思ったより痛いし、気持ちよくない…)
こうして優里の初体験が幕を閉じた。
(これがエッチ…?)
(何かこれじゃないような気がする…)
- 14妄想副題・紅い青春22/10/01(土) 16:02:16
「はあ…はあ…」
優里が息を切らしていると、優里の彼氏は2回戦をしようとしてきた。
「ほら、こっち」
「え、うん…」
優里の彼氏が優里の手を引っ張った時。優里のスマホが鳴る。
「ごめん…!電話出るね…!」
電話の主は優里の姉…栞であった。彼女は道端で倒れ病院で運ばれた事や、入院治療が必要になった事を話す。
「ごめん…入院する事になって」
「え…大丈夫なの?」
「さっき両親にも電話したけど繋がらなくて…で、優里に電話したの」
「分かった…!一旦切るね!」
優里は慌てて電話を切ると、優里の彼氏に続きはまた今度でいいかな?と尋ねた。彼は了承した後早く姉の元へ行くよう優里にすすめた。
優里は急いで着替えると家を飛び出して、途中自宅へと戻り栞の下着や荷物をまとめると彼女のいる病院へと向かった。
病院の受付で栞のいる病棟へと向かいナースステーションで看護師に言われるままに面会手続きを済ませると早足で栞のいる部屋へ入る。
「失礼しますっ…大丈夫?!」
部屋の中には栞と看護師、そして高成がいた。
- 15妄想副題・紅い青春22/10/01(土) 16:30:49
優里は看護師と栞と短く会話を交わすと高成に対しどちら様?と聞いた。
「あ…栞さんが道端で倒れているの見つけて…それで救急車を…」
「そうだったんですか…ありがとうございました。感謝します。」
「えーと…もしかして姉妹、ですか?」
高成がそう2人に尋ねるとそうです。と返事が返ってきた。そのタイミングで一旦退出していた栞のマネージャーが部屋へ戻って来る。
「お待たせ…スケジュールだけど明日の撮影は延期になったからまた詳しい事はラインで送るね」
「はい。ありがとうございます。」
「えっと…ご家族さんかな?」
「はい。そうです。」
「そうですか。すみませんが今回のこの事は内密にお願いしますね。昨今は色々ありますし」
「分かりました。」
「では君のお名前は…」
栞のマネージャーが高成の名前と住所を尋ねる。後日お手紙とお礼の菓子折りを送らさせて頂きます。と言って彼はこの場を去っていった。
看護師もまた来ますと言って部屋から出ていくと部屋の中は3人に数が減った。優里は高成の制服をじっと見つめた後こう質問する。
「…高校生?」
「はい。そうです…」
「何年生で…?」
「2年です…」
高成がそう言うと優里はほんと?!と嬉しそうに言った。
「私と一緒だ…!」
- 16妄想副題・紅い青春22/10/01(土) 17:01:13
「あのさ、タメ口で話してもいい?」
「うん。いいけど…」
「やった!」
その後栞の体調も少し落ち着いた所で優里と栞と高成は互いに自己紹介をしていく。
栞は普段花野しおりと言う名前で活動をしていたのだった。その名前を聞いて高成はやっぱり!と心の中で叫ぶ。なぜなら貴史が数日前に高成に紹介した「飯田里帆と似ているAV女優」だったからである。
(なんか見た事あるな、と思ったらやっぱり…)
そして優里もまた里帆とよく似た容姿を持っていた。あちらと比べて目つきははっきりとしており髪も鎖骨につくほどの長さと里帆よりも短い。そして紅いセーラー服とグレーのプリーツスカートに右側頭部はヘアピンをつけている。
(2人とも飯田に似てる…)
(いやばか、他人なのに…)
優里はライン交換をしようと高成に持ちかけ、高成は優里とラインを交換したのだった。栞はベッドの上で2人のやり取りをどこか楽しそうに眺めていたのだった。
「じゃあ、よろしくね。山岸くん!」
「こちらこそよろしく!」
病室を出る高成は脳内でまさかこんな出会いがあるとは…と感じていた。里帆と初体験を終えて、里帆は自身の目の前で貴史ともして、そして栞を助け優里とも知り合う…この流れが全て1日で終わった事に対し中々実感が湧いてこなかった。
自宅へ戻り母親に事の顛末を話すと高成らしいわね、と笑って人助けをした息子をほめたたえてくれた。
(茜谷さん、か…)
(また会って話したいな)
- 17二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 17:08:05
このレスは削除されています
- 18二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 17:46:26
- 19二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 19:11:30
このままの設定でも問題ありませんよ
- 20二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 19:26:10
- 21二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 20:52:13
ほしゅ
- 22二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 21:46:27
age
- 23二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 08:08:07
さあどうなる…?
- 24二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 11:24:09
茜谷と山岸が出会ったがどうなるのか
- 25妄想副題・紅い青春22/10/02(日) 12:33:54
その後病院では夕食の時間が来たため優里は帰宅する事になった。病室で栞と両親と話すと両親と共に帰宅したのだった。
自宅で夕食を済ませてシャワーを浴びる。パンツには血が少しついていた。まだひりひりと痛みが残っている。
(痛いな…)
シャワーを浴び終え着替えて自室で課題と向き合うも痛みは引かない。
(集中できない…)
スマホを持ってベッドで横になったタイミングでテレビ電話が鳴る。優里の同級生、永瀬雄也からだった。どうやら課題の内容を教えてほしいというものだった。
優里はベッドから起き上がり机に再度座ると、雄也の質問に答えていく。
「ここは…こうで…」
「ここは?」
「多分これじゃない?」
「さんきゅー…なあ茜谷さあ、ちょっと良い?」
「え、何?」
優里の異変を察知した雄也は優里の顔色が変な気がする、と呟いた。優里はそんな事無いよと取り繕うも破瓜と性交時の痛みは雄也には隠せなかったようだ。
「お前さ、今日帰り彼氏が迎え来てたよな?」
「え…まあ、うん」
「やったの?」
- 26妄想副題・紅い青春22/10/02(日) 12:58:55
核心を突く質問を受けた優里は観念したのか包み隠さず雄也に全て漏らしてしまった。優里の初体験を聞いた雄也はしばらく間を置いてこう切り出す
「…なんか茜谷変わったよな」
「え?」
「下ネタ苦手って言ってたけど、やっぱするんだなって」
「ま、まあね…断り切れなかったって言うか…」
優里がはは…と誰にでも分かるような作り笑いをしてその場の空気をごまかそうとするも、雄也には全てお見通しだった。
「無理すんなよ。嫌なら断っとけ」
「うん…」
「まあ大丈夫だとは思うけど、無理やりするようなやつだったら別れた方が良いと思うよ」
「分かった…」
優里は自身の課題を片付けながらも、雄也の質問に答え続けた。電話し終えると残った課題をなんとか終わらせベッドへ倒れ込むようにして横になる。
「はあ…」
「これが初めてなのかあ…」
- 27二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 16:57:57
青の季節と紅い青春の人です
ハーメルンにて青の季節vol.3前編上げてきました
今回は新学期~竹内先輩までとなります
よろしくお願いします - 28二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:15:56
次回予告
次の日登校した高成は貴史から…?
そしてオープンキャンパスで運命の再会?
お楽しみに! - 29二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 08:07:41
age
- 30妄想副題・紅い青春22/10/03(月) 12:29:45
優里の表情は冴えない。初めての経験に対し、自身が想像していた事とどこか違うようなもやもやした感情を抱えていた。
(もっと恋人っぽいイチャイチャした雰囲気になるかと思ってたけどなんかあっさりしてたな…)
(でもあの人口数少ないタイプだしそこまで求めるのも酷か…)
彼氏をかばう気持ちと「これじゃない」という感情が湧き出る。優里は痛みとその2つの感情を抱えたまま就寝するのだった。
(もやもやするなあ…)
(てか、まだ痛い…)
翌日。
高成は登校すると下駄箱で貴史に遭遇した。
「こーせーおっすー」
「貴史…おはよ」
「昨日は楽しかったな。またやろうぜ」
「は?」
貴史は今日もまた昨日と同じように4人でやらないかと尋ねてきた。勿論彼のその表情には悪気は一切無いのだが、高成は複雑そうに貴史を見る。するとそのタイミングで声がデカい…と昨日あの場にいた同級生の女子である新山智乃が飯田里帆を連れてやってきた。
「ほんとアンタデリカシーなさすぎて引くわ…」
「なっ…言い出しっぺはお前だろ?!」
「いやいやこの場で言う~?」
- 31妄想副題・紅い青春22/10/03(月) 13:00:16
智乃と貴史が言い争いをしてる様子をちらっと見ながら、里帆は高成におはようと挨拶をした。
「お、おはよう…」
「今日も1日頑張ろうね」
里帆はそう微笑むと、よかったら連絡先交換する?と高成に提案してきた。
「お、おう…」
そこへ話を聞きつけたのか先ほどまで言い争いをしていた貴史と智乃もやってきて4人はラインを交換する。交換後里帆は早速高成へ可愛らしいキャラクターが描かれたスタンプを送ってきたのだった。
『よろしくお願いします!』
(可愛いな…)
そんな里帆のアイコンも可愛らしいうさぎのイラストだった。
「これ自分で描いたの?」
「うん。」
「可愛い…」
里帆はそう言って智乃と教室へ向かっていく。高成はその背中を眺めていたのだった。
放課後。4人は貴史の机に集まり、今日はどこでやるのかという話になる。高成はまたか…と内心思いながら話に加わっていた。
「アンタの家で良くない?」
「えー…」
「どしたの?もしかして親に怒られた感じ?」
- 32妄想副題・紅い青春22/10/03(月) 13:22:49
智乃に聞かれると貴史は切り出しにくそうにこう答える。
「昨日あの後ベッドに血が付いててさ…鼻血って言い訳したら親が心配するもんだから」
「そっか。じゃあ違う所でしよっか。…山岸の家は?」
「別に構わないけど…」
「はい決まり。」
結果、4人は高成の家へ向かう事になった。高成はふうと息を吐くと面倒そうな表情を浮かべる。そんな高成を里帆は見ていたのだった。
その頃。優里は荷物を片付けながら窓越しに外の景色を見ていると優里の彼氏が迎えに来ているのを見つける。
「茜谷ーこれ教えてー」
「ごめん!明日でもいい?」
「いいけど…もしかして彼氏?!!」
その言葉に一瞬でクラス中がざわめいた。
「え、茜谷さん彼氏いるんだ…」
「あ、なんか外誰かいるね。もしかしてあの人?」
「ちょっ…!!」
優里が困惑すると雄也が声を挙げた。
「まあまあ一旦落ち着こう。こういうのは黙って見守るもんじゃね?」
雄也の言葉にクラスメイト達は確かにそうだ…永瀬の言う通りかも…と頷き、ようやくその場は静かになった。優里は雄也に会釈すると急いで教室を出ていった。
「…」
その様子を1人の女子生徒が見ていたのだった。
- 33二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 19:15:42
あげ
- 34妄想副題・紅い青春22/10/03(月) 20:58:27
高成ら一行は高成の自宅へ行く前に近くのドラッグストアへ向かっていた。お菓子や避妊具を買う為だ。目的地へとたどり着くとそこには先に同じクラスの男子が3人やってきており、4人を見るや否やどうしたお前らと騒ぎ出す。
「お前らひょっとして付き合ってんの?」
高成がはあ?ちげーよと返すと里帆はすっと高成の背中に身を隠す。智乃がそれを見て察すると高成と貴史にさっさといこ。と呼びかけた。
高成が一瞬クラスの男子が持っているレジ袋に視線を落とすと中には避妊具が数箱入っていた。
(あいつらもやんのか…)
店内へ入りお目当てのものを購入すると智乃に言われるままに店を出ていこうとしたその時。
(茜谷さん…?)
優里と優里の彼氏がドラッグストアに入店してきた。優里は床に視線を落としており、高成からは気づいていないように見えた。優里の彼氏は貴史が購入したものと同じメーカーの避妊具を購入すると、優里に早く行くぞと言って駐車場へ去っていった。
(彼氏いたんだ…)
(でもちょっと怖そうというか…)
優里の持つ雰囲気とはあまりにもかけ離れた容姿をした優里の彼氏に、高成は心配の感情を抱いたのであった。
- 35二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 21:46:42
あげ
- 36二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 07:49:23
ほしゅ
- 37妄想副題・紅い青春22/10/04(火) 13:02:02
「山岸どうしたの?ほら行くよ?」
「う、うん」
智乃に促されて店を出た高成はそのまま自宅へと向かっていった。両親はそれぞれ仕事や用事で出かけており不在だった。
(今日いなくて良かった…)
高成は自室に3人をどうぞ、と入れる。
「へーこんな感じなんか」
「シックな感じだね」
里帆は部屋の中をきょろきょろと物珍しそうに見渡していた。高成は3人へ麦茶を用意すると受け取った貴史は一気に飲み干す。そして早速昨日の続きをやろうぜと言いながらこんな事も言い出した。
「あと今日はさ、じゃんけんで組み分けしねえか?」
「え?」
高成がそう返した瞬間智乃は反対ー!と嫌そうに声を挙げる。
「とりま吉野はうちとしよ」
「は?えっ…ちょ、」
貴史が言い終わらないうちに智乃は貴史の唇を奪って押し倒した。2人が床でもつれあうように抱き合っていると、里帆も高成の元へ顔を赤らめながら近づいてくる
「しよっか」
- 38妄想副題・紅い青春22/10/04(火) 13:32:51
「んっ…」
里帆は高成をベッドの上で仰向けにさせると、その上からぎゅっと抱き付いてキスをしてきた。彼女の体温が直に高成の身体へと伝わってくるが、どこか芯が冷え切っているように高成は感じ取っていた。これは昨日里帆と初めてした時も同じだった。
(…もしかして冷え性なのか?)
しかしそんな事はお構いなしと言わんばかりに里帆は高成の股間をまさぐってきた。ベッドの下の床では、智乃が制服とブラジャーを脱いでパンツだけの姿になっている。
彼女の胸は里帆のものよりも大きく、黒いレースのついたブラジャーとパンツは女子高生とは思えない程大人っぽく艶めいた印象を与えている。
智乃はその胸で貴史の硬くなったそれを挟み込んでパイズリをし始めた。
「あっ…やばっ…」
「へへっ…w」
気持ちいいのか時折声を漏らす貴史とは対照的に智乃は余裕そうな笑みを浮かべている。更に智乃はパイズリだけでは足りないと見たのか貴史のそれを咥えながらしごき始めた。
- 39二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 20:48:24
紅い青春裏設定妄想
栞 身長158センチ - 40二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 08:27:15
age
- 41妄想副題・紅い青春22/10/05(水) 12:24:57
じゅぽじゅぽっと淫らな音が部屋中に響き渡る。右手で激しくしごきながら貴史のそれを舌でごりごりと舐め上げながら吸い上げるフェラテクニックを智乃は見せる。昨日処女を捨てたばかりの彼女が一体そんなものどこで身につけたのか…と疑いたくはなるそのテクニックはもはやAV女優のそれと遜色ないレベルである。
「うあっ…やばいっ…出るっ」
貴史はあっという間に智乃の口の中へ出してしまった。智乃は精液交じりの唾液を自身の掌の上に吐き出すとどう?と言わんばかりに貴史にその液体を見せつける。
「…っ」
智乃は笑みを浮かべながらその液体を自身の口に入れて飲み干した。智乃の喉の動きに貴史は思わずごくりとつばを飲み込んだ。
「ほら。まだこれで終わりじゃねーし」
「おう…」
智乃は貴史のシャツとズボンを脱がせて行為を続けていくのだった。
そして里帆は高成のものをしごきながら彼のシャツをめくり上げて乳首を舐めていた。舌の先端を器用に使って舐め上げる姿は智乃とはまた違った印象だ。
「っ…」
高成はまだ弱いながらも快楽を感じていた。ふと里帆の頭を撫でると里帆の身体がびくっと跳ね上がる。
(?)
その動きは快感とはまた別のようだと高成は感じた。試しにもう2回3回程里帆の頭を撫でるとやはり似たような反応が返って来る。
(慣れてないのかな)
- 42妄想副題・紅い青春22/10/05(水) 13:16:54
- 43二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 17:18:40
ほしゅ
- 44二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 21:31:00
このレスは削除されています
- 45二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 08:25:41
ほしゅ
- 46妄想副題・紅い青春22/10/06(木) 12:23:04
「んっ…」
高成が舌を這わせるたびに里帆は身体を震わせていた。そしてしばらく経つと里帆は身体の向きを変えて高成と向き合う。
「もう…いいよ…」
「分かった」
高成は里帆を押し倒すと避妊具をつけて里帆の中へと挿入した。その瞬間里帆はああっ…と喘ぐ。
「はあっ…」
「ん…」
「動いて…激しくして、いいから…」
その言葉に高成は一瞬迷いを見せる。しかし想い人である里帆の頼みなので断れる訳もない。そのまま高成は里帆を激しく抱いていくのであった。
何も疑う事なく快楽に溺れていく里帆とは対照的に高成は少し複雑な心象も抱いていた。
(なんか…なんだろ、この気持ち)
(飯田は…ビッチなのか?)
霧のようになんとも晴れ晴れとしないもやもやする感情を高成は1人感じ取っていたのだった。
その頃、優里もまた彼氏に激しく抱かれていた。痛みを感じながらも優里は我慢していると、玄関からピンポーンと音がする。
「ちょっと出るわ」
「…分かった」
- 47妄想副題・紅い青春22/10/06(木) 12:36:28
優里の彼氏は上半身裸のまま玄関のドアを開けるとそこには彼の男友達がいた。金髪にピアスだらけの耳と屈強な体つきは優里の彼氏同様どこか不良のイメージが漂う。
「おっすー。」
「…何しに来た?」
「ちょっと匿って♡」
「は?」
聞けば女性関係のトラブルに巻き込まれて追いかけられてる途中なのでここでしばらく匿ってほしいという事だった。優里の彼氏はしゃーねーなと半ば面倒そうに呟きながらも、試したい事があったしいっかと言って部屋に通した。
「おじゃましまーす!あれ、もしかして彼女とやってた?」
そこには全裸姿の優里がいる。
(嘘でしょ…)
(やだ…怖い…)
そんな優里の反応は彼氏やその友人からすればどこ吹く風、優里の彼氏は彼女にこう言った。
「今から3Pしねえ?」
「え…」
- 48妄想副題・紅い青春22/10/06(木) 17:11:18
(3P?!いやそんな無理だって!)
「や…!!」
優里は拒否しようとするが優里の彼氏は腕を掴んで自身へ優里を近づけると、それを優里の口の中に押し込んだ。
「んっ…」
その光景を見た彼氏の友人がにやにやしながら優里に近づく。
「へー「今度の」彼女清楚系なんだー以外ー。もしかしてこれおれもやっていい流れ?」
(今度の、彼女…?)
優里は彼氏が今まで女性経験があった事をここで初めて知ったのだった。年上だしそれくらいはあるよな…と思いつつもちりちりとしたショックを感じていた。
優里の事など構う事も無く彼氏は避妊具の入った箱を指さしてこう言った。
「いいよ。ゴムあるからそれ使え。もうやってるから入ると思う」
「んむっ?!!」
(そんなっ…)
「さんきゅー!じゃ頂きまーす…うわっ締め付けやっばっ…」
(ちょっ!!痛いって!!)
半ば強引に押し込まれると当然痛いものは痛い。優里はその痛みに思わず歯を立ててしまうと彼氏に怒られてしまう。
「おい!痛いって!」
「ふぉ…ふぉめん…」
- 49二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 20:52:53
ほしゅ
- 50二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 04:11:55
保守
- 51二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 08:10:11
このレスは削除されています
- 52妄想副題・紅い青春22/10/07(金) 12:25:20
「あれ、あんま濡れてなくね?てかなんか血出てるけど…もしかして今日やったばっかとか?」
優里の彼氏の友人はそう言うと、優里の彼氏は昨日初めてやったと返す。
「そっかあ。じゃあ優しくするわ」
といっても昨日処女を卒業したばかりで3Pである。優里からすれば慣れてない上に元来こういうジャンルは苦手なだけあって、快楽よりも生理的に無理という気持ちの方が強く感じていた。
(いやだ…こういうの…)
しかし2人は激しく腰を打ち付けていく。
「わっすげえっ…」
「んっ…」
(私がしたいのは、こんなんじゃない…)
…こうして優里も高成も互いにもやもやした感情を抱えたまま、相手と絡み合う日が続いた。
ある時は体育館倉庫。ある時は彼氏の家、またある時は車の中や情報処理室で流されるままに。だが決して心の中のもやもやが晴れる事は無かった。
(私は夢見過ぎなのかな…)
(でも、こういうのは違う…)
(飯田への感情が…整理つかない)
高成と優里。互いにもやもやを抱えたままオープンキャンパスの日を迎える事になった。
- 53妄想副題・紅い青春22/10/07(金) 16:54:36
- 54二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 21:00:18
ほしゅ
- 55二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 08:07:12
あげ
- 56二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 12:05:45
青の季節と紅い青春の人です
今日と明日は更新をお休みさせて頂きます。ご了承ください
代わりにと言ってはなんですが、劇中や劇中では語られなかったキャラクター達が見ていたAVのタイトルを紹介していきたいと思いますのでよろしくお願いします - 57二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 12:10:13
- 58二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 16:14:04
ほしゅ
- 59二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 20:43:26
このレスは削除されています
- 60二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 08:06:30
あげ
- 61二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 12:20:42
- 62二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 16:46:58
あげ
- 63二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 20:29:24
- 64二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 21:24:22
- 65二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 08:20:05
あげ
- 66二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 12:21:34
あげ
- 67妄想副題・紅い青春22/10/10(月) 16:01:14
その後は体験学習や教授との面談を行った後、昼ご飯の時間に入る。
ビュッフェ形式での食事とサークル見学を楽しむと時間はあっという間に過ぎていった。
「いや~すごかった…」
「また来月と再来月もあるみたいなんだっけ?」
高成がそう呟くと栞はそうだと返した。どうやら来月からAO入試も始まるようだ。
(頑張らないと…)
高成は改めて気合いを入れ直す。気づけば時計はもう15時頃を示していた。
「山岸くんはこの後どうするの?」
「ああ…家に帰ろうかなって」
「その…良かったらさ、一緒に帰る?色々話したいし。」
優里が思いもかけず高成にそう提案してきた。高成は勿論行きたいと思ったが脳裏にはあの記憶が思い起こされる。
(あれ、彼氏だよな…?)
高成は自分はいいがそっちは大丈夫なのか?と聞くと、優里は笑って大丈夫と反応した。
(じゃあ大丈夫なのかな…)
「じゃあお言葉に甘えて…」
「決まり!じゃあ帰るね!」
優里と高成は栞に挨拶して大学を出ていった。
- 68二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 20:10:40
オープンキャンパス懐かしい
- 69二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 07:27:31
age
- 70二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 08:18:05
ほしゅ
- 71二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 13:11:11
このレスは削除されています
- 72妄想副題・紅い青春22/10/11(火) 16:26:34
外は夏日がじりじりと2人を照らしつける。しばらく歩いて駅まで到着した時、優里のスマホが鳴った。
「もしもしー…ああ空いてるけど。ちょっと待って」
優里は一旦スマホを耳から離すと、高成にこの後空いてる?と聞いてきた。
「ああ、空いてるけど…」
「同級生が勉強会しないって。男子と女子何人か来るみたいだって。大丈夫?」
「じゃあ…行こうかな」
高成の意思を聞いた優里はスマホを耳元へ近づけて通話を再開した。通話が終わるとスマホを自身のスカートのポケットに入れた。
「山岸くんてさ、勉強熱心なタイプ?」
「いや…むしろある程度追い込まれないとやる気は出ない方かも。計画通りにはやってるんだけど、メンタル?モチベーションが…」
「ああ分かる!モチベ大事だよねえ…うんうん。」
高成が茜谷さんは?と聞くと、やはり優里も精神面で苦労している部分があるようだ。彼女は成績こそ優秀だが、その成績をずっと維持する事が逆に自分にとってプレッシャーを感じたりモチベーションの維持管理等で苦労している事だと語った。
「そっかあ…なるほどね…プレッシャー…分かる。」
「なんか理想と現実の剥離っていうの?そういうのがちょっと怖いような気はするかな」
- 73妄想副題・紅い青春22/10/11(火) 17:09:26
- 74二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 21:44:01
部屋の中には…?
- 75二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 08:25:35
あげ
- 76妄想副題・紅い青春22/10/12(水) 12:51:44
「…」
「…大丈夫?代わりに開けようか?」
高成がそう言うと優里はお願い…と呟いた。高成がノックして失礼しまーすと言いながらドアを開けると中には裸の男女がいた。
男の上に女がまたがっている。やはり行為中だったようだ。優里は男女を見てああー…と気まずそうに声をかける
「塚ちゃん、永瀬…お待たせー…」
「あかねちん来たー。ごめーん我慢できずにやってたとこ。その人は、あかねちんが連れてくるって言ってた子?」
「そう。…着替えてきたら?」
優里はそっけなく言うと床に座ってバッグから教科書を取り出す。その視線はテーブルにしか向けられていなかった。裸の男女ー永瀬雄也と塚原日向は優里に言われた通りに静かに服を着る。
「えーと…」
「初めまして、山岸高成です。」
「どうぞ座って。…お茶持ってくるわ」
「私はあるから大丈夫」
優里は教科書への目線を変える事なくそう言った。雄也がお茶を持ってくるとようやく勉強会が始まる。
「これはどうすればいいんだっけ」
「これは…ここの公式でしょ…ここをこうして…」
- 77妄想副題・紅い青春22/10/12(水) 17:07:23
優里の説明は分かりやすかった。その後も優里は3人にアドバイスをしていく。
「おお~すごい!」
「いえいえ」
そんな優里を高成は尊敬のまなざしで見つめていた。
(すごいなあ…)
課題が3分の2程終了した地点。高成は英語の参考書とノートを開いていると、ふと太ももに何かが当たった感覚を覚えた。
(?)
一瞬の事かと高成はそのまま参考書を開いて優里に質問しようとするとまた何かが太ももの付け根付近に当たる。どうやら日向の手のようだ。
(…?なんだ?)
日向ははにかんだままだ。高成へ視線を向けてすらいない。しかしその手は高成の太ももの付け根を撫でるように触れている。
(…?!)
すると股間へ日向の手が伸びた。それをなぞるように扱き出す
(っ…!)
- 78二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 21:05:11
このレスは削除されています
- 79二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 06:50:05
このレスは削除されています
- 80二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 13:04:46
あげ
- 81二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 16:02:29
紅い青春の人です
今日の更新はお休みさせて頂きます
ご了承ください - 82二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 21:11:03
- 83二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 21:38:41
- 84二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 00:19:28
- 85二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 08:15:02
ほしゅ
- 86二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 12:12:26
- 87妄想副題・紅い青春22/10/14(金) 17:15:28
その時高成は日向と目線があった。日向はにやっと微笑むと立ち上がってトイレに行きたいと言い出した。
「え?ああ…」
そんな日向を見て優里も自分もトイレに行こうかなと言ってその場から立ち上がる。2人は雄也からトイレの位置を聞いて部屋を出ようとすると、日向はあっこれ!と棚にある何かを指さして立ち止まった。
「これあれじゃん!エロいやつ!」
「っておい!勝手にさわんなって…!」
慌てて雄也が制するも日向はまるで聞く耳持たず。その紅白模様の何かを手に取って優里にこれみよがしに見せつける。
「塚ちゃんそれなに?」
「あかねちん知らないの?男子がシコるやつだよ。オ ナニー。分かる?」
「へぇっ?!!」
日向の口から繰り出された言葉に優里は思わず顔を赤くしながら震え出した。
「あっ…」
「おい…もういいだろって…」
「え~…あっ良い事思いついた」
「永瀬と…山岸くんだっけ?これ使ってみてよ」
- 88妄想副題・紅い青春22/10/14(金) 20:35:14
日向からの突然の提案。当然ながら雄也は激しくうろたえながら拒否し、高成も半ば引いた眼で日向を見ていた。
(ここでシコれとか…バカじゃん…!)
(もしかしてこの女子…所謂変態ってやつ?)
雄也はふざけるな、するわけないだろと大きな声で叫ぶと日向はまあまあ落ち着いてとなだめるが優里は日向に向けてそう言うのはやめてと半ば怒りを含んだ語気で言った。
「んん~…じゃあ仕方ないなあ…一旦ベッドで休憩しようかな」
日向はベッドに視線を移し移動していった。雄也が止めようとするも彼女はさっさと布団をめくってその中へと入る。
そして更に驚きの言葉を繰り出した。
「2人とも…ベッド来なよ」
「はあっ?!!」
- 89二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:31:09
次回予告
日向の突然の行動に驚くばかりの3人
高成が起こした行動は?
そして優里はある提案をする…
お楽しみに! - 90二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 00:29:57
塚原日向は相変わらず周りを振り回してきますねえ…そこが彼女の面白いところではありますが
- 91二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 09:16:02
ほしゅ
- 92二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 12:33:27
- 93妄想副題・紅い青春22/10/15(土) 13:28:31
日向は高成と雄也にそう誘う。
(何よこれ…意味わからん)
優里の胸の内は日向に対する怒りとこの場の雰囲気への戸惑いにあふれていた。そんな優里はもう一度日向を説得する。
「ねえもうそろそろ勉強会に戻ろうよ。時間無いよ。」
「えー…もう疲れた。それより2人とも来ないの?」
高成と雄也はどうする?とでも言うように互いに目を合わせる。
(どうする…?)
すると日向が高成に近づいて手を取った。
「じゃあ永瀬はさっきしたし、次は山岸くんとしたいなー」
「はっはあ?!!」
そのまま日向は優里の目の前でベッドへ高成を連れていこうとした。
(なっ…!)
(どうして止めようか…!えーと…うーん…そうだ!)
「…っ山岸くん!」
優里は高成の名前を呼び、彼の腕を掴んだ。
「…ほらっ!いこっ…!」
「え?う、うん…!」
「塚ちゃん永瀬、ごめん!この後皆で約束があるから…!」
「?お、おう…」
優里と高成は急いで片付けるとその場から立ち去ったのだった。
- 94妄想副題・紅い青春22/10/15(土) 16:44:03
バタバタっと2人がその場を立ち去ると部屋には雄也と日向だけが残される。雄也は立ったまま動かないでいた。
「あー…行ったか…」
その口調はどこか寂しかった。傍で聞いていた日向も黙ったままだ。しばらくすると雄也は重い口を開ける。
「そういやお前さ」
「何?」
「彼氏いたんじゃなかったの?」
「ああ、もうとっくに別れてるよ…束縛酷いしエッチ下手くそだったし」
日向はめんどくさそうに答えるとベッドから出てきた。
「…続きする?」
「…いいけど」
日向は雄也の首に腕を回して抱き付く。雄也の表情は少しこわばっていた。
…その頃高成と優里は外で歩いていた。
「茜谷さん…」
「ああ、そのぉ…大丈夫?」
高成は大丈夫だと答えると優里にも同じように問うた。
「まあ、…大丈夫。」
(…ほんとはそんな事ないんだけど、強がっちゃった…)
そんな優里に高成はもう一度大丈夫か?と尋ねる。
「震えてない?」
- 95妄想副題・紅い青春22/10/15(土) 17:01:39
- 96妄想副題・紅い青春22/10/15(土) 17:30:18
- 97二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 20:52:12
あげ
- 98二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 08:22:59
ほしゅ
- 99妄想副題・紅い青春22/10/16(日) 12:48:10
- 100妄想副題・紅い青春22/10/16(日) 13:11:28
里帆の事は好きだし初めて里帆とした時はもちろんうれしかった。しかし里帆はその後高成の目の前で貴史ともやった。
高成はそんな里帆に「どこか違う」感情を抱いていた。その後も里帆と交わるたびに里帆への感情の整理がつかなくなってきた。
もしかしてこれが所謂「解釈違い」なのか。優里の言葉を受けて高成はふと思ったのだった。
「わかる、かも…」
「実はさ…聞いてくれる?」
(もしかしたら…)
(分かってくれるかも?)
高成は一縷の望みを抱きながら、優里に自身と里帆の事を全て打ち明けた。
…全て打ち明け終わった後、優里もまた自身と彼氏の事について打ち明ける。
2人のカミングアウトが終わると静寂が流れた。
「…」
「…」
(私たちは)
(同じなのかもしれない?)
- 101二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 17:08:19
どうなる?
- 102二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 21:26:23
あげ
- 103二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 08:08:48
ほしゅ
- 104妄想副題・紅い青春22/10/17(月) 16:24:23
私・おれたちは同じかもしれない。
この瞬間。2人は初めて通じ合った。
「…しんどかった、よね?」
「しんどかった…茜谷さんは?」
「私も…しんどかった」
2人の頬からは自然と涙がこぼれ落ちる。
…2人が真なる理解者を得たと感じた記念すべき時だった。
その後も2人は互いに辛い事や思っている事などを吐き出していった。そのたびに心が軽くなるのを感じていったのだった。
「長くなって、ごめん」
「ううん。大丈夫」
「色々吐き出せて良かった」
「私も」
(もっと話したいな…もっとこう、色々打ち明けられる仲になりたいというかなんというか)
しかし時計はもう17時を過ぎていた。注文したものを食べ終えてトレイを片付けると2人は店内を後にする。
(…何か、ないかな)
そんな優里にある提案が閃く。
「あのさ、山岸くん」
「同盟、組まない?」
- 105二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 20:30:35
同盟…!
- 106二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 07:53:59
age
- 107妄想副題・紅い青春22/10/18(火) 12:56:40
「同盟?」
「うん。私と山岸くんとで同盟組みたい。皆には言えない事山岸くんになら伝えられるかもって、思ったから。」
(茜谷さん…という事はおれは信頼されてるって事かな。)
優里が持ちかけた「同盟」の話。高成は勿論胸を高鳴らせていた。
(なら…)
「うん。組もう。」
「ほんとに?やった!」
優里は高成の手を取って喜んだ。高成も自然と笑顔がほころぶ。
「じゃあ…「茜山同盟」でどう?」
「いいと思う!」
「じゃあ次は…ルールきめとこっか。一応。」
「うん。」
優里は高成の目を外すことなく真っすぐ見つめる。
「私は彼氏がいる。山岸くんには…里帆ちゃんて子がいる」
「うん…という事は」
「だからこの同盟間では恋愛禁止で私は山岸くんを、山岸くんは私を「好き」になってはいけない。…でどうかな?」
「それでいいと思う。…そういうのはちゃんと決めておくべきだし。」
「うん。…って事でこれからもよろしく!」
…こうして「茜山同盟」が結成されたのだった。
- 108妄想副題・紅い青春22/10/18(火) 21:10:54
- 109二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 07:59:39
あげ
- 110妄想副題・紅い青春22/10/19(水) 13:02:11
次の日。優里は学校の廊下で日向から気まずそうに片言気味でごめんと謝罪を受けた。優里は受け入れると次からは気をつけてほしいと注意する。その様子を雄也は遠くから見ていたのだった。
高成は放課後またも貴史から誘いを受けた。しかし智乃は行けないと断った上、貴史は突然野球部のミーティングが入った事によりドタキャンとなったためそのまま解散となった。
気が付けば教室には高成と里帆が2人っきりで残されている。
(飯田と2人っきりか…)
(うう、こんな時に…)
すると里帆は高成にこう話しかける。
「せっかくだし、一緒に帰らない?…寄りたい場所があって」
「えっ?…うん、いい、よ。」
里帆からの予期せぬお誘いに高成の頭には様々な感情が襲い掛かってきてがんじがらめになっている。
そんな彼女の寄りたい場所はどうやら書店のようだった。
(折角だし参考書見ようかな)
- 111妄想副題・紅い青春22/10/19(水) 16:19:00
高成は参考書や書籍を見ていると里帆も傍まで近づいてきた。
「山岸くんて真面目?」
「そうかな?」
「こないだも予備校行くって言ってたよね。そういえばさ、オープンキャンパスはどうだった?」
(忘れてなかったのか…)
意外にも高成の事を忘れてはいなかったようだ。それを聞いて高成は内心マジか、とっくに忘れてると思ったと感じながらもオープンキャンパスを振り返った。
「良かったよ。分かりやすかったし。」
「そっかあ。私も行けってお母さんに言われてるから、行こうかなって…」
「そうなんだ…」
(どこ行く気なんだろ、…ちょっと聞いてみるか)
高成がどこの大学のオープンキャンパスに行くつもりなのかと里帆に聞いた所、3.4つある候補で悩んでいるという。
その時偶然にも里帆のお腹が減った音がした。
「あっ…ごめん、おなかすいた…」
「ああ…じゃあ、どっか食べる?…これ払ってくる」
高成は参考書の会計を済ませると里帆と共に外へ出る。
(まるでデートみたいだ…)
(飯田とデートか、マジか…)
- 112妄想副題・紅い青春22/10/19(水) 21:09:47
(うう…緊張してきた)
高成は里帆にとりあえず何を食べたいかと聞くとなんでも、と答える。その為近くのカフェやファーストフード店をいくつか見て回ったがどこもお昼時という事で満席だった。
「うーん…空いてないねえ」
「うん…」
(くっそー…ああもう、こんな時に…)
「ねえ…良かったらさ、あそこ行く?」
里帆が指さしたのはビルの中にあるカラオケ店だった。確かに食事も楽しめる場所ではある。高成は里帆が言うならアリかと里帆の提案に乗る事にした。
受付を済ませて部屋に通されるとテーブルの上に置かれているメニュー表に目を通す。
「うーん…どれにしようかな」
「ねっ見てこれ…」
「ん?」
里帆が目を輝かせていたのはドリンクバーだった。どうやら何か興味を持っているようなそんな目つきをしている。
- 113二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 08:10:13
ほしゅ
- 114妄想副題・紅い青春22/10/20(木) 12:37:53
「ドリンクバーだ。懐かしい…」
「…」
(喜んでる?)
高成と里帆は互いに食事を注文する。そして里帆は高成の分も飲み物を用意すると言って1人ドリンクバーへと向かっていった。しばらくすると里帆はグラスを2つ持って部屋へ戻ってきた。彼女が手にしているのはどちらも茶色い飲み物だ。
(お茶かな?)
里帆からグラス受け取った高成はごくごくと3分の1程度一気に飲む。すると酸味の効いた何とも言えない味が高成の舌にしみこんできた。
(ん?!!なんだこれ?!?!)
「これって…」
「あっそれね、ジンジャーエールと紅茶とオレンジジュース混ぜたやつ。…名付けてみるなら里帆スペシャル、どうかな?」
(ジンジャーエールと紅茶とオレンジジュース?!)
里帆はニコニコと嬉しそうにしていた。
- 115妄想副題・紅い青春22/10/20(木) 12:51:32
そんな里帆の笑顔を見た高成は心臓をばくばくさせながら一気に飲み干し美味しいと言った。どうやら里帆は幼い頃からドリンクバーでよくこのジュースを飲んでいたようだ。最近レストランへ行く機会が無かったようでドリンクバーは久しぶりという事で新鮮だったようだ。
「…ほんとに美味しかった?」
「うん!勿論!!」
「へへ…そっかあ…」
里帆の笑顔は変わらずだ。高成はそんな彼女の表情を見つめつつ里帆スペシャルの味が舌から離れずにいた。
(結構すっぱかった。ちょっと辛み?もあったような)
(…もしかして甘いの嫌いなタイプだったりするんだろうか)
ほどなくして注文していた食事もやってくると2人は美味しいと舌鼓を打っていた。里帆は肉うどんとおにぎり、高成はハンバーグ定食を注文しており、里帆は肉うどんに七味を少量かけて食べていた。
「飯田ってさ、もしかして辛いの好きだったりする?」
「えー…うーん、どうだろ…」
里帆はあまり自覚がない様だ。食べ終えると綺麗に片づけソファに深く腰掛けながらスマホを見ている。スマホ画面には数学での公式やら何やらが映し出されていた。
高成が食べ終えると里帆は自身のスマホを見せながら質問をしてくる。
「ねえ、山岸くん」
「何?」
「ここの公式って…分かる?」
- 116二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 17:36:31
- 117二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 18:21:06
- 118二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 20:36:19
- 119二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 21:31:52
このレスは削除されています
- 120二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 08:30:15
- 121妄想副題・紅い青春22/10/21(金) 12:25:53
「あ、ここは…XとYが…」
「…ああ…ふんふん…成程」
高成が教えると里帆はその内容をノートに書き始めた。ページの隅には落書きしたものと思われるうさぎのイラストがあった。
(飯田も落書きするんだ。意外)
里帆は高成から教えてもらった公式の解き方についてノートに書き終えると、ノートとシャーペンをバッグへ戻す。
(…)
(やっぱ真面目…)
そんな里帆はじっと座ったままだった。
(?)
高成が不思議そうに見つめていると里帆も視線を合わせて来る。
そして首をかしげながら小さくこう言った。
「…しないの?」
「え」
「個室だから大丈夫と思うけど…する?」
(は?!ここでやんの?!)
驚愕の提案に高成は驚きを隠せない。
- 122妄想副題・紅い青春22/10/21(金) 16:58:23
里帆がそう誘うやいなや、外の廊下からカラオケ店のスタッフによるかつかつという靴音が聞えた事で余計に高成を混乱させる。
(いやいやいや!!)
しかしながら里帆の期待するようなまなざしは変わらない。
(まあ確かにこれまで飯田と何度かしたけどさ…!)
(ダメだ学校外だからかなんか緊張してきた…てかこれドア白い模様はあるけどガラスだし見え…る、よな…?ある意味露出プレイじゃんか!)
「山岸くん…」
とうとうしびれを切らしたのか里帆は高成に近づきキスをしてくる。
(あっ…)
(…ここはもう、腹括るしかねえか)
そのまま高成は里帆を抱き寄せて彼女の胸を揉む。
「んっ…ふうっ…」
里帆は一旦高成から唇を離すとシャツのボタンを外すとインナーをめくり上げた。そこから後ろへ向いて高成へ背中を見せる
「…ホック、外してもらっていい?」
「分かった」
高成がすっとブラジャーのホックを外すと里帆の胸が露わになった。大きさは智乃よりは小さいものの、張りのある乳房をしている。色白な肌と同じく乳首も薄いピンク色をしていた。
(飯田の胸だ…)
- 123二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 20:38:12
このレスは削除されています
- 124二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 08:12:57
ほしゅ
- 125二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 12:11:44
本スレ新しいの立てました
- 126妄想副題・紅い青春22/10/22(土) 13:02:19
里帆は高成の腕を掴んで自身の胸に当てる。高成は里帆の乳首をつまんだりして刺激を与えながらキスをした。
「んっ…」
ベッドへゆっくり押し倒すと里帆の反応はさらに上がる。里帆は足を開いて既に濡れているそこを高成の股間に擦りつけながら入れてほしいとねだる。
「もう…」
「飯田…」
(仕方ない。やるか…)
結果。2人はカラオケ店の個室で何度も何度も絡み合ったのであった。
その頃。優里は1人で帰宅途中またもや彼氏から呼び出されていた。自宅へと向かうとこの間匿ってと頼んでいた友人がまたいたので優里は思わず身構えてしまう。
しかし結局彼氏を怒らせたくないという思いから断り切れずに3Pに興じてしまうのであった。
「あっ…んん“っ…」
「やばっ…」
「すごいな…」
(やだ、痛い…)
彼氏のものを手でしごきながら友人のものが奥を突いてくる。
「こないだよりは濡れてんじゃね?」
「もう慣れたんだろ。やっぱこういうのは回数こなさねえとな」
「いやあ~さすがはヤリチンの言う事は違う!」
- 127妄想副題・紅い青春22/10/22(土) 13:10:52
優里は一瞬しごいてる手を止めてしまう。優里の彼氏がん?と気づくとまた手を動かし始めた。
(…やだなあ…)
(今も私以外ともやってたりするのかなあ)
(…聞きたくは、なかった…)
優里の心中はとても快楽へは集中できないものであった。
その後。自宅へ帰宅した優里は夕ご飯を食べ、シャワーを浴びて着替えたのち自室へと向かう。やはり股間のひりひりとした何とも言えない痛みは以前よりほんの少し落ち着いてはいるが、それでも痛いのは変わらない。
「はあ…」
優里の口からは大きなため息が漏れた。
(なんか違うんだよなあ…激しいのはしたくないというかなんというか…ああー分からん)
そんな優里はふと机の上に置かれたスマホが目に付く。
「…山岸くんならなんて言うかな」
優里は意を決して高成に連絡した。
- 128二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 17:17:30
ちょっと改訂版
飯田は結局流されて藤野と新山と3Pに参加してしまった。その様子を見て山岸は反応するも、同時に飯田とは交われない事が思い浮かぶ。
自分は飯田とは釣り合わないんじゃないかと考え始める山岸。放課後一人で帰ろうとすると、飯田が追いかけてくる。
しかし山岸は「ごめん。1人で帰りたい。」と言って飯田を拒絶してしまう。一人で帰ると山岸を呼ぶ声がする。茜谷だった。
久しぶりの再会。「あれから元気にしてる?里帆ちゃんと上手くやってる?」と山岸を試すように話す茜谷。山岸はフッた事を謝ると「やっぱり山岸くんは変わらないね」と茜谷。山岸は考えた末に飯田とはやれなかったり中折れ云々などを全て茜谷へカミングアウトする。
驚いた茜谷はついてきてほしいと山岸をネカフェへいざなう。その様子を飯田は見ていた。
茜谷は山岸の悩みを全て聞きながら辛かったねと共感し、テクも披露。茜谷に全て打ち明けた事で山岸は見事に復活し、茜谷と交わった。
帰り際茜谷から死ぬまで子ども扱いしてやるというセリフを覚えているか?と聞かされる山岸。茜谷は山岸をいじるも「やっぱり山岸くんが好き」と言って三角関係は継続
翌日朝いつも通り飯田と挨拶してエンド
どう?
- 129二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 17:51:01
- 130二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 20:06:49
- 131二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 21:06:11
age
- 132二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 03:48:36
49話(妄想垂れ流し)
では、暇つぶしに。予想ではなく妄想の話です。エロ寄りよりどこかファンシーになってしまう
刺激少なめで高成の頭が本編より少し回る
部室前に到着した3人。辺りは静寂に包まれている
「さあ、寒いし入って」
藤野は智乃と里帆に促す。入室する3人
「あのっ。わ、私そういうつもりじゃ無いんです。先輩が県外で一人暮らしするって聞いて…寂しくなるなって…怒ってますか先輩」
智乃が両手を藤野の方に向け遠慮がちにそう言うと、藤野はひとたび里帆に視線を向け柔和な笑みを見せ智乃に戻す
「怒ってないよ。連絡してくれて嬉しい。まず手短にね。智乃ちゃんに提案があるんだ……また夏の時みたいに遊ばない?里帆ちゃんも良ければ」
「…………無理です。あれは間違いです……」
智乃は神妙な表情で言葉を放つ
「……私は…今は特別な…か、彼氏が居るので…その、ごめんなさい…」
里帆はやや俯き加減で藤野にそう答えた
「そう。里帆ちゃん彼氏出来たんだ。おめでとう。クリスマスも近いしね。どう?彼氏とは楽しんでる?セッ○ス。里帆ちゃんは凄いもんね」
「…………」
智乃は僅かに視線を横に逸らす。忘れかけていた夏、そして文化祭の記憶が胸を締め付ける
「…………」
里帆は顔を上げるとその頬がやや朱色に染まっており、どこか遠くを見るような瞳を藤野に向ける
「ちょ、ちょっと里帆、どうしたの?」
「うん、その感じだと──どうだろう。満足させて貰ってはなさそうだよね…良かったら話、聞かせてよ」
(ちょっと…また前みたいになるの?…里帆の事、あのアホ変態は何やってたのよ…)
智乃は高成の体たらくを想像し、ため息を吐く
「先輩、里帆が言ったように彼氏居るんで、そういうのは良くないです。さ、行くよ里帆、帰るよ」
「話くらいはと思ったんだけどな…気が変わったらいつでも聞くよ。里帆ちゃん。……智乃ちゃんは…少し変わったかな?」
「はい。私は…変わりました。変わらないといけないんです」
(山岸はアホで変態なくせに、里帆をつかまえた…自分もこんなカタチじゃなくいつかきっと……)
智乃は里帆を連れて部室を出て行った
(受験も終わって遊べると思ったけど…まぁ里帆ちゃんのあの感じは時間の問題だろうしね。芹沢みたいに馬鹿晒すのは流石に御免だよ…)藤野はスマホを取り出すとメッセージを確認する
「今日は別の子達と遊ぶか…」 - 133二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 03:51:57
「おいこーせー、何ぼーっとしてんだよ。」
「えっ。あぁ」
教室で高成は里帆達を追うでも無く思慮に耽っていた
(飯田と新山と藤野先輩…やっぱこうなるのか…飯田がやってるのを想像しても……勃たない…俺ってどうしたいんだろう。昨日の今日で飯田とも気まずい…)
「山岸、お客さん。」
「こーせー、呼ばれてんぞ」
「えっ?何」
高成はクラスメイトと吉野から呼ばれて我に返る。教室の黒板側の入口に高成より一回り大きい生徒が居る。
「Aクラスの早乙女だな。こーせーはあいつの知り合い?何か女子にモテんだよなアイツ」
「知らない。なんだろう…」
「山岸です…な、何でしょう」
運動部なのか屈強そうで高成と対局の雰囲気を持つ男、目を細めており表情が読めない
「俺は早乙女。急に悪い。ちょっと話を聞いてくれないか?茜谷優里の事で」
「えっ、茜谷…さん?どうして…あっ」
(話す時に開いた目……あの卒業アルバムの人?茜谷さんが好きだったと言ってた…この学校に居たのか……)
「茜谷とは中学まで一緒で、友人なんだ。永瀬とも」
(永瀬くん達か……夏期講習が随分前の事だった様な気がする。そして茜谷さんの事を思い出すと腹の奥がキュっとなる…飯田に告白したあの日、塚原さんに殴られたよな…この感覚久しぶりだな…)
「茜谷、文化祭に来てただろ?うちの出店のたこ焼き買いに来て、その時に久々に会った」
「あぁ、うん。そんな事が…でもどうして俺に…」
「茜谷に連絡してやって欲しい。山岸から」
「えっ?」
「あいつは良い奴なんだよ…事情は向こうの学校の奴らから聞いた。この組の飯田さん…確かに似てるよな。でも出来ればこれからもあいつと仲良くしてやって欲しい」
「そ、そんな…俺…茜谷さんを傷つけた。今更どうしたら…」
「考えてみてくれ。じゃあ」
手短にとばかりに手を振り早乙女は廊下に戻って行った。高成は初対面の早乙女に圧倒されながらも夏の日々に感じたささやかな暖かさを感じた
(あの時の俺…今の方が楽しいはずなのに色々変わったよな…ホント。飯田と別れる事ばかりが気になって…少し頭を冷やしたい。飯田が遠くに行きたい、星が見たいって言ってたのはこういう事だったのか。いや、今考える事じゃない…)
- 134二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 03:54:22
「おい、こーせー」
「な、何だよ」
「お前も中々青春してるよな?茜谷ちゃん。たはぁー聖夜と年越しは3Pかよ。欲張りな奴」
「ちげーよ。何言ってんだよ。全く」
「何の話?」
新山と飯田が教室に戻って来た。新山が吉野に問いかける
「こーせーの発情期について」
「はぁ?このアホ。しょうもな。山岸もシャキっとしろ」
「上手くやれよ。こーせー」
(飯田達が帰って来た。思ったより早いな……今日は飯田の顔があまり見られない。一人で頭を整理したい…)
高成が窓から外を眺める姿を離れた場所から里帆は見ていた
(山岸くんと…優里ちゃん…)
校舎の清掃時間が終わり、やがて放課後になった。12月らしい寒さとは裏腹に生徒達の足取りは軽やかだ
(よし、急いで帰ろう。まずは本屋行ってと…)
高成は里帆に「電車で行く買い物がある」と下校を共にするも、足早に里帆の家の前まで送ると駅に向かった
駅ビルの3階には書店があり、喫茶スペースも併設されている。高成は秋の終わり頃からこの場所で考え事をする機会が増えていた
家じゃスマホばかり弄るし、飯田の事を考える。前より歌やアニメ、AVへの関心も信じられない位に無くなったよな俺。
「えっと、メンタルヘルス…とここからか」
書店の本棚から百科事典を手に取る
(ネットじゃ良く分からない俺が勃たなくなった理由。人には言えない…病院、心療内科とか言うらしいけどそんな所で相談出来る内容じゃない…と思う)
(「心因性…勃起不全」これだよな。ここぞと言う時に維持出来ないんだよな…「主たる原因がストレス…」むしろ先にハゲてそうだよな俺…)
「難しそうな顔して何読んでるの?」
(ふいに側で女の子の声がかかる。この声は…)
「あ、茜谷さん?」
冬の制服にコートを羽織り、肩まで髪が伸びた茜谷優里がそこに居た───最終話に続く(想像してみてね)終
- 135二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 08:15:57
おお~!すごい!!
青春らしさとキャラの成長が感じられて読んでてはまりました…! - 136二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 09:25:39
早乙女くんいいやつだな
髪を伸ばし直した茜谷も色々な意味で感慨深い - 137二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 12:25:23
早乙女くんの登場はびっくりしました
最後の最後で茜谷登場も面白い - 138二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 13:30:11
132の人です
感想書いてくれてどうもです
拙い文章ですが「そんなに悪い事ばかり起きない」とストレスの少ない読み易さとキャラの多様性を重視しました
恋愛事は周囲のお節介で思わぬ方向へ変化を見せる場合もあるぞと
茜谷は文化祭でもコミュ力の高さを見せていたので、自分の学校の生徒達や古い知り合いに少しは影響力のある存在かもしれないと仮定した上で、茜谷の知らない所で何らかの動きをみせているかもしれないというのを描こうとしました
作品の設定上、高成達と茜谷達の活動範囲は現実世界では10数km離れた場所ですが、塚原が高成の通学路に出現しているので、日頃高成達を茜谷の友人達が見かけたりしていた可能性も想定しました
本屋に茜谷が現れたのは、塚原や早乙女、永瀬らが定期的に高成が通っている姿を見かけて、茜谷にけしかけて遠目にその様子を伺っているのを想像しました
人気のある茜谷の落ち込み様は周囲が心配する程で、塚原が高成を殴りに行く動機ともなるエピソードは別の機会に妄想で垂れ流したいですね
作中の高成や飯田はまだ周囲に頼らず、自ら変化を起こせない人生経験の浅い方なので、外部の力を使って半ば強引に話を動かして行く安心安全のご都合の方向性としました
新山は馬鹿にしながらも作中通して案外気にかけて来た高成を見て来て、変化することを望みました - 139二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 16:03:50
- 140妄想副題・紅い青春22/10/23(日) 17:11:58
- 141二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 20:37:17
age
- 142二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 08:19:08
このレスは削除されています
- 143妄想副題・紅い青春22/10/24(月) 12:50:38
「だからこの同盟結成した訳。少しでも共有で来たら辛さも軽減すると思ってさ」
「そうなんだ…確かに、言えたら少しは楽になれた。…ありがとう。」
「良かった。」
高成と優里はその後も会話を続けたのだった。
次の日。高成はトイレに立ち寄るとなにやら智乃が見知らぬ男子生徒と話している所を見かける。
(新山と…誰だろう)
するとクラスメイトの女子がひそひそと噂話をしているようだ。
「新山さん…藤野先輩と話してる」
「セフレって聞いたけどマジ?」
「マジらしいよ。空き教室でやってるって噂」
「ええ…新山さんってもしかしてビッチ?吉野くんや山岸くんとも噂あるよねあの子」
智乃の動向を伺いつつそっとばれないよう聞き耳を立てている高成だが、智乃についての噂話は止まらないうえに自身の名前も出てくるとはさすがに予想だにしていなかった。
「てかさー藤野先輩ヤリチンって聞いたけど?」
「えっマジ?引くわ…病気移されそう。」
「あの先輩はやめといたほうがいいって話マジだったかー。今度遊ばないって誘われたけど断っとくわ。」
「断っときな。どうせ良い事無いし」
- 144妄想副題・紅い青春22/10/24(月) 12:55:27
- 145二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 20:30:40
あげ
- 146二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 21:04:45
- 147二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 23:19:16
- 148二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 00:45:01
- 149二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 07:55:58
あげ
- 150二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 12:21:19
- 151妄想副題・紅い青春22/10/25(火) 15:59:32
(うわ…)
濡れた智乃のそこを慣らすたびに彼女の喘ぎ声が聞えてくる。高成は時折自身の手で目隠しをすると2人はあっという間に本番行為へ突入していた。
バックの体制で突かれるたびに智乃の声が大きくなるのを藤野先輩は感じていたのか、すっと智乃の口を手で覆った。
「んっふっ…」
「すごいね、ぐちょぐちょ」
(やってる…)
その後も2人の絡みは続く。予鈴が鳴ると手早く身なりを整えてこれまでやっていた行為が嘘だったかのように解散していったのだった。
高成も慌てて教室へ戻ろうとすると智乃に見つかってしまった。
「あ」
「山岸」
気まずい空気が流れる。智乃はさっきのは内緒ねと言うと、予鈴鳴ったから急ぐよと高成に声をかけながらこう言った。
「あ!…後で話したい事あるんだけど」
「お、おう…」
(話したい事?なんだ?)
- 152二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 19:22:30
藤野の過去妄想1
・親が医者なので幼い頃から勉学に励んできた
・中学時代。勉学に励む姿を同級生から馬鹿にされるようになる
・その際藤野には好きな人がいたが、彼女は藤野には見向きもしなかった。その後彼女はビッチであるという噂が流れショックを受ける藤野
・楽しんだもん勝ちだと考えるようになり、高校入学後から徐々にヤリチンと化する - 153二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 19:24:20
- 154二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 20:26:28
- 155二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 20:28:59
- 156二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 21:37:10
あげ
- 157二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 08:04:01
このレスは削除されています
- 158妄想副題・紅い青春22/10/26(水) 12:21:32
放課後の掃除タイムで高成は教室のゴミ出しに向かっていた時、おーいと智乃が走って追いかけてきた。
「ちょっといい?それ片方持つから」
「えっ…ああ、うん」
中庭へと移動すると、智乃はこれ秘密にしといてねと前置きしたうえで高成にある内容を打ち明ける。
「あのさ。こないだ吉野がベッドに血がついてたって話、したじゃん?」
「おう。してたな。」
「あれ、私の。里帆のじゃないと思う。」
「え?」
智乃の告白に高成は戸惑いを隠せない。
「私はあれが初めてだったし、帰ったらパンツについてたのもちゃんと見た。嘘じゃないから。マジで。」
「…で、飯田は?」
「痛がる素振りも無かったでしょ?あの後ライン送ったら血も出てないし慣れてるから大丈夫だって」
智乃はちゃんと証拠も見せると言ってスマホを取り出し、里帆とのやり取りを高成に見せた。そこには確かに智乃の言う通りのやり取りが記されている。
(って事は…飯田は…)
「…里帆は、処女じゃない。もしかしたら筋金入りのビッチかもしんない。」
「…」
「これ、うちらだけの内緒だから。分かった?」
「分かった…」
- 159妄想副題・紅い青春22/10/26(水) 12:33:44
智乃はこの話はおしまいと区切ると早く行くよと高成の腕を掴んでゴミ捨て場へと走っていった。
(飯田が非処女で筋金入りのビッチかもしれない)
(…なんて反応すればいいんだ?情報量が多すぎる!)
高成の頭の中は混乱しっぱなしである。そんな中優里との茜山同盟を思い返す。
(新山には秘密って言われたけど…)
(茜谷さんは別の高校だし、大丈夫かな?)
(ってか情報量が多すぎておれ1人で抱えられるレベルの話じゃない気がしてきた…)
掃除が終わって教室へと戻ると、里帆と貴史が何やら話をしていた。
「おっ飯田も来るか」
「うん。智乃ちゃんと山岸くんは…?」
「私はいいけど…山岸は?」
「ああ…」
(なんか、ぶっちゃけこんな状態でやれ言われても集中できねえ…)
高成は誘いを断った。貴史は残念そうにするも仕方ないと言って里帆と智乃を連れてどこかへ消えた。高成は帰り支度を整えるとスマホを手にする。
「茜谷さん…出るかな」
- 160妄想副題・紅い青春22/10/26(水) 15:54:28
高成は校舎を出て駅へ向かう。人の少ない駅舎内につくとそこの一角で優里に電話を掛けてみた。
(どうだろ、出るかな…)
優里はすぐに電話に出た。
「もしもし?どしたの?」
「あっ茜谷さん…!あのさ…今から会える?」
「えっ…あっちょっと待ってて!折り返してまたかけ直す!」
優里はそう言って一旦電話を切る。約10分後再び彼女から電話がかかってきた。
「ごめんお待たせ!いいよ!…出来れば皆に見つからない場所の方がいいんだけど」
「おれも一緒。どこにしようか」
話し合った末、ある猫カフェで会う事になった。高成は電車に乗る。降りると駅舎内には既に優里が待っていた。
「おっすーお疲れ」
「よっ」
「いこっか」
猫カフェに到着し受付を済ませると2人は大広間の角の一角へ座った。優里が試しにねこじゃらしを振ってみるとブチ模様の猫が近づいてくる
「可愛い…うん。とりま本題に入ろっか。…何かあった」
「うん。実はー…」
- 161二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 20:52:10
ほしゅ
- 162二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 21:39:00
次回予告
智乃から聞いた事実を優里に伝えた高成。優里の反応は?
更に夏休みへ突入と共に夏祭りの誘い…?どうなる?
お楽しみに - 163二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 08:22:51
あげ
- 164二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 12:26:49
ほしゅ
- 165妄想副題・紅い青春22/10/27(木) 16:14:02
高成は智乃から聞いた里帆に関する話を打ち明けた。
「…最初っから非処女だったかもしれないって?」
「簡単にまとめると、そうなるかな…」
(え…?)
(…まさか、そういう系?)
優里は手を顎の下に乗せて少し考え込むと、真剣な表情をして高成にこう伝えた。
「あのさ…もしかしてだけど」
「何?」
「闇深というか、訳アリというか…自分はそういう系なんじゃないかって思った。」
「マジ?」
優里は声のトーンを落として更に自身の考えを述べていく。
「うちら高2じゃん一応。里帆ちゃんもそうでしょ?」
「まあそうだけど」
「高2で非処女かもで本人は慣れてるって言ってる…なんか、ねえ?…怪しくない?」
ただならぬ雰囲気が両者の間に漂い始める。
「あっ!一応里帆ちゃんの陰口とかそういうつもりで言った訳じゃないから。そこは安心してほしい。」
「けど…なんか。怪しいなって…」
「茜谷さん…確かにおれもなんかあれ?って思う気がする…」
- 166妄想副題・紅い青春22/10/27(木) 20:54:13
- 167二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 08:16:48
あげ
- 168妄想副題・紅い青春22/10/28(金) 12:16:11
「それが山岸くんの気持ちだね。…嘘ついてないよね?」
「ついてないついてない!!」
「勿論嘘つくのは同盟ルール違反だからね~…正直な気持ちが聞けて良かった。その好きと言う気持ちは大事にしてね。」
優里の芯の通った強い口調に高成も力強く頷いた。
「ただ問題は違和感の方だよね…」
「だよね…」
「あまり詮索しない方が良い事なのかもしれないけど。やっぱりある程度は知っておかないといけないのかもしれない…?」
「…確かに。ある程度把握しておかないと地雷とか踏むかもしれないし」
優里の頭の回転の速さは流石のものだ。
「やっぱさ。一度、里帆ちゃんときちんと話した方が良いんじゃないかな?」
「だよな…」
「そこで行けそうと思ったら告白するとか?」
優里の提案に高成は少し考え込んで自らの意見をひねり出す
「でも、おれはもうちょい距離詰めてからの方が良いような気もするというか…」
「ああ~…」
- 169二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 17:31:53
あげ
- 170二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 00:20:55
age
- 171二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 07:03:05
ほしゅ
- 172二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 12:15:25
ちょっと妄想
あれから時間が立ち、山岸は就職していた。飯田は洋菓子店で働いている。新山は看護師として藤野と同じ病院で働いている。
ある時。山岸が街を歩いていると誰かとぶつかる。飯田だった。互いにびっくりする。
場所を移して学生時代の事を少しずつ語り始める。山岸はあれから飯田で抜いていたけど声を掛けられなかったと正直に話し、飯田もまた山岸としたいけど声を掛けられなかったと話す
そこで目に映ったラブホテル。飯田はしないか?と山岸に尋ねると山岸は出来ないと返す。そんな山岸に飯田は私がいるから大丈夫と話してラブホテルへと向かう。
やっぱり反応しない。しかし目の前にいる飯田と妄想の中の飯田をシンクロさせると反応し出す。更に飯田へこれまでやった時の話を聞かせてほしいと言う。飯田は山岸との話や藤野との話を思いだしながら話す。
もう一度1話のあの部分を模したコマが映り、飯田を見送る山岸でエンド
色々拙くてすみません - 173二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 14:39:20
あげ
- 174二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 15:40:46
読ませて頂きました
高成と飯田はその後自然消滅してしまったのか、時が経ち偶然再開して(時間と共にある程度過去の整理が付いていた為か)対話し高成と飯田は互いに受け入れる事が出来たという感じなのでしょうかね
ただそれは時を経て変化した互いの関係から一度限りの出来事で過去を完全に精算する為の儀式なのか、それとも…
という具合に想像を働かせるお話ですね
互いに声を掛けられなかったのは、互いに傷つくのを怖れてからか、既に耐えられなかった高成が距離を取ろうとした事を飯田が尊重したのか…妄想が膨らみますね
高成が想像上の飯田に籠絡され別れを選択する道、時を経て経緯を話し交わる事で高成や飯田は心残りを解消できたのでしょうか
- 175二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 15:45:59
読んで下さりありがとうございます
その通りですね。互いに相手を想いながらも中々勇気が出せずにいるまま時が過ぎ…という状態です
大人になった彼らが再会を果たした時何を感じ思うのか…と言う部分が鍵にはなりますね
- 176妄想副題・紅い青春22/10/29(土) 16:47:17
「うん分かる!分かるよ!!思うよね!!」
優里が高成へ共感の気持ちをついうっかり叫んでしまうと近くにいた猫がびっくりしてしっぽを逆立てて逃げてしまった。
「…ごめん。一旦落ち着くね。…という訳で一度里帆ちゃんをどっか誘ってみたらいかがかと。」
「だよね。…どこにしようか」
「夏祭りとかやってないの?」
「ああ、その手があったか。…そういや今度やるって親が言ってた気がする」
そこから2人は作戦会議を打ち立てた結果。夏祭りに誘い、里帆の本心を引き出し仲を深める。という内容だ。高成は自身の脳内にしっかり内容を刻み込むと優里に聞きたい事があると質問した。
「ちなみに茜谷さんは最近どうなの?」
「あー…良くも悪くも変わらないかな。でも彼氏はやっぱヤリチンだったっていうか…」
「今もセフレがいる的な?」
高成の指摘は珍しく図星だった。優里はうつむきながら語り始める。
「確証はないけど、彼氏の友人がヤリチンって言ったんだよね…」
「そうなんだ…」
- 177二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 20:31:35
age
- 178二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 08:01:57
ほしゅ
- 179妄想副題・紅い青春22/10/30(日) 12:21:16
どこか自身を失ったような、寂しく語る優里に高成はそれは酷いんじゃないかと心配と彼氏やその友人に対する怒りを感じ始めていた。高成は言葉を選びながら優里にそう伝えると、優里はありがとね、と小さな声で返した。
「山岸くんは優しいね。」
「そうかな?…茜谷さんも優しい人だと思う。」
「やっぱり同盟組んで良かった。こういうの吐き出せる人ほんといないから。」
そう言った優里の頬に涙が伝う。高成はティッシュ使う?と尋ねると優里は自らの手で涙を拭って大丈夫と伝えた。
「…栞さん、お姉さんは?」
「正直言いづらさはあるかな。…仲悪いって事は無いんだけど、仕事で忙しくて家にいない時多いから迷惑かけるのもなーって」
「そうなんだ…良かったらさ、一度時間のある時に栞さんとも話してみたらいいんじゃないかな?…多分だけどさ、おれだけじゃなくて大人の栞さん目線の意見も茜谷さんには必要なんじゃないかって」
「大人目線か…」
高成は変な事言ってたらごめん、同盟を否定してる訳じゃないから!と言う。そこからしばらく間を置いて優里はこう答えた。
「成程ね…確かに、そうかも…大人目線から色々聞いてみるのは重要かもしれない。」
「ありがと。一度話してみるわ。…山岸くんも頑張れ」
「うん。頑張る。」
こうして、2人は猫カフェを満喫した後、解散していったのであった。
- 180妄想副題・紅い青春22/10/30(日) 17:02:38
帰宅後。高成は改めてラインの里帆のアカウントを眺めていた。
「うーん…どう誘うか…」
「てか、明日終業式で来週夏祭りかあ…」
高成はよし、と覚悟を決めると里帆へ『来週夏祭り行かない?』と打ち込んだ。打ち込むには約20分を要しつつ何とか送信ボタンを押すと、全身から力が抜けていくようなそんな感覚に襲われる。
返事は意外にもすぐに来た。『智乃ちゃんからも誘われているから良かったら一緒にどう?』という事だった。新山には悪いが2人っきりで気まずくなるよりより誰かいた方がましか、と感じた高成は了解と送信すると程なくして『浴衣着るから楽しみにしてて』と返信が来た。
(浴衣かあ…)
(飯田の浴衣…)
浴衣姿の里帆が高成の脳内に星のようにちらつく。その中には何者か(おそらく高成?)犯されている姿の里帆もあった。高成はアホかおれ!とその妄想を消し払うと、ライン画面を眺めるのだった。
「おれの作戦は上手くいった…」
「茜谷さんは、どうなるか…」
- 181二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 21:01:13
あげ
- 182二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 08:08:48
ほしゅ
- 183二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 12:10:04
紅い青春の人です
体調がすぐれないため今日の更新はお休みさせて頂きます
ご了承ください - 184二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 12:40:59
- 185二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 17:07:18
- 186二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 20:25:44
あげ
- 187二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 21:42:25
ほしゅ
- 188二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 08:21:41
このレスは削除されています
- 189妄想副題・紅い青春22/11/01(火) 12:37:57
「よし」
自室にて優里は栞へラインで今度仕事が休みの日に会えないか?とメッセージを送った。しかし忙しいのか既読はついても中々返信は来なかった。
「だよねえ、忙しいか。やっぱり。」
優里はベッドで布団を抱え込むようにして横になる。
「うーん…山岸くんの作戦は成功したかな」
ふと優里の頭の中によぎったのは、優里の彼氏の姿だった。
「夏祭り誘ってみたいけど、あの人その日はシフト入ってたなそういや。やめとこ…」
「はあ…」
大きなため息が部屋にこだまする。
「私、あの人の事好きなのかな…」
何度も激しく抱かれ、聞きたくなかった事実も知った。自分は本当に彼氏の事を好いているのか。
「駄目だ…わかんない。」
「好きだけど…なんか心がそこに付いていかなくてもやもやするというか…」
よくわからないこの気持ちとその根っこからせり上がる不安感。優里はそのまま逃げるように就寝したのだった。
- 190妄想副題・紅い青春22/11/01(火) 16:01:58
翌朝。優里はもぞもぞと起床する。スマホを見ると栞からの返信が来ていた。
『お盆ぐらいになるけど、それでもいい?』
やっぱりそうだよな、と呟いた優里は適当なスタンプを送信したのだった。
高成が学校へ登校すると里帆と智乃は夏祭りの話をしていた所だった。
「お、山岸おはよ」
高成が2人に挨拶をする。どうやら夏祭りには3人と貴史を含めた4人で行く事が決まったようだ。
(やっぱそうなるか。まあ2人っきりで気まずい雰囲気になるよりはましか)
放課後。高成は時折通うスイミングスクールで泳ぎながら自分を見つめていた。小・中学時代では競技でも活躍し、数々の実績を持っているが、高校入学時に患った怪我と病気によって競技生活からは遠ざかっていた。里帆への気持ち、優里への気持ち。そして自身の気持ち。里帆を好きな気持ちと優里への感謝は勿論変わらない。しかしバランスがどこか崩壊しそうな危うさをほんの少し現れている事に気づいた。
同盟相手である優里に恋愛感情を抱く事はルール違反である。そして里帆への恋を成就させるために同盟を組んだという背景がどこか結び目になっている…高成は冷たい水の中で考えを巡らせていた。泳ぎ終えると専属コーチからどこか迷いがあると告げられる。
その迷いが高成へ重くのしかかろうとしていた。
- 191二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 20:56:00
どうなる
- 192二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 08:11:35
あげ
- 193二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 12:22:16
紅い青春の人です
紅い青春と並行しつつちょっとしたパラレルな短編も更新していこうかなと思います
タイトル・もしもカラミざかりが古墳時代の物語だったら
ここは古墳時代の日本。その地にはいくつかの国が点在していた。主人公のコウセイ(高成)は有力豪族の跡取り息子でユリ(優里)という名の許嫁がいる。コウセイは立派な武人となるため日々友人のタカ(貴史)と共に勉強と鍛錬を積んでいた。
「コウセイとタカ。励んでおるか。」
「父上…お疲れ様です。」
コウセイの父が彼等の様子をうかがいにやって来た。すると話があると言って屋敷について来るように命じる。突然の事だった為動揺を隠しきれない様子である。
「戦か?」
「さあ…何だろう?」
屋敷の一角へと案内されたコウセイとタカはコウセイの父に座れと言われ、ぴしっと居住まいを正しながらその場に座る。
「突然の事ですまない。実は2人にヤマトへ行ってもらいたい。」
「ヤマト、ですか?」 - 194二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 12:34:55
もしもカラミざかりが古墳時代の物語だったら 2
コウセイの父曰くヤマトにはリホノミコト(里帆)という名の王族の娘がいる。その娘は巫女を務めているのだがある日謎の奇病を発してしまったのだという。
その奇病は毎日若い男と絡みその精を飲まねば発作を起こす。と言うものだった。国中から精力のある若い男が迎えられているのだが、それでも数が足りなかったり、逃げ出す者もいて困っているようだった。ヤマトでは神の祟りではないかという噂まで流れているのだと言う。
コウセイの父は若い2人にヤマトへ行き、リホノミコトの看病と病の原因を突き止めるべく2人にヤマト行きを命じたのであった。
「そうですか。」
「そうじゃ。頼めるか?」
「ですが、ユリが…」
「ユリにはもうこの話はしておる。了解は得たから安心せい。」
そして数日後、2人の出立の日がやってきた。ユリはコウセイへ旅の祈願を祈る舞を踊った後、複雑な笑顔で送り出すのであった。
- 195二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 12:41:46
お疲れ様です!
こういうパラレルワールド番外編の取り組みも楽しくていいですね
待ち受けるサキュバス、2人の運命は… - 196二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 12:45:16
- 197妄想副題・紅い青春22/11/02(水) 12:57:12
そして夏祭りの日がやってきた。貴史と共に指定された場所へ向かうと智乃と里帆が浴衣を着て待っていた。
「どうかな?」
里帆は自身の浴衣の袖や帯を高成に見せる。高成は似合ってると返すと嬉しそうに微笑むのだった。
一行は屋台をぐるぐる巡る。たこ焼きや焼きそば、ゲソ焼きやりんご飴を頬張るとあっという間にお腹が膨れる。里帆はりんご飴を綺麗に食べているのを見て高成は好きなの?と問うとまあまあかなと返す。
射的では里帆が上手く出来なかった為代わりに高成がやってみると次々と標的に命中していった。高成は景品を全て里帆に渡す。
「えっいいの?」
「…いいよ。持ってって。」
「っじゃあこれ!代わりにやってくれたから…」
里帆がくれたのは1等賞品の透明な写真立てだった。高成は受け取ると写真立てを眺める。
(きれいだな。ガラス製かな?)
夏祭りの夜はまだまだ賑やかだ。
- 198二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 13:04:38
- 199二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 15:41:26
- 200二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 15:55:28
新スレ立てます