マンハッタンカフェは別れを告げる

1二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:21:21

クリスマスが差し迫る頃
マンハッタンカフェは俺に
別れを告げた

「お別れ・・・・です・・」

マンハッタンカフェは突如俺に別れを持ちかけた。
彼女達とは長年共に険しくも楽しく奇妙な道を歩んできた
だが俺はカフェが何故別れを告げるのか
理解していた

「これ以上は・・・もう・・とにかく・・・もう終わりに・・してください」

実はここ最近、昔以上に凶悪な怪異が
度々俺たちに迫って来ている。
’’おともだち,,の協力もあり
なんとかカフェと乗り越えて来たが
カフェは自分のせいで俺が危険な目に遭っているという考えが強まってしまったらしい

「正直・・・あなたは・・・足手まといです・・・もう私達とは・・・関わらないでください・・」

辛辣な言葉を無理に言っているのは眼を見ればもうわかる

「前から・・・嫌いでした・・私達の事をわかるフリをして・・・馴れ馴れしくて・・・近頃それが・・・たまらなく嫌になりました・・・もう・・・何処かへ行ってください・・・」

2二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:22:18

カフェは泣きながらそう言うが
俺がその言葉を素直に聞くわけがない
昔からカフェを揶揄う時もあったが今日ばかりは俺も真剣だ
’’おともだち,,がこづいてくるまでもない
俺は彼女　マンハッタンカフェを抱きしめた

「‼︎・・・・・・あなたは・・・どうして・・いつもそうなんですか・・・本当に・・今回だけは・・自分の事だけを・・考えてください・・・お願いです・・」

考えてるよ
君と一緒に居たいという
自分のワガママを
正直な気持ちを押し通してるだけだ

そう言った

「・・・・・・・・・なぜですか・・・
なぜ・・そこまでして・・・私と・・」

君を愛しているからだ
素直に伝えるには時間がかかってしまったけど
君と今まで過ごした時間も
これからの君との未来も
なくなって平気でいられるような男なら
おれは怪異に殺された方がマシだ

「トレーナーさん・・・・・私・・・そんなあなたに・・酷い事を・・・ごめんなさい・・」

3二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:23:42

君の気持ちはわかっている
ありがとう
だけど、どんなにヤバい奴が来ようと
君と乗り越えたい。
そう伝えた
カフェは泣きながら俺の胸に顔を埋めた。
すると俺の肩を
「良く言った」と言わんばかりに
ポンと叩く者がいた
’’おともだち,,だ

すると
「‼︎⁉︎・・・・・トレーナーさん・・・気をつけてください・・・来ます・・・とても・・恐ろしい物が・・・」

なんとなく俺にもわかった
これはマズいかもしれない
何かがそこまで迫って来ている

「トレーナーさん!・・・逃げてくだ」

俺はカフェの手を握り、堂々と構えた

「‼︎・・・・・・・トレーナーさん・・・そうですね・・これがあなたの・・気持ち」
もし俺が死ぬとしても
彼女にだけは生きていて欲しいが
彼女も絶対に逃げない
なら2人で最後まで
こうして共に繋がっていたい

「トレーナーさん・・・・愛して・・います・・」

4二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:24:46

2人で覚悟を決めた瞬間
何かが迫り来る影に向かって行った。
’’おともだち,,の姿を俺は今まではっきりとは認識していなかったが
一瞬はっきりと見えた
’’おともだち,,が俺たちに親指を立てて
迫る怪異に向かって行ったのが

オマエラエノ・・・スコシハヤメノクリスマスプレゼントダ
アバヨ・・

「ダメ‼︎・・・・・待って‼︎・・・・」

カフェの静止も聞かず
’’おともだち,,は
迫る怪異とぶつかり
強い衝撃に見舞われた
影と’’おともだち,,は消え去った

俺とカフェは少し飛ばされて
しばらく唖然とするしかなかった。
すると空から雪が降り始めた
「・・・・・・・ありがとう・・・」
カフェはずっと一緒だった’’おともだち,,に
別れを告げた。
が俺はそれに耐えきれず
頼む‼︎カフェの大事な’’おともだち,,を
奪わないでくれ‼︎
神様でも!サンタでもいい
頼む‼︎カフェの大事な’’おともだち,,を返してくれ‼︎
そう叫んだ

5二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:25:45

「・・・・・トレーナーさん・・・もう・・いいんです・・・あの子が必死に守ってくれたんです・・・それに・・私にはあなたがいます・・・2人で・・・あの子の分も幸せに・・・なりましょう・・」

カフェは泣きながら俺を諭してくれた

だがおれは何もできなかった自分が情けなくうずくまっていると

尻を蹴られた

「・・・あっ・・・’’おともだち,,が・・いる」

え？生きてるの？
いや生きてるという表現も合ってるのかわからないが
たしかに尻をゲシゲシ蹴られてる
しかも前より何が言いたいかわかるようになった

スベテオワッタノダカラ・・ヤルコトワキマッテイルダロ・・クソボケ・・ハヨ

たぶん・・いや絶対そう言った

カフェと俺は見つめ合い微笑んだ

「トレーナーさん・・・さっきお互いに・・・気持ちを・・・その・・」

愛してる
それだけを言った

6二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:26:22

「あなたは私だけではなく・・・’’おともだち,,も一緒に・・愛してくれているんですね・・・本当にあなたと・・・出会えて良かった・・・」

カフェとそっとキスをした
雪降る夜に

すると後ろから

ヤレヤレダ

と聞こえた気がした
いや聞こえた

7二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:27:11

そこにひっそり向こうから迫る影があった
そうそれはもちろん

アグネスデジタル

彼女興奮しながらこう言った

どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
共に苦楽を乗り越えたお二人がようやく!
これは何物語ぃぃぃぃぃ‼︎⁉︎
はい！それでは皆さん‼︎ご一緒に‼︎

8二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:28:02

「「エンダァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアア」」

ふぉえ⁉︎
今誰かすぐ後ろで一緒に言ってませんでした？
誰ぇ・・・？

おややカフェさんでしたか‼︎
ひょえええええええええええええええ
一緒にやっていただけるなんて‼︎
光栄です‼︎
あれ？でもカフェさんは今あそこでトレーナーさんと・・・
ふぁ⁉︎

信じる物には見える
また信じるとは愛する事。
ウマ娘ちゃんを愛する彼女にも見えて不思議はないのであった
だが尊みと恐怖でしばらくデジタルは雪に埋もれてしまったのであった。

>>21

9二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:29:16

エンダァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアア！！

10二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:29:37

だ　い　な　し

11二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:29:50

お前かぁぁぁ！！

12二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:36:06

はい・・すいません

私です

一応過去作貼っときますね‼︎

いつもありがとうございます‼︎

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