- 1二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:28:36タイシンの♀トレは身長低いって概念出したそこのアナタ|あにまん掲示板末代まで誇れbbs.animanch.comテイトレTSウマ娘化概念に脳を侵されたもの|あにまん掲示板幻覚は文章にならば文章は絵にするものhttps://bbs.animanch.com/board/58697/bbs.animanch.com
普通のタイトレも例の3女神でロリっ子ウマ娘にしちまえばタイシンより低身長♀トレーナーができるんじゃねぇか?
前スレ
おれバカだから言うっちまうけどよぉ… part585【TSトレ】|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/44303/https://bbs.animanch.com/board/60076/普通のタイトレも例の3女神でロリっ子ウマ娘にしちまえ…bbs.animanch.compart1
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言うっちまうTSウマ娘化タイトレスレ @ ウィキ【9/26更新】言うっちまうTSウマ娘化タイトレスレ@ウィキへようこそ 詳しくはこちら→言うっちまうTSウマ娘化タイトレ解説スレ(外部リンク) まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 編集モード・構文一覧...w.atwiki.jp後感想用言うっちまえなかったスレ(12/24更新)
おれ居なかったから言うっちまえなかったんだけどよぉ…新part2|あにまん掲示板リアタイで伝えられなかった感謝や感想を伝えれる方がより清々しく尊死できるんじゃねぇか?それに大量の情報がある中、いまさら聞けないことを聞ける場所があったらより素敵なSSを書くことができるんじゃねぇか?…bbs.animanch.com本筋のタイトレ情報まとめ
・(正直自分だけのタイトレを作ってもいい)
・140-90-55-80(魔法の合言葉)
・25歳
・熱血クソボケ
・髪色は茶色でパーマーみたいな流星
・目の色はエメラルドグリーン
・全身からおひさまのにおい
・髪と尻尾はタイシンと同じシャンプーやソープの匂いがする
・耳と尻尾と胸が敏感
・最初はロブロイの服とか下着とかを借りていた。のちの着せかえ人形である。あとBIG90Tシャツ
・耳飾りはタイシンとお揃い
・最近にんじんがおいしい
・タイトレとタイシンは因子継承する。タイトレは産む。(諸説あり)
- 2二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:36:07
たておつ
- 3二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:36:22
たておつ
- 4二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:37:22
立て乙です
では、事前に述べた通り、6レス程度お借りしますね - 5二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:38:23
人格を形成するのは才能ではなく、環境だ。
少なくとも私はそう考えていて、そこに血統は関与しないとも思っている。
肉体と違い、思考はその人が持つ唯一のものだ。
だからこそ、適切な環境で養われなければならない。私はそう信じている。
「――だから、彼女のような子には画一的な教育ではフォローしきれないんです」
『成程ね……それで、あなたがそのフォローをしてくださると?」
「はい。私が、ジョーダンの……トーセンジョーダンさんのトレーナーですから」
トーセンジョーダン。
「頭が悪い」と言われ続けたあの子の担当トレーナーとして、私は学園の担任教師さんと電話でやり取りしている。
既に送った資料に目を通して頂けたようで、担任の先生は滞りなくご承諾くださった。
『わかりました。正直……とても助かってるわ。
レース最優先のトレーナーさんも少なくないものだから』
「いえ。こちらも新人なので、お伺いする機会も多いと思います。
よければ、頼らせてください」
『勿論ですよ。……そういえば、ここ数日お会いしてませんよね。
身体のお加減は大丈夫?』
「……はい。おかげさまで」
本当はお会いして、直接話した方がいい。
しかしそうできない理由があった。まずはイメチェンをしなければいけない……それも大掛かりな。
物憂げなため息をついて、見つめた姿見に。
若き頃の祖母……メイヂヒカリと呼ばれたウマ娘と、同じ顔が映っていた。 - 6二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:38:35
このレスは削除されています
- 7二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:38:59
伝説となったトレーナーがいる。
トレセン学園の礎作りに携わり、終戦以降の激動の時代で今の教育の基礎を作ったトレーナー。それが私の祖父だ。
その息子として社会からの期待を背負った父と母は、血反吐を撒き散らしながら……彼らにとっては無念ながら、トレーナーではなく実業家や官僚として……充分に成し遂げ、更に倍増しとなった期待を娘に委託した。
『聡く在りて、事を成せ』
そう言われて育った私に、父母は憧れたトレーナーとしての道を押し付けた。
祖父、父……いや、家族全体で寄り添ってきたウマ娘の社会に貢献する為に、私が新しい風を齎すことを、家族が期待していた。
「え、よくわかんないけど……それ無理くね?」
「うーん、正直しんどかったよね」
「いや、笑って言うことじゃねーし」
使いきったブリーチ剤の箱を片しながら話していると、ジョーダンは頭に軽いチョップを入れてきた。いたい。
まぁ、今となっては笑い話になることなのだ。
祖父や父、祖母や母との比較をする目から逃れる為、私は海外進学を目指した。
優秀な成績を修めれば、より多くを学べば自由が手に入ったので、私はとにかく努力し……それなりに充実した青春を過ごせたのだから。
「はー。優等生アピじゃん」
「そんなことないよ。タトゥー入れようとかしたことあるし」
「え、やったの?」
「ううん、やめた。両親がそれを見てどう言うか、怖くなっちゃって」
「やっぱ優等生じゃん」
そうなのだ。結局私は、優等生であることから逃れられなかった。
なので私は、期待どおりにこのトレセン学園にいる。自分の中で、それなりの納得を伴って。
……祖父とどう向き合えばいいか、わからないまま。 - 8二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:40:12
「じゃ、カレシとかできたわけ?」
「けっこうね。でも、みんなフラレちゃった」
「んー……なして?」
ジョーダンはずいぶん砕けた口調で、私の恋愛遍歴を聞きながら私の爪を塗っていた。
ウマ娘となった私がジョーダンの前に姿を晒し、大正乙女みたいな清楚美人から印象を変えたい、と相談した時、彼女がとても面白そうな顔をしたのをよく覚えている。奮発してスタイリングをしてくれるのは、正直助かっているのだ。
その代価と言ってはなんだが、私は苦い思い出を口にした。
「私ね。人を育てるのが好きなんだ」
「まー、あたしみたいなの担当にするくらいだもんね」
「ジョーダンは特別」
「……そういうのいーし」
照れ隠ししなくていいのに。とはいえこちらも照れくさいので追求はせず、話を続ける。
「そんで?」
「付き合いはじめはギーグとかナードとか……あー、所謂オタクなんだけど。こう、私は色々伸ばせるなーって思って、カレなりのいいトコを伸ばしていくの」
「彼ピッピプリティダービーじゃんウケる。んでんで? どうなんの?」
興味を持ったジョーダンに、私は彼女達の普段使う言葉に合わせた面白おかしい話し方で語る。
「汚いカッコとかオドオドした素振りとかを……まぁ、色々やることやって自信つけさせてアゲアゲにするわけ」
「うん」
「みんないい感じに育ったなーって思ったら、別れ話を切り出されて……シチーちゃんよりちょい手の出しやすい娘と付き合っちゃった」
「うわヤダサイテーじゃん! え、それ何連!?」
「10連続……」
「爆死じゃん! オトコ見る目ねー!」
ダメンズ呼ばわりはまだ軽傷で、世の中にはもっと酷い呼び名もある。
だが、腹を抱えて笑うジョーダンの教育の為に、私はただ、苦い顔で笑うのだった。 - 9二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:40:46
「はいできあがり。けっこうイイ感じっしょ」
「わぁ〜……ギャルっぽい」
「ギャルっぽくしてんの。服は……おこづかいないし、全然盛ってないけどね〜」
滑らかな深い蒼に、星が瞬いているネイル。
親指だけ三日月になっていて、合わせるとリングになるのは中々の芸コマだ。
思いきってバッサリやったハンサムショートカットと合わせると、学生時代ちょっと憧れていた、ガールズパンクバンドのことを思い出す。
服装は以前着ていたスーツなので、妙に迫力がある。鹿毛でショートの樫本トレーナーみたいな感じだ。顔立ちは露骨に変わっていないので、イメチェンと思われるといいけど。
「ありがとう、ジョーダン。いい感じだよ」
「ん〜……まぁ。こういうの、シチーに頼んだ方が盛れる気がするけど」
「頼むならジョーダンにしたかったんだ」
「……やめろし、そういうの」
照れくさそうに言うジョーダンにお礼を言いながら、私は私の務めをこなす。
『聡く在りて、事を成せ』を体現しなければならない。
「じゃ、お礼に次の授業、予習しちゃおっか♪」
「はー!? お礼って言ったらフツーなんかオゴるっしょ!?」
「それも後でするから。はーい、教科書開いてー」
きゃあきゃあ言いながら、私とジョーダンはふたりだけの教室を開く。
さあ。私の憂いを忘れる為に、彼女の為だけの、最高の教育機関を始めよう。
うまぴょいうまぴょい - 10二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:41:36
【担当】トーセンジョーダン
【略称案】ジョートレ(孫)・孫ちゃんなど?
【身長】168cm
【スリーサイズ】94-65-96
【髪の色】鹿毛
【髪型】ハンサムショート
【瞳の色】鈍
【服装】:黒いトップスにフレアスカート
【年齢】24
【一人称】私
【二人称】貴方
他人を呼ぶ時は
友達:呼び捨て 知り合い・目上:◯◯さん
後輩の女性や知り合いのウマ娘:さん
【概要】
海外育ちの新人トレーナー。
スタンフォード大学で教育学を修め、卒業後帰国。
その優秀さをひけらかすことなく、トーセンジョーダンへの教育に労力を費やしてきた。
微笑みを常に浮かべた物腰の丁寧な若者であり、「どんな経験でも何かに繋がる」という信条の下、考察と理論構築を重ねる、ある意味トレセン学園のトレーナーらしいトレーナー。
【来歴】
実はダイタクヘリオス担当チーフトレーナー(じじピ)の孫であり、日本では常に両親や周囲から祖父との比較を受けていたことで祖父を敬遠し、高校から海外進学をしている。
しかし海外での経験で「内心で抱く家族への憧憬」を自覚し、傍で見て答えを得なければ、本当に自立した大人になれないと中央のトレーナーライセンスを取得。トレセン学園に入職する。
入職したはいいものの、祖父とどう向き合えばいいかと懊悩していたところにトレーナーのウマ娘化現象が頻繁(ついでに祖父もウマ娘化してまた懊悩)。これ幸いと自らもウマ娘に扮し、(本人曰く)巧妙に隠れていた。
しかし本当にウマ娘化したことで「ウマ娘化トレーナーが別のウマ娘になる」という状況が発生。
容姿も祖母に似たものとなってしまったことから注目が集まり、(本人曰く)絶体絶命の状況に晒されている。
周囲はじじピ以外微笑ましく眺めている。じじピの胃は死んでる。 - 11二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:42:21
【性格】
早い話が戦闘能力ナーフして教え導く方に特化した胡蝶しのぶである。
いつも微笑みを絶やさないようにしているが、内心で青褪めたり絶句したりと割と忙しい微笑みをしている。シナリオ育成の(ンン……ッ!)みたいな。
外国育ちの上に勉強生活で流行りモノとは無縁であり、そのせいかジョーダン達の話題にややついていけないことがある。
周囲から祖父と比較されて育った為、他人の風評を意図的に無視する傾向がある。
これがトーセンジョーダンの性質を見極め担当になるに至った所以でもあるが、そのせいで観察や考察に夢中になってトラブルから逃げ遅れることもしばしば。
自分の育てた彼ピッピが尽く他の女に寝取られることを気にしており、男性(ウマ娘化トレーナーも含む)と仲良くなると勝手に落ち込む。
作者コメント:以前から作りたかったパラレルトーセンジョーダン担当トレーナーです。
(既存のジョートレさんとは共存できそうにないので
扱いとしてはあちらを優先してもらえれば……と思っています)
聖夜前夜祭にお出ししていいものか悩みつつ
「性の6時間だし下世話な話もいっかぁ!」とお出ししました。
追々描写を重ねていきますが、お好きに使って頂いて結構です。
ヘリサブちゃんの掘り下げ要員としても、上手く付き合っていきたいな……!
ではどうぞ、聖なる夜をお楽しみください
たのしかったですわ! たのしかったですわ! - 12二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:45:13
こいつ賢そうに見えて割と直球でバカだぜー!
- 13二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:48:58
じじピの弟子'sが優しい目で見守ってそう
- 14二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:49:14
- 15二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:50:05
やっぱり母父って大事なんだなぁ(適当)
- 16二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:51:24
誰が1番困るって天国のメイジおばあちゃんでしょ
- 17二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:53:44
メイヂおばあちゃん大丈夫?ちゃんと処分しろって言ったものおもいっきり漏らしてたじじピしばくのと孫の心配してと身体足りる?
- 18二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:54:46
- 19二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:55:46
自分の旦那と孫が自分の姿になったメイジおばあちゃんは三女神様一発しばいても許されると思われる
- 20二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:56:16
もう安らげる場所がブラトレの夢の中ぐらいしかないのかもしれない
- 21二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 21:59:05
パパピが二番目に頭抱えてそう
- 22二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:01:53
しのぶさんソウルは偏在する…!
- 23二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:02:17
- 24二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:03:51
意味がわからないし自分のせいでもないから手の打ちようがなくて辛いし娘にどんな声をかければいいのかわからんし父親の様子見もしないといけないだろうから辛い
- 25二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:04:06
……呪われてるんじゃないか?トレセン学園
- 26二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:04:44
トレーナーとしての夢を託したのを後悔していませんか?
- 27二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:05:16
- 28二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:10:15
ぱぱピもウマ娘化(メイヂヒカリ化)すれば良いんじゃね?(意味不明な思考)
- 29二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:10:51
すでにウマ娘なんだよなぁ……
- 30二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:11:55
スリーサイズや身長や髪色が完全に一致してるのだいぶ派手にやってんなぁ……
- 31二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:12:56
https://bbs.animanch.com/board/242094/?res=123
で舞台裏で水の差し入れを持ってきたマルゼンスキーが見たもの
登場ありがとうございました
あとiPadのペンがどっか行ったのでペンタブ引っ張り出しました(悲しみ)
「暑っ……あ、マルゼンスキー、水持ってきてくれたんだありがとう」
「お疲れ様ねトレーナーちゃん!」(震えるペットボトル)
- 32二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:13:24
思うんですよ。ヒカリおばあちゃんそもそも最初っからノリノリなんじゃないかって
- 33二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:14:44
クリスマスイブの夜にこれはまずいですよ!!
- 34二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:15:48
- 35二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:15:59
- 36二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:17:48
やはりでしたか……
- 37二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:18:09
凄い絵だ……
- 38二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:18:28
いい…
- 39二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:18:48
中々凄い楽しみ方してますね……
- 40二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:19:01
トレーナー相関図欲しくなるねここまで来ると
- 41二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:20:21
- 42二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:20:29
- 43二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:21:05
あんまりトレーナー重視になってしまうのもあれではあるけど、師事関係とか同期とか親族とかそういう属性もそろそろまとめた方がいいんだろうか……
昔の言うっちまうなら割と適当にその辺の設定生やしたりしてたけど、今はそうもいかなくなってしまった感はあるし - 44二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:22:17
破壊力たかくね…?
- 45二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:22:19
流石に親族は今回が初めてだしいいんじゃねぇかな……
- 46二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:23:17
この後外に放り出されたんだよね……
- 47二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:27:34
クリスマスイブということもあってか絵が次々プレゼントされていく……
そういえばルドトレってじじピとウラトレ先生両方に学んだ上であそこまで天然発言してるの、良くも悪くも二人の弟子って感じがするな……? - 48二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:28:32
- 49二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:29:09
投げよう!!!
- 50二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:29:15
投げれ投げれ
- 51二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:30:17
- 52二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:30:40
かっこいいー!!
- 53二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:31:21
かっけえなあ
- 54二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:31:42
ウオかっけ
- 55二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:31:44
カッコいいタル〜〜!
- 56二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:35:11
かっこいい……!
- 57二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:36:10
- 58二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:36:53
ケツ上呼びしたりしてるけど本当に大好きだよ…カッコヨ・・・
- 59二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:36:55
投げてヨシ!!
- 60二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:38:46
『聖なる深夜』
──クリスマスの日にスズカを地元に連れてきた理由は、おおよそ三つ。
1つは景色が好きな彼女に私の大好きだった星空をプレゼント代わりに見せてあげたかったから。実際スズカもかなり気に入った様子だったから成功と言っていいだろう。
続く1つは私のデビューの件について話すのにいいタイミングだったから。いつまでも誤魔化してるのはスズカに失礼だし、ジャパンカップを経て固まった私の意思をスズカに伝えておきたかった。まあ私が言う前に聞かれたんだけど。
残る1つは、やはり実家なら色々と融通が効くから。勝手知ったる土地と人である分意図せぬ事態にも対応しやすく、スズカをゆっくり休ませることができるはず。
「……母さん、なんで敷布団じゃなくてダブルベッドがあるの?」
「……ごめんなさい、帰ってくる日勘違いしちゃって、今干してる真っ最中なのよ……」
「……えぇ……」
そう思ってた時期が、私にもありました。
「スズカ、狭かったらすぐ言ってね。スペース作るから。」
「……どちらかというと、トレーナーさんがギリギリすぎて落ちないかの方が心配です。もう少し寄ってもらってもいいんですよ?」
「うーん……でもこっちの不手際でこうなってるんだし……」
「……」ジー
「…………分かった、スズカに甘えさせてもらうわ。」
「はい、どうぞ。」
スズカの言葉に応じるように身体を中心へと移動する。こうして誰かと一緒のベッドで眠るのはいつぶりだったっけ。 - 61二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:39:09
「……そういえば今日ってクリスマスですけど、みんなは今頃何してるんでしょうね。」
「多分パーティかなぁ、出てくる前の感じからして。……ごめん、参加させてあげれなくて。」
「いえ、大丈夫です。みんなとクリスマスパーティするのも楽しそうですけど、おかげさまで素敵な景色見られましたから。 」
「ちなみに何番目くらい?」
「……流石にそれは悩みますね……代わりに上位3つ言いますね。」
「いいの?」
「トレーナーさんになら。と言っても、今までも話してる内容ではありますけどね。」
そう言ってスズカが軽く微笑む。確かに下からならともかく、上から三つなら先頭の景色と、それにも負けないと言ってくれた私の走る景色。この二つは確実に入ってくる。となると3位が何かを考えて……
「まず3位が先頭の景色です。」
「3位!?」
「はい、3位です。あとの2つは同率1位で、片方がさっき話した、ゴールへと駆けてくるトレーナーさんの景色ですね。」
「あ、淡々と進めるのね……」
「全部言った方が早いかなと。それで、別な1位は──」
息を飲む。困惑もまだある。でもそれ以上に興味が勝った。
だってスズカが先頭の景色よりもいいと思った景色だ。ずっと彼女と歩んできた者として、気にならないはずがない。
「──先頭の景色・改です。」
「改。」
「名前は今考えただけなので気にしないでください。でも、簡潔に言い表すならこうだと思います。
……ずっと好きだった静かな私一人だけの世界とは違う、風の音と心臓の鼓動、そしてトレーナーさんの声だけが聞こえて、どこまでも続く道の先にトレーナーさんがいる──そんな景色。
トレーナーさんと歩んだ3年間を経て天皇賞秋で見た、私の新たな先頭の景色。それがもうひとつの1番です。」
「……そっか。」
口から漏れたその声は驚くくらい弾んでた。
「……いつか私も見れるようになると思う?先頭の景色。」
「思います。トレーナーさんなら、きっと。」
「見れた日が来た暁には真っ先にスズカに話すね。」
「ふふっ、楽しみにしてます。」
- 62二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:39:29
「……さて、いっぱい話しちゃったしそろそろ寝ないと。」
「せっかくのクリスマスですし、もう少し話してもいいんじゃないですか?」
「ダメ。練習に登山下山の疲れ溜まってるのは間違いないんだから。」
「そうですか……」
私の言葉を聞いてスズカがしょんぼりとするのが見ずとも分かる。まあ彼女の選手生命はここからが本番なのだ。無理はさせられない。
「……それなら、最後に一つだけ聞いてもいいですか?」
「うーん……手短に済むなら。」
「トレーナーさん、寝転んでから手が落ち着いてないなー、と。」
「あー……これはちょっとした癖。実はこのベッド、昔私とリィが同じ部屋だった時に使ってたものなんだけど、その頃のリィって寂しがり屋なとこがあってね、寝る時に手繋いであげてたの。
…………ただ、その間に私の方もそれに慣れきってたっぽくて……」
「……手を繋がないと落ち着かない、って事でしょうか?」
「いや、手繋いでた方が寝つきはいいってくらい。手を繋ぐことよりも手に人肌の温もりがある事の方が大事っぽいから自分の手でもいいしね。」
「なるほど……なら今日は私と繋いで寝ませんか?」
「……それは私の方が少し恥ずかしいかなーって……」
「でもそっちの方がよく眠れるんですよね?」
「そ……うん、そうだね。」
「最近トレーナーさん、ここ数日仕事の仕上げでいつもより寝てませんよね?」
「…………分かった……」
眠りの大切さを解いたばっかにこれを言われたらもうどうしようもない。完全降伏である。
大人しく横を向いて手を合わせる。……温かさで一気に重くなる瞼が恨めしい。
「ふああ……私も眠気が急に来ました……」
「じゃあ今度こそ寝よっか。」
「そうですね……おやすみなさい、トレーナーさん。」
「うん、おやすみスズカ。……心のゆくまま、ゆっくり休んでね。」
最後にそう言い残し、私の意識も微睡みへと沈んでいく。
スズカとスズトレ、二人の4年目のクリスマスはこうして過ぎていくのだった。
- 63二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:44:07
- 64二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:49:01
3位に先頭の景色!?とか思ってたら1位を見て笑っちゃった
それでこそスズカさんや - 65二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:49:32
彼女たちの歩みを感じられて良き……
- 66二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 22:54:52
先頭の景色改好き
- 67二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:00:19
それまたすすんでいったら真・先頭の景色とかにならない大丈夫?(
- 68二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:00:30
この流れに乗じて自分もSS投げたいけど良いですかね?
5レスお借りすることになります。 - 69二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:00:41
イイヨン
- 70二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:00:56
このレスは削除されています
- 71二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:01:56
[やるなと言われるとやりたいもので]
『カリギュラ効果』という言葉がある。
これは「やってはいけない」、「してはいけない」と禁止されるほど人間は禁止されたことをやりたくなってしまうという心理現象で、これがある以上人間はやってはならない禁忌というものにどうしてもやってはならない禁忌に惹かれてしまうものなのだろう。
そして、ここにもまた2人。その誘惑につられた者が居る。
「おっ、ありがとうダストレ。やっぱり深夜にコンビニで買い食いするのは良いね」
「どういたしましてタキトレさん。それと頼まれてた肉まんです。熱いのには気を付けてくださいよ?」
「舌を火傷すると後々が大変だもんね。……あっつ!、でも美味しい…!」
「冬になると不思議と美味しく感じるんですよね。しかも深夜だと更に美味しい」
「どうしてなのかこんどタキオンに聞いてみようかなぁ」
「それが良いんじゃないですかね。タキオンさんなら多分何か知ってると思いますよ」
真冬の宵天の下、コンビニの外で外気に晒されながらダストレが買ってきてくれた肉まんを頬張ると、口の中に予想外に熱いままの肉汁とそれ以上の良い匂いとおいしさが広がる。
いつもは寝ているはずの23時に食べる肉まんは、体に悪いとわかりきっているというのにいつもよりも美味しい。太り気味の生徒に「夜食は控えてください」と言っている身だから常日頃は「食べてはいけない」と自らを戒めているが、だからなのか今食べている肉まんはそれだけいつもよりも遥かにおいしかった。
名店のそれにも何ら劣ることのないと感じる味を楽しみながら、横に居る彼と他愛のない会話を交わしていく。学園にいる時はトレーニングはどうだとか、最近の担当はどうだとか、そんなことを話しているものだが、こうして学園を離れて話す時はどうでもいいことを気楽に話せる。最初は担当が親しい同士の関係から始まったが、今では友人だ。 - 72二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:02:16
「……そういえば、タキトレさんって今何か香水でも付けてるんですか?いい匂いがするんですけど」
「いいや? 薬品の匂いを消すのに使うことはあるけど今は特にそういったものは付けてないね」
「でもどこかで嗅いだことのある匂いなんだよな。……うーん、何だろうこの匂いは」
会話を交わす内に口を吐くように彼から出た疑問に共に首を捻る。タキオンの実験に参加して薬品の匂いがした体で理事長などに会いに行くわけにもいかないので香水をつける、ということはあるが、今は特にそういった用事もないので香水の類は付けていない。
そうして考えている内にある答えに辿り着く。というかこれぐらいしか自分には思いつかない。如何せん自分の身体からチョコの匂いがしても気づかない程度には無頓着な方なのでこれぐらいしか自分が良い匂いを発する要素が無いのだ。
「これってもしかしてシャンプーの匂いだったりするのかな。ダストレ、ちょっと俺の髪嗅いでみてくれない?」
「えっタキトレさんの髪を? 正直人の髪の匂いを嗅ぐのって気が引けるんですけど。……あっこれです。この匂いタキトレさんの髪からしていたのか」
「さっきシャワーを浴びてきたからね。その時に髪を洗うのに使ったシャンプーの匂いだったんだろうね」
「へ~シャンプーの。そういえばタキトレさんってどこのを使ってるんですか?スカーレットに色々と薦められてるんですけど、何が良いのが良くわからなくて」
「タキオンが作ってくれたやつ。スカーレットさんも以前同じ物を使っていたと思うよ」
「えっ」
ダストレの動きが止まる。ギギギと年季の入ったブリキ人形のように顔をこちらに向けると、そのままフリーズした。彼の目の前で手を振ると、一切の反応が返ってこない。人間とはここまで動きが固まるかと思う程の硬直だ。自分のことを普通だとか言っているが、これを練習して忘年会でやれば大絶賛間違いなしだろうに。 - 73二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:02:37
「……タキオンさんってシャンプーとか作れるんですか?」
「研究の副産品だし、今は俺が代わりに自作しているけどね。トリートメントから始まって今ではシャンプーとかボディソープとかもあるよ。市販の物より効果が良いから愛用しているんだ。」
「それで、スカーレットも以前使ってたと」
「スカーレットさんの時は確か試作品のトリートメントだったけど、それでも「髪がサラサラになるし良い匂いがするようになりました!」って言ってくれてたよ。多分嗅いだことがあるというのはその時のことなんじゃないかな。」
「なるほど……」
ぎこちない動作から復活して、2つ3つ言葉を交わしてからまた再度考え込むような仕草をするダストレ。いつになく真剣な表情を浮かべている彼を見て、自分にはその理由がなんとなくわかるような気がした。これでもその程度わかるぐらいには彼との付き合いはあるのだ。
「……もしかして、シャンプーとか欲しかったりする?」
「えっと……まあ、はい。スカーレットに一式プレゼントしてみようかなと」
聞いてみると図星だった。
頬を掻いてぷいと少し背けた彼の顔がほんのりと赤く染まっていたのは、きっとこの夜の寒さだけが原因なのではないだろう。プレゼントすることを気恥ずかしく思いながらも、担当の喜ぶ顔が見たいと言ったところだろうか。彼の様子を見ていると、どことなく微笑ましく感じられて、なにかしてあげようと不思議とそう思った。
「よし、じゃあ作ってあげるよ」
「良いんですか⁉」
「他ならぬ君の頼みだからね。……それはそれとしてちゃんと材料代は貰うけど」
「勿論いいですよ。作ってもらうんだからそれぐらいは当然ですって」
「気前がいいねぇ。まずは材料費になるんだけど、これがあれで、ついでにこの材料は海外からの個人輸入になるから諸々を合計するとこれぐらい……」
「おおう……」
作ってもらえることになり気分が高揚しているのかしてウキウキになっているダストレに、携帯の電卓を使用しながらかかる費用を説明していくと彼の顔がどんどんと青く染まっていった。オーダーメイド品に近いとはいえ、シャンプーやトリートメントで流石にここまでの金額になるのは予想外だったのだろう。 - 74二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:02:52
「……シャンプーとかでここまでの金額になるもんなんですね」
「これでも一応オーダーメイド品になるからね。どうする?やっぱりやめる?それならお手頃なお店とか紹介するけど」
「いいえ、一式全部でお願いします。スカーレットの為なんだから金に頓着してられませんよ」
「ふふ、そうこなくっちゃね」
「でもこれで次のガチャが厳しくなったんですよね……年末のバイトでも探そうかな?」
「偶には我慢して年末を過ごしてみるのも良いんじゃない?」
「でも「しちゃダメ」って思うとやりたくなるというか、できない時ほど回したくなっちゃうんですよねぇ。しかも年始のガチャっていつも良いキャラばかりなのも辛い所ですよ。なんでしたっけ、そういうのありますよね」
「カリギュラ効果だね。タキオンがそんなことを言ってカフェさんに実験を迫ってたよ。……おっと、もうこんな時間か。明日も早いからもうこれで失礼するよ。ダストレも夜更かししちゃダメだよ?」
「お休みなさいタキトレさん。また明日学園で会いましょうね」
互いに挨拶を交わし、コンビニの前で別れる。家に向けて歩き出すと、寒風が後ろ側から自分の身体を通り抜けて天に駆けていった。寒さに身を震わせながら、今度はタキオンと一緒にここに来ようとふと思った。もしかしたら面倒だと思われるかもしれないが、そうだとしたら俄然やる気が出てくるような気がして、明日も頑張ろうと不思議とそう思える気がしたのだ。 - 75二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:06:02
これにて終了になります。
冬の夜は肉まんとかフライドチキンが何故か美味しい
タキトレは実は良い匂いがするのです
ダストレをお借りしました
エミュなどで何か問題がありましたら遠慮なくお申し付けください
最後に長文になりましたが、読んでくださると幸いです - 76二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:12:59
良いね…美味しいのも分かる…
- 77二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:13:44
良き良き…ポカポカする…
- 78二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:13:55
寒い時期は殊更にホットスナック買ってしまいますよねえ……寒い空に湯気がとても風流なのだ
- 79二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:14:31
…私も流れに乗って短いけど投げていいかな?
- 80二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:14:57
- 81二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:15:57
同じポーズのはずなのに…胸部の強調が…(
- 82二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:16:06
いいよ
- 83二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:16:12
このレスは削除されています
- 84二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:17:16
クリスマス、そんな聖夜の夜にトレーナー室で酒を飲み交わすのは二人の影。ファイトレ(男)とsp隊長はワインを片手に話していた。
「最近、疲れてるように見えますが…」
「…貴方の件で上から下までドッタンバッタン大騒ぎでしたからね。ですが、決して貴方のせいではないのでご安心を」
「いやなんか…迷惑かけてるみたいで申し訳ないです…」
「ははは、構いませんよ。私は殿下に我儘を覚えさせてくれた貴方に感謝こそすれ、恨むことはありませんから。」
「…たまにちょっぴり嫉妬してませんか?」
「…いえ、していませんとも…」
そんな隊長の反応に、少しだけ笑いつつもファイトレは話題を変えた。
「そういえば、クリスマスですね…願い事って、あったりしますか?」
「…私ですか、実はあるんですよ。…その、殿下とアルコールを片手に飲んでみたいっていう贅沢な願いが…やっぱり無しでお願いします。」
アルコールのお陰か、彼女の心の裏側を聞けたファイトレは、その思ったことをそのまま口にした。
「俺は良いと思いますよ?」
「私はただの1護衛でしかありませんし、まだ殿下は未成年ですので…私の心中に仕舞っておくべきかなと思うのです。」
「…」
(クリスマス・イブ、良い子にはプレゼントを届ける日だな…なら、今日は彼女等のサンタクロースになってみよう)
「…トレーナー殿?」
ファイトレは懐からケースを取り出して開く。…その中には、カラコンと左耳用の耳飾りが丁寧に仕舞われている。
カラコンを手早く目にはめて、左耳に耳飾りをつけて隊長に向き合うと、ファイトレは声を掛けた。
「いいえ…一夜限りの夢ですが、私からのプレゼントです。」
「?!…いえ、そのような…!?」
慌てる隊長を見据えながら、ファイトレはあの王女様の同じ仕草で答える。…何年間も見続けていただけある貫禄の所作。
「クリスマスは良い子にプレゼントをおくるけど、別に子供だけとは言ってないでしょう?…メリークリスマス、ですよ。」
…彼女は嬉しそうな顔で、反応を返してきた。
「…はい、メリークリスマス。そして乾杯です」
「ふふっ、乾杯」
───ワイングラスがかち合う音と共に、聖夜の夢は始まりを告げた。それはきっと、幸せな夢だったのだろう。 - 85二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:17:43
「zzz…」
「…眠ってしまいましたね、おやすみなさい。…さて、次はファインにプレゼントを届けないとな。」
眠る隊長にブランケットを掛けつつ、プレゼントを詰めた白い袋を肩に掛けて部屋から出る。彼女が良い夢を見れることを祈った。
───とある一人に届けたそのサンタクロースはプレゼント…いや、幸せを届けに雪夜の中ファインの元へ向かうのだった。
短文失礼しました
クリスマスネタですがあえて変化球を投げていくスタイル。ぶっちゃけ隊長さんらに幸せをおすそわけしたかった。この姿でなら、聖夜に幸せな夢の一つくらいは見せられるはず。勿論担当とのクリスマスネタは明日の朝に投げます。良いよね雪の聖夜って。 - 86二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:23:08
隊長はなかなか休めない……ゆっくり休んでと思っちゃうね
- 87二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:24:46
クリスマス位隊長も休んでほしいよね……
- 88二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:29:58
- 89二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:30:32
可愛い…立てセタがポイント高い
- 90二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:30:55
かわいい
- 91二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:31:41
良き…良き…
- 92二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:31:46
- 93二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:34:20
かわいいね…
- 94二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:35:04
SSいいですか?
- 95二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:35:31
いいよぉ
- 96二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:36:08
かわe
- 97二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:37:13
こいこい
- 98二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:37:22
「メリークリスマス、ミスタートレーナー」
「はいはいメリクリメリクリ」
「なんだいつれないなぁ。クリスマスだよ?聖夜だよ?雪だよ!?」
「今私仕事中。OK?」
しんしんと雪が降る12月24日。街は白く染まり、イルミネーションが照らしている。
そんな中、ローテーブルにぽつんと置かれた手のひらサイズのクリスマスツリーだけが世間の状態を示していた。
「関係ないよ。キミはアタシのトレーナーだからね」
「いい事言ったふうにまとめても仕事は仕事です。いいから終わるまでふらふらしてて」
ソファからこちらを見てくる、ジャージを着たシービーには目もくれず、パソコンの文字列とにらめっこする。英語で書かれたその論文は、ウマ娘のトレーニング理論の最新版だ。
「ふらふらねぇ…それよりトレーナー」
「却下」
「さすがに早くない?」
一蹴すると、パソコンの傍のハイチュウに手を伸ばす。しかしそれはシービーに取り上げられたせいで叶わなかった。
「ねえシービー?返してくれる?」
「ならお願いを聞いてくれないか?」
「いやだから仕事だって」
「クリスマスと仕事、どちらが大切なんだい?」
「仕事」
「……」
ピキーンという効果音がするほど固まるシービー。トレーナーは引き出しから飴焼きアーモンドを取り出すと、1粒口に運んでまたパソコンをにらみ始めた。 - 99二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:37:59
「そうか…ならアタシにも考えが…」
ふらふらとトレーナーの背後にまわるシービー。背もたれを持つと、椅子を机から離した
「ねえシービー戻して。論文読めない」
「担当とのコミュニケーションを忘れるトレーナーには…こうだよ!!」
トレーナーの脇に手を入れて立たせたと思いきや、バックブリーカーを決める。
「痛い痛い!!シービー痛い!やめて!」
そんなトレーナーの訴えも虚しく、トレーナーはソファに投げ出される。
「いったたたた…ねえシービー?さすがに酷くない?」
「それは、キミが言えることかな?ミスタートレーナー?」
「うぐっ」
正直なところ、罪悪感がないといえば嘘だった。しかし、彼女はどうしても仕事を終わらせなければならない事情があった。
「でも…仕事終わらないとシービーのとクリスマス過ごせないし…」
その言葉にシービーは目を見開く。
「そっか…そっか!でもねもう遅いよ!!」
「うん知ってる。だから、プレゼントをあげる。なんでも一つだけ」
「本当になんでも…かい?」
疑いの目を向けてくるシービー。
「本当だよ」
「なるほど…ねぇ?」 - 100二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:40:33
ふと、彼女の目に悪戯心が宿る。その目を細めると、
「なら、キミが欲しい…かな?」
そう言い放った。
「え?今更?」
しかしそれはトレーナーの一言で砕け散った。
「今更って…どういう意味だい?」
そう言うとシービーは耳を絞る。
「どうもこうも、私はシービーのトレーナー。シービーだけのトレーナー。そういう意味だけど?」
何を言っているんだ、というような目線を向けてくる。
「…アタシのトレーナーは…想像以上に…」
「どしたの?」
顔を伏せてブツブツと何かを言うシービー。
「…アタシのトレーナーなら、何をしてもいいのかな?」
「一線を越えなかったらね」
そう言い終わるや否や、お姫様抱っこをされるトレーナー。
「なら、一緒に寝てもらおうか」
「別にいいけど…それだけ?」
「ああ、もちろんさ」
そんな問答をしながら隣の仮眠室のベッドへと連れていかれる。
最初にトレーナーをベッドに乗せ、靴とソックスを脱がす。
「綺麗な足だね…」
「どうも。シービーも綺麗だよ」
「キミもね」
シービーも靴を脱ぎ終わると、布団に潜り込んでくる。胎児のように体を丸めるトレーナーをギュッと抱きしめると、とても暖かかった。
「キミは…あったかいね…」
「シービーも、やっぱり綺麗な顔だよね」
頬を撫でるトレーナー。くすぐったそうに笑うと、2人とも目を閉じた。彼女の髪の匂いが微かに鼻を通る。ミルクのような、花のような、甘くて心地いい香り。
自分より少し小さいトレーナーは、視線を向けると腕の中で微笑んだ。
再び目を閉じ、やってきた微睡みと、 彼女の体温に意識を預ける。
ああ、幸せだな。今この時が、ずっと続けばいいのにな。 - 101二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:41:01
そう願いながら、2人は冬の夜に眠っていった。
部屋に入ってきたルドルフとルドトレが察して電気を常夜灯にしたのはまた別のおはなし。
おしまい - 102二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:41:56
以上です。
- 103二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:45:21
トレーナーが飛んでいる…
- 104二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:55:09
クリスマスに添い寝とか幸せすぎる…
- 105二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:56:25
曇らせるメカ~
吹雪で電車も止めてパーティで来ていたトレーナーの家に泊まってもらうメカ~
風邪ひくから無理に帰ろうとしないほうがいいメカ~ - 106二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:57:19
12/24が終わる前に最後の超短編をなげるぜぇ
- 107二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:58:39
『ねぎらい』
今年もクリスマスが終わる。
お察しの通り今年も大した出会いはなく、一人ゆるりと家で寝静まる日々。いや、出会いがないといえば俺のチームメイトに袋叩きにされるであろう。
しかし仕方ないだろう、男性としての出会なぞいざ知らず、女性としての出会いも望めるはずもなく、そもそも求めてすらいないのだから。
いや、求められないというのが正しいだろう。
今年の12月はまさかまさかの朝日杯、阪神JFにシニア有馬・ホープフルSの四段構成。誰だこんなバカみたいなスケジュールを組んだのは。俺だ。
たった5人でこれなのだから、フルでやって15人抱えている樫本理事長代理は体が何個あるのだろうかと疑ってしまう。そんなわけがない、彼女は普段通り微妙に運動音痴で表情のお固めなウマ娘を大事にする立派なトレーナーだ。最近目のクマがさらにひどくなっていたが。
周りを見ればある程度はシニア期想定のレース選択だったり、既にドリームシリーズに突っ込んでる人もいるしで十人十色といった状態である。
とにかく朝日杯と阪神JFは終わり、クリスマスを超えればシニア有馬にホープフルだ。それが終われば帰省だ。バカだ。
体が爆散しないようにきっちり休みはとっているが、それはそれとしてそりゃ体力も尽きるというもの。
布団に潜り込めばあっという間に就寝できた。
気が付けば夕方の平原。
さすがに今日はもう走る気はねえぞーと周りを見渡すと、なぜか陣幕が引かれている。
戦国時代じゃあないんだから。そう思いながら近づいていくと、いつもの白き少女と当世風メイクを施しながら大正衣装に身を包んだ美人ウマ娘がこいこいと手を招いている。
ははぁなるほど、そういうことねと納得して一緒に座る。
最近はめっきり寒くなったのうと言い、神様とかもそういうのわかるので?と茶化し、適当にだべり、笑う。
夢の中ということで飲み食いの感触も希薄なもの故に、只々喋りて時間を過ごす。
最近また増えたんじゃよわしの見た目が!と叫んでたり、それを見てくすくすと少女が笑ったり。でも楽しんでるんでしょこの状況と言えば、そうじゃよとてへぺろする。
どうでもいい時間を過ごす。それが一番の心の安らぎ。
また明日が来たら忙しいだろうし夢の中ではゆっくりしておきなさいよというおばあちゃんのちょっとした厚意であった。
ありがとうございます。 - 108二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:58:56
SS投げる順番待ちしますね
- 109二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:59:47
クリスマスSS行きます
- 110二次元好きの匿名さん21/12/24(金) 23:59:54
以上。さっきのジョトレちゃん(また短編書く)を見かけてばばぴ楽しんでるよという部分でぐわぐわっと書いた。
なんだこの地獄スケジュール。でもまだブライアンさんはドリームシリーズに突っ込んでないので仕方ないのである…
- 111二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:00:02
「じんぐっべーっじんぐっべーっすっずっがーなるーっきょっおっはーったのっしいーくりすますーっヘイ!」
メジロアルダンは浮かれていた。それはもう浮かれていた。
なんせアルトレと専属契約を結んで3年目にしてようやくクリスマスを共に過ごせるのだから。
これまではメジロ家のパーティーに誘っても『私がいると空気が悪くなるので』と断られていた。でもウマ娘になった今年は参加してくれるのだ
ウマ娘化様様である。三女神さまありがとう。
ツリーの飾りつけをしながら歌うのは止められないし、なんなら誰も見ていないのに腰に手を当てお尻ふりふり踊りだす始末だ。
「じんぐっべーっじんぐっべーっすっずっがーなるーっきょっおっはーっとれーなさんとーくりすますーっヘイ!」
ヘイ!の掛け声とともにターンをすると、そこにはスマホのカメラを向けるアルトレがいた。
「………………」
「………………」
「…………いつから、みていましたか?」
「…………とても、可愛らしかったですよ」
「…………撮りました?」
「もちろん動画です」
「消してください……」
「だめです」
「あなたのメジロアルダンのお願いですよ?」
「私のメジロアルダンさんのお願いでも駄目です」
「……………………」
「……………………」
二人の無言の駆け引きはパーティーの準備ができたとメジロマックイーンが呼びに来るまで続いた。
その後の交渉の結果、誰にも見せないという条件でアルトレのスマホの中にデータが残されることになった。 - 112二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:00:51
ギリギリ日付超えた……
- 113二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:03:53
かわいいが溢れている…そして無言の攻防で芝
- 114二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:06:19
アルダンかわいいなな
- 115二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:16:54
クリスマスプレゼントの様にSS達が届いている!!
- 116二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:17:53
……SS待ちって何人居ます?
- 117二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:21:38
- 118二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:22:42
- 119二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:22:59
このレスは削除されています
- 120二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:23:15
このレスは削除されています
- 121二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:25:13
このレスは削除されています
- 122二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:29:27
おとん…!
愉快な家庭だぁ - 123二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:40:28
- 124二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:44:40
- 125二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 00:47:45
- 126二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 01:36:33
いい家庭だね…
- 127胸に餡饅と肉饅詰めてる21/12/25(土) 03:29:06
- 128黒とカフェのクリスマス 1/221/12/25(土) 04:21:08
……私のトレーナーさんは変な人です。
“お友だち”のことをすぐに受け入れてくれたし……
ウマ娘になった時は誰にも伝えずに出勤したし……
お料理にはよく分からないものを入れようとする……
……これはそんな変わり者のトレーナーさんと、私……マンハッタンカフェの今年のクリスマスのお話。
「トレーナーさん……今年もありがとうございました」
「こちらこそありがとうございます。今年のクリスマスも色々なところに行きましたね。マンハッタンは流石に無理でしたが……」
「マンハッタンは……いつか、そのうち行きましょう。じゃあ……最後にアレを。……覚えてますか?」
「プレゼント交換ですね、ちゃんと覚えてますよ。じゃあ……早速僕から、どうぞ」
「これは……マグカップ……?」
「えぇ、僕のと同じ物です。耳飾り、もらいっぱなしでしたからなにかお返しをと」
「トレーナーさんとお揃い……とても嬉しいです。ありがとうございます」 - 129黒とカフェのクリスマス 2/221/12/25(土) 04:22:09
「それでは……次は私から、トレーナーさんへ」
「ありがとうございます!これは……マフラーですね。でも少し長いような?」
「……はい。それは……2人用のマフラーなので」
「2人用?……あぁ、なるほど。そういうことですね。じゃあカフェはそっち側で」
「ふふ、わかってくれて嬉しいです」
「トレーナーさん……また来年もこうして、一緒に居てくれますか?」
「えぇ、僕はあなたのトレーナーですから。あなたが望むならまた一緒ですよ!」
「……ふふふ、変な人ですね」
「あれ?それは……褒めてくれてるんですか?」
「えぇ……もちろんですよ。かわいい私のトレーナーさん」
……私のトレーナーさんは変な人です。
“お友だち”のことをすぐに受け入れてくれたし……
ウマ娘になった時は誰にも伝えずに出勤したし……
お料理にはよく分からないものを入れようとする……
でも……
……この人が私のトレーナーさんで、本当に良かった。そう思います。
‐ 終わり ‐
- 130二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 04:23:51
違う、違うんだエレン。
こんな時間に投稿してるのは3ヶ月絵を投げたあと失心したように寝た俺のせいなんだ。
俺を……寝かせてくれ……もう……眠たい。 - 131二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 04:29:52
- 132二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 06:10:28
- 133二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 06:19:17
おはやうございます
クリスマスっぽいことはシャケ食ったくらいしかないです - 134二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 06:24:57
おまけ
「──以上!ね、なんもなかったでしょ!?」
「うんうん……まあスズトレとスズカだもんね!安心した!」
「代わりにツッコミどころは倍増したがな。」
「え、嘘ぉ!?」
「当たり前だろ……まずサラッと添い寝すんな。1人用の布団で寝かせてあげれなかった不甲斐なさがあるなら二人で同じベッド使うことへの違和感も持て。」
「いやだって成人男性と未成年の女性は確かに問題だけど、今は同性だし……」
「……(頭を抱える)」
「う〜ん……『クリスマスの夜に実家に連れてって一緒のベッドで向かい合って手を繋いで眠った』って言ったら字面のヤバさ伝わる?」
「………………あれ?もしかして私相当ヤバいことした?」
「多分スズトレじゃなかったらもっと大騒ぎなってると思うな〜。」
「しばらくイジり倒されるだろうがまあ……自業自得ってことで。」
「ひどい!!」
- 135二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 06:28:02
ということでおは168-81-58-86/182-105-68-99
おまけのまともトリオと聖なる深夜アフターです
話の内容がいいものだから忘れがちかもしれないけど状況はヤバいよというお話
四部作と時系列直結してるのでそっちも読み返してもらえるとより傍から見たヤバさが伝わるかもしれない
- 136二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 06:31:34
家族勢の躊躇いのなさはある意味アレ
- 137二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 07:27:16
スズトレさんの所は恋愛感が蒸発したと言うが、距離感は下手な恋愛勢より近いのかもしれない。
……家族なんじゃね? - 138二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 07:33:42
基本的に家族勢は恋愛勢が聞いたら全員ビビってルドトレに正論かまされるくらいには全員距離感おかしいぞ!!
- 139二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 07:34:31
クリスマスから正月にかけては色々あるね…ネイトレさんとか色々あったね
- 140二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 07:35:43
ネイトレさんが大変なことになってる裏でGI4連戦(全員出走対象は違うけど)をこなしてたことになってしまったブラトレ
そこから帰省も入るので忙しさが天元突破 - 141二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 08:03:37
おは162-84-54-82
クリスマスボイスを聴くと脳が蕩ける
初めて聞いた時ウッってなった - 142二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 08:13:02
朝ごはん投げるぞー
- 143二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 08:14:02
どうぞ~
- 144二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 08:15:04
『じょとれちゃんとぶらとれさん』
俺の眼前には、汗をだらっだらと流しながら微妙に目を逸らす優等生(自他称含む)。
バカにつける薬はないとはよくいうが、やらかした優等生につける薬もないと思う。
「……笑ってもらって構いませんよ、ブラトレさん」
口を開くはトーセンジョーダン担当トレーナー。知っている人から言わせてもらえば、ダイタクヘリオス担当チーフトレーナーの孫。
その言い方をするのは大変失礼なので基本的にジョトレと呼ばせてもらっている。
「いや笑う笑わないの域を通り越しているというか、今の今までウマ娘に扮していたというよくわからん経緯が一番謎というか」
「ぐぅっ。し、仕方ないじゃないですか。私とて好きでこの姿になったわけではありません」
「まあうん、そりゃそうでしょうよ。でもその仮装のせいで余計な混乱が起きたことは反省してくれたら俺うれしいなって」
「……誠申し訳ございません」
ずどんと頭を机に打ち付ける。まあ、いつもの如くの現象だろう。
意図的にウマ娘になろうとした例はほぼない。思いつく限りだとやたら熱心に像に手入れをしていたら変わってたらしいシャカトレと薬を作って飲んで変わったタキトレくらいなものだ。
「まあ別にそれが悪いってわけじゃあないからなあ……ジョトレの場合は見た目がそれなりに変わったくらいしか問題ないっぽいし」
「まあその見た目が問題なんですけどねぇ……」
「あぁー、爺様とほぼ同じだしな。……あ、いやメイジばあちゃんとも同じなのか」
「メイジばあちゃん?あれ?おばあちゃんと面識ないですよね?」
「え?あ、言い方間違えた。……まあこれはまた機会を追って話すわ。まあともかく……どうするの」
「しばらくは……イメチェンで何とかしちゃうかな☆」
キラッとした笑顔をジョトレはかますが、顔の端々にはまだ照れと躊躇いとやけっぱち感が表れている。少しすればどんどん顔が赤らんでいき、勢いでかました笑顔はだいぶ崩れかけてしまった。
「まあ……がんばれ」
そんな彼女を見てちょっとほほえましい顔をするしかないブラトレであった。
ぷしゅうと湯気を上げながらフリーズするジョトレ。多分俺は悪くないと思う。 - 145二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 08:15:25
「あー、ブラトレさんがあたしのトレーナーいじめてるし!悪いやつじゃん!」
そうこうしていると彼女の担当ウマ娘、トーセンジョーダンがやいのやいのと突っ込んできた。
まあ言葉尻とは違って、にししと笑みを浮かべている。
「いやーすまんすまん、でもジョトレって堅物っぽいけど実のところ愉快な奴だから。ほら、わかるだろ?」
「わかりみー。でもやっぱりあたしのトレーナーをポイっと見捨ててはおけないし?」
グイグイ来る。まあ元からそういった子なので特にたじろいたりすることはない。
「わかったわかった俺の負けだよ。ほら、丁度スイーツチケット2枚あるからカウンターで交換してきなさいよ」
ぴらりと手元からチケットを見せ、ぽんとジョーダンの手に渡す。
「マジ!?あざーっすブラトレさん!パフェもらってくるー!」
くるくる変わる表情を見ながら、またジョトレのほうへと向き直る。
「態々チケットまで……ありがとうございます」
「良い担当じゃあないの」
「それはもう、自慢の担当ですからね」
「ま、別に見た目が変わったからって何かあるわけでもなし、担当との仲も十分いいし、問題はなさそうだな」
「ええ、そこは本当にありがたい限りです」
「後は……書類更新の提出だけよろしく」
「了解です。数もそこまで多くないので素早く終わるでしょう」
すっと姿勢を正すジョトレ。精励恪勤たるトレーナーといえば多分この人のことを指すのだろう、それくらいに真っ直ぐ真剣にジョーダンへと向き合い、共に夢へと歩んでいる。
「まったせー、今日のおすすめパフェはブルーベリーパフェ!」
そんな彼女の担当ウマ娘であるジョーダンは美味しそうなパフェを二つウキウキの笑顔で持ってきた。
「ありがとうジョーダンさん。では私はジョーダンさんと一緒に甘味をいただきますので」
「おう、お疲れさまー。またよろしくな」
「まったねー」
くるりと背を向けて歩む後ろからは、楽しそうな二人の声が響いていた。
- 146二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 08:17:45
- 147二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 08:19:54
(追記的なもんだけど多分よく観察する人からするとふつうはひょいひょい動く耳が全く動かないもんで何してるんだろうこの人ってなってたかもしれない)
- 148二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 08:31:39
朝。ゆっくりベッドから出て、シャワーを浴びる。きっと、誰かが"昨日はお楽しみでしたね"なんて言い出したらそうだろう。
多分、いつもそうだけど。
出るところは出て、引っ込んでいるところも適度に引っ込んだ美しい身体と、可愛らしさと美しさの混じった顔。揺れる尻尾とよく動かせる耳。
よく馴染んで、気持ちいい身体。
そんなことを思うと、今ここでしたくなるけど我慢する。
お楽しみは、夜にとっておこう。多少羽目を外してもいいように調整をしてるから。
そんなことを思いながらも部屋に戻ると、ルドルフはまだ寝ていた。
それを見てベッドに腰かけ、少し考え事をしていく。主に昨日の事とか。
「……昨日食べた、ルドルフのお爺さんから贈られた七面鳥は美味しかったなぁ……」
……そういえば、今の関係ってシンボリ家の上の方にバレたらきっと契約解除だろう。不純同性……同性?恋愛だし。きっかけは私ではないけど。
うんうん唸るけど、その時はその時で私が悪いということにされても仕方ないし、既にバレたうえで黙認されてるのかもしれないし、責任を取る覚悟はある。
……そろそろ、朝食を作りに行こうか。
あ、今日は洋風のご機嫌なモーニングにしよう。
そう思いながら立ち上がろうとすると、尻尾が引っ張られる。
「あれ?」
そう言いつつ尻尾の方を見ると、ルドルフが私の尻尾を掴んでいた。
「……ならもう少し、このままかな」
優しく彼女の髪を撫でながら、私はベッドの側でまた思案に耽ることにした。 - 149二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 08:44:41
いい…
- 150二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 08:49:57
直接描写しなくても淫靡な雰囲気を漂わせてるの凄いな……
- 151二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 08:53:02
起きたらいっぱいSSが投稿されてた
これがサンタさんからのクリスマスプレゼントか… - 152二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:09:15
このレスは削除されています
- 153二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:17:15
- 154二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:19:06
巨乳(A)
- 155二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:20:06
- 156二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:20:30
1番巨乳だからブラを着ける必要があったんですね
- 157二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:21:37
- 158二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:21:44
nullnullB!
AAACAA!
ACE! - 159二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:22:49
相対的巨乳やめろ
- 160二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:25:28
カフェトレーズよりも低いのヤバない?
- 161二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:25:45
(ACEがわからねぇ……タボトレ?)
- 162二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:26:32
- 163二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:26:54
- 164二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:30:13
- 165二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:32:43
- 166二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:36:57
- 167二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:38:41
- 168二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:39:53
彼はいかんせん身長がデカ過ぎるから感覚狂うねんな……
- 169二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:41:20
胸が小さくなって安心したの初めての感覚だ……
- 170二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 09:42:44
- 171二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:01:01
3人トレがいるとこの貧乳率高いな
- 172二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:06:21
3人ビッグなのも統一感ありすぎるから大中小居る位が丁度良いと思うんだ
その割には貧乳多いって?そうねぇ…… - 173二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:09:29
虚虚貧
無普無
無普巨 - 174二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:10:36
その無に囲まれてる普も実際は貧ですよね?
- 175二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:13:46
すみません
タボトレって3人いるんでしょうか?
(正直トレーナーの詳細が分からなくなってきている私……) - 176二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:14:27
赤とアニキの2人やね
- 177二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:21:08
真面目に1回振り返りたいくらいには増えてる
最近忙しくて見れてないって人もそこそこいそうだし - 178二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:21:43
トレーナーが担当にスキと言った回数が見えるメガネを手に入れたぞ
- 179二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:26:06
- 180二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:26:18
- 181二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:28:18
今何人くらいだっけな…そろそろ90かな
- 182二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:29:06
早速のご利用、ありがとうございます!
割と今まで書いた中ではチョロ……詰めが甘……間抜……おばかな子なので妙な愛嬌はありますね
多分本人はつけウマミミがベスト!と堂々とつけていたはずです。間抜けかもしんない
- 183二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:29:20
設定が少し変わったトレーナーもいるからね
- 184二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:30:57
次スレ建てます
- 185二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:32:52
比較表に出てるメンツだとちょうど80だけど少なくとも黒はいないし他に誰が抜けてるかも把握しきれてねえ…
- 186二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:34:40
- 187二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:35:39
- 188二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:35:51
ありがとうサンタさん!
- 189二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:36:20
- 190二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:36:30
たておt……えぇ…??
- 191二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:37:21
世の中探せば大体どんな画像でもあるな……
- 192二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:38:02
- 193二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:38:55
半年ほど前にも似たような話をしましたが…、
毎年この季節になると、10年以上昔に僕が描いた画像がいまだに出回るので有難いようななんとも複雑な気分になります。(続く)
<a href="https://www.pixiv.net/artworks/23898413" target="_blank">pixiv.net/artworks/23898…</a> — チョウフシミン 【 c99 30日(木) 南 よ-37b】 (chorfsimin) 2021年12月20日 - 194二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:42:59
ssを見たいから梅るぞぉ!!
- 195二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:44:18
梅干し
- 196二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:44:38
200ならクリスマス唐揚げパーティー
- 197二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:44:48
うめ
- 198二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:45:09
200なら同窓会
- 199二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:45:11
最近のキャラを振り返り
- 200二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 10:45:12
200ならクリスマスパーティー