単位と恋路とストーカー兼ボーダー隊員・再

  • 1二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 23:54:20

    ホスト規制で落としてしまったので再立てです。

    [前スレの3行あらすじ]
    沢村さんが忍田さんの言葉を勘違いして
    とてつもなく心にダメージを負ったので
    メンタルケアしつつ二人をくっつける

    [登場人物]
    ・忍野
    沢村さんのストーカー。健気な中学生。
    ・影井
    唐沢さんのストーカー。視線が気持ち悪い。
    ・御影
    根付さんのストーカー。恋文バイパー。
    ・恋川
    城戸司令のストーカー。ミニサイズオペ。

  • 2二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 23:55:16
  • 3二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 23:56:36

    [パラメーター]


    [身長差]

  • 4二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 00:00:07

    [これからやること]
    ①沢村さんの心の傷を癒す
    ②忍田さんの言った言葉の勘違いを解く
    ③いい感じの場を用意する
    ④二人をくっつける

  • 5二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 00:09:33

    沢村さんの残ダメージ:25

    「ケーキ美味しいっすね沢村さん!さすが話題店!」
    「この間のお詫びだなんて、大丈夫なのに」
    「お誘いしておいてすっぽかしたのはあたしですし、どうせ話題の店に並ぶなら誰かと食べたいなーと思ってたんで!沢村さんのレアチーズケーキとあたしのフランボワーズ、一口交換こしません?」
    「いいわよ。それじゃあ……はい、」

    「あーん♪ってされてきた!口溶けしっとり甘さひかえめで美味しかった!」
    さ……沢村さんに……あーんだなんて…………!!
    「忍野くんは沢村さんと接触した話を聞くたびに複雑そうな顔をするよね」
    「御影は距離の詰め方がおかしすぎるのよ!……でも、いざ同じ状況になったら、忍野くんはフリーズしちゃいそうですよね」
    はい。間違いないですね。
    「さらに言えばこれ、相手のフォークでってことだろう?間接キスにもならないかい?」
    ────…………
    「あ、忍野がフリーズした!そんなつもりじゃなかったのに!!」
    「中学生といえども、あーんから間接キスのコンボは刺激が強すぎたみたいだね……」

  • 6二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 01:31:20

    「こっちは全員、目撃者の証言許可をもらってきてるから……沢村さんの傷心を癒すのはもちろんとして」
    「も、問題はどうやって、沢村さんが聞き間違えてるってことを伝えるか……」
    私たちはともかく、証言していただく黒江さんや仁礼さん、北添さんに王子さんが一堂に会する場、というのは……
    「想像つかないよなー。影浦隊の二人はまだわかるけど」
    「しかし……ケーキの話を聞いた後だから、甘いものが食べたくなってきたね」
    「そ、そういえばこの間、食堂のミニパフェに新メニューが追加されたそうですよ!」
    「マジで!?食べに行こうぜ!」
    御影先輩はさっき甘いものを食べたばかりでは……?
    「女の子は甘いもの無限に食えるからいいの!ほらほら、もうすぐで三時になるから早く行かないと売り切れちまうぞ!」

    「うっま!やっぱりベリー系にハズレ無しだな!」
    「忍野くん、はい、あーん♪」
    ん……あの、あーんって先輩にされても照れるんですが。
    「照れる顔が見たくてやったんだよ。もう一口いるかい?」
    遠慮しておきます……
    「は、話を戻しますけど、わたしはそろそろ忍田さんの方の攻略に取り掛かってもいい気がします」
    「あー、二人のどっちからいく?って話だったもんな。忍田さんに自分の魅力を自覚してもらうって……それこそどうやって!?」
    「僕たち全員、恋愛経験はおろか、絶賛片想いで観測中みたいなものだからね」
    ここも詳しそうな方に聞いてみた方がいい気がします……私はなんて無力なのか……
    「ち、中学生でそういった知識が豊富な方が怖いと思いますよ!?」

  • 7二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 02:51:55

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  • 8二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 04:15:01

    このレスは削除されています

  • 9二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 07:15:04

    このレスは削除されています

  • 10二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 07:15:15

    このレスは削除されています

  • 11二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 12:18:08

    保守ありがとうございます……!


    「よし、沢村さんと今度一緒にお出かけする約束したぞ〜!どこ行こっかな〜」

    「御影さん、訪問販売員に向いてそうだね」

    沢村さんとお出かけ……お出かけ……!?

    「こ、今度またお昼ごはん一緒に食べる約束もしてもらいましょう!わたし、また忍野くんの手料理食べたいです!」

    「沢村さん側はこれでオッケー、忍田さん側の僕たちは」

    「だ、誰に伺いましょうか……自分の魅力の引き出し方なんて……」

    魅力も何も、そもそもここにいる以上はトリオン体ですからね……

    「本当に魅力的な人なら、トリオン体でも魅力が発せられてるんじゃないかな?そういうものじゃないかい?」

    「それが恋愛経験はおろか〜って言ってた奴の考えか〜!?」

    ですが、先日二宮さんとお話したとき、オーラのようなものを感じた気が……

    「そ、それは魅力というよりプレッシャーじゃないですか!?」


    「考えてるよりも聞いてみたほうが早いよね。明日から忍田さん攻略を開始しようか」

    忍野了解。

    「こ、恋川了解です!」

    「僕はdice1d111=97 (97) さんに聞いてみようかな。二人は?」

    私はdice1d111=56 (56) さんに伺おうかと思います。

    「わ、わたしはdice1d111=102 (102) さんのところに……」

    「分かった。忍田さんを魅力的にする手掛かりが得られるといいね」

    「三人ともがんばれ〜!あたしも応援してるからな!」


    忍野:dice1d4=2 (2)

    影井:dice1d4=2 (2)

    恋川:dice1d4=1 (1)

    1.手掛かりが得られなかった

    2.得られた

    3.かなり得られた

    4.相手が協力してくれることに

  • 12二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 14:40:59

    影井→ミューラー
    忍野→ひゃみさん
    恋川→ひさと
    ひさと・・・ダメやったんか・・・

  • 13二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 22:48:33

    というわけで、氷見さんに教えを請いたいと思い……
    「なんでひゃみちゃん?確かにひゃみちゃんは可愛いけどさ」
    先日、二宮さんにお話を伺った時にも感じたことですが、二宮隊の皆さんの洗練された雰囲気は魅力そのものではないかと考え、異性である氷見さんから見た魅力的な男性像を分析すれば私の求める答えに辿り着くのではと……
    「すごい、ものすごい熱量を感じる……」
    「つまり、私の思うかっこいい人の像が知りたいの?」
    はい。もちろんプライバシーに関わることなので、嫌でしたら……
    「いいよ。まずは髪がふんわりさらさらで、黒髪だとなお良いかな」
    (あっ、ひゃみさん……その人ってまさか)
    「そもそも魅力的な人って、気取らない人だと思う。自然体でいても仕草や目線に色気が滲んでるような」
    (絶対あの人を思い浮かべてるんだろうな〜)
    「あとは……なんだろう。顔が綺麗なこと?」
    ((それを言ったら元も子もないよひゃみさん/ちゃん!?))
    顔が綺麗……と。スキンケアを欠かさないということでしょうか。ありがとうございます!
    「まあ、うむ」
    「忍野くんがピュアで助かったね、ひゃみちゃん」

  • 14二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 07:08:10

    「み、う、ら……さんっ」
    「わあ!?!?」
    「おっと、そんなに驚くことかな?互いの全てを芸術に捧げた、僕と君の仲じゃないか」
    「選択授業の美術でお互いを描き合っただけだよね!?」
    「つまり僕と三浦さんは、熱い眼差しを絡め合った時間が人より長いってことだろう?他の人とは仲の良さが一段上と言っても過言じゃないはずさ」
    「そ……そうだね、うん……」
    「そんな三浦さんに折り入って相談したいことがあるんだけど……いいかい?」
    「えっ、なに?」
    「魅力的な人って……どんな人だと思う?」

    「魅力的な人ってどんな人か?それ、オレに聞いて大丈夫?」
    「え、あ、あの、笹森さん、話しやすそうって思ったので……同じ学年ですし」
    「そうかな?でも……魅力的、魅力的な人か……どんな人だろうな」
    「あ、えっと、無茶振りしてしまってすみません!!そんな曖昧模糊なこと訊かれても分からないですよね、ごめんなさい!!」
    「えっ!?いや、オレこそ思いつかなくてごめん!わざわざオレを選んでくれたからには、なんとかして力になりたかったんだけど……」
    「あっ、いえいえそんな、そもそも自分で答えに至らなくてはいけないのに……」
    「いやいや、オレこそ……」
    「てめーらいつまでペコペコしてんだ!!赤べこか!話がちっとも進展してねーじゃねーか!!」

  • 15二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 17:51:52

    「へえ、スキンケアか。確かに、それは基礎的なことだよね」

    「み、三浦さんは何と仰ってたんですか……?」

    「一面にギャップがある人じゃないかな、って。そういえば三浦さんのところの香取さんも、ギャップというか気分にムラがあるよね」

    ……そういうこと、なんでしょうか?

    「な、なんだかこの質問、相手の方の奥底に迫ってる感じがして少し怖いですね……他の方に聞いたのは失敗だった気がします……」

    「恋川さんは誰に聞いたのかな?」

    「さ、笹森さんに……。でも、お互い答えが分からなくて、謎のまま終わりました」

    「そうだったんだね。笹森さんが……そんなことを……」

    影井先輩……顔が、顔がすごいことになってます!怖いです!


    「御影さんは沢村さんとお出かけか。どこに行ってるんだろうね」

    「ほ、本屋さんに行ってお互いのオススメの本を買って、そのあと併設のカフェで本を読む、って話してました」

    おしゃれだ……御影先輩と本屋のイメージがなかなか結び付きませんが。

    「あんなにアホっぽそうなのに、中を開けたら超文系だから、みんなびっくりするんですよね……」


    お出かけの成果 dice1d100=97 (97)

  • 16二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 18:06:36

    凄い成果だ

  • 17二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 18:19:27

    トラブルの種になったのも御影ちゃんなら一番戦果あげたのも御影ちゃん
    ところで影井くん、膝出しとかあざとい
    しかも作為的なあざとさを感じる

  • 18二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 23:57:11

    「たっだいまー!ちょー楽しかった〜!!」
    おかえりなさい、お疲れ様です。
    「沢村さんとのデート、その様子だと大満足だったみたいだね」
    「うん!みてみて、プリクラも撮ってきた」
    「なっ、距離どれだけ詰めてるのよ!!もうちょっとこう……段階を踏んだりするものじゃないの!?」
    「えー、ちゃんと踏んだじゃん!あ、そうだ忍野、プリクラの画像ダウンロードしたからあげる。送っといたぞ!」
    えっ!?わ、沢村さん、あぁ、キラキラしてらっしゃる……綺麗だ……
    「それ、あたし切り取って横に忍野並べるか!前に恋川がそんな感じのコラしてたし」
    「あ、あれは気の迷いで作っちゃっただけだから!!もう消したもん!!」
    そそそそんな、わた、私がこんな至近距離で隣に立つのは……!!
    「シラフの状態で隣に立つのはまだハードルが高いんだね。なるほど」

    「それで、沢村さんの様子はどうだったの?」
    「もうすっごい元気!今までみたいにぼーっと考え込んでたりする様子もないし、ある程度良くなったんじゃないかな」
    「僕たちも忍田さんのダンディズムを最大限に引き出すべく、魅力的とは何たるかの調査をしてきたよ」
    「おお!どうなった!?」
    スキンケアをすることと、ギャップのある一面を見せること……という意見が集まりました。
    「ほほう……スキンケアか。徹夜だったり忙しい生活してたら、お肌も荒野になるからなあ」
    「沢村さんはひとまず解決、忍田さんにはメンズ向けのお肌を整えるアイテムを買って後で差し入れるとして。次の問題は」
    「お、お二人の勘違いを解く場を作ること、ですね」

  • 19二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 11:37:24

    このレスは削除されています

  • 20二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 11:45:49

    「そんなのデート取り付ければいいじゃ……いでっ!?」
    「だから段階を踏みなさい!」
    「その前に二人を話し合わせて、きちんと誤解を解かないとじゃないかな?」
    「えー!?吊り橋効果とか聞くし、ぶっつけ本番でぶつけてみても面白そうだろ!」
    「面白い面白くないの問題じゃないのよ?わかってる!?」
    そんな重要な話……どこですればいいんでしょうか?食堂だと衆目がありますし……
    「最適な場所があるじゃないか。密室で、他の人の目もなくて、なんでも仕掛け放題」
    「僕たちの隊室を使えばいいんだよ」
    「あー!それならプライベート空間でじっくり話し合ってもらえるな!」
    あの、ですがそれだと、こんな殺風景な部屋にお招きする形になりますが……
    「……よし、模様替えをしようか」

    「まず僕たちの秘蔵写真や、御影さんがいつの間にやら持ち込んできたお手製根付さん等身大パネルは奥に持っていこう」
    「ねっきー、ベイルアウト部屋の入口を守ってくれな」
    「そ、そうすると……テーブルと椅子ぐらいしか残りませんね……」
    引越し直後といいますか……部屋を与えられてからは太刀川さんの件で慌ただしかったので、しっかり模様替えをする暇が無かったんですよね。
    「影浦隊の隊室はコタツとテレビがあったよ。王子隊は座るスペースが多かったし、本棚もあったよね」
    「じゃあそれぞれの持ってきたいもの置けば賑やかになるんじゃね!?」
    「何持ってくるつもりなのよ……」
    「家の本棚に収まりきらない本だろー?あとは……」

    「東さん?お疲れ様っす、どうしたんすか」
    「沢村サンが?はい、はい……はぁ!?いやいや、あの人に限ってそれは……」
    「あーー……でもこの間傷心だったって忍野から聞いたな……忍野んとこの恋川も、こないだ妙なことを日佐人に聞きに来てたんすよ」
    「とりあえず俺が影井隊の奴らに話しておきます。はい、失礼します」
    「…………なんだって次から次へと事態が急転するんだよ……」

  • 21二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 12:31:45

    沢村さん何をやらかしちゃったんだ?!

  • 22二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 23:34:19

    このレスは削除されています

  • 23二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 23:57:02

    『この間相談した話、あるじゃない。あれからずっと考えてたんだけど』
    『その情報が本当か嘘かも分からないうちに、聞き齧った一部だけで勝手に早とちりするなんて、本部長補佐どころか人として失格じゃないかしら、って思って』
    『もし本部長が私のことを……すっ、好きでも、そんな人間と付き合ってるって知れたら、本部長の顔に泥を塗ることになるから……』
    『だから、私に恋愛はまだ早いのよ。立場上は本部長の隣にいるけど、全体的に見たら私は本部長の隣にいていい器じゃないって分かったの』

    「……で、人として立派になるまで仕事一筋でいきます、ってことを沢村サンが言ってたんだと」
    「御影…………もしかしてあなた、また」
    「真っ先に疑うのひどくね!?何も言ってないって!!ほんとだよー!!」
    「まさかの急展開ですね……そもそも人間性ができてない人なら、そこまで考えが至らないものじゃないですか?」
    「東さんもそう思って、どーにかしようとしたらしいけどな……酒が入ってたせいもあってか、どうにか路線変更させようにも全然靡かなかったらしい」
    「こんなマンガの両片想いみたいなこと、マジであるんだなー……」
    「言ってる場合じゃないわよ!?ど、どうしましょう、どんどん二人が遠ざかってますよ!?」
    沢村さん……そんな、そんなことは決してないのに…………あなたほど心の清らかな人を私は見たことが……
    「あーもう泣くな!んなこと、ここにいる全員が分かってんだよ!だからそれを証明するために……あの人のことを一番近くで見てきた男に、今日まであの人に支えられてきた人に!おめーらが巡り合わせてやるんじゃねーのか!!」

  • 24二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 11:00:20

  • 25二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 11:29:28

    重ね重ね保守ありがとうございます…!

    す……すわさん……
    「沢村サンの恋心も、二人が拗れちまってる理由も知ってんのはおめーらしかいねえ。そんな奴らの言い出しっぺで!誰よりも沢村サンのことを案じてるおめーが!弱気になってたら何もかも始まらねーだろ!!」
    「いいか、冷静に考えろよ?沢村サンに助けられたからこそ今ここに立って生きてるおめーが、今度は沢村サンを助けられるんだぞ?命の恩人に恩を返せる機会なんて千載一遇、人生で二度どころか一度あるかも分からねー」
    「その涙は沢村サンが結ばれた時か、結婚式の時までとっとけ。今やんなきゃいけねーのは二人を繋げるための作戦を立てることだ。泣いてる暇なんかねーぞ忍野!」
    …………はい!!
    「なんか、僕の面目丸潰れって感じじゃないかい?ああいうのって隊長がすることじゃないか」
    「忍野の師匠は諏訪さんだし、諏訪さん成人してるからなー!含蓄含蓄」
    「か、影井さんも素敵な隊長ですよ。いつも落ち着いてらっしゃるところを尊敬してます!」

  • 26二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 21:15:16

    「あの東さんが説得しようとして無理だったんだ、こうなっちまったら真っ向勝負しかねえ」
    「ま、真っ向勝負……というと……?」
    「直接本部長にぶつける」
    「えっ…………えぇ!?!?」
    「ほらみろー!二人ともデートさせちゃえって言ったじゃん!」
    「まさか御影さんの無茶な案が、ここにきて採用されるとはね」
    なるほど……急襲することで相手に考える隙を与えない、ということですね。
    「よく分かってんじゃねーか。沢村サンがこれ以上負のスパイラルに沈まねーように、忍田さんをぶつけることで悩む時間を奪う。ついでに二人の距離も近づける」
    「おお!かっけー!!そんな作戦だったとは!」
    「ってことは、御影の提案は何も考えてなかったってことね……」

    「場所はどうしましょうか?少なくともお二人の勘違いを解く場は必要だと思ったので、僕たちの隊室を使おうかという話にはなっていたんですが」
    「あー、だからこんな部屋がごちゃついてんのか」
    「す、すみません……来客用の椅子をまだ用意していなくて……」
    「だからって私物のヨ●ボーを出さなくてもいいだろ……座り心地は最高だけどよ」
    「諏訪さんなんか読みます?かわいい話からエグい話まで取り揃えたあたしラインナップ!」
    「そこの本の山は御影の私物かよ。古書店みてーに積み重なってんな……本棚足りんのかそれ」
    「僕のCDも置きたいから、大きめの本棚にしようか。オーディオはどこに置こうかな」
    「ん?なんだそれ、アンプか?影井は音楽やってんのか」
    「これですか?コンクリートマイクですよ。本部の壁にも使えることは実証済です。唐沢さんの声を焼いてあるCDがすごい枚数あって……」
    「聞いた俺が悪かった。とんだ藪蛇だったわ。忍野はなんか持って来たのか?」
    私ですか?えっと、飲料水に非常食や缶詰、人数分のスリッパとヘルメット、救急箱にラジオと予備バッテリーと……
    「防災備蓄じゃねーか!!私物は持ってきてねーのかよ!?」

  • 27二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 08:58:35

    「二人をかち合わせるのはこことして……どっちを先に呼ぼうか?」

    「沢村さんならご飯の約束すれば部屋に呼べるし、そうじゃなくても声かけたらついてきてくれそうなんだよなー」

    お二人と接点のある御影先輩にその役を担っていただくとして、dice1d2=2 (2) にしましょう。

    1.沢村さん在室→忍田さんを呼ぶ 2.忍田さん在室→沢村さんを呼ぶ

    「なら次に決めるのはメンバーだな」

    「またあたしが空気になるのはやだぞ!今度は話したい!!」

    「今回の主役は沢村さんと忍田さんだからね?御影じゃないのよ?」

    「本部長の発言が聞き間違いだってことを証明するのに、何人か欲しいところだな。それこそ忍野でいいんじゃねーか?」

    はい!この重要な役目、何としてでも果たします!

    「念のため僕も参加するよ。あとは目撃者のdice1d4=1 (1) さんに協力してもらおうか」

    1.王子 2.黒江 3.北添 4.仁礼

  • 28二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 18:49:23

    「僕たちが王子さんと忍田さんを先に部屋に呼んでから、御影さんに沢村さんを招待してもらう」
    「そんで二人が一緒になったら、男子二人と王子さんに聞き間違いだってことを証言してもらえば、二人の誤解は解ける!」
    「トントン拍子に物事が進めばいいけど……」
    そうなるように力を尽くします。沢村さんが落ち込まれていると私も辛いので……
    「必要ねーとは思うが、手が足りねーなら俺を呼べよ。出来る範囲で手伝ってやる」
    諏訪さん…………ありがとうございます!私、諏訪さんのことが好きです!!
    「はぁ!?おま、急にどうした!?」
    「ちょっと、僕も諏訪さんのことが好きだよ?」
    「あたしも諏訪さんすきーー!!」
    「わ、わたしも諏訪さんのこと、かっこよくて頼り甲斐があって素敵だと思ってます……!」
    「急にデレてくんな!!どうした突然!?」

    「おシノのお手製ご飯、カゲカゲから絶品って聞いたよ。だから今日は朝からご飯を抜いてきたんだ」
    朝ごはんの有り無しは昼のパフォーマンスに影響が出ると聞いたので、期待していただけるのは嬉しいですが、ちゃんと食べてくださいね……?
    「その真面目さ、うちのカシオみたいだね。カゲカゲやミカルゲが可愛がってるのもわかるよ。お邪魔します」
    「ん?君は……王子くんか。お疲れ様」
    「王子さん、お疲れ様です。樫尾さんはお元気ですか?」
    「カゲカゲに……忍田さん!今日のお昼は男子会だね」

  • 29二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 01:00:49

    展開がどう転ぶか一番読めない王子が来たか…

  • 30二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 12:30:59

    カオスになりそう

  • 31二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 15:58:29

    「おシノのお弁当は量も多ければ彩りも豊かで、おせちみたいだね」
    「確かに君ぐらいの年頃は育ち盛りとはいえ……お昼を重箱で食べる子は初めて見たな」
    先日ご好評をいただいたので、皆さんで分けられるように多めに作ってきました。もしよろしければどうぞ。
    「この間は和食がメインだったけど、今日は和洋中が揃ってるんだね。僕は春巻をいただこうかな」
    「ぼくはコロッケを一ついただくよ。おかずの交換はまさに青春って感じのイベントだよね」
    『……今、恋川さんからメッセージが来た。沢村さんと合流、こっちに向かってるって』
    忍野了解。到着まで場を持たせます。
    『ぼくは普通にご飯を食べてていいんだよね?エビフライも食べちゃおうかな』
    あ、私の分を一本残しておいていただけると嬉しいです……。

    「それであたしも家でチャーハン作ったんですけど、フライパンからご飯がドバーッてなっちゃって!掃除しなきゃで調理どころじゃなかったっすよ」
    「大変だったわね。でも炒め物って最初は具材を飛ばしちゃうの、分かるな〜」
    「自分が自炊あんまりしないって分かってるのに、なんでレンジで解凍できる冷凍食品を選んだり出前を頼んだりしなかったのよ……」
    「加古さんが作るの簡単よー楽しいわよーって言ってたから、あたしでも作れるだろ〜って思って。忍野の弁当にチャーハン入ってないかな〜……おーっすおはよー!」
    「お邪魔しま……し、忍田本部長!?!?」

  • 32二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:18:59

    さっ……沢村さん、おはようございます。先輩方もお疲れ様です。
    「あたしたちが後なのか!?いつからそんなひねくれた子になっちゃったんだ忍野〜!!」
    「本当にひねくれてたら挨拶してくれないわよ。お疲れ様です、忍野くん」
    「ちょうどいいところに。僕たち、沢村さんの話をしてたんです」
    「私の?どんな?」
    「忍田さんの恋人についての話ですよ。ね、おシノ」
    (お、王子さん!?単刀直入すぎませんか!?)
    (お〜!王子さん、単刀直入じゃん!話がわかる〜!)
    (さすが機動力に自信のある王子隊、話の展開もスピーディーだね)
    (戦闘開始だ……気を引き締めないと)

    「女子会と同じように、男子会でも恋バナはあるものだからね。僕たちについての他愛無い話からどんな恋人が欲しいかって話に派生して、忍田さんの恋人はどんな人がいいかって話になったんだ」
    「な、なるほど……」
    「それで今は、忍田さんが前にそんなことを話してなかったかなってところまで話したよ」
    「……それ、って」
    『沢村さんが反応した。忍野くん、忍田さんに話を振ってくれないかな』
    『忍野了解』
    「あ、あたし、ちょっとお手洗いに行ってくる……」
    その話、実は近くを通りがかった私も少し耳にしたんですが……沢村さんについてお話されてませんでしたか?
    「ああ。本人の手前で言うのも何だが、付き合うならどんな人がいいかと聞かれて、こんな人がいいと話したら、沢村さんがいいんじゃないかと言われたんだ」
    「…………でも、私は選択肢にすら無いんですよね?忍田本部長」

  • 33二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 09:19:15

    佳境!

  • 34二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 20:43:18

    後輩たちの前でガッツリ話したら後がツラそう

  • 35二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 05:09:58

    (沢村さんの方から!?僕としたことが……これは想定していなかったな)
    (へえ、沢村さんは聞きにくいこともズバッと聞けるタイプなんだ)
    (空気が一瞬で氷点下に……御影、これを見越して席を外したわね!?)
    「ああ、確かにあの時はそう言ったが、こう聞くと語気が強いな……」
    「やっぱり、あれは私の聞き間違いじゃなかった……忍田本部長は、そう思ってらっしゃったんですね」
    「考えてみてくれ、周りが見てもおかしいと思うはずだろう。君と私とでは」
    「いいです!!言われなくたって……私が一番、理解、してます……」
    「さ、沢村くん!?すまない、君を泣かせるようなことを言ってしまったか?」
    「これ以上、優しくしないでください。もっと胸が苦しくなるので……」
    「しかし……!」
    あ、あの……沢村さん、少し補足させていただいてもいいですか?

    「……補足?」
    えっと……忍田さんが仰っていた言葉には、続きがあるんです。忍田さん、あの時なんと話したのか、もう一度言っていただいてもいいですか?」
    「ああ。沢村くんと付き合うとしても、彼女はそもそも選択肢にすら無い……なぜなら、私と彼女とでは八歳も歳が離れているから。そう話したな」
    『王子さん、援護お願いします』
    「そうだね、ぼくも通りすがりにそう言っていたのを聞いたよ。忍田さんはまだお若いのに、って思ったからよく覚えてる」
    「…………そうなの?」
    はい。なので先程、忍田さんが「周りが見てもおかしいと思うはず」と言ったのは……
    「君と私とでは年齢が離れているから、君の隣に私のような男が並んでいたらおかしいだろう、と言うつもりだったんだ」
    ということで、あの言葉は沢村さんに対してではなく、忍田さんご自身に対して仰っていたんです。ですから、もう涙を流される必要はないんです。

  • 36二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 09:47:58

    アツい展開

  • 37二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 20:07:46

    「それじゃあ、私が思ってたのは……」
    申し上げにくいですが……勘違い、ですね。
    「ものの見事にすれ違い続けるのでびっくりしました。さすが、息ぴったりですね」
    「忍田さんがそんな酷いこと、言うとも思えないからね」
    「すまない、私が誤解を招くような言い方をしてしまったせいで……」
    「私も、勝手に変な勘違いして、勝手にへこんで……お恥ずかしい限りです」
    「お、お二人とも、仲がこじれたり険悪になったりしないで、よかったです」
    「でも、一つ気になることがあるんだけど……」
    はい、なんでしょうか。
    「その…………付き合うならどんな人がいいかって話で、どんな文脈で私の名前が出てきたの?」

    えっと……まずは一般の人じゃなくて、
    「ボーダー内の人ってことだよね」
    「し、職場でいちゃつくようなタイプでもなくて」
    「うんうん」
    「それなりに強い人がいい、って結論に」
    「ああ、沢村さんじゃないか」
    「えっ!?いや、えぇ!?!?」
    「あと、私の趣味にある程度理解があると嬉しい、とも言ったな……」
    「そんなの沢村さんしかいないじゃないか。おシノもそう思うよね」
    はい!!私もそう思います!!
    「なっ、ちょっと、忍野くん!?」

  • 38二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 20:25:09

    忍田さんのお歳はお兄さんを自称されるとそろそろ堂々と言うのはやめようかとなる
    かといっておっさんを自称されるとそれはそれでちょっと待てやとなる難しいお年頃

  • 39二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 21:45:16

    沢村さんに泣くほど本気のことなのに、当の忍田さんは全然沢村さんの想いに気づかなさそうなのがいいよね

  • 40二次元好きの匿名さん24/01/02(火) 03:26:32

    「おー!あたしもそう思うー!!恋川と影井はどうなんだ!?」

    「うるさいのが帰ってきた……ま、まあ、わたしもお二人はとてもお似合いだと思うけど……」

    「僕も同意見かな。忍田さんの求める条件に合致しているし、何より沢村さんは」

    「わーー!!だ、ダメ!!言わないで!!」

    「どうしてですか?チャンスは今しかないと思いますよ」

    「王子くんまでそっちの味方なの!?」

    「ま、待ってくれ。今度は沢村くんの方が何か言いたいことがあるのか?」

    「え!いや、あの、その……べ、別に大したことでは」

    「……もしかして、それを言えなかったことが、先程沢村くんを泣かせてしまった原因に関わっているのか?」

    「うっ!!」

    (((((図星だ……!!)))))


    「教えてくれないか、沢村くん。これからも君と長く付き合っていくためにも、お互いのわだかまりを少なくしておきたいんだ」

    『こ、これからも……』

    『君と……』

    『長く付き合っていくー!?』

    『わあ、完全に告白のセリフだね』

    『忍田さんは無自覚に言っているであろうところが怖いよ』

    「へ…………つ、つきあう……??そんな……わたし……」

    『さ、沢村さんが放心状態です!!』

    『そりゃそうもなるだろー!!あんな破壊力のあること言われたんだぞ!?』

    『これは……助けに入った方が良さそうだね。忍野くん、どうする?』

    沢村さん……dice1d4=4 (4)

    1.素直になっても受け止めてくれますよ

    2.これがきっと最後で最高のチャンスです

    3.思いの丈を思う存分ぶつけてください

    4.忍田さんもああ仰っていることですし……

  • 41二次元好きの匿名さん24/01/02(火) 12:32:32

    沢村さん、忍田さんもああ仰っていることですし、言うなら……
    「……いや、君にばかり恥ずかしい思いをさせてしまうのは公平ではないな」
    「忍田本部長……?」
    「正直なところ、これを言うのは少し……いや、かなり恥ずかしいんだ。自分が部下を傷つけていたと知ったばかりで、そのうえ本部の中なんて無機質な場所では些かムードに欠ける」
    「しかもここには衆目が存分にある。極めつけには、私の抱く理想が開示された後だ。そんな状態で言うことではないと……言われなくとも、私が一番理解しているからこそ、君と対等に恥をかくことができる」
    「といっても私と君とでは、どんなことがどれくらい恥ずかしいことで、どういうことが耐え難いことなのか、感じ方も捉え方も全く違うだろう」
    「だからこそ私は、君のことを深く知りたい。君はどんなものが好きで、どんなものを見てどんな風に笑うのか、君の隣で知りたいと思っている」
    「ああ、これでもまだ回りくどいな。…………上司としてではなく、一人の人間として、君とお付き合いがしたい」

    (え!?えっ!?うそだろーー!?)
    (ま、まっ、まさかの、逆プロポーズ!?)
    (予想外の連続だ。作戦もへったくれもないね)
    (沢村さん……沢村さん……!!)
    「ボーダーが不要になるまでは、君と私のどちらが死に近いかと言われれば、私の方だろう。そうでなくとも、君と私の間には大きな時間の隔たりがある」
    「単純な見た目の年齢差というだけではなく、その分だけ私は君よりも早く死へと近づく……つまり君を一人にさせてしまう可能性が高い」
    「君は若く未来がある。これから先の人生で、運命的な出会いを果たしたり、気が合う人や安心する人と会ったりすることも」
    「ありません!!!!!」
    「……沢村くん」
    「運命の相手なんて人がいるとして……かっこよくて凛々しくて男前で、優しくて素敵で一緒にいると安心する、忍田本部長以外にいるわけがないんです!!」
    「年齢差とかどうでもいい!ボーダーにいる以上、危険だって理解してます。それでも……私は忍田真史さんが好きなんです、大好きで大好きで、涙が出てくるぐらい大好きなんです!!」
    「本当はこんなはずじゃなくて、私が告白するはずだったんですけど…………私で良ければぜひ、よろしくお願いします」

  • 42二次元好きの匿名さん24/01/02(火) 13:41:48

    忍沢バンザイ🙌

  • 43二次元好きの匿名さん24/01/02(火) 23:50:22

    おめでとう

  • 44二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 08:08:00

    「や……や…………やったーーーーー!!!!!」
    「おめでとうございます。感無量だね」
    「お、忍野くん!聞きましたか!?」
    見ましたし、聞きました……そして今、勝ちました。
    「いつかは告白したいなってずっと思ってたのに……ごめんなさい、まさか忍田本部長の方から告白されるだなんて、思ってなくて……涙が……」
    「ああ、それなら私のハンカチを」
    「違いますよ忍田さん。好きな人が涙を流しているときにすることといえば……それっ」
    「おっ、と……!?」
    「むぐっ!?」
    「わあ、男前。泣いている淑女に胸を貸すだなんて」
    「わー!!うわうわうわ!!ちょっ、ハグ!ハグしてる!!」
    「さ、沢村さん、真っ赤になってる……キャパオーバーになっちゃうんじゃ……」
    よかった……沢村さんが幸せそうで…………
    「忍野くんは真っ白になってるね。昇天しそうだ」
    「か、帰ってきてください!忍野くん!!」

  • 45二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 19:46:47

    「忍野……おめーとうとう成し遂げやがったな!」
    はい!沢村さんが幸せで、私もとても幸せです!
    「超いい笑顔だもんな!!後光が射してんのかってほど眩しい笑顔だぞ」
    「あ、あのあと、わたしたちで用意した映画のチケットをお渡しして、早速デートの日程も立てたんです。過労で倒れてでも行くわって仰ってました」
    「ボーダーの仕事量を踏まえると冗談ってよかブラックジョークだな。万事解決じゃねーか!」
    「僕たちもこっそり見に行くんです。プライベートで行われる、お二人の初めての共同作業」
    「だからおめーはいちいち言い方が気持ちわりーんだよ!!」
    「今度の土曜日だから、諏訪さんも行きましょうよー!あたしたちと一緒にレッツ後方監視護衛!」
    「ストーカーと一緒にすんな!!」

    「お、太刀川さんご機嫌っすね。なんかあったんすか?」
    「大学の単位が安全圏に行ったら俺と戦ってくれる、って忍田さんが約束してくれてたんだよ。だからどうやって一本取ってやろうかな〜って」
    「へー。今度こそ勝ち越せるといいっすね」
    「あ〜〜待ち遠しい……早く土曜日が来ねーかなあ」

  • 46二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 19:50:08

    太刀川ぁぁぁ

  • 47二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 07:43:54

    このレスは削除されています

  • 48二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 16:16:27

    このレスは削除されています

  • 49二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 16:16:57

    保守ありがとうございます!

    「みんなは明後日の準備どんな感じなんだ?あたしは新しい服買っちゃった!あたしのデートじゃないのに!」
    「片耳イヤホンを何個か買って、一眼レフも持っていく予定だよ。しっかり写真に収めたいからね」
    本格的ですね……私は集音マイクを探しているところです。今夜中に買えば明日には届くかと。
    「カフェで隣の席とかに座れれば、ギリ聞けそうだもんな!いいなーそういうの……お、恋川おっそいぞー!あたしたち明後日の」
    「……た、大変です!大変ですよ!!」

    「太刀川さんが忍田さんとの二人きりを狙ってる?恋のライバルってことですか?」
    「ちげーよ!!毎度どうしてそういう言い回ししかできねーんだおめーは」
    「なんか諏訪さんも第二の影井隊メンバーって感じになりつつあるよなー」
    「今回ばっかはしょうがねーだろ、太刀川とは麻雀って接点があるんだからよ」
    「そ、それで……忍田さんと約束されていた手合わせを、よりにもよって土曜日にお願いする予定だそうで……」
    お弟子さんの太刀川さんといえども、私たちからすればその日だけは譲れませんね……。
    「それに加えて、オペ講習の講師の方が急遽欠席になったとかで、代役を探してる最中らしい。沢村サンはどうだって話も挙がってんだと」
    「壁があるほど恋は燃え上がるもの、とは聞きますが、こんなに多くの壁は頼んでないですね」
    お二人が無事にデートを楽しめるよう、私たちでなんとか解決したいですね。
    「オペ講習ってあれだろ?オペレーターさん同士で主催してる放課後授業みたいなやつ。恋川がよく行ってたじゃん」
    「うん。でも、担当の人が怖くて…………沢村さんはやめてくださいって言ったら私、あの人に……真木さんにどんなことを言われるか……!!」
    「あーー……おっさんとこのオペか……」

  • 50二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 04:00:51

    「次なる相手はA級1位と2位……しかも期限は迫りつつある。困ったね」

    「諏訪さんのとこのおサノちゃんに頼んでみるとか?」

    「あいつ感覚でオペやってっからな……他人が真似するどころか解説されても理解すらできねーと思うぞ」

    他に恋川先輩が関わりのあるオペレーターさんといえば……

    「お、王子隊の橘高さんと、影浦隊の仁礼さんですね……」

    「えっ、こないだ会ったばっかじゃん!マジで友達あたししかいねーんだな!」

    「だから土曜はいつも御影とお昼食べてたんでしょ!?」

    「ひとまず代打を頼んでみて、お二人ともダメだったら別の策を考えようか」


    「で、次は太刀川か……あいつ年甲斐もなく駄々こねっからなあ」

    しかも忍田さんの穴を埋めるのであれば、忍田さんと同等かそれ以上の方でないと、ですよね……

    「質より量って言うじゃないか。手当たり次第、他の人をぶつけるとかどうかな?」

    「広範囲に迷惑かけるつもりかおめーは!課題地獄の再来だけは避けろよ!?」

    課題……あの、大学生の方も長期休みに入られたんですよね?

    「ん?そうだな、この間から念願の休みだよ。だからこうしてのんびり羽を」

    でしたら、当然その期間中の課題も出ているはずですよね?

    「……おい忍野、お前まさか」

    「太刀川さんにとっての、課題地獄の再来……みたいですね」


    代打のお願い

    橘高:dice1d3=3 (3)

    仁礼:dice1d3=3 (3)

    1.成功

    2.失敗

    3.別の人を紹介してくれる

  • 51二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 04:07:29

    橘高:dice1d3=1 (1) のdice1d7=6 (6) のオペ、結果はdice1d3=1 (1)

    仁礼:dice1d3=3 (3) のdice1d7=6 (6) のオペ、結果はdice1d3=1 (1)


    1.A級(1、3〜8位)

    2.B級前半(1〜7位)

    3.B級後半(8〜14位)

  • 52二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 12:52:21

    月見さんと宇井ちゃん?

  • 53二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 23:35:29

    「本当に……本当にありがとうございます。はい、失礼します」

    「……き、橘高さんがご友人の月見さんを紹介してくださったそうなので、恐らく講習会の代役はなんとかなるかと……」

    「こっちも仁礼さんに連絡してきたよ。彼女経由で柿崎隊の宇井さんが代役を引き受けてくれたから、一安心だね」

    そういえばお二人とも、シフトでご一緒したことがある隊のオペレーターさんですね。

    「おめーらの頑張りを知ってるから、少しでも力になってやりてーって思ったんじゃねーか?日頃の努力の賜物だな」


    「太刀川さんはどうする?今から確保したら、土曜日に縄抜けされそうだよなー」

    なので土曜日の当日、真っ先に確保します。

    「え、えげつないですね……目に光が宿ってないですよ……」

    「足止め相手はどうするんだい?僕も一応アタッカーの端くれだから、引き受けるよ」

    そうですね……dice1d4=3 (3) の方の力をお借りしようかと……

    1.王子隊

    2.諏訪隊

    3.柿崎隊

    4.影井隊

  • 54二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 10:45:49

    保守

  • 55二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 21:22:24

    柿崎隊総出で協力してもらうことに…

  • 56二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 21:38:21

    保守ありがとうございます!

    柿崎隊の方々のお力をお借りしようかと……
    「れ、連携といえば柿崎隊の皆さんですからね!巴さんも弧月使いで」
    「お疲れ。なんの話してるんだ?」
    「ひゃあ!?!?あっあわっあわわわわわわ」
    「どうした!?この流れなんかデジャブだぞ!?」

    「仁礼経由で影井隊が真登華の力を必要としてるって聞いたから、何か込み入った事情があるのかと思って聞きに来たんだよ。まさかそんなに壮大な事情があったとは思わなかったけどな……」
    「基本は太刀川さんの課題監視係として雇用させていただいて、太刀川さんが脱走した時の捕獲と太刀川さんのタイマンの世話がその状況によって発生する形です。過酷な仕事なので、時給もお出しします」
    「時給!?年下から金なんて受け取れるわけないだろ!?」
    柿崎さん……私たちにとってはそれほど重大で重要な問題なんです。
    「……いや、確か太刀川さん…………俺たちの学年の必修授業にいたな」
    「初耳だぞそれ……。余計に頼むわ柿崎、俺からも金を出す」
    「諏訪さんまで!?太刀川さんの大学生活に何が懸ってるんだよ!?」
    「何って、ボーダーの名声と評判だろ?」
    あとは……沢村さんと忍田さんの恋路の行方ですかね。

  • 57二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 02:46:12

    下の学年の必修にいるのはまずいよ太刀川さん…

  • 58二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 10:04:31

    ザキさんがんばれ

  • 59二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 21:30:23

    「い、いよいよ決戦の土曜日……お二人はこのあと半休をいただいて、夕方頃に映画鑑賞の後、ディナーを召し上がって解散の予定です」

    「なんでそこまで知ってんだよ……って、それぐらい知ってるか。後方護衛だもんな……」

    「ディナーのお店を提案したのは僕たちですからね。というか、諏訪さんもいらしてたんですね」

    「それまでに太刀川さんを捕獲して!二人のデートを後方で見守りに行くぞー!」

    ……太刀川さん来ました!柿崎さん、スタンバイお願いします!

    「おう、任せろ!」


    太刀川の突破力:dice1d100=73 (73)

    ↑より数値が多ければ確保

    柿崎:dice1d100=42 (42)

    照屋:dice1d100=92 (92)

    巴:dice1d100=82 (82)

  • 60二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 22:19:06

    このレスは削除されています

  • 61二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 05:19:53

    ザキさんの人の良さが仇になったか…

  • 62二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 09:16:39

    「忍田さーーん!!こないだの約束通り俺と一戦……」
    「ちょっと待った太刀川さん!」
    「うおっ危ねえ!?どうしたんだよ柿崎」
    「戦う前に俺たち学生でしょ、課題は終わったんすか!」
    「あー分かってる分かってる、後でやるよ。それじゃ」
    「そう言って先延ばしにしてたからこの前拘束されて課題やってたんすよね!?来年になって進学してくる奴らと一緒に、また同じ必修受ける気っすか!?」
    「……そういうお前はどうなんだ?そこまで言うなら、全部終わってるんだよな」
    「えっ!?いや、俺はまだ……あと少しで終わるところで……」
    「なら俺に説教する資格ないだろ。その課題が終わってから……」
    「待ってください、太刀川さん」
    「なんだなんだ?今度は照屋か」
    「提出された課題を期限までに出すのは、学生として最低限のルールです。今すぐに課題に取り掛かってください」
    「柿崎だって終わってねーんだぞ!?俺にだけ言うのは不公平だろ!」
    「……柿崎さんの課題がまだ終わっていない理由は、私や宇井さん、巴くんの課題を見つつ、時折アドバイスをしてくれていたからです。太刀川さんのように、ただ手をつけていないだけとは天と地ほど……いえ、比べることもおこがましいほど違います」
    「ゔっ!!」
    「申し訳ありませんが、同い年の方々どころか自分の後輩、果ては歳の離れた中学生の力を借りてようやく課題を出せた方が、後で自主的に課題に取り組んで完了できるとは到底思えません」
    「ぐっ……」
    「ふ、文香?どうした?ちょっと怖いぞ!?」
    「もう一度言います。提出された課題を期限までに出すのは、学生として最低限のルールです。今すぐに課題に取り掛かってください」
    「で……でも俺は忍田さんと」
    「何ですか?」
    「忍田さんとの約束の方が先約で」
    「大学生になるよりも前から?」
    「う……」
    「大丈夫ですよ、同じ大学生が一緒ならきっと勉強も捗ります。そうですよね、柿崎さん」
    「え!?ま、まあ……そうかもな」
    「柿崎さんもこう仰っていることですし、一緒にやれば柿崎さんも太刀川さんも課題を終わらせることができます。やらない理由はありませんよね?」

    「嫌だーー!!ようやく課題から逃げられたのに!!俺は思う存分忍田さんと戦るんだ!!いやだーー!!」

  • 63二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 12:12:44

    照屋ちゃん…恋する女の味方なのね

  • 64二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 22:27:05

    とても頼れるてるてる

  • 65二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 06:52:22

    理詰め怖い

  • 66二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 14:22:05

    「太刀川さん、捕まった人みたいに連れて行かれてたね」

    「て、照屋さん、怖かったです……。圧が……圧がすごい……」

    あの、学年が違う方が必修?を受ける、ということはどういうことでしょうか?

    「その学年のうちに必ず取っておくべき授業を取り逃がす。ざっくり言うと授業単位の留年って感じだな。で、太刀川はそれだ」

    なるほど……それは確かに危険ですね……

    「今の高3生がどれだけ進学するかは知らねーが、何人だろうと太刀川の介護っつー負のバトンを受け継がせるわけにはいかねーからな……そのために中学生や高校生の力まで借りてんだから本末転倒だけどよ」

    「太刀川さん、卒業できんのかなー?できなかったら住むのかな?」

    「なんだその地獄!!」


    「これでいよいよ安心して沢村さんと忍田さんのデートに集中できるね」

    「つーかあの二人、どんな映画を観んのか想像がつかねーな……」

    デートといえば……ラブストーリーの作品でしょうか?

    「いや、ここは怖めの作品を見てギャップをアピールするとか!」

    「沢村さんがお化けを怖がるタイプとは思えないけど……あ、アクションならお二人とも好きそうですよね」


    二人の観た映画は

    dice1d4=3 (3)

    1.ラブストーリー

    2.ホラー

    3.アクション

    4.ミステリー

  • 67二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 21:13:03

    忍田さんと戦るんだって声だと別の意味にも聞こえかねないな…
    ラブストーリーじゃないのはそうなったからってそういうの見るのは気恥ずかしいという初々しさがあってよき

  • 68二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 02:57:24

    「……ふむふむ、二人は中央列の端っこの席にしたらしいぞ!ならあたしたちは上の方の席だな!」
    「えっと……バイクアクションが見どころの作品らしいですね。忍田さんの趣味に合わせてのチョイスでしょうか?」
    沢村さんがそう考えられて選んでいても、忍田さんの提案に沢村さんが乗られていても……どちらでも素敵です。
    「あ、御影さんの双眼鏡、かなり良いやつじゃないかい?それを買おうとして値段に日和った覚えがあるよ」
    「へっへ〜!これまでコツコツ貯めてきたお年玉で買っちゃったんだよなー!最近はライブやコンサートで使うから、って言い訳もできるようになったし、双眼鏡買うなら今!っすよ諏訪さん!」
    「ライブもコンサートもストーキングも行かねーのに何に使えってんだよ」
    ……野鳥観察とかどうでしょうか。
    「んなこと俺がやってたら不気味だろーが!!」

    「は〜面白かった〜!!でもバイクのアクションシーン、最後だけだったな!」
    「ほとんどが肉弾戦だったね。でも二人とも楽しそうだったし、良いんじゃないかな」
    「お、お二人を見ながら映画も観て……目が足りませんでした」
    沢村さんも、時々忍田さんの方を向いて反応を伺われていましたね。好きな方の反応は気になりますよね……沢村さん……!!
    「つーか上映中にずっと俺の手握ってたのは誰だ……っておい、マジかよ……よりにもよって今日この回かよ」
    「えっ!?ど、どうかしましたか!?」
    「今しがた出て行った、沢村サンの列から二列後ろの真ん中にいた二人……荒船と穂刈だぞ」

  • 69二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 12:46:04

    荒船&ポカリなら変に噂が広まったりはしない…多分

  • 70二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 13:29:10

    「荒船さん?あの気だるげな雰囲気と物憂げな瞳で僕の心を掻き乱してくる半崎くんが所属する荒船隊の隊長の?どうしてこんなところに」

    「途中の説明がほぼいらねー上に気色悪いんだよ!!あいつアクション映画が好きだって言ってたからな……」

    「と、ということは、映画を観終わった今、お二人に忍田夫妻が見つかったら……」

    「お忍びデートがバレちゃうかもしれないのかー!?忍田なだけに!!」

    「まだ夫妻でもねーし大して上手くもねえ!!どうにかバレねーことを願うしかねーな……」

    もしバレそうになったら、誰かがお二人の気を引くしかないですね。

    「あの二人と話したり交流したことのあるやつ、手ーあげて!はい!」

    「……諏訪さんだけですね」

    「どんだけ交友関係が狭いんだよ!?対人関係でまで隠密を貫いてんのか!?」

    「わ……わたしは他の方と話すのが苦手で……」

    「あたしはそれなりに人と話してますよー!スナイパー勢はなんか……特別話しかけにくさがあるっていうか……二人ならわかるよな!?」

    はい。他のポジションの方と違って別口で訓練されているせいか、コミュニティが完成されていて……敷居の高さのようなものを感じますよね。

    「そうそれ!それだ!」

    「そんな独自の色に染まっている絵馬さんや半崎さんを、僕の手で塗り替えてみたいと思うんだけどね」

    「影井はその感情を年下にぶつけて捕まる前に堤に思う存分ぶつけてこい」

    「わかりました。全身全霊をぶつけてきますね」

    「……いや一度捕まった方がよかったかもしれねえ」


    忍田夫妻(予定):dice1d100=84 (84)

    ↑より数値が多ければ発見されかける

    荒船:dice1d100=95 (95)

    穂刈:dice1d100=26 (26)

  • 71二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 14:08:05

    忍田夫婦(予定)でわろた

  • 72二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 23:14:48

    予定とは

  • 73二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 23:15:12

    ポカリが全然ダメだw
    いやダメでいいんだが

  • 74二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 08:01:19

    ダメだな。ポカリは

  • 75二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 13:04:06

    「面白かったな、かなり。最後だけだったけどな、バイクアクションは」

    「まともにバイクでアクションやってるのは一作目だけだって散々言われてるからな。そこに期待してるファンとかもう居ねーんじゃ……」

    「どうした、荒船」

    「いや……あそこの二人、なんか見覚えがあるんだよな……」


    「うわーー!!なんか荒船さんチラチラしてる!!あれバレかけてないか!?」

    「さすがスナイパー。視野も広ければ視力も良いってことだね」

    「荒船はああいう関係を口外したり言いふらしたりするような奴じゃねーが……見られた方がどう思うかだよな」

    お二人の関係は周りにはしばらく伏せておく、とのことでしたからね。

    「で、ではどなたかが気を逸らしに行くしか…………御影っ」

    「いてー!?急に脇腹どつくなよ!あたしは脇よわいんだぞ!」

    「でも御影さんは騒動の前から出ずっぱりだったから、他の人が行った方が良くないかい?」

    「よしおめーら、公平にじゃんけんで決めるぞ。手出せ」


    負けたのは

    dice1d4=3 (3)

    1.御影

    2.恋川

    3.影井

    4.諏訪さん

  • 76二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 22:01:23

    ...気を逸らすには最適かもしれない
    荒船と穂刈がSAN値チェックする状態にならないことを祈る

  • 77二次元好きの匿名さん24/01/12(金) 02:41:07

    「あ、僕だ。ふむ……うん、了解。行ってくるね」
    「ずいぶん飲み込みはえーなオイ……」
    「か、影井さんのトーク力ならきっと上手く乗り切れますし、安心ですね」
    「でもさー、どうやって話切り出すつもりなんだろうな?ポジションも違うから接点なくないか?」
    いえ、一つだけ接点……というより、話題ならあります。ですが……

    「……あれ?荒船さん、ですよね?」
    「ん?知り合いか、荒船の」
    「いや、見覚えねーな……誰だ?」
    「すみません、名乗りもしないで……はじめまして、影井隊の影井です。ポジションは違えど同じボーダーの隊長として、荒船さんを尊敬していまして」
    「はじめまして。ポジションが違うなら、そりゃ見覚えがないはずだな」
    「ランク戦に出てた奴らか、この間。よろしくな、穂刈だ」
    「まさか尊敬している方が同じ映画を観ていたとは思わず、つい声をかけてしまって。お好きなんですか、映画」
    「ああ。特にアクション映画が好みだな」
    「もっぱらアクションだよな、観てるのは」
    「なるほど。でしたらこの監督のデビュー作とかも」
    「おお、『チェイス・クラブ』を挙げるとは……よく分かってる奴だな」
    「監督も好きなんですが、主演俳優さんも好きなんです。ご覧になりましたか、ほらこの間の」
    「『ブレイバリーズ』か!あんな豪華なメンツでアクションしてるんだぞ?観ないわけないだろ!」
    「興奮してたもんな、荒船。すごかったぞ、勢いが」

    「すげーなあいつ……肝心なところを相手に引き出させて話を繋いでやがる。詐欺師のテクニックかよ」
    「と、突撃する前にスマホでWikiを見られてたのは、そういうことだったんですね……」
    さすがに半崎さんの話題にはされなかったみたいですね……先輩と荒船さんの共通話題といえば、半崎さんくらいしか浮かばなかったので。
    「流石に初対面であの欲望の塊、それも可愛がってる自分の隊の後輩に向けてのもんを隊長にぶつけるぐらい腐っては……ないとは言い切れねーな」
    「忍田夫妻もバレずに映画館を出て行けたし、影井に連絡しておいて……よし!あたしたちも後を追うぞー!」

  • 78二次元好きの匿名さん24/01/12(金) 12:08:10

    このレスは削除されています

  • 79二次元好きの匿名さん24/01/12(金) 18:34:06

    保守ありがとうございます!

    「こ、この後は少し歩いた先にある個室の和食屋さんでディナー、です」
    「個室……なら誰かと鉢合わせるようなことは無さそうだな」
    「あたしたちの席は夫妻の隣だから、耳をそばだてながらご飯だな!」
    こんな大人数で黙々とご飯を食べるって、なんだかシュールですね……
    「だから言ったじゃないか、コンクリートマイクを持って行こうかって」
    「おー!影井おかえり〜!話してる時間短かったなー?」
    「話がとても盛り上がって、延長戦の晩ご飯に誘われたから、丁重にお断りしてきたよ。今度はうちの隊と、荒船隊の皆さんとで食べましょうって」
    「どう考えても半崎狙いじゃねーか」
    「そういえば、笹森さんは半崎さんと同じクラスでしたよね」
    「……それを知ってどうするつもりだよ」
    「いえ、少し……脳内でその事実を反芻するだけです」

    落ち着いた雰囲気のお店ですね。厳かというか、大人って感じです。
    「最後にみんなでご飯を食べに行ったのは、このメンバーの顔合わせ会だったからね」
    「わー!!モツ鍋だって!ちょーうまそう!」
    「もうちょっと声のボリューム落として……!」
    諏訪さんは何を飲まれますか?日本酒のラインナップが幅広いそうですよ。
    「未成年だらけの中で一人だけ酒飲むわけにはいかねーだろ。ソフトドリンクかノンアルは……」
    「唐揚げとー、竜田揚げとー、あとコロッケ頼も!あたし決まったー!」
    「コロッケって和食のうちに入るのかい?僕はだし巻き卵をいただこうかな」
    「わ、わたしはみなさんで取り分けられるものを頼みますね」

  • 80二次元好きの匿名さん24/01/12(金) 19:06:32

    御影ちゃんの熱い揚げ物推し

  • 81二次元好きの匿名さん24/01/13(土) 02:12:32

    これが若さか…

  • 82二次元好きの匿名さん24/01/13(土) 11:12:27

    和食屋さんの洋食がうまいのはあるある

  • 83二次元好きの匿名さん24/01/13(土) 21:55:58

    このレスは削除されています

  • 84二次元好きの匿名さん24/01/14(日) 05:25:28

    保守ありがとうございます。体調を崩していて更新ができず申し訳ありません…!


    「あ、このだし巻き卵、美味しい!忍田ほんっ……忍田さんも一口どうぞ!」
    「ありがとう。ではこの、端の一切れをいただくよ」

    そうですよね、呼び間違えますよね……それほどまでに長いお付き合いであることを感じさせる浸透感と、それがようやく覆されるカタルシスが呼び間違えに内包されていて……イイ、最高にイイです沢村さん!!
    「沢村さんも頼まれたんですね、だし巻き卵。これ美味しいですよね」
    「一口どうぞ、じゃなくて!いやそれでもいいけど!そこはあーんってしちゃうんすよ沢村さーん!!」
    「うう……み、見られないのがもどかしい……!」
    「小声で喋ってることが却ってガチな感じに繋がってやがんな……少し一服してくるわ」
    あ、了解しました。お気をつけて!

    (ふーー……。それにしても、日本酒のラインナップすごかったな……)
    (つまみの種類もあったし、今度レイジあたりを誘って来るか)
    (風間は……あいつ酔ったら面倒だしな……ノンアル飲ませるか?)
    「日本酒を飲むのは久々だな、諏訪」
    「普段はビールとかチューハイだもんな……って風間!?てめっ、なんでここにいんだよ!!」
    「メシ食べに来る以外で飲食店に用事あると思うの?」
    「諏訪の方こそ、今日は何か用事があるんじゃなかったのか?」
    「なんでおめーらも揃ってんだよ……飲むなら別の店にしろよ」
    「なるほど。後ろめたいことでもあるらしいな」
    「ねーよ!!こっちは大事な局面を迎えてんだよ!万が一邪魔が入ったら今までの努力が水泡に」
    「すみませーん追加で三名っていけますか?」
    「聞けーー!!!!」

  • 85二次元好きの匿名さん24/01/14(日) 15:55:11

    風間さん酔ったらどうなっちゃうんだ

  • 86二次元好きの匿名さん24/01/14(日) 23:45:09

    お体お大事に

  • 87二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 02:16:35

    「いいか!?席は用意してやるし飲み代は俺が持つ、だからてめーらは絶対に小声で喋れよ!!いいな!?」

    「小声で凄んでんの面白すぎる」

    「面白がってんじゃねーよ!!」

    「あ、ふぁひふぁははんのほひはーひひっへ……太刀川さんのトリガーいじってくれた人!お疲れ様っす!」

    「お、お疲れ様です……」

    (雨取より小さいな……中学生くらいか?)

    飲み代、ということはお酒を飲まれるんですね。どうぞ、メニューです。

    「あの、前に諏訪さんから『風間さんはお酒弱い』って話を聞きましたが……」

    「諏訪の勘違いだろう」

    「後輩の目の前でポストと格闘する気か!?ノンアルにしろノンアルに!」


    「……それで、首元のヒモが締まって、あわや窒息の危機になっちゃったみたいで」

    「ははは、彼にも意外な一面があるな」


    「へー、あの二人そんな進展してたんだ。楽しそうで何より」

    「やべーサラダうまー!」

    「御影はちゃんと話を聞きなさいね」

    「確かに興味深すぎる話とはいえ、共通の知り合いの話で盛り上がってるのって、どうなんだろうね?」

    お二人とも楽しまれてますが、なんというか……もう一押し欲しいところではありますね。

    「あの様子だと、仕事終わりの夕食に同席しているようにしか見えないな」

    「それの何が悪いんだ?二人とも楽しんでいるならそれで十分だろう」

    「お前そんなんだからいつまで経ってもゆりさんに告白できねーんだぞ?」

    「ぐっ……!?」

    「さ、沢村さんにメッセージを送ってみますか?楽しんでますかと聞くついでに、何かアドバイスのような……」


    アドバイスを求める相手

    dice1d4=3 (3)

    1.諏訪さん 2.風間さん 3.木崎さん 4.寺島さん

  • 88二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 03:16:37

    レイジさんと沢村さん同じような感じだけど大丈夫か!?

  • 89二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 14:06:16

    保守

  • 90二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 14:31:35

    保守ありがとうございます!

    「き、木崎さん……沢村さんに、何かアドバイスをいただければと……」
    「そこかよ!?なんで純情奥手ゴリラに行くんだよ!!」
    「だ、だって……百戦錬磨のオーラがあることと、お身体がでかくて強そうだったので……」
    「それは戦いの練度であって恋愛においてはC級同然だぞこいつは!」
    「でもここにいる全員恋愛経験はほぼゼロでしょ」
    「そうだけどよ……それにしたってこいつが力になれるとは思えねーんだよ」
    「アドバイス……??な、なんだろうな……手を繋ぐとかか?」
    「小学生か!!」
    「えー!!いいじゃないっすかそれ!ロマンチックっすね!!」
    私もいいと思います。肌の質感や相手の温度、厚みや硬さを感じるのは……思った以上にドキドキすると思います!
    「こいつらが同じくらい純情派でよかったな木崎。もう少しこいつらの歳が上だったらドン引きされててもおかしくねーぞ」
    「……つまり木崎さんは、ゆりさんと手を繋いだことも」
    「やめろ影井、それ以上はダメだ」

    (はーー……お手洗いに入った途端に緊張が一気に噴き出てきた……)
    (そういえば、御影ちゃんからメッセージが来てたわね……どれどれ)
    『お疲れ様です!デート楽しんでますか?』
    『恋愛の大先輩曰く、男の人って手を繋ぐ仕草にドキッとするらしいですよ!』
    『帰り道にこっそり握ってみたらどうでしょうか🤝』
    (て!?手!?!?そ、そんなのちょっと早くない!?)
    (隣で映画を観て、一緒にご飯を食べて……それだけでもかなりキャパオーバーなのに!?さらに手を繋ぐ!?)
    (でも、身を捨ててこそ浮かぶ瀬も、って言うし……ここまできたら攻めの姿勢の一つや二つ見せなきゃ、ってことよね、きっと)
    (だって相手はノーマルトリガー最強の漢、捨て身で挑まなければ私が斬られるだけ)
    (よし……私はやる……絶対にやる……!!)

  • 91二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 15:56:58

    沢村さん可愛すぎる

  • 92二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 22:36:00

    小娘じゃあるまいしかかまとぶってんじゃないわよ!→なんでそんな侍みたいな恋愛観してんの?

    なんにしろ沢村さんがんばって!!応援してる気持ちは本当だから!!

  • 93二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 09:50:55

    「あとは駅までまっすぐ……わ〜こっちまで緊張してきた!!」

    「ぶ、無事に手、繋げますかね……?」

    「つーかなんでおめーらも着いてきてんだよ」

    「帰る方向が同じだけだ」

    「嘘つけ!!俺ら全員駅使わねーじゃねーか!!」

    「何持ってるの?……ビデオカメラ?」

    「ちゃんと残しておきたいので。録音もバッチリです」

    改めて沢村さんの今日のお姿も素敵だな……普段の服装とのギャップがあって見ているこちらまで心臓が……!!

    「どうした、体調でも悪いのか」

    「ゆりさんを前にしたお前みたいなもんだよ」


    「いやー、美味しかったですね!」

    「ああ。こうして腰を落ち着けて人と食事をするのは久しぶりだったから、いい気分転換になったよ。ありがとう」

    「こちらこそありがとうございます!あ、あの……」

    (今よ言うのよ沢村響子!次のデートの約束を取り付けつつ、その流れでこっそり手を繋──)


    dice1d100=31 (31) 以上で成功

    沢村さんの度胸 dice1d100=51 (51)

  • 94二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 09:59:24

    いいぞ!いけいけ響子!

  • 95二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 21:11:58

    「あの!!!!忍田ほんっ……忍田さん!!!!」
    「ん!?」
    「こ……今度また!!一緒にご飯食べに行きましょう!!!!」
    「あ、ああ。今日は沢村くんがお店を探してくれたからな、次は私の行きつけのお店に行こうか」
    「……!!はい!ぜひ!!(ッシャ!!!!やったーー!!)」

    「おお、手繋いだ」
    「と、というよりあれは……手をガシッと掴んでいる、と言った方がいいような……」
    「沢村サン……違う、そうじゃねえ!!それでも手に触れてっから一応は『繋いでる』判定になるけどよ!!」
    「握手会っぽい握り方だなー!!今度忍野もやってみたら?」
    へ!?いやいやいやそんな、畏れ多すぎます!!触れるだなんておこがましい……!
    「そっと握るんじゃなくて、ガッと行くのが沢村さんらしいね。度胸あるなぁ」
    「見たか?お前もあれを見習え」
    「ああああんな勢いで握ったら、ゆりさんの綺麗な手を粉砕しかねないだろう!?」
    「んなガラス細工じゃねーんだからよ……」

  • 96二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 03:38:05

    こうも二人が幸せそうだとレイジさんにもゆりさんといい感じになってほしい欲が出てくる

  • 97二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 12:09:20

    ゆりさんの手はガラス細工ではないがレイジさんの恋愛関連の精神強度はガラス細工並だとは思う

  • 98二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 23:12:03

    「あー、無事にデートが終わって一安心だな!よかったよかった」
    「一時はどうなることかとヒヤヒヤしたけど……」
    「今後職場で顔合わせるのが気まずくなりそう」
    「カメレオンでも起動しておけ」
    「しょーもねえ理由でカメレオン使うのが流行ってんのか!?」
    「木崎さんも……想いを寄せている方がいらっしゃるんですね」
    「なっ……そ、そうだとしたらどうする気だ!?」
    先程アドバイスをいただいたので、私達でお手伝いできることがあればと思いまして……
    「い、いや……大丈夫だ。自分で振り向かせてみせる」
    「ゆりさんの前だと生まれたての子鹿みてーになってる奴から出た言葉とは思えねーな」
    「余計なことを言うな」
    「いってえな木崎!!!!骨折れてんじゃねーのか今の!!」

    「ア……あ……あの世が見えた…………忍野に照屋に、最近の奴らはなんで課題やれってしつこいんだ……」
    「早く帰って寝た……いや、今日は隊室で寝るか……帰る気力もねえ…………ん?」
    「まったく、こんな遅くまでどこをほっつき歩いて……」
    「瑠花じゃん。お前こそ何やってんだよ、もう夜だぞ」
    「慶!あれほど連絡を入れたのに、全て無視とは何事ですか!」
    「いや〜それには事情が……つか本当に限界だから寝かせてくれ、また明日な」
    「あっ!!……あぁもう、事態は一刻を争うというのに!」
    (忍田と響子、あの二人が人目を忍んで外へと繰り出した……しかも服装はいつもより気合いの入ったもの)
    (つまりあれは確実に逢引き!二人の関係の発展具合によっては、私の立場にも変化が起こる……)
    (これはなんとしてでも、私の目で確認するまでは……引き下がれない!)

  • 99二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 23:19:33

    瑠花ちゃんきたーーー

  • 100二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 23:30:25

    小 姑 登 場

  • 101二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 10:43:16

    「長期休みも残すところあと半分か。時の流れは残酷だね」
    えっ、もうそんな時期ですか!?早く課題を片付けないと……
    「なんだよ〜、忍野は宿題ギリギリまでSTAY派なのか〜?早めに片付けないと後が辛いぞー!?」
    「御影だって、小学校の時まで同じ最終週詰め込み派だったくせに」
    「言うなよそれをー!!」
    「明々後日に二回目のデートがあるから、それまでになるべく課題を片付けておこうか。手伝うよ」
    ありがとうございます……では、丸付けをお願いしてもいいですか?それだけ終わっていなくて……

    「二人が同じ日に休みを取った。これは即ち逢引きの合図」
    「あの二人に限ってそんなことは無いとは思いますが、不純な付き合いであれば……忍田の体裁上の家族である私が認めません」
    「有り得べからざることですが……万が一にも、一夜の過ちで彼女を懐妊させてしまうようなことがあったら、それこそ大問題です」
    「両者の関係を裁定するためにも、後方から監視を行う必要が……って慶!聞いていますか!?」
    「え?ハンバーグ食いに行きたいって話だろ?アイビキって」
    「はぁ〜〜…………」

  • 102二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 14:39:58

    ダメだ!瑠花ちゃん!!
    そのコウト(のようなもの)は頼りにならない!!!

  • 103二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 00:07:04

    戦闘以外は何一つ頼れない男、それが太刀川

  • 104二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 09:07:52

    「忍田は仮にも一国の王女である私を預かる身……名目上の家族が新しく子供を作ったとなれば」
    「えっ!?忍田さん子供産むのか!?!?俺と戦ってくれる約束は!?」
    「あなたは人の話を最後まで聞きなさい!!忍田と響子の二人が逢……デートの末に、なんらかの手違いで響子が子供を身籠るようなことがあれば、王家の家族の血筋に新たな人間が加わるのですよ!これがどれほど重大なことか……!」
    「ってことは、もしそうなったら家族増えんだろ?よかったじゃん」
    「はあ……………………。慶、この世界には育児休暇というものがあります。それはご存知ですね?」
    「瑠花、俺のことバカにしてるな?それぐらいじょーしきだろ」
    「そして最近では母親だけでなく、父親も育児休暇を取ったかどうかが組織の評価に影響すると聞きます。ここまでは分かりますか?」
    「ん?んーー……あ、そっか。分かった」
    「忍田と響子の間に子供が産まれたとなれば、当然響子は育児休暇を取得します」
    「そうだよな」
    「そして恐らく……ボーダーの福利厚生をアピールするために、唐沢あたりが忍田にも育児休暇を取らせるでしょう」
    「うんうん……あ!?もしそうなったら……」
    「忍田と戦う約束とやらが、再び延期されるでしょう」

  • 105二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 18:15:48

    いや、できたとしても育児休暇とるまでの間にそれなりに時間あるやろww
    病院に付き添うので今日はお休みしますとかあるにしたって勝負してもらえるって!!

  • 106二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 00:25:22

    「嫌だ!!!!!!!今度こそ絶対にいやだ!!!!!!!」

    (あまりにも単純すぎてこちらが不安になってきますね……あるいは純粋と言うべきなのか……)

    「俺はあんなに……あんなに勉強頑張ったのに!!!!!頑張った奴が報われないなんておかしいだろ!!」

    「……慶、課題をこなし単位を取得するのは『頑張り』ではなく『当然』です。ただ呼吸をしただけで頑張ったと言う人がいますか?」

    「ゔっ……照屋に続いて瑠花まで……!!」

    「ともかく!二人の付き合いの行く末によっては、私たち両者に影響が及ぶ可能性があります。なので慶、行きますよ」

    「行くってどこに……?ハンバーグ食いに?」

    「明々後日に予定されている二人のデート……その尾行にです」


    「そうと決まれば、まずは護衛を雇うところからですね」

    「護衛?おいおい、誰の前でそんなこと言ってんだ?」

    「ええ、そうですね。あなたには武力『は』あります。頭脳面で頼りになる方を探している、といえばあなたでも分かりますか?」

    「瑠花は俺がロボットかなんかだと思ってるのか!?俺の心だって傷つくんだぞ!!」

    「今回行く場所はdice1d3=2 (2) だそうです。そうですね……あなたの他に護衛がdice1d3=2 (2) 人ほど必要でしょうか」

    「無視された……」


    デート場所+案内役

    1.美術館(加賀美)

    2.水族館(蔵内)

    3.博物館(古寺)

  • 107二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 08:07:31

    「護衛は二人ほど必要でしょうか。忍田たちが行くのは水族館……慶、水族館に詳しい者と誰か一人、明々後日までに手配しておいてくださいね」

    「え!?俺がやんの!?俺、巻き込まれた側なのに!?」

    「当然でしょう。あなたの人脈は返事の代理を頼むためにあるのですか?」

    「なんでそんな日本の大学について詳しいんだよ!?」

    「詳しくもなります……忍田からあなたの学業に対する不安を聞かされていますから。それも何度も」

    「忍田さん……もっと他に話題あるだろ……!!」

    「では、護衛二名の手配を頼みましたよ。詳細はメモに書いておきますから、くれぐれも忘れないように」


    「うわ、ご丁寧にメモが全部ひらがなで書いてある。あいつ……」

    「水族館。水族館か〜〜…………そういえばこの前、王子隊の部屋に匿ってもらったとき……」

    『お、海の写真だ。誰か泳ぐの好きなのか?』

    『いえ、それは水族館で撮ってきた写真です。水族館巡りが趣味なので』

    『へ〜〜(寿司食べたくなってきた……)』

    「蔵内が水族館好きって言ってたな。一人は蔵内として、残り一人はどうするか……」

    「頭脳面で頼りになる……のは蔵内でクリアしてるからな。ここはdice1d4=1 (1) から一人呼ぶか」


    1.うちの隊

    2.瑠花と同い年の16歳

    3.自分の横の繋がり20歳

    4.廊下で最初にすれ違った奴

  • 108二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 08:08:17

    dice1d3=1 (1)

    1.国近

    2.出水

    3.唯我

  • 109二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 08:57:45

    護衛?

  • 110二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 13:54:48

    自宅Wi-Fiがホスト規制に巻き込まれたっぽいので更新が遅れるかもしれません…!すみません!

    「野郎ばっかいるのもアレだし、国近呼ぶか」
    「これで護衛の目処はついたから、あとは当日になるのを待つだけだな」
    「忍田さんが……沢村さんと、水族館でデート…………」
    「うわー全然想像つかねえ!つかデートって!!魚見ながらなんの話するんだよ忍田さん!!」
    「あっ、これダメだ……想像したらなんか笑えてきた……w」
    「ちわー……えっ太刀川さん!?な、なんで爆笑してんすか!?」

    「お誘いいただき、ありがとうございます。王子隊以外の人と水族館に来るのは初めてなので、通い慣れた場所でも少し新鮮な気分です」
    「チケット余ってたし、いーってことよ。むしろこっちこそ蔵内の水族館知識に期待してるぜ」
    「ねーねー太刀川さ〜ん、そこのかわい子ちゃんは誰かね〜?」
    「慶の親戚の瑠花と申します。彼とはいとこのようなものです」
    「あー……そうそう。こっちがうちのオペレーターの国近で、こっちが水族館博士の蔵内」
    「よろしくお願いします」
    「よろしく〜。なんかこうして並ぶとダブルデートみたいだねぇ」
    「ふふ、そうですね。慶が誰かと付き合えるとは到底思えませんが」
    「なあ俺にだけ当たり強くないか!?俺だって彼女ができたらデートくらいできるぞ」
    「太刀川さんとのデートスポットはトレーニングルームかソロランク部屋なんだろうね〜」
    「国近も!?」

  • 111二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 20:11:37

    蔵内の水族館知識に期待してるぜってなに水族館満喫しようとしてんねんw

  • 112二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 03:04:21

    「水族館来るの、子供のとき以来です!忍田さんはよく来られるんですか?」
    「いや、私も子供の頃ぶりに来たな。だから今日はとても楽しみにしていた」
    「わ……私も!今日のために頑張って働きました!!」

    「は〜〜!!あの絶妙な距離感!この距離からでも眩しすぎるな!」
    「く、暗いから見失わないように注意しないと……」
    たくさんの泳ぐ魚の中に佇む沢村さん……まるで竜宮城の乙姫のようですね。
    「今日は諏訪さんがいないから、僕たちだけでなんとかしないとね」

    (くっ……あんな至近距離で、一体どんな会話をしているのやら……!!)
    「あ〜、あの魚、太刀川さんにそっくり〜」
    「タチウオ……おい国近、名前だけで判断しただろ」
    「太刀川さんらしい魚……ダツはどうでしょうか?不思議な生態の魚ですよ」


    「つーかなんで水族館なんだ?暗いし地味だし魚泳いでんの見てるだけって飽きないのか?」
    「慶…………あなたは戦闘のこと以外には本当に頭が回らないのですね」
    「ちっちっち〜。違うのだよ太刀川さん!それはむしろメリットなんだな〜」
    「室内なので天候の影響を受けないことが最大の利点と言われていますね。雨で服が濡れたり、風でセットした髪が崩れるといったことと無縁なのは、自分としては有り難いと思います」
    「へー。そういうもんか」
    「暴風雨で足元がおぼつかなかったり、雪で足が取られたりしたら、太刀川さんも戦いづらいでしょ〜?」
    「わかってねえなあ……それが燃えるんだろ?」
    「はぁ…………蔵内、こんな例え話すら通じない人間がなぜNo.1なのかと、腹が立つときはありませんか?」

  • 113二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 14:16:37

    プロ(プロってなんだ?)のストーカー集団vsなりゆきでそうなった野次馬集団か…

  • 114二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 14:24:18

    「クラゲだ〜!!なあなあ恋川、キクラゲどれかな!?」
    「それ本気で言っててもボケでも軽蔑するわよ?」
    「すみませんでした」
    沢村さんも忍田さんも解説パネルはじっくり見る派……と。なんだかこの間より、お二人の距離が近いように感じますね。
    「指をさしたり近寄って見たりするから、自然とそうなるんだよね。忍田さんはそこまで織り込んでマップを決定したのかな?」
    そんなランク戦じゃないんですから……
    「でも忍野くん、恋は戦いだよ?」

    「お!国近見ろ!ニモいるぞニモ!」
    「さっきまで地味〜とか飽きないのか〜って言ってた人が一番はしゃいでるね〜」
    「蔵内、あの触手の束は何ですか?」
    「イソギンチャクです。太刀川さんが今見ているカクレクマノミと、共生関係にある生物ですね」
    「共生……というと?」
    「あの触手には毒がありますが、クマノミにはその耐性があり、中に隠れて敵から身を守ることができます。逆にイソギンチャクの触手を食いちぎるような敵が現れたときは、クマノミがその敵を追い払っているんですよ」
    「そうですか……共生……」
    (私たちもこの魚のように、忍田たちに匿ってもらっている身……だからこそ彼らの平穏と幸せを望んではいたものの、こんなに身近な人とくっつくとは……!!)
    (すぐに水槽から目を離してしまった……。順路の方を向いているし、もしや解説がクドすぎたのか、それとも逆につまらなかったのか……?)

  • 115二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 21:39:10

    蔵っちはなんで水族館きてるかきいてないのか
    …大変だな、巻き込まれて…

  • 116二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 03:13:25

    太刀川を隊室に匿ってしまった上に護衛にも巻き込まれる蔵内ェ…

  • 117二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 11:12:51

    真面目さが仇に…

  • 118二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 18:40:18

    「電気魚ってたくさんいるんですね〜。デンキウナギしか知りませんでした」
    「自然に電気を生み出す器官が形成されているというのは、まさに生命の神秘だな……」

    「生命の神秘って聞こえた!!な、なんの話してるんだ!?」
    「成人のカップルがそう言ってるなら、答えは一つしかないよね」
    そ……そんな生々しいことをこの場所で話しますか!?違いますよ!!きっと!!
    「そ、そうですよ!二人ともキスすらまだなのに、そんな何段もステップを飛ばせませんよ!!」
    「僕は魚の生態についての話じゃないか、って言おうとしたんだけど……二人は何を想像したのかな?」

    (くう……この距離だと二人の会話が聞こえない!そんな至近距離でどんな話をしているのですか!!)
    「電気は水に効果ばつぐん……ならこういう魚って、自分の電気で感電したりするのかな〜?」
    「蔵内、どうなのですか」
    「あまり詳しくはありませんが……デンキウナギは体内にある脂肪が絶縁体となるため感電しない、とは聞いたことがあります」
    「へー。魚って頭いいんだなあ」
    「少なくとも慶、あなたより頭がいいことは確かでしょうね」

  • 119二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 19:05:54

    脂肪が絶縁体になるって聞いてどうして頭のよさに結びつけるんだよ…
    瑠花ちゃんの言うことにうなづいちゃいましたよ

  • 120二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 22:13:51

    着々とストーカーが増えている

  • 121二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 23:49:07

    このレスは削除されています

  • 122二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 09:50:58

    「すげーな、魚見ながらメシが食えるって」

    「わーい太刀川さんのおごりだ〜」

    「俺かよ!?こういうのって個別で払うもんだろ!?」

    「慶、あなた特級戦功の報奨金がまだ残っていると言っていましたね?それにこの場で一番年上かつ地位も上なのは」

    「わ……わかったよ……」

    「やった〜!太刀川さん太っ腹〜!」

    「あの、俺の分は自分で払いますから」

    「遠慮する必要はありませんよ、蔵内。B級隊員は固定給が無いのでしょう?」

    「そ、そこを突かれると……」

    (しかし……どこに陣取りましょうか。ちょうど忍田たちの近くが空いていますが……)

    (……dice1d3=1 (1) に座りましょう。あそこなら二人の様子も窺えそうですね)


    dice1d10=7 (7) 以上でイベント発生

    1.後隣の席(影井隊にバレる)dice1d10=3 (3)

    2.前隣の席(第三者登場)dice1d10=8 (8)

    3.斜め後ろの席(忍田夫妻にバレる)dice1d10=9 (9)

  • 123二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 21:20:24

    身長180㎝↑の男二人がいるグループとかそこそこ目立つだろうに見つからないとはやりおる
    忍田夫妻は二人の世界なのだろうし、影井隊は二人をガン見なんだろうなあ

  • 124二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 07:28:53

    これ沢村さんたち両隣がストーカー席なのか…

  • 125二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 15:47:10

    「私はこの豪華絢爛海鮮丼にします」
    「高いし量多すぎじゃねーか!!そんなちっちゃい体に入りきらねーだろ」
    「失礼な!私だってお腹は空きますし、その分たくさん食べます。大体その小さな頭蓋の中に戦うこと以外入っていない慶に言われたくはありませんね」
    「瑠花はいちいち一言余計だよな」
    「えへへ〜、私もおバカだから仲間〜!」
    「く、国近……!お前ってやつは……!」
    「ところで太刀川さん、パフェも頼んでいい〜?」
    「く、国近……お前ってやつは……」
    「俺は……うーん、どれにしようか迷いますね」
    「なら一番上等なものにしましょう。慶、店員を」
    「そんな!それは流石に……」
    「蔵内、聞けばあなたは慶に誑かされて、悪事の片棒を知らずのうちに担がされていたそうですね」
    「えっ……あ、あぁ、単位騒動のときの。でもあれは」
    「遠慮する必要はありませんよ、慶からの慰謝料だと思えばいいのです。そもそもこの歳になって自身のサボり癖を治さないどころか後輩に縋り付くなど」
    「俺のやらかしたこと全部伝わってんのか!?忍田さん……恨むぞ……!!」
    「それだけあなたが忍田に心配をかけているということです」
    (そして私は忍田を心配しているのですが……衝立を挟んで後ろの席、隙間から話し声が微かに聞こえてきますね。いい配置です)

  • 126二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 23:27:08

    「諏訪さんが『水族館で海鮮丼かよ!』だって!えーと『おいしいですよ』っと」
    「わかってないなあ、魚の生死を両方味わえる機会なんて滅多にないのに。僕の頼んだいくら丼なんて、一口で無数の命が屠られていく料理だよ?」
    先輩、発想が猟奇的すぎませんか?
    「ふ、二人が物騒なのに比べて……あちらはすごく……」

    「浦島太郎が竜宮城で受けたもてなしは、きっとこういう光景だったのだろうな」
    「魚たちの踊る姿を見ながらご飯を、ってやつですよね。言われてみればその通りですね!」
    「ああ……」

    (普通……あまりにも普通……!!)
    (話の膨らませ方が下手にも程があるでしょう!!これでは世間話と大差ないではありませんか!!仮にもデートをしているという自覚はないのですか!?)
    (それに忍田!!すかさず「そして隣には……美しい乙姫もいることだからな」ぐらいの口説き文句を言ったらどうですか!!)
    (間違いない……こんなに会話がぎこちないのだから、二人の関係はほぼ確実に至極健全!むしろ健全すぎて私が不安になってくるほどに!!)
    (瑠花さん、さっきから怪訝な顔をしながらご飯を食べているな……食べ切れなさそうなのか?しかし手伝いますよと言っていいものなのか……)
    (天丼うめー)
    (パンケーキおいし〜)

  • 127二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 00:09:37

    瑠花ちゃん…早く推すサイドに堕ちるんだ

  • 128二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 08:57:14

    そしてストーカーになるんだ

  • 129二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 17:22:17

    もうすっかり忍沢応援勢の瑠花嬢…

  • 130二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 23:35:20

    事情も知らずに付き合わされてる蔵っちが瑠花ちゃんを心配してていい子で泣けてきますよ

  • 131二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 10:26:36

    瑠花ちゃ可愛い

  • 132二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 19:29:40

    「ごちそうさまでした〜!パフェ美味しかったね〜太刀川さ〜ん」

    「満足したなら良かったけど俺の腹をつつくのはやめろよ〜国近〜」

    「No.1アタッカーは太っ腹度もナンバーワンってことだよ〜」

    「ふう。戦闘以外で慶が役に立つこともあるものですね」

    「瑠花さんは太刀川さんに何か恨みでも……?」

    「恨み……はありませんが、あの単純な頭をなんとかしてほしいとは思っています。いつも、常々、いかなる時でも」

    「ほぼ恨みに近いですね」

    「解釈と個人の匙加減によってはそうとも言いますね。上に立つ者こそ文武両道を極め、部下の手本となるべきでしょう」

    「はは……俺も生徒会長をしているので、耳が痛いなあ」

    「蔵内は十分しっかりしていますよ。立ち振る舞いや言動から見て取れます」


    「あそこは……券売機か。確かエサやり体験が出来るんだよね」

    「忍田さんが魚にエサやり……ダメだ全然想像つかん!面白そう!行きたい!!」

    ですが四人で行くとなると、目立ってしまいバレる危険性が……

    「で、では誰か一人、代表で行きましょうか」

    「あたしは普通にエサやりがやりたい!」

    私は沢村さんが給餌をされている姿を拝見したい……です。

    「よし、ここは定番のじゃんけんをしようか。最初は……」


    影井隊代表dice1d4=1 (1) 、瑠花班代表dice1d4=2 (2)

    1.忍野/瑠花 2.影井/太刀川

    3.御影/蔵内 4.恋川/国近

  • 133二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 00:12:42

    太刀川さん天敵と接敵してる…

  • 134二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 08:13:20

    太刀川さんバレそうだな…

  • 135二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 12:37:32

    瑠花組は何がどうなって一番あかんタイプのやついかせることになったんだよw
    このスレのダイスはそういうの多くておもしろい

  • 136二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:10:23

    数値の大きい方が先に相手を見つけます

    忍野:dice1d100=82 (82)

    太刀川:dice1d100=25 (25)

  • 137二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:15:36

    さす忍

  • 138二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 10:49:58

    ……あ、私ですね。やった!
    「いいなー!!勝ちたい時に勝てないのは物欲センサーってやつかなあ」
    「そんなに魚のエサやり体験したかったの!?今度また来ればいいでしょ」
    「それもそっか!」
    「忍野くん、沢村さんのあげたエサに自分が食いついたらダメだよ?」
    「さ、さすがにそこまでは……」
    大丈夫です。私ごときが沢村さんに給餌していただくなんて……はい。
    「あ、あぁ……そっちの方向性の……」

    (エサやり体験……なるほど、二人が買っていたのは体験に参加するためのチケットでしょうね。つまりあれに参加すれば……)
    「お!あそこ、魚にエサやれるらしいぞ!俺やってみよっかな」
    (慶……!!あ……あなたという人はいつも……!!)
    「へ〜!太刀川さん、戦うこと以外にも興味あるんだね〜」
    「普段はなかなかできない体験なので、楽しいと思いますよ」
    「マジか!よし、チケット買ってこよ」
    「…………慶。体験にはターゲットも参加しています。監視をお願いしますよ」
    「わかったわかった。大丈夫だって」

    「財布……ここに来る前はふっくらしてたのに。随分ぺったんこになっちまって……」
    あれ?その声は……太刀川さん?
    「え?ってゔわーー!?!?お、おおお忍野!?なんでここにいるんだよ!?もしかしてアレか、俺のプライベートに乗り込んでまで課題をやれって言いにきたのか!?」
    違います!先輩方と魚や……人を見に来たんです!
    「やっぱり俺を監視しに来たんだな!?こうなったら体験コースに逃げるしか」
    あの……私も体験コースに参加する予定ですよ?ほら、チケットも。
    「ストーカーだ!!俺のプライベートが侵害されてる!!人権団体呼ぶぞ!?」
    そ、そもそも課題は柿崎隊の方々と終わらせたはずでは……!?

  • 139二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 21:14:51

    「魚や人を見に来た」…
    人に関しては限定的すぎる

  • 140二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 23:49:55

    侵害なんて単語よく知ってたな
    久々にあった親戚の子にたいしてもうそんなこと知っててわかってるのかあってなるときの心境だ

  • 141二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 09:58:01

    ストーカーだけど別に太刀川さんのストーカーではないんだよなあ

  • 142二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 20:46:46

    それより、私たち二人で参加するとなると……失礼しますね。
    「ん?なんでカバン漁ってんだ?……うわ!!おい、ちょっ、なんだ!?」
    いえ、お二人にバレてはいけないので……少し髪にワックスを。
    「どうしてそうなる!?しかもよりにもよって七三に分けることないだろ!?」
    普段のアンニュイな雰囲気も素敵ですが、こちらもお似合いですよ?知性的でインテリな感じで……
    「……そ、そうか?頭よさそうに見える?」
    はい!もちろんです!ギャップが感じられてとっても素敵です!

    「わ、見てください忍田さん!たくさん来ましたよ!」
    「泳いでいる姿もいいが、餌を食べている様子も小動物的で可愛いな」

    「水族館の裏側ってこうなってんだな〜。裏も真っ青かと思ってたぜ」
    ……………………え、あ、はい。そうですね。
    「いや絶対聞いてなかっただろ……それに普段より声低くね?」
    バレないように見た目だけではなく、声も変えるのは鉄板ですから。それより私はお二人の会話に耳をそばだてるのに忙しくて……
    「瑠花だけじゃなくて、忍野たちも忍田さん達を見に来たのかよ……」
    あ、噂の瑠花さんもいらっしゃるんですね。
    「うちのオペレーターの国近と、水族館が好きな蔵内もいるぞ」
    蔵内さん……太刀川さんに巻き込まれてばかりですね……

  • 143二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 01:42:18

    七三分けの太刀川とか想像つかないな…

  • 144二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 09:39:18

    ストーカー技術を伝授

  • 145二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 18:22:03

    イエーイ!瑠花ちゃん見てるー?
    君の相棒聞かれてもないのに色々ゲロってるよー?

  • 146二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 01:51:00

    忍田さんと沢村さんってどうやって進展するんだろ...

  • 147二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 09:55:54

    「あっ!戻ってきたぞー!おーい忍野〜〜!!」
    「太刀川さ〜ん!その髪の毛どうしたの〜?」
    「なんだ、お前らまで合流してたのかよ。これは忍野にやられた」
    「いつもとは雰囲気が違っていてかっこいいですね。僕の好みだなあ」
    「普段のボサボサとしただらしのない髪型より、大分マシになりましたね」
    あの、こちらが……?
    「は、はい。こちらの素敵な方が瑠花さんです。太刀川さんからお噂はかねがね……」
    「…………慶?」
    「変なことは言ってねーよ!!本当だって!!それよりどうしてお前らも合流したんだよ!」
    「蔵内」
    「はい。シューター繋がりで面識があったため、俺が御影に見つかってしまって……それからお二人を待つ間、全員で談笑していました」
    (く、蔵内さんが召使いのように……)
    「それでそれで、夫妻はどんな感じだったんだよ〜?」
    「負債?太刀川さん、年下の子に課題手伝ってもらっただけじゃなくて、借金までしてるの〜?」
    「慶……??見下げ果てた人だとは思っていましたが」
    「違うって!!忍田さんと沢村さんのことだよ!つーか瑠花は分かってんだろ!」
    まだ結婚はされていないので、夫妻と呼ぶのは正確ではありませんが……お二人とも楽しまれていました。あと距離がとても近くて、仲睦まじさが遠くからでも伝わってきましたね。
    「俺たち真後ろにいたけどな」
    「ああ。変装をしても気配の消し方はまだまだ未熟だな」
    「やっぱりあの変装の意味なかっ…………え?」
    「影井隊のみんなに……瑠花ちゃんも!?どうして!?」

  • 148二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 20:15:47

    一言で意図を察するまでに至った蔵内……召使いの才能があるな

  • 149二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 22:50:20

    せめて執事でお願いします>蔵内

  • 150二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 08:31:41

    国近ちゃんは負債って言葉知ってたんだ…

  • 151二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 11:13:34

    バレテーラ

  • 152二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 11:59:03

    さすが忍田さんというべきか
    真後ろとかそりゃバレるわって判断に迷うな

  • 153二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:31:12

    このレスは削除されています

  • 154二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:38:31

    「忍田さん!?えっ、じゃあバレてたのかよ!?俺七三分けにされたのに!?」
    「あれほど気配を消すコツを教えただろう。見た目が変わればいいというものではない」
    「映画みたいな会話してる!ヒットマンものでよくあるやつだ!」
    忍田さんが仰ると説得力が違いますね。さすがです。
    「えっ、な、なんで瑠花ちゃんが!?外出許可は……」
    「もちろん取りました。慶に加えて護衛を二人付けるから大丈夫でしょうと説得もしました……それよりも!!なんなのですか今までの流れは!?」
    「おお〜、瑠花ちゃんの一転攻勢だ!思わぬ反撃に沢村さんはどう出る〜?」
    「つ、尾けられていたことに対する動揺に、さらに詰問が加わってこれは手痛い流れ……ですね」
    「る、瑠花さん?沢村さんも驚かれていますから、一旦落ち着き…………なんでもありません」
    「蔵内さんを視線だけで黙らせるとは……なかなかエキセントリックな方だね」
    「……いいですか。最初こそ不純な関係であればどうしたものかと、裁定も兼ねて二人の様子を見守っていました」
    「ですが実際は!距離が!!ちっとも縮まらないではありませんか!!」
    「「!?!?」」
    「そ、そこ……!?」
    そこですか!?
    「節々からぎこちなさが溢れているのが見え見えです!幼子の恋愛とは訳が違うのですよ!?見ていて本当に互いのことを好いているのかと、疑問にさえ思いました!!」
    「いやでも、付き合い始めてまだ時間が……」
    「それがどうしたと言うのですか!慶のように時間を言い訳にする人はいつまで経っても踏み切らないものですよ!?慶のように!!」
    「俺みたいにって二回言うことないだろ!?」

  • 155二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:09:17

    自分の戸籍上の保護者が部下と付き合ったとたんに「じゃあヤろう」って人だったり、いかにももうヤりましたな空気醸し出してたらそれはそれでいやがるだろうに
    年頃の女の子って難しいわ…
    それはそれとして国近と蔵内には二人が付き合ってる事バレちゃってるけどいいの?

  • 156二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 06:50:10

    多少バレてた方が覚悟が決まるかもしれない

  • 157二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 15:43:01

    保守ありがとうございました!

    「あたしよりグイグイ行くタイプなんだな!豪快でいいじゃん!」
    「よくないわよ!!……で、でも娘さんの言うことだから、正しいのかも……?」
    あの、お二人の関係が先輩方に知られてしまいましたが……
    「沢村さんが忍田さんのこと好きなのって、その筋じゃ有名な話だよ〜?」
    「そうだったのか!?女子の噂ネットワークってこえーなあ」
    「そうも何も、東さんのおごりでご飯食べに行ったら、酔った沢村さんがこんな話してた〜って教えてくれたのは太刀川さんだよ〜?」
    「そうだったのか……え、そうだったか?」
    「俺は、王子が聞き齧ってきた妙な噂の一つに、お二人の関係があったので……。といっても大抵の噂は突拍子もないものなので、半信半疑でしたが」
    「つまりお二人はなんとなく知ってたんだね。ほぼノーダメージか」

    「ほら、交際も人それぞれのペースがあると言うだろう?」
    「いつ大きな戦いが来るか分からないというのにそんなことを言いますか!?私の国の二の舞を演じたいのですか!?」
    「そ、それは……そうなんだが……」
    「はあ……二人とも言い訳がましいところが却って不審に見えてきましたね。何かと理由をつけて言い逃れしようとする気では?」
    「そんなことない!!私は忍田さんのこと………………す、好きだもん……」
    「好きならもっと大胆になるべきです!」

  • 158二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 16:02:11

    大胆になったら本末転倒では…?いや二人の基準で大胆なら大丈夫か…?

  • 159二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 23:38:18

    このレスは削除されています

  • 160二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 10:27:10

    沢村さんがんばれ

  • 161二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 12:40:27

    瑠花ちゃん、あんた二人にどうなってほしいのよ?!

  • 162二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 13:49:19

    保守ありがとうございます…!


    「でも瑠花、なんか忍田さんに子供ができたら嫌とか言ってただろ」

    「嫌ではありません!然るべきステップを踏まずに身体の関係を持ち、あまつさえ子供ができるような事態になるのが嫌と言ったのです」

    「そ……そんな人でなしだと思われていたのか、私は……」

    「違います!忍田に限ってそんなことは無いと信頼しています!ですが万が一のことがあってはと……」

    「じゃあアレか!瑠花は忍田さんたちにどこでもイチャイチャしてもらって、俺たちラブラブですーって見て分かるようになってほしいんだな」

    「慶……あなたは私が本当にそう考えていると思いますか……?」

    「だって大胆になれって言ってたし」

    「0か100しか無いのですか!?私はただ大きな戦いが来る前に、二人がボーダー中のありとあらゆる人間から祝福されながら式を挙げ!一線を退けるよう後進育成をして!夫婦円満幸せに暮らしてほしいだけです!」

    「す、スケールが大きすぎます!!」

    「あたしの考えよりクソデカ計画だった!」

    「それに太刀川さんが言っていることと大差ないように思えるけどね」

    「そのためにも!今のような緩慢かつぎこちない付き合いから一歩進み、さらに積極的に愛をぶつけ合ってはどうかと考えたというわけです。分かりましたか慶」

    「ぜんぜんわからん。国近、どういうことだ?」

    「もっと近づいて〜ってことだよ」

    「なるほどな〜」

    「あの、瑠花さん、そのためには具体案を提示した方がお二人にも分かりやすいかと……」

    「蔵内は流石ですね。ボーダー全体に二人の関係を知らしめるためにも、手始めに交際の報告をdice1d2=2 (2) (1忍田 2沢村)からdice1d3=3 (3) にしてもらおうかと」


    1.A級B級隊長全員

    2.オペレーター全員

    3.上層部

  • 163二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 15:03:06

    沢村さんから上層部か、面白そう

  • 164二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 16:00:59

    恥ずか死するやつだコレ

  • 165二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 16:48:34

    上層部の人達「やっとか...」って思いそう

  • 166二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 22:34:27

    このレスは削除されています

  • 167二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 10:21:42

    このレスは削除されています

  • 168二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 14:03:37

    重ね重ね保守ありがとうございました!

    「交際の連絡を響子から上層部の者たちにしてもらおうかと」
    「瑠花ちゃん!?!?、???!!?」
    「瑠花さん!?その具体案はどうかと……!!」
    「連絡するのは大事だぞ?最初に言われるだろ、チンゲンサイしろって」
    「太刀川さん、それを言うならホウレンソウだよ〜」
    「おおおおおかしいわよ瑠花ちゃん!!なんでそうなるの!?」
    「瑠花……それは流石に私もどうかと思う……」
    「第一報告したとして、その翌日も翌々日もこれから先も!顔を合わせるメンツなのよ!?どんな顔して働けばいいの!!」
    「二人はこの関係を秘匿したいのですね。それほどまでに恥ずかしい関係だと?」
    「ぐ……言うことが極端すぎるよ瑠花ちゃん……!!」
    さ……沢村さんがあんなに取り乱されているお姿も、初めて見ました……!
    「ま、まさにされるがまま、といった感じですね……」
    「将来的に子供が欲しいとか、一線を退いて隠居したいとなったときにその場で打ち明けるよりも、先んじて宣言することで周囲の理解があった方が、両者のためにもいいでしょう」
    「ちょっと待て!話が違うだろ!!俺は忍田さんが結婚したら戦ってくれなくなるかもって聞いてこれに乗ったんだぞ!?」
    「太刀川さん、話が拗れるので一旦あっちに行きましょう」
    「すげー!指ぱっちん一つで蔵内さんを使役してる!お嬢様とかお姫様みたいだな!」
    「短期間で対応できる蔵内さんの適応力にも脱帽するね」
    「まったく、二人ともわがままばかりですね。陽太郎の方がよっぽど聞き分けがありますよ」
    「瑠花ちゃんがとんでもないこと言い出すからよ!」
    「ではせめて、二人の関係を私に伝えた証明として、この携帯に向かって報告してください」
    「そ、それくらいならまあ……。えっと、私、沢村響子は、忍田真史さんとお付き合いさせてもらっていみゃ、……います」
    「忍田からは何か言うことはないのですか」
    「私もか!?そうだな……彼女の明るい笑顔を見ると心が温かくなるよ。私の趣味にも寛容で、私には勿体無いと感じていたくらい素敵な女性だ」
    「おお〜、すごい惚気が炸裂した〜!沢村さんの顔がみるみる真っ赤だぞ〜!?」
    沢村さん…………なんて幸せそうなんだ…………!!
    「ありがとうございます。だそうですが……ちゃんと聞こえましたか?唐沢」

  • 169二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 22:19:23

    唐沢さんの反応や如何に

  • 170二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 01:07:03

    成人同士なら問題なさそうだけど一応ボーダーは組織内恋愛非推奨なので唐沢さん含め上層部がどう思うかは気になるねえ

  • 171二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 12:17:04

    このレスは削除されています

  • 172二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 16:23:16

    「……………………え?」
    『もちろんバッチリですよ。ここにいる全員に、ちゃんと聞こえてます』
    「──僕の唐沢さんの声がした」
    (謎の枕詞が付いているな……)
    『前々から何かあるのではと思っていたが……まさかそういう関係だったとはねえ』
    「ねっきーだ〜〜!!ねっきーの声だ!!よっしゃ〜〜!!」
    「根付さんのことあだ名で呼んでる奴、はじめて見たな」
    「瑠花ちゃん!?!?なななな何してるの!?」
    「駄々をこねるのは目に見えていましたから、二人が餌やりをしている間に唐沢と連絡をしておいたのです。私からの着信があったら、何も言わずにスピーカーにして上層部に聞こえるようにしておいてと」
    「なるほど〜、そもそもの提案自体が釣りだったんだね。巧妙な罠だ〜」
    「し、しかし城戸司令がなんと仰るか……!!」
    『……自らの職務を全うするのであればかまわん』
    (さ、さすがです!大人の余裕が電話越しにでもひしひしと……!)
    『が……仕事中は同僚同士として節度のある付き合いを心がけたまえ。以上だ』
    「上司からの公認もいただけましたし、これで無事に心置きなく交際することができますね」
    沢村さん、本当におめでとうございます!私、私……ぐす……
    『ところで、式はいつ挙げるんです?手配しますよ』
    「まっ、まだそこまでじゃないです!!」
    「ボーダーの資金で挙げるつもりか……!?」
    『ははは、冗談ですよ』

  • 173二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 17:53:57

    そろそろ終わりかな?

  • 174二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 18:19:35

    忍田さんと沢村さんなら公私はしっかりしてそう

  • 175二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 23:12:17

    このレスは削除されています

  • 176二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 10:58:17

    保守ありがとうございます!

    「東さんから聞いたぜ、今回も恋のキューピッドだったらしいじゃねーか」
    「今回も見守ってるだけのつもりだったんですが……太刀川さんがね」
    「またかよ!?何回立ちはだかってんだあいつ……」
    「でも太刀川さんチームの瑠花ちゃんがいなかったら、こうはなってなかったよな〜!間違いなく今回のMVPだな!」
    蔵内さんや国近さんも、さすが生徒会長にA級1位舞台のオペレーターさんという感じで……サポートの手腕が巧みでしたね。
    「で、太刀川は余計だと」
    「そ、そんなことないです!全ては太刀川さんがこのメンバーを集めてくださったおかげですから!」
    「包み隠さず言うと、太刀川さんの功績はそこぐらいだよね」
    「二人がくっつくことで忍田さんと戦えなくなることを危惧してたもんな!」
    「あー……あいつらしいな。言ってる様子が目に浮かぶわ……」

  • 177二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 20:10:17

    メンバーじゃないのに諏訪さんがいる時のいつもの感

  • 178二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 21:57:34

    このレスは削除されています

  • 179二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 09:55:42

    このレスは削除されています

  • 180二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 13:18:46

    保守ありがとうございます…!

    「そういや日佐人が言ってたんだけどよ、どうやらC級の間で妙な噂が流れてるらしいぞ」
    「えっ、どんなどんな!?」
    「テコでも勉強しない太刀川を一声で黙らせ課題をやらせる、ボーダーの裏番長が存在するらしい」
    ………………それって……
    「A級1位の隊長ですら、そいつの前では泣いて言うことを聞くしかない……そんな奴がいるとはこえーなあ、忍野?」
    ちがっ!?違います!!敵わないとかじゃなくて、いや、そもそも私は太刀川さんに負けたことがありますから!!
    「えーー!?裏番長ってすげーじゃん!!かっこいい!!」
    「じゃあ僕たちも対抗して、『その裏番長を育てたのは諏訪さんで、そんな諏訪さんは三門イチのヤンキーだった』って噂を流そうか」
    「だ、ダメですからね!?」

    「にしてもあの二人、今までと変わらねーように見えるけどな。あの人らはきちんと公私を区別するとは思うけどよ」
    いえ、沢村さんは大分変わられましたよ。まず忍田さんと話した際の笑顔が例年よりも明るく眩しく……具体的に言うと声色や笑う回数などが変化、増加していて、それ以外でも思い出し微笑の回数と頻度が例年より三倍増、お二人が歩いている際の距離も縮まっています。スライドを映しますか?
    「情報量だけでも十分こえーのにスライドまで作ってあるのかよ!?」
    「食堂行くと、よく二人でご飯食べてるもんな!見せつけてくれるぜ〜!」
    「こ、公私を区別していても、そこそこの正隊員さんは雰囲気で分かっちゃうみたいです。あの……上司と部下の食事にしては、幸せオーラがすごいので」
    「でもこの間、生駒さんが二人の話に入っていこうとして、弓場さんに止められてたね」
    「生駒……あいつはそういう抜けてるとこがあっからなあ……」
    「だからあんなに凄腕で料理上手でもモテないのかな?」
    「こら御影!!言葉をオブラートに包んで!!」

  • 181二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 20:48:39

    御影ちゃん容赦なくて草
    …イコさん閉じ籠ってもうた…

  • 182二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 01:34:49

    イコさん…

  • 183二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 08:26:40

    このスレも200が見えて来たな…

  • 184二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 14:33:59

    「よし、そんじゃそろそろ行くか」
    「沢村さん達の次は諏訪さんと忍野くんがデートかい?なら後ろから見守らなきゃね」
    「ちげーよ!ガンナー同士の交流会に行くんだよ!忍野は確か初めてだったよな」
    はい!他の方のお話を聞いたり、お手合わせしたり……楽しみです!
    「ガンナーもそういう集まりあるんだなー。影井はそういうの行ってなくないか?」
    「レイガスト使いなんて片手で足りるからね。大々的に開く必要がないんだ」
    「つーことで忍野借りてくぞ。どら焼きとお茶、ご馳走さん」
    「お、お疲れ様です!あの、よろしければまた来てくださいね」
    「頑張れー!忍野は早く帰ってくるんだぞー!」

    「はあ……忍野くんが諏訪さんに攫われていっちゃったね。先に彼と出会っているのは諏訪さんとはいえ……胸が痛いよ」
    「さ、攫われてはないですよね……?」
    「それより今夜の忍田夫妻一歩前進おめでとう&おつかれ打ち上げ、どこに食いに行く!?思い切って焼肉とか!?」
    「さっきからお腹の音がうるさいと思ったら……まさかそのために何も食べてないとかじゃないでしょうね」
    「当たり〜!さすが恋川、あたしのことなんでも分かってんじゃん」
    「監視のついでじゃない、純粋なご飯を食べに行くのは久しぶりだね。僕たちの結成会以来じゃないかな?」
    「もうそんなに経ってたっけ!?懐かしいな〜!あの頃の忍野はB級上がりたてで、すっごいドギマギしててさ〜」
    「な、なんというか……今の忍野くん、きりっとした感じになりましたよね」
    「前は諏訪さんの後ろをひょこひょこついていく姿が可愛かったけど、今の諏訪さんと並んで歩く忍野くんも凛々しくていいよね。どっちも捨てがたいな……」

  • 185二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 19:41:10

    影井キッショいけどすき

  • 186二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 01:22:00

    保守

  • 187二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 10:08:29

    保守ありがとうございます!

    「しっかし……あの人のそばに居られれば十分、って言ってた奴が、まさかその人の恋を成就させちまうとはなあ。まさしく事実は小説よりも奇なりだな」
    私もまさか、沢村さんとお話するどころか……作った料理を食べていただいたり、そ、その……手に触れたりする日が来ようとは、夢にも思いませんでした。
    「戦う腕前と同じように、人としても成長したってことだろ。ピカピカの真っ白い服着て俺の後ろついて回ってた頃からおめーのこと見てる俺が言うんだから間違いねえ」
    諏訪さん…………ず、ずわざん……!
    「なんで泣くんだよ!!あーもう、褒めたぐらいですぐ泣くな!涙腺の弱さは変わってねぇのな……」
    だ、だっで……諏訪ざんに褒められると嬉じぐっで……つい……
    「あ、諏訪さん新人を泣かせてる。遅いと思ったらそんなことしてたなんて」
    「冤罪だ犬飼!戻って言いふらそうとすんな!変な噂流される前に行くぞ、忍野!」
    ……はい!

    単位と恋路とストーカー兼ボーダー隊員 おわり






    「いつになったら忍田さんは俺と戦ってくれるんだよ……元気そうなときに声かけても、いっつも沢村さんの先約が入ってるっておかしくないか?」
    「太刀川さん、それがデキる男のレディーファーストというものだよ〜」
    「そんなこと言ったら俺だってA級1位だからファーストだぞ!」
    「おお……太刀川さんが英語を使われている……!」
    「失礼だな唯我、俺だってファーストぐらいわかるぞ」
    「まあでも、人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られろ、って言葉もあるんで、他人の恋は邪魔しちゃダメっすよ」
    「馬か〜。そういえば来馬さんって、太刀川さんの同級生だったよねぇ」
    「ってことは俺……来馬に蹴られるのか!?あんな虫一匹潰せなさそうな奴がガチギレして暴力振るうくらい、人の恋に割り込むのってダメなことなのか!?!?」

  • 188二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 10:16:54

    ここまで読んでくださった皆様、誠にありがとうございます。
    11月から約3ヶ月、途中でスレを落としてしまったり体調を崩したりと紆余曲折ありましたが無事に完結まで漕ぎ着けることができました。
    人を選ぶオリキャラスレかつ遅筆ということもあり、書き始めたことを後悔したり申し訳なく思ったりしたこともありましたが、影井隊のみんなに対するコメントやダイスへの反応、なにより保守していただけたことやスレを落としてしまった際に戴いたスレ経由でのコメントが大きな励みになりました。皆様とそのスレ主様にはこの場を借りて感謝申し上げます。
    皆様からの保守や反応、コメントと共に皆様と作り上げたこの作品が、少しでも楽しんでいただけていたらスレ主冥利に尽きます。改めましてここまで読んでいただき、誠にありがとうございました!
    沢村さんと忍田さんの未来に幸あれ……

  • 189二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 15:22:19

    お疲れ様です!ストーカー部隊の活躍とても面白かったです!

  • 190二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 18:32:27

    お疲れさまでした
    とても楽しませてもらいました

  • 191二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 19:27:35

    お疲れー
    忍野くんはストーカー続けんのかな…

  • 192二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 20:26:00

    この3ヶ月間読むのが楽しみだったけどついに完結…!
    個人的に片思い応援派なので忍沢成立がかなり嬉しかったし忍野たち4人とも濃くて面白かった
    また気が向いたら何か書いてほしいなと思いつつ、今はとにかくお疲れ様でした!

  • 193二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 21:44:49

    しかし完全にとばっちり(自業自得)だったな太刀川さん…いや単位守れたから棚からぼた餅なのか…?

  • 194二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 22:03:28

    >>193

    太刀川さんならぼた「餅」に喜ぶかもしれない

  • 195二次元好きの匿名さん24/02/10(土) 09:08:25

    ところで蔵っちはなんであんなに瑠花ちゃんに馴染んでたんです??

  • 196二次元好きの匿名さん24/02/10(土) 10:44:34

    忍沢大好きなので毎日読んでて楽しかったです!ありがとうございました

  • 197二次元好きの匿名さん24/02/10(土) 16:28:05

    影井はそろそろ被害者の会が作られそう

  • 198スレ主24/02/10(土) 16:32:18

    >>195

    王子くんの無茶振りに慣れているはずなので、王女さまへの適応スピードも早いだろうと思いああなりました。

  • 199二次元好きの匿名さん24/02/10(土) 20:58:27

    >>198

    ヌッシありがとうございます、本編の樫尾といい王子に慣れる事がアドバンテージになってて草

  • 200二次元好きの匿名さん24/02/10(土) 21:00:11

    このレスは削除されています

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