- 1読み手24/04/08(月) 09:45:51
昔々、それはそれは美しい容姿と心を持ち合わせた一人の少女が居ました。
少女は両親からの愛情を一身に受けてすくすく成長しましたが、ある時母親は病気によって亡くなってしまいました。
傷心の娘のためにもと思い、父親は新しい母親を探し、やがて再婚しました。
継母 dice1d114=49 (49)
- 2二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 09:47:25
義姉っぽいやつが継母になったな……
- 3読み手24/04/08(月) 09:49:56
継母は父親と再婚する前から既に二人の娘がおり、共に少女よりも年上だったため、二人は少女の義理の姉となりました。
義姉A dice1d114=29 (29)
義姉B dice1d114=55 (55)
- 4二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 09:55:48
訛デレラじゃないか！？
- 5読み手24/04/08(月) 10:11:59
少女に新しい家庭ができてからそう間もない頃、唯一の肉親であった父親も交通事故で亡くなりました。
その辺りから少女は継母と義姉たちから疎まれることが増えるようになりました。
「まだ家事失敗したんだが？もう...何度もへってらでねが、これどこれは一緒さ洗ってはいげねって...。ってああっ！暖炉の灰はそったに雑さ扱ったら...」
「はぁ...アンタ、マジトロいよなー。今日もミスって家ン中灰まみれ...。アンタ、これから『シンデレラ(灰かぶり)』って呼ぶから。もうミスんなよなー。」
「ノーベラス☆★」
少女、いやシンデレラは三人に𠮟られながら家事をする日々を送っていました。
シンデレラ dice1d114=90 (90)
- 6二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:14:13
ちょっとガサツ寄りのシンデレラですな…
- 7二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:14:33
なんでここまでシンデレラに似合わないやつ引くんだよ
- 8二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:18:50
反骨心の強そうなシンデレラきたな
- 9読み手24/04/08(月) 10:19:14
「はぁ...毎日毎日したくもねぇ家事ばっか...。俺だってあんなヤツらが母親と姉じゃなけりゃ、今頃街のヤツらとか城のヤツらとっちめてテッペン取れてたってのによ...。」
シンデレラは日々を過ごすうちに荒んだ性格になってしまい、果てにはグレてしまいました。 - 10二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:20:01
実馬の血縁的には継母が子の方なの笑える
- 11二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:21:07
継母と分かり合えそう
- 12二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:22:24
ママ母ってなんでわざわざママと母って2回言ってるの？
- 13二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:23:28
ポッケの性格を逆手に取って荒んだ生活によってグレた事にするの好き
- 14読み手24/04/08(月) 10:29:38
そんなある日、お城で舞踏会が行われることになりました。
「今年の舞踏会ぁ、王子様の婚約者ば見初める催しも兼ねでららしいだよ。うまぐいげば、その...お姫様になれるがも...。」
「お姫様！？プリンセス！？それってとってもマーベラス☆★☆」
「マジヤベー、王子様じゃなくても結構良い男集まるっしょ？無理でもそん中から選べばいーし！」
継母と義姉二人はノリノリでした。
「...舞踏会か、俺には縁もねぇしガラでもねぇわな...。」 - 15二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:30:10
まあそうなるわな
- 16読み手24/04/08(月) 10:41:10
舞踏会当日。
継母と義姉二人は綺麗なドレスに身を包み、舞踏会に出かける準備をしていました。
「ちょいシンデレラ。あたしら留守にすっからさ、ちゃんと家居ろよなー。勝手に舞踏会とか出んじゃねーぞ。」
「はんっ！ハナっから趣味じゃねぇよ。さっさと行きやがれ。」
「はぁ…マジ生意気だわー。んじゃね、また灰まみれにしたら今度こそ追い出すから。」
「こっちから願い下げだ！」
口喧嘩を挟みつつも、継母と義姉二人はお城へ向かいました。 - 17二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:48:03
このレスは削除されています
- 18読み手24/04/08(月) 10:49:08
シンデレラが一人で黙々と家事をしていると、お城の方から楽しそうな笑い声が聞こえてきました。
「......俺も、あんな風にシャバに出て、楽しく笑って過ごしてぇだけなのに...。」
洗濯物を擦る手が止まります。
「...あああっ！クソッ！クソッ！！クソッ！！！」
シンデレラは暗い部屋で一人涙を流しながら洗濯物に八つ当たりをするしかありませんでした。 - 19読み手24/04/08(月) 10:52:42
「コンコン」
「...客か？ｽﾞﾋﾞｯ...こんな時間に...？」
シンデレラが泣いていると、誰かが家の扉をノックしてきました。
シンデレラが恐る恐る対応すると、大きな帽子とローブを纏った女性が立っていました。
魔法使い dice1d114=105 (105)
- 20二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:58:43
割と似合うな
- 21読み手24/04/08(月) 11:11:44
「ハーイ！こんばんはシンデレラ。」
「...誰だアンタ？」
「私は魔法使い！あなたみたいな悩めるレディーを助けるためにやって来たの。」
「魔法...？絵本とかによくあるアレか？魔法使いってよりはどっちかっつーと美魔女って感じに見えんだけど...。」
「あらありがと。で、ここからが本題。シンデレラ、あなた本当は舞踏会に行きたいんでしょ？」
「は、はぁ？何言ってやがんだ。舞踏会なんざ、小綺麗に澄ました顔でチャララ―って踊るヤツだろ？俺はもっとこう...アグレッシブな方が...。」
「でも、''テッペン''は目指してみたいわよね？」
「...ッ！」
「舞踏会で一番魅力的だった女の子は王子様の奥さん、つまりお姫様...この国の女性の''テッペン''に立つことが出来る。だから目指してみたい出てみたい。そうでしょう？なにか違うかしら？」
「違っ...わねぇよ...。テメェの言うとおりだよ...出れるもんならそりゃあ出てみてぇよ...。でも、俺にはアイツらみたいな一張羅ねぇし、この灰まみれで雑な縫い目まみれの汚ぇ服だけだ...。」 - 22二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 11:15:59
魔女っぽいやん
- 23読み手24/04/08(月) 11:16:55
「なーんだそんな事？思い出して、私は魔法使いよ？そんな悩みなんて…えいっ！」
「わわっ！な、何だ！？」
シンデレラが光に包まれると、シンデレラの汚い衣服は綺麗な黄色いスポーティーな衣装に変わりました。 - 24読み手24/04/08(月) 11:19:16
「こ、この服…！スゲェ…！俺好みのめちゃくちゃイカす特服だぜ…！！！」
「気に入ってくれたようで嬉しいわ！じゃ、会場に行きましょ、シンデレラ。」
魔法使いは夜ご飯として置かれていたカボチャを綺麗な車に、シンデレラが使っていた洗濯板とバケツを二人の車引きに変身させました。
車引きA dice1d114=61 (61)
車引きB dice1d114=67 (67)
- 25二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 11:19:57
いやその二人は舞踏会出てろよ
- 26二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 11:20:23
さすがに草
- 27二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 11:24:34
貴族の娘っぽい二人が車引きなのじわじわくる
- 28読み手24/04/08(月) 11:35:03
「シンデレラさん、私今日はシンデレラさんのためにも頑張りますね！」
「...って、私たちが車引きなの！？舞踏会側じゃなくて！？」
「いいじゃないですか洗濯板さん。私、人力車とか憧れだったんです！」
「ダ、ダイヤモンドさん、あんまり洗濯板さんって呼ばないでもらえるかしら...。」
「せ、洗濯板さん！ちゃんとバケツさんって呼んで下さい！」
「...まぁ退屈はしなさそうだな。」
「シンデレラ、最後に一つ忠告よ。０時を過ぎるとこの魔法は解けてしまうから気を付けてちょうだいね。」
「パッと行ってパッとテッペン取りゃいい話だろ？任せろって。」
シンデレラが車に乗り込むと、車は動き始めました。
「ちょちょちょちょっと！ダイヤモンドさん！歩幅ぐらい合わせなさいよっ！！！」
「じゃあな魔女！サンキューな！」 - 29読み手24/04/08(月) 11:38:36
お昼に行ってくるので少し止まります。
お城に到着したところから再開予定です。 - 30二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 12:26:49
かぼちゃのウマ娘車か…シュールだ
- 31二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 12:47:23
あれじゃね？人力車みたいな形状なんだよ
- 32二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 12:53:35
舞踏会にいる図しか浮かばない二人が引手なのトンチキ劇感あって面白い
- 33読み手24/04/08(月) 13:28:38
車引き二人の尽力もあり、シンデレラはあっという間にお城に到着することができました。
「お前らもサンキューな。」
「ありがとうございます！お役に立てて嬉しいです！」
「はぁ...はぁ...。キングに感謝なさい...。ふぅ...。」
「んじゃあカチコミ行くぜ！待ってろ王子様ぁ！！！」
シンデレラは荒々しくお城の中へ入っていきました。
「...私たちも0時まで踊ってみますか洗濯板さん！」
「だから洗濯板って呼ぶのやめなさいよ～！」 - 34読み手24/04/08(月) 13:31:42
その頃、王子様はとても退屈していました。
確かにドレスで着飾った美しい女性たちが大勢居ますが、不思議とどの女性も魅力的には見えなかったからです。
王子様 dice1d114=104 (104)
- 35二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 13:35:03
王子様とシンデレラ逆じゃね？
- 36二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 13:37:58
新訳みたいなノリの創作にありそうな性格名感じに全体的になってきた
- 37読み手24/04/08(月) 13:40:07
「皆さん大変素晴らしい女性ですが、私にリードを求める人たちばかり...。もっと積極的で、高ぶらせてくれるような方はいらっしゃらないのでしょうか...。」
そんな時、王子様の執事がやって来ました。
執事 dice1d114=67 (67)
- 38二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 13:40:52
どうするのこれ
- 39読み手24/04/08(月) 13:41:13
ダイヤちゃん被ったので振りなおします。
（初めて起きた...）
執事 dice1d114=4 (4)
- 40二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 13:42:04
執事さんが扮して先行して王子に合いそうな女性を探し回ってたみたいな感じになってきた
- 41二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 13:48:53
実馬が子を成した仲のシンデレラと王子様なのおもろいな
- 42読み手24/04/08(月) 13:55:54
「しょんぼりプリンスこんばんみ！ほの字な相手は見つからない？」
「そうですね。装飾品が眩しくて頭痛がしてきましたので、一旦自室に戻ってみようと思います。」
「あら結構グロッキー？チョベリバはノンノンだから、ちゃんと休んできてちょうだいね。」
「ありがとうございます執事さん。では。」
「バイビー☆」 - 43読み手24/04/08(月) 14:08:42
「はぁ...。」
王子様がため息をつきながら廊下を歩いていると、突然誰かに肩を抱かれてそのまま背中を壁に押し付けられました。
いわゆる壁ドンの体勢です。
「よぉ、メガネの兄ちゃん。ちょっと聞きたいことあんだけどいいか？」
「は、はい...。」
「聞き分け良くて助かるぜ。そうそう、王子様の場所知らねぇか？ここ広ぇから迷っちまってさぁ。王子様と踊るために来たのに時間無くなっちまうぜ...。」
「あ、えっと...私が王子です...。」
「えっマジ？それなら話早ぇぜ。なぁ、俺と踊ってくれねぇか？王子様。」
シンデレラが王子様のアゴを持ち上げながらそう尋ねると、王子様はひどく赤面しながら了承しました。 - 44二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 14:10:52
ポケ×メサ、キテル...
- 45二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 14:12:54
やっぱ逆転してて草
- 46二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 14:15:42
ジャンポケとエアメサイアって交配相手で仔もいるんだよね
- 47二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 14:16:18
- 48読み手24/04/08(月) 14:17:52
「呼び止めといてなんだけどよ、本当に廊下でいいのか？」
「構いません。...是非とも私をリードしてくださいな。」
「おうよ！」
二人は会場から微かに漏れ聞こえる音楽に乗って踊り始めました。
王子様とシンデレラはそれはそれは楽しそうに、時間も忘れるほどにまで踊りました。 - 49読み手24/04/08(月) 14:23:37
「あ、あのっ...お名...
リーンゴーン リーンゴーン
リーンゴーン リーンゴーン
「あん？これ、何の鐘だ？」
「えっと...０時を告げる鐘の音です...。」
「０時を...？ って、わーーーーーっ！！！！！は、早く帰らねぇと...！ああえっと、王子様ありがとな！楽しかったぜ！」
「あ！待って下さい！お名前を...！」
王子様が呼び止めようとした時には、もう既にシンデレラの姿はありませんでした。 - 50二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 14:26:41
まさかの史実CP
いいな… - 51二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 14:27:06
実際メサイアシナリオでポッケの出番ありそう
- 52読み手24/04/08(月) 14:30:38
「...おや？」
王子様が呆然と立ち尽くしていると、廊下の隅の方に靴が片足だけ転がっていました。
「彼女のものでしょうか…。」 - 53読み手24/04/08(月) 14:41:21
「はぁ...はぁ...あぶねぇ...。って、靴どっかで脱げちまったか...？まぁしゃあねぇか。」
「シンデレラさーん！早く乗ってくださーい！」
「魔法がじんわりと消えていくタイプで良かったわね！楽しめた？」
「おう！めちゃくちゃ楽しかったぜ！」
「そう、良かったわ！じゃあ私たちが元に戻る前に帰るわよ！バケツさん、行くわよ！」
「わーい！初めて呼んでくれました！はいはーいバケツさんでーす！」
シンデレラと車引きは大急ぎでお家に帰りました。 - 54読み手24/04/08(月) 14:48:11
シンデレラがお家に戻ると、役目を終えたかのように洋服は元の汚れた服に、車はカボチャに、車引きたちはそれぞれ洗濯板とバケツに戻ってしまいました。
車引きたちは戻る寸前に手を振っていたので、シンデレラは軽く振り返しました。
「...また会えっかなぁ。」
シンデレラの頭の中は王子様のことでいっぱいでした。 - 55読み手24/04/08(月) 14:59:09
翌朝。
「はーっ...マジ良い男おらんかったし王子様見えないし舐めてんのかって感じー。ネイルもバチバチにキメてきたのに誰もなーんにも言わねーの。マジありえんわー。」
「まあまあ母っちゃ。でも見初め式って話だったのに王子様には結局会えながっただね。ほんにあの場さ居だんだべが...？」
「アタシは誰も近づいてくれなかった！でもお料理美味しかったからマーベラス☆」
「......。」
「...どーしたんシンデレラ。今日はやけに口数すくねーじゃん。」
「へ？あ、あぁ...。いや、なんでもねぇよ...。」
継母と義姉二人は上の空のシンデレラを不思議に思いました。 - 56読み手24/04/08(月) 15:04:53
そんなある日、継母のところへ伝令が来ました。
王子様が国中の女性を集めていると言うのです。
「マジ？もしかして舞踏会の結果発表的な？いやこれは行くしかねーっしょ！おーいシンデレラー！」
「...あんだよ。」
「また留守頼むぞー！」
「あいあい。」 - 57読み手24/04/08(月) 15:10:57
広場には国中の女性が集まって、順番に片足のみが残された靴を履こうとしていました。
王子様が「この靴を履いてピッタリだったものを妻にする」と言ったので、国中の女性が血眼になって履こうとしますが、入らなかったりブカブカだったりで誰もピッタリハマりません。 - 58二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 15:14:43
そういやポッケって靴のサイズ不明だっけ
- 59読み手24/04/08(月) 15:14:46
誰もピッタリ履けぬまま、いよいよ継母たちの番になりました。
まずは次女から履いてみます。
「ドキドキ！」
次女がそーっと脚を入れてみましたが、履いてみるとブカブカでした。
小柄な次女には少し大きかったようです。
「うわーん！ノーベラス...★★★」 - 60二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 15:16:58
史実親子(逆転)に史実産駒あり(逆転)はだいぶダイス神仕事してる
- 61読み手24/04/08(月) 15:22:12
続いては長女です。
「入ってぐれ入ってけろ...！」
念じながら入れてみましたが、少しばかり大きかったようでピッタリではありませんでした。 - 62二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 15:23:23
これ、原作だと足を（物理的に削って無理やり）入れようとしたんだっけ？
- 63読み手24/04/08(月) 15:27:23
最後に継母です。
「長女と足の大きさあんまり変わんねーのに...どーしよ...。」
不安も募る中恐る恐る入れてみましたが、やはりジャストフィットとはなりませんでした。 - 64読み手24/04/08(月) 15:30:58
「ねえプリンス。もう居ないっぽい。どーする？」
「...隣国の方だったのでしょうか...。」
「えーっ！？隣国って...結構離れてるわよ！？冗談はよし子ちゃんって感じだわ！」
「いったい、あの方は誰だったのでしょう...。」 - 65読み手24/04/08(月) 15:35:15
一方その頃シンデレラのお家では相変わらずシンデレラが洗濯物を洗っていました。
コンコン
「はーい。...誰だ？」
シンデレラがドアを開けてみましたが、そこには誰も居ませんでした。
イタズラかと思い、ドアを閉めようとすると地面に手紙が落ちているのに気付きました。 - 66読み手24/04/08(月) 15:36:23
- 67読み手24/04/08(月) 15:39:58
シンデレラは広場へ全速力で向かいました。
木の枝に引っかかって服が裂けたり、転んで膝を擦り剝いても気にせずに広場へ向かいました。
王子様が待っているのですから。 - 68二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 15:40:55
- 69二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 15:47:00
このレスは削除されています
- 70二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 15:48:45
この台詞とハートのマッチ感よ
- 71読み手24/04/08(月) 15:52:27
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！！！！」
広場に着いたシンデレラは雄叫びを上げました。
広場に居た全ての人々がシンデレラの方を向きました。
「やだ...何あの子...。汚らしい...。」
「生傷まみれじゃないの...。」
「服もあんなにボロボロで...。」
周りの声に一切耳を傾けず、シンデレラは靴の方へと向かっていきます。
「おいシンデレラ！アンタ何しに来たんだし！？アンタみたいなの、やる前から分かる！入んねーに決まってっし！早く帰んな！」
「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！！！！！！」
シンデレラは立ち塞がってきた継母に向かって強烈な頭突きをお見舞いしました。 - 72二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 15:54:25
昔話かと思ったらヤンキー漫画になっていた
- 73読み手24/04/08(月) 15:58:01
「なんでネイルも割れんのウザ...最...悪......。」
継母が倒れると、シンデレラの道のりを邪魔するものは誰一人として居ませんでした。
そして、シンデレラは靴の元までやって来ました。
「じゃ、じゃあスケバンちゃん...！履いてみてちょーだい！」
「...おう。」
シンデレラが靴に足を入れてみると、体の一部であったかのようにピッタリとハマりました。 - 74読み手24/04/08(月) 16:06:05
「......もう一度会いたかったです...。」
「...へっ、俺もだぜ王子様。」
「あの...あの夜聞けなかったのですが、もしよろしければお名前を...。」
「......俺は、ジャングルポケット。もう灰かぶり(シンデレラ)なんかじゃねぇ。俺は俺だ。ジャングルポケットだ！！！うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！！！！」
ジャングルポケットの雄叫びは、国中に響き渡りました。 - 75読み手24/04/08(月) 16:23:23
しばらくして、二人の結婚式が執り行われました。
ジャングルポケットの衣服はあの日、魔法使いが仕立ててくれたあの服を模したものになりました。
「ポケットさん...。」
「どうした？メサイア。」
「...また、私と踊って頂けませんか？今度は時間を気にすることなく、永久と思うほどに...。」
「ハハッ。良いぜ。今度も俺がリードしてやる。あっと、その前に...。」
ジャングルポケットは王子様の唇に口づけをしました。
王子様への思いやりを、ジャングルポケットへの陶酔を、そして互いの信頼を再度確認するような口づけでした。
「...口づけとは、こんなにも甘酸っぱいものなのですね...。」
「そうだな。...んじゃ、ついて来いよ王子様。」
「はい...！」
二人はいつまでも楽しく、仲睦まじく暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。 - 76読み手24/04/08(月) 16:31:06
お疲れ様でした。今回はシンデレラをお送り致しました。
シンデレラがイケメン過ぎて王子様の立場が逆になってしまった感は否めませんが、何だかんだで綺麗に着地出来たのではないかと個人的に思います。
あとこのシリーズで初めて史実夫婦を取り扱った(取り扱えた？)作品にもなりました。ダイス神に感謝ですね。
それだは皆さん、また何かのお話でお会い致しましょう。改めてお疲れ様でした。 - 77読み手24/04/08(月) 16:34:57
昔ばなしシリーズの過去作です。
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お疲れ様でした！
今回も面白かったです！ - 79二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 16:47:07
ジョーダンのレス
- 80二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 17:23:58
ポケメサ展開にニヤニヤした有難う
ダイス神有難う - 81二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 18:05:42
- 82二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 18:14:35
今後の公式での供給が楽しみな組み合わせで最高でした
ポッケがかっこ良すぎて性別逆転シンデレラ…ってなった - 83二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 19:51:36
いいおはなしだったなー
- 84二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 22:07:07
相変わらず個性を活かしつつキレイにお話をまとめなさる……めでたしめでたし
- 85二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 22:29:03
なるほどエアマスカット…
- 86二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 07:36:10
映画と二部で話題性もばっちりだな…！
(そろそろ討死しないノーリーズンの出てくる話も見たいがダイス神のことだから)