ウマ娘昔ばなし『金のガチョウ』

  • 1読み手24/03/25(月) 12:14:11

    昔々のあるところに3人の兄弟が居ました。

    上の兄2人は頭は良かったですがとても意地悪で、1番下の弟は頭はあまり良くない方でしたがとても優しい心の持ち主でした。


    長男 dice1d114=81 (81)

    次男 dice1d114=20 (20)

    三男 dice1d114=45 (45)

  • 2読み手24/03/25(月) 12:18:55

    ある日、長男のコパノリッキーが森へ木を切りに行くことになりました。


    「お母さん!お弁当ちょうだい!」


    3人の母親は卵を入れて焼いたフワフワのケーキと、上等なワインのお弁当を長男のために作りました。

    長男はお弁当を持って上機嫌で森へと向かいました。


    母親 dice1d114=71 (71)

  • 3読み手24/03/25(月) 12:20:51

    長男が森へ行くと、老齢の小人さんが木にもたれかかっていました。

    どうやらお腹を空かせているようです。


    小人 dice1d114=108 (108)

  • 4読み手24/03/25(月) 12:30:29

    「はぁ…めちゃくちゃお腹空いたっす…。どうしたもんっすかね…。」
    「…あのお爺さん、なんなんだろう…。なんだか。良くない気の集まりを感じる…。」

    小人さんはかなりお腹を空かせているようでしたが、長男はそれを無視してそそくさと行こうとしました。
    早足で歩く長男を小人さんが呼び止めます。

    「あ、そこの人!待ってほしいっす!あんたのそのお弁当、少しでいいんで分けてほしいっす!」
    「そんなにお腹空かしてるお爺さんなんて、私のお弁当全部食べちゃうでしょ!何言われたってあげないよ!私は今日、木を切りに来たんだから!」

    長男は結局小人さんを無視して木を切り始めました。

  • 5読み手24/03/25(月) 12:36:03

    長男はしばらく小人さんを無視して黙々と木を切っていると、突然持っていた斧が手を滑り、腕に大怪我をしてしまいました。

    「コパーーーッ!?!?!?」
    「…はぁ。」

    小人さんは憐れむような顔で大怪我をした長男を見ると、お腹を空かせたまま森の奥へ消えていきました。
    一方の長男は町の病院で治療を受ける事になってしまいました。

  • 6読み手24/03/25(月) 12:42:44

    長男が大怪我をしてしまったので、今度は次男が行く事になりました。

    「兄ちゃんどんくさいなぁ!まっ、ウチがパパッと切ってったるから、オカンも安心してくれや!」
    「ったく…無事に帰って来いよ…。」
    「任せぇや!」

    母親は次男にもフワフワのケーキとワインの入ったお弁当を持たせました。

  • 7読み手24/03/25(月) 12:49:49

    次男が木を切りに来ると、また小人さんがお腹を空かせて座っていました。

    「はぁ…お腹空いたっす…。」
    「なんや?おっちゃん腹空いとんか?」
    「そうなんっす…。もう最近ずっとこんな感じで…。あなたのお弁当、少しでいいんで分けてくれないっすか…?」
    「はぁ!?こない腹空かしとるおっちゃんにやったらウチの分も無くなってまうやろが!この弁当はやらんで!あっち行き!しっしっ!」
    「…はぁ。」

    小人さんがガッカリして森の奥へ消えるのを見届けた次男が木を切り始めると、持っていた斧が滑って足に大怪我をしてしまいました。

    「んなアホなーーー!!!」

    次男も病院で治療を受ける事になってしまいました。

  • 8読み手24/03/25(月) 12:58:45

    三男のスーパークリークは怪我をした兄2人のためにも自分が木を切りに行くことを決心しました。

    「お母さん、私がお兄ちゃんたちの分まで木を切りに行って来ます…!」
    「…お前のようなドジでトロい奴に何が出来るんだ?上の2人が怪我をするような状況なんだ。お前なんて、腕や足だけじゃ済まねぇだろう。」
    「でも!お願いします!確かに私、おっとりしてますけど…!お兄ちゃんたちの役に立ちたいんです!」

    三男があまりにせがむものですから難色を示していたお母さんも遂に根負けし、三男を森に行かせる事にしました。

  • 9読み手24/03/25(月) 13:02:19

    「…ほらよ、弁当だ。」

    お母さんは三男にお弁当を作ってはくれましたが、兄2人の時とは違って粉と水を混ぜただけの粗末なケーキと酸っぱいビールでした。
    お母さんは最初から木を切れるわけもないと踏んでいたので、お弁当は手を抜いたのでした。

  • 10読み手24/03/25(月) 13:09:21

    三男が森に到着すると、小人さんがまたもやお腹を空かせて座っていました。

    「はぁ…お腹空いたっすね…。」
    「あのう…大丈夫ですか?」
    「あぁそこの人、あたしお腹が空いてて…。ちょっとお弁当を分けてくれると嬉しいっすけど…。」
    「そうなんですね!でも…私のお弁当、あんまり美味しくないかもしれませんけれど…それでもいいなら一緒に食べましょうか。」

    三男はこんなにお腹を空かせている小人さんに粗末なケーキと酸っぱいビールをあげる事に抵抗はありましたが、お弁当の蓋を開けました。
    すると粗末なケーキはフワフワの卵入りケーキに、酸っぱいビールは上等なワインになっていました。

    「あれ…?出る前に見た時はこんなに豪華じゃなかったんですけど…。まぁいいですよね、一緒に食べましょうかお爺さん!」

    2人は喜んでお弁当を食べました。

  • 11読み手24/03/25(月) 13:12:38

    すっかり満腹になった小人さんは元気になりました。

    「ありがとうお兄さん。親切にしてくれたお礼に良いものもあげるよ。あそこの木を切ってごらん。」

    そう言うと、小人さんは森の奥へ消えていきました。

    「木を切ったら何か良い事があるのでしょうか…?」

  • 12読み手24/03/25(月) 13:14:08

    三男が言われた通りに木を切ってみると、木の中から金色に輝くガチョウが現れました。


    金のガチョウ dice1d114=69 (69)

  • 13読み手24/03/25(月) 13:20:21

    「ご機嫌よう。私は金のガチョウ。私の羽根を売ればあなたはとても裕福な暮らしが出来るでしょう。」
    「礼儀正しいガチョウさんなんですね…!ご挨拶も出来るなんて…。」
    「ただ私の脚はガラスのように脆いのです…。羽根を売りに出すのであれば、かなりゆっくりになってしまいますがよろしいですか…?」
    「大丈夫ですよ〜。ガチョウさんのペースで町に戻りましょう。」

    三男はガチョウの足を気遣いながらエスコートし、町まで歩き始めました。

  • 14読み手24/03/25(月) 13:24:15

    エスコートしていると日が暮れてしまったので、三男とガチョウは途中の宿に泊まる事にしました。

    宿は3人娘が経営していたようで、三男は金色に輝くガチョウを連れてチェックインをしました。


    宿の長女 dice1d114=94 (94)

    宿の次女 dice1d114=104 (104)

    宿の三女 dice1d114=95 (95)

  • 15二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 13:30:52

    騒がしそうな宿だ

  • 16二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 13:33:00

    タップがディアンドル着てビールを客に運んでるの似合いすぎると思う

  • 17読み手24/03/25(月) 13:37:47

    宿の長女は金のガチョウに興味津々でした。

    「あれは間違いなくお宝だ…!アタシはあのガチョウをいただいて、大金持ちになってやるんだ…!」
    「はぁ…。人のものを盗むのは犯罪です。」
    「チェルト!次女の言う通りだ!姉さんのロマンを追い求める姿は非常にフリオーソだが、泥棒は感心できない…!」
    「はんっ!言ってな。アタシは狙うからね。」

    その日の夜、三男が寝静まった頃に長女は部屋に忍び込みました。

  • 18二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 13:39:55

    メサイアがテキパキと注文を受けてタップがビール運んでアースが弾き語りをする完璧な布陣

  • 19読み手24/03/25(月) 13:46:48

    「さーてさて、スヤスヤ眠った金のガチョウちゃ〜ん。アタシと一緒に、ロマンを追い求めようね〜…!」

    宿の長女は目を輝かせながらガチョウの肩に手を置きました。

    「…………Huh?」

    するとどうしたことでしょう。
    ガチョウの肩に置いた宿の長女の手が離れなくなってしまったのです。

    「は、離れない…!これじゃあ売りにも出せないじゃないか…!クソっ…!……でもこのガチョウ起こしたら、騒いでこの客にバレるかもしれないなぁ…。」

    ガチョウは気持ち良さそうにスヤスヤ眠ったままです。

    「ど、どうしよう……。」

    ガチョウの肩に手を置いたまま、宿の長女は困り果ててしまいました。

  • 20読み手24/03/25(月) 13:52:55

    夜も更けましたが、宿は大忙し。
    次女が忙しくしていると、ふと長女が休憩から戻ってこない事に気付きました。

    「お姉ちゃん、どうしたのでしょう…。」

    次女が考え込んでいましたが、長女がガチョウを狙っている話を思い出しました。

    「もしかしたら本当に盗みに入って、懲らしめられちゃったりしているんじゃ…!」

    次女は大急ぎで三男の泊まった部屋へ向かいました。

  • 21読み手24/03/25(月) 13:53:47

    お昼を食べてくるので少し止まります。

  • 22二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 14:23:39

    この宿屋行きたい

  • 23二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 14:57:33

    このレスは削除されています

  • 24読み手24/03/25(月) 14:58:40

    「お、お姉ちゃん…!何しているのですか…!?」
    「おい!shut up!起きちまうだろ…!?……このガチョウ持って行こうとしたら手が離れなくなっちゃってな…。」
    「はぁ…お客様をサボりの口実にしないでください。忙しいんですから、早く行きますよ。」

    次女が長女の肩を引っ張ってその場を立ち去ろうとすると、次女の手は長女の肩から離れなくなってしまいました。

    「…………はい?」
    「Oh…。」

  • 25読み手24/03/25(月) 15:13:24

    「アレグロ!アフレッタンド!おぉピュ・モッソ!プレスティシモ!アタッカ!!!」

    宿では三女がとてもとても忙しくしていました。

    「あぁ!他の2人はどうしたのだろうか!?私はソロの活躍を望んではいないのだが!!!観客の皆様、少々のゲネラルパウゼを許しておくれ!」

    三女は休憩を入れると、次女と同じく長女の事を思い出し、次女も含めて何かしらのトラブルになってしまったのかと考えて、三男が泊まる部屋へと向かいました。

  • 26読み手24/03/25(月) 15:29:02

    「おぉピエトーソ…。自慢の姉2人が仲良くコーラスをおサボりとは…。」
    「わ、私はお姉ちゃんをどうにかしようと…!」
    「アース良いところに来た!引き剥がすの手伝ってくれ!手がくっついて離れられないんだ!」
    「ソット・ヴォーチェで言われたが…フォルテ、いやフォルティッシモに引っ張れば良いのかい?」
    「待ってください2人とも!先ほどの私のように…!」
    「さぁ!サボりはやめて、コンチェルトを再開しようじゃないか!」

    三女が次女の肩に手を置いて引っ張ろうとしましたが、またもや手がくっついてしまいました。

    「………ハーッハッハッハ!インテレッサンテ!!!」
    「……だから言ったのに…。」
    「おいこら!デカい声出すな!」

  • 27二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 15:35:22

    この宿屋うるさすぎる

  • 28読み手24/03/25(月) 15:47:41

    「ん〜?なんでしょうか…?」
    「お、お客様が起きちゃいましたよ…。」
    「……正直に話すしかないか…。」
    「アイウート!!!」

    3人娘はことの経緯を三男とガチョウに喋りました。
    三男は優しいので3人娘を助けようとしましたが、引っ張ったら同じようになってしまうのでは、という次女の言葉により、仕方なく3人娘をガチョウにくっつけたまま町へ向かう事にしました。

  • 29読み手24/03/25(月) 15:49:57

    道中、ヨタヨタと歩く4人を引き連れている三男を見かけた牧師様がやって来ました。


    牧師様 dice1d114=24 (24)

  • 30読み手24/03/25(月) 15:58:31

    「楽しそうだね!」
    「おぉ!確かにこの行進は非常に愉快だろう!」
    「いいなー!マヤも混ぜて混ぜて!」
    「あっ!私たちに触れては…!」
    「うわーん!お手手くっついちゃったー!!!」
    「はぁ…まったく情けない姿だなぁ本当に…。」

    三男は5人を引き連れて歩きます。

    「あの…ガチョウさん、辛くないですか…?」
    「ゆっくり歩けていますので…それと、何よりも楽しいですし。」
    「ガチョウさんが楽しいなら、それで良いですけど…。」
    「アタシらは何もよくないよ!」
    「えー!でもマヤ、最初ビックリしちゃったけどやっぱりみんなと電車ごっこするの楽しいよ!ポッポー!」
    「はぁ…。」

  • 31二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 16:00:31

    牧師さん威厳0でワロタ

  • 32読み手24/03/25(月) 16:04:50

    三男と5人がヨタヨタ歩いていると、牧師様と3人娘を助けるために寺男と2人のお百姓がやってきました。


    寺男 dice1d114=15 (15)

    お百姓A dice1d114=50 (50)

    お百姓B dice1d114=64 (64)

  • 33二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 16:09:42

    湿度上がったな

  • 34二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 16:24:36

    やかましい寺男だなぁ

  • 35二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 16:34:37

    オペラオーに寺男の服装凄い似合いそう

  • 36読み手24/03/25(月) 16:38:33

    「ハーッハッハッハ!どうしたのかな牧師様!」
    「あーっ!オペラオーちゃん助けてよー!」
    「また遊んでんの…?」
    「なになに?困ってる感じ?」
    「みんなも来てくれたー!」
    「…嫌な予感がしますね。」

    次女の予感は的中し、寺男と2人のお百姓もくっ付いてしまいました。

  • 37読み手24/03/25(月) 16:42:25

    「ガチョウさん!もうすぐですよ〜!」
    「流石に疲れますね…。」
    「早く外れてくれー!恥ずかしすぎるだろ!」
    「もはや私も楽しくなって来ました…。」
    「ハーッハッハッハ!最高のハーモニーだね!コラ・パルテをしながらアンダンティーノといこう!」
    「飛行機もいいけど、電車ごっこもいいよねー!シュッシュッポッポ!シュッシュッポッポ〜!」
    「ハーッハッハッハ!世紀末覇王の行進だ!民たちよ道を開けたまえ!!!」
    「ねぇホントにうっさいんだけど!」
    「あはは…まぁまぁ…。」

    三男は8人を連れてヨタヨタと街を目指して歩きます。

  • 38二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 16:51:03

    ガチでうるさいな…

  • 39二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 16:52:23

    アースとオペがうるさすぎるだろ

  • 40読み手24/03/25(月) 17:00:17

    一方その頃、町では王様が娘であるお姫様の結婚について困っていました。

    お姫様はとても綺麗でしたが生まれてから一度も笑った事が無く、縁談などをしても相手が気味悪がってしまっていたからです。

    『笑わせた者には結婚させて自分の後継にさせる』という御触れを出し、我こそはと笑わせようとする者も沢山現れましたが、お姫様はクスリとも笑いませんでした。


    お姫様 dice1d114=79 (79)

    王様 dice1d114=16 (16)

  • 41読み手24/03/25(月) 17:06:46

    相変わらず王様が困っていると、ガチョウ以下7人を引き連れた三男が遂に町までやって来たところでした。
    三男たちはヨタヨタとしながらもそれはそれは愉快に歩いていました。
    その様子を王様たちが見ていると…。

    「フフッ…アハハ!なにあの電車ごっこ!」

    お姫様が大声で笑いました。

    「……嘘だろ?」

    王様は急いで三男の元に向かいました。

  • 42読み手24/03/25(月) 18:25:07

    「では、ここでお別れですね。」

    三男がガチョウを換金所まで持っていくと、今までくっ付いていたみんなが離れる事が出来ました。

    「やったー!でも、もうお宝は懲り懲りだ…。」
    「ようやくですね。宿を開けてしまっていたので、私たちはこれにて…。」
    「エ・スタト・ディヴェルテンテ!またやりたいものだ!」
    「マヤも電車ごっこ楽しかったー!」
    「後ろの方でも美しいボク!」
    「はぁ…もう帰るよ。」
    「最後尾も結構イイもんだね!」

    ここまで付き合ってくれた皆と談笑していると、王様が三男に話しかけて来ました。

    「娘と結婚をしてくれ!」
    「…はい?」

  • 43二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 18:32:18

    あれ?このメンツは焼...?

  • 44読み手24/03/25(月) 18:34:06

    お姫様を笑わせる事ができた三男は、お姫様と結婚することになりました。

    しかし、それをよく思っていない者も居ました。

    長年お姫様に支えて来た家臣です。


    家臣 dice1d114=26 (26)

  • 45読み手24/03/25(月) 18:42:49

    「スーパークリークさん、あなたを婚約者として認めるには相応のチャレンジをクリアしてもらいます。」
    「チャ…チャレンジですか…?」
    「はい。このお城には酒蔵がありまして、そこの酒を空にしてほしいのです。」
    「何故…?」
    「……チャレンジだからです。」
    「でも、お城の人が困ってしまうのでは…?」
    「…………チャレンジなのです。」

  • 46読み手24/03/25(月) 18:46:12

    しかし三男は困りました。普通に考えて無理だからです。

    一応家臣も「誰か1人だけ連れてきてもいい」と譲歩はしてくれましたが、それでも難しいものです。

    三男があの小人さんに会った森で座って考え込んでいると、昼間から酒を飲んだ男がやって来ました。


    大酒飲み dice1d114=58 (58)

  • 47読み手24/03/25(月) 18:50:31

    「こんにちは〜。」
    「こんにちは。あの…お酒、お好きなんですか?」
    「はい〜。何杯でも飲めますよ〜。」
    「じゃ…じゃあ、お城まで来てくれませんか?」
    「分かりました〜。」

    三男が経緯を話すと、大酒飲みは快く了承してくれました。

    「いきま〜す。」
    「わ、私も少しぐらいなら協力しますよ!」

    若干疑心暗鬼だった三男の懸念も他所に、大酒飲みは目を離した瞬間に酒蔵の酒を全て飲み干してしまっていました。

    「おいしかったです〜。」

  • 48読み手24/03/25(月) 19:54:27

    家臣は酒蔵の酒が無くなっていることに驚きました。

    「本当に飲み切ったのですか…?」
    「はい!とある方が協力してくださって…。」
    「な、なら!蔵にある大量のパンを食べ切ってください!」
    「でも何故…?」
    「チャレンジだからです!」

  • 49読み手24/03/25(月) 19:57:39

    三男はまた困りました。

    飲み物でもないので大酒飲みにもう一度頼むのは難しいからです。

    またあの森で悩んでいると、パンを欲しがるお腹を空かせた男が歩いて来ました。


    腹が空いた男 dice1d114=39 (39)

  • 50読み手24/03/25(月) 20:04:33

    「あー!クッソお腹が空きましたわー!!!誰かパンとか恵んでくださらないかしら…!」
    「あの…パンが欲しいんですか?」
    「はいっ!私、パンには目が無いのですわ!もしかしてお腹いっぱいパンを食べさせてくださるのかしら!?」
    「それなら良かったです。ではお城へ…。」
    「まぁお城へ!?」

    倉庫に案内すると、男は目を輝かせていました。

    「本当にプリンセスになった気持ちですわ〜!!!」
    「男性なのに…?」
    「ほ、本当にここにあるパンを全て食べてもよろしいんですの!?」
    「は、はい!どうぞ…!」
    「では、いただきますわ〜!!!」

    男は目にも止まらぬスピードで蔵のパンを食べ尽くしてしまいました。

    「はぁ〜!バカみたいに満足しちまいましたわ〜!!!」
    「そ、それは良かったです…。」

  • 51読み手24/03/25(月) 20:12:58

    「またクリアしたのですか…!?」
    「はい…知り合った方が食べて下さって…。」
    「……で、では!あなたと姫様の披露宴用の船を持って来てください。1日で。」
    「どんな船ですか?」
    「…水陸両用、パレードも出来るような船でお願いします。」
    「そ、それを1日でですか…?」
    「はい!」
    「そ、そんなぁ…。」

  • 52読み手24/03/25(月) 20:17:45

    三男はまたあの森にやって来ました。
    すると、あの日の小人さんが立っていました。

    「また困ってるみたいっすね。」
    「あ!ガチョウさんの時はお世話に…。」
    「フフン。お酒とパンも、あたしだったっすよ。」
    「えっ!?あのおっとりした方と力強そうな方も…?」
    「次は船だったっすよね。見てて下さい。」

    そう言うと、小人さんは車輪の付いた船を森の奥から引っ張り出してきました。

    「さ!お姫様との披露宴が待ってるっすよ!」
    「本当にありがとうございますお爺さん…!」
    「…こんなあたしにも親切にしてくれたあんただからこそ、こういうことをするんす。披露宴、楽しんできてくださいね。」

  • 53読み手24/03/25(月) 20:23:18

    意地悪をしていた家臣も船を用意されてしまい遂に根負けし、お姫様と三男の結婚は認められました。
    三男は新しい王様になり、小人さんから貰った船で披露宴を行いました。
    披露宴には宿の3人娘や牧師様も駆け付けました。

    しかし、あの小人さんの姿はどこにもありませんでした。

  • 54読み手24/03/25(月) 20:37:07

    披露宴の後、王様はあの森に赴きました。
    王様は小人さんに必死に呼びかけると、ため息をつきながら小人さんは出て来ました。

    「…どうしたんすか?」
    「あの…お礼がしたくて…!」
    「…真面目っすね。本当に。」
    「私をこんなに幸せにしてくれたのはあなたですから…!本当に私の恩人です…。せめて、お名前だけでも…。
    「…ウインバリアシオン。冴えないジジイっすよ王様。もうあんたは今、十分幸せになったっす。これからの幸せはあんた自身が掴んで欲しいっす。ジジイのお節介はここで終わりっす。」
    「ありがとうございました…バリアシオンさん!」

    その後、王様の国は王様の友人から取って『シオン王国』と呼ばれるようになったのでした。

    おしまい

  • 55読み手24/03/25(月) 20:43:57

    お疲れ様でした。今回は金のガチョウをお送りしました。
    本家の方はかなり大雑把なお話で、お姫様が大笑いして結婚するくだりの中でガチョウとそのガチョウにくっ付いていた7人がどうなったのかなどが一つも描かれていなかったので筆を進めるのが難航してしまいました。見返してみると結構強引なところもありますね…。反省です。
    あと登場人物多すぎましたね。お百姓2人をマジで活かせなかったのが悔やまれます。課題の多いスレでした。
    では、また次のお話でお会いしましょう。

  • 56二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 20:44:35

    お疲れ様でした〜!今回も面白かったです!

    クリークとローレルの夫婦とか、包容力と色気がヤバそう

  • 57読み手24/03/25(月) 20:44:47

    昔ばなしシリーズの過去作です。

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  • 58二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 20:48:02

    お疲れさまー今回も楽しかった
    毎回の様にエミュ難四天王の誰かが来るのは草

  • 59二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 21:22:36

    おつおつ
    面白かったー

  • 60二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 01:47:50

    お疲れ様

  • 61二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 13:34:30

    あれ?鉢かづき姫は入れ忘れ?

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