モルモット君、無人島だよ

  • 1二次元好きの匿名さん22/05/25(水) 00:22:59

    タキオン「クククッ!まだ自分が置かれたこの状況を受け入れられないようだね、モルモット君!!」

    モル「いや…あんなに手間と労力を嫌っていたタキオンが変わったなあって」

    タキオン「…誰のせいだと思っているんだい?まあいいや、それよりなぜこんなことを始めようと思った訳だが…野生でない生物はこのような未開な環境に置かれることにより何かしら生き抜く力が発揮される。君と目指す速度の果て──それを実現するために一度自然の中に入る必要性があると判断したんだ。さて最小限だが道具は揃えている、早くしないと寝床も火も水も手に入らずに衰弱してしまうよ!よく働いてくれたまえ!!」

    モル「わかった。とりあえずライターはある?」

    タキオン「フフフ…!そんなものは持ってきていない!代わりに使えそうなのはこのナイフとマグネシウム棒だ。他にも紐とか色々用意してはいる。私は水を用意するから頼んだ」


    モル「まず乾いたシラカシの木の枝にナイフで細かく切り込みを入れてフェザースティックを作る。マグネシウム棒から粉をナイフの背で擦り取り、粉をスティックに振りかけて、マグネシウム棒とスティックを擦り合わせ点火。リップクリームを塗り込んだ麻紐を投げ込み、後は燃える木材に移して安定させて…」

    タキオン「トレーナー君!湧水を見つけたから取ってきた。汲む時に紐伝いにしているから多分このままでも飲めると思うが、念のために煮沸をしてくれたまえ」

    モル「あとは食料と拠点だな!釣具も作った方がいいのか?」

    タキオン「ハッハッハッハー!予想以上に労働力が見込めそうで何よりだ、私はさっき水汲みの時に見つけた食草と果実を採取してくるからその間にやっておいてくれたまえ!」


    モル「浸水しない浅い洞窟があって助かった、とりあえずここを寝床にして明日から空き時間に家を作るが…いつ帰るんだ?」

    タキオン「決めていないが、長居すると学園由来で捜索を出されそうだからね。とりあえず一週間くらいでどうだい?」

    と過酷なはずの無人島生活にすぐ適応し、楽しみ始めるモルモットとタキオンシチュ

  • 2二次元好きの匿名さん22/05/25(水) 01:50:04

    光れるからイカは釣り放題食べ放題だねぇ
    ……無人島に謎の発光物体として変なニュースになりそう

  • 3二次元好きの匿名さん22/05/25(水) 01:53:29

    一週間後

    モルモットくん発電で文明を楽しむタキオンの姿が…

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